【文献】
Robert Stacey et al.,[online],IEEE 802.11-09/0992r15,2010年 9月16日,pp.1-28,インターネット、2015年5月28日検索,URL,https://mentor.ieee.org/802.11/documents?is_dcn=992&is_group=00ac
【文献】
Robert Stacey et al.,[online],IEEE 802.11-09/0992r16,2010年11月 9日,pp.1-35,インターネット、2015年5月28日検索,URL,https://mentor.ieee.org/802.11/documents?is_dcn=992&is_group=00ac
【文献】
Robert Stacey et al.,[online],IEEE 802.11-09/0992r18,2010年11月11日,pp.15-24,インターネット、2015年5月28日検索,URL,https://mentor.ieee.org/802.11/documents?is_dcn=992&is_group=00ac
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記信号コンステレーションは、BPSK(Binary phase shift keying)、QPSK(Quadrature phase shift keying)、16-QAM(Quadrature amplitude modulation)、64-QAM及び256-QAMのうち少なくとも一つに使われることを特徴とする請求項1に記載のデータブロック送信方法。
前記コーディングされたブロックは、前記複数の周波数サブブロックを生成するためにラウンドロビン方式にパーシングされることを特徴とする請求項1に記載のデータブロック送信方法。
前記信号コンステレーションは、BPSK(Binary phase shift keying)、QPSK(Quadrature phase shift keying)、16-QAM(Quadrature amplitude modulation)、64-QAM及び256-QAMのうち少なくとも一つに使われることを特徴とする請求項8に記載の送信機。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の実施例が具現されるWLAN(Wireless Local Area Network)システムは、少なくとも一つのBSS(Basic Service Set)を含む。BSSは、互いに通信するために、成功的に同期化されたステーション(station;STA)の集合である。BSSは、独立(Independent)BSS(IBSS)とインフラストラクチャ(Infrastructure)BSSとに分類することができる。
【0020】
BSSは、少なくとも一つのSTAとAP(Access Point)とを含むことができる。STAは、AP又はnon−AP STAである。APは、BSS内のSTAの各々の無線媒体(Wireless Medium)を介して連結を提供する機能媒体である。APは、集中制御器(centralized controller)、BS(Base Station)、スケジューラなどのような他の名称で呼ばれることもある。
【0021】
図1は、IEEE802.11のアーキテクチャを示す図面である。
【0022】
IEEE802.11のPHY(wireless−medium physical layer)アーキテクチャは、PLME(PHY Layer Management Entity)、PLCP(Physical Layer Convergence Procedure)副階層110、PMD(Physical Medium Dependent)副階層100を含む。
【0023】
PLMEは、MLME(MAC(Medium Access Control) Layer Management Entity)と協調してPHYの管理機能を提供する。
【0024】
PLCP副階層110は、MAC副階層120とPMD副階層100との間でMAC階層の指示によってMAC副階層120から受けたMPDU(MAC Protocol DataUnit)を副階層に伝達したり、PMD副階層100から来るフレームをMAC副階層120に伝達したりする。
【0025】
PMD副階層100は、PLCP下位階層であり、無線媒体を介した二つのSTA間PHYエンティティ(entity)の送信及び受信が可能にする。
【0026】
MAC副階層120が伝達したMPDUは、PLCP副階層110でPSDU(Physical Service Data Unit)という。MPDUは、PSDUと類似するが、複数のMPDUを集約(aggregation)したA−MPDU(aggregated MPDU)が伝達された場合、個々のMPDUとPSDUは互いに異なる。
【0027】
PLCP副階層110は、PSDUをMAC副階層120から受けてPMD副階層100に伝達する過程で物理階層送受信機により必要な情報を含む付加フィールドを付加する。この時、付加されるフィールドは、MPDUにPLCPプリアンブル(preamble)、PLCPヘッダ(header)、データフィールド上に必要なテールビット(Tail Bits)などである。PLCPプリアンブルは、PSDUの送信前に、受信機が同期化機能とアンテナダイバーシティを準備するようにする役割をする。PLCPヘッダは、フレームに対する情報を含むフィールドを含む。
【0028】
PLCP副階層110では、PSDUに前述したフィールドを付加してPPDU(PLCP Protocol Data Unit)を生成し、PMD副階層を経て受信ステーションに送信する。受信ステーションは、PPDUを受信し、PLCPプリアンブル、PLCPヘッダからデータ復元に必要な情報を得て復元する。
【0029】
図2は、PPDUフォーマットの一例を示すブロック図である。
【0030】
PPDU600は、L−STF(Legacy−Short Training Field)610、L−LTF(Legacy−Long Training Field)620、L−SIG(Legacy−Signal)フィールド630、VHT(Very High Throughput)−SIG Aフィールド640、VHT−STF650、VHT−LTF660、VHT−SIG B670、及びデータフィールド680を含むことができる。
【0031】
L−STF610は、フレームタイミング獲得(frame timing acquisition)、AGC(Automatic Gain Control)、粗い(coarse)周波数獲得などに使われる。
【0032】
L−LTF620は、L−SIGフィールド630及びVHT−SIG Aフィールド640の復調のためのチャネル推定に使われる。
【0033】
L−SIGフィールド630は、PPDUの送信時間に関する制御情報を含む。
【0034】
VHT−SIG Aフィールド640は、MIMO(multiple input multiple output)送信をサポートするSTAが空間ストリーム(spatial stream)の受信に必要な共通の情報を含む。VHT−SIG Aフィールド640は、各STAに対する空間ストリームに対する情報、チャネル帯域幅情報、グループ識別子(Group Identifier)、各グループ識別子の割当を受けたSTAに対する情報、短いGI(Guard Interval)、ビーム形成情報(SU−MIMOかMU−MIMOかを含む)を含む。
【0035】
VHT−STF650は、MIMO送信においてAGC推定の性能を改善するために使われる。
【0036】
VHT−LTF660は、各STAがMIMOチャネルを推定するために使われる。
【0037】
VHT−SIG Bフィールド670は、各STAに対する個別的な制御情報を含む。VHT−SIG Bフィールド670は、MCS(Modualtion and Coding Scheme)情報を含む。VHT−SIG Bフィールド640の大きさは、MIMO送信の類型(MU−MIMO又はSU−MIMO)及びPPDU送信のために使用するチャネル帯域幅によって異なる。
【0038】
データフィールド680は、MAC階層から伝達されたPSDU、サービスフィールド、テールビット、及び必要時パディングビットを含む。
【0039】
より高いデータレートをサポートするために、WLANシステムは、多様な帯域幅をサポートすることができる。例えば、サポートされる帯域幅は、20MHz、40Hz、80MHz、及び160MHzのうち少なくともいずれか一つを含むことができる。また、常に連続的な帯域幅が可用されるものではないため、非隣接(non−contiguous)帯域が使われることができる。例えば、2個の非隣接80MHz帯域(これを80+80Mhzと表記する)を使用し、160MHz帯域幅がサポートされる。
【0040】
以下、隣接(contiguous)160MHz帯域と非隣接80+80MHz帯域を例示して記述する。しかし、帯域幅の大きさや個数に制限があるものてはない。
【0041】
WLANシステムは、MU−MIMO及び/又はSU−MIMOをサポートすることができる。以下、SU−MIMOを例示的に記述するが、当業者であればMU−MIMOにも容易に適用することができる。
【0042】
図3は、隣接帯域で本発明の実施例が具現される送信機の一例を示すブロック図である。
【0043】
データユニットは、少なくとも一つのFEC(Forward Error Coorrection)エンコーダによりエンコーディングされる(S710)。データユニットは、PDSUにPHYパディングビットが付加され、スクランブルされた情報ビットを含む。データユニットは、エンコーダパーサ(encoder parser)により特定ビットサイズを有するビットシーケンスに分けられ、各ビットシーケンスが各々のFECエンコーダに入力されることができる。
【0044】
エンコーディング方式は、BCC(Binary Convolution Code)である。ただし、掲示されるエンコーディング方式は例示に過ぎず、当業者であればLDPC(low−density parity−check)、ターボコードなど、よく知られたエンコーディング方式に本発明の技術的思想を適用することができる。
【0045】
エンコーディングされたデータユニットは、ストリームパーサ(stream parser)によってN
SS個の空間ブロックで再配列される(S720)。N
SSは、空間ストリームの個数である。
【0046】
各ストリームパーサの出力ビットは、2個の周波数サブブロックに分けられる(S730)。一つの周波数サブブロックは、80MHz帯域幅に対応されることができる。
【0047】
2個の周波数サブブロックの各々は、BCCインターリーバにより独立的にインターリービングされる(S740)。インターリーバは、20MHz、40MHz及び80MHzに対応する大きさを有することができる。一つの周波数サブブロックは、80MHz帯域に対応されるため、周波数サブブロックは、80MHzに対応されるインターリーバによりインターリービングされることができる。
【0048】
インターリービングされた各周波数サブブロックは、コンステレーションマッパ (constellation mapper)によって信号コンステレーション(signal constellation)上に独立的にマッピングされる(S750)。信号コンステレーションは、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature phase−shift keying)、16−QAM(Quadrature amplitude modulation)、64−QAM又は256−QAMなど、多様な変調方式に対応されることができ、変調方式に制限があるものてはない。
【0049】
マッピングされたサブブロックは、STBC(Space−time block coding)及びCSD(Cyclic Shift Delay)を利用して空間マッピング(spatial mapping)される(S760)。
【0050】
2個の空間マッピングされたサブブロックがIDFT(inverse discrete Fourier transform)が実行されて送信される(S770)。
【0051】
図4は、非隣接帯域で本発明の実施例が具現される送信機の一例を示すブロック図である。
【0052】
図3の送信機と比較し、2個の周波数サブブロックの各々は、独立的にIDFTが実行される。各周波数サブブロックは、80MHz帯域に対応され、80MHz帯域幅は、非隣接するため、独立的にIDFTが実行されることである。
【0053】
セグメントパーサは、エンコーディングされたデータユニットを複数の周波数サブブロックにパーシングする。これはBCCインターリーバの大きさを増加させることなく、より広い帯域幅をサポートするためである。
【0054】
例えば、既存BCCインターリーバが最大80MHzをサポートすると仮定する。160MHz帯域幅をサポートするためには、BCCインターリーバを160MHzをサポートするように変更せざるを得ない。しかし、セグメントパーサを利用することで、BCCインターリーバがサポートする周波数帯域幅の大きさを有するサブブロックにデータストリームをパーシングすることである。したがって、インターリーバの大きさを変更することなく、より広い帯域幅をサポートすることができ、また、周波数ダイバーシティ利得も得ることができる。
【0055】
以下、下記のようなパラメータを定義する。
【0056】
N
CBPS:シンボル当たりコーディングされたビット個数(number of coded bits per symbol)
【0057】
N
CBPSS:空間ストリーム当たりシンボル当たりコーディングされたビット個数(numberofcodedbitspersymbolperspatialstream)
【0058】
N
BPSC:全ての空間ストリームで副搬送波当たりコーディングされたビット個数(number of coded bits per subcarrier over all spatial streams)
【0059】
N
BPSCS:空間ストリーム当たり副搬送波当たりコーディングされたビット個数(number of coded bits per subcarrier per spatial stream)
【0061】
N
ES:データフィールドのためのエンコーダの個数(number of encoders for data fields)、エンコーダの個数は符号語の個数と同じである。
【0063】
図5は、セグメントパーシングの一例を示す。既存に提案され、最も簡単なセグメントパーシングは、各空間ストリームに対して偶数(even)ビットを1番目のサブブロックに割り当て、奇数(odd)ビットを2番目のサブブロックに割り当てることである。
【0064】
図6は、
図5のセグメントパーシングを適用した一例を示す。64−QAM、N
ES=4、 N
SS=6、R=6/5、帯域幅80MHzの場合である。
【0065】
64−QAM信号コンステレーションのQ−軸(又はI−軸)に該当するビット数は3である。したがって、エンコーダの出力を各空間ストリームに対して3ビットずつラウンドロビン(Round Robin)方式に割り当てる。各空間ストリームは、ストリームパーサによりパーシングされ、サブブロックが生成される。
【0066】
パーシングされたサブブロックは、インターリーバによりインターリービングされる。26個の列にインターリーバ入力ビットが順次割り当てられ、3i番目の列の3j、3j+1、3j+2列は、そのまま信号コンステレーションにマッピングされ、3i+1番目の列の3j、3j+1、3j+2列は、1段下に循環シフトを適用して信号コンステレーションにマッピングされる。3i+2番目の列の3j、3j+1、3j+2列は、2段下に循環シフトを適用して信号コンステレーションにマッピングされる。
【0067】
符号語の連続されたビットらが信号コンステレーション上で信頼度が互いに異なるビットにマッピングされることを示す。
【0068】
図7は、
図5のセグメントパーシングを適用した他の例を示す。64−QAM、N
ES=1又は2、N
SS=1、R=6/5、帯域幅160MHzの場合である。
図6の例と違って、このような条件では、符号語の連続されたビットが信号コンステレーション上の同じ信頼度を有する位置に連続的にマッピングされることを示す。
【0069】
符号語のビットが信号コンステレーション上の同じ信頼度を継続的に有するようになると、受信機のデコーディング性能が大きく落ちることができる。チャネル状態が前記信頼度で落ちると、エラーが発生することができるためである。
【0070】
したがって、本発明では、符号語のビットが信号コンステレーション上の同じ信頼度を継続的に有しないようにするセグメントパーシングが提案される。
【0071】
提案されたセグメントパーシングは、エンコーダの個数と信号コンステレーションの一軸に割り当てられたビット数を考慮する。
【0072】
信号コンステレーションの一軸に割り当てられたビット数sを以下のように考慮する。
【0074】
例えば、BPSK、QPSKの場合s=1であり、16−QAMの場合s=2であり、64−QAMの場合s=4であり、256−QAMの場合s=4である。
【0075】
図8は、本発明の一実施例に係るセグメントパーシングの一例を示す。各変調方式によって空間ストリーム別にs単位に2個の周波数サブブロックに割り当てる例を示す。
【0076】
図9は、本発明の一実施例に係るセグメントパーシングの他の例を示す。これは各エンコーダ別出力を束ねたことである。即ち、空間ストリーム別にsN
ES単位にパーシングする。
【0077】
隣接する符号語のビットが信号コンステレーション上の異なる信頼度を有するようにマッピングされることができる。
【0078】
図9の例を数学的に示すと、以下の通りである。
【0079】
各空間ストリームパーサの出力ビットをN
CBPSSビットのブロックで割る。各ブロックは、N
CBPSS/2ビットの2個の周波数サブブロックに以下の数式のようにパーシングされる。
【0080】
【数3】
ここで、
【数4】
はzと同じ又は小さい最も大きい整数であり、z mod tは整数zを整数tで割った時の残りであり、x
mはN
CBPSSビットのブロックのm番目のビットであり、m=0,...,N
CBPSS−1であり、lはサブブロックインデックスであり、l=0,1、y
k,lはサブブロックlのk番目のビットである。
【0081】
一方、コーディングされたブロックのビット数(即ち、i番目の空間ブロックのビット数)が2sN
ESの倍数でない場合、周波数サブブロックに割り当てられない余分のビット(residue bits)がある可能性がある。即ち、コーディングされたブロックのビット数が2sN
ESで割られない場合、余分のビットをどのように割り当てるかが問題になる。代表的に、160MHz帯域幅で以下のような場合が問題になる。
(1)64−QAM、R=2/3、N
SS=5、N
ES=5
(2)64−QAM、R=2/3、N
SS=7、N
ES=7
(3)64−QAM、R=3/4、N
SS=5、N
ES=5
(4)64−QAM、R=3/4、N
SS=7、N
ES=7
【0082】
図10は、本発明の一実施例に係るセグメントパーシングを示す。
【0083】
【数5】
までのビットは、数式2のようにパーシングする。この時、2sQ(Q=(N
CBPSS mod 2sN
ES)/(2s))個のパーシングされない余分のビットが残る。そして、余分のビットは、sビットの副集合で割る。互いに異なるサブブロックに各副集合がラウンドロビン方式に割り当てられる。1番目のsビットは1番目のサブブロック(l=0)に割り当てられる。即ち、s個のビット束を1番目のサブブロックと2番目のサブブロックとに順次割り当てる。
【0084】
即ち、N
CBPSSが2sN
ESで割られない場合、各ブロックは、N
CBPSS/2ビットの2個の周波数サブブロックに以下の数式のようにパーシングされる。
【0086】
数式3は、数式2に余分のビットの割当を追加的に示す。
【0087】
図11は、本発明の他の実施例に係るセグメントパーシングを示す。
【0088】
【数7】
までのビットは、数式2のようにパーシングする。そして、余分のビットは、2ビットの副集合で割る。互いに異なるサブブロックに各副集合がラウンドロビン方式に割り当てられる。
【0089】
図12乃至
図14は、シミュレーション結果を示す。
図12は、N
SS=3、16−QAM、R=1/2であり、
図13は、N
SS=3、16−QAM、R=3/4であり、
図14は、N
SS=3、256−QAM、R=3/4である。‘Nseg=1’は、セグメントパーシングなしに60MHz帯域幅にわたって一つのインターリーバを使用したものである。‘Nseg=2、parser=0’は、
図5の既存セグメントパーシングを適用したものである。‘Nseg=2、parser=1’は、
図10の提案されたセグメントパーシングを適用したものである。
【0090】
セグメントパーシングが実行されない場合に比べて既存セグメントパーシングは、PER(Packet Error Rate)が増加するが、提案されたセグメントパーシングは、PERがほぼ増加しないことを示す。
【0091】
図15は、本発明の一実施例に係るデータ送信方法を示すフローチャートである。
【0092】
情報ビットをエンコーディングしてコーディングされたブロックが生成される(S910)。エンコーディングは、BCC又はLDPCのようなFECエンコーディングとともにストリームパーサによる空間マッピングを含むことができる。(空間ストリーム当たり)コーディングされたブロックのビット数は、N
CBPSSである。
【0093】
ストリームパーサは、sに基づいてパーシングすることができる。FECエンコーダの出力ビットは、N
CBPSSのNSSS個の空間ブロックに再配列される。sビットの連続的なブロックがラウンドロビン方式に他の空間ストリームに割り当てられることができる。
【0094】
第1のセグメント単位にセグメントパーシングを実行する(S920)。第1のセグメント単位はsN
ESの値を有することができる。各エンコーディングされたブロックは、N
CBPSS/MビットのM個の周波数サブブロックにパーシングされることができる。サブブロックは、インターリーバの大きさに対応する帯域幅に対応されることができる。
【0095】
M=2の場合、数式2のようにエンコーディングされたブロックがパーシングされて2個のサブブロックに分けられることができる。
【0096】
余分のビットがあるかどうかを決定する(S930)。
【0097】
N
CBPSSがM×第1のセグメント単位に分けられない場合(即ち、N
CBPSSがM×第1のセグメント単位の倍数でない場合)、余分のビットに対して第2のセグメント単位にM個の周波数サブブロックにパーシングされることができる(S940)。第1のセグメント単位は、第2のセグメント単位のN
ES倍であり、第2のセグメント単位は、sの値を有することができる。M=2の場合、数式3のようにエンコーディングされたブロックがパーシングされて2個のサブブロックに分けられることができる。
【0098】
各サブブロックは、受信機に送信される(S950)。パーシングされたサブブロックは、インターリーバにより独立的にインターリービングされ、信号コンステレーション上にマッピングされて送信される。
【0099】
図16は、本発明の他の実施例に係るデータ送信方法を示すフローチャートである。
【0100】
情報ビットをエンコーディングしてコーディングされたブロックが生成される(S1010)。エンコーディングは、BCC又はLDPCのようなFECエンコーディングとともにストリームパーサによる空間マッピングを含むことができる。(空間ストリーム当たり)コーディングされたブロックのビット数は、N
CBPSSである。
【0101】
ストリームパーサは、sに基づいてパーシングすることができる。FECエンコーダの出力ビットは、N
CBPSSのNSSS個の空間ブロックに再配列される。sビットの連続的なブロックがラウンドロビン方式に他の空間ストリームに割り当てられることができる。
【0102】
コーディングされたブロックの大きさN
CBPSSが基準値に分けられるかどうかを決定する(S1020)。基準値は、M×第1のセグメント単位である。
【0103】
N
CBPSSがM×第1のセグメント単位に分けられる場合、第1のセグメント単位にセグメントパーシングを実行する(S1030)。第1のセグメント単位は、sN
ESの値を有することができる。各エンコーディングされたブロックは、N
CBPSS/MビットのM個の周波数サブブロックにパーシングされることができる。サブブロックは、インターリーバの大きさに対応する帯域幅に対応されることができる。M=2の場合、数式2のようにエンコーディングされたブロックがパーシングされて2個のサブブロックに分けられることができる。
【0104】
N
CBPSSがM×第1のセグメント単位に分けられない場合、余分のビットに対して及び第1のセグメント単位及び第2のセグメント単位にM個の周波数サブブロックにパーシングされることができる(S1040)。第1のセグメント単位は、第2のセグメント単位のN
ES倍である。第1のセグメント単位は、sN
ESの値を有し、第2のセグメント単位は、sの値を有することができる。まず、第1のセグメント単位にセグメントパーシングを実行し、余分のビットに対して第2のセグメント単位にセグメントパーシングを実行する。M=2の場合、数式3のようにエンコーディングされたブロックがパーシングされて2個のサブブロックに分けられることができる。
【0105】
各サブブロックは、受信機に送信される(S1050)。パーシングされたサブブロックは、インターリーバにより独立的にインターリービングされ、信号コンステレーション上にマッピングされて送信される。
【0106】
図17は、本発明の実施例が具現される送信機を示すブロック図である。
図15乃至
図16の実施例は、送信機により具現されることができる。
【0107】
送信機1000は、コーディング部1010、パーシング部1020及び送信部1030を含む。コーディング部1010は、
図3及び
図4のFECエンコーディング及びストリームパーサの機能を具現することができる。パーシング部1020は、
図3及び
図4のセグメントパーサの機能を具現することができる。送信部1030は、
図3及び
図4のインターリーバ、コンステレーションマッパの機能を具現することができる。
【0108】
コーディング部1010は、エンコーディングされたブロックを生成する。パーシング部1020は、エンコーディングされたブロックを複数の周波数サブブロックにパーシングする。数式2又は数式3のセグメントパーシングは、パーシング部1020により具現されることができる。送信部1030は、サブブロックを受信機に送信する。
【0109】
コーディング部1010、パーシング部1020及び送信部1030は、一つ又はそれ以上のプロセッサにより具現されることができる。プロセッサは、ASIC(application−specific integrated circuit)、他のチップセット、論理回路及び/又はデータ処理装置を含むことができる。メモリは、ROM(read−only memory)、RAM(random access memory)、フラッシュメモリ、メモリカード、格納媒体及び/又は他の格納装置を含むことができる。実施例がソフトウェアで具現される時、前述した技法は前述した機能を遂行するモジュール(過程、機能など)で具現されることができる。モジュールは、メモリに格納され、プロセッサにより実行されることができる。メモリは、プロセッサの内部又は外部にあり、よく知られた多様な手段によりプロセッサと連結されることができる。
【0110】
前述した例示的なシステムで、方法は一連のステップ又はブロックで順序図に基づいて説明されているが、本発明はステップの順序に限定されるものではなく、あるステップは前述と異なるステップと異なる順序に又は同時に発生することができる。また、当業者であれば、順序図に示すステップが排他的でなく、他のステップが含まれたり、順序図の一つ又はそれ以上のステップが本発明の範囲に影響を及ぼさずに削除可能であることを理解することができる。