(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記テストモジュール(230、530)の各々が、前記ネットワーク装置(290)から電力を受け取る、ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク装置をテストするためのシステム。
前記テストモジュール(230、530)の各々が、前記ネットワーク装置(290)のみから電力を受けとる、ことを特徴とする請求項2に記載のネットワーク装置をテストするためのシステム。
前記テストマネージャが、それぞれが複数のテストモジュールと通信する複数のコントローラ/アグリゲータモジュールと、前記複数のコントローラ/アグリゲータモジュールと通信するテストアドミニストレータと、を備えることを特徴とする請求項8に記載のネットワーク装置をテストするためのシステム。
前記テストモジュールが、XFP(10ギガビット着脱可能小型フォームファクタ)トランシーバモジュールに交換して、前記ネットワーク装置のポートに接続するように構成される、ことを特徴とする請求項10に記載のテストモジュール。
前記テストモジュールが、SFP+(着脱可能小型フォームファクタ)トランシーバモジュールに交換して、ネットワーク装置のポートに接続するように構成される、ことを特徴とする請求項10に記載のテストモジュール。
前記テストモジュールが、CFP(着脱可能Cフォームファクタ)トランシーバモジュールに交換して、ネットワーク装置のポートに接続するように構成される、ことを特徴とする請求項10に記載のテストモジュール。
受信された前記テストトラフィックに基づいて前記トラフィック統計を蓄積する、統計エンジン(542、642)と、蓄積された前記トラフィック統計に基づいて少なくとも1つのテストレポートを生成する、レポートパケットジェネレータ(546、646)と、を更に備えることを特徴とする請求項19に記載のテストモジュール(530、632)。
獲得基準に従って受信パケットを獲得および格納する、獲得エンジンを更に備え、前記レポートパケットジェネレータが、獲得された前記受信パケットに基づいて、少なくとも1つのテストレポートを更に生成する、ことを特徴とする請求項24に記載のテストモジュール。
前記テストモジュールが、ストリーム定義データを含む構成データをテストマネージャから受信する工程(850)と、前記テストモジュールが、少なくとも1つのテストレポートを前記テストマネージャに送信する工程(870)と、を更に含むことを特徴とする請求項26に記載のネットワーク装置をテストするための方法。
前記テストモジュールが、受信された前記テストトラフィックに基づいて、トラフィック統計を蓄積する工程と、前記テストモジュールが、蓄積された前記トラフィック統計に基づいて、テストレポートを生成する工程と、を更に含むことを特徴とする請求項29に記載のネットワーク装置をテストするための方法。
前記テストモジュールが、獲得基準に従って受信パケットを獲得および格納する工程と、前記テストモジュールが、獲得された前記受信パケットに基づいて、テストレポートを生成する工程と、を更に含むことを特徴とする請求項29に記載のネットワーク装置をテストするための方法。
【背景技術】
【0002】
多くの種類の通信ネットワークにおいて、送信されるべき各メッセージは、固定長または可変長の部分に分割される。各部分は、パケット、フレーム、セル、データグラム、データ単位、または情報の他の単位と呼ばれることもあるが、本明細書においては、それらの全てをパケットと呼ぶ。
【0003】
各パケットは、パケットのペイロードと一般的に呼ばれる、オリジナルメッセージの部分を含む。パケットのペイロードは、データを含んでもよく、音声情報またはビデオ情報を含んでもよい。パケットのペイロードは、ネットワーク管理制御情報を含んでもよい。加えて、各パケットは、パケットヘッダと一般的に呼ばれる、識別および経路指定の情報を含む。パケットは、複数のスイッチまたはノードを介して、ネットワークにわたり個々に送信される。メッセージがターゲット装置またはエンドユーザに配信される前に、パケットヘッダに含まれる情報を用いて、パケットは、最終送信先においてメッセージへと再構築される。受信側において、再構築されたメッセージは、ユーザの装置と互換性のあるフォーマットでエンドユーザに渡される。
【0004】
メッセージをパケットとして送信する通信ネットワークは、パケット交換網と呼ばれる。パケット交換網は、ハブまたはノードにおいて交差する送信経路のメッシュを一般的に含む。少なくとも一部のノードは、ノードに到着するパケットを受信して、かつ適切な発信経路に沿ってパケットを再送信する、交換装置またはルータを含んでもよい。パケット交換網は、業界基準プロトコルの階層構造によって制御される。
【0005】
パケット交換通信ネットワークに含まれるパケット交換網または装置をテストするために、多数のパケットを含むテストトラフィックを生成し、1つ以上のポートからネットワークに送信し、異なるポートで受信してもよい。テストトラフィックの各パケットは、特定の送信先ポートで受信されるように意図されたユニキャストパケットであってもよく、または2つ以上の送信先ポートで受信されるように意図されたマルチキャストパケットであってもよい。この文脈において、「ポート」という用語は、ネットワークとそのネットワークをテストするために用いられる装置との間の、通信接続を指す。「ポート装置」という用語は、ポートにおいてネットワークに接続するネットワークテスト装置を有する、モジュールを指す。受信されたテストトラフィックを分析して、ネットワークの性能を測定してもよい。ネットワークに接続された各ポート装置は、テストトラフィックの送信元およびテストトラフィックの送信先の両方であってもよい。各ポート装置は、複数の論理的な送信元または送信先のアドレスをエミュレートしてもよい。ポート装置をネットワークに接続するポート装置の個数および通信経路は、一般的に、テストセッション中は固定される。例えば、通信経路またはハードウェア装置の障害により、テストセッション中にネットワークの内部構造が変化することがある。
【0006】
本明細書において、単一のポート装置から発信されて特定の種類のパケットおよび特定の速度を有する一連のパケットを、「ストリーム」と呼ぶ。送信元ポート装置は、例えば、複数のパケット形式、速度、または送信先に適合するように、複数の発信ストリームを同時にかつ並行してサポートしてもよい。「同時に」は、「正確に同じ時間において」を意味する。「並行して」は、「同じ時間の範囲内で」を意味する。
【0007】
複数の並列ストリームを組み合わせて、送信元ポートから出力されるテストトラフィックを構成してもよい。テストトラフィック内のストリームは、インタリービングによって、逐次的にまたは並行して送信されてもよい。インタリービングは、表されるストリームの間で、平衡にされたり、不平衝にされたり、分散されたりしてもよい。最新の「トリプルプレー」のネットワークおよびネットワーク装置をテストするために、テストトラフィックは、シミュレーションされたデータストリーム、音声ストリーム、およびビデオストリームを含んでもよい。
【0008】
テストトラフィックは、複数の「トラフィック項目」に分割されてもよい。各トラフィック項目は、事実上、他の各トラフィック項目とは別のテストである。複数のトラフィック項目の一部または全部のためのテストトラフィックを、並行して生成および送信してもよい。各トラフィック項目は、複数のストリームを含んでもよい。各ストリームは、一般的に、単一のトラフィック項目の一部であってもよい。
【0009】
テストデータを収集する目的で、トラフィック項目ごとのテストトラフィックを、パケットグループへと編成してもよい。「パケットグループ」は、ネットワークのトラフィック統計を蓄積する対象となる、任意の複数パケットである。所与のパケットグループ内のパケットは、各パケットに含まれるパケットグループ識別子(PGID)によって区別されてもよい。PGIDは、例えば、専用の識別子フィールドであってもよく、または各パケット内の2つ以上のフィールドの組合せであってもよい。
【0010】
ネットワークのトラフィックデータを報告する目的で、トラフィック項目ごとのテストトラフィックを、フローへと編成してもよい。「フロー」は、ネットワークトラフィック統計を報告する対象となる、任意の複数パケットである。各フローは、単一パケットグループまたは少数の複数パケットグループから成ってもよい。各パケットグループは、一般的に、単一フローに属してもよい。
【0011】
本明細書において、「エンジン」という用語は、記述された機能を実行するファームウェアおよび/またはソフトウェアによって増補されえるハードウェアの集合を意味する。エンジンは、一般的に、主に機能言語によってエンジンを定義するハードウェア記述言語(HDL)を用いて設計されてもよい。HDLの設計は、HDLシミュレーションツールを用いて検証されてもよい。検証されたHDLの設計は、一般的に、次に「合成」と呼ばれる工程において、エンジンのゲートネットリストまたは他の物理的記述へと変換されてもよい。合成は、合成ツールを用いて自動的に実行されてもよい。ゲートネットリストまたは他の物理的記述は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、またはプログラマブルロジックアレイ(PLA)等の、プログラマブルデバイスにおけるエンジンを実現するためのプログラミングコードへと更に変換されてもよい。ゲートネットリストまたは他の物理的記述は、特定用途向けIC(ASIC)内部のエンジンを作るための工程の指示およびマスクへと変換されてもよい。
【0012】
本明細書において、ハードウエアの「装置」は、「エンジン」よりも規模が大きくも小さくもありえるファームウェアおよび/またはソフトウェアによって増補されえる、ハードウェアの集合を意味する。例えば、装置は、複数のエンジンを含んでもよく、その一部は、類似の機能を並行して実行してもよい。「エンジン」および「装置」という用語は、いかなる物理的な分離または境界をも意味しない。1つ以上の装置および/またはエンジンの全てまたは一部は、ネットワークカード114等の共通カード上に、またはFPGA、ASICまたは他の回路装置の内部に、配置されてもよい。
【0013】
本明細書において、「論理」という用語は、組み合わせ論理回路、ラッチおよびレジスタ等の逐次的な構成要素、ファームウェアによって制御される適応論理回路および/またはプロセッサ、および指定された機能を実行する他のデジタル回路を含むことを意図する。エンジンまたは装置は、複数の論理素子を含んでもよい。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本明細書の全体にわたり、概略ブロック図に示される構成要素には、3桁の参照符号が割り当てられ、参照符号の最上位桁は図面番号を示し、最下位2桁は構成要素を特定するものである。ブロック図に記載されない構成要素は、同じ最下位2桁の参照符号を有する既述の構成要素と同じ特性および機能を有するものとみなされてよい。ブロック図において、矢印線は、信号よりもむしろデータ経路を示しえる。各データ経路の幅は、複数ビットであってもよい。例えば、各データ経路は、4個、8個、16個、32個、64個、またはそれ以上の個数の並列接続から成ってもよい。
【0016】
装置の説明
図1は、テスト対象のネットワーク装置190とテスト装置110とを含む、テスト構成の概略ブロック図を示す。ネットワーク装置190は、ルータ、スイッチ、負荷分散装置、または通信ネットワーク内で使用される他のなんらかの種類の装置であってもよい。ネットワーク装置190は、統合された機能を実行するように連結された1つ以上の物理的装置であってよく、例えば単一の論理的装置を形成するように集められた2つ以上のルータであってもよい。ネットワーク装置190は、ネットワークの全体または一部を備えてもよく、ネットワークの全体または一部であってもよい。
【0017】
図1の例に示すように、ネットワーク装置190は、一般的にラインカードまたはブレードとも呼ばれる、複数のネットワークカード192を備えてもよい。ネットワークカード192は、シャーシ内に搭載されてマザーボードに連結されてもよい(これらは
図1に示さない)。ネットワーク装置190は、スイッチ構成カードまたはプロセッサカード等の他のカードを備えてもよい(これらも
図1に示さない)。ネットワーク装置190は、ネットワークカードを備えない他のなんらかの物理的形態として構成されてもよい。
【0018】
ネットワーク装置190は、テスト装置110等の他の装置と通信するための、複数のポートを備えてもよい。ローエンドのスイッチまたはルータは、例えば32個、48個または64個のポートを有してもよい。ハイエンドのネットワーク装置は、1000個以上のポートを有してもよい。
【0019】
各ネットワークカード192は、1個以上のポートを提供してもよい。ネットワーク装置190のポートは、リンク120によって、テスト装置110の対応ポートに接続されてもよい。リンク120は、ワイヤケーブルまたは光ケーブルであってもよい。ネットワーク装置190とテスト装置110との間のリンク120を介した通信は、ETHERNET(登録商標)規格、SONET(同期式光ファイバネットワーク)規格、FIBRECHANNEL(ファイバチャネル)規格、または他のなんらかの通信規格に準拠してもよい。各規格は、複数の通信速度を定義してもよい。リンク120は、必要な通信速度およびリンクの長さに応じて、異なる種類の光ファイバ、異なる光学波長、異なる種類の光源レーザを用いて実現されてもよい。光ファイバを介する通信は、一般的に半二重であるので、双方向通信のために別々の光ファイバリンク120が提供される。
【0020】
様々な異なる通信リンクとの互換性を各ネットワークカード192に与えるために、各ネットワークカードは、着脱可能トランシーバモジュール196を受容するコネクタ194を備えてもよい。複数のポートを提供するネットワークカードは、着脱可能トランシーバモジュール196用に対応する複数のコネクタ194を備えてもよい。各着脱可能トランシーバモジュールは、別々のリンク120を介して送受信を行ってもよく、ひいてはリンク120もまた、トランシーバモジュール上のコネクタ198に接続してもよい。各着脱可能トランシーバモジュール196は、コネクタ194においてアクセスされる所定の(トランシーバモジュールの種類ごとの)電気的インタフェースを介して、対応するネットワークカード192と通信してもよい。各着脱可能トランシーバモジュール196は、コネクタ194を介して、対応するネットワークカードから電力を受け取ってもよい。したがって、適切な着脱可能トランシーバモジュール196を選択および設置することによって、各ネットワークカード192は、様々な通信リンク120に適合することができる。
【0021】
競合製造企業間のマルチソースアグリーメントに従って、様々な着脱可能トランシーバモジュールが開発されてきた。例えば、155メガヘルツから4.25ギガヘルツの通信速度、および500メートルから160キロメートルの最大リンク長のために、40種類以上の異なる着脱可能小型フォームファクタ(SFP)トランシーバモジュールが利用可能である。SPFトランシーバモジュールは、銅ケーブル用または光ファイバリンク用に利用可能である。光ファイバリンク用としてのSPFトランシーバモジュールは、850ナノメートルの光学波長、1310ナノメートルの光学波長、または1470から1610ナノメートルの多数の光学波長において機能しえる。短距離の通信を目的とするSPFトランシーバモジュールは、発光ダイオードまたは垂直共振器レーザーを用いてもよく、マルチモード光ファイバと互換性があってもよい。より長距離の通信を目的とするSPFトランシーバモジュールは、分散型フィードバックまたはファブリペローレーザを用いてもよく、単一モード光ファイバと互換性があってもよい。
【0022】
同様に、最高10.2ギガヘルツの通信速度のために、様々な改良された着脱可能小型フォームファクタ(SPF+)トランシーバモジュールが利用可能であり、最高11.3ギガヘルツの通信速度のために、10ギガヘルツ着脱可能小型フォームファクタ(XFP)トランシーバモジュールが利用可能である。CFPトランシーバモジュールは、現在開発中ではあるが、最高100ギガヘルツの通信速度をサポートする予定である。他の種類の着脱可能光トランシーバモジュールは、GBIC、XPAK、X2およびXENPAKのトランシーバモジュールを備える。さらなる種類の着脱可能トランシーバモジュールが開発されえる。
【0023】
テスト装置110は、複数のテストネットワークカード112を備えてもよい。テストネットワークカード112は、シャーシ内に搭載されマザーボードに連結されてもよい(これらは
図1に示さない)。テスト装置110は、プロセッサカード等の他のカードを備えてもよい(これらも
図1に示さない)。
図1の例において、テスト装置110およびネットワーク装置190は、同数のネットワークカードを有するように示される。テスト装置110が備えるネットワークカードは、ネットワーク装置190が備えるネットワークカードよりも多くてもよく、または少なくてもよい。テスト装置110は、ネットワークカードを備えない他のなんらかの物理的形態として構成されてもよい。
【0024】
テスト装置110は、ネットワーク装置190と通信するための複数のポートを備えてもよい。各テストネットワークカード112は、1つ以上のポートを提供してもよい。テスト対象装置190の各ポートは、リンク120によってテスト装置110の対応ポートに接続されてもよい。様々な異なる光リンクとの互換性を各テストネットワークカード112に与えるために、各ネットワークカード112は、着脱可能トランシーバモジュール116を受容するコネクタ114を備えてもよい。複数のポートを提供するテストネットワークカード112は、着脱可能トランシーバモジュール116用に対応する複数のコネクタ114を備えてもよい。
【0025】
テスト装置110の各トランシーバモジュール116は、リンク120を介して、ネットワーク装置190側の対応するトランシーバモジュール196に連結されてもよい。対応するトランシーバモジュール同士は、同じ光学波長で機能しなければならず、対応するモジュール同士を接続するリンク120との互換性がなければならない。しかしながら、対応するトランシーバモジュール同士は、同一である必要はない。例えば、1310ナノメートルの光学波長を用いた単一モード光ファイバによる10ギガヘルツETHERNET(登録商標)通信を提供するために、SFP+、XFP、X2およびXPKのトランシーバモジュールが利用可能である。テスト装置110において、これらの種類のモジュールのうちの1つが使用されてもよく、ネットワーク装置において、これらの種類のモジュールのうちの別の1つが使用されてもよい。
【0026】
テスト対象装置190をテストするために、テスト装置110におけるテストネットワークカード112の少なくとも一部は、ネットワーク装置190に対してテストトラフィックを生成および送信してもよく、テストネットワークカード112の少なくとも一部は、ネットワーク装置190からテストトラフィックを受信してもよい。テスト装置110のポートのうちの1つから送信されたパケットは、その後、テスト装置110の他の1つ以上のポートによって受信されてもよい。
【0027】
ネットワーク装置190をテストするために、テスト対象のすべてのポートについて、適切な着脱可能トランシーバモジュールが(そのようなモジュールがない場合には)設置されてもよい。次に、互換性のある着脱可能トランシーバモジュールは、テスト装置110のポートと同等の個数で設置されてもよく、光ファィバリンクは、ネットワーク装置190およびテスト装置110の対応するポート間に接続されてもよい。着脱可能トランシーバモジュール、光ファイバケーブル、および該トランシーバモジュールおよび該ケーブルを設置するために要求される労働力は、テストを実行するコストのかなりの部分に相当することがある。
【0028】
図2は、テスト対象のネットワーク装置290およびテスト装置210を含む、別のテスト構成200の概略ブロック図を示す。ネットワーク装置290は、ルータ、スイッチ、負荷分散装置、または2つ以上の装置のクラスタであってもよい。ネットワーク装置290は、ネットワークの全体または一部であってもよい。
【0029】
ネットワーク装置290は、複数のネットワークカード292を備えてもよく、そのネットワークカード292−1、292−2および292−3は、
図2において識別される。
図2に示すように、各ネットワークカード292−1、292−2、292−3は、テスト装置210等の他の装置と通信するための1つのポートを有してもよい。1枚のネットワークカードは、1つ以上のポートを提供してもよい。
【0030】
図1にすでに示したように、従来のテスト構成において、ネットワーク装置の各ポートは、通信リンクによってテスト装置の対応ポートに接続されてもよい。
図2の例示的なテスト構成において、ネットワークカード292−1上のポートは、着脱可能トランシーバモジュール296、通信リンク220、および第2の着脱可能トランシーバモジュール216を介して、テスト装置210内のネットワークカード212上の対応するポートと通信してもよい。しかしながら、
図2のテスト構成において、ネットワークカード292−2および292−3上のポートは、着脱可能トランシーバモジュールに交換して(代わりに)、ネットワークカード292−2および292−3上に設置された着脱可能テストモジュール230と通信してもよい。
【0031】
各着脱可能テストモジュール230は、交換された着脱可能トランシーバモジュールと物理的に互換性があってもよい。すなわち、各テストモジュールは、ネットワークカードまたはネットワーク装置の他の部分に干渉することなく、着脱可能トランシーバモジュールに交換して、対応するネットワークカード上のコネクタ294に接続してもよい。更に、交換された着脱可能トランシーバモジュール用に備えられた搭載設備を(もしあれば)用いて、対応するネットワークカードに各着脱可能テストモジュールを機械的に搭載してもよい。着脱可能テストモジュール230の外形寸法は、交換された着脱可能トランシーバモジュールの外形寸法と同一であってもよく、または同一でなくてもよい。
【0032】
各着脱可能テストモジュール230は、交換された着脱可能トランシーバモジュールと電気的に互換性があってもよい。すなわち、交換された着脱可能トランシーバモジュール用の所定のインタフェースを用いて、各着脱可能テストモジュールを、コネクタ294を介して、対応するネットワークカードに電気的に接続してもよい。これに加えて、各着脱可能テストモジュール230は、ネットワーク装置290から供給される1つ以上の電力形態によって機能するように構成されてもよい。各着脱可能テストモジュール230は、ネットワーク装置290のみから電力を受け取ってもよい。各着脱可能テストモジュールは、交換された着脱可能トランシーバモジュールよりも多くの電力を消費しないように構成されてもよい。
【0033】
例えば、SFP+着脱可能トランシーバモジュールに交換して用いられるテストモジュールは、1.5ワット以下の電力消費量を有してもよい。XFP着脱可能トランシーバモジュールに交換して用いられるテストモジュールは、3.5ワット以下の電力消費量を有してもよい。SFP+およびXFPの仕様は、異なる電力消費限度を有するいくつかの種類の装置を可能にする。使用目的によっては、SFP互換性のある着脱可能テストモジュールの電力消費量は、1ワット以下である必要がありえて、XFP互換性のある着脱可能テストモジュールの電力消費量は、2.5ワット以下または1.5ワット以下である必要がありえる。CFP着脱可能トランシーバモジュール用の仕様は確定されたものではないが、CFP着脱可能トランシーバモジュールに交換して用いられるテストモジュールの電力消費量は、交換されたCFPモジュールの仕様の最大電力消費量以下であってもよい。
【0034】
各着脱可能テストモジュール230は、ネットワークカード292−1、着脱可能トランシーバモジュール216、296、リンク220、およびポート装置218を介して、テスト装置210の内部またはそれに連結したテストマネージャ240と通信してもよい。各着脱可能テストモジュール230は、ネットワーク装置290を介してテストマネージャ240と通信するため、本明細書においては、着脱可能テストモジュール230を、「帯域内」着脱可能テストモジュールと呼ぶ(後述の「ワイヤレス」および「ワイヤード」着脱可能テストモジュールと区別するため)。各帯域内着脱可能テストモジュール230は、ポート装置218からネットワーク装置290を通して送信されるパケットに含まれる構成データを受信してもよい。これとは反対に、各帯域内着脱可能テストモジュール230は、ネットワーク装置290を通してポート装置218に送信されるパケットを介してテスト結果を報告してもよい。
【0035】
帯域内着脱可能テストモジュール230は、ネットワーク装置290を介してテストトラフィックを送受信してもよい。具体的には、少なくとも一部の帯域内着脱可能テストモジュール230は、各着脱可能テストモジュール内に格納されるストリーム定義データに従って、テストトラフィックを生成および送信してもよい。少なくとも一部の着脱可能テストモジュール230は、テストトラフィックを受信して、トラフィック統計および他のテスト結果を蓄積してもよい。着脱可能テストモジュール230の一部または全ては、テストトラフィックを送受信してもよい。
【0036】
各着脱可能テストモジュール230は、テストセッション前またはテストセッション中に、テストマネージャ240から構成データを受信してもよい。構成データは、帯域内着脱可能テストモジュールがテストセッション中にエミュレートしえる1つまたは複数のアドレスを備えてもよい。構成データは、帯域内着脱可能テストモジュールがテストセッション中に生成および送信しえる1つ以上のパケットストリームのためのストリーム定義データと、帯域内着脱可能テストモジュールがテスト統計および他のテスト結果を蓄積および報告すべき方法に関する指示とを、更に含んでもよい。構成データは、特定の受信パケットを獲得および格納するための基準および指示を含んでもよい。各帯域内着脱可能テストモジュール230は、テスト統計、獲得したパケット、および他のテスト結果を、テストセッション中に定期的にまたは要求に応じてテストマネージャ240に報告してもよく、すべての蓄積したテスト結果を、テストセッション後にテストマネージャに報告してもよい。
【0037】
状況によっては、帯域内着脱可能テストモジュールは、受信パケットに部分的に基づくパケットを生成および送信してもよい。しかしながら、帯域内着脱可能テストモジュールは、受信パケットを単に反復または再送信するループバックモジュールに相当しない。帯域内着脱可能テストモジュールによって生成および送信されるパケットの全ては、帯域内着脱可能テストモジュール内に格納されるストリーム定義データに、ある程度は基づいてもよい。
【0038】
各帯域内着脱可能テストモジュール230は、ネットワーク装置290からの限定された量の電力を受け取りえるので、個々の帯域内着脱可能テストモジュールの能力は、ポート装置218等のポート装置の能力と比較すると、制限されえる。例えば、ある帯域内着脱可能テストモジュールにとって利用可能な制限された電力は、該モジュールに含まれるメモリの容量を制限することがある。制限されたメモリは、テストモジュールによって生成できる異なるパケットストリームの数を制限することがあり、トラフィック統計を蓄積しえる対象となるパケットグループの数を制限することがある。制限されたメモリは、帯域内着脱可能テストモジュールによって獲得されるパケットの合計サイズを制限することがあり、あるいはトラフィック統計の蓄積またはパケットの獲得のいずれかを任意の時点で行うように帯域内着脱可能テストモジュールを構成する必要がありえる。制限された電力は、帯域内着脱可能テストモジュール内の処理能力を制限することがあり、その結果、例えば、通信用に帯域内着脱可能テストモジュールが使用できるプロトコルの数が制限されることがある。
【0039】
各帯域内着脱可能トランシーバモジュール230は、構成データを受信する前にネットワーク装置290を介してパケットを受信する能力が制限されることがある。典型的なテスト状態において、各着脱可能トランシーバモジュールに送信される構成データと、他の全ての着脱可能トランシーバモジュールに送信される構成データとは、少なくともある程度は異なっていてもよい。個々の各帯域内着脱可能テストモジュール230が適切な構成データを受信できるためには、各帯域内着脱可能テストモジュール230に少なくとも1つの所定の固有アドレスが割り当てられるかまたは埋め込まれていてもよい。例えば、所定のアドレスは、MAC(メディアアクセス制御)アドレスまたはIP(インターネットプロトコル)アドレスであってもよい。所定の固有アドレスは、構成データの通信のみに使用されてもよい。一旦構成されると、各帯域内着脱可能テストモジュール230は、多数のアドレスを有する仮想装置またはネットワークをエミュレートしてもよい。
【0040】
最小待ち時間、最大待ち時間、およびパケット到着率等の時間的性能パラメータを測定するために、各帯域内着脱可能テストモジュール230は、マスタタイムクロックに同期するタイムクロックをテスト装置210内に備えてもよい。帯域内着脱可能テストモジュール230内のタイムクロックは、ネットワーク装置290を介してテスト装置210と同期パケットを交換しあうことによって同期されてもよい。時間同期パケットは、例えば、高精度時間プロトコル(PTP)としても公知のIEEE(米国電気電子技術者協会)規格1588に準拠してもよい。更なる例として、各帯域内着脱可能テストモジュール230は、ワイヤレスのタイムコード信号を受信するタイムコード受信器を備えてもよい。ワイヤレスのタイムコード信号は、例えば、GPS(全地球測位システム)信号であってもよく、またはテスト装置210から送信されて特許権で保護された信号であってもよい。
【0041】
帯域内着脱可能テストモジュール230がネットワーク装置290を介してテストマネージャ240と通信する際に、個々の帯域内着脱可能テストモジュール用のケーブルは必要とされない。ネットワーク装置290をテストするためには、わずか1対の光ケーブル(リンク220)を設置するだけでよいこともある。これ以外に、テスト要件によっては、帯域内着脱可能テストモジュールとケーブル接続との組み合わせを用いてもよい。例えば、ネットワーク装置290のポートの5%または20%あるいはそれ以外の一部分は、光ケーブルを介して、テスト装置210におけるポート装置218等のポート装置に接続されてもよい。ネットワーク装置290の残りのポートは、帯域内着脱可能テストモジュールを受け入れてもよい。ケーブルの数が減少すれば、ネットワーク装置をテストするために必要なコストおよび時間が著しく減少することがある。これに加えて、ネットワーク装置をテストするために必要な電力は、
図1に示すような従来のテスト構成の電力よりも実質的に低いことがある。なぜなら、帯域内着脱可能テストモジュール230は、着脱可能光トランシーバモジュール用にあらかじめ蓄えられた電力を使用して、ネットワーク装置290から電力を供給してもよいからである。
【0042】
帯域内着脱可能テストモジュール230がネットワーク装置290を介してテストマネージャ240と通信する際に、テストモジュール230とテストマネージャ240との間で(必要な場合に)通信される構成パケット、レポートパケットおよび時間同期パケットが、ネットワーク装置290への負荷に追加される。状況によっては、構成パケット、報告パケットおよび時間同期パケットの負荷は、ネットワーク装置290の性能に影響を与えることがあるので、ある程度は、実行中のテストの結果に影響を及ぼすことがある。
【0043】
図3は、テスト対象のネットワーク装置390およびテスト装置310を含む、別のテスト構成300の概略ブロック図を示す。ネットワーク装置390は、ルータ、スイッチ、負荷分散装置、または2つ以上の装置のクラスタであってもよい。ネットワーク装置390は、ネットワークの全体または一部であってもよい。ネットワーク装置390は、複数のネットワークカード392を備えてもよく、そのネットワークカード392−1、392−2および392−3は、
図3において識別される。
図3に示すように、各ネットワークカード392−1、392−2、392−3は、テスト装置310等の他の装置と通信するための1つのポートを有してもよい。1枚のネットワークカードは、1つ以上のポートを提供してもよい。
【0044】
図3の例示的なテスト構成において、ワイヤレステストモジュール332は、ネットワークカード392−1、392−2、392−3上のポートに設置されてもよい。ワイヤレステストモジュール332は、ワイヤレス通信リンク322を介したテスト装置310内のテストマネージャ340との通信、およびテスト装置310内のまたはテスト装置310に連結された少なくとも1つのワイヤレスマスタトランシーバ318との通信を行ってもよい。各ワイヤレス着脱可能テストモジュール332は、テスト装置310との通信のためのワイヤレストランシーバを追加することにより、帯域内着脱可能テストモジュール230と一般的に同じ特性を有してもよい。ワイヤレス着脱可能テストモジュール332は、従来の着脱可能トランシーバモジュールに交換して、ネットワークカード392―1、392―2、392−3に設置されてもよい。各ワイヤレス着脱可能テストモジュール332は、ネットワーク装置のみから電力を受け取ってもよい。
【0045】
各ワイヤレス着脱可能テストモジュール332は、ネットワーク装置390を介してテストトラフィックを送受信してもよい。各ワイヤレス着脱可能テストモジュール332は、ワイヤレスリンク322を介してテストマネージャ340から受信した構成データに従って、テストトラフィックを送受信してもよい。各ワイヤレス着脱可能テストモジュール332は、テスト統計、獲得したパケット、および他のテスト結果を、ワイヤレスリンク322を介してテストマネージャ340に報告してもよい。テスト結果は、テストセッション中に定期的にまたは要求に応じて、および/またはテストセッション後に、報告されてもよい。
【0046】
ワイヤレス通信リンク322は、IEEE802.11規格またはIEEE802.16規格等の規格に準拠してもよい。ワイヤレス通信リンク322は、WIFIまたはWIMAX等の業界作業グループ規格に準拠してもよく、それはIEEE規格の1つに基づいていてもよい。ワイヤレス通信リンク322は、別の既存の通信規格または将来の通信規格に準拠してもよい。ワイヤレス通信リンク322は、特許権で保護されたものであってもよく、既存の規格に準拠しなくてもよい。
【0047】
各ワイヤレス着脱可能テストモジュール332は、テスト装置310内のマスタタイムクロックに同期するタイムクロックを備えてもよい。ワイヤレス着脱可能テストモジュール332内のタイムクロックは、ワイヤレス通信リンク322を介して同期パケットをテスト装置310と交換しあうことによって同期されてもよい。ワイヤレス着脱可能テストモジュール332内のタイムクロックは、ワイヤレス通信リンク322を制御するために提供されるタイムコードに同期されてもよい。各ワイヤレス着脱可能テストモジュール332は、ワイヤレスタイムコード信号を受信するタイムコード受信器を備えてもよく、ワイヤレスタイムコード信号は、例えばGPS(全地球測位システム)信号、またはテスト装置310から送信されて特許権で保護される信号であってもよい。
【0048】
個々のワイヤレス着脱可能テストモジュール332をテスト装置310に連結するためにケーブルは必要とされないので、ネットワーク装置390をテストするコストが著しく低減されえる。これに加えて、ネットワーク装置390をテストするために必要な電力は、
図1の従来のテスト構成の電力よりも実質的に低いことがありえる。なぜなら、ワイヤレス着脱可能テストモジュール332は、着脱可能光トランシーバモジュール用にあらかじめ蓄えられた電力を使用して、ネットワーク装置490から電力を供給してもよいからである。
【0049】
図3には示さないが、テスト要件によっては、ワイヤレス着脱可能テストモジュールとケーブル接続との組み合わせを用いてもよい。例えば、ネットワーク装置390のポートの5%または20%あるいはそれ以外の一部分は、光ケーブルを介して、テスト装置310におけるポート装置318等のポート装置に接続されてもよい。ネットワーク装置390の残りのポートは、ワイヤレス着脱可能テストモジュール332を受け入れてもよい。
【0050】
ワイヤレス着脱可能テストモジュール332がテストマネージャ340とワイヤレス通信する際に、テストモジュール332とテストマネージャ340との間で(必要な場合に)通信される構成パケット、レポートパケットおよび時間同期パケットは、ネットワーク装置390上の負荷に追加されず、実行中のテストの結果に影響しないことがある。
【0051】
図4は、テスト対象のネットワーク装置490およびテスト装置410を含む、別のテスト構成400の概略ブロック図を示す。ネットワーク装置490は、ルータ、スイッチ、負荷分散装置、または2つ以上の装置のクラスタであってもよい。ネットワーク装置490は、ネットワークの全体または一部であってもよい。ネットワーク装置490は、複数のネットワークカード492を備えてもよく、そのネットワークカード492−1、492−2および492−3は、
図4において識別される。各ネットワークカード492−1、492−2、492−3は、テスト装置410等の他の装置と通信するための1つのポートを有してもよい。1枚のネットワークカードは、1つ以上のポートを提供してもよい。
【0052】
図4の例示的なテスト構成400において、ネットワークカード492−1、492−2、492−3上のポートは、ワイヤード着脱可能テストモジュール434、低帯域幅ワイヤード通信リンク424、およびテスト装置410内の1つ以上の低帯域幅トランシーバ418を介して、テスト装置410内のテストマネージャ440と通信してもよい。この文脈において、「低帯域幅」という用語は、ワイヤード着脱可能テストモジュール434とネットワーク装置490のポートとの間の接続の帯域幅よりも実質的に小さい帯域幅を意味する。低帯域幅通信リンク424の帯域幅は、ネットワーク装置490のポートの帯域幅のうちの小さな画分(例えばほんの数パーセント未満)であってもよい。
【0053】
ワイヤード着脱可能テストモジュール434は、テスト装置410との通信のための低帯域幅トランシーバを追加することにより、一般的に、帯域内着脱可能テストモジュール230と同じ特性を有してもよい。ワイヤード着脱可能テストモジュール434は、従来の着脱可能トランシーバモジュールに交換して、ネットワークカード492―1、492―2、492−3に設置されてもよい。ワイヤード着脱可能テストモジュール434は、ネットワーク装置490のみから電力を受け取ってもよい。これ以外に、各ワイヤード着脱可能テストモジュール434は、ネットワーク装置490から電力を受け取ってもよく、低帯域幅ワイヤード通信リンク424を介してテスト装置410から更なる電力を受け取ってもよい。例えば、各ワイヤード着脱可能テストモジュール434は、パワーオーバイーサネット(登録商標)(PoE)用のIEEE規格802.3afに従って、電力を受け取ってもよい。[0064]各ワイヤード着脱可能テストモジュール434は、ネットワーク装置490を介してテストトラフィックを送受信してもよい。各ワイヤード着脱可能テストモジュール434は、低帯域幅通信リンク424を介してテストマネージャ440から受信した構成データに従って、テストトラフィックを送受信してもよい。各ワイヤード着脱可能テストモジュール434は、テスト統計、獲得したパケット、および他のテスト結果を、低帯域幅通信リンク424を介してテストマネージャ440に報告してもよい。テスト結果は、テストセッション中に定期的にまたは要求に応じて、および/またはテストセッション後に、報告されてもよい。
【0054】
低帯域幅通信リンク424は、USB(ユニバーサルシリアルバス)規格、IEEE1394規格、またはEthernet(登録商標)規格等の規格に準拠してもよい。低帯域幅通信リンク424は、別の既存の通信規格または将来の通信規格に準拠してもよい。低帯域幅通信リンク424は、特許権で保護されたものであってもよく、既存の規格に準拠しなくてもよい。低帯域幅通信リンク424は、例えば、FCC規格のRJ14、RJ25またはRJ45に準拠する低コストのツイストペアケーブルによって、物理的に実現されてもよい。
【0055】
各ワイヤード着脱可能テストモジュール434は、テスト装置410内のマスタタイムクロックに同期するタイムクロックを備えてもよい。例えば、ワイヤード着脱可能テストモジュール434内のタイムクロックは、ワイヤード通信リンク424用に用いられるケーブルを介してテスト装置410から各ワイヤード着脱可能テストモジュール434に送信される信号によって、同期されてもよい。
【0056】
図4には示さないが、テスト要件によっては、ワイヤード着脱可能テストモジュール434と全帯域幅ケーブル接続との組み合わせを用いてもよい。例えば、ネットワーク装置490のポートの5%または20%あるいはそれ以外の一部分は、光ケーブルを介して、テスト装置410におけるポート装置218等のポート装置に接続されてもよい。ネットワーク装置490の残りのポートは、ワイヤード着脱可能テストモジュール434を受け入れてもよい。ネットワーク装置490の残りのポートは、ワイヤード着脱可能テストモジュール434とワイヤレス着脱可能テストモジュール332との組み合わせを受け入れてもよい。
【0057】
ワイヤード着脱可能テストモジュール434が、ネットワーク装置490の外部の低帯域幅通信リンク424を介してテストマネージャ440と通信する際に、ワイヤードテストモジュール434とテストマネージャ440との間で(必要な場合に)通信される構成パケット、レポートパケットおよび時間同期パケットが、ネットワーク装置490への負荷に追加されず、実行中のテストの結果に影響しないことがある。
【0058】
ワイヤード着脱可能テストモジュール434を用いてネットワーク装置をテストする際に、ネットワーク装置490とテスト装置410との間にケーブルを接続しなければならない。しかしながら、
図1の従来のテスト構成において必要とされる光ファイバケーブルとは対照的に、ここで必要とされるケーブルは、低コストのケーブルである。これに加えて、高コストの光トランシーバモジュールは、ネットワーク装置およびテスト装置のすべてのポートにおいて必要とされるわけではない。これに加えて、ネットワーク装置をテストするために必要な電力は、従来のテスト構成の電力よりも実質的に低いことがある。なぜなら、ワイヤード着脱可能テストモジュール434は、着脱可能光トランシーバモジュール用にあらかじめ蓄えられた電力を使用して、ネットワーク装置490から電力を供給してもよいからである。
【0059】
ネットワーク装置が、ワイヤレス着脱可能テストモジュール332等のワイヤレス着脱可能テストモジュールまたはワイヤード着脱可能テストモジュール434等のワイヤード着脱可能テストモジュールを受け入れるための多数のポートを有する場合には、単一のコンピューティング装置が全ての着脱可能テストモジュールのテストマネージャの役割を果たすことは、非実用的でありえる。このような状態においては、
図5に示すような階層的テストマネージャを用いてもよい。
【0060】
図5は、ネットワーク装置590に設置される複数のワイヤレスまたはワイヤード着脱可能テストモジュール532/534を含む、例示的なテスト構成500を示す。複数の着脱可能テストモジュールの各々は、ワイヤレスまたはワイヤード通信リンク522/524を介して、階層的テストマネージャ540と通信してもよい。階層的テストマネージャ540は、マスタテストアドミニストレータ装置542および2つ以上のコントローラ/アグリゲータ装置544−1、544―2を備えてもよい。各コントローラ/アグリゲータ装置544−1、544−2は、テストモジュール532/534の各部と通信してもよい。
図5の例において、2つのコントローラ/アグリゲータ装置544−1、544−2の各々は、テストモジュール532/534のほぼ半分と通信してもよい。
【0061】
階層的テストマネージャは、2つ以上のコントローラ/アグリゲータ装置を備えてもよい。例えば、1024個のポートを備えるネットワーク装置は、32個のコントローラ/アグリゲータ装置を用いてテストされてもよく、コントローラ/アグリゲータ装置の各々は、ネットワーク装置の32個のポートに設置された32個の着脱可能テストモジュールと通信する。1024個のポートを備えるネットワーク装置は、各々が64個の着脱可能テストモジュールと通信する16個のコントローラ/アグリゲータ装置、または各々が16個の着脱可能テストモジュールと通信する64個のコントローラ/アグリゲータ装置、または他のなんらかの個数のコントローラ/アグリゲータ装置を用いて、テストされてもよい。
【0062】
各コントローラ/アグリゲータ装置544−1、544−2は、それぞれの着脱可能テストモジュール532/534に構成データを提供してもよい。例えば、各コントローラ/アグリゲータ装置544−1、544−2は、テストアドミニストレータ装置542から受信される構成データを、それぞれの着脱可能テストモジュール532/534へとリレーしてもよい。各コントローラ/アグリゲータ装置544−1、544−2は、テストアドミニストレータ装置542から受信される指示に基づいて構成データを生成してもよく、生成された構成データを、それぞれの着脱可能テストモジュール532/534に送信してもよい。各コントローラ/アグリゲータ装置544−1、544−2は、それぞれの着脱可能テストモジュールからトラフィック統計および他のテスト結果を受信してもよい。各コントローラ/アグリゲータ装置544−1、544−2は、受信したトラフィック統計を集計し、集計されたトラフィック統計をテストアドミニストレータ装置に報告してもよい。
【0063】
図6を次に参照すると、着脱可能テストモジュール630(着脱可能テストモジュール230であってもよい)は、テスト対象のネットワーク装置690のポートからパケットストリームを受信するための、トラフィック受信器640を備えてもよい。受信されたトラフィックストリームは、テストトラフィックおよび構成パケットを含んでもよい。構成パケットは、着脱可能テストモジュール630の少なくとも一部の機能を制御する構成データ656を転送してもよい。
【0064】
トラフィック受信器640は、テストトラフィック658を、獲得エンジン644および/または統計エンジン642へと導いてもよい。獲得エンジン644は、構成データ656の一部として含まれる獲得基準に従って、受信パケットを獲得および格納してもよい。統計エンジン642は、受信されたテストトラフィックからテストデータを抽出してもよく、複数のパケットグループについてのトラフィック統計を蓄積してもよい。蓄積されたトラフィック統計は、受信されたパケットの数、および/または順番誤りで受信されたパケットの数等の、各パケットグループについての定量的情報を含んでもよい。蓄積されたトラフィック統計は、各パケットグループ内におけるパケットについての最小待ち時間、最大待ち時間および平均待ち時間等の、時間的情報を含んでもよい。構成データ656は、統計エンジン642によって蓄積されるべきトラフィック統計を定義するデータを含んでもよい。
【0065】
獲得エンジン642よって獲得されたパケット、および統計エンジン644によって蓄積されたトラフィック統計は、レポートパケットジェネレータ646によってテストレポートに形成されてもよい。レポートパケットジェネレータ646は、ネットワーク装置を介して、テストレポートを生成および送信してもよいレポートパケットジェネレータ646は、テストセッション中に定期的にまたは要求に応じて、および/またはテストセッション後に、テストレポートを送信してもよい。
【0066】
ネットワーク装置690を介して受信される構成データ656は、着脱可能テストモジュール630によって生成されるべき1つ以上のパケットストリームを定義する、ストリーム定義データを含んでもよい。ストリーム定義データは、例えば、生成されるべき1つ以上のパケットストリームの種類および形式を定義するデータ、各パケットストリームの通信速度を示すデータ、各パケット内の内容可変フィールドを満たす指示、および他の情報を含んでもよい。トラフィックジェネレータ648は、構成データ656に含まれるストリーム定義データに従って、テストトラフィックを生成および送信してもよい。マルチプレクサ650は、レポートパケットジェネレータ646によって生成されるテストレポートを、トラフィックジェネレータ648によって生成されるテストトラフィックのフローの中に挿入してもよい。
【0067】
着脱可能テストモジュール630は、TCP(伝送制御プロトコル接続)等のステートフル接続を維持するように構成されてもよく、またはステートフル接続をシミュレーションするように構成されてもよい。いずれにせよ、着脱可能テストモジュール630は、特定の受信パケットへの返信として送信用パケットを生成してもよい。例えば、トラフィック受信器640は、応答を要求する受信パケットを識別してもよく、データまたは指示660をトラフィックジェネレータに提供してもよい。トラフィックジェネレータ648は、ステートフル応答パケット(接続の状態または履歴を考慮して生成される応答)、またはシミュレーションされたステートフル応答パケット(受信パケットの内容のみに基づいた応答)を生成してもよい。
【0068】
着脱可能テストモジュール630は、内部のタイムコードジェネレータまたはクロックを、ネットワーク装置および/または着脱可能テストモジュール630に連結されるテスト装置(図示せず)内のマスタタイムコードジェネレータに同期させるための、タイムコード同期装置652を備えてもよい。タイムコード同期装置652は、例えばIEEE規格1588に準拠して、ネットワーク装置690およびトラフィック受信器640を介して、テスト装置から時間同期パケットを受信してもよい。タイムコード同期装置652は、ワイヤード通信リンクまたはワイヤレス通信リンク(図示せず)を介して、テスト装置から同期化信号または同期化データを直接的に受信するための、受信器を備えてもよい。タイムコード同期装置652は、他のなんらかの送信元から同期化信号または同期化データを受信するための、GPS受信器等の受信器を備えてもよい。
【0069】
着脱可能テストモジュール630は、トラフィック受信器640および着脱可能テストモジュール630の他の部分が完全に構成される前に初期構成データを受信するための、ブートローダ654を備えてもよい。ブートローダ654は、着脱可能テストモジュール630にあらかじめ割り当てられる固有アドレスにアドレス指定される少なくとも1つの種類のパケットを受信するように構成されてもよい。ブートローダは、これらのパケットから構成データを抽出し、構成データを着脱可能テストモジュール630の他の部分へと供給してもよい。着脱可能テストモジュールが、保存されたプログラマブルゲートアレイまたは他のプログラマブルロジックデバイスを少なくとも部分的に用いて実現される場合には、ブートローダ654は、受信パケットからプログラミングデータを抽出して、プログラミングデータを用いてプログラマブルロジックデバイスまたはデバイスを構成するように構成されてもよい。
【0070】
着脱可能テストモジュール630は、ネットワーク装置のみから電力を受け取ってもよい。着脱可能テストモジュールは、着脱可能トランシーバモジュールに交換して、ネットワーク装置に設置されてもよい。着脱可能テストモジュールは、交換された着脱可能トランシーバモジュールよりも多くの電力を消費しないように構成されてもよい。
【0071】
図6に示すように、着脱可能テストモジュール630を機能要素に区分化することは、対応する物理的な分割を意味するものではない。トラフィック受信器640、統計エンジン642、獲得エンジン646、トラフィックジェネレータ648、マルチプレクサ650、タイムコード同期装置652、およびブートローダ654の全てまたは一部は、1つ以上の物理装置において実現されてもよい。着脱可能テストモジュール630の全てまたは一部は、1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)によって実現されてもよい。着脱可能テストモジュール630の全てまたは一部は、1つ以上のフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理回路によって実現されてもよい。1つ以上のFPGAまたはプログラマブル論理回路を構成するために用いられるプログラミングコードは、電源が投入されるたびに着脱可能テストモジュール630にアップロードされてもよい。各FPGAは、電源が落とされるたびに、プログラムされていない状態に復帰してもよい。着脱可能テストモジュール630の機能の全てまたは一部は、着脱可能テストモジュール内の1つ以上のプロセッサによって実行されるソフトウェアまたはファームウェアによって実現されてもよい。
【0072】
図7を参照すると、ワイヤレス着脱可能テストモジュール332またはワイヤード着脱可能テストモジュール434でもありえる着脱可能テストモジュール732/734は、トラフィック受信器740、統計エンジン742、獲得エンジン744、レポートパケットジェネレータ746、トラフィックジェネレータ748、マルチプレクサ750、タイムコード同期装置752、およびブートローダ754を備えてもよい。着脱可能テストモジュール732/734のこれらの構成要素の機能は、着脱可能テストモジュール630の同等の構成要素の機能と類似していてもよい。これらの構成要素の機能についての説明は省略する。
【0073】
着脱可能テストモジュール732/734は、ワイヤレス通信リンク722またはワイヤード通信リンク724を介してテストマネージャ740と通信しえる、制御トランシーバ762を備えてもよい。着脱可能テストモジュール732/734内のFPGAまたは他のプログラマブルデバイスをプログラムするために用いられるプログラミングデータの一部または全部は、通信リンク722/724および制御トランシーバ762を介して、テストマネージャ740から受信されてもよい。着脱可能テストモジュール732/734の操作を定義および制御する構成データ756の一部または全部は、通信リンク722/724および制御トランシーバ762を介して、テストマネージャ740から受信されてもよい。レポートパケットジェネレータ746によって生成されるテストレポートの一部または全部は、制御トランシーバ762および通信リンク722/724を介して、テストマネージャ740に送信されてもよい。
【0074】
各着脱可能テストモジュール732/734は、ネットワーク装置790のみから電力を受け取ってもよい。これ以外に、ワイヤード着脱可能テストモジュール734は、ネットワーク装置790から電力を受け取ってもよく、低帯域幅ワイヤード通信リンク724を介して、テストマネージャ740を収容するテスト装置から、更なる電力を受け取ってもよい。例えば、各ワイヤード着脱可能テストモジュール734は、パワーオーバイーサネット(登録商標)(PoE)用のIEEE規格802.3afに従って、電力を受け取ってもよい。
【0075】
着脱可能テストモジュール630、732および734は、例示的なものであり、他の着脱可能テストモジュール構成が可能である。例えば、着脱可能テストモジュールは、テスト対象のネットワーク装置を介してテストマネージャと通信し、別のワイヤード接続またはワイヤレス接続を介してタイムコード同期を受信する、ように構成されてもよい。着脱可能テストモジュールは、ワイヤード接続を介して電力の一部または全部を受け取り、ワイヤレスリンクを介しておよび/またはテスト対象のネットワーク装置を介してテストマネージャと通信する、ように構成されてもよい。ワイヤードリンクまたはワイヤレスリンクを介してテストマネージャと通信するように構成される着脱可能テストモジュールは、テスト対象のネットワーク装置を介してテストマネージャと通信してもよい。
【0076】
工程の説明
図8を参照すると、ネットワーク装置をテストするための工程800は、工程810において開始し、工程890において終了しえる。少なくとも工程860から工程880までの動作は、循環的であってもよく、テストセッション中は多くの回数にわたって反復されてもよい。
【0077】
工程820において、1つ以上の着脱可能テストモジュールは、対応する個数の着脱可能トランシーバモジュールに交換して(代わりに)、ネットワーク装置に設置されてもよい。工程820において設置される着脱可能テストモジュールは、(帯域内着脱可能テストモジュール230等の)帯域内着脱可能テストモジュール、(ワイヤレス着脱可能テストモジュール332等の)ワイヤレス着脱可能テストモジュール、(ワイヤード着脱可能テストモジュール434等の)ワイヤード着脱可能テストモジュール、またはこれらと他の種類の着脱可能テストモジュールとの組合せであってもよい。工程820において設置される着脱可能テストモジュールが、帯域内着脱可能テストモジュールを備える場合には、従来通りに、例えば着脱可能トランシーバモジュールおよび光ファイバケーブルを用いて、ネットワーク装置の1つ以上のポートを、対応するテスト装置ポートに接続されてもよい。工程820において設置される着脱可能テストモジュールが、ワイヤレス着脱可能テストモジュールおよび/またはワイヤード着脱可能テストモジュールである場合には、ネットワーク装置のポートの一部は、従来通りに、対応するテスト装置のポートにオプションとして接続されていてもよい。工程820において設置される着脱可能テストモジュールが、ワイヤード着脱可能テストモジュールを備える場合には、低帯域幅ワイヤケーブルは、各ワイヤード着脱可能テストモジュールと、対応する低帯域幅テスト装置ポートとの間に、設置されてもよい。
【0078】
工程830において、ネットワーク装置の外部のテストマネージャと、工程820においてネットワーク装置に設置された着脱可能テストモジュールとの間で、通信が確立されてもよい。テストマネージャと帯域内着脱可能テストモジュールとの間の通信は、ネットワーク装置を介してパケットを交換することによって確立されてもよい。ワイヤレス着脱可能テストモジュールおよび/またはワイヤード着脱可能テストモジュールとテストマネージャとの間の通信は、ネットワーク装置からはそれぞれ独立して、ワイヤレス通信リンクまたは低帯域幅ワイヤード通信リンクを用いて確立されてもよい。全ての場合において、各着脱可能テストモジュールは、テストマネージャと最初の通信を確立するために用いられる、少なくとも1つの所定の固有通信アドレスを有してもよい。
【0079】
工程840において、各着脱可能テストモジュール内のフィールドプログラマブルロジックアレイ等のプログラマブルデバイスは、工程830において確立された通信リンクを介してテストマネージャから受信されるプログラミングデータを用いて、プログラムされてもよい。複数の着脱可能テストモジュールの各々は、同じ方法または異なる方法でプログラムされてもよい。複数の着脱可能テストモジュールが同様にプログラムされる場合には、プログラミングデータは、テストマネージャから複数の着脱可能テストモジュールへと一斉送信されてもよく、または個々に着脱可能テストモジュールへと送信されてもよい。
【0080】
工程840において着脱可能テストモジュールがプログラムされた後、工程850において各着脱可能テストモジュールが構成されてもよい。具体的には、工程850において、各着脱可能テストモジュールは、工程830において確立された通信リンクを介して、テストマネージャから構成データを受信してもよい。構成データは、帯域内着脱可能テストモジュールがテストセッション中にエミュレートしえる1つまたは複数のアドレスを備えてもよい。構成データは、帯域内着脱可能テストモジュールがテストセッション中に生成および送信しえる1つ以上のパケットストリームのための定義と、帯域内着脱可能テストモジュールがテスト統計および他のテスト結果を蓄積および報告すべき方法に関する指示とを、更に含んでもよい。構成データは、特定の受信パケットを獲得および格納するための基準および指示を含んでもよい。
【0081】
少なくとも一部の種類の着脱可能トランシーバモジュールは、ホットスワップ可能である。すなわち、トランシーバモジュールは、ネットワーク装置が機能している間に、取り外されて交換されてもよい。ホットスワップ可能なトランシーバモジュールの交換に用いられる着脱可能テストモジュールもまたさらに、ホットスワップ可能であってもよい。ホットスワップ可能なテストモジュールは、ネットワーク装置に設置された直後に、プログラミングおよび構成のために利用可能であってもよい。この場合には、通信の確立、プログラミング、および各着脱可能テストモジュールの構成は、各モジュールがネットワーク装置に設置された直後に開始してもよいので、工程830、工程840および工程850における動作は、複数の着脱可能テストモジュールに対して、並行して進行してもよい。
【0082】
工程850においてすべての着脱可能テストモジュールが構成された後、テストセッションを開始してもよい。工程860において、少なくとも一部の着脱可能テストモジュールは、ネットワーク装置を介してテストトラフィックを送信してもよく、少なくとも一部の着脱可能テストモジュールは、ネットワーク装置からテストトラフィックを受信してもよい。着脱可能テストモジュールの一部または全部は、テストトラフィックの送信および受信の両方を行ってもよい。着脱可能テストモジュールは、工程850においてテストマネージャから受信された構成データに従って、テストトラフィックの送受信を行ってもよい。
【0083】
工程870において、着脱可能テストモジュールの一部または全部は、テスト統計、獲得されたパケット、および他のテスト結果を、テストマネージャに報告してもよい。着脱可能テストモジュールは、工程870において、テストセッション中に定期的に、および/またはテストセッション中にテストマネージャからの要求に応じて、テスト結果を報告してもよい。着脱可能テストモジュールの一部または全部は、テストセッション後に、蓄積されたすべてのテスト結果をテストマネージャに報告してもよい。
【0084】
工程880において、テストセッションが終了したかどうかの判定が行われてもよい。複合ネットワーク装置のテストを終了する際には、何百万ものパケットを含む十万個以上のパケットグループに関するトラフィック統計の送信および蓄積を伴うことがある。工程880においてテストセッションが終了していないと判定された場合には、工程860においてテストセッションを継続してもよい。状況によっては、破線矢印885によって示すように、テストセッションが継続している間に、少なくとも一部の着脱可能テストモジュールの構成に対して変更を行ってもよい。工程860、工程870および工程880における動作は、説明の容易さのために逐次的な動作として示すが、連続的に実行されてもよく、ほぼ並行して実行されてもよい。
【0085】
工程880においてテストセッションが終了したと判定された場合には、工程890において、工程800を終了してもよい。
【0086】
まとめ
本明細書の全体にわたって示される実施形態および例は、開示または請求される装置および処理手順を限定するものではなく、典型的な例として考慮されるべきである。本明細書において提示される例の多くは、方法作用またはシステム要素の特定の組み合わせを含むが、それらの作用および要素は、別の態様で組み合わされても同じ目的を達成しえる、ということを理解すべきである。フローチャートに関しては、より多くの工程またはより少ない工程を含んでもよく、示される工程は、本願明細書に記載される方法を達成するために組み合わせられてもよく、更に改良されてもよい。一実施形態のみに関連して説明される作用、構成要素および特徴は、他の実施形態における類似の役割から除外されることを意図しない。
【0087】
本明細書において、「複数」は、2つ以上を意味する。本明細書において、項目の「セット」は、1つ以上のこのような項目を含んでもよい。明細書または請求項のいずれに記載される場合も、本明細書において用いられる「備える」、「含む」、「持つ」、「有する」、「含有する」、「伴う」等の用語は、制限されない、すなわち含むが限定されないものとして意図されることを理解すべきである。「〜からなる」および「基本的に〜からなる」という移行句は、請求項に関しては、それぞれ限定的移行句または半限定的移行句である。請求項において構成要素を修飾する「第1」、「第2」、「第3」等の序数詞の使用は、優先、順位、または他の請求項に対するある請求項の順番、または方法の作用が実行される時間的な順序を単独で意味するものではなく、ある名称を有する1つの請求項構成要素を、(序数詞なしの)同じ名称を有する別の構成要素から区別し、それらの請求項構成要素を区別するための、単なるラベルとして用いられるものである。本明細書において、「および/または」は、列挙される項目が選択肢であることを意味するが、それらの選択肢もまた、列挙される項目の任意の組合せを含む。