(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
アテローム性動脈硬化症、糖尿病に起因する動脈硬化症、脂質異常症、高コレステロール血症、脂質関連疾患、炎症性サイトカインにより引き起こされる疾患である炎症性疾患、皮膚疾患、糖尿病又はアルツハイマー病の予防及び/又は治療剤である請求項2記載の医薬。
【実施例】
【0117】
以下に、実施例を挙げて本発明を更に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0118】
実施例1:3-(2-{4-[5-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-4-プロピルピリジン-2-イル]ピペラジン-1-イル}エチル)-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0119】
【化9】
【0120】
a) 6-クロロ-N-メチルニコチンアミドの製造:
2−クロロニコチン酸クロライド(5.65g, 32.1mol)をテトラヒドロフラン(64mL)に溶解させ、氷冷下トリエチルアミン(5.59mL, 40.1mol)、メチルアミンのテトラヒドロフラン溶液(20.1mL, 40.1mol)を順に加え、室温にて3時間30分撹拌した。反応液を減圧濃縮し、再結晶(酢酸エチル/ヘキサン)を行い、表題化合物5.06g(収率92%)を淡褐色結晶として得た。
【0121】
1H-NMR (CDCl
3) δ:3.05 (3H, d, J =4.6 Hz), 6.14 (1H, brs), 7.42 (1H, d, J = 8.3 Hz), 8.09 (1H, dd, J= 2.4, 8.3 Hz), 8.72 (1H, d, J = 2.4 Hz).
【0122】
b) 6-クロロ-N-メチル-4-プロピルニコチンアミドの製造:
6-クロロ-N-メチルニコチンアミド(2.00g, 11.7mol)をテトラヒドロフラン(59mL)に溶解させ、氷冷下プロピルマグネシウムブロマイド(46.9mL, 46.9mol)を加え、室温にて4時間30分攪拌した。その後、氷冷下プロピルマグネシウムブロマイド(46.9mL, 46.9mol)を加え、さらに室温にて9時間攪拌した。反応液に氷冷下メタノール(140mL)、塩化アンモニウム(7.5g)を加え、室温にて30分間攪拌した。反応液に氷冷下DDQ(3.19g, 14.1mmol)を加え、室温にて2時間攪拌した。反応液にtert-ブチルメチルエーテルを加えセライト濾過を行い減圧濃縮した。酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール)を用いて精製し、表題化合物1.88g(収率75%)を淡褐色結晶として得た。
【0123】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.96 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.64 (2H, qt, J = 7.3, 7.8 Hz), 2.76 (2H, t, J = 7.8 Hz), 3.01 (3H, d, J = 4.9 Hz), 6.14 (1H, brs), 7.21 (1H, s), 8.30 (1H, s).
【0124】
c) 6-[4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル]-N-メチル-4-プロピルニコチンアミドの製造:
6-クロロ-N-メチル-4-プロピルニコチンアミド(123mg, 0.578mol)をテトラヒドロフラン(2mL)に溶解させ、室温下1−ピペラジンエタノール(355μL, 2.89mol)を加え、100℃にて18時間攪拌した。反応液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール)を用いて精製し、表題化合物177mg(収率>99%)を黄色結晶として得た。
【0125】
1H-NMR (CD
3OD) δ:0.93 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.59 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 2.58 (2H, t, J = 5.8 Hz), 2.63 (4H, t, J = 4.9 Hz), 2.74 (2H, t, J = 7.6 Hz), 2.86 (3H, s), 3.60 (4H, t, J = 4.9 Hz), 3.72 (2H, t, J = 5.8 Hz), 6.65 (1H, s), 8.09 (1H, s).
【0126】
d) 6-[4-(2-アセトキシエチル)ピペラジン-1-イル]-N-メチル-4-プロピルニコチンアミドの製造:
6-[4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル]-N-メチル-4-プロピルニコチンアミド(477mg, 1.56mol)に無水酢酸(1.5mL)に溶解させ、氷冷下硫酸(50μL)を加え、室温にて10分攪拌した。反応液を減圧濃縮し、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮し、表題化合物496mg(収率91%)を黄色油状物として得た。
【0127】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.95 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.61 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 2.08 (3H, s), 2.60 (4H, t, J= 4.9 Hz), 2.68 (2H, t, J = 5.7 Hz), 2.76 (2H, t, J = 7.6 Hz), 2.97 (3H, d, J = 4.9 Hz), 3.60 (4H, t, J = 4.9 Hz),4.24 (2H, t, J= 5.7 Hz), 5.73 (1H, brs), 6.44 (1H, s), 8.18 (1H, s).
【0128】
e) 6-[4-(2-アセトキシエチル)ピペラジン-1-イル]-4-プロピルニコチノイル(メチル)カルバミン酸 tert-ブチルの製造:
6-[4-(2-アセトキシエチル)ピペラジン-1-イル]-N-メチル-4-プロピルニコチンアミド(496mg, 1.42mol)をアセトニトリル(7.0mL)に溶解させ、氷冷下N, N’−ジメチルアミノピリジン(35mg, 0.284mmol)、ジ-tert-ブチルジカーボネート(Boc
2O)を加え、室温にて終夜攪拌した。反応液を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮し、表題化合物754mgを粗生成物として得た。
【0129】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.97 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.23 (9H, s), 1.48 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 2.09 (3H, s), 2.60 (4H, t, J = 4.9 Hz), 2.66-2.71 (4H, m), 3.29 (3H, s), 3.61 (4H, t, J= 4.9 Hz),4.24 (2H, t, J = 5.7 Hz), 6.45 (1H, s), 8.03 (1H, s).
【0130】
f)6-[4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル]-4-プロピルニコチン酸メチルの製造:
メタノール(7.5mL)に氷冷下水素化ナトリウム(341mg, 7.10mmol)を加え、室温にて、6-[4-(2-アセトキシエチル)ピペラジン-1-イル]-4-プロピルニコチノイル(メチル)カルバミン酸 tert-ブチル(754mg)のメタノール(1.5mL)溶液を加え、室温にて1時間30分攪拌した。反応液を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール)を用いて精製し、表題化合物441mg(収率>99%)を黄色油状物として得た。
【0131】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.98 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.59 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 2.59-2.63 (6H, m), 2.89 (2H, t, J = 7.6 Hz), 3.65-3.69 (7H, m), 3.84 (3H, s), 6.39 (1H, s), 8.74 (1H, s).
【0132】
g)1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-{6-[4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル]-4-プロピルピリジン-3-イル}プロパン-2-オールの製造:
6-[4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル]-4-プロピルニコチン酸メチル(441mg, 1.43mmol)を真空ポンプ下乾燥し、エチレングリコールジメチルエーテル(7.2mL)に溶解させた。−78℃下、トリフルオロメチルトリメチルシラン (2.11mL, 14.3mmol)、テトラメチルアンモニウムフルオライド(1.20g, 12.9mmol)を順に加え、徐々に室温に上温し、終夜撹拌した。反応液に氷冷下、5%塩酸水溶液を加え、クロロホルムで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール)を用いて精製し、表題化合物296mg(収率50%)を褐色結晶として得た。
【0133】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.98 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.64 (2H, qt, J = 7.3, 7.8 Hz), 2.59-2.65 (6H, m), 2.67 (1H, s), 2.84 (2H, t, J = 7.8 Hz), 3.60 (4H, t, J = 5.1 Hz), 3.64 (1H, s), 3.67 (2H, t, J = 5.4 Hz), 6.48 (1H, s), 8.30 (1H, s).
【0134】
h) 酢酸 2-{4-[5-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-4-プロピルピリジン-2-イル]ピペラジン-1-イル}エチルの製造:
1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-{6-[4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル]-4-プロピルピリジン-3-イル}プロパン-2-オール(208mg, 0.501mol)をジクロロメタン(2.5mL)に溶解させ、氷冷下ピリジン(121μL, 1.50mmol)、無水酢酸(142μL, 1.50mmol)を加え、室温にて3時間攪拌した。反応液にメタノールを加え、室温にて30分間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、クロロホルムで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮し、表題化合物247mgを赤褐色油状物として得た。
【0135】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.97 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.64 (2H, qt, J = 7.3, 7.8 Hz), 2.08 (3H, s), 2.64 (4H, t, J= 4.6 Hz), 2.71 (2H, t, J = 5.7 Hz), 2.84 (2H, t, J = 7.8 Hz), 3.61 (4H, t, J = 4.6 Hz), 3.62 (1H, s), 4.25 (2H, t, J = 5.7 Hz), 6.47 (1H, s), 8.30 (1H, s).
【0136】
i)酢酸 2-(4-{5-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(4-メトキシベンジルオキシ)プロパン-2-イル]-4-プロピルピリジン-2-イル}ピペラジン-1-イル)エチルの製造:
酢酸 2-{4-[5-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-4-プロピルピリジン-2-イル]ピペラジン-1-イル}エチル(211mg, 0.461mol)をN,N−ジメチルホルムアミド(2.3mL)に溶解させ、室温下炭酸カリウム(191mg, 1.38mmol)を加えた。氷冷下塩化メトキシベンジル(125μL, 0.923mmol)を加え、室温にて終夜時間攪拌した。その後さらに室温下炭酸カリウム(96mg, 0.690mmol)を加え、氷冷下塩化メトキシベンジル(63μL, 0.462 mmol)を加え、室温にて8時間攪拌した。反応液に水を加え、クロロホルムで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮し、表題化合物479mgを赤褐色油状物として得た。
【0137】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.79 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.54 (2H, qt, J = 7.3, 8.3 Hz), 2.08 (3H, s), 2.62 (4H, t, J= 4.9 Hz), 2.69 (2H, t, J = 5.8 Hz), 2.77 (2H, t, J = 8.3 Hz), 3.62 (4H, t, J = 4.9 Hz), 3.81 (3H, s), 4.24 (2H, t, J = 5.8 Hz), 4.53 (2H, s), 6.57 (1H, s), 6.90 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.27 (2H, d, J= 8.6 Hz), 8.30 (1H, s).
【0138】
j)2-(4-{5-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(4-メトキシベンジルオキシ)プロパン-2-イル]-4-プロピルピリジン-2-イル}ピペラジン-1-イル)エタノールの製造:
酢酸 2-(4-{5-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(4-メトキシベンジルオキシ)プロパン-2-イル]-4-プロピルピリジン-2-イル}ピペラジン-1-イル)エチル(479mg)をメタノール(2.3mL)に溶解させ、炭酸カリウム(127mg, 0.722mmol)を加え、室温にて30分間撹拌した。反応液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール)を用いて精製し、表題化合物117mg(収率47%)を黄色油状物として得た。
【0139】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.79 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.54 (2H, qt, J = 7.3, 8.3 Hz), 2.62 (2H, t, J = 5.2 Hz), 2.66 (4H, t, J = 5.1 Hz), 2.77 (2H, t, J = 8.3 Hz), 3.11 (1H, s), 3.65 (4H, t, J = 5.1 Hz), 3.70 (2H, t, J = 5.2 Hz), 3.82 (3H, s), 4.53 (2H, s), 6.58 (1H, s), 6.90 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.27 (2H, d, J = 8.8 Hz), 8.31 (1H, s).
【0140】
k)1-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]エタノンの製造:
1-(4-ヒドロキシフェニル)エタノン(15.0g、110mmol)をアセトン(125mL)に溶解させ、炭酸カリウム(30.4g, 220mmol)、ヨウ化1−メチルエチル(16.5mL, 165mmol)を順に加え、70℃にて8時間撹拌した。反応液をろ過し、アセトンで洗浄し減圧濃縮した。得られた残渣に水、酢酸エチルを加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を1N−水酸化ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮し、1-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]エタノン 18.2g(収率93%)を白色結晶として得た。
【0141】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.37 (6H, d, J = 5.9 Hz), 2.56 (3H, s), 4.65 (1H, quint, J = 5.9 Hz), 6.90 (2H, d, J = 8.9 Hz). 7.92 (2H, d, J = 8.9 Hz).
【0142】
l) 5-メチル-5-(4-(1-メチルエトキシ)フェニル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
1-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]エタノン(35.2g, 196mmol)をエタノール(200mL)、水(200mL)に溶解させ、シアン化ナトリウム(14.4g, 294mmol)、炭酸アンモ二ウム(226g, 9.41mol)を加え、70℃にて13時間撹拌した。反応液をろ過し水、ヘキサン/酢酸エチルで洗浄し、乾燥し、表題化合物35.1g (収率72%)を白色結晶として得た。
【0143】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.28 (6H, d, J = 5.9 Hz), 1.72 (3H, s), 4.59 (1H, quint, J = 5.9 Hz), 6.89 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.38 (2H, d, J = 8.6 Hz).
【0144】
m) 3-[2-(4-{5-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(4-メトキシベンジルオキシ)プロパン-2-イル]-4-プロピルピリジン-2-イル}ピペラジン-1-イル)エチル]-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
2-(4-{5-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(4-メトキシベンジルオキシ)プロパン-2-イル]-4-プロピルピリジン-2-イル}ピペラジン-1-イル)エタノール(20mg, 0.0373mmol)、5-メチル-5-(4-(1-メチルエトキシ)フェニル)イミダゾリジン-2,4-ジオン(34.3mg, 0.138mmol)、トリフェニルホスフィン(34.5mg, 0.132mmol)を真空ポンプ化乾燥させた後、N,N-ジメチルホルムアミド(3mL)に溶解させ、氷冷下DEAD(51μL, 0.111mmol)を加え、室温にて1時間撹拌した。氷冷下、反応液に水(1.0mL)、2N塩酸水溶液(1.0mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン)を用いて精製し、表題化合物30mg(収率99%)を黄色油状物として得た。
【0145】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.79 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.26 (6H, d, J = 6.1 Hz), 1.53 (2H, qt, J = 7.3, 8.3 Hz), 1.81 (3H, s), 2.55-2.60 (4H, m), 2.64 (2H, t, J = 6.1 Hz), 2.76 (2H, t, J = 8.3 Hz), 3.45-3.49 (4H, m), 3.69 (2H, t, J = 6.1 Hz), 3.81 (3H, s), 4.49 (1H, q, J = 6.1 Hz), 4.52 (2H, s), 6.02 (1H, brs), 6.53 (1H, s), 6.85 (2H, d, J = 8.8 Hz), 6.90 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.27 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.40 (2H, d, J = 8.8 Hz), 8.29 (1H, s).
【0146】
n)3-(2-{4-[5-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-4-プロピルピリジン-2-イル]ピペラジン-1-イル}エチル)-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
3-[2-(4-{5-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(4-メトキシベンジルオキシ)プロパン-2-イル]-4-プロピルピリジン-2-イル}ピペラジン-1-イル)エチル]-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン(10mg, 0.0131mmol)を酢酸エチル(2mL)に溶解させ、パラジウム炭素(1.0mg)を加え、水素添加し室温にて6時間撹拌した。反応液をセライトろ過し、減圧濃縮し、表題化合物7.3mg(収率86%)を黄色油状物として得た。
【0147】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.97 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.27 (6H, d, J = 6.1 Hz), 1.62 (2H, qt, J = 7.3, 7.8 Hz), 1.81 (3H, s), 2.52-2.59 (4H, m), 2.64 (2H, t, J = 6.1 Hz), 2.80 (2H, t, J = 7.8 Hz), 3.42-3.46 (5H, m), 3.68 (2H, t, J = 6.1 Hz), 4.48 (1H, q, J = 6.1 Hz), 5.82 (1H, brs), 6.42 (1H, s), 6.85 (2H, d, J= 8.8 Hz), 7.39 (2H, d, J = 8.8 Hz), 8.28 (1H, s).
【0148】
実施例2:3-(2-{4-[5-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-4-プロピルピリジン-2-イル]ピペラジン-1-イル}エチル)-5-(6-メトキシピリジン-3-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0149】
【化10】
【0150】
a)5-(6-メトキシピリジン-3-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
1-(6-メトキシピリジン-3-イル)エタノンを用いて実施例1-l)と同様に反応・処理し、表題化合物を白色結晶として得た。
【0151】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.74 (3H, s), 3.90 (3H, s), 6.81 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.81 (1H, dd, J = 2.7, 8.6 Hz), 8.23 (1H, d, J = 2.7 Hz).
【0152】
b)3-(2-{4-[5-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-4-プロピルピリジン-2-イル]ピペラジン-1-イル}エチル)-5-(6-メトキシピリジン-3-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
5-(6-メトキシピリジン-3-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0153】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.91 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.55 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 1.76 (3H, s), 2.50-2.58 (6H, m), 2.74 (2H, t, J = 7.6 Hz), 3.31-3.42 (5H, m), 3.61-3.65 (2H, m), 3.77 (3H, s), 5.89 (1H, brs), 6.36 (1H, s), 6.65 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.66 (1H, dd, J = 2.2, 8.8 Hz), 8.21 (1H, s), 8.24 (1H, d, J = 2.2 Hz).
【0154】
実施例3: 5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-3-(2-{4-[5-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-4-プロピルピリジン-2-イル]ピペラジン-1-イル}エチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0155】
【化11】
【0156】
a)5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
2,3-ジヒドロベンゾフラン(10g, 83.2mmol)をジクロロメタン(400mL)に溶解させ、−10℃にてアセチルクロライド(11.8mL, 167mmol)、塩化アルミニウム(33.3g, 250mmol)を順に加え、−10℃にて30分間撹拌した。反応液に5%塩酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮し、1-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)エタノン 13.4g(収率99%)を無色油状物として得た。
【0157】
1H-NMR (CDCl
3) δ:2.55 (3H, s), 3.25 (2H, t, J = 8.6 Hz), 4.67 (2H, t, J = 8.6 Hz), 6.80 (1H, d, J= 8.1 Hz), 7.80 (1H, dd, J = 1.9, 8.1 Hz), 7.85 (1H, d, J = 1.9 Hz).
【0158】
1-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)エタノンを用いて実施例1-l)と同様に反応・処理し、表題化合物を白色結晶として得た。
【0159】
1H-NMR (CDCl
3) δ:2.62 (3H, s), 3.32 (2H, t, J = 8.6 Hz), 4.74 (2H, t, J = 8.6 Hz), 6.87 (1H, d, J= 8.8 Hz), 7.22 (1H, dd, J = 2.2, 8.8 Hz), 7.34 (1H, d, J = 2.2 Hz).
【0160】
b)5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-3-(2-{4-[5-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-4-プロピルピリジン-2-イル]ピペラジン-1-イル}エチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0161】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.98 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.63 (2H, qt, J = 7.3, 8.0 Hz), 1.81 (3H, s), 2.53-2.59 (4H, m), 2.64 (2H, t, J = 6.1 Hz), 2.81 (2H, t, J = 8.0 Hz), 3.14 (2H, t, J = 8.8 Hz), 3.41-3.44 (4H, m), 3.46 (1H, s), 3.69 (2H, t, J = 6.1 Hz), 4.49 (2H, t, J = 8.8 Hz), 5.57 (1H, s), 6.42 (1H, s), 6.74 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.22 (1H, dd, J = 2.0. 8.6 Hz), 7.33 (1H, d, J= 2.0 Hz), 8.28 (1H, s).
【0162】
実施例4: 3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]ピペラジン-1-イル}エチル)-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0163】
【化12】
【0164】
a) 3-ブロモ-4-フルオロ安息香酸メチルの製造:
3−ブロモ−4−フルオロ安息香酸(3.33g, 15.2mmol)をメタノール(30mL)に溶解させ、氷冷下アセチルクロライド(4.3mL, 60.8mmol)を加え、室温にて20時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)を用いて精製し、表題化合物3.2g (収率90%)を無色油状物として得た。
【0165】
1H-NMR (CDCl
3) δ:3.92 (3H, s), 7.18 (1H, dd, J = 8.0, 8.2 Hz), 7.99 (1H, ddd, J = 1.9, 4.9, 8.0 Hz), 8.27 (1H, dd, J = 1.9, 6.5 Hz).
【0166】
b) 3-ブロモ-4-[4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル]安息香酸メチルの製造:
3-ブロモ-4-フルオロ安息香酸メチル(1.39g, 5.96mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド(12mL)に溶解させ、1-ピペラジンエタノール(3.88g, 29.8mmol)、炭酸カリウム(2.47g, 17.9mmol)を加え、マイクロ波照射下100℃にて30分間撹拌した。反応液に室温下水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン)を用いて精製し、表題化合物730mg(収率36%)を黄色油状物として得た。
【0167】
1H-NMR (CDCl
3) δ:2.64 (2H, t, J= 5.1 Hz), 2.71-2.75 (5H, m), 3.15-3.19 (4H, m), 3.67 (2H, t, J = 5.1 Hz), 3.89 (3H, s), 7.03 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.94 (1H, dd, J = 1.6, 8.6 Hz), 8.22 (1H, d, J = 1.6 Hz).
【0168】
c)4-{4-[2-(ベンジルオキシ)エチル]ピペラジン-1-イル}-3-ブロモ安息香酸メチルの製造:
3-ブロモ-4-[4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル]安息香酸メチル(100mg, 0.291mmol)を真空ポンプ下乾燥し、N,N-ジメチルホルムアミド(2.9mL)に溶解させた。氷冷下、水素化ナトリウム (15.2mg, 0.350mmol)、臭化ベンジル(38μL, 0.320mmol)を順に加え、室温にて15時間撹拌した。反応液に氷冷下水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン)を用いて精製し、表題化合物43mg(収率34.3%)を黄色油状物として得た。
【0169】
1H-NMR (CDCl
3) δ:2.70-2.73 (6H, m), 3.11-3.65 (4H, m), 3.63 (2H, t, J = 5.6 Hz), 3.86 (3H, s), 4.56 (2H, s), 7.03 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.28-7.42 (5H, m), 7.93 (1H, dd, J = 1.9, 8.6 Hz), 8.22 (1H, d, J = 1.9 Hz).
【0170】
d)(Z)-4-{4-[2-(ベンジルオキシ)エチル]ピペラジン-1-イル}-3-(プロパ-1-エン−1−イル)安息香酸メチルの製造:
4-{4-[2-(ベンジルオキシ)エチル]ピペラジン-1-イル}-3-ブロモ安息香酸メチル(78mg, 0.180mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド:水=3:1(1.8mL)に溶解させた。室温下、(Z)-プロペニルボロン酸(約10%のE体を含む。以下全て同じものを使用) (37mg, 0.433mmol)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(10mg, 0.00902mmol)、炭酸ナトリウム (76mg, 0.722mmol) を順に加え、マイクロ波照射下80℃にて1時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン)を用いて精製し、表題化合物61mg(収率86%)を黄色油状物として得た。
【0171】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.89 (3H, dd, J= 1.7, 7.1 Hz), 2.63-2.65 (4H, m), 2.69 (2H, t, J = 5.6 Hz), 3.09-3.11 (4H, m), 3.62 (2H, t, J = 5.6 Hz), 3.88 (3H, s), 4.56 (2H, s), 5.80 (1H, qd, J = 7.1, 11.4 Hz), 6.41 (1H, dd, J = 1.7, 11.4 Hz), 6.95 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.27-7.44 (5H, m), 7.87 (1H, dd, J = 1.9, 8.5 Hz), 7.92 (1H, d, J = 1.9 Hz).
【0172】
e)(Z)-4-{4-[2-(ベンジルオキシ)エチル]ピペラジン-1-イル}-3-(プロパ-1-エン−1−イル)安息香酸の製造:
(Z)-4-{4-[2-(ベンジルオキシ)エチル]ピペラジン-1-イル}-3-(プロパ-1-エン−1−イル)安息香酸メチル(20mg, 0.0507mmol)をメタノール(1.0mL)に溶解させた。氷冷下、4N-水酸化ナトリウム水溶液(50μL)を加え、50℃にて終夜撹拌した。反応液に氷冷下4N-塩酸水溶液を加え、クロロホルムで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン)を用いて精製し、表題化合物13mg(収率65%)を黄色油状物として得た。
【0173】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.89 (3H, dd, J= 1.4, 7.1 Hz), 2.75-2.83 (6H, m), 3.14-3.17 (4H, m), 3.71 (2H, t, J = 5.4 Hz), 4.54 (2H, s), 4.71 (1H, s), 5.81 (1H, qd, J = 7.1, 11.4 Hz), 6.41 (1H, dd, J = 1.4, 11.4 Hz), 6.96 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.27-7.38 (5H, m), 7.91 (1H, dd, J = 2.0, 8.5 Hz), 7.96 (1H, d, J = 2.0 Hz).
【0174】
f)(Z)-4-{4-[2-(ベンジルオキシ)エチル]ピペラジン-1-イル}-3-(プロパ-1-エン−1−イル)安息香酸ペルフルオロフェニルの製造:
(Z)-4-{4-[2-(ベンジルオキシ)エチル]ピペラジン-1-イル}-3-(プロパ-1-エン−1−イル)安息香酸(13mg, 0.0331mmol)を酢酸エチル(3.3mL)に溶解させた。室温下、ペンタフルオロフェノール(7.3mg, 0.0397mmol)、N, N’-ジシクロヘキシルカルボジイミド(8.2mg, 0.0397mmol)を順に加え、室温にて14時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン)を用いて精製し、表題化合物16mg(収率86%)を淡黄色結晶として得た。
【0175】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.91 (3H, dd, J= 1.7, 7.1 Hz), 2.66-2.68 (4H, m), 2.71 (2H, t, J = 5.6 Hz), 3.17-3.19 (4H, m), 3.63 (2H, t, J = 5.6 Hz), 4.56 (2H, s), 5.86 (1H, qd, J= 7.1, 11.4 Hz), 6.40 (1H, dd, J = 1.7, 11.4 Hz), 7.02 (1H, d, J= 9.3 Hz), 7.27-7.38 (5H, m), 8.01-8.04 (2H, m).
【0176】
g)(Z)-2-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)エチル]ピペラジン-1-イル}-3-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-オールの製造:
(Z)-4-{4-[2-(ベンジルオキシ)エチル]ピペラジン-1-イル}-3-(プロパ-1-エン−1−イル)安息香酸ペルフルオロフェニル(60mg, 0.110mmol)を真空ポンプ下乾燥し、エチレングリコールジメチルエーテル(2.2mL)に溶解させた。-78℃下、トリフルオロメチルトリメチルシラン (162μL, 1.10mmol)、テトラメチルアンモニウムフルオライド(102mg, 1.10mmol)を順に加え、徐々に室温に上温し、12時間撹拌した。反応液に氷冷下水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン)を用いて精製し、表題化合物40mg(収率73%)を橙色油状物として得た。
【0177】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.83 (3H, dd, J= 1.7, 7.1 Hz), 2.68-2.71 (4H, m), 2.74 (2H, t, J = 5.6 Hz), 3.02-3.05 (4H, m), 3.65 (2H, t, J = 5.6 Hz), 4.07 (1H, brs), 4.54 (2H, s), 5.80 (1H, qd, J = 7.1, 11.4 Hz), 6.44 (1H, dd, J = 1.7, 11.4 Hz), 6.99 (1H, d, J = 9.3 Hz), 7.27-7.37 (5H, m), 7.54-7.56 (2H, m).
【0178】
h) (Z)-1-[2-(ベンジルオキシ)エチル]-4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}ピペラジンの製造:
(Z)-2-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)エチル]ピペラジン-1-イル}-3-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-オール(40mg, 0.0796mmol)を真空ポンプ下乾燥し、ジクロロメタン(796μL)に溶解させた。氷冷下、ジイソプロピルエチルアミン (42μL, 0.239mmol)、クロロメチルメチルエーテル(6.6μL , 0.0876mmol)を順に加え、室温にて20時間撹拌した。さらに氷冷下、ジイソプロピルエチルアミン (84μL, 0.478mmol)、クロロメチルメチルエーテル(26μL, 0.350mmol)を順に加え、室温にて終夜撹拌した。反応液に氷冷下水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン)を用いて精製し、表題化合物32mg(収率73%)を淡黄色油状物として得た。
【0179】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.84 (3H, dd, J= 1.7, 7.1 Hz), 2.67-2.69 (4H, m), 2.72 (2H, t, J = 5.6 Hz), 3.07-3.09 (4H, m), 3.54 (3H, s), 3.64 (2H, t, J = 5.6 Hz), 4.54 (2H, s), 4.85 (2H, s), 5.81 (1H, qd, J = 7.1, 11.4 Hz), 6.45 (1H, dd, J = 1.7, 11.4 Hz), 6.99 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.27-7.37 (5H, m), 7.43 (1H, dd, J= 2.0, 8.5 Hz), 7.47 (1H, d, J = 2.0 Hz).
【0180】
i) 2-(4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-プロピルフェニル}ピペラジン-1-イル)エタノールの製造:
(Z)-1-[2-(ベンジルオキシ)エチル]-4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}ピペラジン(33mg, 0.0604mmol)をメタノール(4mL)に溶解させ、パラジウム炭素(3.3mg)を加え、水素添加し室温にて12時間撹拌した。反応液をセライトろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン)を用いて精製し、表題化合物7.8mg(収率24%)を黄色油状物として得た。
【0181】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.96 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.65 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 2.62-2.71 (9H, m), 2.96 (4H, t, J = 4.6 Hz), 3.55 (3H, s), 3.67 (2H, t, J = 5.4 Hz), 4.83 (2H, s), 7.09 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.37-7.41 (2H, m).
【0182】
j) 3-[2-(4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-プロピルフェニル}ピペラジン-1-イル)エチル]-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
2-(4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-プロピルフェニル}ピペラジン-1-イル)エタノール(7.8mg, 0.0170 mmol)、5-メチル-5-(4-(1-メチルエトキシ)フェニル)イミダゾリジン-2,4-ジオン(15.6mg, 0.0631mmol)、トリフェニルホスフィン(15.8mg, 0.0601mmol)を真空ポンプ下乾燥させた後、N,N-ジメチルホルムアミド(284μL)に溶解させ、氷冷下DEAD(23μL, 0.0167mmol)を加え、室温にて1時間撹拌した。氷冷下、反応液に水(1.0mL)、2N塩酸水溶液(1.0mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン)を用いて精製し、表題化合物3.1mg(収率26%)を黄色油状物として得た。
【0183】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.94 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.30 (6H, d, J = 6.1 Hz), 1.62 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 1.83 (3H, s), 2.58-2.71 (8H, m), 2.78-2.80 (4H, m), 3.55 (3H, s), 3.65-3.73 (2H, m), 4.51 (1H, q, J = 6.1 Hz), 4.82 (2H, s), 4.57 (1H, s), 6.87 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.00 (1H, dd, J = 8.3 Hz), 7.35 (1H, dd, J = 2.2, 8.3 Hz), 7.38 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.42 (2H, d, J= 8.8 Hz).
【0184】
k) 3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]ピペラジン-1-イル}エチル)-5-[4-(1-メチルエトキシフェニル)]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
3-[2-(4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-プロピルフェニル}ピペラジン-1-イル)エチル]-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン(3.1mg, 0.00450mmol)をメタノール(1mL)に溶解させ、4N-塩酸水溶液(50μL)を加え、50℃にて1時間30分撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣に酢酸エチルを加え、氷冷下飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン)を用いて精製し、表題化合物3.0mg(収率99%)を黄色油状物として得た。
【0185】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.95 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.29 (6H, d, J = 6.1 Hz), 1.64 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 1.83 (3H, s), 2.59-2.72 (8H, m), 2.76-2.82 (4H, m), 3.39 (1H, s), 3.64-3.71 (2H, m), 4.51 (1H, q, J = 6.1 Hz), 5.56 (1H, s), 6.87 (2H, d, J= 8.8 Hz), 7.00 (1H, dd, J = 8.6 Hz), 7.42 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.44 (1H, dd, J = 2.2, 8.6 Hz), 7.48 (1H, d, J = 2.2 Hz).
【0186】
実施例5: 5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]ピペラジン-1-イル}エチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0187】
【化13】
【0188】
a)5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)エタノンを用いて実施例1-l)と同様に反応・処理し、表題化合物を白色結晶として得た。
【0189】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.83 (3H, s), 5.99 (2H, s), 6.81 (1H, d, J = 8.3 Hz), 6.95 (1H, dd, J = 2.2, 8.3 Hz), 6.99 (1H, d, J = 2.2 Hz).
【0190】
b)5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]ピペラジン-1-イル}エチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例4と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0191】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.94 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.64 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 1.81 (3H, s), 2.59-2.73 (8H, m), 2.77-2.79 (4H, m), 3.62-3.76 (3H, m), 5.66 (1H, s), 5.89 (2H, s), 6.80 (1H, d, J = 8.0 Hz), 6.98 (1H, dd, J = 1.9, 8.0 Hz), 7.01 (1H, d, J= 8.3 Hz), 7.05 (1H, d, J = 1.9 Hz), 7.44 (1H, dd, J = 2.0, 8.3 Hz), 7.48 (1H, d, J = 2.0 Hz).
【0192】
実施例6:3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]ピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0193】
【化14】
【0194】
a) 4-フルオロ-3-ニトロ安息香酸メチルの製造:
3-ニトロ-4-フルオロ安息香酸(25.6g, 138mmol)をメタノール(300mL)に溶解させ、-78℃下塩化チオニル(18.4mL, 258mmol)を加え、-78℃にて10分間攪拌した後、室温にて終夜撹拌した。反応液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)を用いて精製し、表題化合物29.6g (収率>99%)を白色結晶として得た。
【0195】
1H-NMR (CDCl
3) δ:3.98 (3H, s), 7.39 (1H, dd, J = 8.8, 10.3 Hz), 8.32 (1H, ddd, J = 2.4, 4.3, 8.8 Hz), 8.75 (1H, dd, J = 2.4, 7.2 Hz).
【0196】
b) 4-[4-(メトキシカルボニル)-2-ニトロフェニル]ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルの製造:
4-フルオロ-3-ニトロ安息香酸メチル(2.50g, 12.6mmol)のテトラヒドロフラン(75mL)溶液に、氷冷下にてピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチル(4.67g, 25.2mmol)、炭酸カリウム(4.34g, 25.2mmol)を順に加え、室温にて1時間攪拌した。反応液に氷冷下水を加えて、酢酸エチルで抽出した後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)を用いて精製し、表題化合物4.83g (収率100%)を黄色結晶として得た。
【0197】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.48 (9H, s), 3.15 (4H, t, J = 4.3 Hz), 3.61 (4H, t, J = 4.3 Hz), 3.92 (3H, s), 7.08 (1H, d, J = 8.6 Hz), 8.09 (1H, dd, J = 2.2, 8.6 Hz), 8.47 (1H, d, J = 2.2 Hz).
【0198】
c) 4-[2-アミノ-4-(メトキシカルボニル)フェニル]ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルの製造
4-[4-(メトキシカルボニル)-2-ニトロフェニル]ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチル(200mg, 0.547mmol)の1,4-ジオキサン−水(2:1)(6.0mL)溶液に、氷冷下にて鉄粉末(76mg, 1.37mmol)、酢酸(1mL)を加え、室温にて終夜攪拌した。反応液に氷冷下水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、セライトろ過し、酢酸エチルで抽出した後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン)を用いて精製し、表題化合物83mg(収率45%)を黄色油状物として得た。
【0199】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.49 (9H, s), 2.91 (4H, t, J = 4.6 Hz), 3.58 (4H, t, J = 4.6 Hz), 3.87 (3H, s), 4.42 (2H, brs), 6.95 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.41 (1H, d, J = 7.9 Hz), 7.45 (1H, dd, J = 1.9, 7.8 Hz).
【0200】
d) 4-[2-ヨード-4-(メトキシカルボニル)フェニル]ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルの製造
4-[2-アミノ-4-(メトキシカルボニル)フェニル]ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチル(231mg, 0.657mmol)のアセトニトリル(6.6mL)溶液に、氷冷下にてパラトルエンスルホン酸一水和物(375mg, 1.97mmol)を加えた後、亜硝酸ナトリウム(91mg, 1.31mmol)とヨウ化カリウム(273mg, 1.64mmol)の混合溶液を氷冷下加え、室温にて終夜攪拌した。反応液に氷冷下水、チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン)を用いて精製し、表題化合物127mg(収率43%)を白色結晶として得た。
【0201】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.49 (9H, s), 3.01 (4H, t, J = 4.9 Hz), 3.64 (4H, t, J = 4.9 Hz), 3.89 (3H, s),6.98 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.79 (1H, dd, J = 2.0, 8.4 Hz), 8.51 (1H, d, J = 2.0 Hz).
【0202】
e) (Z)-4-[4-(メトキシカルボニル)-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル]ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルの製造:
4-(2-ヨード-4-(メトキシカルボニル)フェニル)ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチル(127mg, 0.285mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド:水 = 3:1(2.8mL)に溶解させた。室温下、(Z)-プロペニルボロン酸(59mg, 0.684mmol)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(16mg, 0.0143mmol)、炭酸ナトリウム (121mg, 1.14 mmol) を順に加え、マイクロ波照射下80℃にて1時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン)を用いて精製し、表題化合物96mg(収率94%)を黄色結晶として得た。
【0203】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.48 (9H, s), 1.89 (3H, dd, J = 1.9, 7.2 Hz), 2.99 (4H, t, J = 4.9 Hz), 3.54 (4H, t, J = 4.9 Hz), 3.89 (3H, s), 5.84 (1H, qd, J = 7.2, 11.6 Hz), 6.43 (1H, dd, J = 1.9, 11.6 Hz), 6.94 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.88 (1H, dd, J = 2.2, 8.4 Hz), 7.93 (1H, d, J = 2.2 Hz).
【0204】
f) (Z)-4-[4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル]-3-(プロパ-1-エン−1−イル)安息香酸の製造:
(Z)-4-[4-(メトキシカルボニル)-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル]ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチル(96mg, 0.267mmol)をメタノール(3.0mL)に溶解させた。氷冷下、4N-水酸化ナトリウム水溶液(334μL)を加え、50℃にて終夜撹拌した。その後、さらに氷冷下、4N-水酸化ナトリウム水溶液(668μL)を加え、50℃にて終夜撹拌した。反応液に氷冷下4N-塩酸水溶液を加え、クロロホルムで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン)を用いて精製し、表題化合物108mg(収率>99%)を白色結晶として得た。
【0205】
1H-NMR (CD
3OD) δ:1.47 (9H, s), 1.87 (3H, dd, J = 2.0, 7.1 Hz), 2.98 (4H, t, J = 4.6 Hz), 3.55 (4H, t, J = 4.6 Hz), 5.85 (1H, qd, J = 7.1, 11.6 Hz), 6.50 (1H, dd, J= 2.0, 11.6 Hz), 7.03 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.86 (1H, dd, J = 2.2, 8.4 Hz) , 7.90 (1H, d, J = 2.2 Hz).
【0206】
g) (Z)-4-{4-[(ペルフルオロフェノキシ)カルボニル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルの製造:
(Z)-4-[4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル]-3-(プロパ-1-エン−1−イル)安息香酸(108mg, 0.267mmol)を酢酸エチル:アセトン = 4:1(5.7mL)に溶解させた。室温下、ペンタフルオロフェノール(59mg, 0.320mmol)、N, N’-ジシクロヘキシルカルボジイミド(66mg, 0.320mmol)を順に加え、室温にて10時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン)を用いて精製し、表題化合物129mg(収率95%)を白色結晶として得た。
【0207】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.49 (9H, s), 1.91 (3H, dd, J = 2.0, 7.1 Hz), 3.07 (4H, t, J = 4.6 Hz), 3.57 (4H, t, J = 4.6 Hz), 5.89 (1H, qd, J = 7.1, 11.6 Hz), 6.43 (1H, dd, J= 2.0, 11.6 Hz), 7.01 (1H, d, J = 8.8 Hz), 8.03-8.06 (2H, m).
【0208】
h) (Z)-4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル]ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルの製造:
(Z)-4-{4-[(ペルフルオロフェノキシ)カルボニル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチル(129mg, 0.252mmol)を真空ポンプ下乾燥し、エチレングリコールジメチルエーテル(5.0mL)に溶解させた。-78℃下、トリフルオロメチルトリメチルシラン (186μL, 1.26mmol)、テトラメチルアンモニウムフルオライド(118mg, 1.26mmol)を順に加え、徐々に室温に上温し、14時間撹拌した。反応液に氷冷下水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン)を用いて精製し、表題化合物85mg(収率72%)を黄色結晶として得た。
【0209】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.48 (9H, s), 1.86 (3H, dd, J = 1.7, 7.1 Hz), 2.95 (4H, t, J = 4.9 Hz), 3.54 (4H, t, J = 4.9 Hz), 3.55 (1H, s), 5.84 (1H, qd, J = 7.11, 11.3 Hz), 6.49 (1H, dd, J = 1.7, 11.3 Hz), 6.99 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.54 (1H, dd, J = 1.7, 8.4 Hz), 7.58 (1H, d, J = 1.7 Hz).
【0210】
i) (Z)-4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルの製造:
(Z)-4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル]ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチル(85mg, 0.181mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド(1.8mL)に溶解させ、氷冷下にて水素化ナトリウム(9.5mg, 217mmol)、臭化ベンジル(23μL, 0.190mmol)を加え、室温にて終夜時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン)を用いて精製し、表題化合物67mgを黄色油状物として得た。
【0211】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.48 (9H, s), 1.73 (3H, dd, J = 1.7, 7.1 Hz), 2.96 (4H, t, J = 4.9 Hz), 3.54 (4H, t, J = 4.9 Hz), 4.67 (2H, s), 5.80 (1H, qd, J = 7.1, 11.6 Hz), 6.47 (1H, dd, J = 1.7, 11.6 Hz), 6.89 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.31-7.39 (5H, m), 7.44 (1H, dd, J = 1.7, 8.6 Hz), 7.50 (1H, d, J = 1.7 Hz).
【0212】
j) (Z)-1-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}ピペラジンの製造:
(Z)-4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチル(67mg, 0.119mmol)をジクロロメタン(2.0mL)に溶解させた。氷冷下、トリフルオロ酢酸 (200μL)を加え、室温にて30分間撹拌した。反応液に氷冷下飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム)を用いて精製し、表題化合物77mg(収率>99%)を白桃色油状物として得た。
【0213】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.70 (3H, dd, J= 2.0, 7.1 Hz), 3.30 (4H, t, J = 4.9 Hz), 3.78 (4H, t, J = 4.9 Hz), 4.67 (2H, s), 5.88 (1H, qd, J = 7.1, 11.1 Hz), 6.43 (1H, dd, J= 2.0, 11.1 Hz), 7.05 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.34-7.40 (5H, m), 7.49 (1H, dd, J = 1.7, 8.3 Hz), 7.53 (1H, d, J = 1.7 Hz).
【0214】
k) (Z)-1-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}ピペラジン-1-イル)-2-ブロモエタノンの製造:
(Z)-1-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}ピペラジン(38mg, 0.0595mmol)をジクロロメタン(1.0mL)に溶解させた。氷冷下、N,N’-ジメチルアニリン (9.0μL, 0.0714mmol)、ブロモアセチルブロマイド (5.5μL, 0.0625mmol)を加え、氷冷下30分間撹拌した。その後、氷冷下、N,N’-ジメチルアニリン (9.0μL, 0.0714mmol)、ブロモアセチルブロマイド (5.5μL, 0.0625mmol)を加え、氷冷下30分間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン)を用いて精製し、表題化合物16mg(収率47%)を黄色油状物として得た。
【0215】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.74 (3H, dd, J = 1.7, 7.1 Hz), 3.02 (2H, t, J = 4.6 Hz), 3.09 (2H, t, J = 4.6 Hz), 3.64 (2H, t, J= 4.6 Hz), 3.76 (2H, t, J = 4.6 Hz), 5.84 (1H, qd, J = 7.1, 11.13 Hz), 6.84 (1H, dd, J = 1.7, 11.7 Hz), 7.00 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.49 (1H, dd, J = 2.0, 8.8 Hz), 7.52 (1H, d, J = 2.0 Hz).
【0216】
l) 5-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
5-ヒドロキシ-2-メチルピリジン(11.0g, 100mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド(100mL)に溶解させ、氷冷下水素化ナトリウム(7.2g, 150mmol)、ヨウ化1−メチルエタン(12mL, 121mmol)を加え、室温にて終夜撹拌した。その後ヨウ化1−メチルエタン(4mL) を加え、60℃にて4時間撹拌した。反応液に水を加え、ジエチルエーテルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)を用いて精製し、5-(1-メチルエトキシ)-2-メチルピリジン 12.7g (収率84%)を黄色油状物として得た。
【0217】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.34 (6H, d, J = 6.0 Hz), 2.48 (3H, s), 4.52 (1H, quint, J = 6.0 Hz), 7.03-7.10 (2H, m), 8.17 (1H, d, J = 2.4 Hz).
【0218】
5-(1-メチルエトキシ)-2-メチルピリジン(227mg, 0.661mmol)をジクロロメタン(7.5mL)に溶解させ、氷冷下3−クロロパーオキシ安息香酸(408mg, 0.733mmol)を加え、0℃にて45分間撹拌した。反応液に酢酸エチル、飽和メタ重亜硫酸ナトリウム水溶液、炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)を用いて精製し、5-(1-メチルエトキシ)-2-メチルピリジン 1-酸化物240mg(収率6%)を無色油状物として得た。
【0219】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.35 (6H, d, J = 6.2 Hz), 2.46 (3H, s), 4.47 (1H, quint, J = 6.2 Hz), 6.82 (1H, dd, J = 2.2, 8.9 Hz), 7.11 (1H, d, J = 8.9 Hz), 8.05 (1H, d, J = 2.2 Hz).
【0220】
5-(1-メチルエトキシ)-2-メチルピリジン 1-酸化物(234mg, 1.40mmol)を酢酸無水物(3.0mL)に溶解させ、140℃にて1時間撹拌した。室温にて反応液にメタノールを加え攪拌後減圧濃縮した。酢酸エチルで抽出し、有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)を用いて精製し、酢酸 [5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]メチル209mg(収率71%)を黄色油状物として得た。
【0221】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.36 (6H, d, J = 6.2 Hz), 2.13 (3H, s), 4.58 (1H, quint, J = 6.2 Hz), 5.13 (2H, s), 7.17 (1H, dd, J = 2.4, 8.1 Hz), 7.26-7.30 (1H, m), 8.27 (1H, d, J = 2.4 Hz).
【0222】
酢酸 [5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]メチル(209mg)をメタノール(2.0mL)に溶解させ、炭酸カリウム(276mg, 2.0mmol)を加え、室温にて1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)を用いて精製し、[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]メタノール137mg(収率83%)を黄色油状物として得た。
【0223】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.36 (6H, d, J = 6.0 Hz), 4.57 (1H, quint, J = 6.0 Hz), 4.69 (2H, s), 7.15-7.22 (2H, m), 8.23 (1H, s).
【0224】
[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]メタノール(30mg, 0.198mmol)をアセトン(2.0mL)に溶解させ、氷冷下2,2,6,6-テトラメチルピペリジン 1-オキシル(3.1mg, 0.020mmol)、トリクロロイソシアヌル酸(50mg, 0.218mmol)を加え、0℃にて5分間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、反応液に炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)を用いて精製し、5-(1-メチルエトキシ)ピコリンアルデヒド25mg(収率85%)を黄色油状物として得た。
【0225】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.41 (6H, d, J = 6.4 Hz), 4.71 (1H, quint, J = 6.4 Hz), 7.25-7.27 (1H, m), 7.95 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.39 (1H, d, J = 2.8 Hz), 9.98 (1H, s).
【0226】
5-(1-メチルエトキシ)ピコリンアルデヒド(24mg, 0.145mmol)をテトラヒドロフラン(1.5mL)に溶解させ、氷冷下メチルマグネシウムブロマイド(230μL, 0.218mmol)を加え、0℃にて30分間撹拌した。さらに室温にて30分間攪拌した。反応液に1N-塩酸水溶液、炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)を用いて精製し、1-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]エタノール 27mg(収率98%)を茶色油状物として得た。
【0227】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.36 (6H, d, J = 6.0 Hz), 1.48 (3H, d, J = 6.4 Hz), 4.57 (1H, quint, J = 6.0 Hz), 4.85 (1H, q, 6.4 Hz), 7.17-7.21 (2H, m), 8.19-8.20 (1H, m).
【0228】
1-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]エタノール(22mg, 0.119mmol)をアセトン(1.2mL)に溶解させ、氷冷下2,2,6,6-テトラメチルピペリジン 1-オキシル(2.0mg, 0.012mmol)、トリクロロイソシアヌル酸(30mg, 0.131mmol)を加え、0℃にて10分間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、反応液に炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)を用いて精製し、1-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]エタノン 20mg(収率94%)を黄色油状物として得た。
【0229】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.40 (6H, d, J = 6.2 Hz), 2.68 (3H, s), 4.68 (1H, quint, J = 6.2 Hz), 7.22 (1H, dd, J = 2.7, 8.6 Hz), 8.03 (1H, d, J = 8.6 Hz), 8.28 (1H, d, J = 2.7 Hz).
【0230】
1-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]エタノンを用いて実施例1-l)と同様に反応・処理し、表題化合物を白色結晶として得た。
【0231】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.33 (6H, d, J = 6.2 Hz), 1.79 (3H, s), 4.67 (1H, quint, J = 6.2 Hz), 7.36 (1H, dd, J = 2.7, 8.9 Hz), 7.46 (1H, d, J = 8.9 Hz), 8.18 (1H, d, J = 2.7 Hz).
【0232】
m) (Z)-3-[2-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル]-5-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
5-メチル-5-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]イミダゾリジン-2,4-ジオン(7.7mg, 0.0309mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド(2.8mL)に溶解させ、氷冷下炭酸カリウム(9.3mg, 0.0674 mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。その後、氷冷下で1-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}ピペラジン-1-イル)-2-ブロモエタノン(16mg, 0.0281mmol)を加え、室温にて終夜時間攪拌した。その後、60℃にて10時間攪拌した。氷冷下、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン)を用いて精製し、表題化合物17mg(収率80%)を黄色油状物として得た。
【0233】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.35 (6H, d, J = 6.1 Hz), 1.73 (3H, dd, J = 1.7, 7.1 Hz), 1.86 (3H, s), 3.00 (2H, t, J = 4.6 Hz), 3.07 (2H, t, J = 4.6 Hz), 3.59 (2H, t, J = 4.6 Hz), 3.73 (2H, t, J = 4.6 Hz), 4.36 (2H, s), 4.56 (1H, q , J = 6.1 Hz), 4.67 (2H, s), 5.84 (1H, qd, J= 7.1, 11.13 Hz), 4.33 (1H, s), 6.47 (1H, dd, J = 1.7, 7.1 Hz), 6.99 (1H, dd, J = 2.4,8.8 Hz), 7.18 (1H, dd, J = 2.4, 8.8 Hz), 7.31-7.39 (5H, m), 7.46 (1H, dd, J = 2.0, 8.6 Hz), 7.52 (1H, d, J= 2.0 Hz), 7.62 (1H, d, J = 8.8 Hz), 8.20 (1H, d, J = 2.4 Hz).
【0234】
n) 3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]ピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造
(Z)-3-[2-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル]-5-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン(17 mg, 0.0225mmol)をメタノール(2.0mL)に溶解させ、水酸化パラジウム(6.0mg)を加え、水素添加し室温にて12時間撹拌した。反応液をセライトろ過し、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム)を用いて精製し、表題化合物10mg(収率67%)を淡黄色油状物として得た。
【0235】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.96 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.35 (6H, d, J = 5.6 Hz), 1.67 (2H, qt, J = 7.3, 7.8 Hz), 1.87 (3H, s), 2.66 (2H, t, J = 7.8 Hz), 2.89 (2H, t, J = 4.6 Hz), 2.96 (2H, t, J = 4.6 Hz), 3.58 (1H, s), 3.62 (2H, t, J = 4.6 Hz), 3.75 (2H, t, J = 4.6 Hz), 4.38 (2H, s), 4.56 (1H, q, J = 5.6 Hz), 6.41 (1H, brs), 7.07 (1H, d, J= 8.3 Hz), 7.18 (1H, dd, J = 2.4, 8.8 Hz), 7.50 (1H, dd, J = 2.0, 8.3 Hz), 7.54 (1H, d, J = 2.0 Hz), 87.63 (1H, d, J = 8.8 Hz), 8.20 (1H, d, J = 2.4 Hz).
【0236】
実施例7:3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]ピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造
【0237】
【化15】
【0238】
5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例6と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0239】
1H-NMR (CDCl
3) δ: 0.96 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.32 (6H, d, J = 6.1 Hz), 1.66 (2H, qt, J = 7.3, 8.0 Hz), 1.90 (3H, s), 2.66 (2H, t,J = 8.0 Hz), 2.88 (2H, t, J = 4.6 Hz), 2.96 (2H, t, J = 4.6 Hz), 3.60 (2H, t, J = 4.6 Hz), 3.74 (2H, t, J = 4.6 Hz), 3.75 (1H, s), 4.31-4.40 (2H, m), 4.54 (1H, q, J = 6.1 Hz), 5.84 (1H, brs), 6.90 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.06 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.45 (2H, d, J= 8.8 Hz), 7.50 (1H, dd, J = 2.0, 8.8 Hz), 7.53 (1H, d, J = 2.0 Hz).
【0240】
実施例8: 5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]ピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0241】
【化16】
【0242】
5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例6と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0243】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.96 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.66 (2H, qt, J = 7.3, 8.0 Hz), 1.89 (3H, s), 2.65 (2H, t, J= 8.0 Hz), 2.87 (2H, t, J = 4.6 Hz), 2.96 (2H, t, J = 4.6 Hz), 3.21 (2H, t, J = 8.6 Hz), 3.48 (1H, s), 3.60 (2H, t, J = 4.6 Hz), 3.74 (2H, t, J = 4.6 Hz), 4.35 (2H, dd, J = 4.4, 20.5 Hz), 4.57 (2H, t, J = 8.6 Hz), 5.99 (1H, brs), 6.78 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.05 (1H, J = 8.5 Hz), 7.29 (1H, dd, J = 4.9, 8.5 Hz), 7.41 (1H, d, J = 4.9 Hz ), 7.50 (1H, dd, J = 2.0, 8.5 Hz), 7.99 (1H, d, J = 2.0 Hz).
【0244】
実施例9: 5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]ピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造
【0245】
【化17】
【0246】
5-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例6と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0247】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.97 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.67 (2H, qt, J = 7.3, 7.8 Hz), 1.89 (3H, s), 2.66 (2H, t, J= 7.8 Hz), 2.89 (2H, t, J = 4.6 Hz), 2.96 (2H, t, J = 4.6 Hz), 3.61 (2H, t, J = 4.6 Hz), 3.65 (1H, s), 3.76 (2H, t, J = 4.6 Hz), 4.31-4.40 (2H, m), 5.73 (1H, s), 5.97 (2H, s), 6.82 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.03 (1H, dd, J = 2.0, 8.3 Hz), 7.06-7.09 (2H, m), 7.49-7.53 (2H, m).
【0248】
実施例10:5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-3-(2-{4-[6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-4-プロピルピリジン-3-イル]ピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0249】
【化18】
【0250】
a) 4-プロピルピリジン-2-アミンの製造:
4-プロピルピリジン(10.0g, 82.5mmol)のトルエン(170mL)の溶液に、室温下、ナトリウムアミド(6.4g, 165mmol)を加え、140℃にて2日間攪拌した。氷冷下、反応液に6N-塩酸水溶液(30mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル/1%トリエチルアミン)を用いて精製し、表題化合物5.70g (収率51%)を赤褐色固体として得た。
【0251】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.94 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.57-1.66 (2H, m), 2.46 (2H, J = 7.8 Hz), 4.32 (2H, br), 6.32 (1H, s), 6.49 (1H, d, J = 4.2 Hz), 7.95 (1H, d, J =, 4.2 Hz).
【0252】
b) 5-ブロモ-4-プロピルピリジン-2-アミンの製造:
4-プロピルピリジン-2-アミン(5.70g, 41.8mmol)のエタノール(210mL)の溶液に、氷冷下、臭素のエタノール溶液(臭素2.38mL/エタノール50mL)を加え、氷冷下30分間攪拌した。氷冷下、反応液に炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、減圧濃縮した。酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)を用いて精製し、表題化合物4.34g (収率48%)を褐色油状物として得た。
【0253】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.99 (3H, t, J = 7.6 Hz), 1.58-1.70 (2H, m), 2.54-2.60 (2H, m), 4.36 (2H, br), 6.38 (1H, s), 8.08 (1H, s).
【0254】
c) 2,5-ジブロモ-4-プロピルピリジンの製造:
5-ブロモ-4-プロピルピリジン-2-アミン(5.67g, 26.3mmol)に10℃にて48%臭化水素(21mL)を加えた。氷冷下、臭素(4.0mL)を加え、-10℃にて亜硝酸ナトリウム(4.54g)の水溶液(4.5mL)を滴下した。-10℃にて30分間攪拌した後、1N-水酸化ナトリウム水溶液(10mL)加え、室温下2時間攪拌した。反応液に水を加えた。ジエチルエーテルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジエチルエーテル)を用いて精製し、表題化合物6.96g (収率95%)を褐色油状物として得た。
【0255】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.01 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.62-1.69 (2H, m), 2.66 (2H, t, J = 7.8 Hz), 7.33 (1H, s), 8.40 (1H, s).
【0256】
d) 5-ブロモ-4-プロピルピコリノニトリルの製造:
2,5-ジブロモ-4-プロピルピリジン(100mg, 0.444mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(0.9mL)の溶液に、室温下ジニトリル亜鉛(57mg, 0.449mmol), テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(25mg, 0.0222mmol)を加え、マイクロ波照射下100℃にて20分間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ヘキサン/酢酸エチル(4/1)で抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)を用いて精製し、表題化合物60mg(収率60%)を無色結晶として得た。
【0257】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.02 (3H, t, J = 7.6 Hz), 1.66-1.72 (2H, m), 2.75 (2H, t, J = 7.6 Hz), 7.53 (1H, s), 8.74 (1H, s).
【0258】
e) 5-ブロモ-4-プロピルピコリン酸メチルの製造:
5-ブロモ-4-プロピルピコリノニトリル(15mg, 0.0670mmol)のメタノール(1.3mL)の溶液に、氷冷下硫酸(180μL, 0.0670mmol)を加え、80℃にて終夜攪拌した。反応液に氷冷下1N-水酸化ナトリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、メタノールを減圧濃縮した。酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)を用いて精製し、表題化合物11mg(収率62%)を褐色結晶として得た。
【0259】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.02 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.66-1.75 (2H, m), 2.74-2.80 (2H, m), 4.01 (3H, s), 8.00 (1H, s), 8.75 (1H, s).
【0260】
f) 4-[6-(メトキシカルボニル)-4-プロピルピリジン-3-イル]ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルの製造:
5-ブロモ-4-プロピルピコリン酸メチル(100mg, 0.387mmol)のトルエン(1.94mL)の溶液に、1-tert-ブチトキシカルボニルピペラジン(84mg, 0.453mmol), トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(8.3mg, 0.00902mmol)、BINAP(11.2mg, 0.0180mmol)、炭酸セシウム(295mg, 0.906mmol)を加え、110℃にて14時間攪拌した。反応液に水を加え、クロロホルムで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)を用いて精製し、表題化合物70mg(収率49%)を淡黄色結晶として得た。
【0261】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.99 (3H, t, J= 7.0 Hz), 1.49 (9H, s), 1.73 (2H, qt, J = 7.0, 7.6 Hz), 2.66 (2H, t, J= 7.6 Hz), 2.99 (4H, t, J = 5.1 Hz), 3.60 (4H, t, J = 5.1 Hz), 3.98 (3H, s), 7.99 (1H, s), 8.33 (1H, s).
【0262】
g) 5-[4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル]-4-プロピルピコリン酸の製造:
4-[6-(メトキシカルボニル)-4-プロピルピリジン-3-イル]ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチル(111mg, 0.307mmol)のメタノール(3.0mL)の溶液に、氷冷下、4N-水酸化ナトリウム水溶液(383μL, 1.53mmol)を加え、室温にて終夜攪拌した。反応液に氷冷下4N-塩酸水溶液を加え、クロロホルムで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム)を用いて精製し、表題化合物134mg(収率>99%)を黄色結晶として得た。
【0263】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.01 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.49 (9H, s), 1.77 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 2.79 (2H, t, J= 7.6 Hz), 3.03 (4H, t, J = 5.1 Hz), 3.61 (4H, t, J = 5.1 Hz), 4.90 (1H, brs), 8.06 (1H, s), 8.28 (1H, s).
【0264】
h) 4-{6-[(ペルフルオロフェノキシ)カルボニル]-4-プロピルピリジン-3-イル}ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルの製造:
5-[4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル]-4-プロピルピコリン酸(134mg, 0.307mmol)を酢酸エチル(6.2mL)に溶液させた。室温下、ペンタフルオロフェノール(68mg, 0.368mmol)、N, N’-ジシクロヘキシルカルボジイミド(76mg, 0.368mmol)を順に加え、室温にて終夜撹拌した。反応液に氷冷下水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)を用いて精製し、表題化合物189mg(収率>99%)を黄褐色結晶として得た。
【0265】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.03 (3H, t, J= 7.2 Hz), 1.50 (9H, s), 1.78 (2H, qt, J = 7.2, 8.0 Hz), 2.71 (2H, t, J= 8.0 Hz), 3.06 (4H, t, J = 5.2 Hz), 3.63 (4H, t, J = 5.2 Hz), 8.13 (1H, s), 8.42 (1H, s).
【0266】
i) 4-[6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-4-プロピルピリジン-3-イル]ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルの製造:
4-{6-[(ペルフルオロフェノキシ)カルボニル]-4-プロピルピリジン-3-イル}ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチル(189mg, 0.307mmol)を真空ポンプ化乾燥し、エチレングリコールジメチルエーテル(6.2mL)に溶解させた。-78℃下、トリフルオロメチルトリメチルシラン (227μL, 1.53mmol)、テトラメチルアンモニウムフルオライド(143mg, 1.53mmol)を順に加え、徐々に室温に上温し、終夜撹拌した。反応液に氷冷下水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)を用いて精製し、表題化合物60mg(収率41%)を黄色油状物として得た。
【0267】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.00 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.50 (9H, s), 1.71 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 2.70 (2H, t, J = 7.6 Hz), 2.97 (4H, t, J = 4.9 Hz), 3.60 (4H, t, J = 4.9 Hz), 3.90 (1H, brs), 7.53 (1H, s), 8.25 (1H, s).
【0268】
j) 4-{6-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-4-プロピルピリジン-3-イル}ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルの製造:
4-[6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-4-プロピルピリジン-3-イル]ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチル(60mg, 0.126mmol)を真空ポンプ化乾燥し、N,N-ジメチルホルムアミド(2.5mL)に溶解させた。氷冷下、水素化ナトリウム (7.3mg, 0.152mmol)、臭化ベンジル(17μL, 0.139mmol)を順に加え、室温にて終夜撹拌した。反応液に氷冷下水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン)を用いて精製し、表題化合物54mg(収率76%)を黄色油状物として得た。
【0269】
1H-NMR (CDCl
3) δ: 0.91 (3H, t, J= 7.2 Hz), 1.49 (9H, s), 1.56 (2H, qt, J = 7.2, 7.6 Hz), 2.61 (2H, t, J= 7.6 Hz), 2.96 (4H, t, J = 4.8 Hz), 3.58 (4H, t, J = 4.8 Hz), 4.68 (2H, s), 7.32-7.41 (5H, m), 7.46 (1H, s), 8.39 (1H, s).
【0270】
k) 1-{6-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-4-プロピルピリジン-3-イル}ピペラジンの製造:
4-{6-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-4-プロピルピリジン-3-イル}ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチル(32mg, 0.0563mmol)をジクロロメタン(10mL)に溶解させた。氷冷下、トリフルオロ酢酸 (43μL , 0.563mmol)を加え、室温にて30分間撹拌した。反応液に氷冷下飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム)を用いて精製し、表題化合物27mg(収率>99%)を黄色油状物として得た。
【0271】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.91 (3H, t, J= 7.2 Hz), 1.56 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 2.61 (2H, t, J = 7.6 Hz), 2.99-3.05 (8H, m), 3.58 (1H, s), 4.68 (2H, s), 7.32-7.41 (5H, m), 7.46 (1H, s), 8.41 (1H, s).
【0272】
l) 1-(4-{6-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-4-プロピルピリジン-3-イル}ピペラジン-1-イル)-2-ブロモエタノンの製造:
1-{6-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-4-プロピルピリジン-3-イル}ピペラジン(27mg, 0.0563mmol)をジクロロメタン(1.0mL)に溶解させた。氷冷下、N,N-ジメチルアニリン (15μL, 0.118mmol)、ブロモアセチルブロマイド (5.1μL, 0.0591mmol)を加え、氷冷下20分間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン)を用いて精製し、表題化合物25mg(収率78%)を黄色油状物として得た。
【0273】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.92 (3H, t, J= 7.2 Hz), 1.57 (2H, qt, J = 7.2, 7.6 Hz), 2.63 (2H, t, J = 7.6 Hz), 3.02 (2H, t, J = 4.8 Hz), 3.10 (2H, t, J = 4.8 Hz), 3.69 (2H, t, J = 4.8 Hz), 3.80 (2H, t, J = 4.8 Hz), 3.92 (2H, s), 4.69 (2H, s), 7.33-7.41 (5H, m), 7.48 (1H, s), 8.41 (1H, s).
【0274】
m) 3-[2-(4-{6-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-4-プロピルピリジン-3-イル}ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル]-5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン(5.6mg, 0.0240mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド(500μL)に溶解させ、氷冷下炭酸カリウム(7.5mg, 0.0545mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。その後、氷冷下1-(4-{6-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-4-プロピルピリジン-3-イル}ピペラジン-1-イル)-2-ブロモエタノン(13mg, 0.0218mmol)を加え、室温にて18時間攪拌した。氷冷下、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン)を用いて精製し、表題化合物13mg(収率78%)を黄色油状物として得た。
【0275】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.91 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.56 (2H, qt, J = 7.3, 8.0 Hz), 1.90 (3H, s), 2.62 (2H, t, J= 8.0 Hz), 3.00 (2H, t, J = 4.8 Hz), 3.08 (2H, t, J = 4.8 Hz), 3.22 (2H, t, J = 8.8 Hz), 3.63 (2H, t, J = 4.8 Hz), 3.77 (2H, t, J= 4.8 Hz), 4.31-4.41 (2H, m), 4.58 (2H, t, J = 8.8 Hz), 4.68 (2H, s), 5.75 (1H, s), 6.78 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.29 (1H, dd, J = 2.0, 8.3 Hz), 7.33-7.41 (6H, m), 7.48 (1H, s), 8.40 (1H, s).
【0276】
n) 5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-3-(2-{4-[6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-4-プロピルピリジン-3-イル]ピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
3-[2-(4-{6-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-4-プロピルピリジン-3-イル}ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル]-5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン(13 mg, 0.0170mmol)をメタノール(1.5mL)に溶解させ、パラジウム炭素(2.0mg)を加え、水素添加し室温にて2時間撹拌した。反応液をセライトろ過し、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン)を用いて精製し、表題化合物7.3mg(収率80%)を黄色油状物として得た。
【0277】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.00 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.72 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 1.90 (3H, s), 2.71 (2H, t, J= 7.6 Hz), 3.01 (2H, t, J = 4.6 Hz), 3.09 (2H, t, J = 4.6 Hz), 3.22 (2H, t, J = 8.8 Hz), 3.65 (2H, t, J = 4.6 Hz), 3.76 (1H, s), 3.80 (2H, t, J = 4.6 Hz), 4.32-4.41 (2H, m), 4.58 (2H, t, J = 8.8 Hz), 5.59 (1H, s), 6.79 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.30 (1H, dd, J = 2.0, 8.3 Hz), 7.40 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.55 (1H, s), 8.27 (1H, s).
【0278】
実施例11: 3-(2-{4-[6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-4-プロピルピリジン-3-イル]ピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0279】
【化19】
【0280】
5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例10と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0281】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.00 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.33 (6H, d, J = 6.1 Hz), 1.72 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 1.91 (3H, s), 2.71 (2H, t, J = 7.6 Hz), 3.01 (2H, t, J = 4.9 Hz), 3.09 (2H, t, J = 4.9 Hz), 3.65 (2H, t, J = 4.9 Hz), 3.75 (1H, s), 3.79 (2H, t, J = 4.9 Hz), 4.32-4.41 (2H, m), 4.54 (1H, t, J= 6.1 Hz), 5.70 (1H, s), 6.90 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.45 (2H, d, J= 8.8 Hz), 7.54 (1H, s), 8.27 (1H, s).
【0282】
実施例12: (R)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-3-メチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0283】
【化20】
【0284】
a) (R)-4-[4-(メトキシカルボニル)-2-ニトロフェニル]-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルの製造:
1-tert-ブトキシカルボニルピペラジンの代わりに(R)-3-メチル-1-tert-ブトキシカルボニルピペラジンを用い、その他は実施例6−b)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0285】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.04 (3H, d, J= 6.8 Hz), 1.48 (9H, s), 2.83-2.92 (1H, m), 3.34-3.51 (6H, m), 3.92 (3H, s), 7.14 (1H, d, J = 8.6 Hz), 8.10 (1H, dd, J = 1.9, 8.6 Hz), 8.39 (1H, d, J = 1.9 Hz).
【0286】
b) (R)-4-[2-アミノ-4-(メトキシカルボニル)フェニル]-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルの製造:
実施例6−c)と同様に反応・処理し、表題化合物7.3mg(収率80%)を黄色油状物として得た。
【0287】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.86 (3H, d, J= 5.9 Hz), 1.49 (9H, s), 2.56-2.66 (1H, m), 2.82-3.2 (6H, m), 3.87 (3H, s), 4.18 (2H, brs), 7.02 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.39-7.42 (2H, m).
【0288】
c)(R)-4-[2-ヨード-4-(メトキシカルボニル)フェニル]-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルの製造
実施例6−d)と同様に反応・処理し、表題化合物7.3mg(収率80%)を黄色油状物として得た。
【0289】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.00 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.33 (6H, d, J = 6.1 Hz), 1.72 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 1.91 (3H, s), 2.71 (2H, t, J = 7.6 Hz), 3.01 (2H, t, J = 4.9 Hz), 3.09 (2H, t, J = 4.9 Hz), 3.65 (2H, t, J = 4.9 Hz).
【0290】
d) (R,Z)-4-[4-(メトキシカルボニル)-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル]-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルの製造
実施例6−e)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0291】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.91 (3H, d, J= 6.2 Hz), 1.48 (9H, s), 1.88 (3H, d, J = 6.8 Hz), 2.70-2.78 (1H, m), 3.10-3.55 (6H, m), 3.89 (3H, s), 5.76-5.88 (1H, m), 6.49 (1H, d, J = 11.6 Hz), 6.96 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.87 (1H, dd, J = 1.9, 8.6 Hz), 7.94 (1H, d, J = 1.9 Hz).
【0292】
e) (R,Z)-4-[4-(tert-ブトキシカルボニル)-2-メチルピペラジン-1-イル]-3-(プロパ-1-エン−1−イル)安息香酸の製造
実施例6−f)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0293】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.93 (3H, d, J= 6.2 Hz), 1.48 (9H, s), 1.89 (3H, d, J = 6.2 Hz), 2.72-2.80 (1H, m), 3.19-3.57 (6H, m), 5.75-5.90 (1H, m), 6.47 (1H, d, J = 10.8 Hz), 6.97 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.93 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.00 (1H, s).
【0294】
f) (R,Z)-3-メチル-4-{4-[(ペルフルオロフェノキシ)カルボニル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルの製造
実施例6−g)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0295】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.97 (3H, d, J= 6.5 Hz), 1.49 (9H, s), 1.90 (3H, d, J = 7.0 Hz), 2.80-2.90 (1H, m), 3.20-3.70 (6H, m), 5.81-5.93 (1H, m), 6.46 (1H, d, J = 11.0 Hz), 7.02 (1H, d, J = 8.1 Hz), 8.04 (1H, d, J = 8.1 Hz), 8.06 (1H, s).
【0296】
g) (R,Z)-4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル]-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルの製造
実施例6−h)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0297】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.90 (3H, d, J= 6.2 Hz), 1.48 (9H, s), 1.83 (3H, d, J = 6.8 Hz), 2.65-2.73 (1H, m), 3.08-3.18 (1H, m), 3.25-3.68 (5H, m), 5.76-5.88 (1H, m), 6.56 (1H, d, J= 13.2 Hz), 7.02 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.53 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.59 (1H, s).
【0298】
h) (R,Z)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-[4-(2-メチルピペラジン-1-イル)-3-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル]プロパン-2-オールの製造
実施例6−j)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0299】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.96 (3H, d, J= 6.2 Hz), 1.81 (3H, d, J = 6.8 Hz), 2.76-2.85 (2H, m), 3.08-3.29 (4H, m), 3.45-3.55 (1H, m), 5.78-5.90 (1H, m), 6.59 (1H, d, J = 13.2 Hz), 7.14 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.61 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.62 (1H, s).
【0300】
i) (R,Z)-1-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}-2-メチルピペラジンの製造
臭化ベンジルの代わりに塩化メトキシメチルエーテルを用い、その他は実施例6−i)と同様に反応・処理し、表題化合物7.3mg(収率90%)を黄色油状物として得た。
【0301】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.94 (3H, d, J= 5.9 Hz), 1.82 (3H, d, J = 6.5 Hz), 2.70-2.76 (3H, m), 2.95-3.18 (3H, m), 3.35-3.49 (1H, m), 3.55 (3H, s), 4.87 (2H, s), 5.76-5.89 (1H, m), 6.58 (1H, d, J = 11.3 Hz), 7.08 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.44 (1H, d, J= 8.4 Hz), 7.51 (1H, s).
【0302】
j) (R,Z)-2-ブロモ-1-(4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}-3-メチルピペラジン-1-イル)エタノンの製造
実施例6−k)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0303】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.94 (3H, d, J= 5.9 Hz), 1.82 (3H, d, J = 7.0 Hz), 2.75-2.87 (2H, m), 3.11-3.39 (2H, m), 3.49-3.81 (3H, m), 3.55 (3H, s), 3.89 (1H, d, J = 10.0 Hz), 3.92 (1H, d, J = 10.0 Hz), 4.87 (2H, s), 5.79-5.82 (1H, m), 6.56 (1H, d, J= 11.9 Hz), 7.03 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.45 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.52 (1H, s).
【0304】
k) (R)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-3-メチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造
【0305】
5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン(7.7mg, 0.0311mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド(500μL)に溶解させ、氷冷下炭酸カリウム(8.6mg, 0.0622mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。その後、氷冷下、(R,Z)-2-ブロモ-1-(4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}-3-メチルピペラジン-1-イル)エタノン(17 mg, 0.0311mmol)を加え、室温にて18時間攪拌した。氷冷下、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた粗生成物を酢酸エチル(1.0mL)に溶解させ、4N−塩酸-酢酸エチル溶液(1.0mg)を加え、室温にて1時間撹拌した。氷冷下、反応液に水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)を用いて精製し、(R,Z)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)- 2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル]-3-メチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン 17.4mg(収率83%)を黄色油状物として得た。
【0306】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.87-0.96 (3H, m), 1.32 (6H, d, J = 5.9 Hz), 1.83 (3H, dd, J = 6.5, 7.3 Hz), 1.90 (3H, s). 2.67-2.80 (1H, m), 3.08-4.05 (7H, m), 4.25-4.42 (2H, m), 4.53 (1H, q, J= 5.9 Hz), 5.84 (1H, qd, J = 7.3, 11.5 Hz), 5.96 (1H, brs), 6.67 (1H, dd, J = 6.5, 11.5 Hz), 6.89 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.02 (1H, d, J= 8.1 Hz), 7.45 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.56 (1H, dd, J = 2.0, 8.1 Hz), 7.61 (1H, d, J = 2.0 Hz).
【0307】
(R,Z)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)- 2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル]-3-メチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用い、実施例6−m)、n)と同様に反応・処理することにより、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0308】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.79-0.86 (3H, m), 0.95 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.32 (6H, d, J = 5.9 Hz), 1.62 (2H, qt, J= 7.3, 7.6 Hz), 1.90 (3H, s), 2.70-2.80 (2H, m), 2.89-3.46 (3H, m), 3.63-3.70 (2H, m), 3.95-4.05 (2H, m), 4.26-4.43 (2H, m), 4.54 (1H, q, J = 5.9 Hz), 5.94 (1H, s), 6.89 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.10-7.15 (1H, m), 7.46 (2H, d, J= 8.6 Hz), 7.49-7.53 (1H, m), 7.53 (1H, d, J = 2.0 Hz).
【0309】
実施例13:(S)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-3-メチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0310】
【化21】
【0311】
(R)-3-メチル-1-tert-ブトキシカルボニルピペラジンの代わりに(S)-3-メチル-1-tert-ブトキシカルボニルピペラジンを用い、その他は実施例12と同様に反応処理することにより、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0312】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.79-0.86 (3H, m), 0.95 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.32 (6H, d, J = 6.2 Hz), 1.62 (2H, qt, J= 7.3, 7.6 Hz), 1.91 (3H, s), 2.60-2.80 (2H, m), 2.90-3.49 (3H, m), 3.63-3.70 (2H, m), 4.20-4.25 (2H, m), 4.25-4.43 (2H, m), 4.54 (1H, q, J = 6.2 Hz), 5.86 (1H, s), 6.99 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.10-7.14 (1H, m), 7.46 (2H, d, J= 8.6 Hz), 7.49-7.53 (1H, m), 7.53 (1H, d, J 2.0 Hz).
【0313】
実施例14−1:(2R, 5S, Z)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0314】
【化22】
【0315】
a-1)Trans-2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルの製造
Trans-2,5-ジメチルピペラジン(100mg, 0.876mmol)のジクロロメタン(3mL)の溶液に、氷冷下トリエチルアミン(245μL, 1.75mmol)、二炭酸ジ-tert-ブチル(201μL, 0.876mmol)を順に加え、室温にて終夜攪拌した。反応液に氷冷下水を加え、クロロホルムで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール)を用いて精製し、表題化合物111mg(収率59%)を無色油状物として得た。
【0316】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.16 (3H, d, J= 6.6 Hz), 1.21 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.46 (9H, s), 2.48 (1H, d, J= 12.8 Hz), 3.09-3.16 (1H, m), 3.18-3.24 (2H, m), 3.54 (1H, d, J = 13.4 Hz), 4.15-4.30 (1H, m), 5.68 (1H, brs).
【0317】
a-2-1) 2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 (2R, 5S)-tert-ブチルの製造:
a-2-1-1) 2-(ベンジルアミノ)プロパン酸 (S)-メチルの製造:
L-アラニンメチルエステル塩酸塩(15.0g, 107mmol)をN, N’−ジメチルホルムアミド(150mL)に溶解させ、炭酸カリウム(32.5g, 235mmol)、臭化ベンジル(18.4g, 107mmol)を加え、80℃にて終夜攪拌した。その後、室温に戻し、反応溶液をセライトろ過し、酢酸エチルにて抽出し、水、飽和食塩水にて洗浄し、硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)にて精製し、表題化合物(12.7g, 61%)を無色油状物として得た。
【0318】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.32 (3H, d, J = 7.1 Hz), 3.40 (1H, q, J = 7.1 Hz), 3.69 (1H, d, J = 12.7 Hz), 3.73 (3H, s), 3.80 (1H, d, J = 12.7 Hz), 7.25-7.36 (5H, m).
【0319】
a-2-1-2) 2-{(R)-N-ベンジル-2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]プロパンアミド}プロパン酸 (S)-メチルの製造:
2-(ベンジルアミノ)プロパン酸 (S)-メチル(9.28g, 48.1mmol)のジクロロメタン(100mL)溶液にBoc−D−アラニン(10g, 52.9mmol)を加えた後、氷冷下、4−ジメチルアミノピリジン(587mg, 4.81mmol)、EDCI(11g, 57.7mmol)を加え、室温にて終夜攪拌した。反応溶液をクロロホルムにて抽出し、5%クエン酸水溶液、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液にて洗浄し、硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)にて精製し、表題化合物(9.34g, 53%)を無色油状物として得た。
【0320】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.24 (3H, d, J = 6.8 Hz), 1.38 (3H, d, J= 7.1 Hz), 1.43 (9H, s), 3.67 (3H, s), 4.20 (1H, q, J = 7.1 Hz), 4.59 (1H, d, J = 16.8 Hz), 4.61-4.73 (1H, m), 4.77 (1H, d, J= 16.8 Hz), 5.31 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.22-7.39 (5H, m).
【0321】
a-2-1-3) (3R,6S)-1-ベンジル-3,6-ジメチルピペラジン-2,5-ジオンの製造:
2-{(R)-N-ベンジル-2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]プロパンアミド}プロパン酸 (S)-メチル(9.34g, 25.6mmol)のジクロロメタン(100mL)溶液に氷冷下、トリフルオロ酢酸(14.6g, 128mmol)を加え、室温にて終夜攪拌した。反応溶液を減圧濃縮した後、メタノール(40mL)を加え、氷冷下飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(pH=8 になるまで加えた)を加えた後、80℃にて終夜攪拌した。反応溶液を減圧濃縮した後、酢酸エチルにて抽出し、飽和食塩水にて洗浄し、硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)にて精製し、表題化合物(4.05g, 68%)を無色油状物として得た。
【0322】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.42 (3H, d, J = 7.1 Hz), 1.54 (3H, d, J = 6.8 Hz), 3.87 (1H, q, J = 7.1 Hz), 4.09 (1H, d, J= 14.9 Hz), 4.16 (1H, q, J = 6.8 Hz), 5.17 (1H, d, J = 14.9 Hz), 6.51 (1H, s), 7.23-7.36 (5H, m).
【0323】
a-2-1-4) (2R,5S)-1-ベンジル-2,5-ジメチルピペラジンの製造:
アルゴン雰囲気下、(3R,6S)-1-ベンジル-3,6-ジメチルピペラジン-2,5-ジオン(4.05g, 17.4mmol)のテトラヒドロフラン(70mL)溶液に氷冷下、リチウムアルミニウムハイドライド(993mg, 26.2mmol)を加え、室温にて10分間攪拌し、その後、80℃にて4時間攪拌した。その後、反応溶液に氷冷下、リチウムアルミニウムハイドライド(331mg, 8,72mmol)を加え、80℃にて1時間30分攪拌した。その後、反応溶液に氷冷下、テトラヒドロフラン、水を加え、室温にて終夜攪拌した。
反応溶液をセライトろ過し、酢酸エチル、水で洗浄し、硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧濃縮し、表題化合物(3.52g, 99%)を黄色油状物として得た。
【0324】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.93 (3H, d, J = 6.3 Hz), 1.14 (3H, d, J = 6.1 Hz), 1.63 (1H, dd, J = 10.2, 11.2 Hz), 2.18-2.26 (1H, m), 2.63 (1H, dd, J = 10.5, 12.2 Hz), 2.68 (1H, dd, J = 2.7, 11.2 Hz), 2.75-2.83 (1H, m), 2.91 (1H, dd, J = 2.9, 12.2 Hz), 3.09 (1H, d, J = 13.4 Hz), 4.10 (1H, d, J = 13.4 Hz), 7.22-7.32 (5H, m).
【0325】
a-2-1-5) 4-ベンジル-2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 (2R,5S)-tert-ブチルの製造:
(2R,5S)-1-ベンジル-2,5-ジメチルピペラジン(3.52g, 17.2mmol)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液に氷冷下、トリメチルアミン(2.12g, 20.9mmol)、ジ-tert-ブチルカルボネート(4.56g, 20.9mmol)を加え、15分間攪拌した。その後、室温にて5時間30分攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルにて抽出し、飽和食塩水にて洗浄し、硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)にて精製し、表題化合物(3.16g, 60%)を淡黄色油状物として得た。
【0326】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.98 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.23 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.46 (9H, s), 2.19 (1H, d, J = 12.2 Hz), 2.70 (1H, dd, J = 4.4, 12,2 Hz), 2.91-2.98 (1H, m), 3.31 (1H, dd, J= 3.6, 12.9 Hz), 3.46 (1H, d, J = 13.5 Hz), 3.62 (1H, d, J = 13.5 Hz), 3.65 (1H, d, J = 12.9 Hz), 4.17-4.25 (1H, m), 7.22-7.37 (5H, m).
【0327】
a-2-1-6) 2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 (2R,5S)-tert-ブチルの製造:
アルゴン雰囲気下、4-ベンジル-2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 (2R,5S)-tert-ブチル(2.0g, 6.57mmol)をメタノール(60mL)に溶解させ、10%パラジウム炭素(670mg)、ギ酸(1.5g, 32.9mmol)を加えた。室温にて2時間攪拌した。その後、反応溶液をセライトろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣にクロロホルム、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムにて抽出し、硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧濃縮し、表題化合物(1.56g, >100%)を黄色油状物として得た。
【0328】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.17 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.21 (3H, d, J = 6.8 Hz), 1.46 (9H, s), 2.48 (1H, dd, J = 2.9, 13.0 Hz), 3.03-3.15 (1H, m), 3.18-3.23 (2H, m), 3.54 (1H, dd, J = 2.0, 13.4 Hz), 4.08-4.14 (1H, m).
【0329】
a-2-2) 2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 (2S, 5R)-tert-ブチルの製造:
L-アラニンメチルエステル塩酸塩の代わりにD-アラニンメチルエステル塩酸塩を用いて、実施例14−1-a-2-1-1)から同a-2-1-6)と同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
【0330】
a-3-1) 2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 (2S, 5R)-tert-ブチルの製造:
a-3-1-1) racemic trans-1-ベンジル-2,5-ジメチルピペラジンの製造:
trans-2,5-ジメチルピペラジン (25g, 219mmol)をシクロヘキサン(250mL)−水(35mL)に溶解させ、室温にてtetra-ブチルアンモニウムクロライド (2.2g, 15.5mmol)、水酸化ナトリム水溶液(23mL)、ベンジルクロライド (26.5g, 208mmol)を加えた。40℃にて18時間撹拌した。その後、室温に戻し、反応液をシクロヘキサンで抽出した。有機層に37%塩酸水溶液を加え、攪拌した。抽出操作により得た水層に2-メチルテトラヒドロフラン、50%水酸化ナトリウム水溶液を加えて、2-メチルテトラヒドロフランにて抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、表題化合物34g(収率76%) を無色油状物として得た。
【0331】
1H-NMR (CDCl
3) δ: 0.93 (3H, d, J = 6.3 Hz), 1.14 (3H, d, J = 6.1 Hz), 1.63 (1H, dd, J = 10.2, 11.2 Hz), 2.18-2.26 (1H, m), 2.63 (1H, dd, J = 10.5, 12.2 Hz), 2.68 (1H, dd, J = 2.7, 11.2 Hz), 2.75-2.83 (1H, m), 2.91 (1H, dd, J = 2.9, 12.2 Hz), 3.09 (1H, d, J = 13.4 Hz), 4.10 (1H, d, J = 13.4 Hz), 7.22-7.32 (5H, m).
【0332】
a-3-1-2) (2S, 5R)-1-ベンジル-2,5-ジメチルピペラジン-2-酒石酸塩の製造:
racemic trans-1-ベンジル-2,5-ジメチルピペラジン (2.35g, 11.5mmol)をメタノール(14mL)に溶解させ、D-(−)-酒石酸 (3.45g, 23.0mmol)を加え、5℃にて20時間静置した。メタノールにてろ取し、減圧下乾燥し、表題化合物2.66g (収率44%) を白色結晶として得た。更に得られた白色結晶をメタノール(27mL)に溶解させ、再結晶を行い、表題化合物1.7g (収率28%, 99.9% ee) を白色結晶として得た。
【0333】
1H-NMR (D
2O) δ:1.18 (3H, d, J= 6.5 Hz), 1.51 (3H, d, J = 6.3 Hz), 1.92 (1H, bs), 2.89 (1H, t, J = 12.9 Hz), 3.18 (1H, t, J = 13.8 Hz), 3.29 (1H, dd. J = 3.0, 13.8 Hz), 3.47 (1H, m), 3.53 (1H, m), 3.62 (1H, dd, J = 3.0, 12.9 Hz), 3.98 (1H, d, J = 13.1 Hz), 4.41 (4H, s), 4.71 (1H, d, J = 13.1 Hz), 7.39-7.48 (5H, m).
【0334】
a-3-1-3) 4-ベンジル-2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 (2S, 5R)-tert-ブチルの製造:
(2S, 5R)- 1-ベンジル-2,5-ジメチルピペラジン-2-酒石酸塩(5.0g, 9.91mmol)を2-メチルテトラヒドロフラン(30mL)に溶解させ、氷冷下にて水酸化ナトリウム水溶液 (水酸化ナトリウム:2.62g, 65.4mmol、水:18mL)、二炭酸ジ-tert-ブチル(2.2g, 9.91mmol)の2-メチルテトラヒドロフラン溶液を加え、室温下にて終夜撹拌した。その後、反応液を2-メチルテトラヒドロフランにて抽出し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧濃縮し、表題化合物3.11g (収率>100%) を白色結晶として得た。
【0335】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.98 (3H, d, J = 6.2 Hz), 1.23 (3H, d, J = 6.5 Hz), 1.46 (9H, s), 2.19 (1H, dd, J = 1.6, 11.9 Hz), 2.69 (1H, dd, J = 4.3, 11.9 Hz), 2.92-3.00 (1H, m), 3.31 (1H, dd, J = 3.5, 12.4 Hz), 3.46 (1H, d, J= 13.5 Hz), 3.62 (1H, d, J = 13.5 Hz), 3.66 (1H, dd, J = 2.4, 12.4 Hz), 4.15-4.23 (1H, m), 7.20-7.37 (5H, m).
【0336】
a-3-1-4) 2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 (2S, 5R)-tert-ブチルの製造:
4-ベンジル-2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 (2S, 5R)- tert-ブチル (3.11g, 10.2mmol)をメタノール(19mL)に溶解させ、アルゴン雰囲気下、パラジウム炭素(156mg)を加え、氷冷下ギ酸 (2.4g, 51.1mmol)を加えた。室温に戻し、終夜攪拌した。その後、反応液をセライトろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣に水、ヘキサンを加えて抽出し、水層に水酸化ナトリウム水溶液を加え、2-メチルテトラヒドロフランにて抽出し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧濃縮し、表題化合物2.21g(収率>100%) を無色油状物として得た。
【0337】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.16 (3H, d, J= 6.6 Hz), 1.21 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.46 (9H, s), 2.48 (1H, d, J= 12.8 Hz), 3.09-3.16 (1H, m), 3.18-3.24 (2H, m), 3.54 (1H, d, J = 13.4 Hz), 4.15-4.30 (1H, m), 5.68 (1H, brs).
【0338】
a-3-2) 2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 (2R, 5S)-tert-ブチルの製造:
D-(−)-酒石酸の代わりにL-(+)-酒石酸を用いて、実施例14−1-a-3-1-2)以下と同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
【0339】
b) (2R, 5S)-4-[4-(メトキシカルボニル)-2-ニトロフェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルの製造:
ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルの代わりに2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 (2R, 5S)-tert-ブチルを用いて、実施例6−b)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0340】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.09 (3H, d, J= 6.3 Hz), 1.26 (3H, d, J = 6.3 Hz), 1.48 (9H, s), 2.75 (1H, d, J= 11.7 Hz), 3.54-3.68 (4H, m), 3.91 (3H, s), 4.35-4.42 (1H, m), 7.03 (1H, d, J= 8.6 Hz), 8.06 (1H, dd, J = 1.9, 8.6 Hz), 8.45 (1H, d, J = 1.9 Hz).
【0341】
c) (2R, 5S)- 4-[2-アミノ-4-(メトキシカルボニル)フェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルの製造:
(2R, 5S)-4-[4-(メトキシカルボニル)-2-ニトロフェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルを用いて実施例6−c)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0342】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.92 (3H, d, J= 6.6 Hz), 1.30 (3H, d, J = 6.8 Hz), 1.49 (9H, s), 2.55 (1H, d, J= 11.9 Hz), 3.41-3.45 (1H, m), 3.59-3.63 (2H, m), 3.78 (1H, d, J = 13.4 Hz), 3.87 (3H, s), 3.93 (1H, brs), 4.40-4.47 (1H, m), 6.84 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.40 (1H, dd, J = 1.9, 8.3 Hz), 7.43 (1H, d, J = 1.9 Hz).
【0343】
d) (2R, 5S)- 4-[2-ヨード-4-(メトキシカルボニル)フェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルの製造
(2R, 5S)- 4-[2-アミノ-4-(メトキシカルボニル)フェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルを用いて実施例6−d)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0344】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.93 (3H, d, J= 6.6 Hz), 1.35 (3H, d, J = 6.8 Hz), 1.49 (9H, s), 2.56 (1H, d, J= 11.2 Hz), 3.61-3.65 (2H, m), 3.77-3.80 (2H, m), 3.89 (3H, s), 4.41-4.46 (1H, m), 6.86 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.96 (1H, dd, J = 2.0, 8.3 Hz), 8.50 (1H, d, J = 2.0 Hz).
【0345】
e) (2R, 5S, Z)- 4-[4-(メトキシカルボニル)-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルの製造
(2R, 5S)- 4-[2-ヨード-4-(メトキシカルボニル)フェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルを用いて実施例6−e)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0346】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.90 (3H, d, J= 6.3 Hz), 1.28 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.48 (9H, s), 1.90-1.92 (3H, m), 2.73 (1H, d, J = 11.7 Hz), 3.41-3.44 (1H, m), 3.53-3.58 (1H, m), 3.69-3.72 (2H, m), 3.89 (3H, s), 4.41-4.46 (1H, m), 5.79-5.88 (1H, m), 6.45 (1H, d, J = 11.5 Hz), 6.84 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.86 (1H, dd, J= 2.0, 8.6 Hz), 7.93 (1H, d, J = 2.0 Hz).
【0347】
f) (2R, 5S, Z)- 4-[4-(tert-ブトキシカルボニル)-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル]-3-(プロパ-1-エン−1−イル)安息香酸の製造
(2R, 5S, Z)- 4-[4-(メトキシカルボニル)-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルを用いて実施例6−f)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0348】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.92 (3H, d, J= 5.9 Hz), 1.27 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.48 (9H, s), 1.91-1.93 (3H, m), 2.77 (1H, d, J = 11.7 Hz), 3.43-3.76 (4H, m), 4.12-4.21 (1H, m), 4.42-4.49 (1H, m), 5.81-5.89 (1H, m), 6.44 (1H, d, J = 10.5 Hz), 6.87 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.93 (1H, dd, J = 2.0, 8.5 Hz), 7.99 (1H, d, J = 2.0 Hz).
【0349】
g) (2R, 5S, Z)- 2,5-ジメチル-4-{4-[(ペルフルオロフェノキシ)カルボニル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルの製造
(2R, 5S, Z)- 4-[4-(tert-ブトキシカルボニル)-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル]-3-(プロパ-1-エン−1−イル)安息香酸を用いて実施例6−g)と同様に反応・処理し、表題化合物7.3mg(収率80%)を黄色油状物として得た。
【0350】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.96 (3H, d, J= 6.6 Hz), 1.29 (3H, d, J = 6.8 Hz), 1.49 (9H, s), 1.92-1.94 (3H, m), 2.82 (1H, d, J = 11.0 Hz), 3.43-3.87 (4H, m), 4.42-4.49 (1H, m), 5.85-5.93 (1H, m), 6.44 (1H, d, J = 11.7 Hz), 6.92 (1H, d, J = 8.5 Hz), 8.03 (1H, dd, J = 2.0, 8.5 Hz), 8.05 (1H, d, J = 2.0 Hz).
【0351】
h) 4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-((Z)- プロパ-1-エン−1−イル)フェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 (2R, 5S)-tert-ブチルの製造
(2R, 5S, Z)- 2,5-ジメチル-4-{4-[(ペルフルオロフェノキシ)カルボニル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルを用いて実施例6−h)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0352】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.89 (3H, d, J= 6.5 Hz), 1.29 (3H, d, J = 6.5 Hz), 1.48 (9H, s), 1.87 (3H, dd, J= 1.6, 7.0 Hz), 2.67 (1H, d, J = 11.6 Hz), 3.38-3.74 (4H, m), 4.37-4.46 (1H, m), 5.77-5.90 (1H, m), 6.51 (1H, dd, J = 1.6, 11.7 Hz), 6.88 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.37 (1H, dd, J = 2.0, 8.6 Hz), 7.57 (1H, d, J= 2.0 Hz).
【0353】
i) (2R, 5S, Z)- 2-[4-(2,5-ジメチルピペラジン-1-イル)-3-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル]-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-オールの製造
4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-((Z)- プロパ-1-エン−1−イル)フェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 (2R, 5S)-tert-ブチルを用いて実施例6−j)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0354】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.85 (3H, d, J= 6.2 Hz), 1.07 (3H, d, J = 6.2 Hz), 1.82 (3H, dd, J = 1.6, 7.3 Hz), 2.26-3.20 (8H, m), 5.82 (1H, qd, J = 7.3, 11.6 Hz), 6.69 (1H, dd, J= 1.6, 11.6 Hz), 7.19 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.61-7.66 (2H, m).
【0355】
j) (2R, 5S, Z)- 1-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}-2,5-ジメチルピペラジンの製造
(2R, 5S, Z)- 2-[4-(2,5-ジメチルピペラジン-1-イル)-3-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル]-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-オールを用いて実施例12−i)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0356】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.88 (3H, d, J= 5.9 Hz), 1.14 (3H, d, J = 6.2 Hz), 1.81 (3H, dd, J = 1.6, 7.2 Hz), 2.32-2.45 (1H, m), 2.67-2.96 (2H, m), 3.05-3.29 (4H, m), 3.55 (3H, s), 4.87 (2H, s), 5.77-5.90 (1H, m), 6.66 (1H, dd, J = 1.6, 11.9 Hz), 7.18 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.46 (1H, dd, J = 2.0, 8.4 Hz), 7.55 (1H, d, J = 2.0 Hz).
【0357】
k) (2R, 5S, Z)- 2-ブロモ-1-(4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル)エタノンの製造
(2R, 5S, Z)- 1-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}-2,5-ジメチルピペラジンを用いて実施例6−k)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0358】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.89-0.99 (3H, m), 1.31-1.50 (3H, m), 1.87 (3H, dd, 1.6, 7.2 Hz), 2.74-2.81 (1H, m), 3.28-3.46 (2H, m), 3.55 (3H, s), 3.67-3.98 (4H, m), 4.16-4.28 (1H, m), 4.86 (2H, s), 5.86 (1H, qd, J = 7.2, 11.3 Hz), 6.50 (1H, dd, J = 1.6, 11.3 Hz), 6.89 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.43 (1H, dd, J = 2.0, 8.6 Hz), 7.49 (1H, d, J = 2.0 Hz).
【0359】
l) (2R, 5S, Z)- 3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン(7.7mg, 0.0311mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド(500μL)に溶解させ、氷冷下炭酸カリウム(8.6mg, 0.0622mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。その後、氷冷下、(2R,5S,Z)-2-ブロモ-1-(4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル)エタノン(17mg, 0.0311mmol)を加え、室温にて18時間攪拌した。氷冷下、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル(1.0mL)に溶解させ、4N−塩酸-酢酸エチル溶液(1.0mg)を加え、室温にて1時間撹拌した。氷冷下、反応液に水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)を用いて精製し、表題化合物17.4mg(収率83%)を黄色油状物として得た。
【0360】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.88-1.05 (3H, m), 1.26-1.34 (9H, m), 1.83-1.90 (6H, m), 2.68-2.80 (1H, m), 3.30-3.85 (4H, m), 4.05-4.34 (3H, m), 4.54 (1H, q, J = 6.1 Hz), 4.87 (1H, s), 5.83-5.96 (2H, m), 6.53-6.58 (1H, m), 6.86-6.91 (3H, m), 7.36-7.59 (4H, m).
【0361】
実施例14−2:(2S, 5R, Z)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 (2R, 5S)-tert-ブチルの代わりに2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 (2S, 5R)-tert-ブチルを用いて、実施例14−1の(2R, 5S, Z)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0362】
実施例15−1:(2R, 5S)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0363】
【化23】
【0364】
(2R, 5S, Z)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン(実施例14−1) (6.0mg, 0.0088mmol)をメタノール(1.0mL)に溶解させ、パラジウム炭素(5.0mg)を加え、水素添加し室温にて1時間撹拌した。反応液をセライトろ過し、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)を用いて精製し、表題化合物4.7mg(収率78%)を黄色油状物として得た。
【0365】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.95-1.00 (6H, m), 1.26-1.33 (9H, m), 1.68 (2H, qt, J = 7.0, 7.6 Hz), 1.90 (3H, s), 2.46-2.64 (2H, m), 2.77-2.89 (1H, m), 3.39-3.90 (5H, m), 4.20-4.30 (2H, m), 4.54 (1H, q, J = 5.9 Hz), 4.84 (1H, s), 5.99 (1H, s), 6.88-6.94 (3H, m), 7.36-7.52 (4H, m).
【0366】
実施例15−2:(2S, 5R)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
(2R, 5S, Z)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン(実施例14−1)の代わりに(2S, 5R, Z)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン(実施例14−2)を用いて、実施例15−1の製造と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0367】
実施例16: (R)-5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-3-メチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0368】
【化24】
【0369】
5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例12と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0370】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.79-0.86 (3H, m), 0.95 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.62 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 1.96 (3H, s), 2.60-2.80 (2H, m), 2.94-3.49 (3H, m), 3.22 (2H, t, J = 8.4 Hz), 3.63-3.70 (2H, m), 3.91-3.95 (2H, m), 4.27-4.46 (2H, m), 4.58 (2H, t, J= 8.4 Hz), 5.90 (1H, s), 6.78 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.10-7.15 (1H, m), 7.26-7.31 (1H, m), 7.41 (1H, s), 7.49-7.54 (1H, m), 7.54 (1H, s).
【0371】
実施例17:(S)-5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-3-メチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0372】
【化25】
【0373】
(R)-2-メチル-1-tert-ブトキシカルボニルピペラジンの代わりに(S)-2-メチル-1-tert-ブトキシカルボニルピペラジンを用い、5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いてその他は実施例12と同様に反応処理することにより、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0374】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.79-0.86 (3H, m), 0.95 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.62 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 1.90 (3H, s), 2.60-2.80 (2H, m), 2.90-3.48 (3H, m), 3.22 (2H, t, J = 8.6 Hz), 3.64-3.74 (2H, m), 3.97-4.00 (2H, m), 4.27-4.44 (2H, m), 4.58 (2H, t, J= 8.6 Hz), 5.90 (1H, s), 6.79 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.10-7.15 (1H, m), 7.26-7.30 (1H, m), 7.41 (1H, s), 7.49-7.54 (1H, m), 7.54 (1H, s).
【0375】
実施例18−1: (2R, 5S, Z)-5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0376】
【化26】
【0377】
5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0378】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.88-1.01 (3H, m), 1.49-1.71 (3H, m), 1.86-1.95 (6H, m), 3.22 (2H, t, J = 8.6 Hz), 3.28-3.84 (6H, m), 4.08-4.24 (2H, m), 4.58 (2H, t, J = 8.6 Hz),4.88 (1H, s), 5.75-5.90 (2H, m), 6.49-6.53 (1H, m), 6.78 (1H, dd, J = 4.9, 8.2 Hz), 6.88 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.29 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.41 (1H, d, J = 4.9 Hz), 7.53 (1H, dd, J = 2.0, 8.6 Hz), 7.58 (1H, d, J = 2.0 Hz).
【0379】
実施例18−2: (2S, 5R, Z)-5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例18−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0380】
実施例19−1:(2R, 5S)-5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0381】
【化27】
【0382】
5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1、15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0383】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.95-1.00 (6H, m), 1.35-1.50 (3H, m), 1.64-1.75 (2H, m), 1.90 (3H, s), 2.46-2.63 (2H, m), 2.74-2.89 (1H, m), 3.22 (2H, t, J = 8.6 Hz), 3.38-3.95 (5H, m), 4.20-4.34 (2H, m), 4.58 (2H, t, J = 8.6 Hz), 4.86 (1H, s), 5.81 (1H, s), 6.78 (1H, dd, J = 2.2, 8.6 Hz), 6.92 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.28-7.31 (1H, m), 7.40-7.48 (2H, m), 7.52 (1H, d, J = 2.0 Hz).
【0384】
実施例19−2:(2S, 5R)-5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例19−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0385】
実施例20: (R)-5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-3-メチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0386】
【化28】
【0387】
a) 5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
1-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)エタノンを用いて実施例1-l)と同様に反応・処理し、表題化合物を白色結晶として得た。
【0388】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.69 (3H, s), 4.21 (4H, s), 6.81 (1H, d, J = 8.1 Hz), 6.93 (1H, dd, J = 2.2, 8.1 Hz), 6.95 (1H, d, J = 2.2 Hz).
【0389】
b) 5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例12と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0390】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.79-0.85 (3H, m), 0.95 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.62 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 1.88 (3H, s), 2.60-2.80 (2H, m), 2.89-3.50 (3H, m), 3.63-3.70 (2H, m), 4.00-4.02 (2H, m), 4.24 (4H, s), 4.30-4.45 (2H, m), 5.96 (1H, s), 6.88 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.03 (1H, dd, J = 2.2, 8.6 Hz), 7.08 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.10-7.15 (1H, m), 7.49-7.53 (1H, m), 7.53 (1H, s).
【0391】
実施例21: (S)-5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-3-メチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0392】
【化29】
【0393】
(R)-2-メチル-1-tert-ブトキシカルボニルピペラジンの代わりに(S)-2-メチル-1-tert-ブトキシカルボニルピペラジンを用い、5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いてその他は実施例12と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0394】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.79-0.86 (3H, m), 0.95 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.62 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 1.88 (3H, s), 2.60-2.80 (2H, m), 2.89-3.47 (3H, m), 3.63-3.70 (2H, m), 3.90-3.95 (2H, m), 4.24 (4H, s), 4.24-4.40 (2H, m), 5.86 (1H, s), 6.88 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.03 (1H, dd, J = 2.4, 8.6 Hz), 7.08 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.10-7.14 (1H, m), 7.49-7.54 (1H, m), 7.54 (1H, s).
【0395】
実施例22:(R)-5-(2,2-ジメチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-3-メチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0396】
【化30】
【0397】
a) 5-(2,2-ジメチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
1-(4-ヒドロキシフェニル)エタノン(1.36g、10mmol)をアセトン(50mL)に溶解させ、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(370mg, 1.0mmol)、炭酸カリウム(2.76g, 20mmol)、3−クロロ−2−メチル−1−プロペン(1.5mL, 15mmol)を順に加え、70℃にて終夜撹拌した。反応液をろ過し、アセトンで洗浄し減圧濃縮した。得られた残渣に水、酢酸エチルを加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を1N−水酸化ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮し、1-(4-(2-メチルアリルオキシ)フェニル)エタノン 1.71g(収率90%)を無色油状物として得た。
【0398】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.84 (3H, s), 2.56 (3H., s), 4.50 (2H, s), 5.06 (2H, d, J= 20.8 Hz), 6.95 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.93 (2H, d, J = 8.9 Hz).
【0399】
1-(4-(2-メチルアリルオキシ)フェニル)エタノン(85mg, 0.450mmol)をPEG400(0.3mL)に溶解させ、マイクロ波照射下250℃にて2時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)を用いて精製し、1-(2,2-ジメチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)エタノン 42mg(収率50%)を黄色油状物として得た。
【0400】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.50 (6H, s), 2.54 (3H, s), 3.04 (2H, s), 6.74 (1H, d, J= 9.2 Hz), 7.78-7.81 (2H, m).
【0401】
1-(2,2-ジメチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)エタノンを用いて実施例1-l)と同様に反応・処理し、表題化合物を白色結晶として得た。
【0402】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.43 (6H, s), 1.72 (3H, s), 3.02 (2H, s), 6.64 (1H, d, J= 8.4 Hz), 7.21 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.28 (1H, s).
【0403】
b)5-(2,2-ジメチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例12と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0404】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.80-0.87 (3H, m), 0.95 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.46 (6H, s), 1.62 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 1.90 (3H, s), 2.60-2.80 (2H, m), 2.90-3.48 (3H, m), 3.02 (2H, s), 3.64-3.70 (2H, m), 3.90-3.94 (2H, m), 4.27-4.44 (2H, m), 5.86 (1H, s), 6.72 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.10-7.15 (1H, m), 7.26-7.30 (1H, m), 7.34 (1H, s), 7.49-7.54 (1H, m), 7.54 (1H, s).
【0405】
実施例23:(S)-5-(2,2-ジメチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-3-メチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0406】
【化31】
【0407】
(R)-2-メチル-1-tert-ブトキシカルボニルピペラジンの代わりに(S)-2-メチル-1-tert-ブトキシカルボニルピペラジンを用い、5-(2,2-ジメチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いてその他は実施例12と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0408】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.80-0.87 (3H, m), 0.95 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.46 (6H, s), 1.62 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 1.96 (3H, s), 2.68-2.76 (2H, m), 2.95-3.48 (3H, m), 3.02 (2H, s), 3.64-3.70 (2H, m), 3.90-4.00 (2H, m), 4.27-4.40 (2H, m), 5.85 (1H, s), 6.72 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.10-7.15 (1H, m), 7.29-7.32 (1H, m), 7.34 (1H, s), 7.49-7.54 (1H, m), 7.54 (1H, s).
【0409】
実施例24−1:(2R, 5S, Z)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0410】
【化32】
【0411】
5-(5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0412】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.89-1.00 (3H, m), 1.34-1.36 (9H, m), 1.82-1.93 (6H, m), 2.68-2.80 (1H, m), 3.28-3.85 (5H, m), 4.08-4.33 (2H, m), 4.57 (1H, q, J = 5.9 Hz), 4.86 (1H, s), 5.83-5.90 (1H, m), 6.33 (1H, s), 6.49-6.65 (1H, m), 6.88 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.19 (1H, dd, J = 3.0, 8.6 Hz), 7.52-7.70 (3H, m), 8.19 (1H, d, J = 3.0 Hz).
【0413】
実施例24−2:(2S, 5R, Z)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例24−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0414】
実施例25−1:(2R, 5S)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0415】
【化33】
【0416】
5-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1,15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0417】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.95-1.00 (6H, m), 1.34-1.50 (9H, m), 1.68 (2H, qt, J = 7.0, 7.3 Hz), 1.93 (3H, s), 2.47-2.60 (2H, m), 2.77-2.89 (1H, m), 3.29-3.95 (5H, m), 4.27-4.33 (2H, m), 4.57 (1H, q, J = 5.9 Hz), 5.86 (1H, s), 6.43 (1H, s), 6.93 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.20 (1H, dt, J = 2.7, 6.2 Hz), 7.47 (1H, dd, J = 2.0, 8.6 Hz), 7.53 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.64 (1H, dd , J = 5.9, 8.8 Hz), 8.19 (1H, d, J= 2.7 Hz).
【0418】
実施例25−2:(2S, 5R)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例25−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0419】
実施例26−1: (2R, 5S, Z)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[3-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0420】
【化34】
【0421】
a) 5-[3-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
1-(3-ヒドロキシフェニル)エタノン(1.36g、10mmol)をアセトン(50mL)に溶解させ、炭酸カリウム(2.76g, 20mmol)、ヨウ化1−メチルエチル(1.5mL, 15mmol)を順に加え、70℃にて終夜撹拌した。反応液をろ過し、アセトンで洗浄し減圧濃縮した。得られた残渣に水、酢酸エチルを加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を1N−水酸化ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮し、1-(3-(1-メチルエトキシ)フェニル)エタノン 1.67g(収率94%)を黄色油状物として得た。
【0422】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.35 (6H, d, J = 6.0 Hz), 2.55 (3H, s), 4.63 (1H, quint, J = 6.0 Hz), 7.09 (1H, dd, J = 2.4, 8.3 Hz). 7.35 (1H, t, J = 8.0 Hz), 7.48-7.52 (2H, m).
【0423】
1-[3-(1-メチルエトキシ)フェニル]エタノンを用いて実施例1-l)と同様に反応・処理し、表題化合物を白色結晶として得た。
【0424】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.30 (6H, d, J = 6.0 Hz), 1.73 (3H, s), 4.60 (1H, quint, J = 6.0 Hz), 6.85 (1H, dd, J = 1.6, 8.3 Hz), 7.03-7.10 (2H, m), 7.27 (1H, t, J = 8.3 Hz).
【0425】
b) 5-(3-(1-メチルエトキシ)フェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0426】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.85-0.99 (3H, m), 1.31-1.34 (9H, m), 1.86-1.95 (6H, m), 2.68-2.82 (1H, m), 3.28-3.85 (5H, m), 4.16-4.31 (2H, m), 4.59 (1H, q, J = 5.9 Hz), 4.85 (1H, s), 5.79-5.90 (2H, m), 6.48-6.66 (1H, m), 6.84-6.89 (2H, m), 7.08-7.12 (2H, m), 7.26-7.33 (1H, m), 7.52-7.58 (2H, m).
【0427】
実施例26−2:(2S, 5R, Z)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[3-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例26−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0428】
実施例27−1:(2R, 5S)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[3-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0429】
【化35】
【0430】
5-(3-(1-メチルエトキシ)フェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1,15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0431】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.95-1.00 (6H, m), 1.31-1.45 (9H, m), 1.68 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 1.91 (3H, s), 2.46-2.61 (3H, m), 2.77-2.88 (1H, m), 3.36-3.43 (2H, m), 3.58-3.62 (2H, m), 4.24-4.32 (2H, m), 4.59 (1H, q, J = 6.5 Hz), 5.83 (1H, s), 5.79 (1H, s), 6.85 (1H, d, J = 7.0 Hz), 6.92 (1H, d, J= 8.6 Hz), 7.10 (2H, dd, J = 5.0, 5.4 Hz), 7.27-7.33 (1H, m), 7.45 (1H, dd, J= 2.0, 7.8 Hz), 7.52 (1H, d, J = 2.0 Hz).
【0432】
実施例27−2: (2S, 5R)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[3-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例27−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0433】
実施例28−1: (2R, 5S, Z)- 5-[4-(シクロプロピルチオ)フェニル]-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン の製造:
【0434】
【化36】
【0435】
a) 5-(4-(シクロプロピルチオ)フェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
ジクロロメタン(6.7mL)に0℃にてアセチルクロライド(189μL, 2.66mmol)、塩化アルミニウム(267mg, 2.0mmol)を順に加え、0℃にて10分間撹拌した。その後、シクロプロピル(フェニル)スルファン(200mg, 1.33mmol)のジクロロメタン(890μL)溶液を加え、0℃にて30分間撹拌した。反応液に5%塩酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)を用いて精製し、1-(4-(シクロプロピルチオ)フェニル)エタノン 181mg(収率71%)を無色油状物として得た。
【0436】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.69-0.75 (2H, m), 1.12-1.19 (2H, m), 2.16-2.25 (1H, m), 2.58 (3H, s), 7.41 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.87 (2H, d, J = 8.9 Hz).
【0437】
1-(4-(シクロプロピルチオ)フェニル)エタノンを用いて実施例1-l)と同様に反応・処理し、表題化合物を白色結晶として得た。
【0438】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.56-0.62 (2H, m), 1.05-1.12 (2H, m), 1.74 (1H, m), 2.18-2.26 (1H, m), 7.34-7.44 (4H, m).
【0439】
b) 5-(4-(シクロプロピルチオ)フェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0440】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.65-0.70 (3H, m), 0.88-1.45 (7H, m), 1.86-1.95 (6H, m), 2.14-2.21 (1H, m), 2.67-2.82 (1H, m), 3.28-3.86 (5H, m), 4.23-4.29 (2H, m), 4.86 (1H, s), 5.84-5.96 (2H, m), 6.49-6.65 (1H, m), 6.88 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.36-7.58 (6H, m).
【0441】
実施例28−2: (2S, 5R, Z)- 5-[4-(シクロプロピルチオ)フェニル]-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン の製造:
実施例28−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0442】
実施例29: 3-(2-{(R)-4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-2-メチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0443】
【化37】
【0444】
a) (R)- 4-(4-ベンジル-3-メチルピペラジン-1-イル)-3-ニトロ安息香酸メチルエステルの製造
ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルの代わりに(R)-2-メチル-1-ベンジルピペラジンを用い、その他は実施例6−b)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0445】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.20 (3H, d, J= 5.9 Hz), 2.28-2.37 (1H, m), 2.67-2.80 (2H, m), 2.89-2.97 (1H, m), 3.03-3.25 (3H, m), 3.23 (1H, d, J = 13.2 Hz), 3.90 (3H, s), 4.07 (1H, d, J= 13.2 Hz), 7.04 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.26-7.34 (5H, m), 8.04 (1H, dd, J= 2.2, 8.9 Hz), 8.42 (1H, d, J = 2.2 Hz).
【0446】
b) (R)-3-アミノ-4-(4-ベンジル-3-メチルピペラジン-1-イル)安息香酸メチルエステルの製造
実施例6−c)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0447】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.23 (3H, d, J= 5.7 Hz), 2.28-2.38 (1H, m), 2.59-2.71 (2H, m), 2.77-2.86 (2H, m), 2.99-3.11 (2H, m), 3.26 (1H, d, J = 13.2 Hz), 3.86 (3H, s), 3.94 (2H, s), 4.19 (1H, d, J = 13.2 Hz), 6.95 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.26-7.35 (5H, m), 7.38 (1H, d, J = 1.9 Hz), 7.43 (1H, dd, J = 1.9, 8.1 Hz).
【0448】
c) (R)- 4-(4-ベンジル-3-メチルピペラジン-1-イル)-3-ヨード安息香酸メチルエステルの製造
実施例6−d)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0449】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.23 (3H, d, J= 6.1 Hz), 2.39-2.45 (1H, m), 2.66-2.92 (4H, m), 3.13-3.16 (1H, m), 3.22-3.29 (2H, m), 3.88 (3H, s), 4.11 (1H, d, J = 13.7 Hz), 6.98 (1H, d, J= 8.3 Hz), 7.24-7.37 (5H, m), 7.96 (1H, dd, J = 2.0, 8.3 Hz), 8.49 (1H, d, J = 2.0 Hz).
【0450】
d) (R)-4-(4-ベンジル-3-メチルピペラジン-1-イル)-3-(プロパ-1-エン-1-イル)安息香酸メチルエステルの製造
実施例6−e)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0451】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.21 (3H, d, J= 5.9 Hz), 1.88 (3H, d, J = 7.0 Hz), 2.27-2.34 (1H, m), 2.63-2.88 (4H, m), 3.15-3.25 (2H, m), 3.23 (1H, d, J = 12.4 Hz), 3.88 (3H, s), 4.09 (1H, d, J = 12.4 Hz), 5.79 (1H, qd, J= 7.0, 9.7 Hz), 6.41 (1H, d, J = 9.7 Hz), 6.92 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.29-7.35 (5H, m), 7.86 (1H, dd, J = 2.4, 8.1 Hz), 7.90 (1H, d, J= 2.4 Hz).
【0452】
e) (R)-4-(4-ベンジル-3-メチルピペラジン-1-イル)-3-(プロパ-1-エン-1-イル)安息香酸の製造
実施例6−f)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0453】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.22 (3H, d, J= 6.2 Hz), 1.89 (3H, d, J = 7.0 Hz), 2.25-2.40 (1H, m), 2.60-2.90 (4H, m), 3.17-3.27 (2H, m), 3.25 (1H, d, J = 13.0 Hz), 4.10 (1H, d, J= 13.0 Hz), 5.80 (1H, qd, J = 7.0, 12.2 Hz), 6.40 (1H, d, J = 12.2 Hz), 6.94 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.29-7.35 (5H, m), 7.91 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.94 (1H, s).
【0454】
f) (R)-4-(4-ベンジル-3-メチルピペラジン-1-イル)-3-(プロパ-1-エン-1-イル)安息香酸ペンタフルオロフェニルエステルの製造
実施例6−g)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0455】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.23 (3H, d, J= 5.9 Hz), 1.89 (3H, dd, J = 1.9, 7.3 Hz), 2.26-2.39 (1H, m), 2.61-2.96 (4H, m), 3.23-3.33 (3H, m), 3.25 (1H, d, J = 13.2 Hz), 5.80-5.91 (1H, m), 6.37-6.44 (1H, m), 6.98 (1H, d, J = 9.2 Hz), 7.32-7.36 (5H, m), 8.00-8.03 (2H, m).
【0456】
g) (R)-2-[4-(4-ベンジル-3-メチルピペラジン-1-イル)-3-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル]-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-オールの製造
実施例6−h)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0457】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.22 (3H, d, J= 6.2 Hz), 1.84 (3H, d, J = 6.8 Hz), 2.25-2.36 (1H, m), 2.61-2.87 (4H, m), 3.07-3.28 (3H, m), 4.09 (1H, d, J = 11.6 Hz), 5.75-5.85 (1H, m), 6.43-6.48 (1H, m), 6.98 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.27-7.35 (5H, m), 7.51 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.54 (1H, s).
【0458】
h) (R)-1-ベンジル-4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-2-メチルピペラジンの製造
臭化ベンジルの代わりに塩化メトキシメチルエーテルを用い、その他は実施例6−i)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0459】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.21 (3H, d, J= 5.7 Hz), 1.83 (3H, d, J = 7.0 Hz), 2.26-2.35 (1H, m), 2.62-2.88 (4H, m), 3.08-3.21 (2H, m), 3.23 (1H, d, J = 13.2 Hz), 3.54 (3H, s), 4.08 (1H, d, J = 13.2 Hz), 4.85 (2H, s), 5.80 (1H, qd, J = 7.0, 11.3 Hz), 6.46 (1H, d, J = 11.3 Hz), 6.96 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.26-7.34 (5H, m), 7.41 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.45 (1H, s).
【0460】
i) (R)-1-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-プロピルフェニル}-3-メチルピペラジンの製造
実施例6−j)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0461】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.96 (3H, t, J= 7.6 Hz), 1.10 (3H, d, J = 6.2 Hz), 1.65 (2H, qt, J = 7.6, 7.8 Hz), 2.36-2.44 (1H, m), 2.64 (2H, t, J = 7.8 Hz), 2.71-2.78 (1H, m), 2.96-3.09 (5H, m), 3.55 (3H, s), 4.83 (2H, s), 7.07 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.37 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.39 (1H, s).
【0462】
j) (R)-2-ブロモ-1-(4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-プロピルフェニル}-2-メチルピペラジン-1-イル)エタノンの製造
実施例6−k)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0463】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.98 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.42 (3H, d, J = 6.5 Hz), 1.59-1.73 (2H, m), 2.70 (2H, t, J= 7.3 Hz), 2.86-3.10 (4H, m), 3.55 (3H, s), 3.65-3.75 (1H, m), 3.89 (2H, s), 4.10-4.20 (1H, m), 4.45-4.55 (1H, m), 4.83 (2H, s), 7.08 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.41 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.43 (1H, s).
【0464】
なお、本実施例の工程a)において、(R)-2-メチル-1-ベンジルピペラジンの代わりに(S)-2-メチル-1-ベンジルピペラジンを用いることで、(S)-2-ブロモ-1-(4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-プロピルフェニル}-2-メチルピペラジン-1-イル)エタノンを黄色油状物として得た。
【0465】
k) (R)-2-ブロモ-1-(4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-プロピルフェニル}-2-メチルピペラジン-1-イル)エタノン及び5-(3-(1-メチルエトキシ)フェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1,15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0466】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.98 (3H, t, J= 7.6 Hz), 1.32 (6H, d, J = 6.2 Hz), 1.59-1.73 (5H, m), 1.91 (3H, s), 2.70 (2H, t, J = 7.6 Hz), 2.80-3.05 (4H, m), 3.55-3.65 (1H, m), 4.00-4.80 (4H, m), 4.47-4.60 (1H, m), 5.68 (1H, s), 6.90 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.07 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.44-7.48 (2H, m), 7.50 (1H, d, J= 8.4 Hz), 7.52 (1H, s).
【0467】
実施例30:5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-3-(2-{(R)-4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-2-メチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0468】
【化38】
【0469】
(R)-2-ブロモ-1-(4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-プロピルフェニル}-2-メチルピペラジン-1-イル)エタノン及び5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1,15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0470】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.97 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.60-1.73 (5H, m), 1.88 (3H, s), 2.69 (2H, t, J = 7.6 Hz), 2.89-3.05 (4H, m), 3.53-3.70 (1H, m), 4.00-4.80 (4H, m), 4.25 (4H, s), 5.73 (1H, s), 6.88 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.00-7.09 (3H, m), 7.50 (1H, d, J= 8.6 Hz), 7.52 (1H, s).
【0471】
実施例31:5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-3-(2-[(R)-4-{4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル}-2-メチルピペラジン-1-イル]-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0472】
【化39】
【0473】
(R)-2-ブロモ-1-(4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-プロピルフェニル}-2-メチルピペラジン-1-イル)エタノン及び5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1,15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0474】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.97 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.58-1.71 (5H, m), 1.90 (3H, s), 2.69 (2H, t, J = 7.3 Hz), 2.89-3.05 (4H, m), 3.22 (2H, t, J = 8.6 Hz), 3.55-3.65 (1H, m), 4.05-4.77 (4H, m), 4.58 (2H, t, J = 8.6 Hz), 5.79 (1H, s), 6.78 (1H, d, J= 8.6 Hz), 7.07 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.25-7.32 (1H, m), 7.41 (1H, s), 7.50 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.52 (1H, s).
【0475】
実施例32:3-(2-[(R)-4-{4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル}-2-メチルピペラジン-1-イル]-2-オキソエチル)-5-[5- (1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0476】
【化40】
【0477】
(R)-2-ブロモ-1-(4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-プロピルフェニル}-2-メチルピペラジン-1-イル)エタノン及び5-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1,15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0478】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.98 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.35 (6H, d, J = 5.9 Hz), 1.60-1.71 (5H, m), 1.87 (3H, s), 2.70 (2H, t, J = 7.6 Hz), 2.89-3.05 (4H, m), 3.62-3.69 (1H, m), 4.05-4.75 (4H, m), 4.52-4.61 (1H, m), 6.33 (1H, s), 7.07 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.19 (1H, dd, J = 2.7, 8.6 Hz), 7.50 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.52 (1H, s), 7.61-7.65 (1H, m), 8.19 (1H, d, J = 2.7 Hz).
【0479】
実施例33:3-(2-{(S)-4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-2-メチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0480】
【化41】
【0481】
(S)-2-ブロモ-1-(4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-プロピルフェニル}-2-メチルピペラジン-1-イル)エタノン及び5-(3-(1-メチルエトキシ)フェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1,15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0482】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.98 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.32 (6H, d, J = 6.2 Hz), 1.59-1.73 (5H, m), 1.91 (3H, s), 2.70 (2H, t, J = 7.3 Hz), 2.80-3.05 (4H, m), 3.55-3.65 (1H, m), 4.00-4.80 (4H, m), 4.47-4.60 (1H, m), 5.69 (1H, s), 6.90 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.07 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.44-7.48 (2H, m), 7.50 (1H, d, J= 8.1 Hz), 7.52 (1H, s).
【0483】
実施例34:5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-3-(2-{(S)-4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-2-メチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0484】
【化42】
【0485】
(S)-2-ブロモ-1-(4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-プロピルフェニル}-2-メチルピペラジン-1-イル)エタノン及び5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1,15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0486】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.97 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.60-1.73 (5H, m), 1.88 (3H, s), 2.69 (2H, t, J = 7.6 Hz), 2.89-3.05 (4H, m), 3.53-3.70 (1H, m), 4.00-4.80 (4H, m), 4.25 (4H, s), 5.71 (1H, s), 6.88 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.00-7.09 (3H, m), 7.50 (1H, d, J= 8.6 Hz), 7.52 (1H, s).
【0487】
実施例35:5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-3-(2-{(S)-4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-2-メチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0488】
【化43】
【0489】
(S)-2-ブロモ-1-(4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-プロピルフェニル}-2-メチルピペラジン-1-イル)エタノン及び5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1,15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0490】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.98 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.58-1.71 (5H, m), 1.91 (3H, s), 2.69 (2H, t, J = 7.6 Hz), 2.89-3.05 (4H, m), 3.22 (2H, t, J = 8.9 Hz), 3.55-3.65 (1H, m), 4.05-4.77 (4H, m), 4.58 (2H, t, J = 8.9 Hz), 5.73 (1H, s), 6.78 (1H, d, J= 8.1 Hz), 7.07 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.25-7.32 (1H, m), 7.41 (1H, s), 7.50 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.52 (1H, s).
【0491】
実施例36:3-(2-{(S)-4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-2-メチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0492】
【化44】
【0493】
(S)-2-ブロモ-1-(4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-プロピルフェニル}-2-メチルピペラジン-1-イル)エタノン及び5-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1,15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0494】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.98 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.35 (6H, d, J = 5.9 Hz), 1.60-1.71 (5H, m), 1.87 (3H, s), 2.70 (2H, t, J = 7.8 Hz), 2.89-3.05 (4H, m), 3.62-3.69 (1H, m), 4.05-4.75 (4H, m), 4.52-4.61 (1H, m), 6.31 (1H, s), 7.08 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.19 (1H, dd, J = 2.7, 8.6 Hz), 7.50 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.52 (1H, s), 7.61-7.65 (1H, m), 8.19 (1H, d, J = 2.7 Hz).
【0495】
実施例37:3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-1,4-ジアゼパン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[4-(1-メチルエトキシ)フェニル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0496】
【化45】
【0497】
a) 4-[4-(メトキシカルボニル)-2-ニトロフェニル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルエステルの製造:
ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルの代わりに1-tert-ブチル-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸を用い、その他は実施例6−b)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0498】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.30 (9H, s), 1.95-2.01 (2H, m), 3.24-3.28 (1H, m), 3.41-3.65 (7H, m), 3.90 (3H, s), 7.06 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.99 (1H, d, J = 8.3 Hz), 8.36 (1H, s).
【0499】
b) 4-[2-アミノ-4-(メトキシカルボニル)フェニル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステル の製造:
実施例6−c)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0500】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.48 (9H, s), 1.87-2.01 (2H, m), 3.04-3.14 (4H, m), 3.52-3.64 (4H, m), 3.86 (3H, s), 4.00 (2H, s), 6.99 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.38-7.42 (2H, m).
【0501】
c) 4-[2-ヨード-4-(メトキシカルボニル)フェニル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステルの製造:
実施例6−d)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0502】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.49 (9H, s), 2.04-2.13 (2H, m), 3.12-3.20 (4H, m), 3.57-3.71 (4H, m), 3.89 (3H, s), 7.06 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.94 (1H, dd, J = 1.9, 8.6 Hz), 8.50 (1H, d, J = 1.9 Hz).
【0503】
d) 4-[4-(メトキシカルボニル)-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルエステルの製造:
実施例6−e)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0504】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.47 (9H, s), 1.85 (3H, d, J = 7.0 Hz), 1.90-2.00 (2H, m), 3.21-3.35 (4H, m), 3.47-3.61 (4H, m), 3.88 (3H, s), 5.81 (1H, qd, J = 7.0, 10.5 Hz), 6.40 (1H, d, J = 10.5 Hz), 6.97 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.83 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.85 (1H, s).
【0505】
e) 4-[4-カルボキシ-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルエステルの製造:
実施例6−f)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0506】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.22 (3H, d, J= 6.2 Hz), 1.89 (3H, d, J = 7.0 Hz), 2.25-2.40 (1H, m), 2.60-2.90 (4H, m), 3.17-3.27 (2H, m), 3.25 (1H, d, J = 13.0 Hz), 4.10 (1H, d, J= 13.0 Hz), 5.80 (1H, dq, J = 7.0, 12.2 Hz), 6.40 (1H, d, J = 12.2 Hz), 6.94 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.29-7.35 (5H, m), 7.91 (1H, d, J= 8.1 Hz), 7.94 (1H, s).
【0507】
f) 4-{4-[(ペルフルオロフェノキシ)カルボニル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステルの製造:
実施例6−g)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0508】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.47 (9H, s), 1.86 (3H, d, J = 7.0 Hz), 1.90-2.05 (2H, m), 3.38-3.62 (8H, m), 5.85 (1H, qd, J = 7.0, 10.5 Hz), 6.39 (1H, d, J = 10.5 Hz), 7.01 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.95 (1H, s), 7.97 (1H, d, J = 8.9 Hz).
【0509】
g) 4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステルの製造:
実施例6−h)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0510】
1H-NMR (CDCl
3) δ: 1.47 (9H, s), 1.82 (3H, d, J = 7.0 Hz), 1.88-1.98 (2H, m), 3.14-3.25 (4H, m), 3.50-3.61 (4H, m), 5.82 (1H, qd, J = 7.0, 11.1 Hz), 6.46 (1H, d, J = 11.1 Hz), 7.03 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.48 (1H, d, J= 8.6 Hz), 7.51 (1H, s).
【0511】
h) 2-[4-(1,4-ジアゼパン-1-イル)-3-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル]-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-オールの製造:
実施例12−h)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0512】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.79 (3H, d, J= 7.0 Hz), 2.12-2.22 (2H, m), 3.28-3.40 (8H, m), 5.86 (1H, qd, J = 7.0, 11.4 Hz), 6.47 (1H, d, J = 11.4 Hz), 7.06 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.53 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.55 (1H, s).
【0513】
i) 1-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-1,4-ジアゼパンの製造:
実施例12−i)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0514】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.79 (3H, d, J= 7.3 Hz), 2.19-2.29 (2H, m), 3.29-3.48 (8H, m), 3.55 (3H, s), 4.85 (2H, s), 5.87 (1H, qd, J = 7.3, 11.1 Hz), 6.48 (1H, d, J = 11.1 Hz), 7.07 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.43 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.45 (1H, s).
【0515】
j) 1-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-プロピルフェニル}-1,4-ジアゼパンの製造:
実施例6−j)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0516】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.98 (3H, d, J= 7.3 Hz), 1.61 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 2.13-2.33 (2H, m), 2.66 (2H, t, J = 7.6 Hz), 3.17-3.21 (2H, m), 3.37-3.52 (6H, m), 3.55 (3H, s), 4.83 (2H, s), 7.16 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.41 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.42 (1H, s).
【0517】
k) 2-ブロモ-1-(4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-プロピルフェニル}-1,4-ジアゼパン-1-イル)エタノンの製造:
実施例6−k)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0518】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.97 (3H, d, J= 7.6 Hz), 1.64 (2H, qt, J = 7.6, 7.6 Hz), 2.05-2.15 (2H, m), 2.65 (2H, t, J = 7.6 Hz), 3.06-3.28 (4H, m), 3.55 (3H, s), 3.69-3.85 (4H, m), 3.93 (2H, s), 4.83 (2H, s), 7.10 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.37 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.39 (1H, s).
【0519】
l) 2-ブロモ-1-(4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-プロピルフェニル}-1,4-ジアゼパン-1-イル)エタノン及び5-(3-(1-メチルエトキシ)フェニル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1,15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0520】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.96 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.32 (6H, d, J = 6.2 Hz), 1.60-1.70 (2H, m), 1.90 (3H, s), 2.01-2.10 (2H, m), 2.65 (2H, t, J = 7.6 Hz), 3.08-3.15 (2H, m), 3.29-3.37 (1H, m), 3.53-3.78 (5H, m), 4.30-4.40 (2H, m), 4.49-4.58 (1H, m), 5.75 (1H, s), 6.89 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.08 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.40-7.47 (4H, m).
【0521】
実施例38:5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-1,4-ジアゼパン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0522】
【化46】
【0523】
2-ブロモ-1-(4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-プロピルフェニル}-1,4-ジアゼパン-1-イル)エタノン及び5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1,15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0524】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.96 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.60-1.70 (2H, m), 1.88 (3H, s), 2.00-2.15 (2H, m), 2.65 (2H, t, J= 7.6 Hz), 3.10-3.15 (2H, m), 3.28-3.35 (1H, m), 3.53-3.78 (5H, m), 4.24 (4H, s), 4.25-4.40 (2H, m), 5.70 (1H, s), 6.88 (1H, d, J = 8.6 Hz), 6.99-7.13 (3H, m), 7.45 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.48 (1H, s).
【0525】
実施例39:5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-1,4-ジアゼパン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0526】
【化47】
【0527】
2-ブロモ-1-(4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-プロピルフェニル}-1,4-ジアゼパン-1-イル)エタノン及び5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1,15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0528】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.96 (3H, t, J= 7.6 Hz), 1.57-1.70 (2H, m), 1.90 (3H, s), 2.05-2.15 (2H, m), 2.65 (2H, t, J= 7.8 Hz), 3.08-3.14 (2H, m), 3.21 (2H, t, J = 8.4 Hz), 3.28-3.35 (1H, m), 3.55-3.80 (5H, m), 4.25-4.42 (2H, m), 4.57 (2H, t, J = 8.4 Hz), 5.75 (1H, s), 6.78 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.08 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.40-7.48 (3H, m), 7.48 (1H, s).
【0529】
実施例40:3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-1,4-ジアゼパン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0530】
【化48】
【0531】
2-ブロモ-1-(4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-プロピルフェニル}-1,4-ジアゼパン-1-イル)エタノン及び5-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1,15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0532】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.96 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.35 (6H, d, J = 6.5 Hz), 1.60-1.71 (2H, m), 1.87 (3H, s), 2.02-2.15 (2H, m), 2.65 (2H, t, J = 7.6 Hz), 3.08-3.18 (2H, m), 3.30-3.40 (1H, m), 3.53-3.78 (5H, m), 4.35-4.45 (2H,m), 4.52-4.60 (1H, m), 6.30 (1H, s), 7.09 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.16 (1H, dd, J = 2.4, 8.9 Hz), 7.45 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.48 (1H, s), 7.63 (1H, d, J = 8.9 Hz), 8.19 (1H, d, J = 2.4 Hz).
【0533】
実施例41:5-(5-シクロプロポキシピリジン-2-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-1,4-ジアゼパン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0534】
【化49】
【0535】
a)2-メチル-5-[1-(フェニルチオ)シクロプロポキシ]ピリジンの製造:
シクロプロピルフェニルチオエーテル( 5.0g, 33.3mmol) をテトラヒドロフラン (50mL) に溶解し、アルゴン雰囲気下0℃にてn-ブチルリチウム (25.1mL, 39.9mmol) を5分間にて滴下した。その後―78℃にてN−ヨウ化スクシンイミド(8.99g, 39.9mmol)のテトラヒドロフラン (100mL)溶液を滴下した。終夜攪拌し、室温まで徐々に昇温させた。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ヘキサンで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン) で精製し、粗生成物5.64g ((1-ヨードシクロプロピル)(フェニル)スルファン:シクロプロピルフェニルチオエーテル=2.4:1) を得た。
次に、5−ヒドロキシ−2−メチルピリジン(1.82g, 16.7mmol) をトルエン (150mL) に溶解し、炭酸銀(9.19g, 33.3mmol)、(1-ヨードシクロプロピル)(フェニル)スルファン:シクロプロピルフェニルチオエーテル(=2.4:1)混合物 (5.64g, 16.7mmol(*1-ヨードシクロプロピル)(フェニル)スルファンの量で換算)) を加え、室温にて終夜攪拌した。その後、酢酸(200mL)を加え、10分間攪拌した。反応液をセライトろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン/酢酸エチル) で精製し、表題化合物1.88g (収率44%) を黄色油状物として得た。
【0536】
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ:1.34-1.37 (2H, m), 1.44-1.50 (2H, m), 2.51 (3H, s), 7.09 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.22-7.35 (4H, m), 7.46-7.52 (2H, m), 8.31 (1H, d, J = 2.9 Hz).
【0537】
c)2-メチル-5-[1-(フェニルスルホニル)シクロプロポキシ]ピリジンの製造:
2-メチル-5-[1-(フェニルチオ)シクロプロポキシ]ピリジン(2.04g, 7.93mmol) をクロロホルム (15mL) に溶解し、アルミナ(5.0g)、オクソン (3.79g, 6.18mmol) を加え、80℃にて1時間攪拌した。その後、さらにオクソン (1.36g, 2.22mmol) を加え、1時間攪拌した。反応液をセライトろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン/酢酸エチル) で精製し、表題化合物542mg(収率24%) を黄色油状物として得た。
【0538】
1H-NMR (400 MHz, CD
3OD) δ:1.42-1.46 (2H, m), 1.91-1.94 (2H, m), 2.47 (3H, s), 7.22 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.55 (1H, dd, J = 2.8, 8.6 Hz), 7.64 (2H, tt, J = 1.7, 7.0 Hz), 7.76 (1H, tt, J = 1.7, 7.0 Hz), 7.88 (2H, td, J = 1.7, 7.0 Hz), 8.16 (1H, d, J = 2.8 Hz).
【0539】
d)5-シクロプロポキシ-2-メチルピリジンの製造:
2-メチル-5-[1-(フェニルスルホニル)シクロプロポキシ]ピリジン(540mg, 1.87mmol)をメタノール (5.5mL) に溶解し、亜リン酸ナトリウム(671mg, 5.598mmol)、氷冷下ナトリウムアマルガム(3.58g, 7.47mmol)を加え、同温にて30分間攪拌した後、室温にて3時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を蒸留精製し、表題化合物240 mg (収率86%) を黄色油状物として得た。
【0540】
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ:0.77-0.83 (4H, m), 2.49 (3H, s), 3.76 (1H, tt, J = 3.0, 5.7 Hz), 7.06 (1H, d, J= 8.3 Hz), 7.25 (1H, dd, J = 2.9, 8.6 Hz), 8.31 (1H, d, J = 2.9 Hz).
【0541】
e)5-シクロプロポキシ-2-メチルピリジン 1-酸化物の製造:
5-シクロプロポキシ-2-メチルピリジンを用いて実施例6−l)と同様に反応・処理し、表題化合物を白色結晶として得た。
【0542】
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ:0.77-0.86 (4H, m), 2.47 (3H, s), 3.74 (1H, tt, J = 3.0, 5.7 Hz), 6.91 (1H, dd, J= 2.2, 8.8 Hz), 7.12 (1H, d, J = 8.8 Hz), 8.27 (1H, d, J = 2.2 Hz).
【0543】
f)(5-シクロプロポキシピリジン-2-イル)メタノール の製造:
5-シクロプロポキシ-2-メチルピリジン 1-酸化物を用いて実施例6−l)と同様に反応・処理し、表題化合物を白色結晶として得た。
【0544】
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ:0.80-0.83 (4H, m), 3.39 (1H, br s), 3.80 (1H, tt, J = 3.0, 5.9 Hz), 4.71 (2H, s), 7.18 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.36 (1H, dd, J = 2.7, 8.5 Hz), 8.37 (1H, d, J = 2.7 Hz).
【0545】
g)5-シクロプロポキシピコリンアルデヒド の製造:
(5-シクロプロポキシピリジン-2-イル)メタノールを用いて実施例6−l)と同様に反応・処理し、表題化合物を白色結晶として得た。
【0546】
1H-NMR (270 MHz, CDCl
3) δ:0.82-0.92 (4H, m), 3.89 (1H, tt, J = 3.0, 5.8 Hz), 7.50 (1H, dd, J = 2.8, 8.8 Hz), 7.98 (1H, d, J = 8.8 Hz), 8.53 (1H, d, J = 2.8 Hz), 10.00 (1H, s).
【0547】
h)1-(5-シクロプロポキシピリジン-2-イル)エタノールの製造:
5-シクロプロポキシピコリンアルデヒドを用いて実施例6−l)と同様に反応・処理し、表題化合物を白色結晶として得た。
【0548】
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ:0.79-0.83 (4H, m), 1.49 (3H, d, J = 6.6 Hz), 3.79 (1H, tt, J = 3.0, 5.6 Hz), 3.94 (1H, d, J = 4.4 Hz), 4.85 (1H, dq, J = 4.4, 6.6 Hz), 7.20 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.36 (1H, dd, J = 2.8, 8.6 Hz), 8.34 (1H, d, J = 2.8 Hz).
【0549】
i)1-(5-シクロプロポキシピリジン-2-イル)エタノンの製造:
1-(5-シクロプロポキシピリジン-2-イル)エタノールを用いて実施例6−l)と同様に反応・処理し、表題化合物を白色結晶として得た。
【0550】
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ:0.81-0.91 (4H, m), 2.68 (3H, s), 3.86 (1H, tt, J = 3.0, 6.0 Hz), 7.44 (1H, dd, J= 2.7, 8.8 Hz), 8.05 (1H, d, J = 8.8 Hz), 8.42 (1H, d, J = 2.7 Hz).
【0551】
j)5-(5-シクロプロポキシピリジン-2-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
1-(5-シクロプロポキシピリジン-2-イル)エタノンを用いて実施例1-l)と同様に反応・処理し、表題化合物を白色結晶として得た。
【0552】
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ:0.79-0.84 (4H, m), 1.80 (3H, s), 3.80 (1H, tt, J = 3.0, 5.9 Hz), 6.27 (1H, br s), 7.38 (1H, dd, J = 2.9, 8.8 Hz), 7.51 (1H, br s), 7.58 (1H, d, J = 8.8 Hz), 8.35 (1H, d, J = 2.9 Hz).
【0553】
2-ブロモ-1-(4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-プロピルフェニル}-1,4-ジアゼパン-1-イル)エタノン及び5-(5-シクロプロポキシピリジン-2-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1,15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0554】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.78-1.00 (7H, m), 1.60-1.70 (2H, m), 1.87 (3H, s), 2.00-2.11 (2H, m), 2.65 (2H, t, J = 7.8 Hz), 3.07-3.16 (2H, m), 3.28-3.40 (1H, m), 3.54-3.81 (6H, m), 4.35-4.42 (2H, m), 6.34 (1H, s), 7.08 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.38 (1H, dd, J = 2.4, 8.9 Hz), 7.46 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.48 (1H, s), 7.66 (1H, d, J= 8.9 Hz), 8.33 (1H, d, J = 2.4 Hz).
【0555】
実施例42:5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-6-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-1,4-ジアゼパン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0556】
【化50】
【0557】
a) 1-ブロモ-3-(2,2-ジエトキシエトキシ)ベンゼンの製造:
3−ブロモフェノール(1.68g, 9.77mmol)のN,N’−ジメチルホルムアミド (32mL)溶液に、氷冷下水素化ナトリウム(純度50%) (516mg, 10.7mmol)、0℃にて臭化アセトアルデヒドジエチルアセタール(1.76mL, 11.7mmol) を加え、120℃にて終夜撹拌した。室温にて反応液に水を加え、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン) で精製し、表題化合物2.69g (収率>100%) を黄色油状物として得た。
【0558】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.25 (6H, t, J = 7.2 Hz), 3.57-3.70 (2H, m), 3.72-3.80 (2H, m), 3.98 (2H, d, J = 5.2 Hz), 4.82 (1H, t, J = 5.2 Hz), 6.84-6.87 (1H, m), 7.07-7.15 (3H, m).
【0559】
b) 6-ブロモベンゾフランの製造:
1-ブロモ-3-(2,2-ジエトキシエトキシ)ベンゼン(2.3g, 8.35mmol)のトルエン(28mL)溶液に、PPA (5.0mL)を加え、加熱還流下終夜攪拌した。室温にて反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン) で精製し、表題化合物1.2g(収率68%、7-ブロモベンゾフランとの混合物)を黄色油状物として得た。
【0560】
1H-NMR (CDCl
3) δ:6.75 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.36 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.46 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.60 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.68 (1H, s).
【0561】
c) 1-(ベンゾフラン-6-イル)エタノンの製造:
6-ブロモベンゾフランと7-ブロモベンゾフランの混合物(1.12g, 5.68mmol)のトルエン(19mL)溶液に、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム (650mg, 0.57mmol)、トリブチル(1−エトキシビニル)スズ (2.11mL, 6.25mmol)を加え100℃にて終夜攪拌した。室温にて反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン) で精製し、表題化合物(280mg)を黄色結晶として得た。
【0562】
1H-NMR (CDCl
3) δ:2.67 (3H, s), 6.83 (1H, d, J = 1.9 Hz), 7.65 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.78 (1H, d, J = 1.9 Hz), 7.89 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.12 (1H, s).
【0563】
d) 5-(ベンゾフラン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
1-(ベンゾフラン-6-イル)エタノンを用いて実施例1- l)と同様に反応・処理し、表題化合物を白色結晶として得た。
【0564】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.82 (3H, s), 6.83 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.32 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.63 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.67 (1H, s), 7.78 (1H, d, J = 2.2 Hz).
【0565】
e) 5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
5-(ベンゾフラン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例1- l)と同様に反応・処理し、表題化合物を白色結晶として得た。
【0566】
1H-NMR (CD
3OD) δ:1.75 (3H, s), 3.18 (2H, t, J = 8.6 Hz), 4.57 (2H, t, J = 8.6 Hz), 7.00 (1H, s), 7.04 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.20 (1H, d, J = 7.8 Hz).
【0567】
2-ブロモ-1-(4-{4-[1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(メトキシメトキシ)プロパン-2-イル]-2-プロピルフェニル}-1,4-ジアゼパン-1-イル)エタノン及び5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1,15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0568】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.96 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.58-1.70 (2H, m), 1.90 (3H, s), 2.00-2.11 (2H, m), 2.65 (2H, t, J= 7.3 Hz), 3.07-3.15 (2H, m), 3.18 (2H, t, J = 8.6 Hz), 3.28-3.38 (1H, m), 3.53-3.80 (5H, m), 4.28-4.40 (2H, m), 4.57 (2H, t, J = 8.6 Hz), 5.74 (1H, s), 6.96-7.05 (2H, m), 7.08 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.20 (1H, d, J= 7.3 Hz), 7.45 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.48 (1H, s).
【0569】
実施例43: 3-[2-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル]-5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0570】
【化51】
【0571】
a) 1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(4-フルオロ-3-ニトロフェニル)プロパン-2-オール の製造:
4-フルオロ-3-ニトロ安息香酸 (1.5g, 8.10mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(1.0mL)に溶解させ、塩化チオニル(16.6mL)を加え、2時間加熱還流した。その後、反応液を減圧濃縮し、粗生成物(3.57g)を得た。次にアルゴン雰囲気下、粗生成物(3.57g)のエチレングリコールジメチルエーテル(81mL)溶液に、氷冷下にてトリメチルシリルトリフルオロメタン(3.0mL. 20.26mmol)、テトラメチルアンモニウムフルオライド(1.89g. 20.26mmol)を加え、同温にて20分間攪拌した。その後、さらに室温にて12時間攪拌した。氷冷下にて反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン) で精製し、表題化合物2.99g(収率>100%) を黄色油状物として得た。
【0572】
1H-NMR (CDCl
3) δ:7.42 (1H, dd, J= 8.6, 10.3 Hz), 8.37 (1H, ddd, J = 2.4, 4.3, 8.6 Hz), 8.81 (1H, dd, J= 2.4, 7.3 Hz).
【0573】
b) 4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-ニトロフェニル]ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステルの製造:
1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(4-フルオロ-3-ニトロフェニル)プロパン-2-オールとピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルを用いて、実施例6−b)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0574】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.48 (9H, s), 3.07-3.12 (4H, m), 3.58-3.61 (4H, m), 3.87 (1H, brs), 7.15 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.77 (1H, dd, J = 2.4, 8.9 Hz), 8.18 (1H, d, J = 2.4 Hz).
【0575】
c) 4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-ニトロフェニル}ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステルの製造:
4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-ニトロフェニル]ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステルを用いて、実施例6−i)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0576】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.48 (9H, s), 3.10-3.13 (4H, m), 3.59-3.62 (4H, m), 4.64 (2H, s), 7.16 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.36-7.43 (5H, m), 7.69 (1H, dd, J = 2.4, 8.9 Hz), 8.07 (1H, d, J= 2.4 Hz).
【0577】
d) 4-{2-アミノ-4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]フェニル}ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステルの製造:
4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-ニトロフェニル}ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステルを用いて、実施例6−c)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0578】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.49 (9H, s), 2.88-2.90 (4H, m), 3.54-3.60 (4H, m), 4.65 (2H, s), 6.94-7.00 (3H, m), 7.33-7.41 (5H, m).
【0579】
e) 4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-ヨードフェニル}ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステルの製造:
4-{2-アミノ-4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]フェニル}ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステルを用いて、実施例6−d)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0580】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.49 (9H, s), 2.98-3.02 (4H, m), 3.62-3.66 (4H, m), 4.62 (2H, s), 7.03 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.34-7.45 (5H, m), 7.56 (1H, dd, J = 1.6, 8.4 Hz), 8.07 (1H, d, J= 1.6 Hz).
【0581】
f) 4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステルの製造:
4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-ヨードフェニル}ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステルを用いて、実施例6−e)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0582】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.48 (9H, s), 1.73 (3H, dd, J = 1.6, 6.8 Hz), 2.94-2.98 (4H, m), 3.52-3.56 (4H, m), 4.67 (2H, s), 5.80 (1H, qd, J = 6.8, 11.1 Hz), 6.46 (1H, qd, J = 1.6, 11.1 Hz), 6.98 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.32-7.46 (6H, m), 7.50 (1H, s).
【0583】
g) (Z)-1-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}ピペラジンの製造:
4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステルを用いて、実施例6-j)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0584】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.70 (3H, dd, J= 2.0, 7.1 Hz), 3.30 (4H, t, J = 4.9 Hz), 3.78 (4H, t, J = 4.9 Hz), 4.67 (2H, s), 5.88 (1H, qd, J = 7.1, 11.1 Hz), 6.43 (1H, dd, J= 2.0, 11.1 Hz), 7.05 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.34-7.40 (5H, m), 7.49 (1H, dd, J = 1.7, 8.3 Hz), 7.53 (1H, d, J = 1.7 Hz).
【0585】
h) (Z)-1-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}ピペラジン-1-イル)-2-ブロモエタノンの製造:
(Z)-1-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}ピペラジンを用いて、実施例6-k) と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0586】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.74 (3H, dd, J = 1.6, 7.0 Hz), 3.00-3.11 (4H, m), 3.63-3.78 (4H, m), 3.90 (2H, s), 4.67 (2H, s), 5.84 (1H, qd, J = 2.0, 11.6 Hz), 6.48 (1H, qd, J = 1.6, 11.6 Hz), 7.00 (1H, d, J= 8.4 Hz), 7.31-7.39 (5H, m), 7.46 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.52 (1H, s).
【0587】
i) 3-[2-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル]-5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
(Z)-1-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}ピペラジン-1-イル)-2-ブロモエタノンと5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0588】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.73 (3H, dd, J= 1.7, 7.1 Hz), 1.90 (3H, s), 2.98-3.07 (4H, m), 3.18 (2H, t, J = 8.6 Hz), 3.57-3.74 (4H, m), 4.32 (1H, d, J = 16.1 Hz), 4.34 (1H, d, J= 16.1 Hz), 4.57 (2H, t, J = 8.6 Hz), 4.67 (2H, s), 5.81 (1H, s), 5.83 (1H, qd, J = 7.1, 11.7 Hz), 6.47 (1H, qd, J = 1.7, 11.7 Hz), 6.99 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.00 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.04 (1H, dd, J= 1.7, 7.8 Hz), 7.20 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.32-7.42 (5H, m), 7.46 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.51 (1H, s).
【0589】
実施例44: 5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-6-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]ピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0590】
【化52】
【0591】
3-[2-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル]-5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0592】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.96 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.65 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 1.90 (3H, s), 2.66 (2H, t, J= 7.6 Hz), 2.87-2.97 (4H, m), 3.17 (2H, t, J = 8.8 Hz), 3.59-3.76 (4H, m), 4.34 (1H, d, J = 15.9 Hz), 4.36 (1H, d, J = 15.9 Hz), 4.58 (2H, t, J = 8.8 Hz), 5.81 (1H, brs), 6.99 (1H, s), 7.04 (1H, d, J= 8.8 Hz), 7.07 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.20 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.50 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.53 (1H, s).
【0593】
実施例45: 3-[2-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル]-5-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン-7-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0594】
【化53】
【0595】
a) 7-ブロモ-2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジンの製造:
2,3-ヒドロキシ-5-ブロモピリジン (100mg, 0.53mmol)をN,N’-ジメチルホルムアミド (5mL)に溶解させ、アルゴン雰囲気中氷冷下にて水素化ナトリム (30mg, 0.63mmol)を加えた。5分後、同温にて1,2-ジブロモエタン(50μL, 0.58mmol) のN,N’-ジメチルホルムアミド(5mL)溶液を加え、110℃にて14時間撹拌した。反応液を室温に戻し、水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、分取薄層クロマトグラフィー (n-ヘキサン/ 酢酸エチル=2/1) で精製し、表題化合物20mg(収率17%) を白色固体として得た。
【0596】
1H-NMR (CDCl
3) δ: 4.25-4.27 (2H, m), 4.42-4.44 (2H, m), 7.33 (1H, d J = 2.4 Hz), 7.87 (1H, d, J = 2.4 Hz).
【0597】
b) 1-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン-7-イル)エタノンの製造:
アルゴン雰囲気下、7-ブロモ-2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン(65mg, 0.30mmol) をトルエン (1.5mL) に溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム (35mg, 0.03mmol)、1-エトキシエテニルトリn-ブチルスズ(112μL, 0.33mmol) を加え、100℃にて一晩中撹拌した。反応液を室温に戻し、1N 塩酸を加えた。反応液をセライトろ過し、反応液に酢酸エチルを加えて抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、分取薄層クロマトグラフィー (n-ヘキサン/ 酢酸エチル=1/1) で精製し、表題化合物37mg(収率69%) を白色固体として得た。
【0598】
1H-NMR (CDCl
3) δ:2.57 (3H, s), 4.27-4.31 (2H, m), 4.50-4.52 (2H, m), 7.44 (1H, d, J = 2.4 Hz), 8.44 (1H, d, J = 2.4 Hz).
【0599】
c) 5-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン-7-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
1-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン-7-イル)エタノンを用いて実施例1-l)と同様に反応・処理し、表題化合物を白色結晶として得た。
【0600】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.73 (3H, s), 4.26-4.29 (2H, m), 4.43-4.46 (2H, m), 7.43 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.83 (1H, d, J = 2.4 Hz).
【0601】
d) 3-[2-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル]-5-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン-7-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
(Z)-1-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}ピペラジン-1-イル)-2-ブロモエタノンと5-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン-7-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0602】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.73 (3H, dd, J= 2.2, 7.1 Hz), 1.90 (3H, s), 2.99-3.08 (4H, m), 3.57-3.74 (4H, m), 4.24-4.26 (2H, m), 4.34 (1H, d, J = 15.8 Hz), 4.35 (1H, d, J = 15.8 Hz), 4.42-4.43 (2H, m), 4.67 (2H, s), 5.84 (1H, qd, J = 7.1, 12.0 Hz), 6.23 (1H, s), 6.47 (1H, qd, J = 2.2, 12.0 Hz), 6.99 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.31-7.43 (5H, m), 7.46 (1H, d, J= 8.8 Hz), 7.47 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.51 (1H, s), 7.98 (1H, d, J= 2.2 Hz).
【0603】
実施例46:5-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン-7-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]ピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0604】
【化54】
【0605】
3-[2-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル]-5-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン-7-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0606】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.96 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.66 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 1.90 (3H, s), 2.66 (2H, t, J= 7.6 Hz), 2.87-2.97 (4H, m), 3.61-3.75 (4H, m), 4.23-4.25 (2H, m), 4.35 (1H, d, J = 16.4 Hz), 4.37 (1H, d, J = 16.4 Hz), 4.41-4.43 (2H, m), 6.30 (1H, brs), 7.07 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.47 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.51 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.54 (1H, s), 7.96 (1H, d, J = 2.2 Hz).
【0607】
実施例47:3-[2-((S)-4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-3-メチルピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル]-5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0608】
【化55】
【0609】
a) (S)-4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル]-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステルの製造:
1-tert-ブトキシカルボニルピペラジンの代わりに(S)-3-メチル-1-tert-ブトキシカルボニルピペラジンを用い、その他は実施例6−b)と同様に反応・処理した後、実施例12−b)からg)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0610】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.90 (3H, d, J= 6.2 Hz), 1.48 (9H, s), 1.83 (3H, d, J = 6.8 Hz), 2.65-2.73 (1H, m), 3.08-3.18 (1H, m), 3.25-3.68 (5H, m), 5.76-5.88 (1H, m), 6.56 (1H, d, J= 13.2 Hz), 7.02 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.53 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.59 (1H, s).
【0611】
b) (S)-4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステルの製造:
(S)-4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル]-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステルを用いて実施例6−i)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0612】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.91 (3H, d, J= 6.2 Hz), 1.48 (9H, s), 1.71 (3H, dd, J = 1.6, 7.0 Hz), 2.64-2.73 (1H, m), 3.09-3.78 (6H, m), 4.67 (2H, s), 5.72-5.86 (1H, m), 6.47-6.52 (1H, m), 7.02 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.31-7.44 (6H, m), 7.52 (1H, s).
【0613】
c) (S)-1-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-2-メチルピペラジンの製造:
(S)-4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステルを用いて実施例6−j)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0614】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.96 (3H, d, J= 5.9 Hz), 1.71 (3H, d, J = 7.0 Hz), 2.78-2.87 (1H, m), 3.19-3.29 (1H, m), 3.48-3.99 (5H, m), 4.68 (2H, s), 5.77-5.89 (1H, m), 6.51-6.57 (1H, m), 7.03 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.33-7.39 (5H, m), 7.46 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.54 (1H, s).
【0615】
d) (S)-1-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-3-メチルピペラジン-1-イル)-2-ブロモエタノンの製造:
(S)-1-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-2-メチルピペラジンを用いて実施例6−k)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0616】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.99 (3H, d, J= 6.5 Hz), 1.72 (3H, dd, J = 1.6, 7.0 Hz), 2.75-2.84 (1H, m), 3.11-3.79 (6H, m), 3.92 (2H, s), 4.67 (2H, s), 5.76-5.88 (1H, m), 6.53-6.57 (1H, m), 7.03 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.32-7.43 (6H, m), 7.54 (1H, s).
【0617】
e) 3-[2-((S)-4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-3-メチルピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル]-5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
(S)-1-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-3-メチルピペラジン-1-イル)-2-ブロモエタノンと5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0618】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.98 (3H, d, J = 6.1 Hz), 1.71 (3H, d, J = 7.1 Hz), 1.90 (3H, s), 2.71-2.82 (1H, m), 3.19 (2H, t, J = 8.8 Hz), 3.28-3.90 (6H, m), 4.29-4.34 (2H, m), 4.58 (2H, t, J = 8.8 Hz), 4.68 (2H, s), 5.67 (1H, s), 5.77-5.87 (1H, m), 6.53-6.58 (1H, m), 6.99 (1H, s), 7.03-7.05 (2H, m), 7.21 (1H, d, J = 7.1 Hz), 7.33-7.40 (5H, m), 7.45 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.54 (1H, s).
【0619】
実施例48:5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-6-イル)-3-(2-((S)-4-(4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル)-3-メチルピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0620】
【化56】
【0621】
3-[2-((S)-4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-3-メチルピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル]-5-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0622】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.84-0.96 (6H, m), 1.56-1.59 (2H, m), 1.91 (3H, s), 2.61-3.41 (8H, m), 3.19 (2H, t, J = 5.1 Hz), 3.62-3.73 (1H, m), 4.30-4.40 (2H, m), 4.58 (2H, t, J = 5.1 Hz), 5.84 (1H, s), 7.00-7.05 (2H, m), 7.15-7.21 (2H, m), 7.37-7.45 (2H, m).
【0623】
実施例49:3-[2-((S)-4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-3-メチルピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル]-5-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン-7-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0624】
【化57】
【0625】
(S)-1-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-3-メチルピペラジン-1-イル)-2-ブロモエタノンと5-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン-7-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0626】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.99 (3H, d, J = 6.0 Hz), 1.71 (3H, d, J = 7.1 Hz), 1.91 (3H, s), 2.73-2.82 (1H, m), 3.17-3.89 (6H, m), 4.24-4.26 (2H, m), 4.31-4.37 (2H, m), 4.42-4.44 (2H, m), 4.67 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.69 (1H, d, J= 11.0 Hz), 5.78-5.86 (1H, m), 6.07 (1H, s), 6.52-6.58 (1H, m), 7.00-7.05 (1H, m), 7.30-7.47 (7H, m), 7.54 (1H, s), 7.98 (1H, s).
【0627】
実施例50:5-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン-7-イル)-3-(2-{(S)-4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-3-メチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0628】
【化58】
【0629】
3-[2-((S)-4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-3-メチルピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル]-5-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン-7-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0630】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.87 (3H, d, J = 6.1 Hz), 0.95 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.62 (2H, qt, J = 7.3, 7.3 Hz), 1.90 (3H, s), 2.63-3.21 (8H, m), 3.64-3.71 (1H, m), 4.23-4.26 (2H, m), 4.32-4.39 (2H, m), 4.41-4.45 (2H, m), 6.36 (1H, brs), 7.11-7.16 (1H, m), 7.48 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.52 (1H, d, J= 9.0 Hz), 7.55 (1H, s), 7.97 (1H, d, J = 2.0 Hz).
【0631】
実施例51:3-[2-((S)-4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-3-メチルピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル]-5-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0632】
【化59】
【0633】
(S)-1-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-3-メチルピペラジン-1-イル)-2-ブロモエタノンと5-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0634】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.99 (3H, d, J= 6.5 Hz), 1.35 (6H, d, J = 5.9 Hz), 1.71 (3H, d, J = 7.0 Hz), 1.86 (3H, s), 2.72-2.85 (1H, m), 3.13-3.91 (6H, m), 4.37 (2H, s), 4.50-4.63 (1H, m), 4.68 (2H, s), 5.76-5.87 (1H, m), 6.28 (1H, s), 6.52-6.60 (1H, m), 7.01 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.19 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.31-7.39 (5H, m), 7.45 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.53 (1H, s), 7.62 (1H, dd, J = 2.4, 8.9 Hz), 8.19 (1H, d, J = 2.4 Hz).
【0635】
実施例52:3-(2-{(S)-4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-3-メチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-[5- (1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0636】
【化60】
【0637】
3-(2-((S)-4-(4-(2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル)-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル)-3-メチルピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)-5-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル]-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0638】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.95 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.35 (6H, d, J = 5.9 Hz), 1.63 (2H, qt, J = 7.3, 7.3 Hz), 1.87 (3H, s), 2.64-3.20 (7H, m), 3.45-3.72 (2H, m), 4.36-4.42 (2H, m), 4.52-4.61 (1H, m), 6.30 (1H, s), 7.15 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.19 (1H, dd, J = 2.2, 8.9 Hz), 7.52 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.54 (1H, s), 7.63 (1H, d, J = 8.9 Hz), 8.19 (1H, d, J = 2.2 Hz).
【0639】
実施例53:3-[2-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル]-5-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピリジン-7-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0640】
【化61】
【0641】
a) 5-(メトキシメトキシ)-2-メチルピリジンの製造:
2−メチル−5−ヒドロキシピリジンを用いて実施例4−h)と同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
【0642】
1H-NMR (CDCl
3) δ:2.50 (3H, s), 3.48 (3H, s), 5.17 (2H, s), 7.07 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.27 (1H, dd, J = 3.0, 8.4 Hz), 8.29 (1H, d, J = 3.0 Hz).
【0643】
b) 5-(メトキシメトキシ)-2-メチルピリジン-4-イルボロン酸の製造:
5−メトキシメトキシ−2−メチルピリジン(3.0g, 19.6mmol)のテトラヒドロフラン (100mL) 溶液に、−78℃にてn-ブチルリチウム (18.4mL, 29.4mmol)を加え、−78℃にて40分間攪拌した。その後、イソプロポキシボラン酸エステル(6.8mL, 29.4mmol)を加え、−78℃にて45分間攪拌した。反応液に1N 塩酸水溶液を加えた後、昇温させた。反応液を酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をジエチルエーテルで洗浄ろ過し、表題化合物2.08g (収率54%) を白色結晶として得た。
【0644】
1H-NMR (CDCl
3) δ:2.53 (3H, s), 3.52 (3H, s), 5.31 (2H, s), 5.80 (2H, s), 7.54 (1H, s), 8.41 (1H, s).
【0645】
c) 5-(メトキシメトキシ)-2-メチルピリジン-4(1H)-オンの製造:
5-(メトキシメトキシ)-2-メチルピリジン-4-イルボロン酸(500mg, 2.54mmol)のテトラヒドロフラン (12.7mL) 溶液に、室温にて過酸化水素水溶液(純度30%) (2.9mL, 25.4mmol)を加え、室温にて4時間攪拌した。反応液に飽和過硫酸ナトリウム水溶液を加えた後、減圧濃縮した。得られた残渣をクロロホルム/メタノールで洗浄ろ過し、表題化合物440mg(収率>100%) を黄色アモルファスとして得た。
【0646】
1H-NMR (CDCl
3) δ:2.37 (3H, s), 3.44 (3H, s), 5.11 (2H, s), 6.40 (1H, s), 7.66 (1H, s).
【0647】
d) 2-(5-(メトキシメトキシ)-2-メチルピリジン-4-イルオキシ)エタノールの製造:
【0648】
5-(メトキシメトキシ)-2-メチルピリジン-4(1H)-オン(1.28g, 7.56mmol)のN,N’-ジメチルホルムアミド(19mL)溶液に炭酸カリウム(2.10g, 15.1mmol)、2-ブロモエタノール(804μL, 11.3mmol)を順に加え、90℃にて終夜攪拌した。反応終了後、反応溶液を減圧濃縮した。得られた残渣をクロロホルム/メタノールに溶解させ、固形物をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン)にて精製し、2-(5-(メトキシメトキシ)-2-メチルピリジン-4-イルオキシ)エタノール(900mg, 収率56%)を橙色油状物として得た。
【0649】
1H-NMR (CDCl
3) δ:2.48 (3H, s), 3.54 (3H, s), 3.99 (2H, t, J = 4.4 Hz), 4.16 (2H, t, J = 4.4 Hz), 5.16 (2H, s), 6.70 (1H, s), 8.21 (1H, s).
【0650】
e) 4-(2-ヒドロキシエトキシ)-6-メチルピリジン-3-オールの製造:
2-(5-(メトキシメトキシ)-2-メチルピリジン-4-イルオキシ)エタノール(900mg, 4.22mmol)を酢酸エチル(10mL)に溶解させ、4N 塩酸−酢酸エチル溶液(10mL)を加え、室温にて5時間攪拌した。反応終了後、氷冷下4N 水酸化ナトリウム水溶液を用いて反応溶液をpH=8 にした。反応溶液を減圧濃縮した。得られた残渣をクロロホルム/メタノールにて洗浄し、乾燥し、粗生成物として4-(2-ヒドロキシエトキシ)-6-メチルピリジン-3-オール(1.2g)を白色固形物として得た。
【0651】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.96 (1H, s), 2.44 (3H, s), 3.93 (2H, t, J = 4.4 Hz), 4.18 (2H, s), 6.95 (1H, s), 7.76 (1H, s).
【0652】
f) 7-メチル-2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピリジンの製造:
4-(2-ヒドロキシエトキシ)-6-メチルピリジン-3-オール(714mg, 4.22mmol)、トリフェニルホスフィン(1.66g, 6.33mmol)を真空ポンプ化乾燥させた後、テトラヒドロフラン(42mL)に溶解させ、氷冷下アゾジカルボン酸ジ-tert-ブチル(DBAD)(1.46g, 6.33mmol)を加え、室温にて終夜撹拌した。氷冷下、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン、クロロホルム/メタノール)を用いて精製し、粗生成物として表題化合物1.74g(収率>100%)を白色固体として得た。
【0653】
1H-NMR (CDCl
3) δ:2.42 (3H, s), 4.23-4.31 (4H, m), 6.64 (1H, s), 8.04 (1H, s).
【0654】
g) 7-メチル-2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピリジン 6-酸化物の製造:
7-メチル-2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピリジンを用いて実施例6−l)と同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
【0655】
1H-NMR (CDCl
3) δ:2.45 (3H, s), 4.28-4.35 (4H, m), 6.75 (1H, s), 8.09 (1H, s).
【0656】
h) 酢酸 (2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピリジン-7-イル)メチルの製造:
7-メチル-2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピリジン 6-酸化物を用いて実施例6−l)と同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
【0657】
1H-NMR (CDCl
3) δ:2.14 (3H, s), 4.29-4.35 (4H, m), 5.09 (2H, s), 6.88 (1H, s), 8.16 (1H, s).
【0658】
i) (2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピリジン-7-イル)メタノールの製造:
酢酸 (2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピリジン-7-イル)メチルを用いて実施例6−l)と同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
【0659】
1H-NMR (CDCl
3) δ:4.29-4.35 (4H, m), 4.62 (2H, s), 6.76 (1H, s), 8.12 (1H, s).
【0660】
j) 2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピリジン-7-カルバルデヒドの製造:
(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピリジン-7-イル)メタノールを用いて実施例6−l)と同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
【0661】
1H-NMR (CDCl
3) δ:4.39 (4H, s), 7.51 (1H, s), 8.31 (1H, s), 9.93 (1H, s).
【0662】
k) 1-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピリジン-7-イル)エタノールの製造:
2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピリジン-7-カルバルデヒドを用いて実施例6−l)と同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
【0663】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.45 (3H, d, J = 6.2 Hz), 4.28-4.35 (4H, m), 4.77 (1H, q, 6.2 Hz), 6.77 (1H, s), 8.09 (1H, s).
【0664】
l) 1-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピリジン-7-イル)エタノンの製造:
1-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピリジン-7-イル)エタノールを用いて実施例6−l)と同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
【0665】
1H-NMR (CDCl
3) δ:2.66 (3H, s), 4.36 (4H, s), 7.60 (1H, s), 8.20 (1H, s).
【0666】
m)5-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピリジン-7-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
1-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピリジン-7-イル)エタノンを用いて実施例1−l)と同様に反応・処理し、表題化合物を無色油状物として得た。
【0667】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.73 (3H, s), 4.29-4.37 (4H, m), 7.06 (1H, s), 8.05 (1H, s).
【0668】
n) (Z)-1-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}ピペラジン-1-イル)-2-ブロモエタノン及び5-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピリジン-7-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0669】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.73 (3H, dd, J= 1.9, 7.0 Hz), 1.83 (3H, s), 2.96-3.08 (4H, m), 3.57-3.75 (4H, m), 4.26-4.37 (6H, m), 4.67 (2H, s), 5.84 (1H, qd, J = 7.0, 11.3 Hz), 6.41 (1H, s), 6.47 (1H, qd, J = 1.9, 11.3 Hz), 6.99 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.33-7.47 (6H, m), 7.51 (1H, s), 8.09 (1H, s).
【0670】
実施例54:5-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピリジン-7-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]ピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0671】
【化62】
【0672】
3-[2-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル]-5-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピリジン-7-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0673】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.97 (3H, t, J= 7.0 Hz), 1.67 (2H, qt, J = 7.0, 7.3 Hz), 1.83 (3H, s), 2.66 (2H, t, J= 7.3 Hz), 2.94-2.98 (4H, m), 3.59-3.77 (4H, m), 4.26-4.37 (6H, m), 6.41 (1H, s), 7.07 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.51 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.53 (1H, s), 8.09 (1H, s).
【0674】
実施例55:3-[2-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル]-5-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0675】
【化63】
【0676】
a) 5-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
a-1) 2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジンの製造:
2,3-ジヒドロキシピリジン (2.22g, 20.0mmol)をN,N’-ジメチルホルムアミド(100mL)に溶解させ、室温にて炭酸カリウム (5.52g, 40.0mmol)を加えた。5分後、同温にて1,2-ジブロモエタン(2.6mL, 30.0mmol)を加え、90℃にて終夜撹拌した。反応液を室温に戻し、ろ過後、得られたろ液を減圧濃縮した。その後、得られた残渣に酢酸エチルを加えた。この懸濁液をろ取、酢酸エチルで洗浄し、減圧乾燥し、表題化合物157mg(収率5.7%) を無色油状物として得た。
【0677】
1H-NMR (CDCl
3) δ: 4.26-4.28 (2H, m), 4.42-4.44 (2H, m), 6.94 (1H, dd, J = 5.6, 7.6 Hz), 7.28 (1H, dd, J = 1.2, 7.6 Hz), 7.69 (1H, dd, J = 1.2, 5.6 Hz).
【0678】
a-2) 2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン 5-酸化物の製造:
2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン(121mg, 790 μmol) をジクロロメタン (4.0mL)に溶解し、3−クロロ過安息香酸(234mg, 950μmol)を加え、室温にて1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (クロロホルム/メタノール) で精製し、表題化合物102mg(収率84%) を白色固体として得た。
【0679】
1H-NMR (CDCl
3) δ:4.33-4.36 (2H, m), 4.59-4.62 (2H, m), 6.81 (1H, dd, J = 6.8, 8.4 Hz), 6.95 (1H, dd, J = 1.4, 8.4 Hz), 7.95 (1H, dd, J = 1.4, 6.8 Hz).
【0680】
a-3) 2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン-6-カルボニトリルの製造:
アルゴン雰囲気下、2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン 5-酸化物 (102mg, 666μmol)をアセトニトリル(700μL)に溶解させ、室温にてトリエチルアミン (202mg, 2.00mmol)、トリメチルシリルニトリル (529mg, 5.33mmol)を加え、100℃にて終夜撹拌した。氷冷下にて水を加え、反応溶液を酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール)にて精製し、表題化合物105mg(収率97%) を茶色固体として得た。
【0681】
1H-NMR (CDCl
3) δ: 4.33-4.36 (2H, m), 4.48-4.51 (2H, m), 7.24 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.32 (1H, d, J = 8.1 Hz).
【0682】
a-4) 1-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン-6-イル)エタノンの製造:
アルゴン雰囲気下、2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン-6-カルボニトリル(16mg, 99μmol) をテトラヒドロフラン (500μL)に溶解し、氷冷下にてメチルリチウム(150μL(1.04M in THF溶液), 148μmol)を加え、同温にて5分間攪拌した。反応溶液に1M-硫酸(2.0mL)を加え、室温にて3時間撹拌した。氷冷下にて、反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた(pH=8を確認した)。反応溶液を酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン/酢酸エチル) で精製し、表題化合物8.3mg(収率47%) を黄色油状物として得た。
【0683】
1H-NMR (CDCl
3) δ:2.64 (3H, s), 4.33-4.35 (2H, m), 4.49-4.51 (2H, m), 7.27 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.21 (1H, d, J= 8.4 Hz).
【0684】
a-5) 5-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
1-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン-6-イル)エタノンを用いて実施例1-l)と同様に反応・処理し、表題化合物を白色結晶として得た。
【0685】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.75 (3H, s), 4.24-4.26 (2H, m), 4.41-4.43 (2H, m), 7.09 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.25 (1H, d, J= 8.0 Hz).
【0686】
b) 3-[2-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル]ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル]-5-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
(Z)-1-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン−1−イル)フェニル}ピペラジン-1-イル)-2-ブロモエタノン及び5-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0687】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.73 (3H, dd, J= 1.6, 7.0 Hz), 1.84 (3H, s), 2.99-3.08 (4H, m), 3.57-3.75 (4H, m), 4.24-4.27 (2H, m), 4.36 (2H, s), 4.43-4.46 (2H, m), 4.67 (2H, s), 5.84 (1H, qd, J= 7.0, 11.3 Hz), 6.20 (1H, s), 6.47 (1H, qd, J = 1.6, 11.3 Hz), 7.20 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.26-7.51 (9H, m).
【0688】
実施例56:5-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン-6-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]ピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0689】
【化64】
【0690】
3-[2-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル]-5-(2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-b]ピリジン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0691】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.96 (3H, t, J= 7.6 Hz), 1.66 (2H, qt, J = 7.6, 7.6 Hz), 1.85 (3H, s), 2.66 (2H, t, J= 7.6 Hz), 2.86-2.98 (4H, m), 3.59-3.76 (4H, m), 4.25-4.27 (2H, m), 4.38 (2H, s), 4.43-4.46 (2H, m), 6.25 (1H, s), 7.06 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.20 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.28 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.50 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.53 (1H, s).
【0692】
実施例57:5-(ベンゾフラン-6-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]ピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0693】
【化65】
【0694】
実施例6において、5-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル] 5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(ベンゾフラン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0695】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.96 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.66 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 1.99 (3H, s), 2.66 (2H, t, J= 7.6 Hz), 2.88-2.96 (4H, m), 3.60-3.75 (4H, m), 4.13 (1H, brs), 4.36 (1H, d, J = 16.1 Hz), 4.38 (1H, d, J = 16.1 Hz), 6.02 (1H, brs), 6.76 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.06 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.48 (1H, dd, J = 2.2, 8.3 Hz), 7.50 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.54 (1H, s), 7.63 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.65 (1H, d, J = 2.2 Hz), 8.00 (1H, d, J = 2.2 Hz).
【0696】
実施例58:5-(ベンゾフラン-5-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]ピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0697】
【化66】
【0698】
a) 5-(ベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
a-1) 1-(4-(2,2-ジエトキシエトキシ)フェニル)エタノンの製造:
1-(4-ヒドロキシフェニル)エタノン(1.00g, 7.34mmol)のN,N’−ジメチルホルムアミド (24mL)溶液に、氷冷下水素化ナトリウム(純度50%) (380mg, 8.07mmol)、臭化アセトアルデヒドジエチルアセタール(1.30mL, 8.81mmol) を加え、120℃にて終夜撹拌した。氷冷下にて反応液に水を加え、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン/酢酸エチル) で精製し、表題化合物2.47g (収率>100%) を黄色油状物として得た。
【0699】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.24 (6H, t, J = 7.3 Hz), 2.56 (3H, s), 3.56-3.81 (4H, m), 4.06 (2H, d, J = 5.1 Hz), 4.85 (1H, t, J = 5.1 Hz), 6.95 (2H, d, J = 7.0 Hz), 7.92 (2H, d, J = 7.0 Hz).
【0700】
a-2)1-(ベンゾフラン-5-イル)エタノンの製造:
1-(4-(2,2-ジエトキシエトキシ)フェニル)エタノン(2.46g, 7.34mmol)のトルエン(25mL)溶液に、PPA(2.50g)、加熱還流下にて1時間攪拌した。氷冷下にて反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン/酢酸エチル) で精製し、表題化合物44mg(収率3.7%) を白色固体として得た。
【0701】
1H-NMR (CDCl
3) δ:2.68 (3H, s), 6.86-6.87 (1H, m), 7.54 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.70 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.97 (1H, dd, J = 2.4, 8.6 Hz), 8.26 (1H, d, J = 1.6 Hz).
【0702】
a-3) 5-(ベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
1-(ベンゾフラン-5-イル)エタノンを用いて実施例1-l)と同様に反応・処理し、表題化合物を白色結晶として得た。
【0703】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.82 (3H, s), 6.86 (1H, d, J = 1.2 Hz), 7.46 (1H, dd, J = 2.0, 8.4 Hz), 7.51 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.77 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.78 (1H, d, J = 1.2 Hz).
【0704】
b) 5-(ベンゾフラン-5-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]ピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン
実施例6において、5-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル] 5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(ベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0705】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.96 (3H, t, J= 7.6 Hz), 1.66 (2H, qt, J = 7.6, 7.6 Hz), 1.99 (3H, s), 2.65 (2H, t, J= 7.6 Hz), 2.88-2.95 (4H, m), 3.60-3.74 (4H, m), 4.36 (1H, d, J = 16.1 Hz), 4.38 (1H, d, J = 16.1 Hz), 6.79 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.05 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.46-7.54 (4H, m), 7.64 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.82 (1H, d, J = 2.2 Hz).
【0706】
実施例59:5-(フロ[2,3-c]ピリジン-5-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]ピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0707】
【化66】
【0708】
a) 5-(フロ[2,3-c]ピリジン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
a-1) 2-(ヒドロキシメチル)-5-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-4H-ピラン-4-オンの製造:
5−ヒドロキシ−2−ヒドロキシメチル−4H−4−ピラノン (5.0g, 35.2mmol)をN,N’-ジメチルホルムアミド(70mL)に溶解させ、アルゴン雰囲気中氷冷下にてtert-ブトキシカリウム (4.0g, 35.2mmol)を加えた。5分後、同温にて4−メトキシベンジルクロライド (6.06g, 38.7mmol)を加え、50℃にて21時間撹拌した。その後、反応液を減圧濃縮した。水、1N−水酸化ナトリウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣にジエチルエーテルを加えて再結晶にて精製し、表題化合物4.80g(収率52%) を茶色粉末状結晶として得た。
【0709】
1H-NMR (CDCl
3) δ: 3.76 (3H, s), 4.28 (2H, s), 4.86 (2H, s), 6.31 (1H, s), 6.94 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.34 (2H, d, J = 8.4 Hz), 8.14 (1H, s).
【0710】
a-2) 2-(ヒドロキシメチル)-5-[(4-メトキシベンジル)オキシ]ピリジン-4(1H)-オンの製造:
2-(ヒドロキシメチル)-5-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-4H-ピラン-4-オン(1.2g, 4.56mmol)をエタノール(3.0mL)に溶解させ、アンモニア水溶液(9.0mL)を加え、密封し、100℃にて6時間撹拌した。この操作を4ロット分行い、まとめて引き続く処理を行った。反応液を減圧濃縮した。ジエチルエーテルを加えた後、反応溶液を氷冷した。析出した固体をろ取、ジエチルエーテルで洗浄後、減圧下乾燥し、表題化合物4.0g (収率84%) を茶色粉末状結晶として得た。
【0711】
1H-NMR (CDCl
3) δ:3.78 (3H, s), 4.56 (2H, s), 5.01 (2H, s), 6.42 (1H, s), 6.90 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.36 (2H, d, J= 8.4 Hz), 7.41 (1H, s).
【0712】
a-3) 酢酸 {5-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリジン-2-イル}メチルの製造:
2-(ヒドロキシメチル)-5-[(4-メトキシベンジル)オキシ]ピリジン-4(1H)-オン(3.21g, 12.2mmol)をピリジン(60mL)に溶解させ、氷冷下にてアセチルクロライド(1.44g, 18.3mmol)を加え、60℃にて終夜撹拌した。その後、反応液を減圧濃縮した。氷冷下にて水を加えた後、室温にて30分間攪拌した。析出した固体をろ取、氷水、ジエチルエーテルで洗浄後、減圧下乾燥し、表題化合物3.56g (収率96%) を茶色粉末状結晶として得た。
【0713】
1H-NMR (CDCl
3) δ: 2.11 (3H, s), 4.99 (2H, s), 3.78 (3H, s), 5.01 (2H, s), 6.52 (1H, s), 6.89 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.35 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.49 (1H, s).
【0714】
a-4) 酢酸 (5-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-4-{[(トリフルオロメチル)スルホニル]オキシ}ピリジン-2-イル)メチルの製造:
酢酸 {5-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリジン-2-イル}メチル (3.56g, 11.7mmol)をジクロロメタン(60mL)に溶解させ、アルゴン雰囲気中氷冷下にてトリエチルアミン (3.55g, 35.1mmol)、トリフルオロメタンスルホン酸無水物 (6.60g, 23.4mmol)を加え、0℃にて15分間撹拌した。反応液に水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)にて精製し、表題化合物4.84g(収率95%) を黄色油状物として得た。
【0715】
1H-NMR (CDCl
3) δ: 2.15 (3H, s), 3.82 (3H, s), 5.16 (2H, s), 5.20 (2H, s), 6.92 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.25 (1H, s), 7.36 (2H, d, J = 8.9 Hz), 8.45 (1H, s).
【0716】
a-5) 酢酸 {5-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-4-[(トリメチルシリル)エチニル]ピリジン-2-イル}メチルの製造:
酢酸 (5-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-4-{[(トリフルオロメチル)スルホニル]オキシ}ピリジン-2-イル)メチル (1.2g, 2.78mmol)をアセトニトリル(9.3mL)に溶解させ、アルゴン雰囲気中氷冷下にてヨウ化銅 (53mg, 278μmol)、ジトリフェニルホスフィンパラジウム(II)ジクロライド (98mg, 139 μmol)、トリエチルアミン(8.0mL)、トリメチルシリルアセチレン(819mg, 8.34mmol)を加え、45℃にて終夜撹拌した。この操作を4ロット分行い、まとめて引き続く処理を行った。反応液に水を加えた後、セライトろ過を行った。得られたろ液を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、表題化合物の粗生成物 (5.38g)を黄色油状物として得た。
【0717】
1H-NMR (CDCl
3) δ: 0.26 (9H, s), 2.14 (3H, s), 3.82 (3H, s), 5.11 (2H, s), 5.18 (2H, s), 6.91 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.36-7.41 (3H, m), 8.28 (1H, s).
【0718】
a-6) 酢酸 {5-ヒドロキシ-4-[(トリメチルシリル)エチニル]ピリジン-2-イル}メチルの製造:
粗生成物の酢酸 (5-((4-メトキシベンジル)オキシ)-4-((トリメチルシリル)エチニル)ピリジン-2-イル)メチル (5.38g, 11.1mmol)をジクロロメタン (55mL)に溶解させ、室温にてトリメチルシラン (1.9mL, 35.1mmol)、トリフルオロ酢酸 (5.5mL)を加え、室温にて終夜撹拌した。反応液に氷冷下にて飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え(pH=8 を確認)、反応溶液をセライトろ過した。得られたろ液を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)にて精製し、表題化合物1.54g(収率53%) を黄色油状物として得た。
【0719】
1H-NMR (CDCl
3) δ: 0.26 (9H, s), 2.14 (3H, s), 5.11 (2H, s), 7.29 (1H, s), 8.35 (1H, s).
【0720】
a-7) 酢酸フロ[2,3-c]ピリジン-5-イルメチルの製造:
酢酸 (5-ヒドロキシ-4-((トリメチルシリル)エチニル)ピリジン-2-イル)メチル (1.47g, 5.59mmol)をピリジン(28mL)に溶解させ、室温にてヨウ化銅 (1.28g, 6.71mmol)を加え、加熱還流にて5時間撹拌した。反応液を室温に戻し、減圧濃縮後、反応溶液をセライトろ過した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)にて精製し、表題化合物345mg(収率32%) を橙色油状物として得た。
【0721】
1H-NMR (CDCl
3) δ: 2.16 (3H, s), 5.31 (2H, s), 6.81 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.63 (1H, s), 7.78 (1H, d, J= 2.4 Hz), 8.87 (1H, s).
【0722】
a-8) フロ[2,3-c]ピリジン-5-イルメタノールの製造:
酢酸フロ[2,3-c]ピリジン-5-イルメチル(722mg, 3.78mmol)をメタノール(19mL)に溶解させ、室温にて炭酸カリウム(1.04g, 7.56mmol)を加え、室温にて終夜撹拌した。反応液に氷冷下にて1N−塩酸水溶液を加え、クロロホルムで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)にて精製し、表題化合物521mg(収率92%) を黄色油状物として得た。
【0723】
1H-NMR (CDCl
3) δ: 3.68 (1H, s), 4.85 (2H, s), 6.79 (1H, s), 7.54 (1H, s), 7.79 (1H, s), 8.83 (1H, s).
【0724】
a-9) フロ[2,3-c]ピリジン-5-カルバルデヒドの製造:
フロ[2,3-c]ピリジン-5-イルメタノール(521mg, 3.49mmol)をアセトン(17mL)に溶解させ、室温にて2,2,6,6-テトラメチルピペリジン 1-オキシル (27mg, 170 μmol)を加えた。その後、反応液に氷冷下にて1,3,5-トリクロロ-2,4,6-トリアジントリオン(892mg, 3.84mmol)を加え、同温にて5分間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、氷冷下にて水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)にて精製し、表題化合物488mg(収率95%) を黄色固体として得た。
【0725】
1H-NMR (CDCl
3) δ: 6.98 (1H, dd, J = 0.8, 2.2 Hz), 7.88 (1H, d, J = 2.2 Hz), 8.32 (1H, d, J = 0.8 Hz), 9.03 (1H, s), 10.18 (1H, s).
【0726】
a-10) 1-(フロ[2,3-c]ピリジン-5-イル)エタノールの製造:
アルゴン雰囲気下、フロ[2,3-c]ピリジン-5-カルバルデヒド (488mg, 3.31mmol)をテトラヒドロフラン(11mL)に溶解させ、氷冷下にてメチルマグネシウムブロマイド (5.5mL(1.0M in THF 溶液), 4.97mmol)を加えた。その後、室温にて1時間30分攪拌した。反応液に氷冷下にて1N−塩酸水溶液を加え、その後飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。反応溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)にて精製し、表題化合物356mg(収率66%) を黄色固体として得た。
【0727】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.56 (3H, d, J = 6.2 Hz), 5.00 (1H, q, J = 6.2 Hz), 6.80 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.53 (1H, s), 7.78 (1H, d, J = 2.2 Hz), 8.80 (1H, s).
【0728】
a-11) 1-(フロ[2,3-c]ピリジン-5-イル)エタノンの製造:
1-(フロ[2,3-c]ピリジン-5-イル)エタノール (356mg, 2.19mmol)をアセトン(11mL)に溶解させ、室温にて2,2,6,6-テトラメチルピペリジン 1-オキシル(34mg, 220μmol)を加えた。その後、反応液に氷冷下にて1,3,5-トリクロロ-2,4,6-トリアジントリオン(560mg, 2.41mmol)を加え、同温にて30分間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、氷冷下にて水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)にて精製し、表題化合物119mg(収率34%)を黄色固体として得た。
【0729】
1H-NMR (CDCl
3) δ:2.79 (3H, s), 6.93-6.94 (1H, m), 7.83 (1H, d, J= 2.0 Hz), 8.39 (1H, d, J = 0.8 Hz), 8.91 (1H, s).
【0730】
a-12) 5-(フロ[2,3-c]ピリジン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
1-(フロ[2,3-c]ピリジン-5-イル)エタノンを用いて実施例1-l)と同様に反応・処理し、表題化合物を白色結晶として得た。
【0731】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.88 (3H, s), 6.99-7.00 (1H, m), 7.89 (1H, d, J= 1.2 Hz), 8.02 (1H, d, J = 2.0 Hz), 8.82 (1H, s).
【0732】
b) 5-(フロ[2,3-c]ピリジン-5-イル)-3-(2-{4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]ピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
実施例6において、5-[5-(1-メチルエトキシ)ピリジン-2-イル] 5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの代わりに5-(フロ[2,3-c]ピリジン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0733】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.96 (3H, t, J= 7.3 Hz), 1.67 (2H, qt, J = 7.3, 7.6 Hz), 1.93 (3H, s), 2.66 (2H, t, J= 7.6 Hz), 2.89-2.96 (4H, m), 3.62-3.75 (4H, m), 4.19 (1H, s), 4.41 (2H, s), 6.57 (1H, s), 6.83 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.07 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.51 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.54 (1H, s), 7.78 (1H, d, J = 2.2 Hz), 8.01 (1H, d, J = 1.0 Hz), 8.81 (1H, d, J= 1.0 Hz).
【0734】
実施例60:5-(ベンゾフラン-6-イル)-3-(2-{(S)-4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-3-メチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0735】
【化67】
【0736】
(R)-2-メチル-1-tert-ブトキシカルボニルピペラジンの代わりに(S)-2-メチル-1-tert-ブトキシカルボニルピペラジンを用い、5-(ベンゾフラン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例12と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0737】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.85 (3H, d, J= 6.0 Hz), 0.95 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.62 (2H, qt, J = 7.3, 7.3 Hz), 2.00 (3H, s), 2.62-3.23 (6H, m), 3.47-3.79 (3H, m), 4.35 (1H, d, J= 16.3 Hz), 4.37 (1H, d, J = 16.3 Hz), 5.98 (1H, s), 6.76 (1H, d, J= 2.2 Hz), 7.14 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.48 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.51 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.54 (1H, s), 7.63 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.65 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.75 (1H, s).
【0738】
実施例61:5-(ベンゾフラン-5-イル)-3-(2-{(S)-4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-3-メチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0739】
【化68】
【0740】
(R)-2-メチル-1-tert-ブトキシカルボニルピペラジンの代わりに(S)-2-メチル-1-tert-ブトキシカルボニルピペラジンを用い、5-(ベンゾフラン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例12と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0741】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.85 (3H, d, J= 6.3 Hz), 0.95 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.62 (2H, qt, J = 7.3, 7.3 Hz), 2.00 (3H, s), 2.62-3.20 (6H, m), 3.44-3.81 (3H, m), 4.36 (1H, d, J= 15.6 Hz), 4.40 (1H, d, J = 15.6 Hz), 5.98 (1H, s), 6.80 (1H, d, J= 2.2 Hz), 7.14 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.46-7.54 (4H, m), 7.65 (1H, d, J= 2.2 Hz), 7.82 (1H, s).
【0742】
実施例62:5-(フロ[2,3-c]ピリジン-5-イル)-3-(2-{(S)-4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル]-3-メチルピペラジン-1-イル}-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0743】
【化69】
【0744】
(R)-2-メチル-1-tert-ブトキシカルボニルピペラジンの代わりに(S)-2-メチル-1-tert-ブトキシカルボニルピペラジンを用い、5-(フロ[2,3-c]ピリジン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例12と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0745】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.87 (3H, d, J= 6.1 Hz), 0.95 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.62 (2H, qt, J = 7.3, 7.3 Hz), 1.93 (3H, s), 2.62-3.18 (6H, m), 3.46-3.96 (3H, m), 4.37 (1H, d, J= 15.8 Hz), 4.42 (1H, d, J = 15.8 Hz), 6.56 (1H, s), 6.83 (1H, d, J= 2.2 Hz), 7.14 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.51 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.55 (1H, s), 7.78 (1H, d, J = 2.2 Hz), 8.02 (1H, s), 8.81 (1H, s).
【0746】
実施例63:(2S, 5R, Z)-3-[2-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル]-5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0747】
【化70】
【0748】
a) (2S,5R)-4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-ニトロフェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステルの製造:
実施例43−a)で得た1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(4-フルオロ-3-ニトロフェニル)プロパン-2-オールとピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルの代わりに実施例14−1−a−2−2)で得た2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 (2S, 5R)-tert-ブチルを用い、その他は実施例43−b)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0749】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.07 (3H, d, J= 6.8 Hz), 1.28 (3H, d, J = 6.5 Hz), 1.48 (9H, s), 2.70-2.74 (1H, m), 3.52-3.70 (4H, m), 4.35-4.44 (1H, m), 7.07 (1H, d, J = 9.2 Hz), 7.73 (1H, dd, J = 1.9, 9.2 Hz), 8.15 (1H, d, J = 1.9 Hz).
【0750】
b) (2S,5R)-4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-ニトロフェニル}-2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステルの製造:
(2S,5R)-4-[4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-ニトロフェニル]-2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステルを用いて、実施例43−c)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0751】
1H-NMR (CDCl
3) δ:1.09 (3H, d, J= 6.5 Hz), 1.29 (3H, d, J = 6.8 Hz), 1.48 (9H, s), 2.70-2.75 (1H, m), 3.52-3.70 (4H, m), 4.37-4.46 (1H, m), 4.66 (2H, s), 7.08 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.31-7.45 (5H, m), 7.65 (1H, d, J = 8.9 Hz), 8.04 (1H, s).
【0752】
c) (2S,5R)-4-{2-アミノ-4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]フェニル}-2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステルの製造:
(2S,5R)-4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-ニトロフェニル}-2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステルを用いて、実施例43−d)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0753】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.95 (3H, d, J= 6.2 Hz), 1.31 (3H, d, J = 6.8 Hz), 1.48 (9H, s), 2.52 (1H, d, J= 11.6 Hz), 3.39-3.96 (4H, m), 4.40-4.50 (1H, m), 4.66 (2H, s), 6.86 (1H, d, J= 8.6 Hz), 6.94-6.98 (2H, m), 7.30-7.41 (5H, m).
【0754】
d) (2S,5R)-4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-ヨードフェニル}-2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステルの製造:
(2S,5R)-4-{2-アミノ-4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]フェニル}-2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステルを用いて、実施例43−e)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0755】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.95 (3H, d, J= 6.5 Hz), 1.36 (3H, d, J = 6.5 Hz), 1.49 (9H, s), 2.53 (1H, d, J= 10.8 Hz), 3.59-3.82 (4H, m), 4.40-4.50 (1H, m), 4.63 (2H, s), 6.91 (1H, d, J= 8.4 Hz), 7.36-7.43 (5H, m), 7.54 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.06 (1H, s).
【0756】
e) (2S,5R)-4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステルの製造:
(2S,5R)-4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-ヨードフェニル}-2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステルを用いて、実施例43−f)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0757】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.91 (3H, d, J= 6.5 Hz), 1.29 (3H, d, J = 6.8 Hz), 1.48 (9H, s), 1.74 (3H, dd, J= 1.9, 7.0 Hz), 2.68 (1H, d, J = 11.1 Hz), 3.39-3.73 (4H, m), 4.36-4.46 (1H, m), 4.68 (2H, s), 5.80 (1H, qd, J = 7.0, 11.3 Hz), 6.48 (1H, qd, J= 1.9, 11.3 Hz), 6.88 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.30-7.42 (6H, m), 7.49 (1H, s).
【0758】
f) (2S,5R)-1-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-2,5-ジメチルピペラジン の製造:
(2S,5R)-4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-2,5-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステルを用いて、実施例43−g)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0759】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.96 (3H, d, J = 5.9 Hz), 1.45 (3H, d, J = 6.8 Hz), 1.69 (3H, d, J= 6.9 Hz), 3.03-2.82 (3H, m), 3.41-3.47 (2H, m), 3.58-3.69 (1H, m), 4.67 (2H, s), 5.83 (1H, qd, J = 6.9, 11.4 Hz), 6.60 (1H, d, J = 11.4 Hz), 7.25 (1H, d, J = 9.1 Hz), 7.31-7.41 (5H, m), 7.49 (1H, dd, J = 2.2, 9.1 Hz), 7.59 (1H, d, J = 2.2 Hz).
【0760】
g) 1-((2S,5R)-4-(4-(2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル)-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル)-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル)-2-ブロモエタノンの製造:
(2S,5R)-1-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-2,5-ジメチルピペラジンを用いて、実施例43−h)と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0761】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.99 (3H, d, J= 6.5 Hz), 1.50 (3H, d, J = 6.8 Hz), 1.75 (3H, dd, J = 1.9, 7.0 Hz), 2.74-2.81 (1H, m), 3.29-4.27 (6H, m), 4.68 (2H, s), 4.83-4.92 (1H, m), 5.84 (1H, qd, J = 7.0, 11.3 Hz), 6.50 (1H, qd, J = 1.9, 11.3 Hz), 6.91 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.30-7.45 (6H, m), 7.51 (1H, s).
【0762】
h) (2R, 5S, Z)-3-[2-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル]-5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
1-((2S,5R)-4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル)-2-ブロモエタノンと5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0763】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.88-1.00 (3H, m), 1.32-1.49 (3H, m), 1.74 (3H, d, J = 7.1 Hz), 1.87 (3H, s), 2.70-2.80 (1H, m), 3.29-3.82 (4H, m), 4.06-4.83 (6H, m), 4.65 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.69 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.82-4.90 (1H, m), 5.83 (1H, qd, J= 7.1, 11.7 Hz), 6.49 (1H, d, J = 11.7 Hz), 6.86-6.89 (2H, m), 7.01-7.09 (2H, m), 7.33-7.44 (6H, m), 7.51 (1H, s).
【0764】
実施例64:(2S, 5R)-5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-3-(2-(-4-(4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル)-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0765】
【化71】
【0766】
(2S, 5R, Z)-3-[2-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル]-5-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0767】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.90-1.10 (9H, m), 1.60-1.75 (2H, m), 1.88 (3H, s), 2.54-3.41 (7H, m), 4.04-4.25 (7H, m), 6.89-7.10 (4H, m), 7.47-7.53 (1H, m), 7.53 (1H, s).
【0768】
実施例65:(2S, 5R, Z)-3-(2-(4-(4-(2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル)-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル)-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)-5-(フロ[2,3-c]ピリジン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0769】
【化72】
【0770】
[(2S, 5R, Z)-1-(4-{4-[2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル]-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル}-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル)]-2-ブロモエタノンと5-(フロ[2,3-c]ピリジン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例14−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0771】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.90-1.02 (3H, m), 1.34-1.50 (3H, m), 1.74 (3H, d, J = 7.1 Hz), 1.92 (3H, s), 2.70-2.73 (1H, m), 3.33-3.85 (4H, m), 4.29-4.34 (2H, m), 4.66 (1H, d, J = 12.7 Hz), 4.69 (1H, d, J = 12.7 Hz), 4.85-4.91 (1H, m), 5.84 (1H, qd, J= 2.1, 12.4 Hz), 6.49 (1H, s), 6.49 (1H, d, J = 12.4 Hz), 6.83 (1H, d, J= 2.2 Hz), 6.89 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.30-7.44 (6H, m), 7.51 (1H, s), 7.78 (1H, d, J = 2.2 Hz), 8.00 (1H, s), 8.81 (1H, s).
【0772】
実施例66:(2S, 5R)-5-(2,3-ジヒドロフロ[2,3-c]ピリジン-5-イル)-3-(2-(4-(4-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2-プロピルフェニル)-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンの製造:
【0773】
【化73】
【0774】
(2S, 5R, Z)-3-(2-(4-(4-(2-(ベンジルオキシ)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル)-2-(プロパ-1-エン-1-イル)フェニル)-2,5-ジメチルピペラジン-1-イル)-2-オキソエチル)-5-(フロ[2,3-c]ピリジン-5-イル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオンを用いて実施例15−1と同様に反応・処理し、表題化合物を黄色油状物として得た。
【0775】
1H-NMR (CDCl
3) δ:0.88-0.99 (9H, m), 1.63-1.72 (2H, m), 1.92 (3H, s), 2.51-2.89 (3H, m), 3.20-3.89 (8H, m), 4.25-4.83 (3H, m), 6.91-6.95 (1H, m), 7.29-7.37 (2H, m), 7.72-7.76 (1H, m), 8.03-8.13 (1H, m).
【0776】
試験例1:転写促進アッセイ
<プラスミドの構築>
ヒトLXRα及びLXRβ cDNAのリガンド結合ドメイン(LBD)を哺乳類発現ベクターpBIND(Promega)の酵母GAL4転写因子DNA結合ドメイン(DBD)に隣接して挿入することによって発現構築物を調製し、それぞれpBIND−LXRα/GAL4及びpBIND−LXRβ/GAL4を作製した。GAL4応答性リポーター構築物、pG5lucは、Promega社から入手できる公知のベクターであり、プロモーターに隣接して位置する5コピーのGAL4応答エレメントとルシフェラーゼリポーター遺伝子を含む。
【0777】
<アッセイ>
LXRα/GAL4又はLXRβ/GAL4ハイブリッド及びGAL4応答性リポーターベクターpG5luc安定発現CHOK−1細胞を、5%CO
2の湿潤雰囲気下、37℃で、10%非働化処理ウシ胎児血清、100単位/mlペニシリンG及び100μg/ml硫酸ストレプトマイシンを含有するHAM−F12培地を入れた96ウェルプレートに20,000細胞/ウェルで播種した。24時間後、被検化合物を試験濃度範囲(0.01μM、0.1μM、1μM、10μM)にわたって溶解した培地を添加し、細胞とともに24時間インキュベーションした。ルシフェラーゼアッセイ基質としてBright−Glo(Promega)を用い、発光強度をルミノメーターLB960(Berthold Technologies)で測定することにより、試験化合物がLXRα又はβのLBDを介してルシフェラーゼ転写の活性化に及ぼす作用を測定した。比較化合物としてT0901317(国際公開WO2000/54759パンフレットの実施例12の化合物)を同時に評価した。ルシフェラーゼ活性の結果はT0901317の10μMにおける発光強度を100とした時の試験化合物の各濃度における活性値(%eff)として表1に示した。なお、ジメチルピペラジン構造を有する化合物の活性データは、(2R,5S)体と(2S,5R)体との混合物を用いた結果である。
【0778】
<結果>
表1に示す通り、本発明のカルビノール化合物は対照薬であるT0901317よりもLXRβに高い選択性を有するLXRアゴニストであることが実験的に確認された。
【0779】
【表1】
【0780】
【表2】