特許第5778265号(P5778265)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5778265医療用処理装置の処理ユニット中、特に透析装置の透析機中、に流体を運ぶ為の装置及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5778265
(24)【登録日】2015年7月17日
(45)【発行日】2015年9月16日
(54)【発明の名称】医療用処理装置の処理ユニット中、特に透析装置の透析機中、に流体を運ぶ為の装置及び方法
(51)【国際特許分類】
   A61M 1/16 20060101AFI20150827BHJP
   A61M 1/14 20060101ALI20150827BHJP
【FI】
   A61M1/16
   A61M1/14 510
   A61M1/14 557
【請求項の数】11
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2013-514581(P2013-514581)
(86)(22)【出願日】2011年6月14日
(65)【公表番号】特表2013-532018(P2013-532018A)
(43)【公表日】2013年8月15日
(86)【国際出願番号】EP2011002915
(87)【国際公開番号】WO2011157396
(87)【国際公開日】20111222
【審査請求日】2014年5月16日
(31)【優先権主張番号】102010023635.7
(32)【優先日】2010年6月14日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】501276371
【氏名又は名称】フレセニウス・メディカル・ケア・ドイチュラント・ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘
(74)【代理人】
【識別番号】100088683
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100095441
【弁理士】
【氏名又は名称】白根 俊郎
(74)【代理人】
【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司
(74)【代理人】
【識別番号】100119976
【弁理士】
【氏名又は名称】幸長 保次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100140176
【弁理士】
【氏名又は名称】砂川 克
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100124394
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 立志
(74)【代理人】
【識別番号】100112807
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 貴志
(74)【代理人】
【識別番号】100111073
【弁理士】
【氏名又は名称】堀内 美保子
(74)【代理人】
【識別番号】100134290
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 将訓
(72)【発明者】
【氏名】ブランドル、マティアス
(72)【発明者】
【氏名】バイス、マンフレート
(72)【発明者】
【氏名】ニエル、マンフレート
(72)【発明者】
【氏名】マゲル、ゲルハルト
(72)【発明者】
【氏名】ヘレンバウアー、ミハエル
【審査官】 石田 宏之
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−237305(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0198170(US,A1)
【文献】 特開2003−010316(JP,A)
【文献】 特許第3892921(JP,B2)
【文献】 特許第4395204(JP,B2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 1/16
A61M 1/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの釣り合い室(6)を備えている釣り合いユニット(5)と、
流体源(7)から釣り合い室中へと流体を供給する為に釣り合い室へと通じている第1供給ライン(8)、及び釣り合い室から排出場所(32)中へと流体を排出する為に釣り合い室から導き出されている第1排出ライン(9)と、
釣り合い室から処理ユニット(1)中へと流体を排出する為に釣り合い室から導き出されている第2排出ライン(11)、及び処理ユニットから釣り合い室中へと流体を供給する為に釣り合い室へと通じている第2供給ライン(12)と、
釣り合い室中へと及び/又は釣り合い室の外へと流体を運ぶ為の手段(10,14,15)、及び釣り合い室中への流体の供給及び/又は釣り合い室からの流体排出を阻止する為の手段(19,20,21,22)と、
流体を運ぶ為の手段(10,14,15)及び流体の供給及び/又は排出を阻止する為の手段(19,20,21,22)を制御する為の制御ユニット(18)と、
2排出ライン(11)を第2供給ライン(12)へと連結しており、処理ユニット(1)を含んでいる流体回路(II)が創出されて、それにより釣り合い室(6)を完全に又は部分的に迂回するよう設計されている、迂回路(13)と、
を伴っており、
第2排出ライン(11)が、流れの方向において、第1及び第2区域(11A,11B)を備えていて、第2供給ライン(12)が、流れの方向において、第1及び第2区域(12A,12B)を備えていて、それによって迂回路(13)の一方の連結が第2排出ラインの第1及び第2区域間の連結地点(11C)に連結されているとともに、迂回路(13)の他方の連結が第2供給ラインの第1及び第2区域間の連結地点(12C)に連結されている、
医療用処理装置の処理ユニット中に流体を運ぶ為の装置であって、
流体を運ぶ為の手段が、第2排出ライン(11)の第1区域(11A)中に配置されている第1区域ポンプ(14)及び第2排出ライン(11)の第2区域(11B)中に配置されている第2区域ポンプ(15)を備えている、
ことを特徴とする、
医療用処理装置の処理ユニット中に流体を運ぶ為の装置。
【請求項2】
流体を運ぶ為の手段(10,14,15)及び流体の供給及び/又は排出を阻止する為の手段(19,20,21,22)が、処理ユニット(1)を含んでいる流体回路(II)中の流体の流れが所定の流量に調節されることができるよう設計されている、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
制御ユニット(18)が、
連続した動作サイクルの第1動作サイクルの第1動作工程においては、釣り合い室(6)が第1供給ライン(8)を介して流体源(7)からの流体で満たされ、それにより流体が第1排出ライン(9)介して排出場所(32)へと釣り合い室の外に移動され、それにより流体が処理ユニットを含んでいる流体回路(II)中で釣り合い室を完全に迂回して循環し、そして、
連続した動作サイクルの第2動作工程においては、流体が釣り合い室(6)から第2排出ライン(11)を介して運び去られ、そして流体が釣り合い室へと第2供給ライン(12)を介して供給され、それにより流体が処理ユニットを含んでいる流体回路(II)中で循環する、
よう設計されている、ことを特徴とする請求項2に記載の装置。
【請求項4】
流体を運ぶ為の手段が、第1供給ライン(8)中に配置されている第1供給ラインポンプ(10)を備えている、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の装置。
【請求項5】
流体の供給及び/又は排出を阻止する為の手段が
第1供給ライン(8)中に配置された第1遮断要素(19)と、
第1排出ライン(9)中に配置された第2遮断要素(20)と、
第2排出ライン(11)中に配置された第3遮断要素(21)と、
第2供給ライン(12)中に配置された第4遮断要素(22)と、
を備えている、
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の装置。
【請求項6】
流体を運ぶ為の手段及び流体の供給及び/又は排出を阻止する為の手段が、迂回路(13)中に配置されている第5遮断要素(23)を備えている、ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の装置。
【請求項7】
流体を運ぶ為の手段が、第1供給ライン(8)中に配置されている第1供給ラインポンプ(10)を備えていて、
連続した動作サイクルの第1動作サイクルの第1動作工程において、第1及び第2遮断要素(19,20)が開かれるとともに第3及び第4遮断要素(21,22)が閉じられ、第2区域ポンプ(15)及び第1供給ラインポンプ(10)が動作されており、そして、
連続した動作サイクルの第2動作工程において、第1及び第2遮断要素(19,20)が閉じられるとともに第3及び第4遮断要素(21,22)が開かれ、第1区域ポンプ(14)及び第2区域ポンプ(15)が動作されている、
うに制御ユニット(18)が設計されている、
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の装置。
【請求項8】
第2動作工程においては、第1区域ポンプ(14)及び第2区域ポンプ(15)が異なった送出モードで動作されるように制御ユニット(18)が設計されている、ことを特徴とする請求項7に記載の装置。
【請求項9】
第2動作工程においては、第2区域ポンプ(15)が第1区域ポンプ(14)の送出量よりも大きな送出量で動作されるように制御ユニット(18)が設計されている、ことを特徴とする請求項7又は8に記載の装置。
【請求項10】
請求項1乃至9の何れか1項に記載の装置を伴った体外血液処理の為の装置
【請求項11】
血液処理装置が透析装置であり、血液処理ユニットが透析機(1)である、ことを特徴とする請求項10に記載の体外血液処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、医療用処理装置の処理ユニット中、特に透析装置の透析機中、に流体を運ぶ為の装置及び方法に関係している。さらには、この発明は、血液処理装置、特に透析装置、の処理ユニット、特に処理機、中へと流体を運ぶ為の装置を備えている、体外血液処理装置、特に透析装置、に関係している。
【背景技術】
【0002】
流体が供給される処理ユニットを備えている種々の種類の処理装置が知られている。知られている処理装置は、例えば、血液処理装置を含む。血液処理の間には、患者の血液は血液処理ユニットを介して体外血液回路中を流れる。血液透析(haemodialysis),血液濾過(haemofiltration),そして血液完全濾過(haemodiafiltration)の為の装置の場合、血液処理ユニットは、半浸透過膜により血液室と透析流体室とに分離されている透析機又はフィルターである。透析処理の間には、血液が血液室を介して体外血液回路中を流れ、その間に透析流体は透析機の透析流体室を介して透析流体回路中を流れる。
【0003】
大きな交換量の為には、全処理時間の間に患者から取り除かれる流体と患者へと供給された流体との正確な釣り合いの為の、血液処理の為の知られている方法及び装置の必要がある。重量(gravimetric)及び容積(volumetric)釣り合い装置が従来技術に所属する。
【0004】
容積釣り合いによる血液完全濾過(haemodiafiltration)装置は、例えばドイツ国公開2634238号公報(DE2634238A1)から知られている。この知られている血液完全濾過(haemodiafiltration)装置の釣り合い装置は、移動可能隔壁により2つの室へと分割されている容積固定中空体を備える。個々の室は、新しい及び使用された透析流体の為の供給ライン及び排出ラインが配置される入口及び出口と、個々のライン中に組み込まれている遮断要素と、を備えている。さらには、新たな及び使用された透析流体を運ぶ為のポンプと、2つの室の相互充填を許容する制御ユニットの提供が行なわれている。
【0005】
透析機の透析流体室を通過する透析流体の連続した流れを確実にすることができるように、2つの釣り合い室が実際には平行に連結されていて、これら釣り合い室は透析機に新たな透析流体を交互に供給する。2つの釣り合い室を伴っている釣り合いユニットが、例えばドイツ国2838414公報(DE2838414)から知られている。
【0006】
透析処理の間、透析流体は典型的には500ml/minまでの量で流れ、しかしながら所定の処理状況により最大で1000ml/minまでの量であることができる。4時間の透析期間の場合には、これは、典型的には120L間までの量の透析流体要求を意味し、所定の処理状況次第では200Lを越えることもまた出来る。
【0007】
透析機中の大きな流体の要求の為には、溶液のかなり大きな量の貯蔵を避ける為に、機械中で濃縮物及び純水(RO water)からの透析物の準備が設定されている。純水は医院中で集中的に入手可能であり、ライン(line)を介して複数の透析場所中の複数の透析機械へと分配される。
【0008】
患者の為の集中治療支援を必要としている、例えば事故後に生じることができる、急性腎臓不全の処理においては、純粋連結が一般的には存在していない。その時、透析流体は、容器、例えばキャニスター(canister)又はバッグ(bag)、により機械へと入手させることができる。
【0009】
取扱いコストを低く保つ為に、透析流体の為の要求を減少させる試みが、特に急性腎臓不全のための集中治療支援の場合に、行われた。これは、時間の或る長さの間に透析機を介して透析流体が再循環されるという事実により達成された。透析物の要求は従って、100ml/min以下にある値まで減少されることができる。
【0010】
再循環回路を伴った血液処理装置は、例えば米国5685988(US 5685988)から、知られている。透析流体の再循環は、しかしながら、血液処理パラメータの決定の為にのみ使用されなければならない。
【0011】
この発明の基礎になっている問題は、医療用処理装置の処理ユニット中へと、特に透析装置の透析機中へと、流体を運ぶ為の装置を提供することであり、この装置により透析流体の為の要求が減少されることができる。この発明のさらなる問題は、医療用処理装置の血液処理ユニット中へと流体を運ぶ為の方法を提供することであり、この方法は透析流体為の要求における減少を許容する。この発明の問題はまた、流体を運ぶ為のこのような装置を伴った体外血液処理装置を提供することである。
【発明の概要】
【0012】
この発明に従えば、これらの問題に対する解決は、複数の独立請求項の特徴により行われる。この発明の好適な実施形態は、従属請求項の主題である。
【0013】
この発明に従った装置及びこの発明に従った方法は、処理ユニットに供給される流体が処理ユニットを含んでいる流体回路中を循環するという事実に基づいている。処理ユニットへと供給されるか又は処理ユニットから運び去られる新たな及び使用された流体を釣り合わせる為に、原則的には1つ又は2つの釣り合い室を備えることができる釣り合いユニットの使用が行われる。
【0014】
この発明に従った装置及びこの発明に従った方法は、釣り合いユニットの釣り合い室又は釣り合いユニットの2つの釣り合い室が、処理ユニットを含んでいる流体回路中に組み込まれることができることにおいて特徴付けられている。従って、新たな流体を連続して流体回路へと供給すること及び使用された流体を連続して流体回路から排出することが可能である。新たな及び使用された流体の供給及び排出は、流体回路中で処理ユニットを介し流体が循環する流量から異なった流量で行うことができる。結果として、流量の比率に従い、「新たな流体」と「使用された流体」との間で濃度で位置する「流体」が流体回路中に設定されることになる。新たな又は使用された流体の供給及び排出とは無関係に、流体(限外濾過物(ultrafiltrate))もまた、血液処理ユニットを含んでいる流体回路、特に透析機、から取り除かれることができる。
【0015】
この発明の好適な実施形態においては、流体回路中で処理ユニットを介して流体が循環する流量は、流体回路へと供給される及び流体回路から排出される流量よりも大きい。
【0016】
この発明に従った装置は、釣り合い室から処理ユニットへと通じている排出ラインを処理ユニットから釣り合い室へと通じている供給ラインに連結している迂回路(bypass)を備えている。迂回路は、処理ユニットを含んでいる流体回路中への新たな流体の連続した供給を許容するばかりでなく、釣り合いユニットの釣り合い室が新たな流体で満たされていて、使用された流体がそれにより移動された時に血液処理ユニットを通る流体の流れの維持もまた許容する。2つの交互に動作している釣り合い室を伴う釣り合い室が使用されたならば、この利点は疑いもなく集中されない。従ってこの発明の特に好適な実施形態は、ただ1つの釣り合い室を伴った釣り合いユニットを提供する。この特に好適な実施形態においては、迂回路は、複数の釣り合い室の切り換えの間に血液処理ユニットを通した流体の流れが阻止されないことを確実にしている。従って、釣り合いユニットの単純化された設計という結果になる。
【0017】
釣り合い室中へと又は釣り合い室の外へと流体を運ぶ為の手段、及び釣り合い室中への流体の供給又は釣り合い室の外への流体の排出を阻止する為の手段は、異なって設計されることができる。その中にホースライン(hose line)が挿入されることができ知られている噛み合いポンプ(occluding pump)が、流体を運ぶ為に好ましくは使用される。流体の供給又は排出の阻止の為に、ライン中に配置されていて知られている電磁的に又は空気圧で動作される遮断要素の使用が好適に行われる。制御ユニットが、流体を運ぶ為の手段及び流体の供給又は排出を阻止する為の手段を制御する。噛み合いポンプ(occluding pump)は停止状態でホースライン(hose line)の挟み込みを開放するので、噛み合いポンプ(occluding pump)もまた遮断要素に代わることができる。
【0018】
特に好適な実施形態においては、流体を運ぶ為の手段が、流体源から釣り合い室へと通じている供給ライン中に配置された第1ポンプを備える。さらには、運び手段が、釣り合い室から血液処理ユニットへと通じている排出ライン中に配置されている2つのさらなるポンプを備えている。これら2つのポンプの一方は迂回路の一方の連結が排出ラインに連結されている地点へと通じている排出ラインの区域中に配置されていて、他方のポンプは迂回路の連結地点から遠ざかるよう導きかれている排出ラインの区域中に配置されている。排出ライン中のこれら2つのポンプの流量は、流体回路へと供給される新たな流体の及び流体回路から運び出される使用された流体の流量を決定する。
【0019】
特に好適な実施形態においては、流体の供給及び/又は排出を阻止する為の手段が、流体源から釣り合い室へと通じている第1供給ライン中に配置されている第1遮断要素,釣り合い室から遠ざかるよう導かれているとともに排出場所へと通じている第2排出ライン中に配置されている第2遮断要素,釣り合い室から遠ざかるよう導かれているとともに血液処理ユニットへと通じている第2排出ライン中に配置されている第3遮断要素,そして処理ユニットから釣り合い室へと通じている第2供給ライン中に配置されている第4遮断要素を備えている。全ての遮断要素は、制御ユニットにより制御されている。
【0020】
特に好適な実施形態においては、連続した動作サイクルの第1動作サイクルの第1動作工程においては、第1及び第3ポンプが動作され、第1及び第2遮断要素が開かれるとともに第3及び第4遮断要素が閉じられるよう制御ユニットが設計されている。第1動作工程においては、釣り合い室が新たな流体で満たされ、使用された流体がそれにより移動される。釣り合い室の充填処理の間、処理ユニットを介した流体の流れは阻止されない。第1動作工程は第2動作工程により引き継がれ、そこでは第1及び第2遮断要素が閉じられるとともに第3及び第4遮断要素が開かれ、第2及び第3ポンプが動作される。第2動作工程においては、流体が、血液処理ユニットを含んでいる流体回路中を循環する。新たな流体がまた、そうでなければならないことはないが、流体回路へと供給されるか又は流体回路から運び去られることができる。
【0021】
さらなる好適な実施形態が、迂回路中への更なる遮断要素の統合を提供する。この遮断要素は、処理が行われる以前のシステムのより良い充填及び通気(venting)の為に機能する。他方、流体回路中の循環はまた迂回路中の遮断要素により阻止されることができる。
【0022】
この発明の実施形態の複数の例が図面を参照することにより以下に詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1図1は、透析装置の透析機に透析流体を供給する為の装置を伴っている血液透析装置を非常に簡易に概略的に示しており、ここにおいては動作サイクルの第1動作工程が示されている。
図2図2は、図2の血液透析装置を示しており、ここにおいては動作サイクルの第2動作工程が示されている。
図3図3は、透析機に透析流体を供給する為の装置を伴っている血液透析装置の実施形態の第2例を非常に簡易に概略的に示している。
図4図4は、図3の血液透析装置の別の実施形態を示している。
図5図5は、透析装置の実施形態のさらなる例を非常に簡易に概略的に示している。
図6図6は、図5の透析装置の別の実施形態を示している。
【発明を実施するための形態】
【0024】
この発明は、血液処理ユニットとして透析機を備えている血液処理装置の一例を使用して以下に記載される。図1は、血液透析装置の主要構成部分を非常に簡素化して概略的に示している。透析流体を透析機に供給する為の装置は透析装置の構成部位である。
【0025】
透析装置は、半透過膜(示されていない)により血液室(示されていない)と透析流体室とに分割されている透析機1を備える。その中に血液ポンプ3が組み込まれている血液供給ラインが、患者から透析機1の血液室の入口1Aへと通じているとともに患者へと通じている血液排出ライン4が透析機1の血液室の出口1Bから遠ざかって導かれている。血液処理の間、患者の血液は透析機1の血液室を通って体外血液回路I中を流れる。
【0026】
透析機1には、透析機1の透析流体室を通過して流れる透析流体が供給される。透析機1中へと透析流体を運ぶ為の装置が以下に記載される。
【0027】
使用された透析流体に対する新たな透析流体の釣り合いの為に、実施形態のこの例においては、ただ1つの釣り合い室6を備える釣り合いユニット5の使用が行われている。釣り合い室6は、下側に第1入口6Aを上側に第1出口6Bを備えるとともに、下側に第2入口6Cを上側に第2出口6Dを備える。
【0028】
透析流体は、キャニスター(canister)又はバッグ(bag)であることができる透析流体源7中で入手可能である。透析流体源7から遠ざかるよう導かれているのは、釣り合い室6の第1入口6Aへと通じている第1供給ライン8である。釣り合い室6の第1出口6Bから遠ざかるよう導かれているのは、排出場所32へと通じている第1排出ライン9である。第1供給ライン8中に組み込まれているのは、透析流体源7から釣り合い室6中へと新たな透析流体を運ぶ血液ポンプ10、特に噛み合いポンプ(occluding pump)、である。
【0029】
釣り合い室6の第2出口6Dから遠ざかるよう導かれているのは、透析機1の透析流体室の入口1Cへと通じている第2排出ライン11である。透析機1の透析流体室の出口1Dから遠ざかるよう導かれているのは、釣り合い室6の第2入口6Cへと通じている第2供給ライン12である。
【0030】
供給ライン及び排出ライン8,9,11,12は、ホースライン(hose line)である。第2排出ライン11は、流れの方向において、第1区域11A及び第2区域11Bを備えていて、第2供給ライン12は、流れの方向において、第1区域12A及び第2区域12Bを備えている。
【0031】
第2排出ライン11及び第2供給ライン12は、迂回路13を介して連結されている。迂回路13は、一端が第2排出ライン11の第1区域11Aと第2区域11Bとの間の連結地点11Cに連結されていて、他端が第2供給ライン12の第1区域12Aと第2区域12Bとの間の連結地点12Cに連結されている、ラインである。透析機1の透析流体室を含む流体回路IIが、迂回路13により創出されている。流体回路IIは、迂回ライン13,第2排出ライン11の第2区域11B,透析機1の透析流体室,そして第2供給ライン12の第1区域12Aを備える。
【0032】
第2ポンプ14が第2排出ライン11の第1区域11A中に組み込まれているとともに、第3ポンプ15が第2排出ライン11の第2区域11B中に組み込まれている。第2供給ライン12の第1区域12Aから遠ざかるよう導かれているのは限外濾過物ライン(ultrafiltrate line)16であり、その中には第4ポンプ17が組み込まれていて、それにより流体(限外濾過物(ultrafiltrate))が流体回路IIから引き出されることができる。4つのポンプ10,14,15,17が制御ライン10´,14´,15´,17´を介して制御ユニット18へと連結されている。この例においては、制御ユニット18は、透析装置の中央制御ユニットの構成部位である。透析装置の中央制御ユニット18はまた、制御ライン3´を介して血液ポンプ3へと連結されている。
【0033】
第1遮断要素19が第1ポンプ10と釣り合い室6との間で第1供給ライン8中に組み込まれていて、第2遮断要素20が第1排出ライン9中に組み込まれている。第3遮断要素21が釣り合い室6と第2ポンプ14との間で第2排出ライン11中に組み込まれていて、第3遮断要素22が連結地点12Cと釣り合い室6との間で第2供給ライン12中に組み込まれている。遮断要素19,20,21,22は電磁的に動作されるホースクランプ(hose clamp)であり、これらは制御ライン19´,20´,21´,22´を介して中央制御ユニット18へと連結されている。
【0034】
中央制御ユニット18は以下の如くしてポンプ10,14,15を制御する。透析装置は、夫々が2つの動作工程を備えている連続したサイクルで動作される。図2は動作サイクルの第1動作工程及び第2動作工程を示している。
【0035】
第1動作工程は釣り合い室6の充填を備えており、その間に透析流体は透析機1を通して流れている。中央制御ユニット18は、第1及び第2遮断要素19,20を開き、そして第3及び第4遮断要素21,22を閉じる。制御ユニット18は、それによって、第1ポンプ10及び第3ポンプ15を動作させる。第2ポンプ14は停止している。第2噛み合いポンプ(occluding pump)14が停止しているので、第3遮断要素21はまた開かれることができる。
【0036】
第1ポンプ10は透析流体源7の外の新たな透析流体を、前回の動作サイクルの第2動作工程中に使用された透析流体で満たされている釣り合い室6中へと運ぶ。釣り合い室6が新たな透析流体で満たされている間に、使用された透析流体は第1排出ライン9を介して排出場所32中へと移動される。第1ポンプ10は、釣り合い室6中において使用された透析流体が新たな透析流体により完全に置き換えられる時まで動作する。新たな透析流体による釣り合い室6の充填の間、透析機1を通る流体の流れは阻止されない。第3ポンプ15は、第2排出ライン11の第2区域11B,透析機1,第2供給ライン12の第1区域12A,そして迂回ライン13を含む流体回路II中で透析流体を運ぶ。釣り合い室6は、可能な限り早く新たな透析流体で満たされなければならず、その結果として透析流体は流体回路中をほんの短い期間で循環する(図1A)。
【0037】
第1動作工程(図1)は第2動作工程(図2)により引き継がれる。中央制御ユニット18は、第2動作工程において、第1及び第2遮断要素19,20を閉じるとともに第3及び第4遮断要素21,22を開く。さらに、制御ユニット18は第1ポンプ10を停止させるとともに第2ポンプ14を動作させる。結果として、第2及び第3ポンプ14,15が動作する。制御ユニット18は、第3ポンプ15の為の送出量よりも小さな送出量を第2ポンプ14の為に選択する。結果として、透析流体は流体回路II中を、第3ポンプ15の流量と第2ポンプ14の流量との間の差に対応している流量で流れる。この流量QDfastは比較的高く出来る。
【0038】
透析流体が透析機1を通って流体回路II中を循環している間には、新たな透析流体が流体回路IIへと絶えず供給されていて、使用された透析流体が流体回路12から絶えず取り除かれている。新たな透析流体が、釣り合い室6の第2出口6Dへと連結されている第2排出ライン11の第1区域11Aを介し、第2ポンプ14により予め選択されている送出量で流体回路IIへと供給される。使用された透析流体は、釣り合い室6の第2入口6Cへと連結されている第2供給ライン12の第2区域12Bを介して流体回路IIから引き出される。透析装置はまた、流体(限外濾過物(ultrafiltrate))が流体回路IIから引き出されることを許容する。制御ユニット18は、限外濾過(ultrafiltration)の目的の為に限外濾過ポンプ(ultrafiltration pump)17を始動させる。
【0039】
第2及び第3ポンプ14,15の流量次第で、新たな透析流体は流体回路II中を比較的短い又は比較的長い時間に供給されることができ、そして新たな透析流体と使用された透析流体との間の所望の割合が調節されることができる。
【0040】
この動作サイクルの第2動作工程(図2)は、連続サイクルの第1動作工程(図1)により再び引き継がれる。
【0041】
図3は透析装置の実施形態の第2例を示しており、それは、中央制御ユニット18によりまた制御される第5遮断要素23が迂回路ライン13中に組み込まれていることのみが図1及び2を参照することにより記載されていた実施形態から異なっている。互いに対尾している部位には、従って、同じ参照番号が設けられている。迂回ライン13中の遮断要素23は、透析装置の動作の間に原則として開かれている。遮断要素23はしかしながら、流体回路II中の透析流体の循環を阻止する為に閉じられることができる。
【0042】
迂回ライン13中の遮断要素23は流体システムの充填及び通気(venting)の為に閉じられ、その結果として迂回ラインを通した流体の流れが阻止される。さらには、第2遮断要素20が閉じられ、その結果として流体は排出場所32中へと通過できない。ポンプ10が動作している間には、流体は第1供給ライン8を介して釣り合い室6へと供給される。ポンプ14及び15が動作している時には、流体は第2排出ライン11,透析機1,そして第2供給ライン12を通って流れることができる。通気(venting)の為に、通気弁(venting valve)33が、図3中に外観のみが示されている釣り合い室6の上側に設けられている。
【0043】
図4は、図3の透析装置の代わりの実施形態を示している。図4の実施形態の例は、第2排出ライン11及び第2供給ライン12の経路(routing)及び迂回ライン13の長さによりのみ第3の実施形態から異なっている。互いに対応している部位はまた、同じ参照番号で提供されている。流体システムが満たされた時にその中に空気が蓄積できる無駄な容積を減少させる為に、第2排出ライン及び供給ライン11,12が遮断要素23の連結に直接導かれており、その結果として迂回路13の容積が最小に減少されることができる。
【0044】
透析流体を透析機に供給する為のこの発明に従っている装置は、2つの釣り合い室を伴っている釣り合いユニットを無くすことができるという利点を有する。ただ1つの釣り合い室を備えている釣り合いユニットでさえ、使用された透析流体に対する新たな透析流体の釣り合いの間における透析機を通した透析流体の連続した流れを維持することができる。
【0045】
完全さの為に、図5は、平行に連結されているとともに交互に動作する2つの釣り合い室6A,6Bを伴っている釣り合い装置を示している。図5の実施形態の例は、その中に遮断要素28,29,30,31が夫々組み込まれている夫々の供給ライン及び排出ライン24,25,26,27を伴っている第2釣り合い室6Bが第1釣り合い室6Aに対し平行に連結されていることが、図1及び図2の実施形態から異なっている。2つの釣り合い室6A,6Bを伴っている釣り合いユニット6は、例えばドイツ国2838314(DE 2838414)中に記載されている如き、知られている方法で動作されている。
【0046】
図6は、釣り合い室6が柔軟な隔壁6Gにより第1半室6E及び第2半室6Fへと分割されていることのみにより、図4の実施形態から異なっている。この実施形態では、第1入口6A及び第2出口6Dが第1半室6Eに連結されており、第2入口6C及び第1出口6Bが第2半室6Fに連結されている。この実施形態においては、釣り合い室6の2つの半室6E及び6Fが新たな及び使用された透析流体で交互に満たされる。互いに対応している部位はまた同じ参照番号で提供されている。この実施形態では、また、流体回路IIが、新たな透析流体での釣り合い室6の充填の間における透析機1を通る透析流体の流れの維持を許容する。一方の半室6E又は6Fが新たな透析流体で満たされている時、使用された透析流体は他方の半室6E又は6Fから取り除かれる。
なお、この明細書の記載には以下の発明が含まれている。
[1].
少なくとも1つの釣り合い室(6)を備えている釣り合いユニット(5)と、
流体源(7)から釣り合い室中へと流体を供給する為に釣り合い室へと通じている第1供給ライン(8)、及び釣り合い室から排出場所(32)中へと流体を排出する為に釣り合い室から導き出されている第1排出ライン(9)と、
釣り合い室から処理ユニット(1)中へと流体を排出する為に釣り合い室から導き出されている第2排出ライン(11)、及び処理ユニットから釣り合い室中へと流体を供給する為に釣り合い室へと通じている第2供給ライン(12)と、
釣り合い室中へと及び/又は釣り合い室の外へと流体を運ぶ為の手段(10,14,15)、及び釣り合い室中への流体の供給及び/又は釣り合い室からの流体排出を阻止する為の手段(19,20,21,22)と、
流体を運ぶ為の手段(10,14,15)及び流体の供給及び/又は排出を阻止する為の手段(19,20,21,22)を制御する為の制御ユニット(18)と、
を伴っていて、
第2排出ライン(11)を第2供給ライン(12)へと連結しており、処理ユニット(1)を含んでいる流体回路(II)が創出されて、それにより釣り合い室(6)を完全に又は部分的に迂回するよう設計されている、迂回路(13)により特徴付けられている、
医療用処理装置の処理ユニット中に流体を運ぶ為の装置。
[2].
流体を運ぶ為の手段(10,14,15)及び流体の供給及び/又は排出を阻止する為の手段(19,20,21,22)が、処理ユニット(1)を含んでいる流体回路(II)中の流体の流れが所定の流量に調節されることができるよう設計されている、ことを特徴とする上記[1].に記載の装置。
[3].
制御ユニット(18)が、
連続した動作サイクルの第1動作サイクルの第1動作工程においては、釣り合い室(6)が第1供給ライン(8)を介して流体源(7)からの流体で満たされ、それにより流体が第1排出ライン(9)介して排出場所(32)へと釣り合い室の外に移動され、それにより流体が処理ユニットを含んでいる流体回路(II)中で釣り合い室を完全に迂回して循環し、そして、
連続した動作サイクルの第2動作工程においては、流体が釣り合い室(6)から第2排出ライン(11)を介して運び去られ、そして流体が釣り合い室へと第2供給ライン(12)を介して供給され、それにより流体が処理ユニットを含んでいる流体回路(II)中で循環する、
よう設計されている、ことを特徴とする上記[2].に記載の装置。
[4].
第2排出ライン(11)が、流れの方向において、第1及び第2区域(11A,11B)を備えていて、第2供給ライン(12)が、流れの方向において、第1及び第2区域(12A,12B)を備えていて、それによって迂回路(13)の一方の連結が第2排出ラインの第1及び第2区域間の連結地点(11C)に連結されているとともに、迂回路(13)の他方の連結が第2供給ラインの第1及び第2区域間の連結地点(12C)に連結されている、ことを特徴とする上記[1].乃至[3].の何れか1つに記載の装置。
[5].
流体を運ぶ為の手段が、第1供給ライン(8)中に配置されていて第1ポンプ(10)を備えている、ことを特徴とする上記[1].乃至[4].の何れか1つに記載の装置。
[6].
流体を運ぶ為の手段が、第2排出ライン(11)の第1区域(11A)中に配置されている第2ポンプ(14)及び第2排出ライン(11)の第2区域(11B)中に配置されている第3ポンプ(15)を備えている、ことを特徴とする上記[1].乃至[5].の何れか1つに記載の装置。
[7].
流体の供給及び/又は排出を阻止する為の手段が:
第1供給ライン(8)中に配置された第1遮断要素(19)と、
第1排出ライン(9)中に配置された第2遮断要素(20)と、
第2排出ライン(11)中に配置された第3遮断要素(21)と、
第2供給ライン(12)中に配置された第4遮断要素(22)と、
を備えている、ことを特徴とする上記[1].乃至[6].の何れか1つに記載の装置
[8].
流体を運ぶ為の手段及び流体の供給及び/又は排出を阻止する為の手段が、迂回路(13)中に配置されている第5遮断要素(23)を備えている、ことを特徴とする上記[1].乃至[7].の何れか1つに記載の装置。
[9].
連続した動作サイクルの第1動作サイクルの第1動作工程において、第1及び第2遮断要素(19,20)が開かれるとともに第3及び第4遮断要素(21,22)が閉じられ、第1及び第3ポンプ(10,14)が動作されており、そして、
連続した動作サイクルの第2動作工程において、第1及び第2遮断要素(19,20)が閉じられるとともに第3及び第4遮断要素(21,22)が開かれ、第2及び第3ポンプ(14,15)が動作されている、
ように制御ユニット(18)が設計されている、ことを特徴とする上記[5].乃至[8].の何れか1つに記載の装置。
[10].
第2動作工程においては、第2及び第3ポンプ(14,15)が異なった送出モードで動作されるように制御ユニット(18)が設計されている、ことを特徴とする上記[9].に記載の装置。
[11].
第2動作工程においては、第3ポンプ(15)が第2ポンプ(14)の送出量よりも大きな送出量で動作されるように制御ユニット(18)が設計されている、ことを特徴とする上記[9].又は[10].に記載の装置。
[12].
上記[1].乃至[11].の何れか1つに記載されている装置を伴った体外血液処理の為の装置。
[13].
血液処理装置が透析装置であり、血液処理ユニットが透析機(1)である、ことを特徴とする上記[12]に記載の体外血液処理装置。
[14].
連続した動作サイクルの第1動作サイクルの第1動作工程においては、釣り合い室(6)が流体で満たされ、それにより流体が釣り合い室の外へ移動し、その間に処理ユニット(1)を含んでいる流体回路(II)中で流体が釣り合い室を完全に迂回して循環し、
連続した動作サイクルの第2動作工程においては、流体が釣り合い室(6)から処理ユニット(1)を含んでいる流体回路(II)へと供給されるとともに流体が流体回路から釣り合い室中へと運び去られ、その間に流体が流体回路中を循環している、
ことを特徴とする、医療用処理装置の処理ユニット、特に透析装置の透析機、中へと流体を運ぶ為の方法。
[15].
第2動作工程においては、流体が釣り合い室(6)から処理ユニット(1)の上流で流体回路(II)へと供給され、そして、第2動作工程においては、流体が処理ユニット(1)の下流で流体回路(II)から釣り合い室(6)へと供給される、ことを特徴とする上記[14]に記載の方法。
[16].
処理ユニット(1)を含んでいる流体回路(II)中を流体が循環する送出量が、流体が釣り合い室(6)から流体回路へと供給されるとともに流体が流体回路から釣り合い室中へと運びさられる送出量よりも大きい、ことを特徴とする上記[14].又は[15].に記載の方法。
図1
図2
図3
図4
図5
図6