特許第5775207号(P5775207)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5775207
(24)【登録日】2015年7月10日
(45)【発行日】2015年9月9日
(54)【発明の名称】洋式トイレ床面清掃装置
(51)【国際特許分類】
   A47K 17/00 20060101AFI20150820BHJP
【FI】
   A47K17/00
【請求項の数】5
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2014-237086(P2014-237086)
(22)【出願日】2014年11月6日
【審査請求日】2014年11月6日
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、権利譲渡・実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】514298324
【氏名又は名称】高橋 和敏
(72)【発明者】
【氏名】高橋 和敏
【審査官】 七字 ひろみ
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−183314(JP,A)
【文献】 特開平07−071067(JP,A)
【文献】 特開2001−132211(JP,A)
【文献】 実開昭62−107005(JP,U)
【文献】 特開平06−017461(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47K 13/00−17/02
B08B 3/00− 3/14
E03D 1/00−13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
洋式トイレの便座周辺のトイレ床面に、当該トイレ床面より、利用者が必要とする程度のスペースのみを、一段高くする床面プレートを固定又は分離できる形で設置し、その床面プレートの上に洋式トイレの便器とトイレ床との接合部分の形状に合わせて設置された床面プレートの便器に接する部分にあわせて湾曲させた湾曲部を有するワイパーを設置し、前記床面プレートを動かすことなく、そのワイパーを前記床面プレートの大きさ形状に応じて前後又は旋廻運動させることを特徴とする洋式トイレ床面清掃装置。
【請求項2】
上記床面プレートに、水、洗剤、消毒剤等の洗浄水を噴霧する噴霧装置を設けたことを特徴とする請求項1記載の洋式トイレ床面清掃装置。
【請求項3】
上記床面プレートの周囲の好ましい場所に、上記ワイパーで除去した水分や汚れを貯留する貯留用溝を、上記床面プレートに接続、分離が可能に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の洋式トイレ床面清掃装置。
【請求項4】
上記貯留用溝に、吸水剤を設置したことを特徴とする請求項3記載の洋式トイレ床面清掃装置。
【請求項5】
上記貯留用溝がトイレ下水設備に接続されたことを特徴とする請求項3記載の洋式トイレ床面清掃装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、洋式トイレの便器周辺のトイレ床面を清掃し、あわせて床面の水分を除去し、洋式トイレ利用者がトイレ利用時に必要とする便器前並びに便器横の床スペースを一体的に清潔にするためのトイレ床面清掃装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
大便、小便の両方の用を足すものとして利用される洋式トイレでは、衣服を下ろして利用しようとする際などには、床面の汚れが、利用者にとって問題となっている。
トイレ床面が汚れている場合の対処法は、利用者自らがトイレ備え付けのモップ等で清掃するか、モップ等の清掃道具がない場合は、トイレ備え付けのロール紙等で、自ら屈んでトイレ床面を清掃する。
また、特許文献1に記される機械的な方法は、本発明の洋式トイレ床面清掃装置とは異なり、男性が立って使用する小便器専用の清掃装置であり、円盤状の回転プレートと回転プレート上に固定されたワイパーを設置することにより、小便器に向かって小便器使用者が立っているその立場を清掃するトイレ立場洗浄装置である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】 特開2009−183314 公開特許公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の利用者自身の手で清掃する方法では、利用者にとって次のような欠点がある。
モップ、あるいはトイレットペーパーを使用して清掃するのは、自らが汚したものではなく、汚れの原因等もわからない汚物等を、自らの手で清掃することとなり、不衛生かつ不愉快な行動を強いられることとなる。
また清掃担当者が行う定期清掃では、利用者がトイレを使用したい時に、清掃が間に合わないという、根本的な問題がある。
【0005】
更に特許文献1にある、トイレ立場洗浄装置では、次のような欠点がある。
トイレ立場洗浄装置では、同装置を設置するためには、小便器と前記小便器直下のトイレ床面との間に回転プレートを設置する空間が必要となるが、トイレ床から便器を直接立ち上げるタイプの洋式トイレでは、前記洋式トイレの便座の直下に、トイレ立場洗浄装置の回転プレートを設置するための空間がなく、トイレ利用者が必要とする、前記洋式トイレの便器前並びに便器横の床スペースを一体的に清掃することができない。
また、トイレ立場洗浄装置は、回転プレートが円盤状の形態での仕様となっており、トイレの狭小、形状に応じて、同装置を四辺形や扇形あるいはそれ以外の形に自在に変形させることができない。
更に、トイレ立場洗浄装置では、同装置が通常のトイレ個室の床面積に比し、大きすぎる為、現に設置、利用されている既設の、床から直接便器を立ち上げるタイプの洋式トイレに、容易に追加して設置することができない。
本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明は洋式トイレの便座周辺のトイレ床面に、前記トイレ床面より、利用者が必要とする程度のスペースのみを、一段高くする床面プレートを前記トイレ床面に固定又は分離できる形で設置し、前記床面プレートの上に洋式トイレの便器とトイレ床との接合部分の形状に合わせて設置された床面プレートの便器に接する部分にあわせて湾曲させた湾曲部を有するワイパーを設置し、前記床面プレートを動かすことなく、前記ワイパーを前記床面プレートの大きさ形状に応じて前後又は旋廻運動させることを特徴とする洋式トイレ床面清掃装置である。
【0007】
第2の発明は、第1の発明に、水、洗剤、消毒剤等の洗浄水を前記床面プレートに噴霧する噴霧装置を設ける点を付加した洋式トイレ床面清掃装置である。
【0008】
第3の発明は、第1の発明及び第2の発明に、前記床面プレートの周囲の好ましい場所に、前記ワイパーで除去した水分や汚れが前記床面プレートの周囲のトイレ床面に拡散するのを防止するよう、前記ワイパーで除去した水分や汚れを貯留する貯留用の溝を、前記床面プレートに接続、分離が可能に設ける点を付加した洋式トイレ床面清掃装置である。
【0009】
第4の発明は、第3の発明に、貯留した水分や汚れが貯留用の溝から溢れないよう、前記貯留用の溝に吸水剤を設置する点を付加した洋式トイレ床面清掃装置である。
【0010】
第5の発明は、第3の発明に、貯留した水分や汚れが貯留用の溝から溢れないよう、前記貯留用の溝がトイレの下水設備に接続される洋式トイレ床面清掃装置である。
【発明の効果】
【0011】
トイレ利用者が、トイレを利用したいときに、トイレ清掃員に清掃を依頼したり、または自ら清掃することなく、本発明によりトイレ床面を直ちに清掃でき、衣服や履物の汚れを気にすることなくトイレを利用することが出来る。
【0012】
清掃員によるトイレの定期掃除時は、トイレ床面の清掃に関し、床面プレート3上の清掃を改めて行なう必要がなく、あまり汚れることのない床面プレート3の周囲のトイレ床面の清掃のみを行なうだけで済むことから、清掃員のトイレ清掃の頻度を減らすことが出来、清掃員のトイレ清掃の負担が軽減できる。
【0013】
トイレ個室の狭小、形状等に合わせて、床面プレート3の形を四辺形あるいは扇形等、トイレ利用者が必要とする床面スペースに合わせて作成することが出来、その床面プレート3の形状に合わせ、前後運動系や旋廻運動系のワイパー1,1′、2,2′を組み合わせ、ワイパー1,1′、2,2′の稼動範囲と床面プレート3との形状をあわせることにより、どのような床の形状の洋式トイレにも設置しトイレ床面を清掃することができる。
【0014】
既存の洋式トイレに、床工事等を行わずに容易に追加設置することが出来る。
【0015】
第3の発明の効果ではあるが、トイレ床面に置いた床面プレート3に接続して設置した汚水等を貯留する汚水等貯留用の溝6は、取り外して汚水等貯留用の溝6に溜まっている汚水等を直接便器あるいは下水口に捨てることが出来、トイレ清掃の負担が軽減できる。
【0016】
第4の発明の効果ではあるが、床面に置いた床面プレートに接続して設置した汚水等を貯留する汚水等貯留用の溝6に、吸水剤7を設置し、吸水剤7を交換することにより、汚水等貯留用の溝6に溜まっている汚水等を捨てることが出来、トイレ清掃の負担が軽減できる。
【0017】
第5の発明の効果ではあるが、床面に置いた床面プレートに接続して設置した汚水等を貯留する汚水等貯留用の溝6に、トイレ内の下水設備に接続する符号16の排水管を設置し、汚水等貯留用の溝6に溜まる汚水等を下水設備に捨てることが出来、トイレ清掃の負担が軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】 湾曲部を有するワイパー前後運動系である第1実施例に係る概観斜視図である。
図2】 湾曲部を有するワイパー旋廻運動系である第2実施例に係る概観斜視図である
図3】 ワイパー旋廻運動系である第3実施例に係る概観斜視図である
図4】 第1実施例に係る洋式トイレ床面清掃装置の横側面図である。
図5】 第1実施例に係る洋式トイレ床面清掃装置の平面図である。
図6】 第1実施例に係る洋式トイレ床面清掃装置の正面図である。
図7】 第1実施例に係る洋式トイレ床面清掃装置のa−a断面図である。
図8】 第2実施例に係る洋式トイレ床面清掃装置の横側面図である。
図9】 第2実施例に係る洋式トイレ床面清掃装置の平面図である。
図10】 第2実施例に係る洋式トイレ床面清掃装置の正面図である。
図11】 第2実施例に係る洋式トイレ床面清掃装置のb−b断面図である。
図12】 第3実施例に係る洋式トイレ床面清掃装置の横側面図である。
図13】 第3実施例に係る洋式トイレ床面清掃装置の平面図である。
図14】 第3実施例に係る洋式トイレ床面清掃装置の正面図である。
図15】 第3実施例に係る洋式トイレ床面清掃装置のc−c断面図である。
【発明を実施するための形態】
以下、本発明を実施例とともに、発明を実施するための形態について説明する。
【0019】
図1は、第1実施例に係る、洋式トイレ床面清掃装置の図であって、図中、符号1,符号1′はワイパーであって、符号3は床面プレートである。
床面プレート3は、トイレ利用者が洋式トイレ利用の際、清潔なトイレ床スペースとして必要とされるトイレ床部分の形状に応じてその形を定め、洋式トイレの便器9とトイレ床との接合部分の形状19にあわせて、便器9の前面及び側面に、便器9に接して設置する。
ワイパー1,1′は、洋式トイレの便器9とトイレ床との接合部分の形状19にあわせて設置された床面プレート3の便器9に接する部分にあわせて湾曲させた湾曲部20を有する。
【0020】
ワイパー1は、ワイパーの骨格部であり、ワイパー1′は、ワイパーの払拭部である。
【0021】
ワイパー1,1′には、床面プレート3上でワイパー1,1′を前後に運動するよう、床面プレート3に沿って設置された前後運動用駆動装置を設ける。
【0022】
床面プレート3は、トイレ床面に固定または取り外し可能に固着させ、トイレ床面がタイル張り等で凹凸のある形状でも、そのトイレ床面上で変形や移動することなく、ワイパー1,1′で払拭できる平面を維持できるよう設置されるものである。
床面プレート3は、歪んだり、変形したりしにくい平板で、その表面は水分を吸収せず、容易にワイパーで汚水等を除去できる撥水性のある材質で作成されるものを用いる。
床面プレート3は、その上面が、ワイパー1,1′により払拭された汚水等が、床面プレート3の周囲のトイレ床面より、床面プレート3に逆流しないよう、床面プレート3の周囲のトイレ床面より2ミリメートルから5センチメートル程度一段高くなるよう厚みを持たせる。
【0023】
また、ワイパー1,1′は、床面プレート3上の水分、汚れを除去するのに必要な払拭機能を有するもので、手動式、又は足踏式の人力による操作手段、又は電気のモーター等を動力として、前後等の運動を行なう機能を持ち、その操作は、電気のモーター等を動力とする場合は、操作スイッチ又は人を感知するセンサー等により行なうようにする。
【0024】
また、あわせて、床面プレート3にこびりついた汚れを除去しやすくする為の、水、洗剤、消毒剤等の洗浄水を床面プレート3に吹き付ける符号5の噴霧装置をワイパー骨格部1又は他の洗浄水を床面プレート3に吹き付けるのに好ましい場所に設置する。
【0025】
床面プレート3から払拭した汚水等が周辺のトイレ床面に拡散しないための、床面プレート3に接続して設置し、汚水等を貯留する汚水等貯留用の溝6をワイパー1,1′の前後運動の折り返し地点、又は他の払拭した汚水等を貯留するのに好ましい場所に設ける。
【0026】
汚水等が汚水等貯留用の溝6から溢れないよう、汚水等貯留用の溝6に符号7の吸水剤を設置する。
【0027】
汚水等貯留用の溝6から直接符号17の下水口に汚水等を流す符号16の排水管を設置する。
第1実施例に係る本発明は、以上の構造を有する。
【0028】
図2は、第2実施例に係る、洋式トイレ床面清掃装置の図であって、図中、符号1,符号1′はワイパーであって、符号3は床面プレートである。
床面プレート3は、トイレ利用者が洋式トイレ利用の際、清潔なトイレ床スペースとして必要とされるトイレ床部分の形状に応じてその形を定め、洋式トイレの便器部分とトイレ床との接合部分の形状19にあわせて、便器9の前面及び側面に、便器9に接して設置する。
ワイパー1,1′は、洋式トイレの便器9とトイレ床との接合部分の形状19にあわせて設置された床面プレート3の便器9に接する部分にあわせて湾曲させた湾曲部20を有する。
【0029】
ワイパー1は、ワイパーの骨格部であり、ワイパー1′は、ワイパーの払拭部である。
【0030】
ワイパー1,1′には、床面プレート3上でワイパー1,1′を旋廻運動させるよう、床面プレート3に接してあるいは床面プレート3近くにその旋廻の中心点を持つよう設置された旋廻運動用駆動装置を設ける。旋廻の中心点の場所は、例えば[図2]の通り便器9の横の床面プレート3の外縁部の一端に設けることが好ましい。
【0031】
床面プレート3は、トイレ床面に固定または取り外し可能に固着させ、トイレ床面がタイル張り等で凹凸のある形状でも、そのトイレ床面上で変形や移動することなく、ワイパー1,1′で払拭できる平面を維持できるよう設置する。
床面プレート3は、歪んだり、変形したりしにくい平板で、その表面は水分を吸収せず、容易にワイパーで汚水等を除去できる撥水性のある材質で作成されるものを用いる。
床面プレート3は、ワイパー1,1′により払拭された汚水等が、床面プレート3の周囲のトイレ床面より、床面プレート3に逆流しないよう、床面プレート3の周囲のトイレ床面より2ミリメートルから5センチメートル程度一段高くなるよう厚みを持たせる。
【0032】
また、ワイパー1,1′は、床面プレート3上の水分、汚れを除去するのに必要な払拭機能を有するもので、手動式、又は足踏式の人力による操作手段、又は電気のモーター等を動力として、旋廻等の運動を行なう機能を持ち、その操作は、電気のモーター等を動力とする場合は、操作スイッチ又は人を感知するセンサー等により行なうようにする。
【0033】
また、あわせて、床面プレート3にこびりついた汚れを除去しやすくする為の、水、洗剤、消毒剤等の洗浄水を床面プレート3に吹き付ける符号5の噴霧装置をワイパー骨格部1又は他の洗浄水を床面プレート3に吹き付けるのに好ましい場所に設置する。
【0034】
床面プレート3から払拭した汚水等が周辺のトイレ床面に拡散しないための、床面プレート3に接続して設置し、汚水等を貯留する汚水等貯留用の溝6をワイパー1,1′の旋廻運動の折り返し地点、又は他の払拭した汚水等を貯留するのに好ましい場所に設ける。
【0035】
汚水等が汚水等貯留用の溝6から溢れないよう、汚水等貯留用の溝6の中に符号7の吸水剤を設置する。
【0036】
汚水等貯留用の溝6から直接符号17の下水口に汚水等を流す符号16の排水管を設置する。
第2実施例に係る本発明は、以上のような構造である。
【0037】
図3は、第3実施例に係る、洋式トイレ床面清掃装置の図であって、図中、符号2,符号2′はワイパーであって、符号3は床面プレートである。
床面プレート3は、トイレ利用者が洋式トイレ利用の際、清潔なトイレ床スペースとして必要とされるトイレ床部分の形状に応じてその形を定め、洋式トイレの便器部分とトイレ床との接合部分の形状19にあわせて、便器9の前面及び側面に、便器9に接して設置する。
【0038】
ワイパー2,2′には、床面プレート3上でワイパー2,2′を旋廻運動させるよう、床面プレート3に接してあるいは床面プレート3近くにその旋廻の中心点を持つよう設置された旋廻運動用駆動装置を設ける。
【0039】
第3実施例では、ワイパー2,2′は、洋式トイレの便器部分とトイレ床との接合部分の形状19の前面中央部分にワイパー2,2′の旋廻の中心点を置くように設置する。しかし、洋式トイレの便器部分とトイレ床との接合部分の形状19や、床面プレート3の形状によっては、ワイパー2,2′の旋廻の中心点を洋式トイレの便器部分とトイレ床との接合部分の形状19の前面中央部分以外の他の好ましい場所に置くよう設置する。
ワイパー2,2′の形状は、旋廻の中心点の設置場所及び、床面プレート3の形状に応じ好ましく定める。
【0040】
床面プレート3は、トイレ床面に固定または取り外し可能に固着させ、トイレ床面がタイル張り等で凹凸のある形状でも、そのトイレ床面上で変形や移動することなく、ワイパー2,2′で払拭できる平面を維持できるよう設置する。
床面プレート3は、歪んだり、変形したりしにくい平板で、その表面は水分を吸収せず、容易にワイパーで汚水等を除去できる撥水性のある材質で作成されるものを用いる。
床面プレート3は、ワイパー2,2′により払拭された汚水等が、床面プレート3の周囲のトイレ床面より、床面プレート3に逆流しないよう、床面プレート3の周囲のトイレ床面より2ミリメートルから5センチメートル程度一段高くなるよう厚みを持たせる。
【0041】
また、ワイパー2,2′は、床面プレート3上の水分、汚れを除去するのに必要な払拭機能を有するもので、手動式、又は足踏式の人力による操作手段、又は電気のモーター等を動力として、旋廻等の運動を行なう機能を持ち、その操作は、電気のモーター等を動力とする場合は、操作スイッチ又は人を感知するセンサー等により行なうようにする。
【0042】
また、あわせて、床面プレート3にこびりついた汚れを除去しやすくする為の、水、洗剤、消毒剤等の洗浄水を床面プレート3に吹き付ける符号5の噴霧装置を駆動装置4又は他の洗浄水を床面プレート3に吹き付けるのに好ましい場所に設置する。
【0043】
床面プレート3から払拭した汚水等が周辺のトイレ床面に拡散しないための、床面プレート3に接続して設置し、汚水等を貯留する汚水等貯留用の溝6をワイパー1,1′の旋廻運動の折り返し地点、又は他の払拭した汚水等を貯留するのに好ましい場所に設ける。
【0044】
汚水等が汚水等貯留用の溝6から溢れないよう、汚水等貯留用の溝6の中に符号7の吸水剤を設置する。
【0045】
汚水等貯留用の溝6から直接符号17の下水口に汚水等を流す符号16の排水管を設置する。
第3実施例に係る本発明は、以上のような構造である。
【符号の説明】
【0046】
1 湾曲部を有するワイパー
1´ 湾曲部を有するワイパーブレード
2 旋廻運動形ワイパー
2´ 旋廻運動形ワイパーブレード
3 床面プレート
4 駆動装置(モーター等)
5 噴霧装置
6 汚水等貯留用の溝
7 吸水剤
8 電源用コード
9 便器
10 タンク
11 ワイパースイッチ
12 噴霧装置スイッチ
13 電源コンセント
14 噴霧装置用導水管
15 平行移動ワイパー用付属装置
16 排水管
17 下水口
18 溝,床面プレート接続器具
19 便器部分とトイレ床との接合部分の形状
20 ワイパー湾曲部
【要約】
【課題】 洋式トイレ利用者がトイレ利用時に必要とする洋式トイレ便器周辺のトイレ床面の水分、汚物の清掃を機械的に行なう。
【解決手段】 洋式トイレ床面清掃装置に次のような手段を採用する。
第1に、洋式トイレの便座周辺のトイレ床面に、当該トイレ床面より、利用者が必要とする程度のスペースのみを、一段高くする床面プレートを当該トイレ床面に固定又は分離できる形で設置する。
第2に、前記床面プレートの上にワイパーを設置する。
第3に、前記床面プレートを動かすことなく、そのワイパーを前記床面プレートの大きさ形状に応じて前後又は旋廻運動させる。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15