特許第5774776号(P5774776)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許5774776-防火ドア用ヒンジ 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5774776
(24)【登録日】2015年7月10日
(45)【発行日】2015年9月9日
(54)【発明の名称】防火ドア用ヒンジ
(51)【国際特許分類】
   E05D 5/14 20060101AFI20150820BHJP
   E06B 5/16 20060101ALI20150820BHJP
【FI】
   E05D5/14
   E06B5/16
【請求項の数】2
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2014-510251(P2014-510251)
(86)(22)【出願日】2012年5月10日
(65)【公表番号】特表2014-513227(P2014-513227A)
(43)【公表日】2014年5月29日
(86)【国際出願番号】KR2012003652
(87)【国際公開番号】WO2012153985
(87)【国際公開日】20121115
【審査請求日】2013年11月8日
(31)【優先権主張番号】10-2011-0043910
(32)【優先日】2011年5月11日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】513280658
【氏名又は名称】パク・ギャップ ホワン
【氏名又は名称原語表記】PARK, GAP HWAN
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(74)【代理人】
【識別番号】110000028
【氏名又は名称】特許業務法人明成国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100113527
【弁理士】
【氏名又は名称】堀 研一
(72)【発明者】
【氏名】パク・ギャップ ホワン
【審査官】 佐藤 美紗子
(56)【参考文献】
【文献】 中国特許出願公開第101418664(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05D 1/00−9/00
E06B 5/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドア枠の内部に収容された水がドアの内部に供給されることができるように、ドア枠からドアに水供給通路が形成された防火ドア用ヒンジであって、
内部に水収容部が形成され、一側が他側に対して回転が可能であるヒンジ部と、
一側は前記ドアに結合され、他側は前記ヒンジ部の一側に結合され、前記ドアから前記水収容部まで連通される第1の水通路が形成されたドア連結部と、
一側は前記ドア枠に結合され、他側は前記ヒンジ部の他側に結合され、前記ドア枠から前記水収容部まで連通される第2の水通路が形成されたドア枠連結部と、を具備することを特徴とする、請求項1に記載の防火ドア用ヒンジ。
【請求項2】
前記ヒンジ部は、前記ドア枠連結部に結合され、内部が前記水収容部の下部を形成するように上部が開放され、前記第2の水通路に連通され、上面に回転突起が盛り上がった下部円筒部材と、
前記ドア連結部に結合され、内部が前記水収容部の上部を形成するように下部が開放され、前記第1の水通路に連通され、下面に前記回転突起が挿入されるように溝が形成された上部円筒部材と、を具備し、
前記上部円筒部材が前記下部円筒部材に対して回転することができることを特徴とする、請求項に記載の防火ドア用ヒンジ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、防火ドア用ヒンジに関し、より詳しくは、火災時に放火ドア枠から防火ドアの内部に水を供給することができるように水供給通路が形成された防火ドア用ヒンジに関する。
【背景技術】
【0002】
韓国特許第10-0995224号は、火災時に内部に水が流れるようにして熱気を遮断すると同時に、ドア枠とドアとの隙間を密閉させ、有毒ガスが室内に流入されることを防止することができる防火ドアに関する。また、韓国特許出願第10-2009-0124808号は、火災時に水を噴出して熱気を遮断し、ドア枠とドアとの隙間を密閉させ、有毒ガスが室内に流入されることを防止することができる放火ドア枠に関する。上記の防火ドアと放火ドア枠が正常的に作動するためには、火災の発生時に防火ドア及び放火ドア枠の内部に水が連続的に供給されなければならない。
【0003】
スライディングドアの場合、ドアはドア枠にヒンジにより連結されている。ドア枠は常に固定されているので、ドア枠の内部に水を容易に供給することができる。ところで、ドアはドア枠に対して回動する。よって、ドアは一定の位置に固定されていないので、火災の発生時にドアの内部に水を供給するように装置を設けることは容易ではない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記の問題点を解決するためのものである。本発明は、放火ドア枠に収容された水が防火ドアに供給されることができるように、放火ドア枠から防火ドアまでの水供給通路の役割をすることができる防火ドア用ヒンジを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る防火ドア用ヒンジは、ドア枠の内部に収容された水がドアの内部に供給されることができるように、ドア枠からドアに水供給通路が形成される。
【0006】
また、前記の防火ドア用ヒンジにおいて、前記ヒンジは、ヒンジ部と、ドア連結部と、ドア枠連結部と、を具備することが望ましい。前記ヒンジ部は、内部に水収容部が形成され、一側が他側に対して回転が可能である。前記ドア連結部は、一側は前記ドアに結合され、他側は前記ヒンジ部の一側に結合され、前記ドアから前記水収容部まで連通される第1の水通路が形成される。前記ドア枠連結部は、一側は前記ドア枠に結合され、他側は前記ヒンジ部の他側に結合され、前記ドア枠から前記水収容部まで連通される第2の水通路が形成される。
【0007】
また、前記の防火ドア用ヒンジにおいて、前記ヒンジ部は、下部円筒部材と、上部円筒部材と、を具備することが望ましい。前記下部円筒部材は、前記ドア枠連結部に結合され、内部が前記水収容部の下部を形成するように上部が開放され、前記第2の水通路に連通され、上面に回転突起が盛り上がる。前記上部円筒部材は、前記ドア連結部に結合され、内部が前記水収容部の上部を形成するように下部が開放され、前記第1の水通路に連通され、下面に前記回転突起が挿入されるように溝が形成される。そして、前記上部円筒部材が前記下部円筒部材に対して回転することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、ドア枠の内部に収容された水をドアの内部に供給することができるように、ドア枠からドアまで水供給通路を形成するヒンジを提供することで、ドア枠からドアに水を供給することができる。この場合、火災の発生時に、ドア枠のみならずドアの内部にも水を連続的に供給することができるので、火炎と熱気を遮断することができると共に、火炎を鎮火することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明に係る防火ドア用ヒンジの一実施の形態の斜視図である。
図2図1に示す実施の形態の他の方向からの斜視図である。
図3図1に示す実施の形態の平面図である。
図4図1に示す実施の形態のA-A方向からの断面図である。
図5図1に示す実施の形態の設置図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1図5を参照して、本発明に係る防火ドア用ヒンジの一実施の形態を説明する。
【0011】
本発明に係る防火ドア用ヒンジ10は、ドア枠1の内部に収容された水がドア5の内部に供給されることができるようにドア枠1からドア5まで水供給通路35を形成する。
【0012】
このために、ヒンジは、ヒンジ部11と、ドア連結部25と、ドア枠連結部30と、を具備する。
【0013】
ヒンジ部11は、内部に水供給通路35となる水収容部13が形成されている。そして、ヒンジ部11は、一側が他側に対して回転することができる。このために、ヒンジ部11は下部円筒部材15と上部円筒部材19とを具備する。
【0014】
下部円筒部材15は円筒状であって、内部17が水収容部13の下部を形成するように上端が開放され、上面には内周面に沿って回転突起16が盛り上がっている。そして、下部円筒部材15にはドア枠連結部30が結合されている。
【0015】
上部円筒部材19は円筒状であって、内部21が水収容部13の上部を形成するように下端が開放され、上面には内周面に沿って回転突起16が挿入されるように溝20が形成されている。そして、上部円筒部材19にはドア連結部25が結合されている。上部円筒部材19の溝20に下部円筒部材15の回転突起16を挿入し、下部円筒部材15と上部円筒部材19とを結合すると、内部には水収容部13が完成される。そして、上部円筒部材19は下部円筒部材15に対して回転が可能である。
【0016】
ドア連結部25は、一側はドア5に結合され、他側は上部円筒部材19に結合される。ドア連結部25はネジ孔28を通じてドア5に結合されることができる。そして、ドア連結部25には、ドア5から上部円筒部材19の内部21まで連通される第1の水通路27が形成されている。第1の水通路27はドア5から水収容部13までの水供給通路35を形成する。
【0017】
ドア枠連結部30は、一側はドア枠1に結合され、他側は下部円筒部材15に結合される。ドア枠連結部30はネジ孔32を通じてドア枠1に結合されることができる。そして、ドア枠連結部30には、ドア枠1から下部円筒部材15の内部17まで連通される第2の水通路31が形成されている。第2の水通路31は水収容部13からドア枠1まで水供給通路35を形成する。
【0018】
以下では本実施の形態の動作を説明する。本実施の形態のドア枠1とドア5のそれぞれは、内部に空間が形成され、水を収容することができる。ドア枠連結部30はドア枠1に結合され、ドア連結部25はドア5に結合される。この時、ドア枠1にはドア枠1の内部の空間とドア枠連結部30の第2の水通路31とが連通することができる孔が形成される。また、ドア5にもドア5の内部の空間とドア連結部25の第1の水通路27とが連通することができる孔が形成される。
【0019】
そして、下部円筒部材15の回転突起16が上部円筒部材19の溝20に挿入されることができるように、ドア5をドア枠1に結合させる。回転突起16は溝20に挿入及び分離することが可能であるため、ドア5は必要に応じてドア枠1に結合及び分離することが可能である。すなわち、ヒンジ部11の上部円筒部材19と下部円筒部材15は分離及び結合が可能である。上部円筒部材19が下部円筒部材15と結合すると、第1の水通路27と水収容部13と第2の水通路31とが連結され、水供給通路35が完成される。また、上部円筒部材19は下部円筒部材15に対して回転することができるので、ヒンジ10としての役割も充実に果たすことができる。
【0020】
火災の発生時、ドア枠1の内部には水が供給される。ドア枠1に供給された水は、水供給通路35を通じてドア5の内部に供給されることができる。すなわち、水はドア枠1からヒンジ10の水供給通路35を通じて、ドア5の内部に持続的に供給されることができる。ドア5に供給された水により、ドア5は火炎及び煤煙を遮断することができる。よって、本実施の形態によると、火災の発生時、ドア枠1からドア5に水を容易に供給することができる。
図1
図2
図3
図4
図5