【実施例】
【0052】
(実施例1)
治療前(スクリーニング)段階、非盲検治療段階、及び治療後段階の3段階からなる無作為化、非盲検、多施設治験を実施した。未だ治療されていない多発性骨髄腫の被験体約680人を、2つの治療群のうちの1つに無作為に割り付け、ベースラインのβ2−マイクログロブリン、ベースラインのアルブミン濃度、及び地域(北米、欧州、その他)に従って層別化した。被験体に、VELCADE(商標)/メルファラン/プレドニゾン(VMP)(治療群A)又はメルファラン/プレドニゾン(MP)(治療群B)を投与した。治療群Aの被験体に、VELCADE(商標)1.3mg/m
2(4回の6週間サイクル中週2回[1週目、2週目、4週目、及び5週目][1サイクル当り8投与]、続いて、5回の6週間サイクル中週1回[1週目、2週目、4週目、及び5週目][1サイクル当り4投与]に加えて、メルファラン9mg/m
2及びプレドニゾン60mg/m
2(各6週間サイクルの1日目〜4日目に1日1回)を投与した。治療群Bの被験体には、各6週間サイクルの1日目〜4日目に1日1回、メルファラン9mg/m
2及びプレドニゾン60mg/m
2を9サイクル投与した。両群とも、最大9サイクル(54週間)治療を続け、疾患が進行したり許容できないほどの治療に関連する毒性が生じた場合、又は被験体が同意を取り消した場合、治療を中断した。
【0053】
試験の被験体からのDNAサンプルをプレーティングし、液体処理ロボットを用いて≧50ng/μLの濃度に正規化した。次いで、プライマー伸長法に依存するGoldenGateプラットフォームを用いて、遺伝子型解析のためにDNAのプレートをIlluminaに移動した。各プレートには1つの盲検対照が含まれていた。対照は、二つ組のサンプルと、HapMapデータを作成するために用いられたCoriell DNA(Coriell Institute for Medical Research、408 Haddon Avenue、Camden、NJ)サンプル(これらサンプルについて公的に入手可能な遺伝子型のデータと比較することにより遺伝子型解析の正確性を立証するため)とからなっていた。
【0054】
実施例に含まれる候補遺伝子は、遺伝性ニューロパシー、末梢性ニューロパシー、エネルギー生成及び速やかな軸索輸送、侵害受容及び痛覚伝達、神経発生並びに神経保護と既に関連づけられている。実施例において遺伝子型が解析された候補としては、ACCN2、ACE、ACTB、ACTG1、ACTR1A、ACTR1B、ADORA2A、ADRA2B、AGT、AGTR1、AKR1B1、AKT1、AKT2、APC、ARP11、AXIN1、BMF、CACNA1A、CACNA1B、CAPZA1、CAPZA2、CAPZA3、CAPZB、CD86、COMT、CTLA4、CTNNB1、CTSS、CYP3A4、CYP3A5、DCTN1、DCTN2、DCTN3、DCTN4、DCTN6、DNCL1、DNCL2A、DNM2、DVL1、DVL2、DVL3、DYNC1H1、DYNC1I1、DYNC1I2、DYNC1LI1、DYNC1LI2、DYNC2H1、DYNC2LI1、DYNLL2、DYNLRB2、ECGF1、EGR2、FGD4、FIG4、GARS、GCH1、GDAP1、GJB1、GJB2、GJB3、GJE1、GLRA3、GLS2、GLUL、GSK3A、GSK3B、HAP1、HSN2、HSPB1、HSPB8、HTR1B、IKBKAP、IL6、KIF1A、KIF1B、KIF3A、KIF3B、KIF5A、KIF5B、KIF5C、LITAF、LMNA、MAPK1、MAPK10、MAPK11、MAPK12、MAPK13、MAPK14、MAPK3、MAPK4、MAPK6、MAPK7、MAPK8、MAPK9、MC1R、MFN2、ミトコンドリアゲノム、MPZ、MTMR2、NDRG1、NEFL、NFE2L2、NGFB、NPY、NR1I2、NTRK1、OPRD1、OPRK1、OPRL1、OPRM1、PLP1、PMP22、PNOC、POLG、POLG2、PON1、PRPS1、PRX、PSMB1、PSMB10、PSMB2、PSMB3、PSMB4、PSMB5、PSMB6、PSMB7、PSMB8、PSMB9、PTGER1、PTGER2、PTGER3、PTGER4、PTGS1、PTGS2、SBF2、SCN3A、SCN9A、SH3TC2、SLC12A6、SPTBN1、SPTBN2、SPTBN4、SPTBN5、SPTLC1、SURF1、TCF1、TCF4、TH、TNF、TRAK2、TRPV1、TRPV4、TTR、VIP、WNT1、WNT10A、WNT10B、WNT11、WNT16、WNT2、WNT2B、WNT3、WNT3A、WNT4、WNT5A、WNT5B、WNT6、WNT7A、WNT8A、WNT8B、WNT9A、WNT9B、及びYARSが挙げられる。
【0055】
以下の基準を全て満たす368人の被験体が分析に含まれていた:DNA解析に同意した、付録1に列挙されるSNPに関する遺伝子型のデータが使用可能であった、治療前及び少なくとも1サイクルのVELCADE(商標)治療後に有害事象に関連する臨床データを有していた(神経学的事象を有するもの及び神経学的事象が生じずに治療が完了したものを含む)。これら368人の被験体は、治療群A(154人の白人、2人の黒人、10人のアジア人)、治療群B(168人の白人、4人の黒人、12人のアジア人)及び治療を受けなかった18人を含んでいた。
【0056】
一次有害事象のエンドポイントは、末梢性ニューロパシーNEC、末梢性感覚性ニューロパシー、及び神経痛を含む、VELCADE(商標)によって引き起こされる治療中に発現する末梢性ニューロパシーである。各特定の末梢性ニューロパシーのエンドポイントについて、帰無仮説では、この特定の治療中に発現する末梢性ニューロパシーに関連する、遺伝子型解析に成功したSNPは存在しないものとした。各遺伝子型解析に成功したSNPを試験して、この特定のVELCADE(商標)治療中に発現する末梢性ニューロパシーを有する患者と有さない患者との間でこのSNPの遺伝子型の分布に差が存在するかどうかを調べる。試験結果は、次に、多重度を補正するために遺伝子型解析に成功したSNPの総数によって調整される。
【0057】
二次有害事象のエンドポイントは、任意の末梢性ニューロパシーを発症するまでの時間、等級2以上の末梢性ニューロパシーを発症するまでの時間、及び等級3以上の末梢性ニューロパシーを発症するまでの時間を含む、VELCADE(商標)によって引き起こされる治療中に発現する末梢性ニューロパシーが最初に発症するまでの時間である。各特定の発症までの時間のエンドポイントについて、帰無仮説では、この特定の治療中に発現する末梢性ニューロパシーの発症までの時間に関連する、遺伝子型解析に成功したSNPは存在しないものとする。各遺伝子型解析に成功したSNPについて、患者をこのSNPの遺伝子型に従って層別化し、異なる遺伝子型の患者間で、任意の時点における治療中に発現する末梢性ニューロパシーの発症確率に差が存在するかどうかを調べるために試験する。試験結果は、次に、多重度を補正するために遺伝子型解析に成功したSNPの総数によって調整される。一部の被験体は、末梢性ニューロパシーの多重発症、即ち、AEの回復後に1つ以上の再発事象を有する。同一患者における多重発症の場合、「任意の等級のニューロパシー」の分析については、最初のニューロパシーまでの時間、及び特定の等級のニューロパシーまでの時間は、この特定の等級が報告された最初の日とみなした。
【0058】
一連の品質管理(QC)工程を実施して、分析で用いられる遺伝子型のデータの品質を保証した。遺伝子型のデータの品質は、内部対照(二つ組)サンプルを用いて評価した。この研究から7人の被験体について遺伝子型解析を2回行った。二つ組のサンプル間の一致率は、100%であった。この研究からの二つ組のサンプルのデータを、以下の方法で処理した。以下のルールによってデータをマージした:1)一致する遺伝子型のコール(call)を維持した。2)一方のサンプルが遺伝子型のコールを有していたが、他方のサンプルが欠損値(NA)を有していた場合、マージしたデータにコールされた遺伝子型を割り当てた。3)両方のサンプルが欠損値を有していた場合、マージしたデータは、欠損値を有していた。4)両方のサンプルが遺伝子型のコールを有しており、それらが互いに不一致である場合、マージしたデータに欠損値を割り当てた。
【0059】
HapMapデータ(http://www.hapmap.org/)を作成するために用いられたCoriell DNAサンプルの遺伝子型のデータを、公的に入手可能な遺伝子型のデータと比較して、遺伝子型解析の正確性を立証した。Hapmap CEU被験体NA12043を品質対照として遺伝子型解析した(ID:GS0034314−DNAH11_J369、CEPH1346−11)。1927個の非mtSNPについて遺伝子型解析が成功し、そのうち1921個は、Hapmapプロジェクトにおいても遺伝子型解析された。これらのサンプル間の一致率は、98.23%であった。
【0060】
遺伝子型のコール率が0.9未満であるサンプル、即ち、欠損遺伝子型データが10%超であるサンプルは、後続の解析から除外した。全ての遺伝子型解析されたサンプルは、95%超のコール率を有していた。したがって、欠損データが10%超であるために除外されたサンプルはなかった。3人の被験体のサンプルは、複数回試みたが遺伝子型解析に成功しなかった。
【0061】
ヒトミトコンドリアゲノムの64個のタグ付けしているSNPもこの解析に含まれていた。64個のタグ付けしているSNPを、928個の公的に入手可能なヨーロッパ人のミトコンドリアゲノム配列のアラインメントに基づいて選択して、1%超のMAF及び9個のハプログループを有する144個の一般的なミトコンドリアSNP(mtSNP)を捕捉した(Saxena,R.ら(2006)「Comprehensive association testing of common mitochondrial DNA variation in metabolic disease」、American Journal of Human Genetics 79:54〜61)。
【0062】
サンプルの遺伝子型間のペアワイズ相関を計算して、疑わしいサンプルを同定した。2人の被験体が同一の遺伝子型を有するにもかかわらず、表現型のデータは不一致である場合、両方の被験体を後続の解析から除外した。X染色体のSNPのヘテロ接合性を計算して、人口統計学的データを用いて性別の差異を同定した。3人の被験体は、性別制御遺伝子座解析下で差異を有していたので、解析から除外した。1人の更なる被験体が、X染色体SNP(rs12116382)においてヘテロ接合性ハプロイド遺伝子型を有することがPLINKにより同定され、これは潜在的な性別のエラーを示す。この被験体は、後続の解析から除外した。
【0063】
品質管理対策及び人種による選別後、139人のVELCADE(商標)で治療されたサンプルが解析に含まれていた。
【0064】
(実施例2)
新たに多発骨髄腫であると診断された65歳以下の患者において自家造血幹細胞移植(AHSCT)前の誘導処理としての、ビンクリスチン/アドリアマイシン/デキサメタゾン(VAD)とVELCADE(商標)/デキサメタゾンとを比較する無作為化、非盲検、多施設治験を実施した。約480人の患者がこの研究に含まれていた。被験体は、診断時に以下の4つの誘導処理群のうちの1つに無作為化された:
・A1VAD(4サイクル)
・A2VAD(4サイクル)、続いて、デキサメタゾン/シクロホスホミド/エトポシド/シスプラチナム(DCEP)(2サイクル)
・B1VELCADE+デキサメタゾン(4サイクル)
・B2VELCADE+デキサメタゾン(4サイクル)、続いてDCEP(2サイクル)
【0065】
無作為化は、初期β2マイクログロブリン濃度(>又は≦3mg/L)及び蛍光インサイチュハイブリダイゼーション(FISH)分析によって同定された13番染色体異常の存在に基づいて層別化された。誘導処理後(群A1及びB1)、又は圧密(consolidation)処理後(群A2及びB2)、全ての患者にAHSCTを行った。
【0066】
172個の非ミトコンドリア遺伝子における2016個のSNPの遺伝子型解析のために、470個のサンプルをIlluminaに移動させた。470個のサンプルのうち、29個のサンプルはHapmap対照被験体であり(http://www.hapmap.org/)、3個のサンプルは、ベルギーの家族に由来する対照被験体であり、別の4個は、品質管理のための実施例1のサンプルである。したがって、この研究から合計434人の独特の被験体が存在していた(A1群103人、A2群105人、B1群111人、B2群111人、及び未処理4人)。
【0067】
遺伝子型解析のデータセットは、遺伝子型解析の品質の対照としてHapmapプロジェクトから29個のサンプルを含んでいた。1939個の遺伝子型解析されたSNPのうち、1934個が対応するHapmapデータを有していた。遺伝子型のコールを比較すると、29個のサンプルが99.63%の平均一致率を有していた。しかし、一対のSNP(rs5699及びrs926103)は、Hapmapデータとデータセットとの間の一致率がほぼ0%であり、これは、これらSNPにおいて潜在的な遺伝子型解析のエラーを示す。データの品質を管理するために、Hapmapデータと処理データセットとの間で<90%の一致率を有する8個のSNPを関連解析から除去した。
【0068】
品質管理及び選別後、212人のVELCADEで治療された被験体が、非mtSNPに対する関連解析に含まれていた。
【0069】
(実施例3)
0.01未満のマイナー対立遺伝子頻度(MAF)のSNPは、後続の解析から除外したが、その理由は、遺伝子型解析コールを作成するために用いられるクラスタリングアルゴリズムの正確性が、非常に低いマイナー対立遺伝子頻度のSNPでは比較的低いためである。実施例1の解析全体においてコール率が90%未満であるSNPは11個存在しており、これらを除外した。残りのSNPのうち、26個のSNPは、0.01未満のMAFを有しており、これらを除外した。ハーディー−ワインベルグ平衡(HWE)試験を実施した。ハーディー−ワインベルグ平衡からの有意な偏差は、均質集団における潜在的な遺伝子型解析のエラーを示す場合がある。しかし、HWEからの軽度の偏差は、研究のエンドポイントとの正の関連を示す場合がある。実施例1の研究では、白人の被験体でHWE試験を実施したが、その理由は、彼らが、本明細書において報告される研究の最も大きな均質集団を形成しているためである。p値が0.05/2000未満であるHWEから逸脱しているSNPは、後続の解析から除外した。実施例1の研究からの5個のSNPはHWE試験に失敗したので、これらは除外した。付録1は、試験したSNP、遺伝子型の状態、コール率、MAF、HWE試験のP値、及び最終的な統計分析状態の全てのセットを列挙する。SNPレベルのQC後、1885個の非mtSNPを関連解析のために保持した。
【0070】
実施例2の研究の被験体から遺伝子型解析された2016個の非mtSNPのうち、1939個のSNPの遺伝子型解析に成功した。コール率が90%未満であるSNPが6個存在していたので、除外した。残りのSNPのうち、11個のSNPは、0.01未満のマイナー対立遺伝子頻度(MAF)を有していたので、除外した。212人のVELCADEで治療された白人被験体に対して実施されたHWE試験に失敗した(P_HWE<0.05/2000)実施例2の研究からの6個のSNPが存在していたので、これらを除外した。2016個のSNPのアノテーションを、遺伝子型の状態、コール率、MAF、HWE試験のP値、及び最終的な統計分析状態と共に付録1に列挙する。QC後、1908個の非mtSNPが関連解析に含まれていた。
【0071】
各非mtSNPについて、関連解析中に3つのゲノミックモデル:相加的、優性、及び劣性を試験した。研究した全ての非mtSNPは、メジャー対立遺伝子(A)とマイナー対立遺伝子(B)とを有する二対立遺伝子SNPである。優性モデルは、遺伝子型AAの被験体と遺伝子型AB又はBBの被験体とを比較する。劣性モデルは、遺伝子型AA又はABの被験体と遺伝子型BBの被験体とを比較する。相加的モデルは、Bが0コピーである被験体(AA)と、Bが1コピーである被験体(AB)及びBが2コピーである被験体(BB)とを比較する。1%超のMAFを閾値として用いて、品質管理プロセス中にSNPを選別した。この解析には、以下が含まれている:1)優性モデルの場合、少なくとも4人のAB/BB被験体のSNPのみが解析される、2)劣性モデルの場合、少なくとも4人のBB被験体のSNPのみが解析される、3)相加的モデルの場合、少なくとも4人のBB被験体、又は少なくとも4人のAB被験体及び0人のBB被験体のSNPのみが解析される。この選別後、解析用に、相加的モデルには合計1445個の解析用SNPが含まれ、優性モデルには1885個のSNPが含まれ、劣性モデルには1136個のSNPが含まれていた。実施例2のSNPの場合、関連解析中に3つのゲノミックモデルを試験し、1%超のマイナー対立遺伝子頻度を閾値として用いて、品質管理プロセス中にSNPを選別した。この条件下で、各SNPが有するB対立遺伝子の最低数は5であるが、その理由は、212×2×1%=4.24であるためであり、これは、3つの可能性のある遺伝子型分布:1)207 AA、5 AB、0 BB、2)208 AA、3AB、1BB、3)209 AA、1 AB、2 BBのうちのいずれか1つであり得る。この解析には、以下が含まれている:1)優性モデルの場合、少なくとも5人のAB/BB被験体のSNPのみが解析される、2)劣性モデルの場合、少なくとも5人のBB被験体のSNPのみが解析される、3)相加的モデルの場合、少なくとも5人のBB被験体、又は少なくとも5人のAB被験体及び0人のBB被験体のSNPのみが解析される。この選別後、解析用に、相加的モデルには1441個の解析用SNPが含まれ、優性モデルには1908個のSNPが含まれ、劣性モデルには1259個のSNPが含まれていた。
【0072】
実施例1の研究で解析された64個のタグ付けしているmtSNPは全て、>90%のコール率を有していた。この遺伝子型mtSNPの遺伝子型情報を用いて、Saxena及び共同研究者(Saxenaら(2006)、American Journal of Human Genetics、vol.79、pages 54〜61)によって記載された方法に従って、他の80個の一般的なmtSNP及び9個のハプログループの遺伝子型を補完した。SNPレベルの品質管理及びこの選別プロセス後、62個のmtSNPを関連解析用に維持した。僅かに高いMAF閾値(0.01の代わりに0.025)をmtSNPに用いたことに留意すべきであるが、その理由は、mtSNPがヘテロ接合性遺伝子型を形成せず、遺伝子型BBの被験体に対して遺伝子型AAの被験体を解析したためである。遺伝子型を解析し、補完したmtSNPの一覧を、付録1に列挙する。ミトコンドリアSNPと末梢性ニューロパシーの分類との間に有意な関係は存在しなかったので、実施例2のデータセットの遺伝子型解析は行わなかった。
【0073】
分位数−分位数プロット(Q−Qプロット)は、統計の順序値と特定の理論的分布の分位数とを比較するためのグラフデータ解析方法である。大規模な候補遺伝子関連研究では、結果を可視化するために関連についてのp値のQ−Qプロットを用いることが多い。このようなプロットでは、−log10に変換されたp値を順番に並べ、次いで、−log10に変換された一様分布の分位数に対してプロットする。対象エンドポイントに関連するSNPが存在しないという帰無仮説下では、p値は、一様分布に従うべきであり、Q−Qプロットは、予測される線上にのるはずである。極めて右側の裾における予測される線からのQ−Qプロットの逸脱は、有意な関連を示す場合があるが、Q−Qプロットの大部分の逸脱は、遺伝子型解析のエラー又は集団層別化等の潜在的なデータエラーを示す場合がある。エンドポイントのそれぞれについて、優性モデルにχ
2試験を用いて初期解析を実施し、Q−Qプロットを用いてデータの潜在的問題を同定した。
【0074】
実施例1における139人のVELCADE(商標)で治療された白人被験体では、1885個の非mtSNPに対する、優性モデルを用いた対象となる3つの有害事象(末梢性感覚性ニューロパシー、末梢性ニューロパシー、NEC、及び神経痛)のそれぞれについてのχ
2試験のQ−Qプロットは、データに明らかな遺伝子型解析の問題が存在しないことを示した。観察されたP値は、一般的に、予測P値よりも大きい(−log10目盛では小さい)が、予測P値の95%信頼区間に入る。しかし、幾つかの観察されたP値は、−10log目盛上の95%信頼区間の下限から外れる。これは、比較的検出力の小さい、この解析を用いた小さなサンプルサイズと一致する。
【0075】
実施例1における139人のVELCADEで治療された白人被験体の人口統計学的及びベースラインの特徴を表1及び2に要約する。「地域」を除いて、薬理ゲノミクス研究に含まれる139人の被験体のサブセットと、実施例1の研究のVMP群における340人の被験体との間にこれらベースラインの特徴の有意な差は存在しなかったが、その理由は、非白人被験体を薬理ゲノミクス(PGx)コホートにおいて除外したためである。
【0076】
【表1】
【0077】
【表2】
【0078】
表3及び4に示すように、実施例2における212人のVELCADE(商標)で治療された被験体の人口統計学的情報及びベースラインの特徴を、実施例1における139人のVELCADE(商標)で治療された白人の被験体と比較した。被験体の年齢、身長、BMI、ベースラインのβ−マイクログロブリン、ベースラインのアルブミン、ベースラインのクレアチニンクリアランス、ニューロパシー及び糖尿病歴における有意な差が、実施例1の139人の被験体と実施例2の212人の被験体との間でみられた。
【0079】
【表3】
*両側t検定により得られたP値
【0080】
【表4】
*カイ二乗検定により得られたP値
【0081】
全ての統計分析検定は、特に明記しない限り、5%の有意水準(両側(2-tailed))で解釈した。単一遺伝子座(SNP)関連試験のためのボンフェローニ調整及び複数遺伝子座(ハプロタイプ)関連試験のための無作為置換(1000回)を用いて多重検定補正を実施した。
【0082】
個々のSNPとVELCADE(商標)治療中に発現する末梢性ニューロパシー事象との関連を、SASのロジスティック回帰を用いて遺伝子型、優性、及び劣性モデルに基づいて実施した(PROC LOGISTIC、SAS、v.9.1)。各末梢性ニューロパシーサブグループ内のサンプルは、AE発症数、有害事象の最大NCI毒性等級、可逆性、及び有害事象の持続期間に従って更に層化することができる。年齢、性別、人種、国籍、ベースライン時の神経系疾患の毒性等級、VELCADE(商標)の有害事象の臨床研究において決定される末梢性ニューロパシーのリスク要因等のベースライン時の人口統計学的データを共変数として用いた。ボンフェローニ調整を用いて多重検定補正を実施した。
【0083】
HelixTree(HelixTree,v.6.2)におけるロジスティック回帰モジュールを用いてハプロタイプトレンド回帰に基づいてハプロタイプ関連分析を実施した。末梢性ニューロパシーと同じ染色体上の2〜4個の近接するSNPにより形成されるハプロタイプの関連を、共変数として年齢、性別、人種、国籍、及び進行中のVELCADE(商標)有害事象臨床研究で決定される末梢性ニューロパシーのリスク要因を用いて試験した。HelixTreeの期待値最大化(EM)アルゴリズムを用いてハプロタイプ頻度を推定した。全てのマーカーの並べ替え(1000回)により多重検定補正を実施した。各並べ替え中、各サンプルについて群の標識(例えば、神経痛の有無)を無作為に並べ替えた。並べ替えた群の標識に基づいてハプロタイプ関連試験を実施した。ハプロタイプマーカーが元のデータセットよりも並べ替えたデータセットにおいてより有意なP値を有していた頻度を、並べ替えによって調整されたP値として用いた。
【0084】
一次エンドポイントは、対象となる3つの有害事象のそれぞれの発症を含んでいた:末梢性感覚性ニューロパシー(68症例/71対照)、末梢性ニューロパシーNEC(72症例/67対照)、神経痛(59症例/80対照)、及び前記3つの有害事象のうちのいずれか1つの任意の発生(AE3:84症例/55対照)。患者を症例(対象となる有害事象のうちいずれかが発症している)及び対照(対象となる有害事象がない)に分類した。表5に示すように、薬理ゲノミクスサブセットの139人の選択された被験体における対象となる有害事象の発症頻度は、実施例1のVELCADEで治療された群と類似していた。
【0085】
【表5】
【0086】
実施例1と実施例2との間の一致について、回帰モデルは、以下を含む所定の共変数を全て含んでいた:年齢、性別、ベースライン時のb2−マイクログロブリン、ベースライン時のアルブミン、体表面積(BSA)、肥満度指数(BMI)、参加時のニューロパシー状態(感覚性ニューロパシー又は運動性ニューロパシーのいずれか)、ベースライン時における糖尿病状態、及びベースライン時におけるクレアチニンクリアランス(4群に分類:<30mL/分、≧30且つ≦50mL/分、>50且つ≦80mL/分、>80mL/分)。
【0087】
閾値としてAP=0.05/(1885+62)=2.57E−5を用いて多重試験のためのボンフェローニ補正を行った後、1885個の非mtSNP及び62個のmtSNPはいずれも、実施例1で試験された有害事象のエンドポイントのいずれかの発症と任意の有意な関連を示さなかった。誤発見率(FDR)<0.05による補正を多重試験の閾値として用いたところ、SNPは、試験した有害事象のうちいずれかの発生とは有意な関連を示さなかった。
【0088】
HelixTree(HelixTree v.6.2)におけるロジスティック回帰モジュールを用いてハプロタイプトレンド回帰に基づいてハプロタイプ関連分析を実施した。末梢性ニューロパシーと同染色体上の2〜4個の近接する非mtSNPにより形成されるハプロタイプの関連を試験した。HelixTreeの期待値最大化(EM)アルゴリズムを用いてハプロタイプ頻度を推定した。全てのマーカーの並べ替え(1000回)により多重検定補正を実施した後、試験したハプロタイプはいずれも、研究下の有害事象のエンドポイントのいずれかと任意の有意な関連(P−並べ替え<0.05)を示さなかった。
【0089】
個々のSNPとVELCADEで治療中に発症した末梢性ニューロパシー事象の発症時との関連付けを、ログランク検定及びSAS(PROC LIFETEST及びPROC PHREG、SAS v.9.1)におけるCox回帰を用いて、遺伝子型解析、優性及び劣性モデルに基づいて実施した。年齢、性別、人種、国籍、ベースライン時における神経系疾患の毒性等級、進行中のVELCADE(商標)有害事象臨床研究において決定される末梢性ニューロパシーのリスク要因等の、ベースライン時における人口統計学的データを、Cox比例ハザードモデルの共変数として試験した。ボンフェローニ調整を用いて多重検定補正を実施した。
【0090】
試験した二次エンドポイントは、任意の末梢性ニューロパシーの発症までの時間(72事象/67打ち切り)、等級2以上の末梢性ニューロパシーの発症までの時間(50事象/89打ち切り)、及び等級3以上の末梢性ニューロパシーの発症までの時間(21事象/118打ち切り)を含んでいた。ロジスティック回帰で用いられる共変数と同じセットを、エンドポイントそれぞれについてCox比例ハザードモデルの共変数として用いた。
【0091】
閾値としてP=0.05/(1885+62)=2.57E−5を用いて多重試験のためにボンフェローニ補正を行った後、1つのSNP(遺伝子CTLA4のrs4553808)が、劣性モデルにおける末梢性ニューロパシーの発症までの時間と有意な関連を示した(ワルド3型試験P=1.68E−6、FDR=0.0019)。比例検定は、Cox回帰の比例仮説がこのモデルによって妨げられないことを示した。rs4553808のマイナー対立遺伝子のホモ接合性遺伝子型(GG)を有する患者は、マイナー対立遺伝子を1又は0コピーしか含まない(AA/AG)患者よりも末梢性ニューロパシーの発症が早い傾向があり、これら被験体の発症までの中央時間は、89.5日に比べて36日であった。データセットの中でGG遺伝子型を有していた患者は6人しかいなかった。その全てが、実施例1の研究中何らかのレベルの末梢性ニューロパシーを有していた:2人の被験体は、最高等級1の末梢性ニューロパシーを有し、2人は最高等級2の末梢性ニューロパシーを有し、また2人の被験体は、最大等級3の末梢性ニューロパシーを有していた。VELCADEで治療されなかった群のrs4553808の遺伝子型がGGである5人の被験体は、いずれも、治験中任意の末梢性ニューロパシーを有していなかった。
【0092】
単一マーカーと末梢性ニューロパシーの発症時におけるVELCADEの累積投与量との関連について試験した。このエンドポイントについて、rs4553808は、わずかに有意な関連を示した。rs4553808のマイナー対立遺伝子のホモ接合性遺伝子型(GG)を有する患者は、マイナー対立遺伝子を1又は0コピーしか含まない(AA/AG)患者よりも、低累積投与量のVELCADE(商標)において末梢性ニューロパシーを発症する傾向があり、これら被験体の発症までの中央時間は、18.8mg/m
2に対し8.45mg/m
2であった。
【0093】
PSMB1遺伝子の1つのSNPであるrs1474642は、ボンフェローニ補正後の劣性モデルにおけるレベル2以上の末梢性ニューロパシーの発症までの時間と有意な関連を示した。閾値としてFDR<0.05を用いる場合、別のSNP、CTSSのrs12568757も有意な関連を示した。比例検定は、Cox回帰の比例仮説がこのモデルによって妨げられないことを示した。
【0094】
エンドポイントとしてレベル2以上の末梢性ニューロパシーの発症までのVELCADEの累積投与量を用いたところ、rs1474642及びrs12568757は、わずかに有意な関連を示した。しかし、別のSNP、DYNC1I1のrs916758は、優性モデルにおいてレベル2以上の末梢性ニューロパシーの発症までのVELCADEの累積投与量と有意な関連を示した:ワルド3型検定P=6.14E−6、FDR=0.012。
【0095】
rs1474642のマイナー対立遺伝子のホモ接合性遺伝子型(GG)を有する患者は、マイナー対立遺伝子を1又は0コピーしか含まない(AA/AG)患者よりもレベル2以上の末梢性ニューロパシーの発症が早い傾向があり、これら被験体の発症までの中央時間は、109日に対し26日であった。一方、発症時までのVELCADE(商標)の中央累積投与量は、22.1mg/m
2に対し6.9mg/m
2であった。ホモ接合性遺伝子型GGを有する患者は4人であった。そのうち2人の被験体が最高等級3の末梢性ニューロパシーを有し、1人が等級2の末梢性ニューロパシーを有し、1人は、治験中末梢性ニューロパシーを有していなかった。実施例1の研究のMP治療群では、142人の遺伝子型解析に成功したMP治療を受けた白人被験体のうちの6人が、rs1474642の遺伝子型GGを有していた。これら被験体はいずれも、治験中に任意の末梢性ニューロパシーを有していなかった。
【0096】
同様に、rs12568757のマイナー対立遺伝子のホモ接合性遺伝子型(GG)を有する患者は、マイナー対立遺伝子を1又は0コピーしか含まない(AA/AG)患者よりも等級2以上の末梢性ニューロパシーの発症が早い傾向があり、発症までの中央時間は、113日に対し88日であった。一方、発症時までのVELCADE(商標)の中央累積投与量は、23.2mg/m
2に対し18.4mg/m
2であった。GG遺伝子型の患者は39人存在していた:10人は等級3の末梢性ニューロパシーを有し、11人は等級2、6人は等級1であり、12人は、治験中末梢性ニューロパシーを有していなかった。実施例1の研究のMP治療群では、142人の遺伝子型解析に成功したMP治療を受けた白人被験体のうちの39人が、rs12568757の遺伝子型GGを有していた。しかし、そのうち2人だけが、治験中末梢性ニューロパシーを有し、1人は等級1、もう1人は等級2であった。
【0097】
rs916758のマイナー対立遺伝子1又は2コピー有する(AG/GG)患者は、マイナー対立遺伝子を含まない(AA)患者よりもレベル2以上の末梢性ニューロパシーの発症が早い傾向があり、発症までの中央時間は、109日に対し75日であった。一方、発症時までのVELCADE(商標)の中央累積投与量は、23.2mg/m
2に対し16.6mg/m
2であった。AG/GG遺伝子型の患者は32人存在していた:8人は等級3の末梢性ニューロパシーを有し、9人は等級2、2人は等級1であり、13人は、治験中末梢性ニューロパシーを有さなかった。実施例1の研究のMP治療群では、142人の遺伝子型解析に成功したMP治療を受けた白人被験体のうちの33人が、rs916758の遺伝子型AG/GGを有していた。しかし、そのうち2人だけが、治験中等級1の末梢性ニューロパシーを有していた。
【0098】
SNPはいずれも、ボンフェローニ補正後に等級3以上の末梢性ニューロパシーの発症までの時間と有意な関連を示さなかった。しかし、閾値としてFDR<0.05を用いた場合、1つのSNP、遺伝子GJE1のrs11974610は、有意な関連を示した。エンドポイントとして等級3以上の末梢性ニューロパシーの発症までのVELCADE(商標)の累積投与量を用いたところ、rs11974610は、わずかに有意な関連を示した。rs11974610のマイナー対立遺伝子のホモ接合性遺伝子型(AA)を有する患者は、マイナー対立遺伝子を1又は0コピーしか含まない(GG/GA)患者よりも等級3以上の末梢性ニューロパシーの発症が早い傾向があり、発症までの中央時間は、113日に対し97日であった。一方、発症時までのVELCADE(商標)の中央累積投与量は、24.7mg/m
2に対し17.6mg/m
2であった。遺伝子型AAの患者は6人であった。そのうち4人が最高等級3の末梢性ニューロパシーを有しており、2人は、治験中末梢性ニューロパシーを有していなかった。実施例1の研究のMP治療群では、142人の遺伝子型解析に成功したMP治療を受けた白人被験体のうちの5人が、rs11974610の遺伝子型AAを有していた。そのうち1人だけが、治験中等級2の末梢性ニューロパシーを有していた。
【0099】
rs4553808、rs1474642、及びrs11974610のマイナー対立遺伝子のホモ接合性遺伝子型を有する被験体は、重複していなかった。しかし、遺伝子型GGのrs12568757を有する39人の被験体の中で、2人はrs4553808がGGであり、1人はrs1474642がGGであり、3人はrs11974610がAAであった。同定されたマーカーを2コピー有する6人の被験体全てが、実施例1の研究中末梢性ニューロパシーを発症した。遺伝子型AG/GGのrs916758を有する32人の被験体のうち、16人はrs12568757もGGであり(そのうち11人が末梢性ニューロパシーを発症した)、2人は、rs4553808もrs12568757もGGであり、1人は、rs1474642もrs12568757もGGであり、1人は、rs11974610がAA、rs12568757がGGであり、1人は、rs1474642がGGであった。
【0100】
様々なレベルの末梢性ニューロパシーの発症時間、又は実施例1における末梢性ニューロパシーの発症までのVELCADE(商標)の累積投与量のいずれかと有意な関連を示す5つのSNPは、実施例2の研究により検証された。末梢性ニューロパシー事象の発症率(末梢性ニューロパシー、感覚異常、及び知覚異常を含む)は、実施例2では実施例1の51.8%と同程度の44.8%である(P=0.24)。解析結果を表6に要約する。関連検定の未処理p値に基づいて、実施例1で同定された有意な関連は、いずれも実施例2では再現されなかった。しかし、rs4553808は、劣性モデルにおいて末梢性ニューロパシーの発症までの時間との関連において同じ傾向を示した(ワルド3型P値=0.138)。rs4553808のマイナー対立遺伝子の均質な遺伝子型(GG)を有する患者は、マイナー対立遺伝子を1又は0コピーしか含まない(AA/AG)患者よりも末梢性ニューロパシーの発症が早い傾向があり、発症までの中央時間は、70日に対し68日であった。rs916758も比較的に低い関連P値(ワルド3型P値=0.113)を有していたにもかかわらず、傾向は、実施例1でみられたものと逆であった。
【0101】
【表6】
【0102】
実施例2における1908個のSNP全てにおいて様々なレベルの末梢性ニューロパシーの発症までの時間と、VELCADE(商標)の累積投与量との関連を試験した。ボンフェローニを用いた多重検定補正の後、有意な関連は同定されなかった(0.05/1908=2.62E−05)。実施例2における一次エンドポイントを1908個の遺伝子型解析されたSNP全てにおいて試験した:末梢性感覚性ニューロパシー(8症例/204対照)、末梢性ニューロパシーNEC(44症例/168対照)、神経痛(9症例/203対照)、及び前記3つの有害事象のうちのいずれか1つの任意の発生(AE3:51症例/161対照)。1つのSNP(遺伝子TCF4のrs1261134)は、FDR調整による多重検定補正後、相加的モデルにおいて対象となる有害事象のうちのいずれか1つの発症と有意な関連を示した。
【0103】
本発明者らは、劣性モデルにおいて様々なレベルの末梢性ニューロパシーの発症までの時間と有意な関連を示した4つのSNP(CTLA4のrs4553808、PSMB1のrs1474642、CTSSのrs12568757、及びGJE1のrs11974610)を同定した。これらSNPも、劣性モデルにおいて末梢性ニューロパシーの発症までのVELCADE(商標)の累積投与量とわずかに有意な関連を示した。別のSNP、DYNC1I1のrs916758は、実施例1の優性モデルにおいて等級2以上の末梢性ニューロパシーの発症までのVELCADE(商標)の累積投与量と有意な関連を示した。しかし、それは、末梢性ニューロパシーの発症までの時間と有意な関連を有していなかった。これらの関連は、VELCADE(商標)治療に関するが、その理由は、MP治療群で同定されたマーカーを有する被験体が、0又は非常に低い頻度の、治験中の末梢性ニューロパシーの発症を有していたためである。これらの関連はいずれも実施例2において再現されなかった。1つのSNP、rs4553808は、実施例2において末梢性ニューロパシーの発症までの時間との関連と同じ傾向を示した(P=0.138)。
【0104】
【表7-1】
【0105】
【表7-2】
【0106】
【表7-3】
【0107】
【表7-4】
【0108】
【表7-5】
【0109】
【表7-6】
【0110】
【表7-7】
【0111】
【表7-8】
【0112】
【表7-9】
【0113】
【表7-10】
【0114】
【表7-11】
【0115】
【表7-12】
【0116】
【表7-13】
【0117】
【表7-14】
【0118】
【表7-15】
【0119】
【表7-16】
【0120】
【表7-17】
【0121】
【表7-18】
【0122】
【表7-19】
【0123】
【表7-20】
【0124】
【表7-21】
【0125】
【表7-22】
【0126】
【表7-23】
【0127】
【表7-24】
【0128】
【表7-25】
【0129】
【表7-26】
【0130】
【表7-27】
【0131】
【表7-28】
【0132】
【表7-29】
【0133】
【表7-30】
【0134】
【表7-31】
【0135】
【表7-32】
【0136】
【表7-33】
【0137】
【表7-34】
【0138】
【表7-35】
【0139】
【表7-36】
【0140】
【表7-37】
【0141】
【表7-38】
【0142】
【表7-39】
【0143】
【表7-40】
【0144】
【表7-41】
【0145】
【表7-42】
【0146】
【表7-43】
【0147】
【表7-44】
【0148】
【表7-45】
【0149】
【表8-1】
【0150】
【表8-2】