【実施例】
【0025】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0026】
本実施例は、水圧送部2から圧送された圧送水W2を水槽1内に導入するための水導入パイプ3である。
【0027】
尚、本実施例では、水圧送部2は、水を浄化する水浄化システムにおける水循環ポンプ(フィルターを具備した水濾過装置)であり、この水圧送部2の水導入部2aには、水槽1内に配される吸水部6(ガラス製の吸水パイプ)に接続される送水管7(合成樹脂製管体)が設けられるとともに、水圧送部2の水導出部2bには、水槽1内に配される本実施例(水導入パイプ3)に接続する送水管8(合成樹脂製管体)が設けられている。よって、吸水パイプ6から吸水された水W1は、送水管7を介して水圧送部2に送られて該水圧送部2で浄化され、この水圧送部2で浄化され圧送された圧送水W2は送水管8を介して水導入パイプ3へ送られ、この水導入パイプ3から水槽1内に導入される。また、水槽1とは、
図5に図示したようなガラス製の水槽の他、人工池のようなコンクリート槽など、水を収納する容状体を意味する。
【0028】
具体的には、本実施例は、適宜な透明部材(ガラス)で一体成形した断面円形のパイプであり、水圧送部2から圧送された圧送水W2を入水する基端開口部4bを有する管状本体部4と、この管状本体部4の先端部に設けられ該管状本体部4の先端開口部4aが開口す
る内周面5aを有する
円筒形状部5とを有するものである。尚、本実施例に係る水導入パイプは、透明部材に限らず有色部材でも良く、また、ガラス製に限らず合成樹脂製でも良い。
【0029】
管状本体部4は、
図1に図示したように水圧送部2から延設される送水管8に基端部(下端部)が接続されるストレート形状の第一管状部4Aと、この第一管状部4Aの先端部(上端部)に折り返し部4Bを介して基端部が連設され、先端部に先端開口部4aが設けられた蛇行形状(S字形状)の第二管状部4Cとから構成されている。
【0030】
この管状本体部4は、折り返し部4Bを水槽1の上縁部に掛け止め係止した状態とすることで当該水槽1に設置される。この管状本体部4を水槽1に設置した際、管状本体部4の先端開口部4aは下方(斜め下)向きとなるように構成されている。即ち、管状本体部4(第二管状部4C)の先端部は
円筒形状部5の上部に連設されるのが良い。
【0031】
従って、先端開口部4aから後述する
円筒形状部5
の内周面5aに供給される圧送水Wは重力により下方に流れることになり、その後、
円筒形状部5の内周面5aに沿って
図3中の矢印方向への回転流となる。
【0032】
円筒形状部5は、
図1〜3に図示したように左右両端が開口する円筒形状体であり、第二管状部4Cの先端部に設けられている。
【0033】
また、
円筒形状部5は、
図4に図示したよう
に内周面5aは長さ方向凹湾曲面に設定されている(
円筒形状部5の内周面5aは長さ方向中央が最大凹部となる凹湾曲面に設定されている)。
【0034】
また、前述した先端開口部4aの開口は、
円筒形状部5の内周面5aの長さ方向中央となるように構成されている。
【0035】
従って、この
円筒形状部5の内周面5aに沿って回転流となる圧送水W2は、後述する
円筒形状部5
(内周面5a)の左右側方の水送出開口部5bから出水するまで縮径方向に絞られるように移動して水送出開口部5bから送出される。
【0036】
また、水送出開口部5bは、
図4に図示したように
円筒形状部5の側方にして
該円筒形状部5の内周面5aを境とした左右両端位置に設けられており、この水送出開口部5bは
円筒形状部5の内周面5aの再下位置(中央位置)を通過する円軌跡よりも径小に設定されている。
【0037】
尚、水送出開口部5
bは
円筒形状部5の左右両側方に限らず、いずれか一方でも良いが、左右両側方に合った場合の方がより圧送水W2の勢いを低減することができる。
【0038】
以上の構成から成る本実施例に係る水導入パイプ3の使用状態について説明する。
【0039】
水槽1への設置は、水槽1の上縁部に折り返し係止部2Bを掛け止め係止し、
円筒形状部5は水槽1内の水W1内に沈めた状態に配される。
【0040】
この状態で、水圧送部2を作動させると、吸水パイプ6から吸水された水W1は、送水管7を介して水圧送部2に送られて該水圧送部2で浄化され、この水圧送部2で浄化され圧送された圧送水W2は送水管8を介して水導入パイプ3へ送られ、この水導入パイプ3から水槽1内に導入される。
【0041】
この水導入パイプ3から圧送水W2が送出される状態について説明すると、水圧送部2から圧送される圧送水Wは、管状本体部4を通過した後に
円筒形状部5に供給され、この管状本体部4の先端開口部4aから供給された圧送水W2は
円筒形状部5の内周面5aに沿って流れることで回転流となる。
【0042】
この
円筒形状部5で回転流となった圧送水W2は、
円筒形状部5の側方に設けられた水送出開口部5bから送出しようとするが、この際、
図3,4,5に図示したように予め
円筒形状部5は水槽1内の水W1に没した状態とされている為、
円筒形状部5の内周面5aを流れることで回転流となった圧送水W2は、
円筒形状部5内に存在する水W1の抵抗を受けて勢いが低減された状態となり、この
円筒形状部5で勢いが低減された圧送水W2が水送出開口部5bから水槽1内に送出される。
【0043】
よって、本実施例によれば、水圧送部2から圧送される圧送水W2の勢いを確実に低減して、水槽1内に導入することができる。
【0044】
また、本実施例は、前述した従来例の長尺な構造に比し、例えば水槽1の上部に配しても水平方向に長く突出しないコンパクトな構造であるから狭い設置スペースに効率良く設置することができる。
【0045】
また、本実施例は、環状内周面5aは長さ方向凹湾曲面に設定されているから、
円筒形状部5内で良好な回転流を生じさせることができることになる。
【0046】
また、本実施例は、水槽1の上縁部に折り返し部4Bを掛け止め状態とした際、第二管状部4Cに設けられる先端開口部4aは下方向きとなるように構成されているから、前述した回転流を確実に生じさせることができる。
【0047】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。