【課題を解決するための手段】
【0010】
従って、本発明は式(I)
【化1】
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[式中、
R
1はC
1-5アルキル;C
2-5アルケニル;C
2-5アルキニル;又はT
0であり、ここにおいてC
1-5アルキル;C
2-5アルケニル;C
2-5アルキニルは1つ又はそれ以上の置換基で場合により置換され、それらは同一又は異なり、そしてハロゲン;OH;OCH
3;OCH
2F;OCHF
2;OCF
3;CN;及びT
0からなる群より選ばれ;
T
0はC
3-5シクロアルキル;又は4〜5員飽和ヘテロシクリルであり、ここにおいてT
0は1つ又はそれ以上の置換基で場合により置換され、それらは同一又は異なり、そしてハロゲン;C
1-5アルキル;C
2-5アルケニル;C
2-5アルキニル;OH;O−C
1-5アルキル;O−C
2-5アルケニル;O−C
2-5アルキニル;及びCNからなる群より選ばれ、ここにおいてC
1-5アルキル;C
2-5アルケニル;C
2-5アルキニル;O−C
1-5アルキル;O−C
2-5アルケニル;及びO−C
2-5アルキニルは1つの又はそれより多くの同一又は異なるハロゲンで場合により置換され;
【0011】
nは1又は2であり;
X
1はN;又はCHであり;
X
2はO;S;N−CN;N−OH;又はN−OC
1-4アルキルであり;
X
3はN;CH;又はCFであり;
X
4はH;F;又は(CH
2)
n1X
5(CH
2)
n2R
2であり;
R
0はFであり;
mは0、1、2、3又は4であり;
RはH;又はFであり;
場合により、R、X
4は合わせてオキソ(=O)を形成し;
n1;n2は0;1;及び2からなる群より独立して選ばれ;
X
5はC(O);C(O)O;OC(O);O;C(O)N(R
1a);N(R
1a)C(O);S(O)
2N(R
1a);N(R
1a)S(O)
2;S(O)N(R
1a);N(R
1a)S(O);S(O)
2;S(O);N(R
1a)S(O)
2N(R
1b);S;N(R
1a);N(R
1a)C(O)N(R
1b);N(R
1a)C(O)O;又はOC(O)N(R
1a)であり;
R
1a、R
1bはH;C
1-4アルキル;C
2-4アルケニル;及びC
2-4アルキニルからなる群より独立して選ばれ、ここにおいてC
1-4アルキル;C
2-4アルケニル;及びC
2-4アルキニルは1つの又はそれより多くの同一又は異なるハロゲンで場合により置換され;
R
2はH;T;C
1-6アルキル;C
2-6アルケニル;又はC
2-6アルキニルであり、ここにおいてC
1-6アルキル;C
2-6アルケニル;及びC
2-6アルキニルは1つの又はそれより多くの同一又は異なるR
3で場合により置換され;
R
3はハロゲン;CN;C(O)R
4;C(O)OR
4;OR
4;C(O)N(R
4R
4a);S(O)
2N(R
4R
4a);S(O)N(R
4R
4a);S(O)
2R
4;S(O)R
4;N(R
4)S(O)
2N(R
4aR
4b);SR
4;N(R
4R
4a);NO
2;OC(O)R
4;N(R
4)C(O)R
4a;N(R
4)SO
2R
4a;N(R
4)S(O)R
4a;N(R
4)C(O)N(R
4aR
4b);N(R
4)C(O)OR
4a;OC(O)N(R
4R
4a);又はTであり;
R
4、R
4a、R
4bはH;T;C
1-6アルキル;C
2-6アルケニル;及びC
2-6アルキニルからなる群より独立して選ばれ、ここにおいてC
1-6アルキル;C
2-6アルケニル;及びC
2-6アルキニルは1つの又はそれより多くの同一又は異なるR
5で場合により置換され;
【0012】
R
5はハロゲン;CN;C(O)R
6;C(O)OR
6;OR
6;C(O)N(R
6R
6a);S(O)
2N(R
6R
6a);S(O)N(R
6R
6a);S(O)
2R
6;S(O)R
6;N(R
6)S(O)
2N(R
6aR
6b);SR
6;N(R
6R
6a);NO
2;OC(O)R
6;N(R
6)C(O)R
6a;N(R
6)SO
2R
6a;N(R
6)S(O)R
6a;N(R
6)C(O)N(R
6aR
6b);N(R
6)C(O)OR
6a;OC(O)N(R
6R
6a);又はTであり;
R
6、R
6a、R
6bはH;T;C
1-6アルキル;C
2-6アルケニル;及びC
2-6アルキニルからなる群より独立して選ばれ、ここにおいてC
1-6アルキル;C
2-6アルケニル;及びC
2-6アルキニルは1つの又はそれより多くの同一又は異なるハロゲンで場合により置換され;
Tはフェニル;ナフチル;アズレニル;インデニル;インダニル;C
3-7シクロアルキル;3〜7員ヘテロシクリル;又は7〜11員ヘテロビシクリルであり、ここにおいてTは1つの又はそれより多くの同一又は異なるR
7で場合により置換され;
R
7はハロゲン;CN;C(O)OR
8;OR
8;C(O)R
8;C(O)N(R
8R
8a);S(O)
2N(R
8R
8a);S(O)N(R
8R
8a);S(O)
2R
8;S(O)R
8;N(R
8)S(O)
2N(R
8aR
8b);SR
8;N(R
8R
8a);NO
2;OC(O)R
8;N(R
8)C(O)R
8a;N(R
8)S(O)
2R
8a;N(R
8)S(O)R
8a;N(R
8)C(O)OR
8a;N(R
8)C(O)N(R
8aR
8b);OC(O)N(R
8R
8a);オキソ(=O)、ここで環は少なくとも部分的に飽和しており;T
1;C
1-6アルキル;C
2-6アルケニル;又はC
2-6アルキニルであり、ここにおいてC
1-6アルキル;C
2-6アルケニル;及びC
2-6アルキニルは1つの又はそれより多くの同一又は異なるR
9で場合により置換され;
R
8、R
8a、R
8bはH;T
1;C
1-6アルキル;C
2-6アルケニル;及びC
2-6アルキニルからなる群より独立して選ばれ、ここにおいてC
1-6アルキル;C
2-6アルケニル;及びC
2-6アルキニルは1つの又はそれより多くの同一又は異なるR
10で場合により置換され;
R
9、R
10はハロゲン;CN;C(O)R
11;C(O)OR
11;OR
11;C(O)N(R
11R
11a);S(O)
2N(R
11R
11a);S(O)N(R
11R
11a);S(O)
2R
11;S(O)R
11;N(R
11)S(O)
2N(R
11aR
11b);SR
11;N(R
11R
11a);NO
2;OC(O)R
11;N(R
11)C(O)R
11a;N(R
11)SO
2R
11a;N(R
11)S(O)R
11a;N(R
11)C(O)N(R
11aR
11b);N(R
11)C(O)OR
11a;OC(O)N(R
11R
11a);及びT
1からなる群より独立して選ばれ;
R
11、R
11a、R
11bはH;T
1;C
1-6アルキル;C
2-6アルケニル;及びC
2-6アルキニルからなる群より独立して選ばれ、ここにおいてC
1-6アルキル;C
2-6アルケニル;及びC
2-6アルキニルは1つの又はそれより多くの同一又は異なるハロゲンで場合により置換され;
T
1はフェニル;C
3-7シクロアルキル;又は3〜7員ヘテロシクリルであり、ここにおいてT
1は1つの又はそれより多くの同一又は異なるR
12で場合により置換され;
【0013】
R
12はハロゲン;CN;C(O)OR
13;OR
13;C(O)R
13;C(O)N(R
13R
13a);S(O)
2N(R
13R
13a);S(O)N(R
13R
13a);S(O)
2R
13;S(O)R
13;N(R
13)S(O)
2N(R
13aR
13b);SR
13;N(R
13R
13a);NO
2;OC(O)R
13;N(R
13)C(O)R
13a;N(R
13)S(O)
2R
13a;N(R
13)S(O)R
13a;N(R
13)C(O)OR
13a;N(R
13)C(O)N(R
13aR
13b);OC(O)N(R
13R
13a);オキソ(=O)、ここで環は少なくとも部分的に飽和しており;C
1-6アルキル;C
2-6アルケニル;又はC
2-6アルキニルであり、ここにおいてC
1-6アルキル;C
2-6アルケニル;及びC
2-6アルキニルは1つの又はそれより多くの同一又は異なるハロゲンで場合により置換され;
R
13、R
13a、R
13bはH;C
1-6アルキル;C
2-6アルケニル;及びC
2-6アルキニルからなる群より独立して選ばれ、ここにおいてC
1-6アルキル;C
2-6アルケニル;及びC
2-6アルキニルは1つの又はそれより多くの同一又は異なるハロゲンで場合により置換される]
の化合物、又はその薬学的に許容しうる塩、プロドラッグ若しくは代謝物であるが、但し、以下の化合物塩:
1−プロピル−4−[3−[3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−1−アゼチジニルカルボニル]ピペラジンフマル酸塩[1:1];
1−メチル−4−[3−[3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−1−アゼチジニルカルボニル]ピペラジンシュウ酸塩[1:1.5];
1−メチル−4−[3−[3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−1−アゼチジニルカルボニル]ピペラジンフマル酸塩[1:1];
1−[3−(4−ブロモフェノキシ)−1−アゼチジニルカルボニル]−4−メチルピペラジンフマル酸塩[1:1];
1−[3−(3−ブロモフェノキシ)−1−アゼチジニルカルボニル]−4−メチルピペラジンフマル酸塩[1:1];
1−[3−(4−フルオロフェノキシ)−1−アゼチジニルカルボニル]−4−メチルピペラジンフマル酸塩[1:1];
1−[3−(3,4−ジクロロフェノキシ)−1−アゼチジニルカルボニル]−4−メチルピペラジンフマル酸塩[1:1];
1−[3−[(4−クロロフェニル)チオ]−1−アゼチジニルカルボニル]−4−メチルピペラジンフマル酸塩[1:1];
ヘキサヒドロ−1−メチル−4−[3−[3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−1−アゼチジニルカルボニル]−1H−1,4−ジアゼピンフマル酸塩[1:1]
を除外する。
【0014】
式(I)から排除される個々の塩は、US−A 4956359に記載されている。また、このような基礎となる化合物及びその薬学的塩も排除されることが好ましい。
【0015】
以下の4つの化合物
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
は、このような化合物が本発明の対象となる限り、式(I)による化合物から排除されることが好ましい。
【0016】
薬剤として又は障害の治療若しくは予防方法、本発明の疾患若しくは障害の治療若しくは予防方法において使用するための薬学的組成物、化合物又はその医薬上許容しうる塩が対象となる限り、4つの化合物は排除されないことが好ましい。
【0017】
さらに、以下の5つの化合物
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
は、このような化合物が本発明の対象となる限り、式(I)による化合物から排除されることが好ましい。
【0018】
薬剤として又は障害の治療若しくは予防方法、本発明の疾患若しくは障害の治療若しくは予防方法において使用するための薬学的組成物、化合物又はその医薬上許容しうる塩が対象となる限り、5つの化合物は排除されないことが好ましい。
【0019】
上記定義された式(I)における変数又は置換基を異なる変種の一群から選ぶことができ、そしてこのような変数又は置換基が1回よりも多くある場合、それぞれの変種は、同一又は異なることができる。
【0020】
本発明の意味において、用語は、以下のように用いられる:
「アルキル」は、直鎖又は分枝状飽和炭化水素鎖を意味する。アルキル炭素の各水素は、さらに明記された置換基によって置き換えられていてもよい。
【0021】
「アルケニル」は、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を含む直鎖又は分枝状炭化水素鎖を意味する。アルケニル炭素の各水素は、さらに明記された置換基によって置き換えられてもよい。
【0022】
「アルキニル」は、少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を含む直鎖又は分枝状炭化水素鎖を意味する。アルキニル炭素の各水素は、さらに明記された置換基によって置き換えられてもよい。
【0023】
「C
1-4アルキル」は、1〜4個の炭素原子を有するアルキル鎖を意味し、例えば分子の末端に存在する場合:メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、又は例えば分子の2つの部分がアルキル基によって結合しているときは、−CH
2−、−CH
2−CH
2−、−CH(CH
3)−、−CH
2−CH
2−CH
2−、−CH(C
2H
5)−、−C(CH
3)
2−を意味する。C
1-4アルキル炭素の各水素は、さらに明記された置換基によって置き換えられてもよい。
【0024】
「C
1-6アルキル」は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル鎖を意味し、例えば分子の末端に存在する場合:C
1-4アルキル、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、又は例えば分子の2つの部分がアルキル基によって結合しているときは、−CH
2−、−CH
2−CH
2−、−CH(CH
3)−、−CH
2−CH
2−CH
2−、−CH(C
2H
5)−、−C(CH
3)
2−を意味する。C
1-6アルキル炭素の各水素は、さらに明記された置換基によって置き換えられていてもよい。用語「C
1-5アルキル」は、それに応じて定義される。
【0025】
「C
2-6アルケニル」は、2〜6個の炭素原子を有するアルケニル鎖を意味し、例えば分子の末端に存在する場合:−CH=CH
2、−CH=CH−CH
3、−CH
2−CH=CH
2、−CH=CH−CH
2−CH
3、−CH=CH−CH=CH
2、又は例えば分子の2つの部分がアルケニル基によって結合しているときは、−CH=CH−を意味する。C
2-6アルケニル炭素の各水素は、さらに明記された置換基によって置き換えられてもよい。用語「C
2-4アルケニル」及び「C
2-5アルケニル」は、それに応じて定義される。
【0026】
「C
2-6アルキニル」は、2〜6個の炭素原子を有するアルキニル鎖を意味し、例えば分子の末端に存在する場合:−C≡CH、−CH
2−C≡CH、CH
2−CH
2−C≡CH、CH
2−C≡C−CH
3、又は例えば分子の2つの部分がアルキニル基によって結合しているときは、−C≡C−を意味する。C
2-6アルキニル炭素の各水素は、さらに明記された置換基によって置き換えられてもよい。用語「C
2-4アルキニル」及び「C
2-5アルキニル」は、それに応じて定義される。
【0027】
「C
3-7シクロアルキル」又は「C
3-7シクロアルキル環」は、3〜7個の炭素原子を有する環式アルキル鎖、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルを意味する。シクロアルキル炭素の各水素は、さらに明記された置換基によって置き換えられてもよい。用語「C
3-5シクロアルキル」は、それに応じて定義される。
【0028】
ハロゲンは、フルオロ、クロロ、ブロモ又はヨードを意味する。ハロゲンはフルオロ又はクロロであることが、一般に好ましい。
【0029】
「3〜7員ヘテロシクリル」又は「3〜7員複素環」は、最大数までの二重結合を含みうる3、4、5、6又は7個の環原子を有する環(完全飽和、部分飽和又は不飽和の芳香族又は非芳香族の環)を意味し、その際、少なくとも1個の環原子から4個までの環原子は、硫黄(−S(O)−、−S(O)
2−を含む)、酸素及び窒素(N−オキシド:=N(O)−を含む)からなる群より選ばれるヘテロ原子によって置き換えられており、そして環は炭素又は窒素原子を介して残りの分子に結合している。3〜7員複素環の例は、アゼリジン、アゼチジン、オキセタン、チエタン、フラン、チオフェン、ピロール、ピロリン、イミダゾール、イミダゾリン、ピラゾール、ピラゾリン、オキサゾール、オキサゾリン、イソオキサゾール、イソオキサゾリン、チアゾール、チアゾリン、イソチアゾール、イソチアゾリン、チアジアゾール、チアジアゾリン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、ピロリジン、イミダゾリジン、ピラゾリジン、オキサゾリジン、イソオキサゾリジン、チアゾリジン、イソチアゾリジン、チアジアゾリジン、スルホラン、ピラン、ジヒドロピラン、テトラヒドロピラン、イミダゾリジン、ピリジン、ピリジン−N−オキシド、ピリダジン、ピラジン、ピリミジン、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、テトラゾール、トリアゾール、トリアゾリジン、テトラゾリジン、ジアゼパン、アゼピン又はホモピペラジンである。用語「4〜5員ヘテロシクリル」又は「4〜5員複素環」は、それに応じて定義される。用語「5〜6員ヘテロシクリル」又は「5〜6の員複素環」は、それに応じて定義される。
【0030】
「4〜5員飽和ヘテロシクリル」又は「4〜5員飽和複素環」は、環中に二重結合のない「4〜5員ヘテロシクリル」又は「4〜5員複素環」を意味する。
【0031】
「7〜11員ヘテロビシクリル」又は「7〜11員ヘテロビシクル」は、7〜11個の環原子を有する2つの環の複素環式系を意味し、ここで少なくとも1つの環原子は両方の環によって共有されており、そして最大数までの二重結合を含んでもよく(完全飽和、部分飽和又は不飽和の芳香族又は非芳香族の環)、
その際、少なくとも1個の環原子から6個までの環原子は、硫黄(−S(O)−、−S(O)
2−を含む)、酸素及び窒素(N−オキシド:=N(O)−を含む)からなる群より選ばれるヘテロ原子によって置き換えられており、そして環は炭素又は窒素原子を介して残りの分子に結合している。7〜11員ヘテロビシクルの例は、イミダゾ[1,5−a]ピリジン、イミダゾ[2,1−b][1,3]オキサゾール、イミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾール、5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン、インドール、インドリン、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、ベンゾオキサゾール、ベンゾイソオキサゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾイソチアゾール、ベンゾイミダゾール、ベンゾイミダゾリン、キノリン、キナゾリン、ジヒドロキナゾリン、キノリン、ジヒドロキノリン、テトラヒドロキノリン、デカヒドロキノリン、イソキノリン、デカヒドロイソキノリン、テトラヒドロイソキノリン、ジヒドロイソキノリン、ベンゾアゼピン、プリン又はプテリジンである。また、用語7〜11員ヘテロビシクルは、1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカンのような2つの環のスピロ構造又は8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタンのような架橋された複素環を含む。用語「8〜11員ヘテロビシクリル」又は「8〜11員ヘテロビシクル」は、それに応じて定義される。「5〜6員芳香族ヘテロシクリル」又は「5〜6員芳香族複素環」は、シクロペンタジエニル又はベンゼンから誘導された複素環を意味し、ここで少なくとも1つの炭素原子は、硫黄(−S(O)−、−S(O)
2−を含む)、酸素及び窒素(N−オキシド:=N(O)−を含む)からなる群より選ばれるヘテロ原子によって置き換えられている。このような複素環の例は、フラン、チオフェン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、チアジアゾール、ピラニウム、ピリジン、ピリジン−N−オキシド、ピリダジン、ピリミジン、トリアゾール、テトラゾールである。
【0032】
式(I)の好ましい化合物は、その中に含まれる1つ又はそれ以上の残基が以下の意味を有するそれらの化合物であり、好ましい置換基の定義のすべての組み合わせは、本発明の主題である。また、式(I)のすべての好ましい化合物に関して、本発明は、すべての互変異性及び立体異性形態及び全ての比率におけるそれらの混合物、及びそれらの薬学的に許容しうる塩並びにそれらの同位体的誘導体を含む。
【0033】
本発明の好ましい実施態様において、式(I)の置換基R、R
0、R
1、m、n及びX
1〜X
4は、以下の意味を独立して有する。したがって、置換基R、R
0、R
1、m、n及びX
1〜X
4の1つ又はそれ以上は、以下に記載された好ましい又はより好ましい意味を有することができる。
【0034】
好ましくは、R
1はC
1-5アルキル;C
2-5アルケニル;C
2-5アルキニル;C
3-5シクロアルキル;CH
2−シクロプロピル;CHF−シクロプロピル;CF
2−シクロプロピル;CH
2−シクロブチル;CHF−シクロブチル;CF
2−シクロブチル;又は4〜5員飽和ヘテロシクリルであり、ここにおいてC
1-5アルキル;C
2-5アルケニル;C
2-5アルキニルは、1つの又はそれより多くの同一又は異なり、そしてハロゲン;OH;OCH
3;OCH
2F;OCHF
2;OCF
3;及びCNからなる群より選ばれる置換基で場合により置換され;そしてここにおいてC
3-5シクロアルキル;CH
2−シクロプロピル;CHF−シクロプロピル;CF
2−シクロプロピル;CH
2−シクロブチル;CHF−シクロブチル;CF
2−シクロブチル;及び4〜5員飽和ヘテロシクリルは、1つの又はそれより多くの同一又は異なり、そしてハロゲン;OH;OCH
3;OCH
2F;OCHF
2;OCF
3;CN;CH
3;CH
2F;CHF
2;及びCF
3からなる群より選ばれる置換基で場合により置換される。
【0035】
より好ましくは、R
1はC
1-5アルキル;C
3-5シクロアルキル;CH
2−シクロプロピル;CHF−シクロプロピル;CF
2−シクロプロピル;CH
2−シクロブチル;CHF−シクロブチル;CF
2−シクロブチル;又は4〜5員飽和ヘテロシクリルであり、ここにおいてC
1-5アルキル;C
3-5シクロアルキル;CH
2−シクロプロピル;CHF−シクロプロピル;CF
2−シクロプロピル;CH
2−シクロブチル;CHF−シクロブチル;CF
2−シクロブチル;及び4〜5員飽和ヘテロシクリルは、1つの又はそれより多くの同一又は異なり、そしてハロゲン;OH;OCH
3;OCH
2F;OCHF
2;OCF
3;CN;CH
3;CH
2F;CHF
2;及びCF
3からなる群より選ばれる置換基で場合により置換される。
【0036】
より好ましくは、R
1はC
3-5シクロアルキル;CH
2−シクロプロピル;CHF−シクロプロピル;CF
2−シクロプロピル;CH
2−シクロブチル;CHF−シクロブチル;CF
2−シクロブチル;又は4〜5員飽和ヘテロシクリルであり、ここにおいてC
3-5シクロアルキル;CH
2−シクロプロピル;CHF−シクロプロピル;CF
2−シクロプロピル;CH
2−シクロブチル;CHF−シクロブチル;CF
2−シクロブチル;及び4〜5員飽和ヘテロシクリルは、1つの又はそれより多くの同一又は異なり、そしてハロゲン;OH;OCH
3;OCH
2F;OCHF
2;OCF
3;CN;CH
3;CH
2F;CHF
2;及びCF
3からなる群より選ばれる置換基で場合により置換される。
【0037】
より好ましい実施態様において、R
1は、置換された若しくは非置換のC
1-5アルキル;置換された若しくは非置換のC
3-5シクロアルキル;置換された若しくは非置換のCH
2−シクロプロピル;又は置換された若しくは非置換のCH
2−シクロブチルである。
【0038】
さらに別のより好ましい実施態様において、R
1は、置換された若しくは非置換のC
3-5シクロアルキル;置換された若しくは非置換のCH
2−シクロプロピル;又は置換された若しくは非置換のCH
2−シクロブチルである。
【0039】
なおより好ましい実施態様において、R
1はイソプロピル;シクロブチル;エチル;シクロペンチル;シクロプロピル;CH
2−シクロプロピル;又はCH
2−シクロブチルである。
【0040】
さらに別のなおより好ましい実施態様において、R1はイソプロピル;シクロブチル;シクロペンチル;シクロプロピル;CH
2−シクロプロピル;又はCH
2−シクロブチルである。
【0041】
なおより好ましい実施態様において、R
1はシクロブチル;エチル;イソプロピル;又はシクロペンチルである。
【0042】
さらに別のなおより好ましい実施態様において、R
1はシクロブチル;又はシクロペンチルである。
【0043】
好ましくは、nは2である。
【0044】
好ましくは、X
1はNである。別の好ましい実施態様において、X
1はCHである。
【0045】
好ましくは、X
2はS;又はOである。より好ましい実施態様において、X
2はOである。
【0046】
好ましくは、X
1、X
3の少なくとも1つはNである。好ましくは、X
3はCHである。好ましくは、X
3はNである。好ましくは、X
1、X
3はNである。
【0047】
好ましくは、mは0である。
【0048】
好ましくは、n1;n2は0;及び1からなる群より独立して選ばれる。好ましい実施態様において、n1は0又は1であり、そしてn2は0である。より好ましい実施態様において、n1及びn2は0である。別の好ましい実施態様において、n1、n2の少なくとも1つは0以外である。
【0049】
好ましくは、X
4は(CH
2)
n1X
5(CH
2)
n2R
2である。
【0050】
好ましくは、X
5はC(O);O;C(O)N(R
1a);N(R
1a)C(O);S(O)
2N(R
1a);N(R
1a)S(O)
2;N(R
1a);又はN(R
1a)C(O)N(R
1b)である。また、好ましくは、X
5はC(O);C(O)N(R
1a);N(R
1a)C(O);S(O)
2N(R
1a);N(R
1a)S(O)
2;N(R
1a);又はN(R
1a)C(O)N(R
1b)である。より好ましい実施態様において、X
5はC(O);O;C(O)N(R
1a);N(R
1a)C(O);N(R
1a)S(O)
2;N(R
1a);又はN(R
1a)C(O)N(R
1b)である。さらなるより好ましい実施態様において、X
5はC(O);C(O)N(R
1a);N(R
1a)C(O);N(R
1a)S(O)
2;N(R
1a);又はN(R
1a)C(O)N(R
1b)である。なおより好ましい実施態様において、X
5はC(O);O;C(O)N(R
1a);N(R
1a)C(O);又はN(R
1a)である。さらなるなおより好ましい実施態様において、X
5はC(O);C(O)N(R
1a);N(R
1a)C(O);又はN(R
1a)である。
【0051】
好ましくは、R
2はH;又はTである。より好ましい実施態様において、特にTが芳香族であるとき、R
2はTである。なおより好ましい実施態様において、特にTが芳香族であるとき、Tは6員ヘテロシクリルである。さらなるなおより好ましい実施態様において、Tはフェニル;又はピリジンである。さらなるなおより好ましい実施態様において、Tはフェニルである。さらなるなおより好ましい実施態様において、Tはピリジンである。Tは非置換であるか又は置換されていてもよい。好ましくは、Tは非置換であるか又は1、2若しくは3個(より好ましくは、1又は2個)のR
7で置換されており、それらは同一又は異なっている。
【0052】
R
7は、ハロゲン;CN;C(O)R
8;N(R
8R
8a);OR
8;C(O)N(R
8R
8a);S(O)
2R
8;同一若しくは異なる1つ若しくはそれ以上のR9で場合により置換されたC
1-6アルキル(より好ましくは置換された若しくは非置換CH
2−T
1);又は置換された若しくは非置換のT1からなる群より選ばれるのが好ましい。
【0053】
また、上記の基の一部又は全てが好ましい又はより好ましい意味を有する式(I)の化合物は、本発明の目的である。
【0054】
本発明の好ましい個々の化合物は、
1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール;
1−[(4−シクロブチルピペラジン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール;
6−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N−メチルピリジン−3−カルボキサミド;
5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−カルボキサミド;
5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N−メチルピリジン−2−カルボキサミド;
5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド;
5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N,N−ジエチルピリジン−2−カルボキサミド;
4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N−メチルベンズアミド;
4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
1−シクロブチル−4−({3−[4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−[(3−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}アゼチジン−1−イル)カルボニル]−1,4−ジアゼパン;
4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ベンゾニトリル;
1−シクロブチル−4−{[3−(4−フルオロフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパン;
1−{[3−(4−クロロフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−[(3−フェノキシアゼチジン−1−イル)カルボニル]−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[4−(1H−ピラゾール−1−イルメチル)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−[(3−{[5−(1H−ピラゾール−1−イルメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}アゼチジン−1−イル)カルボニル]−1,4−ジアゼパン;
1−[4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)フェニル]ピロリジン−2−オン;
1−シクロブチル−4−({3−[4−(ピペリジン−1−イルメチル)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−[(3−{4−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]フェノキシ}アゼチジン−1−イル)カルボニル]−1,4−ジアゼパン;
【0055】
1−シクロブチル−4−[(3−{4−[(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル]フェノキシ}アゼチジン−1−イル)カルボニル]−1,4−ジアゼパン;
1−({3−[(5−ブロモピリジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−{[3−(3,4−ジクロロフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパン;
1−({3−[(6−ブロモピリジン−3−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン;
1−{[3−(4−クロロ−2−メチルフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[4−(1H−イミダゾール−1−イル)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[(2−メチルピリジン−4−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
3−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ベンゾニトリル;
2−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ベンゾニトリル;
1−{[3−(3−クロロフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン;
1−{[3−(2−クロロフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン;
4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N,3−ジメチルベンズアミド;
5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N−(シクロプロピルメチル)ピリジン−2−カルボキサミド;
1−シクロブチル−4−[(3−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]オキシ}アゼチジン−1−イル)カルボニル]−1,4−ジアゼパン;
5−({1−[(4−シクロブチルピペラジン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N−メチルピリジン−2−カルボキサミド;
1−シクロブチル−4−[(3−フェノキシアゼチジン−1−イル)カルボニル]ピペラジン;
1−シクロブチル−4−({3−[4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)ピペラジン;
【0056】
4−({1−[(4−シクロブチルピペラジン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ベンゾニトリル;
1−シクロブチル−4−{[3−(4−フルオロフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}ピペラジン;
6−シクロブチル−2−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン;
4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−3−フルオロ−N−メチルベンズアミド;
1−シクロブチル−4−{[3−(4−ヨードフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[(5−フルオロピリジン−3−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−({3−[(6−クロロピリジン−3−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン;
4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−2−フルオロ−N−メチルベンズアミド;
1−({3−[(4−クロロピリジン−3−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[(3−フルオロピリジン−4−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−({3−[(4−クロロ−2−メチルピリジン−3−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン;
5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)イミダゾ[1,5−a]ピリジン;
1−シクロブチル−4−({3−[(2−メトキシピリミジン−4−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
2−[4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−イル]プロパン−2−オール;
1−シクロブチル−4−({3−[(2−エチルピリジン−4−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−[(3−{[2−(1−メチルエチル)ピリジン−4−イル]オキシ}アゼチジン−1−イル)カルボニル]−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[(2−メトキシピリジン−4−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−アミン;
4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N,N−ジメチルピリジン−2−アミン;
1−シクロブチル−4−({3−[(6−メチルピリダジン−3−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
【0057】
2−[4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−2−フルオロフェニル]プロパン−2−オール;
1−シクロブチル−4−({3−[(3,5−ジメチルピラジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[(2−メトキシピリミジン−4−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[(6−メチルピラジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[(3,6−ジメチルピラジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[(2−メチルピリミジン−4−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[(6−メトキシピラジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−({3−[(3−クロロピリジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン;
4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)キノリン;
1−シクロブチル−4−({3−[(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
8−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン;
7−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン;
4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−カルボキサミド;
5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N−(シクロプロピルメチル)ピリジン−2−カルボキサミド;
1−シクロブチル−4−[(3−{[6−(ピペリジン−1−イルカルボニル)ピリジン−3−イル]オキシ}アゼチジン−1−イル)カルボニル]−1,4−ジアゼパン;
3−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N−メチルベンズアミド;
1−({3−[(5−クロロピリジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン;
1−({3−[(5−クロロピリジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[(3,5−ジメチルピラジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
【0058】
1−({3−[(3−クロロピリジン−4−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン;
1−({3−[(5−クロロピリジン−3−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−{[3−(ピリジン−4−イルオキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[(5−メトキシピリジン−3−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
2−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−6−(シクロプロピルカルボニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン;
2−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−6−(シクロプロピルアセチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン;
4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N−メチルピリジン−3−カルボキサミド;
1−シクロブチル−4−{[3−(4−メトキシフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[4−(1H−ピラゾール−1−イル)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[4−(ジフルオロメトキシ)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−{[3−(4−クロロ−2−フルオロフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−{[3−(3−メトキシフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−{[3−(2−メトキシフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパン;
6−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−2−メチルキノリン;
1−シクロブチル−4−[(3−{[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]オキシ}アゼチジン−1−イル)カルボニル]−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[(4−フルオロベンジル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−[(3−メトキシアゼチジン−1−イル)カルボニル]−1,4−ジアゼパン;
1−({3−[(4−クロロベンジル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン;
4−[({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)メチル]ベンゾニトリル;
【0059】
1−シクロブチル−4−{[3−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパン;
3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブタノン;
cis−3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブタノール;
6−({cis−3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブチル}オキシ)−N−メチルピリジン−3−カルボキサミド;
4−({cis−3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブチル}オキシ)ベンゾニトリル;
1−シクロブチル−4−[(cis−3−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}シクロブチル)カルボニル]−1,4−ジアゼパン;
trans−3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブタノール;
4−({trans−3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブチル}オキシ)ベンゾニトリル;
1−シクロブチル−4−[(trans−3−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}シクロブチル)カルボニル]−1,4−ジアゼパン;
1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オン;
1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−アミン;
5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}アミノ)−N−メチルピリジン−2−カルボキサミド;
5−[{1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}(メチル)アミノ]−N−メチルピリジン−2−カルボキサミド;
4−[({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}アミノ)メチル]ベンゾニトリル;
5−({1−[(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N−メチルピリジン−2−カルボキサミド;
5−({1−[(4−(1−メチルエチル)−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N−メチルピリジン−2−カルボキサミド;
5−({1−[(4−シクロペンチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N−メチルピリジン−2−カルボキサミド;
6−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オン;
6−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−2−メチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オン;
2−[5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−イル]プロパン−2−オール;
【0060】
1−[5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−イル]エタノン;
1−シクロブチル−4−({3−[(5−メトキシピリミジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[(6−メチルピリジン−3−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
メチル1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−カルボキシレート;
N−(4−クロロフェニル)−1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−カルボキサミド;
1−シクロブチル−4−{[3−(ピペリジン−1−イルカルボニル)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−{[3−(モルホリン−4−イルカルボニル)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパン;
1−{[3−(アゼチジン−1−イルカルボニル)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−{[3−(ピロリジン−1−イルカルボニル)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパン;
1−{[3−(アゼパン−1−イルカルボニル)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[(4−フルオロピペリジン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]−N−シクロヘキシルアゼチジン−3−カルボキサミド;
1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]−N−(6−メチルピリジン−3−イル)アゼチジン−3−カルボキサミド;
1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]−N−メチルアゼチジン−3−カルボキサミド;
{1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}メタノール;
1−({3−[(4−クロロフェノキシ)メチル]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン;
6−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}メトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オン;
6−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}メトキシ)−2−メチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オン;
5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}メトキシ)−N−メチルピリジン−2−カルボキサミド;
【0061】
N−{1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}−6−メチルピリジン−3−カルボキサミド;
4−クロロ−N−{1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}ベンズアミド;
N−{1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}シクロヘキサンカルボキサミド;
4−クロロ−N−{1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}−N−メチルベンズアミド;
N−{1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}−N,6−ジメチルピリジン−3−カルボキサミド;
N−{1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}−N−メチルシクロヘキサンカルボキサミド;
1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]−N−メチル−N−(6−メチルピリジン−3−イル)アゼチジン−3−カルボキサミド;
N−(4−クロロフェニル)−1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]−N−メチルアゼチジン−3−カルボキサミド;
4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N−メチルピリジン−2−カルボキサミド;
1−シクロブチル−4−{[3−(メトキシメチル)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[4−(1,3,5−トリメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[(3−フルオロ−2−メチルピリジン−4−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−{[3−(ナフタレン−2−イルオキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−{[3−({[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]オキシ}メチル)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパン;
5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−1H−インドール;
5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−1−メチル−1H−インドール;
2−[5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−イル]−2−メチルプロパン−1−オール;
2−[5−({1−[(4−エチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−イル]プロパン−2−オール;
【0062】
2−{5−[(1−{[4−(1−メチルエチル)−1,4−ジアゼパン−1−イル]カルボニル}アゼチジン−3−イル)オキシ]ピリジン−2−イル}プロパン−2−オール;
2−[5−({1−[(4−シクロペンチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−イル]プロパン−2−オール;
1−シクロブチル−4−({3−[(5−フルオロピリミジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[(5−メトキシピリジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[(5−エチルピリミジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
1−シクロブチル−4−({3−[(6−メチルピリジン−3−イル)メトキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパン;
2−[5−({cis−3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブチル}オキシ)ピリジン−2−イル]プロパン−2−オール;
1−シクロブチル−4−({3−[(6−メチルピリジン−3−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)アゼパン;
1−[(4−エチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール;
1−{[4−(1−メチルエチル)−1,4−ジアゼパン−1−イル]カルボニル}アゼチジン−3−オール;
1−[(4−シクロペンチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール;
エチル5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−カルボキシレート;
1−シクロブチル−4−{[3−(3−メチル−4−ニトロフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパン;
trans−3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブチルアセテート;及び
メチル2−[5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−イル]−2−メチルプロパノエート
からなる群より選ばれる。
【0063】
また、本発明の化合物のプロドラッグは、本発明の範囲内にある。「プロドラッグ」は、生体中の生理学的条件下で酵素、胃酸などとの反応によって、例えばそれぞれ酵素によって実施される酸化、還元、加水分解などによって本発明の化合物に変換される誘導体を意味する。プロドラッグの例は、本発明の化合物中のアミノ基がアシル化、アルキル化若しくはリン酸化されて例えば、エイコサノイルアミノ、アラニルアミノ、ピバロイルオキシメチルアミノを形成するか又はヒドロキシル基がアシル化、アルキル化、リン酸化される、すなわちボレート、例えばアセチルオキシ、パルミトイルオキシ、ピバロイルオキシ、スクシニルオキシ、フマリルオキシ、アラニルオキシに変換されるか又はカルボキシル基がエステル化若しくはアミド化される化合物である。これらの化合物は、よく知られた方法に従って本発明の化合物から製造することができる。
【0064】
また、式(I)の化合物の代謝物は、本発明の範囲内にある。
【0065】
式(I)の化合物の、例えばケト−エノール互換異性のような互変異性が生じうる場合、例えばケト及びエノール形態のような個々の形態は、別々に、そしてあらゆる比率の混合物として一緒に含まれる。同じことは、例えばエナンチオマー、cis/trans異性体、コンホーマーなどのような立体異性体に適用される。
【0066】
特に、式(I)の化合物においてエナンチオマー又はジアステレオマー形態が得られるとき、それぞれ別々の純粋な形態、そしてあらゆる比率における少なくとも2つの純粋な形態のすべての混合物は、式(I)によって含まれ、そして本発明の主題である。
【0067】
また、式(I)の同位体標識化合物は、本発明の範囲内にある。同位体標識の方法は、当分野で知られている。好ましい同位体は、元素H、C、N、O及びSのものである。所望により、異性体は、当分野でよく知られている方法によって、例えば液体クロマトグラフィによって分離することができる。同じことは、例えばキラル固定相を用いることによってエナンチオマーに適用される。さらに、エナンチオマーは、それをジアステレオマーに変換することによって、すなわち鏡像異性的に純粋な補助化合物とカップリングさせ、続いて生成したジアステレオマーを分離し、そして補助残基を切断することによって単離してもよい。別法として、式(I)の化合物のすべてのエナンチオマーは、光学的に純粋な出発物質、試薬及び/又は触媒を用いる立体選択的合成から入手してもよい。
【0068】
また、式(I)の化合物が1つ又はそれ以上の酸性又は塩基性基を含む場合、本発明は、それらの対応する薬学的に又は毒物学的に許容しうる塩、特にそれらの薬学的に利用できる塩を含む。従って、酸性基を含む式(I)の化合物は、例えばアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩又はアンモニウム塩として本発明に従って用いることができる。このような塩のより詳細な例としては、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩又はアンモニア若しくは有機アミン、例えばエチルアミン、エタノールアミン、トリエタノールアミンなど若しくはアミノ酸との塩が含まれる。1つ又はそれ以上の塩基性基、すなわちプロトン化することができる基を含む式(I)の化合物は存在することができ、そして無機又は有機酸とのそれらの付加塩の形態で本発明に従って用いることができる。適切な酸の例としては、塩化水素、臭化水素、リン酸、硫酸、硝酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸、シュウ酸、酢酸、酒石酸、乳酸、サリチル酸、安息香酸、ギ酸、プロピオン酸、ピバル酸、ジエチル酢酸、マロン酸、コハク酸、ピメリン酸、フマル酸、マレイン酸、リンゴ酸、スルファミン酸、フェニルプロピオン酸、グルコン酸、アスコルビン酸、イソニコチン酸、クエン酸、アジピン酸、及び当業者に知られている他の酸が含まれる。また、式(I)の化合物が分子中に酸性及び塩基性基を同時に含む場合、本発明は、記載された塩形態に加えて、分子内塩又はベタイン(両性イオン)を含む。式(I)による個々の塩は、当業者に知られている慣用の方法などによって、例えばそれらを溶媒若しくは分散媒中で有機若しくは無機の酸又は塩基と接触させることによって、又は他の塩と陰イオン交換若しくは陽イオン交換によって得ることができる。また、本発明は、低い生理学的適合性のため、薬剤に使用するのに直接適してないが、例えば、化学反応のための又は薬学的に許容しうる塩を製造するための中間体として用いることができる式(I)の化合物のすべての塩を含む。
【0069】
本発明は、ヒスタミンH3受容体アンタゴニストとして一般式(I)の化合物を提供する。
【0070】
前述のように、ヒスタミンH3受容体は、Gタンパク質共役受容体(GPCR)、そしてヒスタミン受容体ファミリーの4つの受容体の1つである。ヒスタミン受容体は、長い間、抗ヒスタミン剤の開発において代表される魅力的な薬物標的であり、抗ヒスタミン剤はアレルギー反応の治療のためヒスタミンH1受容体を対象とするか又は胃酸分泌を阻害することによって胃潰瘍を改善するためヒスタミンH2受容体を対象としていた。H3受容体は、ヒスタミンの放出を調節するシナプス前自己受容体としてだけでなく(Arrang
et al. (1983) Nature: 302; 832 - 837)、他の多くの重要な神経伝達物質(アセチルコリン、ノルエピネフリン、ドーパミン及びセロトニン)の放出を調節するヘテロ受容体として同定されている。構造的に異なるH3受容体アンタゴニスト/インバースアゴニストが開発されており、マウス及びラットにおけるさまざまな認知試験(例えば、Esbenshade et al. (2006) Mol Interventions: 6 (2); 77 - 88)だけでなく睡眠病及びエネルギー収支のモデルにおいても活性であることがわかっている。これらの研究から、このようなアンタゴニストが、認知(例えば、アルツハイマー病、パーキンソン病、注意欠陥・多動性障害、統合失調症、胎児性アルコール症候群、軽度認知障害、加齢性記憶機能障害、ダウン症候群並びにその他)、並びに睡眠(例えば睡眠過剰及びナルコレプシー)及びエネルギー恒常性(例えば肥満)に影響を及ぼすさまざまな障害を治療する可能性を含んでいることが結論付けられる(Witkin & Nelson (2004) JPET: 103; 1 - 20;Hancock & Brune (2005) Exp Opin Inves Drugs: 14 (3), 223 - 241)。
【0071】
H3受容体の薬理学は、その局在化によって測定されるだけでなくディファレンシャルスプライシング(differential splicing)によっても調節されると考えられる。現在、20種を超えるスプライスバリアント(アイソフォーム)が記載されているが、それらの機能は、まだ完全に解明されていない(Bongers et al. (2007) Biochem Pharm: 73; 1195 - 1204)。H3受容体は、主に中枢神経系(CNS)に局在化しており、齧歯動物では、大脳皮質、海馬体、線条体、及び視床下部において最高に発現される(Drutel et al. (2001) Mol Pharmacol: 59; 1 - 8)。ヒトにおいても同様に、H3受容体発現は、基底核、淡蒼球、海馬、及び皮質において顕著である(Martinez-Mir et al. (1990) Brain Res: 526; 322 327)。特に、これらの脳領域の多くは、認知(皮質及び海馬)並びに睡眠及び恒常性の調節(視床下部)にとって重要である。H3受容体は、疼痛の知覚又は伝達に関与しうる領域に局在化することがわかっており、そのため異なる疼痛状態に治療機会を提供する可能性がある(Cannon et al. (2007) Pain: 129; 76 - 92)。
【0072】
アゴニスト誘発性シグナル伝達に加えて、H3受容体は構成的に活性であり、そしてin
vitro及びin vivoの両方でアゴニストとは独立してシグナル伝達することができる(Morisset et al. (2000) Nature: 408, 860 - 864)。
【0073】
これらのすべての考察は、本明細書における系列のような新規のH3受容体アンタゴニストが認知機能障害と同様に睡眠及びエネルギー恒常性障害の治療に有用でありうることを示唆している。また、用語「アンタゴニスト」は、インバースアゴニストを含む。
【0074】
上記の情報並びにWO−A 2007/080140及びWO−A 2006/136924のようなさらなる文献に基づくと以下の疾患及び障害は、好ましい影響を受ける。
【0075】
神経疾患:
主な状態としては、
・行動/認知症候群(例えばアルツハイマー病、パーキンソン病、注意欠陥・多動性障害、統合失調症、胎児性アルコール症候群、軽度認知障害、加齢性記憶機能障害、ダウン症候群、てんかん、痙攣、うつ病、不安障害)
・発作性障害
・神経変性障害(例えばアルツハイマー病、パーキンソン病、多発性硬化症)
・睡眠障害(例えば睡眠過剰及びナルコレプシー、日中の過剰な眠気、睡眠パターンにおける日周期性及び季節性の変動)
・片頭痛
・脳卒中
・振戦
が含まれる。
【0076】
また、用語「神経疾患」には、本発明の意味の範囲内の精神医学的障害が含まれる。また、用語「神経変性障害」には、本発明の意味の範囲内の神経炎症性障害が含まれる。
【0077】
エネルギー恒常性に影響を及ぼす障害及びそれに関連する合併症、例えば肥満、過度の食物摂取に関連する摂食障害、過食症、無茶食い、それに関連する合併症、例えば真性糖尿病。
【0078】
疼痛、例えば神経因性疼痛、炎症性疼痛、痛覚。用語「疼痛」は、本発明の意味の範囲内の急性及び慢性疼痛を含む。
【0079】
心臓血管障害、例えば急性心筋梗塞、及び他の障害、すなわち胃腸障害、前庭機能障害(例えばメニエール病、動揺病、薬物乱用)、鼻閉、アレルギー性鼻炎(花粉症)、喘息。
【0080】
痙攣及びてんかんは、排除されることが好ましい。
【0081】
好ましい障害は、アルツハイマー病、パーキンソン病、注意欠陥・多動性障害、統合失調症、胎児性アルコール症候群、軽度認知障害、加齢性記憶機能障害、疾患関連の認知機能障害、レビー小体型認知症、血管性認知症、ダウン症候群、てんかん、痙攣、うつ病、不安障害、突発性過眠症、ナルコレプシー、交代勤務睡眠障害、疾患関連の疲労、慢性疲労症候群、片頭痛、脳卒中、振戦、肥満、摂食障害、真性糖尿病、神経因性疼痛、炎症性疼痛、急性心筋梗塞、胃腸障害、前庭機能障害(例えばメニエール病)、動揺病、薬物乱用、鼻閉、アレルギー性鼻炎(花粉症)、喘息である。
【0082】
より好ましい障害は、アルツハイマー病、パーキンソン病、注意欠陥・多動性障害、統合失調症、軽度認知障害、疾患関連の認知機能障害、レビー小体型認知症、血管性認知症、突発性過眠症、ナルコレプシー、肥満、真性糖尿病、神経因性疼痛、鼻閉、アレルギー性鼻炎(花粉症)、喘息である。
【0083】
なおより好ましい障害は、アルツハイマー病、パーキンソン病、注意欠陥・多動性障害、統合失調症、突発性過眠症、ナルコレプシー、肥満、神経因性疼痛である。
【0084】
従って、本発明の一態様は、薬剤として使用するための本発明の化合物又はその薬学的に許容しうる塩である。
【0085】
本発明のさらに別の態様は、H3受容体と関連する疾患及び障害の治療又は予防方法に使用するための本発明の化合物又はその薬学的に許容しうる塩である。
【0086】
本発明のさらに別の態様は、神経疾患、例えば行動/認知症候群(例えばアルツハイマー病、パーキンソン病、注意欠陥・多動性障害、統合失調症、胎児性アルコール症候群、軽度認知障害、加齢性記憶機能障害、ダウン症候群、てんかん、痙攣、うつ病、不安障害)、発作性障害、神経変性障害(例えばアルツハイマー病、パーキンソン病、多発性硬化症)、睡眠障害(例えば過眠症及びナルコレプシー、日中の過剰な眠気、睡眠パターンにおける日周期性及び季節性の変動)、片頭痛、脳卒中、振戦;エネルギー恒常性に影響を及ぼす障害及びそれに関連する合併症、例えば肥満、過度の食物摂取に関連する摂食障害、過食症、無茶食い、それに関連する合併症、例えば真性糖尿病;疼痛、例えば神経因性疼痛、炎症性疼痛、痛覚;心臓血管障害、例えば急性心筋梗塞;胃腸障害;前庭機能障害(例えばメニエール病、動揺病、薬物乱用);鼻閉;アレルギー性鼻炎(花粉症);又は喘息の治療又は予防方法に使用するための本発明の化合物又はその薬学的に許容しうる塩である。好ましい障害は、アルツハイマー病、パーキンソン病、注意欠陥・多動性障害、統合失調症、胎児性アルコール症候群、軽度認知障害、加齢性記憶機能障害、疾患関連の認知機能障害、レビー小体型認知症、血管性認知症、ダウン症候群、てんかん、痙攣、うつ病、不安障害、突発性過眠症、ナルコレプシー、交代勤務睡眠障害、疾患関連の疲労、慢性疲労症候群、片頭痛、脳卒中、振戦、肥満、摂食障害、真性糖尿病、神経因性疼痛、炎症性疼痛、急性心筋梗塞、胃腸障害、前庭機能障害(例えばメニエール病)、動揺病、薬物乱用、鼻閉、アレルギー性鼻炎(花粉症)、喘息である。より好ましい障害は、アルツハイマー病、パーキンソン病、注意欠陥・多動性障害、統合失調症、軽度認知障害、疾患関連の認知機能障害、レビー小体型認知症、血管性認知症、突発性過眠症、ナルコレプシー、肥満、真性糖尿病、神経因性疼痛、鼻閉、アレルギー性鼻炎(花粉症)、喘息である。なおより好ましい障害は、アルツハイマー病、パーキンソン病、注意欠陥・多動性障害、統合失調症、突発性過眠症、ナルコレプシー、肥満、神経因性疼痛である。
【0087】
本発明のさらに別の態様は、H3受容体と関連する疾患及び障害を治療又は予防する薬剤を製造するための本発明の化合物又はその薬学的に許容しうる塩の使用である。
【0088】
本発明のさらに別の態様は、神経疾患、例えば行動/認知症候群(例えばアルツハイマー病、パーキンソン病、注意欠陥・多動性障害、統合失調症、胎児性アルコール症候群、軽度認知障害、加齢性記憶機能障害、ダウン症候群、てんかん、痙攣、うつ病、不安障害)、発作性障害、神経変性障害(例えばアルツハイマー病、パーキンソン病、多発性硬化症)、睡眠障害(例えば過眠症及びナルコレプシー、日中の過剰な眠気、睡眠パターンにおける日周期性及び季節性の変動)、片頭痛、脳卒中、振戦;エネルギー恒常性に影響を及ぼす障害及びそれに関連する合併症、例えば肥満、過度の食物摂取と関連する摂食障害、過食症、無茶食い、それに関連する合併症、例えば真性糖尿病;疼痛、例えば神経因性疼痛、炎症性疼痛、痛覚;心臓血管障害、例えば急性心筋梗塞;胃腸障害;前庭機能障害(例えばメニエール病、動揺病、薬物乱用);鼻閉;アレルギー性鼻炎(花粉症);又は喘息を治療又は予防する薬剤を製造するための本発明の化合物又はその薬学的に許容しうる塩の使用である。好ましい障害は、アルツハイマー病、パーキンソン病、注意欠陥・多動性障害、統合失調症、胎児性アルコール症候群、軽度認知障害、加齢性記憶機能障害、疾患関連の認知機能障害、レビー小体型認知症、血管性認知症、ダウン症候群、てんかん、痙攣、うつ病、不安障害、突発性過眠症、ナルコレプシー、交代勤務睡眠障害、疾患関連の疲労、慢性疲労症候群、片頭痛、脳卒中、振戦、肥満、摂食障害、真性糖尿病、神経因性疼痛、炎症性疼痛、急性心筋梗塞、胃腸障害、前庭機能障害(例えばメニエール病)、動揺病、薬物乱用、鼻閉、アレルギー性鼻炎(花粉症)、喘息である。より好ましい障害は、アルツハイマー病、パーキンソン病、注意欠陥・多動性障害、統合失調症、軽度認知障害、疾患関連の認知機能障害、レビー小体型認知症、血管性認知症、突発性過眠症、ナルコレプシー、肥満、真性糖尿病、神経因性疼痛、鼻閉、アレルギー性鼻炎(花粉症)、喘息である。なおより好ましい障害は、アルツハイマー病、パーキンソン病、注意欠陥・多動性障害、統合失調症、突発性過眠症、ナルコレプシー、肥満、神経因性疼痛である。
【0089】
本発明のさらに別の態様は、H3受容体と関連する疾患及び障害からなる群より選ばれる1つ又はそれ以上の状態の治療を必要とする哺乳動物の患者において治療、抑制、遅延又は予防方法であり、その際、方法は、本発明の化合物又はその薬学的に許容しうる塩の治療上有効量を前記患者に投与することを含む。
【0090】
本発明のさらに別の態様は、神経疾患、例えば行動/認知症候群(例えばアルツハイマー病、パーキンソン病、注意欠陥・多動性障害、統合失調症、胎児性アルコール症候群、軽度認知障害、加齢性記憶機能障害、ダウン症候群、てんかん、痙攣、うつ病、不安障害)、発作性障害、神経変性障害(例えばアルツハイマー病、パーキンソン病、多発性硬化症)、睡眠障害(例えば過眠症及びナルコレプシー、日中の過剰な眠気、睡眠パターンにおける日周期性及び季節性の変動)、片頭痛、脳卒中、振戦;エネルギー恒常性に影響を及ぼす障害及びそれに関連する合併症、例えば肥満、過度の食物摂取と関連する摂食障害、過食症、無茶食い、それに関連する合併症、例えば真性糖尿病;疼痛、例えば神経因性疼痛、炎症性疼痛、痛覚;心臓血管障害、例えば急性心筋梗塞;胃腸障害;前庭機能障害(例えばメニエール病、動揺病、薬物乱用);鼻閉;アレルギー性鼻炎(花粉症);及び喘息からなる群より選ばれる1つ又はそれ以上の状態の治療を必要とする哺乳動物の患者における治療、抑制、遅延又は予防方法であり、その際、方法は、本発明の化合物又はその薬学的に許容しうる塩の治療上有効量を前記患者に投与することを含む。好ましい障害は、アルツハイマー病、パーキンソン病、注意欠陥・多動性障害、統合失調症、胎児性アルコール症候群、軽度認知障害、加齢性記憶機能障害、疾患関連の認知機能障害、レビー小体型認知症、血管性認知症、ダウン症候群、てんかん、痙攣、うつ病、不安障害、突発性過眠症、ナルコレプシー、交代勤務睡眠障害、疾患関連の疲労、慢性疲労症候群、片頭痛、脳卒中、振戦、肥満、摂食障害、真性糖尿病、神経因性疼痛、炎症性疼痛、急性心筋梗塞、胃腸障害、前庭機能障害(例えばメニエール病)、動揺病、薬物乱用、鼻閉、アレルギー性鼻炎(花粉症)、喘息である。より好ましい障害は、アルツハイマー病、パーキンソン病、注意欠陥及び多動障害、統合失調症、軽度認知障害、疾患関連の認知機能障害、レビー小体型認知症、血管性認知症、突発性過眠症、ナルコレプシー、肥満、真性糖尿病、神経因性疼痛、鼻閉、アレルギー性鼻炎(花粉症)、喘息である。なおより好ましい障害は、アルツハイマー病、パーキンソン病、注意欠陥及び多動障害、統合失調症、突発性過眠症、ナルコレプシー、肥満、神経因性疼痛である。哺乳動物患者は、ヒト患者であることが好ましい。
【0091】
本発明のさらに別の態様は、本発明の少なくとも1つの化合物又はその薬学的に許容しうる塩を薬学的に許容しうる担体と共に、場合により1つ又はそれ以上の他の生物活性化合物又は薬学的組成物と組み合わせて含む薬学的組成物である。
【0092】
好ましくは、1つ又はそれ以上の生物活性化合物は、リパーゼ阻害剤、食欲抑制剤、選択的セロトニン取り込み阻害剤、神経伝達物質再取り込み遮断剤、体脂肪の代謝を刺激する薬剤、抗糖尿病剤、脂質低下剤又はヒスタミンH1受容体アンタゴニストである。特にアレルギー性鼻炎、アレルギー性の充血又は鼻閉の治療について本発明の1つ又はそれ以上のヒスタミンH3受容体アンタゴニストとヒスタミンH1受容体アンタゴニストとの組み合わせは好ましい。
【0093】
「薬学的組成物」は、1つ又はそれ以上の活性成分、及び担体を構成する1つ又はそれ以上の不活性成分、と同様にいずれか2つ若しくはそれ以上の成分の組み合わせ、複合体形成若しくは凝集から、又は1つ若しくはそれ以上の成分の解離から、又は1つ若しくはそれ以上の成分の他タイプの反応若しくは相互作用から直接若しくは間接的に生じるあらゆる生成物を意味する。従って、本発明の薬学的組成物は、本発明の化合物及び薬学的に許容しうる担体を混合することによって製造されるあらゆる組成物を包含する。
【0094】
本発明の薬学的組成物は、組成物中の第1の化合物又は他のヒスタミンH3受容体アンタゴニストではない1つ又はそれ以上の式(I)の化合物のような活性成分として1つ又はそれ以上のさらなる化合物を含んでもよい。
【0095】
活性成分は、1つ又はそれ以上の異なる薬学的組成物(薬学的組成物の組み合わせ)中に含まれてもよい。
【0096】
用語「薬学的に許容しうる塩」は、無機塩基又は酸及び有機塩基又は酸を含む、薬学的に許容しうる非毒性塩基又は酸から製造された塩のことである。
【0097】
組成物としては、経口、直腸、局所、非経口(皮下、筋肉内、及び静脈内を含む)、眼投与(眼内)、肺内投与(鼻孔又は口腔吸入)、又は鼻内投与に適した組成物が含まれるが、所定の場合の最も適切な経路は、治療する状態の性質及び重症度並びに活性成分の性質に左右される。組成物は、単位剤形で都合よく提示され、そして薬学分野でよく知られた方法のいずれかによって製造することができる。
【0098】
実際の使用では、式(I)の化合物は、慣用の薬学的配合技術に従って薬学的担体との完全な混合物中で活性成分として合わせることができる。担体は、例えば、経口又は非経口(静脈内を含む)投与にとって望しい製剤形態に応じて様々な形態をとることができる。経口剤形の組成物を製造する際、例えば懸濁剤、エリキシル剤及び液剤のような経口液体製剤の場合、例えば水、グリコール、油、アルコール、矯味矯臭剤、保存剤、着色剤など又は散剤、硬及び軟カプセル剤及び錠剤のような経口固形製剤の場合、担体、例えばデンプン、砂糖、微結晶性セルロース、希釈剤、造粒剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤などのような通常の薬学的媒体のいずれかを使用することができ、固形経口製剤は、液体製剤よりも好ましい。
【0099】
錠剤及びカプセル剤は、それらの投与が容易であるため、最も有益な経口単位剤形を表しており、その場合、固形薬学的担体が使用されることは明らかである。所望により、錠剤は、通常の水性又は非水性法によりコーティングすることができる。このような組成物及び製剤は、少なくとも0.1パーセントの活性化合物を含まなければならない。もちろん、これらの組成物中の活性化合物のパーセンテージは変化してもよく、そして都合よくは単位の約2質量パーセント〜約60質量パーセントの間であることができる。このような治療上有用な組成物中の活性化合物の量は、有効な投与量が得られる量である。活性化合物は、例えば、液体滴剤又はスプレーとして鼻腔内に投与することもできる。
【0100】
錠剤、丸剤、カプセル剤などは、結合剤、例えばトラガカントゴム、アカシア、コーンスターチ又はゼラチン;賦形剤、例えばリン酸二カルシウム;崩壊剤、例えばコーンスターチ、ジャガイモ澱粉、アルギン酸;滑沢剤、例えばステアリン酸マグネシウム;及び甘味剤、例えばスクロース、ラクトース又はサッカリンを含んでもよい。単位剤形がカプセルであるとき、上記のタイプの物質に加えて、脂肪油のような液体担体を含んでもよい。
【0101】
コーティングとして又は投薬単位の物理的形態を改良するため種々の他の物質が存在してもよい。例えば錠剤は、セラック、砂糖又はその両方でコーティングしてもよい。シロップ剤又はエリキシル剤は、活性成分に加えて、甘味剤としてスクロース、保存剤としてメチル及びプロピルパラベン、色素及び香味剤、例えばチェリー又は橙色香料を含んでもよい。
【0102】
式(I)の化合物は、非経口的に投与してもよい。これらの活性化合物の液剤又は懸濁剤は、ヒドロキシプロピルセルロースのような界面活性剤と適切に混合して水中で製造することができる。また、分散製剤は、グリセロール、液体ポリエチレングリコール及び油中のそれらの混合物中に製造することができる。通常の貯蔵及び使用条件下で、これらの製剤は、微生物の成長を予防するための保存剤を含む。
【0103】
注射使用に適した薬学的形態としては、滅菌注射可能な溶液又は分散液の即時調製用の無菌水性溶液又は分散液及び無菌粉末が含まれる。全ての場合において、その形態は無菌でなければならず、そして注射針通過性が容易な程度まで流動体でなければならない。製造及び貯蔵条件で安定でなければならず、そして細菌及び真菌のような微生物の汚染作用に対して保存されなければならない。担体は、例えば、水、エタノール、ポリオール(例えばグリセロール、プロピレングリコール及び液体ポリエチレングリコール)、それらの適切な混合物及び植物油を含む溶媒又は分散媒体であることができる。
【0104】
あらゆる適切な投与経路は、本発明の化合物の有効量で哺乳動物、特にヒトに提供するために使用することができる。例えば、経口、直腸、局所、非経口、眼内、肺内、鼻内などを用いてもよい。剤形には、錠剤、トローチ、分散製剤、懸濁剤、液剤、カプセル剤、クリーム剤、軟膏剤、エアゾール剤などが含まれる。式(I)の化合物は、経口的に投与するのが好ましい。
【0105】
使用する活性成分の有効投与量は、使用する特定の化合物、投与方式、治療する状態及び治療する状態の重症度に応じて変化しうる。このような投与量は、当業者によって容易に確認することができる。
【0106】
本発明の好ましい実施態様の合成のための出発物質は、商業的に入手可能な供給源、例えばArray、Sigma Aldrich、Acros、Fisher、Fluka、ABCRから購入することができるか、又は当業者によって知られている方法を用いて合成することができる。
【0107】
一般に、本発明の化合物を製造するためにいくつかの方法が適用できる。いくつかの場合、種々の戦略を合わせることができる。逐次的又は収束的経路を用いてもよい。
【0108】
式(I)中、X
1及びX
3がNであり;X
2がOであり;X
4の定義中のn1及びn2が0であり、そしてR
2が芳香族環Tである本発明の化合物を製造する1つの方法は、
(a)式(II)
【化4】
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(式中、n及びR
1は上記の意味を有する)の化合物のアミノ基を適したクロロホルメートと反応させ;
(b)工程(a)から生成したカルバメート化合物を式(III)
【化5】
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(式中、X
4'はOHであり、そしてRは上記の意味を有する)の化合物と反応させ;そして
(c)生成した化合物を式Cl−T又はF−Tの化合物と反応させて式(I)(式中、X
1及びX
3はNであり;X
2はOであり;X
4の定義中のn1及びn2は0であり、そしてR
2は芳香族環Tである)の化合物を得る、
工程を含む。
【0109】
一般に、X
1及びX
3がNであり、そしてX
2がOである式(I)の化合物は、
(a)式(IIa)
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、nは上記の意味を有し、そしてR
1'は上記の通りの又は適したN原子保護基としてのR
1である)の化合物のアミノ基を、4−ニトロフェニルクロロホルメートのような適したクロロホルメートと反応させ、
(b)工程(a)から生成したカルバメート化合物を式(IIIa)
【化7】
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(式中、X
4'はH;OH;又はC(O)
2(アルキル)であり、Rは上記の意味を有する)の化合物と反応させて、R
1'が上記のR
1であり、そしてX
4'が上に定義された通りであるときの式(I)の化合物を得る、
工程を含む方法によって製造することができる。
【0110】
方法は、X
4'がOHであるときのさらなる工程
(c1)アルコールを強塩基(例えばNaH又はtBuOK)で脱プロトン化し、そして生成したアルコキシドを室温又は高温(200℃まで)で適したアルキルハライド、ベンジルハライド、活性化されたアルコール(例えばOMs又はOTs)又は(ヘテロ)芳香族ハライドと反応させて式(I)(式中、X
4はX
5(CH
2)
n2R
2である)の化合物を得る、
を含んでもよい。
【0111】
式(I)のR
1'が適したN原子保護基(例えばBoc又はcbz)である場合、式(Ii)
【化8】
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によって表される生成した化合物は、式(I)の化合物を合成するために以下;
(d1)式(Ii)の化合物を窒素原子で脱保護し;そして
(e1)工程(d1)から生成した化合物をSTABのような還元剤の存在下でR
1(=O)と反応させて式(I)の化合物を得るか;又は別法として、工程(d1)から生成した化合物を式R
1−ハライドの化合物と(場合により塩基の存在下で)反応させて式(I)の化合物を得る、
さらなる工程が必要である。
【0112】
別法として、X
1及びX
3がNであり及びX
2がSである式(I)の化合物は、(c)式(III)の化合物のアミノ基を(通常、0℃と室温の間で)チオ−CDIと反応させ、そして生成した中間体を高温(100℃まで)で式(II)の化合物と反応させてX
2=S、そしてX
4'が上に定義された場合の式(I)の化合物を得る、
工程を含む方法によって製造してもよい。
【0113】
別法として、X
1及びX
3がNであり、そしてX
2がN−CNである式(I)の化合物は、
(d)シアナミドを二硫化炭素と反応させ、次いで生成した中間体を硫酸ジメチルで処理して式(IV)
【化9】
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の化合物を形成させ、
(e)式(II)の化合物のアミノ基を(通常、室温と80℃の間で)式(IV)の化合物と反応させ;
(f)工程(e)からの化合物を高温(100℃まで)で式(III)の化合物と反応させてX
2=N−CN、そしてX
4'が上に定義された場合の式(I)の化合物を得る、
工程を含む方法によって製造してもよい。
【0114】
別法として、X
2がN−OC
1-4アルキルであり、そしてX
4'がH又はOHである一般式(I)の化合物は、式(Ia)
【化10】
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の化合物から
(g)塩化オキサリルと反応させ、続いて式NH
2−OC
1-4アルキルの化合物と反応させて式(I)(式中、X
2はN−OC
1-4アルキルであり、そしてX
4'はH又はOHである)の化合物を得る、
工程を含む方法によって製造してもよい。
【0115】
別法として、X
1がCHであり、そしてnが1である一般式(I)の化合物は、式(Ib)
【化11】
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の化合物から、
(i)アミノ基を式R
1=O(式中、オキソ基はR
1の炭素原子に結合している)の化合物と反応させ、続いて生成したイミンを還元し;
(j)エステル基をLiOHのような塩基でけん化し;
(k)生成した中間体をアミドカップリング試薬(例えばHOBt及びHBTU)で活性化し、そして生成した活性エステルを式(III)の化合物と反応させて式(I)(式中、X
4'は上に定義された通りである)の化合物を得る、
工程を含む方法によって製造してもよい。
【0116】
別法として、X
1がCHであり、そしてnが2である一般式(I)の化合物は、式(Ic)
【化12】
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の化合物から
(l)ケトン基を室温と80℃の間でアジ化ナトリウム及びMeSO
3Hと反応させ、続いて生成したラクタム及びエステルを(通常、室温と80℃の間で)LAHにより還元し、
(m)アミノ基を式R
1=O(式中、オキソ基はR
1の炭素原子に結合している)の化合物と反応させ、続いて生成したイミンを還元し、
(n)第一級アルコールを酸化剤(例えばクロム酸/ジョーンズ酸化)によりカルボン酸に酸化し、
(o)生成したカルボン酸をアミドカップリング試薬(例えばHOBt及びHBTU)により活性化し、そして生成した活性エステルを式(III)の化合物と反応させて式(I)(式中、X
4'は上に定義された通りである)の化合物を得る、
工程を含む方法によって製造してもよい。
【0117】
別法として、X
1がCHであり、そしてnが2である一般式(I)の化合物は、PGが保護基(通常、cbzのような炭酸塩保護基)である式(Ih)
【化13】
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の化合物から
(pp)ケトン基を通常、−80℃と室温の間で、ルイス酸(例えば三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート)の存在下でアルキルジアゾアセテート(例えばエチルジアゾアセテート)と反応させ;
(qq)生成したアルコールを酸性触媒除去により除去してα,β−不飽和エステルを得[別法として、アルコールはハライド(例えばPBr3のような試薬を用いるブロミド)又はスルホナート(例えばMsCl及びTEAとの反応を介するメシラート)に変換することができ、そして通常、室温と100℃の間で、塩基(例えばDBU)の存在下で除去される];
(rr)水素化によりアルケンを除去し(通常、Pd/Cのようなパラジウムの供給源の存在下で水素ガス又はギ酸アンモニウムを使用する)、
(ss)LiOHのような水性塩基又はHClのような酸を用いてエステルを加水分解してカルボン酸を得;
(tt)生成した中間体をアミドカップリング試薬(例えばHOBt及びHBTU)で活性化し、そして生成した活性エステルを式(III)の化合物と反応させて式(I)(式中、X
4'は上に定義された通りである)の化合物を得;
(uu)保護基を除去し(cbz保護基にはH
2/Pd/Cを用いる)、そしてアミノ基を式R
1=O(式中、オキソ基はR
1の炭素原子に結合している)の化合物と反応させ、続いて生成したイミンを還元する、
工程を含む方法によって製造してもよい。
【0118】
一般に、X
1がNであり、そしてX
3がCHである式(I)の化合物は、以下;
(p)マロネートエステル(例えばジイソプロピルマロネート)を強塩基(例えばNaH)と反応させ、そして生成したジアニオンを1,3−ジハロ−2,2−ジアルコキシプロパン(例えば1,3−ジブロモ−2,2−ジメトキシプロパン)と反応させて式(Id)
【化14】
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の化合物を形成させ、
(q)式(Id)の化合物を高温(100℃まで)で強酸(例えば5MHCl)で処理して式(Ie)
【化15】
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によって表される化合物を形成させ、
(r)式(Ie)の化合物をアミドカップリング試薬(例えばCDI)と反応させ、そして生成した中間体を式(II)の化合物で処理し;
(s)工程(r)生成物のケトン基を還元剤(例えばNaBH
4)で還元して式(If)
【化16】
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(式中、X
5はOである)の主に(>95:5)シスアルコールを得る、
4つの工程を含む方法によって製造することができる。
【0119】
方法は、式(If)(式中、意味は上記の通りである)の化合物を以下のようにさらに修飾するさらなる工程;
(t)塩基(例えばTEA)の存在下で適したスルホニルクロリドとの反応によってアルコールを適した脱離基(例えばOMs又はOTs)に変換し、
(u)生成したスルホナートエステルを高温(通常、120℃まで)で酢酸塩(例えば酢酸カリウム)と反応させ、
(v)酢酸基を塩基(例えばLiOH)で加水分解して式(Ig)
【化17】
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(式中、X
5はOである)の主に(>9.5:1)トランスアルコールを得る、
を含んでもよい。
【0120】
方法は、さらなる工程、
(w)アルコールを強塩基(例えばNaH又はtBuOK)で脱プロトン化し、そして生成したアルコキシドを室温又は高温(200℃まで)で適したアルキルハライド、ベンジルハライド、活性アルコール(例えばOMs又はOTs)又は(ヘテロ)芳香族ハライドと反応させて式(I)(式中、X
4はX
5(CH
2)
n2R
2である)の化合物を得る、
を含んでもよい。
【0121】
同様に、さらなる方法経路は、
(x)マロネートエステルを強塩基と反応させ、そして生成したジアニオンを1,3−ジハロ−2,2−ジアルコキシプロパンと反応させて式(Id)
【化18】
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の化合物を形成させ、
(y)式(Id)の化合物を高温で強酸で処理して式(Ie)
【化19】
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によって表される化合物を形成させ、
(z)式(Ie)の化合物をアミドカップリング試薬と反応させ、そして生成した中間体を式(II)
【化20】
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の化合物で処理し;
(aa)工程(z)生成物のケトン基を還元剤で還元して式(If)
【化21】
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(式中、X
5はOであり、そして、上記をR
1及びnは意味を有する)の主に(>95:5)シスアルコールを得る、
工程を含み、場合により、
(bb)塩基又は酸の存在下で適したスルホニルクロリドとの反応によってアルコールを適した脱離基に変換し;
(cc)生成したスルホナートエステルを高温で酢酸カリウムのような酢酸塩と反応させ;
(dd)酢酸基を塩基で加水分解して式(Ig)
【化22】
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の主に(>9.5:1)トランスアルコールを得る、
さらなる工程を含み、場合により、
・アルコールを強塩基で脱プロトン化し、そして生成したアルコキシドを室温又は高温で適したアルキルハライド、ベンジルハライド、活性アルコール又は(ヘテロ)芳香族ハライドと反応させて式(I)(式中、X
4はO(CH
2)
n2R
2である)の化合物を得る、
さらなる工程を含む、式(I)中、X
1がNであり、そしてX
3がCHであり;X
2がOであり;mが0であり;RがHである本発明の化合物の製造方法によって提供される。
【0122】
また、上の工程は、式(V)
【化23】
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(式中、R
1、R、n、X
1、X
2、X
3は上記の意味を有する)のアルコールに適用してもよい。
【0123】
アルコールを強塩基(例えばNaH又はtBuOK、場合によりCsFの存在下で)で脱プロトン化し、そして生成したアルコキシドを室温又は高温(200℃まで)で適したアルキルハライド、ベンジルハライド、活性アルコール(例えばOMs又はOTs)又は(ヘテロ)芳香族ハライドと反応させて式(I)(式中、X
4はX
5(CH
2)
n2R
2である)の化合物を得てもよい。
【0124】
別法として、X
5がOである式(I)の化合物は、式(V)の化合物から出発して2工程のプロセスで製造することができ、その際、方法は
・塩基(例えばTEA)の存在下で適したスルホニルクロリドとの反応によってアルコールを適した脱離基(例えばOMs又はOTs)に変換し、
・式HO(CH
2)
n2R
2の化合物を適した塩基(例えばNaH又はK
2CO
3)で処理することによって生成したスルホナートエステルを形成されたアルコキシドと反応させて式(I)(式中、X
5はOである)の化合物を得る、
工程を含む。
【0125】
別法として、X
5がOである式(I)の化合物は、上の式(V)の化合物から出発して一工程ウルマン反応で製造することができ、その際、方法は;
・アルコールをフェナントロリン誘導体、銅塩(通常、CuI又はCu
2O)及び塩基(例えばCs
2CO
3)の存在下、高温(通常100℃位)で(ヘテロ)アリールハライドと反応させて式(I)(式中、X
5はOである)の化合物を得る、
工程を含む。
【0126】
別法として、X
5がOである式(I)の化合物は、上の式(V)の化合物から出発して一工程のプロセスで製造することができ、その際、方法は;
・アルコールを強塩基(例えばNaH又はtBuOK)で脱プロトン化し、そして生成したアルコキシドを通常、室温と180℃の間で(ヘテロ)アリールクロリド又はブロミドとKF及び適したフッ素化剤(例えばKryptofix-222)との反応によってその場で予め形成された適した(ヘテロ)アリールフルオリドと(通常、室温と180℃の間で)反応させて式(I)(式中、X
5はOである)の化合物を得る、
工程を含む。
【0127】
式(I)のX
5がC(O)である場合、化合物は、上の式(VI)
【化24】
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の化合物から出発して;
・塩基(例えば水性LiOH)又は酸により式(VI)のエステル基をけん化し、
・続いて、生成した中間体をアミドカップリング試薬(例えばHOBt及びHBTU)で活性化し、そして生成した活性エステルをR
2に定義された第一級又は第二級アミン化合物のいずれかと反応させて式(I)(式中、X
4はX
5(CH
2)
n2R
2である)の化合物を得る、
2工程のプロセスで製造することができる。
【0128】
式(I)のn1が1である場合、化合物は、上の式(VI)の化合物から出発して;
・式(VI)のエステル基を水素化ホウ素ナトリウムで還元し、
・続いて生成したアルコールを強塩基(例えばNaH又はtBuOK)により脱プロトン化し、そして生成したアルコキシドを室温又は高温(200℃まで)で適したアルキルハライド、ベンジルハライド、活性アルコール(例えばOMs又はOTs)又は(ヘテロ)芳香族ハライドと反応させて式(I)(式中、X
4は(CH
2)
n1X
5(CH
2)
n2R
2である)の化合物を得る、
2工程のプロセスで製造することができる。
【0129】
式(I)のX
5がN(R
1a)である場合、式(VII)
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
によって表される化合物は、上の式(V)の化合物から出発して以下の3工程のプロセス;
・アルコールを強塩基(例えばNaH又はtBuOK)で脱プロトン化し、そして生成したアルコキシドをMsClと反応させ、
・高温(通常、100℃まで)で加熱してアジド(例えばアジ化ナトリウム)によりメシラートを置換し、
・水の存在下、室温でPPh
3によりアジドを還元して式(I)(式中、X
5はNHである)の化合物を得る、
ことで製造することができる。
【0130】
方法は、式(VII)(式中、意味は上記の通りである)の化合物を以下のようにさらに修飾するさらなる工程;
(ee)第一級アミンを有機塩基(例えばTEA)の存在下、室温又は高温(200℃まで)で適したアルキルハライド、ベンジルハライド、活性アルコール(例えばOMs又はOTs)又は(ヘテロ)芳香族ハライドと反応させて式(I)(式中、X
4はNH(CH
2)
n2R
2である)の化合物を得、
(ff)工程(ee)から生成した第二級アミンを室温又は高温(200℃まで)で有機塩基(例えばTEA)の存在下で適したアルキルハライド又は活性アルコール(例えばOMs又はOTs)と反応させて式(I)(式中、X
4はN(R
1a)(CH
2)
n2R
2である)の化合物を得る、
を含んでもよい。
【0131】
別法として、X
4がN(R
1a)(CH
2)
n2R
2である式(I)の化合物は、以下のような一工程のプロセス;
・工程(ee)からの第二級アミンを有機酸(例えばAcOH)及び還元剤(例えばNaBH
3CN)の存在下、室温又は高温(100℃まで)で適したアルキルアルデヒドと反応させて式(I)(式中、X
4はN(R
1a)(CH
2)
n2R
2である)の化合物を得ることによって、
製造することができる
別法として、上の工程(ee)を下の工程(gg);
(gg)式(VII)の化合物の第一級アミンをパラジウム触媒化カップリング試薬(例えばPd
2(dba)
3、BINAP及びtBuOK)の存在下、高温(120℃まで)で(ヘテロ)芳香族ハライドと反応させて式(I)(式中、X
4はNHR
2である)の化合物を得る、
で置き換えてX
4がNHR
2である式(I)の化合物を得てもよい。
【0132】
式(I)のX
5がNHC(O)である場合、式(VIII);
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
によって表される化合物は、
(hh)式(VII)の化合物のアミン基を有機塩基(例えばTEA)の存在下で式R
2(CH
2)
n2COClの化合物又はアミドカップリング試薬(例えばDCC/DMAP)の存在下で式R
2(CH
2)
n2C(O)OHの化合物のいずれかと反応させて式(I)(式中、X
4はNHC(O)(CH
2)
n2R
2である)の化合物を得る、
を含む方法によって製造することができる。
【0133】
方法は、式(VIII)(式中、意味は上記の通りである)の化合物を以下のようにさらに修飾するさらなる工程;
(ii)式(VIII)の化合物の第一級アミド基を強塩基(例えばNaH)と反応させ、続いて式R
1a−ハライド又は活性アルコール(例えばR
1a−OMs又はR
1a−OTs)の化合物を室温又は高温(200℃まで)で加えて式(I)(式中、X
4はN(R
1a)C(O)(CH
2)
n2R
2である)の化合物を得る、
を含んでもよい。
【0134】
同じ反応タイプを、式(I)においてmが0以外である本発明の化合物に適用してもよい。
【0135】
式(I)のX
5がNHS(O)
2である場合、式(IX);
【化27】
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によって表される化合物は、
(jj)式(VII)の化合物のアミン基を有機塩基(例えばTEA又はピリジン)の存在下で式R
2(CH
2)
n2(O)
2Clの化合物と反応させて式(I)の化合物(式中、X
4はNHS(O)
2(CH
2)
n2R
2である)を得る、
を含む方法によって製造することができる。
【0136】
方法は、式(I)(式中、意味は上記の通りであり、そしてR
2は潜在的に化学反応性の基を有する)の化合物を以下のようにさらに修飾するさらなる工程:
(kk)適したアルコール又は(ヘテロ)芳香族アルコールを強塩基(例えばNaH又はtBuOK)と反応させ、そして生成したアルコキシド又は(ヘテロ)アリールオキシドをR
2のハライド又は活性アルコール(スルホナートエステル)置換基と反応させて(通常、室温と180℃の間で)式(I)の化合物を得るか;又は
(ll)塩基(例えばK
3PO
4又はK
2CO
3)の存在下でパラジウムホスフィン触媒(例えばPd
2(dba)
3及びトリシクロヘキシルホスフィンから形成されたもの)及び適したボロネートエステル又はボロン酸(通常、室温から150℃で)を用いてスズキ反応においてR
2のハライド又は活性アルコール(スルホナートエステル)置換基を反応させて式(I)の化合物を得る、
を含んでもよい。
【0137】
方法は、式(X);
【化28】
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(式中、意味は上記の通りである)によって表される式(I)の化合物を以下のようにさらに修飾するさらなる工程、
(mm)ニトロ基を高温(通常>50℃)でDMF、DMA及びピロリジンと反応させ、そして生成した中間体をラネーニッケル及びヒドラジン(通常、室温で)と反応させて式(I)の化合物を得る、
を含んでもよい。
【0138】
方法は、式(XI);
【化29】
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(式中、意味は上記の通りである)によって表される式(I)の化合物を以下のようにさらに修飾するさらなる工程、
(nn)エステル基を、場合により塩化リチウムの存在下、通常、−78℃と150℃の間の温度でグリニャール試薬(例えばMeMgBr)と反応させて式(I)の化合物を得る、
を含んでもよい。
【0139】
方法は、式(XII)
【化30】
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(式中、意味は上記の通りである)によって表される式(I)の化合物を以下のようにさらに修飾するさらなる工程;
(oo)エステル基を−50から100℃までの範囲の温度で(通常、LiAlH
4により)還元して式(I)の化合物を得る、
を含んでもよい。
【0140】
同じ反応タイプは、式(I)においてmが0以外である本発明の化合物に適用してもよい。
【0141】
本明細書に記載された製造経路が、場合により活性化及び保護/脱保護技術を用いることによって組み合わせ、そして変更することができることは、当業者にとって明らかである。
【0142】
〔実施例〕
生物学的評価:
発明化合物をin vitroで特徴づけるために用いた細胞株
ヒトH3受容体を発現するCHO−K1細胞株をEuroscreen(Gosselies, Belgium, Cat. no.: ES-392-C)から購入した。
ヒトH3受容体を発現する細胞株をEuroscreenによって提供されたプロトコールに従って10%FBS [Sigma, Cat. no. F9665]、400μg/mlG418 [Sigma, Cat. no. N1876]及び250μg/mlゼオシン[Invitrogen, Cat. no. 46-0509])で補充されたハムF12 [Sigma, Cat. no. N6658]中で増殖させた。
【0143】
ヒトH3受容体試験のcAMP定量プロトコール
アッセイでは、ヒスタミン受容体アゴニストにより誘導された細胞内遊離cAMPの減少を阻害する試験化合物の能力を測定した(受容体はGi共役する)。
【0144】
具体的には、DiscoveRx (cAMP XS+; Cat. no. 90-0075)からのcAMP定量アッセイ系を用いた。
【0145】
cAMPアッセイでは、集密細胞を1xトリプシン−EDTA溶液(Sigma)により培養容器から分離し、そして384−ウェルCostarプレート(白色、透明な底、Cat. no. 3707)にウェル当たり10,000細胞の密度で播種した。抗生物質なしの培地に50μlの体積で細胞を播種し、そして5%CO
2の加湿雰囲気中37℃で一夜インキュベートした。
【0146】
cAMPアッセイは、DiscoveRxによって提供されたプロトコールに従って行なった。
【0147】
細胞培養培地を除去し、そして細胞をPBS(50μlウェル当たり)で1回洗浄した。プレートを反転して空にし、そしてPBS中の7.5μl/ウェルの化合物(1mM IBMX及び0.03%BSAを含む)を加え、そして37℃で30分間インキュベートした。
【0148】
続いて7.5μl/ウェルの特異的アゴニスト溶液を加え、そしてさらに30分間、プレートを37℃でインキュベートした。
【0149】
以下のアゴニスト溶液を、個々の細胞株について用いた:
hH3:100nMヒスタミン、PBS中の10μMフォルスコリン(1mM IBMX及び0.03%BSAを含む)
【0150】
アゴニストでインキュベーションした後、5μl/ウェルのcAMP XS抗体溶液を、続いて20μl/ウェルのGal/EII/Lysis(1:5:19)+ED(1:1)を加えた。プレートを室温で1時間インキュベートし、そして、その後、20μl/ウェルのEA試薬を加えた。室温で約3時間、発光が生じ、そして「BMG Novostar」プレートリーダーを用いてプレートを読み取った。
【0151】
化合物のアッセイ
試験化合物は、三つ組(triplicate)8種の濃度でアッセイした。最終濃度より100倍高い濃度で100%DMSO中の連続10倍希釈を行い、次いでアッセイ緩衝液中の2工程プロトコールで希釈して必要なアッセイ濃度及び1%DMSOに到達させた。
【0152】
以下に例証された特異的化合物は、以下の効力範囲(IC
50値)によって分類した:
A:<100nM;B:>100nM〜500nM;C:>500nM〜5000nM。
【0153】
Caco-2透過性アッセイ
Caco-2透過性アッセイでは、Caco-2細胞株を横断する化合物の輸送速度を測定することによって腸壁を横断するin vivo薬物吸収を予測するための確立された方法を用いる。
【0154】
Caco-2細胞株は、ヒト結腸がんから誘導した。これらの細胞は、腸の上皮細胞に似た特徴、例えば分極した単層の形成、頂端面において明確な刷子縁、及び細胞間結合を有する。
【0155】
細胞単層を横断する両方向(頂端から基底(A−B)及び基底から頂端(B−A))における輸送を評価することで流出比の測定が可能となり、これは、化合物が活性流出を受けるかどうかに関する指標を提供する。
【0156】
Caco-2細胞単層を横断する化合物の透過性を研究することは、経口吸収についてスクリーニングするため、そして輸送機構を評価することための確立されたin vitroモデルとして広く認められている。Caco-2細胞研究から誘導されるサンプルの分析にLC−MS/MSを用いることでCaco-2細胞単層を横断する薬物輸送の迅速かつ正確な測定が可能となる(Wang Z, Hop C.E., Leung K.H. and Pang J. (2000) J Mass Spectrom 35 (1); 71-6)。
【0157】
式(I)の好ましい化合物は、≦3.0のCaco-2流出比を有する。
【0158】
化合物の合成:
分析法
使用したNMR分光計:
Bruker DRX 500 MHz NMR
Bruker AVANCE 400 MHz NMR
Bruker DPX 250 MHz NMR
Bruker DPX 360 MHz NMR
【0159】
Bruker DRX 500 MHz NMRの構成
高性能デジタルNMR分光計、2−チャネルマイクロベイコンソール(2−channel microbay console)及びTopspin バージョン1.3を実行するWindows
(R) XPホストワークステーション。
【0160】
以下を具備した:
・Oxford instruments磁石11.74テスラ(プロトン共鳴周波数500MHz)
・B-VT 3000温度調節器
・2Dパルスシーケンスの高速取得のためのGRASP II勾配分光法付属品
・勾配磁場均一調整(gradient shimming)のための重水素ロックスイッチ
・自動化チューニング及びマッチング(BBI ATMA)を備えた5mmBroad Band Inverse構造の二重共鳴プローブ。2Hロック及び保護されたz勾配コイルによる
15N及び
31P周波数範囲における核のパルシング/デカップリングにより
1H観察が可能となる。
【0161】
Bruker DPX 250MHz NMRの構成
高性能ワンベイBruker 250 MHzデジタル2チャネルNMR分光計コンソール及びXwinNMR バージョン3.5を実行するWindows
(R) XPホストワークステーション
以下を具備した:
・Oxford instruments磁石5.87テスラ(プロトン共鳴周波数250MHz)
・B−VT 3300可変温度調節ユニット
・2Hロックした
1H、
13C、
19F及び
31P観察用の4核(QNP)切換可能なプローブ
【0162】
Bruker AVANCE 400MHz NMRの構成
高性能ワンベイBruker AVANCE 400 MHzデジタル2チャネルNMR分光計コンソール
以下を具備した:
・Bruker磁石9.40テスラ(プロトン共鳴周波数400MHz)
・B-VT 3200変数温度調節ユニット
・50ガウスcm
-1までの一磁場勾配を生成させるためのGRASP II勾配分光法付属品
・勾配分光法用のz勾配コイルで
2Hロックした
1H、
13C、
19F及び
31P観察用の4核(QNP)切換可能なプローブ。
【0163】
使用したLCMS法
実施例の化合物及びそれらの中間体は、以下の装置:Shimadzu、Waters又はMicromass ZMD、ZQ又はLCT質量分析器とAgilent、Waters又はPolymer Labs UV及びELS検出器の組み合わせを使用するHPLC−MSによって分析した。HPLC条件を下の表の通りである。データ収集、処理及び報告にはOpenLynx
TM BrowserによるMicromass MassLynx
TM Operating Softwareを用いた。
【0164】
【表1】
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【0165】
【表2】
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【0166】
【表3】
[この文献は図面を表示できません]
【0167】
【表4】
[この文献は図面を表示できません]
【0168】
【表5】
[この文献は図面を表示できません]
【0169】
使用した分取HPLC法:
示される場合、実施例の化合物及びそれらの中間体を、以下の方法の1つ又は任意の組み合わせによって精製した。
【0170】
【表6】
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【0171】
化合物の命名
すべての化合物は、IUPAC命名プロトコールに従うACD Labs 10.0命名ソフトウェアを用いて命名した。いくつかの化合物は、TFA塩として単離し、それは化学名によって示されていない。本発明の意味の範囲内で、その化学名は、適用可能な場合、中性形態と同様にそのTFA塩又はいずれか他の塩、特に薬学的に許容しうる塩の化合物を表す。
【0172】
略語のリスト
AcOH 酢酸
Ag
2CO
3 炭酸銀
br s ブロードな一重線
Boc tert−ブトキシカルボニル
BINAP 2,2'−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1'ビナフチル
tBuOK カリウムtert−ブトキシド
nBuLi n−ブチルリチウム
secBuLi 第二級ブチルリチウム
cat 触媒
cbz ベンジルオキシカルボニル
CDI 1,1'−カルボニルジイミダゾール
クロロホルム−d 重水素化クロロホルム
DCC ジシクロヘキシルカルボジイミド
DCE 1,2−ジクロロエタン
DCM ジクロロメタン
DIPEA N,N−ジイソプロピルエチルアミン
DMAP N,N−4−ジメチルアミノピリジン
EDCI 1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩
eq 当量
エーテル ジエチルエーテル
Et
2O ジエチルエーテル
EtOAc 酢酸エチル
EtOH エタノール
FCC フラッシュカラムクロマトグラフィ
h 時間
hrs 時間
HCl 塩酸
H
2SO
4 硫酸
HDA ジイソプロピルアミン
HOBt 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
HBTU o−ベンゾトリアゾール−1−イル−N,N,N',N'−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート
IBX 1−ヒドロキシ−1,2−ベンゾヨードキソール−3(1h)−オン1−オキシド
IPA イソプロピルアルコール
Kryptofix-222 4,7,13,16,21,24−ヘキサオキサ−1,10−ジアザビシクロ[8.8.8]−ヘキサコサン
LAH 水素化アルミニウムリチウム
LiAlH
4 水素化アルミニウムリチウム
LiTMP 2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
LCMS 液体クロマトグラフィ及び質量分析
MeCN アセトニトリル
MeOH メタノール
MeOD 重水素化メタノール
MsCl メタンスルホニルクロリド
MeI ヨウ化メチル
m 多重線
min(s) 分
mL ミリリットル
ml ミリリットル
mol/M モル/モル濃度
MW 分子量
NMR 核磁気共鳴
NaBH
3CN ナトリウムシアノボロヒドリド
NaBH
4 水素化ホウ素ナトリウム
NEt
3 トリエチルアミン
OMs メタンスルホナート
OTs パラ−トルエンスルホナート
Pd
2(dba)
3 ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)
PBr
3 トリブロモホスフィン
PMA リンモリブデン酸
PPh
3 トリフェニルホスフィン
PS−DIPEA ポリマー担持されたN,N−ジイソプロピルエチルアミン
Rt 保持時間
RT 室温
SOCl
2 塩化チオニル
STAB ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド
pTSA パラ−トルエンスルホン酸
チオ−CDI チオ−カルボニルジイミダゾール
TBAF テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド
TBAI テトラ−n−ブチルアンモニウムヨージド
TBDMSCl tert−ブチルジメチルシリルクロリド
TEA トリエチルアミン
TFA 2,2,2−トリフルオロ酢酸
TFAA 2,2,2−トリフルオロ酢酸無水物
TFE 2,2,2−トリフルオロエタノール
THF テトラヒドロフラン
TLC 薄層クロマトグラフィ
TMS トリメチルシリル
W ワット
【0173】
経路1
【化31】
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【0174】
一般的手法A:
tert−ブチル4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシレートの製造
【化32】
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20〜25℃でDCE(70ml)中の[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(5g,24.97mmol)の撹拌溶液にシクロブタノン(1.75g,24.97mmol)、続いて酢酸(1.5g,24.97mmol)を滴加した。生成した混合物を20〜25℃で約2時間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(7.94g,37.46mmol)を9つの部分に分けて加え、20〜25℃の範囲に温度を維持した。生成した懸濁液を20〜25℃で一夜撹拌した。飽和NaHCO
3(80ml)を4つの部分に分けて加え、そして二相混合物を20〜25℃で約1/2時間撹拌した。有機層を分離し、水(20ml)で洗浄し、そして水相をpH9でDCM(20ml)により逆抽出した。合わせた有機相を乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、そして真空で濃縮して表題化合物を黄色油状物(6.1g,96%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (255);実測値100% [2(M-Boc)]H
+ m/z (307), Rt = 1.4分
NMRデータ:
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.38 - 3.52 (4 H, m), 2.86 - 2.98 (1 H,
m), 2.40 - 2.54 (4 H, m), 2.02 - 2.12 (2 H, m), 1.77 - 1.92 (4 H, m), 1.61 - 1.75 (2 H, m), 1.46 (9 H, s).
【0175】
以下の中間体は、上の経路1、一般的手法Aに記載された通り製造した。
tert−ブチル4−(1−メチルエチル)−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシレートの製造
【化33】
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同様のやり方(R1,一般的手法A)で、tert−ブチル1,4−ジアゼパン−1−カルボキシレート(500mg,2.45mmol)及びアセトン(198μL,2.69mmol)から表題化合物(560mg,収率93%)を無色油状物として得た。生成物を、さらに精製することなく次の工程に用いた。
【0176】
tert−ブチル4−シクロペンチル−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシレートの製造
【化34】
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同様のやり方(R1,一般的手法A)で、シクロペンタノン(1.36mL,15mmol)から表題化合物(3.68g,収率91%)を透明な淡黄色油状物として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (269);実測値98% [(M-Boc)]H
+ m/z (213), Rt = 1.4分
NMRデータ:
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.24−1.35 (2 H, m), 1.37 (9 H, s), 1.42−1.49 (2 H, m), 1.53 - 1.66 (4 H, m), 1.97 - 2.08 (2 H, m), 1.69 - 1.84 (4 H, m), 2.55−2.67 (4 H, m), 2.73−2.85 (1 H, m), 3.33- 3.47 (4 H, m).
【0177】
tert−ブチル4−シクロブチルピペラジン−1−カルボキシレートの製造
【化35】
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同様のやり方(R1,一般的手法A)で、tert−ブチルピペラジン−1−カルボキシレート(13.0g,69.8mmol)及びシクロブタノン(1.36mL,15mmol)から表題化合物(12g,収率71.5%)を透明な淡黄色油状物として得た。この化合物は、TLC(uv215nm)により単一スポットを示し、そしてさらに精製することなく次の工程に用いた。
【0178】
一般的手法B:
1−シクロブチル−1,4−ジアゼパンの製造
【化36】
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20〜25℃でDCM(70ml)中のtert−ブチル4−シクロブチル−1,4−
ジアゼパン−1−カルボキシレート(6.1g,23.98mmol)の撹拌溶液にジオキサン中の4M HCl溶液(30ml,120mmol)を滴加した。生成した混合物を20〜25℃で約2時間撹拌した。MeOH(6ml)を加え、そして生成した混合物を20〜25℃で1〜2日間撹拌した。溶媒を真空で除去し、そして生成したゴム状残留物をエーテル(100ml)中で0.5時間スラリー化した。溶媒を蒸発させ、そして残留物をエーテル/MeOH(10:1,66ml)中でスラリー化した。生成した白色固形物を濾過によって集め、DCM(150ml)中に懸濁し、そして2M NaOHで処理した。TLC分析(溶離液,DCM/MeOH/濃NH
3(90:10:1);着色剤,PMA)によってモニターして有機層中に生成物が完全に移るまで水相をDCMで抽出した。合わせた有機相を乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、そして真空で濃縮して表題化合物を橙色油状物(2.67g,73%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (155);実測値100% (MH
+) m/z 155, Rt = 0.44分
NMRデータ:
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 2.85 - 2.97 (5 H, m), 2.43 - 2.53 (4 H, m), 1.97 - 2.08 (2 H, m), 1.52 - 1.91 (7 H, m).
【0179】
以下の中間体は、上の経路1、一般的手法Bに記載された通り製造した。
1−(1−メチルエチル)−1,4−ジアゼパンの製造
【化37】
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同様のやり方(R1,一般的手法B)で、tert−ブチル4−(1−メチルエチル)−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシレート(560mg,2.31mmol)から表題化合物(633mg,収率133%−
1HNMR分析は、有意量の含有ジオキサンを示す)を褐色油状物として得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ 3.41 - 3.85 (9 H, m), 2.27 - 2.46 (2 H, m), 1.42 (6 H, d).
【0180】
1−シクロペンチル−1,4−ジアゼパンの製造
【化38】
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同様のやり方(R1,一般的手法B)で、tert−ブチル4−シクロペンチル−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシレート(3.68g,13.7mmol)から表題化合物(1.96g,収率85%)を淡黄色の半固形物として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (169);実測値100% (MH
+) m/z 169, Rt = 0.25分
NMRデータ:
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 2.73 - 2.84 (5 H, m), 2.53 - 2.62 (4 H, m), 1.56 - 1.76 (4 H, m), 1.16 - 1.56 (6 H, m).
【0181】
1−シクロブチルピペラジンの製造
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(R1,一般的手法B)で、tert−ブチル4−シクロブチルピペラジン−1−カルボキシレート(12g,49.9mmol)から表題化合物(5.23g,収率74.7%)を白色の半結晶性固形物として得た。
LCデータ:Rt = 2.74分 (高pH)
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 5.39 (2 H, br. s.), 3.03 (2 H, t, J=4.8 Hz), 2.63 - 2.82 (1 H, m), 2.10 - 2.62 (6 H, m), 1.96 (2 H, q, J=7.7 Hz), 1.73 -
1.92 (2 H, m), 1.53 - 1.72 (2 H, m).
【0182】
経路2
【化40】
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【0183】
6−クロロ−N−メチルピリジン−3−カルボキサミドの製造
【化41】
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0℃でDCM(10ml)中の6−クロロピリジン−3−カルボニルクロリド(1.5g,8.52mmol)の撹拌溶液にメチルアミン塩酸塩(1.73g,25.5mmol)を加え、続いてトリエチルアミン(3.55ml,25.5mmol)を10分かけて滴加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いでブライン(15ml)及び飽和Na
2CO
3(5ml)を加えてクエンチした。有機層を集め、そして水層をDCM(2×20ml)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10ml)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、そして蒸発乾固した。熱DCM(約10 ml)から再結晶して表題化合物(0.995g,5.8mmol,68%)を白色結晶として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (171);実測値100% (MH
+) m/z 171, Rt = 2.30分
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.74 (1 H, d, J=2.4 Hz), 8.09 (1 H, dd, J=8.3, 2.4 Hz), 7.42 (1 H, d, J=8.1 Hz), 6.41 (1 H, br. s.), 3.03 (3
H, d, J=4.9 Hz).
【0184】
経路3
【化42】
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【0185】
一般的手法C:
5−クロロ−N−メチルピリジン−2−カルボキサミドの製造
【化43】
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20〜25℃でDCE(2.5ml)中の5−クロロピリジン−2−カルボン酸(315mg,2.0mmol)の撹拌溶液にCDI(324mg,2.0mmol)を加え、そして混合物を室温で一夜撹拌した。反応混合物を約50℃に加熱し、そしてTHF中のメチルアミンの溶液(2M,5.0mmol)を加えた。生成した混合物を50℃で一夜撹拌し、次いで室温に冷却し、そしてDCM(20mL)で希釈した。反応混合物を飽和NaHCO
3(10ml)で洗浄し、そして有機層を乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、そして真空で濃縮した。シリカフラッシュカラムクロマトグラフィ(DCM/MeOH 95:5で溶離する)により精製して表題化合物をオフホワイト色固形物(140mg,41%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (171);実測値100% (MH
+) m/z 171, Rt = 1.32分
NMRデータ:
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.58 (1 H, d, J=2.4 Hz), 8.02 - 8.08 (1
H, m), 7.94 - 8.00 (1 H, m), 2.95 (3 H, s).
【0186】
以下の化合物は、上の経路3、一般的手法Cに記載された通り製造した。
5−クロロ−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミドの製造
【化44】
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同様のやり方(経路3,一般的手法C)で、5−クロロピリジン−2−カルボン酸(315mg,2.0mmol)及びEtOH中のジメチルアミンの溶液(5.6M,5.0mmol)から表題化合物をオフホワイト色固形物(190mg,収率51%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (185);実測値100% (MH
+) m/z 185, Rt = 1.16分
NMRデータ:(400 MHz, MeOD) δ ppm 8.60 (1 H, d, J=2.2 Hz), 7.99 (1 H, dd, J=8.3,
2.4 Hz), 7.62 (1 H, d, J=8.3 Hz), 3.13 (3 H, s), 3.04 (3 H, s).
【0187】
5−クロロ−ピリジン−2−カルボキサミドの製造
【化45】
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同様のやり方(経路3,一般的手法C)で、5−クロロピリジン−2−カルボン酸(126mg,0.80mmol)及びメタノール中のアンモニア溶液(7M,2.38mmol)から表題化合物を淡桃色固形物(40mg,32%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (157);実測値99% (MH
+) m/z 157, Rt = 1.17分
NMRデータ:(500 MHz, DMSO) δ ppm 8.68 (1 H, d), 8.09 - 8.17 (2 H, m), 8.04 (1 H, d), 7.73 (1 H, br. s.).
【0188】
5−クロロ−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミドの製造
【化46】
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同様のやり方(経路3,一般的手法C)で、5−クロロピリジン−2−カルボン酸(126mg,0.80mmol)及びジエチルアンモニウムクロリド(259mg,2.38mmol)及びDIPEA(0.55ml,3.18mmol)から表題化合物を桃色油状物(105mg,62%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (213);実測値100% (MH
+) m/z 213, Rt = 1.53分
NMRデータ:(500 MHz, CDCl3) δ ppm 8.48 (1 H, d, J=2.4 Hz), 7.71 (1 H, dd, J=8.3, 2.5 Hz), 7.54 (1 H, d, J=8.4 Hz), 3.50 (2 H, q, J=7.2 Hz), 3.34 (2 H, q, J=7.0 Hz), 1.21 (3 H, t, J=7.2 Hz), 1.12 (3 H, t, J=7.1 Hz).
【0189】
4−フルオロ−N,3−ジメチルベンズアミドの製造
【化47】
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同様のやり方(経路3,一般的手法C)で、4−フルオロ−3‐メチル安息香酸(97mg,0.63mmol)及びMeOH中のメチルアミン溶液(2M,0.89mmol)から表題化合物をオフホワイト色固形物(73 mg,69%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (168);実測値100% (MH
+) m/z 168, Rt = 1.03分
NMRデータ:(250 MHz, CDCl3) δ ppm 7.64 (1 H, dd, J=7.1, 1.9 Hz), 7.50−7.59 (1 H, m), 7.03 (1 H, 7, J=8.8 Hz), 6.07 (1 H, br s), 3.0 (3 H, d, J=4.9 Hz), 2.30 (3 H, d, J=2.0 Hz).
【0190】
経路4
【化48】
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【0191】
一般的手法D:
4−フルオロ−N−メチルベンズアミドの製造
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
室温でDCE(3ml)中の4−フルオロ安息香酸(200mg,1.43mmol)の撹拌溶液にTHF中のメチルアミン溶液(2M,1.43mmol)及びNEt
3(198μl,1.43mmol)を加えそして約10分間撹拌するにまかせた。HOBt(221mg,1.43mmol)及びDCC(295mg,1.43mmol)を加え、そして反応混合物を70℃で3時間加熱した。室温に冷却した後、反応混合物を飽和NaHCO
3(5ml)で洗浄し、そしてDCMで逆抽出した。有機物を合わせ、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして減圧下で濃縮した。シリカフラッシュカラムクロマトグラフィ(DCM/MeOH100:0〜80:20の勾配で溶離する)により精製して表題化合物をオフホワイト色固形物(137mg,63%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (154);実測値100% (MH
+) m/z 154.2, Rt = 1.11分
【0192】
以下の化合物は、上の経路4、一般的な手法Dに記載された通り製造した。
4−フルオロ−N,N−ジメチルベンズアミドの製造
【化50】
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同様のやり方(経路4,一般的手法D)で、4−フルオロ安息香酸(200mg,1.43mmol)及びEtOH中のジメチルアミン溶液(5.6M,1.43mmol)から表題化合物をオフホワイト色固形物(172mg,72%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (168);実測値89% (MH
+) m/z 168, Rt = 1.03分
【0193】
経路5
【化51】
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【0194】
一般的手法E:
1−(4−フルオロベンジル)−1H−ピラゾールの製造
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
室温でDMSO(2ml)中のピラゾール(300mg,4.4mmol)の撹拌溶液にNaH(176mg,4.4mmol,鉱油中60%)を少しずつ加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、そして4−フルオロベンジルブロミド(1.0g,5.3mmol)を滴加した。混合物を50℃で0.5時間撹拌し、室温に冷却し、そしてDCM(20ml)で希釈した。生成した混合物を濾過し、そして濾液をブライン(10ml)で洗浄した。次いで、有機層を乾燥し(NaSO)、濾過し、そして減圧で濃縮した。シリカフラッシュカラムクロマトグラフィ(DCM/MeOH 95:5で溶離する)により精製して表題化合物を無色油状物(650mg,84%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (177);実測値100% (MH
+) m/z 177, Rt = 1.66分
NMRデータ:
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.68 (1 H, d, J=2.2 Hz), 7.51 (1 H, d, J=1.7 Hz), 7.19 - 7.27 (2 H, m), 7.01 - 7.09 (2 H, m), 6.32 (1 H, t, J=2.2 Hz), 5.32 (2 H, s).
【0195】
以下の化合物は、上の経路5、一般的手法Eに記載された通り製造した。
2−クロロ−5−(1H−ピラゾール−1−イルメチル)ピリジンの製造
【化53】
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同様のやり方(経路5,一般的手法E)で、2−クロロ−5−(クロロメチル)ピリジン(450mg,2.5mmol,純度90%)及びピラゾール(170mg,2.5mmol)から表題化合物を無色油状物(372mg,77%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (194);実測値89% (MH
+) m/z 194, Rt = 1.39分
NMRデータ:
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.25 (1 H, d, J=2.2 Hz), 7.77 (1 H, d,
J=2.2 Hz), 7.64 (1 H, dd, J=8.2, 2.3 Hz), 7.55 (1 H, d, J=1.5 Hz), 7.42 (1 H, d,
J=8.3 Hz), 6.35 (1 H, t, J=2.1 Hz), 5.40 (2 H, s).
【0196】
経路6
【化54】
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【0197】
一般的手法F:
1−(4−フルオロベンジル)ピペリジンの製造
【化55】
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室温でDCE(3ml)中の4−フルオロベンズアルデヒド(500mg,4.0mmol)の撹拌溶液にピペリジン(309mg,3.6mmol)、続いてAcOH(242mg,4.0mmol)を加えた。溶液を室温で2時間撹拌し、次いでSTAB(1.3g,6.05mmol)を一度に加えた。生成した混合物を室温で一夜撹拌し、次いで飽和NaHCO
3(10ml)でクエンチした。有機層を分離し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮した。シリカフラッシュカラムクロマトグラフィ(DCM/MeOH/NH
3 90:10:1で溶離する)により精製して表題化合物を無色油状物(650mg,95%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (194);実測値100% (MH
+) m/z 194, Rt = 0.62分
NMRデータ:
1H NMR (360 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.23 - 7.32 (2 H, m), 6.99 (2
H, t, J=8.6 Hz), 3.43 (2 H, s), 2.36 (4 H, br. s.), 1.57 (4 H, 五重線, J=5.6 Hz), 1.44 (2 H, d, J=5.4 Hz).
【0198】
以下の化合物は、上の経路6、一般的手法Fに記載された通り製造した。
1−(4−フルオロベンジル)−4−メチルピペラジンの製造
【化56】
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同様のやり方(経路6,一般的手法F)で、4−フルオロベンズアルデヒド(500mg,4.0mmol)及びN−メチルピペラジン(363. mg,3.63mmol)から表題化合物を無色油状物(657mg,88%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (209);実測値100% (MH
+) m/z 209, Rt = 0.48分
NMRデータ:
1H NMR (360 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.28 (2 H, dd, J=8.6, 5.4 Hz), 6.94 - 7.03 (2 H, m), 3.47 (2 H, s), 2.46 (8 H, d, J=5.9 Hz), 2.29 (3 H, s).
【0199】
4,4−ジフルオロ−1−(4−フルオロベンジル)ピペリジンの製造
【化57】
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同様のやり方(経路6,一般的手法F)で、4−フルオロベンズアルデヒド(250mg,2.0mmol)及び4,4−ジフルオロピペリジン(285. mg,1.8mmol)から表題化合物を無色油状物(370mg,90%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (230);実測値100% (MH
+) m/z 230, Rt = 0.66分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.22 - 7.35 (2 H, m), 6.94 - 7.08 (2 H, m), 3.51 (2 H, s), 2.53 (4 H, t, J=5.6 Hz), 1.89 - 2.09 (4 H, m).
【0200】
経路7
【化58】
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【0201】
2−(4−クロロピリジン−2−イル)プロパン−2−オールの製造
【化59】
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エチル4−クロロピリジン−2−カルボキシレート(200mg,1.08mmol)をジエチルエーテル(10ml)に溶解し、そして0℃に冷却した。MeMgBr(ジエチルエーテル中の3M溶液1.08ml,3.24mmol)を滴加し、そして反応液を室温に加温し、そして30分間撹拌した。飽和NaHCO
3(2ml)でクエンチし、そしてジエチルエーテル(40ml)で希釈した後、生成した混合物を30分間激しく撹拌して生成した固形物をばらばらにした。混合物を飽和NaHCO
3(20ml)で2回洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、そして減圧で濃縮した。生成した残留物をジエチルエーテル(10ml)に溶解し、そしてグリニャール反応を繰り返して表題化合物を無色油状物(157mg,85%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (186);実測値92% (MH
+) m/z 186, Rt = 1.57分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.43 (1 H, d, J=5.3 Hz), 7.42 (1 H, d,
J=1.2 Hz), 7.22 (1 H, dd, J=5.3, 1.8 Hz), 4.56 (1 H, s), 1.55 (6 H, s).
【0202】
経路8
【化60】
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【0203】
2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−プロパン−2−オールの製造
【化61】
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MeMgBr(ジエチルエーテル中の3M溶液1.83ml,5.5mmol)を0℃でジエチルエーテル(20ml)中の2,4−ジフルオロアセトフェノン(782mg,5.0mmol)の溶液に滴加した。反応液を室温に加温し、そして1時間後、クエンチし、そして水(2×20ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、そして減圧下で濃縮して表題生成物を無色油状物(800mg,93%)として得た。
LCMSデータ: MH
+ (173);実測値75% (M-OH)
+ m/z 155, Rt = 1.75分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.49 - 7.61 (1 H, m), 6.83 - 6.89 (1 H, m), 6.75 - 6.83 (1 H, m), 2.02 (1 H, s), 1.63 (6 H, s).
【0204】
経路9
【化62】
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【0205】
4−クロロ−2−メトキシ−ピリジンの製造
【化63】
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4−クロロ−2−ヒドロキシピリジン(247mg,1.91mmol)、Ag
2CO
3(1.58g,5.74mmol)及びMeI(0.13ml,2.11mmol)を密閉管中50℃で16時間加熱し、次いでセライトを通して濾過し、そして減圧で濃縮した。残留物をFCC(ペンタン/ジエチルエーテル99:1〜95:5の勾配)により精製して表題化合物を無色油状物(160mg,58%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (144);実測値100% (MH
+) m/z 144, Rt = 1.71分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.07 (1 H, d, J=5.5 Hz), 6.89 (1 H, dd, J=5.5, 1.5 Hz), 6.77 (1 H, d, J=1.7 Hz), 3.94 (3 H, s).
【0206】
経路10
【化64】
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【0207】
4−クロロ−N,N−ジメチルピリジン−2−アミンの製造
【化65】
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酢酸(0.6ml,10.5mmol)を0℃でMeCN(10ml)及び水(2ml)中の2−アミノ−4−クロロピリジン(384mg,3.0mmol)、ホルムアルデヒド(37%水溶液2.4ml,29.6mmol)及びNaBH
3CN(581mg,9.0mmol)の溶液に滴加した。10分後、反応液を室温に加温し、そして3日間撹拌した。反応液を1M水性NaOHでpH4の塩基性にし、次いでジエチルエーテル(3×30ml)で抽出し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮した。残留物をFCC(ヘキサン/ジエチルエーテル98:2〜8:2の勾配)により精製して表題化合物を無色油状物(260mg,56%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (157);実測値100% (MH
+) m/z 157, Rt = 0.63分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.05 (1 H, d, J=5.3 Hz), 6.54 (1 H, d, J=5.5 Hz), 6.49 (1 H, d, J=1.5 Hz), 3.08 (6 H, s).
【0208】
経路11
【化66】
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【0209】
4−クロロ−3フルオロ2−メチルピリジンの製造
【化67】
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n−BuLi(ヘキサン中の1.2M溶液8.5ml,10.2mmol)を0℃でTHF(30ml)中の2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(1.73ml,10.2mmol)の溶液に滴加した。次いで、混合物を−78℃に冷却し、そして4−クロロ−3−フルオロピリジン(1.0ml,10.2mmol)を15分かけて滴加し、次いで25分間撹拌した。MeI(0.64ml,10.2mmol)を−78℃で滴加し、そして生成した溶液を数時間かけて室温に温まるのにまかせ、そして飽和NaHCO
3(5ml)でクエンチした。反応液を減圧で濃縮し、ジクロロメタン(50ml)で希釈し、飽和NaHCO
3(25ml)で2回洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮した。残留物をFCC(ペンタン/ジエチルエーテル9:1〜8:2の勾配)により精製して表題化合物を無色油状物(833mg,56%)として得た。
LCMSデータ:生成物はイオン化せず、Rt = 3.59分で96% UVが観察された(高pH法)。NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.20 (1 H, d, J=5.2 Hz), 7.17 - 7.25 (1 H, m), 2.56 (3 H, d, J=3.2 Hz).
【0210】
経路12
【化68】
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【0211】
2−エチル−4−クロロピリジンの製造
【化69】
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−20℃でTHF(15ml)中のジイソプロピルアミン(0.86ml,6.1mmol)の撹拌溶液にヘキサン中のn−ブチルリチウムの溶液(1.2M,5.07ml,6.1mmol)を滴加した。反応混合物を−20℃で20分間撹拌し、次いで−70℃に冷却した。THF(10ml)中の2−メチル−4−クロロピリジン(0.74g,5.8mmol)の溶液を20分かけて滴加し、そして反応混合物を−70℃で1時間撹拌した。次いで、ヨウ化メチル(0.38ml,6.1mmol)を滴加し、そして反応液を撹拌しながら室温に温まるのにまかせた。溶媒を減圧で蒸発させ、そして生成した残留物をFCCによって精製した。
1H NMRは、2−エチル及び2−(1−メチルエチル)化合物の約2.2:1混合物を示した。シリカFCC[ペンタン/エーテル9:1〜1:1の勾配で溶離する]により再精製して表題化合物(209mg,24%)を無色油状物として得た。
LCMSデータ:生成物はイオン化せず、Rt = 4.34分で99% UVが観察された(高pH法)。NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.43 (1 H, d, J=5.3 Hz), 7.19 (1 H, d, J=2.0 Hz), 7.13 (1 H, dd, J=5.3, 2.0 Hz), 2.82 (2 H, q, J=7.6 Hz), 1.31 (3 H, t, J=7.6 Hz).
【0212】
4−クロロ−2−(1−メチルエチル)ピリジンの製造
【化70】
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表題化合物(97mg,10%)を経路12から無色油状物として回収した。
LCMSデータ:生成物はイオン化せず、Rt = 3.93分で91% UVが観察された(高pH法)。NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.44 (1 H, d, J=5.3 Hz), 7.19 (1 H, d, J=1.8 Hz), 7.13 (1 H, dd, J=5.3, 2.0 Hz), 2.97 - 3.12 (1 H, sept, J=6.8 Hz), 1.30 (6 H, d, J=6.8 Hz).
【0213】
経路13
【化71】
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【0214】
2−クロロ−6−(シクロプロピルカルボニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジンの製造
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
窒素雰囲気下でジクロロメタン(2ml)中の2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン塩酸塩(50mg,0.24mmol)の室温撹拌懸濁液にDIPEA(0.12ml,0.73mmol)、続いてシクロプロピルカルボニルクロリド(24μ,0.27mmol)を加えた。生成した混合物を16時間撹拌し、ジクロロメタン(30ml)及び1M水性HCl(2ml)で希釈した。有機層を分離し、そして飽和水性NaHCO
3(15ml)及びブライン(15ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮して表題化合物(60mg,95%)を得、これをさらに精製することなく用いた:
LCMSデータ:計算値MH
+ (237);実測値100% (MH
+) m/z 237, Rt = 1.08分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.41 (1 H, d, J=7.5Hz), 7.18 (1 H, d, J=7.5Hz), 4.68−4.92 (2 H, m), 3.83−4.10 (2 H, m), 2.90−3.19 (2 H, m), 1.86−1.92 (1 H, m), 0.97 - 1.08 (2 H, m), 0.77 - 0.88 (2 H, m).
【0215】
経路14
【化73】
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【0216】
2−クロロ−6−(シクロプロピルアセチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジンの製造
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
室温でDMF(1ml)中のシクロプロピル酢酸(24mg,0.24mmol)の撹拌溶液にHBTU(185mg,0.49mmol)及びHOBt(72mg,0.53mmol)を順に加え、そして生成した溶液を15分間撹拌した。次いで、DMF(1ml)中の2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン塩酸塩(50mg,0.24mmol)及びDIPEA(89μl,0.53mmol)を加え、そして生成した混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を蒸発乾固し、そして残留物をシリカゲル上のFCC(DCM/MeOH/NH
3 99:1:1)によって精製して表題化合物(56mg,95%)を得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (251);実測値89% (MH
+) m/z 251, Rt = 1.14分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.44 (1 H, d, J=7.5Hz), 7.20 (1 H, d, J=7.5Hz), 4.76 (2 H, s), 3.78 (2 H, t, J=7.5Hz), 3.00−3.06 (2 H, m), 2.40 (2 H , d, J=7.5Hz), 1.03−1.16 (1 H, m), 0.56−0.64 (2 H, m), 0.16−0.25 (2 H, m).
【0217】
経路15
【化75】
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【0218】
エチル3−クロロピリジン−2−カルボキシレートの製造
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
5−クロロ−2‐ピリジンカルボン酸(1.0g,6.35mmol)及び濃H
2SO
4(0.1ml)の混合物をEtOH(10ml)中80℃で16時間加熱した。冷却し、そして減圧で濃縮した後、残留物をEtOAc(50ml)に溶解し、飽和NaHCO
3(25ml)及びブライン(25ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして減圧で再濃縮して表題化合物(990mg,84%)を得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (186);実測値98% (MH
+) m/z 186, Rt = 1.13分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.63 - 8.76 (1 H, m), 8.10 (1 H, d, J=8.4 Hz), 7.82 (1 H, dd, J=8.5, 2.4 Hz), 4.49 (2 H, q, J=7.2 Hz), 1.45 (3 H, t, J=7.2 Hz).
【0219】
経路16
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
【0220】
一般的手法G:
5−ブロモ−N−メチルピリジン−2−カルボキサミドの製造
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
5−ブロモ−ピリジン−2−カルボン酸(2.59g,12.8mmol)及び塩化チオニル(2.79ml)をトルエン(25ml)中、還流で16時間加熱した。過剰の試薬を真空で除去し、そして残留物をジクロロメタン(50ml)中で希釈した。ジクロロメタン(10ml)中のメチルアミン塩酸塩(2.60g,38.5mmol)及びDIPEA(6.7ml,38.5mmol)の混合物を撹拌溶液に滴加し、そして生成した混合物を室温で5時間維持した。溶液を飽和水性NaHCO
3(25ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして真空で濃縮した。生成した褐色の固形物を再結晶(ヘプタン/EtOAc)して表題化合物をオフホワイト色の針状物(1.74g,63%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (215/217);実測値100% (MH
+) m/z 215/217, Rt = 1.36分
1H NMRデータ:(250MHz, MeOD) δ ppm 8.70 (1 H, d, J=2.3 Hz), 8.06 - 8.19 (1 H, m), 7.99 (1 H, d, J=8.4 Hz), 2.95 (3 H, s).
【0221】
以下の化合物は、上の経路16、一般的手法Gに記載された通り製造した。
5−クロロ−2−(ピペリジン−1−イルカルボニル)ピリジンの製造
【化79】
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同様のやり方(経路16,一般的手法G)で、5−クロロピリジン−2−カルボン酸(100mg,0.64mmol)及びピペリジン(189μl,1.91mmol)から、SiO
2プラグ(ヘプタン/EtOAc)により精製した後、表題化合物を薄茶色油状物(122mg,86%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (225);実測値92% (MH
+) m/z 225, Rt = 1.17分
1H NMRデータ:(250MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.54 (1 H, dd, J=2.4, 0.6 Hz), 7.77 (1 H, dd, J=8.4, 2.4 Hz), 7.58 (1 H, dd, J=8.3, 0.7 Hz), 3.73 (2 H, br.s.), 3.37 - 3.53 (2 H, m), 1.48 - 1.77 (7 H, m).
【0222】
5−クロロ−N−(シクロプロピルメチル)ピリジン−2−カルボキサミドの製造
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路16,一般的手法G)で、5−クロロピリジン−2−カルボン酸(100mg,0.64mmol)及びシクロプロピルメチルアミン(166μl,1.91mmol)から、SiO
2プラグ(ヘプタン/EtOAc)により精製した後、表題化合物を薄茶色油状物(86mg,64%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (211);実測値94% (MH
+) m/z 211, Rt = 1.28分
1H NMRデータ:(250MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.47 - 8.57 (1 H, m), 8.17 (1 H, d, J=8.4 Hz), 7.90 - 8.09 (1 H, m), 7.83 (1 H, dd, J=8.4, 2.4 Hz), 3.34 (2 H, dd, J=7.0, 5.8 Hz), 1.08 (1 H, s), 0.52 - 0.66 (2 H, m), 0.21 - 0.35 (2 H, m).
【0223】
2,4−ジフルオロ−N−メチルベンズアミドの製造
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路16、一般的手法G)で、2,4−ジフルオロ安息香酸(874mg,5.5mmol)及びメチルアミン塩酸塩(1.87g,27.6mmol)から、ヘプタン/EtOAcから再結晶することにより精製した後、表題化合物をオフホワイト色固形物(393mg,42%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (172);実測値100% (MH
+) m/z 172, Rt = 1.19分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.09 - 8.21 (1 H, m), 6.95 - 7.06 (1 H, m), 6.81 - 6.91 (1 H, m), 6.52 - 6.77 (1 H, s (ブロード)), 3.03 (3 H, d, J=4.9 Hz).
【0224】
エチル4−クロロピリジン−2−カルボキシレートの製造
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路16,一般的手法G)で、4−クロロピリジン−2−カルボン酸(463mg,2.94mmol)及びエタノール(2ml)から、シリカFCCにより精製した後、表題生成物を無色油状物として得た(310mg,79%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (186);実測値92% (MH
+) m/z 186, Rt = 1.57分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.59 (1 H, d, J=5.2 Hz), 8.07 (1 H, d,
J=2.1 Hz), 7.42 (1 H, dd, J=5.2, 2.0 Hz), 4.42 (2 H, q, J=7.2 Hz), 1.38 (3 H, t, J=7.2 Hz).
【0225】
4−クロロ−N−(シクロプロピルメチル)ピリジン−2−カルボキサミドの製造
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路16,一般的手法G)で、5−クロロ−2‐ピリジンカルボン酸(100mg,0.63mmol)及び1−シクロプロピルメタンアミン(166μl、1.91mmol)から、再結晶(ヘプタン/EtOAc)により精製した後、表題生成物を白色固形物(86mg,65%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (211);実測値100% (MH
+) m/z 211, Rt = 1.25分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.52 (1 H, d, J=2.3 Hz), 8.17 (1 H, d,
J=8.4 Hz), 8.00 (1 H, br. s.), 7.83 (1 H, dd, J=8.4, 2.4 Hz), 3.34 (2 H, dd, J=7.0, 5.8 Hz), 1.00 - 1.16 (1 H, m), 0.52 - 0.63 (2 H, m), 0.24 - 0.35 (2 H, m).
【0226】
4−クロロ−2−(ピペリジン−1−イルカルボニル)ピリジンの製造
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路16,一般的手法G)で、5−クロロ−2‐ピリジンカルボン酸(100mg,0.63mmol)及びピペリジン(189μl,1.91mmol)から、再結晶(ヘプタン/EtOAc)により精製した後、表題生成物を白色固形物(122mg,84%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (225);実測値100% (MH
+) m/z 225, Rt = 1.55分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.54 (1 H, dd, J=2.4, 0.6 Hz), 7.77 (1
H, dd, J=8.4, 2.4 Hz), 7.58 (1 H, dd, J=8.3, 0.7 Hz), 3.65 - 3.81 (2 H, m), 3.37 - 3.53 (2 H, m), 1.48 - 1.77 (6 H, m).
【0227】
3−フルオロ−N−メチル−ベンズアミドの製造
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路16,一般的手法G)で、3−フルオロ安息香酸(300mg,2.1mmol)及びメチルアミン塩酸塩(430mg,6.4mmol)から、後処理した後、表題生成物を白色固形物(235mg,72%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (154);実測値90% (MH
+) m/z 154, Rt = 1.15分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, MeOD) δ ppm 7.41 - 7.70 (3 H, m), 7.16 - 7.36 (1 H,
m), 2.91 (3 H, s).
【0228】
経路17
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
【0229】
一般的手法X:
5−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジンの製造
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
水(5ml)及びエタノール(20ml)中のpTSA(103mg,0.65mmol)の溶液に室温でクロロアセトアルデヒドジメチルアセタール(2.0g,16.0mmol)を加えた。反応液を65℃で30分間撹拌し、次いで室温に冷却し、そしてpH7に到達するまで飽和溶液NaHCO
3を滴加した。次いで、エタノール:水 4:1(20ml)中の2−アミノ−6−クロロピリジン(2.1g,16mmol)を加え、そして反応液を還流で3時間加熱した。冷却し、そして減圧で濃縮した後、残留物をFCC(DCM/MeOH 98:2)によって精製して表題化合物(850mg,36%)を褐色油状物として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (153/155);実測値97% (MH
+) m/z 153/155, Rt = 3.35分 (高pH法).
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.79 (1 H, s), 7.73 (1 H, s), 7.64 (1 H, d, J=9.2 Hz), 7.19 (1 H, dd, J=8.9, 7.3 Hz), 6.92 (1 H, d, J=7.3 Hz).
【0230】
以下の化合物は、上の経路17、一般的手法Xに記載された通り製造した。
8−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジンの製造
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路17,一般的手法X)で、2−アミノ−3−クロロピリジン(2.05g,16.0mmol)を用い、石油エーテルから再結晶により精製した後、表題化合物(500mg,20%)を白色固形物として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (153/155);実測値100% (MH
+) m/z 153/155, Rt = 2.90分 (高pH法).
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.08 (1 H, dd, J=6.7, 0.9 Hz), 7.66 (2
H, dd, J=8.5, 1.1 Hz), 7.18 - 7.31 (1 H, m), 6.73 (1 H, t, J=7.1 Hz).
【0231】
7−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジンの製造
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路17,一般的手法X)で、2−アミノ−4−クロロピリジン(2.0g,15.5mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物(1.0g,42%)を橙色油状物として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (153/155);実測値100% (MH
+) m/z 153/155, Rt = 3.19分 (高pH法).
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.05 (1 H, dd, J=7.2, 0.7 Hz), 7.62 (2
H, s), 7.56 (1 H, s), 6.78 (1 H, dd, J=7.2, 2.0 Hz).
【0232】
経路18
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
【0233】
4−クロロ−2,6−ジメチルピリジンの製造
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
10℃で濃HCl(10ml)の溶液に2,6−ジメチルピリジンN−オキシド(3.0g,24.3mmol)を加え、そして生成した白色スラリーを室温で3時間撹拌した。生成物を濾過し、そしてiPrOH(2×10ml)で洗浄し、そして減圧で乾燥した。生成した固形物をPOCl
3(10ml)に溶解し、そして還流で8時間加熱してから0℃に冷却した。反応液を飽和K
2CO
3(40ml)で注意深くクエンチし、そしてジクロロメタン(2×50ml)で抽出し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮した。残留物をエタノール(20ml)及びNEt
3(5ml)に溶解し、そして還流で24時間加熱してから室温に冷却し、そして減圧で濃縮した。水(5ml)を残留物に加え、水性混合物をクロロホルム(2×10ml)で抽出した。有機物を合わせ、そしてブライン(10ml)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮して表題化合物を褐色の固形物(1.0g,33%)として得た。
LCMSデータ:生成物はイオン化せず、Rt = 3.99分で100% UVが観察された(高pH法)。
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, MeOD) δ ppm 7.88 (2 H, s), 2.76 (6 H, s).
【0234】
経路19a
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
【0235】
4−クロロピリジン−2−カルボキサミドの製造
【化93】
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水酸化アンモニウム(2ml)を密閉管においてMeOH(4ml)中のメチル4−クロロピリジン−2−カルボキシレート(100mg,0.58mmol)に加え、そして50℃で4時間加熱した。反応液を室温に冷却し、そして減圧で濃縮した。残留物をジクロロメタン(20ml)に溶解し、水(2×10ml)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮して表題化合物(66mg,72%)を得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (157/159);実測値100% (MH
+) m/z 157/159, Rt = 3.68分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.5 (1 H, dd, J=5, 0.6 Hz), 8.22 (1 H,
d, J=1.5 Hz), 7.48 (1 H, dd, J=5, 1.5 Hz).
【0236】
4−クロロピリジン−2−カルボニトリルの製造
【化94】
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−15℃でTHF(5ml)中の4−クロロピリジン−2−カルボキサミド(150mg,0.96mmol)の撹拌溶液にNEt
3(331μl,2.40mmol)、続いてTFAA(150μl,1.08mmol)を加えた。0℃で2時間撹拌した後、反応液を濃縮してからEtOAc(30ml)で希釈し、そして水(2×15ml)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮した。FCCにより精製した後、表題化合物を白色固形物(105mg,79%)として得た。
LCMSデータ:生成物はイオン化せず、Rt = 3.47分で100% UVが観察された(高pH法)。
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.64 (1 H, d, J=4.9 Hz), 7.72 (1 H, dd, J=2.0, 0.6 Hz), 7.56 (1 H, dd, J=5.3, 2.0 Hz).
【0237】
経路19b
【化95】
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【0238】
2−アミノ−3−クロロピリジンの製造
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
2,3−ジクロロピリジン(5.0g,34mmol)及び水酸化アンモニウム(125ml)をスチールボンベ中に置き、そして190℃で48時間加熱した。室温に冷却した後、反応液をEtOAc(150ml)で希釈し、水(3×50ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮した。再結晶(EtOAc)により表題化合物(2.0g,45%)を淡黄色の固形物として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (129/131);実測値100% (MH
+) m/z 129/131, Rt = 溶媒先端
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.0 (1 H, dd, J=2, 0.6 Hz), 7.49 (1 H,
d, J=4.9, 0.6 Hz), 6.6 (1 H, dd, J=4.9, 2 Hz).
【0239】
経路20
【化97】
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【0240】
一般的手法H:
実施例1
−1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オールの製造 効力範囲A
【化98】
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DCM(10ml)中の4−ニトロフェニルクロロホルメート(2.63g,13.05mmol)の撹拌室温溶液にDCM(2ml)中の1−シクロブチル−1,4−ジアゼパン(1.83g,11.86mmol)及びピリジン(1.03g,13.05mmol)の溶液を滴加した。生成した混合物を室温で約3日間撹拌した。溶媒を真空で蒸発させ、そして残留物をMeOH/IPA(1:3,40ml)に溶解した。アゼチジン−3−オール塩酸塩(1.3g,11.86mmol)及びDIPEA(3.37g,26.1mmol)を加え、そして生成した混合物を還流(約90℃)に一夜加熱した。室温に冷却した後、溶媒を蒸発させ、そして残留物をDCM(40ml)と2M 水性K
2CO
3(20ml)との間で分配した。有機層を分離し、そして水性相をDCM(20ml)で再抽出した。合わせた有機相を乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧下で濃縮した。シリカフラッシュカラムクロマトグラフィ(DCM/MeOH/NH
3 90:10:1で溶離する)により精製して表題化合物を黄色固形物(1.16g,39%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (254);実測値100% (MH
+) m/z 254, Rt = 3.00分
NMRデータ:
1H NMR (360 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 4.47 - 4.60 (1 H, m), 4.16 (2
H, dd, J=9.5, 6.8 Hz), 3.84 (2 H, dd, J=9.5, 4.5 Hz), 3.33 - 3.46 (4 H, m), 2.76 - 2.89 (1 H, m), 2.36 - 2.55 (4 H, m), 1.95 - 2.09 (2 H, m), 1.74 - 1.91 (4 H, m), 1.52 - 1.73 (2 H, m).
【0241】
以下の化合物は、上の経路20、一般的手法Hに記載された通り製造した。
実施例2 1−[(4−シクロブチルピペラジン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オールの製造 効力範囲C
【化99】
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同様のやり方(経路20,一般的手法H)で、1−シクロブチルピペラジン(200mg,1.42mmol)から表題化合物を黄色油(198mg,59%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (240);溶媒先端でラン。
NMRデータ:
1H NMR (360 MHz, MeOH) δ ppm 4.38 - 4.57 (1 H, m), 4.15 - 4.24 (2 H,
m), 3.69 - 3.84 (2 H, m), 3.34 - 3.38 (3 H, m), 2.71 - 2.83 (2 H, m), 2.27 - 2.37 (4 H, m), 1.99 - 2.11 (2 H, m), 1.85 - 1.93 (2 H, m), 1.70 - 1.78 (2 H, m).
【0242】
実施例2a 1−[(4−エチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オールの製造
【化100】
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同様のやり方(経路20,一般的手法H)で、1−エチル−1,4−ジアゼパン(292mg,2.23mmol)から表題化合物を黄色油状物(90mg,16%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (228);実測値(MH
+) m/z 228. 生成物は溶媒先端で溶離した。
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 4.52 - 4.61 (1 H, m), 4.14 - 4.21 (2 H, m), 3.80 - 3.87 (2 H, m), 3.43 - 3.49 (2 H, m), 3.36 - 3.43 (2 H, m), 2.64 - 2.72 (2 H, m), 2.57 - 2.64 (2 H, m), 2.53 (2 H, q, J=7.1 Hz), 1.83 - 1.92 (2 H, m), 1.06 (3 H, t, J=7.2 Hz).
【0243】
実施例2b 1−{[4−(1−メチルエチル)−1,4−ジアゼパン−1−イル]カルボニル}アゼチジン−3−オールの製造
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法H)で、1−(1−メチルエチル)−1,4−ジアゼパン(662mg,3.07mmol)から表題化合物を黄色油状物(335mg,45%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (242);実測値100% (MH
+) m/z 242, Rt = 1.25分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 4.50 - 4.61 (1 H, m), 4.11 - 4.22 (2 H, m), 3.79 - 3.90 (2 H, m), 3.32 - 3.45 (4 H, m), 2.82 - 2.95 (1 H, m), 2.62 - 2.71 (2 H, m), 2.53 - 2.62 (2 H, m), 1.73 - 1.87 (2 H, m), 0.99 (6 H, d, J=6.6 Hz).
【0244】
実施例2c 1−[(4−シクロペンチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オールの製造
【化102】
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同様のやり方(経路20,一般的手法H)で、1−シクロペンチル−1,4−ジアゼパン(387mg,2.23mmol)から表題化合物を黄色油状物(350mg,59%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (268);実測値100% (MH
+) m/z 286, Rt = 1.36分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ 4.47 - 4.61 (1 H, m), 4.08 - 4.21 (2 H, m), 3.76 - 3.90 (2 H, m), 3.32 - 3.52 (4 H, m), 2.76 - 2.87 (1 H, m), 2.69 - 2.76 (2 H, m), 2.59 - 2.68 (2 H, m), 1.74 - 1.92 (4 H, m), 1.59 - 1.73 (2 H, m), 1.45 - 1.59 (2 H, m), 1.30 - 1.43 (2 H, m).
【0245】
一般的手法I:
実施例3 6−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N−メチルピリジン−3−カルボキサミドの製造 効力範囲A
【化103】
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DMSO(2ml)中の1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(40mg,0.158mmol)の撹拌溶液に室温でNaH(14mg,0.316mmol,鉱油中60)を一度に加えた。懸濁液を室温で2時間撹拌してから6−クロロ−N−メチルピリジン−3−カルボキサミド(54mg,0.316mmol)を一度に加えた。混合物を密閉管中80〜100℃で一夜加熱した。室温に冷却した後、溶液をブライン/水(1:1混合物,15ml)とDCM(20ml)との間で分配した。有機層を分離し、ブライン(2×20ml)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮した。残留物を分取HPLCによって精製して表題化合物を白色固形物(83mg,収率56%)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (388);実測値100% (MH
+) m/z 388, Rt = 2.31分
1H NMR (250 MHz, MeOD) δ ppm 8.58 (1 H, s), 8.09 (1 H, d), 6.91 (1 H, d), 5.33 - 5.45 (1 H, m), 4.34 - 4.48 (2 H, m), 3.95 - 4.06 (2 H, m), 3.41 - 3.54 (4 H, m), 2.85 - 3.06 (4 H, m), 2.44 - 2.65 (4 H, m), 2.03 - 2.18 (2 H, m), 1.87 - 1.94 (4 H, m), 1.65 - 1.78 (2 H, m).
【0246】
以下の化合物は、上の経路20、一般的手法Iに記載された通り製造した。
実施例4 5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−カルボキサミドの製造 効力範囲A
【化104】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(54mg,0.21mmol)及び5−クロロピリジン−2−カルボキサミド(40mg,0.26mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を白色固形物として得た(20mg,26%)。LCMSデータ:計算値MH
+ (374);実測値100% (MH
+) m/z 374, Rt = 2.24分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.25 (1 H, d, J=2.8 Hz), 8.07 (1 H, d, J=8.8 Hz), 7.35 (1 H, dd, J=8.7, 2.8 Hz), 5.08 - 5.19 (1 H, m), 4.46 (2 H, dd, J=9.4, 6.5 Hz), 4.05 (2 H, dd, J=9.7, 3.7 Hz), 3.39 - 3.52 (4 H, m), 2.85 - 2.98 (1 H, m), 2.52 - 2.61 (2 H, m), 2.42 - 2.52 (2 H, m), 2.01 - 2.13 (2 H, m), 1.79
- 1.95 (4 H, m), 1.57 - 1.76 (2 H, m).
【0247】
実施例5 5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N−メチルピリジン−2−カルボキサミドの製造 効力範囲A
【化105】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.19mmol)及び5−クロロ−N−メチルピリジン−2−カルボキサミド(44mg,0.26mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(54mg,54%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (388);実測値100% (MH
+) m/z 388, Rt = 2.34分
NMRデータ:
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.22 (1 H, d, J=2.7 Hz), 8.03 (1 H, d, J=8.6 Hz), 7.33 (1 H, dd, J=8.8, 2.7 Hz), 5.09 - 5.17 (1 H, m), 4.34 - 4.65 (2 H, m), 3.82 - 4.19 (3 H, m), 3.72 (1 H, 五重線, J=8.4 Hz), 3.38 - 3.61 (5 H, m), 2.87 - 3.08 (5 H, m), 2.07 - 2.39 (6 H, m), 1.69 - 1.91 (2 H, m).
【0248】
実施例6 5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミドの製造 効力範囲A
【化106】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.19mmol)及び5−クロロ−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド(47mg,0.26mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(49mg,48%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (402);実測値100% (MH
+) m/z 402, Rt = 2.27分
NMRデータ:
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.21 (1 H, br. s.), 7.61 (1 H, d, J=8.6
Hz), 7.38 (1 H, dd, J=8.7, 2.8 Hz), 5.10 - 5.19 (1 H, m), 4.34 - 4.64 (2 H, m),
3.83 - 4.21 (3 H, m), 3.72 (1 H, 五重線, J=8.4 Hz), 3.38 - 3.62 (5 H, m), 2.89 - 3.16 (8 H, m), 2.05 - 2.40 (6 H, m), 1.71 - 1.91 (2 H, m).
【0249】
実施例7 5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N,N−ジエチルピリジン−2−カルボキサミドの製造 効力範囲A
【化107】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(104mg,0.41mmol)及び5−クロロ−N,N−ジエチルピリジン−2−カルボキサミド(105mg,0.49mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(56mg,32%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (430);実測値97% (MH
+) m/z 430, Rt = 2.63分
NMRデータ:
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.20 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.56 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.36 (1 H, dd, J=8.7, 2.9 Hz), 5.04 - 5.19 (1 H, m), 4.45 (2 H, dd, J=9.4, 6.5 Hz), 4.04 (2 H, dd, J=9.5, 4.0 Hz), 3.33 - 3.63 (8 H, m), 2.80 - 3.00 (1 H, m), 2.40 - 2.62 (4 H, m), 1.98 - 2.16 (2 H, m), 1.77 - 1.98 (4 H, m), 1.56
- 1.77 (2 H, m), 1.21 (6 H, dt, J=19.9, 7.0 Hz).
【0250】
実施例8 4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N−メチルベンズアミドの製造 効力範囲A
【化108】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(40mg,0.158mmol)及び4−フルオロ−N−メチルベンズアミド(48mg,0.316mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(11mg,18%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (388);実測値100% (MH
+) m/z 388, Rt = 2.32分
1H NMR (250 MHz, MeOD) δ ppm 8.55 (1 H, s), 8.08 (1 H, d), 6.91 (1 H, d), 5.31 - 5.47 (1 H, m), 4.35 - 4.49 (2 H, m), 3.94 - 4.09 (2 H, m), 3.37 - 3.54 (4 H, m), 2.94 - 3.08 (4 H, m), 2.49 - 2.67 (4 H, m), 2.03 - 2.18 (2 H, m), 1.85 - 1.96 (4 H, m), 1.65 - 1.77 (2 H, m).
【0251】
実施例9 4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N,N−ジメチルベンズアミドの製造 効力範囲A
【化109】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(40mg,0.158mmol)及び4−フルオロ−N,N−ジメチルベンズアミド(52mg,0.316mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(7mg,11%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (401);実測値100% (MH
+) m/z 401, Rt = 2.51分
1H NMR (360 MHz, MeOH) δ ppm 7.41 (2 H, d, J=9.1 Hz), 6.89 (2 H, d, J=8.6 Hz), 5.01 - 5.09 (1 H, m), 4.54 (1 H, t, J=7.5 Hz), 4.30 - 4.46 (1 H, m), 4.04 - 4.18
(1 H, m), 3.82 - 4.04 (2 H, m), 3.62 - 3.79 (1 H, m), 3.36 - 3.61 (5 H, m), 3.05 (8 H, d, J=17.7 Hz), 2.04 - 2.41 (6 H, m), 1.69 - 1.93 (2 H, m).
【0252】
実施例10 1−シクロブチル−4−({3−[4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化110】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.19mmol)及び1−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ベンゼン(26mg,0.24mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(35mg,34%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (398);実測値100% (MH
+) m/z 398, Rt = 3.17分
NMRデータ:
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.60 (2 H, d, J=8.6 Hz), 6.97 (2 H, d, J=8.6 Hz), 5.04 - 5.12 (1 H, m), 4.32 - 4.63 (2 H, m), 3.85 - 4.18 (3 H, m), 3.72, (1 H, 五重線, J=8.4 Hz), 3.38 - 3.61 (5 H, m), 2.88 - 3.08 (2 H, m), 2.03 - 2.40 (6 H, m), 1.71 - 1.92 (2 H, m).
【0253】
実施例11 1−シクロブチル−4−[(3−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}アゼチジン−1−イル)カルボニル]−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(40mg,0.158mmol)及び2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン(57mg,0.316mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(15mg,24%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (399);実測値98% (MH
+) m/z 399, Rt = 2.95分
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.45 (1 H, s), 7.99 (1 H, d, J=8.8 Hz), 7.02 (1 H,
d, J=8.8 Hz), 5.36 - 5.48 (1 H, m), 4.43 (2 H, dd), 4.03 (2 H, dd, J=9.5, 4.2 Hz), 3.38 - 3.52 (4 H, m), 2.94 (1 H, qt), 2.55 - 2.65 (2 H, m), 2.47 - 2.54 (2 H, m), 2.04 - 2.13 (2 H, m), 1.84 - 1.95 (4 H, m), 1.62 - 1.75 (2 H, m).
【0254】
実施例12 4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ベンゾニトリルの製造 効力範囲A
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.19mmol)及び4−フルオロベンゾニトリル(48mg,0.4mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(36mg,39%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (355);実測値100% (MH
+) m/z 355, Rt = 2.69分
NMRデータ:
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.65 - 7.71 (2 H, m), 6.94 - 7.01 (2 H,
m), 5.05 - 5.13 (1 H, m), 4.32 - 4.62 (2 H, m), 3.83 - 4.17 (3 H, m), 3.72 (1 H, 五重線, J=8.4 Hz), 3.37 - 3.61 (5 H, m), 2.89 - 3.10 (2 H, m), 2.04 - 2.40 (6 H, m), 1.70 - 1.91 (2 H, m).
【0255】
実施例13 1−シクロブチル−4−{[3−(4−フルオロフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.19mmol)及び1,4−ジフルオロベンゼン(56mg,0.49mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(19mg,21%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (348);実測値100% (MH
+) m/z 348, Rt = 2.86分
NMRデータ:
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 6.98 - 7.07 (2 H, m), 6.76 - 6.85 (2 H,
m), 4.92 - 4.99 (1 H, m), 4.28 - 4.57 (2 H, m), 3.84 - 4.15 (3 H, m), 3.72 (1 H, 五重線, J=8.4 Hz), 3.37 - 3.61 (5 H, m), 2.89 - 3.08 (2 H, m), 2.03 - 2.40 (6 H, m), 1.71 - 1.93 (2 H, m).
【0256】
実施例14 1−{[3−(4−クロロフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジ
アゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(40mg,0.158mmol)及び1−クロロ−4−フルオロベンゼン(33.7μl,41mg,0.316mmol)から、FCC(シリカ,ヘプタン/EtOAc 20:80で溶離する)により精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(47mg,84%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (364);実測値94% (MH
+) m/z 364, Rt = 2.98分
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.21 - 7.34 (2 H, m), 6.77 - 6.87 (2 H, m), 4.92 -
5.01 (1 H, m), 4.40 (2 H, dd, J=9.3, 6.4 Hz), 3.98 (2 H, dd), 3.37 - 3.53 (4 H,
m), 2.80 - 2.96 (1 H, m), 2.52 - 2.62 (2 H, m), 2.42 - 2.50 (2 H, m), 2.01 - 2.13 (2 H, m), 1.79 - 1.93 (4 H, m), 1.61 - 1.74 (2 H, m).
【0257】
実施例15 1−シクロブチル−4−[(3−フェノキシアゼチジン−1−イル)カルボニル]−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(40mg,0.158mmol)及びフルオロベンゼン(20μl,30mg,0.316mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(13mg,25%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (330);実測値100% (MH
+) m/z 330, Rt = 2.83分
1H NMR (360 MHz, MeOH) δ ppm 7.20 - 7.36 (2 H, m), 6.92 - 7.03 (1 H, m), 6.74 -
6.87 (2 H, m), 4.97 - 5.07 (1 H, m), 4.31 - 4.57 (2 H, m), 3.86 - 4.17 (3 H, m), 3.68 - 3.78 (1 H, m), 3.42 - 3.58 (5 H, m), 2.93 - 3.09 (2 H, m), 2.11 - 2.39 (6 H, m), 1.77 - 1.93 (2 H, m).
【0258】
実施例16 1−シクロブチル−4−({3−[4−(1H−ピラゾール−1−イルメチル)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.19mmol)及び1−(4−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール(35mg,0.19mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(42mg,40%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (410);実測値100% (MH
+) m/z 410, Rt = 2.76分
NMRデータ:
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.66 (1 H, d, J=2.2 Hz), 7.51 (1 H, d, J=1.7 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.6 Hz), 6.78 (2 H, d, J=8.6 Hz), 6.31 (1 H, t, J=2.0
Hz), 5.27 (2 H, s), 4.98 (1 H, tt, J=6.4, 3.9 Hz), 4.26 - 4.56 (2 H, m), 3.82 -
4.15 (3 H, m), 3.71 (1 H, 五重線, J=8.4 Hz), 3.49 (5 H, d, J=11.0 Hz), 2.97 (2 H, d, J=9.8 Hz), 2.04 - 2.39 (6 H, m), 1.71 - 1.91 (2 H, m).
【0259】
実施例17 1−シクロブチル−4−[(3−{[5−(1H−ピラゾール−1−イルメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}アゼチジン−1−イル)カルボニル]−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化117】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.19mmol)及び2−クロロ−5−(1H−ピラゾール−1−イルメチル)ピリジン(35mg,0.19mmol)から、シリカゲルで精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(50mg,62%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (411);実測値100% (MH
+) m/z 411, Rt = 2.57分
NMRデータ:
1H NMR (360 MHz, MeOH) δ ppm 8.04 (1 H, d, J=1.8 Hz), 7.71 (1 H, d, J=1.8 Hz), 7.60 (1 H, dd, J=8.6, 2.7 Hz), 7.51 (1 H, s), 6.81 (1 H, d, J=8.6 Hz), 6.32 (1 H, t, J=2.0 Hz), 5.24 - 5.35 (3 H, m), 4.38 (2 H, dd, J=10.0, 6.8 Hz), 3.97 (2 H, dd, J=10.0, 4.5 Hz), 3.36 - 3.47 (4 H, m), 2.82 - 2.95 (1 H, m), 2.50 - 2.57 (2 H, m), 2.41 - 2.48 (2 H, m), 1.99 - 2.11 (2 H, m), 1.77 - 1.93 (4 H, m), 1.57 - 1.75 (2 H, m).
【0260】
実施例18 1−[4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)フェニル]ピロリジン−2−オンの製造
効力範囲A
【化118】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.19mmol)及び1−(4−フルオロフェニル)ピロリジン−2−オン(35mg,0.19mmol)から、シリカゲルで精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(50mg,62%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (413);実測値100% (MH
+) m/z 413, Rt = 2.65分
NMRデータ:
1H NMR (360 MHz, MeOH) δ ppm 8.04 (1 H, d, J=1.8 Hz), 7.71 (1 H, d, J=1.8 Hz), 7.60 (1 H, dd, J=8.6, 2.7 Hz), 7.51 (1 H, s), 6.81 (1 H, d, J=8.6 Hz), 6.32 (1 H, t, J=2.0 Hz), 5.24 - 5.35 (3 H, m), 4.38 (2 H, dd, J=10.0, 6.8 Hz), 3.97 (2 H, dd, J=10.0, 4.5 Hz), 3.36 - 3.47 (4 H, m), 2.82 - 2.95 (1 H, m), 2.50 - 2.57 (2 H, m), 2.41 - 2.48 (2 H, m), 1.99 - 2.11 (2 H, m), 1.77 - 1.93 (4 H, m), 1.57 - 1.75 (2 H, m).
【0261】
実施例19 1−シクロブチル−4−({3−[4−(ピペリジン−1−イルメチル)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化119】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(60mg,0.24mmol)及び1−(4−フルオロベンジル)ピペリジン(55mg,0.28mmol)により、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(22mg,17%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (427);実測値100% (MH
+) m/z 427, Rt = 2.17分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, MeOD) δ ppm 7.44 (2 H, d, J=8.7 Hz), 6.92 (2 H, d, J=8.8 Hz), 4.98 - 5.10 (1 H, m), 4.31 - 4.62 (2 H, m), 4.22 (2 H, s), 3.32 - 4.16 (11 H, m), 2.80 - 3.13 (4 H, m), 2.08 - 2.44 (6 H, m), 1.36 - 2.01 (8 H, m).
【0262】
実施例20 1−シクロブチル−4−[(3−{4−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]フェノキシ}アゼチジン−1−イル)カルボニル]−1,4−ジアゼパン製造 効力範囲A
【化120】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(60mg,0.24mmol)及び1−(4−フルオロベンジル)−4−メチルピペラジン(59mg,0.28mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(33mg,25%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (442);実測値100% (MH
+) m/z 442, Rt = 1.91分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, MeOD) δ ppm 7.29 - 7.38 (2 H, m), 6.78 - 6.88 (2 H,
m), 4.94 - 5.05 (1 H, m), 4.28 - 4.61 (2 H, m), 3.36 - 4.17 (12 H, m), 2.67 - 3.23 (10 H, m), 2.04 - 2.42 (6 H, m), 1.67 - 1.96 (2 H, m).
【0263】
実施例21 1−シクロブチル−4−[(3−{4−[(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル]フェノキシ}アゼチジン−1−イル)カルボニル]−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化121】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(60mg,0.24mmol)及び4,4−ジフルオロ−1−(4−フルオロベンジル)ピペリジン(65mg,0.28mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(25mg,18%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (463);実測値100% (MH
+) m/z 463, Rt = 2.17分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, MeOD) δ ppm 7.41 - 7.50 (2 H, m), 6.88 - 6.98 (2 H,
m), 4.98 - 5.10 (1 H, m), 4.26 - 4.63 (4 H, m), 3.33 - 4.18 (12 H, m), 2.77 - 3.27 (3 H, m), 2.02 - 2.50 (10 H, m), 1.65 - 1.96 (2 H, m).
【0264】
実施例22 1−({3−[(5−ブロモピリジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化122】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(100mg,0.395mmol)及び5−ブロモ−2−フルオロピリジン(81μl,139mg,0.79mmol)から、FCC(シリカ,溶離液の勾配;EtOAc/MeOH/NH
3100:0:0〜80:20:1を使用)により精製した後、表題化合物(89mg,54%)をオフホワイト色固形物として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (410);実測値100% (MH
+) m/z 410, Rt = 2.83分
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.14 (1 H, d, J=2.6 Hz), 7.68 (1 H, dd, J=8.7, 2.6 Hz), 6.70 (1 H, d, J=8.7 Hz), 5.22 - 5.33 (1 H, m), 4.34 (2 H, dd, J=9.5, 6.6 Hz), 3.99 (2 H, dd, J=9.9, 4.7 Hz), 2.85 (1 H, t, J=7.6 Hz), 2.34 - 2.60 (4 H, m), 1.51 - 2.11 (12 H, m).
【0265】
実施例23 1−シクロブチル−4−{[3−(3,4−ジクロロフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化123】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(40mg,0.158mmol)及び1,2−ジクロロ−4−フルオロベンゼン(37μl,52mg,0.316mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(14mg,23%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (398);実測値100% (MH
+) m/z 398, Rt = 3.06分
1H NMR (250 MHz, MeOD) δ ppm 7.43 (1 H, d, J=8.8 Hz), 7.01 (1 H, d, J=2.9 Hz), 6.79 (1 H, dd, J=8.8, 2.9 Hz), 4.95 - 5.06 (1 H, m), 4.24 - 4.60 (2 H, m), 3.81 - 4.17 (3 H, m), 3.71 (1 H, t, J=8.3 Hz), 3.37 - 3.62 (5 H, m), 2.81 - 3.20 (2 H, m), 2.00 - 2.46 (6 H, m), 1.65 - 1.97 (2 H, m).
【0266】
実施例24 1−({3−[(6−ブロモピリジン−3−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化124】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(100mg,0.398mmol)及び2−ブロモ−5−フルオロピリジン(139mg,0.79mmol)から、FCC(シリカ,溶離液の勾配;EtOAc/MeOH/NH
3 100:0:0〜80:20:1を使用)により精製し、続いてジエチルエーテルで摩砕した後、表題化合物をオフホワイト色固形物として得た(106mg,65%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (410);実測値100% (MH
+) m/z 410, Rt = 2.67分
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.91 (1 H, d, J=3.2 Hz), 7.40 (1 H, d, J=8.7 Hz), 6.99 (1 H, dd, J=8.7, 3.2 Hz), 4.84 - 4.99 (1 H, m), 4.28 - 4.41 (2 H, m), 4.04 (2 H, dd, J=9.7, 4.1 Hz), 3.33 - 3.52 (4 H, m), 2.77 - 2.90 (1 H, m), 2.37 - 2.58 (4 H, m), 1.95 - 2.12 (2 H, m), 1.75 - 1.94 (4 H, m), 1.65 - 1.72 (2 H, m).
【0267】
実施例25 1−{[3−(4−クロロ−2−メチルフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化125】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.19mmol)及び4−クロロ−1フルオロ2−メチルベンゼン(43mg,0.29mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(59mg,60%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (378);実測値100% (MH
+) m/z 378, Rt = 3.12分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, MeOD) δ ppm 7.00 - 7.21 (2 H, m), 6.48 - 6.66 (1 H,
m), 5.00 - 5.05 (1 H, m), 4.26 - 4.60 (2 H, m), 3.35 - 4.18 (9 H, m), 3.00 (2 H, br. s.), 2.03 - 2.42 (9 H, m), 1.82 (2 H, m).
【0268】
実施例26 1−シクロブチル−4−({3−[4−(1H−イミダゾール−1−イル)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化126】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.19mmol)及び1−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール(48mg,0.29mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(49mg,49%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (396);実測値100% (MH
+) m/z 396, Rt = 1.92分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, MeOD) δ ppm 9.35 (1 H, t, J=1.4 Hz), 7.98 (1 H, t, J=1.8 Hz), 7.71 - 7.79 (1 H, m), 7.61 - 7.71 (2 H, m), 7.02 - 7.12 (2 H, m), 5.11 (1 H, tt, J=6.4, 4.0 Hz), 4.49 (2 H, br. s.), 3.33 - 4.33 (9 H, m), 2.80 - 3.28 (2 H, m), 2.09 - 2.42 (6 H, m), 1.70 - 1.95 (2 H, m).
【0269】
実施例27 1−シクロブチル−4−({3−[(2−メチルピリジン−4−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化127】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.19mmol)及び4−クロロ−2−メチルピリジン(33mg,0.26mmol)から、シリカゲルで精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(27mg,40%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (345);実測値100% (MH
+) m/z 345, Rt = 0.65分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, MeOD) δ ppm 8.23 (1 H, d, J=5.9 Hz), 6.77 (1 H, d, J=2.4 Hz), 6.72 (1 H, dd, J=5.8, 2.4 Hz), 5.08 (1 H, tt, J=6.5, 4.0 Hz), 4.37 - 4.50 (2 H, m), 3.95 - 4.06 (2 H, m), 3.37 - 3.51 (4 H, m), 2.82 - 2.97 (1 H, m),
2.51 - 2.60 (2 H, m), 2.41 - 2.51 (5 H, m), 1.98 - 2.15 (2 H, m), 1.77 - 1.96 (4 H, m), 1.57 - 1.76 (2 H, m).
【0270】
実施例28 1−シクロブチル−4−({3−[3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化128】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(40mg,0.158mmol)及び1−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン(52mg,0.316mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(25mg,31%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (398);実測値100% (MH
+) m/z 398, Rt = 3.02分
1H NMR (360 MHz, MeOH) δ ppm 7.45 - 7.55 (1 H, m), 7.29 (1 H, d, J=7.7 Hz), 7.09 (2 H, br. s.), 5.06 - 5.12 (1 H, m), 4.51 - 4.59 (1 H, m), 4.36− 4.43 (1 H, m), 4.09 - 4.16 (1 H, m), 3.88 - 4.02 (2 H, m), 3.68 - 3.76 (1 H, m), 3.40 - 3.57 (5 H, m), 2.93 - 3.07 (2 H, m), 2.06 - 2.36 (6 H, m), 1.75 - 1.92 (2 H, m).
【0271】
実施例29 1−シクロブチル−4−({3−[2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(40mg,0.158mmol)及び1−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゼン(52mg,0.316mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(27mg,33%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (398);実測値100% (MH
+) m/z 398, Rt = 2.99分
1H NMR (360 MHz, MeOH) δ ppm 7.50 - 7.65 (2 H, m), 7.12 (1 H, t, J=7.5 Hz), 6.90 (1 H, d, J=8.6 Hz), 5.08 - 5.17 (1 H, m), 4.53 - 4.61 (1 H, m), 4.36 - 4.46 (1 H, m), 4.09 - 4.18 (1 H, m), 3.87 - 4.04 (2 H, m), 3.64 - 3.77 (1 H, m), 3.40 - 3.60 (5 H, m), 2.88 - 3.09 (2 H, m), 2.08 - 2.37 (6 H, m), 1.73 - 1.91 (2 H, m).
【0272】
実施例30 3−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ベンゾニトリルの製造 効力範囲A
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(40mg,0.158mmol)及び3−フルオロベンゾニトリル(38mg,0.316mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(19mg,26%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (355);実測値100% (MH
+) m/z 355, Rt = 2.66分
1H NMR (360 MHz, MeOH) δ ppm 7.42 - 7.54 (1 H, m), 7.36 (1 H, d, J=7.3 Hz), 7.13 - 7.20 (2 H, m), 5.02 - 5.11 (1 H, m), 4.32 - 4.61 (2 H, m), 3.86 - 4.18 (3 H, m), 3.72 (1 H, q), 3.40 - 3.60 (5 H, m), 2.87 - 3.10 (2 H, m), 2.07 - 2.39 (6 H, m), 1.70 - 1.92 (2 H, m).
【0273】
実施例31 2−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ベンゾニトリルの製造
効力範囲A
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(40mg,0.158mmol)及び2−フルオロベンゾニトリル(38mg,0.316mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(21mg,26%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (355);実測値100% (MH
+) m/z 355, Rt = 2.65分
1H NMR (360 MHz, MeOH) δ ppm 7.56 - 7.72 (1 H, m), 7.06 - 7.18 (1 H, m), 6.92 (1 H, d, J=8.2 Hz), 5.10 - 5.19 (1 H, m), 4.51 - 4.62 (1 H, m), 4.38 - 4.47 (1 H, m), 4.11 - 4.24 (1 H, m), 4.01 - 4.08 (1 H, m), 3.90 - 3.97 (1 H, m), 3.68 - 3.75 (1 H, m), 3.40 - 3.58 (5 H, m), 2.91 - 3.10 (2 H, m), 2.04 - 2.40 (6 H, m), 1.77 - 1.90 (2 H, m).
【0274】
実施例32 1−{[3−(3−クロロフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(40mg,0.158mmol)及び1−クロロ−3−フルオロベンゼン(48mg,0.316mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(33mg,44%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (364);実測値100% (MH
+) m/z 364, Rt = 2.95分
1H NMR (360 MHz, MeOH) δ ppm 7.22 - 7.33 (1 H, m), 6.96 - 7.05 (1 H, m), 6.86 (1 H, s), 6.71 - 6.81 (1 H, m), 4.97 - 5.07 (1 H, m), 4.45 - 4.60 (1 H, m), 4.28 - 4.44 (1 H, m), 4.04 - 4.16 (1 H, m), 3.86 - 4.01 (2 H, m), 3.68 - 3.78 (1 H, m), 3.43 - 3.61 (5 H, m), 2.95 - 3.06 (2 H, m), 2.10 - 2.39 (6 H, m), 1.72 - 1.91 (2 H, m).
【0275】
実施例33 1−{[3−(2−クロロフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化133】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(40mg,0.158mmol)及び1−クロロ−2−フルオロベンゼン(48mg,0.316mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(5mg,7%)。LCMSデータ:計算値MH
+ (364);実測値100% (MH
+) m/z 364, Rt = 2.92分
1H NMR (360 MHz, MeOH) δ ppm 7.40 (1 H, d, J=7.7 Hz), 7.25 (1 H, t, J=7.9 Hz), 6.97 (1 H, t, J=7.7 Hz), 6.80 (1 H, d, J=8.6 Hz), 5.02 - 5.11 (1 H, m), 4.50 - 4.59 (1 H, m), 4.35 - 4.44 (1 H, m), 4.11 - 4.19 (1 H, m), 3.98 - 4.06 (1 H, m), 3.88 - 3.96 (1 H, m), 3.73 (1 H, q), 3.40 - 3.58 (5 H, m), 2.93 - 3.07 (2 H, m),
2.16 - 2.40 (6 H, m), 1.74 - 1.92 (2 H, m).
【0276】
実施例34 4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N,3−ジメチルベンズアミドの製造 効力範囲A
【化134】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(40mg,0.16mmol)及び4−フルオロ−N,3−ジメチルベンズアミド(54mg,0.32mmol)から、シリカゲルで精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(24mg,38%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (401);実測値100% (MH
+) m/z 401, Rt = 2.35分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.52 - 7.60 (2 H, m), 6.43-6.49 (1 H, d, J=10.8 Hz), 5.99 - 6.06 (1H, m), 4.88 - 4.98 (1 H, m), 4.35 (2 H, dd,, J=9.4,
6.6 Hz), 4.05 (2 H, dd, J=9.5, 4.3 Hz), 3.37−3.51 (5H, m), 3.00 (3H, d, NCH3),
2.76−2.92 (1H, m), 2.48 - 2.57 (2H, m), 2.39−2.47 (2H, m), 2.63 (3H, s), 1.96−2.10 (2H, m), 1.55−1.94 (8H, m).
【0277】
実施例35 5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N−(シクロプロピルメチル)ピリジン−2−カルボキサミドの製造 効力範囲A
【化135】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I;溶媒としてDMSOの代わりにDMFを使用することを除く)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.20mmol)及び5−クロロ−N−(シクロプロピルメチル)ピリジン−2−カルボキサミド(84mg,0.40mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(25mg,0.48mmol,0.047mmol,23%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (428);実測値100 % (MH
+) m/z 428, Rt = 2.81分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 11.42 - 11.61 (1 H, m), 7.99 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.87 (1 H, t, J=5.3 Hz), 6.98 (1 H, dd, J=8.7, 2.7 Hz), 5.06
(3 H, br. s.), 4.86 - 4.92 (1 H, m), 4.37 - 4.47 (2 H, m), 4.13 - 4.22 (1 H, m), 4.04 - 4.12 (1 H, m), 3.84 (2 H, br. s.), 3.36 - 3.51 (3 H, m), 3.27 - 3.35 (2 H, m), 3.19 (3 H, t, J=6.4 Hz), 2.74 (1 H, br. s.), 2.28 - 2.55 (4 H, m), 2.11 (3 H, d, J=6.5 Hz), 1.77 (1 H, q, J=10.2 Hz), 1.52 - 1.66 (1 H, m), 0.86 - 1.00 (1 H, m), 0.38 - 0.49 (2 H, m), 0.11 - 0.21 (2 H, m).
【0278】
実施例36 1−シクロブチル−4−[(3−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]オキシ}アゼチジン−1−イル)カルボニル]−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化136】
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同様のやり方(経路7 一般的手法H)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.20mmol)及び5−ブロモ−2−トリフルオロメチルピリジン(59mg,0.26mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物(16mg,0.031mmol,16%)を無色油状物として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (399);実測値100% (MH
+) m/z 399, Rt = 2.81分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD-d) δ ppm 8.32 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.77 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.42 (1 H, dd, J=8.6, 2.6 Hz), 5.14 - 5.21 (1 H, m), 4.54 - 4.61 (1 H, m), 4.38 - 4.47 (1 H, m), 4.11 - 4.20 (1 H, m), 4.00 - 4.08 (1 H, m), 3.88 - 3.97 (1 H, m), 3.72 (1 H, 五重線, J=8.4 Hz), 3.39 - 3.61 (5 H, m), 3.00 (2 H, m, J=10.9 Hz), 2.30 - 2.40 (2 H, m), 2.18 - 2.30 (3 H, m), 2.05 - 2.18 (1 H, m), 1.73 - 1.93 (2 H, m).
【0279】
実施例37 5−({1−[(4−シクロブチルピペラジン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N−メチルピリジン−2−カルボキサミドの製造 効力範囲A
【化137】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I;溶媒としてDMSOの代わりにDMFを用いることを除く)で、1−[(4−シクロブチルピペラジン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(150mg,0.63mmol)及び5−クロロ−N−メチルピリジン−2−カルボキサミド(214mg,1.26mmol)から、FCC(SiO
2 DCM/MeOH/NH
3 98:2:0.5で溶離する)により精製した後、表題化合物(156mg,0.42mmol,66%)を白色固形物として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (374);実測値100% (MH
+) m/z 374, Rt = 2.35分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.24 (1 H, d, J=2.7 Hz), 8.04 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.34 (1 H, dd, J=8.7, 2.8 Hz), 5.12 - 5.18 (1 H, m), 4.53 - 4.60 (1 H, m), 4.39 - 4.46 (1 H, m), 4.11 - 4.18 (1 H, m), 3.97 - 4.06 (1 H, m), 3.84 - 3.94 (1 H, m), 3.41 - 3.63 (5 H, m), 3.17 - 3.29 (2 H, m), 2.94 (6 H, d, J=5.2 Hz), 1.98 - 2.30 (2 H, m).
【0280】
実施例38 1−シクロブチル−4−[(3−フェノキシアゼチジン−1−イル)カルボニル]ピペラジンの製造 効力範囲A
【化138】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチルピペラジン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(40mg,0.167mmol)及び4−フルオロベンゼン(32mg,0.334mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物(11.1mg,15%)を無色油状物として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (316);実測値100% (MH
+) m/z 316, Rt = 2.66分
1H NMR (360 MHz, MeOD) δ ppm 7.29 (2 H, t, J=7.9 Hz), 6.97 (1 H, t, J=7.3 Hz), 6.80 (2 H, d, J=8.2 Hz), 4.98 - 5.05 (1 H, m), 4.47 (2 H, dd, J=9.5, 6.4 Hz), 4.06 (4 H, dd, J=9.3, 3.9 Hz), 3.64 - 3.76 (1 H, m), 3.43 - 3.53 (2 H, m), 3.13 - 3.22 (2 H, m), 2.81 - 2.93 (2 H, m), 2.30 - 2.39 (2 H, m), 2.19 - 2.28 (2 H, m), 1.84 - 1.95 (2 H, m).
【0281】
実施例39 1−シクロブチル−4−({3−[4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)ピペラジンの製造 効力範囲A
【化139】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチルピペラジン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(40mg,0.167mmol)及び1−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ベンゼン(55mg,0.334mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物(14.5mg,18%)を無色油状物として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (384);実測値100% (MH
+) m/z 384, Rt = 3.12分
1H NMR (360 MHz, MeOD) δ ppm 7.61 (2 H, d, J=8.2 Hz), 6.97 (2 H, d, J=8.6 Hz), 5.06 - 5.14 (1 H, m), 4.50 (2 H, dd, J=9.5, 6.4 Hz), 3.93 - 4.16 (4 H, m), 3.63 - 3.76 (1 H, m), 3.36 - 3.49 (2 H, m), 3.11 - 3.22 (2 H, m), 2.81 - 2.92 (2 H, m), 2.32 - 2.38 (2 H, m), 2.23 - 2.26 (2 H, m), 1.79 - 1.97 (2 H, m).
【0282】
実施例40 4−({1−[(4−シクロブチルピペラジン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ベンゾニトリルの製造 効力範囲A
【化140】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチルピペラジン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(40mg,0.167mmol)及び4−フルオロベンゾニトリル(40mg,0.334mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物(14.8mg,19%)を無色油状物として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (341);実測値100% (MH
+) m/z 341, Rt = 2.56分
1H NMR (360 MHz, MeOD) δ ppm 7.69 (2 H, d, J=8.2 Hz), 6.98 (2 H, d, J=8.6 Hz), 5.08 - 5.15 (1 H, m), 4.45 - 4.53 (2 H, m), 3.99 - 4.12 (4 H, m), 3.64 - 3.73 (1
H, m), 3.39 - 3.55 (2 H, m), 3.09 - 3.24 (2 H, m), 2.82 - 2.94 (2 H, m), 2.28 -
2.41 (2 H, m), 2.20 - 2.27 (2 H, m), 1.81 - 1.95 (2 H, m).
【0283】
実施例41 1−シクロブチル−4−{[3−(4−フルオロフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}ピペラジンの製造 効力範囲A
【化141】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチルピペラジン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(40mg,0.167mmol)及び1,4−ジフルオロベンゼン(38mg,0.334mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物(12.9mg,18%)を無色油状物として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (334);実測値100% (MH
+) m/z 334, Rt = 2.70分
1H NMR (360 MHz, MeOD) δ ppm 7.03 (2 H, t, J=8.9 Hz), 6.80 (2 H, dd, J=9.1, 4.5
Hz), 4.95 - 5.01 (1 H, m), 4.46 (2 H, dd, J=9.3, 6.6 Hz), 4.04 (4 H, dd, J=9.3,
3.9 Hz), 3.64 - 3.75 (1 H, m), 3.37 - 3.54 (2 H, m), 3.10 - 3.25 (2 H, m), 2.80
- 2.98 (2 H, m), 2.18 - 2.38 (4 H, m), 1.80 - 1.96 (2 H, m).
【0284】
実施例42 6−シクロブチル−2−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジンの製造 効力範囲A
【化142】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)メタノン(40mg,0.16mmol)及び2−クロロ−6−シクロブチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン(39mg,0.17mmol)から、シリカ上でFCCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(5.6mg,8%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (440);実測値100% (MH
+) m/z 440, Rt = 4.87分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.25 (1H, d, J=8.3), 6.54 (1H, d, J=8.3), 5.34-5.28 (1H, m), 4.34 (2H, dd, J=9.5 及び 6.9 Hz), 3.98 (2H, dd, J= 9.7 及び 4.5 Hz), 3.51-3.38 (5H, m), 2.65 (2H, t, J=6.1 Hz), 2.57-2.41 (4H, m), 2.19-1.58 (13H, m).
【0285】
実施例43 4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−3−フルオロ−N−メチルベンズアミドの製造 効力範囲A
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(40mg,0.16mmol)及び3,4−ジフルオロ−N−メチルベンズアミド(54mg,0.32mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(2.2mg,3%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (405);実測値100% (MH
+) m/z 405, Rt = 2.27分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.37−7.53 (2 H, m), 6.58−6.67 (1 H, m), 6.01−6.12 (1H, m), 4.88−5.00 (1 H, m), 4.08−4.52 (9 H, m), 3.81−3.99 (2 H, m), 3.18−3.58 (7H, m), 2.92 (3H, d), 2.28−2.61 (2H, m), 1.78−2.26 (1H, m).
【0286】
実施例44 1−シクロブチル−4−{[3−(4−ヨードフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(300mg,1.19mmol)及び1フルオロ4−ヨードベンゼン(184μl,1.78mmol)から、シリカFCCにより精製した後、表題化合物をオフホワイト色固形物として得た(200mg,37%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (456);実測値94% (MH
+) m/z 456, Rt = 3.13分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.56 (2 H, d, J=8.8 Hz), 6.53 (2 H, d, J=8.8 Hz), 4.81 - 4.88 (1 H, m), 4.32 (2 H, m), 4.01 (2 H, m), 3.37 - 3.48 (4 H, m), 2.84 (1 H, m), 2.46 - 2.55 (2 H, m), 2.37 - 2.46 (2 H, m), 1.97 - 2.09 (2
H, m), 1.56 - 1.91 (6 H, m).
【0287】
実施例45 1−シクロブチル−4−({3−[(5−フルオロピリジン−3−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(35mg,0.14mmol)及び3,5−ジフルオロピリジン(38μl,0.42mmol)から、TFA塩として分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(29mg,44%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (349);実測値100% (MH
+) m/z 349, Rt = 2.33分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.19 (1 H, m), 8.12 (1 H, m), 7.29 (1 H, dt, J=10.3, 2.3 Hz), 5.08 - 5.18 (1 H, m), 4.48 - 4.63 (1 H, m), 4.34 - 4.47 (1 H, m), 4.07 - 4.20 (1 H, m), 3.83 - 4.07 (2 H, m), 3.66 - 3.77 (1 H, m), 3.37 - 3.62 (5 H, m), 2.88 - 3.08 (2 H, m), 2.07 - 2.40 (6 H, m), 1.70 - 1.92 (2 H, m).
【0288】
実施例46 1−({3−[(6−クロロピリジン−3−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン 効力範囲A
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール及び2−クロロ−5−フルオロピリジンから表題化合物をTFA塩として得た(31mg,48%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (365);実測値100% (MH
+) m/z 365, Rt = 2.45分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 7.97 (1 H, d, J=2.9 Hz), 7.36 - 7.41 (1
H, m), 7.30 - 7.36 (1 H, m), 5.04 - 5.11 (1 H, m), 4.46 - 4.59 (1 H, m), 4.32 -
4.46 (1 H, m), 4.06 - 4.17 (1 H, m), 3.84 - 4.05 (2 H, m), 3.67 - 3.77 (1 H, m), 3.37 - 3.61 (5 H, m), 2.98 (2 H, d, J=12.5 Hz), 2.05 - 2.39 (6 H, m), 1.72 - 1.91 (2 H, m).
【0289】
実施例47 4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−2−フルオロ−N−メチルベンズアミドの製造 効力範囲A
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(125mg,0.20mmol)及び2,4−ジフルオロ−N−メチルベンズアミド(171mg,0.22mmol)から、TFA塩として分取HPLCにより精製した後表題化合物を無色油状物として得た(46mg,44%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (405);実測値95% (MH
+) m/z 405, Rt = 2.33分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 7.84 (1 H, dd, J=8.5, 6.9 Hz), 6.76 - 6.87 (1 H, m), 6.61 (1 H, dd, J=10.5, 2.0 Hz), 5.08 - 5.15 (1 H, m), 4.48 - 4.62 (1 H, m), 4.34 - 4.47 (1 H, m), 4.13 - 4.25 (1 H, m), 4.01 - 4.12 (1 H, m), 3.86
- 4.00 (1 H, m), 3.65 - 3.77 (1 H, m), 3.38 - 3.61 (5 H, m), 2.86 - 3.07 (5 H, m), 2.08 - 2.39 (6 H, m), 1.70 - 1.90 (2 H, m).
【0290】
実施例48 1−({3−[(4−クロロピリジン−3−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化148】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(44mg,0.17mmol)及び4−クロロ−3−フルオロピリジン(21μl,0.20mmol)から、分取HPLC及びSCXにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(22mg,37%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (365);実測値95% (MH
+) m/z 365, Rt = 3.98分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.13 - 8.21 (1 H, m), 8.05 - 8.13 (1 H,
m), 7.54 (1 H, d, J=5.0 Hz), 5.16 - 5.25 (1 H, m), 4.49 (2 H, dd, J=9.5, 6.6 Hz), 4.11 (2 H, dd, J=9.6, 3.8 Hz), 3.42 - 3.65 (4 H, m), 3.30 (1 H, m), 2.70 - 3.02 (4 H, m), 2.13 - 2.27 (2 H, m), 1.94 - 2.12 (4 H, m), 1.67 - 1.85 (2 H, m).
【0291】
実施例49 1−シクロブチル−4−({3−[(3−フルオロピリジン−4−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化149】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(44mg,0.17mmol)及び4−クロロ−3−フルオロピリジン(21μl,0.20mmol)から、遊離塩基として分取HPLCにより精製した後表題化合物を無色油状物として得た(4mg,7%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (349);実測値99% (MH
+) m/z 349, Rt = 3.59分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.32 - 8.41 (1 H, m), 8.19 - 8.29 (1 H,
m), 6.93 - 7.03 (1 H, m), 5.14 - 5.25 (1 H, m), 4.43 - 4.54 (2 H, m), 4.04 - 4.15 (2 H, m), 3.42 - 3.68 (5 H, m), 2.65 - 3.07 (4 H, m), 2.15 - 2.29 (2 H, m), 1.93 - 2.14 (4 H, m), 1.66 - 1.87 (2 H, m).
【0292】
実施例50 1−({3−[(4−クロロ−2−メチルピリジン−3−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化150】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(45mg,0.17mmol)及び4−クロロ−3−フルオロ−2−メチルピリジン(31mg,0.21mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(8mg,13%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (378);実測値100% (MH
+) m/z 378, Rt = 2.25分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.24 - 8.33 (1 H, m), 7.64 - 7.74 (1 H,
m), 4.93 - 5.02 (1 H, m), 4.43 - 4.56 (1 H, m), 4.28 - 4.42 (2 H, m), 4.15 - 4.29 (1 H, m), 3.87 - 4.00 (1 H, m), 3.66 - 3.79 (1 H, m), 3.38 - 3.61 (5 H, m), 2.98 (2 H, m), 2.62 (3 H, s), 2.04 - 2.41 (6 H, m), 1.74 - 1.92 (2 H, m).
【0293】
実施例51 5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)イミダゾ[1,5−a]ピリジンの製造 効力範囲A
【化151】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(60mg,0.24mmol)及び5−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン(43mg,0.28mmol)から、シリカFCCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(45mg,50%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (370);実測値100% (MH
+) m/z 370, Rt = 3.53分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 7.68 (1 H, s), 7.61 (1 H, s), 7.26 - 7.35 (1 H, m), 7.14 (1 H, dd, J=8.9, 7.4 Hz), 5.76 (1 H, d, J=7.5 Hz), 5.07 - 5.19 (1 H, m), 4.44 (2 H, dd, J=9.8, 6.6 Hz), 4.18 (2 H, dd, J=9.8, 4.1 Hz), 3.34 - 3.54 (4 H, m), 2.84 (1 H, 五重線, J=7.9 Hz), 2.48 - 2.58 (2 H, m), 2.23 - 2.39 (2 H, m), 1.97 - 2.11 (2 H, m), 1.75 - 1.94 (4 H, m), 1.54 - 1.74 (2 H, m).
【0294】
実施例52 1−シクロブチル−4−({3−[(2−メトキシピリミジン−4−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化152】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、THF(10ml)中の1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(333mg,1.31mmol)及び4−クロロ−2−メトキシピリミジン(377mg,2.63mmol)から、シリカFCCにより精製した後、表題化合物を橙色油状物として得た(309mg,65%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (362);実測値100% (MH
+) m/z 362, Rt = 3.69分 (高pH法).
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.23 (1 H, d, J=5.6 Hz), 6.41 (1 H, d, J=5.6 Hz), 5.34 - 5.43 (1 H, m), 4.36 (2 H, dd, J=9.6, 6.7 Hz), 4.02 (2 H, dd, J=9.8, 4.4 Hz), 3.96 (3 H, s), 3.35 - 3.50 (4 H, m), 2.77 - 2.89 (1 H, m), 2.46 - 2.58 (2 H, m), 2.34 - 2.46 (2 H, m), 1.92 - 2.00 (2 H, m), 167-1.83 (4 H, m), 1.54 - 1.71 (2 H, m).
【0295】
実施例53 2−[4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−イル]プロパン−2−オールの製造 効力範囲A
【化153】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(64mg,0.25mmol)及び2−(4−クロロピリジン−2−イル)プロパン−2−オール(52mg,0.30mmol)から、シリカFCCにより精製した後、表題化合物を橙色油状物として得た(35mg,36%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (389);実測値100% (MH
+) m/z 389, Rt = 3.57分 (高pH法).
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.34 (1 H, d, J=5.8 Hz), 6.76 (1 H, d, J=2.3 Hz), 6.53 (1 H, dd, J=5.8, 2.3 Hz), 4.95 (1 H, m), 4.82 (1 H, br. s.), 4.35 (2 H, dd, J=9.4, 6.6 Hz), 4.03 (2 H, dd, J=9.6, 4.1 Hz), 3.35 - 3.48 (4 H, m), 2.76 - 2.88 (1 H, m), 2.45 - 2.54 (2 H, m), 2.37 - 2.45 (2 H, m), 1.97 - 2.07 (2 H, m), 1.74 - 1.91 (4 H, m), 1.54 - 1.71 (2 H, m), 1.46 - 1.53 (6 H, s).
【0296】
実施例54 1−シクロブチル−4−({3−[(2−エチルピリジン−4−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化154】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(60mg,0.24mmol)及び4−クロロ−2−エチルピリジン(40mg,0.28mmol)から、遊離塩基として分取HPLCにより精製した後表題化合物を橙色油状物として得た(21mg,24%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (359);実測値100% (MH
+) m/z 359, Rt = 3.84分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.26 (1 H, d, J=5.8 Hz), 6.77 (1 H, d, J=2.1 Hz), 6.72 (1 H, dd, J=5.8, 2.3 Hz), 5.05 - 5.14 (1 H, m), 4.44 (2 H, dd, J=9.3, 6.6 Hz), 4.01 (2 H, dd, J=9.5, 3.9 Hz), 3.38 - 3.50 (4 H, m), 2.90 (1 H, m), 2.75 (2 H, q, J=7.5 Hz), 2.51 - 2.62 (2 H, m), 2.40 - 2.51 (2 H, m), 1.99 - 2.12 (2 H, m), 1.78 - 1.93 (4 H, m), 1.59 - 1.74 (2 H, m), 1.27 (3 H, t, J=7.6 Hz).
【0297】
実施例55 1−シクロブチル−4−[(3−{[2−(1−メチルエチル)ピリジン−4−イル]オキシ}アゼチジン−1−イル)カルボニル]−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化155】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(60mg,0.24mmol)及び4−クロロ−2−(1−メチルエチル)ピリジン(44mg,0.28mmol)から、シリカFCCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(70mg,78%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (373);実測値95% (MH
+) m/z 373, Rt = 4.06分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.35 (1 H, d, J=5.6 Hz), 6.54 (1 H, d, J=2.4 Hz), 6.44 (1 H, dd, J=5.8, 2.4 Hz), 4.86 - 4.97 (1 H, m), 4.33 (2 H, dd, J=9.7, 6.6 Hz), 4.01 (2 H, dd, J=9.9, 4.1 Hz), 3.33 - 3.49 (4 H, m), 2.89 - 3.04 (1 H, m), 2.75 - 2.88 (1 H, m), 2.30 - 2.54 (4 H, m), 1.94 - 2.08 (2 H, m), 1.72
- 1.91 (4 H, m), 1.53 - 1.72 (2 H, m), 1.26 (6 H, d, J=6.9 Hz).
【0298】
実施例56 1−シクロブチル−4−({3−[(2−メトキシピリジン−4−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化156】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(94mg,0.37mmol)及び4−クロロ−2−メトキシ−ピリジン(160mg,1.11mmol)から、シリカFCCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(50mg,36%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (361);実測値100% (MH
+) m/z 361, Rt = 3.87分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.97 (1 H, d, J=6.0 Hz), 6.38 (1 H, dd, J=5.9, 2.2 Hz), 5.95 (1 H, d, J=2.1 Hz), 4.82 - 4.91 (1 H, m), 4.32 (2 H, dd, J=9.5, 6.5 Hz), 4.01 (2 H, dd, J=9.5, 4.2 Hz), 3.90 (3 H, s), 3.35 - 3.47 (4 H, m), 2.82 (1 H, 五重線, J=7.9 Hz), 2.45 - 2.52 (2 H, m), 2.37 - 2.44 (2 H, m), 1.97 - 2.05 (2 H, m), 1.73 - 1.89 (4 H, m), 1.53 - 1.70 (2 H, m).
【0299】
実施例57 4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−アミンの製造 効力範囲A
【化157】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(91mg,0.36mmol)及び2−アミノ−4−クロロピリジン(55mg,0.43mmol)から、シリカFCC及び再結晶(ヘプタン/EtOAc)により精製した後、表題化合物を白色固形物として得た(4mg,3%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (346);実測値99% (MH
+) m/z 346, Rt = 3.37分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 7.73 (1 H, d, J=6.0 Hz), 6.17 (1 H, dd,
J=6.1, 2.3 Hz), 5.93 (1 H, d, J=2.1 Hz), 4.93 - 5.02 (1 H, m), 4.40 (2 H, dd, J=9.4, 6.6 Hz), 3.99 (2 H, dd, J=9.6, 4.0 Hz), 3.38 - 3.52 (4 H, m), 2.91 (1 H, m), 2.51 - 2.61 (2 H, m), 2.40 - 2.49 (2 H, m), 2.03 - 2.12 (2 H, m), 1.78 - 1.93 (4 H, m), 1.60 - 1.76 (2 H, m).
【0300】
実施例58 4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N,N−ジメチルピリジン−2−アミンの製造 効力範囲A
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(118mg,0.47mmol)及び4−クロロ−N,N−ジメチルピリジン−2−アミン(87mg,0.56mmol)から表題化合物を無色油状物として得た(70mg,39%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (374);実測値100% (MH
+) m/z 374, Rt = 3.94分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.99 (1 H, d, J=5.6 Hz), 5.98 (1 H, dd, J=5.7, 1.9 Hz), 5.79 (1 H, d, J=1.8 Hz), 4.85 - 4.97 (1 H, m), 4.31 (2 H, dd, J=9.2, 6.8 Hz), 4.01 (2 H, dd, J=9.5, 4.0 Hz), 3.34 - 3.51 (4 H, m), 2.99 - 3.11 (6 H, s), 2.76 - 2.89 (1 H, m), 2.36 - 2.55 (4 H, m), 1.96 - 2.06 (2 H, m), 1.75 - 1.92 (4 H, m), 1.52 - 1.73 (2 H, m).
【0301】
実施例59 1−シクロブチル−4−({3−[(6−メチルピリダジン−3−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、50℃でTHF中の1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(1.09g,4.3mmol)及び3−クロロ−6−メチルピリダジン(611mg,4.7mmol)から、シリカFCCにより精製した後、表題化合物を淡桃色油状物として得た(975mg,66%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (345);実測値100% (MH
+) m/z 345, Rt = 3.51分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.23 - 7.30 (1 H, d, J=9.0 Hz), 6.94 (1 H, d, J=9.0 Hz), 5.42 - 5.55 (1 H, m), 4.42 (2 H, dd, J=9.6, 6.7 Hz), 4.05 (2 H, dd, J=9.7, 4.3 Hz), 3.35 - 3.51 (4 H, m), 2.77 - 2.89 (1 H, m), 2.61 (3 H, s), 2.35 - 2.54 (4 H, m), 1.96 - 2.08 (2 H, m), 1.72 - 1.92 (4 H, m), 1.52 - 1.72 (2 H, m).
【0302】
実施例60 2−[4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−2−フルオロフェニル]プロパン−2−オールの製造 効力範囲A
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(88mg,0.35mmol)及び2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−プロパン−2−オール(66mg,0.38mmol)から、TFA塩として分取HPLCにより精製した後表題化合物を無色油状物として得た(24mg,13%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (406);実測値99% (MH
+) m/z 406, Rt = 4.17分 (高pH法).
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.60 (1 H, dd, J=8.5, 7.0 Hz), 6.63 - 6.75 (1 H, m), 6.47 (1 H, dd, J=10.7, 2.3 Hz), 4.95 - 5.09 (1 H, m), 4.46 (2 H, dd, J=9.0, 6.7 Hz), 4.04 (2 H, dd, J=9.4, 3.7 Hz), 3.47 (5 H, t, J=6.0 Hz), 3.08
- 3.27 (1 H, m), 2.54 - 2.99 (4 H, m), 2.11 - 2.26 (2 H, m), 1.85 - 2.07 (4 H, m), 1.66 - 1.82 (2 H, m), 1.60 (6 H, s).
【0303】
実施例61 1−シクロブチル−4−({3−[(3,5−ジメチルピラジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(333mg,1.31mmol)及び2−クロロ−3,5−ジメチルピラジン(207mg,1.44mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を褐色油状物として得た(297mg,63%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (360);実測値99% (MH
+) m/z 360, Rt = 3.92分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.71 (1 H, s), 5.25 - 5.35 (1 H, m), 4.36 (2 H, dd, J=9.6, 6.9 Hz), 4.02 (2 H, dd, J=9.7, 4.5 Hz), 3.36 - 3.52 (4 H, m), 2.84 (1 H, m), 2.49 - 2.54 (2 H, m), 2.47 (3 H, s), 2.40 - 2.45 (5 H, m), 1.99 - 2.07 (2 H, m), 1.72 - 1.91 (4 H, m), 1.57 - 1.71 (2 H, m).
【0304】
実施例62 1−シクロブチル−4−({3−[(2−メトキシピリミジン−4−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、50℃でTHF中の1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(333mg,1.31mmol)及び4−クロロ−2−メトキシピリミジン(377mg,2.63mmol)から表題化合物を淡橙色油状物として得た(309mg,65%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (362);実測値97% (MH
+) m/z 362, Rt = 3.71分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.24 (1 H, d, J=5.6 Hz), 6.42 (1 H, d,
J=5.6 Hz), 5.34 - 5.44 (1 H, m), 4.36 (2 H, dd, J=9.6, 6.9 Hz), 4.03 (2 H, dd, J=9.6, 4.4 Hz), 3.96 (3 H, s), 3.35 - 3.51 (4 H, m), 2.83 (1 H, m), 2.46 - 2.56 (2 H, m), 2.35 - 2.46 (2 H, m), 1.97 - 2.08 (2 H, m), 1.74 - 1.93 (4 H, m), 1.50
- 1.72 (2 H, m).
【0305】
実施例63 1−シクロブチル−4−({3−[(6−メチルピラジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(120mg,0.47mmol)及び2−クロロ−6−メチルピラジン(61μl,0.52mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を黄色油状物として得た(114mg,70%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (346);実測値99% (MH
+) m/z 346, Rt = 3.81分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.01 (1 H, s), 7.99 (1 H, s), 5.27 - 5.34 (1 H, m), 4.32 (2 H, dd, J=9.7, 6.8 Hz), 3.98 (2 H, dd, J=9.8, 4.4 Hz), 3.35 - 3.47 (4 H, m), 2.74 - 2.85 (1 H, m), 2.43 - 2.52 (2 H, m), 2.32 - 2.42 (5 H, m), 1.93 - 2.03 (2 H, m), 1.71 - 1.87 (4 H, m), 1.50 - 1.68 (2 H, m).
【0306】
実施例64 1−シクロブチル−4−({3−[(3,6−ジメチルピラジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化164】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(120mg,0.47mmol)及び3−クロロ−2,5−ジメチルピラジン(62μl,0.52mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(131mg,77%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (360);実測値99% (MH
+) m/z 360, Rt = 4.01分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.87 (1 H, s), 5.25 - 5.37 (1 H, m), 4.34 (2 H, dd, J=9.5, 6.7 Hz), 4.01 (2 H, dd, J=9.5, 4.7 Hz), 3.35 - 3.51 (4 H, m), 2.77 - 2.90 (1 H, m), 2.47 - 2.55 (2 H, m), 2.38 - 2.46 (5 H, m), 2.34 (3 H, s), 1.97 - 2.08 (2 H, m), 1.74 - 1.92 (4 H, m), 1.50 - 1.71 (2 H, m).
【0307】
実施例65 1−シクロブチル−4−({3−[(2−メチルピリミジン−4−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化165】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(354mg,1.40mmol)及び4−クロロ−2−メチルピリミジン(197mg,1.53mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を黄色油状物として得た(270、56%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (346)実測値100% (MH
+) m/z 346, Rt = 3.59分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.35 (1 H, d, J=5.8 Hz), 6.57 (1 H, d,
J=5.8 Hz), 5.34 - 5.48 (1 H, m), 4.35 (2 H, dd, J=9.9, 6.9 Hz), 4.01 (2 H, dd, J=9.9, 4.4 Hz), 3.38 - 3.52 (4 H, m), 2.79 - 2.89 (1 H, m), 2.57 (3 H, s), 2.47 - 2.55 (2 H, m), 2.39 - 2.47 (2 H, m), 1.99 - 2.08 (2 H, m), 1.55 - 1.92 (6 H, m).
【0308】
実施例66 1−シクロブチル−4−({3−[(6−メトキシピラジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化166】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(110mg,0.43mmol)及び2−クロロ−6−メトキシピラジン(70mg,0.47mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(114mg,73%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (362)実測値99% (MH
+) m/z 362, Rt = 3.92分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.81 (1 H, s), 7.79 (1 H, s), 5.25 - 5.33 (1 H, m), 4.34 (2 H, dd, J=9.5, 6.8 Hz), 4.04 (2 H, dd, J=9.7, 4.5 Hz), 3.88 (3 H, s), 3.34 - 3.50 (4 H, m), 2.82 (1 H, m), 2.45 - 2.53 (2 H, m), 2.37 - 2.44 (2 H, m), 1.97 - 2.06 (2 H, m), 1.73 - 1.90 (4 H, m), 1.51 - 1.70 (2 H, m).
【0309】
実施例67 1−({3−[(3−クロロピリジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化167】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.20mmol)及び3,4−ジクロロピリジン(35mg,0.24mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(32mg,45%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (365);実測値100% (MH
+) m/z 365, Rt = 2.11分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.43 (1 H, s), 8.28 (1 H, d, J=5.5 Hz), 6.44 (1 H, d, J=5.5 Hz), 4.88 - 4.97 (1 H, m), 4.32 (2 H, dd, J=9.6, 6.6 Hz), 4.05 (2 H, dd, J=9.7, 4.2 Hz), 3.38 - 3.44 (2 H, m), 3.35 (2 H, m), 2.77 (1 H, m), 2.41 - 2.49 (2 H, m), 2.31 - 2.39 (2 H, m), 1.91 - 2.06 (2 H, m), 1.68 - 1.85 (4 H, m), 1.47 - 1.65 (2 H, m).
【0310】
実施例68 4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)キノリンの製造 効力範囲A
【化168】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.20mmol)及び4−クロロキノリン(42mg,0.26mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(35mg,47%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (381);実測値93% (MH
+) m/z 381, Rt = 1.96分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.73 (1 H, d, J=5.0 Hz), 8.24 (1 H, d,
J=8.2 Hz), 8.06 (1 H, d, J=8.4 Hz), 7.69 - 7.78 (1 H, m), 7.55 (1 H, m), 6.42 (1 H, d, J=5.2 Hz), 5.09 - 5.19 (1 H, m), 4.48 (2 H, dd, J=9.5, 6.6 Hz), 4.20 (2 H, dd, J=9.5, 4.2 Hz), 3.39 - 3.55 (4 H, m), 2.85 (1 H, m), 2.49 - 2.59 (2 H, m), 2.39 - 2.48 (2 H, m), 1.99 - 2.11 (2 H, m), 1.76 - 1.94 (4 H, m), 1.55 - 1.73 (2 H, m).
【0311】
実施例69 1−シクロブチル−4−({3−[(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化169】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.20mmol)及び4−クロロ−2,6−ジメチルピリジン塩酸塩(42mg,0.24mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(30mg,42%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (359);実測値99% (MH
+) m/z 359, Rt = 3.71分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 6.27 (2 H, s), 4.83 (1 H, m), 4.27 (2 H, dd, J=9.3, 6.6 Hz), 3.94 (2 H, dd, J=9.5, 4.1 Hz), 3.37 - 3.43 (2 H, m), 3.35
(2 H, m), 2.72 - 2.82 (1 H, m), 2.42 - 2.47 (2 H, m), 2.39 (6 H, s), 2.32 - 2.37 (2 H, m), 1.96 (2 H, m), 1.69 - 1.83 (4 H, m), 1.48 - 1.64 (2 H, m).
【0312】
実施例70 8−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジンの製造 効力範囲A
【化170】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.20mmol)及び8−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン(36mg,0.24mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を白色固形物として得た(16.7mg,23%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (370);実測値100% (MH
+) m/z 370, Rt = 3.49分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.10 (1 H, d, J=6.9 Hz), 7.85 (1 H, d, J=1.1 Hz), 7.54 (1 H, d, J=1.1 Hz), 6.81 (1 H, t, J=7.2 Hz), 6.47 (1 H, d, J=7.6
Hz), 5.19 (1 H, m), 4.50 (2 H, dd, J=9.5, 6.6 Hz), 4.18 (2 H, dd, J=9.5, 4.0 Hz), 3.44 - 3.52 (4 H, m), 2.92 (1 H, m), 2.56 - 2.61 (2 H, m), 2.46 - 2.51 (2 H, m), 2.08 (2 H, m), 1.83 - 1.94 (4 H, m), 1.69 (2 H, m).
【0313】
実施例71 7−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジンの製造 効力範囲A
【化171】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.20mmol)及び7−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン(36mg,0.24mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(15mg,21%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (370);実測値100% (MH
+) m/z 370, Rt = 3.54分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.31 (1 H, d, J=7.5 Hz), 7.66 (1 H, d, J=1.2 Hz), 7.41 (1 H, d, J=1.2 Hz), 6.61 - 6.67 (2 H, m), 5.07 (1 H, m), 4.47 (2
H, dd, J=9.5, 6.5 Hz), 4.05 (2 H, dd, J=9.5, 4.0 Hz), 3.41 - 3.49 (4 H, m), 2.80 (1 H, m), 2.54 - 2.58 (2 H, m), 2.44 - 2.48 (2 H, m), 2.02 - 2.10 (2 H, m), 1.81 - 1.91 (4 H, m), 1.67 (2 H, m).
【0314】
実施例72 4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−カルボキサミドの製造 効力範囲A
【化172】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.20mmol)を4−クロロ−ピリジン−2−カルボニトリル(32mg,0.24mmol)と反応させた。加水分解された生成物を、TFA塩として分取HPLCにより精製した後無色油状物として回収した(40mg,54%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (374);実測値97% (MH
+) m/z 374, Rt = 2.04分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.51 (1 H, d, J=5.8 Hz), 7.59 - 7.65 (1
H, m), 7.10 - 7.15 (1 H, m), 5.20 - 5.26 (1 H, m), 4.55 - 4.64 (1 H, m), 4.42 -
4.49 (1 H, m), 4.13 - 4.20 (1 H, m), 4.01 - 4.07 (1 H, m), 3.88 - 3.97 (1 H, m), 3.68 - 3.77 (1 H, m), 3.39 - 3.60 (5 H, m), 2.92 - 3.07 (2 H, m), 2.30 - 2.39 (2 H, m), 2.17 - 2.28 (3 H, m), 2.05 - 2.17 (1 H, m), 1.74 - 1.92 (2 H, m).
【0315】
実施例73 5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N−(シクロプロピルメチル)ピリジン−2−カルボキサミドの製造 効力範囲A
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.20mmol)及び4−クロロ−N−(シクロプロピルメチル)ピリジン−2−カルボキサミド(84mg,0.40mmol)から、TFA塩として分取HPLCにより精製した後、表題化合物を褐色油状物として得た(25mg,23%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (428);実測値100% (MH
+) m/z 428, Rt = 2.81分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.08 - 8.22 (2 H, m), 7.94 - 8.07 (1 H, m), 7.12 (1 H, dd, J=8.7, 2.7 Hz), 4.97 - 5.07 (1 H, m), 4.48 - 4.62 (1 H, m), 4.15 - 4.38 (2 H, m), 3.91 - 4.05 (2 H, m), 3.50 - 3.65 (3 H, m), 3.25 - 3.49 (5 H, m), 2.79 - 2.98 (1 H, m), 2.37 - 2.72 (4 H, m), 2.10 - 2.33 (3 H, m), 1.82 - 2.01 (1 H, m), 1.62 - 1.80 (1 H, m), 0.97 - 1.15 (1 H, m), 0.47 - 0.61 (2 H, m), 0.22 - 0.37 (2 H, m).
【0316】
実施例74 1−シクロブチル−4−[(3−{[6−(ピペリジン−1−イルカルボニル)ピリジン−3−イル]オキシ}アゼチジン−1−イル)カルボニル]−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.20mmol)及び4−クロロ−2−(ピペリジン−1−イルカルボニル)ピリジン(90mg,0.40mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(16mg,18%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (442);実測値100% (MH
+) m/z 442, Rt = 2.56分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.20 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.55 (1 H, d, J=8.5 Hz), 7.37 (1 H, dd, J=8.7, 2.8 Hz), 5.08 - 5.16 (1 H, m), 4.46 (2 H, dd, J=9.3, 6.5 Hz), 4.05 (2 H, dd, J=9.5, 3.8 Hz), 3.66 - 3.75 (2 H, m), 3.38 - 3.53 (6 H, m), 2.95 - 3.07 (1 H, m), 2.50 - 2.70 (4 H, m), 2.06 - 2.15 (2 H, m), 1.84
- 1.96 (4 H, m), 1.62 - 1.77 (6 H, m), 1.57 (2 H, m).
【0317】
実施例75 3−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N−メチルベンズアミドの製造 効力範囲A
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.20mmol)及び3−フルオロ−N−メチル−ベンズアミド(46mmol,0.30mmol)から、TFA塩として分取HPLCにより精製した後表題化合物を無色油状物として得た(4mg,3%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (387);実測値100% (MH
+) m/z 387, Rt = 2.37分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 7.35 - 7.44 (2 H, m), 7.21 - 7.27 (1 H,
m), 7.00 (1 H, m), 5.02 - 5.09 (1 H, m), 4.55 (1 H, m), 4.40 (1 H, m), 4.12 (1 H, m), 3.87 - 4.04 (2 H, m), 3.73 (1 H, 五重線, J=8.4 Hz), 3.38 - 3.62 (5 H, m),
3.00 (2 H, m), 2.91 (3 H, s), 2.35 (2 H, m), 2.23 (3 H, m), 2.05 - 2.15 (1 H, m
), 1.74 - 1.95 (2 H, m).
【0318】
実施例76 1−({3−[(5−クロロピリジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.20mmol)及び2,3−ジクロロピリジン(38mg,0.26mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を黄色油状物として得た(28mg,39%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (367);実測値97% (MH
+) m/z 367, Rt = 2.78分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.00 (1 H, dd, J=4.9, 1.6 Hz), 7.66 (1
H, dd, J=7.7, 1.7 Hz), 6.88 (1 H, dd, J=7.7, 5.0 Hz), 5.37 (1 H, m), 4.38 (2 H,
dd, J=9.7, 6.8 Hz), 4.09 (2 H, dd, J=9.9, 4.6 Hz), 3.40 - 3.51 (4 H, m), 2.85 (1 H, 五重線, J=7.8 Hz), 2.49 - 2.56 (2 H, m), 2.40 - 2.47 (2 H, m), 2.00 - 2.08 (2 H, m), 1.77 - 1.91 (4 H, m), 1.63 - 1.72 (2 H, m).
【0319】
実施例77 1−({3−[(5−クロロピリジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.20mmol)及び2,5−ジクロロピリジン(38mg,0.26mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を橙色油状物として得た(38mg,53%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (367);実測値100% (MH
+) m/z 367, Rt = 2.79分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.05 (1 H, d, J=2.4 Hz), 7.56 (1 H, dd, J=8.8, 2.8 Hz), 6.74 (1 H, d, J=8.8 Hz), 5.25 - 5.32 (1 H, m), 4.34 (2 H, dd, J=9.4, 6.7 Hz), 4.00 (2 H, dd, J=9.6, 4.5 Hz), 3.44 - 3.49 (2 H, m), 3.42 (2 H, m), 2.84 (1 H, 五重線, J=7.8 Hz), 2.49 - 2.55 (2 H, m), 2.40 - 2.45 (2 H, m), 1.99 - 2.08 (2 H, m), 1.77 - 1.90 (4 H, m), 1.62 - 1.72 (2 H, m).
【0320】
実施例78 1−シクロブチル−4−({3−[(3,5−ジメチルピラジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(333mg,1.31mmol)及び2−クロロ−3,5−ジメチルピラジン(207mg,1.44mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を褐色油状物として得た(297mg,63%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (360);実測値97% (MH
+) m/z 360, Rt = 3.93分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.71 (1 H, s), 5.25 - 5.32 (1 H, m), 4.36 (2 H, dd, J=9.8, 6.8 Hz), 4.02 (2 H, dd, J=9.8, 4.5 Hz), 3.45 - 3.50 (2 H, m), 3.43 (2 H, m), 2.84 (1 H,五重線, J=7.9 Hz), 2.49 - 2.56 (2 H, m), 2.46 - 2.48 (3 H, s), 2.38 - 2.45 (5 H, m), 1.99 - 2.08 (2 H, m), 1.77 - 1.91 (4 H, m), 1.57 - 1.72 (2 H, m).
【0321】
実施例79 1−({3−[(3−クロロピリジン−4−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化179】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.20mmol)及び3,4−ジクロロピリジン(35mg,0.24)から、FCCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(32mg,45%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (365);実測値100% (MH
+) m/z 365, Rt = 2.11分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.43 (1 H, s), 8.28 (1 H, d, J=5.5 Hz), 6.44 (1 H, d, J=5.5 Hz), 4.88 - 4.97 (1 H, m), 4.32 (2 H, dd, J=9.6, 6.6 Hz), 4.05 (2 H, dd, J=9.7, 4.2 Hz), 3.38 - 3.44 (2 H, m), 3.35 (2 H, m), 2.77 (1 H, m), 2.41 - 2.49 (2 H, m), 2.31 - 2.39 (2 H, m), 1.91 - 2.06 (2 H, m), 1.68 - 1.85 (4 H, m), 1.47 - 1.65 (2 H, m).
【0322】
実施例80 1−({3−[(5−クロロピリジン−3−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化180】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.20mmol)及び3,5−ジクロロピリジン(37mg,0.26mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を褐色油状物として得た(36mg,収率52%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (365);実測値100% (MH
+) m/z 365, Rt = 2.55分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.25 (1 H, d, J=2.0 Hz), 8.08 (1 H, d,
J=2.4 Hz), 7.08 (1 H, t, J=2.2 Hz), 4.94 (1 H, m), 4.37 (2 H, dd, J=9.4, 6.5 Hz), 4.06 (2 H, dd J=9.7, 3.9 Hz), 3.35−3.56 (4 H, m), 2.89 (1 H, m), 2.39−2.58 (4 H, m), 2.01 - 2.11 (2 H, m), 1.82 - 1.92 (4 H, m), 1.69 (2 H, m).
【0323】
実施例81 1−シクロブチル−4−{[3−(ピリジン−4−イルオキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化181】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(315mg,1.24mmol)及び4−クロロピリジン(240mg,1.61mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を淡黄色油状物として得た(200mg,収率44%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (330);実測値98% (MH
+) m/z 330, Rt = 3.47分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.39 (2 H, dd, J=4.9, 1.5 Hz), 6.93 (2 H, dd, J=4.9, 1.5 Hz), 5.09 - 5.16 (1 H, m), 4.47 (2 H, dd, J=9.6, 6.6 Hz), 4.04
(2 H, dd, J=9.8, 3.9 Hz), 3.42 - 3.51 (4 H, m), 2.88 - 2.98 (1 H, m), 2.53 - 2.61 (2 H, m), 2.45 - 2.54 (2 H, m), 2.05 - 2.13 (2 H, m), 1.82 - 1.94 (4 H, m), 1.62 - 1.76 (2 H, m).
【0324】
実施例82 1−シクロブチル−4−({3−[(5−メトキシピリジン−3−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化182】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(260mg,1.03mmol)及び3−クロロ−5−メトキシピリジン(191mg,1.34mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を暗黄色油状物として得た(54mg,収率15%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (360);実測値96% (MH
+) m/z 360, Rt = 3.68分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.00 (1 H, d, J=2.3 Hz), 7.76 (1 H, d,
J=2.3 Hz), 6.62 (1 H, t, J=2.4 Hz), 4.94 (1 H, m), 4.29 - 4.41 (2 H, dd, J=9.5,
6.5 Hz), 4.05 (2 H, dd, J=9.4, 3.9 Hz), 3.85 (3 H, s), 3.56 (2 H, m), 3.42 (2 H, m), 2.93 - 3.05 (1 H, m), 2.44 - 2.84 (4 H, m), 1.93 - 2.15 (5 H, m), 1.54 - 1.80 (3 H, m).
【0325】
実施例83 2−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−6−(シクロプロピルカルボニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジンの製造 効力範囲A
【化183】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(32mg,0.13mmol)及び2−クロロ−6−(シクロプロピルカルボニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン(60mg,0.25mmol)から、FCCの後、表題化合物
を橙色油状物として得た(7mg,11%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (454);実測値95% (MH
+) m/z 454, Rt = 2.72分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, MeOD) δ ppm 7.42 - 7.58 (1 H, m), 6.63 - 6.75 (1 H,
m), 5.23 - 5.40 (1 H, m), 4.55 - 4.69 (1 H, m), 4.38 (2 H, dd, J=9.4, 6.5 Hz), 3.92 - 4.10 (3 H, m), 3.79 - 3.91 (1 H, m), 3.38 - 3.51 (4 H, m), 2.72 - 2.98 (3
H, m), 2.60 - 2.70 (1 H, m), 2.39 - 2.61 (4 H, m), 1.97 - 2.14 (3 H, m), 1.76 -
1.93 (4 H, m), 1.58 - 1.74 (2 H, m), 0.76 - 0.97 (4 H, m).
【0326】
実施例84 2−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−6−(シクロプロピルアセチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジンの製造 効力範囲A
【化184】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(28mg,0.11mmol)及び2−クロロ−6−(シクロプロピルアセチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン(56mg,0.22mmol)から、分取HPLC後、表題化合物を得た(29mg,56%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (468);実測値(MH
+) m/z 468. 生成物は溶媒先端で溶離した。
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, MeOD) δ ppm 8.17 - 8.34 (1 H, m), 7.37 (1 H, d, J=8.8 Hz), 5.44 - 5.62 (1 H, m), 4.60 - 5.04 (4 H, m), 3.90 - 4.15 (3 H, m), 3.65 - 3.84 (3 H, m), 3.41 - 3.63 (5 H, m), 2.81 - 3.22 (4 H, m), 2.02 - 2.51 (8 H, m), 1.71 - 1.98 (2 H, m), 0.94 - 1.17 (1 H, m), 0.44 - 0.68 (2 H, m), 0.10 - 0.32 (2 H, m).
【0327】
実施例85 4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N−メチルピリジン−3−カルボキサミドの製造 効力範囲A
【化185】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(25mg,0.10mmol)4−クロロ−N−メチルピリジン−3−カルボキサミド(25mg,0.15mmol)及びKOtBu(13mg,0.12mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を得た(23mg,59%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (388);実測値100% (MH
+) m/z 388, Rt = 3.17分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.76 (1 H, s), 8.48 (1 H, d, J=6.0 Hz),
6.90 (1 H, d, J=6.0 Hz), 5.16 - 5.26 (1 H, m), 4.48 (2 H, dd, J=9.7, 6.6 Hz), 4.13 (2 H, dd, J=9.7, 4.0 Hz), 3.40 - 3.51 (4 H, m), 2.96 (3 H, s), 2.91 (1 H, 五重線, J=7.9 Hz), 2.52 - 2.62 (2 H, m), 2.40 - 2.50 (2 H, m), 1.99 - 2.12 (2 H, m), 1.78 - 1.96 (4 H, m), 1.57 - 1.75 (2 H, m).
【0328】
実施例85a エチル5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−カルボキシレートの製造
【化186】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(415mg,1.64mmol)及びエチル3−クロロピリジン−2−カルボキシレート(530mg,2.87mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を得た(124mg,65%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (403);実測値98% (MH
+) m/z 403, Rt = 0.9分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.30 (1 H, d, J=2.7 Hz), 8.12 (1 H, d,
J=8.7 Hz), 7.11 (1 H, dd, J=8.7, 2.7 Hz), 4.94 - 5.06 (1 H, m), 4.41 - 4.51 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.38 (2 H, dd, J=9.5, 6.4 Hz), 4.07 (2 H, dd, J=9.6, 4.1 Hz), 3.37 - 3.51 (4 H, m), 2.84 (1 H, s), 2.48 - 2.58 (2 H, m), 2.38 - 2.48 (2 H, m), 1.98 - 2.11 (2 H, m), 1.75 - 1.92 (4 H, m), 1.59 - 1.74 (2 H, m), 1.44 (3 H, t, J=7.2 Hz).
【0329】
実施例85b 1−シクロブチル−4−{[3−(3−メチル−4−ニトロフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパンの製造
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(125mg,0.49mmol)及び4−フルオロ−2−メチル−1−ニトロベンゼン(115mg,0.74mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(124mg,65%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (389);実測値(MH
+) m/z 389, Rt = 1.39分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.04 - 8.11 (1 H, m), 6.60 - 6.69 (2 H, m), 4.91 - 5.01 (1 H, m), 4.37 (2 H, dd, J=9.5, 6.6 Hz), 4.04 (2 H, dd, J=9.5, 4.1 Hz), 3.39 - 3.50 (4 H, m), 2.79 - 2.91 (1 H, m), 2.63 (3 H, s), 2.47 - 2.56 (2 H, m), 2.37 - 2.47 (2 H, m), 1.98 - 2.10 (2 H, m), 1.76 - 1.94 (4 H, m), 1.54 - 1.74 (2 H, m).
【0330】
経路21
【化188】
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【0331】
一般的手法J:
実施例86 1−シクロブチル−4−{[3−(4−メトキシフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
トルエン(2ml)中の4−シクロブチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−(3−ヒドロキシ−アゼチジン−1−イル)−メタノン(50mg,0.197mmol)の撹拌懸濁液に4−ヨードアニソール(69mg,0.296mmol)、Cs
2CO
3(128mg,0.394mmol)、CuI(3.7mg,0.0197mmol)及び1,10−フェナントロリン(7.1mg,0.04mmol)を加えた。生成した混合物を100℃で一夜加熱してから室温に冷却し、そしてシリカゲルのプラグを通して濾過し、EtOAcで溶離した。濾液を真空で濃縮し、そして残留物をFCC[シリカ,DCM/MeOH/NH
3;90:10:1で溶離する)によって精製して表題化合物を無色油状物として得た(27mg,39%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (360);実測値98% (MH
+) m/z 360, Rt = 2.71分
NMRデータ:
1H NMR (360 MHz, MeOH) δ ppm 6.81 - 6.87 (2 H, m), 6.70 - 6.77 (2 H,
m), 4.85 - 4.92 (1 H, m), 4.36 (2 H, dd, J=9.5, 6.4 Hz), 3.96 (2 H, dd, J=9.5, 4.1 Hz), 3.73 (3 H, s), 3.39 - 3.50 (4 H, m), 2.90 - 3.02 (1 H, m), 2.47 - 2.65 (4 H, m), 2.03 - 2.14 (2 H, m), 1.82 - 1.96 (4 H, m), 1.58 - 1.76 (2 H, m).
【0332】
以下の化合物は、上の経路21、一般的手法Jに記載された通り製造した。
実施例87 1−シクロブチル−4−({3−[4−(1H−ピラゾール−1−イル)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路21,一般的手法J)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.19mmol)及び1−(4−ヨードフェニル)−1H−ピラゾール(69mg、0.26mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(41mg,41%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (396);実測値100% (MH
+) m/z 396, Rt = 2.82分
NMRデータ:
1H NMR (360 MHz, MeOH) δ ppm 8.10 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.69 (1 H, d, J=1.8 Hz), 7.61 - 7.67 (2 H, m), 6.90 - 6.97 (2 H, m), 6.50 (1 H, t, J=2.3 Hz), 5.00 - 5.08 (1 H, m), 4.46 (2 H, m), 3.85 - 4.16 (3 H, m), 3.64 - 3.76 (1 H, m),
3.38 - 3.61 (5 H, m), 2.88 - 3.07 (2 H, m), 2.05 - 2.38 (6 H, m), 1.72 - 1.92 (2 H, m).
【0333】
実施例88 1−シクロブチル−4−({3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化191】
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フェナントロリンを3,4,7,8−テトラメチルフェナントロリンで置き換えたことを除いて同様のやり方(経路21,一般的手法J)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.19mmol)及び1−ヨード−4−(トリフルオロメトキシ)ベンゼン(86mg,0.3mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(44mg,52%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (414);実測値100% (MH
+) m/z 414, Rt = 3.15分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, MeOD) δ ppm 7.14 - 7.29 (2 H, m), 6.81 - 6.97 (2 H,
m), 4.98 - 5.09 (1 H, m), 4.28 - 4.62 (2 H, m), 3.81 - 4.20 (3 H, m), 3.63 - 3.82 (1 H, m), 3.34 - 3.62 (5 H, m), 2.82 - 3.15 (2 H, m), 1.99 - 2.45 (6 H, m), 1.65 - 1.99 (2 H, m).
【0334】
実施例89 1−シクロブチル−4−({3−[4−(ジフルオロメトキシ)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
フェナントロリンを3,4,7,8−テトラメチルフェナントロリンで置き換えたことを除いて同様のやり方(経路21,一般的手法J)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.19mmol)及び1−(ジフルオロメトキシ)−4−ヨードベンゼン(81mg,0.3mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(47mg,57%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (396);実測値100% (MH
+) m/z 396, Rt = 2.92分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, MeOD) δ ppm 7.04 - 7.14 (2 H, m), 6.78 - 6.88 (2 H,
m), 6.69 (1 H, t), 4.97 - 5.03 (1 H, m), 4.28 - 4.60 (2 H, m), 3.82 - 4.16 (3 H, m), 3.63 - 3.81 (1 H, m), 3.35 - 3.62 (5 H, m), 2.83 - 3.13 (2 H, m), 2.03 - 2.42 (6 H, m), 1.67 - 1.95 (2 H, m).
【0335】
実施例90 1−{[3−(4−クロロ−2−フルオロフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
フェナントロリンを3,4,7,8−テトラメチルフェナントロリンで置き換えたことを除いて同様のやり方(経路21,一般的手法J)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.19mmol)及び4−クロロ−2フルオロ1−ヨードベンゼン(77mg,0.3mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(60mg,61%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (382);実測値100% (MH
+) m/z 382, Rt = 3.06分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, MeOD) δ ppm 7.23 (1 H, dd, J=11.0, 2.4 Hz), 7.11 (1
H, dt, J=8.8, 1.9 Hz), 6.86 (1 H, t, J=8.8 Hz), 4.97 - 5.14 (1 H, m), 4.26 - 4.63 (2 H, m), 3.83 - 4.25 (3 H, m), 3.62 - 3.82 (1 H, m, J=8.3, 8.3, 8.3, 8.3 Hz), 3.52 (5 H, br. s.), 2.82 - 3.17 (2 H, m), 2.01 - 2.43 (6 H, m), 1.67 - 1.96 (2 H, m).
【0336】
実施例91 1−シクロブチル−4−{[3−(3−メトキシフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路21,一般的手法J)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.19mmol)及び1−ヨード−3−メトキシベンゼン(69mg,0.3mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(6mg,6%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (360);実測値100% (MH
+) m/z 360, Rt = 2.76分
NMRデータ:
1H NMR (360 MHz, MeOH) δ ppm 7.12 - 7.22 (1 H, m), 6.51 - 6.58 (1 H,
m), 6.32 - 6.40 (2 H, m), 4.93 - 5.01 (1 H, m), 4.28 - 4.57 (2 H, m), 3.84 - 4.15 (3 H, m), 3.65 - 3.79 (4 H, m), 3.35 - 3.59 (5 H, m), 2.87 - 3.08 (2 H, m), 2.01 - 2.40 (6 H, m), 1.70 - 1.92 (2 H, m).
【0337】
実施例92 1−シクロブチル−4−{[3−(2−メトキシフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路21,一般的手法J)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.19mmol)及び1−ヨード−2−メトキシベンゼン(69mg,0.3mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(24mg,26%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (360);実測値100% (MH
+) m/z 360, Rt = 2.65分
NMRデータ:
1H NMR (360 MHz, MeOH) δ ppm 6.93 - 7.03 (2 H, m), 6.82 - 6.91 (1 H,
m), 6.72 (1 H, d, J=7.7 Hz), 4.93 - 5.01 (1 H, m), 4.27 - 4.54 (2 H, m), 4.08 -
4.20 (1 H, m), 3.79 - 4.07 (5 H, m), 3.73 (1 H, 五重線, J=8.3 Hz), 3.37 - 3.61 (5 H, m), 2.88 - 3.09 (2 H, m), 2.00 - 2.41 (6 H, m), 1.73 - 1.95 (2 H, m).
【0338】
実施例93 6−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−2−メチルキノリンの製造 効力範囲A
【化196】
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フェナントロリンを3,4,7,8−テトラメチルフェナントロリンで置き換えたことを除いて同様のやり方(経路21,一般的手法J)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(128mg,0.51mmol)及び6−ブロモ−2−メチルキノリン(224mg,1.01mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を褐色油状物として得た(52mg,25%)。LCMSデータ:計算値MH
+ (395);実測値100% (MH
+) m/z 395, Rt = 4.02分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.88 - 7.98 (2 H, m), 7.28 - 7.33 (1 H, m), 7.26 (1 H, d, J=8.4 Hz), 6.78 (1 H, d, J=2.8 Hz), 4.98 - 5.05 (1 H, m), 4.42 (2 H, dd, J=9.3, 6.5 Hz), 4.11 (2 H, dd, J=9.4, 4.1 Hz), 3.37 - 3.56 (4 H, m), 2.86 (1 H, t, J=7.6 Hz), 2.72 (3 H, s), 2.50 - 2.60 (2 H, m), 2.32 - 2.49 (2 H, m), 1.99 - 2.10 (2 H, m), 1.77 - 1.93 (4 H, m), 1.55 - 1.74 (2 H, m).
【0339】
実施例94 1−シクロブチル−4−[(3−{[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]オキシ}アゼチジン−1−イル)カルボニル]−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化197】
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フェナントロリンを3,4,7,8−テトラメチルフェナントロリンで置き換えたことを除いて同様のやり方(経路21,一般的手法J)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.20mmol)及び5−ブロモ−2−トリフルオロメチルピリジン(59mg,0.26mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を褐色油状物として得た(15mg,14%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (399);実測値100% (MH
+) m/z 399, Rt = 2.81分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.32 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.77 (1 H, d,
J=8.7 Hz), 7.42 (1 H, dd, J=8.6, 2.6 Hz), 5.14 - 5.21 (1 H, m), 4.54 - 4.61 (1 H, m), 4.38 - 4.47 (1 H, m), 4.11 - 4.20 (1 H, m), 4.00 - 4.08 (1 H, m), 3.88 - 3.97 (1 H, m), 3.72 (1 H, 五重線, J=8.4 Hz), 3.39 - 3.61 (5 H, m), 3.00 (2 H, m,
J=10.9 Hz), 2.30 - 2.40 (2 H, m), 2.18 - 2.30 (3 H, m), 2.05 - 2.18 (1 H, m), 1.73 - 1.93 (2 H, m).
【0340】
経路22
【化198】
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【0341】
一般的手法K:
1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イルメタンスルホナートの製造
【化199】
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0℃でDCM(5ml)中の1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(100mg,0.395mmol)の撹拌溶液にTEA(120mg,1.2mmol)及びメタンスルホニルクロリド(110mg,0.94mmol)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌してからDCM(15ml)で希釈し、そして飽和NaHCO
3(10ml)で洗浄した。有機層を分離し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、そして濃縮して表題化合物を淡黄色の固形物として得た(130mg,92%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (332);実測値100% (MH
+) m/z 332, Rt = 0.74分
NMRデータ:
1H NMR (360 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 5.18 - 5.26 (1 H, m), 4.29 (2
H, dd, J=10.9, 6.8 Hz), 4.12 (2 H, dd, J=10.9, 4.5 Hz), 3.35 - 3.47 (4 H, m), 3.07 (3 H, s), 2.83 (1 H, 五重線, J=7.8 Hz), 2.47 - 2.54 (2 H, m), 2.36 - 2.45 (2 H, m), 1.98 - 2.09 (2 H, m), 1.74 - 1.91 (4 H, m), 1.55 - 1.73 (2 H, m).
【0342】
一般的手法L:
実施例95 1−シクロブチル−4−({3−[(4−フルオロベンジル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
DMSO(1.5mL)中の(4−フルオロフェニル)メタノール(27mg,0.2mmol)の撹拌溶液に室温でNaH(8.5mg,0.2mmol,純度60%)を加えた。混合物を1時間撹拌し、そしてDMSO(0.5mL)中の1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イルメタンスルホナート(33mg,0.1mmol)の溶液を加えた。生成した混合物を100℃で一夜撹拌し、室温に冷却し、そしてEtOAcで希釈した。粗混合物を水/ブライン;1/1溶液で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮した。分取HPLCにより精製して表題化合物を無色油状物として得た(8mg,18%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (362);実測値100% (MH
+) m/z 362, Rt = 2.79分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, MeOD) δ ppm 7.29 - 7.44 (2 H, m), 7.00 - 7.15 (2 H,
m), 4.47 (2 H, s), 4.32 - 4.43 (1 H, m), 4.02 - 4.31 (2 H, m), 3.63 - 4.01 (4 H, m), 3.34 - 3.62 (5 H, m), 2.86 - 3.09 (2 H, m), 1.96 - 2.43 (6 H, m), 1.68 - 1.96 (2 H, m).
【0343】
以下の化合物は、上の経路22、一般的手法Lに記載された通り製造した。
実施例96 1−シクロブチル−4−[(3−メトキシアゼチジン−1−イル)カルボニル]−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路22,一般的手法L)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イルメタンスルホナート(33mg,0.1mmol)及びナトリウムメトキシド(11mg,0.2mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(8mg,20%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (268);実測値100% (MH
+) m/z 268, Rt = 3.43分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, MeOD) δ ppm 4.04 - 4.35 (2 H, m), 3.67 - 3.99 (4 H,
m), 3.34 - 3.67 (6 H, m), 3.29 (3 H, br. s.), 2.85 - 3.12 (2 H, m), 2.00 - 2.44
(6 H, m), 1.70 - 1.96 (2 H, m).
【0344】
経路23
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
【0345】
一般的手法M:
実施例97 1−({3−[(4−クロロベンジル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
THF(3mL)中の1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(40mg,0.158mmol)の撹拌溶液にNaH(13mg,0.316mmol,鉱油中60%)を加えた。懸濁液を室温で1時間撹拌した後、1−(ブロモメチル)−4−クロロベンゼン(65mg,0.316mmol)を一度に加えた。生成した混合物を80℃で1時間加熱し、室温に冷却し、そして減圧で濃縮した。粗残留物をMeOHに溶解し、そしてシリカのショートパッドを通して濾過した後、分取HPLCにより精製して表題化合物(31mg,40%)を無色油状物として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (378);実測値100% (MH
+) m/z 378, Rt = 2.66分
1H NMR (250 MHz, MeOD) δppm 7.35 (4 H, s), 4.47 (2 H, s), 4.33 - 4.43 (1 H, m),
4.19 - 4.32 (1 H, m), 4.03 - 4.18 (1 H, m), 3.77 - 4.02 (3 H, m), 3.62 - 3.77 (1 H, m), 3.37 - 3.60 (5 H, m), 2.81 - 3.09 (2 H, m), 2.02 - 2.44 (6 H, m), 1.65 - 1.96 (2 H, m).
【0346】
以下の化合物は、上の経路23、一般的手法Mに記載された通り製造した。
実施例98 4−[({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)メチル]ベンゾニトリルの製造 効力範囲A
【化204】
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同様のやり方(経路23,一般的手法M)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(40mg,0.158mmol)及び4−(ブロモメチル)ベンゾニトリル(62mg,0.158mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(17mg,22%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (369);実測値99% (MH
+) m/z 369, Rt = 2.66分
1H NMR (250 MHz, MeOD) δ ppm 7.72 (2 H, d), 7.54 (2 H, d, J=8.5 Hz), 4.58 (2 H,
s), 4.36 - 4.48 (1 H, m), 4.06 - 4.35 (2 H, m), 3.80 - 4.06 (3 H, m), 3.62 - 3.80 (1 H, m), 3.35 - 3.62 (5 H, m), 2.83 - 3.12 (2 H, m), 2.03 - 2.43 (6 H, m), 1.69 - 1.96 (2 H, m).
【0347】
実施例99 1−シクロブチル−4−{[3−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路23,一般的手法M)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(52mg,0.20mmol)及び臭化プロパルギル(トルエン中80質量%溶液60μl,0.23mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を黄色油状物として得た(10mg,17%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (292);実測値100% (MH
+) m/z 292, Rt = 3.67分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, MeOD) δ ppm 4.37 - 4.52 (1 H, m), 4.11 - 4.25 (4 H, m), 3.90 (2 H, dd, J=9.3, 4.3 Hz), 3.36 - 3.50 (4 H, m), 2.81 - 2.99 (2 H, m), 2.40 - 2.61 (4 H, m), 1.98 - 2.15 (2 H, m), 1.76 - 1.96 (4 H, m), 1.55 - 1.76 (2 H, m).
【0348】
経路24
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
【0349】
ビス(1−メチルエチル)3,3−ジメトキシシクロブタン−1,1−ジカルボキシレートの製造
【化207】
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DMF(100ml)中のNaH(11.7g,293mmol,純度60%)の撹拌懸濁液にジイソプロピルマロン酸エステルを滴加し、温度を40℃より下に維持した。生成した混合物を室温で1時間撹拌し、次いで1,3−ジブロモ−2,2−ジメトキシプロパン(34.8g,133mmol)を一度に加えた。生成した混合物を140℃で24時間加熱し、次いで室温に冷却した。飽和水性NH
4Cl(400ml)を加え、そして混合物をヘキサン(2×190ml)で抽出した。合わせた有機相をH
2O(2×250ml)、飽和NaHCO
3(2×250ml)、H
2O(2×250ml)及びブライン(250ml)で洗浄した。有機相を乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮して橙色油状物を得た。真空蒸留により精製して過剰の1,3−ジブロモ−2,2−ジメトキシプロパン(沸点60〜62℃,0.1mmHg)及びジイソプロピルマロン酸エステル(沸点78〜80℃,0.1mmHg)を除去して蒸留フラスコに表題化合物(20g,52%)を橙色油状物として得た。
MSデータ:計算値MH
+ (289);実測値100% (MH
+) m/z 289.
NMRデータ:
1H NMR (360 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 5.07 (2 H, spt, J=6.3 Hz), 3.16 (6 H, s), 2.70 (4 H, s), 1.24 (12 H, d, J=6.4 Hz).
【0350】
3,3−ジヒドロキシシクロブタンカルボン酸の製造
【化208】
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20%HCl(7ml)の撹拌溶液に室温でビス(1−メチルエチル)3,3−ジメトキシシクロブタン−1,1−ジカルボキシレート(2.5g,8.7mmol)を加えた。生成した混合物を100℃で一夜加熱し、次いで室温に冷却し、そしてジエチルエーテル(3×20ml)で抽出した。有機相を合わせて、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮した。生成した薄茶色油状物をDCM(2ml)中にスラリー化し、そして生成した固形物を濾過により集め、ペンタンで洗浄し、そして減圧で乾燥して淡褐色の固形物(530mg,47%)を得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (133);150amu検出限界より下の化合物。
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 3.07 - 3.43 (5 H, m).
【0351】
一般的手法N:
実施例100 3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブタノンの製造 効力範囲A
【化209】
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DCM/DMF4:1(2.5ml)中の3,3−ジヒドロキシシクロブタンカルボン酸(80mg,0.61mmol)の撹拌溶液に室温でCDI(103mg,0.64mmol)を加えた。混合物を室温で1.5時間撹拌し、そして1−シクロブチル−1,4−ジアゼパン(98mg,0.64mmol)を加えた。生成した溶液を室温で3時間撹拌し、DCM(20ml)で希釈し、そしてH
2O/ブライン1:1(20ml)で洗浄した。有機層を乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮した。シリカゲルFCC(DCM/MeOH/NH
3 90:10:1で溶離する)により精製して表題化合物を無色油状物として得た(84mg,56%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (251);実測値100% (MH
+) m/z 251, Rt = 1.31分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 3.63 - 3.74 (2 H, m), 3.45 - 3.62 (4 H, m), 3.27 - 3.43 (1 H, m), 3.09 - 3.26 (2 H, m), 2.78 - 2.95 (1 H, m),
2.37 - 2.58 (4 H, m), 1.97 - 2.13 (2 H, m), 1.53 - 1.97 (6 H, m).
【0352】
一般的手法O:
実施例101 cis−3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブタノールの製造 効力範囲B
【化210】
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0℃でMeOH(2.5ml)中の3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブタノン(50mg,0.2mmol)の撹拌溶液にNaBH
4(3.7mg,0.1mmol)を加えた。10分後、反応混合物を室温に加温し、そしてさらに1時間撹拌した。溶媒を真空で蒸発させ、そして粗固形物をDCMと0.5M NaOHとの間で分配した。有機相を分離し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮した。生成した黄色油をシリカゲルFCC(溶離液DCM.MeOH/NH
3 90:10:1)により精製して表題化合物をオフホワイト色固形物として得た(35mg,70%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (253);実測値100% (MH
+) m/z 253, Rt = 3.10分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 4.06 - 4.24 (1 H, m), 3.00 - 3.66 (5 H, m), 2.66 - 2.91 (2 H, m), 2.34 - 2.62 (6 H, m), 2.15 - 2.32 (2 H, m),
1.94 - 2.10 (2 H, m), 1.50 - 1.92 (6 H, m).
【0353】
以下の化合物は、上の経路20、一般的手法Iに記載された通り製造した。
実施例102 6−({cis−3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−
イル)カルボニル]シクロブチル}オキシ)−N−メチルピリジン−3−カルボキサミドの製造 効力範囲A
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、cis−3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブタノール(40mg,0.16mmol)及び6−クロロ−N−メチルピリジン−3−カルボキサミド(35mg,0.21mmol)から、シリカFCCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(12mg,20%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (387);実測値100% (MH
+) m/z 387, Rt = 2.26分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.54 (1 H, d, J=2.4 Hz), 7.98
(1 H, dd, J=8.7, 2.4 Hz), 6.71 (1 H, d, J=8.7 Hz), 6.29 - 6.46 (1 H, m), 5.07 -
5.24 (1 H, m), 3.54 - 3.68 (2 H, m), 3.39 - 3.53 (2 H, m), 2.99 (3 H, d, J=4.9 Hz), 2.79 - 2.95 (2 H, m), 2.61 - 2.79 (2 H, m), 2.35 - 2.54 (6 H, m), 1.50 - 2.10 (9 H, m).
【0354】
実施例103 4−({cis−3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブチル}オキシ)ベンゾニトリルの製造 効力範囲A
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、cis−3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブタノール(30mg,0.12mmol)及び4−フルオロベンゾニトリル(17mg,0.14mmol)から、シリカFCCにより精製した後、表題化合物を白色固形物として得た(8mg,20%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (354);実測値94% (MH
+) m/z 354, Rt = 2.83分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.56 (2 H, d, J=8.8 Hz), 6.85 (2 H, d,
J=8.8 Hz), 4.65 (1 H, m), 3.57 - 3.70 (2 H, m), 3.42 - 3.54 (2 H, m), 2.77 - 3.00 (2 H, m), 2.64 - 2.76 (2 H, m), 2.44 - 2.62 (4 H, m), 2.34 - 2.44 (2 H, m), 1.99 - 2.09 (2 H, m), 1.74 - 1.94 (4 H, m), 1.54 - 1.74 (2 H, m).
【0355】
実施例104 1−シクロブチル−4−[(cis−3−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}シクロブチル)カルボニル]−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、cis−3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブタノール(30mg,0.12mmol)及び2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン(26mg,0.14mmol)から、シリカFCCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(15mg,31%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (398);実測値97% (MH
+) m/z 398, Rt = 3.04分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.39 (1 H, s), 7.75 (1 H, dd, J=8.7, 2.1 Hz), 6.78 (1 H, d, J=8.8 Hz), 5.14 - 5.24 (1 H, m), 3.58 - 3.68 (2 H, m), 3.45 - 3.52 (2 H, m), 2.79 - 2.98 (2 H, m), 2.67 - 2.78 (2 H, m), 2.45 - 2.58 (4 H, m), 2.36 - 2.44 (2 H, m), 1.99 - 2.10 (2 H, m), 1.74 - 1.92 (4 H, m), 1.55 - 1.73 (2 H, m).
【0356】
経路25
【化214】
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【0357】
一般的手法P:
cis−3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブチル4−メチルベンゼンスルホナートの製造
【化215】
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室温でDCM(2ml)中のcis−3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブタノール(50mg,0.19mmol)の撹拌溶液にトリエチルアミン(77mg,0.7mmol)及びトルエン−4−スルホニルクロリド(108mg,0.57mmol)を加えた。混合物を室温で1時間、次いで35℃で2時間撹拌した。室温に冷却し、そしてDCMで希釈した後、混合物をH
2O/飽和NaHCO
3 1:1で洗浄した。有機層を乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮した。シリカFCC(DCM/MeOH/NH
3 90:10:1で溶離する)により精製して表題化合物を無色油状物として得た(73mg,91%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (407);実測値100% (MH
+) m/z 407, Rt = 1.36分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.76 (2 H, d, J=8.4 Hz), 7.32
(2 H, d, J=7.9 Hz), 4.77 (1 H, m, J=7.6, 7.6, 7.6, 7.6, 1.6 Hz), 3.50 - 3.60 (2
H, m), 3.30 - 3.41 (2 H, m), 2.62 - 2.88 (2 H, m), 2.29 - 2.52 (11 H, m), 1.92 - 2.07 (2 H, m), 1.49 - 1.87 (6 H, m).
【0358】
一般的手法Q:
実施例104a trans−3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブチルアセテートの製造
【化216】
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室温でDMF(3ml)中のcis−3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブチル4−メチルベンゼンスルホナート(73mg,0.18mmol)の撹拌溶液に酢酸カリウム(108mg,1.1mmol)を加えた。混合物を110℃で一夜加熱し、次いで室温に冷却し、そしてDCMで希釈した。生成した混合物をH
2O/ブライン1:1で洗浄し、そして有機相を乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮して表題化合物を得(50mg,94%)、これをさらに精製することなく用いた:
LCMSデータ:計算値MH
+ (295);実測値100% (MH
+) m/z 295, Rt = 0.9分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 4.95 - 5.08 (1 H, m), 3.50 - 3.61 (2 H, m), 3.18 - 3.37 (3 H, m), 2.58 - 2.85 (3 H, m), 2.12 - 2.46 (6 H, m),
1.89 - 2.04 (5 H, m), 1.45 - 1.87 (6 H, m).
【0359】
一般的手法R:
実施例105 trans−3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブタノールの製造 効力範囲A
【化217】
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室温でTHF/H
2O 5:1(93ml)中のtrans−3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブチルアセテート(50mg,0.17mmol)の撹拌溶液にLiOH.H
2O(8.5mg,0.2mmol)を加えた。混合物を室温で一夜撹拌し、H
2Oで希釈し、そしてDCMで抽出した。次いで、有機層を乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮して表題化合物を淡黄色油状物として得た(40mg,93%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (253);実測値100% (MH
+) m/z 253, Rt = 3.07分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 4.45 - 4.59 (1 H, m), 3.57 - 3.68 (2 H, m), 3.36 - 3.45 (2 H, m), 3.18 - 3.32 (1 H, m), 2.77 - 2.93 (1 H, m),
2.54 - 2.69 (2 H, m), 2.34 - 2.52 (4 H, m), 1.96 - 2.24 (4 H, m), 1.55 - 1.93 (7 H, m).
【0360】
以下の化合物は、上の経路20、一般的手法Iに記載された通り製造した。
実施例106 4−({trans−3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブチル}オキシ)ベンゾニトリルの製造 効力範囲A
【化218】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、trans−3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブタノール(33mg,0.13mmol)及び4−フルオロベンゾニトリル(19mg,0.16mmol)から、シリカFCCにより精製した後、表題化合物を黄色油状物として得た(13mg,28%)。LCMSデータ:計算値MH
+ (354);実測値94% (MH
+) m/z 354, Rt = 2.83分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.56 (2 H, d, J=8.6 Hz), 6.84 (2 H, d,
J=8.6 Hz), 4.83 - 4.93 (1 H, m), 3.59 - 3.70 (2 H, m), 3.34 - 3.50 (3 H, m), 2.82 (3 H, m), 2.49 (2 H, m), 2.34 - 2.45 (4 H, m), 2.03 (2 H, m), 1.74 - 1.93 (4 H, m), 1.55 - 1.71 (2 H, m).
【0361】
実施例107 1−シクロブチル−4−[(trans−3−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}シクロブチル)カルボニル]−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化219】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、trans−3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブタノール(33mg,0.13mmol)及び2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン(29mg、0.16mmol)から、シリカFCCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(12mg,24%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (398);実測値94% (MH
+) m/z 398, Rt = 3.08分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.41 (1 H, s), 7.76 (1 H, dd, J=8.6, 2.0 Hz), 6.79 (1 H, d, J=8.8 Hz), 5.35 (1 H, m), 3.59 - 3.71 (2 H, m), 3.32 - 3.46 (3 H, m), 2.79 - 2.91 (3 H, m), 2.46 - 2.54 (2 H, m), 2.32 - 2.46 (4 H, m), 1.98 - 2.08 (2 H, m), 1.74 - 1.94 (4 H, m), 1.54 - 1.72 (2 H, m).
【0362】
経路26
【化220】
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【0363】
実施例108 1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オンの製造 効力範囲A
【化221】
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ジクロロメタン(2ml)中の1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(27mg,0.11mmol)の撹拌溶液に室温でデスマーチンペルヨージナン(80mg,0.19mmol)を加えた。混合物を3時間撹拌し、次いで濃縮し、そしてFCC(DCM/MeOH/NH
3 95:5:1〜90:10:1の勾配で溶離する)により精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(17mg,63%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (252);実測値86% (MH
+) m/z 252, Rt = 3.26分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, CDCl
3) δ ppm 3.53 - 3.61 (2 H, m), 3.41 - 3.52 (2 H, m), 2.83 - 3.02 (1 H, m), 2.62 - 2.73 (2 H, m), 2.48 - 2.60 (2 H, m), 1.86 - 2.15 (8 H, m), 1.51 - 1.81 (2 H, m).
【0364】
経路27
【化222】
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【0365】
1−[(3−アジドアゼチジン−1−イル)カルボニル]−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパンの製造
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イルメタンスルホナート(200mg,0.61mmol)をDMSO(4ml)に溶解し、そしてアジ化ナトリウム(157mg,2.41mmol)を加えた。反応液を80℃で48時間加熱し、次いでDCM(30ml)で希釈し、そして水(10ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮して黄色の固形物(140mg,83%)を得、それを次の工程に直接用いた。
LCMSデータ:計算値MH
+ (279);実測値100% (MH
+) m/z 279, Rt = 0.65分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, MeOD) δ ppm 4.19 - 4.40 (3 H, m), 3.88 (2 H, dd, J=8.9, 3.7 Hz), 3.36 - 3.49 (4 H, m), 2.91 (1 H, m), 2.51 - 2.60 (2 H, m), 2.41 - 2.51 (2 H, m), 2.06 (2 H, m), 1.76 - 2.00 (4 H, m), 1.56 - 1.76 (2 H, m).
【0366】
実施例109 1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−アミンの製造 効力範囲A
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
1−[(3−アジドアゼチジン−1−イル)カルボニル]−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン(140mg,0.50mmol)をTHF(5ml)に溶解し、そして水(0.28ml,5mmol)を加えた。次いで、PPh
3を固形物として加え、そして反応液を16時間撹拌して透明な溶液を得た。反応液を真空で濃縮し、そしてFCC(DCM/MeOH/MH
3勾配,95:5:1〜70:30:1)により精製して表題化合物を淡黄色の固形物として得た(51mg,40%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (253);実測値99% (MH
+) m/z 253, Rt = 2.94分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 4.11 - 4.21 (2 H, m), 3.66 - 3.75 (3 H, m), 3.38 - 3.48 (4 H, m), 2.88 - 2.98 (1 H, m), 2.53 - 2.60 (2 H, m), 2.42 - 2.52 (2 H, m), 2.02 - 2.12 (2 H, m), 1.81 - 1.93 (4 H, m), 1.61 - 1.76 (2 H, m).
【0367】
経路28
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
【0368】
実施例110 5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}アミノ)−N−メチルピリジン−2−カルボキサミドの製造 効力範囲A
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
脱気したトルエン(2ml)中の1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−アミン(22mg,87μmol)の溶液に5−ブロモ−N−メチルピリジン−2−カルボキサミド(19mg,87μmol)、ラセミ体のBINAP(8mg,13μmol)、tBuOK(12mg,0.10mmol)、続いてPd
2(dba)
3(8mg,9μmol)を加えた。反応液を100℃で16時間加熱し、濃縮し、そしてFCC(DCM/MeOH/NH
3勾配,98:2:1〜95:5:1)により精製して表題化合物を無色油状物として得た(26mg,78%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (387);実測値96% (MH
+) m/z 387, Rt = 2.22分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (1 H, d, J=2.4 Hz), 7.84 (1 H, d,
J=8.6 Hz), 6.92 (1 H, dd, J=8.6, 2.6 Hz), 4.34 - 4.41 (2 H, m), 4.25 - 4.33 (1 H, m), 3.84 (2 H, dd, J=8.3, 5.0 Hz), 3.40 - 3.49 (4 H, m), 2.86 - 2.97 (4 H, m), 2.52 - 2.60 (2 H, m), 2.44 - 2.52 (2 H, m), 2.03 - 2.11 (2 H, m), 1.79 - 1.91 (4H, m), 1.59 - 1.75 (2 H, m).
【0369】
実施例111 5−[{1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}(メチル)アミノ]−N−メチルピリジン−2−カルボキサミドの製造 効力範囲A
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}アミノ)−N−メチルピリジン−2−カルボキサミド(34mg,92μmol)をMeCN/水1:1(3ml)に溶解し、そしてホルムアルデヒド(37質量%溶液50μl,1.8mmol)、続いてNaBH
3CN(34mg,0.56mmol)を加えた。10分後、酢酸(40μl,0.72mmol)を加え、そして反応液を室温で16時間撹拌した。反応混合物を減圧で濃縮し、そしてFCC(DCM/MeOH/NH
3勾配,98:2:1〜90:10:1)により精製して表題化合物を無色油状物として得た(7mg,19%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (401);実測値96% (MH
+) m/z 401, Rt = 2.38分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.04 (1 H, d, J=8.6 Hz), 7.97 (1 H, d, J=2.9 Hz), 7.74 (1 H, br. s.), 7.02 (1 H, dd, J=8.8, 2.9 Hz), 4.45 - 4.55 (1 H, m), 4.25 (2 H, t, J=8.2 Hz), 4.03 (2 H, dd, J=8.8, 5.9 Hz), 3.39 - 3.52 (4 H, m), 3.03 - 3.08 (3 H, m), 3.01 (3 H, d, J=5.1 Hz), 2.78 - 2.92 (1 H, m), 2.49 - 2.60 (2 H, m), 2.36 - 2.48 (2 H, m), 2.00 - 2.09 (2 H, m), 1.54 - 1.96 (6 H, m).
【0370】
経路29
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
【0371】
実施例112 4−[({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}アミノ)メチル]ベンゾニトリルの製造 効力範囲A
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
ジクロロエタン(2ml)中の1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−アミン(20mg,80μmol)の溶液に4−(ブロモメチル)ベンゾニトリル(17mg,87μmol)及びDIPEA(15μl,87μmol)を加えた。反応液を100℃で16時間加熱し、減圧で濃縮し、およびFCC(DCM/MeOH/NH
3 98:2:1〜90:10:1の勾配)により精製して表題化合物を無色油状物として得た(10mg,33%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (368);実測値96% (MH
+) m/z 368, Rt = 3.93分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, MeOD) δ ppm 7.71 (2 H, d, J=8.4 Hz), 7.55 (2 H, d,
J=8.4 Hz), 4.02 - 4.15 (2 H, m), 3.80 (2 H, s), 3.72 (2 H, dd, J=8.2, 5.5 Hz), 3.53 - 3.67 (1 H, m), 3.35 - 3.51 (4 H, m), 2.98 (1 H, s), 2.57 (4 H, dt, J=19.0, 5.1 Hz), 2.01 - 2.18 (2 H, m), 1.79 - 2.01 (4 H, m), 1.57 - 1.79 (2 H, m).
【0372】
経路30
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
【0373】
tert−ブチル4−[(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)カルボニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシレートの製造
【化231】
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同様のやり方(経路20,一般的手法H)で、[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(877mg,4.4mmol)から表題化合物を黄色油状物として得た(1.10g,84%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (300);実測値86% MH
+ m/z (300), Rt = 0.97分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, MeOD) δ ppm 4.39 - 4.56 (1 H, m), 4.09 - 4.26 (2 H,
m), 3.80 (2 H, m), 3.31 - 3.58 (8 H, m), 1.81 (2 H, m), 1.46 (9 H, s).
【0374】
tert−ブチル4−[(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)カルボニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシレートの製造
【化232】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、tert−ブチル4−[(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)カルボニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシレート(1.22g,4.10mmol)及び5−クロロ−N−メチルピリジン−2−カルボキサミド(835mg,4.91mmol)からFCCにより精製した後、表題化合物を黄色固形物として得た(1.0g,56%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (434);実測値100% (MH
+) m/z 434, Rt = 1.37分
NMRデータ:
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.23 (1 H, d, J=2.7 Hz), 8.03 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.34 (1 H, d, J=8.5 Hz), 5.13 (1 H, d, J=2.9 Hz), 4.46 (2 H, dd, J=9.2, 6.6 Hz), 4.01 - 4.08 (2 H, m), 3.35 - 3.57 (8 H, m), 2.94 (3 H, s), 1.81 (2 H, br. s.), 1.45 (9 H, d, J=7.0 Hz).
【0375】
5−{[1−(1,4−ジアゼパン−1−イルカルボニル)アゼチジン−3−イル]オキシ}−N−メチルピリジン−2−カルボキサミドの製造
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
DCM(6ml)中のtert−ブチル4−[(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)カルボニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシレート(651mg,1.5mmol)の撹拌溶液に0℃でTFA(1ml)を加えた。混合物を室温に温まるのにまかせ、そしてこの温度で一夜撹拌した。反応混合物を真空で濃縮した。残留物をDCMに溶解し、AMBERSEP樹脂(500mg)を加え、そして混合物を一夜振盪した。混合物を濾過し、そして濾液を真空で濃縮して表題化合物を薄茶色油状物として得た(262mg,52%)。
1H NMRデータ:(250MHz, CDCl
3) δ ppm 8.24 (1 H, d, J=2.7 Hz), 8.04 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.28 - 7.41 (1 H, m), 5.13 (1 H, tt, J=6.4, 4.0 Hz), 4.40 - 4.55 (2 H, m), 3.99 - 4.13 (2 H, m), 3.42 - 3.52 (4 H, m), 2.79 - 3.03 (7 H, m), 1.79 - 1.93 (2 H, m).
【0376】
以下の化合物は、上の経路1、一般的手法Aに記載された通り製造した。
実施例113 5−({1−[(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N−メチルピリジン−2−カルボキサミドの製造
効力範囲C
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
同じやり方(経路1,一般的手法A;MeCNを溶媒として用いたことを除く)で、5−{[1−(1,4−ジアゼパン−1−イルカルボニル)アゼチジン−3−イル]オキシ}−N−メチルピリジン−2−カルボキサミド(25mg,0.075mmol)及びホルムアルデヒド(37%水溶液6.1μl,0.075mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(5.3mg,20%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (348);実測値99% (MH
+) m/z 348, Rt = 2.19分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.24 (1 H, d, J=2.7 Hz), 8.04 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.34 (1 H, dd, J=8.7, 2.8 Hz), 5.12 - 5.18 (1 H, m), 4.53 - 4.60 (1 H, m), 4.39 - 4.46 (1 H, m), 4.11 - 4.18 (1 H, m), 3.97 - 4.06 (1 H, m), 3.84 - 3.94 (1 H, m), 3.41 - 3.63 (6 H, m), 3.17 - 3.29 (2 H, m), 2.94 (7 H, d, J=5.2 Hz), 1.98 - 2.30 (1 H, m).
【0377】
実施例114 5−({1−[(4−(1−メチルエチル)−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N−メチルピリジン−2−カルボキサミドの製造 効力範囲A
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路1,一般的手法A;MeCNを溶媒として用いたことを除く)で、5−{[1−(1,4−ジアゼパン−1−イルカルボニル)アゼチジン−3−イル]オキシ}−N−メチルピリジン−2−カルボキサミド(25mg,0.075mmol)及びアセトン(5.5μl,0.075mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(4mg,14%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (376);実測値100% (MH
+) m/z 376, Rt = 2.31分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.24 (1 H, d, J=2.7 Hz), 8.04 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.34 (1 H, dd, J=8.7, 2.8 Hz), 5.12 - 5.19 (1 H, m), 4.58 (1 H, dd, J=9.2, 6.5 Hz), 4.43 (1 H, dd, J=9.3, 6.6 Hz), 4.16 (1 H, dd, J=9.5, 3.7 Hz), 4.03 (1 H, dd, J=9.5, 3.7 Hz), 3.88 - 3.96 (1 H, m), 3.62 - 3.70 (1 H, m), 3.56 - 3.62 (1 H, m), 3.38 - 3.56 (4 H, m), 3.15 - 3.29 (2 H, m), 2.93 - 2.96 (3 H, s), 2.19 - 2.28 (1 H, m), 2.05 - 2.17 (1 H, m), 1.35 (6 H, s).
【0378】
実施例115 5−({1−[(4−シクロペンチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N−メチルピリジン−2−カルボキサミドの製造 効力範囲A
【化236】
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同様のやり方(経路1,一般的手法A;TEA(46μl,0.33mmol)を塩基として用いたことを除く)で、5−{[1−(1,4−ジアゼパン−1−イルカルボニル)アゼチジン−3−イル]オキシ}−N−メチルピリジン−2−カルボキサミド(50mg,0.11mmol)及びシクロペンタノン(9.7μl,0.11mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物(2mg,5%)を無色油状物として得た。LCMSデータ:計算値MH
+ (402);実測値98% (MH
+) m/z 402, Rt = 2.48分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.14 (1 H, d, J=2.6 Hz), 7.94 (1 H, d, J=8.8 Hz), 7.24 (1 H, dd, J=8.6, 2.8 Hz), 5.01 - 5.08 (1 H, m), 4.34 - 4.44 (2 H, m), 3.98 (2 H, dd, J=9.6, 3.2 Hz), 3.49 - 3.64 (2 H, m), 3.36 - 3.45 (4 H, m), 2.82 - 2.87 (3 H, m), 1.96 - 2.06 (4 H, m), 1.65 - 1.77 (2 H, m), 1.52 - 1.63 (4 H, m), 1.14 - 1.24 (3 H, m).
【0379】
経路31
【化237】
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【0380】
6−フルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オンの製造
【化238】
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ジクロロメタン(2.5ml)及びメタンスルホン酸(2.5ml)中の5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(433mg,2.9mmol)の撹拌溶液に室温でアジ化ナトリウム(378mg,5.8mmol)を少しずつ加えた。直ちに気体発生が見られ、そして3時間後、TLCによって変換完了が観察された。反応混合物を、氷中急速に撹拌した5M NaOH溶液(8ml)に滴加して内部温度を15℃より下に維持した。添加が完了したら、水相(pH14)をジクロロメタン(3×25ml)で抽出した。有機物を合わせ、そして水(2×25ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして真空で濃縮した。NMRは、FCC(溶離液ヘキサン/EtOAc1:1〜EtOAcの勾配を用いる)により分離された位置異性体の7:3混合物を示し、表題化合物を白色固形物として得た(267mg,58%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (166);実測値100% [MH
+] m/z (166), Rt = 1.27分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.09 (1 H, dd, J=8.6, 5.9 Hz), 7.04 (1
H, ddd, J=8.6, 5.9, 2.6 Hz), 6.92 (1 H, dd, J=8.9, 2.5 Hz), 6.20 (1 H, br. s.),
3.59 (2 H, td, J=6.6, 2.8 Hz), 3.01 (2 H, t, J=6.5 Hz).
【0381】
経路32
【化239】
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【0382】
6−フルオロ−2−メチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オンの製造
【化240】
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THF(5ml)中の6−フルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オン(102mg,0.62mmol)の撹拌溶液にNaH(鉱油中60%分散の49mg,1.23mmol)を加え、濃厚な白色沈殿を得た。30分後、ヨウ化メチル(76μl,1.23mmol)を加え、そして反応液を50℃で1時間加熱した。変換完了をTLCによって観察し、そして反応液を濃縮し、ジクロロメタン(30ml)で希釈し、飽和NaHCO
3(15ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして真空で濃縮した。残留物をFCC(溶離液ヘキサン/EtOAc1:1〜EtOAcの勾配を用いて)によって精製して表題化合物を無色油状物として得た(106mg,96%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (180);実測値100% [MH
+] m/z (180), Rt = 1.61分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.09 (1 H, dd, J=8.6, 5.9 Hz), 7.00 (1
H, ddd, J=8.6, 5.9, 2.4 Hz), 6.86 (1 H, dd, J=8.8, 2.4 Hz), 3.57 (2 H, t, J=6.7
Hz), 3.00 (2 H, t, J=6.7 Hz).
【0383】
以下の化合物は、上の経路20、一般的手法Iに記載された通り製造した。
実施例116 6−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オンの製造 効力範囲A
【化241】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(38mg,0.15mmol)及び6−フルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オン(30mg,0.18mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を白色固形物として得た(44mg,73%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (399);実測値100% (MH
+) m/z 399, Rt = 2.46分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.00 (1 H, d, J=8.6 Hz), 6.67 (1 H, dd,
J=8.6, 2.0 Hz), 6.56 (1 H, s), 6.38 (1 H, br. s.), 4.88 - 4.97 (1 H, m), 4.35 (2 H, dd, J=9.0, 7.0 Hz), 4.03 (2 H, dd, J=9.4, 4.1 Hz), 3.50 - 3.60 (2 H, m), 3.35 - 3.49 (4 H, m), 2.95 (2 H, t, J=6.5 Hz), 2.83 (1 H, 五重線), 2.47 - 2.55 (2 H, m), 2.38 - 2.45 (2 H, m), 2.03 (2 H, q, J=8.1 Hz), 1.75 - 1.90 (4 H, m), 1.54 - 1.72 (2 H, m).
【0384】
実施例117 6−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−2−メチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オンの製造 効力範囲A
【化242】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(32mg,0.13mmol)及び6−フルオロ−2−メチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オン(25mg,0.14mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を白色固形物として得た(18mg,34%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (413);実測値100% (MH
+) m/z 413, Rt = 2.58分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.01 (1 H, d, J=8.4 Hz), 6.65 (1 H, dd,
J=8.5, 2.3 Hz), 6.51 (1 H, d, J=1.8 Hz), 4.88 - 4.95 (1 H, m), 4.34 (2 H, dd, J=9.3, 6.7 Hz), 4.03 (2 H, dd, J=9.4, 4.1 Hz), 3.54 (2 H, t, J=6.7 Hz), 3.44 - 3.50 (2 H, m), 3.41 (2 H, t, J=6.1 Hz), 3.13 (3 H, s), 2.96 (2 H, t, J=6.6 Hz), 2.79 - 2.89 (1 H, m), 2.48 - 2.56 (2 H, m), 2.38 - 2.47 (2 H, m), 1.99 - 2.07 (2 H, m), 1.77 - 1.92 (4 H, m), 1.55 - 1.72 (2 H, m).
【0385】
経路33
【化243】
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【0386】
実施例118 2−[5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−イル]プロパン−2−オールの製造 効力範囲A
【化244】
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MeMgBr(ジエチルエーテル中の3M溶液0.96ml,2.88mmol)を0℃でジエチルエーテル(20ml)中のエチル5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−カルボキシレート(386mg,0.96mmol)の溶液に滴加した。反応液を室温に加温し、1時間後、クエンチし、そして水(2×20ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、減圧下で濃縮した。粗物質を分取HPLCにより精製して表題化合物(179mg,37%)を無色油状物として、そして1−[5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−イル]エタノン(2.5mg,1%)を無色油状物として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (389);実測値100% (MH
+) m/z 389, Rt = 1.73分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.03 (1 H, d, J=2.6 Hz), 7.32 (1 H, d,
J=8.6 Hz), 7.11 (1 H, dd, J=8.6, 2.8 Hz), 4.86 - 5.01 (1 H, m), 4.36 (2 H, dd, J=9.3, 6.7 Hz), 4.05 (2 H, dd, J=9.4, 4.1 Hz), 3.35 - 3.54 (4 H, m), 2.80 - 2.95
(1 H, m), 2.35 - 2.62 (4 H, m), 2.00 - 2.10 (2 H, m), 1.89 (4 H, d, J=15.0 Hz),
1.57 - 1.75 (2 H, m), 1.53 (6 H, s).
【0387】
実施例119 1−[5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−イル]エタノンの製造
効力範囲A
【化245】
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経路33に説明した反応で表題化合物(2.5mg,1%)を形成させた。
LCMSデータ:計算値MH
+ (373);実測値95% (MH
+) m/z 373, Rt = 2.36分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.21 (1 H, d, J=2.6 Hz), 8.05 (1 H, d,
J=8.7 Hz), 7.11 (1 H, dd, J=8.7, 2.9 Hz), 4.97 - 5.07 (1 H, m), 4.39 (2 H, dd, J=9.4, 6.6 Hz), 4.08 (2 H, dd, J=9.5, 4.0 Hz), 3.36 - 3.52 (4 H, m), 2.79 - 2.91
(1 H, m), 2.69 (3 H, s), 2.48 - 2.55 (2 H, m), 2.38 - 2.47 (2 H, m), 2.04 (2 H,
d, J=8.1 Hz), 1.75 - 1.95 (4 H, m), 1.61 - 1.73 (2 H, m).
【0388】
経路34
【化246】
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【0389】
実施例120 1−シクロブチル−4−({3−[(5−メトキシピリミジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化247】
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DMSO(2ml)中の1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(50mg,0.197mmol)の撹拌溶液に室温でNaH(鉱油中60%分散の16mg,0.40mmol)を一度に加えた。懸濁液を室温で2時間撹拌してから2−クロロ−5−フルオロ−ピリミジン(26mg,0.20mmol)を一度に加えた。混合物を密閉管中60℃で16時間加熱した。室温に冷却した後、溶液をMeOH(8μl,0.20mmol)及びNaH(16mg,0.40mmol,鉱油中60)で処理し、そして密閉管中60℃で16時間加熱した。室温に冷却した後、反応液をジクロロメタン(30ml)で希釈し、そして飽和NaHCO
3(15ml)で2回洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮した。残留物をFCC(DCM/MeOH/NH
3 98:2:1〜90:10:1の勾配)で精製して表題化合物を無色油状物として得た(20mg,28%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (362);実測値100% (MH
+) m/z 362, Rt = 2.17分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.09 (2 H, s), 4.85 - 4.91 (1 H, m), 4.32 (2 H, dd, J=9.5, 6.5 Hz), 4.05 (2 H, dd, J=9.6, 4.1 Hz), 3.97 (3 H, s), 3.44 - 3.49 (2 H, m), 3.42 (2 H, m), 2.80 - 2.89 (1 H, m), 2.48 - 2.55 (2 H, m), 2.40 - 2.46 (2 H, m), 1.99 - 2.09 (2 H, m), 1.87 (4 H, m), 1.56 - 1.73 (2 H, m).
【0390】
経路35
【化248】
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【0391】
実施例121 1−シクロブチル−4−({3−[(6−メチルピリジン−3−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化249】
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3−ヒドロキシ−6−メチルピリジン(24mg,0.22mmol)及びK
2CO
3(33mg,0.24mmol)をDMF(1ml)中で30分間撹拌し、そして1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イルメタンスルホナート(66mg,0.20)を加えた。反応液を90℃で3日間撹拌し、次いでジクロロメタン(30ml)で希釈し、そして飽和NaHCO
3(3×15ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮した。残留物をFCC(DCM/MeOH/NH
3 98:2:1〜90:10:1の勾配)で精製して表題生成物をオフホワイト色固形物として得た(24mg,35%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (345);実測値99% (MH
+) m/z 345, Rt = 3.68分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.01 (1 H, s), 7.20 - 7.26 (2 H, m), 4.99 - 5.06 (1 H, m), 4.41 (2 H, dd, J=9.2, 6.5 Hz), 4.00 (2 H, dd, J=9.4, 4.0 Hz), 3.40 - 3.49 (4 H, m), 2.90 (1 H, 五重線, J=8.0 Hz), 2.53 - 2.58 (2 H, m), 2.43 - 2.49 (5 H, m), 2.03 - 2.11 (2 H, m), 1.80 - 1.92 (4 H, m), 1.60 - 1.74 (2 H, m).
【0392】
経路36
【化250】
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【0393】
メチルアゼチジン−3−カルボキシレート塩酸塩の製造
【化251】
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MeOH(8ml)中のアゼチジン−3−カルボン酸(2g,19.8mmol)の撹拌懸濁液を氷水浴中で5℃に冷却した。反応温度を30℃より下に維持するような速度で塩化チオニル(4.3ml,59mmol)を滴加した。追加分のMeOH(8ml)を注意深く加え、そして混合物を65℃で一夜加熱した。減圧で溶媒の蒸発及びMeOH(2×20ml)を用いた共蒸発(co-evaporation)により表題化合物を粘稠な褐色油状物として得、それを放置すると結晶化した(3.17g,100%)。物質を精製することなく用いた。
LCMSデータ:計算値MH
+ (116);実測値100% (MH
+) m/z 116, Rt = 0.18分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, DMSO) δ ppm 9.60-8.90 (2H, br m), 4.05 (4H, br s), 3.65 (3H, s)
【0394】
4−ニトロフェニル−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシレートの製造
【化252】
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5℃でDCM(85ml)中の1−シクロブチル−1,4−ジアゼパン(4.81g,31mmol)及びDIPEA(5.4ml,34mmol)の撹拌溶液にDCM(40ml)中の4−ニトロフェニルクロロホルメート(6.29g,31mmol)の溶液を滴加した。氷水浴を用いて添加中の反応温度を10℃より下に維持した。添加が完了したら、反応液を一夜撹拌しながら室温に温まるのにまかせた。水(20ml)を注意深く添加することによって反応混合物をクエンチした。有機画分を水(2×30ml)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧で蒸発させた。シリカ上でFCCにより精製して表題化合物を黄色油状物として得た(3.79g,39%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (320);実測値100% (MH
+) m/z 320, Rt = 0.85分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.27 (2H, d, J = 9 Hz), 7.32 (2H, d, J=9 Hz), 3.73 (2H, t, J=5.4 Hz), 3.68-3.63 (2H, m), 2.99-2.89 (1H, m), 2.63-2.56 (2H, m), 2.56-2.49 (2H, m), 2.14-2.04 (2H, m), 2.00-1.60 (6H, m).
【0395】
実施例122 メチル1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−カルボキシレートの製造 効力範囲A
【化253】
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イソプロピルアルコール(6ml)及びメタノール(3ml)中の4−ニトロフェニル4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシレート(2.4g,7.5mmol)の撹拌溶液にDIPEA(3.80ml,24mmol)、続いてメチルアゼチジン−3−カルボキシレート塩酸塩(1.70g,11mmol)を2分かけて少しずつ加えた。生成した懸濁液を85℃で72時間加熱した。混合物を冷却するのにまかせ、そして溶媒を真空で除去した。残留物をDCM(100ml)に溶解し、そして1M炭酸ナトリウム溶液(3×30ml)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧で蒸発させた。シリカ上でFCCにより精製して表題化合物を淡黄色油状物として得た(0.95g,43%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (296);実測値100% (MH
+) m/z 296, Rt = 3.53分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 4.17-4.10 (5H, m), 3.76 (3H, s), 3.50-3.36 (5H, m), 2.90-2.79 (1H, m), 2.57-2.38 (4H, m), 2.09-2.00 (2H, m), 1.96-1.78
(4H, m), 1.77-1.57 (3H, m), 1.31-1.24 (2H, m).
【0396】
一般的手法S:
実施例123 N−(4−クロロフェニル)−1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−カルボキサミドの製造 効力範囲A
【化254】
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THF(0.3ml)及びMeOH(0.3ml)中のメチルメチル1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−カルボキシレート(40mg,0.14mmol)の溶液に2M LiOH溶液(0.09ml,0.18mmol)を加えた。反応混合物を室温で一夜撹拌した。溶媒を真空で除去し、そしてトルエン(2×10ml)を用いて残留物を共蒸発乾固した(co-evaporated with toluene(2x10ml) to dryness)。残留物をDMF(2ml)及びHBTU(67mg,0.18mmol)中に懸濁し、そしてHOBt(26mg,0.19mmol)を加えた。生成した溶液を1時間撹拌し、4−クロロアニリン(26mg,0.20mmol)を一度に加え、そして反応混合物を室温で64時間撹拌した。溶媒を真空で蒸発させ、そして残留物をMeOH(1ml)に溶解し、SCXカラム上にローディングし、そしてMeOH中の2M NH
3で溶離した。塩基性画分を合わせ、そして真空で濃縮し、そして残留物をシリカ上でFCCにより精製して表題化合物を白色固形物として得た(12mg,23%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (391);実測値100% (MH
+) m/z 391, Rt = 2.85分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.79 (1H, br s, NH), 7.44 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.24-7.20 (2H, m), 4.17-4.04 (4H, m), 3.41-3.27 (5H, m), 2.81-2.71 (1H, m), 2.49-2.31 (4H, m), 2.01-1.91 (2H, m), 1.85-1.47 (6H, m).
【0397】
以下の化合物は、上の経路36、一般的手法Sに記載された通り製造した。
実施例124 1−シクロブチル−4−{[3−(ピペリジン−1−イルカルボニル)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化255】
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同様のやり方(経路21,一般的手法S)で、メチル1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−カルボキシレート(20mg,0.07mmol)及びピペリジン(6.3mg,0.07mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物(1.8mg,8%,遊離塩基)を無色油状物として得た。LCMSデータ:計算値MH
+ (349);実測値100% (MH
+) m/z 349, Rt = 2.48分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 4.24-4.20 (1H, m), 4.17-4.08 (3H, m), 3.77 (1H, m), 3.60-3.56 (1H, m), 3.49-3.36 (5H, m), 3.24-3.20 (1H, m), 2.90-2.81
(1H, m), 2.56-2.40 (4H, m), 2.09-2.01 (2H, m), 1.93-1.78 (4H, m), 1.75-1.51 (9H, m).
【0398】
実施例125 1−シクロブチル−4−{[3−(モルホリン−4−イルカルボニル)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化256】
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同様のやり方(経路36,一般的手法S)で、メチル1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−カルボキシレート(50mg,0.18mmol)及びモルホリン(22.1mg,0.25mmol)から、シリカ上でFCCにより精製した後、表題化合物を白色固形物として得た(7.4mg,12%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (351);実測値100% (MH
+) m/z 351, Rt = 3.27分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 4.02 - 4.27 (4 H, m), 3.55 - 3.79 (8 H, m), 3.36 - 3.52 (3 H, m), 3.22 - 3.33 (2 H, m), 2.98 - 3.14 (1 H, m), 2.00 - 2.97 (10 H, m), 1.74 - 1.89 (1 H, m), 1.58 - 1.72 (1 H, m).
【0399】
実施例126 1−{[3−(アゼチジン−1−イルカルボニル)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化257】
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同様のやり方(経路36,一般的手法S)で、メチル1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−カルボキシレート(40mg,0.14mmol)及びアゼチジン(35mg,0.61mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(18mg,40%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (321);実測値100% (MH
+) m/z 321, Rt = 3.20分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 4.10 - 4.27 (2 H, m), 3.91 - 4.10 (6 H, m), 3.81 - 3.91 (1 H, m), 3.17 - 3.54 (7 H, m), 2.73 - 2.84 (1 H, m), 2.51 - 2.62 (1 H, m), 2.32 - 2.50 (3 H, m), 2.27 (2 H, m), 2.02 - 2.22 (3 H, m), 1.77 - 1.88 (1 H, m), 1.57 - 1.71 (1 H, m).
【0400】
実施例127 1−シクロブチル−4−{[3−(ピロリジン−1−イルカルボニル)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化258】
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同様のやり方(経路36,一般的手法S)で、メチル1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−カルボキシレート(40mg,0.14mmol)及びピロリジン(43mg,0.61mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(18.8mg,41%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (335);実測値100% (MH
+) m/z 335, Rt = 3.40分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 4.36 (1 H, m), 4.29 (1 H, m), 4.04 - 4.16 (2 H, m), 3.89 - 4.00 (1 H, m), 3.26 - 3.62 (11 H, m), 2.81 - 2.94 (1 H, m), 2.60 - 2.72 (1 H, m), 2.39 - 2.57 (3 H, m), 2.08 - 2.30 (3 H, m), 1.83 - 2.06 (5 H, m), 1.64 - 1.80 (1 H, m).
【0401】
実施例128 1−{[3−(アゼパン−1−イルカルボニル)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化259】
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同様のやり方(経路36,一般的手法S)で、メチル1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−カルボキシレート(40mg,0.14mmol)及びアゼパン(60mg,0.61mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(16mg,31%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (363);実測値100% (MH
+) m/z 363, Rt = 3.84分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 4.30 - 4.39 (1 H, m), 4.22 - 4.30 (1 H, m), 4.08 - 4.15 (1 H, m), 4.00 - 4.08 (1 H, m), 3.90 - 3.99 (1 H, ), 3.38 - 3.61 (8 H, m), 3.24 - 3.38 (3 H, m), 2.80 - 2.92 (1 H, m), 2.58 - 2.67 (1 H, m), 2.41 - 2.57 (3 H, m), 2.10 - 2.29 (3 H, m), 1.83 - 1.96 (1 H, m), .64 - 1.79 (5 H, m), 1.58 (4 H, m).
【0402】
実施例129 1−シクロブチル−4−({3−[(4−フルオロピペリジン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化260】
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同様のやり方(経路36,一般的手法S)で、メチル1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−カルボキシレート(40mg,0.14mmol)及び4−フルオロピペリジン(85mg,0.61mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(13mg,25%)。LCMSデータ:計算値MH
+ (367);実測値100% (MH
+) m/z 367, Rt = 3.50分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 4.89 - 4.99 (1 H, m), 4.22 - 4.39 (2 H, m), 4.01 - 4.16 (2 H, m), 3.87 - 4.01 (2 H, m), 3.39 - 3.63 (8 H, m), 3.29 - 3.39 (1 H, m), 3.17 - 3.29 (1 H, m), 2.85 (1 H, m), 2.57 - 2.69 (1 H, m), 2.38 - 2.57 (3 H, m), 2.10 - 2.30 (3 H, m), 1.65 - 1.97 (6 H, m).
【0403】
実施例130 1−シクロブチル−4−({3−[(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化261】
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同様のやり方(経路36,一般的手法S)で、メチル1−[(4−シクロブチル−1,
4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−カルボキシレート(40mg,0.14mmol)及び4,4−ジフルオロピペリジン塩酸塩(96mg,0.61mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(10mg,19%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (385);実測値100% (MH
+) m/z 385, Rt = 3.72分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) ppm 4.18 - 4.36 (2 H, m), 3.99 - 4.13 (2 H, m), 3.85 - 3.99 (1 H, m), 3.70 - 3.84 (2 H, m), 3.35 - 3.63 (8 H, m), 3.24 - 3.34 (1 H, m), 2.70 - 2.88 (1 H, m), 2.44 - 2.66 (4 H, m), 2.07 - 2.26 (3 H, m), 1.84 - 2.06 (4 H, m), 1.61 - 1.84 (2 H, m).
【0404】
実施例131 1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]−N−シクロヘキシルアゼチジン−3−カルボキサミドの製造 効力範囲A
【化262】
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同様のやり方(経路36,一般的手法S)で、メチル1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−カルボキシレート(40mg,0.14mmol)及びシクロヘキシルアミン(60mg,0.61mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(12mg,24%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (363);実測値100% (MH
+) m/z 363, Rt = 3.80分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 5.50 (1 H, d, J=8.1 Hz), 4.21 - 4.32 (2 H, m), 4.00 - 4.10 (2 H, m), 3.89 - 3.99 (1 H, m), 3.74 - 3.84 (1 H, m), 3.29 - 3.60 (6 H, m), 3.14 - 3.24 (1 H, m), 2.82 - 2.93 (1 H, m), 2.58 - 2.70 (1 H, m), 2.40 - 2.57 (3 H, m), 2.09 - 2.31 (3 H, m), 1.86 - 1.98 (3 H, m), 1.68 - 1.79 (3 H, m), 1.61 - 1.68 (1 H, m), 1.32 - 1.43 (2 H, m), 1.08 - 1.24 (3 H, m).
【0405】
実施例132 1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]−N−(6−メチルピリジン−3−イル)アゼチジン−3−カルボキサミドの製造 効力範囲A
【化263】
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同様のやり方(経路36,一般的手法S)で、メチル1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−カルボキシレート(102mg,0.35mmol)及び3−アミノ−6−メチルピリジン(83mg,0.77mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を得た(51mg,39%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (371);実測値99% (MH
+) m/z 371, Rt = 3.37分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.62 (1 H, d, J=2.1 Hz), 8.02 (1 H, dd,
J=8.4, 2.6 Hz), 7.28 (1 H, d, J=8.5 Hz), 4.89 - 5.00 (1 H, m), 4.14 - 4.27 (4 H, m), 3.39 - 3.64 (4 H, m), 2.79 - 3.02 (1 H, m), 2.40 - 2.64 (7 H, m), 2.01 - 2.18 (2 H, m), 1.80 - 1.98 (4 H, m), 1.58 - 1.78 (2 H, m).
【0406】
経路37
【化264】
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【0407】
実施例133 1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]−N−メチルアゼチジン−3−カルボキサミドの製造 効力範囲B
【化265】
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メチルアミン(MeOH中2M,1ml)中のメチル1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−カルボキシレート(6.5mg,0.02mmol)の溶液を65℃に2.5時間加熱した。室温に冷却した後、溶媒を真空で除去し、そして残留物をシリカ上でFCCにより精製して表題化合物を無色油状物として得た(4mg,61%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (295);実測値100% (MH
+) m/z 295, Rt = 3.11分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 5.56 (1H, br s), 4.07-4.00 (4H, m), 3.40-3.30 (4H, m), 3.16-3.08 (1H, m), 2.78 (3H, d, J=4.8), 2.77-2.72 (1H, m), 2.46-2.41 (2H, m), 2.37-2.33 (2H, m), 2.00-1.92 (2H, m), 1.82-1.49 (6H, m).
【0408】
経路38
【化266】
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【0409】
実施例134 {1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}メタノールの製造 効力範囲A
【化267】
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エタノール(1ml)中の{1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}メタノール(72mg,0.02mmol)の撹拌溶液に水素化ホウ素ナトリウム(18mg,0.05mmol)を3分かけて少しずつ加えた。混合物を室温で一夜撹拌した。減圧で蒸発させ、そしてシリカ上でFCCにより精製して表題化合物(18.1mg,28%)を無色油状物として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (268);実測値100% (MH
+) m/z 268, Rt = 3.10分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, CDCl
3) δ ppm 4.08-3.95 (2H, m), 3.82-3.67 (4H, m), 3.50-3.31 (4H, m), 2.91-2.62 (2H, m), 2.55-2.34 (4H, m), 2.32-1.50 (9H, m).
【0410】
以下の化合物は、上の経路20、一般的な手法Iに記載された通り製造した。
実施例135 1−({3−[(4−クロロフェノキシ)メチル]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−4−シクロブチル−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化268】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、{1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}メタノール(20mg,0.07mmol)及び4−フルオロ−1−クロロベンゼン(19mg,0.15mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(11.6mg,32%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (378);実測値100% (MH
+) m/z 378, Rt = 3.05分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.29-7.23 (2 H, m), 6.86-6.79 (2 H, m), 4.30 (1H, t, J=8.5), 4.11- 3.93 (5 H, m), 3.80 (1 H, dd, J=8.4, 5.5), 3.63-3.32 (6H, m), 3.11-3.01 (1H, m), 2.97-2.87 (1H, m), 2.72−2.61 (1H, m), 2.57 - 2.41 (3H, m), 1.91 (1H, q, J=10.2), 1.79-1.67 (1H, m).
【0411】
実施例136 6−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}メトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オンの製造 効力範囲A
【化269】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、{1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}メタノール(39mg,0.15mmol)及び6−フルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オン(31mg,0.19mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(26.2mg,34%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (413);実測値100% (MH
+) m/z 413, Rt = 3.74分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.07 (1 H, s), 8.01 (1 H, d, J=8.6 Hz), 6.88 (1H, dd, J=8.7 及び 2.5 Hz), 6.76 (1 H, d, J=2.2 Hz), 4.30 (1H, t, J=8.5), 4.18 (2H, d, J=6.4 Hz), 4.12-3.92 (3H, m), 3.77 (1H, dd, J=8.4 及び 5.5 Hz), 3.66-3.49 (8H, m), 3.44 (2H, dd, J=7.9 及び 5.6 Hz), 3.39-3.29 (1H, m), 3.17-3.04 (1H, m), 3.00 (2H, t, J=6.8), 2.93-2.81 (1H, m), 2.68-2.45 (4H, m), 2.28-2.12 (3H, m), 1.96-1.87 (1H, m), 1.79-1.67 (1H, m).
【0412】
実施例137 6−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}メトキシ)−2−メチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オンの製造 効力範囲A
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、{1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}メタノール(39mg,0.15mmol)及び6−フルオロ−2−メチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オン(34mg,0.19mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(15.3mg,19%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (427);実測値100% (MH
+) m/z 427, Rt = 4.02分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.03 (1 H, d, J=8.6), 6.85 (1H, dd, J=8.7 及び 2.3 Hz), 6.70 (1 H, d, J=2.0 Hz), 4.35-4.26 (1H, m), 4.15 (2H, d, J=6.4
Hz), 4.11-3.94 (3H, m), 3.84-3.73 (1H, m), 3.64-3.48 (5H, m), 3.48-3.41 (2H, m), 3.39-3.29 (1H, m), 3.19 (3H, s), 3.12-3.08 (1H, m), 3.00 (2H, t, J=6.7), 2.96-2.85 (1H, m), 2.73-2.46 (4H, m), 2.30-2.11 (3H, m), 1.96-1.88 (1H, m), 1.79-1.70
(1H, m).
【0413】
実施例138 5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}メトキシ)−N−メチルピリジン−2−カルボキサミドの製造 効力範囲A
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、{1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}メタノール(39mg,0.15mmol)及び5−クロロ−N−メチルピリジン−2−カルボキサミド(37mg,0.22mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(11.2mg,15%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (402);実測値100% (MH
+) m/z 402, Rt = 3.75分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.24 (1H, d, J=2.8 Hz), 8.19 (1 H, d, J=8.6), 8.10-8.05 (1H, br m), 7.36-7.31 (1H, m), 4.39-4.32 (1H, m), 4.23 (2H, d, J=6.4), 4.16-4.05 (3H, m), 4.03-3.95 (1H, m), 3.88-3.80 (1H, m), 3.64-3.34 (6H, m), 3.18-3.10 (1H, m), 3.07 (3H, d, J=5.1), 3.00-2.89 (1H, m), 2.73-2.63 (1H, m), 2.60-2.42 (3H, m), 2.33-2.15 (3H, m), 1.98-1.88 (1H, m), 1.81-1.70 (1H, m).
【0414】
経路39
【化272】
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【0415】
実施例139 N−{1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}−6−メチルピリジン−3−カルボキサミドの製造 効力範囲A
【化273】
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DCM:DMF1:1(1ml)中の6−メチルニコチン酸(5.5mg,40μmol)の撹拌溶液にHOBt(12mg,87μmol)、続いてHBTU(30mg,80μmol)を室温で加えた。15分後、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−アミン(10mg,40μmol)を加え、そして反応液を16時間撹拌した。反応液を減圧で濃縮し、そして分取HPLCにより直接精製して表題化合物(5mg,34%)を得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (372);実測値99% (MH
+) m/z 372, Rt = 1.68分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.88 (1 H, d, J=2.2 Hz), 8.15 (1 H, dd,
J=8.2, 2.2 Hz), 7.41 (1 H, d, J=8.2 Hz), 4.70 - 4.80 (1 H, m), 4.29 - 4.38 (2 H, m), 4.00 (2 H, dd, J=8.7, 5.8 Hz), 3.39 - 3.50 (4 H, m), 2.91 (1 H, 五重線, J=8.0 Hz), 2.59 (3 H, s), 2.53 - 2.58 (2 H, m), 2.43 - 2.50 (2 H, m), 2.01 - 2.13 (2 H, m), 1.80 - 1.93 (4 H, m), 1.60 - 1.75 (2 H, m).
【0416】
経路40
【化274】
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【0417】
一般的手法T:
実施例140 4−クロロ−N−{1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}ベンズアミドの製造 効力範囲A
【化275】
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ジクロロエタン(3ml)中の1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−アミン(46mg,0.18mmol)の溶液に4−クロロベンゾイルクロリド(20μl,0.18mmol)及びDIPEA(38μl,0.22mmol)を加えた。反応液を室温で3時間撹拌し、次いでジクロロメタン(30ml)で希釈し、そして飽和NaHCO
3(15ml)で2回洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮した。残留物をFCC(DCM/MeOH/NH
3 98:2:1〜90:10:1の勾配)で精製して表題化合物を白色固形物として得た(26mg,37%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (391);実測値100% (MH
+) m/z 391, Rt = 2.77分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.89 (1 H, d, J=6.6 Hz), 7.84 (2 H, d,
J=8.6 Hz), 7.38 (2 H, d, J=8.6 Hz), 4.78 - 4.88 (1 H, m), 4.27 (2H, dd, J=8.4, 6.1 Hz), 3.97 (2 H, dd, J=8.4, 6.1 Hz), 3.30 - 3.40 (4 H, m), 2.73 - 2.82 (1 H, m), 2.37 (4 H, m), 1.95 - 2.05 (2 H, m), 1.71 - 1.84 (4 H, m), 1.54 - 1.70 (2 H,
m).
【0418】
以下の化合物は、上の経路40、一般的手法Tに記載された通り製造した。
実施例141 N−{1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}シクロヘキサンカルボキサミドの製造 効力範囲A
【化276】
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同様のやり方(経路40,一般的手法T)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−アミン(46mg,0.18mmol)及びシクロヘキサンカルボニルクロリド(25μl,0.18mmol)から、シリカFCCにより精製した後、表題化合物を白色固形物として得た(40mg,62%)。LCMSデータ:計算値MH
+ (363);実測値99% (MH
+) m/z 363, Rt = 2.59分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 6.61 (1 H, d, J=7.0 Hz), 4.54 - 4.64 (1 H, m), 4.19 (2 H, dd, J=8.5, 6.0 Hz), 3.75 (2 H, dd, J=8.5, 6.0 Hz), 3.30 - 3.44 (4 H, m), 2.80 (1 H, 五重線, J=7.8 Hz), 2.42 - 2.50 (2 H, m), 2.34 - 2.42 (2 H, m), 2.09 (1 H, m), 2.00 (2 H, m), 1.69 - 1.87 (8 H, m), 1.52 - 1.69 (3 H, m), 1.34 - 1.47 (2 H, m), 1.12 - 1.29 (3 H, m).
【0419】
経路41
【化277】
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【0420】
一般的手法U:
実施例142 4−クロロ−N−{1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}−N−メチルベンズアミドの製造 効力範囲A
【化278】
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THF(2ml)中の4−クロロ−N−{1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}ベンズアミド(15mg,38μmol)の溶液にNaH(鉱油中60%分散の3mg,76μmol)を加えた。反応液を室温で30分間撹拌し、次いでMeI(2.6μmol,46μmol)を加えた。反応液を密閉管中50℃で3時間加熱し、次いで減圧で濃縮し、ジクロロメタン(30ml)で希釈し、飽和NaHCO
3(15ml)で2回洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮した。残留物をFCC(DCM/MeOH/NH
3 95:5:1〜90:10:1の勾配)で精製して表題化合物を無色油状物として得た(10mg,66%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (405);実測値91% (MH
+) m/z 405, Rt = 2.69分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.12 - 7.47 (4 H, m), 4.44 - 5.14 (1 H, m), 3.93 - 4.34 (4 H, m), 3.33 - 3.53 (4 H, m), 3.09 (3 H, m), 2.83 (1 H, m), 2.47 - 2.58 (2 H, m), 2.32 - 2.47 (2 H, m), 1.97 - 2.09 (2 H, m), 1.73 - 1.93 (4
H, m), 1.54 - 1.72 (2 H, m).
【0421】
以下の化合物は、上の経路41、一般的手法Uに記載された通り製造した。
実施例143 N−{1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}−N,6−ジメチルピリジン−3−カルボキサミドの製造 効力範囲A
【化279】
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同様のやり方(経路41,一般的手法U)で、N−{1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}−6−メチルピリジン−3−カルボキサミド(49mg,0.13mmol)から、シリカFCCにより精製した後、表題化合物を得た(8mg,16%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (386);実測値94% (MH
+) m/z 386, Rt = 3.39分
NMRデータ−回転異性体の1:1混合物が観察された:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.33 - 8.62 (1 H, m), 7.65 - 7.91 (1 H, m), 7.40 (1 H, d, J=8.1 Hz), 4.92 - 5.13
(0.5 H, m), 4.55 - 4.78 (0.5 H, m), 4.05 - 4.38 (4 H, m), 3.44 (4 H, m), 2.98 -
3.28 (3 H, m), 2.90 (1 H, 五重線, J=8.0 Hz), 2.59 (3 H, s), 2.51 - 2.58 (2 H, m), 2.39 - 2.50 (2 H, m), 2.00 - 2.13 (2 H, m), 1.80 - 1.97 (4 H, m), 1.54 - 1.78 (2 H, m).
【0422】
実施例144 N−{1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}−N−メチルシクロヘキサンカルボキサミドの製造 効力範囲A
【化280】
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同様のやり方(経路41,一般的手法U)で、N−{1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}シクロヘキサンカルボキサミド(14mg,38μmol)から、シリカFCCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(9mg,64%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (377);実測値97% (MH
+) m/z 377, Rt = 2.67分
NMRデータ−回転異性体の7:3混合物が観察された:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 5.02 - 5.16 (0.7 H, m), 4.83 (0.3 H, m), 4.09 - 4.28 (2 H, m), 3.96 - 4.09 (0.6 H, m), 3.80 - 3.96 (1.4 H, m), 3.29 - 3.57 (4 H, m), 3.08 (2.1 H, s), 3.03 (0.9 H, s), 2.78 - 2.92 (1 H, m), 2.33 - 2.59 (5 H, m), 2.04 (2 H, m), 1.56 - 1.94 (11 H, m), 1.39 - 1.56 (2 H, m), 1.14 - 1.38 (3 H, m).
【0423】
実施例145 1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]−N−メチル−N−(6−メチルピリジン−3−イル)アゼチジン−3−カルボキサミドの製造 効力範囲A
【化281】
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同様のやり方(経路41,一般的手法U)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]−N−(6−メチルピリジン−3−イル)アゼチジン−3−カルボキサミド(51mg,0.14mmol)からシリカFCCにより精製した後、表題化合物(1.3mg,3%)を得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (386);実測値93% (MH
+) m/z 386, Rt = 3.51分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.31 - 8.38 (1 H, m), 7.62 - 7.71 (1 H, m), 7.38 - 7.47 (1 H, m), 4.05 - 4.14 (2 H, m), 3.69 - 3.80 (2 H, m), 3.25 - 3.48 (8 H, m), 2.83 - 2.94 (1 H, m), 2.49 - 2.62 (5 H, m), 2.40 - 2.49 (2 H, m), 2.01 - 2.13 (2 H, m), 1.77 - 1.92 (4 H, m), 1.56 - 1.74 (2 H, m).
【0424】
実施例146 N−(4−クロロフェニル)−1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]−N−メチルアゼチジン−3−カルボキサミドの製造 効力範囲A
【化282】
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同様のやり方(経路41,一般的手法U)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]−N−(6−メチルピリジン−3−イル)アゼチジン−3−カルボキサミド(51mg,0.14mmol)からシリカFCCにより精製した後、表題化合物(2.3mg,3%)を得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (405);実測値100% (MH
+) m/z 405, Rt = 2.96分
NMRデータ:回転異性体の6:4混合物が観察された:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 7.54 - 7.63 (0.6 H, d, J=8.5 Hz), 7.47 - 7.53 (0.4 H, d, J=8.5 Hz), 7.30 - 7.37 (0.6 H, d, J=8.5 Hz), 7.22 - 7.30 (0.4 H, d, J=8.5 Hz), 4.00 - 4.39 (2 H, m), 3.64 - 3.98 (2 H, m), 3.21 - 3.63 (12 H, m), 2.85 - 3.13 (1 H, m), 2.31 - 2.41 (2 H, m), 1.99 - 2.29 (4 H, m), 1.73 - 1.93 (2 H, m).
【0425】
実施例147 4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−N−メチルピリジン−2−カルボキサミドの製造 効力範囲A
【化283】
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同様のやり方(経路41,一般的手法U)で、DMF(2ml)中の4−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−カルボキサミド(15mg,40μmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物(10mg,50%)を無色油状物として得た(TFA塩)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (388);実測値100% (MH
+) m/z 388, Rt = 2.23分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.49 (1 H, d, J=4.7 Hz), 7.52 - 7.57 (1 H, m), 7.03 - 7.08 (1 H, m), 5.18 - 5.24 (1 H, m), 4.58 - 4.65 (1 H, m), 4.43 - 4.49 (1 H, m), 4.14 - 4.21 (1 H, m), 4.01 - 4.07 (1 H, m), 3.91 - 3.98 (1 H, m), 3.70 - 3.79 (1 H, m), 3.41 - 3.61 (5 H, m), 2.98 (5 H, m), 2.33 - 2.42 (2 H, m), 2.05 - 2.31 (4 H, m), 1.76 - 1.94 (2 H, m).
【0426】
実施例148 1−シクロブチル−4−{[3−(メトキシメチル)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化284】
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同様のやり方(経路41,一般的手法U)で、DMSO(2ml)中の{1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}メタノール(20mg,74μmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を得た(6mg,30%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (282);実測値90% (MH
+) m/z 282, Rt = 3.60分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 4.04 (2 H, t, J=8.3 Hz), 3.70 (2 H, dd, J=8.2, 5.6 Hz), 3.53 (2 H, d, J=7.0 Hz), 3.43 - 3.47 (2 H, m), 3.35 - 3.41 (5 H, m), 2.73 - 2.88 (2 H, m), 2.47 - 2.55 (2 H, m), 2.38 - 2.46 (2 H, m), 1.98 - 2.08 (2 H, m), 1.77 - 1.93 (4 H, m), 1.56 - 1.75 (2 H, m).
【0427】
経路42
【化285】
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【0428】
一般的手法V:
実施例149 1−シクロブチル−4−({3−[4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化286】
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1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(21mg,101μmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(3.1mg,11μmol)及びPd
2(dba)
3(4.2mg,5μmol)を窒素雰囲気下でジオキサン(0.25ml)に溶解した。固形物1−シクロブチル−4−{[3−(4−ヨードフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパン(42mg,92μmol)、続いてK
3PO
4(1.27M水溶液122μl,156μmol)を加えた。反応液を室温で30分間、次いで110℃で16時間撹拌した。反応液をジクロロメタン(30ml)で希釈し、セライトを通して濾過し、飽和NaHCO
3(15ml)で2回洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮した。残留物をFCC(DCM/MeOH/NH
3 98:2:1〜90:10:1の勾配)により精製し、次いで再結晶(ヘプタン/EtOAc)して表題生成物を白色固形物として得た(16mg,42%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (410);実測値99% (MH
+) m/z 410, Rt = 2.63分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.69 (1 H, s), 7.53 (1 H, s), 7.38 (2
H, d, J=8.7 Hz), 6.75 (2 H, d, J=8.7 Hz), 4.82 - 4.99 (1 H, m), 4.34 (2 H, dd, J=9.3, 6.5 Hz), 4.05 (2 H, dd, J=9.4, 4.1 Hz), 3.94 (3 H, s), 3.35 - 3.53 (4 H, m), 2.73 - 2.93 (1 H, m), 2.34 - 2.59 (4 H, m), 1.95 - 2.14 (2 H, m), 1.47 - 1.95 (6 H, m).
【0429】
以下の化合物は、上の経路42、一般的手法Vに記載された通り製造した。
実施例150 1−シクロブチル−4−({3−[4−(1,3,5−トリメチル−1H−ピラゾール−4イル)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化287】
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同様のやり方(経路42,一般的手法V)で、1−シクロブチル−4−{[3−(4−ヨードフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパン(42mg,92μmol)及び1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(24mg,101μmol)から、シリカFCCにより精製した後、表題化合物(15mg,37%)を黄色油状物として得た。LCMSデータ:計算値MH
+ (438);実測値98% (MH
+) m/z 438, Rt = 2.70分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.15 (2 H, d, J=8.7 Hz), 6.79 (2 H, d, J=8.7 Hz), 4.88 - 4.95 (1 H, m), 4.35 (2 H, dd, J=9.3, 6.7 Hz), 4.07 (2 H, dd, J=9.5, 4.3 Hz), 3.77 (3 H, s), 3.39 - 3.52 (4 H, m), 2.78 - 2.90 (1 H, m), 2.48 - 2.57 (2 H, m), 2.38 - 2.47 (2 H, m), 2.22 (6 H, d, J=3.1 Hz), 1.98 - 2.08 (2 H, m), 1.74 - 1.92 (4 H, m), 1.54 - 1.73 (2 H, m).
【0430】
経路43
【化288】
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【0431】
一般的手法W:
実施例151 1−シクロブチル−4−({3−[(3−フルオロ−2−メチルピリジン−4−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化289】
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KF(73mg,1.25mmol)を真空下で2時間乾燥し、次いで密閉管においてDMSO(3ml)中のKryptofix-222(282mg,0.75mmol)及び4−クロロ−3−フルオロ−2−メチルピリジン(40mg,0.28mmol)と共に120℃で16時間撹拌した。室温に冷却した後、NaH(鉱油中60%分散の100mg,2.5mmol)及び1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(63mg,0.25mmol)を加え、そしてさらに8時間撹拌した。反応液をEtOAc(30ml)で希釈し、そして飽和NaHCO
3(3×15ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮した。残留物をFCC(DCM/MeOH/NH
3 98:2:1〜90:10:1の勾配)により精製して表題化合物(32mg,35%)を黄色油状物として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (363);実測値99% (MH
+) m/z 363, Rt = 3.76分 (高pH法)
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.07 (1 H, d, J=5.5 Hz), 6.37 - 6.47 (1 H, m), 4.88 - 4.98 (1 H, m), 4.32 (2 H, dd, J=9.7, 6.6 Hz), 4.05 (2 H, dd, J=9.7, 4.0 Hz), 3.32 - 3.46 (4 H, m), 2.75 - 2.85 (1 H, m), 2.41 - 2.49 (5 H, m), 2.33 - 2.41 (2 H, m), 1.92 - 2.05 (2 H, m), 1.70 - 1.89 (4 H, m), 1.58 (2 H, m).
【0432】
以下の化合物は、上の経路43、一般的手法に記載された通り製造した。
実施例152 1−シクロブチル−4−{[3−(ナフタレン−2−イルオキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化290】
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同様のやり方(経路43,一般的手法W)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(30mg,0.12mmol)及び2−クロロナフタレン(39mg,0.24μmol)から分取HPLCにより精製した後、表題化合物を得た(7mg,10%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (380);実測値79% (MH
+) m/z 380, Rt = 3.17分 NMRにより約95%の純度が観察された。
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.79 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.71 (1 H, d,
J=8.3 Hz), 7.44 - 7.50 (1 H, m), 7.35 - 7.41 (1 H, m), 7.12 (1 H, dd, J=9.0, 2.6 Hz), 6.83 (1 H, d, J=2.4 Hz), 5.01 - 5.11 (1 H, m), 4.59 (1 H, dd, J=9.1, 6.9 Hz), 4.29 - 4.40 (1 H, m), 4.25 (1 H, dd, J=9.4, 3.9 Hz), 3.93 - 4.06 (2 H, m), 3.40 - 3.64 (5 H, m), 3.28 - 3.39 (1 H, m), 2.84 - 2.95 (1 H, m), 2.41 - 2.71 (4 H, m), 2.10 - 2.29 (3 H, m), 1.84 - 1.96 (1 H, m), 1.64 - 1.79 (1 H, m).
【0433】
経路44
【化291】
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【0434】
実施例153 1−シクロブチル−4−{[3−({[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]オキシ}メチル)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化292】
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DMSO(1ml)中の{1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}メタノール(20mg,74μmol)の溶液にNaH(鉱油中60%分散の6mg,0.15mmol)を加えた。30分後、CsF(12mg,74μmol)及び5−ブロモ−2−トリフルオロメチルピリジン(34mg,0.15mmol)を加え、そして混合物を85℃で2時間加熱した。反応液を室温に冷却し、ジクロロメタン(20ml)で希釈し、水(20ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製して表題化合物を得た(14mg,45%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (413);実測値86% (MH
+) m/z 413, Rt = 2.87分
NMRにより95%の純度が観察された。
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.42 (1 H, d, J=2.6 Hz), 7.66 (1 H, d,
J=8.6 Hz), 7.33 (1 H, dd, J=8.7, 2.5 Hz), 4.32 (1 H, m), 4.23 (2 H, d, J=6.4 Hz), 4.07 - 4.14 (1 H, m), 4.00 - 4.06 (1 H, m), 3.91 - 4.00 (1 H, m), 3.79 (1 H, dd, J=8.4, 5.5 Hz), 3.48 - 3.63 (3 H, m), 3.30 - 3.48 (3 H, m), 3.06 - 3.18 (1 H, m), 2.84 - 2.96 (1 H, m), 2.59 - 2.70 (1 H, m), 2.41 - 2.59 (3 H, m), 2.11 - 2.31 (3 H, m), 1.85 - 1.97 (1 H, m), 1.67 - 1.82 (1 H, m).
【0435】
経路45
【化293】
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【0436】
実施例154 5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−1H−インドールの製造 効力範囲A
【化294】
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DMF(2ml)中の1−シクロブチル−4−{[3−(3−メチル−4−ニトロフェノキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−1,4−ジアゼパン(40mg,0.16mmol)の撹拌溶液に130℃でDMF.DMA(100μl,0.75mmol)及びピロリジン(100μl,0.75mmol)を一度に加えた。懸濁液を130℃で2時間撹拌してから室温に冷却しそして減圧で濃縮した。残留物をTHF/MeOH 1:1(4ml)に溶解し、そしてラネーニッケル(0.7ml,H
2O中の50w/v%)及びヒドラジン(0.7ml,THF中1M溶液)を加えた。反応液を室温で3時間撹拌してからセライトを通して濾過し、そして減圧で濃縮した。残留物をFCC(DCM/MeOH/NH
3 98:2:1〜95:5:1の勾配)で精製して表題化合物(43mg,37%)を淡褐色油状物として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (369);実測値98% (MH
+) m/z 369, Rt = 4.12分
NMRデータ:
1H NMR (250 MHz, CDCl
3) δ 8.48 (1 H, br. s.), 7.16 - 7.28 (1 H, m), 7.12 (1 H, m), 6.64 - 6.83 (2 H, m), 6.38 (1 H, m), 4.84 (1 H, m), 4.27 (2 H, dd
, J=9.7, 6.4 Hz), 4.00 (2 H, dd, J=9.8, 4.3 Hz), 3.27 - 3.47 (4 H, m), 2.66 - 2.84 (1 H, m), 2.27 - 2.52 (4 H, m), 1.86 - 2.07 (2 H, m), 1.44 - 1.86 (6 H, m).
【0437】
実施例155 5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−1−メチル−1H−インドールの製造 効力範囲A
【化295】
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DMF(2ml)中の5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)−1H−インドール(30mg,81μmol)の撹拌溶液に室温でNaH(鉱油中60%分散の4mg,97μmol)を一度に加えた。懸濁液を窒素雰囲気下、室温で30分間撹拌してから0℃に冷却し、そしてMeI(6μl,97μmol)を加えた。反応液を室温に温まるのにまかせ、16時間撹拌してからジクロロメタン(30ml)で希釈し、そして飽和NaHCO
3(15ml)で2回洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮した。残留物をFCC(DCM/MeOH/NH
3 98:2:1〜90:10:1の勾配)により精製して表題化合物(23mg,74%)を淡褐色油状物として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (383);実測値99% (MH
+) m/z 383, Rt = 2.89分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) 7.15 (1 H, d, J=8.7 Hz), 6.93 - 6.98 (1 H, d,
J=3.1 Hz m), 6.71 - 6.79 (2 H, m), 6.31 (1 H, d, J=3.1 Hz), 4.81 - 4.90 (1 H, m), 4.27 (2 H, dd, J=9.2, 6.6 Hz), 4.00 (2 H, dd, J=9.3, 4.3 Hz), 3.69 (3 H, s), 3.37 - 3.43 (2 H, m), 3.35 (2 H, m), 2.77 (1 H, m), 2.41 - 2.49 (2 H, m), 2.32 -
2.39 (2 H, m), 1.96 (2 H, m), 1.70 - 1.83 (4 H, m), 1.48 - 1.64 (2 H, m).
【0438】
経路46
【化296】
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【0439】
メチル2−(5−ブロモピリジン−2−イル)−2−メチルプロパノエートの製造
【化297】
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ジイソプロピルアミン(0.45ml,3.17mmol)を窒素雰囲気下でTHF(10ml)に溶解し、そして−10℃に冷却した。n−BuLi(2.64ml,3.17mmol,THF中の1.2M溶液)を5分かけて滴加した。反応混合物を−10℃で30分間撹拌し、その後、反応混合物を−78℃に冷却した。メチルイソブチレート(0.36ml,3.17mmol)を5分かけて滴加した。撹拌を−78℃で45分間続けた。THF(10ml)中の2,5−ジブロモピリジン(0.5g,2.11mmol)を加え、そして室温に温まるのにまかせ、そして混合物を2時間撹拌した。反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液の添加によりクエンチし、DCM(3×20ml)中に抽出し、合わせた有機物を乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして真空で濃縮した。残留物をシリカゲル上でFCC[溶離液としてヘプタン/EtOAc19:1]により精製して表題化合物を無色油状物として得た(195mg,36%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (258/260);実測値97% m/z (258/260), Rt = 1.92分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.60 (1 H, s), 7.77 (1 H, dd,
J=5 10Hz), 7.21 (1 H, d, J=10Hz), 3.68 (3 H, s), 1.60 (6 H, s).
【0440】
実施例155a メチル2−[5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−イル]−2−メチルプロパノエートの製造
【化298】
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同様のやり方(経路21,一般的手法J)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(383mg,1.51mmol)、メチル2−(5−ブロモピリジン−2−イル)−2−メチルプロパノエート(195mg,0.755mmol)、CuI(7.2mg,0.038mmol)、1,10−フェナントロリン(13.6mg,0.0755mmol)及びCs
2CO
3(0.49g,1.51mmol)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を黄色油状物として得(LCMS UV純度62%)(110mg)、それをさらに精製することなく次の工程に用いた。
LCMSデータ:計算値MH
+ (431);実測値62% (MH
+) m/z 431, Rt = 1.22分
【0441】
実施例156 2−[5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−イル]−2−メチルプロパン−1−オールの製造 効力範囲A
【化299】
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窒素雰囲気下でTHF(1ml)中のLiAlH
4の0℃溶液(0.56ml,0.562mmol,THF中1M)にTHF(1ml)中のメチル2−[5−({1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−イル]−2−メチルプロパノエート(110mg,UV純度62%)を加えた。30分後、反応混合物のTLC分析は、出発物質の消費完了を示した。水(1ml)、2M NaOH(1ml)及び水(1ml)を反応混合物に注意深く加えた。混合物をEtOAc(20ml)で希釈し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、そして真空で濃縮した。残留物をシリカゲル上でFCC[DCM中の5%メタノール性アンモニア(7N)で溶離する]により精製して表題化合物を無色油状物として得た(34.5mg)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (403);実測値97% m/z (403), Rt = 2.14分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.04 (1 H, d, J=5 Hz), 7.28 (1 H, d, J=10Hz), 7.10 (1 H, dd, J=5 10Hz), 4.92-4.97 (1 H, m), 4.73 (1 H, br s), 4.37 (2 H, dd, J=5 10 Hz), 4.07 (2 H, dd, J=5 10 Hz), 3.74 (2 H, s), 3.42-3.51 (4 H, m), 2.84-2.90 (1 H, m), 2.44-2.50 (4 H, m), 2.04-2.09 (2H, m), 1.81-1.92 (4 H, m), 1.62-1.73 (2 H, m) 1.33 (6 H, s).
【0442】
以下の化合物は、上の経路20、一般的手法Iに記載された通り製造した。
実施例157 2−[5−({1−[(4−エチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−イル]プロパン−2−オールの製造 効力範囲A
【化300】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−エチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(90mg,0.40mmol)及び2−(5−フルオロピリジン−2−イル)プロパン−2−オール(95mg,0.44mmol)を用いて表題化合物を得た。処理後の粗物質(53mg)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物(35.6mg)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (363);実測値100% (MH
+) m/z 363, Rt = 3.48分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ 8.04 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.32 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.08 - 7.14 (1 H, m), 4.91 - 4.98 (1 H, m), 4.62 (1 H, br. s.), 4.36 (2 H, dd, J=9.5, 6.6 Hz), 4.06 (2 H, dd, J=9.5, 4.1 Hz), 3.46 - 3.52 (2 H, m), 3.42
(2 H, m), 2.68 - 2.75 (2 H, m), 2.60 - 2.67 (2 H, m), 2.56 (2 H, q), 1.86 - 1.96 (2 H, m), 1.53 (6 H, s), 1.07 (3 H, t, J=7.1 Hz).
【0443】
実施例158 2−{5−[(1−{[4−(1−メチルエチル)−1,4−ジアゼパン−1−イル]カルボニル}アゼチジン−3−イル)オキシ]ピリジン−2−イル}プロパン−2−オールの製造 効力範囲A
【化301】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−{[4−(1−メチルエチル)−1,4−ジアゼパン−1−イル]カルボニル}アゼチジン−3−オール(100mg,0.41mmol)及び2−(5−フルオロピリジン−2−イル)プロパン−2−オール(90mg,0.41mmol)を用いて表題化合物を得た。後処理後の粗物質(50mg)から、分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物(17.7mg)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (377);実測値100% (MH
+) m/z 377, Rt = 3.86分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ 8.04 (1 H, d, J=2.6 Hz), 7.32 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.12 (1 H, d, J=2.7 Hz), 4.89 - 5.00 (1 H, m), 4.63 (1 H, s), 4.32 - 4.42 (2 H, m), 4.06 (2 H, dd, J=9.4, 4.0 Hz), 3.37 - 3.50 (4 H, m), 2.85 - 2.99 (1 H, m), 2.54 - 2.76 (4 H, m), 1.77 - 1.92 (2 H, m), 1.53 (6 H, s), 1.01 (6 H, d, J=6.4 Hz).
【0444】
実施例159 2−[5−({1−[(4−シクロペンチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}オキシ)ピリジン−2−イル]プロパン−2−オールの製造 効力範囲C
【化302】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロペンチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(100mg,0.41mmol)及び2−(5−フルオロピリジン−2−イル)プロパン−2−オール(90mg,0.41mmol)を用いて表題化合物を得た。後処理後の粗物質(38mg)から分取HPLCにより精製した後、表題化合物を無色油状物(19.3mg)として得た。
LCMSデータ:計算値MH
+ (403);実測値99% (MH
+) m/z 403, Rt = 4.08分
NMRデータ:
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ 8.04 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.32 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.09 - 7.14 (1 H, m), 4.91 - 4.98 (1 H, m), 4.63 (1 H, s), 4.31 - 4.42 (2 H, m), 4.02 - 4.11 (2 H, m), 3.46 - 3.54 (2 H, m), 3.43 (2 H, t), 2.63 - 2.79 (5 H, m), 1.77 - 1.95 (4 H, m), 1.63 - 1.72 (2 H, m), 1.58 (2 H, br. s.), 1.53 (6 H, s), 1.33 - 1.45 (2 H, m).
【0445】
実施例160 1−シクロブチル−4−({3−[(5−フルオロピリミジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化303】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(1.49g,5.9mmol)及び2−クロロ−5−フルオロピリミジン(856mg,6.48mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を橙色固形物として得た(1.10g,54%)。LCMSデータ:計算値MH
+ (350);実測値100% (MH
+) m/z 350, Rt = 2.23分
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.54 (2 H, s), 5.27 - 5.39 (1 H, m), 4.42 (2 H, dd, J=9.8, 6.7 Hz), 4.04 (2 H, dd, J=9.8, 4.2 Hz), 3.38 - 3.53 (4 H, m), 2.86 - 2.99 (1 H, m), 2.39 - 2.63 (4 H, m), 2.02 - 2.15 (2 H, m), 1.79 - 1.96 (4 H, m), 1.61 - 1.75 (2 H, m).
【0446】
実施例161 1−シクロブチル−4−({3−[(5−メトキシピリジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化304】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(100mg,0.40mmol)及び2−ブロモ−5−メトキシピリジン(82mg,0.43mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を淡黄色油状物として得た(17mg,12%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (361);実測値83% (MH
+) m/z 361, Rt = 2.54分
1H NMR (250 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.73 (1 H, d, J=2.6 Hz), 7.22 (1 H, dd, J=8.9, 3.1 Hz), 6.70 (1 H, d, J=9.0 Hz), 5.17 - 5.34 (1 H, m), 4.23 - 4.43 (2 H, m), 3.98 (2 H, m), 3.80 (3 H, s), 3.33 - 3.51 (4 H, m), 2.73 - 2.93 (1 H, m), 2.34 - 2.59 (4 H, m), 1.94 - 2.12 (2 H, m), 1.70 - 1.94 (4 H, m), 1.52 - 1.70 (2 H, m).
【0447】
実施例162 1−シクロブチル−4−({3−[(5−エチルピリミジン−2−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲C
【化305】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(70mg,0.28mmol)及び2−クロロ−5−エチルピリミジン(43mg,0.30mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(54mg,55%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (360);実測値96% (MH
+) m/z 360, Rt = 3.40分
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ 8.58 (1 H, d, J=3.2 Hz), 8.06 (1 H, d, J=3.1 Hz), 5.05
(1 H, m), 4.29 (1 H, dd, J=13.7, 2.9 Hz), 4.04 (1 H, dd, J=13.9, 8.9 Hz), 3.93 (1 H, dd, J=12.4, 9.0 Hz), 3.57 (1 H, dd, J=12.4, 5.6 Hz), 3.44 - 3.52 (4 H, m),
2.96 (1 H, m), 2.44 - 2.60 (6 H, m), 2.04 - 2.16 (2 H, m), 1.81 - 1.94 (4 H, m), 1.62 - 1.77 (2 H, m), 1.23 (3 H, t, J=7.6 Hz).
【0448】
実施例163 1−シクロブチル−4−({3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化306】
[この文献は図面を表示できません]
同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(100mg,0.40mmol)及び4−フルオロフェニルメチルスルホン(78mg,0.43mmol)から、分取HLPCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(16mg,10%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (408);実測値100% (MH
+) m/z 408, Rt = 3.94分
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ 8.12 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.27 (2 H, d, J=8.8 Hz), 5.27
- 5.39 (1 H, m), 4.68 (2 H, dd, J=9.3, 6.6 Hz), 4.25 (2 H, dd, J=9.5, 3.8 Hz), 3.63 - 3.78 (4 H, m), 3.24 - 3.35 (4 H, m), 2.72 - 3.04 (4 H, m), 2.29 - 2.41 (2
H, m), 2.07 - 2.22 (4 H, m), 1.82 - 2.03 (2 H, m).
【0449】
経路47
【化307】
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【0450】
5−(クロロメチル)−2−メチルピリジンの製造
【化308】
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ジクロロメタン(10ml)中の(6−メチル−3−ピリジニル)メタノール(166mg,1.35mmol)の撹拌溶液に塩化チオニル(108μl,1.48mmol)を加えて無色の溶液を得た。30分後、混合物を濃縮して褐色の固形物(240mg,定量的収率)を得、それを精製することなく次の工程に直接用いた。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ 8.79 (1 H, br. s.), 8.55 (1 H, dd, J=8.3, 1.6 Hz), 7.93 (1 H, d, J=8.4 Hz), 4.89 (2 H, s), 2.77 (3 H, s).
【0451】
実施例164 1−シクロブチル−4−({3−[(6−メチルピリジン−3−イル)メトキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1,4−ジアゼパンの製造 効力範囲A
【化309】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、1−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−オール(317mg,1.35mmol)及び5−(クロロメチル)−2−メチルピリジン(240mg,1.35mmol)から、FCCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(22mg,5%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (359);実測値99% (MH
+) m/z 359, Rt = 3.79分
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ 8.44 (1 H, d, J=1.4 Hz), 7.58 (1 H, dd, J=7.9, 2.0 Hz), 7.16 (1 H, d, J=7.9 Hz), 4.44 (2 H, s), 4.27 - 4.36 (1 H, m), 4.03 - 4.16 (2 H, m), 3.83 - 3.96 (2 H, m), 3.32 - 3.48 (4 H, m), 2.75 - 2.89 (1 H, m), 2.56 (3 H, s), 2.36 - 2.52 (4 H, m), 1.97 - 2.09 (2 H, m), 1.75 - 1.89 (4 H, m), 1.55 - 1.75 (2 H, m).
【0452】
経路48
【化310】
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【0453】
2−(5−フルオロピリジン−2−イル)プロパン−2−オールの製造
【化311】
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窒素雰囲気下、−78℃でジエチルエーテル(20ml)中の2−ブロモ−5−フルオロピリジン(1.0g,5.7mmol)の撹拌溶液に
sesBuLi(ヘプタン中の1.4M溶液4.87ml,6.8mmol)を加えた。生成した暗橙色溶液を−78℃で30分間撹拌し、次いでアセトン(0.84ml,11.4mmol)を滴加した。さらに1時間後、反応温度を室温に高めて透明な黄色溶液を得た。これを水(2ml)でクエンチし、EtOAc(30ml)で希釈し、そして水(2×20ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして濃縮した。残留物をシリカFCC(溶離液;ヘキサン/ジエチルエーテル9:1〜4:6の勾配を用いる)により精製して表題生成物を無色油状物として得た(395mg,45%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (156);実測値78% (MH
+) m/z 156, Rt = 0.91分
1H NMR (500 MHz, CDCl
3)δ 8.37 (1 H, d, J=2.0 Hz), 7.36 - 7.48 (2 H, m), 4.48 (1 H, br. s.), 1.55 (6 H, s).
【0454】
以下の化合物は、上の経路20、一般的手法Iに記載された通り製造した。
実施例165 2−[5−({cis−3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブチル}オキシ)ピリジン−2−イル]プロパン−2−オールの製造 効力範囲A
【化312】
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同様のやり方(経路20,一般的手法I)で、cis−3−[(4−シクロブチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]シクロブタノール(50mg,0.20mmol)及び2−(5−フルオロピリジン−2−イル)プロパン−2−オール(31mg,0.20mmol)から、シリカFCCにより精製した後、表題化合物を無色油状物として得た(4mg,5%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (388);実測値100% (MH
+) m/z 388, Rt = 1.87分
1H NMR (500 MHz, MeOD)δ 8.07 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.57 (1 H, d, J=8.8 Hz), 7.29 (1H, dd, J=8.8, 2.8 Hz), 4.68−4.76 (1 H, m), 3.54−3.63 (4 H, m), 3.09−3.18 (1 H, m), 2.88−2.97 (1 H, m), 2.71−2.78 (2 H, m), 2.51−2.59 (2 H, m), 2.44−2.49 (2 H, m), 2.32−2.39 (2 H, m), 2.04−2.12 (2 H, m), 1.81−1.93 (4 H, m), 1.63−1.72 (2 H, m), 1.51 (6 H, s).
【0455】
経路49
【化313】
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【0456】
1−ベンジル4−エチル5−オキサゼパン−1,4−ジカルボキシレートの製造
【化314】
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−78℃でジエチルエーテル(100ml)中のベンジル4−オキソ−1−ピペラジンカルボキシレート(11.7g,50.3mmol)の懸濁液にジアゾ酢酸エチル(6.84ml,65.3mmol)、続いてBF
3.OEt
2(6.30ml,50.3mmol)を加えた。1時間後、反応液を室温に高めて透明な黄色溶液を得た。さらなる気体発生が観察されなくなるまで、K
2CO
3の飽和水溶液を滴加した。有機層を分離し、そして飽和水性K
2CO
3(2×50ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして濃縮して表題生成物を黄色油状物として得た(16.5g,定量的収率)。生成物をさらに精製することなく用いた。
LCMSデータ:計算値MH
+ (320);実測値85% (MH
+) m/z 320, Rt = 1.92分
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ7.27 - 7.40 (5 H, m), 5.05 - 5.19 (2 H, m), 4.13 - 4.30 (2 H, m), 3.84 - 3.98 (1 H, m), 3.67 - 3.84 (2 H, m), 3.34 - 3.57 (2 H, m), 2.62 - 2.93 (2 H, m), 1.98 - 2.14 (2 H, m), 1.18 - 1.34 (3 H, m).
【0457】
1−ベンジル−4−エチル−5−ヒドロキシアゼパン−1,4−ジカルボキシレートの製造
【化315】
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NaBH
4(1.96g,51.7mmol)を、0℃でEtOH(150ml)中の1−ベンジル4−エチル5−オキサゼパン−1,4−ジカルボキシレート(16.5g,51.7mmol)の撹拌溶液に少しずつ加えた。10分後、反応液を室温に高め、そしてさらに30分間撹拌した。水性酒石酸ナトリウムカリウム(10ml)の飽和溶液を滴加することによって反応液をクエンチした。生成した固形物を分離し、そして濾液は濃縮した。生成した残留物をジクロロメタン(150ml)で希釈し、そして飽和水性酒石酸ナトリウムカリウム(50ml)、水(2×50ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして減圧で濃縮した。粗物質のNMR分析は、ジアステレオ異性体の3:1混合物を示した。残留物をシリカFCC(溶離液;ヘキサン/EtOAc4:1〜1:1の勾配を用いる)により精製して表題生成物の主要なシンジアステレオ異性体を無色油状物として得た(5.3g,32%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (322);実測値97% (MH
+) m/z 322, Rt = 1.83分
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ 7.27 - 7.40 (5 H, m), 5.05 - 5.19 (2 H, m), 4.13 - 4.30 (2 H, m), 3.84 - 3.98 (1 H, m), 3.67 - 3.84 (2 H, m), 3.34 - 3.57 (2 H, m), 2.62 - 2.93 (2 H, m), 1.98 - 2.14 (2 H, m), 1.18 - 1.34 (3 H, m).
【0458】
1−ベンジル4−エチル2,3,6,7−テトラヒドロ−1H−アゼピン−1,4−ジカルボキシレートの製造
【化316】
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THF(100ml)中の1−ベンジル4−エチル−5−ヒドロキシアゼパン−1,4−ジカルボキシレート(4.4g,13.7mmol)の撹拌溶液にMsCl(2.58ml,33.6mmol)及びTEA(5.69ml,40.5mmol)を16時間かけて3つの部分に分けて加えた。次いで、混合物を濃縮し、そしてジクロロメタン(100ml)で希釈した、飽和水性NaHCO
3(2×50ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして再濃縮した。残留物をTHF(100ml)に溶解し、そしてDBU(3.1ml,20.6mmol)を加え、そして生成した混合物を80℃で1時間加熱した。次いで、反応液を濃縮し、ジクロロメタン(100ml)で希釈し、飽和水性NaHCO
3(3×30ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして再濃縮した。残留物をシリカFCC(溶離液;ヘキサン/EtOAc 9:1〜7:3の勾配を用いる)により精製して表題生成物を無色油状物として得た(2.1g,51%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (304);実測値82% (M+Na
+) m/z 326, Rt = 2.14分
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ 7.24 - 7.43 (5 H, m), 7.12 (1 H, br. s.), 5.14 (2 H, s), 4.16 (2 H, q, J=7.0 Hz), 3.49 - 3.66 (4 H, m), 2.63 - 2.75 (2 H, m), 2.40 - 2.57 (2 H, m), 1.27 (3 H, t, J=7.0 Hz).
【0459】
1−ベンジル4−エチルアゼパン−1,4−ジカルボキシレートの製造
【化317】
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THF(70ml)中の1−ベンジル4−エチル2,3,6,7−テトラヒドロ−1H−アゼピン−1,4−ジカルボキシレート(890mg,2.93mmol)及び5%Pd/C(90mg)の溶液を水素雰囲気下で12時間撹拌した。次いで、混合物をセライト上で濾過し、そして濃縮して無色油状物を得た。これをジクロロメタン(10ml)に溶解し、0℃に冷却し、そしてDIPEA(1.02ml、5.86mmol)、続いてクロロギ酸ベンジル(0.45ml,3.22mmol)を加えた。添加が完了したら、反応液を室温に高め、そしてさらに1時間撹拌した。次いで、混合物をジクロロメタン(40ml)で希釈し、そして水(2×20ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして濃縮した。
残留物をシリカFCC(溶離液;ジクロロメタン/MeOH99:1〜90:10の勾配を用いる)により精製して表題生成物を無色油状物として得た(521mg,59%)。LCMSデータ:計算値MH
+ (306);実測値86% (M+Na
+) m/z 328, Rt = 2.09分
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ 7.28 - 7.42 (5 H, m), 5.07 - 5.20 (2 H, m), 4.02 - 4.17 (2 H, m), 3.59 - 3.68 (1 H, m), 3.47 - 3.57 (1 H, m), 3.34 - 3.47 (2 H, m), 2.42 - 2.54 (1 H, m), 1.76 - 2.10 (4 H, m), 1.57 - 1.73 (2 H, m), 1.23 (3 H, d, J=7.1 Hz).
【0460】
1−[(ベンジルオキシ)カルボニル]アゼパン−4−カルボン酸
【化318】
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THF(3ml)中の1−ベンジル4−エチルアゼパン−1,4−ジカルボキシレート(500mg,1.64mmol)の撹拌溶液に、水(3ml)に溶解したLiOH(96mmol,2.30mmol)を加えた。16時間後、混合物を濃縮し、そしてジクロロメタン(30ml)で希釈し、1M水性HCl(15ml)、水(15ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして濃縮して表題生成物を無色油状物(372mg,82%)として得、それをさらに精製することなく用いた。
LCMSデータ:計算値MH
+ (278);実測値86% (M+Na
+) m/z 300, Rt = 1.77分
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ 7.25 - 7.43 (5 H, m), 5.06 - 5.18 (2 H, m), 3.49 - 3.68 (2 H, m), 3.35 - 3.48 (2 H, m), 2.38 - 2.51 (1 H, m), 1.74 - 2.12 (4 H, m), 1.55 - 1.72 (2 H, m).
【0461】
ベンジル4−[(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)カルボニル]アゼパン−1−カルボキシレートの製造
【化319】
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DMF(5ml)中の1−[(ベンジルオキシ)カルボニル]アゼパン−4−カルボン酸(317mg,1.14mmol)撹拌溶液にHOBt(154mg,1.14mmol)、続いてEDCI(218mg,1.14mmol)を加えた。5分後、DMF(1ml)中の3−ヒドロキシアゼチジン塩酸塩(138mg,1.26mmol)及びDIPEA(0.44ml,2.51mmol)の溶液を加え、そして生成した溶液を室温で12時間撹拌した。混合物をEtOAc(30ml)で希釈し、そして飽和水性NaHCO
3(3×15ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして濃縮した。残留物をシリカFCC(溶離液;DCM/MeOH 99:1〜92:8の勾配を用いる)で精製して表題生成物を無色油状物として得た(265mg,70%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (333);実測値100% (M+Na
+) m/z 355, Rt = 1.56分
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ 7.26 - 7.42 (5 H, m), 5.05 - 5.22 (2 H, m), 4.48 - 4.60 (1 H, m), 4.23 - 4.41 (1 H, m), 4.09 - 4.20 (1 H, m), 3.84 - 3.98 (1 H, m), 3.54 - 3.76 (3 H, m), 3.33 - 3.48 (2 H, m), 2.33 (1 H, m), 1.69 - 1.99 (4 H, m), 1.46 - 1.69 (2 H, m).
【0462】
ベンジル4−({3−[(6−メチルピリジン−3−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)アゼパン−1−カルボキシレートの製造
【化320】
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DMSO(2ml)中のベンジル4−[(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)カルボニル]アゼパン−1−カルボキシレート(97mg,0.29mmol)及び4−クロロ−2−メチルピリジン(52μl,0.46mmol)の溶液にNaH(鉱油中60%分散の37mg,0.93mmol)を加えた。混合物は、室温で12時間、50℃で3時間、そしてさらに室温で12時間撹拌した。次いで、反応液をEtOAc(20ml)で希釈し、そして水(3×10ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして濃縮した。残留物をシリカFCC(溶離液;DCM/MeOH/MeOH中の2M NH
3 99:1:1〜95:5:1の勾配を用いる)により精製して表題生成物を無色油状物として得た(35mg,29%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (424);実測値96% (MH
+) m/z 424, Rt = 1.44分
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ 8.21 - 8.29 (1 H, m), 7.16 - 7.42 (5 H, m), 6.69 - 6.82 (2 H, m), 5.04 - 5.21 (3 H, m), 4.51 - 4.68 (1 H, m), 4.32 - 4.44 (1 H, m), 4.05 - 4.23 (1 H, m), 3.86 - 3.99 (1 H, m), 3.53 - 3.71 (2 H, m), 3.33 - 3.50 (2 H, m), 2.49 (3 H, s), 2.30 - 2.41 (1 H, m), 1.69 - 2.00 (4 H, m), 1.48 - 1.69 (2 H, m).
【0463】
実施例166 1−シクロブチル−4−({3−[(6−メチルピリジン−3−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)アゼパンの製造 効力範囲A
【化321】
[この文献は図面を表示できません]
EtOH(4ml)中のベンジル4−({3−[(6−メチルピリジン−3−イル)オキシ]アゼチジン−1−イル}カルボニル)アゼパン−1−カルボキシレート(37mg,87μmol)、シクロブタノン(13μl,0.18mmol)及び5%Pd/C(5mg)の混合物を水素雰囲気下で12時間撹拌した。次いで、反応液をセライト上で濾過し、そして濃縮した。残留物をEtOAc(30ml)に溶解し、そして水(3×15ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、そして濃縮した。残留物をシリカFCC(溶離液;DCM/MeOH/MeOH中の2M NH
3 98:2:1〜90:10:1の勾配を用いる)により精製して表題生成物を無色油状物として得た(12mg,40%)。
LCMSデータ:計算値MH
+ (344);実測値87% (MH
+) m/z 344, Rt = 4.20分
1H NMR (500 MHz, MeOD)δ 8.24 (1 H, d, J=5.8 Hz), 6.70 - 6.84 (2 H, m), 5.10 - 5.19 (1 H, m), 4.62 - 4.75 (1 H, m), 4.36 - 4.45 (1 H, m), 4.19 - 4.28 (1 H, m), 3.90 - 3.99 (1 H, m), 2.95 - 3.07 (1 H, m), 2.58 - 2.78 (3 H, m), 2.42 - 2.58 (5
H, m), 2.02 - 2.13 (2 H, m), 1.79 - 1.96 (6 H, m), 1.60 - 1.79 (4 H, m).