特許第5780803号(P5780803)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5780803
(24)【登録日】2015年7月24日
(45)【発行日】2015年9月16日
(54)【発明の名称】LED調光回路
(51)【国際特許分類】
   H05B 37/02 20060101AFI20150827BHJP
【FI】
   H05B37/02 J
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2011-73265(P2011-73265)
(22)【出願日】2011年3月29日
(65)【公開番号】特開2012-209103(P2012-209103A)
(43)【公開日】2012年10月25日
【審査請求日】2014年3月3日
(73)【特許権者】
【識別番号】300057230
【氏名又は名称】セミコンダクター・コンポーネンツ・インダストリーズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】110001210
【氏名又は名称】特許業務法人YKI国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】河井 周平
(72)【発明者】
【氏名】後藤 智行
(72)【発明者】
【氏名】徐 峰
【審査官】 宮崎 光治
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−244958(JP,A)
【文献】 特開2010−287430(JP,A)
【文献】 特開2002−231471(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05B37/00−39/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
パルスが印加されるLEDに流れる駆動電流の値を検出するとともに、前記駆動電流の値に応じた電流センス電圧を発生する電流センス回路と、
前記駆動電流をオンオフする制御トランジスタと、
電流センス回路により検出した前記電流センス電圧と所定値とを比較する比較回路と、
この比較回路の比較結果に応じて前記電流センス電圧が大きいときに前記制御トランジスタをオフし、トリガパルスの印加に応じて前記制御トランジスタをオンする制御回路と、
前記パルスをDC電圧に変換する変換回路と、
前記変換回路と前記電流センス回路の間に設けられ、前記DC電圧に従って前記電流センス電圧を変更するダイオードと、
を有するLED調光回路。
【請求項2】
パルスが印加されるLEDに流れる駆動電流をオンオフする制御トランジスタと、
前記制御トランジスタに流れる駆動電流のレベルを検出するように構成され、電流センス電圧を発生する電流センス回路と、
電流センス回路により検出した前記電流センス電圧を所定値と比較し、前記電流センス電圧が所定値を超えたことに応じて前記制御トランジスタをオフするように構成され、トリガパルスが印加されたことに応じて前記制御トランジスタをオンするように構成される制御回路と、
外部から入力されてくる調光程度を示すPWM信号をDC電圧に変換する変換回路と、
前記変換回路と前記電流センス回路の間に設けられ、前記DC電圧に従って前記電流センス電圧を変更するダイオードと、
を有するLED調光回路。
【請求項3】
請求項1または2に記載のLED調光回路であって、
前記電流センス回路は、前記LEDと直接接続される電流検出抵抗における電圧降下電圧を検出する、
LED調光回路。
【請求項4】
請求項1に記載のLED調光回路であって、
前記変換回路は、分圧電圧を得る抵抗によって前記パルスを分圧し、得られた分圧電圧を積分して前記DC電圧を発生する、
LED調光回路。
【請求項5】
請求項1または2に記載のLED調光回路であって、
前記ダイオードは、前記駆動電流の値を変更するように構成されている、
LED調光回路。
【請求項6】
請求項3に記載のLED調光回路であって、
前記ダイオードは、前記変換回路の出力を前記電流検出抵抗の電圧降下電圧に印加して、前記電流センス電圧を変更する、
LED調光回路。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、交流電源によって点灯するLEDを制御信号に応じて調光するLED調光回路に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、照明灯の明るさの調整にトライアック調光器が用いられている。このトライアック調光器は、一般の100Vなどの商用交流電源からの交流波形をスイッチなどから入力されてくる制御信号に応じた割合でゲートして、波形の一部が欠けたトライアックパルスを出力する。従って、このトライアックパルスを電球などに直接印加することで、電球の明るさを制御信号に応じた明るさに制御することができる。
【0003】
このようなトライアック調光器は、比較的単純な構成で調光が行えるため、広く普及している。一方、照明には、LED(発光ダイオード)が利用されるようになってきており、このLEDに対する調光にもトライアック調光器が用いられる。
【0004】
また、トライアック調光器の代わりにLEDをPWM(パルス幅変調)制御することも知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−198943号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、LEDは、電球などに比較して、電流に対する感度が高い。このため、トライアック調光器からのトライアックパルスが、安定しない場合(例えば、交流(AC)の半周期毎にパルス電圧が違う場合など)に、LEDにちらつきが出てしまう。特に、トライアックパルスの導通角が狭い場合そのちらつきが出やすい。また、PWM制御の場合もPWM周波数が遅いとちらつきが出る。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、パルスが印加されるLEDに流れる駆動電流の値を検出するとともに、前記駆動電流の値に応じた電流センス電圧を発生する電流センス回路と、前記駆動電流をオンオフする制御トランジスタと、電流センス回路により検出した前記電流センス電圧と所定値とを比較する比較回路と、この比較回路の比較結果に応じて前記電流センス電圧が大きいときに前記制御トランジスタをオフし、トリガパルス印加に応じて前記制御トランジスタをオンする制御回路と、前記パルスをDC電圧に変換する変換回路と、前記変換回路と前記電流センス回路の間に設けられ、前記DC電圧に従って前記電流センス電圧を変更するダイオードと、を有すことを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、パルスが印加されるLEDに流れる駆動電流をオンオフする制御トランジスタと、前記制御トランジスタに流れる駆動電流のレベルを検出するように構成され、電流センス電圧を発生する電流センス回路と、電流センス回路により検出した前記電流センス電圧を所定値と比較し、前記電流センス電圧が所定値を超えたことに応じて前記制御トランジスタをオフするように構成され、トリガパルスが印加されたことに応じて前記制御トランジスタをオンするように構成される制御回路と、外部から入力されてくる調光程度を示すPWM信号をDC電圧に変換する変換回路と、前記変換回路と前記電流センス回路の間に設けられ、前記DC電圧に従って前記電流センス電圧を変更するダイオードと、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、調光制御のためのパルスを一DC(直流)電圧に変換し、このDC電圧に基づいて制御トランジスタのオンオフを制御するため、LEDのちらつき発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施形態の構成を示す図である。
図2】他の実施形態の構成を示す図である。
図3】さらに、他の実施形態の構成を示す図である。
図4】さらに、他の実施形態の構成を示す図である。
図5】さらに、他の実施形態の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
【0012】
図1は、一実施形態の構成を示す図である。交流電源10は、例えば、家庭のコンセントなどから利用できる100V、50Hz(または60Hz)商用電源である。この交流電源10からの交流電力は、トライアック調光器12に供給される。トライアック調光器12は、別途供給される、供給電力についての制御信号に応じて、交流電源10からの交流電流の波形の一部を除去して、トライアックパルスを生成する。例えば、電力を50%にするとの制御信号であれば、1周期の交流波形の50%をカットする。この場合、交流波形の1周期のうち、1°〜90°、180°〜270°をカットすることで、電力を50%にする。これは、ゲート回路などによって、容易に行える。
【0013】
トライアック調光器12からのトライアックパルスは、全波整流器14に供給される。この全波整流器14は、ダイオードなどの整流素子を用い、正弦波形の負側を正側に反転させた波形に変換する。
【0014】
この全波整流器14の順方向出力端は、1以上の所定数のLEDの直列接続からなるLED列16のアノード側端に接続されている。このLED列16のカソード端には、コイル18の一端が接続され、このコイル18の他端は、制御トランジスタ20、電流検出抵抗22を介し、アースに接続されている。また、コイル18と制御トランジスタ20の接続点には、ダイオード24のアノードが接続され、このダイオード24のカソードは、LED列16と全波整流器14の順方向出力端の接続点に接続されている。
【0015】
電流検出抵抗22と制御トランジスタ20の接続点の電圧CSが、コンパレータ26の正入力端に入力されている。このコンパレータ26の第1負入力端には、基準電圧Vrefが入力されており、コンパレータ26は、電流検出点の電圧が基準電圧Vrefを上回ったときにHレベルを出力する。
【0016】
コンパレータ26の出力は、フリップフロップ28のリセット端に入力されている。このフリップフロップ28のセット端には、トライアックパルスに比べて十分高い周波数のトリガパルスが供給されている。そして、フリップフロップ28のQ出力が制御トランジスタ20のゲートに接続されている。従って、トリガパルスが印加されると制御トランジスタ20はオンの状態となる。
【0017】
制御トランジスタ20がオンの状態において、全波整流器14からの出力が、LED列16を介しコイル18に印加され、このコイル18を介しアースに向かって流れる電流検出端の電圧CSが基準電圧Vrefを上回った時点で、制御トランジスタ20がオフされる。そして、このときにコイル18にたまったエネルギーによってダイオード24を介し、LED列16への電流が継続される。このような動作がトライアックパルスの半周期毎に繰り返され、LED列16の発光量がトライアックパルスの導通角(デューティー)によって制御される。
【0018】
このような回路では、トライアック調光器12からのトライアックパルスが安定せず、例えば半周期毎のパルス電圧が異なる場合、制御トランジスタ20がオフするタイミングが半周期毎に異なり、LED列16の発光量が変化して、ちらつきが生じてしまう。
【0019】
そこで、本実施形態では、コンパレータ26に第2負入力端子を設け、ここに第2の基準電圧となる電圧SMTを入力する。この電圧SMTについて説明する。
【0020】
全波整流器14の出力は、分圧抵抗30,30によって所定の電圧に調整され、コンパレータ32の正入力端に入力されている。コンパレータ32の負入力端には、所定の基準電圧が入力されており、コンパレータ32は、全波整流器14の出力が所定値以上の場合にHレベルを出力する。コンパレータ32の出力は、アンプ34によって所定のDCシフトの後、抵抗36を介し、コンデンサ38に充電される。すなわち、アンプ34の出力が抵抗36を介しコンデンサ38の一端に供給され、コンデンサ38の他端は、全波整流器14の逆方向出力端に接続されている。なお、分圧抵抗の下側端も全波整流器14の逆方向出力端に接続されており、コンパレータ32の負入力端に入力される基準電圧も全波整流器14の逆方向出力端の電圧(アース電圧)を基準として形成されている。
【0021】
そして、抵抗36とコンデンサ38の接続端の電圧が電圧SMTとしてコンパレータ26の第2負入力端に供給されている。この電圧SMTは、分圧抵抗30,30の抵抗値、コンパレータ32の負入力端に入力される基準電圧値、アンプ34におけるDCオフセット量によって、トライアックパルスの導通角に対する電圧値が決定され、抵抗36の抵抗値およびコンデンサ38の容量値によって、時定数が変化するが、抵抗36およびコンデンサ38からなる積分回路によって、トライアックパルスがDC電圧化されるため、半周期毎電圧の変化にはよらない電圧となる。従って、毎回のLED列16の点灯を均一にすることができ、ちらつきの発生を抑制することができる。また、トライアックパルスの導通角が狭い場合には、電圧SMTも小さくなり、比較的早いタイミングで制御トランジスタ20がオフされ、適切なLED列16に対する電流供給が行える。さらに、コンパレータ26の第1負入力端には基準電圧Vrefが入力されており、電圧SMTが基準電圧Vrefより高くなった場合には、電圧CSが基準電圧Vrefを上回った時点で、制御トランジスタ20がオフされる。
【0022】
なお、コンパレータ32を省略すると、オフセット量が変化するが、その場合はアンプ34におけるオフセット量を調整すればよい。
【0023】
図2には、他の実施形態が示されている。この構成では、分圧抵抗30,30の出力電圧は、インバータ40において反転されるとともに、オフセット量を適切に設定してから抵抗36を介しコンデンサ38に充電される。抵抗36とコンデンサ38の接続点は制御トランジスタ20と電流検出抵抗22の接続点にダイオード42を介し接続され、コンデンサ30の充電電圧がCS電圧に印加される。すなわち、トライアックの導通角に応じてコンデンサ38の充電電圧が変動し、それが検出電圧CSに重畳される。従って、トライアックの導通角が狭いときにCS電圧を上昇させ、導通角が広いときにCS電圧を低下させる制御が行われる。そこで、導通角が狭いときにCS電圧が高くして基準電圧Vrefにすぐ到達するようにでき、LED列16に流れる電流を絞ることができる。また、逆に導通角が広いときにCS電圧が低くして基準電圧Vrefに到達するのを遅くでき、LED列16に流れる電流を十分なものにできる。
【0024】
このように、トライアックパルスを直流電圧に変換し、この電圧をCS電圧に加えることで1回あたりのトライアックパルスのばらつきがちらつき要因にならないようにすることができる。
【0025】
図3は、さらに他の実施形態の構成を示している。この例では、トライアック調光器12を用いるのではなく、外部から入力されるPWM信号を用いて調光を行う。
【0026】
すなわち、交流電源10からの交流電力はそのまま全波整流器14に供給され、全波整流されてLED列16に印加される。また、制御トランジスタ20は、フリップフロップ28の出力によってオンオフされる。
【0027】
このような構成において、フリップフロップ28の出力をアンドゲートに入力し、このアンドゲートにPWMパルスを入力することが考えられる。これによって、PWMパルスのLレベルの期間にフリップフロップ28の出力がオフされ、その期間制御トランジスタ20をオフして、調光することができる。
【0028】
しかし、この場合において、PWMパルスの周波数が、交流電圧の周波数に近いぐらいまで落ちてくるとちらつきが見えてしまう。
【0029】
本実施形態では、PWMパルスを直流電圧化して得られた電圧SMTを利用して、図1の例と同様に制御トランジスタ20のスイッチングを制御する。
【0030】
すなわち、外部から入力されてくるPWMパルスをアンプ34に入力し、ここで所定のオフセットをして得られた出力を抵抗36を介し、コンデンサ38にする。抵抗36とコンデンサ38の接続点は制御トランジスタ20と電流検出抵抗22の接続点にダイオード42を介し接続され、コンデンサ30の充電電圧がCS電圧に印加される。そして、得られた直流電圧SMTをコンパレータ32の第2負入力端に入力する。この構成によっても、図1の実施形態と同様に電圧SMTを用いて制御トランジスタ20のスイッチングを制御することができる。そして、PWMパルス信号のディーティー比を調光程度に応じたデューティー比のとすることで、図1の構成とほぼ同様に動作が得られる。
【0031】
従って、本実施形態の構成によれば、交流電圧の周波数に近いぐらいまでPWM周波数が落ちてきても、PWMパルスのデューティー比が直流電圧に変換されているために周波数が落ちてもちらつきが出ずに調光が可能となる。
【0032】
図4は、さらに他の実施形態の構成を示している。この例では、図3と同様に、PWMパルスを直流電圧化して、これを検出電圧CSに重畳することで、図2の例と同様に制御トランジスタ20のスイッチングを制御する。
【0033】
すなわち、外部から入力されるPWMパルスをオフセット電圧を調整できるインバータ40に入力し、ここで所定のオフセットをするとともに反転して得られた出力を抵抗36を介し、コンデンサ38にする。そして、得られた検出電圧CSに重畳する。この構成によって、PWM制御の外部入力パルスのデューティー比が大きいほど、コンデンサ38に得られる充電電圧が小さくなる。そこで、図2の実施形態と同様に、外部入力パルスのデューティー比が大きいほど、コンパレータ32において出力がHレベルになるのが遅くなり、従って制御トランジスタ20のオフが遅いタイミングになるような制御が行われる。そして、外部入力信号をトライアック調光器12から出力されるトライアックの導通角に対応するディーティー比のPWM信号とすることで、図2の構成とほぼ同様に動作が得られる。
【0034】
なお、PWMパルスがHレベルの場合にスイッチングをオフするようなものであれば、インバータ40に代えて、単なるアンプを用いればよい。
【0035】
このように、本実施形態の構成によっても、交流電圧の周波数に近いぐらいまでPWM周波数が落ちても、ちらつきが出ずに調光が可能となる。
【0036】
図5には、さらに他の実施形態の構成を示してある。この例では、トランス50を用いて、LED列16の駆動系と、交流電源10に接続されている系から絶縁している。すなわち、全波整流器14の順方向出力端は、トランス50の一次側コイルの一端に接続されており、このトランス50の一次側コイルの他端が制御トランジスタ20、電流検出抵抗22を介しアースに接続されている。すなわち、この経路にはLED列16が設けられていない。従って、制御トランジスタ20のオンオフによって、トランス50の一次側コイルに全波整流器14の出力に応じた周波数の交流電流が流れ、トランス50の二次側コイルには、一次側コイルに流れる電流に対応した交流電流が流れる。
【0037】
トランス50の二次側コイルの一端には、ダイオード24を介し、LED列16のアノードが接続され、二次側コイルの他端には、LED列16のカソードが接続されているとともに、このLED列16と並列してコンデンサ52が接続されている。
【0038】
従って、トランス50の二次側コイルに流れる電流が整流されてダイオード24を介し、LED列16に電流が流れ、LED列16のLEDが発光する。また、LED列16に並列接続されているコンデンサ52によってLED列16に流れる電流が平滑化される。
【0039】
なお、制御トランジスタ20をオンオフする構成は、図3と同様である。
【0040】
このような図5の構成によって、LED列16が電源系と切り離されるため、LEDに人が触れても安全である。特に、交流電源10として、200V系が用いられる場合には、このような電源系と、LEDの駆動系を切り離すことが好適である。
【0041】
また、この例では、電源系におけるトランス50の一次側コイルの電流制御系を図3の構成としたが、図1,2,4の構成にも同様に適用することができる。
【0042】
そして、このようなトランス50を用いた場合にも、制御信号を直流電圧に変換することで、LEDの発光の際のちらつきを防止することができる。
【0043】
なお、電流検出抵抗22が電流センス回路、コンパレータ26が比較回路、コンパレータ26から、制御トランジスタ20のゲートまでの回路が制御回路に該当する。
【符号の説明】
【0044】
10 交流電源、12 トライアック調光器、14 全波整流器、16 LED列、18 コイル、20 制御トランジスタ、22 電流検出抵抗、24 ダイオード、26,32 コンパレータ、28 フリップフロップ、30 分圧抵抗、34 アンプ、36 抵抗、38 コンデンサ、40 インバータ。
図1
図2
図3
図4
図5