【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、第1のコネクタとして、
相手側係合部の形成された相手側シェルを有する相手側コネクタと嵌合するコネクタであって、
複数のコンタクトと、前記コンタクトをピッチ方向に列設保持する保持部材と、前記保持部材に一端を保持されたベースバネ部とを備えており、
前記ベースバネ部は、前記ピッチ方向と直交する前方向に延びており、且つ、前記ピッチ方向に撓み可能であり、
前記ベースバネ部には、前記相手側係合部と係合し、弾性変形可能な係合部が設けられており、
前記前方向の逆方向である後方向に沿って前記相手側コネクタを前記コネクタに対して嵌合させる過程において、前記ベースバネ部が初期状態から前記ピッチ方向に撓んだ後、前記ベースバネ部が前記初期状態に向かって戻ろうとしつつ前記係合部が前記相手側係合部に係合するように構成されている、コネクタを提供する。
【0008】
また、本発明は、第2のコネクタとして、第1のコネクタであって、
前記ベースバネ部は、板状の形状を有しており、前記ピッチ方向と直交している
コネクタを提供する。
【0009】
また、本発明は、第3のコネクタとして、第1又は第2のコネクタであって、
前記係合部は、前記ベースバネ部から前記ピッチ方向に隆起するように曲げ形成されたバネ係合部である
コネクタを提供する。
【0010】
また、本発明は、第4のコネクタとして、第3のコネクタであって、
前記バネ係合部の前端及び後端は、前記ベースバネ部と連続している
コネクタを提供する。
【0011】
また、本発明は、第5のコネクタとして、第3又は第4のコネクタであって、
前記バネ係合部には、前記ピッチ方向に突出した接点であって前記相手側コネクタが前記コネクタに嵌合する際に前記相手側シェルに接続する接点が設けられている
コネクタを提供する。
【0012】
また、本発明は、第6のコネクタとして、第1乃至第5のいずれかのコネクタであって、
基板に固定されるホールドダウンと、前記保持部材に組み込まれたシェルとを更に備えている
コネクタを提供する。
【0013】
また、本発明は、第7のコネクタとして、第6のコネクタであって、
前記ベースバネ部の前端から後方に向けて折り返された撓み限界規定部を更に備えており、
前記撓み限界規定部は、前記ピッチ方向において前記ベースバネ部と前記ホールドダウンとの間に位置しており、前記前方向及び前記後方向において前記ホールドダウンと少なくとも部分的に重複している
コネクタを提供する。
【0014】
また、本発明は、第8のコネクタとして、第7のコネクタであって、
前記撓み限界規定部の前端及び前記ベースバネ部の前端並びに前記ホールドダウンの前端は、前記保持部材の前端よりも前方に位置している
コネクタを提供する。
【0015】
また、本発明は、第9のコネクタとして、第7又は第8のコネクタであって、
前記撓み限界規定部の後端は、前記保持部材に保持されている
コネクタを提供する。
【0016】
また、本発明は、第10のコネクタとして、第7乃至第9のいずれかのコネクタであって、
前記ピッチ方向と直交し且つ前記後方向と直交する上下方向において、
前記撓み限界規定部の前端は前記ベースバネ部の幅と同一幅の広部を有し、前記撓み限界規定部の前記後方向に向かって延びる部分は前記広部よりも幅の狭い狭部を有する
コネクタを提供する。
【0017】
また、本発明は、第11のコネクタとして、第7乃至第9のいずれかのコネクタであって、
前記保持部材は前記ピッチ方向における端部に前記前方向に突出する突出部を有しており、
前記撓み限界規定部の後端が前記突出部に保持されている
コネクタを提供する。
【0018】
また、本発明は、第12のコネクタとして、第6乃至第11のいずれかのコネクタであって、
前記ベースバネ部は、前記シェルと一体形成されている
コネクタを提供する。
【0019】
また、本発明は、第13のコネクタとして、第6乃至第12のいずれかのコネクタであって、
前記シェルには、下板部と複数のグランドタブとが設けられており、
前記下板部は、前記相手側コネクタが前記コネクタに嵌合する際に前記相手側シェルと接続するものであり、且つ、前記ピッチ方向に長手を有する板状の形状を有するものであり、
前記グランドタブは、前記コネクタを前記基板に搭載した際に前記基板に接続されるものであり、且つ、前記ピッチ方向において互いに離間した状態で前記下板部から前方に突出するように配置されている
コネクタを提供する。
【0020】
また、本発明は、第14のコネクタとして、第13のコネクタであって、
前記保持部材は、前記相手側コネクタの一部が挿入される挿入口を有しており、
前記下板部は、前記挿入口内において露出している
コネクタを提供する。