【課題を解決するための手段】
【0018】
上記の課題を解決するため、本発明は、
第1のデータ通信装置に接続される第1の端子と、
第2のデータ通信装置に接続される第2の端子と、
前記第1のデータ通信装置から前記第1の端子に入力されたデータに従い発光を行う発光手段と、
前記発光手段により発光された光を検知して検知した光に応じたデータを前記第2の端子に出力する光検知手段と
を備える
第1のデータ通信装置から第2のデータ通信装置に向かう単方向のデータ送信の通信経路を形成する通信媒体
を第1の実施態様として提案する。
【0019】
また、本発明は、上記の第1の実施態様にかかる通信媒体の望ましい一態様として、
前記発光手段は同時に発光可能な複数の発光素子を有し、
前記光検知手段は複数の光検知素子を有することで同時に複数の互いに分離された光を検知する
という構成を第2の実施態様として提案する。
【0020】
また、本発明は、上記の第1または第2の実施態様にかかる通信媒体の望ましい一態様として、
前記発光手段は異なる周波数の光を発光し、
前記光検知手段は検知した光の周波数を識別し、識別した周波数に応じたデータを生成する
という構成を第3の実施態様として提案する。
【0021】
また、本発明は、上記の第1乃至第3のいずれかの実施態様にかかる通信媒体の望ましい一態様として、
前記発光手段と前記光検知手段とを収容する筐体を備え、
前記発光手段と前記光検知手段は、前記発光手段により発光された光を前記光検知手段が検知可能な位置関係で前記筐体内に配置されている
という構成を第4の実施態様として提案する。
【0022】
また、本発明は、
第1のデータ通信装置に接続される第1の端子と、
第2のデータ通信装置に接続される第2の端子と、
前記第1のデータ通信装置から前記第1の端子に入力されたデータに従い発音を行う発音手段と、
前記発音手段により発音された音を検知して検知した音に応じたデータを前記第2の端子に出力する音検知手段と
を備える
第1のデータ通信装置から第2のデータ通信装置に向かう単方向のデータ送信の通信経路を形成する通信媒体
を第5の実施態様として提案する。
【0023】
また、本発明は、上記の第5の実施態様にかかる通信媒体の望ましい一態様として、
前記発音手段は人間にとって不可聴な周波数帯域の音を発音する
という構成を第6の実施態様として提案する。
【0024】
また、本発明は、上記の第5または第6の実施態様にかかる通信媒体の望ましい一態様として、
前記発音手段は複数の互いに区別される周波数帯域内の音が混合された音を発音する
という構成を第7の実施態様として提案する。
【0025】
また、本発明は、上記の第5乃至第7のいずれかの実施態様にかかる通信媒体の望ましい一態様として、
前記発音手段と前記音検知手段とを収容する筐体を備える
という構成を第8の実施態様として提案する。
【0026】
また、本発明は、
双方向のデータ入出力端子を有する第1のデータ通信装置に接続される第1の端子と、双方向のデータ入出力端子を有する第2のデータ通信装置に接続される第2の端子とを備え、
前記第1の端子から前記第2の端子に向かう方向にデータを伝達する物理的手段を有し、前記第2の端子から前記第1の端子に向かう方向にデータを伝達する物理的手段を有さない
第1のデータ通信装置から第2のデータ通信装置に向かう単方向のデータ送信の通信経路を形成する通信媒体
を第9の実施態様として提案する。
【0027】
また、本発明は、上記の第9の実施態様にかかる通信媒体の望ましい一態様として、
第1のデータ通信装置の前記データ入出力端子の出力用端子と前記第2のデータ通信装置の前記データ入出力端子の入力用端子とを互いに接続する物理媒体を有し、前記第2のデータ通信装置の前記データ入出力端子の出力用端子と前記第1のデータ通信装置の前記データ入出力端子の入力用端子とを互いに接続する物理媒体を有さないケーブルである
という構成を第10の実施態様として提案する。
【0028】
また、本発明は、
外部のデータ通信装置との間でネットワークを介した双方向のデータ通信を行うデータ送受信手段を有するデータ通信装置である第1のデータ通信装置と、
秘匿すべきデータを記憶する記憶手段を有するデータ記憶装置と
を備え、
前記第1のデータ通信装置は単方向のデータ出力端子もしくは双方向のデータ入出力端子を有し、
前記データ記憶装置は単方向のデータ入力端子もしくは双方向のデータ入出力端子を有し、
前記第1のデータ通信装置が単方向のデータ出力端子を有しかつ前記データ記憶装置が単方向のデータ入力端子を有する場合、前記第1のデータ通信装置が有する当該データ出力端子と前記データ記憶装置が有する当該データ入力端子とを互いに接続し前記第1のデータ通信装置から前記データ記憶装置に向かう単方向のデータ送信の通信経路を形成する通信媒体を備え、
前記第1のデータ通信装置が単方向のデータ出力端子を有しかつ前記データ記憶装置が双方向のデータ入出力端子を有する場合、もしくは前記第1のデータ通信装置が双方向のデータ入出力端子を有しかつ前記データ記憶装置が単方向のデータ入力端子を有する場合、前記第1のデータ通信装置と前記データ記憶装置とを互いに接続し前記第1のデータ通信装置から前記データ記憶装置に向かう単方向のデータ送信の通信経路を形成する請求項1乃至8のいずれかに記載の通信媒体を備え、
前記第1のデータ通信装置および前記データ記憶装置が各々、双方向のデータ入出力端子を有する場合、前記第1のデータ通信装置と前記データ記憶装置とを互いに接続し前記第1のデータ通信装置から前記データ記憶装置に向かう単方向のデータ送信の通信経路を形成する請求項1乃至10のいずれかに記載の通信媒体を備える
データ通信システム
を第11の実施態様として提案する。
【0029】
また、本発明は、上記の第11の実施態様にかかるデータ通信システムの望ましい一態様として、
前記データ記憶装置は、移動体通信網を介して移動体通信端末装置に対しデータ送信を行う移動体データ通信手段を内蔵もしくは着脱可能に備え、
前記データ記憶装置の前記記憶手段は、一の移動体通信端末装置を前記移動体通信網において一意に識別する端末識別データを記憶し、
前記データ記憶装置の前記移動体データ通信手段は、前記記憶手段に記憶している前記端末識別データに従い前記一の移動体通信端末装置に対しデータ送信を行う
という構成を第12の実施態様として提案する。
【0030】
また、本発明は、上記の第11または第12の実施態様にかかるデータ通信システムの望ましい一態様として、
外部のデータ通信装置との間でネットワークを介した双方向のデータ通信を行うデータ送受信手段を有する前記第1のデータ通信装置と同じもしくは異なるデータ通信装置である第2のデータ通信装置
を備え、
前記データ記憶装置は単方向のデータ出力端子もしくは双方向のデータ入出力端子を有し、
前記第2のデータ通信装置は単方向のデータ入力端子もしくは双方向のデータ入出力端子を有し、
前記データ記憶装置が単方向のデータ出力端子を有しかつ前記第2のデータ通信装置が単方向のデータ入力端子を有する場合、前記データ記憶装置が有する当該データ出力端子と前記第2のデータ通信装置が有する当該データ入力端子とを互いに接続し前記データ記憶装置から前記第2のデータ通信装置に向かう単方向のデータ送信の通信経路を形成する通信媒体を備え、
前記データ記憶装置が単方向のデータ出力端子を有しかつ前記第2のデータ通信装置が双方向のデータ入出力端子を有する場合、もしくは前記データ記憶装置が双方向のデータ入出力端子を有しかつ前記第2のデータ通信装置が単方向のデータ入力端子を有する場合、前記データ記憶装置と前記第2のデータ通信装置とを互いに接続し前記データ記憶装置から前記第2のデータ通信装置に向かう単方向のデータ送信の通信経路を形成する請求項1乃至8のいずれかに記載の通信媒体を備え、
前記データ記憶装置および前記第2のデータ通信装置が各々、双方向のデータ入出力端子を有する場合、前記データ記憶装置と前記第2のデータ通信装置とを互いに接続し前記データ記憶装置から前記第2のデータ通信装置に向かう単方向のデータ送信の通信経路を形成する請求項1乃至10のいずれかに記載の通信媒体を備える
という構成を第13の実施態様として提案する。
【0031】
また、本発明は、上記の第13の実施態様にかかるデータ通信システムの望ましい一態様として、
前記第1のデータ通信装置と前記第2のデータ通信装置とは異なるデータ通信装置であり、
前記第2のデータ通信装置は単方向のデータ出力端子もしくは双方向のデータ入出力端子を有し、
前記第1のデータ通信装置は単方向のデータ入力端子もしくは双方向のデータ入出力端子を有し、
前記第2のデータ通信装置が単方向のデータ出力端子を有しかつ前記第1のデータ通信装置が単方向のデータ入力端子を有する場合、前記第2のデータ通信装置が有する当該データ出力端子と前記第1のデータ通信装置が有する当該データ入力端子とを互いに接続し前記第2のデータ通信装置から前記第1のデータ通信装置に向かう単方向のデータ送信の通信経路を形成する通信媒体を備え、
前記第2のデータ通信装置が単方向のデータ出力端子を有しかつ前記第1のデータ通信装置が双方向のデータ入出力端子を有する場合、もしくは前記第2のデータ通信装置が双方向のデータ入出力端子を有しかつ前記第1のデータ通信装置が単方向のデータ入力端子を有する場合、前記第2のデータ通信装置と前記第1のデータ通信装置とを互いに接続し前記第2のデータ通信装置から前記第1のデータ通信装置に向かう単方向のデータ送信の通信経路を形成する請求項1乃至8のいずれかに記載の通信媒体を備え、
前記第2のデータ通信装置および前記第1のデータ通信装置が各々、双方向のデータ入出力端子を有する場合、前記第2のデータ通信装置と前記第1のデータ通信装置とを互いに接続し前記第2のデータ通信装置から前記第1のデータ通信装置に向かう単方向のデータ送信の通信経路を形成する請求項1乃至10のいずれかに記載の通信媒体を備える
という構成を第14の実施態様として提案する。
【0032】
また、本発明は、上記の第13または第14の実施態様にかかるデータ通信システムの望ましい一態様として、
前記データ記憶装置を第1のデータ記憶装置とし、秘匿すべきデータを記憶する記憶手段を有するデータ記憶装置であって、前記第1のデータ記憶装置とは異なるデータ記憶装置である第2のデータ記憶装置を備え、
前記第2のデータ通信装置は単方向のデータ出力端子もしくは双方向のデータ入出力端子を有し、
前記第2のデータ記憶装置は単方向のデータ入力端子もしくは双方向のデータ入出力端子を有し、
前記第2のデータ通信装置が単方向のデータ出力端子を有しかつ前記第2のデータ記憶装置が単方向のデータ入力端子を有する場合、前記第2のデータ通信装置が有する当該データ出力端子と前記第2のデータ記憶装置が有する当該データ入力端子とを互いに接続し前記第2のデータ通信装置から前記第2のデータ記憶装置に向かう単方向のデータ送信の通信経路を形成する通信媒体を備え、
前記第2のデータ通信装置が単方向のデータ出力端子を有しかつ前記第2のデータ記憶装置が双方向のデータ入出力端子を有する場合、もしくは前記第2のデータ通信装置が双方向のデータ入出力端子を有しかつ前記第2のデータ記憶装置が単方向のデータ入力端子を有する場合、前記第2のデータ通信装置と前記第2のデータ記憶装置とを互いに接続し前記第2のデータ通信装置から前記第2のデータ記憶装置に向かう単方向のデータ送信の通信経路を形成する請求項1乃至8のいずれかに記載の通信媒体を備え、
前記第2のデータ通信装置および前記第2のデータ記憶装置が各々、双方向のデータ入出力端子を有する場合、前記第2のデータ通信装置と前記第2のデータ記憶装置とを互いに接続し前記第2のデータ通信装置から前記第2のデータ記憶装置に向かう単方向のデータ送信の通信経路を形成する請求項1乃至10のいずれかに記載の通信媒体を備える
という構成を第15の実施態様として提案する。
【0033】
また、本発明は、
上記の第11の実施態様にかかるデータ通信システムにおいて、
前記第1のデータ通信装置が、前記データ記憶装置の前記記憶手段に記憶されている前記秘匿すべきデータを用いた処理を指示する指示データを生成するステップと、
前記第1のデータ通信装置が、前記第1のデータ通信装置から前記データ記憶装置に向かう前記単方向のデータ送信の通信経路を介して、前記指示データを前記データ記憶装置に送信するステップと、
前記データ記憶装置が、前記指示データにより示される指示に従い、前記データ記憶装置の前記記憶手段に記憶されている前記秘匿すべきデータを用いた処理を実行するステップと
を備えるデータ通信方法
を第16の実施態様として提案する。
【0034】
また、本発明は、上記の第16の実施態様にかかるデータ通信方法の望ましい一態様として、
上記の第12の実施態様にかかるデータ通信システムにおいて、
前記処理を実行するステップは、前記データ記憶装置が、前記データ記憶装置の前記記憶手段に記憶されている前記秘匿すべきデータの少なくとも一部を、前記移動体データ通信手段により前記一の移動体通信端末装置に対し送信するステップを含む
という構成を第17の実施態様として提案する。
【0035】
また、本発明は、上記の第16または第17の実施態様にかかるデータ通信方法の望ましい一態様として、
上記の第13の実施態様にかかるデータ通信システムにおいて、
前記処理を実行するステップは、前記データ記憶装置が、前記データ記憶装置の前記記憶手段に記憶されている前記秘匿すべきデータの少なくとも一部を、前記データ記憶装置から前記第2のデータ通信装置に向かう前記単方向のデータ送信の通信経路を介して送信するステップを含む
という構成を第18の実施態様として提案する。
【0036】
また、本発明は、上記の第18の実施態様にかかるデータ通信方法の望ましい一態様として、
上記の第14の実施態様にかかるデータ通信システムにおいて、
前記第2のデータ通信装置が、前記データ記憶装置から送信されてきた前記秘匿すべきデータの少なくとも一部を用いた処理の結果を示すデータを、前記第2のデータ通信装置から前記第1のデータ通信装置に向かう前記単方向のデータ送信の通信経路を介して送信するステップ
を備える
という構成を第19の実施態様として提案する。
【0037】
また、本発明は、上記の第18または第19の実施態様にかかるデータ通信方法の望ましい一態様として、
上記の第13または第14の実施態様にかかるデータ通信システムにおいて、
前記第2のデータ通信装置が、前記データ記憶装置から送信されてきた前記秘匿すべきデータの少なくとも一部の少なくとも一部を、前記第2のデータ通信装置から前記第2のデータ記憶装置に向かう前記単方向のデータ送信の通信経路を介して送信するステップ
を備える
という構成を第20の実施態様として提案する。
【発明の効果】
【0038】
本発明の第1の実施態様にかかる通信媒体によれば、2つの装置間のデータの流れが光学的に一方向に制限されるため、例えば通信媒体の下流側の端子を秘匿すべきデータを記憶しているデータ記憶装置に接続した場合、その通信媒体を介して秘匿すべきデータが上流側の端子が接続されているデータ通信装置に漏洩する可能性を確実に排除することができる。
【0039】
本発明の第2の実施態様にかかる通信媒体によれば、同時に複数系列のデータ送信が可能となるため、同時に1系列のデータ送信しか行えない通信媒体と比較して、より高速なデータ送信が実現される。
【0040】
本発明の第3の実施態様にかかる通信媒体によれば、光の周波数に応じて異なるデータを送信することが可能となるため、光の周波数を区別できない通信媒体と比較して、同じ時間内に、より情報量の多いデータ送信が可能となる。
【0041】
本発明の第4の実施態様にかかる通信媒体によれば、発光手段と光検知手段が筐体内に配置されることでゴミの付着や外部の光などによるノイズが低減されるとともに、発光手段と光検出手段の位置関係が適正に維持されるため安定したデータ送信が可能となる。
【0042】
本発明の第5の実施態様にかかる通信媒体によれば、2つの装置間のデータの流れが音響的に一方向に制限されるため、例えば通信媒体の下流側の端子を秘匿すべきデータを記憶しているデータ記憶装置に接続した場合、その通信媒体を介して秘匿すべきデータが上流側の端子が接続されているデータ通信装置に漏洩する可能性を確実に排除することができる。
【0043】
本発明の第6の実施態様にかかる通信媒体によれば、データ送信に伴い発音される音が周囲の人に耳障りとならず望ましい。
【0044】
本発明の第7の実施態様にかかる通信媒体によれば、音の周波数帯に応じた複数系列のデータ送信が同時に可能となるため、1つの周波数帯を用いたデータ送信しかできない通信媒体と比較して、より高速なデータ送信が可能となる。
【0045】
本発明の第8の実施態様にかかる通信媒体によれば、発音手段と音検知手段が筐体内に配置されることで、騒音によるノイズなどが低減されるため安定したデータ送信が可能となるとともに、発音される音が可聴域の音である場合、周りの人に耳障りな音が聞こえにくい。
【0046】
本発明の第9の実施態様にかかる通信媒体によれば、2つの装置を各々が有する双方向のデータ入出力端子を用いて互いに接続した場合であっても、それらの2つの装置間のデータの流れが一方向に制限されるため、例えば通信媒体の下流側の端子を秘匿すべきデータを記憶しているデータ記憶装置に接続した場合、その通信媒体を介して秘匿すべきデータが上流側の端子が接続されているデータ通信装置に漏洩する可能性を確実に排除することができる。
【0047】
本発明の第10の実施態様にかかる通信媒体によれば、上述した第9の実施態様にかかる通信媒体が、例えば1本の金属線や光ケーブルを用いて比較的容易に実現される。
【0048】
本発明の第11の実施態様にかかるデータ通信システムおよび第16の実施態様にかかるデータ通信方法によれば、データ通信装置からデータ記憶装置に対し、秘匿すべきデータの追加や書き換え等の処理を実行させることができるとともに、秘匿すべきデータがデータ記憶装置からデータ通信装置に意図せず送信され、ネットワークを介して外部のデータ通信装置に漏洩する、という危険性を完全に排除することができる。
【0049】
本発明の第12の実施態様にかかるデータ通信システムおよび第17の実施態様にかかるデータ通信方法によれば、通信網に属する移動体通信端末装置が携帯電話番号などで厳格に識別され、伝送中のデータに対する高度な暗号化も行われる移動体通信網において、移動体通信端末装置に対してのみ、この移動体通信端末装置のユーザにアクセスが許可されている秘匿すべきデータの送信を行うことができる。そのため、移動体通信端末装置が不正なユーザの手に渡ることがない限り、秘匿すべきデータの不正なユーザへの漏洩を排除しつつ、正当なユーザによる秘匿すべきデータの利用を可能とすることができる。
【0050】
本発明の第13の実施態様にかかるデータ通信システムおよび第18の実施態様にかかるデータ通信方法によれば、第1のデータ通信装置の指示により抽出等のされた秘匿すべきデータが第2のデータ通信装置に送信され、第2のデータ通信装置において利用可能となる。第2のデータ通信装置はネットワークを介して外部のデータ通信装置との間で双方向のデータ送受信が可能であるため、それらの装置間においてより複雑な処理を行うことができる。ただし、第2のデータ通信装置は外部のデータ通信装置からのデータ受信も行えるため、例えばウィルスプログラムに感染して意図せぬ処理を行う危険性がある。しかしながら、第2のデータ通信装置はデータ記憶装置に対しデータ送信を行うことは物理的に不可能であるため、第2のデータ通信装置の不正な処理に伴いデータ記憶装置に記憶されている秘匿すべきデータが第2のデータ通信装置に送信される可能性はない。そのため、漏洩する可能性のある秘匿すべきデータは、第2のデータ通信装置に記憶されているものに限られ、被害を最小限に食い止めることができる。
【0051】
本発明の第14の実施態様にかかるデータ通信システムおよび第19の実施態様にかかるデータ通信方法によれば、例えば第2のデータ通信装置において外部のデータ通信装置との間で秘匿すべきデータを用いた処理が行われた後の結果を示すデータを、一連のデータ処理を開始した第1のデータ通信装置に対し返すことができる。ここで、第2のデータ通信装置には、データ記憶装置から受信した秘匿すべきデータが記憶されている可能性がある。第1のデータ通信装置はネットワークを介して外部のデータ通信装置との間で双方向のデータ送受信が可能であるため、例えばウィルスプログラムに感染して意図せぬ処理を行う危険性がある。しかしながら、第1のデータ通信装置は第2のデータ処理装置に対しデータ送信を行うことは物理的に不可能であるため、第1のデータ通信装置の不正な処理に伴い第2のデータ処理装置に記憶されている秘匿すべきデータが第1のデータ通信装置に送信される可能性はない。そのため、第2のデータ通信装置に記憶されている秘匿すべきデータが第1のデータ通信装置を介して漏洩する可能性を確実に排除することができる。
【0052】
本発明の第15の実施態様にかかるデータ通信システムおよび第20の実施態様にかかるデータ通信方法によれば、例えば第2のデータ通信装置において外部のデータ通信装置との間で秘匿すべきデータを用いた処理が行われた後の結果を示すデータが秘匿すべきデータを含む場合、そのデータを第2のデータ記憶装置に記憶させることができる。例えば、第2のデータ記憶装置とネットワークとの接続ポイントを第2のデータ通信装置との単方向の通信媒体に限定し、第2のデータ記憶装置の管理者が直接、第2のデータ記憶装置を操作することでデータの利用を行うようにすれば、第2のデータ記憶装置に記憶された秘匿すべきデータがネットワーク経由で外部に漏洩する可能性を確実に排除することができる。