【文献】
Radio Resource Control (RRC); Protocol specification (Release 9),3GPP TS 25.331 V9.2.1,2010年 4月,pp. 160-177,589-594,URL,http://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/25_series/25.331/25331-921.zip
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記リソース配置メッセージ情報が活性化時刻情報をさらに含み、前記活性化時刻になると、前記MACブロックが前記リソース配置の影響を受けたRBリソースによるデータ伝送のみを一時的に停止する請求項1に記載の方法。
【背景技術】
【0002】
汎用の移動通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、以下、UMTSと略称)は第3世代の移動通信システムに属し、具体的には、UMTSはコアネットワーク(Core Network、以下CNと略称)と、UMTS地上波無線アクセスネットワーク(UMTS Terrestrial Radio Access Network、以下UTRANと略称)と、ユーザ機器(User Equipment、以下UEと略称)から構成される。
【0003】
具体的には、UTRANとUEとの間のインターフェースは、Uuインターフェースで、Uuインターフェースにおいて、プロトコルスタックは、機能の相違に応じて、物理層(層1)と、データリンク層(層2)と、ネットワーク層(層3)とに分けられる。その中、層1は物理層であって、層2は無線リンク制御(Radio Link Control、以下RLCと略称)、パケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol、以下PDCPと略称)、媒体アクセス制御(Media Access Control、以下MACと略称)等のブロックを含み、無線リソース制御サブ層は層3の最低層に位置し、アクセス層に属し、主に無線リソースの制御及び管理等の機能を提供する。
【0004】
UTRANは、Uuインターフェースを介し、UE側の無線リソースコントローラ(Radio Resource controller、以下RRCと略称)にリソース配置メッセージを送信し、これらのリソース配置メッセージは、無線ベアラ(Radio Bearer、以下RBと略称)リソースと、伝送チャネル(Transport Channel、以下TrCHと略称)リソースと、物理チャネル(Physical Channel、以下PhyCHと略称)リソースと、の三種類を含み、その中、無線ベアラリソースは、論理チャネル(Logical Channel、以下LogCHと略称)と、伝送チャネルと、物理チャネルから構成される。具体的には、UTRANは、UE側のRRCにリソース配置を送信することによって、UEとネットワーク側との間のデータ及びシグナルを伝送するための通路を確立する。RBは、UEとUTRANの層2から上位階層にサービスを提供する通路で、サービスRBとシグナルRBとを含み、各RBは一つ又は二つの論理チャネルを含み、TrCHはRBとPhyCHとの間に介在し、MACはLogCHからTrCHへのマッピングで、物理層はTrCHからPhyCHへのマッピングであって、LogCHはRLCとMACとの間に介在する。
【0005】
RRCの接続状態でのリソース配置は、RBの新規、再配置、リリーズと、TrCHの新規、再配置、リリーズと、PhyCHの新規、再配置、リリーズを含む。
【0006】
本願発明者は、関連技術において、配置及び更新する際、チャネルが影響を受けたか否かに係わらず、データ伝送を中断し、チャネルリソースを浪費し、関連するデータ伝送の速度に影響を与えてしまうことを発見した。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照しつつ実施形態に合わせ、本発明を詳しく説明する。ここで、互いに矛盾しない限り、本願に記載の実施形態及び実施形態に記載の特徴を互いに組み合わせることができる。
【0013】
図1は、本発明の実施形態に係るチャネル伝送の制御方法を示すフローチャートで、
図1に示すように、上記チャネル伝送の制御方法は以下のステップを含む(ステップS100〜ステップS104)。
【0014】
MACブロックは、リソース制御メッセージを受信する(ステップS100)。
【0015】
MACブロックは、リソース配置メッセージから影響情報を解析する(ステップS102)。該影響情報は、リソース配置の影響を受けたRBリソースを指示する。
【0016】
リソース配置において、MACブロックは、リソース配置の影響を受けたRBリソースが運ぶデータ伝送のみを一時的に停止する(ステップS104)。
【0017】
リソースを配置した後のチャネルリソースの浪費を回避するため、リソースの配置を終了した後、MACブロックは一時的に停止したRBリソースが運ぶデータ伝送を回復することができるので、ステップS104の後、以下のステップを更に含むことが好ましい。
【0018】
新規の配置が有効になった後、一時的に停止したRBを回復し、新しい配置形態に従ってデータ伝送を継続する(ステップS106)。
【0019】
関連技術によるリソース配置において、全てのチャネルのデータ伝送を停止し、リソース配置の影響を受けていないチャネルによるデータ伝送も停止され、チャネルリソースを浪費してしまう。しかし、該実施形態によると、チャネル伝送を制御する際、リソース配置メッセージに携帯された情報に基づいてリソース配置の影響を受けたRBリソースを判定し、リソース配置中にリソース配置の影響を受けたRBリソースによるデータ伝送のみを停止し、他のリソース配置の影響を受けていないRBリソースは正常な伝送を行うことができ、リソース配置中のチャネルリソースの浪費を回避し、ユーザ体験を向上する。
【0020】
上記リソース配置メッセージに再配置情報を更に含むことが好ましく、上記影響情報に類似し、再配置メッセージは、リソース配置中に物理層を再配置するか否かを指示する。一方、実際の応用において、リソース配置メッセージが再配置情報を含む形態は、リソース配置メッセージに物理層再配置の標識ビットを設定するか、又はリソース配置メッセージに物理層再配置を指示するサブメッセージを設定する等の形態であることができ、そして、リソース配置メッセージが影響情報を含む形態は、リソース配置メッセージに影響を受けたRBリソースのリストを設定するか、又はリソース配置メッセージにおいてそれぞれ異なるRBリソースに対応する一部のフィールドを設定し、これらのフィールドによって対応するRBリソースがリソース配置の影響を受けたか否かを示す等の形態であることができる。
【0021】
具体的なリソース配置中において、物理層の再配置に係ることがある一方、リソース配置の影響を受けたRBリソースが存在する可能性もあって、異なる状況について異なる解決案を用いて、以下、リソース配置中に存在する可能性のあるいくつかの状況を具体的に説明する。
【0022】
状況1:物理層の再配置は行わず、リソース配置の影響を受けたRBリソースが存在する。
当該状況の場合、具体的なリソース配置において、MACブロックは、リソース配置の影響を受けたRBリソースが運ぶデータ伝送のみを一時的に停止する。該処理方式によって、具体的なリソース配置において、リソース配置と関係ない他のチャネルリソースは依然として正常な伝送を行うことができ、リソース配置中にリソース配置と関係ないRBリソースの浪費を回避することができる。
【0023】
状況2:物理層を再配置し、リソース配置の影響を受けたRBリソースが存在しない。
当該状況の場合、具体的なリソース配置において、MACブロックは、全てのRBリソースが運ぶデータ伝送を停止する。当該処理方式によって、具体的なリソース配置中において、全てのRBリソースがいずれもリソース配置の影響を受けた場合、全てのRBリソースを一時的に停止することができ、リソース配置の影響を回避することができる。
【0024】
状況3:物理層を再配置し、リソース配置の影響を受けたRBリソースが存在する。
当該状況の場合、リソース配置は二つの段階に分けられる。その中、
第1段階は、物理層の再配置段階で、該段階において、MACブロックは全てのRBリソースが運ぶデータ伝送を一時的に停止する。
第2段階は、第1段階である物理層の再配置に成功した後に発生し、該段階において、MACはリソース配置の影響を受けていないRBリソースが運ぶデータ伝送を回復し、リソース配置の影響を受けたRBリソースは継続して一時的停止状態を保持するようにする。
【0025】
上記処理方式によって、リソース配置中の各段階において、該段階に関わるRBリソースによるデータ伝送のみを一時的に停止し、RBリソースを充分に利用可能になり、リソース配置中のチャネルリソースの浪費を回避できる。
【0026】
リソース配置が適切な時刻に発生するように、上記リソース配置メッセージに活性化時刻情報をさらに含むことが好ましく、当該活性化時刻情報により指示された活性化時刻になると、MACブロックはリソース配置をスタートし、リソース配置の影響を受けたRBリソースによるデータ伝送のみを一時的に停止する。
【0027】
RRCブロックがリソース配置メッセージを送信する前、まず一時停止メッセージを層2におけるRLCブロックとPDCPブロックに送信し、配置を完了した後、対応して回復メッセージを層2に送信する関連技術と異なるように、MACブロックが、RRCブロックが送信したリソース配置メッセージを受信し、該リソース配置メッセージに基づいてどれらのRBを一時的に停止する必要があるかを確定することによって、制御シグナルを低減、配置フローを簡単化し、コード処理の複雑度を低減し、コードの安定性を向上することが好ましい。
【0028】
以下、UEがセル専用チャネル(Cell Dedicated Channel、以下Cell−DCHと略称)状態で配置メッセージを受信した後、Cell−DCH状態の保持を指示する場合の具体的な実施形態を介して、本発明の実施形態に提供される上記技術案を説明する。
【0029】
具体的には、以下、リソース配置中に全てのRBによるデータ伝送を一時的に停止することを制限1と称し、リソース配置中に影響を受けたRBによるデータ伝送のみを一時的に停止することを制限2と称する。
【0030】
<実施形態1>
該実施形態は上記状況1に対応し、即ち、物理層の再配置を行わず、リソース配置の影響を受けたRBリソースが存在する状況である。
【0031】
図2は、本発明の実施形態1に係るフローチャートで、
図2に示すように、上記状況1の場合、本発明のチャネル伝送の制御方法は以下のステップ(ステップS202〜ステップS210)を含む。
【0032】
UE(ユーザ機器)は、Cell−DCH状態でネットワーク側から送信されたリソース配置メッセージを受信する(ステップS202)。該リソース配置メッセージにCctrch再配置メッセージを携帯し、該Cctrch再配置メッセージは、Cctrchリソース配置の影響を受けたRBリソース情報を含み、物理層情報は含まない。
【0033】
UE側のRRCは、リソース配置メッセージをMACブロックに送信する(ステップS204)。該リソース配置メッセージは、新規の配置が有効になる活性化時間、影響を受けたRBリソース及びその数、Cctrch情報などを含む。
【0034】
新規の配置が有効になる活性化時間になると、MACブロックは物理層の再配置を行わず、Cctrchリソースに対応するRBリソースのみがリソース配置の影響を受けたと判定し、制限2をスタートし、配置リソースメッセージに指示された影響を受けたRBリソースのみを一時的に停止する(ステップS206)。
【0035】
配置に成功した後、RLC又はPDCPはRRCに配置確認メッセージを送信し、該RRCは、制限2を取り消すための要請メッセージをMACブロックに送信する(ステップS208)。MACブロックは、該メッセージを受信した後、制限2を取り消し、影響を受けたRBリソースによるデータ伝送を回復する。
【0036】
該RRCは配置完了メッセージをネットワーク側に送信し、ネットワーク側が完了メッセージの受信を確認する確認メッセージを返信した後、終了する(ステップS210)。
【0037】
該実施形態による上記処理を経て、状況1でのリソース配置中のチャネル制御を実現し、該処理によって、リソース配置において、リソース配置の影響を受けていないRBリソースは依然として正常なデータ伝送を行うことができる。
【0038】
<実施形態2>
該実施形態は上述の状況2に対応し、即ち、物理層を再配置し、リソース配置の影響を受けたRBリソースが存在しない。
【0039】
図3は、本発明の実施形態2に係るフローチャートで、
図3に示すように、上述の状況2の場合、本発明の実施形態によるチャネル伝送の制御方法は以下のステップ(ステップS302〜ステップS314)を含む。
【0040】
UEはCell−DCH状態でネットワーク側から送信されたリソース配置メッセージを受信する(ステップS302)。
【0041】
UE側のRRCは、リソース配置情報をMACブロックに送信する(ステップS304)。該リソース配置メッセージは、新規の配置が有効になる活性化時間と、物理層配置パラメータと、Cctrch情報と、を含む。
【0042】
該RRCは、リソース配置情報にPhyCH又はTrCH再配置メッセージを含んだと判定し、PhyCHとTrCH再配置メッセージを物理層に送信する(ステップS306)。該配置メッセージは、新規の配置が有効になる活性化時刻と、新しいPhyCHとTrCH配置パラメータと、を含む。
【0043】
該RRCは、リソース配置情報に、物理層配置情報を含むが影響を受けたRBリソース情報を含まないCctrch再配置メッセージを含んだかを判定し、該RRCは、新しい物理層配置パラメータを含んだCctrch再配置メッセージを物理層に送信する(ステップS308)。
【0044】
ステップS306とS308において物理層に送信する物理層の配置に関連するパラメータを、物理層において時間順に記憶することができれば、予め設定した優先順に従って物理層に記憶することもでき、リソース配置中に、各パラメータの物理層における記憶位置又は記憶時間に応じて物理層の再配置を行うことが好ましい。
【0045】
新規の配置が有効になる活性化時間になると、MACブロックは物理層の再配置を行うと判定し、制限1をスタートする(ステップS310)。
【0046】
物理層の配置に成功した後、該RRCは制限1を取り消すための要請メッセージをMACブロックに送信する(ステップS312)。MACブロックは該メッセージを受信した後、制限1を取り消し、全てのRBリソースによるデータ伝送を回復する。
【0047】
該RRCは、配置完了メッセージをネットワーク側に送信し、ネットワーク側が完了メッセージの受信を確認する確認メッセージを返信した後、終了する(ステップS314)。
【0048】
該実施形態の上記処理ステップによると、リソース配置中に、全てのRBリソースがいずれもリソース配置の影響を受けた場合、全てのRBリソースを一時的に停止することができる。
【0049】
<実施形態3>
該実施形態は上記状況3に対応し、即ち、物理層の再配置を行うと共に、リソース配置の影響を受けたRBリソースが存在する。
【0050】
図4は、本発明の実施形態3に係るフローチャートで、
図4に示すように、上記状況3の場合、本発明の実施形態によるチャネル伝送の制御方法は以下のステップを含む。
【0051】
UEは、Cell−DCH状態でネットワーク側から送信されたリソース配置メッセージを受信する(ステップS402)。
【0052】
該RRCは、新規の配置が有効になる活性化時間、物理層配置パラメータ、リソース配置の影響を受けたRBリソースに関連するパラメータ、Cctrch情報を含んだリソース配置情報をMACブロックに送信する(ステップS404)。
【0053】
該RRCは、リソース配置情報にPhyCH又はTrCH再配置メッセージを含んだと判定し、PhyCHとTrCH再配置メッセージを物理層に送信する(ステップS406)。該配置メッセージは、新規の配置が有効になる活性化時刻と、新しいPhyCHとTrCH配置パラメータと、を含む。
【0054】
該RRCは、リソース配置情報に、物理層の配置情報と影響を受けたRBリソース情報を含むCctrch再配置メッセージを含んだと判定し、物理層の配置に関連し、新しい物理層配置パラメータを含んだCctrch再配置メッセージを物理層に送信し、影響を受けたRBリソースに関連するCctrch再配置メッセージをそれぞれ対応するRBリソースに送信し(ステップS408)、該再配置メッセージはRBリソース配置パラメータを含む。
【0055】
ステップS406とステップS408において物理層に送信する物理層の配置に関連するパラメータを、物理層において時間順で記憶することができれば、予め設定した優先順で物理層に記憶することもでき、リソース配置において、各パラメータの物理層における記憶位置又は記憶時間に応じて物理層の再配置を行うことが好ましい。
【0056】
新規の配置が有効になる活性化時間になると、MACブロックは物理層の再配置を行うと判定し、制限1をスタートする(ステップS410)。
【0057】
物理層の配置に成功した後、上記RRCに通知し、該RRCは制限1を取り消すための要請メッセージをMACブロックに送信する。MACブロックは該メッセージを受信した後、制限1を取り消し、制限2をスタートし、影響を受けていないRBリソースによるデータ伝送を回復し、影響を受けたRBリソースのリソース配置を開始する(ステップS412)。
【0058】
影響を受けたRBリソースの配置に成功した後、RLC又はPDCPは上記RRCに配置確認メッセージを送信し、該RRCは制限2を取り消すための要請メッセージをMACブロックに送信する。MACブロックは該メッセージを受信した後、制限2を取り消し、影響を受けたRBリソースによるデータ伝送を回復する(ステップS414)。
【0059】
上記RRCは、配置完了メッセージをネットワーク側に送信し、ネットワーク側が完了メッセージの受信を確認する確認メッセージを受信した後、終了する(ステップS416)。
【0060】
該実施形態による上記処理によると、リソース配置中の異なる段階において、該段階で係るRBリソースによるデータ伝送のみを一時的に停止し、RBリソースを充分に利用し、リソース配置中のチャネルリソースの浪費を回避することができる。
【0061】
以上の三つの実施形態は、リソース配置中の各状況において、本発明の処理フローによって、各種状況でのチャネル伝送の合理的な制御の実現を総括した。
【0062】
他のリソース配置状況について、配置を整合させる処理の原理は同じであるので、その説明を省略する。
【0063】
図5は、本発明の実施形態に係るチャネル伝送の制御装置の構造を示すブロック図で、
図5に示すように、該装置は、リソース配置メッセージを受信する受信ブロック50と、リソース配置メッセージから、リソース配置の影響を受けた無線ベアラRBリソースを指示する影響情報を解析する解析ブロック52と、リソース配置中に、リソース配置の影響を受けたRBリソースが運ぶデータ伝送のみを一時的に停止する一時停止ブロック54と、を含む。
【0064】
本実施形態のチャネル伝送の制御装置によると、リソース配置中に、リソース配置に関連するチャネル伝送のみを一時的に停止し、リソース配置中のリソース配置と関係ないチャネルリソースの浪費を回避できる。
【0065】
上記リソース情報が、物理層がリソース配置の影響を受けたか否かを指示する再配置情報をさらに含むことが好ましい。該情報によって、リソース配置に関連するチャネルリソースをさらに簡単に確定することができる。
【0066】
図6は、本発明に係るチャネル伝送の制御装置における一時停止ブロック54の構造を示すブロック図で、
図6に示すように、上記一時停止ブロック54は、再配置情報により物理層の再配置を行わないと指示され、影響情報によりリソース配置の影響を受けたRBリソースが空状態ではないと指示された場合、リソース配置の影響を受けたRBリソースが運ぶデータ伝送のみを一時的に停止する第1ブロック540と、再配置情報により物理層の再配置が指示され、影響情報によりリソース配置の影響を受けたRBリソースが空状態であると指示された場合、リソース配置中に、全てのRBリソースが運ぶデータ伝送を一時的に停止する第2ブロック542と、再配置情報により物理層の再配置が指示され、影響情報によりリソース配置の影響を受けたRBリソースが空状態ではないと指示された場合、物理層の再配置中に、全てのRBリソースが運ぶデータ伝送を一時的に停止し、また、物理層の再配置に成功した後、影響情報の指示に応じて、リソース配置の影響を受けていないRBリソースが運ぶデータ伝送を回復する第3ブロック544と、を含む。
【0067】
上記一時停止ブロックにおける三つのサブブロックによると、異なる状況でリソース配置中にチャネル伝送を合理的に制御し、具体的には、リソース配置中のリソース配置と関係ないチャネルリソースの浪費を回避できる。
【0068】
図7は、本発明の好適な実施形態に係るチャネル伝送の制御装置の構造を示すブロック図で、
図7に示すように、本発明のチャネル伝送の制御装置は、リソース配置が終了した後、一時的に停止したRBリソースが運ぶデータ伝送を回復する回復ブロック56をさらに含む。該ブロックによると、リソース配置が終了した後、リソース配置の影響を受けたRBリソースができる限り早くデータ伝送を回復することができ、チャネルリソースの更なる浪費を回避できる。
【0069】
既存の技術に比べ、本発明に提供される方法によると、リソース配置に関連するチャネルリソースのみを一時的に停止し、配置中に、影響を受けていないRBリソースは依然として正常なデータ伝送を行うことができ、リソース配置中に、リソース配置と関係ないRBリソースの浪費を回避し、また、RRCによってMACブロックに制御メッセージを直接送信することによって、RRCによるRLCエンティティとPDCPエンティティに対する停止/開始制御を回避でき、メッセージの交換を低減し、配置フローを大幅に簡単化し、コードの安定性を向上できる。
【0070】
当業者にとっては、上述の本発明の各ブロック又は各ステップは共通の計算装置によって実現することができ、単独の計算装置に集中させることができれば、複数の計算装置から構成されるネットワークに分布させることもでき、さらに計算装置が実行可能なプログラムのコードによって実現することもできるので、それらを記憶装置に記憶させて計算装置によって実行することができ、又は夫々集積回路ブロックに製作し、又はそれらにおける複数のブロック又はステップを単独の集積回路ブロックに製作して実現することができることは明らかなことである。このように、本発明は如何なる特定のハードウェアとソフトウェアの結合にも限定されない。
【0071】
以上は、本発明の好適な実施形態に過ぎず、本発明を限定するものではない。当業者であれば本発明に様々な修正や変形が可能である。本発明の精神や原則内でのすべての修正、置換、改良などは本発明の保護範囲内に含まれる。