特許第5777846号(P5777846)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5777846アミン含有脂質およびその使用
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5777846
(24)【登録日】2015年7月17日
(45)【発行日】2015年9月9日
(54)【発明の名称】アミン含有脂質およびその使用
(51)【国際特許分類】
   A61K 47/18 20060101AFI20150820BHJP
   A61K 9/127 20060101ALI20150820BHJP
   A61K 9/14 20060101ALI20150820BHJP
   A61K 31/7088 20060101ALI20150820BHJP
   A61K 31/7105 20060101ALI20150820BHJP
   A61K 38/00 20060101ALI20150820BHJP
   A61K 47/22 20060101ALI20150820BHJP
   A61K 47/28 20060101ALI20150820BHJP
   A61K 47/34 20060101ALI20150820BHJP
   A61K 48/00 20060101ALI20150820BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20150820BHJP
   C07C 229/06 20060101ALI20150820BHJP
   C07C 237/06 20060101ALI20150820BHJP
【FI】
   A61K47/18
   A61K9/127
   A61K9/14
   A61K31/7088
   A61K31/7105
   A61K37/02
   A61K47/22
   A61K47/28
   A61K47/34
   A61K48/00
   A61P43/00 105
   C07C229/06CSP
   C07C237/06
【請求項の数】36
【全頁数】279
(21)【出願番号】特願2008-517070(P2008-517070)
(86)(22)【出願日】2006年6月14日
(65)【公表番号】特表2009-501699(P2009-501699A)
(43)【公表日】2009年1月22日
(86)【国際出願番号】US2006023171
(87)【国際公開番号】WO2006138380
(87)【国際公開日】20061228
【審査請求日】2009年1月21日
【審判番号】不服2013-16418(P2013-16418/J1)
【審判請求日】2013年8月26日
(31)【優先権主張番号】60/690,608
(32)【優先日】2005年6月15日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】60/785,176
(32)【優先日】2006年3月23日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】596060697
【氏名又は名称】マサチューセッツ インスティテュート オブ テクノロジー
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(72)【発明者】
【氏名】アンダーソン, ダニエル ジー.
(72)【発明者】
【氏名】ツンブエル, アンドレアス
(72)【発明者】
【氏名】レシュチナー, エリザベータ セルゲーエフナ
(72)【発明者】
【氏名】ランガー, ロバート エス.
(72)【発明者】
【氏名】ゴールドバーグ, マイケル
【合議体】
【審判長】 星野 紹英
【審判官】 小久保 勝伊
【審判官】 冨永 保
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2003/070735(WO,A2)
【文献】 国際公開第2000/30444(WO,A1)
【文献】 特開昭50−24216(JP,A)
【文献】 米国特許第2844629(US,A)
【文献】 特開平4−108173(JP,A)
【文献】 米国特許第2647121(US,A)
【文献】 米国特許第1072118(US,A)
【文献】 J.Pharm.Sci.,2005年,94(2),p.423−436
【文献】 J.Org.Chem.,1997年,62(15),p.4902−4903
【文献】 Russian J.Bioorg.Chem.,2002年,28(6),p.470−486
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K9/00-31/90
A61K37/00-37/66
A61K47/00-48/00
C07C229/00-229/76
C07C237/00-237/52
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
(1)式:
【化58】
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の化合物またはその塩であって、
式中、
xの各存在は、1または2の整数であり;
yは、0〜3(両端を含む)の整数であり;
の各存在は水素であるかまたは
【化59】
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であり;末端のN原子に結合したRの少なくとも1つは、Hではなく;そして
は、−ORまたは−NHRであり、ここでRは、独立して、非環式、非置換、非分岐鎖のC〜C16脂肪族である、化合物またはその塩と;
(2)送達される薬剤と
を含む、薬学的組成物。
【請求項2】
xが1の整数である、請求項1に記載の薬学的組成物。
【請求項3】
yが1〜3(両端を含む)の整数である、請求項1に記載の薬学的組成物。
【請求項4】
が−ORである、請求項1に記載の薬学的組成物。
【請求項5】
が−NHRである、請求項1に記載の薬学的組成物。
【請求項6】
が、水素または
【化60】
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である、請求項1に記載の薬学的組成物。
【請求項7】
が、水素または
【化61】
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である、請求項1に記載の薬学的組成物。
【請求項8】
(1)式:
【化62】
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【化63】
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のうちの1種類のアミンを、式:
【化64】
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のアクリレートまたはアクリルアミドと反応させる方法によって調製される、組成物と、(2)送達される薬剤と
を含む、薬学的組成物
【請求項9】
前記アミンが、アミン98、99、または100である、請求項8に記載の薬学的組成物。
【請求項10】
アミンをアクリレートと反応させる、請求項8に記載の薬学的組成物。
【請求項11】
アミンをアクリルアミドと反応させる、請求項8に記載の薬学的組成物。
【請求項12】
前記アクリレートが、アクリレートLD、LE、LFまたはLGである、請求項8に記載の薬学的組成物。
【請求項13】
前記アクリルアミドが、アクリルアミドND、NF、NGまたはNPである、請求項8に記載の薬学的組成物。
【請求項14】
アミン98をアクリルアミドNDと反応させる;またはアミン99をアクリルアミドNDと反応させる;またはアミン100をアクリルアミドNDと反応させる;またはアミン98をアクリルアミドNPと反応させる;またはアミン99をアクリルアミドNPと反応させる;またはアミン100をアクリルアミドNPと反応させる;またはアミン99をアクリレートLDと反応させる;またはアミン99をアクリレートLFと反応させる;またはアミン100をアクリレートLGと反応させる、請求項8に記載の薬学的組成物。
【請求項15】
アミン98をアクリルアミドNDと反応させる、請求項8に記載の薬学的組成物。
【請求項16】
式:
【化65】
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【化66】
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【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
【化69】
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の化合物、またはその塩と、送達される薬剤とを含む、薬学的組成物
【請求項17】
式:
【化70】
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の化合物、またはその塩を含む、請求項1に記載の薬学的組成物。
【請求項18】
式:
【化71】
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の化合物、またはその塩を含む、請求項1に記載の薬学的組成物。
【請求項19】
式:
【化72】
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【化73】
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【化74】
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【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
【化84】
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【化86】
[この文献は図面を表示できません]
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
【化92】
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【化93】
[この文献は図面を表示できません]
【化94】
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【化103】
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【化104】
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【化105】
[この文献は図面を表示できません]
【化106】
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【化107】
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【化108】
[この文献は図面を表示できません]
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【化110】
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【化114】
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【化115】
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【化117】
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【化118】
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【化119】
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【化120】
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【化121】
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【化122】
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【化124】
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【化125】
[この文献は図面を表示できません]
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
【化127】
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【化128】
[この文献は図面を表示できません]
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
【化136】
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【化138】
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の化合物、またはその塩と、送達される薬剤とを含む、薬学的組成物
【請求項20】
式:
【化142】
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【化143】
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【化144】
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【化145】
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【化146】
[この文献は図面を表示できません]
【化147】
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の1または複数の化合物と、送達される薬剤とを含む、薬学的組成物。
【請求項21】
請求項1〜20のいずれか1項に記載の薬学的組成物であって、該薬学的組成物は、微粒子の形態である、薬学的組成物。
【請求項22】
請求項1〜20のいずれか1項に記載の薬学的組成物であって、該薬学的組成物は、リポソームの形態である、薬学的組成物。
【請求項23】
請求項1〜20のいずれか1項に記載の薬学的組成物であって、該薬学的組成物は、ミセルの形態である、薬学的組成物。
【請求項24】
前記薬剤がポリヌクレオチドである、請求項21、22またはに記載の薬学的組成物。
【請求項25】
前記ポリヌクレオチドがRNAである、請求項2に記載の薬学的組成物。
【請求項26】
前記薬剤が薬物である、請求項21、22またはに記載の薬学的組成物。
【請求項27】
前記薬剤がタンパク質またはペプチドである、請求項21、22またはに記載の薬学的組成物。
【請求項28】
前記薬剤が低分子である、請求項21、22またはに記載の薬学的組成物。
【請求項29】
前記薬剤がガスである、請求項21、22またはに記載の薬学的組成物。
【請求項30】
前記リポソームが20ナノメートル〜2000ナノメートルのサイズの範囲にある、請求項2に記載の薬学的組成物。
【請求項31】
コレステロールをさらに含む、請求項2に記載の薬学的組成物。
【請求項32】
PEG−セラミドをさらに含む、請求項2に記載の薬学的組成物。
【請求項33】
レステロールおよびPEG−セラミドをさらに含み、前記薬剤がRNAである、請求項2に記載の薬学的組成物。
【請求項34】
前記ポリヌクレオチドがsiRNAである、請求項24に記載の薬学的組成物。
【請求項35】
前記ポリヌクレオチドがshRNAである、請求項24に記載の薬学的組成物。
【請求項36】
前記ポリヌクレオチドが、タンパク質またはペプチドをコードする、請求項24に記載の薬学的組成物。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
(関連出願)
本出願は、35U.S.C.§119(e)の下、米国仮特許出願、2005年6月15日に出願された米国特許出願第60/690,608号、2006年3月23日に出願された米国特許出願第60/785,176号の優先権を主張し、これら各々は参考として本明細書中に援用される。
【0002】
(政府支援)
本明細書に記載の研究は、一部において、米国立衛生研究所からの助成金(EB00244)により補助された。米国政府は、本発明において一定の権利を有し得る。
【0003】
(発明の背景)
ヌクレオチド系薬物、例えばDNAおよびRNAの適用によるヒト疾患の処置は、医療分野に革命をもたらす潜在性を有する(非特許文献1;非特許文献2;非特許文献3;非特許文献4;これらの各々は、引用により本明細書に組み込まれる)。これまで、遺伝子導入ベクターとしての修飾ウイルスの使用は、一般的に、遺伝子療法に対して臨床的に最も成功裏のアプローチを提示していた。ウイルスベクターは、現在、最も効率的な遺伝子導入薬剤であるが、ウイルスベクターの安全性全体を取り巻く懸念(これには、不要な免疫応答の可能性が挙げられる)の結果、並行して、非ウイルス系代替手段の開発に対する取り組みが行なわれている(主な参考文献については、非特許文献5;非特許文献6を参照のこと;これらの各々は、引用により本明細書に組み込まれる)。ウイルスベクターの現行の代替手段としては、ポリマー送達系(非特許文献7;非特許文献8;これらの各々は、引用により本明細書に組み込まれる)、リポソーム製剤(非特許文献9;非特許文献10;非特許文献11;これらの各々は、引用により本明細書に組み込まれる)、および「裸の」DNA注射プロトコル(非特許文献12;引用により本明細書に組み込まれる)が挙げられる。今のところ、これらのストラテジーは、ウイルスベクターの臨床的有効性を達成しているが、これらの方法によってもたらされる安全性、加工性および経済的利益の潜在性(非特許文献13;引用により本明細書に組み込まれる)は、遺伝子療法に対する非ウイルス系アプローチの継続的な開発において関心が高まっている(非特許文献14;非特許文献15;非特許文献16;非特許文献17;非特許文献18;非特許文献19;非特許文献20;これらの各々は、引用により本明細書に組み込まれる)。
【0004】
核酸をトランスフェクトするために使用され得、効率的かつ経済的に容易に調製される無毒性で生分解性、生体適合性の脂質の必要性が継続して存在している。かかる脂質は、例えば、遺伝子療法ならびに診断用、治療用および予防用薬剤のパッケージングおよび/または送達における核酸の送達などのいくつかの用途を有し得る。
【非特許文献1】Anderson Nature 392(Suppl.):25−30,1996
【非特許文献2】Friedman Nature Med.2:144−147,1996
【非特許文献3】Crystal Science 270:404−410,1995
【非特許文献4】Mulligan Science 260:926−932,1993
【非特許文献5】Luoら.Nat.Biotechnol.18:33−37,2000
【非特許文献6】Behr Acc.Chem.Res.26:274−278,1993
【非特許文献7】Zaunerら.Adv.Drug Del.Rev.30:97−113,1998
【非特許文献8】Kabanovら.Bioconjugate Chem.6:7−20,1995
【非特許文献9】Miller Angew.Chem.Int.Ed.37:1768−1785,1998
【非特許文献10】Hopeら.Molecular Membrane Technology 15:1−14,1998
【非特許文献11】Deshmukhら.New J.Chem.21 :113−124,1997
【非特許文献12】Sanford Trends Biotechnol.6:288−302,1988
【非特許文献13】Anderson Nature 392(Suppl.):25−30,1996
【非特許文献14】Boussifら.Proc.Natl.Acad.Sci.USA 92:7297−7301,1995
【非特許文献15】Putnamら.Macromolecules 32:3658−3662,1999
【非特許文献16】Limら.J.Am.Chem.Soc.121:5633−5639,1999
【非特許文献17】Gonzalezら.Bioconjugate Chem.10:1068−1074,1999
【非特許文献18】Kukowska−Latalloら.Proc.Natl.Acad.Sci.USA 93:4897−4902,1996
【非特許文献19】Tangら.Bioconjugate Chem.7:703−714,1996
【非特許文献20】Haenslerら.Bioconjugate Chem.4:372−379,1993
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0005】
(発明の要旨)
本発明は、式(I):
【0006】
【化97】
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の新規な脂質を提供する。このような脂質は、カルボニル部分などの電子求引基と共役している二重結合への第1級アミンの付加によって調製され得る。2当量のα,β−不飽和ケトン、例えばアクリレートを1当量の第1級アミンと反応させると、以下のスキームに示すように本発明の脂質が調製される。
【0007】
【化98】
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このような脂質は、典型的には、疎水性を半分と親水性を半分有する。疎水性部分は、典型的には、アクリレートと結合している脂肪酸部分によってもたらされ、親水性部分は、エステル、アミンおよびアミンの側鎖によってもたらされる。脂肪酸基は、置換されていない直鎖のアルキル基(C〜C30)であり得る。特定のある実施形態において、脂肪酸基は置換されている、および/または分枝鎖である。アミンはプロトン化またはアルキル化され、それにより正の電荷を有するアミンを形成し得る。このような脂質は、被験体への治療用薬剤の送達において使用され得る。本発明の脂質は、プロトン化に利用可能な第3級アミンが与えられ(given)、したがって正の電荷が形成される負の電荷を有する薬剤の送達に特に有用である。例えば、このような脂質は、DNA、RNAまたは他のポリヌクレオチドを被験体または細胞に送達するために使用され得る。当業者には認識され得るように、上記の反応では、1つのアクリレートテイルを有する一部の脂質と、2つのアクリレートテイルを有する別の一部との混合物がもたらされ得る。また、2つの異なるアクリレートテイルを有する脂質を調製するため、反応混合物において2種類の異なるアクリレートが使用され得る。
【0008】
別の態様において、本発明は、式(II):
【0009】
【化99】
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の脂質を提供する。式(II)の脂質は、カルボニルなどの電子吸引基と共役している二重結合への第1級または第2級ジアミンの付加によって調製される。式(II)の脂質は、脂質分子1つあたり2つのアミンを有するのに対し、式(I)の脂質では脂質分子1つあたりアミンは1つである。このようなアミンはプロトン化またはアルキル化され、正の電荷を有するアミノ基を形成し得る。このような脂質はまた、DNA、RNAまたは他のポリヌクレオチドを送達するために使用され得る。第1級アミンと同様、該アクリレートテイルは同じであっても異なっていてもよい。また、該脂質は、アクリレートテイルを1つから化学的に可能な限り多くまで、任意の位置に含み得る。
【0010】
別の態様において、本発明は、式(III)または(IV):
【0011】
【化100】
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の脂質(lipis)を提供する。式(III)または(IV)の脂質は、カルボニルなどの電子吸引基と共役している二重結合への第1級または第2級アミノ基の付加によって調製される。式(III)および(IV)の脂質は、脂質分子1つあたり多数のアミノ基を有する。特定のある実施形態において、脂質分子1つあたりのアミノ基の数は、3、4、5、6、7、8、9または10個である。このようなアミンはプロトン化またはアルキル化され、正の電荷を有するアミノ基を形成し得る。該アクリレートテイルはすべて同じであってもよく、異なっていてもよい。任意の数のアクリレートテイルを該分子上に存在させ得る。該脂質は、DNA、RNAまたは他のポリヌクレオチドを送達するために使用され得る。
【0012】
本発明の一態様において、本発明の脂質を薬剤と合わせ、微粒子、リポソームまたはミセルを形成する。微粒子、リポソームまたはミセルによって送達される薬剤は、気体、液体または固体の形態であり得、該薬剤は、ポリヌクレオチド、タンパク質、ペプチドまたは低分子であり得る。本発明の脂質を、他の脂質、ポリマー、界面活性剤、コレステロール、炭水化物、タンパク質などと合わせて粒子を形成してもよい。このような粒子を医薬用賦形剤と合わせ、薬学的組成物を形成し得る。
【0013】
本発明はまた、本発明の脂質の作製方法を提供する。1当量以上のアクリレートを、1当量の第1級アミン、ジアミンまたはポリアミンと、式(I)、(II)、(III)または(IV)の脂質を形成するのに適した条件下で反応させる。特定のある実施形態では、アミンのすべてのアミノ基をアクリレートと充分反応させ、第3級アミンを形成させる。他の実施形態では、アミンのすべてのアミノ基をアクリレートと充分反応させずに第3級アミンを形成させ、それにより脂質分子内に第1級または第2級アミンをもたらす。このような第1級または第2級アミンは、そのままの状態にしておくか、または別の求電子物質、例えば、異なるアクリレートと反応させ得る。当業者には認識されるように、アミンを過剰未満のアクリレートと反応させると、複数の異なる脂質アミンがもたらされる。一部の分子は、アクリレート部分の完全相補体(full complement)を含むものであり得るが、別の一部の分子は、アクリレートの完全相補体を含まない。例えば、ジアミンまたはポリアミンは、分子の種々のアミノ部分で1つだけ、2、3、4、5または6個のアクリレート部分がなくて(off)もたらされた第1級、第2級および第3級アミンを含むものであり得る。特定のある実施形態では、すべてのアミノ基が完全に官能性付与されていないことが好ましい。特定のある実施形態では、同じ型の2つのアクリレートが使用される。他の実施形態では、2種類以上の異なるアクリレートが使用される。脂質の合成は溶媒を用いて、または溶媒なしで行なわれ得、該合成は、25℃〜100℃の範囲の温度、好ましくは、ほぼ95℃で行なわれ得る。調製された脂質は任意選択で精製され得る。例えば、一定数のアクリレート部分を有する脂質を得るために、脂質の混合物を精製し得る。また、脂質は、ハロゲン化アルキル(例えば、ヨウ化メチル)または他のアルキル化剤を用いてアルキル化される。
【0014】
本発明はまた、本発明の方法によって調製される脂質のライブラリーを提供する。このような脂質は、液体取扱い装置、ロボット、マイクロタイタープレート、コンピュータなどを伴うハイスループット手法を用いて調製および/またはスクリーニングされ得る。特定のある実施形態では、脂質を、DNA、RNAまたは他のポリヌクレオチドを細胞内にトランスフェクトさせる能力についてスクリーニングする。
【0015】
(定義)
具体的な官能基および化学用語の定義を、以下により詳細に記載する。本発明の目的のため、化学元素は、Elements,CAS version,Handbook of Chemistry and Physics,第75版の内表紙の周期表に従って特定されるものであり、具体的な官能基は、本明細書に記載のように一般的に規定する。さらに、有機化学の一般原則、ならびに具体的な官能性部分および反応性は、「Organic Chemistry」,Thomas Sorrell,University Science Books,Sausalito:1999(その全内容は、引用により本明細書に組み込まれる)に記載されている。
【0016】
本発明の一部の化合物は、特に、幾何異性体または立体異性体の形態として存在し得る。本発明では、本発明の範囲内に含まれるかかるすべての化合物、例えば、シス−およびトランス−異性体、R−およびS−エナンチオマー、ジアステレオマー、(D)−異性体、(L)−異性体、そのラセミ混合物、ならびに他のその混合物が想定される。さらなる不斉炭素原子が置換基(例えば、アルキル基など)内に存在していてもよい。かかるすべての異性体ならびにその混合物は、本発明に包含されるものとする。
【0017】
任意のさまざまな異性体比を含む異性体混合物が、本発明に従って使用され得る。例えば、2種類だけの異性体を合わせる場合、50:50、60:40、70:30、80:20、90:10、95:5、96:4、97:3、98:2、99:1または100:0の異性体比を含む混合物はすべて、本発明で想定される。当業者には、同様の比が、より複雑な異性体混合物に想定されることが容易に認識されよう。
【0018】
例えば、本発明の化合物の特定のエナンチオマーが所望される場合、これは、不斉合成またはキラル補助基で誘導(derivation)し、ここで、得られたジアステレオマー混合物を分離し、補助基を切断して純粋な所望のエナンチオマーを得ることによって調製され得る。あるいはまた、該分子が塩基性官能基(例えば、アミノなど)または酸性官能基(例えば、カルボキシルなど)を含む場合、適切な光学的に活性な酸または塩基でジアステレオマーの塩を形成した後、かくして形成されたジアステレオマーを分離し、当該技術分野でよく知られた分別結晶またはクロマトグラフィー手段を行ない、続いて、純粋なエナンチオマーを回収する。
【0019】
当業者には、本明細書に記載の合成方法では、さまざまな保護基が利用されることが認識されよう。用語「保護基」により、本明細書で用いる場合は、反応が多官能性化合物内の別の反応性部位で選択的に行なわれ得るように、ある特定の官能性部分、例えば、O、SまたはNが一時的にブロックされることを意図する。好ましい実施形態において、保護基は、良好な収率で選択的に反応し、計画された反応に対して安定な保護された基質をもたらす。保護基は、その他の官能基を攻撃しない容易に利用可能で好ましくは無毒性の試薬によって、良好な収率で、選択的に除去可能であるのがよく、保護基は、容易に分離可能な誘導体を形成するものであり(より好ましくは、新たなステレオ中心の生成なく)、保護基は、さらなる反応部位を回避するために最小限のさらなる官能性を有するものである。本明細書において詳述するように、酸素、イオウ、窒素および炭素保護基が使用され得る。ヒドロキシル保護基としては、メチル、メトキシルメチル(MOM)、メチルチオメチル(MTM)、t−ブチルチオメチル、(フェニルジメチルシリル)メトキシメチル(SMOM)、ベンジルオキシメチル(BOM)、p−メトキシベンジルオキシメチル(PMBM)、(4−メトキシフェノキシ)メチル(p−AOM)、グアヤコールメチル(GUM)、t−ブトキシメチル、4−ペンテニルオキシメチル(POM)、シロキシメチル、2−メトキシエトキシメチル(MEM)、2,2,2−トリクロロエトキシメチル、ビス(2−クロロエトキシ)メチル、2−(トリメチルシリル)エトキシメチル(SEMOR)、テトラヒドロピラニル(THP)、3−ブロモテトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、1−メトキシシクロヘキシル、4−メトキシテトラヒドロピラニル(MTHP)、4−メトキシテトラヒドロチオピラニル、4−メトキシテトラヒドロチオピラニルS,S−ジオキシド、1−[(2−クロロ−4−メチル)フェニル]−4−メトキシピペリジン−4−イル(CTMP)、1,4−ジオキサン−2−イル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフラニル、2,3,3a,4,5,6,7,7a−オクタヒドロ−7,8,8−トリメチル−4,7−メタノベンゾフラン−2−イル、1−エトキシエチル、1−(2−クロロエトキシ)エチル、1−メチル−1−メトキシエチル、1−メチル−1−ベンジルオキシエチル、1−メチル−1−ベンジルオキシ−2−フルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、2−トリメチルシリルエチル、2−(フェニルセレニル)エチル、t−ブチル、アリル、p−クロロフェニル、p−メトキシフェニル、2,4−ジニトロフェニル、ベンジル、p−メトキシベンジル、3,4−ジメトキシベンジル、o−ニトロベンジル、p−ニトロベンジル、p−ハロベンジル、2,6−ジクロロベンジル、p−シアノベンジル、p−フェニルベンジル、2−ピコリル、4−ピコリル、3−メチル−2−ピコリルN−オキシド、ジフェニルメチル、p,p’−ジニトロベンズヒドリル、5−ジベンゾスベリル、トリフェニルメチル、α−ナフチルジフェニルメチル、p−メトキシフェニルジフェニルメチル、ジ(p−メトキシフェニル)フェニルメチル、トリ(p−メトキシフェニル)メチル、4−(4’−ブロモフェンアシルオキシフェニル)ジフェニルメチル、4,4’,4’’−トリス(4,5−ジクロロフタルイミドフェニル)メチル、4,4’,4’’−トリス(レブリノイルオキシフェニル)メチル、4,4’,4’’−トリス(ベンゾイルオキシフェニル)メチル、3−(イミダゾル−1−イル)ビス(4’,4’’−ジメトキシフェニル)メチル、1,1−ビス(4−メトキシフェニル)−1’−ピレニルメチル、9−アントリル、9−(9−フェニル)キサンテニル、9−(9−フェニル−10−オキソ)アントリル、1,3−ベンゾジチオラン−2−イル、ベンズイソチアゾリルS,S−ジオキシド、トリメチルシリル(TMS)、トリエチルシリル(TES)、トリイソプロピルシリル(TIPS)、ジメチルイソプロピルシリル(IPDMS)、ジエチルイソプロピルシリル(DEIPS)、ジメチルtヘキシルシリル、t−ブチルジメチルシリル(TBDMS)、t−ブチルジフェニルシリル(TBDPS)、トリベンジルシリル、トリ−p−キシリルシリル、トリフェニルシリル、ジフェニルメチルシリル(DPMS)、t−ブチルメトキシフェニルシリル(TBMPS)、ホルメート、ベンゾイルホルメート、アセテート、クロロアセテート、ジクロロアセテート、トリクロロアセテート、トリフルオロアセテート、メトキシアセテート、トリフェニルメトキシアセテート、フェノキシアセテート、p−クロロフェノキシアセテート、3−フェニルプロピオネート、4−オキソペンタノエート(レブリネート)、4,4−(エチレンジチオ)ペンタノエート(レブリノイルジチオアセタール)、ピバロエート、アダマントエート、クロトネート、4−メトキシクロトネート、ベンゾエート、p−フェニルベンゾエート、2,4,6−トリメチルベンゾエート(メシトエート)、アルキルメチルカルボネート、9−フルオレニルメチルカルボネート(Fmoc)、アルキルエチルカルボネート、アルキル2,2,2−トリクロロエチルカルボネート(Troc)、2−(トリメチルシリル)エチルカルボネート(TMSEC)、2−(フェニルスルホニル)エチルカルボネート(Psec)、2−(トリフェニルホスホニオ)エチルカルボネート(Peoc)、アルキルイソブチルカルボネート、アルキルビニルカルボネート アルキルアリルカルボネート、アルキルp−ニトロフェニルカルボネート、アルキルベンジルカルボネート、アルキルp−メトキシベンジルカルボネート、アルキル3,4−ジメトキシベンジルカルボネート、アルキルo−ニトロベンジルカルボネート、アルキルp−ニトロベンジルカルボネート、アルキルS−ベンジルチオカルボネート、4−エトキシ−1−ナフチル(napththyl)カルボネート、メチルジチオカルボネート、2−ヨードベンゾエート、4−アジドブチレート、4−ニトロ−4−メチルペンタノエート、o−(ジブロモメチル)ベンゾエート、2−ホルミルベンゼンスルホネート、2−(メチルチオメトキシ)エチル、4−(メチルチオメトキシ)ブチレート、2−(メチルチオメトキシメチル)ベンゾエート、2,6−ジクロロ−4−メチルフェノキシアセテート、2,6−ジクロロ−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノキシアセテート、2,4−ビス(1,1−ジメチルプロピル)フェノキシアセテート、クロロジフェニルアセテート、イソブチレート、モノスクシノエート、(E)−2−メチル−2−ブテノエート、o−(メトキシカルボニル)ベンゾエート、α−ナフトエート、ナイトレート、アルキルN,N,N’,N’−テトラメチルホスホロジアミデート、アルキルN−フェニルカルバメート、ボレート、ジメチルホスフィノチオイル、アルキル2,4−ジニトロフェニルスルフェナート、スルフェート、メタンスルホネート(メシラート)、ベンジルスルホネートおよびトシラート(Ts)が挙げられる。1,2−または1,3−ジオールの保護のためには、保護基としては、メチレンアセタール、エチリデンアセタール、1−t−ブチルエチリデンケタール、1−フェニルエチリデンケタール、(4−メトキシフェニル)エチリデンアセタール、2,2,2−トリクロロエチリデンアセタール、アセトニド、シクロペンチリデンケタール、シクロヘキシリデンケタール、シクロヘプチリデンケタール、ベンジリデンアセタール、p−メトキシベンジリデンアセタール、2,4−ジメトキシベンジリデンケタール、3,4−ジメトキシベンジリデンアセタール、2−ニトロベンジリデンアセタール、メトキシメチレンアセタール、エトキシメチレンアセタール、ジメトキシメチレンオルトエステル、1−メトキシエチリデンオルトエステル、1−エトキシエチリジンオルトエステル、1,2−ジメトキシエチリデンオルトエステル、α−メトキシベンジリデンオルトエステル、1−(N,N−ジメチルアミノ)エチリデン誘導体、α−(N,N’−ジメチルアミノ)ベンジリデン誘導体、2−オキサシクロペンチリデンオルトエステル、ジ−t−ブチルシリレン基(DTBS)、1,3−(1,1,3,3−テトライソプロピルジシロキサニリデン)誘導体(TIPDS)、テトラ−t−ブトキシジシロキサン−1,3−ジイリデン誘導体(TBDS)、環式カルボネート、環式ボロネート、エチルボロネートおよびフェニルボロネートが挙げられる。アミノ保護基としては、メチルカルバメート、エチルカルバメート(carbamante)、9−フルオレニルメチルカルバメート(Fmoc)、9−(2−スルホ)フルオレニルメチルカルバメート、9−(2,7−ジブロモ)フルオロエニルメチルカルバメート、2,7−ジ−t−ブチル−[9−(10,10−ジオキソ−10,10,10,10−テトラヒドロチオキサンチル)]メチルカルバメート(DBD−Tmoc)、4−メトキシフェンアシルカルバメート(Phenoc)、2,2,2−トリクロロエチルカルバメート(Troc)、2−トリメチルシリルエチルカルバメート(Teoc)、2−フェニルエチルカルバメート(hZ)、1−(1−アダマンチル)−1−メチルエチルカルバメート(Adpoc)、1,1−ジメチル−2−ハロエチルカルバメート、1,1−ジメチル−2,2−ジブロモエチルカルバメート(DB−t−BOC)、1,1−ジメチル−2,2,2−トリクロロエチルカルバメート(TCBOC)、1−メチル−1−(4−ビフェニリル)エチルカルバメート(Bpoc)、1−(3,5−ジ−t−ブチルフェニル)−1−メチルエチルカルバメート(t−Bumeoc)、2−(2’−および4’−ピリジル)エチルカルバメート(Pyoc)、2−(N,N−ジシクロヘキシルカルボキサミド)エチルカルバメート、t−ブチルカルバメート(BOC)、1−アダマンチルカルバメート(Adoc)、ビニルカルバメート(Voc)、アリルカルバメート(Alloc)、1−イソプロピルアリルカルバメート(Ipaoc)、シンナミルカルバメート(Coc)、4−ニトロシンナミルカルバメート(Noc)、8−キノリルカルバメート、N−ヒドロキシピペリジニルカルバメート、アルキルジチオカルバメート、ベンジルカルバメート(Cbz)、p−メトキシベンジルカルバメート(Moz)、p−ニト(nito)ベンジルカルバメート、p−ブロモベンジルカルバメート、p−クロロベンジルカルバメート、2,4−ジクロロベンジルカルバメート、4−メチルスルフィニルベンジルカルバメート(Msz)、9−アントリルメチルカルバメート、ジフェニルメチルカルバメート、2−メチルチオエチルカルバメート、2−メチルスルホニルエチルカルバメート、2−(p−トルエンスルホニル)エチルカルバメート、[2−(1,3−ジチアニル)]メチルカルバメート(Dmoc)、4−メチルチオフェニルカルバメート(Mtpc)、2,4−ジメチルチオフェニルカルバメート(Bmpc)、2−ホスホニオエチルカルバメート(Peoc)、2−トリフェニルホスホニオイソプロピルカルバメート(Ppoc)、1,1−ジメチル−2−シアノエチルカルバメート、m−クロロ−p−アシルオキシベンジルカルバメート、p−(ジヒドロキシボリル)ベンジルカルバメート、5−ベンズイソキサゾリルメチルカルバメート、2−(トリフルオロメチル)−6−クロモニルメチルカルバメート(Tcroc)、m−ニトロフェニルカルバメート、3,5−ジメトキシベンジルカルバメート、o−ニトロベンジルカルバメート、3,4−ジメトキシ−6−ニトロベンジルカルバメート、フェニル(o−ニトロフェニル)メチルカルバメート、フェノチアジニル−(10)−カルボニル誘導体、N’−p−トルエンスルホニルアミノカルボニル誘導体、N’−フェニルアミノチオカルボニル誘導体、t−アミルカルバメート、S−ベンジルチオカルバメート、p−シアノベンジルカルバメート、シクロブチルカルバメート、シクロヘキシルカルバメート、シクロペンチル


カルバメート、シクロプロピルメチルカルバメート、p−デシルオキシベンジルカルバメート、2,2−ジメトキシカルボニルビニルカルバメート、o−(N,N−ジメチルカルボキサミド)ベンジルカルバメート、1,1−ジメチル−3−(N.N−ジメチルカルボキサミド)プロピルカルバメート、1,1−ジメチルプロピニルカルバメート、ジ(2−ピリジル)メチルカルバメート、2−フラニルメチルカルバメート、2−ヨードエチルカルバメート、イソボリニル(borynl)カルバメート、イソブチルカルバメート、イソニコチニルカルバメート、p−(p’−メトキシフェニルアゾ)ベンジルカルバメート、1−メチルシクロブチルカルバメート、1−メチルシクロヘキシルカルバメート、1−メチル−1−シクロプロピルメチルカルバメート、1−メチル−1−(3,5−ジメトキシフェニル)エチルカルバメート、1−メチル−1−(p−フェニルアゾフェニル)エチルカルバメート、1−メチル−1−フェニルエチルカルバメート、1−メチル−1−(4−ピリジル)エチルカルバメート、フェニルカルバメート、p−(フェニルアゾ)ベンジルカルバメート、2,4,6−トリ−t−ブチルフェニルカルバメート、4−(トリメチルアンモニウム)ベンジルカルバメート、2,4,6−トリメチルベンジルカルバメート、ホルムアミド、アセトアミド、クロロアセトアミド、トリクロロアセトアミド、トリフルオロアセトアミド、フェニルアセトアミド、3−フェニルプロパンアミド、ピコリンアミド、3−ピリジルカルボキサミド、N−ベンゾイルフェニルアラニル誘導体、ベンズアミド、p−フェニルベンズアミド、o−ニトロ(nito)フェニルアセトアミド、o−ニトロフェノキシアセトアミド、アセトアセトアミド、(N’−ジチオベンジルオキシカルボニルアミノ)アセトアミド、3−(p−ヒドロキシフェニル)プロパンアミド、3−(o−ニトロフェニル)プロパンアミド、2−メチル−2−(o−ニトロフェノキシ)プロパンアミド、2−メチル−2−(o−フェニルアゾフェノキシ)プロパンアミド、4−クロロブタンアミド、3−メチル−3−ニトロブタンアミド、o−ニトロシンナミド、N−アセチルメチオニン誘導体、o−ニトロベンズアミド、o−(ベンゾイルオキシメチル)ベンズアミド、4,5−ジフェニル−3−オキサゾリン−2−オン、N−フタルイミド、N−ジチアスクシンイミド(Dts)、N−2,3−ジフェニルマレイミド、N−2,5−ジメチルピロール、N−1,1,4,4−テトラメチルジシリルアザシクロペンタン付加物(STABASE)、5−置換1,3−ジメチル−1,3,5−トリアザシクロヘキサン−2−オン、5−置換1,3−ジベンジル1,3,5−トリアザシクロヘキサン−2−オン、1−置換3,5−ジニトロ−4−ピリドン、N−メチルアミン、N−アリルアミン、N−[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチルアミン(SEM)、N−3−アセトキシプロピルアミン、N−(1−イソプロピル−4−ニトロ−2−オキソ−3−ピロリン(pyroolin)−3−イル)アミン、第4級アンモニウム塩、N−ベンジルアミン、N−ジ(4−メトキシフェニル)メチルアミン、N−5−ジベンゾスベリルアミン、N−トリフェニルメチルアミン(Tr)、N−[(4−メトキシフェニル)ジフェニルメチル]アミン(MMTr)、N−9−フェニルフルオレニルアミン(PhF)、N−2,7−ジクロロ−9−フルオレニルメチレンアミン、N−フェロセニルメチルアミノ(Fcm)、N−2−ピコリルアミノN’−オキシド、N−1,1−ジメチルチオメチレンアミン、N−ベンジリデンアミン、N−p−メトキシベンジリデンアミン、N−ジフェニルメチレンアミン、N−[(2−ピリジル)メシチル]メチレンアミン、N−(N’,N’−ジメチルアミノメチレン)アミン、N,N’−イソプロピリデンジアミン、N−p−ニトロベンジリデンアミン、N−サリチリデンアミン、N−5−クロロサリチリデンアミン、N−(5−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)フェニルメチレンアミン、N−シクロヘキシリデンアミン、N−(5,5−ジメチル−3−オキソ−1−シクロヘキセニル)アミン、N−ボラン誘導体、N−ジフェニルホウ(borinic)酸誘導体、N−[フェニル(ペンタカルボニルクロム−またはタングステン)カルボニル]アミン、N−銅キレート、N−亜鉛キレート、N−ニトロアミン、N−ニトロソアミン、アミンN−オキシド、ジフェニルホスフィンアミド(Dpp)、ジメチルチオホスフィンアミド(Mpt)、ジフェニルチオホスフィンアミド(Ppt)、ジアルキルホスホルアミデート、ジベンジルホスホルアミデート、ジフェニルホスホルアミデート、ベンゼンスルフェンアミド、o−ニトロベンゼンスルフェンアミド(Nps)、2,4−ジニトロベンゼンスルフェンアミド、ペンタクロロベンゼンスルフェンアミド、2−ニトロ−4−メトキシベンゼンスルフェンアミド、トリフェニルメチルスルフェンアミド、3−ニトロピリジンスルフェンアミド(Npys)、p−トルエンスルホンアミド(Ts)、ベンゼンスルホンアミド、2,3,6,−トリメチル−4−メトキシベンゼンスルホンアミド(Mtr)、2,4,6−トリメトキシベンゼンスルホンアミド(Mtb)、2,6−ジメチル−4−メトキシベンゼンスルホンアミド(Pme)、2,3,5,6−テトラメチル−4−メトキシベンゼンスルホンアミド(Mte)、4−メトキシベンゼンスルホンアミド(Mbs)、2,4,6−トリメチルベンゼンスルホンアミド(Mts)、2,6−ジメトキシ−4−メチルベンゼンスルホンアミド(iMds)、2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スルホンアミド(Pmc)、メタンスルホンアミド(Ms)、β−トリメチルシリルエタンスルホンアミド(SES)、9−アントラセンスルホンアミド、4−(4’,8’−ジメトキシナフチルメチル)ベンゼンスルホンアミド(DNMBS)、ベンジルスルホンアミド、トリフルオロメチルスルホンアミド、ならびにフェンアシルスルホンアミドが挙げられる。例示的な保護基を本明細書において詳述しているが、本発明をこれらの保護基に限定することが意図されるのではなく、上記の基準を用いて、さまざまなさらなる均等な保護基が容易に特定され得、本発明の方法に利用され得ることは認識されよう。さらに、さまざまな保護基が、Protective Groups in Organic Synthesis,第3版 Greene,T.W.およびWuts,P.G.編.,John Wiley & Sons,New York:1999(その全内容は、引用により本明細書に組み込まれる)に記載されている。
【0020】
本明細書に記載の化合物は、任意の数の置換基または官能基で置換され得ることは認識されよう。一般に、用語「置換される」は、用語「任意選択で」が前についていようといなかろうと、本発明の式が置換基を含むものであろうとなかろうと、所与の構造内の水素ラジカルと、指定された置換基であるラジカルとの置換えをいう。任意の所与の構造内の1つより多くの位置が、指定された群から選択される1つより多くの置換基で置換され得る場合、該置換基は、位置ごとに同じであっても異なっていてもよい。本明細書で用いる場合、用語「置換される」は、有機化合物の許容されるあらゆる置換基を含むことが想定される。広い態様において、許容される置換基としては、有機化合物の非環式および環式、分枝鎖および非分枝鎖、炭素環式および複素環式、芳香族および非芳香族置換基が挙げられる。本発明の目的のため、窒素などのヘテロ原子は、水素置換基および/またはヘテロ原子の原子価を満たす本明細書に記載の有機化合物の許容される任意の置換基を有し得る。さらにまた、本発明は、有機化合物の該許容される置換基になんら限定されないものとする。本発明で想定される置換基および可変量の組合せは、好ましくは、例えば、感染性疾患または増殖性障害の処置に有用な安定な化合物の形成をもたらすものである。用語「安定な」は、本明細書で用いる場合、好ましくは、製造を可能にするのに充分な安定性を有し、該化合物の完全性を、検出されるのに充分な期間、好ましくは、本明細書に詳述した目的に有用であるのに充分な期間、維持している化合物をいう。
【0021】
用語「脂肪族」は、本明細書で用いる場合、飽和および不飽和の両方、直鎖(すなわち、非分枝鎖)、分枝鎖、非環式、環式または多環式脂肪族炭化水素を含み、これらは、任意選択で、1つ以上の官能基で置換されている。当業者には認識されるように、「脂肪族」には、限定されないが、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニルおよびシクロアルキニル部分が含まれることが本明細書において意図される。したがって、本明細書で用いる場合、用語「アルキル」には、直鎖、分枝鎖および環式のアルキル基が含まれる。同様の約束事項が、他の一般名、例えば、「アルケニル」、「アルキニル」などにもあてはまる。さらにまた、本明細書で用いる場合、用語「アルキル」、「アルケニル」、「アルキニル」などには、置換された基および非置換の基の両方が包含される。特定のある実施形態において、本明細書で用いる場合、1〜6個の炭素原子を有する該アルキル基(環式、非環式、置換、非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖)を示すために「低級アルキル」が使用される。
【0022】
特定のある実施形態において、本発明で使用されるアルキル、アルケニルおよびアルキニル基は、1〜20個の脂肪族炭素原子を含有する。特定の他のある実施形態では、本発明で使用されるアルキル、アルケニルおよびアルキニル基は、1〜10個の脂肪族炭素原子を含有する。また他の実施形態では、本発明で使用されるアルキル、アルケニルおよびアルキニル基は1〜8個の脂肪族炭素原子を含有する。さらに他の実施形態では、本発明で使用されるアルキル、アルケニルおよびアルキニル基は1〜6個の脂肪族炭素原子を含有する。また他の実施形態では、本発明で使用されるアルキル、アルケニルおよびアルキニル基は1〜4個の炭素原子を含有する。したがって、例示的な脂肪族基としては、限定されないが、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、−CH−シクロプロピル、ビニル、アリル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、シクロブチル、−CH−シクロブチル、n−ペンチル、sec−ペンチル、イソペンチル、tert−ペンチル、シクロペンチル、−CH−シクロペンチル、n−ヘキシル、sec−ヘキシル、シクロヘキシル、−CH−シクロヘキシル部分などが挙げられ、この場合も、これらは1つ以上の置換基を有していてもよい。アルケニル基としては、限定されないが、例えば、エテニル、プロペニル、ブテニル、1−メチル−2−ブテン−1−イルなどが挙げられる。代表的なアルキニル基としては、限定されないが、エチニル、2−プロピニル(プロパルギル)、1−プロピニルなどが挙げられる。
【0023】
用語「アルキル」は、本明細書で用いる場合、1〜20個の炭素原子を含有する炭化水素部分から、1個の水素原子の除去によって誘導される直鎖または分枝鎖の飽和鎖炭化水素基をいう。アルキルラジカルの例としては、限定されないが、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−デシル、n−ウンデシルおよびドデシルが挙げられる。
【0024】
用語「アルケニル」は、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を有する炭化水素部分から、1個の水素原子の除去によって誘導される一価の基を表す。アルケニル基としては、例えば、エテニル、プロペニル、ブテニル、1−メチル−2−ブテン−1−イルなどが挙げられる。
【0025】
用語「アルキニル」は、本明細書で用いる場合、少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を有する炭化水素から、1個の水素原子の除去によって誘導される一価の基をいう。代表的なアルキニル基としては、エチニル、2−プロピニル(プロパルギル)、1−プロピニルなどが挙げられる。
【0026】
用語「アルコキシ」または「チオアルキル」は、本明細書で用いる場合、酸素原子またはイオウ原子を介して親分子に結合された前記規定のアルキル基をいう。特定のある実施形態において、アルキル、アルケニルおよびアルキニル基は、1〜20個の脂肪族(alipahtic)炭素原子を含有する。特定の他のある実施形態において、アルキル、アルケニルおよびアルキニル基は、1〜10個の脂肪族炭素原子を含有する。また他の実施形態では、本発明で使用されるアルキル、アルケニルおよびアルキニル基は、1〜8個の脂肪族炭素原子を含有する。さらに他の実施形態では、アルキル、アルケニルおよびアルキニル基は、1〜6個の脂肪族炭素原子を含有する。また他の実施形態では、アルキル、アルケニルおよびアルキニル基は、1〜4個の脂肪族炭素原子を含有する。アルコキシの例としては、限定されないが、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、tert−ブトキシ、ネオペントキシおよびn−ヘキソキシが挙げられる。チオアルキルの例としては、限定されないが、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、n−ブチルチオなどが挙げられる。
【0027】
用語「アルキルアミノ」は、構造−NHR’(式中、R’は、本明細書に規定の脂肪族である)を有する基をいう。特定のある実施形態において、脂肪族基は1〜20個の脂肪族炭素原子を含有する。特定の他のある実施形態では、脂肪族基は1〜10個の脂肪族炭素原子を含有する。また他の実施形態では、本発明で使用される脂肪族基は1〜8個の脂肪族炭素原子を含有する。さらに他の実施形態では、脂肪族基は1〜6個の脂肪族炭素原子を含有する。また他の実施形態では、脂肪族基は1〜4個の脂肪族炭素原子を含有する。アルキルアミノ基の例としては、限定されないが、メチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、シクロプロピルアミノ、n−ブチルアミノ、tert−ブチルアミノ、ネオペンチルアミノ、n−ペンチルアミノ、ヘキシルアミノ、シクロヘキシルアミノなどが挙げられる。
【0028】
用語「カルボン酸」は、本明細書で用いる場合、式−COH基をいう。
【0029】
用語「ジアルキルアミノ」は、構造−NRR(式中、RおよびR’は各々、本明細書に規定の脂肪族基である)を有する基をいう。RおよびR’は、ジアルキルアミノ部分において同じであっても異なっていてもよい。特定のある実施形態において、脂肪族基は1〜20個の脂肪族炭素原子を含有する。特定の他のある実施形態では、脂肪族基は1〜10個の脂肪族炭素原子を含有する。また他の実施形態では、本発明で使用される脂肪族基は1〜8個の脂肪族炭素原子を含有する。さらに他の実施形態では、脂肪族基は1〜6個の脂肪族炭素原子を含有する。また他の実施形態では、脂肪族基は1〜4個の脂肪族炭素原子を含有する。ジアルキルアミノ基の例としては、限定されないが、ジメチルアミノ、メチルエチルアミノ、ジエチルアミノ、メチルプロピルアミノ、ジ(n−プロピル)アミノ、ジ(イソプロピル)アミノ、ジ(シクロプロピル)アミノ、ジ(n−ブチル)アミノ、ジ(tert−ブチル)アミノ、ジ(ネオペンチル)アミノ、ジ(n−ペンチル)アミノ、ジ(ヘキシル)アミノ、ジ(シクロヘキシル)アミノなどが挙げられる。特定のある実施形態において、RおよびR’は、連結して環式構造を形成している。生じる環式構造は芳香族または非芳香族であり得る。環式ジアミノアルキル基の例としては、限定されないが、アジリジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピロリル、イミダゾリル、1,3,4−トリアノリルおよびテトラゾリルが挙げられる。
【0030】
本発明の化合物の上記の脂肪族(および他の)部分の置換基の一例としては、限定されないが、脂肪族;ヘテロ脂肪族;アリール;ヘテロアリール;アリールアルキル;ヘテロアリールアルキル;アルコキシ;アリールオキシ;ヘテロアルコキシ;ヘテロアリールオキシ;アルキルチオ;アリールチオ;ヘテロアルキルチオ;ヘテロアリールチオ;F;Cl;Br;I;−OH;−NO;−CN;−CF;−CHCF;−CHCl;−CHOH;−CHCHOH;−CHNH;−CHSOCH;−C(O)R;−CO(R);−CON(R;−OC(O)R;−OCO;−OCON(R;−N(R;−S(O);−NR(CO)Rが挙げられ、ここで、Rの各存在としては独立して、限定されないが、脂肪族、ヘテロ脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキルまたはヘテロアリールアルキルが挙げられ、ここで、上記および本明細書に記載の脂肪族、ヘテロ脂肪族、アリールアルキルまたはヘテロアリールアルキル置換基はいずれも、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖、環式もしくは非環式であり得、上記および本明細書に記載のアリールまたはヘテロアリール置換基はいずれも、置換または非置換であり得る。一般的に適用可能な置換基のさらなる例を、本明細書に記載の実施例に示す具体的な実施形態に例示する。
【0031】
一般に、用語「アリール」および「ヘテロアリール」は、本明細書で用いる場合、好ましくは、3〜14個の炭素原子を有する安定な単環式または多環式、複素環式、多環式および多環複素環式不飽和部分をいい、これらは各々、置換または非置換であり得る。置換基としては、限定されないが、前述の任意の置換基、すなわち、脂肪族部分または本明細書に開示した他の部分について挙げた置換基であって、安定な化合物の形成をもたらすものが挙げられる。本発明の特定のある実施形態において、「アリール」は、1つまたは2つの芳香族環を有する単環式または二環式炭素環式の環系をいい、限定されないが、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インダニル、インデニルなどが挙げられる。本発明の特定のある実施形態において、用語「ヘテロアリール」は、本明細書で用いる場合、5〜10個の環内原子を有し、そのうち1個の環内原子がS、OおよびNから選択される;0、1または2個の環内原子が独立して、S、OおよびNから選択されるさらなるヘテロ原子である;ならびに残りの環内原子が炭素である環式芳香族ラジカルであって、いずれかの環内原子を介して該分子の残部に連結されているラジカルをいい、例えば、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアジアゾリル、オキサジアゾリル、チオフェニル、フラニル、キノリニル、イソキノリニルなどである。
【0032】
アリールおよびヘテロアリール基は非置換または置換であり得ることは認識されよう。ここで、置換としては、その1、2、3個またはそれ以上の水素原子が独立して、以下の部分、例えば、限定されないが:脂肪族;ヘテロ脂肪族;アリール;ヘテロアリール;アリールアルキル;ヘテロアリールアルキル;アルコキシ;アリールオキシ;ヘテロアルコキシ;ヘテロアリールオキシ;アルキルチオ;アリールチオ;ヘテロアルキルチオ;ヘテロアリールチオ;−F;−Cl;−Br;−I;−OH;−NO;−CN;−CF;−CHCF;−CHCl;−CHOH;−CHCHOH;−CHNH;−CHSOCH;−C(O)R;−CO(R);−CON(R;−OC(O)R;−OCO;−OCON(R;−N(R;−S(O);−NR(CO)Rの任意の1つ以上で置き換えられることが挙げられ、ここで、Rの各存在としては独立して、限定されないが、脂肪族、ヘテロ脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキルまたはヘテロアリールアルキルが挙げられ、ここで、上記および本明細書に記載の脂肪族、ヘテロ脂肪族、アリールアルキルまたはヘテロアリールアルキル置換基はいずれも、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖、環式もしくは非環式であり得、上記および本明細書に記載のアリールまたはヘテロアリール置換基はいずれも、置換または非置換であり得る。一般的に適用可能な置換基のさらなる例を、本明細書に記載の実施例に示す具体的な実施形態に例示する。
【0033】
用語「シクロアルキル」は、本明細書で用いる場合、具体的には、3〜7、好ましくは3〜10個の炭素原子を有する基をいう。好適なシクロアルキルとしては、限定されないが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどが挙げられ、これらは、他の脂肪族、ヘテロ脂肪族または複素(heter)環式部分の場合と同様、任意選択的に、置換基、例えば、限定されないが、脂肪族;ヘテロ脂肪族;アリール;ヘテロアリール;アリールアルキル;ヘテロアリールアルキル;アルコキシ;アリールオキシ;ヘテロアルコキシ;ヘテロアリールオキシ;アルキルチオ;アリールチオ;ヘテロアルキルチオ;ヘテロアリールチオ;−F;−Cl;−Br;−I;−OH;−NO;−CN;−CF;−CHCF;−CHCl;−CHOH;−CHCHOH;−CHNH;−CHSOCH;−C(O)R;−CO(R);−CON(R;−OC(O)R;−OCO;−OCON(R;−N(R;−S(O);−NR(CO)Rで置換されたものであり得、ここで、Rの各存在としては独立して、限定されないが、脂肪族、ヘテロ脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキルまたはヘテロアリールアルキルが挙げられ、ここで、上記および本明細書に記載の脂肪族、ヘテロ脂肪族、アリールアルキルまたはヘテロアリールアルキル置換基はいずれも、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖、環式もしくは非環式であり得、上記および本明細書に記載のアリールまたはヘテロアリール置換基はいずれも、置換または非置換であり得る。一般的に適用可能な置換基のさらなる例を、本明細書に記載の実施例に示す具体的な実施形態に例示する。
【0034】
用語「ヘテロ脂肪族」は、本明細書で用いる場合、炭素原子の代わりに、例えば、1個以上の酸素、イオウ、窒素、リンまたはケイ素原子を含有する脂肪族部分をいう。
ヘテロ脂肪族部分は分枝鎖、非分枝鎖、環式または非環式であり得、飽和および不飽和の複素環、例えば、モルホリノ、ピロリジニルなどが挙げられる。特定のある実施形態において、ヘテロ脂肪族部分は、その水素原子の1つ以上が独立して、1つ以上の部分、例えば、限定されないが、脂肪族;ヘテロ脂肪族;アリール;ヘテロアリール;アリールアルキル;ヘテロアリールアルキル;アルコキシ;アリールオキシ;ヘテロアルコキシ;ヘテロアリールオキシ;アルキルチオ;アリールチオ;ヘテロアルキルチオ;ヘテロアリールチオ;−F;−Cl;−Br;−I;−OH;−NO;−CN;−CF;−CHCF;−CHCl;−CHOH;−CHCHOH;−CHNH;−CHSOCH;−C(O)R;−CO(R);−CON(R;−OC(O)R;−OCO;−OCON(R;−N(R;−S(O);−NR(CO)Rで置換されており、ここで、Rの各存在としては独立して、限定されないが、脂肪族、ヘテロ脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキルまたはヘテロアリールアルキルが挙げられ、ここで、上記および本明細書に記載の脂肪族、ヘテロ脂肪族、アリールアルキルまたはヘテロアリールアルキル置換基はいずれも、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖、環式もしくは非環式であり得、上記および本明細書に記載のアリールまたはヘテロアリール置換基はいずれも、置換または非置換であり得る。一般的に適用可能な置換基のさらなる例を、本明細書に記載の実施例に示す具体的な実施形態に例示する。
【0035】
用語「ハロ」および「ハロゲン」は、本明細書で用いる場合、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素から選択される原子をいう。
【0036】
用語「ハロアルキル」は、1、2または3個のハロゲン原子が結合されている前記規定のアルキル基を表し、クロロメチル、ブロモエチル、トリフルオロメチルなどの基が例示される。
【0037】
用語「ヘテロシクロアルキル」または「複素環」は、本明細書で用いる場合、非芳香族の5−、6−または7員環または多環式基をいい、限定されないが独立して、酸素、イオウおよび窒素から選択される1〜3個のヘテロ原子を有する縮合6員環を含む二環式または三環式の基が挙げられ、ここで、(i)各5員環は、0〜1個の二重結合を有し、各6員環は0〜2個の二重結合を有する、(ii)窒素およびイオウヘテロ原子は、任意選択で酸化されていてもよい、(iii)窒素ヘテロ原子は、任意選択で4級化されていてもよい、ならびに(iv)任意の上記の複素環は、ベンゼン環と縮合していてもよい。代表的な複素環としては、限定されないが、ピロリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、オキサゾリジニル、イソキサゾリジニル、モルホリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニルおよびテトラヒドロフリルが挙げられる。特定のある実施形態では、「置換ヘテロシクロアルキルまたは複素環」基が用いられ、本明細書で用いる場合、その水素原子の1、2または3個が独立して、限定されないが、脂肪族;ヘテロ脂肪族;アリール;ヘテロアリール;アリールアルキル;ヘテロアリールアルキル;アルコキシ;アリールオキシ;ヘテロアルコキシ;ヘテロアリールオキシ;アルキルチオ;アリールチオ;ヘテロアルキルチオ;ヘテロアリールチオ;−F;−Cl;−Br;−I;−OH;−NO;−CN;−CF;−CHCF;−CHCl;−CHOH;−CHCHOH;−CHNH;−CHSOCH;−C(O)R;−CO(R);−CON(R;−OC(O)R;−OCO;−OCON(R;−N(R;−S(O);−NR(CO)Rで置き換えられた上記規定のヘテロシクロアルキルまたは複素環基をいい、ここで、Rの各存在としては独立して、限定されないが、脂肪族、ヘテロ脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキルまたはヘテロアリールアルキルが挙げられ、ここで、上記および本明細書に記載の脂肪族、ヘテロ脂肪族、アリールアルキルまたはヘテロアリールアルキル置換基はいずれも、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖、環式もしくは非環式であり得、上記および本明細書に記載のアリールまたはヘテロアリール置換基はいずれも、置換または非置換であり得る。一般的に適用可能な置換基のさらなる例を、本明細書に記載の実施例に示す具体的な実施形態に例示する。
【0038】
「炭素環」:用語「炭素環」は、本明細書で用いる場合、環の各原子が炭素原子である芳香族または非芳香族の環をいう。
【0039】
「独立して選択される」:用語「独立して選択される」は、本明細書では、R基が同一であっても異なっていてもよいことを示すために使用される。
【0040】
「標識されている」:本明細書で用いる場合、用語「標識されている」は、化合物に少なくとも1種類の元素、同位体または化学薬品化合物が結合されて該化合物の検出を可能にすることを意味することが意図される。一般に、標識は、典型的には3つの類型:a)同位体標識、これは放射能または重同位体であり得、例えば、限定されないが、H、H、32P、35S、67Ga、99mTc(Tc−99m)、111In、123I、125I、169Ybおよび186Reが挙げられる;b)免疫標識、これは、抗体または抗原であり得、検出可能な薬剤をもたらす酵素(例えば、ホースラディッシュペルオキシダーゼなど)に結合されたものであり得る;ならびにc)有色、発光、リン光または蛍光色素に分類される。標識は、検出対象の化合物の生物学的活性または特性を妨げない化合物内の任意の位置に組み込まれ得ることは認識されよう。本発明の特定のある実施形態において、光親和性標識が、生物学的な系内の分子間相互作用の直接解明に利用される。さまざまな既知の発光器が使用され得、ほとんどが、ジアゾ化合物、アジドまたはジアジリンのナイトレンまたはカルベンへの光変換に依存するものである(Bayley,H.,Photogenerated Reagents in Biochemistry and Molecular Biology (1983),Elsevier,アムステルダムを参照のこと)(その全内容は、引用により本明細書に組み込まれる)。本発明の特定のある実施形態において、使用される光親和性標識は、1つ以上のハロゲン部分で置換されたo−、m−およびp−アジドベンゾイルであり、例えば、限定されないが、4−アジド−2,3,5,6−テトラフルオロ安息香酸が挙げられる。
【0041】
ハロおよびハロゲンという用語は、本明細書で用いる場合、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素から選択される原子をいう。
【0042】
用語「複素環式」は、本明細書で用いる場合、非芳香族の部分不飽和または完全飽和3〜10員環の環系であって、3〜8個の原子の大きさの1つの環、および非芳香族環に縮合している芳香族6員環アリールまたは芳香族複素環式基を含んでいてもよい二環式および三環式の環系を含むものをいう。このような複素環としては独立して酸素、イオウおよび窒素から選択される1〜3個のヘテロ原子を有するものが挙げられる。ここで、窒素およびイオウヘテロ原子は、任意選択で酸化されていてもよく、窒素ヘテロ原子は任意選択で4級化されていてもよい。
【0043】
用語「ヘテロアリール」は、本明細書で用いる場合、5〜10個の環内原子を有し、そのうち1個の環内原子はイオウ、酸素および窒素から選択される;0、1または2個の環内原子は独立して、イオウ、酸素および窒素から選択されるさらなるヘテロ原子である;ならびに残りの環内原子が炭素である環式芳香族ラジカルであって、いずれかの環内原子を介して該分子の残部に連結されているラジカルをいい、例えば、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアジアゾリル、オキサジアゾリル、チオフェニル、フラニル、キノリニル、イソキノリニルなどである。
【0044】
本発明の化合物に包含され得る具体的な複素環式基および芳香族複素環式基としては、3−メチル−4−(3−メチルフェニル)ピペラジン、3 メチルピペリジン、4−(ビス−(4−フルオロフェニル)メチル)ピペラジン、4−(ジフェニルメチル)ピペラジン、4−(エトキシカルボニル)ピペラジン、4−(エトキシカルボニルメチル)ピペラジン、4−(フェニルメチル)ピペラジン、4−(1−フェニルエチル)ピペラジン、4−(1,1−ジメチルエトキシカルボニル)ピペラジン、4−(2−(ビス−(2−プロペニル)アミノ)エチル)ピペラジン、4−(2−(ジエチルアミノ)エチル)ピペラジン、4−(2−クロロフェニル)ピペラジン、4−(2−シアノフェニル)ピペラジン、4−(2−エトキシフェニル)ピペラジン、4−(2−エチルフェニル)ピペラジン、4−(2−フルオロフェニル)ピペラジン、4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン、4−(2−メトキシエチル)ピペラジン、4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン、4−(2−メチルフェニル)ピペラジン、4−(2−メチルチオフェニル)ピペラジン、4−(2−ニトロフェニル)ピペラジン、4−(2−ニトロフェニル)ピペラジン、4−(2−フェニルエチル)ピペラジン、4−(2−ピリジル)ピペラジン、4−(2−ピリミジニル)ピペラジン、4−(2,3−ジメチルフェニル)ピペラジン、4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピペラジン、4−(2,4−ジメトキシフェニル)ピペラジン、4−(2,4−ジメチルフェニル)ピペラジン、4−(2,5−ジメチルフェニル)ピペラジン、4−(2,6−ジメチルフェニル)ピペラジン、4−(3−クロロフェニル)ピペラジン、4−(3−メチルフェニル)ピペラジン、4−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジン、4−(3,4−ジクロロフェニル)ピペラジン、4−3,4−ジメトキシフェニル)ピペラジン、4−(3,4−ジメチルフェニル)ピペラジン、4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)ピペラジン、4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピペラジン、4−(3,5−ジクロロフェニル)ピペラジン、4−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペラジン、4−(4−(フェニルメトキシ)フェニル)ピペラジン、4−(4−(3、1−ジメチルエチル)フェニルメチル)ピペラジン、4−(4−クロロ−3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジン、4−(4−クロロフェニル)−3−メチルピペラジン、4−(4−クロロフェニル)ピペラジン、4−(4−クロロフェニル)ピペラジン、4−(4−クロロフェニルメチル)ピペラジン、4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン、4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン、4−(4−メチルフェニル)ピペラジン、4−(4−ニトロフェニル)ピペラジン、4−(4−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジン、4−シクロヘキシルピペラジン、4−エチルピペラジン、4−ヒドロキシ−4−(4−クロロフェニル)メチルピペリジン、4−ヒドロキシ−4−フェニルピペリジン、4−ヒドロキシピロリジン、4−メチルピペラジン、4−フェニルピペラジン、4−ピペリジニルピペラジン、4−(2−フラニル)カルボニル)ピペラジン、4−((1,3−ジオキソラン−5−イル)メチル)ピペラジン、6−フルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−メチルキノリン、1,4−ジアザシクロ(cylclo)ヘプタン、2,3−ジヒドロインドリル、3,3−ジメチルピペリジン、4,4−エチレンジオキシピペリジン、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、アザシクロオクタン、デカヒドロキノリン、ピペラジン、ピペリジン、ピロリジン、チオモルホリンおよびトリアゾールが挙げられる。
【0045】
用語「置換される」は、用語「任意選択で」が前についていようといなかろうと、本明細書で用いる場合、当業者によって認識されるように、ある1つの官能基を別の官能基と変更することが可能なこと(ただし、すべての原子の原子価が維持されるものとする)をいう。任意の所与の構造内の1つより多くの位置が、指定された群から選択される1つより多くの置換基で置換され得る場合、該置換基は、位置ごとに同じであっても異なっていてもよい。また、置換基は、さらに置換されていてもよい(例えば、アリール基置換基は、これと離れていて(off)、1つ以上の位置がフッ素でさらに置換された別の置換基(例えば、別のアリール基など)を有するものであり得る)。
【0046】
以下は、本出願書類全体にわたって使用するより一般的な用語である。
【0047】
「動物」:動物という用語は、本明細書で用いる場合、ヒトならびに非ヒト動物、例えば、哺乳動物、トリ、爬虫類、両生類および魚類などをいう。好ましくは、非ヒト動物は、哺乳動物(例えば、齧歯類、マウス、ラット、ウサギ、サル、イヌ、ネコ、霊長類、またはブタ)である。動物は、トランスジェニック動物であり得る。
【0048】
「と会合され」:2つの存在体(entity)が、本明細書で記載のように互いに「会合され」る場合、これらは、直接または間接的な共有結合または非共有結合による相互作用によって連結される。好ましくは、会合は共有結合性である。望ましい非共有結合の相互作用としては、水素結合、ファン・デル・ワールス相互作用、疎水性の相互作用、磁気相互作用、静電気的相互作用などが挙げられる。
【0049】
「生体適合性の」:用語「生体適合性の」は、本明細書で用いる場合、細胞に対して毒性でない化合物を示すことが意図される。化合物は、インビトロでの細胞へのその添加により20%以下の細胞死がもたらされ、インビボでのその投与によって炎症または他のかかる有害な効果が誘発されない場合、「生体適合性」である。
【0050】
「生分解性の」:本明細書で用いる場合、「生分解性の」化合物は、細胞内に導入されると、その細胞機構または加水分解によって諸成分に分解され、該成分は、該細胞に対する有意な毒性効果なく(すなわち、該成分を細胞にインビトロで添加すると、死滅する細胞は約20%未満である)、該細胞によって再利用または廃棄されるかのいずれかであり得る。該成分は、好ましくは、インビボで炎症または他の有害な効果を誘発しない。特定のある好ましい実施形態では、生分解性化合物の分解に依存する化学的反応は触媒されない。
【0051】
「有効量」:一般に、活性薬剤または薬物送達デバイスの「有効量」は、所望の生物学的応答を惹起するのに必要な量をいう。当業者には認識されるように、薬剤またはデバイスの有効量は、所望の生物学的エンドポイント、送達される薬剤、カプセル封入マトリックスの組成、標的組織などの要素に応じて種々であり得る。例えば、個体を免疫処置するために送達される抗原を含有する微粒子の有効量は、投与される該抗原を有する生物体による感染を予防するのに充分な免疫応答をもたらす量である。
【0052】
「ペプチド」または「タンパク質」:本発明によれば、「ペプチド」または「タンパク質」は、ペプチド結合によって互いに連結された一連の少なくとも3個のアミノ酸を含むものである。用語「タンパク質」および「ペプチド」は互換的に用いることがあり得る。ペプチドは、個々のペプチドまたはペプチドの集合体を指し得る。本発明のペプチドは、好ましくは天然のアミノ酸のみを含有するものであるが、非天然のアミノ酸(すなわち、自然界に存在しないがポリペプチド鎖に組み込まれ得る化合物)および/または当該技術分野で知られたアミノ酸類縁体が択一的に使用され得る。また、本発明のペプチド内のアミノ酸の1つ以上が、例えば、炭水化物基、ホスフェート基、ファルネシル基、イソファルネシル基、脂肪酸基、コンジュゲーションのためのリンカーなどの化学的存在体の付加、官能性付与または他の修飾などによって修飾されていてもよい。好ましい実施形態において、ペプチドの修飾は、より安定なペプチド(例えば、インビボでより大きな半減期)をもたらす。このような修飾としては、ペプチドの環化、D−アミノ酸の組込みなどが挙げられ得る。いずれの修飾も実質的にペプチドの所望の生物学的活性を妨げないものであるのがよい。
【0053】
「ポリヌクレオチド」または「オリゴヌクレオチド」:ポリヌクレオチドまたはオリゴヌクレオチドは、ヌクレオチドのポリマーをいう。典型的には、ポリヌクレオチドは、少なくとも3つのヌクレオチドを含む。該ポリマーは、天然のヌクレオシド(すなわち、アデノシン、チミジン、グアノシン、シチジン、ウリジン、デオキシアデノシン、デオキシチミジン、デオキシグアノシンおよびデオキシシチジン)、ヌクレオシド類縁体(例えば、2−アミノアデノシン、2−チオチミジン、イノシン、ピロロ−ピリミジン、3−メチルアデノシン、C5−プロピニルシチジン、C5−プロピニルウリジン、C5−ブロモウリジン、C5−フルオロウリジン、C5−ヨードウリジン、C5−メチルシチジン、7−デアザアデノシン、7−デアザグアノシン、8−オキソアデノシン、8−オキソグアノシン、O(6)−メチルグアニンおよび2−チオシチジン)、化学的に修飾された塩基、生物学的に修飾された塩基(例えば、メチル化塩基)、インターカレートされた塩基、修飾糖類(例えば、2’−フルオロリボース、リボース、2’−デオキシリボース、アラビノースおよびヘキソース)、または修飾ホスフェート基(例えば、ホスホロチオエートおよび5’−N−ホスホロアミダイト結合)を含むものであり得る。
【0054】
「低分子」:本明細書で用いる場合、用語「低分子」は、天然に存在するものであれ、人工的に創製したものであれ(例えば、化学合成によって)、比較的低い分子量を有する有機化合物であって、タンパク質、ポリペプチドまたは核酸でないものをいう。典型的には、低分子は、約1500g/mol未満の分子量を有する。また、低分子は、典型的には、多数の炭素−炭素結合を有する。既知の天然に存在する低分子としては、限定されないが、ペニシリン、エリスロマイシン、タクソール、シクロスポリンおよびラパマイシンが挙げられる。既知の合成低分子としては、限定されないが、アンピシリン、メチシリン、スルファメトキサゾールおよびスルホンアミドが挙げられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0055】
(本発明の特定の好ましい実施形態の詳細な説明)
本発明は、新規な脂質およびアミノ脂質の使用に基づく送達系を提供する。該系は、医薬/薬物送達分野において、ポリヌクレオチド、タンパク質、低分子、ペプチド、抗原、薬物などを患者、組織、器官、細胞などに送達するために使用され得る。
【0056】
本発明のアミノ脂質は、薬物送達分野においてくつかの異なる用途を提供する。該脂質は、そのアミン含有親水性部分でポリヌクレオチドを複合体形成させ、それによりポリヌクレオチドの送達を増強し、その分解を抑制するために使用され得る。該脂質はまた、送達される薬剤を含有するナノ粒子、微粒子、リポソームおよびミセルの形成において使用され得る。好ましくは、該脂質は、生体適合性および生分解性であり、形成された粒子もまた生分解性および生体適合性であり、薬剤の制御された徐放性放出をもたらすために使用され得る。また、このような脂質およびその対応する粒子は、これらの脂質が低pHでプロトン化されるため、pH変化に対して応答性であり得る。
【0057】
(脂質)
本発明の脂質は、第1級、第2級または第3級アミンおよびその塩を含有する脂質である。特に好ましい実施形態において、本発明の脂質は相対的に非細胞傷害性である。別の特に好ましい実施形態において、本発明の脂質は、生体適合性および生分解性である。特に好ましい実施形態において、本発明の脂質は、5.5〜7.5、より好ましくは6.0〜7.0の範囲のpKを有する。別の特に好ましい実施形態において、該脂質は、所望のpK3.0〜9.0、より好ましくは5.0〜8.0を有するように設計され得る。本発明の脂質は、いくつかの理由:1)DNA、RNA、他のポリヌクレオチドおよび他の負の電荷を有する薬剤と相互作用するため、pHを緩衝するため、エンドソーム破壊を引き起こすためなどのアミノ基を含有する;2)市販の出発材料から合成され得る;および3)pH応答性であり、所望のpKを有するように操作され得るというため、薬物送達に特に魅力的である。
【0058】
特定のある実施形態において、本発明の脂質は、式(I):
【0059】
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Vの各存在は独立して、C=O、C=S、S=OおよびSOからなる群より選択される;
は、水素;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;−OR;−C(=O)R;−CO;−CN;−SCN;−SR;−SOR;−SO;−NO;−N;−N(R;−NHC(=O)R;−NRC(=O)N(R;−OC(=O)OR;−OC(=O)R;−OC(=O)N(R;−NRC(=O)OR;または−C(Rからなる群より選択される;ここで、Rの各存在は独立して、水素;保護基;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;アシル部分;アルコキシ;アリールオキシ;アルキルチオ;アリールチオ;アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヘテロアリールオキシ;またはヘテロアリールチオ部分である;
は、水素;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;−OR;−C(=O)R;−CO;−CN;−SCN;−SR;−SOR;−SO;−NO;−N;−N(R;−NHC(=O)R;−NRC(=O)N(R;−OC(=O)OR;−OC(=O)R;−OC(=O)N(R;−NRC(=O)OR;または−C(Rからなる群より選択される;ここで、Rの各存在は独立して、水素;保護基;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;アシル部分;アルコキシ;アリールオキシ;アルキルチオ;アリールチオ;アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヘテロアリールオキシ;またはヘテロアリールチオ部分である;
ここで、RおよびRは、一緒になって環式構造を形成していてもよい;
は、水素;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;−OR;−C(=O)R;−CO;−CN;−SCN;−SR;−SOR;−SO;−NO;−N;−N(R;−NHC(=O)R;−NRC(=O)N(R;−OC(=O)OR;−OC(=O)R;−OC(=O)N(R;−NRC(=O)OR;または−C(Rからなる群より選択される;ここで、Rの各存在は独立して、水素;保護基;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;アシル部分;アルコキシ;アリールオキシ;アルキルチオ;アリールチオ;アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヘテロアリールオキシ;またはヘテロアリールチオ部分である;
の各存在は独立して、水素およびC〜Cアルキルからなる群より選択される;
の各存在は独立して、水素およびC〜Cアルキルからなる群より選択される)
のものおよびその塩である。
【0060】
特定のある実施形態において、式(I)の第3級アミンはプロトン化またはアルキル化され、式(Ia):
【0061】
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R、R、R、R、RおよびVは上記規定のとおりである;
は、水素またはC〜C脂肪族、好ましくはC〜Cアルキル、より好ましくは水素またはメチルである;ならびに
Xは任意のアニオンである)
の化合物を形成する。可能なアニオンとしては、フルオリド、クロライド、ブロマイド、ヨード、スルファート、ビスルファート、ホスファート、ナイトラート、アセタート、フマラート、オレアート、シトラート、バレラート、マレアート、オキサラート、イソニコチナート、ラクタート、サリチラート、タルトラート、タンナート、パントセナート、ビタルトラート、アスコルバート、スクシナート、ゲンチシナート、グルコナート、グルカロナート、サッカラート、ホルメート、ベンゾエート、グルタマート、メタンスルホネート、エタンスルホネート、ベンゼンスルホネート、p−トルエンスルホネートおよびパモアート(すなわち、1,1’−メチレン−ビス−(2−ヒドロキシ−3−ナフトエート)が挙げられる。
【0062】
特定のある実施形態において、VはC=Oである。他の実施形態では、VはC=Sである。また他の実施形態では、VはS=Oである。さらに他の実施形態では、VはSOである。
【0063】
特定のある実施形態において、Rは水素である。他の実施形態では、Rは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖または非分枝鎖の脂肪族またはヘテロ脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rは、置換もしくは非置換アリールまたはヘテロアリール部分である。好ましくは、該アリールまたはヘテロアリール部分は単環式の5または6員環系である。特定のある実施形態において、Rは、−OR、−SR、−N(Rまたは−NHRである。特定のある実施形態において、Rは−ORである。他の実施形態では、Rは−N(Rまたは−NHRである。特定のある実施形態において、Rは水素である。他の実施形態では、Rは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族またはヘテロ脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rは、非環式、置換もしくは非置換の脂肪族部分である。特定の他のある実施形態において、Rは、非環式、非置換、非分枝鎖の脂肪族部分、好ましくはC〜C30、より好ましくはC10〜C20である。特定のある実施形態において、Rは、炭素数が少なくとも5の非置換、直鎖アルキル基である。特定のある実施形態において、Rは、非置換、直鎖のアルキル基、好ましくはC〜C30、より好ましくはC10〜C20である。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のCのアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC10アルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC11のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC12のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rが非置換、非分枝鎖のC13のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC14のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC15のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC16のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC17のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC18のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC19のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC20のアルキル鎖−ORである。また他の実施形態では、Rは、置換もしくは非置換アリールまたはヘテロアリール部分である。
【0064】
特定のある実施形態において、Rは水素である。他の実施形態では、Rは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖または非分枝鎖の脂肪族またはヘテロ脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rは、置換もしくは非置換アリールまたはヘテロアリール部分である。好ましくは、該アリールまたはヘテロアリール部分は単環式の5または6員環系である。特定のある実施形態において、Rは、−OR、−SR、−N(Rまたは−NHRである。特定のある実施形態において、Rは−ORである。他の実施形態では、Rは−N(Rまたは−NHRである。特定のある実施形態において、Rは水素である。他の実施形態では、Rは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族またはヘテロ脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rは、非環式、置換もしくは非置換の脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rは、炭素数が少なくとも5の非置換、直鎖アルキル基である。特定の他のある実施形態において、Rは、非環式、非置換、非分枝鎖の脂肪族部分、好ましくはC〜C30、より好ましくはC10〜C20である。特定のある実施形態において、Rは、非置換、直鎖のアルキル基、好ましくはC〜C30、より好ましくはC10〜C20である。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のCのアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC10のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC11のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC12のアルキル鎖である−ORである−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC13のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC14のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC15のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC16のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC17のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC18のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC19のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC20のアルキル鎖である−ORである。また他の実施形態では、Rは、置換もしくは非置換アリールまたはヘテロアリール部分である。
【0065】
特定のある実施形態において、Rは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族部分である。他の実施形態では、Rは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rはポリエチレングリコール部分である。特定のある実施形態において、Rは、1つ以上のヒドロキシル基で置換された脂肪族部分である。他の実施形態では、Rは、1つ以上のアミノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノ基で置換された脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rはヘテロ脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rは、環式脂肪族、好ましくは5または6員環を有する単環系である。他の実施形態では、Rは、アリールまたはヘテロアリール、好ましくは5または6員環を有する単環系である。特定のある実施形態において、該脂質は、図1に示す第1級アミン1、11、20、24、25、28、31、32、36、76、77、80、86、87、93、94、95、96、99または100から調製される。特定の他のある実施形態において、該脂質は、図1に示す第1級アミン31、93または94から調製される。
【0066】
特定のある実施形態において、Rの各存在は水素である。特定のある実施形態において、Rの少なくとも1つの存在がメチルであり、その他の存在は水素である。特定のある実施形態において、Rの少なくとも2つの存在がメチルであり、その他の存在は水素である。他の実施形態では、Rの少なくとも2つの存在が水素である。
【0067】
特定のある実施形態において、Rの各存在は水素である。特定の他のある実施形態において、Rの少なくとも2つの存在が水素である。特定のある実施形態において、Rの少なくとも1つの存在がメチルであり、その他の存在は水素である。特定のある実施形態において、Rの少なくとも2つの存在がメチルであり、その他の存在は水素である。
【0068】
特定のある実施形態において、Nに結合している
【0069】
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
は同じである。他の実施形態では、Nに結合している
【0070】
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
および
【0071】
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
は同じであるがRと異なる。また他の実施形態では、
【0072】
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
およびRはすべて異なる。
【0073】
特定のある亜類型の脂質において、該脂質は、式:
【0074】
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、V、R、RおよびRは上記規定のとおりである;ならびに、RおよびRのすべての存在は水素である)のものである。特定のある実施形態において、RとRは同じである。他の実施形態では、RとRは異なる。特定のある実施形態において、Vは、式:
【0075】
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
に示すようにC=Oである。特定のある実施形態において、RとRは同じである。他の実施形態(embodimet)では、RとRは異なる。特定のある実施形態では、以下の式:
【0076】
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
に示すように、Rが−ORであり、Rが−ORである。特定のある実施形態において、RとRは同じである。他の実施形態では、RとRは異なる。特定のある実施形態において、RとRの少なくとも一方は、炭素数が少なくとも5の非置換、直鎖アルキル基である。特定のある実施形態では、RとRの両方が、炭素数が少なくとも5の非置換、直鎖アルキル基である。特定のある実施形態において、RおよびRは、C〜C30直鎖アルキル基またはC21〜C30直鎖のアルキル基、好ましくはC〜C20直鎖アルキル基である。特定のある実施形態において、RおよびRは、C〜C30直鎖アルケニル基、またはC21〜C30直鎖アルケニル基、好ましくはC〜C20直鎖アルケニル基である。特定のある実施形態において、RおよびRは、C〜C30直鎖アルキニル基、またはC21〜C30直鎖アルキニル基、好ましくはC〜C20直鎖アルキニル基である。特定のある実施形態において、RとRが同じである場合、RおよびRはメチル、エチル、n−プロピル、
【0077】
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
ではない。他の実施形態において、RとRが同じである場合、RおよびRは各々、少なくとも4個の炭素原子を含む。他の実施形態では、RとRが同じである場合、RおよびRは各々、少なくとも5個の炭素原子を含む。他の実施形態では、RとRが同じである場合、RおよびRは各々、少なくとも6個の炭素原子を含む。他の実施形態では、RおよびRは各々、少なくとも4個の炭素原子を含む。他の実施形態では、RおよびRは各々、少なくとも5個の炭素原子を含む。他の実施形態では、RおよびRは各々、少なくとも6個の炭素原子を含む。上記の式の例示的な類型としては、
【0078】
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
が挙げられる。特定のある実施形態において、該脂質の合成に用いられるアクリレートは、図1のアクリレートLD、LFまたはLGである。特定のある実施形態では、該アクリレートは図1のアクリレートLFである。特定のある実施形態では、該アクリレートは図1のアクリレートLGである。特定のある実施形態において、R
【0079】
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Rは上記規定のとおりである)ではない。特定のある実施形態において、Rは、式中、R’が、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、s−ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、シクロペンチル、ヘキシル、シクロヘキシル、デシル、メトキシメチル、2−メトキシエチル、1−エトキシエチル、2−エトキシエチル、(2−メトキシエトキシ)メチル、2−テトラヒドロフラニル、2−テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフルフリル、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ピバロイル、バレリル、メトキシアセチル、エトキシアセチル、アセトキシアセチル、2−ホルミルオキシエチル、2−アセトキシエチル、2−オキソプロピル、2−オキソブチル、2−オキソシクロペンチル、2−オキソ−3−テトラヒドロフラニル、2−オキソ−3−テトラヒドロピラニル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニルおよびt−ブトキシカルボニルである−CHCHOR’ではない。また他の実施形態では、Rは、式中、R’’が、炭素数が1〜20の直鎖、分枝鎖または環式アルキル基(これは、エーテル、カルボニルまたはカルボニルオキシ基を含んでいてもよい)である−CHCHOR’’ではない。また他の実施形態では、Rは、式中、R’’が炭素数が1〜10の直鎖、分枝鎖または環式アルキル基(これは、エーテル、カルボニルまたはカルボニルオキシ基を含んでいてもよい)である−CHCHOR’’ではない。特定の特別なある実施形態において、Rは、式中、R’’がホルミル;アセチル;またはメチル基である−CHCHOR’’ではない。
【0080】
他の実施形態では、以下の式:
【0081】
【化113】
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に示すように、Rが−NRであり、Rが−NRである。特定のある実施形態において、RとRは同じである。他の実施形態では、RとRは異なる。特定のある実施形態において、RおよびRは、C〜C30直鎖のアルキル基、またはC21〜C30直鎖のアルキル基、好ましくはC〜C20直鎖のアルキル基である。特定のある実施形態において、RおよびRは、C〜C30直鎖アルケニル基、またはC21〜C30直鎖アルケニル基、好ましくはC〜C20直鎖アルケニル基である。特定のある実施形態において、RおよびRは、C〜C30直鎖アルキニル基、またはC21〜C30直鎖アルキニル基、好ましくはC〜C20直鎖アルキニル基である。特定のある実施形態において、RとRが同じである場合、RおよびRは、メチル、エチル、n−プロピル、
【0082】
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
ではない。他の実施形態では、RとRが同じである場合、RおよびRは各々、少なくとも4個の炭素原子を含む。他の実施形態では、RとRが同じである場合、RおよびRは各々、少なくとも5個の炭素原子を含む。他の実施形態では、RとRが同じである場合、RおよびRは各々、少なくとも6個の炭素原子を含む。他の実施形態では、RおよびRは各々、少なくとも4個の炭素原子を含む。他の実施形態では、RおよびRは各々、少なくとも5個の炭素原子を含む。他の実施形態では、RおよびRは各々、少なくとも6個の炭素原子を含む。上記の式の例示的な類型としては、
【0083】
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0084】
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
が挙げられる。特定のある実施形態において、該脂質の合成に用いられるアクリレートは、図1のアクリレートND、NF、NGまたはNPである。特定のある実施形態では、該アクリレートは、図1のアクリレートNDである。特定のある実施形態では、該アクリレートは、図1のアクリレートNFである。特定のある実施形態では、該アクリレートは、図1のアクリレートNPである。
【0085】
具体的な例示的化合物としては、
【0086】
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
【0087】
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
【0088】
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
が挙げられる。
【0089】
他の亜類型の脂質において、該脂質は、式:
【0090】
【化120】
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(式中、V、RおよびRは上記規定のとおりである;Rのすべての存在は水素である;ならびにRは該式に規定のとおりである)のものである。特定のある実施形態において、RとRは同じである。特定のある実施形態では、Vは、式:
【0091】
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
に示すようにC=Oであり、好ましくは、RとRは同じである。特定のある実施形態において、以下の式:
【0092】
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
に示すように、Rは−ORでありRは−ORであり、好ましくは、RとRは同じである。特定のある実施形態では、RおよびRは、C〜C30直鎖のアルキル基、好ましくはC〜C20直鎖のアルキル基である。他の実施形態では、以下の式:
【0093】
【化123】
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に示すように、Rは−NRであり、Rは−NRであり、好ましくは、RとRは同じである。特定のある実施形態では、RおよびRは、C〜C30直鎖のアルキル基、好ましくはC〜C20直鎖のアルキル基である。
【0094】
特定のある実施形態において、式(I)および(Ia)内の
【0095】
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【0096】
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群より選択される。特定のある実施形態において、該脂質は、図1のアクリレートLC、LD、LE、LFおよびLGを用いて調製される。
【0097】
特定のある実施形態において、式(I)および(Ia)内の
【0098】
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【0099】
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群より選択される。特定のある実施形態において、該脂質は、図1のアクリレートNC、ND、NF、NGまたはNPを用いて調製される。特定のある実施形態において、該脂質はアクリレートNDを用いて調製される。他の実施形態では、該脂質はアクリレートNFを用いて調製される。
【0100】
特定のある実施形態において、
【0101】
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
【0102】
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
【0103】
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群より選択される。
【0104】
特定のある実施形態において、
【0105】
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
【0106】
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群より選択される。
【0107】
特定のある実施形態において、
【0108】
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
【0109】
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、nは0〜10(両端を含む)の整数である);およびR’は、水素、脂肪族、ヘテロ脂肪族、カルボサイクリック、複素環式、アリール、アシルまたはヘテロアリールである)である。特定のある実施形態において、R’は水素である。他の実施形態では、R’はC〜Cアルキルである。また他の実施形態では、R’はアシル(例えば、アセチル)である。
【0110】
特定のある実施形態において、本発明の脂質は、式:
【0111】
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
nは5〜20(両端を含む)の整数である;および
mは、1〜10(両端を含む)の整数である)
のもの、および薬学的に許容され得るその塩である。特定のある実施形態において、nは11である。他の実施形態では、nは12である。また他の実施形態では、nは13である。さらに他の実施形態では、nは14である。特定のある実施形態において、mは1である。他の実施形態では、mは2である。他の実施形態では、mは3である。他の実施形態では、mは4である。他の実施形態では、mは5である。他の実施形態では、mは6である。
【0112】
特定のある実施形態において、本発明の脂質は、式:
【0113】
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
nは5〜20(両端を含む)の整数である;および
mは、1〜10(両端を含む)の整数である)
のもの、および薬学的に許容され得るその塩である。特定のある実施形態において、nは11である。他の実施形態では、nは12である。また他の実施形態では、nは13である。さらに他の実施形態では、nは14である。特定のある実施形態において、mは1である。他の実施形態では、mは2である。他の実施形態では、mは3である。他の実施形態では、mは4である。他の実施形態では、mは5である。他の実施形態では、mは6である。
【0114】
特定のある実施形態において、本発明の脂質は、式:
【0115】
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
’はC1〜6アルキルである;
nは5〜20(両端を含む)の整数である;および
mは、1〜10(両端を含む)の整数である)
のもの、および薬学的に許容され得るその塩である。特定のある実施形態において、R’はメチルである。他の実施形態では、R’はエチルである。他の実施形態では、R’はn−プロピルである。さらに他の実施形態では、R’はイソプロピルである。特定のある実施形態において、nは11である。他の実施形態では、nは12である。また他の実施形態では、nは13である。さらに他の実施形態では、nは14である。特定のある実施形態において、mは1である。他の実施形態では、mは2である。他の実施形態では、mは3である。他の実施形態では、mは4である。他の実施形態では、mは5である。他の実施形態では、mは6である。
【0116】
特定のある実施形態において、本発明の脂質は、式:
【0117】
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
’はC1〜6アルキルである;
nは5〜20(両端を含む)の整数である;および
mは、1〜10(両端を含む)の整数である)
のもの、および薬学的に許容され得るその塩である。特定のある実施形態において、R’はメチルである。他の実施形態では、R’はエチルである。他の実施形態では、R’はn−プロピルである。さらに他の実施形態では、R’はイソプロピルである。特定のある実施形態において、nは11である。他の実施形態では、nは12である。また他の実施形態では、nは13である。さらに他の実施形態では、nは14である。特定のある実施形態において、mは1である。他の実施形態では、mは2である。他の実施形態では、mは3である。他の実施形態では、mは4である。他の実施形態では、mは5である。他の実施形態では、mは6である。
【0118】
特定のある実施形態において、本発明の脂質は、式:
【0119】
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
’は、カルボサイクリック;複素環式;アリールまたはヘテロアリールである;
nは5〜20(両端を含む)の整数である;および
mは、1〜10(両端を含む)の整数である)
のもの、および薬学的に許容され得るその塩である。特定のある実施形態において、R’はフェニルである。他の実施形態では、R’はヘテロアリールである。他の実施形態では、R’はアリールである。さらに他の実施形態では、R’はヒスチジンである。特定のある実施形態において、nは11である。他の実施形態では、nは12である。また他の実施形態では、nは13である。さらに他の実施形態では、nは14である。特定のある実施形態において、mは1である。他の実施形態では、mは2である。他の実施形態では、mは3である。他の実施形態では、mは4である。他の実施形態では、mは5である。他の実施形態では、mは6である。
【0120】
特定のある実施形態において、本発明の脂質は、式:
【0121】
【化140】
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(式中、
’は、カルボサイクリック;複素環式;アリールまたはヘテロアリールである;
nは5〜20(両端を含む)の整数である;および
mは、1〜10(両端を含む)の整数である)
のもの、および薬学的に許容され得るその塩である。特定のある実施形態において、R’はフェニルである。他の実施形態では、R’はヘテロアリールである。他の実施形態では、R’はアリールである。さらに他の実施形態では、R’はヒスチジンである。特定のある実施形態において、nは11である。他の実施形態では、nは12である。また他の実施形態では、nは13である。さらに他の実施形態では、nは14である。特定のある実施形態において、mは1である。他の実施形態では、mは2である。他の実施形態では、mは3である。他の実施形態では、mは4である。他の実施形態では、mは5である。他の実施形態では、mは6である。
【0122】
特定のある実施形態において、本発明の脂質は、式:
【0123】
【化141】
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(式中、
nは5〜20(両端を含む)の整数である;および
mは、1〜10(両端を含む)の整数である)
のもの、および薬学的に許容され得るその塩である。特定のある実施形態において、nは11である。他の実施形態では、nは12である。また他の実施形態では、nは13である。さらに他の実施形態では、nは14である。特定のある実施形態において、mは1である。他の実施形態では、mは2である。他の実施形態では、mは3である。他の実施形態では、mは4である。他の実施形態では、mは5である。他の実施形態では、mは6である。
【0124】
特定のある実施形態において、本発明の脂質は、式:
【0125】
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
nは5〜20(両端を含む)の整数である;および
mは、1〜10(両端を含む)の整数である)
のもの、および薬学的に許容され得るその塩である。特定のある実施形態において、nは11である。他の実施形態では、nは12である。また他の実施形態では、nは13である。さらに他の実施形態では、nは14である。特定のある実施形態において、mは1である。他の実施形態では、mは2である。他の実施形態では、mは3である。他の実施形態では、mは4である。他の実施形態では、mは5である。他の実施形態では、mは6である。
【0126】
本発明はまた、アクリレートをジアミン、トリアミンまたはポリアミンで反応させることで調製されるアミノ脂質を提供する。該アミノ部分は、アクリレートまたはアクリルアミドと完全に、または一部反応させる。また、当業者には認識され得るように、異なる数のアクリレートまたはアクリルアミドテイルを有するアミノ脂質では、種々の異性体がもたらされる。本発明の(linventive)脂質のこのような種々の形態は、個々に調製するか、または該脂質を混合物として調製し、次いで、その他の形態から精製する。単一の形態を組成物において使用してもよく(mya)、諸形態の混合物を使用してもよい。
【0127】
また、本発明のアミノ脂質のテイルは、同じであっても異なっていてもよい。徹底的に反応させたものでないアミノ基を、第2のアクリレート、第2のアクリルアミド、または他の求電子物質と反応させ、混合アミノ脂質を創製してもよい。この場合も、種々の異性体形態が調製され得、任意選択で精製され得る。
【0128】
特定のある実施形態において、本発明の脂質は、式(II):
【0129】
【化143】
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(式中、Aは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;および置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリールからなる群より選択される;
Vは、C=O、C=S、S=OおよびSOからなる群より選択される;
は、水素;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;−OR;−C(=O)R;−CO;−CN;−SCN;−SR;−SOR;−SO;−NO;−N;−N(R;−NHC(=O)R;−NRC(=O)N(R;−OC(=O)OR;−OC(=O)R;−OC(=O)N(R;−NRC(=O)OR;および−C(Rからなる群より選択される;ここで、Rの各存在は独立して、水素;保護基;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;アシル部分;アルコキシ;アリールオキシ;アルキルチオ;アリールチオ;アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヘテロアリールオキシ;またはヘテロアリールチオ部分である;
は、水素;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖アリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;−OR;−C(=O)R;−CO;−CN;−SCN;−SR;−SOR;−SO;−NO;−N;−N(R;−NHC(=O)R;−NRC(=O)N(R;−OC(=O)OR;−OC(=O)R;−OC(=O)N(R;−NRC(=O)OR;または−C(Rからなる群より選択される;ここで、Rの各存在は独立して、水素;保護基;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;アシル部分;アルコキシ;アリールオキシ;アルキルチオ;アリールチオ;アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヘテロアリールオキシ;またはヘテロアリールチオ部分である;
ここで、RおよびRは、一緒になって環式構造を形成していてもよい;
は、水素;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;−OR;−C(=O)R;−CO;−CN;−SCN;−SR;−SOR;−SO;−NO;−N;−N(R;−NHC(=O)R;−NRC(=O)N(R;−OC(=O)OR;−OC(=O)R;−OC(=O)N(R;−NRC(=O)OR;または−C(Rからなる群より選択される;ここで、Rの各存在は独立して、水素;保護基;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;アシル部分;アルコキシ;アリールオキシ;アルキルチオ;アリールチオ;アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヘテロアリールオキシ;またはヘテロアリールチオ部分である;
は、水素;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;−OR;−C(=O)R;−CO;−CN;−SCN;−SR;−SOR;−SO;−NO;−N;−N(R;−NHC(=O)R;−NRC(=O)N(R;−OC(=O)OR;−OC(=O)R;−OC(=O)N(R;−NRC(=O)OR;または−C(Rからなる群より選択される;ここで、Rの各存在は独立して、水素;保護基;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;アシル部分;アルコキシ;アリールオキシ;アルキルチオ;アリールチオ;アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヘテロアリールオキシ;またはヘテロアリールチオ部分である;
ここで、RおよびRが一緒になって環式構造を形成していてもよい;
の各存在は独立して、水素およびC〜Cアルキルからなる群より選択される;
の各存在は独立して、水素およびC〜Cアルキルからなる群より選択される)
のもの、およびその塩である。特定のある実施形態において、該脂質は、図1のアミン95、96、99、100、103および109を用いて調製される。特定のある実施形態において、該脂質は、図1のアミン99を用いて調製される。特定のある実施形態において、該脂質は、図1のアミン100を用いて調製される。特定のある実施形態において、該脂質は、図1のアクリレートND、NF、NP、LFおよびLGを用いて調製される。特定のある実施形態において、該脂質は、図1のアクリレートNDを用いて調製される。特定のある実施形態において、該脂質は、図1のアクリレートNFを用いて調製される。特定のある実施形態において、該脂質は、図1のアクリレートNPを用いて調製される。
【0130】
特定のある実施形態において、式(II)の第3級アミンはプロトン化またはアルキル化され、式(IIa):
【0131】
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R、R、R、R、R、RおよびVは上記規定のとおりである;
の各存在は、水素またはC〜C脂肪族、好ましくはC〜Cアルキル、より好ましくは水素またはメチルである;
各点線は結合または結合の非存在を表す、ここで、点線が結合を表す場合、結合窒素は正の電荷を有する;および
Xは任意のアニオンである)
の化合物を形成する。可能なアニオンとしては、フルオリド、クロライド、ブロマイド、ヨード、スルファート、ビスルファート、ホスファート、ナイトラート、アセタート、フマラート、オレアート、シトラート、バレラート、マレアート、オキサラート、イソニコチナート、ラクタート、サリチラート、タルトラート、タンナート、パントセナート、ビタルトラート、アスコルバート、スクシナート、ゲンチシナート、グルコナート、グルカロナート、サッカラート、ホルメート、ベンゾエート、グルタマート、メタンスルホネート、エタンスルホネート、ベンゼンスルホネート、p−トルエンスルホネートおよびパモアート(すなわち、1,1’−メチレン−ビス−(2−ヒドロキシ−3−ナフトエート) が挙げられる。特定のある実施形態において、両方の点線が結合を表し、両方の窒素原子が正の電荷を有する。
【0132】
特定のある実施形態において、Aは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族またはヘテロ脂肪族基である。特定のある実施形態では、Aは、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族基である。特定の特別なある実施形態では、Aは、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアルキル基である。特定のある実施形態では、Aは、非置換、C〜C直鎖のアルキル基である。他の実施形態では、Aはポリエチレン基である。また他の実施形態では、Aはポリエチレングリコール部分である。特定のある実施形態では、A、Aに結合している2つの窒素原子、RおよびRが複素環を形成している。特定のある実施形態において、該環は芳香族である。他の実施形態では、該環は非芳香族である。特定のある実施形態において、
【0133】
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【0134】
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群より選択される。特定の特別なある実施形態では、
【0135】
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
特定のある実施形態では、
【0136】
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
特定のある実施形態において、Aは
【0137】
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、nは0〜10の整数(両端を含む)である)
である。
【0138】
特定のある実施形態において、VはC=Oである。他の実施形態では、VはC=Sである。また他の実施形態では、VはS=Oである。さらに他の実施形態では、VはSOである。
【0139】
特定のある実施形態において、Rは水素である。他の実施形態では、Rは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖または非分枝鎖の脂肪族またはヘテロ脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rは、置換もしくは非置換アリールまたはヘテロアリール部分である。好ましくは、該アリールまたはヘテロアリール部分は単環式の5または6員環系である。特定のある実施形態において、R−OR、−SR、−N(Rまたは−NHRである。特定のある実施形態において、Rは−ORである。他の実施形態では、Rは−N(Rまたは−NHRである。特定のある実施形態において、Rは水素である。特定のある実施形態において、Rは水素ではない。他の実施形態では、Rは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族またはヘテロ脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rは、非環式、置換もしくは非置換の脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rは、炭素数が少なくとも5の非置換、直鎖アルキル基である。特定の他のある実施形態において、Rは、非環式、非置換、非分枝鎖の脂肪族部分、好ましくはC〜C30、より好ましくはC10〜C20である。特定のある実施形態において、Rは、非置換、直鎖のアルキル基、好ましくはC〜C30、より好ましくは、C10〜C20である。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のCのアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC10のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC11のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC12のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC13のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC14のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC15のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC16のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC17のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC18のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC19のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC20のアルキル鎖である−ORである。また他の実施形態では、Rは、置換もしくは非置換アリールまたはヘテロアリール部分である。
【0140】
特定のある実施形態において、Rは水素である。他の実施形態において、Rは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖または非分枝鎖の脂肪族またはヘテロ脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rは、置換もしくは非置換アリールまたはヘテロアリール部分である。好ましくは、該アリールまたはヘテロアリール部分は単環式の5または6員環系である。特定のある実施形態において、Rは、−OR、−SR、−N(Rまたは−NHRである。特定のある実施形態において、Rは−ORである。他の実施形態では、Rは−N(Rまたは−NHRである。特定のある実施形態において、Rは水素である。特定のある実施形態において、Rは水素ではない。他の実施形態では、Rは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族またはヘテロ脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rは、非環式、置換もしくは非置換の脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rは、炭素数が少なくとも5の非置換、直鎖アルキル基である。特定の他のある実施形態において、Rは、非環式、非置換、非分枝鎖の脂肪族部分、
好ましくはC〜C30、より好ましくはC10〜C20である。特定のある実施形態において、Rは、非置換、直鎖のアルキル基、好ましくはC〜C30、より好ましくはC10〜C20である。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のCのアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC10のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC11のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC12のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC13のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC14のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC15のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC16のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC17のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC18のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC19のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC20のアルキル鎖である−ORである。また他の実施形態では、Rは、置換もしくは非置換アリールまたはヘテロアリール部分である。
【0141】
特定のある実施形態において、Rは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族部分である。他の実施形態では、Rは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rは、1つ以上のヒドロキシル基で置換された脂肪族部分である。他の実施形態では、Rは、1つ以上のアミノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノ基で置換された脂肪族部分である。特定のある実施形態において、RはC〜Cアルキルである。特定のある実施形態において、Rはメチルである。特定のある実施形態において、Rはエチルである。他の実施形態では、Rはn−プロピルである。他の実施形態では、Rはイソプロピルである。特定のある実施形態において、Rは水素である。特定のある実施形態において、Rはヘテロ脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rは、環式脂肪族、好ましくは5または6員環を有する単環系である。他の実施形態では、Rは、アリールまたはヘテロアリール、好ましくは、5または6員環を有する単環系である。特定のある実施形態において、Rは、
【0142】
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、nは0〜10の整数(両端を含む)である);ならびにR’は、水素、脂肪族、ヘテロ脂肪族、カルボサイクリック、複素環式、アリール、アシルまたはヘテロアリールである)
である。特定のある実施形態において、R’は水素である。他の実施形態では、R’はC〜Cアルキルである。また他の実施形態では、R’はアシル(例えば、アセチル)である。特定のある実施形態において、R
【0143】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
である。他の実施形態では、R
【0144】
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0145】
特定のある実施形態において、Rは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族部分である。他の実施形態では、Rは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rは、1つ以上のヒドロキシル基で置換された脂肪族部分である。他の実施形態では、Rは、1つ以上のアミノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノ基で置換された脂肪族部分である。特定のある実施形態において、RはC〜Cアルキルである。特定のある実施形態において、Rはメチルである。特定のある実施形態において、Rはエチルである。他の実施形態では、Rはn−プロピルである。他の実施形態では、Rはイソプロピルである。特定のある実施形態において、Rは水素である。特定のある実施形態において、Rはヘテロ脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rは、環式脂肪族、好ましくは5または6員環を有する単環系である。他の実施形態では、Rはアリールまたはヘテロアリール、好ましくは5または6員環を有する単環系である。特定のある実施形態において、Rは、
【0146】
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、nは0〜10の整数(interger)(両端を含む)である;ならびにR’は、水素、脂肪族、ヘテロ脂肪族、カルボサイクリック、複素環式、アリール、アシルまたはヘテロアリールである)
である。特定のある実施形態において、R’は水素である。他の実施形態では、R’はC〜Cアルキルである。また他の実施形態では、R’はアシル(例えば、アセチル)である。特定のある実施形態において、R
【0147】
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
である。他の実施形態では、R
【0148】
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0149】
特定のある実施形態において、RとRは同じである。他の実施形態では、RとRは異なる。
【0150】
特定のある実施形態において、Rの各存在は水素である。特定のある実施形態において、Rの少なくとも1つの存在がメチルであり、その他の存在は水素である。特定のある実施形態において、Rの少なくとも2つの存在がメチルであり、その他の存在は水素である。他の実施形態では、Rの少なくとも2つの存在が水素である。
【0151】
特定のある実施形態において、Rの各存在は水素である。特定のある他の実施形態において、Rの少なくとも2つの存在が水素である。特定のある実施形態において、Rの少なくとも1つの存在がメチルであり、その他の存在は水素である。特定のある実施形態において、Rの少なくとも2つの存在がメチルであり、その他の存在は水素である。
【0152】
特定のある実施形態において、Nに結合している
【0153】
【化156】
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は同じである。他の実施形態では、Nに結合している
【0154】
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
および
【0155】
【化158】
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は同じであるがRと異なる。また他の実施形態では、
【0156】
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
およびRはすべて異なる。
【0157】
特定のある実施形態において、式(II)および(IIa)内の
【0158】
【化160】
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は、
【0159】
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群より選択される。特定のある実施形態において、該脂質は、図1のアクリレートLC、LD、LE、LFおよびLGを用いて調製される。
【0160】
特定のある実施形態において、
式(II)および(IIa)内の
【0161】
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【0162】
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群より選択される。特定のある実施形態において、該脂質は、図1のアクリレートNC、ND、NF、NGまたはNPを用いて調製される。特定のある実施形態において、該脂質はアクリレートNDを用いて調製される。他の実施形態では、該脂質はアクリレートNFを用いて調製される。他の実施形態では、該脂質はアクリレートNPを用いて調製される。
【0163】
特定のある実施形態では、式(II)および(IIa)内の
【0164】
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
は同じである。他の実施形態では、式(II)および(IIa)内の
【0165】
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
および
【0166】
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
は異なる。
【0167】
特定のある実施形態において、
【0168】
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
【0169】
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群より選択される。
【0170】
特定のある実施形態において、
【0171】
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
【0172】
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、RおよびRは環式構造を形成している)
からなる群より選択される。
【0173】
他の実施形態では、本発明の脂質は、式(III):
【0174】
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
Aは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;および置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリールからなる群より選択される;
Vは、C=O、C=S、S=OおよびSOからなる群より選択される;
n は、0〜10(両端を含む)の整数である;
は、水素;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;−OR;−C(=O)R;−CO;−CN;−SCN;−SR;−SOR;−SO;−NO;−N;−N(R;−NHC(=O)R;−NRC(=O)N(R;−OC(=O)OR;−OC(=O)R;−OC(=O)N(R;−NRC(=O)OR;および−C(Rからなる群より選択される;ここで、Rの各存在は独立して、水素;保護基;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;アシル部分;アルコキシ;アリールオキシ;アルキルチオ;アリールチオ;アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヘテロアリールオキシ;またはヘテロアリールチオ部分である;
は、水素;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;−OR;−C(=O)R;−CO;−CN;−SCN;−SR;−SOR;−SO;−NO;−N;−N(R;−NHC(=O)R;−NRC(=O)N(R;−OC(=O)OR;−OC(=O)R;−OC(=O)N(R;−NRC(=O)OR;または−C(Rからなる群より選択される;ここで、Rの各存在は、独立して、水素;保護基;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;アシル部分;アルコキシ;アリールオキシ;アルキルチオ;アリールチオ;アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヘテロアリールオキシ;またはヘテロアリールチオ部分である;
ここで、RおよびRは、一緒になって環式構造を形成していてもよい;
は、水素;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;−OR;−C(=O)R;−CO;−CN;−SCN;−SR;−SOR;−SO;−NO;−N;−N(R;−NHC(=O)R;−NRC(=O)N(R;−OC(=O)OR;−OC(=O)R;−OC(=O)N(R;−NRC(=O)OR;または−C(Rからなる群より選択される;ここで、Rの各存在は独立して、水素;保護基;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;アシル部分;アルコキシ;アリールオキシ;アルキルチオ;アリールチオ;アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヘテロアリールオキシ;またはヘテロアリールチオ部分である;
は、水素;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;−OR;−C(=O)R;−CO;−CN;−SCN;−SR;−SOR;−SO;−NO;−N;−N(R;−NHC(=O)R;−NRC(=O)N(R;−OC(=O)OR;−OC(=O)R;−OC(=O)N(R;−NRC(=O)OR;または−C(Rからなる群より選択される;ここで、Rの各存在は独立して、水素;保護基;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;アシル部分;アルコキシ;アリールオキシ;アルキルチオ;アリールチオ;アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヘテロアリールオキシ;またはヘテロアリールチオ部分である;
ここで、RおよびRが一緒になって環式構造を形成していてもよい;
の各存在は独立して、水素およびC〜Cアルキルからなる群より選択される;
の各存在は独立して、水素およびC〜Cアルキルからなる群より選択される;
は、水素;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;−OR;−C(=O)R;−CO;−CN;−SCN;−SR;−SOR;−SO;−NO;−N;−N(R;−NHC(=O)R;−NRC(=O)N(R;−OC(=O)OR;−OC(=O)R;−OC(=O)N(R;−NRC(=O)OR;および−C(Rからなる群より選択される;ここで、Rの各存在は、独立して、水素;保護基;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;アシル部分;アルコキシ;アリールオキシ;アルキルチオ;アリールチオ;アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヘテロアリールオキシである)
のもの、またはヘテロアリールチオ部分およびその塩である。特定のある実施形態において、nは0である。他の実施形態では、nは1である。さらに他の実施形態では、nは2である。他の実施形態(embodimetn)では、nは3である。また他の実施形態では、nは4である。他の実施形態では、nは5である。他の実施形態では、nは6である。特定のある実施形態において、該脂質はアミン98を用いて調製される。他の実施形態では、該脂質はアミン100を用いて調製される。
【0175】
特定のある実施形態において、式(III)の第3級アミンはプロトン化またはアルキル化され、式(IIIa):
【0176】
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R、R、R、R、R、R、R、nおよびVは上記規定のとおりである;
の各存在は、水素またはC〜C脂肪族、好ましくはC〜Cアルキル、より好ましくは水素またはメチルである;
各点線は結合または結合の非存在を表す、ここで、点線が結合を表す場合、結合窒素は正の電荷を有する;ならびに
Xは任意のアニオンである)
の化合物を形成する。可能なアニオンとしては、フルオリド、クロライド、ブロマイド、ヨード、スルファート、ビスルファート、ホスファート、ナイトラート、アセタート、フマラート、オレアート、シトラート、バレラート、マレアート、オキサラート、イソニコチナート、ラクタート、サリチラート、タルトラート、タンナート、パントセナート、ビタルトラート、アスコルバート、スクシナート、ゲンチシナート、グルコナート、グルカロナート、サッカラート、ホルメート、ベンゾエート、グルタマート、メタンスルホネート、エタンスルホネート、ベンゼンスルホネート、p−トルエンスルホネートおよびパモアート(すなわち、1,1’−メチレン−ビス−(2−ヒドロキシ−3−ナフトエート)が挙げられる。特定のある実施形態において、両方の点線が結合を表し、両方の窒素原子が正の電荷を有する。
【0177】
特定のある実施形態において、Aは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族またはヘテロ脂肪族基である。特定のある実施形態では、Aは、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族基である。特定の特別なある実施形態では、Aは、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアルキル基である。特定のある実施形態では、Aは、非置換、C〜C直鎖のアルキル基である。他の実施形態では、Aはポリエチレン基である。また他の実施形態では、Aはポリエチレングリコール部分である。特定のある実施形態では、A、Aに結合している2つの窒素原子、RおよびRが複素環を形成している。特定のある実施形態において、該環は芳香族である。他の実施形態では、該環は非芳香族である。
【0178】
特定のある実施形態において、VはC=Oである。他の実施形態では、VはC=Sである。また他の実施形態では、VはS=Oである。さらに他の実施形態では、VはSOである。
【0179】
特定のある実施形態において、Rは水素である。他の実施形態では、Rは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖または非分枝鎖の脂肪族またはヘテロ脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rは、置換もしくは非置換アリールまたはヘテロアリール部分である。好ましくは、該アリールまたはヘテロアリール部分は単環式の5または6員環系である。特定のある実施形態において、Rは、−OR、−SR、−N(Rまたは−NHRである。特定のある実施形態において、Rは−ORである。他の実施形態では、Rは、−N(Rまたは−NHRである。特定のある実施形態において、Rは水素である。他の実施形態では、Rは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族またはヘテロ脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rは、非環式、置換もしくは非置換の脂肪族部分である。特定の他のある実施形態において、Rは、非環式、非置換、非分枝鎖の脂肪族部分、好ましくはC〜C30、より好ましくはC10〜C20である。特定のある実施形態において、Rは、非置換、直鎖のアルキル基、好ましくはC〜C30、より好ましくはC10〜C20である。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のCのアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC10のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC11のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC12のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC13のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC14のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC15のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC16のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC17のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC18のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC19のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC20のアルキル鎖である−ORである。また他の実施形態では、Rは、置換もしくは非置換アリールまたはヘテロアリール部分である。
【0180】
特定のある実施形態において、Rは水素である。他の実施形態では、Rは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖または非分枝鎖の脂肪族またはヘテロ脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rは、置換もしくは非置換アリールまたはヘテロアリール部分である。好ましくは、該アリールまたはヘテロアリール部分は単環式の5または6員環系である。特定のある実施形態において、Rは、−OR、−SR、−N(Rまたは−NHRである。特定のある実施形態において、Rは−ORである。他の実施形態では、Rは−N(Rまたは−NHRである。特定のある実施形態において、Rは水素である。他の実施形態では、Rは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族またはヘテロ脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rは、非環式、置換もしくは非置換の脂肪族部分である。特定の他のある実施形態において、Rは、非環式、非置換、非分枝鎖の脂肪族部分、好ましくはC〜C30、より好ましくはC10〜C20である。特定のある実施形態において、Rは、非置換、直鎖のアルキル基、好ましくはC〜C30、より好ましくはC10〜C20である。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のCのアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC10のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC11のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC12のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC13のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC14のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC15のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC16のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC17のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC18のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC19のアルキル鎖である−ORである。特定のある実施形態において、Rは、Rが非置換、非分枝鎖のC20のアルキル鎖である−ORである。また他の実施形態では、Rは、置換もしくは非置換アリールまたはヘテロアリール部分である。
【0181】
特定のある実施形態において、Rは水素である。特定のある実施形態において、Rは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族部分である。他の実施形態では、Rは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rは、1つ以上のヒドロキシル基で置換された脂肪族部分である。他の実施形態では、Rは、1つ以上のアミノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノ基で置換された脂肪族部分である。特定のある実施形態において、RはC〜Cアルキルである。特定のある実施形態において、Rは水素である。特定のある実施形態において、Rはヘテロ脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rは、環式脂肪族、好ましくは5または6員環を有する単環系である。他の実施形態では、Rは、アリールまたはヘテロアリール、好ましくは、5または6員環を有する単環系である。特定のある実施形態において、Rは、
【0182】
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R、R、R、RおよびVは上記規定のとおりである)
である。
【0183】
他の実施形態において、Rは水素である。特定のある実施形態において、Rは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族部分である。他の実施形態では、Rは、環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rは、1つ以上のヒドロキシル基で置換された脂肪族部分である。他の実施形態では、Rは、1つ以上のアミノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノ基で置換された脂肪族部分である。特定のある実施形態において、RはC〜Cアルキルである。特定のある実施形態において、Rは水素である。特定のある実施形態において、Rはヘテロ脂肪族部分である。特定のある実施形態において、Rは、環式脂肪族、好ましくは5または6員環を有する単環系である。他の実施形態では、Rは、アリールまたはヘテロアリール、好ましくは、5または6員環を有する単環系である。特定のある実施形態において、Rは、
【0184】
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R、R、R、RおよびVは上記規定のとおりである)
である。
【0185】
特定のある実施形態において、RとRは同じである。他の実施形態では、RとRは異なる。特定のある実施形態において、RおよびRの両方が水素である。特定のある実施形態において、RおよびRの一方のみが水素である。特定のある実施形態では、RおよびRの両方が
【0186】
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R、R、R、RおよびVは上記規定のとおりである)
である。特定のある実施形態において、RおよびRの一方が
【0187】
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R、R、R、RおよびVは上記規定のとおりである;ならびにその他は水素である)
である。特定のある実施形態において、RおよびRの両方が
【0188】
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Rは上記規定のとおりである)
である。特定のある実施形態において、RおよびRの一方が
【0189】
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Rは上記規定のとおりである;ならびにその他は水素である)
である。
【0190】
特定のある実施形態において、Rの各存在は水素である。特定のある実施形態において、Rの少なくとも1つの存在がメチルであり、その他の存在は水素である。特定のある実施形態において、Rの少なくとも2つの存在がメチルであり、その他の存在は水素である。他の実施形態では、Rの少なくとも2つの存在が水素である。
【0191】
特定のある実施形態において、Rの各存在は水素である。特定の他のある実施形態において、Rの少なくとも2つの存在が水素である。特定のある実施形態において、Rの少なくとも1つの存在がメチルであり、その他の存在は水素である。特定のある実施形態において、Rの少なくとも2つの存在がメチルであり、その他の存在は水素である。
【0192】
特定のある実施形態において、Rは、
【0193】
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R、R、R、RおよびVは上記規定のとおりである)
である。特定のある実施形態において、R
【0194】
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
は同じである。他の実施形態では、R
【0195】
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
は異なる。特定のある実施形態において、Rおよび
【0196】
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
は同じである。他の実施形態では、Rおよび
【0197】
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
が同じである。特定のある実施形態において、すべてのRが同じである。
【0198】
特定のある実施形態において、Nに結合している
【0199】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
は同じである。他の実施形態では、Nに結合している
【0200】
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
および
【0201】
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
が同じであり、RまたはRと異なる。また他の実施形態では、
【0202】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
、RおよびRはすべて異なる。特定のある実施形態において、RとRは同じである。他の実施形態では、RとRは異なる。
【0203】
特定のある実施形態において、式(III)および(IIIa)内の
【0204】
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【0205】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群より選択される。特定のある実施形態において、該脂質は、図1のアクリレートLC、LD、LE、LFおよびLGを用いて調製される。
【0206】
特定のある実施形態において、式(III)および(IIIa)内の
【0207】
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【0208】
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群より選択される。特定のある実施形態において、該脂質は、図1のアクリレートNC、ND、NF、NGおよびNPを用いて調製される。特定のある実施形態において、該脂質はアクリレートNDを用いて調製される。他の実施形態では、該脂質はアクリレートNFを用いて調製される。
【0209】
特定のある実施形態において、
【0210】
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
【0211】
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群より選択される。特定のある実施形態では、
【0212】
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
特定の特別なある実施形態では、
【0213】
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
;ならびにnは、0、1、2、3、4、5または6である。特定の特別なある実施形態において、
【0214】
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
;ならびにnは2である。特定のある実施形態では、
【0215】
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
特定のある実施形態では、
【0216】
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
;ならびにnは、0、1、2、3、4、5または6である。特定のある実施形態では、
【0217】
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
;ならびにnは2である。
【0218】
特定のある実施形態において、該脂質は、式(IV):
【0219】
【化200】
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(式中、
xの各存在は、1〜10(両端を含む);好ましくは1〜6(両端を含む)の整数である;
yは、0〜10(両端を含む);好ましくは0〜6(両端を含む)の整数である;
の各存在は、水素;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換アリール;置換もしくは非置換ヘテロアリール;または
【0220】
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
である;
は、水素;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;−OR;−C(=O)R;−CO;−CN;−SCN;−SR;−SOR;−SO;−NO;−N;−N(R;−NHC(=O)R;−NRC(=O)N(R;−OC(=O)OR;−OC(=O)R;−OC(=O)N(R;−NRC(=O)OR;および−C(Rからなる群より選択される;ここで、Rの各存在は独立して、水素;保護基;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;アシル部分;アルコキシ;アリールオキシ;アルキルチオ;アリールチオ;アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヘテロアリールオキシ;またはヘテロアリールチオ部分である)
のもの、およびその塩である。特定のある実施形態において、xは、1、2、3、4または5である。特定の特別なある実施形態において、xは1である。他の特別なある実施形態では、xは2である。特定のある実施形態において、yは0である。特定のある実施形態では、yは1である。他の実施形態では、yは2である。また他の実施形態では、yは3である。さらに他の実施形態では、yは4である。特定のある実施形態において、Rは−ORである。他の実施形態では、Rは−NHRである。特定のある実施形態において、Rの少なくとも1つはC〜C20アルキルである。特定のある実施形態において、すべてのRが式
【0221】
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
のものである。特定のある実施形態において、少なくとも1つのRは、分枝鎖もしくは非分枝鎖、置換もしくは非置換の脂肪族である。特定のある実施形態において、少なくとも1つのRはC〜C20アルキルである。特定のある実施形態において、少なくとも1つのRはC〜C12アルキルである。特定のある実施形態において、少なくとも1つのRは、分枝鎖もしくは非分枝鎖、置換もしくは非置換のヘテロ脂肪族である。特定のある実施形態において、少なくとも1つのRは、
【0222】
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、kは、0〜10(両端を含む)の整数である)
であり、R’は水素またはC〜Cアルキルである。特定のある実施形態において、少なくとも1つのR
【0223】
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
である。他の実施形態において、少なくとも1つのR
【0224】
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
である。他の実施形態では、少なくとも1つのRが水素である。他の実施形態では、少なくとも2つのRが各々、水素である。さらに他の実施形態では、少なくとも3つのRが各々、水素である。なおさらなる実施形態では、少なくとも4つのRが各々、水素である。
【0225】
特定のある実施形態において、式(IV)内の各Rは、独立して、水素および
【0226】
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群より選択される。
【0227】
特定のある実施形態において、式(IV)内の各Rは、独立して、水素および
【0228】
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群より選択される。
【0229】
特定のある実施形態において、該脂質は、式(V)、(VI)または(VII):
【0230】
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、xは、1〜10(両端を含む);好ましくは、1〜6(両端を含む);より好ましくは1〜3(両端を含む)の整数である;
の各存在は水素または
【0231】
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
である;
は、水素;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;−OR;−C(=O)R;−CO;−CN;−SCN;−SR;−SOR;−SO;−NO;−N;−N(R;−NHC(=O)R;−NRC(=O)N(R;−OC(=O)OR;−OC(=O)R;−OC(=O)N(R;−NRC(=O)OR;および−C(Rからなる群より選択される;ここで、Rの各存在は独立して、水素;保護基;ハロゲン;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖の脂肪族;環式もしくは非環式、置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロ脂肪族;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアシル;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のアリール;置換もしくは非置換、分枝鎖もしくは非分枝鎖のヘテロアリール;アシル部分;アルコキシ;アリールオキシ;アルキルチオ;アリールチオ;アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヘテロアリールオキシ;またはヘテロアリールチオ部分である;
の各存在は、独立して、水素、C〜Cアルキル、ヒドロキシC〜Cアルキル;または
【0232】
【化210】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、k0〜10(両端を含む)の整数であり、R’は水素またはC1〜6アルキルである)
のもの、およびその塩である。特定のある実施形態において、xは、1、2、3、4または5である。特定の特別なある実施形態において、xは1である。他の特別なある実施形態では、xは2である。他の実施形態では、xは3である。特定のある実施形態において、Rは−ORである。他の実施形態では、Rは−NHRである。特定のある実施形態において、すべてのRが、式
【0233】
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
のものである。他の実施形態において、少なくとも1つのRは水素である。他の実施形態では、少なくとも2つのRが各々、水素である。さらに他の実施形態では、少なくとも3つのRが各々、水素である。なおさらなる実施形態では、少なくとも4つのRが各々、水素である。特定のある実施形態において、すべてのRが同じである。特定の特別なある実施形態において、Rは水素である。特定のある実施形態において、Rはメチルである。他の実施形態では、Rgはエチルである。また他の実施形態では、Rはヒドロキシメチルである。さらに他の実施形態では、Rは、ヒドロキシエチルである。
【0234】
特定のある実施形態において、式(V)、(VI)または(VII)内の各Rは、独立して、水素および
【0235】
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群より選択される。
【0236】
特定のある実施形態において、式(V)、(VI)または(VII)内の各Rは、独立して、水素および
【0237】
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群より選択される。
【0238】
式(V)、(VI)および(VII)の例示的化合物は、式:
【0239】
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
のものである。特定のある実施形態において、該脂質は、式:
【0240】
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
【0241】
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、nは、1〜15(両端を含む)の範囲の整数である;好ましくは、nは、6〜12(両端を含む)または1〜6(両端を含む)の範囲の整数である)
のうちの1つである。特定のある実施形態において、nは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14または15である。特定の特別なある実施形態において、nは、10、11または12である。特定のある実施形態において、nは11である。他の実施形態(emboidment)において、nは10である。特定のある実施形態において、各nは独立して、1〜15(両端を含む)の範囲の整数である。他の実施形態では、すべてのnが同じ整数である。特定のある実施形態において、1つのnが、化合物内のその他のnと異なる。
【0242】
他の実施形態では、該化合物は、式:
【0243】
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
【0244】
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、nは、1〜15(両端を含む)の範囲の整数である;好ましくは、nは、6〜12(両端を含む)または1〜6(両端を含む)の範囲の整数である)
のうちの1つである。特定のある実施形態において、nは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14または15である。特定の特別なある実施形態において、nは、10、11または12である。特定のある実施形態において、nは11である。他の実施形態において、nは10である。特定のある実施形態において、各nは独立して、1〜15(両端を含む)の範囲の整数である。他の実施形態では、すべてのnが同じ整数である。特定のある実施形態において、1つのnが、化合物内のその他のnと異なる。
【0245】
特定のある実施形態において、該脂質は、式:
【0246】
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
【0247】
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、nは、1〜15(両端を含む)の範囲の整数である;好ましくは、nは、6〜12(両端を含む)または1〜6(両端を含む)の範囲の整数である)
のうちの1つである。特定のある実施形態において、nは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14または15である。特定の特別なある実施形態において、nは、10、11または12である。特定のある実施形態において、nは11である。他の実施形態において、nは10である。特定のある実施形態において、各nは独立して、1〜15(両端を含む)の範囲の整数である。他の実施形態では、すべてのnが同じ整数である。特定のある実施形態において、1つのnが、化合物内のその他のnと異なる。
【0248】
特定のある実施形態において、該脂質は、式:
【0249】
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
【0250】
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、nは、1〜15(両端を含む)の範囲の整数である;好ましくは、nは、6〜12(両端を含む)または1〜6(両端を含む)の範囲の整数である)
のうちの1つである。特定のある実施形態において、nは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14または15である。特定の特別なある実施形態において、nは、10、11または12である。特定のある実施形態において、nは11である。他の実施形態において、nは10である。特定のある実施形態において、各nは独立して、1〜15(両端を含む)の範囲の整数である。他の実施形態では、すべてのnが同じ整数である。特定のある実施形態において、1つのnが、化合物内のその他のnと異なる。
【0251】
特定のある実施形態において、該脂質は、式:
【0252】
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
【0253】
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
【0254】
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
【0255】
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
【0256】
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
【0257】
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、nは、1〜15(両端を含む)の範囲の整数である;好ましくは、nは、6〜12(両端を含む)または1〜6(両端を含む)の範囲の整数である)
のうちの1つである。特定のある実施形態において、nは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14または15である。特定の特別なある実施形態において、nは、10、11または12である。特定のある実施形態において、nは11である。他の実施形態において、nは10である。特定のある実施形態において、各nは独立して、1〜15(両端を含む)の範囲の整数である。他の実施形態では、すべてのnが同じ整数である。特定のある実施形態において、1つのnが、化合物内のその他のnと異なる。
【0258】
特定のある実施形態において、該脂質は、式:
【0259】
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
【0260】
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
【0261】
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
【0262】
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
【0263】
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
【0264】
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、nは、1〜15(両端を含む)の範囲の整数である;好ましくは、nは、6〜12(両端を含む)または1〜6(両端を含む)の範囲の整数である)
のうちの1つである。特定のある実施形態において、nは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14または15である。特定の特別なある実施形態において、nは、10、11または12である。特定のある実施形態において、nは11である。他の実施形態において、nは10である。特定のある実施形態において、各nは独立して、1〜15(両端を含む)の範囲の整数である。他の実施形態では、すべてのnが同じ整数である。特定のある実施形態において、1つのnが、化合物内のその他のnと異なる。
【0265】
本発明の別の態様において、本発明の脂質または脂質組成物は、式(1〜117):
【0266】
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
【0267】
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つのアミンを、式:
【0268】
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
のアクリレートと反応させることにより調製される脂質または組成物である。特定のある実施形態において、1当量のアミンを1当量のアクリレートと反応させる。特定のある実施形態(embdiment)では、1当量のアミンを1、2、3、4、5、6当量またはそれ以上のアクリレートと反応させる。特定のある実施形態において、アクリレートの量は、アミノ基すべてが官能性付与されないように限定的である。このような場合に得られる脂質または脂質組成物は、第2級アミノ基または第1級アミノ基を含有する。第2級アミンを有する脂質は、ある特定の場合で特に有用である。特定のある実施形態において、完全に官能性付与されていないアミン含有脂質を、別の求電子物質(例えば、アクリレート、アクリルアミド、アルキル化剤、アシル化剤など)とさらに反応させる。脂質のアミンのかかるさらなる官能性付与により、異なるテイルを有する脂質がもたらされる。1、2、3、4、5つまたはそれ以上のテイルが、その脂質のその他のテイルと異なり得る。
【0269】
特定のある実施形態において、アミンとアクリレートを、一緒にニートで反応させる。他の実施形態では、該反応を溶媒(例えば、THF、CHCl、MeOH、EtOH、CHCl、ヘキサン、トルエン、ベンゼン、CCl、グリム、ジエチルエーテルなど)中で行なう。特定のある実施形態において、該反応混合物を加熱する。特に好ましい実施形態では、該反応混合物を50〜150℃の範囲の温度まで加熱する。別の特に好ましい実施形態では、該反応混合物をほぼ95℃まで加熱する。また、該反応は触媒され得る。例えば、該反応は、酸、塩基または金属の添加によって触媒され得る。該反応は、数時間、数日間または数週間進行させ得る。特定のある実施形態において、該反応は、1〜7日間、好ましくは7日間進行させ得る。得られた組成物は、精製して、または精製せずに使用され得る。特定のある実施形態において、該脂質は、続いて、アルキル化工程(例えば、ヨウ化メチルとの反応)に供され、第4級アミン塩を形成させる。任意選択で、該脂質の種々の塩形態が調製され得る。特定のある実施形態において、該塩は、薬学的に許容され得る塩である。
【0270】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン98をアクリレートNCと反応させて脂質NC98を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NC98は、下記式:
【0271】
【化238】
[この文献は図面を表示できません]
【0272】
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
【0273】
【化240】
[この文献は図面を表示できません]
【0274】
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
【0275】
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
【0276】
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0277】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン99をアクリレートNCと反応させて脂質NC99を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NC99は、下記式:
【0278】
【化244】
[この文献は図面を表示できません]
【0279】
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0280】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン100をアクリレートNCと反応させて脂質NC100を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NC100は、下記式:
【0281】
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
【0282】
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0283】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン20をアクリレートNDと反応させて脂質ND20を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質ND20は、下記式:
【0284】
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0285】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン24をアクリレートNDと反応させて脂質ND24を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質ND24は、下記式:
【0286】
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0287】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン25をアクリレートNDと反応させて脂質ND25を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質ND25は、下記式:
【0288】
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0289】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン28をアクリレートNDと反応させて脂質ND28を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質ND28は、下記式:
【0290】
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0291】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン32をアクリレートNDと反応させて脂質ND32を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質ND32は、下記式:
【0292】
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0293】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン36をアクリレートNDと反応させて脂質ND36を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質ND36は、下記式:
【0294】
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0295】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン98をアクリレートNDと反応させて脂質ND98を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質ND98は、下記式:
【0296】
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
【0297】
【化255】
[この文献は図面を表示できません]
【0298】
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
【0299】
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
【0300】
【化258】
[この文献は図面を表示できません]
【0301】
【化259】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0302】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン94をアクリレートNDと反応させて脂質ND94を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質ND94は、下記式:
【0303】
【化260】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0304】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン95をアクリレートNDと反応させて脂質ND95を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質ND95は、下記式:
【0305】
【化261】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0306】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン96をアクリレートNDと反応させて脂質ND96を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質ND96は、下記式:
【0307】
【化262】
[この文献は図面を表示できません]
【0308】
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0309】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン99をアクリレートNDと反応させて脂質ND99を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質ND99は、下記式:
【0310】
【化263】
[この文献は図面を表示できません]
または、
【化264】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。特定のある実施形態において、ND99をMeIまたは別のアルキル化剤で処理し、式:
【0311】
【化265】
[この文献は図面を表示できません]
【0312】
【化266】
[この文献は図面を表示できません]
の脂質を形成する。
【0313】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン100をアクリレートNDと反応させて脂質ND100を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質ND100は、下記式:
【0314】
【化267】
[この文献は図面を表示できません]
【0315】
【化268】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0316】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン103をアクリレートNDと反応させて脂質ND103を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質ND103は、下記式:
【0317】
【化269】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0318】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン109をアクリレートNDと反応させて脂質ND109を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質ND109は、下記式:
【0319】
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0320】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン98をアクリレートNEと反応させて脂質NE98を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NE98は、下記式:
【0321】
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
【0322】
【化272】
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【0323】
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
【0324】
【化274】
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【0325】
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
【0326】
【化276】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0327】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン94をアクリレートNEと反応させて脂質NE94を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NE94は、下記式:
【0328】
【化277】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0329】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン95をアクリレートNEと反応させて脂質NE95を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NE95は、下記式:
【0330】
【化278】
[この文献は図面を表示できません]
【0331】
【化279】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0332】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン96をアクリレートNEと反応させて脂質NE96を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NE96は、下記式:
【0333】
【化280】
[この文献は図面を表示できません]
【0334】
【化281】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0335】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン99をアクリレートNEと反応させて脂質NE99を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NE99は、下記式:
【0336】
【化282】
[この文献は図面を表示できません]
【0337】
【化283】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。特定のある実施形態において、NE99をMeIまたは別のアルキル化剤で処理し、式:
【0338】
【化284】
[この文献は図面を表示できません]
【0339】
【化285】
[この文献は図面を表示できません]
の脂質を形成する。
【0340】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン100をアクリレートNEと反応させて脂質NE100を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NE100は、下記式:
【0341】
【化286】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0342】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン103をアクリレートNEと反応させて脂質NE103を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NE103は、下記式:
【0343】
【化287】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0344】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン109をアクリレートNEと反応させて脂質NE109を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NE109は、下記式:
【0345】
【化288】
[この文献は図面を表示できません]
【0346】
【化289】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0347】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン1をアクリレートNFと反応させて脂質NF1を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NF1は、下記式:
【0348】
【化290】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0349】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン10をアクリレートNFと反応させて脂質NF10を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NF10は、下記式:
【0350】
【化291】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0351】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン11をアクリレートNFと反応させて脂質NF11を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NF10は、下記式:
【0352】
【化292】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0353】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン20をアクリレートNFと反応させて脂質NF20を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NF20は、下記式:
【0354】
【化293】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0355】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン25をアクリレートNFと反応させて脂質NF25を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NF25は、下記式:
【0356】
【化294】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0357】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン28をアクリレートNFと反応させて脂質NF28を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NF28は、下記式:
【0358】
【化295】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0359】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン32をアクリレートNFと反応させて脂質NF32を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NF32は、下記式:
【0360】
【化296】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0361】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン36をアクリレートNFと反応させて脂質NF36を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NF36は、下記式:
【0362】
【化297】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0363】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン60をアクリレートNFと反応させて脂質NF60を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NF60は、下記式:
【0364】
【化298】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0365】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン61をアクリレートNFと反応させて脂質NF61を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NF61は、下記式:
【0366】
【化299】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0367】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン63をアクリレートNFと反応させて脂質NF63を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NF63は、下記式:
【0368】
【化300】
[この文献は図面を表示できません]
【0369】
【化301】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0370】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン64をアクリレートNFと反応させて脂質NF64を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NF64は、下記式:
【0371】
【化302】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0372】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン61をアクリレートNFと反応させて脂質NF70を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NF70は、下記式:
【0373】
【化303】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0374】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン86をアクリレートNFと反応させて脂質NF86を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NF86は、下記式:
【0375】
【化304】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0376】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン87をアクリレートNFと反応させて脂質NF87を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NF87は、下記式:
【0377】
【化305】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0378】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン91をアクリレートNFと反応させて脂質NF91を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NF91は、下記式:
【0379】
【化306】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0380】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン95をアクリレートNFと反応させて脂質NF95を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NF95は、下記式:
【0381】
【化307】
[この文献は図面を表示できません]
【0382】
【化308】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0383】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン96をアクリレートNFと反応させて脂質NF96を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NF96は、下記式:
【0384】
【化309】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0385】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン98をアクリレートNFと反応させて脂質NF98を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NF98は、下記式:
【0386】
【化310】
[この文献は図面を表示できません]
【0387】
【化311】
[この文献は図面を表示できません]
【0388】
【化312】
[この文献は図面を表示できません]
【0389】
【化313】
[この文献は図面を表示できません]
【0390】
【化314】
[この文献は図面を表示できません]
【0391】
【化315】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0392】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン99をアクリレートNFと反応させて脂質NF99を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NF99は、下記式:
【0393】
【化316】
[この文献は図面を表示できません]
【0394】
【化317】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。特定のある実施形態において、NF99をMeIまたは別のアルキル化剤で処理し、式:
【0395】
【化318】
[この文献は図面を表示できません]
【0396】
【化319】
[この文献は図面を表示できません]
の脂質を形成する。
【0397】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン100をアクリレートNFと反応させて脂質NF100を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NF100は、下記式:
【0398】
【化320】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0399】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン103をアクリレートNFと反応させて脂質NF103を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NE103は、下記式:
【0400】
【化321】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0401】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン109をアクリレートNFと反応させて脂質NF109を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NF109は、下記式:
【0402】
【化322】
[この文献は図面を表示できません]
【0403】
【化323】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0404】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン61をアクリレートNGと反応させて脂質NG61を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NG61は、下記式:
【0405】
【化324】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0406】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン64をアクリレートNGと反応させて脂質NG64を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NG64は、下記式:
【0407】
【化325】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0408】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン77をアクリレートNGと反応させて脂質NG77を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NG77は、下記式:
【0409】
【化326】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0410】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン86をアクリレートNGと反応させて脂質NG86を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NG86は、下記式:
【0411】
【化327】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0412】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン87をアクリレートNGと反応させて脂質NG87を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NG87は、下記式:
【0413】
【化328】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0414】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン95をアクリレートNGと反応させて脂質NG95を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NG95は、下記式:
【0415】
【化329】
[この文献は図面を表示できません]
【0416】
【化330】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0417】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン100をアクリレートNGと反応させて脂質NG100を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NG100は、下記式:
【0418】
【化331】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。特定のある実施形態において、NG100をヨウ化メチルまたは別のアルキル化剤でアルキル化させる。
【0419】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン62をアクリレートNPと反応させて脂質NP62を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NP62は、下記式:
【0420】
【化332】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0421】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン63をアクリレートNPと反応させて脂質NP63を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NP63は、下記式:
【0422】
【化333】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0423】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン86をアクリレートNPと反応させて脂質NP86を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NP86は、下記式:
【0424】
【化334】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0425】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン87をアクリレートNPと反応させて脂質NP87を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NP87は、下記式:
【0426】
【化335】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0427】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン96をアクリレートNPと反応させて脂質NP96を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NP96は、下記式:
【0428】
【化336】
[この文献は図面を表示できません]
【0429】
【化337】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0430】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン98をアクリレートNPと反応させて脂質NP98を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NP98は、下記式:
【0431】
【化338】
[この文献は図面を表示できません]
【0432】
【化339】
[この文献は図面を表示できません]
【0433】
【化340】
[この文献は図面を表示できません]
【0434】
【化341】
[この文献は図面を表示できません]
【0435】
【化342】
[この文献は図面を表示できません]
【0436】
【化343】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0437】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン99をアクリレートNPと反応させて脂質NP99を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NP99は、下記式:
【0438】
【化344】
[この文献は図面を表示できません]
【0439】
【化345】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。特定のある実施形態において、NF99をMeIまたは別のアルキル化剤で処理し、式:
【0440】
【化346】
[この文献は図面を表示できません]
【0441】
【化347】
[この文献は図面を表示できません]
の脂質を形成する。
【0442】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン100をアクリレートNPと反応させて脂質NP100を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NP100は、下記式:
【0443】
【化348】
[この文献は図面を表示できません]
【0444】
【化349】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0445】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン103をアクリレートNPと反応させて脂質NP103を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NP103は、下記式:
【0446】
【化350】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0447】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン31をアクリレートLDと反応させて
脂質LD31を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質LD31は、下記式:
【0448】
【化351】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0449】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン98をアクリレートLDと反応させて脂質LD98を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質LD98は、下記式:
【0450】
【化352】
[この文献は図面を表示できません]
【0451】
【化353】
[この文献は図面を表示できません]
【0452】
【化354】
[この文献は図面を表示できません]
【0453】
【化355】
[この文献は図面を表示できません]
【0454】
【化356】
[この文献は図面を表示できません]
【0455】
【化357】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0456】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン99をアクリレートLDと反応させて脂質LD99を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質LD99は、下記式:
【0457】
【化358】
[この文献は図面を表示できません]
【0458】
【化359】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。特定のある実施形態において、LD99をMeIまたは別のアルキル化剤で処理し、式:
【0459】
【化360】
[この文献は図面を表示できません]
【0460】
【化361】
[この文献は図面を表示できません]
の脂質(QD99)を形成する。
【0461】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン100をアクリレートLDと反応させて脂質LD100を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質LD100は、下記式:
【0462】
【化362】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。特定のある実施形態において、LD100をMeIまたは別のアルキル化剤で処理し、式:
【0463】
【化363】
[この文献は図面を表示できません]
の脂質(QD1100)を形成する。
【0464】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン87をアクリレートLEと反応させて脂質LE87を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質LE87は、下記式:
【0465】
【化364】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0466】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン94をアクリレートLEと反応させて脂質LE94を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質LE94は、下記式:
【0467】
【化365】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0468】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン31をアクリレートLFと反応させて脂質LF31を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質LF31は、下記式:
【0469】
【化366】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0470】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン94をアクリレートLFと反応させて脂質LF94を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質LF94は、下記式:
【0471】
【化367】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0472】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン95をアクリレートLFと反応させて脂質LF95を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質LF95は、下記式:
【0473】
【化368】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0474】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン99をアクリレートLFと反応させて脂質LF99を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質LF99は、下記式:
【0475】
【化369】
[この文献は図面を表示できません]
【0476】
【化370】
[この文献は図面を表示できません]
のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。特定のある実施形態において、LF99をMeIまたは別のアルキル化剤で処理し、式:
【0477】
【化371】
[この文献は図面を表示できません]
【0478】
【化372】
[この文献は図面を表示できません]
の脂質(QF99)を形成する。
【0479】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン32をアクリレートLGと反応させて脂質LG32を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質LG32は、下記式:
【0480】
【化373】
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のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0481】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン77をアクリレートLGと反応させて脂質LG77を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質LG77は、下記式:
【0482】
【化374】
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のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0483】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン80をアクリレートLGと反応させて脂質LG80を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質LG80は、下記式:
【0484】
【化375】
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のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0485】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン96をアクリレートLGと反応させて脂質LG96を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NG96は、下記式:
【0486】
【化376】
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【0487】
【化377】
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のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0488】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン100をアクリレートLGと反応させて脂質LG100を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質LG100は、下記式:
【0489】
【化378】
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【0490】
【化379】
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のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。特定のある実施形態において、LG100をMeIまたは別のアルキル化剤で処理し、式:
【0491】
【化380】
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【0492】
【化381】
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の脂質(QG100)を形成する。
【0493】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン109をアクリレートLGと反応させて脂質LG109を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質LG109は、下記式:
【0494】
【化382】
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のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0495】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン64をアクリレートLGと反応させて脂質LG64を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質LG64は、下記式:
【0496】
【化383】
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のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0497】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン31をアクリレートLGと反応させて脂質LG31を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質LG31は、下記式:
【0498】
【化384】
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のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0499】
特定のある実施形態において、該脂質は、アミン32をアクリレートLGと反応させて脂質LG32を形成することにより調製される。特定のある実施形態において、脂質NG32は、下記式:
【0500】
【化385】
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のうちの1つである。他の実施形態では、該脂質は上記の脂質の1種類以上の組成物である。
【0501】
(脂質の合成)
本発明の脂質は、当該技術分野で知られた任意の方法によって調製され得る。好ましくは、該脂質は、市販の出発材料、例えば、アクリレートまたはアクリルアミドおよびアミンなどから調製される。別の好ましい実施形態において、該脂質は、容易におよび/または安価に調製される出発材料から調製される。当業者には認識され得るように、本発明の脂質は、市販の出発材料から始める全合成によって調製され得る。特別なある脂質は、該合成の所望の最終生成物であり得、または脂質の混合物が所望の最終生成物であり得る。
【0502】
特に好ましい実施形態において、本発明の脂質は、アクリレートまたはアクリルアミドへの第1級アミンの共役付加によって調製される。例示的な反応スキームを以下に示す。
【0503】
【化386】
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任意の第1級アミンが、本発明の脂質の調製に有用である。本発明において有用な第1級アミンとしては、限定されないが、メチルアミン、エチルアミン、イソプロピルアミン、アニリン、置換アニリンおよびエタノールアミンが挙げられる。第1級アミンは、ビス(第1級アミン)であってもよい。好ましくは、該アミンは市販されたものである。特定のある実施形態において、該脂質の合成に使用されるアミンは、式:
【0504】
【化387】
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【0505】
【化388】
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のものである。
【0506】
本発明に有用なアクリレートまたはアクリルアミドモノマーとしては、任意のアクリレートおよびアクリルアミドが挙げられる。特定のある実施形態において、アクリレートまたはアクリルアミドは、直鎖のアルキル基のアクリレートまたはアクリルアミドである。特定のある実施形態において、アクリレートまたはアクリルアミドは、式:
【0507】
【化389】
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のものである。他の実施形態では、アクリレートまたはアクリルアミドとしては、分枝鎖、置換または環式の脂肪族またはヘテロ脂肪族基が挙げられ得る。特定のある実施形態において、アクリレートまたはアクリルアミドは、C〜Cアルキル基、ハロゲン、アミノ基、ヒドロキシル基、アルコキシ基などで置換されたものである。
【0508】
特定のある実施形態において、該反応は、溶媒の使用なしでニートで行なわれる。他の実施形態では、該反応に溶媒が使用される。両方または一方のモノマーを有機溶媒(例えば、THF、CHCl、MeOH、EtOH、CHCl、ヘキサン、トルエン、ベンゼン、CCl、グリム、ジエチルエーテルなど)に溶解する。得られた溶液を合わせ、反応混合物を加熱すると所望の脂質が得られる。特に好ましい実施形態では、該反応混合物を50〜150℃の範囲の温度まで加熱する。別の特に好ましい実施形態では、該反応混合物をほぼ95℃まで加熱する。また、該反応は触媒され得る。例えば、該反応は、酸、塩基または金属の添加によって触媒され得る。試薬は、数時間(fours)、数日間または数週間反応させ得る。好ましくは、該反応は、一晩(例えば、8〜2時間)から7日間進行させ得る。
【0509】
別の特に好ましい実施形態において、本発明の脂質は、アクリレートへのビス(アミン)の共役付加によって調製される。ビス(アミン)は、ビス(第2級アミン)またはビス(第1級アミン)であり得る。ビス(アミン)を用いる例示的な反応スキームを以下に示す。
【0510】
【化390】
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特定のある実施形態において、該反応は、溶媒なしでニートで行なわれる。他の実施形態では、該反応は、溶媒中で行なわれる。一方または両方のモノマーを有機溶媒(例えば、THF、CHCl、MeOH、EtOH、CHCl、ヘキサン、CCl、グリム、ジエチルエーテルなど)に溶解する。有機溶媒は、ポリエステルを加水分解し易いため好ましい。得られた溶液を合わせ、反応混合物を加熱すると所望の脂質が得られる。特に好ましい実施形態において、該反応混合物は、50〜150℃の範囲の温度に維持する。別の特に好ましい実施形態では、該反応混合物をほぼ95℃まで加熱する。また、該反応は触媒され得る。例えば、該反応は、酸、塩基または金属の添加によって触媒され得る。
【0511】
また別の特に好ましい実施形態において、本発明の脂質は、アクリレートまたはアクリルアミドへのポリ(アミン)の共役付加によって調製される。ポリ(アミン)としては、第1級、第2級、第3級または第4級アミンが挙げられ得る。特定のある実施形態において、ポリ(アミン)は、第1級および第2級アミンのみを含有するものである。ポリ(アミン)を用いる例示的な反応スキームを以下に示す。
【0512】
【化391】
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特定のある実施形態において、該反応は、ポリ(アミン)のすべてのアミノ基が完全に官能性付与されるように、過剰のアクリレートまたはアクリルアミドを用いて行なわれる。他の実施形態では、アクリレートの当量は限定的である;したがって、ポリ(アミン)のすべてのアミノ基が官能性付与されるわけではない。特定のある実施形態において、該反応は、溶媒なしでニートで行なわれる。他の実施形態では、該反応は、溶媒中で行なわれる。一方または両方のモノマーを有機溶媒(例えば、THF、CHCl、MeOH、EtOH、CHCl、ヘキサン、CCl、グリム、ジエチルエーテルなど)に溶解する。有機溶媒は、ポリエステルを加水分解し易いため好ましい。得られた溶液を合わせ、反応混合物を加熱すると所望の脂質が得られる。特に好ましい実施形態において、該反応混合物は、50〜150℃の範囲の温度に維持する。別の特に好ましい実施形態では、該反応混合物をほぼ95℃まで加熱する。また、該反応は触媒され得る。例えば、該反応は、酸、塩基または金属の添加によって触媒され得る。
【0513】
合成された脂質は、当該技術分野で知られた任意の手法、例えば、限定されないが、沈殿、結晶化、クロマトグラフィー、蒸留などによって精製され得る。特に好ましい実施形態において、該脂質は、有機溶媒(例えば、ジエチルエーテル、ヘキサンなど)反復沈殿により精製される。特に好ましい実施形態において、該脂質は、塩として単離される。該脂質を酸(例えば、有機酸または無機酸)と反応させ、対応する塩を形成させる。特定のある実施形態では、第3級アミンをアルキル化し、該脂質の第4級アンモニウム塩を形成させる。第3級アミンは、任意のアルキル化剤を用いてアルキル化させ得、例えば、ヨウ化メチルなどのハロゲン化アルキルを用いて第4級アミノ基を形成させ得る。第4級アミンと会合されるアニオンは、は、任意の有機または無機アニオンであり得る。好ましくは、アニオンは、薬学的に許容され得るアニオンである。
【0514】
特定のある実施形態において、該反応混合物では、種々の数および位置のアクリレートテイルを有する異性体の混合物がもたらされる。かかる生成物の混合物は、そのまま使用され得るか、または単一の異性体が該反応混合物から精製され得る。アミンが徹底的にアルキル化されたものでない場合、得られる第1級、第2級または第3級アミンを、別のアクリレート、アクリルアミドまたは他の求電子物質とさらに反応させてもよい。得られた脂質は、次いで、任意選択で精製され得る。
【0515】
特定のある実施形態において、所望の脂質は、伝統的な全合成によって調製される。特定のある実施形態において、市販のアミンが出発材料である。該アミンの1つ以上のアミノ基が、任意選択で保護される。非保護アミノ基を、アクリレートまたはアクリルアミドと反応させる。生成物は、任意選択で精製される。保護基を除去し、遊離アミノ基を、任意選択で、別のアクリレート、アクリルアミドまたは他の求電子物質と反応させる。かかるシーケンスは、調製される本発明の生成物の所望の複雑さに応じて反復され得る。最終生成物は、次いで、任意選択で精製され得る。
【0516】
一実施形態において、異なる脂質のライブラリーが並行して調製される。異なるアミンおよび/またはアクリレートを、ライブラリーを作製するために使用される一組のバイアルの各バイアル、またはマルチウェルプレートの各ウェルに添加する。反応混合物のアレイを、脂質の形成が起こるのに充分な温度および時間長、インキュベートする。一実施形態において、バイアルを、ほぼ95℃で一晩インキュベートする。他の実施形態では、バイアルを、1〜7日間ほぼ95℃でインキュベートする。該脂質は、次いで、当該技術分野で知られた手法を用いて単離および精製され得る。次いで、該脂質を、ハイスループット手法を用いてスクリーニングし、所望の特性(例えば、水への可溶性、異なるpHでの可溶性、ポリヌクレオチドに結合する能力、ヘパリンに結合する能力、低分子に結合する能力、微粒子を形成する能力、トランスフェクション効率を増大させる能力など)を有する脂質が同定され得る。特定のある実施形態において、該脂質は、遺伝子療法に有用な性質または特性(例えば、ポリヌクレオチドに結合する能力、トランスフェクション効率を増大させる能力)についてスクリーニングされ得る。
【0517】
(ポリヌクレオチド複合体)
カチオン性化合物が負の電荷を有するポリヌクレオチドと、静電気的相互作用により相互作用する能力はよく知られている。リポフェクタミンなどのカチオン性脂質が調製され、ポリヌクレオチドを複合体形成し、トランスフェクトするその能力について研究されている。脂質とポリヌクレオチドとの相互作用により、ポリヌクレオチドの分解が少なくとも一部抑制されると考えられる。ポリヌクレオチドの主鎖上の電荷を中和することにより、中性またはわずかに正の電荷を有する複合体もまた、細胞の疎水性の膜(例えば、細胞質、リソソーム、エンドソーム、核のもの)をより容易に通過する。特に好ましい実施形態において、該複合体は、わずかに正の電荷を有する。別の特に好ましい実施形態において、該複合体は、正のζ電位、より好ましくは+1〜+30のζ電位を有する。
【0518】
本発明の脂質は第3級アミンを有する。このようなアミンは障害されるが、ポリヌクレオチド(例えば、DNA、RNA、DNAおよび/またはRNAの合成類縁体、DNA/RNAハイブリッドなど)との相互作用に利用可能である。ポリヌクレオチドまたはその誘導体を本発明の脂質と、ポリヌクレオチド/脂質複合体を形成させるのに適した条件下で接触させる。脂質は、好ましくは、負の電荷を有するポリヌクレオチドとの複合体が形成されるように、少なくとも一部プロトン化させる。好ましい実施形態において、ポリヌクレオチド/脂質複合体は、細胞へのポリヌクレオチドの送達に有用なナノ粒子を構成する。特定のある実施形態において、多数の脂質分子をポリヌクレオチド分子と会合させ得る。該複合体は、1〜100個の脂質分子、1〜1000個の脂質分子、10〜1000個の脂質分子または100〜10,000個の脂質分子を含むものであり得る。特定のある実施形態において、該複合体は、ナノ粒子を構成するものであり得る。特に好ましい実施形態において、ナノ粒子の直径は10〜500nmの範囲であり、より好ましくは、ナノ粒子の直径は、10〜1200nm、最も好ましくは50〜150nmの範囲である。ナノ粒子は、後述する標的化薬剤と会合させ得る。
【0519】
(ポリヌクレオチド)
複合体形成の対象であり、本発明の脂質カプセル内に封入させるか、または本発明の脂質(lipd)との組成物内に含めるポリヌクレオチドは、任意の核酸、例えば、限定されないがRNAおよびDNAであり得る。特定のある実施形態において、ポリヌクレオチドはDNAである。他の実施形態では、ポリヌクレオチドはRNAである。他の実施形態では、ポリヌクレオチドはsiRNAである。他の実施形態では、ポリヌクレオチドはshRNAである。ポリヌクレオチドは、任意の大きさまたは配列のものであり得、単鎖または二本鎖であり得る。特定のある好ましい実施形態において、ポリヌクレオチドは100塩基対長より大きい。特定のある他の好ましい実施形態では、ポリヌクレオチドは、1000塩基対長より大きく、10,000塩基対長より大きいこともあり得る。ポリヌクレオチドは、好ましくは精製され、実質的に純粋である。好ましくは、ポリヌクレオチドは、50%超純粋、より好ましくは75%超純粋、最も好ましくは95%超純粋である。ポリヌクレオチドは、当該技術分野で知られた任意の手段によって提供され得る。特定のある好ましい実施形態において、ポリヌクレオチドは、組換え手法(このような手法に関するより詳述な記載については、Ausubelら.Current Protocols in Molecular Biology(John Wiley & Sons,Inc.,New York,1999);Molecular Cloning:A Laboratory Manual,第2版、Sambrook,FritschおよびManiatis編(Cold Spring Harbor Laboratory Press:1989を参照されたい;これらの各々は、引用により本明細書に組み込まれる)を用いて操作されたものである。ポリヌクレオチドはまた、天然の供給源から入手し、自然界に通常見られる侠雑成分から精製したものであり得る。ポリヌクレオチドはまた、研究室で化学的に合成されたものであり得る。好ましい実施形態において、ポリヌクレオチドは、標準的な固相化学反応を用いて合成される。
【0520】
ポリヌクレオチドは、化学的または生物学的手段によって修飾させ得る。特定のある好ましい実施形態において、これらの修飾は、ポリヌクレオチドの安定性の増大をもたらすものである。修飾としては、メチル化、リン酸化、末端キャッピングなどが挙げられる。
【0521】
ポリヌクレオチドの誘導体もまた、本発明において使用され得る。このような誘導体としては、ポリヌクレオチドの塩基、糖類および/またはホスフェート結合における修飾が挙げられる。修飾塩基としては、限定されないが、下記ヌクレオシド類縁体:2−アミノアデノシン、2−チオチミジン、イノシン、ピロロ−ピリミジン、3−メチルアデノシン、5−メチルシチジン、C5−ブロモウリジン、C5−フルオロウリジン、C5−ヨードウリジン、C5−プロピニル−ウリジン、C5−プロピニル−シチジン、C5−メチルシチジン、7−デアザアデノシン、7−デアザグアノシン、8−オキソアデノシン、8−オキソグアノシン、O(6)−メチルグアニンおよび2−チオシチジンに見られるものが挙げられる。修飾糖類としては、限定されないが、2’−フルオロリボース、リボース、2’−デオキシリボース、3’−アジド−2’,3’−ジデオキシリボース、2’,3’−ジデオキシリボース、アラビノース(リボースの2’−エピマー)、非環状糖類およびヘキソースが挙げられる。ヌクレオシドは、天然に存在するDNAおよびRNAに見られるホスホジエステル結合以外の結合によって互いに連結されたものであり得る。修飾結合としては、限定されないが、ホスホロチオエートおよび5’−N−ホスホロアミダイト結合が挙げられる。種々の修飾の組合せが、単一のポリヌクレオチド内に使用され得る。このような修飾ポリヌクレオチドは、当該技術分野で知られた任意の手段によって提供され得る。しかしながら、当業者には認識されるように、修飾ポリヌクレオチドは、好ましくは、インビトロ合成化学反応を用いて調製される。
【0522】
送達されるポリヌクレオチドは、任意の形態であり得る。例えば、ポリヌクレオチドは、環状プラスミド、線状プラスミド、コスミド、ウイルスゲノム、修飾ウイルスゲノム、人工染色体などであり得る。
【0523】
ポリヌクレオチドは、任意の配列のものであり得る。特定のある好ましい実施形態、ポリヌクレオチドは、タンパク質またはペプチドをコードする。コードされたタンパク質は、酵素、構造タンパク質、レセプター、可溶性レセプター、イオンチャネル、医薬的に活性なタンパク質、サイトカイン、インターロイキン、抗体、抗体断片、抗原、凝固因子、アルブミン、成長因子、ホルモン、インスリンなどであり得る。ポリヌクレオチドはまた、遺伝子の発現を制御する調節領域を含むものであり得る。このような調節領域としては、限定されないが、プロモーター、エンハンサーエレメント、リプレッサーエレメント、TATAボックス、リボソーム結合部位、転写の停止部位などが挙げられ得る。他の特に好ましい実施形態において、ポリヌクレオチドは、タンパク質をコードすることが意図されない。例えば、ポリヌクレオチドは、トランスフェクトされる細胞のゲノム内のエラーを修正するために使用され得る。
【0524】
また、ポリヌクレオチドは、アンチセンス薬剤またはRNA干渉(RNAi)(Fireら.Nature 391:806−811,1998;引用により本明細書に組み込まれる)として提供され得る。アンチセンス療法は、例えば、コードされたタンパク質の発現が、例えば、転写および/または翻訳を阻害することによって阻害されるように、細胞条件下で細胞mRNAおよび/またはゲノムDNAあるいはその変異型と特異的にハイブリダイズする(例えば、結合する)単鎖または二本鎖オリゴヌクレオチドまたはその誘導体の投与またはインサイチュ(in situ)提供を含むことが意図される(Crooke「Molecular mechanisms of action of antisense drugs」Biochim.Biophys.Acta 1489(l):31−44,1999;Crooke「Evaluating the mechanism of action of antiproliferative antisense drugs」Antisense Nucleic Acid Drug Dev.10(2):123−126,discussion 127,2000;Methods in Enzymology volumes 313−314,1999;これらの各々は、引用により本明細書に組み込まれる)。該結合は、従来の塩基対の相補性によるもの、または例えばDNA二本鎖への結合の場合は、二重らせんの主溝内での特異的相互作用(すなわち、三重らせん形成)(Chanら.J.Mol.Med.75(4):267−282,1997;引用により本明細書に組み込まれる)によるものであり得る。
【0525】
特に好ましい実施形態において、送達されるポリヌクレオチドは、抗原性のペプチドまたはタンパク質をコードする配列を含む。このようなポリヌクレオチドを含有するナノ粒子は個体に、後の感染の機会を減少させるのに充分な、および/またはかかる感染と関連する症状を低減するのに充分な免疫学的応答を誘導するために送達され得る。このようなワクチンのポリヌクレオチドは、インターロイキン、インターフェロン、サイトカイン、およびアジュバント(例えば、コレラ毒素、ミョウバン、フロイントアジュバントなど)と合わせてもよい。多くのアジュバント化合物が知られている。多くのかかる化合物の有用な大要が米国立衛生研究所によって作製されており、インターネットで見ることができる(http:/www.niaid.nih.gov/daids/vaccine/pdf/compendium.pdf(引用により本明細書に組み込まれる);また、Allison Dev.Biol.Stand.92:3−11,1998;Unkelessら.Annu.Rev.Immunol.6:251−281,1998;およびPhillipsら.Vaccine 10:151−158,1992(これらの各々は、引用により本明細書に組み込まれる)も参照のこと)。
【0526】
該ポリヌクレオチドにコードされる抗原性のタンパク質またはペプチドは、Streptococcus pneumoniae、Haemophilus influenzae、Staphylococcus aureus、Streptococcus pyrogenes、Corynebacterium diphtheriae、Listeria monocytogenes、Bacillus anthracis、Clostridium tetani、Clostridium Botulinum、Clostridium perfringens、Neisseria meningitidis、Neisseria gonorrhoeae、Streptococcus mutans、Pseudomonas aeruginosa、Salmonella typhi、Haemophilus parainfluenzae、Bordetella pertussis、Francisella tularensis、Yersinia pestis、Vibrio cholerae、Legionella pneumophila、Mycobacterium tuberculosis、Mycobacterium leprae、Treponema pallidum、Leptospirosis interrogans、Borrelia burgdorferi、Camphylobacter jejuniなどの細菌系生物体;天然痘、インフルエンザA型およびB型、呼吸器合胞体ウイルス、パラインフルエンザ、麻疹、HIV、水痘・帯状疱疹ウイルス、単純ヘルペス1型および2型、サイトメガロウイルス、エプスタイン・バール・ウイルス、ロタウイルス、ライノウイルス、アデノウイルス、パピローマウイルス、ポリオウイルス、流行性耳下腺炎、狂犬病、風疹、コクサッキーウイルス、馬脳炎、日本脳炎、黄熱病、リフトバレー熱、A、B、C、DおよびE型肝炎ウイルスなどのウイルス;ならびにCryptococcus neoformans、Histoplasma capsulatum、Candida albicans、Candida tropicalis、Nocardia asteroides、Rickettsia ricketsii、Rickettsia typhi、Mycoplasma pneumoniae、Chlamydial psittaci、Chlamydial trachomatis、Plasmodium falciparum、Trypanosoma brucei、Entamoeba histolytica、Toxoplasma gondii、Trichomonas vaginalis、Schistosoma mansoniなどなどの真菌、原生動物および寄生虫系生物体に由来するものであり得る。
【0527】
(微粒子)
本発明の脂質はまた、薬物送達デバイスを形成するために使用され得る。本発明の脂質は、ポリヌクレオチド、低分子、タンパク質、ペプチド、金属、有機金属化合物などを含む薬剤をカプセル封入するために使用され得る。本発明の脂質は、該脂質を薬物送達デバイスの作製に特に適したものとするいくつかの性質を有する。これには、1)不安定薬剤を複合体形成して「保護する」脂質の能力;2)エンドソーム内のpHを緩衝する能力;3)「プロトンスポンジ」として作用し、エンドソーム破壊を引き起こす能力;および4)負の電荷を有する薬剤上の電荷を中和する能力が含まれる。好ましい実施形態において、該脂質は、送達される薬剤を含有する微粒子を形成するために使用される。このような微粒子は、他の材料、例えば、タンパク質、炭水化物、合成ポリマー(例えば、PEG、PLGA)および天然のポリマーなどを含んでいてもよい。特に好ましい実施形態において、微粒子の直径は、500nm〜50マイクロメートル、より好ましくは1マイクロメートル〜20マイクロメートル、最も好ましくは1マイクロメートル〜10マイクロメートルの範囲である。別の特に好ましい実施形態において、微粒子は、1〜5マイクロメートルの範囲である。
【0528】
(微粒子の調製方法)
本発明の微粒子は、当該技術分野で知られた任意の方法を用いて調製され得る。これには、限定されないが、噴霧乾燥、単一および二重エマルジョン溶媒エバポレーション、溶媒抽出、相分離、単純および複雑なコアセルベーション、ならびに当業者にはよく知られた他の方法が含まれる。特に好ましい粒子の作製方法は、二重エマルジョンプロセスおよび噴霧乾燥である。微粒子の調製に使用される条件は、所望の大きさまたは性質(例えば、疎水性、親水性、外面形態、「粘着性」、形状など)の粒子が得られるように改変され得る。また、粒子の作製方法および使用される条件(例えば、溶媒、温度、濃度、空気流速など)は、カプセル封入される薬剤および/またはマトリックスの組成に依存し得る。
【0529】
カプセル封入薬剤の送達用の微粒子の作製のために開発された方法は、文献(例えば、Doubrow,M.編「Microcapsules and Nanoparticles in Medicine and Pharmacy」、CRC Press,Boca Raton,1992;MathiowitzおよびLanger,J.Controlled Release 5:13−22,1987;Mathiowitzら Reactive Polymers 6:275−283,1987;Mathiowitzら.J.Appl.Polymer Sci.35:755−774,1988(これらの各々は、引用により本明細書に組み込まれる)を参照されたい)に記載されている。
【0530】
任意の上記の方法によって調製された粒子が、所望の範囲外の範囲の大きさを有する場合、該粒子は、例えば篩を用いてサイズ調整(size)され得る。該粒子はまた、コートされていてもよい。特定のある実施形態では、該粒子は、標的化薬剤でコートされている。他の実施形態では、該粒子は、所望の表面特性(例えば、特定の電荷)が得られるようにコートされている。
【0531】
(ミセルおよびリポソーム)
本発明の脂質は、ミセルまたはリポソームを作製するために使用され得る。ミセルおよびリポソームを作製するための多くの手法が当該技術分野で知られており、任意の方法が、本発明の脂質を用いてミセルおよびリポソームを作製するのに使用され得る。また、ポリヌクレオチド、低分子、タンパク質、ペプチド、金属、有機金属化合物などを含む任意の薬剤を、ミセルまたはリポソームに含め得る。ミセルおよびリポソームは、疎水性の薬剤(例えば、疎水性の低分子など)の送達に特に有用である。
【0532】
特定のある実施形態において、リポソーム(脂質小胞)は、自発的集合により形成される。他の実施形態では、リポソームは、脂質薄膜または脂質ケークが水和され、結晶性脂質二重層の積層体が流動性で膨潤状態になった場合に形成される。水和した脂質シートは、攪拌中に剥離し、自己閉鎖して大きな多重膜小胞(LMV)を形成する。これにより、縁部での水と二重層の炭化水素コアとの相互作用が抑制される。いったんこれらの粒子が形成されると、該粒子の大きさの縮小が、超音波エネルギー(超音波処理)または機械的エネルギー(押出し)の入力によって修飾され得る。Walde,P.「Preparation of Vesicles(Liposomes)」In Encylopedia of Nanoscience and Nanotechnology;Nalwa,H.S.編American Scientific Publishers:Los Angeles,2004;第9巻,pp.43−79;Szokaら.「Comparative Properties and Methods of Preparation of Lipid Vesicles(Liposomes)」Ann.Rev.Biophys.Bioeng.9:467−508,1980(これらの各々は本明細書に組み込まれる)を参照のこと。リポソーム(lipsome)の調製は、水和のための脂質の調製、攪拌による脂質の水和、およびリポソームの均一な分布を得るための小胞のサイズ調整を伴う。脂質を、まず、有機溶媒に溶解し、確実に均一な脂質の混合物とする。次いで、溶媒を除去し、脂質膜を形成させる。この膜を、バイアルまたはフラスコを真空ポンプ上に一晩配置することにより、充分に乾燥させて残留有機溶媒を除去する。脂質膜/ケークの水和は、乾燥脂質の容器に水性媒体を添加し、混合物を攪拌することによりなされる。超音波エネルギーを用いたLMV懸濁液の破砕により、典型的には、15〜50nmの範囲の直径を有する小型の単層小胞(SUV)が生成される。脂質押出しは、脂質懸濁液を、規定の孔径を有するポリカーボネートフィルターに強制的に通し、使用したフィルターの孔径に近い直径を有する粒子を得る手法である。100nm孔を有するフィルターに通す押出しにより、典型的には、120〜140nmの平均直径を有する大型の単層小胞(LUV)が得られる。
【0533】
本発明の特定のある実施形態において、本発明の脂質、PEG−セラミド、コレステロールおよびポリヌクレオチドを含むリポソームが形成される。特定のある実施形態において、ポリヌクレオチドは、RNA分子(例えば、RNAi分子)である。他の実施形態では、ポリヌクレオチドはDNA分子である。特定のある実施形態において、該脂質はND98である。他の実施形態では、該脂質は、ND28、ND32、LF94、ND99、ND95、NP103、NP98、ND25、ND20、ND100、NF96、NF103、NF109、NF11、ND24、NF86、NP96、ND36、NF61、NF87、NF95、QG100、NF60、NP100、NFl、NP99、QD99、NF63、LG109、ND103、LF95、QF99、LG100、LF31、LG32、NF109、NF64、LE87、LG77、LG96、ND96、LD31、NG64、ND109またはLG80である。特定のある実施形態において、リポソーム内の脂質の量は、30〜80mol%、好ましくは40〜70mol%、より好ましくは60〜70mol%の範囲である。特定のある実施形態において、リポソーム内のPEG−セラミドの量は、5〜20mol%、好ましくは10〜15mol%の範囲、より好ましくはほぼ10mol%である。特定のある実施形態において、リポソーム内のコレステロールの量は、5〜25mol%、好ましくは10〜20mol%の範囲、より好ましくはほぼ15mol%である。特定のある実施形態において、リポソーム内のコレステロールの量はほぼ20mol%である。このようなリポソームは、当該技術分野で知られた任意の方法を用いて調製され得る。特定のある実施形態において(例えば、RNAi分子を含有するリポソーム)、リポソームは、脂質押出しによって調製される。
【0534】
ある種の脂質は、ある種の分子(例えば、DNAおよびRNAなど)の周囲に自発的に自己集合し、リポソームが形成され得る。ポリヌクレオチドの送達などの一部の適用では、これらは好ましい。このような脂質の使用により、さらなる工程またはデバイス(例えば、押出機など)の必要なく、簡単なリポソーム合成が可能になる。
【0535】
下記の学術論文には、リポソームおよびミセルを作製するための他の方法が記載された:Narangら.「Cationic Lipids with Increased DNA Binding Affinity for Nonviral Gene Transfer in Dividing and Nondividing Cells」Bioconjugate Chem.16:156−68,2005;Hoflandら.「Formation of stable cationic lipid/DNA complexes for gene transfer」Proc.Natl.Acad.Sci.USA 93:7305−7309,July 1996;Bykら.「Synthesis,Activity,and Structure−Activity Relationship Studies of Novel Cationic Lipids for DNA Transfer」J.Med.Chem.41(2):224−235,1998;Wuら.「Cationic Lipid Polymerization as a Novel Approach for Constructing New DNA Delivery Agents」Bioconjugate Chem.12:251−57,2001;Lukyanovら.「Micelles from lipid derivatives of water−soluble polymers as delivery systems for poorly soluble drugs」Advanced Drug Delivery Reviews 56:1273−1289,2004;Tranchantら.「Physicochemical optimisation of plasmid delivery by cationic lipids」J.Gene Med.6:S24−S35,2004;van Balenら.「Liposome/Water Lipophilicity:Methods,Information Content,and Pharmaceutical Applications」Medicinal Research Rev.24(3):299−324,2004;これらの各々は、引用により本明細書に組み込まれる。
【0536】
(薬剤)
本発明の系によって送達される薬剤は、治療用、診断用または予防用薬剤であり得る。個体に投与される任意の化学薬品化合物が本発明の複合体、ナノ粒子または微粒子を用いて送達され得る。薬剤は、低分子、有機金属化合物、核酸、タンパク質、ペプチド、ポリヌクレオチド、金属、同位体標識化学薬品化合物、薬物、ワクチン、免疫学的薬剤などであり得る。
【0537】
好ましい実施形態において、薬剤は、医薬活性を有する有機化合物である。本発明の別の実施形態において、薬剤は、臨床的に使用される薬物である。特に好ましい実施形態において、薬物は、抗生物質、抗ウイルス剤、麻酔薬、ステロイド系薬剤、抗炎症剤、抗新生物剤、抗原、ワクチン、抗体、鬱血除去薬、抗高血圧薬、鎮静薬、避妊剤、黄体ホルモン剤、抗コリン作用薬、鎮痛薬、抗鬱薬、抗精神病薬、β−アドレナリン遮断剤、利尿薬、心臓血管活性剤、血管作用剤、非ステロイド系抗炎症剤、栄養剤などである。
【0538】
本発明の好ましい実施形態において、送達される薬剤は、薬剤の混合物であり得る。
【0539】
診断用薬剤としては、ガス;金属;陽電子放出断層撮影法(PET)、コンピュータ連動断層撮影(CAT)、単一光子放出型コンピュータ断層撮影、x線、蛍光透視および磁気共鳴画像法(MRI)に使用される市販の画像形成剤;ならびに造影剤が挙げられる。MRIにおける造影剤としての使用に適した材料の例としては、ガドリニウムキレート、ならびに鉄、マグネシウム、マンガン、銅およびクロムが挙げられる。CATおよびx線画像形成に有用な材料としては、ヨウ素系材料が挙げられる。
【0540】
予防用薬剤としては、限定されないが、抗生物質、栄養サプリメントおよびワクチンが挙げられる。ワクチンは、単離されたタンパク質またはペプチド、不活化した生物体およびウイルス、死滅生物体およびウイルス、遺伝子操作された生物体またはウイルスならびに細胞抽出物を含むものであり得る。予防用薬剤は、インターロイキン、インターフェロン、サイトカイン、およびコレラ毒素、ミョウバン、フロイントアジュバントなどのアジュバントなどと合わせたものであり得る。予防用薬剤としては、Streptococcus pneumoniae、Haemophilus influenzae、Staphylococcus aureus、Streptococcus pyrogenes、Corynebacterium diphtheriae、Listeria monocytogenes、Bacillus anthracis、Clostridium tetani、Clostridium botulinum、Clostridium perfringens、Neisseria meningitidis、Neisseria gonorrhoeae、Streptococcus mutans、Pseudomonas aeruginosa、Salmonella typhi、Haemophilus parainfluenzae、Bordetella pertussis、Francisella tularensis、Yersinia pestis、Vibrio cholerae、Legionella pneumophila、Mycobacterium tuberculosis、Mycobacterium leprae、Treponema pallidum、Leptospirosis interrogans、Borrelia burgdorferi、Camphylobacter jejuniなどの細菌系生物体の抗原;天然痘、インフルエンザA型およびB型、呼吸器合胞体ウイルス、パラインフルエンザ、麻疹、HIV、水痘・帯状疱疹ウイルス、単純ヘルペス1型および2型、サイトメガロウイルス、エプスタイン・バール・ウイルス、ロタウイルス、ライノウイルス、アデノウイルス、パピローマウイルス、ポリオウイルス、流行性耳下腺炎、狂犬病、風疹、コクサッキーウイルス、馬脳炎、日本脳炎、黄熱病、リフトバレー熱、A、B、C、DおよびE型肝炎ウイルスなどのウイルスの抗原;Cryptococcus neoformans、Histoplasma capsulatum、Candida albicans、Candida tropicalis、Nocardia asteroides、Rickettsia ricketsii、Rickettsia typhi、Mycoplasma pneumoniae、Chlamydial psittaci、Chlamydial trachomatis、Plasmodium falciparum、Trypanosoma brucei、Entamoeba histolytica、Toxoplasma gondii、Trichomonas vaginalis、Schistosoma mansoniなどの真菌、原生動物および寄生虫系生物体の抗原が挙げられる。このような抗原は、完全死滅生物体、ペプチド、タンパク質、糖タンパク質、炭水化物、またはその組合せの形態であり得る。
【0541】
(標的化薬剤)
本発明の複合体、リポソーム、ミセル、微粒子およびナノ粒子は、多くの場合、特定の細胞、細胞の集合体または組織を標的化することが望ましいため、標的化薬剤を含むように修飾され得る。薬学的組成物を特定の細胞に指向するさまざまな標的化薬剤が当該技術分野で知られている(例えば、Cottenら.Methods Enzym.217:618、1993(引用により本明細書に組み込まれる)を参照)。標的化薬剤は、該粒子全体に含めてもよく、表面上のみに存在させてもよい。標的化薬剤は、タンパク質、ペプチド、炭水化物、糖タンパク質、脂質、低分子などであり得る。標的化薬剤は、特定の細胞もしくは組織に標的化するために使用され得るか、または該粒子のエンドサイトーシスもしくは食作用を促進するために使用され得る。標的化薬剤の例としては、限定されないが、抗体、抗体の断片、低密度リポタンパク質(LDL)、トランスフェリン、アシアロ糖(asialyco)タンパク質、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)のgpl20エンベロープタンパク質、炭水化物、レセプターリガンド、シアル酸などが挙げられる。標的化薬剤が該粒子全体に含まれる場合、標的化薬剤は、該粒子を形成するのに使用される混合物に含め得る。標的化薬剤が表面上のみに存在する場合、標的化薬剤を形成された粒子と標準的な化学的手法を用いて(すなわち、共有結合性、疎水性、水素結合、ファン・デル・ワールスまたは他の相互作用によって)会合させ得る。
【0542】
(薬学的組成物)
いったん該複合体、ミセル、リポソーム、微粒子またはナノ粒子が調製されたら、これを1種類以上の医薬用賦形剤と合わせ、動物(ヒトを含む)への投与に適した薬学的組成物が形成され得る。当業者には認識され得るように、賦形剤は、後述の投与経路、送達される薬剤、薬剤の送達の経過などに基づいて選択され得る。
【0543】
本発明の薬学的組成物および本発明に従う使用のための薬学的組成物は、薬学的に許容され得る賦形剤または担体を含むものであり得る。本明細書で用いる場合、用語「薬学的に許容され得る担体」は、無毒性で不活性な固形、半固形もしくは液状の充填剤、希釈剤、カプセル封入材料または任意の型の製剤助剤を意味する。薬学的に許容され得る担体に供され得る材料の一例は、糖類(例えば、ラクトース、グルコースおよびスクロースなど);デンプン(例えば、コーンデンプンおよびイモデンプンなど);セルロースおよびその誘導体(例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、エチルセルロース、およびセルロースアセテート;粉末状トラガカント;麦芽;ゼラチン;タルク;賦形剤(例えば、ココアバターおよび坐薬用ワックスなど);油類(例えば、ピーナッツ油、綿実油;紅花油;ゴマ油;オリーブ油;コーン油および大豆油など);グリコール(例えば、プロピレングリコールなど);エステル(例えば、オレイン酸エチルおよびラウリン酸エチルなど);寒天;デタージェント(例えば、Tween 80など);緩衝剤(例えば、水酸化マグネシウムおよび水酸化アルミニウムなど);アルギン酸;パイロジェンフリー水;等張性生理食塩水;リンゲル溶液;エチルアルコール;およびリン酸緩衝溶液、ならびに他の無毒性の適合性の滑沢剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウムおよびステアリン酸マグネシウムなど)である。また、着色剤、離型剤、コーティング剤、甘味料、フレーバーおよび香料剤、保存料および抗酸化剤も、配合者の判断に従って組成物中に存在させ得る。本発明の薬学的組成物はヒトおよび/または動物に、経口、経直腸、非経口、大槽内、膣内、鼻腔内、腹腔内、経表面的(粉末剤、クリーム剤、軟膏もしくは滴剤などによる)、口腔内(bucally)、または経口もしくは鼻腔内スプレー剤として投与され得る。
【0544】
経口投与のための液状投薬形態としては、薬学的に許容され得る乳剤、マイクロエマルジョン剤、液剤、懸濁剤、シロップ剤およびエリキシル剤が挙げられる。活性成分(すなわち、微粒子、ナノ粒子、リポソーム、ミセル、ポリヌクレオチド/脂質複合体)に加え、液状投薬形態は、当該技術分野で一般に用いられる不活性な希釈剤、例えば、水または他の溶媒、可溶化剤および乳化剤など、例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジメチルホルムアミド、油類(特に、綿実、ラッカセイ、コーン、胚芽、オリーブ、ヒマシおよびゴマ油)、グリセロール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリコールおよびソルビタンの脂肪酸エステル、ならびにその混合物などを含有するものであり得る。不活性な希釈剤の他、経口組成物はまた、湿潤剤、乳化剤および懸濁剤、甘味料、フレーバーならびに香料剤などの補助剤を含むものであり得る。
【0545】
注射用調製物、例えば、滅菌された注射用の水性または油性懸濁液が、既知の当該技術に従って、適当な分散剤または湿潤剤および懸濁剤を用いて製剤化され得る。滅菌注射用調製物はまた、無毒性の非経口に許容され得る希釈剤または溶媒中の滅菌された注射用液剤、懸濁剤または乳剤(例えば、1,3−ブタンジオール中の溶液)であり得る。中でも、使用可能な許容され得るビヒクルおよび溶媒は、水、リンゲル溶液、U.S.P.および等張性塩化ナトリウム溶液である。また、滅菌された固定油は、溶媒または懸濁媒体として慣用的に使用されている。この目的のため、任意のブランド固定油、例えば、合成モノ−またはジグリセリドが使用され得る。また、オレイン酸などの脂肪酸は、注射用剤の調製に使用される。特に好ましい実施形態では、該粒子を1%(w/v)カルボキシメチルセルロースナトリウムおよび0.1%(v/v)Tween 80を含む担体液に懸濁させる。
【0546】
注射用製剤は、例えば、細菌保持フィルターを通す濾過によって、または使用前に、滅菌水または他の滅菌注射用媒体に溶解または分散させ得る滅菌固形組成物の形態の滅菌薬剤を組み込むことによって滅菌され得る。
【0547】
経直腸または経膣投与用の組成物は、好ましくは、該粒子を適当な非刺激性賦形剤または担体、例えば、ココアバター、ポリエチレングリコールまたは坐薬用ワックス(これらは、周囲温度では固形であるが、体温温度では液状であり、したがって直腸または膣腔内で溶け、該微粒子を放出する)と混合することにより調製され得る坐薬である。
【0548】
経口投与のための固形投薬形態としては、カプセル剤、錠剤、丸剤、散剤および顆粒剤が挙げられる。かかる固形投薬形態において、該粒子は、少なくとも1種類の不活性な薬学的に許容され得る賦形剤または担体、例えば、クエン酸ナトリウムもしくはリン酸二カルシウムおよび/またはa)充填剤もしくは増量剤(例えば、デンプン、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトールおよびケイ酸など)、b)結合剤(例えば、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸塩、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、スクロースおよびアカシアなど)、c)湿潤剤(例えば、グリセロールなど)、d)崩壊剤(例えば、寒天−寒天、炭酸カルシウム、イモまたはタピオカデンプン、アルギン酸、ある種のケイ酸塩および炭酸ナトリウムなど)、e)溶解遅延剤(例えば、パラフィンなど)、f)吸収促進剤(例えば、第4級アンモニウム化合物など)、g)湿潤剤(例えば、セチルアルコールおよびグリセロールのモノステアリン酸塩など)、h)吸収剤(例えば、カオリンおよびベントナイトクレイなど)、ならびにi)滑沢剤、(例えば、タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固形ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウムなど)、ならびにその混合物と混合される。カプセル剤、錠剤および丸剤の場合、投薬形態はまた、緩衝剤も含むものであり得る。
【0549】
また、類似の型の固形組成物は、ラクトースまたは乳糖ならびに高分子量ポリエチレングリコールなどの賦形剤を用いて、軟質および硬質充填ゼラチンカプセル剤における充填剤として使用され得る。
【0550】
コーティングおよび殻(例えば、腸溶性コーティングおよび医薬製剤分野でよく知られた他のコーティングなど)を有する錠剤、糖衣錠、カプセル剤、丸剤および顆粒剤である固形投薬形態が調製され得る。これらは、任意選択で不透明剤を含有するものであり得、また、活性成分(1種または複数種)のみを、または腸管の特定の一部分に優先的に、任意選択で遅延様式で放出する組成物のものであり得る。使用され得る包埋組成物の例としては、ポリマー系物質およびワックスが挙げられる。
【0551】
また、類似の型の固形組成物は、ラクトースまたは乳糖ならびに高分子量ポリエチレングリコールなどの賦形剤を用いて、軟質および硬質充填ゼラチンカプセル剤における充填剤として使用され得る。
【0552】
本発明の薬学的組成物の経表面的または経皮的投与のための投薬形態としては、軟膏、ペースト剤、クリーム剤、ローション剤、ゲル剤、粉末剤、液剤、スプレー剤、吸入剤または貼付剤が挙げられる。該粒子は、滅菌条件下で、薬学的に許容され得る担体および必要に応じて任意の必要な保存料またはバッファーと混合される。眼科用製剤、点耳剤および点眼剤もまた、本発明の範囲内に含まれることが想定される。
【0553】
軟膏、ペースト剤、クリーム剤およびゲル剤は、本発明の粒子に加え、動物および植物性脂肪、油類、ワックス、パラフィン、デンプン、トラガカント、セルロース誘導体、ポリエチレングリコール、シリコーン、ベントナイト、ケイ酸、タルクならびに酸化亜鉛などの賦形剤、またはその混合物を含有するものであり得る。
【0554】
粉末剤およびスプレー剤は、本発明の粒子に加え、ラクトース、タルク、ケイ酸、水酸化アルミニウム、ケイ酸カルシウムおよびポリアミド粉末などの賦形剤、またはこれらの物質の混合物を含有するものであり得る。スプレー剤は、クロロフルオロ炭化水素などの通常の噴射剤をさらに含有するものであり得る。
【0555】
経皮用貼付剤は、身体への化合物の制御的送達を提供する付加的な利点を有する。かかる投薬形態は、該微粒子またはナノ粒子を適正な媒体に溶解または分散させることにより作製され得る。また、吸収促進剤は、皮膚を透過する該化合物の流速を増大させるために使用され得る。該速度は、速度制御膜を提供するか、または該粒子をポリマーマトリックスもしくはゲル内に分散させるかのいずれかにより制御され得る。
【0556】
本発明のこれらおよび他の態様は、以下の実施例を考慮すると、さらに認識されよう。実施例は、特許請求の範囲に規定される本発明の特定の特別なある実施形態を例示することが意図され、その範囲を限定することは意図されない。
【実施例】
【0557】
(実施例1−アミン含有脂質の調製および試験)
脂質の合成。モノマーは、Aldrich(Milwaukee,WI)、TCI(Portland,OR)、Pfaltz & Bauer(Waterbury,CT)、Matrix Scientific(Columbia,SC)、Acros−Fisher(Pittsburg,PA)、Scientific Polymer(Ontario,NY)、Polysciences(Warrington,PA)およびDajac monomer−polymer(Feasterville,PA)から購入した。アクリレートおよびアミンモノマーはニートで使用し、脂質を調製した。図1に示すアミンとアクリレートモノマーのあらゆる可能なペアでの組合せを、密閉バイアル内に調製した。次いで、バイアルを一晩ほぼ95℃で振とうしながらインキュベートした。合成された脂質は、さらに精製せずに使用した。
【0558】
合成された脂質の分子量を、質量分析によって測定し、予想分子量と比較して脂質の合成を確認した。質量分析データを以下の表に示す。
【0559】
【化392】
[この文献は図面を表示できません]
【0560】
【化393】
[この文献は図面を表示できません]
脂質名のQは、脂質のアミノ基を、ヨウ化メチルを用いて4級化したことを示す。Lは、表示したアクリレートおよびアミンから調製された脂質を示す。Nは、アクリレートのエステル官能基がアミド基で置き換えられていることを示す。
【0561】
トランスフェクション実験。14,000のcos−7細胞(ATCC,Manassas,VA)を、固体の白色または透明な96ウェルプレート(Corning−Costar,Kennebunk,ME)の各ウェル内に播種し、500mlのフェノールレッド−DMEM、50ml熱不活化FBS、5mlのペニシリン/ストレプトマイシン(Invitrogen,Carlsbad,CA)で構成された増殖培地中で一晩結合させた。
【0562】
脂質の少量のアリコートをエッペンドルフ型チューブに移した。チューブ内の脂質の質量に対し、滅菌25mM酢酸ナトリウムバッファーを各チューブに、60mg/mlの濃度となるように添加した。得られた混合物を、脂質が完全に溶解されるまでほぼ20分間ボルテックスした。96ウェルプレートのウェル1つあたり300ng DNAに基づいてDNAを調製した。291μgのLc DNAを9210μlの25mM酢酸ナトリウムバッファーに溶解した。DNA溶液の30μlアリコートを、Lipo2000標準のために確保した最後のカラム以外の各ウェルに添加した。プレートの最後のカラムには、61μgのDNAを1940μlのOptimemに添加した。150μlの培地/Optimemをプレートの各ウェルに添加した。50μlの脂質溶液のアリコートをロボットプレートのウェル内に添加した。下記の量のアリコートを採取し、脂質に対するDNAの正確な比を得た。
300ng DNAウェルに対して:
【0563】
【化394】
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4連で、30μlの脂質のアリコートを4列のDNAに各比で添加した。Lipo2000対照(DNAに対する比2.5w/w)では、152.5μgのLipo試料のアリコートを1847.5μlのOptimem中に添加した。30μlのこの溶液のアリコートを各プレートの最後のカラム内のOptimem中のDNA上に添加した。プレートを15〜20分間インキュベートし、次いで、36.5μlの脂質+DNA複合体を150μlの培地/Optimem内に移し、次いで、細胞に添加した。培地を細胞から吸引除去し、105μlの脂質/DNA/培地/Optimem溶液を該細胞に添加した。ルシフェラーゼアッセイを48時間後に行なった。
【0564】
発光を、bright−gloアッセイキット(Promega)を用いて解析した。簡単には、100μlのbright−glo溶液を、培地および細胞を入れたマイクロタイタープレートの各ウェルに添加した。発光は、Mithras Luminometer(Berthold,Oak Ridge,TN)を用いて測定した。場合によっては、減光フィルター(Chroma,Brattleboro,VT)を用いて照度計の飽和を抑制した。ルシフェラーゼの標準曲線を、白色マイクロタイタープレート内の増殖培地中へのルシフェラーゼ酵素(Promega)の滴定により作成した。この標準曲線に基づき、ルシフェラーゼ(ng/ウェル)を、DNAに対する脂質が2.5w/w、5w/w、10w/w、15w/w、20w/wおよび25w/wの脂質の各々について計算する。これらのデータを以下の表に示す。eGFP発現を、Zeiss Aciovert 200倒立顕微鏡を用いて調べた。
表2:300ngルシフェラーゼDNA/ウェルを用い、特定の脂質/DNA(w/w)比の脂質についてリポフェクタミンTM 2000(ng/ウェル)を用いて得られたもののパーセンテージとしてのルシフェラーゼ発現(相対光単位で測定)
【0565】
【化395】
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【0566】
【化396】
[この文献は図面を表示できません]
【0567】
【化397】
[この文献は図面を表示できません]
【0568】
【化398】
[この文献は図面を表示できません]
【0569】
【化399】
[この文献は図面を表示できません]
脂質名のQは、脂質の第3級アミンを、ヨウ化メチルを用いて4級化したことを示す。Lは、表示したアクリレートおよびアミンから調製された脂質を示す。Nは、アクリレートのエステル官能基がアミド基で置き換えられていることを示す。*は、bright−glo前に72時間のインキュベーションを示す。
【0570】
以下の表に、データを、リポフェクタミン2000の使用により得られたルシフェラーゼ活性の%としてまとめる。この表は、トランスフェクションに最良の脂質を示す。
【0571】
【化400】
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【0572】
【化401】
[この文献は図面を表示できません]
脂質名のQは、脂質の第3級アミンを、ヨウ化メチルを用いて4級化したことを示す。Lは、表示したアクリレートおよびアミンから調製された脂質を示す。Nは、アクリレートのエステル官能基がアミド基で置き換えられていることを示す。*は、bright−glo前に72時間のインキュベーションを示す。
【0573】
(実施例2−RNA送達用の脂質の試験)
リポフェクタミン(登録商標)2000と比べて脂質の最高(top)トランスフェクションによって達成されたレポーター−タンパク質のノックダウン(この場合、負の値はノックダウンの改善を示す)。このアッセイは毒性を説明し、ウミシイタケおよびホタル両方のルシフェラーゼの発現をモニタリングし、このとき、後者は、バイアビリティ対照に供される。各脂質について、ウェル1つあたり50ngのsiRNAを、特定の脂質/RNAw/w比(上から下まで:2.5、5、10、15)で添加した。
【0574】
【化402】
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(実施例3−DNA送達用の脂質の試験)
記載した脂質/DNA(w/w)比の最良トランスフェクション脂質のルシフェラーゼ発現の生の値(相対光単位)。ウェル1つあたり300ngのDNAを添加した。
【0575】
【化403】
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【0576】
【化404】
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【0577】
【化405】
[この文献は図面を表示できません]
【0578】
【化406】
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(他の実施形態)
前述の内容は、本発明の特定の非限定的な好ましい実施形態の記載である。当業者には、本記載に対して種々の変更および修正が、以下の特許請求の範囲に規定される本発明の精神または範囲を逸脱することなく、なされ得ることが認識されよう。
【図面の簡単な説明】
【0579】
図1図1は、例示的なアミン含有脂質の合成に使用されるアクリレートおよびアミンを示す。
図2-1】図2−1は、脂質LD28(A)、LD86(B)、LD87(C)、ND32(D)、ND86(E)およびND87(F)のH NMRスペクトルを示す。
図2-2】図2−2は、脂質LD28(A)、LD86(B)、LD87(C)、ND32(D)、ND86(E)およびND87(F)のH NMRスペクトルを示す。
図2-3】図2−3は、脂質LD28(A)、LD86(B)、LD87(C)、ND32(D)、ND86(E)およびND87(F)のH NMRスペクトルを示す。
図3図3は、いくつかの本発明のアミン含有脂質のDNAトランスフェクション効率を示す。
図4図4は、いくつかの本発明の脂質に関するルシフェラーゼノックダウン(knockdown)のパーセンテージを示す。
図1A
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図1B
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図2-1】
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図2-2】
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図2-3】
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図3
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図4
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