特許第5780893号(P5780893)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5780893
(24)【登録日】2015年7月24日
(45)【発行日】2015年9月16日
(54)【発明の名称】包装硬貨処理装置
(51)【国際特許分類】
   G07D 9/00 20060101AFI20150827BHJP
【FI】
   G07D9/00 410C
   G07D9/00 A
【請求項の数】5
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2011-200123(P2011-200123)
(22)【出願日】2011年9月14日
(65)【公開番号】特開2013-61822(P2013-61822A)
(43)【公開日】2013年4月4日
【審査請求日】2014年7月15日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001432
【氏名又は名称】グローリー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100062764
【弁理士】
【氏名又は名称】樺澤 襄
(74)【代理人】
【識別番号】100092565
【弁理士】
【氏名又は名称】樺澤 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100112449
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 哲也
(72)【発明者】
【氏名】萱原 耕作
【審査官】 鈴木 誠
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−072544(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07D1/00ー3/16,9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
硬貨を包装して包装硬貨を作成する包装部と、
この包装部で作成される予め設定された収納対象金種の包装硬貨を収納し、収納した包装硬貨を出金する包装硬貨収納部と、
前記包装硬貨収納部に対して収納対象金種の包装硬貨を収納および出金するために搬送する第1の搬送路と、
前記収納対象金種以外の非収納対象金種の包装硬貨の出金時にはその都度に前記包装部で非収納対象金種の包装硬貨を作成して出金させる制御部と
前記包装部で作成して出金する非収納対象金種の包装硬貨を搬送する第2の搬送路と
を具備していることを特徴とする包装硬貨処理装置
【請求項2】
包装硬貨を一括して収納する一括収納部を具備し、
前記第2の搬送路は、前記包装部で作成した包装硬貨を前記一括収納部に搬送可能とする
ことを特徴とする請求項記載の包装硬貨処理装置。
【請求項3】
前記包装硬貨収納部は、前記第1の搬送路と対応して設けられる第1の包装硬貨収納部と、前記第2の搬送路と対応して設けられる第2の包装硬貨収納部とを備え、
前記第2の搬送路は、前記第2の包装硬貨収納部に対して収納および出金する収納対象金種の包装硬貨を搬送可能とする
ことを特徴とする請求項または記載の包装硬貨処理装置。
【請求項4】
前記第2の搬送路から前記第1の搬送路に包装硬貨を受け渡す受渡部を具備し、
前記制御部は、前記第2の包装硬貨収納部の包装硬貨を前記第1の包装硬貨収納部に補充させる
ことを特徴とする請求項記載の包装硬貨処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記収納対象金種の包装硬貨の出金時に、前記収納対象金種の包装硬貨が前記包装硬貨収納部に収納されていない場合、前記包装部で収納対象金種の包装硬貨を作成して出金させる
ことを特徴とする請求項1ないしいずれか一記載の包装硬貨処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、硬貨を包装した包装硬貨を処理する包装硬貨処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、包装硬貨を処理する包装硬貨処理装置では、予め、ばら状態の硬貨を所定枚数ずつ包装して包装硬貨を作成し、包装硬貨収納部に収納しておき、出金時において、既に包装されている包装硬貨を包装硬貨収納部から直ぐに出金できるように構成されている。
【0003】
包装硬貨収納部は全ての金種についてそれぞれ準備され、これら包装硬貨収納部が縦方向に沿って1列に複数段並べられるとともに左右方向に沿って複数列併設されて設置されている。
【0004】
そして、包装部で作成した包装硬貨を収納する場合は、搬送路により包装部から包装硬貨を該当する金種の包装硬貨収納部に搬送して収納し、また、包装硬貨を出金する場合は、該当する金種の包装硬貨収納部から出金する包装硬貨を搬送路により出金口に搬送している(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−293247号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の包装硬貨処理装置では、全ての金種について包装硬貨収納部を準備しているが、金種によって出金頻度の多い、少ないに片寄りがある。
【0007】
出金頻度が少ない金種についても包装硬貨収納部を準備しておくため、その収納スペースを包装硬貨処理装置に確保する必要があった。そのために、出金頻度の多い金種の包装硬貨収納部を多く設けることができないなど、包装硬貨の金種毎の出金頻度に応じて収納スペースを有効利用することができなかった。
【0008】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、包装硬貨の金種毎の出金頻度に応じて収納スペースを有効利用できる包装硬貨処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1記載の包装硬貨処理装置は、硬貨を包装して包装硬貨を作成する包装部と、この包装部で作成される予め設定された収納対象金種の包装硬貨を収納し、収納した包装硬貨を出金する包装硬貨収納部と、前記包装硬貨収納部に対して収納対象金種の包装硬貨を収納および出金するために搬送する第1の搬送路と、前記収納対象金種以外の非収納対象金種の包装硬貨の出金時にはその都度に前記包装部で非収納対象金種の包装硬貨を作成して出金させる制御部と、前記包装部で作成して出金する非収納対象金種の包装硬貨を搬送する第2の搬送路とを具備しているものである。
【0010】
求項記載の包装硬貨処理装置は、請求項記載の包装硬貨処理装置において、包装硬貨を一括して収納する一括収納部を具備し、前記第2の搬送路は、前記包装部で作成した包装硬貨を前記一括収納部に搬送可能とするものである。
【0011】
請求項記載の包装硬貨処理装置は、請求項または記載の包装硬貨処理装置において、前記包装硬貨収納部は、前記第1の搬送路と対応して設けられる第1の包装硬貨収納部と、前記第2の搬送路と対応して設けられる第2の包装硬貨収納部とを備え、前記第2の搬送路は、前記第2の包装硬貨収納部に対して収納および出金する収納対象金種の包装硬貨を搬送可能とするものである。
【0012】
請求項記載の包装硬貨処理装置は、請求項記載の包装硬貨処理装置において、前記第2の搬送路から前記第1の搬送路に包装硬貨を受け渡す受渡部を具備し、前記制御部は、前記第2の包装硬貨収納部の包装硬貨を前記第1の包装硬貨収納部に補充させるものである。
【0013】
請求項記載の包装硬貨処理装置は、請求項1ないしいずれか一記載の包装硬貨処理装置において、前記制御部は、前記収納対象金種の包装硬貨の出金時に、前記収納対象金種の包装硬貨が前記包装硬貨収納部に収納されていない場合、前記包装部で収納対象金種の包装硬貨を作成して出金させるものである。
【発明の効果】
【0014】
請求項1記載の包装硬貨処理装置によれば、収納対象金種の包装硬貨の出金時には包装硬貨収納部から包装硬貨を出金し、収納対象金種以外の非収納対象金種の包装硬貨の出金時にはその都度に包装部で非収納対象金種の包装硬貨を作成して出金するため、非収納対象金種の包装硬貨を収納する包装硬貨収納部を無くし、その収納スペースを出金頻度の高い収納対象金種の包装硬貨の収納スペースとして利用できるなど、包装硬貨の金種毎の出金頻度に応じて収納スペースを有効利用できる。さらに、収納対象金種の包装硬貨と非収納対象金種の包装硬貨とを並行して出金することができる。
【0015】
請求項記載の包装硬貨処理装置によれば、請求項記載の包装硬貨処理装置の効果に加えて、第2の搬送路により、包装部で作成した包装硬貨を一括収納部に搬送でき、搬送路を兼用できる。
【0016】
請求項記載の包装硬貨処理装置によれば、請求項または記載の包装硬貨処理装置の効果に加えて、第2の搬送路により、第2の包装硬貨収納部に対して収納および出金する収納対象金種の包装硬貨を搬送でき、搬送路を兼用できる。
【0017】
請求項記載の包装硬貨処理装置によれば、請求項記載の包装硬貨処理装置の効果に加えて、第2の包装硬貨収納部の包装硬貨を第1の包装硬貨収納部に補充するため、第2の包装硬貨収納部から包装硬貨を出金する機会を少なくし、収納対象金種の包装硬貨と非収納対象金種の包装硬貨とを並行して出金することができる。
【0018】
請求項記載の包装硬貨処理装置によれば、請求項1ないしいずれか一記載の包装硬貨処理装置の効果に加えて、収納対象金種の包装硬貨の出金時に、収納対象金種の包装硬貨が包装硬貨収納部に収納されていない場合でも、包装部で収納対象金種の包装硬貨を作成して出金することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】一実施の形態を示す包装硬貨処理装置を用いた硬貨処理機の正面方向から見た断面図である。
図2】同上硬貨処理機の出金用収納部および包装用収納部を示す側面図である。
図3】同上硬貨処理機の平面方向から見た断面図である。
図4】同上硬貨処理機の包装硬貨処理装置の側面方向から見た断面図である。
図5】同上包装硬貨処理装置の一括収納部の断面図である。
図6】同上包装硬貨処理装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、一実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0021】
図1図3および図4に硬貨処理機を示し、この硬貨処理機は、ばら状態の硬貨の入金(収納)および出金処理、硬貨を包装して包装硬貨Aを作成する包装処理、包装硬貨Aの収納および出金処理などが行える。
【0022】
硬貨処理機は、機体11を有し、この機体11の正面から見て左側の領域には主にばら状態の硬貨を処理する硬貨処理装置12が設置され、右側の領域には主に包装硬貨Aを処理する包装硬貨処理装置13が設置されている。
【0023】
すなわち、機体11の左側の領域の上部には、ばら状態の硬貨を外部から受け入れて処理する入金処理部15が配設されている。この入金処理部15の下側には、入金処理部15から硬貨を受け入れて一時保留する入金一時保留部16が配設されている。この入金一時保留部16の下側には、入金一時保留部16から収納する硬貨を受け入れて収納するとともに収納した硬貨を出金または包装するために繰り出す出金用収納部17と、この出金用収納部17から硬貨を受け入れて収納するとともに収納した硬貨を包装するために繰り出す包装用収納部18とが配設されている。また、機体11の前側には、硬貨を出金する出金部としての出金箱19と、入金一時保留部16から返却する硬貨を受け入れる返却箱20とが、それぞれ機体11の前面から着脱可能に配設されている。さらに、出金用収納部17から出金のために繰り出された硬貨を受け入れて出金箱19に搬送する出金一時保留部21が上下方向に移動可能に配設されている。
【0024】
機体11の右側の領域の下部には、硬貨を包装して包装硬貨Aを作成する包装部23が配設されている。この包装部23の上側には、包装部23で作成された包装硬貨Aを金種別に収納する複数の包装硬貨収納部24が上下方向に並設された第1の包装硬貨収納装置25aおよび第2の包装硬貨収納装置25bが左右方向に2列配設されている。また、機体11の前側には、包装硬貨Aを出金する包装硬貨出金部26、および包装硬貨Aを一括収納する一括収納部27が配設されている。さらに、包装部23および包装硬貨収納部24と包装硬貨出金部26および一括収納部27との間には、2列の包装硬貨収納装置25a,25bに対応して包装硬貨Aを搬送する搬送路28が配設されている。
【0025】
そして、入金処理部15は、複数段の回転円盤を用いた硬貨供給装置31を有し、この硬貨供給装置31が外部から投入されるばら状態の硬貨を受け入れて1枚ずつ硬貨通路32に繰り出す。硬貨通路32においては、硬貨を識別部33で識別し、分岐部34で金種別に分岐して入金一時保留部16に送り込んでいる。分岐部34には、オーバーフロー硬貨などを電気駆動手段によって分岐する分岐部34a、5円硬貨を電気駆動手段によって分岐する分岐部34b、1円硬貨、50円硬貨、100円硬貨、10円硬貨、500円硬貨の径の順に分岐する分岐部34cが設けられている。
【0026】
また、入金一時保留部16は、一時保留位置、収納位置および返却位置に水平移動可能とし、一時保留位置にて硬貨通路32から金種別に分岐されてくる硬貨を金種別(硬貨通路32の各分岐部34a,34b,34cで分岐する金種に対応している)に一時保留し、一時保留後に、硬貨を収納する場合には収納位置に移動して硬貨を出金用収納部17に放出し、硬貨を返却する場合には返却位置に移動して硬貨を返却箱20に放出する。
【0027】
また、図1および図2に示すように、出金用収納部17は、金種別に設けられていて機体11内の前後方向に沿って並設されている。最前部には一括用(オーバーフロー用)の出金用収納部17が配設され、その後側に5円硬貨用、1円硬貨用、50円硬貨用、100円硬貨用、10円硬貨用、500円硬貨用の出金用収納部17が順に並設されている。
【0028】
出金用収納部17は、入金一時保留部16から放出される硬貨を受け入れて収納するホッパ36、およびこのホッパ36の下部から硬貨を1枚ずつ繰り出す繰出機構37を備えている。ホッパ36は、例えば1000枚程度の硬貨を収納可能とする容量を有している。繰出機構37は、例えば、ホッパ36の底部に水平に配置された回転円盤38を有し、この回転円盤38には硬貨が1枚ずつ入り込む複数の孔が設けられており、回転円盤38の回転により孔に入り込んだ硬貨を回転円盤38の周囲を囲む部材の1箇所に設けられている繰出口から外部へ1枚ずつ繰り出すように構成されている。繰出機構37は、1枚ずつ繰り出す硬貨を検知する計数センサ(図示せず)を備え、硬貨の繰出枚数を計数可能としている。
【0029】
複数の出金用収納部17の側部には、各出金用収納部17の繰出口から繰り出された硬貨を受け入れて前方へ向けて搬送する第1の搬送部39が配設されている。この第1の搬送部39では、出金時において、硬貨を最前部に搬送して出金一時保留部21に送り込み、出金一時保留部21による出金箱19への硬貨の出金を可能としている。したがって、第1の搬送部39および出金一時保留部21などにより、出金用収納部17から繰り出された硬貨を出金箱19に搬送する出金用搬送通路40が構成されている。また、第1の搬送部39上には図示しない金種別の分岐機構が第1の搬送路39に沿って配設されており、包装用収納部18への硬貨の供給時において、出金用収納部17から1金種ずつ繰り出して第1の搬送部39で搬送する硬貨を該当する金種の分岐機構で分岐して該当金種の包装用収納部18へ送り込むように構成されている。
【0030】
また、包装用収納部18は、金種別に設けられていて機体11内の前後方向に沿って並設されている。最前部には1円硬貨用、50円硬貨用、一括用(オーバーフロー用)として共通用の包装用収納部18が配設され、その後側に5円硬貨用、100円硬貨用、100円硬貨用、10円硬貨用、10円硬貨用、500円硬貨用の包装用収納部18が順に並設されている。10円硬貨と100円硬貨は出金頻度が高い金種であり、包装用の硬貨の量を確保しておくためにそれぞれ複数個ずつの包装用収納部18が用いられている。
【0031】
包装用収納部18は、出金用収納部17と同様に、出金用収納部17から繰り出されて第1の搬送部39の分岐機構で金種別に分岐される硬貨を受け入れて収納するホッパ42、およびこのホッパ42の下部から硬貨を1枚ずつ繰り出す繰出機構43を備えている。ホッパ42は、例えば1000枚程度の硬貨を収納可能とする容量を有している。繰出機構43は、例えば、ホッパ42の底部に水平に配置された回転円盤44を有し、この回転円盤44には硬貨が1枚ずつ入り込む複数の孔が設けられており、回転円盤44の回転により孔に入り込んだ硬貨を回転円盤44の周囲を囲む部材の1箇所に設けられている繰出口から外部へ1枚ずつ繰り出すように構成されている。繰出機構43は、1枚ずつ繰り出す硬貨を検知する計数センサ(図示せず)を備え、硬貨の繰出枚数を計数可能としている。
【0032】
複数の包装用収納部18の側部には、各包装用収納部18から繰り出された硬貨を受け入れて後方へ向けて搬送する第2の搬送部45が配設されている。さらに、第2の搬送部45の後側には、第2の搬送部45から硬貨を受け入れて上方へ搬送する第3の搬送部46が配設されている。さらに、第3の搬送部46の上部前側には、第3の搬送部46から硬貨を受け入れて前方へ搬送するとともに包装部23へ送り込む第4の搬送部47が配設されている。したがって、第2の搬送部45、第3の搬送部46および第4の搬送部47により、包装用収納部18から繰り出された硬貨を包装部23へ搬送する包装用搬送通路48が構成されている。
【0033】
また、包装部23には、包装用収納部18から包装部23に送り込まれる硬貨を受け入れる回転円盤50、およびこの回転円盤50の回転によって1枚ずつ繰り出される硬貨を搬送する包装用通路51が配設されている。包装用通路51の下流域には、包装用通路51から送り込まれる硬貨を下部側から上方へ順次重積していって所定枚数の硬貨を重積する重積部52が設けられている。この重積部52には3本の包装ローラ53が配置され、所定枚数重積した重積硬貨の周面を3本の包装ローラ53で挟持して回転させ、重積硬貨の周面に図示しない包装紙を巻き込むことにより、この包装紙を重積硬貨の周囲に巻き付けるとともに包装紙の端部を重積硬貨の端面にかしめ、包装硬貨Aを作成する。
【0034】
重積部52の下方には、重積部52から放出する包装硬貨Aを搬送路28へ導くシュート54が配設されている。
【0035】
また、包装硬貨収納部24は、第1の包装硬貨収納装置25a内に上下方向に並んで配設される複数の第1の包装硬貨収納部24aと、第2の包装硬貨収納装置25b内に上下方向に並んで配設される複数の第2の包装硬貨収納部24bとを備えている。複数の第1の包装硬貨収納部24aは、下から順に1円包装硬貨用、10円包装硬貨用、50円包装硬貨用、100円包装硬貨用、100円包装硬貨用、500円包装硬貨用に設定されている。第2の包装硬貨収納部24bは、下から順に1円包装硬貨用、10円包装硬貨用、10円包装硬貨用、10円包装硬貨用、100円包装硬貨用、100円包装硬貨用に設定されている。10円包装硬貨と100円包装硬貨は出金頻度が高い金種であり、これら金種の包装硬貨収納量を確保しておくためにそれぞれ複数の包装硬貨収納部24が用いられている。逆に、5円包装硬貨などは出金頻度が低い金種であるため、出金頻度の高い金種の包装硬貨収納部24を複数用いる代わりに、出金頻度の低い金種の包装硬貨収納部24が省かれている。すなわち、1円包装硬貨、10円包装硬貨、50円包装硬貨、100円包装硬貨、100円包装硬貨、500円包装硬貨などが包装硬貨収納部24に収納する収納対象金種とされ、5円包装硬貨などが包装硬貨収納部24に収納しない非収納対象金種とされている。なお、これら収納対象金種および非収納対象金種は必要に応じて任意に設定することが可能である。また、非収納対象金種の包装硬貨Aの出金時には、その都度、ばら状態の硬貨を包装部23で包装硬貨Aを作成して出金するように構成されている。
【0036】
各包装硬貨収納部24は、複数の包装硬貨Aを前後方向に並べて搭載可能なトレイ状に設けられており、前端側へ向けて下降する傾斜状態でその傾斜方向に沿って前後方向に移動可能に支持されている。そして、各包装硬貨収納部24は、駆動手段(図示せず)により、各包装硬貨収納部24の前端側が前進する前進位置とこの前進位置より後退した定位置である後退位置との間で移動する。
【0037】
包装硬貨収納装置25a,25bの前部には、各包装硬貨収納部24に対応して複数のストッパ部55を設けたストッパ56が上下方向に移動可能に配設されている。このストッパ56は、下降位置において前進する包装硬貨収納部24の最前部の包装硬貨Aにストッパ部55が当接するように構成され、また、上昇位置において、前進する包装硬貨収納部24の包装硬貨Aにストッパ部55が接触しないように構成されている。
【0038】
また、搬送路28は、複数の第1の包装硬貨収納部24a、包装硬貨出金部26および一括収納部27に対応して包装硬貨Aを搬送可能に配設された第1の搬送路28aと、包装部23、複数の第2の包装硬貨収納部24b、包装硬貨出金部26および一括収納部27に対応して包装硬貨Aを搬送可能に配設された第2の搬送路28bと、これら搬送路28a,28bの上部間に配設された受渡部28cとを備えている。
【0039】
各搬送路28a,28bは、包装硬貨Aを搬送する無端状の搬送ベルト58を有し、この搬送ベルト58が上下のローラ59によって回動可能に張設されている。この搬送ベルト58の周面には包装硬貨Aを載せて支持する複数の支持部60が突設されている。
【0040】
搬送ベルト58は、搬送駆動手段(図示せず)によって正転(図4反時計回り方向)および逆転(図4時計回り方向)可能とし、正転時において支持部60に包装硬貨Aを1本ずつ載せて上方へ搬送可能とする。搬送ベルト58の周囲には、搬送ベルト58との間で包装硬貨Aをガイドするガイド体61が配設されている。
【0041】
受渡部28cは、両搬送路28a,28b間で包装硬貨Aを水平方向に搬送可能なコンベヤ63、および各搬送路28a,28bとコンベヤ63との間で包装硬貨Aを受け渡すための受渡部材64を備えている。
【0042】
ここで、包装硬貨収納部24への包装硬貨Aの収納、および包装硬貨収納部24からの包装硬貨Aの取り出しについて説明しておく。包装硬貨収納部24への包装硬貨Aの収納時には、包装部23で作成された包装硬貨A、または別の包装硬貨収納部24から移動させるために取り出された包装硬貨Aを搬送ベルト58の支持部60に支持して搬送し、その包装硬貨Aを収納する包装硬貨収納部24の位置より上方に一旦停止させた後、包装硬貨Aを収納する包装硬貨収納部24を前進させ、前進する包装硬貨収納部24の最前部の包装硬貨Aを下降位置にあるストッパ56のストッパ部55で押さえ、包装硬貨収納部24の最前部に包装硬貨Aを収納するためのスペースを形成し、さらに、搬送ベルト58で包装硬貨Aを下降させて包装硬貨収納部24の最前部のスペースに受け渡し、包装硬貨収納部24を後退させる。一方、包装硬貨収納部24からの包装硬貨Aの取り出し時には、包装硬貨収納部24の包装硬貨Aに対してストッパ56のストッパ部55が接触しないように上方位置へ退避させた状態で、包装硬貨収納部24を前進させ、包装硬貨収納部24の最前部の包装硬貨Aを搬送ベルト58の支持部60ですくい上げ、包装硬貨収納部24を後退させる。
【0043】
また、包装硬貨出金部26および一括収納部27には、各搬送路28a,28bから包装硬貨Aを選択的に受け取ってそれぞれ収納させる受取部材66,67が設けられている。
【0044】
図5に示すように、一括収納部27は、収納した包装硬貨Aを1本ずつ搬送路28に送り出す送出機構69を有している。この送出機構69は、搬送路28に対向する一括収納部27の背面下部に包装硬貨Aを送り出す送出口70が設けられ、一括収納部27の底面部71が送出口70へ向けて包装硬貨Aを案内するように下降傾斜されている。送出口70の上側には底面部71に沿って包装硬貨Aが1列に案内されるようにガイド板72が設けられている。送出口70には上下方向に移動して開閉するシャッタ73が配置され、シャッタ73から底面部71上に包装硬貨1本分だけ離れた位置には底板部71上に出没するストッパ74が配置されている。シャッタ73とストッパ74とは、支点75を中心として揺動するリンク76を有するリンク機構により連動して動作し、シャッタ73の開時にストッパ74が上昇し、シャッタ73の閉時にストッパ74が下降するように連動されている。シャッタ73には作動部材77が連結されている。また、搬送路28のガイド体61には送出口70に対向して挿通口78が形成され、この挿通口78を閉塞する切換板79が上端を支点として揺動可能に配置されている。なお、一括収納部27から送り出された包装硬貨Aの金種を判別する金種判別部を備えており、この金種判別部は、例えば、通過する包装硬貨Aの直径に応じて揺動する切換板79の揺動角度を検知して包装硬貨Aの金種を判別する。
【0045】
また、機体11の前面下部には、包装硬貨Aが投出される包装硬貨投出口81が設けられている。包装硬貨投出口81に対応して、第2の搬送路28bから包装硬貨Aを選択的に受け取って包装硬貨投出口81へ投出させる投出部材82が設けられている。
【0046】
また、図6には、包装硬貨Aに関連した一部の制御系のブロック図を示すもので、制御部91により、出金用収納部17および包装用収納部18、包装部23、包装硬貨収納装置25a,25b、搬送路28などを制御する。
【0047】
そして、制御部91は、収納対象金種の包装硬貨Aの出金時には包装硬貨収納部24から包装硬貨Aを出金させ、収納対象金種以外の非収納対象金種の包装硬貨Aの出金時にはその都度に包装部23で非収納対象金種の包装硬貨Aを作成して出金させる機能を有している。
【0048】
さらに、第2の包装硬貨収納部24bの包装硬貨Aを第1の包装硬貨収納部24aに補充させる機能を有している。
【0049】
さらに、納対象金種の包装硬貨Aの出金時に、収納対象金種の包装硬貨Aが包装硬貨収納部24に収納されていない場合、包装部23で収納対象金種の包装硬貨Aを作成して出金させる機能を有している。
【0050】
次に、硬貨処理機の動作を説明する。
【0051】
ばら状態の硬貨の入金処理時には、入金処理部15の硬貨供給装置31に投入された硬貨を1枚ずつ硬貨通路32に繰り出し、硬貨通路32で硬貨を識別して金種別に分岐し、分岐した硬貨を入金一時保留部16に金種別に一時保留する。
【0052】
一時保留後に入金が指示されると、入金一時保留部16が収納位置に移動して硬貨を放出し、出金用収納部17に金種別に収納する。
【0053】
一時保留後に返却が指示されると、入金一時保留部16が返却位置に移動して硬貨を放出し、返却箱20に返却する。
【0054】
また、ばら状態での硬貨の出金処理時には、出金該当金種の出金用収納部17から必要な出金枚数分の硬貨を繰り出し、第1の搬送部39を通じて出金一時保留部21に送り込む。出金額分の硬貨が出金一時保留部21に送り込まれた後、出金一時保留部21が上昇して硬貨を放出し、出金箱19に出金する。すなわち、出金用収納部17から繰り出された硬貨を出金用搬送通路40を通じて出金箱19に出金する。
【0055】
また、入金によってある金種の出金用収納部17の硬貨の収納枚数が所定枚数以上に増加した場合、あるいは包装硬貨Aの作成によってある金種の包装用収納部18の硬貨の収納枚数が所定枚数以下に減少した場合には、出金用収納部17から包装用収納部18に硬貨を供給する移動処理を行う。すなわち、該当する1つの金種の出金用収納部17から硬貨を繰り出し、第1の搬送部39の該当金種の分岐機構で分岐して該当金種の包装用収納部18に収納する。該当する金種が複数ある場合には、1金種ずつ出金用収納部17から包装用収納部18に硬貨を移動させる。なお、1円および50円の包装用収納部18は備えていないため、このような移動処理は行わず、次に説明する収集処理によって処理する。
【0056】
また、ある金種の包装用収納部18のばら状態の硬貨量が所定枚数以上に増加した場合、あるいは包装硬貨Aの出金によってある金種の包装硬貨収納部24に収納されている包装硬貨Aの本数が減少した場合には、ばら状態の硬貨を包装して包装硬貨収納部24に収納する収集処理を行う。なお、この収集処理を行うのは収納対象金種のみであり、非収納対象金種の5円硬貨については行わない。
【0057】
収集処理を行う金種が10円硬貨、100円硬貨、500円硬貨のいずれかであった場合には、そのうちの1つの金種の包装用収納部18から所定の包装枚数分(所定本数の包装硬貨Aを作成するのに対応した枚数)の硬貨を繰り出し、第2の搬送部45、第3の搬送部46および第4の搬送部47を含む包装用搬送通路48を通じて包装部23に供給する。
【0058】
収集処理を行う金種が1円硬貨、50円硬貨のいずれかであった場合には、そのうちの1つの金種の出金用収納部17から所定の包装枚数分の硬貨を繰り出し、第1の搬送部39の分岐機構で共通用の包装用収納部18に送り込み、この共通用の包装用収納部18から硬貨を繰り出し、第2の搬送部45、第3の搬送部46および第4の搬送部47を含む包装用搬送通路48を通じて包装部23に供給する。
【0059】
そして、包装部23では供給された硬貨を所定枚数ずつ包装して包装硬貨Aを作成する。包装部23で作成された包装硬貨Aを搬送路28によって該当金種の包装硬貨収納部24に搬送して収納する。
【0060】
包装硬貨Aを包装硬貨収納部24に収納する場合には、第1の包装硬貨収納部24aおよび第2の包装硬貨収納部24bのうち、第1の包装硬貨収納部24aに優先して収納する。すなわち、収集処理する金種の第1の包装硬貨収納部24aが満杯でなく包装硬貨Aの収納スペースがある場合には、第1の包装硬貨収納部24aが満杯になるまで包装硬貨Aを収納し、この第1の包装硬貨収納部24aが満杯になれば、第2の包装硬貨収納部24bに包装硬貨Aを収納する。また、第2の包装硬貨収納部24bも満杯になれば、包装硬貨Aを一括収納部27に搬送して収納する。そして、包装部23で作成された包装硬貨Aを第1の包装硬貨収納部24aに収納するには、第2の搬送路28bで上部まで搬送して受渡部28cに受け渡し、受渡部28cで包装硬貨Aを第1の搬送路28a側に搬送して第1の搬送路28aに受け渡し、第1の搬送路28aによって該当金種の第1の包装硬貨収納部24aに搬送して収納する。
【0061】
さらに、収集処理の対象となる金種が複数ある場合には、1金種ずつ順に収集処理を行う。
【0062】
また、包装硬貨Aの出金時において、出金金種が収納対象金種であるとともに包装硬貨収納部24に収納されている場合には、出金金種の第1の包装硬貨収納部24aから第1の搬送路28aによって包装硬貨Aを取り出し、包装硬貨出金部26に搬送して出金する。
【0063】
このとき、出金金種に非収納対象金種である5円包装硬貨が含まれていないとともに、包装部23で作成した包装硬貨Aを第2の搬送路28bで搬送して第2の包装硬貨収納部24bに収納する処理(後述する収集処理)もしておらず、さらに、出金金種の包装硬貨Aが第2の包装硬貨収納部24bに収納されている場合には、出金金種の包装硬貨Aを第2の包装硬貨収納部24bから優先して出金し、第1の包装硬貨収納部24aに収納されている包装硬貨Aの収納量を確保するようにしてもよいし、第1の包装硬貨収納部24aと第2の包装硬貨収納部24bとの両方から並行して出金し、出金処理を迅速にできるようにしてもよい。
【0064】
また、包装硬貨Aの出金時において、出金金種が非収納対象金種である5円包装硬貨である場合には、5円硬貨を収納する包装用収納部18から出金本数に応じた枚数分の硬貨を繰り出し、包装用搬送通路48を通じて包装部23に送り込み、包装部23で包装硬貨Aを作成し、第2の搬送路28bによって包装硬貨出金部26に搬送して出金する。
【0065】
このとき、出金金種に収納対象金種と非収納対象金種の両方が含まれている場合には、第1の包装硬貨収納部24aから第1の搬送路28aによる収納対象金種の包装硬貨Aの出金と、第2の搬送路28bによる非包装対象金種の包装硬貨Aの出金とを並行して行うことができる。また、収納対象金種のうちのある金種の包装硬貨Aが第1の包装硬貨収納部24aに無くなり、第2の包装硬貨収納部24bにある場合には、第2の包装硬貨収納部24bから出金する包装硬貨Aも第2の搬送路28bで一緒に搬送して包装硬貨出金部26へ出金することができる。
【0066】
また、包装硬貨Aの出金時において、出金金種が収納対象金種であるが、例えば出金金種の包装硬貨Aの出金が続いて包装硬貨収納部24が空になってしまった場合には、該当金種の硬貨を収納する包装用収納部18(1円硬貨および50円硬貨については、出金用収納部17から硬貨を繰り出して包装用収納部18に移動させる)から出金本数に応じた枚数分の硬貨を繰り出し、包装用搬送通路48を通じて包装部23に送り込み、包装部23で包装硬貨Aを作成し、第2の搬送路28bによって包装硬貨出金部26に搬送して出金する。
【0067】
このときにも、第1の包装硬貨収納部24aから第1の搬送路28aによる収納対象金種の包装硬貨Aの出金と、第2の搬送路28bによる包装部23からの包装硬貨Aの出金とを並行して行うことができる。
【0068】
なお、各処理を行っていない時間帯において、ある金種の第1の包装硬貨収納部24aが満杯でなく包装硬貨Aの収納スペースがあり、その金種の包装硬貨Aが第2の包装硬貨収納部24bに収納されている場合には、第2の包装硬貨収納部24bに収納されている包装硬貨Aを第1の包装硬貨収納部24aに移動させて収納する。すなわち、第2の搬送路28bで該当金種の第2の包装硬貨収納部24bから包装硬貨Aを取り出し、上部まで搬送して受渡部28cに受け渡し、受渡部28cで包装硬貨Aを第1の搬送路28a側に搬送して第1の搬送路28aに受け渡し、第1の搬送路28aによって該当金種の第1の包装硬貨収納部24aに搬送して収納する。
【0069】
また、ある金種の包装硬貨収納部24に収納されている包装硬貨Aが減少した場合、該当金種の包装硬貨Aが一括収納部27に収納されていれば、一括収納部27から包装硬貨Aを送り出して包装硬貨収納部24に収納することができる。
【0070】
図5(a)に示すように、一括収納部27のシャッタ73が閉じている状態では、一括収納部27内の包装硬貨Aが底面部71上に1列に整列されるとともに送出口70へ向けて寄せられ、その送出口70へ向けて寄せられている1番目の包装硬貨Aがシャッタ73に当接して止まっている。そして、図5(b)に示すように、作動部材77が図示しない駆動機構によって下降し、一体にシャッタ73が下降して開き始めると、リンク76を介してストッパ74が上昇して1番目の包装硬貨Aと2番目の包装硬貨Aとの間に侵入し、ストッパ74で2番目以降の包装硬貨Aが送出口70へ向かうのを規制する。シャッタ73が完全に開くと、包装硬貨Aが転動して送出口70から送り出され、包装硬貨Aで切換板79を押して開きながら搬送ベルト58とガイド体61との間に落下し、支持部60上に支持される。このとき、金種判別部で包装硬貨Aの金種が判別される。搬送ベルト58は、図4において半時計回り方向に回転しており、搬送ベルト58の最下部に達するまでは包装硬貨Aを下方へ搬送するが、最下部に達したら包装硬貨Aを上方へ搬送し、包装硬貨収納部24に収納可能とする。
【0071】
そして、本実施の形態の包装硬貨処理装置13では、収納対象金種の包装硬貨Aの出金時には包装硬貨収納部24から包装硬貨Aを出金し、収納対象金種以外の非収納対象金種の包装硬貨Aの出金時にはその都度に包装部23で非収納対象金種の包装硬貨Aを作成して出金するため、非収納対象金種の包装硬貨Aを収納する包装硬貨収納部24を無くし、その収納スペースを出金頻度の高い収納対象金種の包装硬貨Aの収納スペースとして利用できるなど、包装硬貨Aの金種毎の出金頻度に応じて収納スペースを有効利用できる。
【0072】
また、収納対象金種用の第1の搬送路28aと非収納対象金種用の第2の搬送路28bとを備えるため、収納対象金種の包装硬貨Aと非収納対象金種の包装硬貨Aとを並行して出金することができる。
【0073】
また、第2の搬送路28bにより、包装部23で作成した包装硬貨Aを一括収納部27に搬送でき、第2の搬送路28bを兼用できる。
【0074】
また、第2の搬送路28bにより、第2の包装硬貨収納部24bに対して収納および出金する収納対象金種の包装硬貨Aを搬送でき、第2の搬送路28bを兼用できる。
【0075】
また、第2の包装硬貨収納部24bの包装硬貨Aを第1の包装硬貨収納部24aに移動させて補充できるため、第2の包装硬貨収納部24aから包装硬貨Aを出金する機会を少なくし、収納対象金種の包装硬貨Aと非収納対象金種の包装硬貨Aとを並行して出金することができる。
【0076】
また、収納対象金種の包装硬貨Aの出金時に、収納対象金種の包装硬貨Aが包装硬貨収納部24に収納されていない場合でも、包装部23で収納対象金種の包装硬貨Aを作成して出金することができる。
【0077】
なお、第1の包装硬貨収納部24a(第1の包装硬貨収納装置25a)および第1の搬送路28aは、1列に限らず、複数列備えていてもよい。複数列の第1の搬送路28aに亘って受渡部28cを設けることにより、第2の搬送路28bからの包装硬貨Aを複数列の第1の搬送路28aに搬送できるようにする。
【符号の説明】
【0078】
13 包装硬貨処理装置
23 包装部
24 包装硬貨収納部
24a 第1の包装硬貨収納部
24b 第2の包装硬貨収納部
27 一括収納部
28a 第1の搬送路
28b 第2の搬送路
28c 受渡部
91 制御部
A 包装硬貨
図1
図2
図3
図4
図5
図6