【実施例】
【0168】
次に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例により何ら限定されることはない。
【0169】
実施例1
3−(2−シアノ−ピリジン−3−イルオキシ)−8−フルオロ−2−メチルキノリンの合成
【0170】
【化28】
【0171】
8−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−メチルキノリン4.9g、3−クロロ−2−シアノピリジン3.2g、および炭酸カリウム3.8gをN−メチルピロリドン20mlに溶解させ、130℃で3時間攪拌した。その後、反応液を室温まで冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。3−(2−シアノ−ピリジン−3−イルオキシ)−8−フルオロ−2−メチルキノリンが5.37g得られた。
【0172】
実施例2
1−[3−(2−メチル−8−フルオロキノリン−3−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−エタノンの合成(化合物番号a-9)
【0173】
【化29】
【0174】
3−(2−シアノ−ピリジン−3−イルオキシ)−8−フルオロ−2−メチルキノリン2.51gを脱水したテトラヒドロフラン30mlに溶解させた。これに氷冷下でメチルマグネシウムクロライドの3Mテトラヒドロフラン溶液3.6mlを滴下し、そのまま、反応液を氷冷下で2時間撹拌した。その後、これを1N塩酸溶液に加え、重曹水で中和し、次いで酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。1−[3−(2−メチル−8−フルオロキノリン−3−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−エタノンが1.7g得られた。
【0175】
実施例3
2−[(8−フルオロ−2−メチルキノリン−3−イルオキシ)ピリジン−2−イル]プロパン−2−オールの合成(化合物番号a-7)
【0176】
【化30】
【0177】
1−[3−(2−メチル−8−フルオロキノリン−3−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−エタノン1.58gを脱水したテトラヒドロフラン20mlに溶解させた。これに、氷冷下でメチルマグネシウムクロライドの3Mテトラヒドロフラン溶液2.7mlを滴下し、そのまま、反応液を氷冷下で3時間撹拌した。その後、これを1N塩酸溶液に加え、重曹水で中和し、次いで酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。2−[(8−フルオロ−2−メチルキノリン−3−イルオキシ)ピリジン−2−イル]プロパン−2−オールが1.69g得られた。
【0178】
実施例4
3−[2−(2−メトキシ−2−プロピル)ピリジン−3−イルオキシ]−8−フルオロ−2−メチルキノリンの合成(化合物番号a-16)
【0179】
【化31】
【0180】
2−[(8−フルオロ−2−メチルキノリン−3−イルオキシ)ピリジン−2−イル]プロパン−2−オール0.50g、およびヨウ化メチル0.45gをジメチルホルムアミド10mlに溶解させた。これに、氷冷下で水素化ナトリウム(60%オイルディスパージョン)64mgを加え、そのまま、反応液を氷冷下で2時間撹拌した。その後、これを氷水に注加し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。3−[2−(2−メトキシ−2−プロピル)ピリジン−3−イルオキシ]−8−フルオロ−2−メチルキノリンが0.15g得られた。
【0181】
実施例5
3−[2−(2−エトキシ−2−プロピル)ピリジン−3−イルオキシ]−8−フルオロ−2−メチルキノリンの合成(化合物番号a-56)
【0182】
【化32】
【0183】
2−[(8−フルオロ−2−メチルキノリン−3−イルオキシ)ピリジン−2−イル]プロパン−2−オール0.53gを10mlのクロロホルムに溶解させた。これに、室温下で塩化チオニル0.61gを加え、室温で30分間撹拌した。その後、溶媒と過剰の塩化チオニルを減圧下で留去し、得られた残渣をエタノールに溶解し、ピリジン0.67gを加え、加熱環流を1時間行った。その後、減圧下で濃縮し、残渣を水に加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。3−[2−(2−エトキシ−2−プロピル)ピリジン−3−イルオキシ]−8−フルオロ−2−メチルキノリンが0.19g得られた。
【0184】
実施例6
2−[3−(8−フルオロ−キノリン−3−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−2−メチルプロピオニトリルの合成(化合物番号a-11)
工程1)2−(3−ブロモ−ピリジン−2−イル)−2−メチル−プロピオニトリルの合成
【0185】
(3−ブロモ−ピリジン−2−イル)−アセトニトリル2.25gをジメチルホルムアミド30mlに溶解させた。これに、0℃にて水素化ナトリウム(60%オイルディスパージョン)1.09gを加えた。続いて反応液にヨウ化メチル3.9gを加えて、1.5時間攪拌した。その後、希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層の溶媒を留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。2−(3−ブロモ−ピリジン−2−イル)−2−メチル−プロピオニトリルが2.68g得られた。
【0186】
工程2)2−[3−(8−フルオロ−キノリン−3−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−2−メチルプロピオニトリルの合成
【0187】
【化33】
【0188】
2−(3−ブロモ−ピリジン−2−イル)−2−メチル−プロピオニトリル1.35gをN−メチルピロリドン6mlに溶解させた。これに、8−フルオロ−3−ヒドロキシキノリン0.82g、炭酸セシウム1.95g、ジピバロイルメタン0.18g、および塩化銅(I)0.50gを加えて、130℃で23時間攪拌した。その後、反応液を室温まで冷却し、該反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。2−[3−(8−フルオロ−キノリン−3−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−2−メチルプロピオニトリルが0.46g得られた。
【0189】
実施例7
2−[3−(8−フルオロ−キノリン−3−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−2−メチルプロピオン酸エチルエステルの合成(化合物番号a-12)
【0190】
【化34】
【0191】
2−[3−(8−フルオロ−キノリン−3−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−2−メチルプロピオニトリル0.38gにエタノール2mlと濃硫酸2mlを加えた。これを100℃で6時間攪拌した。その後、これに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を添加して反応を停止させた。これを酢酸エチルで抽出し、有機層の溶媒を留去した。その後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。2−[3−(8−フルオロ−キノリン−3−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−2−メチルプロピオン酸エチルエステルが0.24g得られた。
【0192】
実施例8
2−[3−(8−フルオロ−キノリン−3−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−2−メチルプロピオン酸の合成(化合物番号a-19)
【0193】
【化35】
【0194】
2−[3−(8−フルオロ−キノリン−3−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−2−メチルプロピオン酸エチルエステル0.33gをエタノール1mlに溶解させた。これに、4N水酸化ナトリウム水溶液を2ml加えた。48時間加熱還流した。その後、希塩酸を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層の溶媒を留去した。2−[3−(8−フルオロ−キノリン−3−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−2−メチルプロピオン酸が0.25g得られた。
【0195】
実施例9
N−エチル−2−[3−(8−フルオロ−キノリン−3−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−イソブチルアミドの合成(化合物番号a-55)
【0196】
【化36】
【0197】
2−[3−(8−フルオロ−キノリン−3−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−2−メチルプロピオン酸0.10gとジイソプロピルエチルアミン0.08gをジメチルホルムアミド1.2mlに溶解させた。これに、エチルアミンの2.0M テトラヒドロフラン溶液0.3mlとO−(ベンゾトリアゾル−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロリン酸塩0.17gを加えて、室温で14時間攪拌した。その後、酢酸エチルで抽出し、有機層の溶媒を留去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。N−エチル−2−[3−(8−フルオロ−キノリン−3−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−イソブチルアミドが0.10g得られた。
【0198】
実施例10
2−[3−(8−フルオロ−キノリン−3−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−2−メチル−プロピオアルデヒドの合成(化合物番号a-21)
工程1)2−(3−ブロモ−ピリジン−2−イル)−2−メチル−プロピオアルデヒドの合成
【0199】
2−(3−ブロモ−ピリジン−2−イル)−2−メチル−プロピオニトリル1.8gをトルエン20mlに溶解させた。0℃にてジイソブチルアルミニウムヒドリドの25重量パーセント トルエン溶液5.9mlを加えた。室温にて17時間攪拌した。その後、これに希塩酸を加えて、未反応のジイソブチルアルミニウムヒドリドを分解した。続いて飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層の溶媒を留去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。2−(3−ブロモ−ピリジン−2−イル)−2−メチル−プロピオアルデヒドが0.44g得られた。
【0200】
工程2)2−[3−(8−フルオロ−キノリン−3−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−2−メチル−プロピオアルデヒドの合成
【0201】
【化37】
【0202】
2−(3−ブロモ−ピリジン−2−イル)−2−メチル−プロピオアルデヒド0.41gをN−メチルピロリドン4mlに溶解させた。これに、8−フルオロ−3−ヒドロキシキノリン0.59g、炭酸セシウム1.2g、ジピバロイルメタン0.07g、および塩化銅(I)0.18gを加えて、130℃で16時間攪拌した。その後、反応液を室温まで冷却し、該反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。2−[3−(8−フルオロ−キノリン−3−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−2−メチル−プロピオアルデヒドが0.19g得られた。
【0203】
実施例11
3−[3−(8−フルオロ−キノリン−3−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−3−メチル−ブタン−2−オールの合成
【0204】
【化38】
【0205】
2−[3−(8−フルオロ−キノリン−3−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−2−メチル−プロピオアルデヒド0.10gをテトラヒドロフラン3mlに溶解させた。これに、0℃にてメチルマグネシウムクロリドの3.0M テトラヒドロフラン溶液0.2mlを加え、そのまま0℃で30分間攪拌した。その後、これに水を加えて、反応を停止させた。これを酢酸エチルで抽出し、有機層の溶媒を留去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。3−[3−(8−フルオロ−キノリン−3−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−3−メチル−ブタン−2−オールが0.07g得られた。
【0206】
実施例12
3−[3−(8−フルオロ−キノリン−3−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−3−メチル−ブタン−2−オンの合成(化合物番号a-15)
【0207】
【化39】
【0208】
3−[3−(8−フルオロ−キノリン−3−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−3−メチル−ブタン−2−オール0.07gをジクロロメタン3mlに溶解させた。これに、0℃にてデス・マーチン試薬0.27gを加え、30分間攪拌した。その後、反応液を濃縮して、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。3−[3−(8−フルオロ−キノリン−3−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−3−メチル−ブタン−2−オンが0.04g得られた。
【0209】
次に、参考例を挙げて本発明化合物の製造中間体について更に詳細に説明するが、製造中間体は以下の参考例により何ら限定されることはない。
【0210】
参考例1
7,8−ジフルオロ−3−ヒドロキシ−2−メチルキノリンの合成
【0211】
工程1)6,7−ジフルオロイサチンの合成
【0212】
【化40】
【0213】
2,3−ジフルオロアニリン15.7gを水825mLに加え、続いてトリクロロアセトアルデヒド1水和物24.2g、ヒドロキシアミン塩酸塩30.8g、および無水硫酸ナトリウム138.6gを加え、50℃で10時間攪拌した。室温まで冷却した。その後、2N塩酸44mLを加え、30分間攪拌した。その後、結晶をろ過によって取出した。得られた結晶を乾燥させ、70℃の熱濃硫酸に加え、80〜90℃にて1時間攪拌した。反応液を氷に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で留去した。6,7−ジフルオロイサチンの粗生成物が26g得られた。
【0214】
工程2)7,8−ジフルオロ−3−ヒドロキシ−2−メチルキノリンの合成
【0215】
【化41】
【0216】
6,7-ジフルオロイサチンの粗生成物41gを水200mLに加え、氷冷下で水酸化カリウム75.3g(6当量)を加え、30分間撹拌した。この懸濁液に、20〜25℃の温度にて、ブロモアセトフェノン42g(1.4当量)を滴下した。滴下終了後、一晩室温にて攪拌した。これを濃塩酸で中和した。析出した結晶をろ過によって取出し、少量の水で洗浄した。得られた結晶を乾燥させ、130〜140℃のニトロベンゼン100mLに少しずつ加えた。添加終了後150℃で1時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した。析出した結晶をクロロホルムで洗浄した。7,8−ジフルオロ−3−ヒドロキシ−2−メチルキノリンが26.3g得られた。
生成物のNMR分析結果は下記のとおりであった。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ2.57 (s, 3H), 7.4-7.7 (m, 3H), 10.60 (bs, 1H).
【0217】
同様の方法によって、8−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−メチルキノリンを製造した。
生成物のNMR分析結果は下記のとおりであった。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ2.56 (s, 3H), 7.2-7.6 (m, 4H), 10.53 (bs, 1H).
【0218】
参考例2
7,8−ジフルオロ−3−ヒドロキシキノリンの合成
【0219】
工程1)7,8−ジフルオロキノリンの合成
【0220】
【化42】
【0221】
攪拌子の入った3Lのナス型フラスコに80%硫酸607.7g(49.57mol)を入れ、0℃に冷却した。これに、2,3−ジフルオロアニリン160.0g(1.24mol)を徐々に加えた。添加終了後、室温で1時間攪拌した。これに、ヨウ化ナトリウム1.85g(12.3mmol)を加え、150℃のオイルバスで加熱した。液温が150℃になったところで、グリセリン125.5g(1.36mol)を1時間かけて滴下した。滴下終了後150℃で1時間攪拌した。次いでオイルバスの温度を180℃まで昇温した。蒸留装置を用いて水を2時間かけて留去した。原料の消失を確認した後、氷水のバスで冷却しながら10N水酸化ナトリウム水溶液を用いて中和した(内温は60−70℃)。中和後、内温が室温に戻る前に酢酸エチルで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた粗精製物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル)によって精製した。7,8−ジフルオロキノリンが薄茶色の固体として185.5g(91%)得られた。
【0222】
工程2)7,8−ジフルオロ−3−ヨードキノリンの合成
【0223】
【化43】
【0224】
攪拌子の入った3Lのナス型フラスコに、7,8−ジフルオロキノリン185.5g(1.12mol)、N−ヨードスクシンイミド505.4g(2.25mol)、および酢酸927mLを入れ、90℃で30時間攪拌した。その後、これを冷却した。析出した結晶を濾過し、乾燥させた。
濾液は減圧下で濃縮し、残存した酢酸を炭酸水素ナトリウムで中和し、次いで酢酸エチルで抽出した。抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた粗精製物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル)によって精製した。
先に得られた結晶と合わせて7,8−ジフルオロ−3−ヨードキノリンが薄茶色の固体として227.2g(70%)得られた。
生成物のNMR分析結果は下記のとおりであった。
1H-NMR (300MHz, CDCl3) δ7.39-7.51 (m, 2 H), 8.55 (m, 1H), 9.08 (d, 1H, J = 2.1Hz).
【0225】
工程3)7,8−ジフルオロ−3−ヒドロキシキノリンの合成
【0226】
【化44】
【0227】
攪拌子の入った3Lのナス型フラスコに7,8−ジフルオロ−3−ヨードキノリン227.2g(0.78mol)、ジメチルスルホキシド600mL、および水600mLを入れ、これに、水酸化カリウム131.5g(2.34mol)、CuI14.8g(0.078mol)、および1,10−フェナントロリン28.1g(0.156mol)を加えた。オイルバスで100℃に加熱し、24時間攪拌した。その後、冷却した。これに酢酸エチルと水を加え、有機層を除いた。得られた水層を濃塩酸によって中和した。析出した結晶を濾過し、乾燥させた。
濾液は酢酸エチルで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた粗精製物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル)によって精製した。
先に得られた結晶と合わせて7,8−ジフルオロ−3−ヒドロキシキノリンが薄茶色の固体として133.7g(95%)得られた。
生成物のNMR分析結果は下記のとおりであった。
1H-NMR (300MHz, CD3OD) δ7.39-7.60 (m, 3H), 8.59 (d, 1H, J = 2.4Hz).
【0228】
同様の方法によって8−フルオロ−3−ヒドロキシキノリンを製造した。
生成物のNMR分析結果は下記のとおりであった。
1H-NMR (300MHz, CDCl3) δ7.16 (m, 1 H), 7.34-7.49 (m, 3H), 8.71 (d, 1H, J = 2.7Hz), 9.90 (bs, 1H).
【0229】
参考例3
7−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−メチルキノリンの合成
【0230】
工程1)6−フルオロイサチンの合成
【0231】
【化45】
【0232】
3−フルオロアニリン9.6gを590mLの水に加え、続いてトリクロロアセトアルデヒド1水和物17.2g、ヒドロキシアミン塩酸塩21.9g、無水硫酸ナトリウム98.2gを加え、5時間、50℃で攪拌した。室温まで冷却し一晩放置した後、2NHClを31mL加え30分攪拌し、結晶を濾取した。得られた結晶を乾燥後、70℃に加熱した濃硫酸に加え、80〜90℃にて1時間攪拌した。反応液を氷に注ぎ、酢酸エチルで抽出を行い、飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下で留去し、6−フルオロイサチンの粗生成物7.96gを得た。
【0233】
工程2)7−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−メチルキノリンの合成
【0234】
【化46】
【0235】
6-フルオロイサチンの粗生成物7.96gを水55mLに加え、氷冷下KOH16.2g(6当量)を加え30分撹拌した。この懸濁液にブロモアセトフェノン9.9g(1.5当量)を反応液の内温を20〜25℃に保ちながら滴下し、さらに一晩室温にて攪拌を行った。濃塩酸で中和後、析出した結晶を濾取し、少量の水で洗浄を行った。得られた結晶を十分乾燥後、120〜130℃に加熱したニトロベンゼン70mLに少しづつ加え、さらに140〜150℃で1時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、析出した結晶をクロロホルムで洗浄し、7−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−メチルキノリン5.4gを得た。
生成物のNMR分析結果は下記のとおりであった。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 2.56 (s, 3H), 7.32-7.38 (m, 1H), 7.53-7.57 (m, 1H), 7.80-7.84 (m, 1H).
【0236】
実施例13
3−[2−フルオロ−6−(5−フルオロ−キノキサリン−2−イルオキシ)−フェニル]−3−メチル−ブタン−2−オンの合成
【0237】
【化47】
【0238】
原料に用いる2−クロロ−5−フルオロ−キノキサリンは、非特許文献1に記載の方法に従って合成した。
3−(2−フルオロ−6−ヒドロキシ−フェニル)−3−メチル−ブタン−2−オン0.32gおよび2−クロロ−5−フルオロ−キノキサリン0.28gをジメチルホルムアミド3mlに溶解させた。これに、炭酸カリウム0.25gを加えて100℃で2時間攪拌した。その後、該反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することで、3−[2−フルオロ−6−(5−フルオロ−キノキサリン−2−イルオキシ)−フェニル]−3−メチル−ブタン−2−オン0.14gを得た。
【0239】
実施例14
2−クロロ−6−(5,6,7,8−テトラヒドロ−キノキサリン−2−イルオキシ)−ベンズアルデヒドの合成
【0240】
【化48】
【0241】
原料に用いるテトラヒドロキノキサロンは、特許文献5に記載の方法に従って合成した。
5,6,7,8−テトラヒドロキノキサリン−2−オール0.3gをジメチルホルムアミド5mlに溶解させた。これに、水素化ナトリウム0.1gを加えた。該反応溶液に2−クロロ−6−フルオロ−ベンズアルデヒド0.35gを加えて、100℃で3時間攪拌した。反応溶液に1規定塩酸を加えた。その後、酢酸エチルで抽出した。有機層を濃縮した。次いでシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することで2−クロロ−6−(5,6,7,8−テトラヒドロ−キノキサリン−2−イルオキシ)−ベンズアルデヒド0.26gを得た。
【0242】
実施例15
5,6−ジフルオロ−2−[2−(1−メトキシ−1−メチル−エチル)−ピリジン−3−イルオキシ]−3−メチル−キノキサリンの合成
【0243】
【化49】
【0244】
2−クロロ−5,6−ジフルオロ−3−メチルキノキサリン0.17gをN−メチルピロリドン2mLに溶解させた。これに2−(1−メトキシ−1−メチル−エチル)−ピリジン−3−オール0.13gと炭酸カリウム0.11gを加え、100℃で3時間攪拌した。その後、該反応液をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することで、5,6−ジフルオロ−2−[2−(1−メトキシ−1−メチル−エチル)−ピリジン−3−イルオキシ]−3−メチル−キノキサリン0.24gを得た。
【0245】
上記の実施例で得られた含窒素ヘテロ環化合物、および上記の実施例のいずれかと同様の手法によって合成した含窒素ヘテロ環化合物を、表1および表2に示す。
第1表中のR
1、R
2、R
3、(X
1)
m、および(X
2)
nは式(1−A)中のそれらを表す。
第2表中のR
1、R
2、R
3、(X
1)
m、A
1〜A
4、および(X
2)
nは式(1−B)中のそれらを表す。
また物性の欄に記載のn
Dは屈折率を示す(上付きの数字は測定温度(℃)を示す。)。
【0246】
【化50】
【0247】
【表1】
【0248】
【表2】
【0249】
【表3】
【0250】
【表4】
【0251】
【表5】
【0252】
【表6】
【0253】
【表7】
【0254】
【化51】
【0255】
【表8】
【0256】
上記の表に示した化合物のうち、物性の欄に*を記載した化合物について
1H−NMR(300MHz, CDCl
3)δを測定した。測定結果の一部を以下に示す。
化合物a-2 : 1.67 (s, 6H), 6.00 (s, 1H), 7.54-7.61 (m, 2H), 7.66-7.74 (m, 2H), 8.14 (d, 1H), 8.38 (t, 1H), 8.80 (d, 1H).
化合物a-7 : 1.66 (s, 6H), 2.81 (s, 3H), 6.02 (s, 1H), 7.19-7.43 (m, 6H), 8.40 (d, 1H).
化合物a-8 : 1.65 (s, 6H), 5.96 (s, 1H), 7.25-7.39 (m, 3H), 7.48-7.58 (m, 3H), 8.41 (m, 1H), 8.85 (d, 1H).
化合物a-12 : 1.07 (t, 3H), 1.66 (s, 6H), 3.88 (q, 2H), 7.23-7.27 (m, 2H), 7.34 (m, 1H), 7.46-7.50 (m, 2H), 7.58 (m, 1H), 8.45 (d, 1H), 8.76 (d, 1H).
化合物a-20 : 1.65 (s, 6H), 2.98 (s, 3H), 3.23 (s, 3H), 7.17-7.22 (m, 2H), 7.34 (m, 1H), 7.46-7.52 (m, 2H), 7.64 (m, 1H), 8.44 (dd, 1H), 8.75 (d, 1H).
化合物a-22 : 1.05 (t, 3H), 1.66 (s, 6H), 2.79 (s,3H), 3.80 )q, 2H), 7.25-7.35 (m, 3H), 7.40-7.50 (m, 3H), 8.45 (m, 1H).
化合物a-33 : 1.88 (s, 6H), 7.10-7.29 (m, 2H), 7.40-7.50 (m, 2H), 7.70 (m, 1H), 8.42 (d, 1H), 8.91 (d, 1H).
【0257】
化合物a-43 : 1.08 (t, 3H), 1.46-1.65 (m, 2H), 3.88 (d, 1H), 4.63 (br, 1H), 7.20-7.34 (m, 3H), 7.48-7.50 (m, 3H), 8.39 (m, 1H), 8.83 (d, 1H).
化合物a-44 : 1.58 (s, 6H), 3.17 (s, 3H), 3.69 (s, 2H), 7.18-7.26 (m, 2H), 7.34 (m, 1H), 7.44-7.49 (m, 3H), 8.48 (m, 1H), 8.86 (d, 1H).
化合物a-45 : 0.96 (t, 3H), 1.59 (s, 6H), 2.50 (q, 2H), 7.19-7.23 (m, 2H), 7.34 (m, 1H), 7.48-7.51 (m, 2H), 7.57 (m, 1H), 8.47 (m, 1H), 8.74 (d, 1H).
化合物a-46 : 1.07 (t, 3H), 1.84 (s, 3H), 2.05 (m, 1H), 2.38 (m, 1H), 7.24-7.40 (m, 3H), 7.49-7.51 (m, 2H), 7.66 (m, 1H), 8.43 (d, 1H), 8.85 (d, 1H).
化合物a-48 : 0.85 (t, 3H), 1.07 (t, 3H), 1.61 (s, 6H), 2.04-2.26 (m, 2H), 3.86 (q, 2H), 7.24-7.26 (m, 2H), 7.34 (m, 1H), 7.48-7.50 (m, 2H), 7.58 (m, 1H), 8.46 (m, 1H), 8.76 (d, 1H).
【0258】
化合物a-74 : 1.09 (d, 6H), 1.64 (s, 3H), 4.83 (m, 1H), 7.19-7.26 (m, 2H), 7.43-7.46 (m, 2H), 7.59 (s, 1H), 8.44 (m, 1H), 8.81 (d, 1H).
化合物a-75 : 1.67 (s, 6H), 3.43 (s, 3H), 7.22-7.38 (m, 3H), 7.48-7.50 (m, 2H), 7.60 (m, 1H), 8.45 (m, 1H), 8.75 (d, 1H).
化合物a-76 : 1.05 (d, 6H), 1.66 (s, 6H), 2.80 (s, 3H), 4.78 (m, 1H), 7.20-7.33 (m, 3H), 7.38-7.40 (m, 3H), 8.44 (m, 1H).
化合物a-77 : 1.05 (d, 6H), 1.65 (s, 6H), 2.80 (s, 3H), 4.77 (m, 1H), 7.17-7.26 (m, 2H), 7.32-7.38 (m, 3H), 8.44 (m, 1H).
化合物a-78 : -0.07 (s, 9H), 1.55 (s, 3H), 2.81 (s, 3H), 7.20-7.36 (m, 6H), I668.46 (m, 1H).
化合物a-79 : 1.93 (s, 3H), 2.77 (s, 3H), 6.59 (s, 1H), 7.25-7.42 (m, 6H), 8.45 (m, 1H).
【0259】
化合物a-86 : 1.75 (s, 6H), 2.06 (t, 1H), 2.85 (s, 3H), 3.93 (d, 2H), 7.23-7.33 (m, 5H), 8.43 (m, 1H).
化合物a-88 : 0.8-0.9 (m, 6H), 1.66 (s, 3H), 2.0-2.2 (m, 2H), 2.84 (s, 3H), 3.1-3.4 (m, 2H), 7.19-7.33 (m, 5H), 8.45 (m, 1H).
化合物a-96 : 1.76 (s, 6H), 2.10 (t, 1H), 2.77 (s, 3H), 3.95 (d, 2H), 7.18-7.25 (m, 3H), 7.5-7.6 (m, 2H), 8.39 (m, 1H).
化合物a-98 : 1.04 (d, 3H), 1.68 (s, 6H), 2.79 (s, 3H), 3.17 (s, 3H), 3.26 (m, 2H), 4.90 (m, 1H), 7.15-7.23 (m, 2H), 7.26-7.40 (m, 3H), 7.47 (s, 1H), 8.42 (m, 1H).
化合物a-104 : 1.68 (s, 6H), 2.70 (s, 3H), 3.88 (s, 3H), 6.06 (bs, 1H), 6.91 (d, 1H), 7.14-7.34 (m, 3H), 7.94 (d, 1H), 8.36 (dd, 1H).
【0260】
化合物b-1 : 7.13(m, 1H), 7.54(m, 1H), 7.69(m, 1H), 7.79(m, 1H), 7.96-8.04(m, 2H), 8.14(d, 1H), 8.25(br, 1H), 8.83(d, 1H).
化合物b-5 : 1.73 (s, 6H), 2.65 (s, 3H), 3.30 (s, 3 H), 7.06 (m, 1H), 7.3-7.5 (m, 3H), 7.71 (d, 1H), 7.91 (dd, 1H), 7.98 (m, 1H)
【0261】
上記の実施例で得られた含窒素ヘテロ環化合物、および上記の実施例のいずれかと同様の手法によって合成した含窒素ヘテロ環化合物を、第3表および第4表に示す。
第3表中のR
1、R
2、R
3、(X
1)
m、A
1、および(X
2)
nは式(2)中のそれらを表す。
第4表中のR
1、R
2、R
3、(X
1)
m、B、A
1、および(X
2)
nは式(3)中のそれらを表す。
また物性の欄に記載のn
Dは屈折率を示す(上付きの数字は測定温度(℃)を示す。)。
【0262】
【化52】
【0263】
【表9】
【0264】
【表10】
【0265】
【表11】
【0266】
【表12】
【0267】
【表13】
【0268】
【表14】
【0269】
【化53】
【0270】
【表15】
【0271】
上記の表に示した化合物のうち、物性の欄に*を記載した化合物について
1H−NMR(300MHz, CDCl
3)δを測定した。測定結果の一部を以下に示す。
化合物1-1 : 1.41 (s, 9H), 7.13 (d, 1H), 4.22-7.28 (m, 2H), 7.49 (m, 1H), 7.59-7.69 (m, 2H), 7.80 (d, 1H), 8.07 (d, 1H), 8.67 (s, 1H).
化合物1-2 : 1.22 (s, 6H), 1.50 (s, 6H), 1.97 (s, 1H), 7.09 (m, 1H), 7.23-7.33 (m, 2H), 7.57-7.68 (m, 3H), 7.77 (m, 1H), 8.07 (m, 1H), 8.67 (s, 1H).
化合物1-9 : 1.58 (d, 3H), 3.00 (s, 3H), 4.95 (q, 1H), 7.13 (m, 1H), 7.28-7.37 (m, 3H), 7.57-7.71 (m, 3H), 8.07 (m, 1H), 8.72 (s, 1H).
化合物1-17 :1.40 (s, 6H), 2.89 (s, 3H), 5.26 (s, 1H), 7.30 (m, 1H), 7.42 (d, 1H), 7.48-7.61 (m, 2H), 7.86 (m, 1H), 8.55 (d, 1H).
化合物1-19 : 1.05 (d, 6H), 1.54 (s, 6H), 4.75 (m, 1H), 7.28-7.36 (m, 4H), 7.50 (d, 1H), 7.58-7.59 (m, 2H), 8.65 (s, 1H).
化合物1-24 : 1.05 (d, 6H), 1.52 (s, 6H), 4.74 (m, 1H), 7.26-7.36 (m, 3H), 7.48-7.56 (m, 3H), 8.66 (s, 1H).
化合物1-33 : 0.38 (t, 3H), 0.73 (m, 2H), 1.69 (s, 6H), 2.93 (s, 3H), 2.98 (t, 2H), 7.27 (m, 1H), 7.35-7.49 (m, 3H), 7.63 (d, 1H), 8.51 (d, 1H).
化合物1-34 : 1.12 (d, 6H), 1.59 (s, 6H), 4.86 (m, 1H), 6.97-7.05 (m, 2H), 7.25-7.36 (m, 2H), 7.56-7.63 (m, 2H), 8.65 (s, 1H).
化合物1-42 : 0.77 (t, 3H), 1.03 (d, 6H), 1.51 (s, 3H), 2.11(q, 2H), 4.77 (m, 1H), 7.33 (dd, 1H), 7.50-7.58 (m, 2H), 7.73 (dd, 1H), 8.52 (dd, 1H), 8.70 (s, 1H).
化合物1-68 : 1.05 (d, 3H), 1.59 (s, 6H), 3.19 (s, 3H), 3.21-3.30 (m, 2H), 4.95 (m, 1H), 7.33 (dd, 1H), 7.54-7.58 (m, 2H), 7.78 (dd, 1H), 8.51 (dd, 1H), 8.74 (s, 1H).
化合物1-69 : 1.58 (s, 6H), 1.75-1.92 (m, 2H), 3.58-3.70 (m, 4H), 4.93 (m, 1H), 7.34 (dd, 1H), 7.54-7.59 (m, 2H), 7.72 (dd, 1H), 8.52 (dd, 1H), 8.72 (s, 1H).
化合物2-4 : 1.68 (s, 6H), 1.76-1.82 (m, 2H), 1.86-1.92 (m, 2H), 2.73 (t, 2H), 2.89 (t, 2H), 3.14 (s, 3H), 6.98 (d, 1H), 7.15-7.16 (m, 2H), 8.09 (d, 1H), 8.35 (d, 1H).
【0272】
上記の実施例のいずれかと同様の手法によって合成した含窒素ヘテロ環化合物を、第5表および第6表に示す。
第5表中のR
1、R
2、R
3、B、A
1、および(X
2)
nは式(4)中のそれらを表す。
第6表中のR
1、R
2、R
3、B、A
1、および(X
2)
nは式(5)中のそれらを表す。
【0273】
【化54】
【0274】
【表16】
【0275】
【化55】
【0276】
【表17】
【0277】
(製剤)
次に、本発明に係る農園芸用殺菌剤の実施例を若干示すが、添加物および添加割合は、これら実施例に限定されるべきものではなく、広範囲に変化させることが可能である。また、製剤実施例中の部は重量部を示す。
【0278】
製剤実施例1 水和剤
本発明化合物 40部
クレー 48部
ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩 4部
リグニンスルホン酸ナトリウム塩 8部
以上を均一に混合して微細に粉砕し、有効成分40%の水和剤を得る。
【0279】
製剤実施例2 乳剤
本発明化合物 10部
ソルベッソ200 53部
シクロヘキサノン 26部
ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム塩 1部
ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル 10部
以上を混合溶解し、有効成分10%の乳剤を得る。
【0280】
製剤実施例3 粉剤
本発明の化合物 10部
クレー 90部
以上を均一に混合して微細に粉砕し、有効成分10%の粉剤を得る。
【0281】
製剤実施例4 粒剤
本発明化合物 5部
クレー 73部
ベントナイト 20部
ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩 1部
リン酸カリウム 1部
以上をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合せた後、造粒乾燥して有効成分5%の粒剤を得る。
【0282】
製剤実施例5 懸濁剤
本発明化合物 10部
ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル 4部
ポリカルボン酸ナトリウム塩 2部
グリセリン 10部
キサンタンガム 0.2部
水 73.8部
以上を混合し、粒度が3ミクロン以下になるまで湿式粉砕し、有効成分10%の懸濁剤を得る。
【0283】
製剤実施例6 顆粒水和剤
本発明化合物 40部
クレー 36部
塩化カリウム 10部
アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩 1部
リグニンスルホン酸ナトリウム塩 8部
アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩のホルムアルデヒド縮合物
5部
以上を均一に混合して微細に粉砕後,適量の水を加えてから練り込んで粘土状にする。粘土状物を造粒した後乾燥し、有効成分40%の顆粒水和剤を得る。
【0284】
(生物試験例1−1)リンゴ黒星病防除試験
素焼きポットで栽培したリンゴ幼苗(品種「国光」、3〜4葉期)に、本発明化合物の乳剤を有効成分100ppmの濃度で散布し、室温で自然乾燥させた。その後、リンゴ黒星病菌(Venturia inaequalis)の分生胞子を接種し、明暗を12時間毎に繰り返す20℃、高湿度の室内に2週間保持した。葉上の病斑出現状態を無処理と比較調査し、防除効果を求めた。
化合物番号a-2、a-3、a-4、a-5、a-6、a-7、a-8、a-9、a-10、a-11、a-12、a-14、a-15、a-16、a-17、a-18、a-19、a-20、a-21、a-22、a-23、a-27、a-28、a-29、a-30、a-31、a-32、a-33、a-34、a-35、a-36、a-37、a-38、a-39、a-40、a-41、a-42、a-43、a-44、a-45、a-46、a-47、a-48、a-49、a-50、a-51、a-52、a-53、a-54、a-55、a-56、a-74、a-75、a-76、a-77、a-78、a-79、a-80、a-81、a-82、a-83、a-84、a-85、a-86、a-87、a-88、a-89、a-90、a-91、a-92、a-93、a-94、a-95、a-96、b-2、およびc-1の化合物についてリンゴ黒星病防除試験を行った。その結果、いずれの化合物も75%以上の防除価を示した。
化合物番号1-1、1-2、1-4、1-5、1-6、1-7、1-8、1-9、1-10、1-11、1-12、1-14、1-15、1-17、1-18、1-19、1-20、1-21、1-22、1-23、1-24、1-25、1-26、1-27、1-28、1-29、1-30、1-31、1-32、1-33、1-34、1-35、1-36、1-37、1-38、1-39、1-40、1-41、1-42、1-43、1-44、1-45、1-46、1-47、1-48、1-49、1-50、1-51、1-52、1-53、1-54、1-55、1-56、1-57、1-58、1-59、1-60、1-61、1-62、1-63、1-64、1-65、1-66、1-67、1-68、1-70および2-2の化合物についてリンゴ黒星病防除試験を行った。その結果、いずれの化合物も75%以上の防除価を示した。
【0285】
(生物試験例1−2)リンゴ黒星病防除試験
素焼きポットで栽培したリンゴ幼苗(品種「国光」、3〜4葉期)に、本発明化合物の乳剤を有効成分125ppmの濃度で散布し、室温で自然乾燥させた。その後、リンゴ黒星病菌(Venturia inaequalis)の分生胞子を接種し、明暗を12時間毎に繰り返す20℃、高湿度の室内に2週間保持した。葉上の病斑出現状態を無処理と比較調査し、防除効果を求めた。
化合物番号a-97、a-98、a-99、およびa-100の化合物についてリンゴ黒星病防除試験を行った。その結果、いずれの化合物も75%以上の防除価を示した。
化合物番号1-69、1-71、1-72、1-73、1-74、1-75、1-76、1-77、1-79、および1-80の化合物についてリンゴ黒星病防除試験を行った。その結果、いずれの化合物も75%以上の防除価を示した。
【0286】
(生物試験例2)キュウリ灰色かび病防除試験
素焼きポットで栽培したキュウリ幼苗(品種「相模半白」、子葉期)に、本発明化合物の乳剤を有効成分100ppmの濃度で散布し、室温で自然乾燥させた。その後、キュウリ灰色かび病菌(Botrytis cinerea)の分生胞子懸濁液を滴下接種し、20℃、高湿度の暗い部屋に4日間保持した。葉上の病斑出現状態を無処理と比較調査し、防除効果を求めた。
化合物番号a-2、a-5、a-6、a-7、a-8、a-10、a-11、a-12、a-14、a-15、a-16、a-17、a-18、a-20、a-21、a-22、a-23、a-24、a-28、a-29、a-30、a-31、a-32、a-33、a-36、a-37、a-38、a-40、a-42、a-43、a-45、a-46、a-48、a-49、a-50、a-51、a-54、a-56、a-74、a-75、a-76、a-77、a-78、a-79、a-80、a-81、a-82、a-83、a-84、a-85、a-86、a-87、a-88、a-90、a-91、a-92、a-93、a-94、a-95、a-96、a-97、a-98、a-99、a-100、a-101、a-102、b-5、およびc-1の化合物についてキュウリ灰色かび病防除試験を行った。その結果、いずれの化合物も75%以上の防除価を示した。
化合物番号1-2、1-4、1-5、1-6、1-7、1-8、1-9、1-10、1-11、1-12、1-13、1-14、1-15、1-16、1-17、1-18、1-19、1-20、1-21、1-22、1-23、1-24、1-25、1-26、1-27、1-28、1-29、1-30、1-31、1-33、1-34、1-35、1-37、1-38、1-39、1-40、1-41、1-42、1-43、1-44、1-45、1-46、1-47、1-48、1-49、1-50、1-51、1-52、1-53、1-54、1-55、1-56、1-57、1-59、1-60、1-61、1-62、1-63、1-64、1-65、1-66、1-67、1-68、1-69、1-70、1-71、1-72、1-73、1-74、1-75、1-76、1-77、1-79、1-80、1-81、1-83、1-84、1-85、2-4、および3-4の化合物についてキュウリ灰色かび病防除試験を行った。その結果、いずれの化合物も75%以上の防除価を示した。
【0287】
(生物試験例3)水稲いもち病水面施用試験(2日)
市販培土を詰め湛水状態にしたポットでイネ幼苗を栽培し(品種「コシヒカリ」、1葉期)、本発明化合物の乳剤を有効成分400ppmの濃度で水面へ点滴処理した。2日後、イネいもち病菌(Magnaporthe grisea)の分生胞子懸濁液を噴霧接種し、25℃、高湿度の暗い部屋に2日間保持した。次いで、明暗を12時間毎に繰り返す25℃の室内に8日間保持した。葉上の病斑出現状態を無処理と比較調査し、下記の基準で防除効果を判定した。
A(防除価60%以上)
B(防除価40以上60%未満)
化合物番号a-6、a-38、a-46、a-54、a-92、a-95、およびb-1の化合物について水稲いもち病水面施用試験を行った。その結果、化合物a-6、a-38、a-46、a-54、およびa-92の防除効果はAであった。化合物a-95、およびb-1の防除効果はBであった。
化合物番号1-20、1-24、1-35、1-57、および1-68の化合物について水稲いもち病水面施用試験を行った。その結果、化合物1-20、1-35、1-57、および1-68は、防除効果はAであった。化合物1-24の防除効果はBであった。
【0288】
(生物試験例4)水稲いもち病水面施用試験(14日)
市販培土を詰め湛水状態にしたポットでイネ幼苗を栽培し(品種「コシヒカリ」、1葉期)、本発明化合物の乳剤を有効成分400ppmの濃度で水面へ点滴処理した。14日後、イネいもち病菌(Magnaporthe grisea)の分生胞子懸濁液を噴霧接種し、暗所、25℃、高湿度の室内に2日間保持した後、明暗を12時間毎に繰り返す25℃の室内に8日間保持した。葉上の病斑出現状態を無処理と比較調査し、下記の基準で防除効果を判定した。
A(防除価60%以上)
B(防除価40以上60%未満)
化合物番号a-6、a-8、a-12、a-15、a-16、a-23、a-56、a-74、a-86、a-92、およびa-94の化合物について水稲いもち病水面施用試験を行った。その結果、化合物a-6、a-12、a-15、a-16、a-23、a-56、a-74、a-86、a-92、およびa-94の防除効果はAであった。化合物a-8の防除効果はBであった。
化合物番号1-2、1-4、1-5、1-6、1-7、1-10、1-11、1-14、1-15、1-26、1-27、1-29、1-30、1-31、1-35、1-51、および1-70の化合物について水稲いもち病水面施用試験を行った。その結果、いずれの化合物もの防除効果はAであった。
【0289】
(生物試験例5)キュウリつる割病汚染種子における種子処理試験
キュウリつる割病菌(Fusarium oxysporum)によって汚染されたキュウリ種子(品種「相模半白」)に対して本発明化合物の乳剤を有効成分1g/kg種子となるように種子処理した。これら種子を播種し、3週間後に発病程度を無処理と比較調査し、防除効果を求めた。
化合物番号a-6、a-7、a-8、a-16、a-38、a-45、a-46、a-54、a-86、a-92、およびa-95の化合物についてキュウリつる割病汚染種子における種子処理試験を行った。その結果、いずれの化合物も75%以上の防除価を示した。
化合物番号1-14、1-15、1-20、1-24、1-30、1-35、1-38、1-57、1-64、1-68、および1-79の化合物についてキュウリつる割病汚染種子における種子処理試験を行った。その結果、いずれの化合物も75%以上の防除価を示した。
【0290】
(生物試験例6)キュウリつる割病汚染土壌における種子処理試験
キュウリ種子(品種「相模半白」)に対して本発明化合物の乳剤を有効成分1g/kg種子となるように種子処理した。これら種子をキュウリつる割病菌(Fusarium oxysporum)によって汚染された土壌に播種し、3週間後に発病程度を無処理と比較調査し、防除効果を求めた。
化合物番号a-7、a-16、a-38、a-45、a-46、a-54、a-86、およびa-92の化合物についてキュウリつる割病汚染土壌における種子処理試験を行った。その結果、いずれの化合物も75%以上の防除価を示した。
化合物番号1-4、1-5、1-6、1-7、1-14、1-15、1-20、1-24、1-30、1-35、1-57、1-64、および1-68の化合物についてキュウリつる割病種子処理試験を行った。その結果、いずれの化合物も75%以上の防除価を示した。