【文献】
東芝ライテック株式会社,安全性と快適性に配慮したJEL801に適合する直管形LEDランプシステムの商品化について,TOSHIBA HP,TOSHIBA ,2010年10月18日,URL,http://www.tlt.co.jp/tlt/press_release/p101018_b/p101018_b.htm
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0014】
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る照明器具10の斜視図である。
図2は、本実施の形態に係る直管形LEDランプ20の斜視図であり、(a)は直管形LEDランプ20の全体斜視図、(b)は接地側口金21の部分拡大斜視図、(c)は給電側口金24の部分拡大斜視図である。
【0015】
図1及び
図2を用いて、本実施の形態に係る照明器具10及び直管形LEDランプ20の全体構成について説明する。
【0016】
図1に示すように、照明器具10は、器具本体11と、直管形LEDランプ20と、反射部12とを備える。
図1では、2本の直管形LEDランプ20を装着することができる照明器具10を示しているが、1本装着用、3本装着用、4本装着用、その他直管形LEDランプ20を装着することができる照明器具であればよい。
【0017】
照明器具10に装着される直管形LEDランプ20について
図2を用いて説明する。
図2(a)に示すように、直管形LEDランプ20は、両側に端部を備え、一方の端部に接地のための口金である接地側口金21を備えるとともに、他方の端部に給電のための給電側口金24を備える。
【0018】
直管形LEDランプ20は、円筒形のケース20aを備え、ケース20aの内部には長形のLEDモジュール(図示なし)が収納されている。
【0019】
本実施の形態に係る直管形LEDランプ20は、1つのランプで3極の電極を持ち、2種類の口金形状を供えた直管形LEDランプである。
【0020】
直管形LEDランプの口金には、直管蛍光灯の口金G13を使用したものがある。本実施の形態に係る直管形LEDランプ20は、口金G13を使用した直管形LEDランプとは異なり、円筒状(円筒形状)のケース20a(発光部)と、このケース20aの長手方向の一端に設けられる接地側口金21と、同じくケース20aの長手方向の他端側に設けられる給電側口金24とを備える。
【0021】
図2(b)に示すように、接地側口金21は、口金(直管形LEDランプ20の一端部の接地側受金当接部22)の中心に1極の電極である接地ピン23(導電ピン)を備える。接地ピン23は、ランプ軸方向に延びた円柱である円柱部23aと、楕円部23bとで構成される。円柱部23aは、接地側受金当接部22の略中心から突き出した円柱であり、先端部に楕円柱である楕円部23bを備える。接地ピン23は、直管形LEDランプ20の金属部分と照明器具10と接続して接地させることを目的とする。
【0022】
楕円部23bの短径は、円柱部23aの断面の円の直径より大きくなっている。楕円部23bは、円柱部23aの断面よりも大きいので、円柱部23aの外周から突出するように設けられている。また接地ピン23は、直管形LEDランプ20の充電部でない触れることの出来る金属部、例えばLEDモジュールの放熱フィンなどと接続されている。
【0023】
図2(c)に示すように、給電側口金24は、給電側受金当接部25からランプ軸方向へ延びている2極の電極である一対の給電ピン26を備えている。給電ピン26は、給電側受金当接部25の面上に設けられた一対のL字形の導電ピンであり、ランプ軸方向へ延びる軸部26aと、軸部26aの先端部から垂直に延びる抜け止め部26bとを備える。
【0024】
給電ピン26は、照明器具10の備える電源装置に接続され、直管形LEDランプ20の内部に収納されているLEDモジュールに電力を供給する。給電ピン26は、直管形LEDランプに給電することを目的としたものである。
【0025】
図2(a)に示すように、接地側受金当接部22と給電側受金当接部25間の長さは、ランプの全長であり、以下ランプ長Lとする。
【0026】
図3は、本実施の形態に係る接地側ソケット30の分解斜視図である。
図4は、本実施の形態に係る接地側ソケット30の斜視図であり、(a)は接地側ソケット30を前面側から見た斜視図、(b)は接地側ソケット30を後面側から見た斜視図、(c)は接地側ソケット30の底面図である。
【0027】
図3〜
図4を用いて、本実施の形態に係る接地側ソケット30の構造について説明する。
【0028】
図3に示すように、接地側ソケット30は、本体39と、この本体39に収納される一対の接地金具50(一対の接触片)と、本体39の後面を塞ぐ裏蓋35と、この裏蓋35の外面に取り付けられるバネ40(弾性体)とを備える。また、
図4に示すように、本体39と裏蓋35が結合されて接地側ソケット30の外郭であるソケット本体38を形成する。
【0029】
以下、説明を簡単にするため、
図4(a)に示すように、接地側ソケット30において、ランプを装着した際の照射方向を上側、非照射方向を下側とする。
【0030】
本体39は、熱可塑性樹脂の絶縁材、例えば、ポリカーボネイドやポリブチレンテレフタレートなどで形成される。本体39は、前面39a、側面31b,31c、上面31d、底面31eを備える。
【0031】
前面39aには、直管形LEDランプ20の接地ピン23を挿入する接地ピン挿入孔32(通過孔)を備える。接地ピン挿入孔32は、接地ピン23の楕円部23bの先端面の楕円形状と略同一であり、接地ピン23は挿入時に楕円部23bの先端面の楕円形状を接地ピン挿入孔32の楕円形状に合わせて挿入しなければ挿入できないように形成される。また、接地ピン挿入孔32は、一対の給電ピン26を挿入できない大きさに形成される。これにより、接地側ソケット30に一対の給電ピン26を誤挿入することができなくなり、取付時の安全性が向上する。
【0032】
上面31dは、凸状(ドーム状)の曲面となっている。前面39aに対向する面は開口している。この開口を塞ぐように裏蓋35が取り付けられる。
図4(b)に示すように、裏蓋35の後面35aには、後述するバネ40を取り付けるための突起部37が設けられる。
【0033】
図3又は
図4に示すように、側面31b,31cには、接地側ソケット30を器具本体11の取付面14に取り付けるための取付足33b,33c(ガイド部)を備える。取付足33b,33c(取付足33ともいう)は、側面31b、31c(側面31ともいう)から後面35a側に突出した一対の取付足である。取付足33(33b,33c)(ガイド部)は、側面31b、31cから後面35a側に突き出した棒状のガイド部であって、取付面14に形成される取付孔13(13b,13c)(
図5参照)に挿入され、接地側ソケット30(本体39)を前後方向にガイドする。取付足33(33b,33c)の先端には、取付足33(33b,33c)が取付孔13(13b,13c)から抜けないように取付孔13の周縁に引っ掛けられる爪部34(34b,34c)を備える。
【0034】
裏蓋35は、熱可塑性樹脂の絶縁材、例えば、ポリカーボネイドやポリブチレンテレフタレートなどで形成される。裏蓋35は、本体39と嵌合する引っ掛け受部36aと引っ掛け爪36bを備え、後面側には後述するバネ40を取り付けるための突起部37を備える。また本体39は、裏蓋35の引っ掛け受部36aに相対する位置に、引っ掛け受部36aに嵌合する嵌合部(図示なし)を備える。また本体39の底面31eには、裏蓋35の引っ掛け爪36bに相対する位置に、引っ掛け爪36bに嵌合する爪係合部36c(
図4(c)参照)を備える。
【0035】
一対の接地金具50(50a,50b)(一対の接触片)は、本体39の内部(ソケット本体38(
図4参照)の内部)に収納される。本実施の形態では一対の接地金具50(50a,50b)としたが、接地金具50は一体成形でもよい。
【0036】
一対の接地金具50の各接地金具50a,50bは、接地ピン保持部52a,52b(接触部)、速結端子51a,51bを備える。接地ピン保持部52a,52bは、接地ピン挿入孔32に挿入された接地ピン23の先端部(楕円部23b(突起部))を挟み込んで保持するとともに、接地ピン23と電気的に接続される。
【0037】
図4(c)に示すように、接地側ソケット30の底面31eには、電線が挿入される電線挿入孔36dを備える。また、
図3に示す裏蓋35の内面の下側に設けられた引っ掛け爪36bと係合する爪係合部36cを備える。
【0038】
接地金具50(一対の接地金具50の各接地金具50a,50b)は、電線挿入孔36dから本体39の内部に挿入される電線(アース線)と接続される速結端子51(51a,51b)を下側に備える。速結端子51a,51bは、接地金具50の下側の端部に本体39の底面31eの内側の面に沿うように形成され、電線挿入孔36dから本体39の内部に挿入される電線を物理的及び電気的に結線する。
【0039】
電線挿入孔36dに挿入された電線は、接地金具50の速結端子51と接続される。つまり、接地金具50は、接地側ソケット30の底面にある電線挿入孔36dから挿入される図示しない電線と接続され、接地ピン挿入孔32から挿入される直管形LEDランプ20の接地側口金21(接地ピン23)と接続されるとともに、器具本体11の接地部と繋がる。これにより、直管形LEDランプ20の充電部でないが触れる事のできる金属部は、接地ピン23を介して接地される。
【0040】
バネ40(弾性体)は、バネ性(弾力性)が有り、錆難い金属、例えば、ステンレスなどで成形される長形の板バネである。
図3に示すように、バネ40は、接地側ソケット30の後面35aに取り付けられる中心部43と、中心部43から取付面14に向かって広がるように形成される両側の付勢部44とを備える板バネである。
【0041】
図4(b)に示すように、バネ40は、中心部43が後面35aに当接する平面となっている。バネ40の中心部43の略中央に、裏蓋35の後面35aに設けられた突起部37と係合するカバー取付孔41を備える。また、バネ40の両側に端部45近傍には、本体39の取付足33の爪部34に相対した位置に形成された一対の足貫通孔42を備え、本体39とバネ40とを嵌合する構造を有する。
【0042】
図4(c)に示すように、バネ40の両側の端部45間の幅L5は、後面35aの幅L6よりも長い。したがって、バネ40の両側の端部45は、後面35aの両側の側部からはみ出している部分が存在する。この後面35aの幅L6(両側の側部)から外側にはみ出している部分に、取付足33b,33cを貫通させる足貫通孔42を備える。つまり、バネ40は、両側に端部45近傍に足貫通孔42を備える。これにより、ランプ取り付け時の振動などにより、バネ40が接地側ソケット30から外れてしまったり、落下してしまったりするのを防止することができる。
【0043】
図5は、接地側ソケット30を器具本体11の取付面14に取り付ける取り付け方法について示す図であり、(a)は接地側ソケット30を取付面14に取り付ける前の状態を示す図であり、(b)は接地側ソケット30を取付面14に取り付けた状態を示す図である。
図5では、爪係合部36cは省略している。
【0044】
図5(a)に示すように、器具本体11の取付面14には、取付足33b,33cに対応する位置に取付孔13b,13cが形成される。接地側ソケット30を取り付ける作業者は、取付足33b,33cを指等でつまんで、取付足33b,33cに対して内側(P3側)に力を加えながら、取付足33b,33cを取付孔13b,13cに挿入する。
【0045】
図5(b)に示すように、作業者が、取付足33の先端部にある爪部34を取付孔13に貫通させて指を離すと、取付足33は外側(P4側)に広がりもとの位置(形状)に戻る。これにより、取付孔13の周縁に爪部34が引っ掛かかり、取付足33が取付孔13から抜けることがない。
【0046】
また、
図5(b)に示すように、ソケット本体38の後面35aには、バネ40により前記後面35aを前記取付面14から離す力(P5)が与えられるとともに、前記爪部34が前記取付孔13の周縁に引っ掛けられることにより所定の位置(
図5(b)に示す位置)に位置決めされる。つまり、接地側ソケット30は、前後方向に移動可能に構成されているが、何も取り付けられていない状態では、所定の位置(
図5(b)に示す位置)に安定的に位置することができ、意匠性がよい。
【0047】
図6は、実施の形態1に係る給電側ソケット70の斜視図であり、(a)は前面側から見た斜視図であり、(b)は後面側から見た斜視図である。
図7は、実施の形態1に係る給電側ソケット70の分解斜視図である。
図6及び
図7を用いて給電側ソケット70の全体構成について説明する。
【0048】
図6及び
図7に示すように、給電側ソケット70は、本体75と、本体75の側面から裏蓋76側に突き出した一対の取付足77と、ランプ保持部71と、前面上側からランプ保持部71まで延びる給電ピン挿入溝72と、一対の導電金具73と、裏蓋76とを備える。裏蓋76の内面には、本体75の底面に形成された爪係合部76cと係合する引っ掛け爪76bが設けられる。
【0049】
給電側ソケット70は、熱可塑性樹脂の絶縁材、例えば、ポリカーボネイドやポリブチレンテレフタレートなどで形成される。給電側ソケット70は、前面上側からランプ保持部71まで延びる給電ピン挿入溝72を備え、直管形LEDランプ20の給電側口金24が着脱自在である。
【0050】
また給電側ソケット70は、内部に一対の導電金具73が配設され、接地側ソケット30と同様に導電金具73は速結端子78を備え、給電側ソケット70の底面側に電線挿入孔74を備える。電線挿入孔74から挿入された電線は、前記速結端子78に接続される。つまり前記導電金具73は図示しない電線と接続され、電子安定器などの電源出力部(電源装置)と繋がる。また給電ピン挿入溝72から挿入され、ランプ保持部71にて90°直管形LEDランプ20を回転させることで、直管形LEDランプ20と電子安定器などの電源出力部(電源装置)とが接続されて、電力が供給される。
【0051】
図8は、接地側ソケット30に直管形LEDランプ20の接地側口金21を取り付ける取り付け方法を示す図であり、(a)は接地側口金21を取り付ける前の状態を示す図であり、(b)は接地側口金21を取り付けた状態を示す図である。
図8を用いて、直管形LEDランプ20を器具本体11に装着する方法を説明する。
【0052】
接地側ソケット30の前面と給電側ソケット70の前面とは、対向するように器具本体11に取り付けられる。器具本体11に取り付けられた接地側ソケット30の前面と給電側ソケット70の前面との間の距離は、直管形LEDランプ20のランプ長Lよりもやや短くなるように配設される。そのため、直管形LEDランプ20を器具本体11に装着するには、接地側口金21を接地側ソケット30の前面39aに当接させ、取付面14の方向(ランプの当接方向、P1の方向)に押し付けながら、接地ピン23を接地ピン挿入孔32に挿入する。
【0053】
(1)接地側口金21を接地側ソケット30に取り付ける工程
接地側ソケット30の前面39aの接地ピン挿入孔32の楕円形状に、接地ピン23の楕円部23bの楕円形の端面形状(
図2(b)参照)の短径・長径を合わせて、接地ピン挿入孔32(
図3参照)に接地ピン23を挿入する(
図8(a)参照)。そして、接地側口金21の接地側受金当接部22と、接地側ソケット30の前面39aとを当接させ、接地側口金21の接地側受金当接部22で接地側ソケット30の前面39aをP1方向に押し込みながら直管形LEDランプ20を接地側ソケット30に取り付ける。
【0054】
これにより、直管形LEDランプ20を挿入するP1方向に押す力と、バネ40を収縮するためのP1方向の力とがほぼ同じ方向であり、等しくなるため、余分な力を加えることなく、直管形LEDランプ20を接地側ソケット30に挿入することができる。
【0055】
直管形LEDランプ20は器具本体11の接地部(図示なし)と接続された接地側ソケット30とが接続されることとなり、万一時でも感電する恐れはない。また接地ピン23は接地側ソケット30の接地ピン挿入孔32から内部に入り込むため落下し難い。
【0056】
(2)給電側口金24を給電側ソケット70に取り付ける工程
接地側口金21が接地側ソケット30をP1の方向に押し付けた状態で、給電側口金24の給電ピン26を照射方向側(上側)から給電側ソケット70の給電ピン挿入溝72に挿入し、ランプ保持部71までスライドさせる。このとき、作業者が直管形LEDランプ20の接地側ソケット30に対する押し付けを解除すると、バネ40の作用により接地側ソケット30にはP2方向に移動させようとする力が加わる。そして、このバネ40によるP2方向に押す力により、直管形LEDランプ20のランプ長Lと、接地側ソケット30の前面と給電側ソケット70の前面との間の距離との誤差を吸収した位置で、接地側ソケット30は安定する。
【0057】
図8(b)に示すように、接地側ソケット30によって、取付面14の裏側の面と取付足33の爪部34との間の距離L2の分だけ、接地側ソケット30の前面と給電側ソケット70の前面との間の距離の誤差を吸収することができる。その後、直管形LEDランプ20の照射面が照射方向側(上側)にくるように90°回転させると、給電ピン26が給電側ソケット70の導電金具73(
図7参照)と接続され直管形LEDランプ20に電源が供給され発光する。
【0058】
また、バネ40の付勢により、接地側ソケット30と給電側ソケット70とが直管形LEDランプ20に押し付けられ、直管形LEDランプ20との接続を確実にするとともに、はずれや落下等の防止となる。
【0059】
以上で、直管形LEDランプ20を器具本体11に装着する方法についての説明を終わる。
【0060】
直管形LEDランプ20の取り外しは、上記取り付け順序とは逆の手順となる。つまり作業者は、直管形LEDランプ20を接地側ソケット30に押し付け、接地側ソケット30側に移動させながら給電側ソケット70から給電ピン26を外す。そして、次に、接地側ソケット30から接地ピン23を外す。このように、最後まで接地側口金21(接地ピン23)と接地金具50とは接続されることとなり、感電保護性能に優れている。
【0061】
実施の形態2.
本実施の形態は、実施の形態1の接地金具50とは異なる接地金具60を備える接地側ソケット101について説明する。
【0062】
図9は、実施の形態2に係る接地側ソケット101の分解斜視図である。
図9は
図3に対応する図であり、
図3と同様の構成部については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0063】
図9において、実施の形態1の
図3と異なる構成は接地金具60(導電金具)である。接地金具60は、ソケット本体38の内部に設けられ、前記接地ピン挿入孔32を通過した接地ピン23の先端部である楕円部23bと接触する。前記接地ピン23の楕円部23bが接地金具60と接触するとともに、接地金具60の接地ピン当接部62を後面35a側に押す。この押す力により、前記接地ピン23の楕円部23bは、位置を前後方向に移動させることができる。
【0064】
図9に示すように、接地金具60は、接地ピン挿入孔32と相対する位置に、接地ピン当接部62を備える。また、接地ピン当接部62は、ランプ当接方向(前後方向)に可動する弾性力をもち、接地ピン23の楕円部23bと面接触で接続する。接地ピン当接部62は、接地ピン挿入孔32側になだらかに突き出した曲面をなす形状である。接地ピン当接部62は、接地ピン23の楕円部23bに押し付けられると、接地ピン23の楕円部23bにより裏蓋35方向に凹むとともに、接地ピン23の楕円部23bを押し返す力も有する弾性体である。
【0065】
接地ピン当接部62は、接地ピン23の楕円部23bにより裏蓋35方向に押し付けられると、弾性力によりL7分の距離だけ裏蓋35方向に移動できるものとする。また、実施の形態1の
図8(b)で説明したように、ソケット本体38はバネ40によりL2分取付面14方向に移動できるので、接地側ソケット101に取り付けられる直管形LEDランプ20は、(L2+L7)分、前後方向に移動可能である。
【0066】
本実施の形態に係る接地側ソケット101によれば、バネ40とあわせることで、ランプ長Lのバラツキによる吸収量を向上させることができる。
【0067】
以上、実施の形態1〜2について説明したが、これらの2つの実施の形態を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらのうち、1つの実施の形態を部分的に実施しても構わない。あるいは、これらの2つの実施の形態を部分的に組み合わせて実施しても構わない。