(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5775213
(24)【登録日】2015年7月10日
(45)【発行日】2015年9月9日
(54)【発明の名称】閉鎖ストラップ
(51)【国際特許分類】
B65D 63/10 20060101AFI20150820BHJP
B65D 63/12 20060101ALI20150820BHJP
【FI】
B65D63/10 B
B65D63/12 B
【請求項の数】10
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-509719(P2014-509719)
(86)(22)【出願日】2012年5月9日
(65)【公表番号】特表2014-513022(P2014-513022A)
(43)【公表日】2014年5月29日
(86)【国際出願番号】EP2012058552
(87)【国際公開番号】WO2012152834
(87)【国際公開日】20121115
【審査請求日】2013年12月19日
(31)【優先権主張番号】11003787.6
(32)【優先日】2011年5月9日
(33)【優先権主張国】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】596073642
【氏名又は名称】ポリクリップ・システム・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー
【氏名又は名称原語表記】POLY−CLIP SYSTEM GMBH & CO. KG
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
(74)【代理人】
【識別番号】100089037
【弁理士】
【氏名又は名称】渡邊 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】クラウス・ハイン
【審査官】
村山 美保
(56)【参考文献】
【文献】
国際公開第2008/027042(WO,A1)
【文献】
登録実用新案第341590(JP,Z2)
【文献】
実開昭52−095792(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 63/10
B65D 63/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッグ状の形態又は管状の形態を有するパッケージを閉鎖するための閉鎖ストラップであって、特にソーセージ状のパッケージを閉鎖するための閉鎖ストラップにおいて、
ストラップ体(B)を備えており、前記ストラップ体(B)は、第1の端部(12)及び第2の端部(13)を有する細長いストリップ部分(10)と、第1の端部(22)及び第2の端部(24)並びに挿入チャンネル(40)を有する挿入部分(20)とを含んでおり、
前記挿入部分(20)の前記第2の端部(24)は、前記ストリップ部分(10)の前記第1の端部(12)と接続されており、
前記ストリップ部分(10)の前記第2の端部(14)は、挿入方向(A)において前記挿入部分(20)の前記挿入チャンネル(40)内に挿入されるための挿入端部を形成し、
前記ストリップ部分(10)の前記第2の端部(14)又は挿入端部(14)と前記挿入チャンネル(40)とは、互いに対応する略丸い断面を有する、閉鎖ストラップにおいて、
前記挿入チャンネル(40)は出口開口部(44)で終端しており、前記出口開口部(44)は、前記挿入部分(20)の前記第2の端部(24)で配置され、前記閉鎖ストラップ(1)の内側表面に向けられることを特徴とする、閉鎖ストラップ。
【請求項2】
前記挿入部分(20)の前記第2の端部(24)は、湾曲部分(30)によって前記ストリップ部分(10)の前記第1の端部(12)に接続されることを特徴とする、請求項1に記載の閉鎖ストラップ。
【請求項3】
前記挿入チャンネル(40)は、前記挿入端部(20)の前記第1の端部(22)と前記挿入端部(20)の前記第2の端部(24)との間に延在することを特徴とする、請求項1又は2に記載の閉鎖ストラップ。
【請求項4】
前記挿入部分(20)は、その第1の端部(22)に位置付けられた第1の表面(22)を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の閉鎖ストラップ。
【請求項5】
前記挿入チャンネル(40)の第1の端部(42)は、前記挿入端部(20)の前記第1の表面(22)と一致することを特徴とする、請求項4に記載の閉鎖ストラップ。
【請求項6】
前記ストリップ部分(10)の前記挿入端部(14)は、前記湾曲部分(30)の前記内半径(32)と噛み合う外半径(14a)を有することを特徴とする、請求項2〜5のいずれか一項に記載の閉鎖ストラップ。
【請求項7】
前記ストリップ部分(10)は少なくとも、前記挿入端部の領域においてその外側表面に複数のノッチ(16)を備えることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の閉鎖ストラップ。
【請求項8】
複数のカウンターノッチ(26)は、前記挿入チャンネル(40)の前記内側表面に設けられることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の閉鎖ストラップ。
【請求項9】
前記ストリップ部分(10)は、略第円形状の断面を有することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の閉鎖ストラップ。
【請求項10】
前記ストリップ部分(10)と前記挿入端部(14)は異なる断面形状を有することを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の閉鎖ストラップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、本願の請求項1に記載の、バック状の形態又は管状の形態、特にソーセージなどのソーセージ状の製品を有するパッケージを閉鎖するための閉鎖ストリップに関する。
【背景技術】
【0002】
特に、本願発明は、バック状の形態又は管状の形態、特にソーセージなどのソーセージ状の製品を有するパッケージを閉鎖するための閉鎖ストリップに関する。閉鎖ストラップは、ストラップ体を備えており、前記ストラップ体は、第1の端部及び第2の端部を有する細長いストリップ部分と、第1の端部及び第2の端部並びに挿入チャンネルを有する挿入部分とを含んでおり、前記挿入部分の前記第2の端部は、前記ストリップ部分の前記第1の端部と接続されている。前記ストリップ部分の前記第2の端部は、挿入方向において前記挿入部分の前記挿入チャンネル内に挿入されるための挿入端部を形成する。
【0003】
実際には、ケース材料又はバッグ材料を集めて、ネック部分を形成し、閉鎖ストラップなどの閉鎖手段を前記ネック部分に適用することによって、管状の形態又はバッグ状の形態を有する閉鎖パッケージは周知である。
【0004】
バッグ及び同様のものを閉鎖するためのこの種類の閉鎖ストラップは、特許文献1に開示されている。この周知な閉鎖は、平坦な本体を備えており、前記平坦な本体は、その一方の端部に略円形状の部分と、円形状部分に連結された細長いバンド部分であって、平坦な本体の第2の端部まで延在する細長いバンド部分と、を有する。閉鎖ストラップの円形状の部分は、細長いバンド部分の延在に対して垂直方向に延在するスロットを備える。歯は、横断方向に位置合わせされた複数のショルダーを形成し、前記ショルダーは、前記複数のショルダーの間に設けられた長手方向のスロットを有するバンド部分の長手方向の縁部で設けられる。バッグを閉鎖するために、閉鎖ストラップは、前記バッグの集められたネック部分を取り囲む。細長いバンド部分の自由端部は、円形状の部分のスロット内に挿入される。円形状の部分における断面形状は、バンド部分の断面形状と一致する。スロットを通じてバンド部分を引っ張ることによって、歯がスロットを通過し、それによって、それらは、バンド部分における細長いスロットの幅について一緒に押し出される。スロットを通過した後、歯は、その以前の位置に戻って広げ、円形状の部分の両側を係合し、それによってその閉構成において閉鎖ストラップを保持する。
【0005】
この周知な閉鎖ストラップは、比較的広い幅を有する略平坦な構成であり、それによって、それに応じて、比較的長いネック部分は、閉鎖されるべきバッグに形成されなければならず、前記閉鎖ストラップによって提供された閉鎖力が前記長いネック部分に作用しなければならない。バッグの高信頼性の閉鎖保管を保証するために、比較的大きな力は、前記閉鎖ストラップによって提供されなければならない。さらに、前記閉鎖ストラップの両端、特に鋭い縁部を有する長手方向のバンド部分の自由端部は、閉鎖されたバッグから延在する。比較的強いストラップ材料の場合において、前記ストラップに隣接して位置付けられた他のバッグは、傷つきやすい材料から製造される場合に、及び/又はきつく充填される場合に、損傷される場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許出願第3,114,184号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
それ故に、本願発明の目的は、上記の欠点が克服されることができ、管状のパッケージ又はバッグ状のパッケージの高信頼性の閉鎖保管が多くの空間を必要とせずに保証される、閉鎖ストラップを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的は、独立請求項1の特徴によって達成される。独創的な閉鎖ストラップの有利な構成は、請求項2〜11に記載される。
【0009】
本願発明によれば、バッグ状の形態又は管状の形態を有するパッケージを閉鎖するための閉鎖ストラップであって、特にソーセージ状のパッケージを閉鎖するための閉鎖ストラップが提供される。前記閉鎖ストラップはストラップ体を備えており、前記ストラップ体は、第1の端部及び第2の端部を有する細長いストリップ部分と、第1の端部及び第2の端部並びに挿入チャンネルを有する挿入部分とを含んでいる。前記挿入部分の前記第2の端部は、前記ストリップ部分の前記第1の端部と接続されており、前記ストリップ部分の前記第2の端部は、挿入方向において前記挿入部分の前記挿入チャンネル内に挿入されるための挿入端部を形成する。
【0010】
独創的な構成において、ストリップ部分の挿入端部及び挿入チャンネルの両方は、互いに対応する略丸い断面形状を有する。この構成において、閉鎖ストラップと管状のパッケージ又はバッグ状のパッケージのネック部分との間の接触領域は、集められたネック部分を取り囲むラインに対しておおよそ制限される。それによって、前記パッケージを安全で高い信頼性で閉鎖するための閉鎖力は、減少される場合があり、傷つきやすいパッケージ材料の場合において、管状のパッケージ又はバッグ状のパッケージに対する損傷は避けられる。
【0011】
閉鎖ストラップのさらなる有利な構成において、挿入部分の第2の端部は、湾曲部分によってストリップ部分の第1の端部に接続される。挿入部分及びストリップ部分はそれによって、湾曲部を形成する。前記湾曲部は、閉鎖ストリップが、閉鎖されるべき管状のパッケージ又はバッグ状のパッケージのネック部分をより正確に取り囲むことを可能にする。
【0012】
挿入ストリップを挿入部分内に挿入するための挿入チャンネルは、様々な方向で挿入部分に配置されることができる。本願発明の一の実施形態によれば、挿入チャンネルは、挿入部分の第1の端部と第2の端部との間に延在する。それによって、使用される場合に、前記挿入チャンネルは、閉鎖されるべきパッケージのネック部分の周りの周囲方向で位置合わせされる。挿入部分を通じて延在する挿入ストリップであって、その閉構成において閉鎖ストラップから突出する挿入ストリップはまた、閉じたパッケージのネック部分の周りの周囲方向で位置合わせされる。それによって、前記挿入ストリップによる他のパッケージの損傷は、避けられる。
【0013】
独創的な閉鎖ストラップの挿入部分は、その第1の端部に位置付けられた第1の表面を含む。前記第1の表面は、閉鎖ストラップの端面を形成する。この実施形態において、挿入チャンネルの一方の端部は、挿入部分の第1の表面と一致させる。それは、挿入チャンネルが前記端面で開始され、それによって、挿入チャンネルの周囲の方向付けを容易にし、それ故に、ストリップ部分の各方向付けを容易にすることを意味する。
【0014】
閉鎖ストラップの好ましい実施形態において、挿入チャンネルは、閉鎖ストラップの内側表面で終端する、又は開いている。閉鎖ストラップの閉構成において、ストリップ部分の第2の端部又は挿入端部は、挿入チャンネルの外に自由に出ることができ、閉鎖すべきパッケージのネック部分に向けて閉鎖ストラップの内側に延在することができる。それ故に、ストリップ部分による他のパッケージの損傷、特に挿入端部による他のパッケージの損傷は省かれ、閉鎖ストラップの内側のさらなるストリップ材料に起因して閉鎖力は増加する。
【0015】
独創的な閉鎖ストラップのさらなる有利な実施形態において、ストリップ部分の挿入端部は、湾曲部分の内半径を噛み合う外側端部の半径を有する。それによって、閉鎖ストリップの規定した内径は、その閉構成となる場合に提供される。さらに、噛み合う半径は、閉鎖ストラップの内側のパッケージ材料が挿入端部によって損害を与えられることから防止する。
【0016】
前記閉鎖ストリップの閉鎖保管を保証するために、ストリップ部分は、その閉構成において、閉鎖ストリップを保持するために、その外側表面で、その挿入端部の領域において少なくとも複数のノッチを備える。
【0017】
閉鎖ストラップの閉鎖保管を高めるために、複数のカウンターノッチは、挿入チャンネルの内側表面に設けられる。前記カウンターノッチは、ストラップをその閉構成で保持するために、及び各閉鎖力を維持するために、ストリップ部分の挿入端部の領域に設けられたノッチと係合する。カウンターノッチは、挿入部分内に組み込まれた切断部又は凹部によって設けられる場合がある。
【0018】
閉鎖ストラップの断面、特にストリップ部分の断面は、任意の適切な形態を有することができる。有利な構成において、ストリップ部分は、管状のパッケージ又はバッグ状のパッケージのネック部分と、ネック部分を取り囲む閉鎖ストラップとの間で直線状の接触領域を形成するための略楕円形状の断面を有する。ストリップ部分及び挿入端部が、例えば、湾曲部分の半径及び挿入端部の半径を噛み合わせる(mating)ことを提供するために、異なる断面を有することができることは、理解されなければならない。
【0019】
さらなる利点及び好ましい実施形態は、以下に記載された図面と一緒に以下に記載されるであろう。以下の説明で使用される「左」、「右」、「下」、及び「上」との表現は、位置合わせにおいて図面に言及されており、それによって、使用される参照符号は、正常に読み取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】開構成における本願発明による閉鎖ストラップの断面図の概略図である。
【
図2】矢印Aの閉鎖方向から見た、
図1の閉鎖ストラップの概略図である。
【
図3】その閉構成における
図1の閉鎖ストラップの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1は、閉鎖ストラップ1の主拡張平面における開構成において、本願発明による閉鎖ストラップ1の実施形態の断面図の概略図を示す。閉鎖ストラップ1はストラップ体Bを有しており、ストラップ体Bは、
図1の開位置と
図3に示された閉位置との間で弾性的に移動可能である細長く湾曲したストリップ部分10と、実質的に直線状に延在する挿入部分20とを含む。ストリップ部分10は、鎖線で示された第1の端部12と、第2の端部14とを有する。挿入部分20は、第1の端部22と、同様に鎖線で示された第2の端部24とを有する。ストリップ部分10及び挿入部分20は、直接的に接続されることができる。
図1〜
図3による本願発明の実施形態において、ストリップ部分10及び挿入部分20は、湾曲部分30によって接続される。湾曲部分30は、ストリップ部分10と挿入部分20との間に配置されており、ストリップ部分10は、湾曲部分30の曲率を続けるが、好ましくは、閉鎖ストラップ1の開構成において異なる半径を有する。ストリップ部分10、挿入部分20、及び湾曲部分30は、ストラップ体Bを形成するために一体的に形成される。さらに、湾曲部分30は、ストリップ部分10の第1の端部12を、同様に鎖線で描かれた挿入部分20の第2の端部24に接続する。
図1の実施形態によれば、ストリップ部分10の第2の端部から始まるストラップ体Bの半径は、半径R1からストリップ部分10の第1の端部12の領域における半径R2を介して、湾曲部分30の内半径である半径R3に変化する。半径R1は、その第2の端部14から始まるストリップ部分10の大部分に亘って一定である。半径R1より小さい第1の端部12までストリップ部分10の残りの部分の半径R2に続き、最終的に、半径R2より小さい湾曲部分30の半径R3に続く。
【0022】
図1に見られるように、ストリップ部分10の第2の端部14は、その自由先端部に向けてテーパーが付けられており、そのテーパーは、傾斜した外側表面によって形成される。ストリップ部分10の第1の端部12に向けた方向であって、テーパー付きの第2の端部14に続く方向において、複数のノッチ16がストリップ部分10の外側表面に設けられる。
図1によれば、複数のノッチ16は、ストリップ部分10から略垂直方向に延在する前記複数のノッチ16に対する略矩形状の断面を形成する平行なフランジ又は側面を有する。複数のノッチ16は、ストリップ部分10の外側表面から一定の間隔におけるストリップ材料を部分的に除外することによって形成される。前記複数のノッチ16が、ストリップ部分10の外側表面上に一定の間隔で追加的な材料を配置することによって形成される場合があることは、理解されなければならない。複数のノッチ16は、閉鎖ストラップ1を製造することによって、例えば、各プラスチック材料を鋳造することによって、一体的に形成される。第1の端部12と第2の端部14との間には、テーパー付き端部を除いてストリップ部分10は少なくとも略一定の断面を有しており、
図1〜3の実施形態によれば、該少なくとも略一定の断面は、
図3で断面Cによって示されるように少なくとも略円形である。
【0023】
図2は、矢印Aの挿入方向において見られる、
図1の閉鎖ストラップの概略図である。
図2に見られるように、第2の端部又は挿入端部14はまた、その側面においてテーパーが付けられる。それによって、テーパー付きの第2の端部14は、略円錐形状を有する。
【0024】
図1にさらに見られるように、挿入部分20には、挿入チャンネル40が設けられる。挿入チャンネル40は、挿入部分20の第1の端部22と第2の端部24との間に延在する。挿入チャンネル40は、第1の開口部42又は挿入開口部42を有し、挿入部分20の第1の端部22で開始する。第1の開口部42又は挿入開口部42は、挿入部分20の第2の端部24に対して反対側の挿入部分20の挿入面又は第1の面を形成する。挿入チャンネル40は、挿入部分20の第2の端部24で配置された出口開口部44内で終端する。出口開口部44は、閉鎖ストラップ1の内側に向けられており、そのことは、閉鎖ストラップ1によって閉鎖されるように、出口開口部44が管状又はバッグ状のパッケージのネック部分に向けて方向付けられることを意味する。ストリップ部分10の挿入、特に挿入端部を形成する第1の端部14の挿入を容易にするために、挿入チャンネル40の挿入開口部42は、漏斗形状の断面を有する。挿入チャンネル40の断面がストリップ部分10の断面に対応することは、理解されなければならない。本願発明において、挿入チャンネル40は、略円形状の断面を有する。
【0025】
挿入部分20は、その第1の端部22からその第2の端部24に向けてテーパーが付けられた略矩形状の断面を有し、平行な側面及び平坦な外側表面を含む。閉鎖ストラップ1が閉構成になる場合に、閉鎖されるべきパッケージのネック部分に面する挿入部分20の内側表面は、閉鎖したパッケージのネック部分に対する接触を増加させるために湾曲される。
【0026】
図1に示されるように、複数のカウンターノッチ26は、挿入部20の外側及び同時に挿入チャンネル40の内側に設けられている。複数のカウンターノッチ26を形成するために、切断部又は凹部は、挿入部分20内に組み込まれる。前記切断部又は凹部は、挿入部分20の外側表面から前記挿入チャンネル40に向けて延在しており、前記挿入チャンネル40で終端する。2つの連続するカウンターノッチ26の間の間隙は、ストリップ部分10の外側表面に設けられた2つの連続するノッチ26の間の距離と一致する。さらに、カウンターノッチ26の数は、ストリップ部分10のノッチ16の数に少なくとも等しい。例えば、パッケージ材料に応じて、及び/又は、充填されたパッケージの直径に応じて、閉鎖されるべきパッケージのネック部分の異なる直径に適合可能である閉鎖ストラップのために、ノッチ16の数は、挿入部分20に設けられたカウンターノッチ26の数を超えてもよい。
【0027】
図1にさらに見られるように、閉鎖ストラップ1の内側に面する挿入チャンネル40の内側表面の区画は、その中央領域において、挿入チャンネル40の断面を減少させる方法で湾曲される。挿入チャンネル40の直径におけるこの減少は、閉鎖ストリップ1がその閉構成である場合にカウンターノッチ26内のノッチ16の係合を高める。
【0028】
特にその規定された位置において閉鎖ストラップ1を保持するための、容易な扱いを可能にするために、ラグ48は、挿入部分20に形成されており、その外側から第1の表面22の平面において延在している。ラグ48は、充填装置において閉鎖ストラップ1を位置付けるように使用されてもよい。それによって、前記充填装置において、閉鎖ストラップ1の機械的な閉鎖又は自動的な閉鎖を可能にする。
【0029】
図1〜
図3に示される閉鎖ストラップ1の実施形態によれば、ストリップ部分10は、湾曲部分30によって挿入部分20に連結される。特に、ストリップ部分10の第1の端部12は、湾曲部分30によって挿入部分20の第2の端部24に連結される。ストリップ部分の第1の端部12の断面は少なくとも略円形状であるのに対して、挿入部分20の第2の端部24の断面は略矩形状である。それに応じて、湾曲部分30は一定ではない断面を有しており、該一定ではない断面は、ストリップ部分10の第1の端部12が取り付けられる一方の端部における円形状から、挿入部分20の第2の端部24の断面に一致し、該第2の端部24に接続されるその他方の端部における略矩形状に変化する。
【0030】
図3は、その閉構成における閉鎖ストラップ1を示す。ストリップ部分10は、挿入部分20の挿入チャンネル40内に挿入される。ストリップ部分10は、挿入チャンネル40を通じて延在し、それによって、ストリップ部分10の挿入端部14は、閉鎖ストラップ1の内側に出口開口部44を通じて挿入部分20から突出する。その閉構成にある場合に、出口開口部44を通じて閉鎖ストラップ1に延在しているストリップ部分10の長さ、特に挿入端部14の長さが、閉鎖されるべきパッケージのネック部分の直径に応じていることは、理解されなければならない。それ故に、ネック部分の大きな直径の場合において、ストリップ部分10の挿入端部14は、挿入チャンネル40の出口開口部44を通じて必ずしも延在する必要はない。
【0031】
特に
図3にさらに見られるように、挿入端部14は、テーパー付きの挿入端部14の傾斜した外側表面によって形成された外半径14aを有する。挿入端部14の外半径14aは、湾曲部分30の内半径R3に少なくともおおよそ対応する。
【0032】
管状のパッケージ又はバック状のパッケージは、例えばソーセージなどのソーセージ状の製品を形成するために使用される。それによって、ソーセージ肉などの充填材料は、閉鎖ストラップなどの閉鎖手段によって閉じられる前記管状パッケージ又はバック状のパッケージ内に供給される。管状パッケージ又はバッグ状パッケージを閉じるために、ネック部分は、充填されたパッケージの少なくとも1つの開口端部に形成される。閉鎖ストラップ1は、ネック部分でその内側とともに位置付けられる、例えば、ラグ48によって保持される。そして、挿入端部14は、挿入方向Aにおいて挿入チャンネル40内に案内され、それによって、閉鎖ストラップ1は、管状パッケージ又はバッグ状パッケージのネック部分を取り囲むリングを形成する。ストリップ部分10は、挿入方向Aにおいて挿入チャンネル40内にさらに押し込まれ、リング状の閉鎖ストラップ1の直径を減少させ、閉鎖力をネック部分に提供する。それによって、ストリップ部分10のノッチ16は、挿入部分20におけるカウンターノッチ26と係合し、管状パッケージ又はバッグ状パッケージのネック部分でその閉構成において閉鎖ストリップ1を保持する。その場合において、独創的な閉鎖ストラップ1の材料の弾性特性は、ストリップ部分10の挿入端部14を外側に強制させる(force)との事実に起因してカウンターノッチ26とノッチ16の噛み合いを強化する。それ故に、閉鎖力は維持され、閉鎖ストラップ1が開かれるのを防止する。それによって、閉鎖ストラップ1の元に戻せない閉鎖は到達される。しかし、少なくとも、自動開放又は偶然の開放は妨げられる。
【0033】
閉鎖ストラップ1を閉鎖することによって、ストリップ部分10の自由端部又は挿入端部14は、出口開口44を通じて閉鎖したストラップ1内に延在する。さらなるストラップ材料は、外径に対する内径の減少を加速させ、それによって、閉鎖力は、不均衡に増加する。
【0034】
管状のパッケージを閉鎖するために、管状パッケージ材料の両端は、本願発明による閉鎖ストラップによって閉鎖されてもよく、初めに管状パッケージ材料の第1の端部を閉鎖し、パッケージが充填された後で、管状パッケージ材料の第2の端部を閉鎖することは理解されなければならない。
【0035】
図1と併せて開示されるような挿入チャンネル40は、本願発明による閉鎖ストラップの一の実施形態のみである。挿入チャンネル40が他の適切な形態を有することができること、例えば、挿入チャンネル40が円形状以外の断面形状、例えば、楕円形状又は矩形形状を有することができることは、理解されなければならない。挿入チャンネル40にとって、閉構成である場合に、ストリップ部分10の挿入端部14を閉鎖ストラップ1の内側に案内するために、閉鎖ストラップ1の内側で終端することは重要である。
【0036】
挿入チャンネル40が円形状以外の断面形状を有する場合において、当然ながらストリップ部分10は、挿入チャンネル40の断面形状に対応する断面形状を有する。
【0037】
閉鎖ストラップ1は、適切なプラスチック材料などの変形可能な材料及び/又は弾性材料、及び同様のものから製造される。
【符号の説明】
【0038】
1 閉鎖ストラップ
10 ストリップ部分
12 第1の端部
14 第2の端部
14a 外半径
16 ノッチ
20 挿入部分
22 第1の表面
24 第2の部分
26 カウンターノッチ
30 湾曲部分
32 内半径
40 挿入チャンネル
42 第1の開口部、挿入開口部
44 出口開口部
B ストラップ体
R1 半径
R2 半径
R3 半径