【課題を解決するための手段】
【0025】
幾つかの実施形態では、衛星測位情報を使用するWLANを利用した位置推定の精度を高める方法は、1つ又はそれ以上のWLANアクセスポイントに基づいてWLANと衛星を使用することができる装置に対して一組の有力なWLAN位置導出解を決定することと、少なくとも2つの異なる衛星から、WLANと衛星を使用することができる装置のために衛星情報を取得することと、有力なWLAN位置導出解の組から最良のWLAN位置導出解を決定するために少なくとも2つの異なる衛星からの衛星情報を使用することと、を含んでいてもよい。
【0026】
幾つかの実施形態では、有力なWLAN位置導出解の組から最良のWLAN位置導出解を決定するために少なくとも2つの異なる衛星からの衛星情報を使用することは、衛星情報に対する有力なWLAN位置導出解のそれぞれを検証すること及び衛星情報を満足する有力なWLAN位置標定のどれかに基づいて位置を選択することを含んでいてもよい。
【0027】
幾つかの実施形態では、有力なWLAN位置導出解の組から最良のWLAN位置導出解を決定するために少なくとも2つの異なる衛星からの衛星位置情報を使用する段階は、衛星情報と一致しない有力なWLAN位置導出解を削除することを含んでいてもよい。
【0028】
幾つかの実施形態では、衛星情報と一致したWLAN位置導出解は、有力なWLANを利用した位置推定のそれぞれを衛星測定値に適用すること及びそれぞれの有力なWLANを利用した位置推定に対して内部SPS受信機クロックバイアスを計算すること、によって測定されてもよい。
【0029】
幾つかの実施形態では、有力なWLANを利用した位置推定のそれぞれに対する内部SPS受信機クロックの一致性は、WLANを利用した位置推定及び衛星測位システムの有力な導出解の間の距離を示すものとして使用することができる。
【0030】
幾つかの実施形態では、有力なWLANを利用した位置推定のそれぞれに対する内部SPS受信機クロックの一致性は、WLANを利用した位置推定及び衛星測定値の間の一致性を示すものとして使用することができる。
【0031】
幾つかの実施形態では、所与のWLANを利用した位置推定に対して取得した衛星に亘って実質的に同じ内部SPS受信機クロックバイアスは、良好な位置推定であることを示すことができる。
【0032】
所与のWLANを利用した位置推定に対して取得した衛星に亘る内部SPS受信機クロックの不均一値は、不良な位置推定であることを示すことができる。
【0033】
幾つかの実施形態では、有力なWLAN位置導出解の組は、クラスターを含んでいてもよい。
【0034】
幾つかの実施形態では、衛星情報は、領域、表面又は曲線の形式の衛星位置導出解を提供してもよい。
【0035】
幾つかの実施形態では、方法は、それぞれのWLAN位置導出解から衛星位置導出解までの距離によってWLAN位置導出解を重み付けすることを含んでいてもよい。
【0036】
幾つかの実施形態では、方法は、衛星位置導出解まで短い距離、例えば10メートルを有するWLAN位置導出解を選択することを含んでいてもよい。
【0037】
幾つかの実施形態では、方法は、衛星位置導出解まで長い距離、例えば1,000メートルを有するWLAN位置導出解を削除することを含んでいてもよい。
【0038】
幾つかの実施形態では、衛星情報は、衛星位置データ、衛星速度データ、疑似距離測定、ドップラー周波数測定及び信号伝送時間を含んでいてもよい。
【0039】
幾つかの実施形態では、本出願は、衛星測位情報を使用してWLANを利用した位置推定の精度を高めるシステムに関しており、1つ又はそれ以上のWLANアクセスポイントから情報を受信するWLANモジュールと、少なくとも2つの異なる衛星から衛星情報を取得する衛星測位モジュールと、を含んでいてもよい測位モジュールと、1つ又はそれ以上のWLANアクセスポイントに基づいて一組の有力なWLAN位置導出解を決定するWLANモジュールの中に組み込まれる論理と、有力なWLAN位置導出解の組から最良のWLAN位置導出解を決定するために少なくとも2つの異なる衛星からの衛星情報を使用するために測位モジュールの中に組み込まれる論理と、を含んでいる。
【0040】
幾つかの実施形態では、本出願は、衛星測位情報を用いてWLANを利用した測位推定の精度を高めるハイブリッド測位システムを有する携帯装置に関している。幾つかの実施形態では、携帯装置は、1つ又はそれ以上のWLANアクセスポイントから情報を受信するWLANモジュールと、少なくとも2つの異なる衛星からの衛星情報を取得する衛星測位モジュールと、を含んでいてもよいハイブリッド測位モジュールと、1つ又はそれ以上のWLANアクセスポイントに基づいて一組の有力なWLAN位置導出解を決定するためにWLANモジュールの中に組み込まれる論理と、有力なWLAN位置導出解の組から最良のWLAN位置導出解を決定するために少なくとも2つの異なる衛星からの衛星情報を使用するために測位モジュールの中に組み込まれる論理と、を含んでいてもよい。
【0041】
幾つかの実施形態では、方法は、WLANと衛星を使用することができる装置の範囲内でWLAN APを検出することと、装置の複数の有力な衛星位置を提供するために少なくとも2つの衛星から衛星測定値を取得することと、WLAN APから装置の有力な衛星位置までの距離に基づいてそれぞれのAPに重みを付与することと、によって、WLANアクセスポイント(AP)を重み付けするために衛星測定値を使用することでWLANと衛星を使用することができる装置の位置を決定することを含んでいてもよい。
【0042】
幾つかの実施形態では、方法は、装置の位置を決定するために位置アルゴリズムでAP毎に重みを使用することを含んでいてもよい。
【0043】
幾つかの実施形態では、装置の有力な衛星位置は、装置のための有力な位置導出解の領域を含んでいてもよい。
【0044】
幾つかの実施形態では、高い重みは、装置の有力な衛星位置に近い可能性のあるAPに対応している。
【0045】
幾つかの実施形態では、装置の位置の衛星推定に近接しているということは、APの受信可能範囲の10倍以内の距離を含んでいる場合がある。
【0046】
幾つかの実施形態では、低い重みは、装置の位置の衛星推定から離れている可能性のあるAPに対応している。
【0047】
幾つかの実施形態では、APがAPの受信可能範囲の10倍を上回る距離に位置する場合、WLAN APは、装置の位置から離れている場合がある。
【0048】
幾つかの実施形態では、WLAN APが装置の有力な衛星位置から離れていると決定される場合、WLANと衛星を使用することができる装置の位置は、離れているWLAN APからのデータがなくても計算することができる。
【0049】
幾つかの実施形態では、重みは、装置のWLAN APの位置と装置の有力な衛星の位置の間の一致性に基づいていてもよい。
【0050】
幾つかの実施形態では、方法は、装置の有力な衛星位置と一致していないWLAN APを削除することを含んでいてもよい。
【0051】
幾つかの実施形態では、WLAN AP位置の衛星情報との一致性は、WLAN AP位置のそれぞれを衛星測定値に適用し、WLAN AP位置毎に内部SPS受信機のクロックバイアスを計算することで測定されてもよい。
【0052】
幾つかの実施形態では、方法は、初期位置としての各WLAN APの位置及び各衛星からの測定値を考察することで、内部SPS受信機のクロックバイアスを計算することを含んでいてもよい。
【0053】
幾つかの実施形態では、WLAN APのそれぞれに対する内部SPS受信機クロックバイアスの一致性は、WLAN AP位置と有力な衛星装置の位置の間の距離を示すものとして使用することができる。
【0054】
幾つかの実施形態では、方法は、内部SPS受信機クロックバイアスの標準偏差又は平均平方誤差を計算することを含んでいてもよい、各WLAN AP位置に対する内部SPS受信機クロックバイアスの一致性を計算することを含んでいてもよい。
【0055】
幾つかの実施形態では、本出願は、WLANアクセスポイント(AP)を重み付けするために衛星測定値を使用することでWLANと衛星を使用することができる装置の位置を決定するためのシステムを説明しており、システムは、1つ又はそれ以上のWLANアクセスポイントからの情報を受信するためのWLANモジュールと、少なくとも2つの異なる衛星からの衛星情報に基づいて装置の複数の有力な装置位置を提供するための衛星測位モジュールと、を含んでいてもよいハイブリッド測位モジュールと、WLAN APから装置の有力な衛星装置位置までの距離に基づいて各APに重みを付与する測位モジュールの中に含まれる論理と、を含んでいてもよい。
【0056】
幾つかの実施形態では、本出願は、初期のWLANを利用した位置決定を改善するために2つ又はそれ以上の衛星測定値を使用することで、WLANと衛星を使用することができる装置の位置を決定する方法に関しており、WLAN測位システムを使用してWLANと衛星を使用することができる装置の位置を推定することと、少なくとも2つの衛星から衛星位置測定値を収集することと、を含んでおり、方法は、WLAN位置推定の予測誤差に基づいてWLAN位置推定の周囲の不確定要素区域を決定することであって、不確定要素区域は、複数の有力な位置導出解を有している、不確定要素を決定することと、衛星測定値を最もよく満足するWLAN位置不確定要素の内側で装置位置推定を決定することと、を含んでいてもよい。
【0057】
幾つかの実施形態では、方法は、不確定要素区域をグリッドに分割することを含んでいてもよい。
【0058】
幾つかの実施形態では、方法は、グリッドの各点の衛星測定値を使用してWLAN位置推定を評価することを含んでいてもよい。
【0059】
幾つかの実施形態では、方法は、各グリッド点の衛星測定値の内部SPS受信機クロックバイアスを決定することを含んでいてもよい。
【0060】
幾つかの実施形態では、方法は、装置の位置を決定するために衛星測定値の内部SPS受信機クロックバイアスの一致性を使用することを含んでいてもよい。
【0061】
幾つかの実施形態では、装置の位置は、衛星測定値に対して最も一致性のある内部SPS受信機クロックバイアスを提供するグリッド点であってもよい。
【0062】
幾つかの実施形態では、グリッドの大きさは、位置決定のための精度要件に基づいていてもよい。
【0063】
幾つかの実施形態では、精度要件は、約10メートルであってもよい。
【0064】
幾つかの実施形態は、衛星測位情報を使用してWLANを利用した位置推定の精度を高めるシステムに関している。システムは、ハイブリッド測位モジュールと、1つ又はそれ以上のWLANアクセスポイントから情報を受信するWLANモジュールと、少なくとも2つの異なる衛星からの衛星情報を取得する衛星測位モジュールと、WLAN位置推定の予測誤差に基づいてWLAN位置推定周囲の不確定要素区域を決定するWLAN測位モジュールの中の論理であって、当該区域は、複数の有力な位置導出解を有している、論理と、最も衛星測定値を満足するWLAN位置推定として装置位置を決定するハイブリッド測位モジュールの中の論理と、を含んでいてもよい。
【0065】
幾つかの実施形態では、方法は、WLANと衛星を使用することができる装置のWLAN位置推定を計算することと、WLANと衛星を使用することができる装置の位置を決定するために衛星位置システムの中で初期位置としてWLAN位置推定を使用することと、を含んでいてもよい。
【0066】
幾つかの実施形態では、システムは、1つ又はそれ以上のWLANアクセスポイントから情報を受信することと、WLANと衛星を使用することができる装置の位置推定を計算することと、のためのWLANモジュールと、
少なくとも4つの異なる衛星から衛星情報を取得するための衛星測位モジュールであって、衛星測位モジュールは、最終位置推定のために初期位置としてWLAN位置推定を使用している、衛星測位モジュールと、を含んでいてもよい測位モジュールを含んでいてもよい。
【0067】
幾つかの実施形態では、WLANと衛星を使用することができる装置の位置決定の予測誤差を決定する方法は、WLAN位置推定及びWLAN位置推定のための予測誤差推定を決定することと、少なくとも2つの衛星から測定値を取得することと、衛星測位システム測定値のWLAN測位システム位置推定に対する一致性を評価することで位置決定の予測誤差を決定することと、を含んでいてもよい。
【0068】
幾つかの実施形態では、WLAN位置推定と衛星測位システム測定値の間の一致した測定値は、位置決定により低い予測誤差をもたらすことができる。
【0069】
幾つかの実施形態では、WLAN位置推定と衛星測位システム測定値の間の一致していない測定値は、位置決定により高い予測誤差をもたらすことができる。
【0070】
幾つかの実施形態では、測定値の一致性は、WLAN測位システム位置推定と衛星測位システム測定値によって提供される有力な導出解の間の距離を含んでいてもよい。
【0071】
幾つかの実施形態では、WLANを利用した位置推定に対する内部SPS受信機クロックの一致性は、WLANを利用した位置推定と衛星測定値の間の一致性を示すものとして使用されてもよい。
【0072】
幾つかの実施形態では、方法は、WLANと衛星を使用することができる装置の位置決定の予測誤差を含んでいてもよく、WLANを利用した位置推定とWLAN位置推定用の予測誤差推定を決定することを含んでおり、方法は、衛星を利用した位置推定と衛星を利用した位置推定のための予測誤差推定を決定することを含んでいてもよく、方法は、衛星測位システム位置推定のWLAN測位システム位置推定に対する一致性を評価することで、位置決定の予測誤差を決定することを含んでいてもよい。
【0073】
幾つかの実施形態では、より低い予測誤差を有する位置推定は、WLANと衛星を使用することができる装置の位置として選択されてもよい。
【0074】
幾つかの実施形態では、方法は、WLAN位置推定と衛星測位システム位置推定を比較することで位置決定の予測誤差を決定することを含んでいてもよい。
【0075】
幾つかの実施形態では、WLAN位置推定と衛星測位システム位置推定の間の一致した測定値は、位置決定により低い予測誤差をもたらすことができる。
【0076】
幾つかの実施形態では、WLAN位置推定と衛星測位システム位置推定の間の一致していない測定値は、位置決定により高い予測誤差をもたらすことができる。
【0077】
幾つかの実施形態では、推定の一致性は、衛星測位システム位置推定とWLAN測位システム位置推定の間の距離を含んでいてもよい。
【0078】
幾つかの実施形態では、方法は、WLANを利用した位置推定と衛星測位システム位置の間の一致性を示すものとして使用されてもよい、WLANを利用した位置推定用の内部SPS受信機クロックを含んでいてもよい。
【0079】
幾つかの実施形態は、衛星測位情報を使用してWLANを利用した位置推定の精度を高めるためのシステムに関している。システムは、WLAN位置推定を計算するために1つ又はそれ以上のWLANアクセスポイントから情報を受信するためのWLANモジュールと、少なくとも2つの異なる衛星から衛星情報を取得するための衛星測位モジュールと、を含んでいる測位モジュールと、衛星測位システム測定値のWLAN測位システム位置推定に対する一致性を評価することで位置決定の予測誤差を決定するための測位モジュールの中に組み込まれる論理と、を含んでいてもよい。
【0080】
幾つかの実施形態は、衛星測位情報を使用してWLANを利用した位置推定の精度を高めるシステムに関している。システムは、1つ又はそれ以上のWLANアクセスポイントから情報を受信するための且つWLAN位置推定を計算する目的の、WLANモジュールと、衛星位置推定を計算するために少なくとも4つの異なる衛星から衛星情報を取得するための衛星測位モジュールと、を含んでいる測位モジュールと、衛星測位システム位置推定のWLAN測位システム位置推定に対する一致性を評価することで位置決定の予測誤差を決定するための測位モジュールの中に組み込まれる論理と、を含んでいてもよい。
【0081】
幾つかの実施形態では、受信した衛星信号のドップラー周波数を測定することで、衛星を使用することができる装置が静止しているか否かを決定する方法は、少なくとも2つの衛星から衛星測定値を取得することであって、衛星測定値は、ドップラー周波数測定値を含んでいる、少なくとも2つの衛星から衛星測定値を取得することと、衛星を使用することができる装置の位置の概略的な推定を取得することと、衛星を使用することができる装置の内部周波数オフセットを計算することと、を含んでいてもよい。
【0082】
幾つかの実施形態では、方法は、衛星の運動を説明するためにドップラー周波数測定値を及び装置のドップラー周波数を提供するために内部周波数オフセットを、調整することを含んでいてもよい。
【0083】
幾つかの実施形態では、方法は、装置のドップラー周波数が小さい場合、装置は静止していると決定することを含んでいてもよい。
【0084】
幾つかの実施形態では、方法は、衛星毎の内部周波数オフセットが実質的に同じ値である場合、装置は静止していると決定することを含んでいてもよい。
【0085】
幾つかの実施形態では、小さいドップラー周波数は、毎時1.609344キロメートル未満の衛星を使用することができる装置の動きに対応するドップラー周波数であってもよい。
【0086】
幾つかの実施形態では、装置が静止していると決定される場合、方法は、省電力特徴を、衛星を使用することができる装置の中に位置するWLAN測位システムに実装することを含んでいてもよい。
【0087】
幾つかの実施形態では、省電力特徴は、WLAN測位システムによって、例えば毎分1回より低い頻度で装置位置を更新することを含んでいてもよい。
【0088】
幾つかの実施形態は、受信した衛星信号のドップラー周波数を測定することで衛星を使用することができる装置が静止しているか否かを決定するためのシステムに関している。当該システムは、少なくとも2つの異なる衛星からの衛星情報を取得するための衛星測位モジュールであって、衛星測定値はドップラー周波数測定値を含んでいる、衛星測位モジュールと、衛星の運動を説明するためにドップラー周波数測定値を、及び装置のドップラー周波数を提供するために衛星を使用することができる装置の周波数オフセットを、調節するための衛星測位モジュールの中に位置しており、装置のドップラー周波数が小さい場合、装置は静止していると決定する、論理と、を含んでいる測位モジュールを含んでいてもよい。
【0089】
幾つかの実施形態は、装置が位置する環境の特性を使用してWLANと衛星の測位システムを使用することができる装置の位置を決定するための方法に関しており、装置は、装置の距離範囲にあるWLAN APを検出することと、装置によって検出されたWLAN APに基づいて参考データベースから環境特性を取得することと、環境特性に基づいて、WLAN測位システム又は衛星測位システムを使用するかどうかを決定することと、を含んでいてもよい。
【0090】
幾つかの実施形態では、環境特性は、AP付近の建築物密度、AP付近の建築物高さ及びAPがビルの谷間又は都市部又は郊外部に位置しているかどうか、で構成される群から選択される。
【0091】
幾つかの実施形態では、装置がビルの谷間にあると決定することができる場合、装置は、WLAN測位システムだけに基づいて自らの位置を決定するであろう。
【0092】
幾つかの実施形態では、装置が郊外部にあると決定することができる場合、装置は、衛星測位システムだけに基づいて自らの位置を決定するであろう。
【0093】
幾つかの実施形態では、環境特性は、装置の位置を推定する方法を選択するために衛星測位システムによって使用されてもよい。
【0094】
幾つかの実施形態では、環境特性は、装置の位置を推定する方法を選択するためにWLAN測位システムによって使用されてもよい。
【0095】
幾つかの実施形態は、装置が位置している環境の特性を使用して装置の位置を決定するハイブリッド測位システムに関しており、当該システムは、1つ又はそれ以上のWLANアクセスポイントから情報を受信するためのWLANモジュールであって、環境特性を含んでいるWLANモジュールと、衛星情報を取得するための衛星測位モジュールと、を含んでいる測位モジュールと、環境特性に基づいてWLAN測位システム又は衛星測位システムを使用するかどうかを決定するために測位モジュールの中に組み込まれる論理と、を含んでいる。
【0096】
幾つかの実施形態では、WLANアクセスポイント(AP)を使用することで衛星測位システム受信機の内部クロックの安定性を維持するための方法は、基準として1つ又はそれ以上のWLAN APを使用することで衛星測位システム受信機の内部クロック精度を維持することを含んでいてもよい。
【0097】
幾つかの実施形態では、内部クロック精度を維持することは、WLAN APによって伝送される及び衛星測位システム受信機によって受信される、1つ又はそれ以上の信号の1つ又はそれ以上の時間間隔を測定することを含んでいてもよい。
【0098】
幾つかの実施形態では、WLAN APは、衛星測位システムクロックと同期することで内部クロック精度を維持している。
【0099】
幾つかの実施形態では、WLAN APは、衛星測位システムクロックと同期するために衛星測位システム受信機を含んでいてもよい。
【0100】
幾つかの実施形態では、WLAN APは、衛星測位システムクロックと同期するために中央側に接続されてもよい。
【0101】
幾つかの実施形態では、WLAN APは、正確な内部発振器受信機を使用することで内部クロック精度を維持してもよい
【0102】
幾つかの実施形態では、方法は、WLAN APから、内部発振器の精度についての情報又はタイミングの予測誤差を受信することと、衛星受信機の内部クロックバイアスを修正及び維持するために異なるWLAN APからタイミング測定値を選択することと、を含んでいてもよい。
【0103】
幾つかの実施形態では、方法は、内部発振器の衛星受信機の精度より高い内部発振器の精度を備えたWLAN APを選択することを含んでいてもよい。
【0104】
幾つかの実施形態では、WLAN APは、地方自治体のAPであってもよく、地方自治体のAPは、衛星測位システムクロックと同期化される。
【0105】
幾つかの実施形態では、衛星測位システム受信機は、WLAN受信機を含んでいてもよい。
【0106】
幾つかの実施形態では、衛星測位受信機は、基準として1つ又はそれ以上のWLAN APを使用することで内部クロックバイアスを維持している。幾つかの実施形態では、WLAN APは、地方自治体のAPであってもよい。
【0107】
本発明の様々な実施形態のより完全な理解のため、この後に続く添付図面と関連させながらこれより下記の説明に論及してゆく。