(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0013】
図により本発明に係る軒天井材の支持金物、及び軒天井材の取付構造の一実施形態を具体的に説明する。
【0015】
先ず、
図1〜
図6を用いて、本発明に係る軒天井材の支持金物、及び軒天井材の取付構造の第1実施形態について説明する。
図3は本発明に係る軒天井材の支持金物の第1実施形態の構成を示しており、
図1〜
図3において、支持金物1は、建物の軒先側に設けられた軒天下地材となる鼻隠し材2に釘やビス等の固定具3により取り付けられて軒天井材4の軒先側の端部を支持する。
【0016】
支持金物1は、
図3に示すように、軒天井材4の上面と接触する上面接触部となる水平片1a3を有する上部支持片1aと、該軒天井材4の下面と接触する下面接触部となる水平片1b3を有する下部支持片1bと、該上部支持片1aと下部支持片1bとの互いの対向部位にそれぞれ貫通すると共に、該水平片1a3及び水平片1b3を建物の外壁5側に離隔または接近させる方向に沿って形成され且つ鼻隠し材2に固定するための固定具3を挿通する切り欠き溝1a4,1b4とを有する。本実施形態の切り欠き溝1a4は上部支持片1aの水平片1a1から垂下片1a2に亘って形成され、切り欠き溝1b4は該切り欠き溝1a4に重なるように下部支持片1bの水平片1b1から垂下片1b2に亘って形成される。
【0017】
支持金物1の上部支持片1aの水平片1a3と、下部支持片1bの水平片1b3との離間間隔は、
図3に示す初期状態(自然状態)では軒天井材4の厚さよりも大きく設定され、
図1(c)及び
図2(c)に示すように、固定具3を支持金物1の切り欠き溝1a4,1b4に挿入し、上部支持片1aと下部支持片1bとの折曲部1cの弾性力に抗して固定具3を鼻隠し材2に締結するのに伴って水平片1a3と水平片1b3とが互いに接近し、該水平片1a3と水平片1b3とにより軒天井材4を挟持して固定し得るように構成される。
【0018】
本実施形態の支持金物1は、バネ性を有する金属板を180度近くまで折り返した折曲部1cに弾性を持たせ、折り曲げた一方の片を上部支持片1aとすると共に、該上部支持片1aの折曲部1cから所定寸法離隔した部位からクランク状に折り曲げて先端部分に平板状の水平片1a3を形成し、且つ折り曲げた他方の片を下部支持片1bとすると共に、該下部支持片1bの折曲部1cから所定寸法離隔した部位からクランク状に折り曲げて平板状の水平片1b3を形成したものである。
【0019】
支持金物1の折曲部1cは中央の一部を切り欠いて弱い部分を作って折曲部1cの弾性力が調整されており、この弾性力に抗して釘やビス等の固定具3を鼻隠し材2の下面2aに締結することで比較的小さな力であっても水平片1a3と水平片1b3とが互いに接近し軒天井材4を強固に挟み込めるように構成される。また、軒天井材4の厚みの変位に対しても対応できる構成とされる。
【0020】
そして、上部支持片1aと下部支持片1bとが重なる部位で折曲部1cに連続されるそれぞれの水平片1a1,1b1と、該水平片1a1,1b1に連続されるそれぞれの垂下片1a2,1b2との互いの対向部位にそれぞれ貫通すると共に、水平片1a3及び水平片1b3を建物の外壁5側に離隔または接近させる方向に沿って形成され且つ鼻隠し材2に固定するための固定具3を挿通する切り欠き溝1a4,1b4が互いに重なるようにして形成される。
【0021】
図1は
図3に示す第1実施形態の支持金物1を用いて、建物の軒裏に軒天井材4を水平軒として取り付ける場合の取付方法の一例を示し、
図2は
図3に示す第1実施形態の支持金物1を用いて、建物の軒裏に軒天井材4を傾斜軒として取り付ける場合の取付方法の一例を示す。
図1及び
図2において、先ず、予め建物の外壁5に軒天井材4の外壁5側の一端を支持する
図4及び
図5に示す断面コ字形状の支持部材6を釘やビス等の固定具3により取り付けておく。
【0022】
図4に示すように、水平軒用の支持部材6は、軒天井材4の下面を支持する下部支持片6aと、該下部支持片6aよりも軒先側に所定の長さ突出し軒天井材4の上面を拘束する上部支持片6bと、これらを連結する固定片6cとを有して断面コ字形状に形成される。下部支持片6a及び上部支持片6bはそれぞれ固定片6cに対して略直角に折曲されており、該下部支持片6a及び上部支持片6bは水平方向に配置されている。
【0023】
一方、
図5に示すように、傾斜軒用の支持部材6は、軒天井材4の下面を支持する下部支持片6aと、該下部支持片6aよりも軒先側に所定の長さ突出し軒天井材4の上面を拘束する上部支持片6bと、これらを連結する固定片6cとを有して断面コ字形状に形成される。下部支持片6a及び上部支持片6bはそれぞれ固定片6cに対して軒天井材4の傾斜角度に対応する角度に傾斜して折曲されており、該下部支持片6a及び上部支持片6bは軒天井材4の傾斜角度に対応した傾斜角度に配置されている。
【0024】
本実施形態では、支持金物1の切り欠き溝1a4,1b4の開口側から固定具3の軸部3bを該切り欠き溝1a4,1b4内に挿入することが出来る。固定具3の軸部3bの外径は切り欠き溝1a4,1b4のスリット幅よりも小さく、固定具3の頭部3aの外径は切り欠き溝1a4,1b4のスリット幅よりも大きく設定されている。
【0025】
そして、
図1(a)及び
図2(a)に示すように、先ず、固定具3の軸部3bの一部を鼻隠し材2の下面2aに仮止めしておく。一方、断面コ字形状の支持部材6の固定片6cを釘やビス等の固定具3により建物の外壁5に固定して支持部材6を取り付ける。
【0026】
そして、
図1(b)及び
図2(b)に示すように、軒天井材4の軒先側を低く、外壁5側を高くして斜めの状態で該軒天井材4の外壁5側の一端を建物の外壁5に取り付けた断面コ字形状の支持部材6の下部支持片6aと上部支持片6bとの間に挿入して挟み込んで支持させ、軒天井材4の軒先側の他端を支持金物1の水平片1a3と水平片1b3との間に挿入すると共に、支持金物1の切り欠き溝1a4,1b4の開口側から鼻隠し材2の下面2aに仮固定した固定具3の軸部3bを該切り欠き溝1a4,1b4内に挿入し、該切り欠き溝1a4,1b4に沿って支持部材6を建物の外壁5側に接近させる方向に
図1(c)及び
図2(c)に示す位置までスライドさせ、支持金物1の折曲部1cの弾性力に抗して固定具3を鼻隠し材2に締結して支持金物1の水平片1b3を水平片1a3に接近させることで軒天井材4を挟持して固定する。
【0027】
尚、鼻隠し材2の下面2aに仮固定した固定具3の軸部3bを支持金物1の切り欠き溝1a4,1b4内に挿通して該支持金物1を鼻隠し材2に仮固定しておくことも出来る。
【0028】
そして、
図1(d)及び
図2(d)に示すように、鼻隠し材2から支持金物1に亘って全体を覆うと共に通気穴7aが形成された
図6に示す断面J字形状の軒先カバー材7を鼻隠し材2の表面2c側に図示しない釘やビス等により固定する。軒天井材4の軒先側の端部を支持する各支持金物1は鼻隠し材2の長手方向(
図1及び
図2の紙面奥側から手前側方向)に沿って所定のピッチで設けられており、各支持金物1間には通気空間が形成される。そして、屋根8、鼻隠し材2、軒先カバー材7、軒天井材4、外壁5とにより形成された小屋裏空間9には軒先カバー材7に設けられた通気穴7aを介して外気との通気が行われる。通気穴7a付きの軒先カバー材7を設けることで、防水上有利な軒先部から小屋裏空間9に通気を図ることが出来る。
【0029】
このように、本実施形態の軒天井材4の取付構造は、建物の軒裏に軒天井材4を取り付ける取付構造であって、建物の外壁5に固定された断面コ字形状の支持部材6により軒天井材4の外壁5側の一端部を挟み込んで支持すると共に、該軒天井材4の軒先側の他端部を支持金物1により挟持して建物の軒先側の鼻隠し材2に固定される。
【0030】
上記構成によれば、支持金物1が
図3に示す初期状態(自然状態)では上部支持片1aの水平片1a3と、下部支持片1bの水平片1b3との離間間隔が軒天井材4の厚さよりも大きく設定されているため水平片1a3と水平片1b3との間に軒天井材4を片手で容易に差し込むことが出来る。支持金物1には上部支持片1aと下部支持片1bとの互いの対向部位にそれぞれ貫通すると共に、水平片1a3及び水平片1b3を建物の外壁5側に離隔または接近させる方向に沿って形成され且つ軒天下地材となる鼻隠し材2に固定するための固定具3を挿通する切り欠き溝1a4,1b4を有することで、固定具3の軸部3bを支持金物1の切り欠き溝1a4,1b4の開口部側から挿通して該支持金物1を建物の外壁5側に離間又は接近可能にスライドすることが出来る。
【0031】
軒天井材4の外壁5側の一端部を外壁5に固定した断面コ字形状の支持部材6の下部支持片6aと上部支持片6bとの間に挿入して支持させ、該軒天井材4の軒先側の他端部を支持金物1の水平片1a3と水平片1b3との間に挿入し、該支持金物1の切り欠き溝1a4,1b4の開口側から固定具3の軸部3bを挿入して該切り欠き溝1a4,1b4に沿って該支持金物1を建物の外壁5側に接近させて仮固定することが出来る。そして、支持金物1の折曲部1cの弾性力に抗して固定具3を鼻隠し材2に締結して支持金物1の水平片1b3を水平片1a3に接近させることで該軒天井材4を挟持して固定することが出来る。
【0032】
これにより、外壁5側に軒天下地材としての野縁を施工する必要が無く、安価で量産性の高い断面コ字形状の支持部材6を軒天井材4の外壁5側の一端を支持する見切り材として使用でき、施工性にも優れる。
【0033】
また、支持金物1は一体成形で製作することが出来るので部品点数を削減して製作コストが低減でき、支持金物1は軒天井材4が異なる厚さであってもある程度許容出来るので、軒天井材4の厚みのばらつきにも対応可能であり、支持金物1の部品種類も削減できる。
【0034】
また、外壁5に固定した断面コ字形状の支持部材6の下部支持片6aと上部支持片6bとの間に外壁5側の軒天井材4の一端部を挿入して支持させた状態で、軒先側の軒天井材4の他端部を支持金物1の水平片1a3と水平片1b3との間に片手で挿入することが出来、しかも軒天井材4に取り付けた支持金物1の切り欠き溝1a4,1b4の開口側から固定具3の軸部3bを挿入して該切り欠き溝1a4,1b4に沿って該支持金物1を建物の外壁5側に接近させて仮固定することが出来、支持金物1の折曲部1cの弾性力に抗して固定具3を鼻隠し材2に締結して支持金物1の水平片1b3を水平片1a3に接近させることで該軒天井材4を挟持して固定することが出来るので、軒天井材4の位置併せ及び取付作業を一人で容易に行うことが出来る。
【0035】
また、軒天井材4自体を軒天下地材に釘固定する必要が無く、固定具3をビスとすれば電動ドライバーのみで手軽に施工が出来る。また、誤って軒天井材4を施工してしまった場合でもビスを緩めることで軒天井材4を容易に取り外すことが出来、取り付け位置の微調整も容易に出来る。
【0036】
[
実施例
2]
次に
図7及び
図8を用いて
本発明に係る軒天井材の支持金物、軒天井材の取付方法及び及び軒天井材の取付構造の第
2実施形態について説明する。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0037】
前記第1実施形態では、支持金物1の上部支持片1aと下部支持片1bとの互いの対向部位にそれぞれ貫通すると共に、水平片1a3及び水平片1b3を建物の外壁5側に離間または接近させる方向に沿って形成され且つ軒天下地材となる鼻隠し材2に固定するための固定具3を挿通する切り欠き溝1a4,1b4を設けて構成したが、本
実施形態では、
図7に示すように、上部支持片1aの水平片1a1の中央部の一部が延長され、その延長部1a5に貫通すると共に、水平片1a3及び水平片1b3を建物の外壁5側に離間または接近させる方向に沿って形成され且つ軒天下地材となる鼻隠し材2に固定するための固定具3を挿通する長穴1a6が設けられたものである。
【0038】
そして、
図8(a)に示すように、支持金物1の上部支持片1aの水平片1a1の延長部1a5に貫通して設けられた長穴1a6に固定具3の軸部3bを挿通して該固定具3の軸部3bの一部を軒先側の軒天下地材となる鼻隠し材2の下面2aに仮固定することで、支持金物1を鼻隠し材2に仮固定しておく。
【0039】
固定具3の軸部3bの外径は長穴1a6及び下部支持片1bの水平片1b1に設けられた切り欠き溝1b4の各スリット幅よりも小さく、固定具3の頭部3aの外径は該長穴1a6及び切り欠き溝1b4の各スリット幅よりも大きく設定されており、これにより支持金物1が固定具3から脱落することなく仮止めすることができる。
【0040】
このとき、固定具3の軸部3bに係合する支持金物1の建物の外壁5側に離隔または接近させる方向に沿って形成された長穴1a6及び切り欠き溝1b4に沿って該支持金物1を建物の外壁5側に離間又は接近可能に仮固定することが出来る。
【0041】
そして、支持金物1を固定具3により鼻隠し材2の下面2aに仮固定し、前記
図1及び
図2に示して前述した第1実施形態と同様に、外壁5に固定した断面コ字形状の支持部材6の下部支持片6aと上部支持片6bとの間に外壁5側の軒天井材4の一端部を挿入して支持させた状態で、
図8(b)に示すように、支持金物1を外壁5側から離間する方向にスライドさせ、
図8(c)に示すように、該支持金物1を建物の外壁5側に接近させて軒天井材4の軒先側の他端を支持金物1の水平片1a3と水平片1b3との間に挿入すると共に、固定具3を軒天下地材となる鼻隠し材2に締結して該支持金物1の水平片1b3を水平片1a3に接近させることで軒天井材4を挟持して固定する。
【0042】
上記構成によれば、支持金物1が
図7に示す初期状態(自然状態)では上部支持片1aの水平片1a3と、下部支持片1bの水平片1b3との離間間隔が軒天井材4の厚さよりも大きく設定されているため水平片1a3と水平片1b3との間に軒天井材4を片手で容易に差し込むことが出来る。支持金物1には上部支持片1aと下部支持片1bとの互いの対向部位にそれぞれ貫通すると共に、水平片1a3及び水平片1b3を建物の外壁5側に離隔または接近させる方向に沿って形成され且つ軒天下地材となる鼻隠し材2に固定するための固定具3を挿通する長穴1a6及び切り欠き溝1b4を有することで、固定具3を支持金物1の長穴1a6に挿通して鼻隠し材2に仮固定しておくことで、該支持金物1を建物の外壁5側に離間又は接近可能に仮固定することが出来、支持金物1を建物の外壁5側から離間した状態で軒天井材4の軒先側の一端部を該支持金物1の水平片1a3と水平片1b3との間に挿入し、該支持金物1を建物の外壁5側に接近させて固定具3を介して鼻隠し材2に仮固定することが出来る。そして、固定具3を鼻隠し材2に締結して支持金物1の水平片1b3を水平片1a3に接近させることで該軒天井材4を挟持して固定することが出来る。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
【0043】
[
実施例
3]
次に
図9及び
図10を用いて
本発明に係る軒天井材の支持金物、軒天井材の取付方法及び及び軒天井材の取付構造の第
3実施形態について説明する。尚、前記第1
、第2実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0044】
本
実施形態では
図9に示すように、
図7に示して前述した第
2実施形態の支持金物1の上部支持片1aの両側端部を水平片1a1に沿って延長すると共に、その先端部に軒天下地材となる鼻隠し材2の裏面2bに当接して支持金物1の仮止めの位置決めを行う仮止め位置決めガイド1a7が起立して設けられている。そして、
図10(a)に示すように、支持金物1の上部支持片1aに設けられた長穴1a6内に固定具3の軸部3bを挿入して軒天下地材となる鼻隠し材2の下面2aに固定具3の軸部3bの一部を仮止めして支持金物1を鼻隠し材2の下面2aに仮止めする際に仮止め位置決めガイド1a7を鼻隠し材2の裏面2bに当接して支持金物1を仮止めする際の位置決めを行うことが出来る。そして、
図10(b)に示すように、支持金物1を外壁5側にスライドして軒天井材4の軒先側の一端部を該支持金物1の水平片1a3と水平片1b3との間に挿入し、固定具3を鼻隠し材2に締結して支持金物1の水平片1b3を水平片1a3に接近させることで該軒天井材4を挟持して固定することが出来る。他の構成は前記第1
、第2実施形
態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
【0045】
[実施例
4〜6]
次に
図11及び
図12を用いて本発明に係る軒天井材の支持金物、及び軒天井材の取付構造の第
4〜第6実施形
態について説明する。尚、前記
各実施形
態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0046】
図11(a)〜(c)に示した
各第
4〜第6実施形
態の支持金物1は、
図3、
図7、
図9にそれぞれ示して前述した第1
〜第3実施形
態の支持金物1において、支持金物1の上部支持片1aの水平片1a1の折曲部1c側の端部から起立した締結位置決めガイド1a8が設けられたものである。そして、
図12(a)に示すように、支持金物1を建物の外壁5側から離間した状態で軒天井材4の軒先側の一端部を該支持金物1の水平片1a3と水平片1b3との間に挿入し、該支持金物1を建物の外壁5側に接近させて固定具3を介して鼻隠し材2に仮固定した後、
図12(b)に示すように、軒天下地材となる鼻隠し材2の表面2cに支持金物1の締結位置決めガイド1a8を当接して支持金物1を締結する際の位置決めを行うことが出来、固定具3を鼻隠し材2に締結して支持金物1の水平片1b3を水平片1a3に接近させることで該軒天井材4を挟持して固定することが出来る。
図12(a)は
図11(c)に示す第
6実施形態の支持金物1の仮止め位置決めガイド1a7を軒天下地材となる鼻隠し材2の裏面2b側に当接して支持金物1の仮止め位置を固定する様子を示す図であり、
図12(b)は
図11(c)に示す第
6実施形態の支持金物1の締結位置決めガイド1a8を軒天下地材となる鼻隠し材2の表面2c側に当接して支持金物1の締結位置を固定する様子を示す図である。他の構成は前記実施形
態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
【0047】
[
実施例
7]
次に
図13〜
図15を用いて
本発明に係る軒天井材の支持金物、軒天井材の取付方法及び及び軒天井材の取付構造の第
7実施形態について説明する。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0048】
本
実施形態では
図15に示すように、
図3に示して前述した第1実施形態の支持金物1の上部支持片1aの水平片1a1を下部支持片1bの下面接触部となる水平片1b3に対応する位置まで張り出し、該水平片1a1から折曲して垂下する垂下片1a2の下端部を軒天井材4の上面と接触する上面接触部としたものである。
【0049】
そして、前述した第1実施形態と同様に、
図13及び
図14に示すように、軒天下地材となる鼻隠し材2の下面2aに固定具3の軸部3bの一部を仮止めし、外壁5に支持部材6を固定し、鼻隠し材2の下面2aに仮止めした固定具3の軸部3bを支持金物1の上部支持片1aに形成した切り欠き溝1a4の開口側から挿入して支持金物1を固定具3を介して鼻隠し材2の下面2aに仮止めし、支持部材6の下部支持片6aと上部支持片6bとの間に外壁5側の軒天井材4の一端部を挿入して支持させ、支持金物1を外壁5側に接近させて鼻先側の軒天井材4の他端部を支持金物1の上部支持片1aの垂下片1a2の下端部からなる上面接触部と、下部支持片1bの水平片1b3からなる下面接触部との間に挿入すると共に、固定具3を鼻隠し材2の下面2aに締結して支持金物1の下面接触部となる水平片1b3を上面接触部となる垂下片1a2の下端部に近接させることで軒天井材4を挟持して固定する。尚、支持金物1を軒天下地材となる鼻隠し材2に仮固定することなく、支持金物1の切り欠き溝1a4,1b4に固定具3の軸部3bを挿通すると同時に上部支持片1aの垂下片1a2の下端部と下部支持片1bの水平片1b3との間に軒天井材4を挿入して固定具3を締結することもできる。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様な効果を得ることが出来る。
【0050】
[
実施例
8]
次に
図16及び
図17を用いて
本発明に係る軒天井材の支持金物、軒天井材の取付方法及び及び軒天井材の取付構造の第
8実施形態について説明する。尚、前記各実施形
態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0051】
本
実施形態では
図15に示して前述した第
7実施形態の支持金物1の上部支持片1aに形成された切り欠き溝1a4の代わりに、
図16に示すように、上部支持片1aの水平片1a1に長穴1a6を形成したものである。そして、予め建物の外壁5に軒天井材4の外壁5側の一端を支持する支持部材6を取り付けておき、
図17(a),(b)に示されたように、固定具3を支持金物1の長穴1a6に挿通して軒天下地材となる鼻隠し材2の下面2aに外壁5側から離間、或いは近接する位置にスライド可能に仮固定しておく。そして、軒天井材4の外壁5側の一端を支持部材6に支持させ、
図17(c)に示されたように、支持金物1を建物の外壁5側にスライドさせて近接させて該軒天井材4の軒先側の他端を該支持金物1の上面接触部となる垂下片1a2の下端部と、下面接触部となる水平片1b3との間に挿入し、固定具3を軒天下地材となる鼻隠し材2に締結して支持金物1の下面接触部となる水平片1b3を上面接触部となる水平片1b3に近接させ、軒天井材4を挟持して取り付ける。他の構成は前記各実施形
態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
【0052】
[
実施例
9]
次に
図18及び
図19を用いて
本発明に係る軒天井材の支持金物、軒天井材の取付方法及び及び軒天井材の取付構造の第
9実施形態について説明する。尚、前記各実施形
態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0053】
本
実施形態では
図16に示して前述した第
8実施形態の支持金物1の上部支持片1aの両側端部を水平片1a1に沿って延長すると共に、その先端部に軒天下地材となる鼻隠し材2の裏面2bに当接して支持金物1の仮止めの位置決めを行う仮止め位置決めガイド1a7が起立して設けられている。そして、
図19(a)に示すように、支持金物1の上部支持片1aに設けられた長穴1a6内に固定具3の軸部3bを挿入して軒天下地材となる鼻隠し材2の下面2aに固定具3の軸部3bの一部を仮止めして支持金物1を鼻隠し材2の下面2aに仮止めする際に仮止め位置決めガイド1a7を鼻隠し材2の裏面2bに当接して支持金物1を仮止めする際の位置決めを行うことが出来る。そして、
図19(b)に示すように、支持金物1を外壁5側にスライドして軒天井材4の軒先側の一端部を該支持金物1の垂下片1a2の下端部と水平片1b3との間に挿入し、固定具3を鼻隠し材2に締結して支持金物1の水平片1b3を垂下片1a2の下端部に接近させることで該軒天井材4を挟持して固定することが出来る。他の構成は前記各実施形
態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
【0054】
[
実施例
10〜1
2]
次に
図20を用いて
本発明に係る軒天井材の支持金物、軒天井材の取付方法及び及び軒天井材の取付構造の第
10〜第1
2実施形態について説明する。尚、前記各実施形
態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0055】
図20(a)〜(c)に示した各第
10〜第1
2実施形態の支持金物1は、
図15、
図16、
図18にそれぞれ示して前述した第
7〜第
9実施形態の支持金物1において、支持金物1の上部支持片1aの水平片1a1の折曲部1c側の端部から起立した締結位置決めガイド1a8が設けられたものである。そして、
図21(a)に示すように、支持金物1を建物の外壁5側から離間した状態で軒天井材4の軒先側の一端部を該支持金物1の垂下片1a2の下端部と水平片1b3との間に挿入し、該支持金物1を建物の外壁5側に接近させて固定具3を介して鼻隠し材2に仮固定した後、
図21(b)に示すように、軒天下地材となる鼻隠し材2の表面2cに支持金物1の締結位置決めガイド1a8を当接して支持金物1を締結する際の位置決めを行うことが出来、固定具3を鼻隠し材2に締結して支持金物1の水平片1b3を垂下片1a2の下端部に接近させることで該軒天井材4を挟持して固定することが出来る。
図21(a)は
図20(c)に示す第1
2実施形態の支持金物1の仮止め位置決めガイド1a7を軒天下地材となる鼻隠し材2の裏面2b側に当接して支持金物1の仮止め位置を固定する様子を示す図であり、
図21(b)は
図20(c)に示す第1
2実施形態の支持金物1の締結位置決めガイド1a8を軒天下地材となる鼻隠し材2の表面2c側に当接して支持金物1の締結位置を固定する様子を示す図である。他の構成は前記各実施形
態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。