(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5774858
(24)【登録日】2015年7月10日
(45)【発行日】2015年9月9日
(54)【発明の名称】ルーバー設備と建築物
(51)【国際特許分類】
E06B 7/08 20060101AFI20150820BHJP
E06B 9/52 20060101ALI20150820BHJP
【FI】
E06B7/08
E06B9/52 Z
【請求項の数】4
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2011-8353(P2011-8353)
(22)【出願日】2011年1月19日
(65)【公開番号】特開2012-149431(P2012-149431A)
(43)【公開日】2012年8月9日
【審査請求日】2013年12月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】595034204
【氏名又は名称】SUS株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100092842
【弁理士】
【氏名又は名称】島野 美伊智
(72)【発明者】
【氏名】柏木 栄治
(72)【発明者】
【氏名】中山 勝訓
【審査官】
佐藤 美紗子
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭57−001294(JP,U)
【文献】
実開昭52−112136(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B 7/00−7/10
E06B 9/52−9/54
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のルーバー要素を高さ方向に連ねてなるルーバー設備において、 上記複数のルーバー要素間にメッシュ状部材を設け、 上記メッシュ状部材は、ルーバ―要素の上端に高さ方向に延長されて設けられた金網取付金具の上端と前記ルーバー要素の上側に位置するルーバ―要素との間に設けられていて、 上記メッシュ状部材の下側は上記金網取付金具により閉塞されていることを特徴とするルーバー設備。
【請求項2】
請求項1記載のルーバー設備において、 上記ルーバー要素にはそれぞれメッシュ状部材取付用凹部が設けられていて、上記メッシュ状部材の両端は弾性部材を巻き込んだ状態で上記メッシュ状部材取付用凹部内に圧入・固定されていて、上記弾性部材により弾性保持されるように構成されていることを特徴とするルーバー設備。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載のルーバー設備において、 上記メッシュ状部材は内側に向かって凸となるように湾曲されていることを特徴とするルーバー設備。
【請求項4】
請求項1〜請求項3の何れかに記載のルーバー設備を壁構造として使用し、その内側に別途壁を設けないようにしたことを特徴とする建築物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、建築構造物の柱材間に設置されるルーバー設備とそのようなルーバー設備を使用した建築物に係り、特に、ルーバー設備を構成する各ルーバー要素間にメッシュ状部材を取り付けることにより虫等の侵入を防止することができるように工夫したものに関する。
【背景技術】
【0002】
ルーバー設備の構成を開示するものとして、例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3等がある。
【0003】
上記特許文献1、特許文献2、特許文献3に開示されているルーバー設備は、概略次のような構成になっている。まず、柱材間に設置された複数のルーバー要素を所定のピッチ(柱材の高さ方向に沿った所定のピッチ)で連結し、それらをリンク機構を介して電動モータに連結する。そして、上記電動モータを起動することにより、上記リンク機構を介して上記複数のルーバー要素を開閉するものである。
【0004】
又、これら特許文献1、特許文献2、特許文献3に開示されているルーバー設備をさらに改良したものとして、例えば、特許文献4に開示されているようなものがある。
【0005】
これは、本件特許出願人によるものであるが、上記特許文献1、特許文献2、特許文献3に開示されているルーバー設備の欠点である低い断熱性能を改良したものである。
【0006】
又、特許文献1〜特許文献4に開示されているルーバー設備は、何れも可動タイプのものであるが、ルーバー設備としては、このような可動タイプのものだけではなく、各ルーバー要素が固定されている固定タイプのものもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2005−290896号公報
【特許文献2】特開2005−314954号公報
【特許文献3】特開2007−93146号公報
【特許文献4】特開2009−46917号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記従来の構成によると次のような問題があった。 可動タイプ、固定タイプを問わず、この種のルーバー設備においては、ルーバー設備が開放されている場合には、各ルーバー要素の間から虫等が室内に侵入してしまうという問題があった。勿論、ルーバー設備の内側に別途壁構造が設けられている場合にはそのような問題はないが、例えば、高温・多湿の環境下においては、内側に壁構造を設けることなくルーバー設備がそのまま壁として機能する場合がある。このような場合には、上記したように、各ルーバー要素の間から虫等が室内に侵入してしまうものである。
【0009】
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、各ルーバー要素の間からの虫等の侵入を防止することが可能なルーバー設備を提供するとともに、そのようなルーバー設備を使用した建築物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1によるルーバー設備は、複数のルーバー要素を高さ方向に連ねてなるルーバー設備において、上記複数のルーバー要素間にメッシュ状部材を設け、上記メッシュ状部材は、
ルーバ―要素の上端に高さ方向に延長されて設けられた金網取付金具の上端と前記ルーバー要素の上側に位置するルーバ―要素との間に設けられていて、上記メッシュ状部材の下側は上記
金網取付金具により閉塞されていることを特徴とするものである。 又、請求項2によるルーバー設備は、請求項1記載のルーバー設備において、上記ルーバー要素にはそれぞれメッシュ状部材取付用凹部が設けられていて、上記メッシュ状部材の両端は弾性部材を巻き込んだ状態で上記メッシュ状部材取付用凹部内に圧入・固定されていて、上記弾性部材により弾性保持されるように構成されていることを特徴とするものである。 又、請求項3によるルーバー設備は、請求項1又は請求項2記載のルーバー設備において、上記メッシュ状部材は内側に向かって凸となるように湾曲されていることを特徴とするものである。
又、請求項4による建築物は、請求項1〜請求項3の何れかに記載のルーバー設備を壁構造として使用し、その内側に別途壁を設けないようにしたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0011】
以上述べたように本発明による請求項1によるルーバー設備によると、複数のルーバー要素を高さ方向に連ねてなるルーバー設備において、上記複数のルーバー要素間にメッシュ状部材を設けた構成になっているので、各ルーバー要素の間から虫等が室内に侵入することを防止することができる。又、請求項2によるルーバー設備は、請求項1記載のルーバー設備において、 上記ルーバー要素にはそれぞれメッシュ状部材取付用凹部が設けられていて、上記メッシュ状部材の両端は弾性部材を巻き込んだ状態で上記メッシュ状部材取付用凹部内に圧入・固定されていて、上記弾性部材により弾性保持されるように構成されているので、メッシュ状部材を強固に取付・固定することができるとともに、その着脱も容易である。又、請求項3によるルーバー設備は、請求項2記載のルーバー設備において、 上記メッシュ状部材は、高さ方向に隣接するルーバー要素の間であって上方に寄った領域に設けられているので、雨等の浸入を防止することができる。又、請求項4による建築物によると、請求項1〜請求項3の何れかに記載のルーバー設備を壁構造として使用し、その内側に別途壁を設けないようにした構成になっているので、例えば、高温多湿の環境下においても、高い快適性を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の一実施の形態を示す図で、ルーバー設備の構成を示す平面図である。
【
図2】本発明の一実施の形態を示す図で、
図1のII−II断面図である。
【
図3】本発明の一実施の形態を示す図で、
図1のIII−III断面図である。
【
図4】本発明の一実施の形態を示す図で、
図4(a)は
図1のIV部を拡大して示す一部平面図、
図4(b)は
図4(a)のb−b断面図である。
【
図5】本発明の一実施の形態を示す図で、
図5(a)は
図1のV部を拡大して示す一部平面図、
図5(b)は
図5(a)のb−b断面図である。
【
図6】本発明の一実施の形態を示す図で、
図6(a)は
図1のVI部を拡大して示す一部平面図、
図6(b)は
図6(a)のb−b断面図である。
【
図7】本発明の一実施の形態を示す図で、
図2のVII部を拡大して示す一部断面図である。
【
図8】本発明の一実施の形態を示す図で、
図2のVIII部を拡大して示す一部断面図である。
【
図9】本発明の一実施の形態を示す図で、
図9(a)は
図2のIX部を拡大して示す一部断面図、
図9(b)は
図9(a)のb部を拡大して示す一部断面図である。
【
図10】本発明の一実施の形態を示す図で、
図10(a)は
図2のX部を拡大して示す一部断面図、
図10(b)は
図10(a)のb−b矢視図である。
【
図11】本発明の一実施の形態を示す図で、
図2のXI部を拡大して示す一部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、
図1乃至
図11を参照して本発明の一実施の形態を説明する。
図1は、本実施の形態によるルーバー設備を使用した建築物の一部の構成を示す平面図であり、
図2は
図1のII−II断面図、
図3は
図1のIII−III断面図である。 尚、
図1では
図2、
図3における上端部の構成(ルーバー装置51)の図示を省略している。まず、建築物には複数本の柱材1とこれら複数本の柱材1の間に立設された複数本の間柱2があり、これら複数本の柱材1と間柱2の外側にはルーバー設備3が設置されている。尚、この実施の形態の場合には、1スパン(後述する1個のルーバー要素7の長さに対応する1スパン)の両端に上記柱材1、1がそれぞれ立設されていて、これら一対の柱材1、1の間に複数本(この実施の形態の場合には2本)の間柱2が立設された構成になっている。以下、このルーバー設備3の構成について詳細に説明する。
【0014】
図1〜
図4に示すように、上記柱材1の左右両側には、高さ方向に所定のピッチで等辺山形鋼(アングル材)からなるブラケット4、4がそれぞれ固着されている。これらブラケット4、4の前面側(後述するルーバー要素7側)であって上側には、同じく等辺山形鋼(アングル材)からなるブラケット6、6がそれぞれ固着されている。
図4に示すように、ブラケット4には長穴4aが形成されており、又、上記ブラケット6には上記長穴4aに直交する方向に延長された長穴6aが形成されている。上記ブラケット6は、上記長穴4a、6aの範囲内で、上記ブラケット4に対して、直交するに方向に沿って任意の場所に位置決めされてボルト8、ナット10によって締結・固定されている。
【0015】
上記ブラケット4、6は柱材1の高さ方向に沿って所定のピッチで複数取り付けられることになる。そして、上記複数個のブラケット6にはルーバー取付用ブラケット5が取り付けられている。上記ルーバー取付用ブラケット5は1本の柱材1の左右にそれぞれ1本ずつ設置され、柱材1の高さ方向に沿って所定の範囲内で延長された状態で設置されていて、各ブラケット6に対してボルト20、ナット24によって締結・固定されている。
【0016】
一方、間柱2及びその近傍の構成をみてみると、
図1、
図3、
図5に示すように、間柱2の前面側(後述するルーバー要素7側)には高さ方向に所定のピッチで等辺山形鋼(アングル材)からなるブラケット12が固着されている。これらブラケット12には、同じく等辺山形鋼(アングル材)からなるブラケット14が固着されている。
図5に示すように、ブラケット12には長穴12aが形成されており、又、上記ブラケット14には上記長穴12aに直交する方向に延長された長穴14aが形成されている。上記ブラケット14は、上記長穴12a、14aの範囲内で、上記ブラケット12に対して、直交する方向に沿って任意の場所に位置決めされてボルト16、ナット18によって締結・固定されることになる。
【0017】
上記ブラケット14は間柱2の高さ方向に沿って所定のピッチで複数取り付けられることになる。そして、上記複数個のブラケット14には、既に説明したルーバー取付用ブラケット5と同じルーバー取付用ブラケット5が取り付けられている。上記ルーバー取付用ブラケット5は間柱2の高さ方向に沿って所定の範囲内で延長された状態で設置されている。
【0018】
このように、複数本の柱材1と間柱2には複数本のルーバー取付用ブラケット5が設置されている。 因みに、本実施の形態の場合には、1スパンでみてみると、両端の柱材1、1にルーバー取付用ブラケット5がそれぞれ1個ずつ取り付けられ、間の2本の間柱2にもそれぞれルーバー取付用ブラケット5がそれぞれ1個ずつ取り付けられており、よって、1スパンにおいては合計4本のルーバー取付用ブラケット5が設置されていることになる。上記柱材1、1の残りの1個のルーバー取付用ブラケット5は、隣接する別の1スパン用として機能することになる。
【0019】
そして、これら複数本のルーバー取付用ブラケット5に複数のルーバー要素7が取り付けられている。すなわち、
図7、
図9に示すように、上
記ルーバー取付用ブラケット5にはルーバー要素取付用金具9が複数本の固定用ボルト11によって取付・固定されている。上記ルーバー要素7はこのルーバー要素取付用金具9に複数本のボルト14とナット12によって取付・固定されている。
【0020】
上記ルーバー要素7は、
図9に示すように、3個のルーバー要素部品13、15、17から構成されていて、これら3個のルーバー要素部品13、15、17相互は凹凸嵌合構造により連結されている。まず、ルーバー要素部品13の端には嵌合凹部13bが形成されている。一方、ルーバー要素部品15の端には嵌合凸部15aが形成されている。この嵌合凹部13bと嵌合凸部15aとの嵌合によりルーバー要素部品13とルーバー要素部品15とが連結されている。又、ルーバー要素部品15の端には嵌合凹部15bが形成されている。一方、ルーバー要素部品17の端には嵌合凸部17aが形成されている。この嵌合凹部15bと嵌合凸部17aとの嵌合によりルーバー要素部品15とルーバー要素部品17とが連結されている。このようにして、3個のルーバー要素部品13、15、17が連結されている。 尚、上記ルーバー要素7は、例えば、
図9において、紙面に直交する方向に連続して延長・形成されているものである。
【0021】
上記ルーバー要素7、7相互間にはメッシュ状部材としての金網21が取り付けられている。まず、一方のルーバー要素7のルーバー要素部品13には金網取付金具23が取り付けられている。すなわち、上記金網取付金具23の一端は上記ルーバー要素部品13の端に、ボルト27とナット25により固定されている。又、上記金網取付金具23の他端には金網取付用凹部29が形成されている。
【0022】
同様に、他方のルーバー要素7のルーバー要素部品17には金網取付金具31が取り付けられている。すなわち、上記金網取付金具31の一端は上記ルーバー要素部品17の端に、ボルト35とナット33により固定されている。又、上記金網取付金具31の他端には金網取付用凹部37が形成されている。
【0023】
上記金網21の両端は弾性部材としてのゴム部材41を巻き込んだ状態で上記金網取付用凹部29、37内に圧入・固定されている。そして、その両端は上記ゴム部材41の弾性力により上記金網取付用凹部29、37内に保持されているものである。 又、上記金網取付具23は上方に大きく延長されており、一方、上記金網取付金具31は下方に殆ど延長されていない状態で設けられている。その結果、上記金網21は上記ルーバー要素7、7相互間であって上方に寄った領域に設置されることになる。それによって、雨等の浸入を防止しようとするものである。
【0024】
又、
図8に示すように、最下部の構成は若干形状が異なっているが、基本的には、同様の構成により、金網21が設置されているものである。又、最下部には高さ方向の位置を調整するためのアジャスタボルト42が設置されている。又、最下部の金網取付金具23の前面には化粧板44が設置されている。
【0025】
又、柱材1には、
図1、
図4、
図6に示すように、アルミプレート46が取り付けられている。すなわち、柱材1には高さ方向に所定のピッチで等辺山形鋼(アングル材)からなるブラケット48が固着されている。これらブラケット48には、同じく等辺山形鋼(アングル材)からなるブラケット50がそれぞれ固着されている。
図6に示すように、ブラケット48には長穴48aが形成されており、又、上記ブラケット50には上記長穴48aに直交する方向に延長された長穴50aが形成されている。上記ブラケット50は、上記長穴48a、50aの範囲内で、上記ブラケット48に対して、直交するに方向に沿って任意の場所に位置決めされてボルト52、ナット54によって締結・固定されることになる。
【0026】
上記ブラケット48、50は柱材1の高さ方向に所定のピッチで複数取り付けられており、上記アルミプレート46は上記複数個のブラケット50に、ボルト56、ナット58によって締結・固定されている。そして、このアルミプレート46は隣接するルーバー要素7、7間に介挿されるものである。すなわち、
図4(a)に示すように、隣接するルーバー要素7、7の間にアルミプレート46が介挿され、又、各ルーバー要素7、7とアルミプレート46との間にはそれぞれスポンジ60、60が介挿されているものである。尚、
図7に示すように、最上位のルーバー要素7の上には薄いゴム板22が設置されている。このゴム板22が変形することにより、寸法誤差等を吸収するようにしている。
【0027】
又、
図2、
図3に示すように、柱材1の上端には別の種類のルーバー装置51が取り付けられている。まず、柱材1にはブラケット53、55を介して別のブラケット57が取り付けられている。このブラケット57には、
図10に示すように、ルーバー取付用ブラケット59が取り付けられており、さらに、このルーバー取付用ブラケット59には別のルーバー取付用ブラケット60が取り付けられている。そして、複数のルーバー取付用ブラケット60には複数のルーバー要素61が所定のピッチで取り付けられている。上記ルーバー要素61は、
図11に示すように、ボルト63、ナット65によって上記ルーバー取付用ブラケット60に取り付けられている。このルーバー要素61も、例えば、
図11において、紙面に直交する方向に連続して延長・形成されている。 尚、このルーバー装置51の場合には、
図2、
図3に示すように、その内側に壁54が設置されているので、虫等の侵入はこの壁54によって防止することができる。その為、上記ルーバー要素61相互間に金網を設けることは行っていない。
【0028】
又、本実施の形態の場合には、建築物の壁構造として、上記ルーバー設備3を使用しているものであるが、そのルーバー設備3の内側には特に別の壁構造を設けるようなことはなく、ルーバー設備3が唯一の壁構造として機能するものである。
【0029】
以上、本実施の形態によると次のような効果を奏することができる。まず、ルーバー要素7、7相互間には金網21が設置されているので、ルーバー要素7、7相互間を介して虫等が室内に侵入することを防止することができる。 又、金網21はその端部にゴム部材41を巻き込んだ状態で金網取付用凹部29、37内に圧入・固定されていて、その両端は上記ゴム部材41の弾性力により上記金網取付用凹部29、37内に確実に保持されているので、強固な取付状態を得ることができるとともに、その着脱も容易である。又、この実施の形態の場合には、ルーバー設備3の内側に別途壁を設けない構成になっているので、高温・多湿の環境に対しても効果的に適用可能であり、そのような高温・多湿の環境課においても、上記したように、ルーバー要素7、7相互間を介して虫等が室内に侵入することを防止することができるものである。又、本実施の形態の場合には、金網21がルーバー要素7、7相互間であって上方の領域に設置されているので、例えば、雨等の浸入を効果的に防止することができる。
【0030】
尚、本発明は前記一実施の形態に限定されるものではない。 例えば、前記一実施の形態の場合には、固定タイプのルーバー設備に本願発明を適用した例を説明したが、これに限定されるものではなく、可動タイプのルーバー設備に対しても同様に適用可能である。 前記一実施の形態の場合にはメッシュ状部材として金網を使用した場合を例に挙げて説明したが、それに限定されるものではない。 その他、図示した構成はあくまで一例である。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明は、例えば、建築構造物の柱体間に架け渡されるルーバー設備とそのようなルーバー設備を使用した建築物に係り、特に、ルーバー設備を構成する各ルーバー要素間にメッシュ状部材を取り付けることにより虫等の侵入を防止することができるように工夫したものに関し、例えば、各種建屋の壁構造として好適である。
【符号の説明】
【0032】
1 柱材3 ルーバー設備7 ルーバー要素21 金網29 金網取付用凹部37 金網取付用凹部41 ゴム部材(弾性部材)