特許第5776916号(P5776916)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社若本昌紀事務所の特許一覧 ▶ 株式会社増田喜の特許一覧 ▶ 増田 由紀子の特許一覧

特許5776916ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法および課金システム
<>
  • 特許5776916-ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法および課金システム 図000002
  • 特許5776916-ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法および課金システム 図000003
  • 特許5776916-ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法および課金システム 図000004
  • 特許5776916-ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法および課金システム 図000005
  • 特許5776916-ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法および課金システム 図000006
  • 特許5776916-ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法および課金システム 図000007
  • 特許5776916-ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法および課金システム 図000008
  • 特許5776916-ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法および課金システム 図000009
  • 特許5776916-ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法および課金システム 図000010
  • 特許5776916-ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法および課金システム 図000011
  • 特許5776916-ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法および課金システム 図000012
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5776916
(24)【登録日】2015年7月17日
(45)【発行日】2015年9月9日
(54)【発明の名称】ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法および課金システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/04 20120101AFI20150820BHJP
   G06Q 30/06 20120101ALI20150820BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20150820BHJP
【FI】
   G06Q30/04
   G06Q30/06 126E
   G06Q50/10 190
【請求項の数】10
【全頁数】39
(21)【出願番号】特願2014-258139(P2014-258139)
(22)【出願日】2014年12月20日
(65)【公開番号】特開2015-135672(P2015-135672A)
(43)【公開日】2015年7月27日
【審査請求日】2015年2月10日
(31)【優先権主張番号】特願2013-264722(P2013-264722)
(32)【優先日】2013年12月21日
(33)【優先権主張国】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】507165017
【氏名又は名称】株式会社若本昌紀事務所
(73)【特許権者】
【識別番号】508125302
【氏名又は名称】株式会社増田喜
(73)【特許権者】
【識別番号】512331913
【氏名又は名称】増田 由紀子
(74)【代理人】
【識別番号】100124718
【弁理士】
【氏名又は名称】増田 建
(74)【代理人】
【識別番号】100136216
【弁理士】
【氏名又は名称】増田 恵美
(72)【発明者】
【氏名】若本 昌紀
【審査官】 梅岡 信幸
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2014/103971(WO,A1)
【文献】 国際公開第2001/067367(WO,A1)
【文献】 特開2007−049584(JP,A)
【文献】 特開2013−020599(JP,A)
【文献】 特開2014−203250(JP,A)
【文献】 特開2014−203251(JP,A)
【文献】 月刊「モバイル通販」 1to1マーケの主力ツールを最大限に活用するための研究企画,月刊ネット販売 第14巻 第5号 Net hanbai,日本,宏文出版株式会社,2013年 4月25日,第14巻,p.46,47
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−50/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
(M1)商品の宣伝、紹介、及び/又は売買に関する取引き情報XをWeb上に発信すると共に、該取引き情報Xに関連付けられた画像化情報を紙面、画面及び/又は商品の媒体に表示して、該画像化情報をユーザーcに提供する、該取引き情報Xの発信者(クライアント)bのサーバーBと、
(M2)該取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及びAR(Augmented Reality)マーカ及び認証データの情報を入力した画像化情報を、データベースに登録及び管理する管理者aのサーバーAと、
(M3)該取引情報Xを利用するユーザーcの、Web情報閲覧及び画像読取り可能なデバイスCと、が
(M4)Web情報を送受信可能なコンピュータネットワークを介して接続された電子商取引における画像化情報利用の課金システムΩにおいて、
(S1−1)画像読取り可能なデバイスにインストールされて読み取りした撮影画像をサーバーAに強制的に送信し、受信した該撮影画像にアノテーションを重畳したAR画像を該デバイスに返信し、該デバイス上に表示可能なARアプリケーション(以下、「ARアプリ」という。)を、サーバーAが配布するステップと、
(S2−1)デバイスCが、前記ARアプリをインストールするステップと、
(S2−2)ユーザーcが前記取引き情報Xへのアクセスの際に、前記ARアプリを起動したデバイスCが、前記媒体に表示されたARマーカを読取りするステップと、
(S2−3)デバイスCが、該読取りしたARマーカを含む画像化情報を、サーバーAに送信するステップと、
(S3−1)サーバーAが、該ARマーカを含む画像化情報を受信するステップと、
(S3−2)サーバーAが、前記データベースを参照して、該受信した画像化情報が前記データベースに登録された登録画像化情報であるか否かの真偽確認を行うステップと、
(S4−1)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、該真偽確認の結果と共に、又は該真偽確認の結果として、前記真の確認に用いた登録画像化情報と関連付けられたアノテーションを重畳したAR画像を、デバイスCに返信するステップと、
(S5−1)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、該真の確認に用いた登録画像化情報の含む前記認証データ及びそのヒット数に基づき、前記取引き情報Xの発信者bに、該登録画像化情報の利用の料金を課金するステップと、
(CL)を含む、ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法。
【請求項2】
(S3−2)前記真偽確認を行うステップは、
(S3−2−1)前記受信した画像化情報としてARマーカを用い、該ARマーカが前記データベースに登録された登録ARマーカであるか否かにより真偽確認を行う、
(CL)請求項1に記載の、ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法。
【請求項3】
前記ARマーカは、前記取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及び認証データの情報を埋め込んだ画像化情報の画像であり、
(S3−1)サーバーAが該ARマーカを含む画像化情報を受信するステップは、
(S3−1−1)該受信したARマーカである画像化情報の画像から、該画像化情報をデコードして前記URL情報及び/又は認証データを得るステップを含み、
(S3−2)サーバーAが真偽確認を行うステップは、
(S3−2−2)前記デコードしたURL情報及び/又は認証データが前記データベースに登録された登録画像化情報であるか否かにより真偽確認を行う、
(CL)請求項1に記載の、ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法。
【請求項4】
前記ARマーカは、前記取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及び認証データの情報を埋め込んだ画像化情報の画像であり、
(S2−2)デバイスCがARマーカを読取りするステップは、
(S2−2−1)該ARマーカである画像化情報の画像から、前記ARアプリにより、該画像化情報をデコードして前記URL情報及び/又は認証データを得るステップを含み、
(S2−3)デバイスCがARマーカを含む画像化情報をサーバーAに送信するステップは、
(S2−3−1)前記画像化情報として、ARマーカ及び前記デコードした前記URL情報及び/又は認証データをサーバーAに送信し、
(S3−2)サーバーAが真偽確認を行うステップは、
(S3−2−2)前記デコードしたURL情報及び/又は認証データが前記データベースに登録された登録画像化情報であるか否かにより真偽確認を行う、
(CL)請求項1に記載の、ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法。
【請求項5】
(S4−1) 前記AR画像を送信するステップは、
(S4−1−1)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、デバイスCに、該真偽確認の結果と共に、又は該真偽確認の結果として、サーバーAの提供する支払いページを閲覧するための支払い表示を含むアノテーションを、前記ARマーカの画像に重畳したAR画像を送信するステップと、
(S4−1−2)デバイスCに表示されたAR画像上で前記支払い表示が選択されるステップと、
(S4−1−3)デバイスC上で、前記読み取りされたARマーカが対応する商品の決済が完了されるステップと、
を含み、
(S5−1)サーバーAが、該真の確認に用いた登録画像化情報の含む前記認証データ及びそのヒット数に基づき、前記取引き情報Xの発信者bに、該登録画像化情報の利用の料金を課金するステップは、
(S5−2)前記サーバーAが、前記決済が完了される回数をヒット数としてカウントして、前記取引き情報Xの発信者bに、該登録画像化情報の利用の料金を課金する課金情報を送信するステップを含む、
(CL)請求項1乃至4のいずれか1項に記載のARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法。
【請求項6】
(S4−1) 前記AR画像を送信するステップは、
(S4−1−1)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、デバイスCに、該真偽確認の結果と共に、又は該真偽確認の結果として、サーバーAの提供する支払いページを閲覧するための支払い表示を含むアノテーションを、前記ARマーカの画像に重畳したAR画像を送信するステップと、
(S4−1−4)前記デバイスCに表示された支払い表示が選択されず、又は、前記読み取りされたARマーカが対応する商品の決済が未成立のまま前記AR画像が消滅し、又は、支払い表示が選択されてデバイスCに前記支払いページが表示されたが放置されて、該支払いページのセッションが終了するステップと、
を含み、
(S5−1)サーバーAが、該真の確認に用いた登録画像化情報の含む前記認証データ及びそのヒット数に基づき、前記取引き情報Xの発信者bに、該登録画像化情報の利用の料金を課金するステップは、
(S5−3)前記サーバーAが、真偽確認情報を含むAR画像のページビュー数又は支払いページのページビュー数をヒット数としてカウントして、前記取引き情報Xの発信者bに、該登録画像化情報の利用の料金を課金する課金情報を送信するステップを含む、
(CL)請求項1乃至4のいずれか1項に記載のARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法。
【請求項7】
(M1)商品の宣伝、紹介、及び/又は売買に関する取引き情報XをWeb上に発信すると共に、該取引き情報Xに関連付けられた画像化情報を紙面、画面及び/又は商品の媒体に表示して、該画像化情報をユーザーcに提供する、該取引き情報Xの発信者(クライアント)bのサーバーBと、
(M2)該取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及びARマーカ及び認証データの情報を入力した画像化情報を、データベースに登録及び管理する管理者aのサーバーAと、
(M3)該取引情報Xを利用するユーザーcの、Web情報閲覧及び画像読取り可能なデバイスCと、が
(M4)Web情報を送受信可能なコンピュータネットワークを介して接続された電子商取引における画像化情報利用の課金システムΩにおいて、
(前提1)前記クライアントbが、前記ARマーカとしてQRコード(登録商標)、バーコード(JANコードを含む)又は商品現物画像を用い、該ARマーカを表示した商品を、店舗にて販売し、
(前提2)前記管理者aのサーバーAは、商品ごとに商品名、値段を含む商品情報を画像化したQRコード(登録商標)を生成し、前記商品の取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及びARマーカ及び認証データの情報と共に、該QRコード(登録商標)を画像化情報として付加してデータベースに登録及び管理し、
(前提3)該取引情報Xを利用するユーザーcが、前記店舗において、デバイスCを用いて商品を選択し、該店舗のレジにて支払いを行う、
ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法であって、
(S1−1)画像読取り可能なデバイスにインストールされて読み取りした撮影画像をサーバーAに強制的に送信し、受信した該撮影画像にアノテーションを重畳したAR画像を該デバイスに返信し、該デバイス上に表示可能なARアプリを、サーバーAが配布するステップと、
(S2−1)デバイスCが、前記ARアプリをインストールするステップと、
(S2−2−2)ユーザーcが商品選択の際に、前記ARアプリを起動したデバイスCが、前記商品に表示されたARマーカを読取りするステップと、
(S2−3)デバイスCが、該読取りしたARマーカを含む画像化情報を、サーバーAに送信するステップと、
(S3−1)サーバーAが、該ARマーカを含む画像化情報を受信するステップと、
(S3−2)サーバーAが、前記データベースを参照して、該受信した画像化情報が前記データベースに登録された登録画像化情報であるか否かの真偽確認を行うステップと、
(S4−2)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、デバイスCに、デバイスCが撮影したARマーカを表示する商品の前記QRコード(登録商標)及び(1)買い物続行、(2)集計、の選択表示を含むアノテーションを、前記ARマーカの画像に重畳したAR画像を送信するステップと、
(S4−2−1)デバイスCに表示されたAR画像上で前記(2)集計の選択表示が選択されるまで、前記(S2−2−2)、(S2−3)、(S3−1)、(S3−2)、(S4−2)のステップを繰り返すステップと、
(S4−2−2)デバイスCに表示されたAR画像上で前記(2)集計の選択表示が選択されると、サーバーAが、デバイスCに選択された全ての商品を含む前記商品情報を画像化した決済用QRコード(登録商標)を生成し、該決済用QRコード(登録商標)をデバイスCに表示するステップと、
(S4−2−3)デバイスCが、該デバイスCに表示された前記決済用QRコード(登録商標)を、前記店舗がレジに備えるPOSスキャナにスキャンさせて支払いを行うステップと、
(S5−1)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、該真の確認に用いた登録画像化情報の含む前記認証データ及びそのヒット数に基づき、前記取引き情報Xの発信者bに、該登録画像化情報の利用の料金を課金するステップと、
(CL)を含む、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法。
【請求項8】
(M1)商品の宣伝、紹介、及び/又は売買に関する取引き情報XをWeb上に発信すると共に、該取引き情報Xに関連付けられた画像化情報を紙面、画面及び/又は商品の媒体に表示して、該画像化情報をユーザーcに提供する、該取引き情報Xの発信者(クライアント)bのサーバーBと、
(M2)該取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及びAR(Augmented Reality)マーカ及び認証データの情報を入力した画像化情報を、データベースに登録及び管理する管理者aのサーバーAと、
(M3)該取引情報Xを利用するユーザーcの、Web情報閲覧及び画像読取り可能なデバイスCと、が
(M4)Web情報を送受信可能なコンピュータネットワークを介して接続された電子商取引における画像化情報利用の課金システムΩにおいて、
(前提1)’前記クライアントbが、電子ギフト券に関する取引き情報XをWeb上に発信すると共に、ARマーカを表示した該電子ギフト券を紙面、画面及び/又は商品の媒体に表示して、該ARマーカをユーザーcに提供し、
(前提2)’該電子ギフト券を購入して知人に贈答するするユーザーcが、デバイスCを用いて該電子ギフト券に付したARマーカを撮影して該電子ギフト券を購入し、該知人のメールアドレスを選択して、該電子ギフト券を該メールアドレスに送信して贈答し、
(前提3)’前記管理者aのサーバーAは、クライアントbとユーザーc間の該電子ギフト券の電子商取引を仲介し、サーバーBに該電子ギフト券の購入情報を通知し、該電子ギフト券の決済完了と共にデバイスCに該電子ギフト券を送信する、
ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法であって、
(S1−1)画像読取り可能なデバイスにインストールされて読み取りした撮影画像をサーバーAに強制的に送信し、受信した該撮影画像にアノテーションを重畳したAR画像を該デバイスに返信し、該デバイス上に表示可能なARアプリを、サーバーAが配布するステップと、
(S2−1)デバイスCが、前記ARアプリをインストールするステップと、
(S2−2−3)ユーザーcが前記電子ギフト券を購入の際に、前記ARアプリを起動したデバイスCが、該電子ギフト券に表示されたARマーカを読取りするステップと、
(S2−3)デバイスCが、該読取りしたARマーカを含む画像化情報を、サーバーAに送信するステップと、
(S3−1)サーバーAが、該ARマーカを含む画像化情報を受信するステップと、
(S3−2)サーバーAが、前記データベースを参照して、該受信した画像化情報が前記データベースに登録された登録画像化情報であるか否かの真偽確認を行うステップと、
(S4−3)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、真正を証明するQRコード(登録商標)を含むアノテーションを、前記ARマーカの画像に重畳したAR画像をデバイスCに、送信するステップと、
(S4−3−1)デバイスCが、該真正を証明するQRコード(登録商標)を用いて、サーバーB間で該電子ギフト券の決済を完了させるステップと、
(S4−3−2)サーバーAが、デバイスCに、該電子ギフト券を送信してデバイスCに表示するステップと、
(S4−3−3)デバイスCが、知人のメールアドレスを選択して、該表示された電子ギフト券を該メールアドレスに送信して贈答するステップと、
(S5−1)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、該真の確認に用いた登録画像化情報の含む前記認証データ及びそのヒット数に基づき、前記取引き情報Xの発信者bに、該登録画像化情報の利用の料金を課金するステップと、
(CL)を含む、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法。
【請求項9】
(M1)商品の宣伝、紹介、及び/又は売買に関する取引き情報XをWeb上に発信すると共に、該取引き情報Xに関連付けられた画像化情報を紙面、画面及び/又は商品の媒体に表示して、該画像化情報をユーザーcに提供する、該取引き情報Xの発信者bのサーバーBと、
(M2)該取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及びARマーカ及び認証データの情報を入力した画像化情報を、データベースに登録及び管理する管理者aのサーバーAと、
(M3)該取引情報Xを利用するユーザーcの、Web情報閲覧及び画像読取り可能なデバイスCと、が
(M4)Web情報を送受信可能なコンピュータネットワークを介して接続された電子商取引における画像化情報利用の課金システムΩにおいて、
(M5−1)画像読取り可能なデバイスにインストールされて、読み取りした撮影画像をサーバーAに強制的に送信し、受信した該撮影画像にアノテーションを重畳したAR画像を該デバイスに返信し、該デバイス上に該AR画像を表示可能なARアプリを配布し、
(M5−2)該ARアプリを介して受信したARマーカを含む画像化情報を、前記データベースに照合して、該受信した画像化情報が該データベースに登録された登録画像化情報であるか否かの真偽確認を行い、
(M5−3)該真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、該真偽確認の結果と共に、又は該真偽確認の結果として、前記真の確認に用いた登録画像化情報と関連付けられたアノテーションを重畳したAR画像を、デバイスCに返信する、
(M5−4)サーバーAと、
(M6−1)前記ARアプリをインストールし、
(M6−2)前記媒体に表示されたARマーカを該ARアプリを介して読取りし、
(M6−3)該読取りしたARマーカを含む画像化情報をサーバーAに送信し、
(M6−4)送信した該画像化情報の真偽確認を行ったサーバーAから、該真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、該真偽確認の結果と共に、又は該真偽確認の結果として、該真の確認に用いた登録画像化情報と関連付けられたアノテーションを重畳したAR画像を受信する、
(M6−5)デバイスCと、
を含み、
(STF)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、前記真の確認に用いた登録画像化情報の含む前記認証データ及びそのヒット数に基づいて、前記サーバーBに、該登録画像化情報の利用の料金を課金する
(CL)ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金システム。
【請求項10】
請求項9に記載のARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金システムにおいて、
前記真の確認に用いた登録画像化情報と関連付けられたアノテーションを重畳したAR画像は、前記真の確認に用いた登録画像化情報の含む前記URL情報又は支払いページを閲覧するための選択表示を含むアノテーションを、前記ARマーカの画像に重畳したAR画像である、
(CL)ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、偽URLを埋め込んだ偽造2次元コード等による詐欺を防止することのできる、真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法および課金システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、上記バーコードやQRコード(登録商標)のような2次元コードを含む画像化情報が商品に貼付されて、これを利用者cがスキャナ機能付き携帯電話やスマートホンなどデバイスで読み込み、インターネット回線など公衆回線や双方向回線を介して商取引を行う課金方法が出現している。このような課金方法は、既に特許化されており、特許文献1(又は特許文献2参照)にその方法が開示されている。
【0003】
また、特許文献3の発明(又は特許文献2参照)は、特許文献1の発明をベースにして、利用者cのデバイスが読み取る2次元コードの真偽確認機能を追加したものであり、このような真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法および課金システムも特許されている。
【0004】
特許文献3に係る請求項1の特許発明は、取引き情報Xの発信者bと、当該取引き情報Xを利用する利用者cと、当該取引き情報Xを含む画像化情報を管理する管理者aの3者が、インターネット回線を介して商取引を行う方法であり、その請求項1に係る真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法は、

(a1)商品の宣伝、紹介、及び/又は売買に関する取引き情報Xを発信すると共に、該取引き情報Xに関連付けられた画像化情報を紙面、画面及び/又は商品の媒体に表示して、該画像化情報を利用者(ユーザー)cに提供する、該取引き情報Xの発信者(クライアント)bのサーバーBと、
(a2)該取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及び認証データ及び/又はシリアルナンバーの情報を入力した画像化情報を、データベースに登録及び管理する管理者aのサーバーAと、
(a3)該取引情報Xを利用する利用者(ユーザー)cの、Web情報閲覧及び該画像化情報読み取り可能なデバイスCと、が、
(a4)Web情報を送受信可能なコンピュータネットワークを介して接続され、
(b1)サーバーBは、
(b2)前記取引き情報XをWeb上に発信し、
(c1)デバイスCは、
(c2)利用者cが前記取引き情報Xへのアクセスの際に、前記媒体に表示された画像化情報を読み取りし、
(d1)前記サーバーAは、
(d2)前記読み取りした画像化情報の前記認証データ及び/又はシリアルナンバーの情報を、該読み取りにより受信して、
(d3)前記データベースの蓄積データに基づき発信者bを特定することで、該取引き情報Xの発信者bの本人確認を行い、
(e1)前記サーバーAが、
(e2)前記認証データ及びそのヒット数に基づき、前記取引き情報Xの発信者bに、前記画像化情報利用の料金を課金する課金情報を送信する、
(e3)電子商取引における画像化情報利用の課金システムΩにおいて、
(stf)前記サーバーAが、前記デバイスCから受信した画像化情報が前記データベースに登録されているか否かの真偽確認する、真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法であって、
(s1−1)画像読み取り可能なデバイスにインストールし、読み取りした画像化情報をデコードしてサーバーAに強制的に送信するデコーダアプリケーション(以下、「デコーダAPP」という。)をサーバーAが配布し、これをデバイスCがインストールするステップと、
(s1−2)該インストールしたデコーダAPP画面において、デバイスCが、ある画像化情報を読み取りするステップと、
(s1−3)デバイスCが、該デコーダAPPにより該画像化情報をデコードするステップと、
(s1−4)デバイスCが、デコードした該画像化情報の前記認証データ及び/又はシリアルナンバーの情報を、前記サーバーAに送信するステップと、
(s2−2)前記サーバーAが、受信した該認証データ及び/又はシリアルナンバーの情報を前記データベースに照合して、該受信した画像化情報が該データベースに登録されているか否かの真偽確認するステップと、
(s2−3)前記サーバーAが、デバイスCに、該真偽確認情報を送信するステップと、
(s2−4)該真偽確認の結果が真であれば、前記サーバーAが、該真の確認に用いた登録画像化情報の含む前記認証データ及びそのヒット数に基づき、前記取引き情報Xの発信者bに、該決済完了の回数を課金する課金情報を送信するステップと、
(cl)を含む、真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法。」
と記載されている。
【0005】
すなわち、特許文献3に係る請求項1の特許発明は、デバイスCがサーバーAの配布したデコーダAPPにより読み取りした画像化情報をデコードし、デコードした当該画像化情報の認証データ及び/又はシリアルナンバーの情報を上記サーバーAに送信し、これを当該サーバーAがデータベースに登録されているか否か真偽確認を行う画像化情報利用の課金方法である。
【0006】
また、特許文献3において、上記画像化情報について以下のように記載されている。
【0007】
「物理的には媒体としての画像化情報は、紙や物品上、画像などに表示されるバーコードやQRコード(登録商標)などの2次元コードや、透かし、ホログラム、AR(Augmented Reality)マーカなどで表現される文字、図形、数字を含む記号、色、光の位相情報等の組み合わせ及び構造等から表現されるが、画像情報に埋め込まれた電子透かしなどのPC、PDA、NetTVなど情報端末機の表示画面上に表現される画像化情報など、デバイスCが認識可能で画像化可能な全ての情報が含まれる。したがって、本発明に係る真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法(システム)においては、印刷媒体に印刷したRFID(Radio Frequency IDentification)タグのように視覚媒体に定着させた画像もまた、画像化情報として含まれる。この印刷媒体に印刷したRFIDタグのような画像化情報は、RFIDリーダ機能の付いたデバイスCを使用して読み取りを行えばよい。」
【0008】
「さらに画像化情報について詳細に説明すると、上記媒体としての画像化情報に埋め込まれる(画像化される又は入力される)情報としての画像化情報は、上記のように『必要なURL情報及び認証データ及び/又はシリアルナンバーの情報を入力した』としているが、URL情報や認証データ自体、そもそもアルファベット記号と数字記号の組み合わせで表されたシリアルナンバーで構成されているのが普通である。すなわち、画像化情報は『必要なURL情報及び認証データ及び/又はシリアルナンバーの情報を入力』した全体としてシリアルナンバーである場合が通常である。したがって、本明細書等中で画像化情報とは『必要なURL情報及び認証データの情報が、及び/又はこれに付加したシリアルナンバーの情報を全て含めてシリアルナンバーで表現される』ような場合も含んでいる。」
【0009】
上記特許文献1、2及び特許文献3に係る請求項1の特許発明においては、電子商取引に用いる2次元コードなどの画像化情報は、発信者bが提供する取引き情報Xを含む必要なURL情報及び認証データ及び/又はシリアルナンバーの情報を埋め込んだ媒体として使用され、その画像化情報の内容は、上記必要なURL情報及び認証データ及び/又はシリアルナンバーである。そして上述のように、デバイスCがサーバーAの配布したデコーダAPPにより読み取りした画像化情報をデコードし、デコードした当該画像化情報の認証データ及び/又はシリアルナンバーの情報を上記サーバーAに送信し、この情報を当該サーバーAがデータベースに照会して真偽確認を行う。
【0010】
しかし、特許文献3の最初の出願に優先権を主張して、本願と同日に出願された後の出願に初めて記載された特許文献3に係る請求項2以下の課金方法の特許発明においては、デバイスCがサーバーAの配布したデコーダAPPにより読み取りした画像化情報の画像そのもの(マーカの画像)を上記サーバーAに送信し、この画像を当該サーバーAがデータベースに照会して真偽確認を行っている。すなわち、上記特許文献3に係る請求項2以下の課金方法に関連して、特許文献3には、「本実施形態2以下では、媒体としての画像化情報に上記の情報を埋め込む(入力又は画像化)と共に、当該情報を埋め込んだ2次元コードなどの媒体たる当該画像化情報が備える光学的外形である画像化情報の画像、あるいは当該画像化情報とは無関係な独立の特定の画像をも、上記URL情報等に追加して、画像化情報として利用する場合の真偽確認可能な画像化情報利用の課金システムについて説明する。この、特定の画像あるいは当該画像化情報の画像のうち、画像化情報としてデータベース2に登録したものを、以下、総称して『(登録)マーカ』というものとする。なお、上記『特定の画像』とは、例えば文字、図形、記号若しくはこれらの組み合わせ又はこれらと色彩の結合等であるが、特に限定されるものではなく、カメラなどで画像として特定可能な風景や物などの任意の画像を含むものとする。」(特許文献3参照)と記載されている。
【0011】
例えば、特許文献3に係る請求項4の発明は、上記特許文献3に係る請求項1の(a1)〜(e3)を共通にして、
「(e3)請求項1に記載の電子商取引における画像化情報利用の課金システムΩにおいて、
(m0−1)前記サーバーAは、
(m0−2−1)前記必要なURL情報及び認証データ及び/又はシリアルナンバーの画像化情報に加えて特定の画像をマーカの画像化情報としてデータベースに登録及び管理し、
(m0−3−1)前記デバイスCが読み取りした画像から、該画像を、該読み取りにより受信可能であり、
(stf)前記サーバーAが、前記デバイスCから受信した画像化情報が前記データベースに登録されているか否かの真偽確認する、真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法であって、
(s1−1−1)画像読み取り可能なデバイスにインストールし、読み取りした画像をサーバーAに強制的に送信するデコーダAPPをサーバーAが配布し、これをデバイスCがインストールするステップと、
(s1−2−1)該インストールしたデコーダアプリケーション画面において、デバイスCが、前記媒体に表示されたある画像を読み取りするステップと、
(s1−4−2)デバイスCが、該画像を前記サーバーAに送信するステップと、
(s2−2−3)前記サーバーAが、受信した該画像を前記データベースに照合して、該画像が登録マーカとして該データベースに登録されているか否かの真偽確認するステップと、
(s2−3)前記サーバーAが、デバイスCに、該真偽確認情報を送信するステップと、
(s2−4)該真偽確認の結果が真であれば、前記サーバーAが、該真の確認に用いた登録画像化情報の含む前記認証データ及びそのヒット数に基づき、前記取引き情報Xの発信者bに、該登録画像化情報利用の料金を課金する課金情報を送信するステップと、
(cl)を含む、真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法。」
とクレームし、特許されている。
【0012】
一方、近年AR(Augmented Reality)技術が実用化され、例えばデバイスで撮影中のARマーカの画像をサーバーに送信し、サーバーが当該撮影画像に関連情報をアノテーションとして重畳してデバイス側に返信し、当該撮影画像に当該アノテーションを重畳したAR画像を、当該デバイスに表示することが可能となっている。ARマーカは文字や図形の組み合わせ等がよく知られているが、原理的には撮影して画像化可能なものであれば特に限定されず、近年では街並みなどの風景や物品の画像などもARマーカとして利用されている。
【0013】
しかし、デバイス側が撮影画像を全てサーバーに送信するのではデバイスにかかる負担が大きく、高コストとなり、デバイスの電池の消耗も大きいので、デバイスが撮影の際にARマーカなど撮影対象物の特徴的部位を抽出してサーバーに送信し、サーバーが予め登録したARマーカ(登録ARマーカ)と受信した特徴的部位を照合し、特徴的部位が一致する登録ARマーカの影像に所定のアノテーションを重畳したAR画像を、上記デバイスに返信して表示する技術が確立されている。画像および実写文字画像の特徴的部位検出は、例えば、2値化、明るさ調整、色成分の抽出、色反転、コントラスト調整、切り出し、ガンマ補正、グレイスケール化、増色、画像枠付加、鏡像反転、ノイズ除去、輪郭抽出、輪郭追跡、拡大縮小、任意角回転、セピア調化、ぼかし、また掲載媒体平面レイアウトなど特徴検出手段等を用いて行う。
【0014】
しかし、悪意の第3者が、真正なARマーカ上に偽ARマーカを貼付したり、あるいは真正なARマーカを偽造・変造等して、これら偽造ARマーカに紐付けた偽URLに撮影者を誘導し、偽情報を撮影者に提供したり、あるいは撮影者に不正課金するという悪質な詐欺も可能である。
【0015】
【特許文献1】特許第4395281号公報
【特許文献2】国際公開番号WO2001/067367
【特許文献3】特許第5632985号公報
【特許文献4】国際公開番号WO2014/103971
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
そこで、本発明は、汎用的なシステムにより容易に構築可能な、偽URL情報を紐付けたなりすましARマーカ(画像化情報)あるいは偽造ARマーカによる詐欺を防止することのできる、真偽確認あるいは登録確認可能な画像化情報利用の課金方法および課金ネットワークシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法は、
(M1)商品の宣伝、紹介、及び/又は売買に関する取引き情報XをWeb上に発信すると共に、該取引き情報Xに関連付けられた画像化情報を紙面、画面及び/又は商品の媒体に表示して、該画像化情報をユーザーcに提供する、該取引き情報Xの発信者(クライアント)bのサーバーBと、
(M2)該取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及びARマーカ及び認証データの情報を入力した画像化情報を、データベースに登録及び管理する管理者aのサーバーAと、
(M3)該取引情報Xを利用するユーザーcの、Web情報閲覧及び画像読取り可能なデバイスCと、が、
(M4)Web情報を送受信可能なコンピュータネットワークを介して接続された電子商取引における画像化情報利用の課金システムΩにおいて、
(S1−1)画像読取り可能なデバイスにインストールされて読み取りした撮影画像をサーバーAに強制的に送信し、受信した該撮影画像にアノテーションを重畳したAR画像を該デバイスに返信し、該デバイス上に表示可能なARアプリケーション(以下、本明細書において、「ARアプリ」という。)を、サーバーAが配布するステップと、
(S2−1)デバイスCが、前記ARアプリをインストールするステップと、
(S2−2)ユーザーcが前記取引き情報Xへのアクセスの際に、デバイスCが、前記媒体に表示されたARマーカを読取りするステップと、
(S2−3)デバイスCが、該読取りしたARマーカを含む画像化情報を、サーバーAに送信するステップと、
(S3−1)サーバーAが、該ARマーカを含む画像化情報を受信するステップと、
(S3−2)サーバーAが、前記データベースを参照して、該受信した画像化情報が前記データベースに登録された登録画像化情報であるか否かの真偽確認を行うステップと、
(S4−1)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、該真偽確認の結果と共に、又は該真偽確認の結果として、前記登録された登録画像化情報と関連付けられたアノテーションを重畳したAR画像を、デバイスCに返信するステップと、
(S5−1)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、該真の確認に用いた登録画像化情報の含む前記認証データ及びそのヒット数に基づき、前記取引き情報Xの発信者bに、該登録画像化情報の利用の料金を課金するステップと、
(CL)を含む。
【0018】
上述のように狭義の「画像化情報」とは、文字通り画像化された情報であり、バーコードやQRコード(登録商標)などの2次元コードのような、種々の情報が画像化された媒体をいう場合が通常であるが、これら2次元コードのような媒体に埋め込まれた(画像化又は入力された)上記種々の情報のそれぞれを指す場合もある。例えば、URL情報及び認証データ及び/又はシリアルナンバーの情報を画像化して2次元コードを作成した場合、「画像化情報」とは媒体としての2次元コードを指す場合と、当該2次元コードに埋め込まれた、上記URL情報及び認証データ及び/又はシリアルナンバーの個々の情報をいう場合とが両方あり得る。
【0019】
しかし、広義には様々な画像化情報の定義が可能であり、本明細書及び特許請求の範囲(以下、「明細書等」ともいう。)においては、上記特許文献3にも「マーカ」として記載されているように、サーバAのデータベースに情報として登録されたARマーカは、画像化された情報という点で「画像化情報」であり、共にサーバAのデータベースに登録されたその他のURL情報、認証データ及び/又はシリアルナンバーの情報と紐づけられており、当該ARマーカの画像を読み取ることにより、上記その他の情報を取り出すことができる画像化情報である。また、ARマーカと共に登録されたその他のURL情報、認証データ及び/又はシリアルナンバーの情報も、上記データベースで画像化情報たるARマーカと紐づけられて当該ARマーカにより取り出されるという意味で、本明細書等において「画像化情報」という。
【0020】
したがって、本明細書等において「画像化情報」は、上記のように、取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及びARマーカ及び認証データ及び/又はシリアルナンバーの情報をいい、ARマーカは文字通りの画像化情報としてサーバAのデータベースに登録されて、他のURL情報、認証データやシリアルナンバーと紐付けられる。なお、必要なURL情報、ARマーカ、認証データ及び/又はこれに付加したシリアルナンバーの情報は、アルファベット記号と数字記号等を組み合わせたシリアルナンバーで表現可能なので、本明細書等中で画像化情報は、URL情報、ARマーカ、認証データの情報を全て含めてシリアルナンバーと一括りに表現することも可能である。
【0021】
物理的な媒体としての「画像化情報」であるARマーカは、紙や物品上、画像などに表示されるバーコードやQRコード(登録商標)などの文字通りの画像化情報(2次元コード)や、透かしホログラムなどで表現される文字、図形、数字を含む記号、色、光の位相情報等の組み合わせ及び構造等から表現されるが、画像情報に埋め込まれた電子透かしなどのPC、PDA、NetTVなど情報端末機の表示画面上に表現される画像化情報など、ARマーカとしてデバイスCが認識可能で画像としてサーバAに送信可能な全ての情報が含まれる。したがって、上記特許文献3と同様に、媒体に印刷したRFID(Radio Frequency IDentification)タグや商品に画像と共に表示したRFIDタグのように、視覚媒体に定着させたRFIDタグもまた、画像としてサーバAに送信可能であり、本明細書等においてもARマーカを含む画像化情報の一種として含まれる。この媒体表示を伴うRFIDタグのような画像化情報は、デバイスCはその表示画像をカメラ機能で読み取ることができ、そのICが含む情報内容をRFIDリーダ機能により読み取ることができる。ICが含む情報内容は、RFIDタグの表示画像に紐づけられていてもよいし、サーバーAのデータベースに登録されたその他の画像化情報に紐づけられていてもよい。
【0022】
また、本明細書等において「真偽確認」とは、サーバーAが、デバイスCから受信した画像化情報(URL情報及び認証データ及び/又はシリアルナンバーあるいは読取り画像等)をサーバーAの上記データベースに照合して、当該画像化情報が当該データベースに登録されている登録画像化情報であるか否かを確認することをいう。したがって、サーバーAが真偽確認する画像化情報が「真(真正)」であるためには、狭義には、サーバーAが真偽確認する画像化情報の含むURL情報及び認証データ及び/又はシリアルナンバー等が、サーバーAの上記データベースに登録された登録画像化情報のURL情報及び認証データ及び/又はシリアルナンバー等と全て一致する必要があるが、本明細書等においては、広義に、真偽確認する画像化情報の含むURL情報及び/又は認証データ及び/又はシリアルナンバー及び/又は読取り画像が、サーバーAの上記データベースに登録された登録画像化情報の認証データ及び/又はシリアルナンバー及び/又は登録マーカと少なくとも1以上一致する場合であっても、当該真偽確認した画像化情報を「真(真正)」に含める場合もあるものとする。
【0023】
そして、本明細書等において、画像化情報が「真(真正)」とは、デバイスCからサーバーAが受信した画像化情報が、上記狭義又は広義の「真(真正)」であることをいい、画像化情報が「偽(偽造)」とは、デバイスCからサーバーAが受信した画像化情報が、上記狭義又は広義の「真(真正)」ではないことをいう。
【0024】
また、近年、携帯電話やスマートホン等のような携帯用デバイス(あるいは携帯用端末、携帯用モバイル)においても、スキャナ(カメラ)機能及び/又はRFIDタグの読み取り機能は略標準的に装備されており、以下本明細書等においては、単に「デバイスC」という場合は、デバイスCはスキャナ(カメラ)と連動した、あるいはスキャン(カメラ)機能付きの、スキャン(撮影)可能な(あるいは画像読み取り可能な)デバイスCをいうものとし、さらに、外部装置としてスキャナを接続したデスクトップ・コンピュータやNetTVなど持ち運び困難なものから、PDA、携帯電話、スマートホンなどの携帯端末機等携帯自在なデバイスあるいは画像読み取り可能な時計や眼鏡などのウエアラブル・コンピュータまで広く含み、特に限定されるものではない。また、上記のように、デバイスCは、必要であればRFIDタグの読み取り機能を備えるRFIDリーダ付デバイスその他RFIDリーダに接続されたコンピュータ等であってもよい。すなわち、アンテナ技術の進展により、紙面等の上に画像化情報としてRFIDタグを作成・表示可能となっているため、デバイスCはこのような画像化情報もRFIDリーダにより読み取り可能である。
【0025】
また、上記のようなQRコード(登録商標)やバーコード等の画像化情報を含むARマーカは画面や透明媒体等上にも商品と共に表示可能であり、本明細書等において「媒体」としては、紙面や商品だけでなく、コンピュータに接続されたモニターやテレビ画面、携帯電話やスマートホンの画面等に代表されるあらゆる画面、及び、透明媒体やスクリーン、ポスター、壁などの画像を表示可能な全ての媒体を含むものとする。なお、本明細書等において「表示」とは、画像化情報を印刷ないしシール化して紙面、商品などの所定の媒体に付加ないし貼付し、あるいは、画面、透明媒体等に投写、投影、埋め込み等して表示することを含み、商品そのもの又は商品に関連付けられたその他の物品あるいは風景や建物など画像として登録可能な全ての物をそのまま表示とすることを含む。
【0026】
(課金システムΩの動作)
上記電子商取引における画像化情報利用の課金システムΩにおいて、
(A)管理者aは、Web上で運営されるサイトを制作し、上記発明の課金システムΩ管理用コンピュータのWebサーバーAに格納し、運用する。この場合、Web上で運営されるサイトとして、例えば、ユーザー登録画面、ユーザー承認画面(ヒット課金に対する承認なども含む)、ARマーカ制作用エンコーダ画面などが例示されるが、これらに制限されない。あるいは、取引き情報の発信者bから得た情報(画像化情報)を基に、サーバーA(管理者a)が適宜ARマーカを制作してデータベースに登録し、発信者bに送付してもよい。
(B)電子商取引きにおいて、取引き情報の発信者(ARマーカ制作者)bは、管理者aから提供されたWebサイトの、ARマーカの登録画面に、撮影したARマーカの位置、角度、範囲および所定のARマーカにアクセスするために必要な上記特徴的部位などの情報を入力して所定のARマーカを制作してもよい。ここで、ARマーカ制作者bは、インターネットのwwwブラウザを開き、Webサイト上で、例えば、IDの入力、認証登録、承認IDの受け取り、ARマーカ制作などを行ってもよい。あるいは、ARマーカは既存のマーク(例えばJANコード)や商品その他の物品の画像であってよく、ARマーカ制作者bは、取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及び/又はシリアルナンバーと共に、それらの画像をそのまま認証データサーバーAのデータベースに登録してもよい。
(C)ARマーカ制作者bがサーバーAのデータベースに登録する、上記ARマーカを含む画像化情報には、上記のように必要な情報、すなわちURLと、他に、メールアドレス、FD、CD−ROM、DVDなどのファイルアドレスなどを入力することができ、また、ARマーカ制作者bに固有の認証データを入力する。この認証データは、管理者aがクライアント(ARマーカ制作者)bを管理すると共に、該クライアントbの本人確認を行うためのものであり、特に、電子商取引きにおける本人(b)確認の手段としてパスワード、暗証番号などと同等の重要な情報である。この認証データとしては、例えば、シリアルナンバー、デジタルサインなどのデータを、単独であるいはそれらを適宜組み合わせて使用することができるが、そのデータの種類は制限されない。この場合、ARマーカ制作者bは、ARマーカを料金フリーで利用することが可能であり、紙面、画面、商品その他透明媒体やスクリーン、壁などの、画像を表示可能な媒体等に、該ARマーカを自由に、例えば、印刷、シール貼付、埋め込み、投写、投影などの適宜の手段で表示することができる。
(D)公衆通信回線を介して情報の送受信を行う電子商取引きにおいて、ARマーカ乃至画像化情報利用に伴う取引き情報の発信者bの本人確認とその利用に対する課金を行うにあたり、取引き情報の発信者bは、公衆通信回線を介して必要な電子情報を発信すると共に特定のARマーカを作成し、これを媒体に適宜の手段で表示してユーザーcに提供する。あるいは、上述のように、ARマーカは、商品その他の物品、風景などの撮影可能な画像や既存のマーク(例えばJANコード)をそのまま利用してもよい。すなわち、取引き情報の発信者bは、サーバーBを介してホームページなどの電子情報を発信すると共にARマーカを作成あるいは引用し、これを紙面、画面、商品などの媒体に表示して該情報を利用するユーザーcに提供する。
(E)制作したARマーカは画像化情報としてサーバーAのデータベースに登録され、管理者aによる画像化情報のデータ確認の後、完成されたARマーカ(画像化情報)が電子メールなどの通信回線を介した送受信手段によりARマーカ制作者(クライアント)bへ送信されるのが望ましい。制作者bは完成された画像化情報を印刷、シール貼付、埋め込み、投写、投影などの適宜の手段で紙面、商品、画面、投影媒体などの所定の媒体に表示して、ユーザーcにこれを提供する。
(F)一方、ARマーカを利用するユーザーcは、それを利用するにあたり、紙面、画面、商品など上述した媒体に表示されている特定のARマーカを読取り可能なデバイスCを用いて読み取り、サーバーAに送信して、読み取りした上記ARマーカの真偽判断を行うことができる。なお、デバイスCがサーバーAに送信するARマーカの画像は、上述のように、その特徴的部位のみであってもよく、サーバーAは受信した特徴的部位をデータベースに登録したARマーカと照合して真偽判断を行ってもよい。
【0027】
また、「Web」としては、「World Wide Web(以下、「www」ともいう。)」が代表的であるが、本明細書等においてはその他のコンピュータネットワークも含まれ、これらのWeb上でWeb情報がサーバー、クラウド、デバイス等を介して端末により送受信されるものとする。
【0028】
本発明に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法は、
(S3−2)前記真偽確認を行うステップは、
(S3−2−1)前記受信した画像化情報としてARマーカを用い、該ARマーカが前記データベースに登録された登録ARマーカであるか否かにより真偽確認を行ってもよい。
【0029】
本発明に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法において、前記ARマーカは、前記取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及び認証データの情報を埋め込んだ画像化情報の画像であり、
(S3−1)サーバーAが該ARマーカを含む画像化情報を受信するステップは、
(S3−1−1)該受信したARマーカである画像化情報の画像から、該画像化情報をデコードして前記URL情報及び/又は認証データを得るステップを含み、
(S3−2)サーバーAが真偽確認を行うステップは、
(S3−2−2)前記デコードしたURL情報及び/又は認証データが前記データベースに登録された登録画像化情報であるか否かにより真偽確認を行ってもよい。
【0030】
本発明に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法において、前記ARマーカは、前記取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及び認証データの情報を埋め込んだ画像化情報の画像であり、
(S2−2)デバイスCがARマーカを読取りするステップは、
(S2−2−1)該ARマーカである画像化情報の画像から、前記ARアプリにより、該画像化情報をデコードして前記URL情報及び/又は認証データを得るステップを含み、
(S2−3)デバイスCがARマーカを含む画像化情報をサーバーAに送信するステップは、
(S2−3−1)前記画像化情報として、ARマーカ及び前記デコードした前記URL情報及び/又は認証データをサーバーAに送信し、
(S3−2)サーバーAが真偽確認を行うステップは、
(S3−2−2)前記デコードしたURL情報及び/又は認証データが前記データベースに登録された登録画像化情報であるか否かにより真偽確認を行ってもよい。
【0031】
本発明に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法において、
(S4−1) 前記AR画像を送信するステップは、
(S4−1−1)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、デバイスCに、該真偽確認の結果と共に、又は該真偽確認の結果として、サーバーAの提供する支払いページを閲覧するための支払い表示を含むアノテーションを、前記ARマーカの画像に重畳したAR画像を送信するステップと、
(S4−1−2)デバイスCに表示されたAR画像上で前記支払い表示が選択されるステップと、
(S4−1−3)デバイスC上で、前記読み取りされたARマーカが対応する商品の決済が完了されるステップと、
を含み、
(S5−1)サーバーAが、該真の確認に用いた登録画像化情報の含む前記認証データ及びそのヒット数に基づき、前記取引き情報Xの発信者bに、該登録画像化情報の利用の料金を課金する課金情報を送信するステップは、
(S5−2)前記サーバーAが、前記決済が完了された回数(以下、「決済完了の回数」ともいう。)をヒット数としてカウントして、前記取引き情報Xの発信者bに、該登録画像化情報の利用の料金を課金する課金情報を送信してもよい。
【0032】
本発明に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法において、
(S4−1) 前記AR画像を送信するステップは、
(S4−1−1)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、デバイスCに、該真偽確認の結果と共に、又は該真偽確認の結果として、サーバーAの提供する支払いページを閲覧するための支払い表示を含むアノテーションを、前記ARマーカの画像に重畳したAR画像を送信するステップと、
(S4−1−4)前記デバイスCに表示された支払い表示が選択されず、又は、前記読み取りされたARマーカが対応する商品の決済が未成立のまま前記AR画像が消滅し、又は、支払い表示が選択されてデバイスCに前記支払いページが表示されたが放置されて、前記支払いページのセッションが終了するステップと、
を含み、
(S5−1)サーバーAが、該真の確認に用いた登録画像化情報の含む前記認証データ及びそのヒット数に基づき、前記取引き情報Xの発信者bに、該登録画像化情報の利用の料金を課金する課金情報を送信するステップは、
(S5−3)前記サーバーAが、真偽確認情報を含むAR画像のページビュー数又は支払いページのページビュー数をヒット数としてカウントして、前記取引き情報Xの発信者bに、該登録画像化情報の利用の料金を課金する課金情報を送信してもよい。
【0033】
本発明に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法は、
(M1)商品の宣伝、紹介、及び/又は売買に関する取引き情報XをWeb上に発信すると共に、該取引き情報Xに関連付けられた画像化情報を紙面、画面及び/又は商品の媒体に表示して、該画像化情報をユーザーcに提供する、該取引き情報Xの発信者(クライアント)bのサーバーBと、
(M2)該取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及びARマーカ及び認証データの情報を入力した画像化情報を、データベースに登録及び管理する管理者aのサーバーAと、
(M3)該取引情報Xを利用するユーザーcの、Web情報閲覧及び画像読取り可能なデバイスCと、が、
(M4)Web情報を送受信可能なコンピュータネットワークを介して接続された電子商取引における画像化情報利用の課金システムΩにおいて、
(前提1)前記クライアントbが、前記ARマーカとしてQRコード(登録商標)、バーコード(JANコードを含む)又は商品現物画像を用い、該ARマーカを表示した商品を、店舗にて販売し、
(前提2)前記管理者aのサーバーAは、商品ごとに商品名、値段を含む商品情報を画像化したQRコード(登録商標)を生成し、前記商品の取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及びARマーカ及び認証データの情報と共に、該QRコード(登録商標)を画像化情報として付加してデータベースに登録及び管理し、
(前提3)該取引情報Xを利用するユーザーcが、前記店舗において、デバイスCを用いて商品を選択し、該店舗のレジにて支払いを行う、
ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法であって、
(S1−1)画像読取り可能なデバイスにインストールされて読み取りした撮影画像をサーバーAに強制的に送信し、受信した該撮影画像にアノテーションを重畳したAR画像を該デバイスに返信し、該デバイス上に表示可能なARアプリを、サーバーAが配布するステップと、
(S2−1)デバイスCが、前記ARアプリをインストールするステップと、
(S2−2−2)ユーザーcが商品選択の際に、前記ARアプリを起動したデバイスCが、前記商品に表示されたARマーカを読取りするステップと、
(S2−3)デバイスCが、該読取りしたARマーカを含む画像化情報を、サーバーAに送信するステップと、
(S3−1)サーバーAが、該ARマーカを含む画像化情報を受信するステップと、
(S3−2)サーバーAが、前記データベースを参照して、該受信した画像化情報が前記データベースに登録された登録画像化情報であるか否かの真偽確認を行うステップと、
(S4−2)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、デバイスCに、デバイスCが撮影したARマーカを表示する商品の前記QRコード(登録商標)及び(1)買い物続行、(2)集計、の選択表示を含むアノテーションを、前記ARマーカの画像に重畳したAR画像を送信するステップと、
(S4−2−1)デバイスCに表示されたAR画像上で前記(2)集計の選択表示が選択されるまで、前記(S2−2−2)、(S2−3)、(S3−1)、(S3−2)、(S4−2)のステップを繰り返すステップと、
(S4−2−2)デバイスCに表示されたAR画像上で前記(2)集計の選択表示が選択されると、サーバーAが、デバイスCに選択された全ての商品を含む前記商品情報を画像化した決済用QRコード(登録商標)を生成し、該決済用QRコード(登録商標)をデバイスCに表示するステップと、
(S4−2−3)デバイスCが、該デバイスCに表示された前記決済用QRコード(登録商標)を、前記店舗がレジに備えるPOSスキャナにスキャンさせて支払いを行うステップと、
(S5−1)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、該真の確認に用いた登録画像化情報の含む前記認証データ及びそのヒット数に基づき、前記取引き情報Xの発信者bに、該登録画像化情報の利用の料金を課金するステップと、
(CL)を含む。
【0034】
本発明に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法は、
(M1)商品の宣伝、紹介、及び/又は売買に関する取引き情報XをWeb上に発信すると共に、該取引き情報Xに関連付けられた画像化情報を紙面、画面及び/又は商品の媒体に表示して、該画像化情報をユーザーcに提供する、該取引き情報Xの発信者(クライアント)bのサーバーBと、
(M2)該取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及びAR(Augmented Reality)マーカ及び認証データの情報を入力した画像化情報を、データベースに登録及び管理する管理者aのサーバーAと、
(M3)該取引情報Xを利用するユーザーcの、Web情報閲覧及び画像読取り可能なデバイスCと、が、
(M4)Web情報を送受信可能なコンピュータネットワークを介して接続された電子商取引における画像化情報利用の課金システムΩにおいて、
(前提1)’前記クライアントbが、電子ギフト券に関する取引き情報XをWeb上に発信すると共に、ARマーカを表示した該電子ギフト券を紙面、画面及び/又は商品の媒体に表示して、該ARマーカをユーザーcに提供し、
(前提2)’該電子ギフト券を購入して知人に贈答するするユーザーcが、デバイスCを用いて該電子ギフト券に付したARマーカを撮影して該電子ギフト券を購入し、該知人のメールアドレスを選択して、該電子ギフト券を該メールアドレスに送信して贈答し、
(前提3)’前記管理者aのサーバーAは、クライアントbとユーザーc間の該電子ギフト券の電子商取引を仲介し、サーバーBに該電子ギフト券の購入情報を通知し、該電子ギフト券の決済完了と共にデバイスCに該電子ギフト券を送信する、
ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法であって、
(S1−1)画像読取り可能なデバイスにインストールされて読み取りした撮影画像をサーバーAに強制的に送信し、受信した該撮影画像にアノテーションを重畳したAR画像を該デバイスに返信し、該デバイス上に表示可能なARアプリを、サーバーAが配布するステップと、
(S2−1)デバイスCが、前記ARアプリをインストールするステップと、
(S2−2−3)ユーザーcが前記電子ギフト券を購入の際に、前記ARアプリを起動したデバイスCが、該電子ギフト券に表示されたARマーカを読取りするステップと、
(S2−3)デバイスCが、該読取りしたARマーカを含む画像化情報を、サーバーAに送信するステップと、
(S3−1)サーバーAが、該ARマーカを含む画像化情報を受信するステップと、
(S3−2)サーバーAが、前記データベースを参照して、該受信した画像化情報が前記データベースに登録された登録画像化情報であるか否かの真偽確認を行うステップと、
(S4−3)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、真正を証明するQRコード(登録商標)を含むアノテーションを、前記ARマーカの画像に重畳したAR画像をデバイスCに、送信するステップと、
(S4−3−1)デバイスCが、該真正を証明するQRコード(登録商標)(以下、「真正証明QRコード(登録商標)」ともいう。)を用いて、サーバーB間で該電子ギフト券の決済を完了させるステップと、
(S4−3−2)サーバーAが、デバイスCに、該電子ギフト券を送信してデバイスCに表示するステップと、
(S4−3−3)デバイスCが、知人のメールアドレスを選択して、該表示された電子ギフト券を該メールアドレスに送信して贈答するステップと、
(S5−1)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、該真の確認に用いた登録画像化情報の含む前記認証データ及びそのヒット数に基づき、前記取引き情報Xの発信者bに、該登録画像化情報の利用の料金を課金するステップと、
(CL)を含む。
【0035】
本発明に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金システムは、
(M1)商品の宣伝、紹介、及び/又は売買に関する取引き情報XをWeb上に発信すると共に、該取引き情報Xに関連付けられた画像化情報を紙面、画面及び/又は商品の媒体に表示して、該画像化情報をユーザーcに提供する、該取引き情報Xの発信者bのサーバーBと、
(M2)該取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及びARマーカ及び認証データの情報を入力した画像化情報を、データベースに登録及び管理する管理者aのサーバーAと、
(M3)該取引情報Xを利用するユーザーcの、Web情報閲覧及び画像読取り可能なデバイスCと、が、
(M4)Web情報を送受信可能なコンピュータネットワークを介して接続された電子商取引における画像化情報利用の課金システムΩにおいて、
(M5−1)画像読取り可能なデバイスにインストールされて、読み取りした撮影画像をサーバーAに強制的に送信し、受信した該撮影画像にアノテーションを重畳したAR画像を該デバイスに返信し、該デバイス上に該AR画像を表示可能なARアプリを配布し、
(M5−2)該ARアプリを介して受信したARマーカを含む画像化情報を、前記データベースに照合して、該受信した画像化情報が該データベースに登録された登録画像化情報であるか否かの真偽確認を行い、
(M5−3)該真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、該真偽確認の結果と共に、又は該真偽確認の結果として、前記真の確認に用いた登録画像化情報と関連付けられたアノテーションを重畳したAR画像を、デバイスCに返信する、
(M5−4)サーバーAと、
(M6−1)前記ARアプリをインストールし、
(M6−2)前記媒体に表示されたARマーカを該ARアプリを介して読取りし、
(M6−3)該読取りしたARマーカを含む画像化情報をサーバーAに送信し、
(M6−4)送信した該画像化情報の真偽確認を行ったサーバーAから、該真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、該真偽確認の結果と共に、又は該真偽確認の結果として、該真の確認に用いた登録画像化情報と関連付けられたアノテーションを重畳したAR画像を受信する、
(M6−5)デバイスCと、を含み、
(STF)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、前記真の確認に用いた登録画像化情報の含む前記認証データ及びそのヒット数に基づいて、前記サーバーBに、該登録画像化情報の利用の料金を課金する。
【0036】
本発明に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金システムにおいて、
(M5−3−1)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、デバイスCに、該真偽確認の結果と共に、又は該真偽確認の結果として、該真の確認に用いた登録画像化情報の含む前記URL情報又は支払いページを閲覧するための選択表示を含むアノテーションを、前記ARマーカの画像に重畳したAR画像を送信するのが好適である。
【0037】
本発明に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法(システム)は、上述した、特許文献3の最初の出願に優先権を主張して、本願と同日に出願された後の出願に初めて記載された特許文献3に係る請求項2以下に記載の「真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法(システム)」と主要部分において類似している。すなわち、管理者a、取引き情報Xの発信者b(クライアント)、利用者(ユーザー)c、及び、サーバーA、サーバーB、デバイスC、その他、本発明に係る画像化情報利用の課金システムΩ等についても、これらの動作、機能等は特許文献3(又は特許文献4)に係る課金方法(システム)と略同一である。
【発明の効果】
【0038】
本発明に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金システムにおいては、利用者(ユーザー)cは、サーバーAに登録されていない画像化情報を用いて商取引するリスクを回避することができる。すなわち、デバイスCが読取りした画像化情報が、正規にサーバーAに登録された画像化情報のなりすまし画像化情報(例えば正規のARマーカ上に貼られた偽造ARマーカの情報)であった場合、ユーザーcは、決済により代金を支払ったにも拘らず商品が届かず、支払先の身元確認もできない等の、詐欺の被害を受ける可能性を排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
図1】本発明に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法の概要図。
図2】本発明の実施形態1に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法の概念図。
図3】本発明の実施形態2に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法の概念図。
図4】本発明の実施形態3に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法の概念図。
図5(a)】本発明の実施例に係る、ARマーカを撮像中のデバイスCの撮像画像と当該撮像画像に重畳するためのアノテーションの正面図、および、撮像中のARマーカにアノテーションを重畳したAR画像を表示したデバイスCの正面図。
図5(b)】本発明の実施例に係る、撮像中のARマーカに他のアノテーションを重畳したAR画像を表示したデバイスCの正面図。
図6】本発明の実施例に係る、デバイスCにより撮像するARマーカ、当該ARマーカに重畳するためのアノテーション、および、これらを重畳したAR画像の正面図と、当該AR画像を表示したデバイスCの斜視図。
図7】本発明の実施例に係る、デバイスCに表示された商品(家具)に関するAR画像の模式図。
図8】本発明の実施例に係る、店舗での買い物のフロー例を示す模式図。
図9】本発明の実施例に係る、電子ギフト券購入のフロー例を示す模式図。
図10】(a)サーバーAとサーバーBとが独立したサーバーである場合の電子商取引の概要図、(b)サーバーAとサーバーBとが相互に内部関係にあるサーバーである場合の電子商取引の概要図。
【発明を実施するための形態】
【0040】
以下、図面を参照しながら本発明に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法および課金システムの実施形態について説明する。なお、以下各図面を通して同一の構成要素には同一の符号を使用するものとする。また、以下便宜のため、本発明に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法を節ごとに分節して説明することとする。

I<ARマーカを利用した真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法>
【0041】
本発明に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法は、図1に示すように、
(M1)商品の宣伝、紹介、及び/又は売買に関する取引き情報XをWeb上に発信すると共に、該取引き情報Xに関連付けられた画像化情報を紙面、画面及び/又は商品の媒体に表示して、該画像化情報をユーザーcに提供する、該取引き情報Xの発信者(クライアント)bのサーバーBと、
(M2)該取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及びARマーカ及び認証データの情報を入力した画像化情報を、データベースに登録及び管理する管理者aのサーバーAと、
(M3)該取引情報Xを利用するユーザーcの、Web情報閲覧及び画像読取り可能なデバイスCと、が、
(M4)Web情報を送受信可能なコンピュータネットワークを介して接続された電子商取引における画像化情報利用の課金システムΩにおいて、
(S1−1)画像読取り可能なデバイスにインストールされて読み取りした撮影画像をサーバーAに強制的に送信し、受信した当該撮影画像にアノテーションを重畳したAR画像を当該デバイスに返信し、当該デバイス上に表示可能なARアプリを、サーバーAが配布するステップ(図1中、ステップ(2)参照)と、
(S2−1)デバイスCが、上記ARアプリをインストールするステップ(図1中、ステップ(1)、(2)参照)と、
(S2−2)ユーザーcが上記取引き情報Xへのアクセスの際に、デバイスCが上記ARアプリを介して、上記媒体に表示されたARマーカを読取りするステップ(図1中、ステップ(3)参照)と、
(S2−3)デバイスCが、該読取りしたARマーカを含む画像化情報を、サーバーAに送信するステップ(図1中、ステップ(4)参照)と、
(S3−1)サーバーAが、該ARマーカを含む画像化情報を受信するステップ(図1中、ステップ(4)参照)と、
(S3−2)サーバーAが、上記データベースを参照して、該受信した画像化情報が上記データベースに登録された登録画像化情報であるか否かの真偽確認を行うステップ(図1中、ステップ(5)参照)と、
(S4−1)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、当該真偽確認の結果と共に、又は当該真偽確認の結果として、上記真の確認に用いた登録画像化情報と関連付けられたアノテーションを重畳したAR画像を、デバイスCに返信するステップ(図1中、ステップ(6)参照)と、
(S5−1)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、該真の確認に用いた登録画像化情報の含む前記認証データ及びそのヒット数に基づき、前記取引き情報Xの発信者bに、当該登録画像化情報の利用の料金を課金するステップ(図1中、ステップ(7)参照)と、
(CL)を含む。
【0042】
本発明においてARマーカは、文字、図形、記号若しくはこれらの組み合わせ又はこれらと色彩の結合等からなるマーカであり、上記のようなバーコードやQRコード(登録商標)のような情報を埋め込んだ2次元コードや透かし、電子透かし、ステガノグラフィ、ホログラム等であってもよく、商品その他の画像あるいは会社の建物やロゴ、風景等の画像でもよく、画像として特定可能なものであれば特に限定されない。すなわち、本発明においてARマーカは、デバイスCにより撮影され、その撮影画像又は当該撮影画像の特徴的部位がサーバーAに送信され、サーバーAに登録された登録ARマーカと照合可能な画像であれば、特に限定されることはない。
【0043】
また、(M−1)に記載の「紙面、画面及び/又は商品の媒体」とは例示であり、ARマーカが物品の画像や風景等の画像の場合は、取引き情報の発信者bは、上記のように作成したARマーカを紙面、画面、商品などの媒体に印刷等して定着させる必要はない。ARマーカを利用するユーザーcは、例えば、商品と関連付けられた特定の物や風景を画像読取り可能なデバイスCを用いて読み取ること(撮影すること)により、その特定の物や風景自体の画像をARマーカとする画像化情報を電気信号に変換し、サーバーAに送信して、撮影する上記ARマーカ(特定の物や風景)の真偽判断を行うことができる。
【0044】
すなわち、本発明においては、ARマーカ自体に上記URL情報などの(画像化)情報が必ずしも埋め込まれている必要はなく、ARマーカを画像化情報の一つとしてサーバーAのデータベース2に登録することにより、当該ARマーカと共に当データベース2に登録した、その他の必要なURL情報及び認証データ及び/又はシリアルナンバー等の画像化情報と当該マーカを紐付けることができるマーカ(画像)であればよい。
【0045】
ARマーカは、上記(課金システムΩの動作)の(B)で述べたように、例えば取引き情報の発信者(ARマーカ制作者)bが、例えば管理者aから提供されたWebサイトのARマーカの登録画面に、撮影したARマーカの位置、角度、範囲および登録ARマーカにアクセスするために必要な特徴的部位などの情報等を入力して所定のARマーカを制作し、サーバーAのデータベースに登録する。ARマーカ制作者bは、インターネットのwwwブラウザを開き、Webサイト上で、例えば、IDの入力、認証登録、承認IDの受け取り、ARマーカ制作などを行ってよいことも上述の通りである。あるいは、ARマーカは既存のマークや商品その他の物品の画像、商品に関連付けられた画像等であってよく、それらの画像を、取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及び/又はシリアルナンバーと共に、サーバーAのデータベースにそのまま引用して登録してもよい。あるいは、JANコードのように生成方法が既知である場合は、発信者(ARマーカ制作者)bはシリアルナンバーなどのJANコード等の生成情報をサーバーAに送信し、サーバーAがJANコード等のARマーカを作成してデータベースに登録し、これを発信者bに送付してもよい。
【0046】
また、本発明において「登録画像化情報」とは、上述のように、取引き情報Xの発信者(クライアント)bが、該取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及びARマーカ及び認証データ(及び/又はシリアルナンバー)の情報を、管理者aのサーバーAのデータベース2に登録した画像化情報であるが、同時に、当該「登録画像化情報」に正規に登録されたURL情報及びARマーカ及び認証データ及び/又はシリアルナンバーの各々の情報の内容を指す場合もあるものとする。
【0047】
また、本明細書等においては、単に「デバイスC」という場合は、デバイスCはカメラと連動した、あるいはカメラ機能付きの、画像読取り可能(撮影可能)なデバイスCをいうものとし、外部装置としてカメラを接続したデスクトップ・コンピュータやNetTVなど持ち運び困難なものから、PDA、携帯電話、スマートホンなどの携帯端末機等持ち運び自在なデバイスまで広く含まれ、特に限定されるものではない。上記のように、デバイスCは、必要であれば、RFIDリーダ機能を備えるものとする。
【0048】
上記(S2−2)節において、ARマーカを利用するユーザーcは、それを利用するにあたり、紙面、画面、商品あるいは透明媒体やスクリーン、壁などの、画像を表示可能な媒体等に表示されている特定のARマーカあるいは商品その他の物品や風景等自体の画像であるARマーカをデバイスCを用いて読み取り(撮影)し、(S2−3)節で当該撮影画像をサーバーAに送信して、撮影する上記ARマーカの真偽判断を行うことができる(上記(S3−2)節)。上述のように、デバイスCは撮影対象物から特徴的部位を抽出し、抽出した特徴的部位をサーバーAに送信して、ARマーカの真偽判断を行ってもよい。
【0049】
上記(S2−3)節において、デバイスCがサーバーAに、読取りした「ARマーカを含む画像化情報」を送信するが、この記載の通り、送信する画像化情報にはARマーカを含み、以下に説明する実施形態等に応じて、その他のURL情報や認証データ、シリアルナンバーを含むこともできる。また、以下本明細書等において、ARマーカをサーバーAに送信する場合は、撮影するARマーカから抽出した特徴的部位のみをサーバーAに送信する場合も含むものとする。
【0050】
上記(S3−2)節において「真偽確認」とは、上述のように、サーバーAが、デバイスCから受信したARマーカ等の画像化情報をサーバーAの上記データベース2に照合して、当該画像化情報が当該データベース2に登録されている登録画像化情報であるか否かを確認することをいう。デバイスCから受信したARマーカが、上記のような当該ARマーカの特徴的部位である場合は、サーバーAは、当該受信した特徴的部位を、上記データベース2に登録された登録ARマーカと照合して真偽確認を行う。(S3−2)節において、画像化情報が「真(真正)」とは、デバイスCからサーバーAが受信したARマーカを含む画像化情報が、上記狭義又は広義の「真(真正)」であることをいい、画像化情報が「偽(偽造)」とは、デバイスCからサーバーAが受信した画像化情報が、上記狭義又は広義の「真(真正)」ではないことをいう。
【0051】
上記(S4−1)節の「AR画像をデバイスCに返信するステップ」は、例えば図6のように、上記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、上記真の確認に用いた登録画像化情報と関連付けられた上記URL情報や支払いページを閲覧するための選択表示を含むアノテーション(図6中「アノテーション20」)を、上記ARマーカの画像に重畳したAR画像を、デバイスCに送信する。上記のように、デバイスCから受信したARマーカが撮影されたARマーカの特徴的部位のみである場合は、サーバーAは、当該受信した特徴的部位を上記データベース2に登録された登録ARマーカと照合して真偽確認を行い、探し出した登録ARマーカの画像にアノテーションを重畳してAR画像を作成し、当該AR画像をデバイスCに送信してもよい。
【0052】
また、上記(S5−1)節の「登録画像化情報の利用の料金を課金するステップ」は、図1のステップ(7)に示すように、サーバーAが、サーバーBに、登録画像化情報の利用の料金を課金する課金情報を送信するステップを含んでもよい。なお、「課金」の方法は多様であり、特にその手段や額は限定されず、例えば事実上はサーバーAがサーバーBに課金を行わない0円の課金も含まれる。
【実施例1】
【0053】
上記(S4−1)節において、真偽確認の結果が真の場合に、サーバーAがデバイスCに送信する画像は、例えば図6に示すAR画像30である。図6においては、例として雑誌等に表示されたARマーカ10(黒枠及び黒枠内のCRYのマーク)をデバイスCが撮影してデバイスC上に読取りARマーカ12を表示し、当該読取りARマーカ12が真の場合にサーバーAから受信した、当該読取りARマーカ12にアノテーション20を重畳したAR画像30をデバイスC上に表示している場合を示している。
【0054】
上述のように、(S4−1)節で、サーバーAは、上記真の確認に用いた登録画像化情報と関連付けられた上記URL情報や支払いページを閲覧するための選択表示を含むアノテーションを重畳したAR画像を、デバイスCに送信し得るが、この選択表示を含むアノテーションは、例えば図6のアノテーション20においては、左から「mov」、「pay」、「sns」と表示されており、これらの選択表示を選択することによって、それぞれ取引き情報Xに関する動画、サーバーAが提供する支払いページ、メッセージ等のURLページを、データベース2に登録した登録画像化情報の含むURL情報等に基づいてデバイスCに表示することができる。なお、上記選択表示は1例であって、「mov」、「pay」、「sns」に限定されず、その他のURL情報に関する選択表示であってもよい。
【実施例2】
【0055】
図5(a)、(b)にアノテーション20、AR画像30の別の例を示す。図5(a)右側は、読取りARマーカ12が真の場合にサーバーAから受信した、上記真偽確認情報を表示したAR画像30である。図5(b)は、読取りARマーカ12が偽の場合にサーバーAから受信した、上記真偽確認情報を表示したAR画像30を示す。
【実施例3】
【0056】
上述のように、(S4−1)節で、サーバーAは、上記真の確認に用いた登録画像化情報と関連付けられた上記URL情報や支払いページを閲覧するための選択表示を含むアノテーションを重畳したAR画像を、デバイスCに送信し得るが、この選択表示を含むAR画像は、例えば図7のようなデバイスCで撮影中のカタログやチラシの写真であってもよい。データベース2には、図7のような家具に関するカタログやチラシの写真がARマーカとして登録されており、真偽確認の結果が真であれば、サーバーAは、デバイスCの撮影画像(カタログ、チラシなどの写真)にアノテーションを重畳してAR画像をデバイスCに表示する。
【0057】
このような図7の家具に関するAR画像において、支払いページやカート等の表示を閲覧するための選択表示を、椅子やテーブルなどの個々の物品にしておけば、これらをデバイスCの画面上で購入したい物品をタッチすることにより、支払い表示やカート等の表示を得て、ユーザーcはその場で買い物を行うことができる。

II<真偽確認方法>
II(1)ARマーカを利用した真偽確認方法
【0058】
実施形態1(真偽確認方法)
本発明の実施形態1に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法は、
(S3−2)前記真偽確認を行うステップは、
(S3−2−1)前記受信した画像化情報としてARマーカを用い、該ARマーカが前記データベースに登録された登録ARマーカ(登録画像化情報)であるか否かにより真偽確認を行う、
(CL)ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法である。
【0059】
本実施形態1において、上記(S2−3)節、(S3−1)節でデバイスCとサーバーAが送受信する画像化情報は、デバイスCが読取りしたARマーカの画像のみであってよい。あるいは、デバイスCは撮影対象物から特徴的部位を抽出し、抽出した特徴的部位をサーバーAに送信して、ARマーカの真偽判断を行ってもよい。サーバーAは、デバイスCから受信したARマーカの撮影画像をデータベース2に照会して、当該ARマーカが前記データベースに登録された登録ARマーカ(登録画像化情報)であるか否かにより真偽確認を行う。
【実施例4】
【0060】
図2は、ARマーカを偽造する悪意の第三者d(サーバ−D)が、正規の登録ARマーカ上に偽造画像化情報を貼付して不正を行う場合を想定し、本実施形態1のARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法について説明する概念図である。以下、図2に記載された、(1)乃至(6)のステップに沿って本実施形態1を説明する。
【0061】
(1)のステップでは、データベース2に登録及び管理する管理者aのサーバーAが、データベース2に登録したARマーカを、発信者(クライアント)bのサーバーBに送付する。上記のように、この登録ARマーカは、取引き情報Xの発信者(クライアント)bが提供する、紙面、画面及び/又は商品の媒体に表示されてユーザーcに提供され、当該取引き情報Xに関連付けられた及び必要なURL情報及び認証データ(及び/又はシリアルナンバー)の情報と共にデータベース2に登録されたARマーカである。
【0062】
(2)のステップは、悪意の第三者d(サーバーD)が、サーバーAの上記(1)のステップで発行した正規の登録ARマーカ上に偽造ARマーカを貼付したり、偽物印刷媒体に偽造ARマーカを貼付したりして、不正を行うステップである。正規の登録ARマーカは黒枠及び黒枠内のCRYのマークであるが、この正規の登録画像化情報Yが上貼りなどによって黒枠及び黒枠内のARYのマークに偽造されている。ユーザーcが、この偽造画像化情報を真正と誤信して決済を行うと、ユーザーcの意に反して悪意の第三者d(サーバーD)に代金が支払われるなどの事態が生じることとなる。
【0063】
(3)のステップは、ユーザーcのデバイスCが、サーバーAあるいはサーバーAの関連企業等が配布するARアプリ(ARアプリ)を用いて、真偽不明なARマーカを読取りするステップである。サーバーAあるいはサーバーAの関連企業等が配布する上記ARアプリを使用すれば、読み取りした読取りARマーカは強制的にサーバーAに送信され、サーバーAに登録されているか否かの真偽確認を行うことができる。サーバーAが配布する上記ARアプリを使用しない場合は、正規(真正)の登録ARマーカを読み取りすればサーバーAからデータベース2に登録されたURL情報を得ることができるものの、なりすまし(偽造)のARマーカを読み取りした場合には、サーバーDから悪意の第三者dの発信するURL情報が送信される危険がある。
【0064】
(4)のステップでは、上記ARアプリは、読み取りした読取りARマーカの画像を、本ARアプリの配布元であるサーバーAへ強制的に送信する。この送信は、例えば本ARアプリの照会専用URL(管理者用登録ドメインhttp://www.XXX.co.jp/)を用いてhttp://www.XXX.co.jp/inquire/456123のようにアクセスして行われるが、メールで行われてもよい。(この場合、(6)のステップの照合結果通知はWebメールへ返信される。)
【0065】
(5)のステップでは、サーバーAは、デバイスCから送信された読取りARマーカを、上記データベース2に照合して、当該読取りARマーカが登録されているか否かを真偽確認する。
【0066】
最後に、(6)のステップでは、サーバーAがデバイスCに、図5図6に示すようなAR画像を送信する。図5(a)、(b)のように、上記(5)のステップで真偽確認した結果を、真または偽の形式等で、ユーザーcにAR画像により通知してもよい。真であれば、ユーザーcが上記ARアプリを介してサーバーAへ照会したARマーカは、サーバーAのデータベース2に正規に登録された登録画像化情報(登録ARマーカ)であることが分かる。一方、上記照合結果が偽であれば、ユーザーcが上記ARアプリでサーバーAへ照会したARマーカは、サーバーAのデータベース2に登録されておらず、なりすまし(偽造)ARマーカである可能性が有ることが分かる。
【0067】
以上のようにして、本発明に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法においては、サーバーA等がARアプリをユーザーc(デバイスC)に予め配布することによって、ユーザーcが商品等に付されているARマーカが正規に登録されたものか否かの真偽判断をすることができる。

II(2)ARマーカを画像化情報の画像とした真偽確認方法
【0068】
上記実施形態1においては、データベース2に登録する画像化情報は、発信者bが提供する必要な取引き情報Xを含む必要なURL情報及びARマーカ及び認証データ(及び/又はシリアルナンバー)の情報であり、ARマーカとその他の登録画像化情報は独立した画像化情報として扱った。以下の実施形態2、3では、ARマーカ以外の画像化情報(必要なURL情報及びARマーカ及び認証データ(及び/又はシリアルナンバー))を、例えばQRコード(登録商標)やバーコード(JANコードを含む)のような2次元コードに埋め込んで画像化情報とすると共に、当該画像化情報が備える光学的外形である画像化情報の画像をARマーカとして利用し、必要なURL情報及びARマーカ及び認証データ(及び/又はシリアルナンバー)の情報と共にデータベース2に登録する場合の実施形態について説明する。この場合においても、ARマーカとしての画像化情報の画像は、データベース2に登録する画像化情報として扱うことができる。
【0069】
まず、ARマーカとしての画像化情報の製造及び登録方法について説明するが、この媒体としての画像化情報としてバーコードやQRコード(登録商標)などの2次元コードを用いて説明する。
(A)’2次元コード提供者(管理者)aは、Web上で運営されるサイトを制作し、上記発明の課金システム管理用コンピュータのWebサーバーAに格納し、運用する。この場合、Web上で運営されるサイトとして、例えば、ユーザー登録画面、ユーザー承認画面(ヒット課金に対する承認なども含む)、2次元コード制作用エンコーダ画面などが例示されるが、これらに制限されない。あるいは、取引き情報の発信者bから得た情報(画像化情報)を基に、サーバーAが適宜2次元コードを生成してデータベースに登録し、発信者bに送付してもよい。
(B)’電子商取引きにおいて、取引き情報の発信者(2次元コード制作者)bは、2次元コード提供者aから提供されたWebサイトの、必要な情報を入力するためのブランクの2次元コードに、必要なURL情報および所定の2次元コードにアクセスするために必要な情報を入力して所定の2次元コードを制作する。ここで、2次元コード制作者bは、インターネットのwwwブラウザを開き、Webサイト上で、例えば、IDの入力、認証登録、承認IDの受け取り、2次元コード制作などを行う。あるいは2次元コードとして、商品の製造元が当該商品に貼付したJANコードをそのまま活用し、発信者(2次元コード制作者)bが、サーバーAのデータベース2にそのまま引用して登録してもよい。この場合、ARマーカとしてJANコードの外形をそのまま利用するが、このJANコード(ARマーカ)に紐づける画像化情報(URL情報及びARマーカ及び認証データ及び/又はシリアルナンバー)は、商品の製造元が当該JANコードにもともと付与した情報と適宜異なる画像化情報としてもよい。
(C’)この2次元コードには、必要な情報、すなわちURLと、他に、メールアドレス、FD、CD−ROM、DVDなどのファイルアドレスなどを入力することができ、また、2次元コード制作者bに固有の認証データを入力する。この認証データは、2次元コード提供者aがユーザー(2次元コード制作者)bを管理すると共に、該クライアントbの本人確認を行うためのものであり、特に、電子商取引きにおける本人(b)確認の手段としてパスワード、暗証番号などと同等の重要な情報である。この認証データとしては、例えば、シリアルナンバー、デジタルサインなどのデータを、単独であるいはそれらを適宜組み合わせて使用することができるが、そのデータの種類は制限されない。この場合、2次元コード制作者は、2次元コードを料金フリーで利用することが可能であり、紙面、商品、画面、あるいは透明媒体やスクリーン、壁などの、画像を表示可能な媒体等などの媒体に該2次元コードを自由に、例えば、印刷、シール貼付、埋め込み、投影、投写などの適宜の手段で付加することができる。
(D)’公衆通信回線を介して情報の送受信を行う電子商取引きにおいて、2次元コード利用に伴う取引き情報の発信者bの本人確認とその利用に対する課金を行うにあたり、取引き情報の発信者bは、公衆通信回線を介して必要な電子情報を発信すると共に、必要なURL情報及び認証データを入力した特定の2次元コードを作成等し、これを紙面、画面、商品、画像を表示可能な媒体等などの媒体に適宜の手段で付加、表示してユーザーcに提供する。すなわち、取引き情報の発信者bは、デバイスCを介してホームページなどの電子情報を発信すると共に、該電子情報のファイルアドレス及び取引き情報の発信者bを特定するシリアルナンバーなどの認証データを表示した2次元コードを作成し、これを紙面、商品、壁やスクリーンなどの画像を表示可能な媒体等などの媒体に印刷、シール、埋め込み、投影などして該情報を利用するユーザーcに供給する。
(E)’2次元コード制作者(取引き情報の発信者)bは、例えば、2次元コードを管理する2次元コード提供者aがインターネット上に開設したWebページなどの2次元コード作成用リソースにアクセスし、www上に提供されたブランクの2次元コードに取引き情報の発信者(クライアント)bのファイルアドレス/必要情報及びシリアルナンバーなどを入力する。この場合、予めユーザー登録しておき、ユーザーに指定されたパスワード、メールアドレスなどの認証データに基づき2次元コード制作者(クライアント)bを特定することで、シリアルナンバーを自動挿入するようにすることが可能である。制作した2次元コードの画像化情報(必要なURL情報及び認証データ及び/又はシリアルナンバー)は、2次元コードの画像(ARマーカ)と共に制作完了時にデータベース2に登録され、2次元コード提供者(管理者)aによる画像化情報のデータ確認の後、完成された画像化情報(2次元コード)が電子メールなどの通信回線を介した送受信手段により2次元コード制作者(クライアント)bへ送信される。以上は例示であり、発信者(クライアント)bは、サーバーAのデータベース2に、適切な手段で自己の画像化情報を登録できれば、その手段は制限されない。あるいは、取引き情報の発信者bから得た情報(画像化情報)を基に、サーバーAが適宜2次元コードを制作してデータベース2に登録し、この2次元コードを発信者bに送付してもよい。発信者bは完成された2次元コードを、例えば印刷ないしシール化等して紙面、商品などの所定の媒体上に貼付し、紙面、商品などの媒体としてユーザーcに供給する。
(F)’一方、2次元コードを利用するユーザーcは、それを利用するにあたり、例えば紙面、商品、などに貼付され、あるいは画面やスクリーンなどに表示されている特定の2次元コードを、ARマーカとしてデバイスCにより撮影する。
【0070】
実施形態2(真偽確認方法)
本実施形態2においては、上述のように、ARマーカは画像化情報の画像(例えば2次元コードの画像)であるので、サーバーAは、デバイスCから送信された読取りARマーカから画像化情報(URL情報や認証データ、あるいはシリアルナンバー)をデコードすることが可能である。したがって、上記実施形態1においては、サーバーAは、受信した読取りARマーカをデータベース2に照合して、当該読取りARマーカが登録されているか否かを真偽確認したが、本実施形態2においては、サーバーAは、受信した読取りARマーカからデコードした画像化情報(URL情報や認証データ等)をデータベース2に照合して、当該読取りARマーカが登録されているか否かを真偽確認することができる。
【0071】
本発明の実施形態2に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法において、上記ARマーカは、上記取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及び認証データの情報を埋め込んだ画像化情報の画像であり、
(S3−1)上記サーバーAが該ARマーカを含む画像化情報を受信するステップは、
(S3−1−1)該受信したARマーカである画像化情報の画像から、該画像化情報をデコードして上記URL情報及び/又は認証データを得るステップを含み、
(S3−2)上記サーバーAが真偽確認を行うステップは、
(S3−2−2)上記デコードしたURL情報及び/又は認証データが上記データベース2に登録された登録画像化情報であるか否かにより真偽確認を行う。
【0072】
本実施形態2においても実施形態1と同様、上記(S2−3)節、(S3−1)節でデバイスCとサーバーAが送受信する画像化情報は、デバイスCが読取りしたARマーカのみであってよい。サーバーAは、デバイスCから受信したARマーカの撮影画像をデコードし、得られたURL情報及び/又は認証データ及び/又はシリアルナンバーをデータベース2に照会して、当該ARマーカが前記データベースに登録された登録ARマーカ(登録画像化情報)であるか否かにより真偽確認を行う。
【0073】
一般に、撮影画像のARマーカは、撮影するARマーカの位置、角度、範囲により異なり、時間によっても変化する。従って、上記実施形態1のように、撮影画像(ARマーカ)のみをデータベース2に登録された登録画像化情報(登録ARマーカ)と一致させるのは技術的な困難を伴う場合も生じるため、本実施形態2のように情報が埋め込まれた2次元コード(ARマーカ)をデコードしてシリアルナンバー等に変換し、データベース2に参照して真偽確認を行う方が、真偽確認の確実性を高めることができる。
【実施例5】
【0074】
図3は、画像化情報を偽造する悪意の第三者d(サーバ−D)が、正規の画像化情報(例えば2次元コード)上に偽造画像化情報を貼付して不正を行う場合を想定し、本実施形態1のARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法について説明する概念図である。以下、画像化情報として図3のように2次元コードを用い、図3に記載された、(1−2)乃至(6)のステップに沿って本実施形態2を説明する。なお、上述のように、本実施例5においては、2次元コードの画像がARマーカである。
【0075】
(1−2)のステップでは、データベースに登録及び管理する管理者aのサーバーAが、登録した2次元コードを、発信者(クライアント)bのサーバーBに送付する。登録2次元コードは、取引き情報Xの発信者(クライアント)bが提供する、紙面、画面及び/又は商品の媒体に表示された、ユーザーcに提供される、当該取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及び認証データ及び/又はシリアルナンバーの情報を入力した正規登録の2次元コードである。
【0076】
(2)のステップは、悪意の第三者d(サーバーD)が、サーバーAの上記(1)のステップで発行した正規の2次元コード上に偽造2次元コードを貼付したり、偽物印刷媒体に偽2次元コードを貼付したりして、不正を行うステップである。正規の登録2次元コードはhttp://www.zybox.cc/123456が埋め込まれているが、この正規の登録2次元コードが上貼りなどによってhttp://www.nisemono.jp/456123に偽造されている。ユーザーcが、この偽造2次元コードを真正と誤信して決済を行うと、ユーザーcの意に反して悪意の第三者d(サーバーD)に代金が支払われるなどの事態が生じることとなる。
【0077】
(3)のステップは、ユーザーcのデバイスCが、サーバーAが配布するARアプリを用いて、真偽不明な2次元コードを読取りするステップである。図3において、正規(真正)の登録2次元コードYには、サーバーAが正規に登録した登録画像化情報が埋め込まれており、なりすまし(偽造)の2次元コードには、悪意の第三者dがサーバーDを利用して登録した画像化情報が埋め込まれている(サーバーAには未登録である)。
【0078】
(4−1)のステップでは、上記ARアプリは、読み取りした2次元コードの画像(読取りARマーカ)を、サーバーAへ強制的に送信する。この送信は、例えば本ARアプリの照会専用URL(管理者用登録ドメインhttp://www.XXX.co.jp/)を用いてhttp://www.XXX.co.jp/inquire/456123のようにアクセスして行われるが、メールで行われてもよい。(この場合、(6)のステップの照合結果通知はWebメールへ返信される。)
【0079】
(5−1)のステップでは、サーバーAは、デバイスCから受信した2次元コードの画像(ARマーカ)から画像化情報をデコードし、本実施例の場合、偽の画像化情報http://www.nisemono.jp/456123(必要なURL情報及び認証データ(及び/又はシリアルナンバー)を得る。これをデータベース2に照合して、当該2次元コードの画像化情報が登録されているか否かを真偽確認する。
【0080】
(6)のステップは、上記実施例4と同様である。
【0081】
実施形態3(真偽確認方法)
本実施形態3においても、上記実施形態2と同様、ARマーカは画像化情報の画像(例えば2次元コードの画像)である。実施形態2では、サーバーAが、読取りARマーカから画像化情報(URL情報や認証データ、あるいはシリアルナンバー)をデコードしたが、本実施形態3においては、デバイスCが、ARアプリを用いて読取りARマーカからデコードした画像化情報(URL情報や認証データ等)を取得し、この画像化情報をサーバーAに送信してデータベース2に照合し、当該受信した画像化情報がデータベース2に登録されているか否かを真偽確認する。
【0082】
本発明の実施形態3に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法において、上記ARマーカは、上記取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及び認証データの情報を埋め込んだ画像化情報の画像であり、
(S2−2)上記デバイスCがARマーカを読取りするステップは、
(S2−2−1)該ARマーカから、上記ARアプリにより、該画像化情報をデコードして上記URL情報及び/又は認証データを得るステップを含み、
(S2−3)上記デバイスCがARマーカを含む画像化情報を上記サーバーAに送信するステップは、
(S2−3−1)上記画像化情報として、ARマーカ及び上記デコードした上記URL情報及び/又は認証データを上記サーバーAに送信し、
(S3−2)上記サーバーAが真偽確認を行うステップは、
(S3−2−2)上記デコードしたURL情報及び/又は認証データが上記データベースに登録された登録画像化情報であるか否かにより真偽確認を行う。
【0083】
従って、本実施形態3において、予めサーバーAが配布するARアプリは、読み取りした画像化情報をデコードする画像化情報デコーダを組み込んでおり、デバイスCが画像化情報の読み取りを行うと当該画像化情報をデコードして、当該画像化情報の含む必要なURL情報及び認証データ及び/又はシリアルナンバー等の情報を強制的にサーバーAに送信する。また、デバイスCは、真偽確認後、サーバーAからAR画像を受信するため、デコードした画像化情報(URL情報や認証データ等)と共に撮影画像(読取りARマーカ)もサーバーAに送信する。
【0084】
サーバーAは、デバイスCからデコードされた画像化情報(URL情報及び認証データ及び/又はシリアルナンバー等)を受信し、得られたURL情報及び/又は認証データ及び/又はシリアルナンバー等をデータベース2に照会して、当該画像化情報が前記データベースに登録された登録画像化情報であるか否かにより真偽確認を行う。
【0085】
あるいは、デバイスCは、ARアプリを介してサーバーAのデータベース2の登録情報をクラウドに記憶させ、オフライン時であってもARアプリを介してクラウドに記憶させた登録情報を参照して、デコードした認証データ等の画像化情報の真偽確認をしてもよい。クラウドに記憶させた登録情報は、オンライン時に、適宜サーバーAが更新するようにする。この場合、デバイスCがARアプリを起動して真偽判断を行うと共に、撮影画像に所定のアノテーションを重畳してAR画像を作成し、デバイスCに表示すればよい。
【0086】
実施形態2と同様、本実施形態3においても、情報が埋め込まれた2次元コード(ARマーカ)をデコードしてシリアルナンバー等に変換し、画像化情報(URL情報及び認証データ及び/又はシリアルナンバー等)をデータベース2に参照して真偽確認を行うので、実施形態1のようなARマーカの外形のみから判断する場合よりも、真偽確認の確実性を高めることができる。
【実施例6】
【0087】
本実施形態3について、図4を用いて説明する。上記実施例4とは、(1−2)、(2)、(6)のステップが共通するので説明を省略し、実施例4の(3)、(4−1)、(5−1)のステップと相違点する(3−1)、(4−2)、(5−2)のステップのみ説明する。
【0088】
(3−1)のステップでは、デバイスCは、ARアプリを用いて2次元コードを読取りすると共に、当該2次元コードの画像(読取りARマーカ)から画像化情報をデコードし、ARマーカ以外の画像化情報(URL情報や認証データやシリアルナンバー)を取得する。
【0089】
続いて(4−2)のステップで、デバイスCは、ARアプリを用いてデコードした画像化情報(URL情報や認証データ等)を、2次元コードの画像(読取りARマーカ)と共にサーバーAに送信する。
【0090】
そして、(5−2)のステップでは、上記(5−1)と異なり、2次元コードのデコードは行わず、偽の画像化情報http://www.nisemono.jp/456123(必要なURL情報及び認証データ及び/又はシリアルナンバー)をデータベース2に照合して、当該2次元コードの画像化情報が登録されているか否かを真偽確認する。

III<ヒット数の種類とARマーカを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法>
III(1)決済完了の回数をヒット数とする課金方法
【0091】
上記(S5−1)節において、「前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、該真の確認に用いた登録画像化情報の含む前記認証データ及びそのヒット数に基づき、上記取引き情報Xの発信者bに、該登録画像化情報の利用の料金を課金する」とあるが、本発明に係る真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法(システム)は、上記(M4)に記載のように「電子商取引における画像化情報利用の課金システムΩ」において成立することから、課金は電子商取引が成立した場合の登録画像化情報の利用の料金とするのが基本である。すなわち、上記「・・・サーバーAが、・・・認証データ及びそのヒット数に基づき、・・・発信者bに、該登録画像化情報の利用の料金を課金する」とは、基本的に、利用者(ユーザー)cがデバイスCで商品に対応した画像化情報を読み取り、ユーザーcとクライアントb間に商品に関する電子商取引が成立した場合における、当該商品に対応した登録画像化情報が含む認証データのヒット数に基づいて、当該登録画像化情報の認証データによりクライアントbを確認し、サーバーAがクライアントbに課金する、あるいは課金情報を送信するということである。したがってこの場合、「ヒット数」は、上記取引き情報Xの発信者bとユーザーc間の決済完了の回数とするのが好適である。
【0092】
このような本発明に係るARを真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法において、
(S4−1) 前記AR画像を送信するステップは、
(S4−1−1)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、デバイスCに、該真偽確認の結果と共に、又は該真偽確認の結果として、サーバーAの提供する支払いページを閲覧するための支払い表示を含むアノテーションを、前記ARマーカの画像に重畳したAR画像を送信するステップと、
(S4−1−2)デバイスCに表示されたAR画像上で前記支払い表示が選択されるステップと、
(S4−1−3)デバイスC上で、前記読み取りされたARマーカが対応する商品の決済が完了されるステップと、
を含み、
(S5−1)サーバーAが、該真の確認に用いた登録画像化情報の含む前記認証データ及びそのヒット数に基づき、前記取引き情報Xの発信者bに、該登録画像化情報の利用の料金を課金するステップは、
(S5−2)前記サーバーAが、前記決済が完了される回数をヒット数としてカウントして、前記取引き情報Xの発信者bに、該登録画像化情報の利用の料金を課金する、あるいは課金情報を送信する。

III(2)ページビュー数をヒット数とする課金方法
【0093】
あるいは、ユーザーcがサーバーA提供の支払いページにおいて商品の決済を行わなかった場合であっても、本発明に係る真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法においては、サーバーAは、真偽確認情報のページビュー数又は支払いページのページビュー数をヒット数とカウントして、上記取引き情報Xの発信者bに、該登録画像化情報の利用の料金を課金してもよい。
【0094】
すなわち、本発明に係るARを真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法において、
(S4−1) 前記AR画像を送信するステップは、
(S4−1−1)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、デバイスCに、該真偽確認の結果と共に、又は該真偽確認の結果として、サーバーAの提供する支払いページを閲覧するための支払い表示を含むアノテーションを、前記ARマーカの画像に重畳したAR画像を送信するステップと、
(S4−1−4)前記デバイスCに表示された支払い表示が選択されず、又は、前記読み取りされたARマーカが対応する商品の決済が未成立のまま前記AR画像が消滅し、又は、支払い表示が選択されてデバイスCに前記支払いページが表示されたが放置されて、前記支払いページのセッションが終了するステップと、
を含み、
(S5−1)サーバーAが、該真の確認に用いた登録画像化情報の含む前記認証データ及びそのヒット数に基づき、前記取引き情報Xの発信者bに、該登録画像化情報の利用の料金を課金するステップは、
(S5−3)前記サーバーAが、真偽確認情報を含むAR画像のページビュー数又は支払いページのページビュー数をヒット数としてカウントして、前記取引き情報Xの発信者bに、該登録画像化情報の利用の料金を課金する、あるいは課金情報を送信するようにしてもよい。

IV<ARマーカを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金システム>
【0095】
以上、本発明に係るARマーカを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法について説明したが、このような課金方法を実施する本発明に係るARマーカを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金システムは、以下のようである。
【0096】
実施形態4(課金システム)
本発明に係るARマーカを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金システムは、
(M1)商品の宣伝、紹介、及び/又は売買に関する取引き情報XをWeb上に発信すると共に、該取引き情報Xに関連付けられた画像化情報を紙面、画面及び/又は商品の媒体に表示して、該画像化情報をユーザーcに提供する、該取引き情報Xの発信者bのサーバーBと、
(M2)該取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及びARマーカ及び認証データの情報を入力した画像化情報を、データベースに登録及び管理する管理者aのサーバーAと、
(M3)該取引情報Xを利用するユーザーcの、Web情報閲覧及び画像読取り可能なデバイスCと、が、
(M4)Web情報を送受信可能なコンピュータネットワークを介して接続された電子商取引における画像化情報利用の課金システムΩにおいて、
(M5−1)画像読取り可能なデバイスにインストールされて、読み取りした撮影画像をサーバーAに強制的に送信し、受信した該撮影画像にアノテーションを重畳したAR画像を該デバイスに返信し、該デバイス上に表示可能なARアプリを配布し、
(M5−2)該ARアプリを介して受信したARマーカを含む画像化情報を、前記データベースに照合して、該受信した画像化情報が該データベースに登録された登録画像化情報であるか否かの真偽確認を行い、
(M5−3)該真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、該真偽確認の結果と共に、又は該真偽確認の結果として、前記真の確認に用いた登録画像化情報と関連付けられたアノテーションを重畳したAR画像を、デバイスCに返信する、
(M5−4)サーバーAと、
(M6−1)前記ARアプリをインストールし、
(M6−2)前記媒体に表示されたARマーカを該ARアプリを介して読取りし、
(M6−3)該読取りしたARマーカを含む画像化情報をサーバーAに送信し、
(M6−4)送信した該画像化情報の真偽確認を行ったサーバーAから、該真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、該真偽確認の結果と共に、又は該真偽確認の結果として、該真の確認に用いた登録画像化情報と関連付けられたアノテーションを重畳したAR画像を受信する、
(M6−5)デバイスCと、
を含み、
(STF)該真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、前記真の確認に用いた登録画像化情報の含む前記認証データ及びそのヒット数に基づいて、前記サーバーBに、該登録画像化情報の利用の料金を課金する。
【0097】
上記ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金システムにおいて上記真の確認に用いた登録画像化情報と関連付けられたアノテーションを重畳したAR画像は上述した例の通りであり、例えば図6に示すような、上記真の確認に用いた登録画像化情報の含む前記URL情報又は支払いページを閲覧するための選択表示を含むアノテーション(図6中「アノテーション20」)を、前記ARマーカの画像に重畳したAR画像(図6中「AR画像30」)である。

V<応用例>
【0098】
以下、本発明に係るARマーカを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法又は課金システムの応用例について、いくつか説明する。
V(1)実店舗における利用
【0099】
上述のように、本発明において、ARマーカとして、QRコード(登録商標)やバーコード(JANコードを含む)のような2次元コードや撮影可能な商品の画像(商品現物画像)などを利用することができる。クライアント(発信者)bである実店舗は、商品に表示した2次元コードや商品自身の影像写真をARマーカとして、その他の画像化情報と共にサーバーA(データベース2)に登録し、ARマーカを商品に表示して、当該商品を当該店舗で販売する場合を考える。
【0100】
すなわち、本実施形態では、ある店舗で買い物中の、デバイスCを持ったユーザーcが、商品を店舗で購入する際に、当該商品に表示された2次元コードや商品現物画像をARマーカとして、上記ARアプリを起動してデバイスCにより読み取りを行ない(スキャンし)、レジにて支払いを行う場面について説明する。
【0101】
このような本発明に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法の実施形態は、
(M1)商品の宣伝、紹介、及び/又は売買に関する取引き情報XをWeb上に発信すると共に、該取引き情報Xに関連付けられた画像化情報を紙面、画面及び/又は商品の媒体に表示して、該画像化情報をユーザーcに提供する、該取引き情報Xの発信者(クライアント)bのサーバーBと、
(M2)該取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及びAR(Augmented Reality)マーカ及び認証データの情報を入力した画像化情報を、データベースに登録及び管理する管理者aのサーバーAと、
(M3)該取引情報Xを利用するユーザーcの、Web情報閲覧及び画像読取り可能なデバイスCと、が、
(M4)Web情報を送受信可能なコンピュータネットワークを介して接続された電子商取引における画像化情報利用の課金システムΩにおいて、
(前提1)前記クライアントbが、前記ARマーカとしてQRコード(登録商標)、バーコード(JANコードを含む)又は商品現物画像を用い、該ARマーカを表示した商品を、店舗にて販売し、
(前提2)前記管理者aのサーバーAは、商品ごとに商品名、値段を含む商品情報を画像化したQRコード(登録商標)を生成し、前記商品の取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及びARマーカ及び認証データの情報と共に、該QRコード(登録商標)を画像化情報として付加してデータベースに登録及び管理し、
(前提3)該取引情報Xを利用するユーザーcが、前記店舗において、デバイスCを用いて商品を選択し、該店舗のレジにて支払いを行う、
ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法であって、
(S1−1)画像読取り可能なデバイスにインストールされて読み取りした撮影画像をサーバーAに強制的に送信し、受信した該撮影画像にアノテーションを重畳したAR画像を該デバイスに返信し、該デバイス上に表示可能なARアプリを、サーバーAが配布するステップと、
(S2−1)デバイスCが、前記ARアプリをインストールするステップと、
(S2−2−2)ユーザーcが商品選択の際に、前記ARアプリを起動したデバイスCが、前記商品に表示されたARマーカを読取りするステップと、
(S2−3)デバイスCが、該読取りしたARマーカを含む画像化情報を、サーバーAに送信するステップと、
(S3−1)サーバーAが、該ARマーカを含む画像化情報を受信するステップと、
(S3−2)サーバーAが、前記データベースを参照して、該受信した画像化情報が前記データベースに登録された登録画像化情報であるか否かの真偽確認を行うステップと、
(S4−2)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、デバイスCに、デバイスCが撮影したARマーカを表示する商品の前記QRコード(登録商標)及び(1)買い物続行、(2)集計、の選択表示を含むアノテーションを、前記ARマーカの画像に重畳したAR画像を送信するステップと、
(S4−2−1)デバイスCに表示されたAR画像上で前記(2)集計の選択表示が選択されるまで、前記(S2−2−2)、(S2−3)、(S3−1)、(S3−2)、(S4−2)のステップを繰り返すステップと、
(S4−2−2)デバイスCに表示されたAR画像上で前記(2)集計の選択表示が選択されると、サーバーAが、デバイスCに選択された全ての商品を含む前記商品情報を画像化した決済用QRコード(登録商標)を生成し、該決済用QRコード(登録商標)をデバイスCに表示するステップと、
(S4−2−3)デバイスCが、該デバイスCに表示された前記決済用QRコード(登録商標)を、前記店舗がレジに備えるPOSスキャナにスキャンさせて支払いを行うステップと、
(S5−1)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、該真の確認に用いた登録画像化情報の含む前記認証データ及びそのヒット数に基づき、前記取引き情報Xの発信者bに、該登録画像化情報の利用の料金を課金するステップと、
(CL)を含む。決済用QRコード(登録商標)はAR画面による表示であってもよいが、通常の画面で表示してもよい。
【実施例7】
【0102】
以下、ARマーカをバーコード(JANコードを含む)として、上記実施形態を図8を用いて具体的に説明する。
【0103】
図8において、
(1)デバイスCを持つユーザーcが、店舗の陳列棚からバーコード付き商品を選択する。
(2)ユーザーcが、デバイスCに本発明に係るARアプリを起動させて、選択した商品のバーコードを読み取る(スキャンする)。
→サーバーAがデバイスCにAR画像を表示させる。本実施例7で、AR画像は読み取ったバーコード(スキャンされたバーコードの画像)、当該商品バーコードに対応するQRコード(登録商標)(小計QR)、及び(1)買い物続行(バーコード読み取り、自宅配送読み取り)、(2)集計、の選択表示を含む。
(3)ユーザーcが、デバイスCに表示された上記(2)集計の選択表示を選択し、サーバーAがデバイスCに、決済用QRコード(登録商標)(合計QR)を表示させる。
(4)ユーザーcが、店舗のレジにおいて、デバイスCに表示された上記決済用QRコード(登録商標)(合計QR)を提示し、店員が当該決済用QRコード(登録商標)(合計QR)をPOSスキャナなどによりスキャンする。
【0104】
以上のようにして、ユーザーcは店舗において、商品に表示されたバーコード(ARマーカ)をスキャンして容易に買い物をすることができる。本実施形態の店舗における買い物方法を用いれば、デバイスC側で買い物商品の履歴及び購入額を保存してレシートを作成できるので、ユーザーc及び店舗の双方において大きなメリットがある。また、レジで集計する手間が省けるので、レジの混雑を解消できる。
【0105】
さらに、ユーザーcが、AR画像で(1)買い物続行(バーコード読み取り、自宅配送読み取り)の「自宅配送読み取り」表示を選択すれば、リンゴやスイカ、ペットボトルなど重くて嵩張る商品等を宅配してもらうことも可能である。また、店舗にはない商品をカタログやチラシなどから選択し、本発明のARアプリを介してデバイスCにより決済し、自宅配送してもらってもよい。クライアントbは、店頭におけない商品も販売できて取扱商品を充実させることができると共に、ユーザーcも商品選択の幅が広がり、まとめて自宅配送を選択することも可能になり、双方にとって大きなメリットがある。

V(2)電子ギフト券購入における利用
【0106】
本実施形態では、贈答用の電子ギフト券の購入について説明する。贈答用の電子ギフト券は、電子ギフト券の取引き情報Xの発信者(クライアント)bが、チラシやカタログ、あるいは店頭に設置した表示板などにARマーカを付して表示し、ユーザーcが本発明に係るARアプリを起動したデバイスCにより、上記ARマーカを読み取り(スキャン)して購入、ユーザーcの知人に贈答する。
【0107】
本実施形態に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法は、
(M1)商品の宣伝、紹介、及び/又は売買に関する取引き情報XをWeb上に発信すると共に、該取引き情報Xに関連付けられた画像化情報を紙面、画面及び/又は商品の媒体に表示して、該画像化情報をユーザーcに提供する、該取引き情報Xの発信者(クライアント)bのサーバーBと、
(M2)該取引き情報Xに関連付けられた必要なURL情報及びARマーカ及び認証データの情報を入力した画像化情報を、データベースに登録及び管理する管理者aのサーバーAと、
(M3)該取引情報Xを利用するユーザーcの、Web情報閲覧及び画像読取り可能なデバイスCと、が、
(M4)Web情報を送受信可能なコンピュータネットワークを介して接続された電子商取引における画像化情報利用の課金システムΩにおいて、
(前提1)’前記クライアントbが、電子ギフト券に関する取引き情報XをWeb上に発信すると共に、ARマーカを表示した該電子ギフト券を紙面、画面及び/又は商品の媒体に表示して、該ARマーカをユーザーcに提供し、
(前提2)’該電子ギフト券を購入して知人に贈答するするユーザーcが、デバイスCを用いて該電子ギフト券に付したARマーカを撮影して該電子ギフト券を購入し、該知人のメールアドレスを選択して、該電子ギフト券を該メールアドレスに送信して贈答し、
(前提3)’前記管理者aのサーバーAは、クライアントbとユーザーc間の該電子ギフト券の電子商取引を仲介し、サーバーBに該電子ギフト券の購入情報を通知し、該電子ギフト券の決済完了と共にデバイスCに該電子ギフト券を送信する、
ARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法であって、
(S1−1)画像読取り可能なデバイスにインストールされて読み取りした撮影画像をサーバーAに強制的に送信し、受信した該撮影画像にアノテーションを重畳したAR画像を該デバイスに返信し、該デバイス上に表示可能なARアプリを、サーバーAが配布するステップと、
(S2−1)デバイスCが、前記ARアプリをインストールするステップと、
(S2−2−3)ユーザーcが前記電子ギフト券を購入の際に、前記ARアプリを起動したデバイスCが、該電子ギフト券に表示されたARマーカを読取りするステップと、
(S2−3)デバイスCが、該読取りしたARマーカを含む画像化情報を、サーバーAに送信するステップと、
(S3−1)サーバーAが、該ARマーカを含む画像化情報を受信するステップと、
(S3−2)サーバーAが、前記データベースを参照して、該受信した画像化情報が前記データベースに登録された登録画像化情報であるか否かの真偽確認を行うステップと、
(S4−3)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、真正を証明するQRコード(登録商標)を含むアノテーションを、前記ARマーカの画像に重畳したAR画像をデバイスCに、送信するステップと、
(S4−3−1)デバイスCが、該真正を証明するQRコード(登録商標)を用いて、サーバーB間で該電子ギフト券の決済を完了させるステップと、
(S4−3−2)サーバーAが、デバイスCに、該電子ギフト券を送信してデバイスCに表示するステップと、
(S4−3−3)デバイスCが、知人のメールアドレスを選択して、該表示された電子ギフト券を該メールアドレスに送信して贈答するステップと、
(S5−1)前記真偽確認の結果が真であれば、サーバーAが、該真の確認に用いた登録画像化情報の含む前記認証データ及びそのヒット数に基づき、前記取引き情報Xの発信者bに、該登録画像化情報の利用の料金を課金するステップと、
(CL)を含む。
【実施例8】
【0108】
本実施例8では、店頭に置いたチラシやカタログ、表示板に表示した電子ギフト券を、当該店舗のレジで購入する場合について、図9を用いて説明する。
【0109】
図9において、
(1)店舗(クライアントb)がチラシやカタログ、表示板に、ARマーカを付した電子ギフト券販売を表示して配布、展示等行う。
(2)ユーザーcが、デバイスCに本発明に係るARアプリを起動させて、選択した電子ギフト券のバーコードを読み取る(スキャンする)。
(3)サーバーAが、ユーザーcが選択した電子ギフト券の真正を証明するQRコード(登録商標)を含むAR画像を、デバイスCに表示させる。
(4)ユーザーcが、店舗のレジにおいて、デバイスCに表示された上記QRコード(登録商標)を提示し、店員が当該QRコード(登録商標)をPOSスキャナなどによりスキャンする。
(5)店舗(クライアントb)が、デバイスCにQRコード(登録商標)(ギフトQR;電子ギフト券)を送信し、表示させる。
(6)ユーザーcが、デバイスC上で知人のメールアドレスを選択し、該表示されたギフトQRを当該メールアドレスに送信して当該知人に贈答する。
(7)当該知人のデバイスにギフトQRが送信される。
(8)当該知人が、店舗(クライアントb)発行のギフトカタログで商品を選択し、電話やギフトQRから購入申し込みを行う。電話注文の場合は、ギフトQRに記載れたシリアルナンバーを店舗に伝えてギフトQRを使用する。あるいは、当該知人は店舗に直接出向いて、ギフトQRを用いて買い物をする。
【0110】
なお、ギフトQRは電子ギフト券の一例であり、他の表示を用いてもよく、また、その表示はAR画面による表示である必要はない。
【0111】
上記実施例8では、店頭に置いたチラシやカタログ、表示板に表示した電子ギフト券を、当該店舗のレジで購入する場合について説明したが、ユーザーcは店舗以外の、例えば自宅からデバイスCでARアプリを起動し、チラシやカタログから電子決済で電子ギフト券を購入し、知人に送信してもよい。電子メールを用いて、簡単に電子ギフト券を知人にプレゼントすることができる。
【0112】
以上、本発明の認証可能な真偽確認可能な画像化情報利用の課金システムについて説明したが、本発明は上記実施形態、実施例に限定されるものではない。
【0113】
本発明において、サーバーAとサーバーBは、例えば同一サーバー中のデータ及び課金管理パートと商品及び販売管理パートのように、あるいは同一法人中のデータ及び課金管理課と商品及び販売管理課がそれぞれ使用する同一サーバーのように、外見上区別できない場合も含まれるものとする。すなわち、一般的には、図10(a)に表すように、サーバーBはサーバーB、B、B・・・などの独立したクライアントb、b、b・・・の使用するサーバーの集合体を指し、この個々独立したサーバーB(B、B、B・・・)が、管理者aのサーバーAや、独立した個々のデバイスC(C、C、C・・・)と電子商取引を行う。しかし、本発明のARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金方法(システム)においては、図10(b)に表すように、サーバーP−A、Q−A、R−A、・・・がそれぞれ同一サーバーP、Q、R・・・(法人又は個人)内のサーバーP−B、Q−B、R−B、・・・と、各々課金パート・販売パートの関係にあり、課金パートのサーバーA(P−A、Q−A、R−A、・・・)と販売パートのサーバーB(P−B、Q−B、R−B、・・・)と、独立した個々のデバイスC(C、C、C・・・)との3者間で電子商取引を行ってもよい。
【0114】
その他、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。
【産業上の利用可能性】
【0115】
本発明に係る認証可能な真偽確認可能な画像化情報利用の課金システムは、例えば紙や物品上、画像、その他の媒体に表示されるARマーカを、携帯端末機など画像読取り可能なデバイスにより読取りした後、当該デバイスを用いて決済を行う一切の金融取引に用いられる。
【符号の説明】
【0116】
1:本発明に係るARを用いた真偽確認可能な画像化情報利用の課金システムΩ
2:データベース
10:ARマーカ
12:読み取り(撮影)ARマーカ
20:アノテーション
30:AR画像
1010、1020:ARアプリ画面
1021:長ソファー
1022:ソファー
1023:長方テーブル
1024:正方テーブル
1025:花瓶
X:取引き情報
Y:正規登録の画像化情報
A:(管理者)サーバー(データベースを含む)
a:管理者
B:(クライアント)サーバー
b:クライアント
C:デバイス
c:ユーザー
図1
図2
図3
図4
図5(a)】
図5(b)】
図6
図7
図8
図9
図10