特許第5780532号(P5780532)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 朝日インテック株式会社の特許一覧

<>
  • 特許5780532-医療用ガイドワイヤ 図000002
  • 特許5780532-医療用ガイドワイヤ 図000003
  • 特許5780532-医療用ガイドワイヤ 図000004
  • 特許5780532-医療用ガイドワイヤ 図000005
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5780532
(24)【登録日】2015年7月24日
(45)【発行日】2015年9月16日
(54)【発明の名称】医療用ガイドワイヤ
(51)【国際特許分類】
   A61M 25/09 20060101AFI20150827BHJP
【FI】
   A61M25/09 516
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-252827(P2013-252827)
(22)【出願日】2013年12月6日
(62)【分割の表示】特願2011-283628(P2011-283628)の分割
【原出願日】2009年6月16日
(65)【公開番号】特開2014-79632(P2014-79632A)
(43)【公開日】2014年5月8日
【審査請求日】2013年12月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】390030731
【氏名又は名称】朝日インテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100134326
【弁理士】
【氏名又は名称】吉本 聡
(72)【発明者】
【氏名】宮田 尚彦
(72)【発明者】
【氏名】長野 聡
(72)【発明者】
【氏名】西岸 誠
【審査官】 金丸 治之
(56)【参考文献】
【文献】 特表2002−539901(JP,A)
【文献】 国際公開第98/018516(WO,A1)
【文献】 特開平06−292729(JP,A)
【文献】 特開2004−190167(JP,A)
【文献】 特開平09−182800(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 25/09
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
細径の先端部を有するコアシャフトと、
前記コアシャフトの外周を囲う外側可撓管体と、
全体が前記外側可撓管体の内側に配置され、前記コアシャフトの先端部を囲う内側可撓管体と、
前記コアシャフトの先端と、前記外側可撓管体の先端と、前記内側可撓管体の先端とを接合した先端ロー付け部と
を備えた医療用ガイドワイヤであって、
前記内側可撓管体は、前記外側可撓管体と前記内側可撓管体との隙間が先端に向かって広がるように、前記内側可撓管体の外径が先端に向かって徐々に細くなるテーパ状を呈していることを特徴とする医療用ガイドワイヤ。
【請求項2】
細径の先端部を有するコアシャフトと、
前記コアシャフトの外周を囲う外側可撓管体と、
全体が前記外側可撓管体の内側に配置され、前記コアシャフトの先端部を囲う内側可撓管体と、
前記コアシャフトの先端と、前記外側可撓管体の先端と、前記内側可撓管体の先端とを接合した先端ロー付け部と
を備えた医療用ガイドワイヤであって、
前記内側可撓管体は、前記外側可撓管体と前記内側可撓管体との隙間が先端に向かって広がるように、前記内側可撓管体の外径が先端に向かって段階的に細くなっていることを特徴とする医療用ガイドワイヤ。
【請求項3】
請求項1または2に記載の医療用ガイドワイヤにおいて、
前記内側可撓管体は、その内径が先端から後端にかけて一定であることを特徴とする医療用ガイドワイヤ。
【請求項4】
請求項1〜請求項3のいずれかに記載の医療用ガイドワイヤにおいて、
前記内側可撓管体の内部に前記コアシャフトの先端部と並行に配される撚線を備えることを特徴とする医療用ガイドワイヤ。
【請求項5】
請求項1〜請求項4のいずれかに記載の医療用ガイドワイヤにおいて、
前記外側可撓管体は、単コイルであり、前記外側可撓管体の先端から所定距離範囲において、前記外側可撓管体の後端部よりも単コイルのピッチが広がったピッチ拡大部を備え、前記ピッチ拡大部の後端は、前記内側可撓管体の後端よりも先端側に配されていることを特徴とする医療用ガイドワイヤ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、血管、尿管、器官等へのカテーテルの挿入や、血管の動脈瘤形成部への体内留置具の挿入の際にガイドとして用いられる医療用ガイドワイヤに関する。
【背景技術】
【0002】
医療用ガイドワイヤには、一般的に、先端側の柔軟性が要求されており、従来のガイドワイヤ100には、コアシャフト101の外周にコイルスプリング体102が外装されて構成され、コアシャフト101の先端部103を柔軟性向上のために細く加工したものがある(図4参照)。
【0003】
ところで、ガイドワイヤ100を用いてカテーテルや体内留置具等のデバイスを体内の目的部位まで誘導する際には、ガイドワイヤ100の先端部が血管内で意図せずU字形状に折れ曲がることがある。また、目的以外の血管への迷入を防止したり、復元力を利用して血管壁への係止力を高めたりするために、ガイドワイヤ100を予めU字形状に屈曲させて導入する手技もある。
【0004】
ここで、従来のガイドワイヤ100では、コアシャフト101の先端部103を細くしているので剛性が低く、応力集中による屈曲が起こりやすい。そして、一度コアシャフト101がU字形状に折れ曲がってしまうと塑性変形してしまい、U字形状を解除しても残留角度が残る。そして、この残留角度により、その後のガイドワイヤ100の操作性が低下してしまい、ガイドワイヤ100を手術途中で交換しなければならない場合があった。
【0005】
また、ガイドワイヤ100には、先端部の柔軟性・復元性と同時に、手元操作を先端部へ伝える良好なトルク伝達性も必要であり、先端部の柔軟性・復元性と良好なトルク伝達性の確保の両立が要求されている。
【0006】
尚、ガイドワイヤ100には、コアシャフト101の先端部103を撚線構造としたものがある(特許文献1参照)。このようなガイドワイヤ100では、屈曲状態からの復元性をある程度有するものの、曲率の大きなU字形状に屈曲した場合には、U字形状を解除しても復元せず、残留角度の問題は解決されなかった。
【0007】
また、ガイドワイヤ100には、コイルスプリング体102とコアシャフト101との間に放射線不透過性の内コイルを配したものがある(特許文献2、3参照)。このようなガイドワイヤ100において、内コイルがある部分ではガイドワイヤ100の先端部103の剛性が向上するものの、やはりU字形状に折れ曲がった後の残留角度の問題は解決されなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2008−161491号公報
【特許文献2】特開平8−173547号公報
【特許文献3】特表2006−511304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、医療用ガイドワイヤにおいて、先端部のU字屈曲からの復元性を向上させ、ガイドワイヤ使用時のガイドワイヤのU字屈曲の発達を防止することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載の医療用ガイドワイヤ(以下、ガイドワイヤと呼ぶ)は、細径の先端部を有するコアシャフトと、前記コアシャフトの外周を囲う外側可撓管体と、全体が前記外側可撓管体の内側に配置され、前記コアシャフトの先端部を囲う内側可撓管体と、前記コアシャフトの先端と、前記外側可撓管体の先端と、前記内側可撓管体の先端とを接合した先端ロー付け部とを備えた医療用ガイドワイヤであって、前記内側可撓管体は、前記外側可撓管体と前記内側可撓管体との隙間が先端に向かって広がるように、前記内側可撓管体の外径が先端に向かって徐々に細くなるテーパ状を呈していることを特徴とする。
【0011】
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載のガイドワイヤは、細径の先端部を有するコアシャフトと、前記コアシャフトの外周を囲う外側可撓管体と、全体が前記外側可撓管体の内側に配置され、前記コアシャフトの先端部を囲う内側可撓管体と、前記コアシャフトの先端と、前記外側可撓管体の先端と、前記内側可撓管体の先端とを接合した先端ロー付け部とを備えた医療用ガイドワイヤであって、前記内側可撓管体は、前記外側可撓管体と前記内側可撓管体との隙間が先端に向かって広がるように、前記内側可撓管体の外径が先端に向かって段階的に細くなっていることを特徴とする。
【0012】
〔請求項3の手段〕
請求項3に記載のガイドワイヤは、請求項1または2に記載のガイドワイヤにおいて、前記内側可撓管体は、その内径が先端から後端にかけて一定であることを特徴とする。
【0013】
〔請求項4の手段〕
請求項4に記載のガイドワイヤは、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のガイドワイヤにおいて、前記内側可撓管体の内部に前記コアシャフトの先端部と並行に配される撚線を備えることを特徴とする。
【0014】
〔請求項5の手段〕
請求項5に記載のガイドワイヤは、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のガイドワイヤにおいて、前記外側可撓管体は、単コイルであり、前記外側可撓管体の先端から所定距離範囲において、前記外側可撓管体の後端部よりも単コイルのピッチが広がったピッチ拡大部を備え、前記ピッチ拡大部の後端は、前記内側可撓管体の後端よりも先端側に配されていることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】ガイドワイヤの側面図(一部断面図含む)である(実施例1)。
図2】ガイドワイヤ先端部の側部断面図である(実施例1)。
図3】コアシャフトの部分側面図である(変形例)。
図4】ガイドワイヤ先端部の側部断面図である(従来例)。
【発明を実施するための形態】
【0016】
最良の形態1のガイドワイヤは、細径の先端部を有するコアシャフトと、コアシャフトの外周を囲う外側可撓管体と、コアシャフトの先端部に並行して配される撚線と、外側可撓管体の内側でコアシャフトの先端部及び撚線と囲う多条の中空撚線コイルとを備える。
そして、中空撚線コイル、コアシャフト及び撚線の先端は、外側可撓管体の先端と接合されている。
【0017】
また、コアシャフトは、その外径が先端に向かって段階的に細くなっている。
また、中空撚線コイルは、複数の金属素線を撚合してなる多条の中空撚線コイルであり、外径が先端に向かって徐々に細くなるテーパ状を呈している。また、中空撚線コイルは、その内径が先端から後端にかけて一定である。また、中空撚線コイルを形成する金属素線は、ステンレス合金で形成されている。
【実施例1】
【0018】
〔実施例1の構成〕
実施例1のガイドワイヤ1の構成を、図1図2を用いて説明する。図1図2において、右側が先端側、左側が後端側である。
ガイドワイヤ1は、コアシャフト2と、コアシャフト2と並行に配された撚線3と、コアシャフト2及び撚線3が貫挿される外側可撓管体4と、外側可撓管体4の内側に設けられた中空撚線コイル5とを備え、コアシャフト2及び撚線3を中空撚線コイル5に貫挿し、さらに、これらを外側可撓管体4内に貫挿してなる。
【0019】
コアシャフト2は、ステンレス合金で形成されており、後端側に太径の把持部21を有し、先端側に細径の先端部22を有する。コアシャフト2の先端部22は段階的に細くなっており、段部23を介して径小にされた径小部25を有する。尚、本実施例では、例えば、径小部25の外径は0.03mmである。
【0020】
撚線3は、複数本のステンレス線材等の金属素線を撚合して形成されている。本実施例では、例えば、外径0.014mmのステンレス素線を7本撚合して形成されている。
撚線3はコアシャフト2の先端部22と並行に配されており、撚線3の先端はコアシャフト2及び後述する中空撚線コイル5の先端とともに外側可撓管体4の先端の先端ロー付け部41にはんだ付けされており、撚線3の後端はコアシャフト2の径小部25の後端よりも後端側に位置し、撚線3の後端部は、段部23の後端側において、コアシャフト2とともに中空撚線コイル5にはんだ付けされている(はんだ付け部7)。
【0021】
外側可撓管体4は、ステンレス素線により形成された単コイルであり、本実施例では、例えば、外径0.05mmのステンレス素線で単コイルの外径0.355mmに形成されている。また、外側可撓管体4は、先端側により柔軟性を与えるために先端側のみコイルピッチが広げられている。尚、外側可撓管体4は、可撓性を有していればよく単コイルに限らず、中空撚線コイル、樹脂チューブ等であってもよい。
【0022】
外側可撓管体4は、コアシャフト2の先端側のみに外装されて外側可撓管体4の後端42がコアシャフト2の後端側の太径部分の外周面に固着されている。また、外側可撓管体4の外周面には、親水性の樹脂被覆が施されている。
【0023】
中空撚線コイル5は、複数本のステンレス素線をロープ撚線機を用いてロープ状に撚り合わせて、中心材を抜いた中空形態、または、複数の素線を中空状に撚合構成した形態となっている。本実施例では、例えば、柔軟性とトルク伝達性のバランスを良好にするため、外径0.04mmのステンレス素線を6本撚合して外径0.188mmに形成されている。
また、中空撚線コイル5の先端部52は、電解研磨により外径が先端に向かって小さくなるテーパ状に加工されている。尚、中空撚線コイル5の内径は後端から先端にかけて一定である。
【0024】
中空撚線コイル5は、外側可撓管体4の内径よりも小さい外径に形成され、軸方向長さは外側可撓管体4よりも小さく、軸方向において、中空撚線コイル5の後端53は外側可撓管体4の後端42よりも先端側に位置する。そして、中空撚線コイル5と外側可撓管体4とは少なくとも1箇所で、互いの相対位置を固定するために固着されている。本実施例では、段部23の位置で中空撚線コイル5と外側可撓管体4と撚線3とコアシャフト2がはんだ付けにより固着されている(はんだ付け部8)。また、軸方向において撚線3の後端位置より後端側でも中空撚線コイル5と外側可撓管体4とが固着されている(はんだ付け部9)。
【0025】
また、コアシャフト2及び撚線3の関係では、中空撚線コイル5の後端53は、コアシャフト2の段部23よりも後端側、且つ撚線3の後端より後端側に位置する。そして、上述したように中空撚線コイル5の先端は、コアシャフト2及び撚線3の先端とともに外側可撓管体4の先端の先端ロー付け部41に固着され、中空撚線コイル5の後端53は、コアシャフト2の外周面に固着されている。
【0026】
〔実施例1の作用効果〕
本実施例のガイドワイヤ1では、コアシャフト2の先端部22に並行して撚線3が配されている。そして、コアシャフト2の先端部22が先端に向かって段階的に細くなっている。ここで、撚線3は素線間で相対的に微小な移動が可能であるため、自由度があり、柔軟性が高い上、塑性変形し難く、復元性が高い。このため、柔軟性確保のため細径にしたコアシャフト2の先端部22と並行に、塑性変形し難い撚線を設けることで、ガイドワイヤ1の柔軟性を確保しつつU字屈曲からの復元性が向上する。
【0027】
また、ガイドワイヤ1は、外側可撓管体4の内側でコアシャフト2の先端部22及び撚線3を囲う中空撚線コイル5を備え、中空撚線コイル5は、コアシャフト2及び撚線3の先端とともに外側可撓管体4の先端と接合されている。多条の中空撚線コイル5は、単コイルと比較して、トルク伝達性がよいので、中空撚線コイル5の先端を外側可撓管体4の先端に接合してガイドワイヤ1の先端部に配置することで、手元側の操作を先端側にスムーズに伝えることができる。このため、使用者の狙い通りにガイドワイヤが操作できるので、治療時間を短縮できる。また、この中空撚線コイル5は単コイルと比較して復元性にも優れているので、コアシャフト2と撚線3の外周を囲うことで、ガイドワイヤ1の先端部の復元性を向上させることができる。
【0028】
また、中空撚線コイル5の先端部52が、先端に向かって徐々に細くなるテーパ状に形成されているため、ガイドワイヤ1が後端側に向けて徐々に剛性が高くなる剛性徐変構造となり、剛性の急激な変化による応力集中の発生をより低減することができ、トルク伝達性が向上する。また、中空撚線コイル5の先端側の径を細くすることで、ガイドワイヤ1の柔軟性が向上し、管腔抹消部への挿入性が向上する。
【0029】
また、中空撚線コイル5の内径が先端から後端にかけて一定であるため、コアシャフト2及び撚線3の中空撚線コイル5への挿入が容易となり、好適なガイドワイヤ1の組み付けを容易にすることができる。
【0030】
また、中空撚線コイル5を形成する金属素線は、ステンレス合金で形成されているので、中空撚線コイル5の剛性を高めることができ、ガイドワイヤ1のトルク伝達性及び操作性を向上することができる。
【0031】
〔変形例〕
実施例1では、コアシャフト2の先端部22が先端に向かって段階的に細くなっていたが、先端に向かってテーパ状に細くしてもよい。
【0032】
実施例1では、コアシャフト2をステンレス合金で形成していたが、コアシャフト2の先端部分(少なくとも径小部25)を復元性に優れている擬弾性合金(例えば、Ni−Ti合金)で形成し、後端側をステンレス合金で形成してもよい。これによれば、ガイドワイヤ1の先端部の復元性を向上させることができるとともに、トルク伝達性及び操作性を向上することができる。
【0033】
また、図3に示すように、径小部25の先端部分をステンレス合金で形成し(第1先端部26)、径小部25の後端部分を擬弾性合金で形成し(第2先端部27)、径小部25よりも後端側のコアシャフト2をステンレス合金で形成してもよい。これによれば、擬弾性合金によりコアシャフト2の先端部22の復元性を向上させることができる。また、擬弾性合金で形成された部分(第2先端部27)の先端側及び後端側の両方にステンレス合金で形成された部分を設けることにより、後端側のトルクを確実に先端側に伝達することができ、トルク伝達性及び操作性をさらに向上することができる。
【0034】
また、実施例1では、中空撚線コイル5の先端部52が先端に向かってテーパ状に細くなっていたが、先端に向かって段階的に細くしてもよい。
【0035】
また、実施例1では、中空撚線コイル5をステンレス素線のみで形成していたが、擬弾性合金素線のみで形成してもよい。これによれば、中空撚線コイル5の復元性をさらに高めることができる。また、ステンレス素線と擬弾性合金素線を組み合わせて中空撚線コイル5を形成してもよい(例えば、3本のステンレス素線と3本の擬弾性合金素線の組み合わせ)。これによれば、ステンレス素線で中空撚線コイル5の剛性を高め、擬弾性合金素線で中空撚線コイル5の復元性を高めることができる。このため、ガイドワイヤ1のトルク伝達性、操作性、及び復元性を向上することができる。
【0036】
実施例1のガイドワイヤ1は、コアシャフト2の先端側のみを外側可撓管体4が囲う構造であったが、外側可撓管体4がコアシャフト2の全体に外装される構造であってもよい。
【符号の説明】
【0037】
1 ガイドワイヤ
2 コアシャフト
22 コアシャフトの先端部
26 第1先端部
27 第2先端部
3 撚線
4 外側可撓管体
5 中空撚線コイル
図1
図2
図3
図4