特許第5775314号(P5775314)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5775314
(24)【登録日】2015年7月10日
(45)【発行日】2015年9月9日
(54)【発明の名称】楽曲表示装置
(51)【国際特許分類】
   G11B 31/00 20060101AFI20150820BHJP
   G10K 15/04 20060101ALI20150820BHJP
   G11B 27/34 20060101ALI20150820BHJP
   G06F 3/048 20130101ALI20150820BHJP
【FI】
   G11B31/00 525Z
   G10K15/04 302F
   G11B27/34 N
   G06F3/048
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2011-11810(P2011-11810)
(22)【出願日】2011年1月24日
(65)【公開番号】特開2012-155779(P2012-155779A)
(43)【公開日】2012年8月16日
【審査請求日】2013年12月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001487
【氏名又は名称】クラリオン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100078880
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 修平
(74)【代理人】
【識別番号】100169856
【弁理士】
【氏名又は名称】尾山 栄啓
(72)【発明者】
【氏名】井口 福也
(72)【発明者】
【氏名】渡邊 祥次
(72)【発明者】
【氏名】陽川 まり
【審査官】 堀 洋介
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−071118(JP,A)
【文献】 特開2010−191892(JP,A)
【文献】 特開2003−167762(JP,A)
【文献】 特開2008−071418(JP,A)
【文献】 特開2009−252329(JP,A)
【文献】 特開2008−071419(JP,A)
【文献】 特表2010−503130(JP,A)
【文献】 特開2007−249740(JP,A)
【文献】 国際公開第2009/004692(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G11B 31/00
G06F 3/048
G10K 15/04
G11B 27/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の記憶媒体に記憶された複数の楽曲の少なくとも一部の楽曲で構成される楽曲リストを記憶する楽曲リスト記憶手段と、
前記複数の楽曲の付帯情報を該楽曲ごとに関連付けて記憶する付帯情報記憶手段と、
前記複数の楽曲の中から楽曲を指定する楽曲指定手段と、
前記指定楽曲の表示領域を他の楽曲を表示する第一の表示領域よりも広い第二の表示領域に拡張すると共に該指定楽曲のみ付帯情報も付して、表示画面内の前記楽曲リストの表示範囲が埋まるように、該指定楽曲を含む該楽曲リスト内の少なくとも一部の楽曲を再生順に並べて表示する楽曲リスト表示手段と、
を有し、
前記楽曲リスト表示手段は、
前記指定楽曲を前記表示範囲の中央に配置しつつその前後の楽曲を該表示範囲が埋まる分だけ再生順に並べた、第一の表示形態での表示を行い、
前記第一の表示形態での表示では前記表示範囲が埋まらない場合に、前記指定楽曲を前記表示範囲の中央に配置することなく、該指定楽曲を含む前記楽曲リスト内の少なくとも一部の楽曲を再生順に該表示範囲が埋まる分だけ並べた、第二の表示形態での表示を行うことを特徴とする楽曲表示装置。
【請求項2】
前記楽曲リスト表示手段は、
前記付帯情報に含まれる個々の情報を種別ごとに改行して表示することを特徴とする、請求項1に記載の楽曲表示装置。
【請求項3】
前記楽曲リスト表示手段は、
前記指定楽曲の文字又は表示領域の背景を前記他の楽曲と異なる形態で表示することを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の楽曲表示装置。
【請求項4】
前記表示範囲に表示中の前記楽曲リストの中から新たに楽曲が指定されたとき、前記楽曲リスト表示手段は、
前記新たな指定楽曲の表示領域を前記第二の表示領域に拡張して該新たな指定楽曲の付帯情報を表示すると共に、従前の指定楽曲の表示領域を前記第一の表示領域に縮小して該従前の指定楽曲の付帯情報を削除し、且つ
前記第一の表示形態での表示が可能である場合には、前記新たな指定楽曲が前記表示範囲の中央に位置するように該楽曲リストを必要に応じてスクロール表示させて前記第一の表示形態での表示を行い、
前記第一の表示形態での表示が可能でない場合には、前記楽曲リストをスクロール表示させることなく前記第二の表示形態での表示を行うことを特徴とする、請求項1から請求項の何れか一項に記載の楽曲表示装置。
【請求項5】
移動体に搭載されたことを特徴とする、請求項1から請求項の何れか一項に記載の楽曲表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、楽曲リストを表示する楽曲表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
楽曲データを再生するオーディオ装置は、一般に、楽曲リストや再生中の楽曲を表示する表示部を有している。この種のオーディオ装置の具体的構成例は特許文献1に記載されている。特許文献1に記載のオーディオ装置は、表示部に表示された楽曲リストの中から楽曲が選択されると、当該楽曲データを再生すると共に表示部の表示を所定の楽曲再生画面に切り替える。楽曲再生画面では、ユーザの入力を受け付けるためのソフトウェアキーに加えて、再生中の楽曲の詳細情報(例えば楽曲名、アーティスト名、アルバム名)が表示される。
【0003】
特許文献1は、画面サイズ上の制約が厳しい携帯型又は車載型オーディオ装置を想定している。そのため、一画面に表示可能な情報量が限られている。特許文献1では、再生中の楽曲の詳細情報の視認性を向上させるため、表示部の画面全体を使って詳細情報の表示を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−238275号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このように、特許文献1に記載のオーディオ装置は、楽曲再生画面の表示中に楽曲リストを表示することができない。そのため、ユーザは、再生中の楽曲の前後の楽曲を視認することができない。前後の楽曲を視認するには画面表示を楽曲リストに切り替える必要があり、操作が煩雑である。また、楽曲リストの表示中は再生中の楽曲の詳細情報を視認できないという不都合が指摘される。
【0006】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、指定された楽曲の詳細情報と前後の楽曲を高い視認性で一画面に表示するのに好適な楽曲表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決する本発明の一形態に係る楽曲表示装置は、所定の記憶媒体に記憶された複数の楽曲の少なくとも一部の楽曲で構成される楽曲リストを記憶する楽曲リスト記憶手段と、複数の楽曲の付帯情報を該楽曲ごとに関連付けて記憶する付帯情報記憶手段と、複数の楽曲の中から楽曲を指定する楽曲指定手段と、指定楽曲の表示領域を他の楽曲を表示する第一の表示領域よりも広い第二の表示領域に拡張すると共に該指定楽曲のみ付帯情報も付して楽曲リストを表示画面に表示する楽曲リスト表示手段とを有することを特徴としている。
【0008】
楽曲リスト表示手段は、指定楽曲を表示画面上の楽曲リストの表示範囲の中央に表示する構成としてもよい。
【0009】
楽曲リスト表示手段は、付帯情報に含まれる個々の情報を種別ごとに改行して表示する構成としてもよい。
【0010】
楽曲リスト表示手段は、指定楽曲の文字又は表示領域の背景を他の楽曲と異なる形態で表示する構成としてもよい。
【0011】
表示画面に表示中の楽曲リストの中から新たに楽曲が指定されたとき、楽曲リスト表示手段は、新たな指定楽曲の表示領域を第二の表示領域に拡張して該新たな指定楽曲の付帯情報を表示すると共に、従前の指定楽曲の表示領域を第一の表示領域に縮小して該従前の指定楽曲の付帯情報を削除し、新たな指定楽曲が表示画面上の楽曲リストの表示範囲の中央に位置するように該楽曲リストをスクロール表示してもよい。
【0012】
本発明に係る楽曲表示装置は、一般乗用車等の移動体に搭載された機器であってもよい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、指定された楽曲の詳細情報と前後の楽曲を高い視認性で一画面に表示するのに好適な楽曲表示装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の実施形態のオーディオ装置の構成を示すブロック図である。
図2】本発明の実施形態の楽曲再生画面表示処理のフローチャートを示す図である。
図3】本発明の実施形態の楽曲再生画面例を示す図である。
図4】本発明の実施形態の楽曲再生画面例を示す図である。
図5】本発明の実施形態の楽曲変更処理のフローチャートを示す図である。
図6】本発明の実施形態の楽曲再生画面例を示す図である。
図7】別の実施形態の楽曲再生画面例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態のオーディオ装置を説明する。
【0016】
図1は、本実施形態のオーディオ装置100の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、オーディオ装置100の各ブロックは、システムバス10を介して相互に接続されている。各ブロックは、オーディオ装置100の電源投入後、システムバス10を介して必要なハードウェアにアクセスする。
【0017】
例えばオーディオ装置100の電源投入直後は、CPU(Central Processing Unit)20がROM(Read-Only Memory)22にアクセスする。CPU20は、ROM22に格納されているファームウェアを呼び出して、ファームウェアをRAM24(例えばSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等)のワークエリアに展開して、オーディオ装置100のシステムを起動する。これにより、各ブロックがCPU20による制御下で必要に応じて連係動作して処理を実行し、ユーザ操作等により選択された楽曲が再生される。
【0018】
オーディオ装置100のフロントパネルには、ユーザ操作を受け付けるインタフェースとして操作キー(ハードウェアキー)26が設けられている。フロントパネルには、楽曲情報を表示する液晶ディスプレイ28も設けられている。液晶ディスプレイ28はタッチパネル構造を有し、入力装置としての機能も兼ね備えている。ユーザは、操作キー26に対するキー入力や、液晶ディスプレイ28に表示されるGUI(Graphical User Interface)に対するフィンガータッチやペンタッチ等を行うことにより、オーディオ装置100を操作することができる。
【0019】
オーディオ装置100は、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)等の記録メディアを挿入するメディアドライブ32を有している。また、CD等からリッピングした楽曲データを記憶するHDD(Hard Disk Drive)34を有している。HDD34は、SSD(Solid State Drive)等の別の形態の記憶デバイスに置き換えてもよい。例えば楽曲再生の指示操作が行われると、メディアドライブ32に挿入されているオーディオCD又はHDD34に記憶されている楽曲データが読み出される。読み出された楽曲データは、DSP(Digital Signal Processor)36に入力する。楽曲データは、DSP36による所定のオーディオ信号処理後、スピーカ30により再生される。
【0020】
オーディオ装置100は、通信モデム38によりインターネットにアクセスすることができる。例えばオーディオCD挿入時やリッピング時にTOC(Table of Contents)情報が読み込まれると、インターネット上のCDDB(CD DataBase)へのアクセスが通信モデム38を介して行われて、TOC情報に対応する楽曲詳細情報がダウンロードされる。ダウンロードされた楽曲詳細情報は、楽曲データと関連付けられた状態でHDD34に記憶される。楽曲詳細情報は、ユーザがキー操作やタッチ操作を行い、任意に入力してもよい。
【0021】
オーディオ装置100は、オーディオ信号の再生処理と並行して所定の楽曲再生画面を液晶ディスプレイ28に表示する楽曲再生画面表示処理を行う。図2は、楽曲再生画面表示処理のフローチャートを示す。図3、4は、本実施形態の楽曲再生画面例を示す。説明の便宜上、本明細書中の説明並びに図面において、処理ステップは「S」と省略して記す。
【0022】
図2に示されるように、S1の処理では、CDDBへのアクセスを通じて又はHDD34に記憶されている楽曲詳細情報を参照して、メディアドライブ32に挿入されているオーディオCDの楽曲リストが作成され、又はHDD34中の選択アルバムの楽曲リストが読み出される。楽曲リストは、ユーザによって予め作成されたプレイリストであってもよい。
【0023】
本実施形態のオーディオ装置100は、例えば車載型オーディオ装置を想定している。そのため、液晶ディスプレイ28の画面サイズは小さい。本実施形態の楽曲再生画面には、楽曲リストを表示する領域として、楽曲名を画面上下方向に最大で6つ並べて表示する分の領域(以下、「楽曲リスト表示領域」と記す。)しか確保されていない。従って、7曲以上の楽曲リストは、一画面に表示することができない。
【0024】
再生対象楽曲の楽曲詳細情報を1曲分の表示スペースに収めるには、各種情報(例えば楽曲名、アーティスト名、アルバム名)間をスペースだけで区切り(非改行で)表示する必要がある。しかし、これでは、各種情報の区切りを判断し難く、楽曲詳細情報を正確かつ速やかに把握することが難しいという欠点がある。加えて、再生対象楽曲を含む6曲を全て同じサイズで表示すると、再生対象楽曲と他の楽曲との区別性が低いという問題がある。そのため、本実施形態では、再生対象楽曲に2曲分の表示スペースを割り当てたうえで、その楽曲詳細情報を表示する。再生対象楽曲の楽曲詳細情報中の各種情報は、区切りを一目で認識できるように種別ごとに改行して表示される。
【0025】
S2の処理では、再生対象楽曲が楽曲リスト中の先頭から1〜n、m−n+1〜m(n、mは共に自然数)曲目に該当するか否かが判定される。本実施形態では、例えば楽曲リスト中の楽曲数が12であり、n=2、m=12である。
【0026】
再生対象楽曲がn+1〜m−n(すなわち3〜10曲目の何れか)である場合(S2:NO)、当該楽曲の楽曲詳細情報が楽曲リスト表示領域の中央に表示されると共に、残りの楽曲リスト表示領域に収まる前後の楽曲が表示される(S3)。図3は、再生対象楽曲が4曲目であるときの楽曲再生画面例を示している。図3に示されるように、再生対象楽曲は、他の楽曲よりも表示スペースが大きく区別性が高いうえ、拡張した表示スペースを有効利用して楽曲詳細情報が種別ごとに改行表示されている。他の楽曲は、残りの楽曲リスト表示領域にできる限り多く表示するため、表示情報が楽曲名だけに制限されている。すなわち、楽曲再生画面は、表示可能な情報量の制約が厳しい表示領域内に楽曲情報を効率的に配置したレイアウトを有し、再生対象楽曲の詳細情報と前後の楽曲を一画面で視認したいというユーザの要望を満たす。
【0027】
再生対象楽曲は、視覚的な区別性の更なる向上のため、楽曲詳細情報のフォントサイズや、楽曲詳細情報又は背景の色や明るさ等の表示形態が他の楽曲と異なるように表示されてもよい。
【0028】
再生対象楽曲が1〜n、m−n+1〜m(すなわち1、2、11、12曲目の何れか)である場合は(S2:YES)、当該楽曲を楽曲リスト表示領域の中央に表示させない。1(又は12)曲目を楽曲リスト表示領域の中央に表示させると、楽曲リスト表示領域の最上段及び次段(又は最下段及びその前段)に何の楽曲情報も表示されない領域が現れて表示情報量が減り、効率的でないためである。そこで、S2の処理でYES判定の場合は、1曲目の表示位置を楽曲リスト表示領域の最上段(又は12曲目の表示位置を楽曲リスト表示領域の最下段)に固定しつつ、残りの楽曲リスト表示領域に収まる後(又は前)の楽曲情報を表示する(S4)。再生対象楽曲が例えば1曲目である場合、図4に例示される楽曲再生画面が表示される。すなわち、楽曲リスト表示領域の最上段に1曲目の楽曲詳細情報が表示され、残りの楽曲リスト表示領域に2曲目以降の楽曲名が表示される。再生対象楽曲が例えば2曲目である場合は、楽曲リスト表示領域の最上段に1曲目の楽曲名が表示され、次段に2曲分のスペースを用いて2曲目の楽曲詳細情報が表示される。残りの楽曲リスト表示領域に3曲目以降の楽曲名が表示される。
【0029】
図5は、再生対象楽曲の変更時に実行される楽曲変更処理を示すフローチャートである。図6(a)、(b)は、楽曲変更処理の説明に用いる楽曲再生画面例を示す。本フローチャート中、図2のフローチャートと同一の処理には同一の符号を付して説明を簡略又は省略する。
【0030】
図5の楽曲変更処理は、図2の楽曲再生画面表示処理後に実行される。S11の処理では、再生対象楽曲の変更指示入力の有無が定期的にチェックされる。変更指示入力は、例えば楽曲の再生が終了して次曲に移行する時や、ユーザによる楽曲選択操作が行われた時に発生する。ユーザは、例えば操作キー26のボタン操作や、液晶ディスプレイ28上のソフトウェアキー又は楽曲名に対するタップ操作を通じて楽曲を選択することができる。
【0031】
変更指示入力がある場合(S11:YES)、新たな再生対象楽曲に2曲分の表示スペースが割り当てられて楽曲詳細情報が表示されると共に、従前の再生対象楽曲の表示スペースが1曲分に削減されて楽曲名のみの表示に切り替えられる(S12)。S12の処理の実行後は、S2〜S4の処理が行われる。
【0032】
例えば図3の楽曲再生画面の表示中に3曲目が選択されると、図6(a)に示されるように、3曲目に2曲分の表示スペースが割り当てられて楽曲詳細情報が表示されると共に、4曲目の表示スペースが1曲分に削減されて楽曲名のみの表示に切り替えられる。次いで、図6(b)に示されるように、3曲目の楽曲詳細情報が楽曲リスト表示領域の中央に表示されるように楽曲リストがスクロールされる。このように、楽曲リストのレイアウトを動的に変化させると、再生対象楽曲の変更がユーザに視覚的に伝わりやすい。
【0033】
なお、楽曲リストのスクロールは、1曲分の表示スペース単位で行われる。例えば図6(b)の楽曲再生画面の表示中に画面下方向への3曲分のスクロール操作を行うと、3曲目の楽曲詳細情報は、楽曲リスト表示領域の最上段に移動して下側半分だけが表示される。このように、スクロール単位は、楽曲詳細情報の表示が一部欠ける場合でも特段変更することなく、スクロール制御を簡易にするため常に一定である。
【0034】
以上が本発明の実施形態の説明である。本発明は、上記の構成に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲において様々な変形が可能である。例えばオーディオ装置100の製品形態には、乗用車等に搭載される車載型オーディオ装置以外にも、部屋等に設置される据置型のオーディオセットコンポ、持ち運びを想定したポータブル音楽プレイヤー等が想定される。オーディオ装置100は、カーナビゲーション装置の一部として構成されたものとしてもよい。
【0035】
図7(a)、(b)は、別の実施形態の楽曲変更処理の説明に用いる楽曲再生画面例を示す。例えば図6(b)の楽曲再生画面の表示中に1曲目が選択されると、図7(a)に示されるように、1曲目に2曲分の表示スペースが割り当てられて楽曲詳細情報が表示されると共に、3曲目の表示スペースが1曲分に削減されて楽曲名のみの表示に切り替えられる。次いで、図7(b)に示されるように、1曲目の楽曲詳細情報が楽曲リスト表示領域の中央に表示されるように楽曲リストがスクロールされる。別の実施形態では、番号の離れた楽曲を選択する際のスクロール量を抑えるため、楽曲リストの先頭と最後尾の楽曲を接続して楽曲リストをループ状に表示している。そのため、図7(b)の例では、1曲目の上段に11、12曲目の楽曲名が表示される。別の実施形態では、再生対象楽曲は常に楽曲リスト表示領域の中央に表示される。
【符号の説明】
【0036】
10 システムバス
20 CPU
22 ROM
24 RAM
26 操作キー
28 液晶ディスプレイ
30 スピーカ
32 メディアドライブ
34 HDD
36 DSP
38 通信モデム
100 オーディオ装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7