【文献】
J. Med. Chem.,2003年,Vol.46, No.20,pp.4333-4341
【文献】
J. Med. Chem.,2009年,Vol.52, No.4,pp.1050-1062
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【実施例】
【0207】
中間体の合成:
中間体A
3−ブロモ−6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン
【化33】
6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン(5g、32.6mmol)のアセトニトリル(300ml)に、1−ブロモピロリジン−2,5−ジオン(6.37g、35.8mmol)およびトリフルオロ酢酸(0.75mL)を添加した。得られた溶液を室温で一夜撹拌した。溶媒を減圧下除去し、残留物をEtOAcに溶解し、NaHCO
3溶液、水および塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、真空で濃縮して、7.2gの表題化合物を、92%収率で明黄色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 7.91 (d, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.12 (d, 1H). LCMS (方法A):[MH]
+ = 232/234, t
R = 4.48分。
【0208】
中間体B
1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エタノン
【化34】
N’−(6−クロロ−ピリダジン−3−イル)−N,N−ジメチル−ホルムアミジン(i)
3−アミノ−6−クロロピリダジン(1.3g、10mmol)およびジメチルホルムアミド・ジメチルアセタール(1.35ml、10.2mmol)の混合物を2時間加熱還流し、真空下で濃縮して、褐色固体を得た。EtOAcで再結晶後、1.5gのN’−(6−クロロ−ピリダジン−3−イル)−N,N−ジメチル−ホルムアミジンを81%収率で得た。
【0209】
1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エタノン(中間体B)
N’−(6−クロロ−ピリダジン−3−イル)−N,N−ジメチル−ホルムアミジン(1.3g、7mmol)のDMF(60mL)溶液にNaI(1g、6.7mmol)およびクロロアセトン(1mL、12.6mmol)を添加した。混合物を80℃で一夜加熱し、減圧下濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーで精製して、1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エタノン(0.7g)を51%収率で得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 8.42 (s, 1H), 8.05 (d, 1H), 7.31 (d, 1H), 2.77 (s, 3H)。
【0210】
中間体C
6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボアルデヒド
【化35】
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−メタノール(i)
6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン(1.5g、9.8mmol)のAcOH(50mL)溶液に、NaOAc(1.4g、17.1mmol)およびパラホルムアルデヒド(1.5g)を添加した。混合物を一夜加熱還流し、減圧下濃縮した。残留物をpH=12まで塩基性化した。混合物を濾過し、固体をEtOHで洗浄して、(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−メタノール(1.3g)を72%収率で得た。
【0211】
6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボアルデヒド(中間体C)
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−メタノール(1.3g、7.1mmol)のDCM(50mL)溶液に、活性MnO
2(3g、34.5mmol)を添加した。混合物をrtで一夜撹拌し、濾過した。濾液を真空下濃縮し、残留物をEtOAcで洗浄して、6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボアルデヒド(0.7g)を54%収率で得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ 10.36 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.08 (d, 1H), 7.38 (d, 1H)。
【0212】
中間体D
キノリン−6−イルメタンアミン
【化36】
キノリン−6−イルメタノール(i)
キノリン−6−カルボン酸メチル(14g、74.8mmol)のTHF(80mL)溶液に、LiAlH
4(2.84g、74.8mmol)を少しずつ添加した。水(2.84mL)およびNaOH(10%、4.26mL)を滴下して、過剰な還元剤を消費させた。さらに20分間撹拌後、エーテルを添加し、得られた混合物をセライトを通して濾過した。濾液を濃縮して残留物を得て、それをヘキサン:EtOAcを用いるシリカゲルで精製して、キノリン−6−イルメタノール(7.6g)を64%収率で得た。
【0213】
2−(キノリン−6−イルメチル)イソインドリン−1,3−ジオン(ii)
イソインドリン−1,3−ジオン(6.47g、44.0mmol)およびトリフェニルホスフィン(11.53g、44.0mmol)のTHF(70mL)溶液に、0℃で、キノリン−6−イルメタノール(7g、44.0mmol)のTHF(30mL)溶液およびジアゼン−1,2−ジカルボン酸(E)−ジイソプロピル(8.89g、44.0mmol)を30分間かけて滴下した。混合物を30℃で20時間加熱した。反応物をrtに冷却し、真空で濃縮した。得られた残留物をヘキサン:EtOAcを用いるAnalogixシリカゲルで精製して、2−(キノリン−6−イルメチル)イソインドリン−1,3−ジオン(12.04g)を95%収率で得た。LCMS(方法A):[MH]
+ = 2.99, t
R = 4.89分。
【0214】
キノリン−6−イルメタンアミン(中間体D)
2−(キノリン−6−イルメチル)イソインドリン−1,3−ジオン(20g、69.4mmol)のMeOH(100mL)溶液に、ヒドラジン水和物(3.47g、69.4mmol)を添加した。溶液を3時間加熱還流し、rtに冷却し、セライトを通して濾過した。濾液を真空で濃縮し、EtOAcを添加して残留物を希釈し、濾過し、真空で濃縮して、6−ブロモ−N2−(キノリン−6−イルメチル)ピラジン−2,3−ジアミン(5g)を41%収率で得た。LCMS(方法B):[MH]
+ = 159, t
R = 0.93分。
【0215】
中間体EおよびF
7−フルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒドおよび7−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メチルアミン
【化37】
6−ブロモ−7−フルオロキノリン(i)
4−ブロモ−3−フルオロ−フェニルアミン(100g、526mmol)の濃硫酸(290mL)懸濁液に、グリセロール(220g、2.39mol、4.5当量)、硫酸第一鉄(30g、0.2当量)を添加した。反応混合物を130℃で14時間加熱し、rtに冷却し、氷−水に注いだ。溶液を飽和水性水酸化アンモニウムでpH8に中和し、DCM(2L×3)で抽出した。合わせた有機層を塩水(1L×3)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下濃縮して、粗生成物を褐色固体として得て、それをカラムクロマトグラフィー(石油:酢酸エチル=10:1)で精製して、6−ブロモ−7−フルオロキノリンを白色固体として得た(45g、39%)。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.86 (s, 1H), 8.56 (m, 1H), 8.45 (m, 1H), 7.90 (d, 1H), 7.71(m, 1H)。
【0216】
7−フルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒド(中間体E)
Pd(PPh
3)
4(1.27g、1.1mmol)およびギ酸ナトリウム(13.8g、132mmol、6当量)のアセトニトリル(30mL)懸濁液に、6−ブロモ−7−フルオロキノリン(5g、22mmol)のDMSO(30mL)溶液を添加した。反応混合物を120℃でCO雰囲気(1MPa)下、4時間加熱し、rtに冷却し、減圧下濃縮した。残留物を水(100mL)および酢酸エチル(150mL)に分配した。有機層を分離し、塩水(100mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下濃縮した。残留物を石油:酢酸エチル=10:1〜3:1で溶出するカラムクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を、白色固体として得た(400mg、10.4%)。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.95 (s, 1H), 8.46 (m, 1H), 8.20 (m, 1H), 7.75 (d, 1H), 7.53 (m, 1H)。
【0217】
7−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メチルアミン(中間体F)
7−フルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒド(500mg、2.85mmol)をアンモニア溶液(MeOH中2M、50mL)に溶解した。室温で3時間撹拌後、NaBH
4(108.0mg、2.85mmol)を少しずつ添加した。反応混合物を一夜撹拌し、氷浴中、水でクエンチした。メタノールを減圧下除去し、残留物を水で希釈し、溶液のpH値を1N HCl溶液で約8に調節し、DCMで3回抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗生成物をクロマトグラフィー(DCM:MeOH=50:1)で精製して、表題化合物を、黄色固体として得た(250.0mg、49%)。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.86 (dd, 1H), 8.36 (d, 1H), 8.07 (d, 1H), 7.68 (d, 1H), 7.49(dd, 1H), 3.93 (s, 2H), 1.98 (s, 2H)。
【0218】
中間体G
1−(7−フルオロキノリン−6−イル)エタナミン
【化38】
1−(7−フルオロキノリン−6−イル)エタノール(i)
7−フルオロキノリン−6−カルボアルデヒド(4.0g、22.84mmol)のTHF(30ml)溶液に、0℃で、メチルマグネシウムブロマイド(THF中2.85M、8mL、22.84mmol)を滴下した。溶液を2時間撹拌し、NH
4Clを添加して、反応をクエンチした。得られた混合物をEtOAcで抽出し、有機層を飽和NaHCO
3およびNH
4Clで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して粗生成物を得て、それをヘキサン:EtOAcを使用するAnalogixゲルシリカで精製して、1−(7−フルオロキノリン−6−イル)エタノール(i)を得た。LCMS(方法B):[MH]
+ = 192, t
R = 1.84分。
【0219】
2−(1−(7−フルオロキノリン−6−イル)エチル)イソインドリン−1,3−ジオン(ii)
表題化合物を、1−(7−フルオロキノリン−6−イル)エタノールから中間体Dの合成に準じて白色固体として製造した。LCMS(方法B):[MNa]
+ = 353, t
R = 1.95分。
【0220】
1−(7−フルオロキノリン−6−イル)エタナミン(中間体G)
表題化合物を、2−(1−(7−フルオロキノリン−6−イル)エチル)イソインドリン−1,3−ジオンから中間体Dの合成に準じて製造した。
【0221】
中間体H
5,7−ジフルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒド
【化39】
5,7−ジフルオロ−フェニルアミン(10.0g、77.5mmol)をDMF(100mL)に溶解した。NBS(13.9g、78.0mmol)を室温で少しずつ添加した。一夜、室温で撹拌後、反応混合物をEt
2Oで希釈し、塩水で洗浄した。分離した有機相を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮して、油状物を得て、それをカラムクロマトグラフィーで精製して、4−ブロモ−3,5−ジフルオロ−フェニルアミン(i)(12.9g、80.2%)を得た。
4−ブロモ−3,5−ジフルオロ−フェニルアミン(i)(6.0g、28.8mmole)、1.82g 硫酸第一鉄、8.6mL グリセロール、1.79mL ニトロベンゼン、および5.0mL 濃硫酸の混合物を穏やかに加熱した。最初の激しい反応の後、混合物を5時間沸騰させた。ニトロベンゼンを真空蒸留により除去した。水溶液を氷酢酸で酸性化し、暗褐色沈殿を分離し、それをフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、石油/酢酸エチル=12/1)で精製して、6−ブロモ−5,7−ジフルオロキノリン(ii)を白色固体として得た(3.5g、49.8%)。
6−ブロモ−5,7−ジフルオロキノリン(ii)(250g、1.02mol)の無水THF(2200mL)溶液に、−78℃で、n−BuLiのヘキサン溶液(2.5M、408ml、1.02mol)を滴下した。得られた混合物をさらに30分間、−78℃で撹拌した。DMF(79mL、1.02mol)の無水THF(200mL)を、温度を−70℃以下に維持しながら添加し、混合物を同温度で30分間撹拌した。反応混合物をゆっくり室温に温め、NH
4Cl水性飽和溶液(1000mL)および水(800mL)で希釈した。混合物を酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機層を水および塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、褐色油状物を得て、それを石油および酢酸エチル(10:1)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、5,7−ジフルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒド(中間体H)を黄色油状物として得た(100g、50%)。
1H NMR (DMSO, 300MH) δ(ppm):10.38(s, 1H), 9.10-9.12(m, 1H), 8.62-8.66(m, 1H),7.68-7.78(m, 2H)
【0222】
中間体I
1−メチル−1H−インダゾール−5−カルボアルデヒド
【化40】
5−ブロモ−1H−インダゾール(i)
5−ブロモ−2−フルオロベンズアルデヒド(10.15g、50mmol)、MeONH
2−HCl(4.07g、50mmol)およびK
2CO
3(7.59g、55.0mmol)の100mL DME懸濁液を40℃で5時間撹拌した。混合物を濾過した。オキシム中間体を含む濾液を真空で濃縮して、約50mLの残留物を得た。この濃縮オキシム残留物に、N
2H
4−H
2O(50mL、1.03mol)を添加し、混合物を一夜還流した。反応完了後、反応混合物を真空で濃縮した。残留物を水で希釈し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して残留物を得て、それをフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc=10:1)で精製して、表題化合物を、白色固体として得た(6.02g、61.2%)。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 13.24 (bs, 1H), 9.85 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.52 (d, 1H), 7.44 (dd, 1H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 197/199, t
R = 4.94分。
【0223】
5−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール(ii)および5−ブロモ−2−メチル−2H−インダゾール(iii)
5−ブロモ−1H−インダゾール(0.19g、0.94mmol)の3mL THF溶液に、0℃で、NaH(0.04g、1.03mmol)を添加した。反応溶液をこの温度で1時間撹拌し、ヨウ化メチル(0.09mL、1.41mmol)を0℃で添加した。反応物をゆっくり室温に温め、2時間撹拌し、水でクエンチし、真空で濃縮した。残留物を水で希釈し、DCMで2回抽出した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc=10:1)で精製して、表題化合物ii(88.7mg、42.5%)およびiii(60.9mg、29%)を2種の白色固体として得た。ii:
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.02 (d, 1H), 7.99 (d, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.50 (dd, 1H), 4.04 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 211/213, t
R = 5.19分。iii:
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.33 (s, 1H), 7.95 (d, 1H), 7.57 (d, 1H), 7.30 (dd, 1H), 4.16 (s, 3H). LCMS(方法A):[MH]
+ = 211/213, t
R = 4.95分。
【0224】
1−メチル−1H−インダゾール−5−カルボアルデヒド(中間体I)
n−BuLi(7.33mL、11.73mmol)およびエチルマグネシウムブロマイド(5.76mL、5.76mmol)の30mL トルエン懸濁液を、−30℃で30分間撹拌し、5−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール(2.25g、10.66mmol)の5mL THF溶液を添加した。−10℃で1時間撹拌後、無水DMF(4.95mL、64.0mmol)を−10℃で添加した。反応物を室温に温め、2時間撹拌した。反応を1N HClでクエンチし、真空で濃縮した。残留物を水で希釈し、DCMで2回抽出した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc=10:1)で精製して、表題化合物を、白色固体として得た(1.37g、76%)。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.02 (s, 1H), 8.41 (d, 1H), 8.31 (d, 1H), 7.86 (dd, 1H), 7.78 (d, 1H), 4.09 (s, 3H). LCMS(方法A):[MH]
+ = 161, t
R = 4.00分。
【0225】
中間体J
5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール
【化41】
5−ブロモ−6−フルオロ−1H−インダゾール(4g、18.60mmol)のDMF(20ml)溶液に、カリウム2−メチルプロパン−2−オラート(2.087g、18.60mmol)。得られた混合物を40分間撹拌した。CH
3I(3.17g、22.32mmol)を滴下した。一夜撹拌後、反応混合物をNH
4Cl(水性)でクエンチし、EtOAcで抽出し、NH
4Cl(水性)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をヘキサン:EA勾配で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、明黄色固体5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール(1.86g、42%)を得た。
【0226】
中間体K
4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール
【化42】
N−メチル−N’−[1−(2,4,6−トリフルオロ−フェニル)−メト−(E)−イリデン]−ヒドラジン(i)
2,4,6−トリフルオロ−ベンズアルデヒド(3g、18.74mmol)およびメチルヒドラジン(40%水溶液、2.6ml、18.74mmol)の20ml 無水エタノール溶液を、室温で1時間撹拌した。溶媒を蒸発させて、表題化合物を、白色固体として得て、それを精製せずに次工程に使用した(3.95g、100%)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 189, t
R = 2.16分。
【0227】
4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール(中間体K)
N−メチル−N’−[1−(2,4,6−トリフルオロ−フェニル)−メト−(E)−イリデン]−ヒドラジン(3.85g、20.46mmol)を、封管中、210℃で2時間加熱した。室温に冷却後、黒色残留物をDCMに溶解し、フラッシュクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン10:90)で精製して、表題化合物を、明黄色結晶として得た(1.926g、56%)。
1H-NMR (400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.05 (s, 1H); 7.16 (d, 1H); 6.75 (t, 1H); 3.32(s, 3H). LCMS(方法B):[MH]
+ = 169, t
R = 2.28分。
【0228】
中間体L
6−((6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)メチル)キノリン
【化43】
3−クロロ−6−ヒドラジニルピリダジン(i)
3,6−ジクロロピリダジン(3g、20.14mmol)およびヒドラジンモノハイドライド(1g、20.14mmol)を、封管中、80℃で5時間加熱した。溶媒を蒸発させ、粗物質を精製せずに次工程に使用した(3.56g、100%)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 145.1, t
R = 0.57分。
【0229】
N’−(6−クロロピリダジン−3−イル)−2−(キノリン−6−イル)アセトヒドラジド(ii)
3−クロロ−6−ヒドラジニルピリダジン(3g、20.75mmol)および2−(キノリン−6−イル)酢酸(4.27g、22.83mmol)の200ml DCM懸濁液に、DCC(5.14g、24.90mmol)を添加した。溶液を室温で週末の間撹拌した。ジシクロヘキシルウレアを含む白色固体としての表題化合物を、濾過し、次工程にさらに精製せずに使用した(8g、100%)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 314.1, t
R = 2.85分。
【0230】
6−((6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)メチル)キノリン(中間体L)
N’−(6−クロロピリダジン−3−イル)−2−(キノリン−6−イル)アセトヒドラジド(8g粗、25.5mmol)の250mL 酢酸溶液を50℃で5時間加熱した。反応完了後、溶媒を蒸発させ、粗物質をEtOAcに溶解し、濾過した。固体は主に不純ジシクロヘキシルウレアであり、生成物はEtOAcに溶解した。溶媒を蒸発させて、表題化合物を、黄色固体として得た(4g、53%)。
1H-NMR (400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.82(d, 1H), 8.33(d, 1H), 8.25(d, 1H), 8.0 (d, 1H), 7.93(s, 1H), 7.83(d, 1H), 7.53(m, 1H), 7.42(d, 1H), 4.79(s, 2H). LCMS(方法A):[MH]
+ = 296.0, t
R = 1.88分。
【0231】
中間体M
6−[(6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)−ジフルオロ−メチル]−キノリン
【化44】
ジフルオロ−キノリン−6−イル−酢酸エチルエステル(i)
ヨウ化ナトリウム(4.32g、28.8mmol)、ヨウ化銅(I)(137mg、0.72mmol)、6−ブロモ−キノリン(3g、14.4mmol)、N,N’−ジメチル−シクロヘキサン(0.227ml、1.44mmol)およびジオキサンをマイクロ波チューブ(25mL)に仕込んだ。チューブを窒素で10分間通気し、テフロン膜(septum)で密閉した。反応混合物を110℃で15時間撹拌した。懸濁液をrtに冷却し、氷−水に注ぎ、DCMで抽出した。粗物質をシリカゲルカラムで精製して、6−ヨード−キノリンを僅かに緑色の固体として得た(3.5g、92%)。
6−ヨード−キノリン(i)(1.0g、4mmol)およびCu(0)(559mg、8.8mmol)の乾燥DMSO懸濁液に、ブロモ−ジフルオロ−酢酸エチルエステル(893mg、4.4mmol)を添加した。反応混合物をN
2下、55℃で15時間撹拌した。混合物をK
2CO
3溶液に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を回収し、MgSO
4で乾燥させた。粗物質をシリカゲルカラムで精製して、ジフルオロ−キノリン−6−イル−酢酸エチルエステルを赤色油状物として得た(310mg、30%)。
1H-NMR (CDCl
3) δ ppm 1.33 (t, J = 7.2, 3H); 4.334 (q, J = 7.2, 2H); 7.52 (m, 1H); 7.93 (m, 1H); 8.15 (s, 1H); 8.20-8.23 (m, 2H); 9.03 (s, 1H)。
【0232】
ジフルオロ−キノリン−6−イル−酢酸ヒドラジド(ii)
ジフルオロ−キノリン−6−イル−酢酸エチルエステル(836mg、3.33mmol)をMeOH(13ml)に溶解した。ヒドラジン水和物(1.5ml、16.8mmol)を反応混合物に添加した。混合物を45℃で30分間加熱し、室温に冷却し、濃縮し、DCMに溶解した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、粗生成物を得て、それをシリカゲルカラムで精製して、ジフルオロ−キノリン−6−イル−酢酸ヒドラジドを明橙色固体として得た(400mg、51%)、
1H-NMR (CDCl
3) δ ppm 3.99 (brs, 2H); 7.51 (m, 1H); 7.92 (m, 1H); 8.15 (s, 1H); 8.20-8.26 (q, 2H); 9.02 (m, 1H)。
【0233】
6−[(6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)−ジフルオロ−メチル]−キノリン(中間体M)
3,6−ジクロロピリダジン(160mg、1.07mmol)およびジフルオロ−キノリン−6−イル−酢酸ヒドラジド(254mg、1.07mmol)をn−BuOH(20mL)に添加した。反応混合物を130℃で12時間加熱した。溶媒を真空で除去した。粗物質をK
2CO
3溶液およびEtOAcで抽出した。有機層を回収し、濃縮して、固体を得て、それをシリカゲルカラムで精製して、6−[(6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)−ジフルオロ−メチル]−キノリンを黒色固体として得た(190mg、53%)。
1H-NMR (DMSO) δ ppm 7.62 (m, 2H); 7.90 (m, 1H); 8.22 (m, 1H); 8.35 (m, 1H); 8.65 (m, 2H); 9.02 (m, 1H)。
【0234】
中間体N
1−メチルヒドラジンカルボキサミド
【化45】
シアン酸ナトリウム(13g、200mmol)の水(70mL)溶液に、40%水性メチルヒドラジン(24mL、210mmol)を0℃で添加し、濃塩酸(18mL)を0℃で滴下した。得られた混合物をrtで一夜撹拌し、濾過した。濾液を濃縮し、凍結乾燥機で乾燥させて、14gの粗2−メチルセミカルバジドを白色固体として得た。この粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(MeOH:DCM=1:4)で精製して、表題化合物を、白色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 5.92 (s, 2H), 4.45 (s, 2H), 2.91 (s, 3H)。
【0235】
中間体O
N−メチルヒドラジンカルボキサミド
【化46】
1,3−ジメチル−1−ニトロソウレア(i)
硫酸(6.0mLの濃硫酸、113mmol)の水(100mL)溶液を、1時間かけて、冷却している1,3−ジメチルウレア(10g、113mmol)および亜硝酸ナトリウム(8.61g、125mmol)の水(150mL)溶液に滴下した。白色固体が沈殿した。濾過後、フィルターケーキを乾燥させ、四塩化炭素から再結晶して、7.8gの表題化合物を、淡黄色針状結晶固体として得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 6.93 (s, 1H), 3.21 (s, 3H), 3.08 (d, 3H)。
【0236】
N−メチルヒドラジンカルボキサミド(中間体O)
1,3−ジメチル−1−ニトロソウレア(1.0g、8.54mmol)の水(10mL)溶液に、ヒドラジン一水和物(2mL、64.3mmol)を0℃で添加した。反応混合物をrtで一夜撹拌し、水を除去した。残留物を凍結乾燥機で乾燥させて、810mgの表題化合物を、白色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 6.87 (s, 1H), 6.23 (s, 1H), 3.82 (s br, 2H), 2.56 (d, 3H)。
【0237】
中間体P
1−エチルヒドラジンカルボキサミド
【化47】
この表題化合物を、中間体Nの合成に記載した同じ方法を使用してエチルヒドラジンを用いて製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 5.91 (s, 2H), 4.37 (s, 2H), 3.33 (q, 2H), 1.00 (t, 3H)。
【0238】
実施例1
(E)−2−(1−(3−((7−フルオロキノリン−6−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−ヒドラジンカルボキサミド
【化48】
6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール(1.1)
3−ブロモ−6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(13.27g、57.1mmol)の160mlのTHF溶液に、EtMgBr(68.5ml、68.5mmol)溶液を室温で添加した。反応混合物を30分間撹拌し、7−フルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒド(10g、57.1mmol)の40mlのTHF懸濁液を添加した。得られた混合物を室温で3時間撹拌し、400mlの水でクエンチした。さらに1時間撹拌後、沈殿を濾過により回収し、EtOAcで洗浄し、真空オーブンで一夜乾燥させて、13g(収率:69%)の表題化合物を、得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.91 (dd, 1H), 8.49 (d, 1H), 8.28 (d, 1H), 8.24 (d, 1H), 7.74 (d, 1H), 7.54(q, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.40 (d, 1H), 6.54 (m, 2H)。
【0239】
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−7−フルオロ−キノリン(1.2)
6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール(9.48g、28.8mmol)の酢酸(80mL)溶液に、ホスフィン酸(50%水溶液、15.73ml、144mmol)およびヨウ素(18.3g、72.1mmol)を添加した。得られた溶液を110℃に加熱し、一夜撹拌した。溶媒を減圧下除去した。残留物を水で希釈し、そのpHを6N NaOH溶液で8〜10に調節した。得られた溶液をCH
2Cl
2で抽出し、合わせた有機層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、真空で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(5%〜10%MeOHのCH
2Cl
2溶液)で精製して、5.8g(収率:64.3%)の表題化合物を、得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 8.91 (dd, 1H), 8.14 (d, 1H), 7.93 (d, 1H), 7.85 (d, 1H), 7.75 (d, 1H), 7.66(s, 1H), 7.41 (q, 1H), 7.09 (d, 1H), 4.56 (s, 2H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 313, t
R = 2.48分。
【0240】
1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−エタノン(1.3)
フラスコにテトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(1.7g、1.48mmol)を窒素下仕込んだ。6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−7−フルオロ−キノリン(5.8g、18.55mmol)のDMF(150mL)溶液を添加した。フラスコを窒素ガスで3回パージし、トリブチル−(1−エトキシ−ビニル)−スタンナン(6.59ml、19.47mmol)を添加した。温度を100℃に上げ、一夜撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、20mlの3N HClを添加し、混合物をさらに2時間撹拌した。水を添加し、生成物をEtOAcで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーで精製して、4.8g(収率:79%)の表題化合物を、暗黄色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.82 (dd, 1H), 8.31 (d, 1H), 8.10 (d, 1H), 7.98 (d, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.72 (d, 1H), 7.50 (q, 1H), 4.72 (s, 2H), 2.68 (S, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 321, t
R = 5.07分。
【0241】
(E)−2−(1−(3−((7−フルオロキノリン−6−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−ヒドラジンカルボキサミド(実施例1)
1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−エタノン(320mg、1mmol)のメタノール(30mL)溶液に、セミカルバジドヒドロクロライド(334mg、3.0mmol)を添加した。トリエチルアミンを反応混合物に滴下して、pHを5〜6に調節した。反応混合物を室温で一夜撹拌した。沈殿を濾過により回収し、真空ポンプで乾燥させて、250mg(収率:66%)の表題化合物を、白色固体として得た。
1H-NMR 400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.69 (s, 1H), 8.85 (dd, 1H), 8.30 (d, 1H), 8.21 (d, 1H), 7.98 (d, 1H), 7.94 (d, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.47 (q, 1H), 6.73 (b, 2H), 4.56 (s, 2H), 2.23 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 378, t
R = 4.64分。
【0242】
実施例2
(E)−6−((6−(1−(2−エチルヒドラゾノ)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)メチル)−7−フルオロキノリン
【化49】
表題化合物を、エチルヒドラジンおよび1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−エタノンから、実施例1の合成法に準じて製造して、32%収率で得た。
1H-NMR (400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.81 (dd, 1H), 8.27 (d, 1H), 7.92 (d, 1H), 7.88 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.69 (d, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.47 (q, 1H), 4.59 (s, 2H), 3.38 (q, 2H), 2.13 (s, 3H), 1.22 (t, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 363, t
R = 5.32分。
【0243】
実施例3
(E)−N’−(1−(3−((7−フルオロキノリン−6−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−アセトヒドラジド
【化50】
表題化合物を、酢酸ヒドラジドおよび1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−エタノンから、実施例1の合成法に準じて製造して、75%収率で白色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.86 (d, 1H), 8.83 (d, 1H), 8.07 (d, 1H), 7.95 (d, 1H), 7.79 (m, 2H), 7.70 (s, 1H), 7.47 (q, 1H), 4.58 (s, 2H), 2.28 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 377, t
R = 4.83分。
【0244】
実施例4
(E)−7−フルオロ−6−((6−(1−(2−フェニルヒドラゾノ)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)メチル)−キノリン
【化51】
表題化合物を、フェニルヒドラジンおよび1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−エタノンから、実施例1の合成法に準じて製造して、32%収率で黄色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.78 (s, 1H), 8.86 (dd, 1H), 8.32 (d, 1H), 7.98 (m, 3H), 7.78 (d, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.47 (q, 1H), 7.30 (m, 4H), 6.83 (t, 1H), 4.57 (s, 2H), 2.31 (s, 3H)。LCMS(方法C):[MH]
+ = 411, t
R = 4.57分。
【0245】
実施例5
(E)−7−フルオロ−6−((6−(1−(2−(ピリジン−2−イル)ヒドラゾノ)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)メチル)キノリン
【化52】
表題化合物を、ピリジン−2−イル−ヒドラジンおよび1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−エタノンから、実施例1の合成法に準じて製造して、48%収率で白色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.27 (s, 1H), 8.86 (dd, 1H), 8.31 (d, 1H), 8.19 (d, 1H), 7.97 (m, 3H), 7.78 (d, 1H), 7.70 (t, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.47 (q, 1H), 7.40 (d, 1H), 6.87 (dd, 1H), 4.58 (s, 2H), 2.36 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 412, t
R = 4.78分。
【0246】
実施例6
(E)−2−(1−(3−((7−フルオロキノリン−6−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−N−フェニルヒドラジンカルボキサミド
【化53】
表題化合物を、N−フェニルヒドラジンカルボキサミドおよび1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−エタノンから、実施例1の合成法に準じて製造して、36%収率で得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.13 (s, 1H), 9.06 (s, 1H), 8.86 (dd, 1H), 8.30 (t, 2H), 8.06 (d, 1H), 7.96 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.60 (d, 2H), 7.48 (q, 1H), 7.31 (t, 2H), 7.04 (t, 1H), 4.58 (s, 2H), 2.32 (s, 3H)。LCMS(方法C):[MH]
+ = 454, t
R = 3.89分。
【0247】
実施例7
(E)−N−(4−クロロフェニル)−2−(1−(3−((7−フルオロキノリン−6−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化54】
表題化合物を、N−p−クロロフェニルヒドラジンカルボキサミドおよび1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−エタノンから、実施例1の合成法に準じて製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.20 (s, 1H), 9.18 (s, 1H), 8.86 (dd, 1H), 8.31 (m, 2H), 8.07 (d, 1H), 7.96 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.67 (m, 3H), 7.48 (q, 1H), 7.36 (d, 2H), 4.58 (s, 2H), 2.32 (s, 3H)。LCMS(方法C):[MH]
+ = 489, t
R = 4.35分。
【0248】
実施例8
(E)−2−(1−(3−((7−フルオロキノリン−6−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−1−メチルヒドラジンカルボキサミド
【化55】
表題化合物を、1−メチルヒドラジンカルボキサミドおよび1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−エタノンから、実施例1の合成法に準じて製造して、21%収率で得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.86 (dd, 1H), 8.31 (d, 1H), 8.05 (s, 2H), 7.97 (d, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.47 (q, 1H), 6.54 (s, 2H), 4.58 (s, 2H), 3.19 (s, 3H), 2.37 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 392, t
R = 4.76分。
【0249】
実施例9
(E)−2−(1−(3−((7−フルオロキノリン−6−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−N,1−ジメチルヒドラジンカルボキサミド
【化56】
表題化合物を、N,1−ジメチルヒドラジンカルボキサミドおよび1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−エタノンから、実施例1の合成法に準じて製造して、21%収率で得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.86 (dd, 1H), 8.31 (d, 1H), 8.06 (m, 2H), 7.97 (d, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.47 (q, 1H), 6.90 (q, 1H), 4.59 (s, 2H), 3.19 (s, 3H), 2.68 (d, 3H), 2.37 (s, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 406, t
R = 2.27分。
【0250】
実施例10
(E)−3−(1−(3−((7−フルオロキノリン−6−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン−アミノ)オキサゾリジン−2−オン
【化57】
表題化合物を、3−アミノオキサゾリジン−2−オンおよび1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−エタノンから、実施例1の合成法に準じて製造して、24%収率で得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 8.85 (dd, 1H), 8.02 (d, 1H), 7.88 (m, 2H), 7.71 (m, 3H), 7.33 (q, 1H), 4.58 (s, 2H), 4.51 (t, 2H), 4.01 (t, 2H), 2.49 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 405, t
R = 4.76分。
【0251】
実施例11
(E)−1−(1−(3−((7−フルオロキノリン−6−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン−アミノ)イミダゾリジン−2,4−ジオン
【化58】
表題化合物を、1−アミノイミダゾリジン−2,4−ジオンヒドロクロライドおよび1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−エタノンから、実施例1の合成法に準じて製造して、39%収率で得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 11.39 (s, 1H), 8.91 (dd, 1H), 8.40 (d, 1H), 8.24 (d, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.94 (m, 2H), 7.82 (d, 1H), 7.55 (q, 1H), 4.64 (s, 2H), 4.50 (s, 2H), 2.40 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 418, t
R = 4.62分。
【0252】
実施例12
(E)−2−(2−(1−(3−((7−フルオロキノリン−6−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−ヒドラジニル)ベンゾ[d]オキサゾール
【化59】
表題化合物を、2−ヒドラジニルベンゾ[d]オキサゾールおよび1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−エタノンから、実施例1の合成法に準じて製造して、74%収率で得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 11.8-11.5 (m, 1H), 8.87 (dd, 1H), 8.4-7.9 (m, 4), 7.8-7.6 (m, 2H), 7.6-7.1 (m, 5H), 4.58 (s, 2H), 2.49 (s, 3H)。LCMS(方法C):[MH]
+ = 452, t
R = 4.42分。
【0253】
実施例13
(E)−N’−(1−(3−((7−フルオロキノリン−6−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−メタンスルホノヒドラジド
【化60】
表題化合物を、メタンスルホノヒドラジドおよび1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−エタノンから、実施例1の合成法に準じて製造して、60%収率で得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.63 (s, 1H), 8.85 (dd, 1H), 8.30 (d, 1H), 8.09 (d, 1H), 7.94 (d, 1H), 7.75 (m, 3H), 7.47 (q, 1H), 4.58 (s, 2H), 3.10 (s, 3H), 2.26 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 413, t
R = 4.57分。
【0254】
実施例14
(E)−N−エチル−2−(1−(3−((7−フルオロキノリン−6−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボチオアミド
【化61】
表題化合物を、N−エチルヒドラジンカルボチオアミドおよび1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−エタノンから、実施例1の合成法に準じて製造して、53%収率で得た。
1H-NMR (400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.83 (d, 1H), 8.30 (d, 1H), 8.24 (d, 1H), 7.93 (m, 2H), 7.69 (m, 2H), 7.48 (q, 1H), 4.67 (s, 2H), 3.74 (q, 2H), 2.39 (s, 3H), 1.26 (t, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 422, t
R = 5.43分。
【0255】
実施例15
(E)−N−ベンジル−2−(1−(3−((7−フルオロキノリン−6−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボチオアミド
【化62】
表題化合物を、N−ベンジルヒドラジンカルボチオアミドおよび1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−エタノンから、実施例1の合成法に準じて製造して、80%収率で得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.58 (s, 1H), 9.30 (t, 1H), 8.86 (dd, 1H), 8.30 (m, 2H), 8.05 (d, 1H), 7.95 (d, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.47 (q, 1H), 7.32 (m, 4H), 7.23 (m, 1H), 4.89 (d, 2H), 4.58 (s, 2H), 2.39 (s, 3H)。LCMS(方法C):[MH]
+ = 484, t
R = 4.18分。
【0256】
実施例16
(E)−2−(1−(3−((7−フルオロキノリン−6−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−ヒドラジンカルボチオアミド
【化63】
表題化合物を、ヒドラジンカルボチオアミドヒドロクロライドおよび1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−エタノンから、実施例1の合成法に準じて製造して、60%収率で白色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.53 (s, 1H), 8.88 (dd, 1H), 8.53 (s, 1H), 8.47 (d, 1H), 8.34 (m, 2H), 8.10 (d, 1H), 7.99 (d, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.50 (q, 1H), 4.59 (s, 2H), 2.34 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 394, t
R = 4.91分。
【0257】
実施例17
(E)−2−(1−(3−((7−フルオロキノリン−6−イル)メチル−d)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−ヒドラジンカルボキサミド
【化64】
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル−d)−7−フルオロ−キノリン(17.1)
封管に、(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール(150mg、0.46mmol)、トリエチルシラン−d(0.5mL)、トリフルオロ酢酸−d(0.5mL)および1.5mlのジクロロメタンを仕込んだ。反応混合物を40℃で5日間撹拌した。反応混合物を水でクエンチし、NaHCO
3溶液で中和した。生成物をCH
2Cl
2で抽出し、合わせた有機層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を、得た。LCMS(方法B):[MH]
+ = 314, t
R = 2.39分。
【0258】
1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル−d)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−エタノン(17.2)
フラスコにテトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(21mg、0.018mmol)を窒素下に仕込んだ。6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル−d)−7−フルオロ−キノリンのCH
2Cl
2(5mL)溶液を添加した。系を窒素ガスで3回パージし、トリブチル−(1−エトキシ−ビニル)−スタンナン(0.063mL、0.19mmol)を添加した。温度を100℃に上げ、一夜撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、5mLの3N HClを添加し、混合物をさらに2時間撹拌した。水を添加し、生成物をEtOAcで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(3%〜10%MeOHのCH
2Cl
2溶液)で精製して、表題化合物を、黄色固体として得た。LCMS(方法B):[MH]
+ = 322, t
R = 2.24分。
【0259】
(E)−2−(1−(3−((7−フルオロキノリン−6−イル)メチル−d)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−ヒドラジンカルボキサミド(実施例17)
1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル−d)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−エタノンのメタノール(15mL)溶液に、セミカルバジドヒドロクロライド(27mg、0.25mmol)を添加した。トリエチルアミンを滴下して、pHを5〜6に調節した。反応混合物を室温で一夜撹拌した。沈殿を濾過により回収し、真空ポンプで乾燥させて、表題化合物を、白色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.70 (s, 1H), 8.86 (dd, 1H), 8.30 (d, 1H), 8.21 (d, 1H), 7.96 (m, 2H), 7.77 (d, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.47 (q, 1H), 6.71 (b, 2H), 4.54 (s, 1H), 2.23 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 379, t
R = 4.25分。
【0260】
実施例18
(E)−2−(1−(3−((7−フルオロキノリン−6−イル)メチル−d2)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−ヒドラジンカルボキサミド
【化65】
(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)(7−フルオロキノリン−6−イル)メタノン(18.1)
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール(1.8g、5.48mmol)のアセトン(200mL)懸濁液に、2−ヨードキシ安息香酸(8.52g、45%、13.69mmol)を添加し、反応混合物を1日間、還流で撹拌した。溶媒を減圧下除去し、残留物を200mLの水に溶解した。溶液を3N NaOH溶液で塩基性化し、沈殿を回収し、水で洗浄し、真空オーブンで乾燥させて、1.7g(収率:95%)の表題化合物を、灰色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.04 (dd, 1H), 8.56 (d, 1H), 8.47 (m, 2H), 8.41 (s, 1H), 7.92 (d, 1H), 7.75 (d, 1H), 7.64 (q, 1H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 327, t
R = 2.03分。
【0261】
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル−d2)−7−フルオロ−キノリン(18.2)
マイクロ波チューブに(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)(7−フルオロキノリン−6−イル)メタノン(90mg、0.28mmol)、トリエチルシラン−d(0.7mL)、トリフルオロ酢酸−d(0.7ml)および2mlの1,2−ジクロロエタンを仕込んだ。反応混合物を120℃で5時間、マイクロ波リアクター中で撹拌した。反応混合物を水でクエンチし、NaHCO
3溶液で中和した。得られた混合物をCH
2Cl
2で抽出し、合わせた有機層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(5%〜10%MeOHのCH
2Cl
2溶液)で精製して、30mg(収率:20%)の表題化合物を、黄色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 8.88 (dd, 1H), 8.09 (d, 1H), 7.91 (d, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.72 (d, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.36 (q, 1H), 7.05 (d, 1H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 315, t
R = 2.39分。
【0262】
1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル−d2)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−エタノン(18.3)
フラスコにテトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(21mg、0.018mmol)を窒素下に仕込んだ。6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル−d2)−7−フルオロ−キノリンのCH
2Cl
2(10mL)溶液を添加した。系を窒素ガスで3回パージし、トリブチル−(1−エトキシ−ビニル)−スタンナン(0.063ml、0.19mmol)を添加した。温度を100℃に上げ、一夜撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、5mLの3N HClを添加し、混合物をさらに2時間撹拌した。水を添加し、混合物をEtOAcで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(3%〜10%MeOHのCH
2Cl
2溶液)で精製して、表題化合物を、暗黄色固体として得た。LCMS(方法B):[MH]
+ = 323, t
R = 2.24分。
【0263】
(E)−2−(1−(3−((7−フルオロキノリン−6−イル)メチル−d2)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−ヒドラジンカルボキサミド(実施例18)
1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル−d2)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−エタノンのメタノール(10mL)溶液に、セミカルバジドヒドロクロライド(29mg、0.25mmol)を添加した。トリエチルアミンを滴下して、pHを5〜6に調節した。反応混合物を室温で一夜撹拌した。沈殿を濾過により回収し、真空ポンプで乾燥させて、表題化合物を、明黄色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.70 (s, 1H), 8.86 (s, 1H), 8.30 (d, 1H), 8.21 (d, 1H), 7.96 (m, 2H), 7.77 (d, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.47 (q, 1H), 6.73 (b, 2H), 2.23 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 380, t
R = 4.18分。
【0264】
実施例19
(E)−2−(1−(3−(キノリン−6−イルメチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−ヒドラジン−カルボキサミド
【化66】
表題化合物を、実施例1の合成法に準じて製造して、白色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.70 (s, 1H), 8.83 (dd, 1H), 8.29 (d, 1H), 8.19 (d, 1H), 7.95 (m, 3H), 7.75 (d, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.47 (q, 1H), 6.74 (b, 2H), 4.53 (s, 2H), 2.25 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 360, t
R = 3.84分。
【0265】
実施例20
(E)−2−(1−(3−((5,7−ジフルオロキノリン−6−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−ヒドラジンカルボキサミド
【化67】
表題化合物を、実施例1の合成法に準じて製造して、白色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.69 (s, 1H), 8.96 (d, 1H), 8.46 (d, 1H), 8.19 (d, 1H), 7.95 (d, 1H), 7.70 (d, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.60 (q, 1H), 6.67 (b, 2H), 4.57 (s, 2H), 2.24 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 396, t
R = 5.08分。
【0266】
実施例21
(E)−2−(1−(3−((5,7−ジフルオロキノリン−6−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−1−メチルヒドラジンカルボキサミド
【化68】
表題化合物を、実施例8の合成法に準じて製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.96 (d, 1H), 8.47 (d, 1H), 8.01 (s, 2H), 7.69 (m, 2H), 7.61 (q, 1H), 6.54 (s, 2H), 4.60 (s, 2H), 3.19 (s, 3H), 2.37 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 410, t
R = 5.19分。
【0267】
実施例22
(E)−2−(1−(3−((7−フルオロキノリン−6−イル)(ヒドロキシ)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化69】
1−(3−((7−フルオロキノリン−6−イル)(ヒドロキシ)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(22.1)
フラスコにテトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(176mg、0.15mmol)を窒素下に仕込んだ。(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)(7−フルオロキノリン−6−イル)メタノール(500mg、1.52mmol)のCH
2Cl
2(20mL)溶液を添加した。系を窒素ガスで3回パージし、トリブチル−(1−エトキシ−ビニル)−スタンナン(0.54ml、1.59mmol)を添加した。温度を100℃に上げ、一夜撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、3N HClを添加し、混合物をさらに4時間撹拌した。水を添加し、混合物をEtOAcで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(3%〜10%MeOHのCH
2Cl
2溶液)で精製して、500mg(収率:88%)の表題化合物を、得た。LCMS(方法B):[MH]
+ = 337, t
R = 1.88分。
【0268】
(E)−2−(1−(3−((7−フルオロキノリン−6−イル)(ヒドロキシ)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド(実施例22)
1−(3−((7−フルオロキノリン−6−イル)(ヒドロキシ)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(100mg、0.27mmol)のメタノール(15mL)溶液に、セミカルバジドヒドロクロライド(45mg、0.41mmol)を添加した。トリエチルアミンを滴下して、pHを5〜6に調節した。反応混合物を室温で一夜撹拌した。沈殿を濾過により回収し、真空ポンプで乾燥させて、50mg(収率:47%)の表題化合物を、白色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.68 (s, 1H), 8.89 (dd, 1H), 8.45 (d, 1H), 8.25 (m, 2H), 7.99 (d, 1H), 7.72 (d, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.52 (q, 1H), 6.67 (b, 2H), 6.62 (s, 1H), 6.47 (b, 1H), 2.19 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 394, t
R = 3.95分。
【0269】
実施例23
(E)−2−(1−(3−(ヒドロキシ(キノリン−6−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−ヒドラジンカルボキサミド
【化70】
表題化合物を、実施例22の合成法に準じて製造して、白色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.69 (s, 1H), 8.86 (dd, 1H), 8.37 (d, 1H), 8.20 (d, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.98 (d, 2H), 7.85 (d, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.52 (q, 1H), 6.70 (b, 2H), 6.44 (s, 1H), 6.34 (b, 1H), 2.24 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 376, t
R = 3.25分。
【0270】
実施例24
(E)−2−(1−(3−((7−フルオロキノリン−6−イル)(ヒドロキシ)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−1−メチルヒドラジンカルボキサミド
【化71】
表題化合物を、実施例22の合成法に準じて製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.88 (d, 1H), 8.46 (d, 1H), 8.30 (d, 1H), 8.04 (s, 2H), 7.72 (d, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.52 (q, 1H), 6.64 (d, 1H), 6.55 (s, 2H), 6.51 (d, 1H), 3.19 (s, 3H), 2.33 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 408, t
R = 4.16分。
【0271】
実施例25
(E)−2−(1−(3−((5,7−ジフルオロキノリン−6−イル)(ヒドロキシ)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化72】
表題化合物を、実施例22の合成法に準じて製造して、白色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.63 (s, 1H), 8.97 (dd, 1H), 8.47 (d, 1H), 8.16 (d, 1H), 7.96 (d, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.66 (d, 1H), 7.60 (q, 1H), 6.75 (d, 1H), 6.70 (b, 2H), 6.65 (d, 1H), 2.06 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 412, t
R = 4.09分。
【0272】
実施例26
(E)−2−(1−(3−((5,7−ジフルオロキノリン−6−イル)(ヒドロキシ)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−1−メチルヒドラジンカルボキサミド
【化73】
表題化合物を、実施例22の合成法に準じて製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.97 (d, 1H), 8.48 (d, 1H), 8.00 (m, 2H), 7.90 (s, 1H), 7.66 (d, 1H), 7.60 (q, 1H), 6.74 (m, 2H), 6.51 (s, 2H), 3.14 (s, 3H), 2.19 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 426, t
R = 4.29分。
【0273】
実施例27
(E)−2−(1−(3−(1−(7−フルオロキノリン−6−イル)−1−ヒドロキシエチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化74】
1−(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(7−フルオロキノリン−6−イル)エタノール(27.1)
(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)(7−フルオロキノリン−6−イル)メタノン(2.93g、6.73mmol)のTHF(80mL)溶液に、MeMgI溶液(4.48mL、13.45mmol)を添加した。得られた溶液を5時間還流下に撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、水でクエンチし、NH
4Cl溶液で洗浄し、CH
2Cl
2で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、減圧下濃縮して、2.2g(収率:95%)の表題化合物を、得て、それをさらに精製せずに次工程に使用した。LCMS(方法B):[MH]
+ = 343, t
R = 2.05分。
【0274】
1−(3−(1−(7−フルオロキノリン−6−イル)−1−ヒドロキシエチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(27.2)
フラスコにテトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(51mg、0.044mmol)を窒素下に仕込んだ。1−(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(7−フルオロキノリン−6−イル)エタノール(150mg、0.44mmol)のDMF(10mL)溶液を添加した。系を窒素ガスで3回パージし、トリブチル−(1−エトキシ−ビニル)−スタンナン(0.16ml、0.46mmol)を添加した。温度を100℃に上げ、一夜撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、3N HClを添加し、混合物をさらに4時間撹拌した。水を添加し、混合物をEtOAcで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(3%〜10%MeOHのCH
2Cl
2溶液)で精製して、70mg(収率:41%)の表題化合物を、得た。LCMS(方法B):[MH]
+ = 351, t
R = 2.01分。
【0275】
(E)−2−(1−(3−(1−(7−フルオロキノリン−6−イル)−1−ヒドロキシエチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド(実施例27)
1−(3−(1−(7−フルオロキノリン−6−イル)−1−ヒドロキシエチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(35mg、0.09mmol)のメタノール(20mL)溶液に、セミカルバジドヒドロクロライド(20mg、0.18mmol)を添加した。トリエチルアミンを滴下して、pHを5〜6に調節した。反応混合物を室温で一夜撹拌した。溶液を減圧で濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(3%−50%MeOHのCH
2Cl
2溶液)で精製して、23mg(収率:62%)の表題化合物を、得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.47 (s, 1H), 8.87 (d, 1H), 8.52 (m, 2H), 8.06 (d, 1H), 7.92 (d, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.54 (m, 2H), 6.62 (b, 2H), 6.24 (s, 1H), 2.13 (s, 3H), 1.53 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 408, t
R = 4.03分。
【0276】
実施例28
(E)−2−(1−(3−(1−ヒドロキシ−1−(キノリン−6−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化75】
表題化合物を、実施例27の合成法に準じて製造して、黄色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.52 (s, 1H), 8.82 (d, 1H), 8.33 (d, 1H), 8.09 (m, 2H), 7.91 (m, 3H), 7.73 (d, 1H), 7.47 (q, 1H), 6.64 (b, 2H), 6.60 (s, 1H), 2.12 (s, 3H), 1.85 (s, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 390, t
R = 1.55分。
【0277】
実施例29
(E)−2−(1−(3−(1−(7−フルオロキノリン−6−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−ヒドラジンカルボキサミド
【化76】
6−(1−(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)エチル)−7−フルオロキノリン(29.1)
1−(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(7−フルオロキノリン−6−イル)エタノール(420mg、1.10mmol)の酢酸(20mL)溶液に、ホスフィン酸(50%水溶液、0.60ml、5.51mmol)およびヨウ素(700mg、2.76mmol)を添加した。得られた溶液を110℃で一夜加熱し、溶媒を除去した。残留物を水で希釈し、6N NaOH溶液でpHを8〜10に調節した。混合物をCH
2Cl
2で抽出し、塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、真空で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(3%〜10%MeOHのCH
2Cl
2溶液)で精製して、260mg(収率:72%)の表題化合物を、得た。LCMS(方法B):[MH]
+ = 327, t
R = 2.52分。
【0278】
1−(3−(1−(7−フルオロキノリン−6−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(29.2)
フラスコにテトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(46mg、0.040mmol)を窒素下に仕込んだ。6−(1−(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)エチル)−7−フルオロキノリン(130mg、0.40mmol)のDMF(5mL)溶液を添加した。系を窒素ガスで3回パージし、トリブチル−(1−エトキシ−ビニル)−スタンナン(0.14mL、0.42mmol)を添加した。温度を100℃に上げ、2時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、3N HClを添加し、混合物をさらに4時間撹拌した。水を添加し、混合物をEtOAcで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(3%〜10%MeOHのCH
2Cl
2溶液)で精製して、120mg(収率:90%)の表題化合物を、得た。LCMS(方法B):[MH]
+ = 335, t
R = 2.41分。
【0279】
(E)−2−(1−(3−(1−(7−フルオロキノリン−6−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−ヒドラジンカルボキサミド(実施例29)
1−(3−(1−(7−フルオロキノリン−6−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(60mg、0.18mmol)のメタノール(10ml)溶液に、セミカルバジドヒドロクロライド(40mg、0.36mmol)を添加した。トリエチルアミンを滴下して、pHを5〜6に調節した。反応混合物を室温で一夜撹拌した。沈殿を濾過により回収し、真空ポンプで乾燥させて、38mg(収率:54%)の表題化合物を、白色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.62 (s, 1H), 8.84 (d, 1H), 8.26 (d, 1H), 8.15 (d, 1H), 7.96 (d, 1H), 7.77 (m, 3H), 7.44 (q, 1H), 6.69 (b, 2H), 5.03 (t, 1H), 2.07 (s, 3H), 1.83 (d, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 392, t
R = 4.88分。
【0280】
実施例30および30*
(E)−2−(1−(3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジン−カルボキサミド
【化77】
表題化合物を、ラセミ混合物として、実施例27の合成法に準じて製造して、白色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO- d
6) δ ppm 9.65 (s, 1H), 8.82 (dd, 1H), 8.27 (d, 1H), 8.15 (d, 1H), 7.93 (t, 2H), 7.88 (d, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.74 (dd, 1H), 7.47 (q, 1H), 6.72 (b, 2H), 4.81 (q, 1H), 2.13 (s, 3H), 1.82 (d, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 374, t
R = 4.37分間。キラル分割(方法F)により、エナンチオマー的に純粋な化合物実施例30および30
*を得た。
【0281】
実施例31
(E)−2−(1−(3−(1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化78】
1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エタノール(31.1)
4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール(600mg、3.57mmol)の20mLの無水THF溶液に、−78℃でn−BuLi(ヘキサン中1.6M溶液、2.56mL、4.1mmol)を添加した。溶液をこの温度で1時間撹拌し、1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エタノン(698mg、3.57mmol)の10mLの無水THF溶液を−78℃で滴下した。得られた溶液をこの温度で3時間撹拌し、ゆっくり室温に温め、一夜撹拌した。反応混合物を水でクエンチし、EtOAcで3回抽出した。有機層を合わせ、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(CH
2Cl
2:MeOH 95:5)で精製して、表題化合物を、黄色油状物として得た(530mg、41%)。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 8.05 (d, 1H), 8.0 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.1 (d, 1H), 6.85 (d, 1H), 4.0(s, 3H), 2.3(s, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 363.9, t
R = 2.15分。
【0282】
6−クロロ−3−[1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(31.2)
1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エタノール(530mg、1.457mmol)、ヨウ素(925mg、3.64mmol)およびホスフィン酸(50%、0.556mL)の20mL 酢酸溶液を110℃で2時間加熱した。溶媒を蒸発させ、残留物を水に溶解し、飽和NaHCO
3溶液で中和し、CH
2Cl
2で3回抽出した。有機層を合わせ、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を蒸発させ、粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc 1:2)で精製して、表題化合物を、明黄色固体として得た(320mg、63.2%)。
1H-NMR (400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.03 (s, 1H), 8.0 (d, 1H), 7.8 (s, 1H), 7.23 (d, 1H), 7.19 (d, 1H), 5.1 (q, 1H), 4.0(s, 3H), 1.92 (d, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 347.9, t
R = 2.69分。
【0283】
3−[1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−6−(1−エトキシ−ビニル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(31.3)
6−クロロ−3−[1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(80mg、0.23mmol)およびトリブチル(1−エトキシビニル)スタンナン(0.234mL、0.69mmol)の15mL DMF溶液をN
2で30分間パージし、テトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(80mg、0.069mmol)を添加し、溶液を95℃で一夜加熱した。反応を水でクエンチし、EtOAcで3回抽出した。有機層を合わせ、KF溶液および塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を蒸発させ、粗生成物(80mg、90%)をさらに精製せずに、次工程に使用した。LCMS(方法C):[MH]
+ = 384.0, t
R = 4.67分。
【0284】
1−(3−(1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(31.4)
2mLの3N HCl溶液を3−[1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−6−(1−エトキシ−ビニル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジンの10ml MeOH溶液に添加した。反応溶液を室温で3時間撹拌し、飽和NaHCO
3溶液で中和した。溶媒を蒸発させ、残留物をクロマトグラフィー(CH
2Cl
2:MeOH 10:1)で精製して、表題化合物を、黄色固体として得た(30mg、41%)。LCMS(方法C):[MH]
+ = 355.9, t
R = 3.75分。
【0285】
(E)−2−(1−(3−(1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド(実施例31)
1−(3−(1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(22mg、0.062mmol)およびヒドラジンカルボキサミドヒドロクロライド(16mg、0.14mmol)の8mL MeOH溶液を室温で一夜撹拌した。溶液を飽和NaHCO
3溶液で中和し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を蒸発させ、粗生成物をHPLC(0.05%NH
4OHで塩基性)で精製して、表題化合物を、白色固体として得た(10mg、35%)。
1H-NMR (400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.10(d, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.89 (d, 1H), 7.79 (m, 1H), 7.15 (d, 1H), 5.15 (q, 1H), 3.99(s, 3H), 2.18(s, 3H), 1.96 (d, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 413.0, t
R = 2.41分。
【0286】
実施例32
(E)−2−(1−(3−((4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化79】
(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メタノール(32.1)
黄色固体としての表題化合物(60mg、0.172mmol、41%)を、中間体4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール(70mg、0.416mmol)および6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボアルデヒド(76mg、0.416mmol)から、化合物31.1の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.08(s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.85(s, 1H), 7.26(q, 2H), 6.76(s, 1H), 4.03 (s, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 349.9, t
R = 2.12分。
【0287】
6−クロロ−3−((4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(32.2)
明黄色固体としての表題化合物(370mg、1.109mmol、78%)を(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メタノール(500mg、1.43mmol)、ヨウ素(907mg、3.57mmol)およびホスフィン酸(50%、0.55mL)から、化合物31.2の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.07(s, 1H), 8.01(d, 1H), 7.44(s, 1H), 7.29(d, 1H), 7.27(d, 1H), 4.46 (s, 2H), 4.04(s, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 333.9, t
R = 2.68分。
【0288】
1−(3−((4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(32.3)
明黄色固体としての表題化合物(350mg、0.769mmol、71.3%)を6−クロロ−3−((4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(360mg、1.079mmol)、トリブチル(1−エトキシビニル)スタンナン(1.095ml、3.24mmol)およびテトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(374mg、0.324mmol)から、化合物31.4の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.09(s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.78(d, 1H), 7.71(s, 1H), 7.26(d, 1H), 4.59 (s, 2H), 4.02(s, 3H), 2.74(s, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 342.0, t
R = 2.39分。
【0289】
(E)−2−(1−(3−((4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド(実施例32)
1−(3−((4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(45mg、0.099mmol、75%純度)およびヒドラジンカルボキサミドヒドロクロライド(22mg、0.198mmol)の10mL MeOH溶液を、室温で一夜撹拌した。溶媒を蒸発させ、残留物を少量のMeOHに溶解した。沈殿が形成され、濾過して、表題化合物を、白色固体として得た(25mg、0.062mmol)。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.95(s, 1H), 8.62(d, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.17(s, 1H), 8.0(s, 1H), 7.54(d, 1H), 6.85(broad, 2H), 4.48 (s, 2H), 4.0(s, 3H), 2.3(s, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 398.9, t
R = 2.17分。
【0290】
実施例33
(E)−2−(1−(3−(ジフルオロ(キノリン−6−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−ヒドラジンカルボキサミド
【化80】
1−(3−(ジフルオロ(キノリン−6−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(33.1)
明黄色油状物としての表題化合物(180mg、30%、80%純度)を6−((6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)ジフルオロメチル)キノリン(500mg、1.507mmol)、トリブチル(1−エトキシビニル)スタンナン(2.55ml、7.54mmol)およびPdCl
2(PPh
3)
2(106mg、0.151mmol)の1,4−ジオキサンから、化合物31.4の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 9.17(s, 1H), 8.91(d, 1H), 8.65(s, 1H), 8.43(d, 1H), 8.28(q, 2H), 7.96(d, 1H), 7.92(m, 1H), 2.61(s, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 340.1, t
R = 2.16分。
【0291】
(E)−2−(1−(3−(ジフルオロ(キノリン−6−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−ヒドラジンカルボキサミド(実施例33)
1−(3−(ジフルオロ(キノリン−6−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(100mg、0.295mmol)およびヒドラジンカルボキサミドヒドロクロライド(44.3mg、0.589mmol)のMeOH溶液を室温で一夜撹拌した。溶媒を蒸発させ、残留物を少量のMeOHに溶解した。固体を濾過し、乾燥させて、表題化合物を、白色固体として得た(90mg、75%)。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.90(s, 1H), 9.06(d, 1H), 8.62(d, 1H), 8.49 (m, 2H), 8.34(d, 1H), 8.20(d, 1H), 8.03(d, 1H), 7.70(m, 1H), 6.82(broad, 2H), 2.07(s, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 397.1, t
R = 2.08分。
【0292】
実施例34
(E)−1−(1−(3−(ジフルオロ(キノリン−6−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデンアミノ)イミダゾリジン−2,4−ジオン
【化81】
1−(3−(ジフルオロ(キノリン−6−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(20mg、0.059mmol)および1−アミノイミダゾリジン−2,4−ジオン(13.6mg、0.12mmol)の溶液を、MeOH中、室温で週末の間撹拌した。明黄色固体を濾過して、表題化合物を、得た(6mg、0.014mmol)。濾液をHPLC(0.05%TFAで酸性)で精製して、TFA塩としての表題化合物を、得た(8mg、0.0145mmol)。合わせた収率は48%であった。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 11.46(s, 1H), 9.02(d, 1H), 8.55(d, 1H), 8.48 (s, 1H), 8.46(s, 1H), 8.18(d, 1H), 8.0(s, 1H), 7.98(s, 1H), 7.65(d, 1H), 4.54(s, 2H), 2.24(s, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 437.1, t
R = 2.06分。
【0293】
実施例35
(E)−1−(1−(3−(ジフルオロ(キノリン−6−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデンアミノ)イミダゾリジン−2−オン
【化82】
1−(3−(ジフルオロ(キノリン−6−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(20mg、0.059mmol)および1−アミノイミダゾリジン−2−オン(12mg、0.12mmol)のMeOH溶液を室温で一夜撹拌した。溶媒を蒸発させ、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(CH
2Cl
2:MeOH 9:1)で精製して、表題化合物を、白色固体として得た(8mg、32%)。
1H-NMR (400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.98(s, 1H), 8.52(d, 1H), 8.43(s, 1H), 8.26 (d, 2H), 8.19(m, 1H), 8.06(d, 1H), 7.66(d, 1H), 3.55(t, 2H), 3.38(t, 2H), 2.30(s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 423.0, t
R = 4.63分。
【0294】
実施例36
(E)−N’−(1−(3−(ジフルオロ(キノリン−6−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−2−モルホリノアセトヒドラジド
【化83】
1−(3−(ジフルオロ(キノリン−6−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(25mg、0.074mmol)および2−モルホリノアセトヒドラジド(12mg、0.075mmol)をMeOHに溶解し、反応溶液のpHを5に調節した。溶液を45℃で3時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、粗生成物をHPLC(遊離塩基のために中和)で精製して、表題化合物を、白色固体として得た(18mg、50%)。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.02(s, 1H), 8.55(d, 1H), 8.43(d, 2H), 8.17 (d, 1H), 8.01(m, 2H), 7.65(d, 1H), 3.59(m, 4H), 2.13(m, 4H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 481.1, t
R = 1.66分。
【0295】
実施例37
(E)−2−(1−(3−(キノリン−6−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−ヒドラジンカルボキサミド(37)
【化84】
1−(3−(キノリン−6−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(37.1)
明黄色固体としての表題化合物(500mg、51%)を6−((6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)メチル)キノリン(950mg、3.21mmol)、トリブチル(1−エトキシ−ビニル)スタンナン(1.142ml、3.37mmol)およびテトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(186mg、0.161mmol)のDMFから、化合物31.4の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。LCMS(方法B):[MH]
+ = 304.1, t
R = 1.71分。
【0296】
(E)−2−(1−(3−(キノリン−6−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−ヒドラジンカルボキサミド(実施例37)
1−(3−(キノリン−6−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(35mg、0.115mmol)およびヒドラジンカルボキサミドヒドロクロライド(17.32mg、0.231mmol)のMeOH溶液を室温で一夜撹拌した。固体を濾過し、乾燥させて、表題化合物を、明黄色固体として得た(35mg、84%)。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.90(s, 1H), 9.10(d, 1H), 8.79(d, 1H), 8.37(d, 1H), 8.17(m, 3H), 8.03 (d, 1H), 7.83(m, 1H), 6.85(broad, 2H), 4.84(s, 2H), 2.24(s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 361.1, t
R = 3.58分。
【0297】
実施例38
(E)−1−(1−(3−(キノリン−6−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデンアミノ)−イミダゾリジン−2,4−ジオン
【化85】
表題化合物(20mg、51%)を1−(3−(キノリン−6−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(30mg、0.1mmol)および1−アミノイミダゾリジン−2,4−ジオン(22.77mg、0.198mmol)から、実施例37の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 11.44(s, 1H), 9.05(d, 1H), 8.70(d, 1H), 8.32(d, 1H), 8.12(d, 2H), 7.98 (d, 1H), 7.87(d, 1H), 7.77(m, 1H), 4.83(s, 2H), 4.54(s, 2H), 2.40(s, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 401.1, t
R = 1.64分。
【0298】
実施例39
(E)−1−メチル−2−(1−(3−(キノリン−6−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化86】
表題化合物(27mg、55%)を1−(3−(キノリン−6−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(40mg、0.132mmol)および1−メチルヒドラジン−カルボキサミド(23.5mg、0.264mmol)から、実施例37の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.06(d, 1H), 8.73(d, 1H), 8.17(m, 4H), 8.00(d, 1H), 7.79(m, 1H), 6.69(s, 2H), 4.82(s, 2H), 3.27(s, 3H), 2.32(s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 375.0, t
R = 3.79分。
【0299】
実施例40
(E)−2−(1−(3−((5,7−ジフルオロキノリン−6−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化87】
(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−酢酸ヒドラジド(40.1)
(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−酢酸メチルエステル(1.023g、4.32mmol)のエタノール(15mL)溶液にヒドラジン一水和物(2mL)を添加し、混合物を30℃で24時間撹拌した。溶媒を真空で除去して、1.024gの表題化合物を、白色固体として得た、それをさらに精製せずに使用した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.33 (s, 1H), 8.97 (d, 1H), 8.46 (d, 1H), 7.67 (d, 1H), 7.61 (dd, 1H), 4.27 (s, 2H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 238, t
R = 3.24分。(5,7−ジフルオロキノリン−6−イル)−酢酸メチルエステルをWO2008/144767 p108(中間体2)、続いてWO2008/144767 p114の中間体12、工程1に記載する方法を使用して合成した。
【0300】
6−(6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルメチル)−5,7−ジフルオロ−キノリン(40.2)
(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−酢酸ヒドラジド(1.024g、4.32mmol)および3,6−ジクロロピリダジン(0.772g、5.18mmol)の60mLのブタン−1−オール溶液を、封管中、135℃で16時間加熱した。溶媒を真空で除去し、残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、842mgの表題化合物を、灰色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.96 (dd, 1H), 8.26 (d, 1H), 7.60-7.66 (m, 2H), 7.45 (d, 1H), 4.81 (s, 2H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 332, t
R = 4.88分。
【0301】
6−[6−(1−エトキシ−ビニル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルメチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン(40.3)
6−(6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルメチル)−5,7−ジフルオロ−キノリン(58mg、0.175mmol)のジオキサン(5mL)溶液を、アルゴンで1分間パージした。トリブチル−(1−エトキシ−ビニル)スタンナン(0.2mL、0.53mmol)を添加し、PdCl
2(PPh
3)
2(14.4mg、0.021mmol)を添加した。反応混合物をさらに30秒間アルゴンでパージした。反応混合物を80−85℃で4時間撹拌した;LC/MSは反応の終了を示した。反応混合物をEtOAcで希釈し、15mLの水性KF溶液を添加した。混合物をEtOAcで抽出し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して、粗表題化合物を、得て、それをさらに精製せずに使用した。LCMS(方法A):[MH]
+ = 368, t
R = 5.39分。
【0302】
1−[3−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル]エタノン(40.4)
水性3N HCl(0.2mL、0.6mmol)を6−[6−(1−エトキシ−ビニル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルメチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン(87mg、0.237mmol)のHOAc(2mL)溶液に添加した。反応混合物を40℃で6時間撹拌した。LC/MSは反応の終了を示した。溶媒を真空で除去し、EtOAcに溶解した残留物を中和し、EtOAcで抽出した。有機層を乾燥させ、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーで精製して、40mgの表題化合物を、淡黄色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.95 (dd, 1H), 8.56 (d, 1H), 8.29 (d, 1H), 7.85 (d, 1H), 7.60-7.67 (m, 2H), 4.94 (s, 2H), 2.67 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 339, t
R = 4.88分。
【0303】
(E)−2−(1−(3−((5,7−ジフルオロキノリン−6−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド(実施例40)
1−[3−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル]−エタノン(38mg、0.112mmol)、セミカルバジド(37.5mg、0.336mmol)および重炭酸ナトリウム(40mg、0.67mmol)のメタノール(3mL)の混合物を40℃で20時間撹拌した。LC/MSは反応の終了を示し、懸濁液を濾過した。フィルターケーキを冷水およびメタノールで連続的に洗浄し、乾燥させて、36.3mg(82%収率)の表題化合物を、白色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.85 (s, 1H), 8.99 (dd, 1H), 8.49 (d, 1H), 8.35 (d, 1H), 8.18 (d, 1H), 7.73 (d, 1H), 7.62 (dd, 1H), 6.82 (s br, 2H), 4.75 (s, 2H), 2.19 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 397, t
R = 4.43分。
【0304】
実施例41
(E)−2−(1−(3−((5,7−ジフルオロキノリン−6−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−N,1−ジメチルヒドラジンカルボキサミド
【化88】
表題化合物を、実施例40の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.99 (d, 1H), 8.49 (d, 1H), 8.27 (d, 1H), 8.19 (d, 1H), 7.74 (d, 1H), 7.62 (dd, 1H), 7.03-7.05 (m, 1H), 4.78 (s, 2H), 3.26 (s, 3H), 2.70 (d, 3H), 2.34 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 425, t
R = 4.74分。
【0305】
実施例42
(E)−2−(1−(3−((5,7−ジフルオロキノリン−6−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−1−メチルヒドラジンカルボキサミド
【化89】
表題化合物を、実施例40の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.00 (dd, 1H), 8.50 (d, 1H), 8.17-8.25 (m, 2H), 7.75 (d, 1H), 7.64 (dd, 1H), 6.70 (s, 2H), 4.79 (s, 2H), 3.27 (s, 3H), 2.35 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 411, t
R = 4.60分。
【0306】
実施例43
(E)−2−(1−(3−((5,7−ジフルオロキノリン−6−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−1−エチルヒドラジンカルボキサミド
【化90】
表題化合物を、実施例40の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 8.95 (dd, 1H), 8.38 (dd, 1H), 8.05 (d, 1H), 7.86 (d, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.44 (dd, 1H), 5.42 (s br, 2H), 4.84 (s, 2H), 3.95 (q, 2H), 2.46 (s, 3H), 1.18 (t, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 425, t
R = 4.75分。
【0307】
実施例44
(E)−3−(1−(3−((5,7−ジフルオロキノリン−6−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデンアミノ)オキサゾリジン−2−オン
【化91】
表題化合物を、3−アミノオキサゾリジン−2−オンおよび1−(3−((5,7−ジフルオロキノリン−6−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エタノンから、実施例40の合成について記載する同じ方法を使用して製造し、86%収率で白色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.00 (d, 1H), 8.50 (d, 1H), 8.33 (d, 1H);7.87 (d, 1H),7.75 (d, 1H), 7.63 (dd, 1H), 4.81 (s, 2H), 4.49 (t, 2H), 4.05 (t, 2H), 2.33 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 424, t
R = 4.54分。
【0308】
実施例45
(E)−2−(1−(3−((7−フルオロキノリン−6−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化92】
6−(6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルメチル)−7−フルオロ−キノリン(45.1)
表題化合物を、40.2の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.85 (d, 1H), 8.33 (d, 1H), 8.26 (d, 1H), 7.96 (d, 1H), 7.72 (d, 1H), 7.51 (dd, 1H), 7.43 (d, 1H), 4.79 (s, 2H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 314, t
R = 4.61分。
【0309】
6−[6−(1−エトキシ−ビニル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルメチル]−7−フルオロ−キノリン(45.2)
表題化合物を、40.3の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。LCMS(方法B):[MH]
+ = 350, t
R = 2.40分。
【0310】
1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル]−エタノン(45.3)
表題化合物を、40.4の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 8.90 (dd, 1H), 8.18 (d, 1H), 8.05-8.13 (m, 1H), 7.75-7.87 (m, 3H), 7.37 (dd, 1H), 4.89 (s, 2H), 2.72 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 322, t
R = 1.97分。
【0311】
(E)−2−(1−(3−((7−フルオロキノリン−6−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド(実施例45)
表題化合物を、実施例40の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.87 (s, 1H), 8.89 (dd, 1H), 8.31-8.39 (m, 2H), 8.20 (d, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.50 (dd, 1H), 6.80 (s br, 1H), 4.75 (s, 2H), 2.21 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 379, t
R = 5.80分。
【0312】
実施例46および46*
(E)−2−(1−(3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−ヒドラジンカルボキサミド
【化93】
6−{1−[6−(1−エトキシ−ビニル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン(46.1)
表題化合物を、40.3の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。LCMS(方法A):[MH]
+ = 346, t
R = 5.18分。
【0313】
1−[3−(1−キノリン−6−イル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル]−エタノン(46.2)
表題化合物を、40.4の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 8.89 (dd, 1H), 8.05-8.17 (m, 3H), 7.78-7.84 (m, 2H), 7.71 (d, 1H), 7.39 (dd, 1H), 5.05 (q, 1H), 2.62 (s, 3H), 2.11 (d, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 318, t
R = 3.88分。
【0314】
(E)−2−(1−(3−(1−(キノリン−6−イル)エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)−ヒドラジンカルボキサミド(実施例46および46
*)
表題化合物を、ラセミ混合物として、実施例40の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.83 (s, 1H), 8.83 (dd, 1H), 8.28-8.33 (m, 2H), 8.16 (d, 1H), 7.92-7.97 (m, 2H), 7.78 (dd, 1H), 7.49 (dd, 1H), 6.78 (s br, 2H), 5.03 (q, 1H), 2.15 (s, 3H), 1.92 (d, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 375, t
R = 3.99分間。キラル分割(方法G)により、エナンチオマー的に純粋な実施例46および46
*の化合物を得た。
【0315】
実施例47
(E)−2−(1−(3−(2−(キノリン−6−イル)プロパン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化94】
2−メチル−2−キノリン−6−イル−プロピオン酸ヒドラジド(47.1)
表題化合物を、40.1の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。LCMS(方法A):[MH]
+ = 230, t
R = 2.71分。
【0316】
6−[1−(6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)−1−メチル−エチル]−キノリン(47.2)
表題化合物を、40.2の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 8.89 (dd, 1H), 8.03-8.17 (m, 3H), 7.86 (s, 1H), 7.83 (d, 1H), 7.41 (dd, 1H), 7.06 (d, 1H), 5.00 (q, 1H), 2.05 (d,3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 310, t
R = 3.93分。
【0317】
1−[3−(1−メチル−1−キノリン−6−イル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル]−エタノン(47.3)
表題化合物を、40.4の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 8.88 (dd, 1H), 8.05-8.15 (m, 2H), 8.00 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.59 (dd, 1H), 7.40 (dd, 1H), 2.22 (s, 3H), 2.18 (s, 6H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 332, t
R = 4.19分。
【0318】
(E)−2−(1−(3−(2−(キノリン−6−イル)プロパン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド(実施例47)
表題化合物を、実施例40の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.70 (s, 1H), 8.84 (dd, 1H), 8.37 (dd, 1H), 8.23 (d, 1H), 8.16 (d, 1H), 7.97 (d, 1H), 7.88 (d, 1H), 7.47-7.52 (m, 1H), 6.76 (s br, 2H), 2.03 (s, 6H), 1.75 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 389, t
R = 4.14分。
【0319】
実施例48
(E)−1−メチル−2−(1−(3−(2−(キノリン−6−イル)プロパン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化95】
表題化合物を、実施例47の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 8.87 (dd, 1H), 8.09 (dd, 1H), 8.00 (d, 1H), 7.97 (d, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.69 (d, 1H), 7.56 (dd, 1H), 7.38 (dd, 1H), 5.47 (s br, 1H), 3.25 (s, 3H), 2.13 (s, 6H), 1.96 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 403, t
R = 4.17分。
【0320】
実施例49
(E)−2−(1−(3−(1−(5,7−ジフルオロキノリン−6−イル)エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化96】
2−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−プロピオン酸メチルエステル(49.1)
LDA(THF中1.2M、9.5mL、11.40mmol)の乾燥THF(30mL)溶液に、−78℃で、(5,7−ジフルオロキノリン−6−イル)−酢酸メチルエステル(2.12g、9.50mmol)のTHF(20mL)溶液を滴下した。30分間後、MeI(0.9mL、14.25mmol)を滴下し、反応混合物をゆっくり0℃に上げた。1時間後、反応を飽和水性NaHCO
3溶液でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーで精製して、2.272gの表題化合物を、淡黄色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 8.93 (d, 1H), 8.39 (dd, 1H), 7.61 (dd, 1H), 7.41-7.46 (m, 1H), 4.29 (q, 1H), 3.73 (s, 3H), 1.62 (d, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 252, t
R = 5.09分。
【0321】
2−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−プロピオン酸ヒドラジド(49.2)
表題化合物を、40.1の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.06 (s, 1H), 8.97 (dd, 1H), 8.45 (d, 1H), 7.58-7.67 (m, 2H), 4.23 (s br, 2H), 4.08 (q, 1H), 1.51 (d, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 252, t
R = 3.82分。
【0322】
6−[1−(6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン(49.3)
表題化合物を、40.2の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 8.93 (dd, 1H), 8.36 (dd, 1H), 8.07 (d, 1H), 7.62 (dd, 1H), 7.43 (dd, 1H), 7.05 (d, 1H), 5.26 (q, 1H), 2,13 (d, 1H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 346, t
R = 5.00分。
【0323】
6−{1−[6−(1−エトキシ−ビニル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−5,7−ジフルオロ−キノリン(49.4)
表題化合物を、40.3の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。LCMS(方法A):[MH]
+ = 382, t
R = 5.05分。
【0324】
1−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル}−エタノン(49.5)
表題化合物を、40.4の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 8.92 (dd, 1H), 8.32 (d, 1H), 8.14 (d, 1H), 7.68 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.42 (dd, 1H), 5.32 (q, 1H), 2.43 (s, 3H), 2.21 (d, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 354, t
R = 4.42分。
【0325】
(E)−2−(1−(3−(1−(5,7−ジフルオロキノリン−6−イル)エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド(実施例49)
表題化合物を、実施例40の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.76 (s, 1H), 8.96 (d, 1H), 8.44 (d, 1H), 8.29 (d, 1H), 8.17 (d, 1H), 7.70 (d, 1H), 7.59 (dd, 1H), 6.77 (s br, 2H), 5.24 (q, 1H), 2.01 (d, 3H), 1.87 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 411, t
R = 4.28分。
【0326】
実施例50
(E)−1−メチル−2−(1−(3−(1−(キノリン−6−イル)シクロプロピル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化97】
1−キノリン−6−イル−シクロプロパンカルボン酸メチルエステル(50.1)
LDA(トルエン中1.8M溶液、14.8ml、26.6mmol)を、キノリン−6−イル−酢酸メチルエステル(2.14g、10.64mmol)の乾燥THF(40mL)溶液に、窒素下雰囲気下、−78℃で滴下した。30分間後、1,2−ジブロモエタン(2.40g、12.76mmol)を3分間かけて滴下した。得られた混合物を1時間室温で撹拌し、飽和水性NH
4Clでクエンチした。混合物をDCMで抽出し、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、溶媒を除去した。残留物をEtOAC/ヘキサン勾配で溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製して、463mg(20%)の表題化合物を、黄色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 8.91 (dd, 1H), 8.12 (d, 1H), 8.07 (d, 1H), 7.77-7.74 (m, 2H), 7.40 (dd, 1H), 3.65 (s, 3H), 1.73-1.71 (m, 2H), 1.33-1.30 (m, 2H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 228, t
R = 4.37分。
【0327】
1−キノリン−6−イル−シクロプロパンカルボン酸ヒドラジド(50.2)
1−キノリン−6−イル−シクロプロパンカルボン酸メチルエステル(513mg、2.26mmol)およびヒドラジン一水和物(3.39g、67.7mmol)のメタノール(5mL)溶液を、一夜加熱還流した。冷却後、溶媒を真空で除去して、513mg(100%)の表題化合物を、得て、さらに精製せずに使用した。LCMS(方法A):[MH]
+ = 228, t
R = 2.88分。
【0328】
6−[1−(6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)−シクロプロピル]−キノリン(50.3)
マイクロ波チューブに1−キノリン−6−イル−シクロプロパンカルボン酸ヒドラジド(513mg、2.26mmol)、3,6−ジクロロピリダジン(437mg、2.93mmol)およびn−ブタノール(5mL)を仕込んだ。混合物を140℃で12時間加熱した。溶媒を真空で除去し、残留物をETOAC/メタノール勾配で溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製して、196mg(41%)の表題化合物を、得た。LCMS(方法A):[MH]
+ = 322, t
R = 4.38分。
【0329】
1−[3−(1−キノリン−6−イル−シクロプロピル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル]−エタノン(50.4)
6−[1−(6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)−シクロプロピル]−キノリン(30mg、0.093mmol)、PdCl
2(PPh
3)
2(6.5mg、0.0093mmol)およびトリブチル(1−エトキシビニル)スタンナン(67mg、0.186mmol)の1,4−ジオキサン(3mL)溶液を、90℃で3時間、N
2下に加熱した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水性KFで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。残留物をHOAcおよび3N HClに溶解し、室温で3時間撹拌した。溶媒を真空で除去し、残留物をDCMに溶解し、飽和水性NaHCO
3および塩水で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。残留物をEtOAC/MeOH勾配で溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を、黄色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 8.89 (dd, 1H);8.13-8.04 (m, 3H), 7.93 (d, 1H), 7.87 (dd, 1H), 7.70 (d, 1H), 7.40 (dd, 1H), 2.51 (s, 3H), 1.92-1.89 (m, 2H), 1.73-1.69 (m, 2H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 330, t
R = 4.18分。
【0330】
(E)−1−メチル−2−(1−(3−(1−(キノリン−6−イル)シクロプロピル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド(実施例50)
1−[3−(1−キノリン−6−イル−シクロプロピル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−イル]−エタノン(30mg、0.091mmol)、酢酸(0.1mL)および1−メチルヒドラジンカルボキサミド(16.2mg、0.18mmol)のメタノール(5mL)を室温で一夜撹拌した。溶媒を真空で除去し、残留物をDCMで希釈し、飽和水性NaHCO
3で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。残留物をCH
2Cl
2/MeOH勾配で溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(14.9mg、41%)を黄色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.84 (dd, 1H), 8.30 (d, 1H), 8.22 (d, 1H), 8.13 (d, 1H), 7.94-7.92 (m, 2H), 7.70 (dd, 1H), 7.49 (dd, 1H), 6.64 (s, 2H), 3.21 (s, 3H), 2.16 (s, 3H), 1.78-1.75 (m, 2H), 1.68-1.65 (m, 2H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 401, t
R = 4.11分。
【0331】
実施例51
(E)−2−(1−(3−(キノリン−6−イルメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化98】
6−((6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル)メチル)キノリン(51.1)
2−クロロ−3−(キノリン−6−イル)プロパナール(1.0g、2.54mmol)および5−ブロモピリミジン−2−アミン(0.53g、3.05mmol)の2−メチル−ブタン−2−オール(10mL)溶液を135℃で12時間撹拌した。冷却後、溶媒を真空で除去し、残留物をCH
2Cl
2/MeOH勾配で溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物と6−(6−ブロモ−イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−2−イルメチル)キノリン(250mg、29%)の混合物を褐色固体として得た。LCMS(方法E):[MH]
+ = 339/341, t
R = 3.51分。
【0332】
1−(3−(キノリン−6−イルメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−6−イル)エタノン(51.2)
6−((6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル)メチル)キノリンおよび6−(6−ブロモ−イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−2−イルメチル)キノリン(混合物、250mg、0.737mmol)、PdCl
2(PPh
3)
2(51.7mg、0.074mmol)およびトリブチル(1−エトキシビニル)スタンナン(399mg、1.106mmol)の5mLの1,4−ジオキサン溶液を、80℃で12時間、N
2下に加熱した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。残留物をHOAcおよび3N HClに溶解し、室温で3時間撹拌した。溶媒を減圧下除去し、残留物をCH
2Cl
2に溶解し、飽和水性NaHCO
3および塩水で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。残留物をEtOAc/MeOH勾配で溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を、黄色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 8.97 (d, 1H), 8.84 (d, 1H), 8.67 (d, 1H), 8.04-7.99 (m, 2H), 7.74 (s, 1H), 7.53-7.51 (m, 1H), 7.34 (dd, 1H), 7.19 (s, 1H), 4.44 (s, 2H), 2.49 (s, 3H)。
【0333】
(E)−2−(1−(3−(キノリン−6−イルメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−6−イル)エチリデン)−ヒドラジンカルボキサミド(実施例51)
1−(3−(キノリン−6−イルメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−6−イル)エタノン(40mg、0.132mmol)およびヒドラジンカルボキサミドヒドロクロライド(14.9mg、0.198mmol)のメタノール(3mL)溶液を40℃で2時間撹拌した。溶媒を真空で除去し、残留物をHPLCで精製して、4.2mg(8.8%)の表題化合物を、白色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.45 (s, 1H), 9.24 (d, 1H), 8.91 (d, 1H), 8.86 (dd, 1H), 8.30 (d, 1H), 7.98 (d, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.72 (dd, 1H), 7.52-7.49 (m, 2H), 6.65 (s, 2H), 4.59 (s, 2H), 2.18 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 360, t
R = 2.95分。
【0334】
実施例52
(E)−2−(1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化99】
6−ブロモ−N2−(キノリン−6−イルメチル)ピラジン−2,3−ジアミン(52.1)
キノリン−6−イルメタンアミン(3.6g、22.76mmol)、3,5−ジブロモピラジン−2−アミン(5.75g、22.76mmol)およびトリエチルアミン(4.61g、45.5mmol)の混合物をマイクロ波により130℃で5時間加熱した。反応混合物をCH
2Cl
2および水で希釈し、有機層を分離し、水性NH
4Clで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。残留物をEA:ヘキサンを用いるシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、6−ブロモ−N2−(キノリン−6−イルメチル)ピラジン−2,3−ジアミン(6.93g、92%)を得た。LCMS(方法A):[MH]
+ = 330, t
R = 4.89分。
【0335】
6−((6−ブロモ−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イル)メチル)キノリン(52.2)
6−ブロモ−N2−(キノリン−6−イルメチル)ピラジン−2,3−ジアミン(6.55g、19.84mmol)の酢酸(15mL)溶液に、亜硝酸ナトリウム(2.74g、39.7mmol)の水(3mL)溶液を添加した。rtで3時間撹拌後、溶液を真空で濃縮した。残留物をNaHCO
3(水性)に溶解し、DCMで抽出した。有機層をNH
4Cl(水性)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮し、EA:ヘキサンを用いるシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、6−((6−ブロモ−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イル)メチル)キノリン(3.35g、47%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.05 (s, 1H), 8.89 (d, 1H), 8.34 (d, 1H), 8.02 (d, 1H), 7.9 3(s, 1H), 7.76 (dd, 1H), 7.53 (dd, 1H), 6.19 (s, 2H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 343, t
R = 2.11分。
【0336】
6−((6−(1−エトキシビニル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イル)メチル)キノリン(52.3)
脱気した6−((6−ブロモ−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イル)メチル)キノリン(2.50g、5.86mmol)のDMF(20mL)溶液に、Pd(Ph
3P)
4(0.542g、0.469mmol)を添加し、溶液を20分間、室温で撹拌した。トリブチル(1−エトキシビニル)スタンナン(2.117g、5.86mmol)を添加した。反応物を、LC−MSが反応の終了を示すまで100℃で加熱した。反応混合物をセライトを通して濾過し、濾液を水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。得られた粗生成物をHex:EA勾配を用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、6−((6−(1−エトキシビニル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イル)メチル)キノリン(1.2g、62%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 9.19 (s, 1H), 8.94 (m, 1H), 8.20(m, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.89 (d, 1H), 7.548(m, 1H), 6.12 (s, 2H), 5.61 (d, 1H), 4.61 (d, 1H), 4.05(q, 2H), 1.51 (t, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 360, t
R = 2.40分。
【0337】
1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エタノン(52.4)
6−((6−(1−エトキシビニル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イル)メチル)キノリン(150mg、0.451mmol)の酢酸溶液に、3N HCl(0.1mL)を添加した。溶液をrtで2時間撹拌後、溶媒を減圧下除去した。残留物を水で希釈し、そのpHを水性NaHCO
3で塩基性に調節し、DCMで抽出した。合わせた有機層をNaHCO
3(水性)および塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、黄色固体の1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エタノン(131mg、91%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 9.45 (s, 1H), 8.95 (d, 1H), 8.14 (m, 2H), 7.95 (s, 1H), 7.84 (d, 1H), 7.45 (m, 1H), 6.19 (s, 2H), 2.75 (s, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 305, t
R = 2.95分。
【0338】
(E)−2−(1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド(実施例52)
1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エタノン(35mg、0.115mmol)のMeOH(3mL)溶液に、ヒドラジンカルボキサミドヒドロクロライド(115mg、1.035mmol)を添加した。溶液を37℃で一夜加熱した。トリエチルアミン(1mL)を添加し、溶液をrtで20分間撹拌した。溶媒を真空で除去し、残留物をDCMで希釈し、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、25mgの表題化合物を、57%収率で白色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.90 (s, 1H), 9.85 (s, 1H), 8.89 (m, 1H), 3.36 (d, 1H), 8.01 (m, 2H), 7.82 (d, 1H), 7.53 (dd, 1H), 6.17 (s, 2H), 2.32 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 384, t
R = 4.09分。
【0339】
実施例53
(E)−2−モルホリノ−N’−(1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エチリデン)アセトヒドラジド
【化100】
表題化合物を、実施例52の合成法に準じて、1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エタノンおよび2−モルホリノアセト−ヒドラジドから製造した。表題化合物を、明黄色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.45 (d, 1H), 8.90 (d, 1H), 8.36 (d, 1H), 8.01 (m, 2H), 7.83 (d, 1H), 7.53 (dd, 1H), 6.20 (s, 2H), 3.65 (d, 4H), 3.26 (s, 2H), 2.57 (d, 4H), 2.41 (s, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 446.2, t
R = 1.37分。
【0340】
実施例54
(E)−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N’−(1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エチリデン)アセトヒドラジド
【化101】
表題化合物を、実施例52の合成法に準じて、1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)から製造して、明黄色固体として得た。LCMS(方法B):[MH]
+ = 459, t
R = 1.35分。
【0341】
実施例55
(E)−3−(1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エチリデンアミノ)オキサゾリジン−2−オン
【化102】
表題化合物を、実施例52の合成法に準じて、1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エタノンおよび3−アミノオキサゾリジン−2−オンから製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.42 (s, 1H), 8.89 (m, 1H), 8.36 (d, 1H), 8.02 (m, 2H), 7.84 (m, 1H), 7.53 (m, 1H), 6.24 (s, 2H), 4.51 (t, 2H), 4.15(t, 1H), 4.08 (t, 2H), 2.73 (s, 1H), 2.46 (s, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 389, t
R = 1.87分。
【0342】
実施例56
(E)−1−(1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エチリデンアミノ)−イミダゾリジン−2,4−ジオン
【化103】
表題化合物を、実施例52の合成法に準じて、1−アミノイミダゾリジン−2,4−ジオンヒドロクロライドおよび1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エタノンから製造して、58%収率で明黄色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 11.45 (s, 1H), 9.41 (s, 1H), 8.89 (d, 1H), 8.35 (d, 1H), 8.02 (m, 2H), 7.84 (d, 1H), 7.53(dd, 1H), 6.23 (s, 2H), 4.56 (s, 2H), 2.49 (s, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 402, t
R = 1.81分。
【0343】
実施例57
(E)−1−(1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エチリデンアミノ)−イミダゾリジン−2−オン
【化104】
表題化合物を、実施例52の合成法に準じて、1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エタノンおよび1−アミノイミダゾリジン−2−オンから製造して、26%収率で明黄色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.42 (s, 1H), 8.89 (d, 1H), 8.35 (d, 1H), 8.02 (m, 2H), 7.84 (d, 1H), 7.53 (dd, 1H), 7.36 (s, 1H), 6.22 (s, 2H), 3.75 (t, 2H), 3.41 (t, 2H), 2.42 (s, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 388, t
R = 1.89分。
【0344】
実施例58
(E)−N’−(1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エチリデン)−メタンスルホノヒドラジド
【化105】
表題化合物を、実施例52の合成法に準じて、1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エタノンおよびメタンスルホノ−ヒドラジドから製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.45 (s, 1H), 8.89 (m , 1H), 8.36 (d, 1H), 7.82 (m, 2H), 7.85 (dd, 1H), 7.53(dd, 1H), 6.21 (s, 2H), 3.20 (s, 3H), 2.35 (s, 3H))。LCMS(方法B):[MH]
+ = 446, t
R = 1.37分。
【0345】
実施例59
[1−(3−キノリン−6−イルメチル−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−5−イル)−エト−(E)−イリデン]−ヒドラジン
【化106】
表題化合物を、実施例52の合成法に準じて、1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エタノンから、36%収率で製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.50,9.3 (s, 1H), 8.89 (m, 1H), 8.35 (d, 1H), 7.99 (m, 2H), 7.80 (d, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.53 (dd, 1H), 6.22, 6.12(s, 2H), 2.28, 2.14 (s, 3H)。
【0346】
実施例60
(E)−1−メチル−2−(1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化107】
表題化合物を、実施例52の合成法に準じて、1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エタノンおよび1−メチルヒドラジン−カルボキサミドから製造して、白色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.68 (s, 1H), 8.89 (m, 1H), 8.36 (d, 1H), 8.03 (s, 1H), 8.01(d, 1H), 7.82 (dd, 1H), 7.53 (dd, 1H), 6.75 (s, 2H), 6.21 (s, 2H)2.50 (s, 3H), 2.49 (s, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 376, t
R = 1.88分。
【0347】
実施例61
(E)−N−メチル−2−(1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化108】
表題化合物を、実施例52の合成法に準じて、1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エタノンおよびN−メチルヒドラジン−カルボキサミドから製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.04 (s, 1H), 9.88 (s, 1H), 8.89 (m, 1H), 8.36 (d, 1H), 8.02 (m, 2H), 7.82 (d, 1H), 7.52 (dd, 1H), 7.45 (m, 1H), 6.17(s, 2H), 2.74 (d, 3H), 2.31 (s, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 376, t
R = 2.95分。
【0348】
実施例62
(E)−N,1−ジメチル−2−(1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化109】
表題化合物を、実施例52の合成法に準じて、1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エタノンおよびN,1−ジメチル−ヒドラジンカルボキサミド
から製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.73 (s, 1H), 8.89 (m, 1H), 8.36 (dd, 1H), 8.03 (s, 1H), 8.00(d, 1H), 7.53 (dd, 1H), 7.19 (m, 1H), 6.21 (s, 2H), 3.31 (s, 3H), 2.72 (d, 3H), 2.49 (d, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 390, t
R = 1.99分。
【0349】
実施例63
(E)−1−エチル−2−(1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化110】
表題化合物を、実施例52の合成法に準じて、1−(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エタノンおよび1−エチルヒドラジン−カルボキサミドから製造して、57%収率で白色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.61 (s, 1H), 8.89 (d, 1H), 8.36 (d, 1H), 8.03 (s, 1H), 8.00 (d, 1H), 7.83 (d, 1H), 7.53 (m, 1H), 6.61 (d, 2H), 6.22 (s, 2H), 3.80 (q, 2H), 2.42 (s, 3H), 1.07 (t, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 390, t
R = 1.98分。
【0350】
実施例64
(E)−N’−アセチル−1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−カルボヒドラゾンアミド
【化111】
1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−カルボニトリル(64.1)
脱気した6−((6−ブロモ−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イル)メチル)キノリン(1.6g、4.69mmol)のDMF(8mL)溶液に、Pd(PPh
3)
4(0.434g、0.375mmol)およびジシアノ亜鉛(0.441g、3.75mmol)を添加した。反応混合物を127℃で4時間加熱した。NH
4Cl(水性)を添加して反応をクエンチし、EtOAcを添加した。反応混合物をセライトで濾過し、飽和NaHCO
3およびNH
4Clで洗浄した。有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して粗生成物を得て、それをAnalogixゲルシリカ(ヘキサン:EtOAc)で精製して、表題化合物を、明黄色固体として得た。LCMS(方法B):[MH]
+ = 288, t
R = 1.81分。
【0351】
1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−カルボヒドラゾンアミド(64.2)
1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−カルボニトリル(80mg、0.278mmol)のEtOH(3mL)溶液に、ヒドラジン水和物(18.12mg、0.362mmol)を添加した。反応物を60℃で一夜加熱した。混合物を濾過し、EtOH、H
2OおよびEtOHで洗浄して、黄色固体を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6+D
2O) δ ppm 9.29 (s, 1H), 8. 88 (s, 1H), 8.34 (d, 1H), 8.01 (m, 2H), 7.83 (d, 1H), 7.52 (m, 1H), 6.16 (s, 2H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 320, t
R = 1.03分。
【0352】
((E)−N’−アセチル−1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−カルボヒドラゾンアミド(実施例64)
1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−カルボヒドラゾンアミド(25mg、0.078mmol)のDMSO(1mL)およびDCM(2.0mL)溶液に、ピリジン(6.19mg、0.078mmol)および酢酸無水物(10.39mg、0.102mmol)を添加した。一夜撹拌後、反応混合物を濾過した。固体をEtOH、H
2OおよびEtOHで洗浄して、19.9mgの表題化合物を、67%収率で得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.48(d, 1H), 8.88 (d, 1H), 8.34 (d, 1H), 8.05 (s, 1H), 8.01 (d, 1H), 7.86(d, 1H), 7.53 (dd, 1H), 6.20 (s, 2H), 2.24 (s, 1H), 2.00 (s, 1H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 362, t
R = 1.60分。
【0353】
実施例65
(E)−2−(アミノ(1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)メチレン)ヒドラジンカルボキサミド
【化112】
表題化合物を、化合物64.2の合成法に準じて、1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−カルボニトリルおよびヒドラジンカルボキサミドヒドロクロライドから成功した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.80 (s, 1H), 8.88 (m, 1H), 8.34 (d, 1H), 8.05 (d, 1H), 8.00(d, 1H), 7.86 (d, 1H), 7.52 (dd, 1H), 6.18 (s, 2H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 363, t
R = 1.70分。
【0354】
実施例66
(E)−2−((1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)メチレン)−ヒドラジンカルボキサミド
【化113】
6−((6−ビニル−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イル)メチル)キノリン(66.1)
脱気した6−((6−ブロモ−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イル)メチル)キノリン(1200mg、3.52mmol)のDMF(10mL)溶液に、Pd(PPh
3)
4(610mg、0.528mmol)を添加した。溶液を20分間撹拌し、トリブチル(ビニル)スタンナン(1227mg、3.87mmol)を添加した。反応混合物を120℃で5時間加熱した。NH
4Cl(水性)を添加して反応をクエンチし、EtOAcを添加した。反応混合物をセライトで濾過し、濾液を飽和NaHCO
3、飽和NH
4Clで洗浄した。有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して粗生成物を得て、それをAnalogixゲルシリカ(ヘキサン:EA)で精製して、210mgの表題化合物を、20%収率で得た。LCMS(方法B):[MH]
+ = 288, t
R = 2.05分。
【0355】
1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−カルボアルデヒド(66.2)
6−((6−ビニル−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イル)メチル)キノリン(100mg、0.347mmol)および2,6−ジメチルピリジン(74.3mg、0.694mmol)の混合物に、酸化オスミウム(VIII)(297mg、1.387mmol)のH
2O(1.333mL)溶液、過ヨウ素酸ナトリウム(88mg、6.94μmol)の1,4−ジオキサン(4ml)溶液を添加した。反応混合物をrtで10時間撹拌した。溶媒を真空で除去し、DCMを添加して残留物を希釈した。得られた溶液を飽和NaHCO
3、NH
4Clおよび塩水で洗浄した。有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して粗生成物を得て、それをAnalogixゲルシリカ(ヘキサン:EA)で精製して、45mgの表題化合物を、43%収率で得た。LCMS(方法B):[MH]
+ = 291, t
R = 1.00分。
【0356】
(E)−2−((1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)メチレン)ヒドラジンカルボキサミド(実施例66)
表題化合物を、化合物52の合成法に準じて、1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−カルボアルデヒドから、65%収率で製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.68 (s, 1H), 8.88 (m, 1H), 8.33 (m, 1H), 7.99 (m, 2H), 7.91 (s, 1H), 7.76 (m, 1H), 7.52 (dd, 1H), 6.16(s, 2H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 348, t
R = 1.60分。
【0357】
実施例67
(E)−2−(1−(1−(1−(7−フルオロキノリン−6−イル)エチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化114】
6−ブロモ−N2−(1−(7−フルオロキノリン−6−イル)エチル)ピラジン−2,3−ジアミン(67.1)
表題化合物を、1−(7−フルオロキノリン−6−イル)エタナミンから、化合物52.1の合成法に準じて製造して、白色固体として得た。LCMS(方法B):[MH]
+ = 364, t
R = 2.38分。
【0358】
6−(1−(6−ブロモ−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イル)エチル)−7−フルオロキノリン(67.1)
表題化合物を、6−ブロモ−N2−(1−(7−フルオロキノリン−6−イル)エチル)ピラジン−2,3−ジアミンから、化合物52.2の合成法に準じて製造した。LCMS(方法B):[MH]
+ = 345, t
R = 2.36分。
【0359】
6−(1−(6−(1−エトキシビニル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イル)エチル)−7−フルオロキノリン(67.3)
表題化合物を、6−(1−(6−ブロモ−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イル)エチル)−7−フルオロキノリンから、化合物52.3の合成法に準じて製造した。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 9.17 (9.17 (s, 1H), 8.90 (m, 1H), 8.10 (d, 1H), 7.89 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.39 (dd, 1H), 6.82 (q, 1H), 5.56 (d, 1H), 4.56 (d, 1H), 4.04 (q, 2H), 2.30 (d, 3H), 1.48 (t, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 365, t
R = 2.55分。
【0360】
1−(1−(1−(7−フルオロキノリン−6−イル)エチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エタノン(67.4)
表題化合物を、6−(1−(6−(1−エトキシビニル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イル)エチル)−7−フルオロキノリンから、化合物52.4の合成法に準じて製造した。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 9.44 (s, 1H), 8.93 (m, 1H), 8.13 (d, 1H), 7.94 (s, 1H)7.79 (d, 1H), 7.41 (dd, 1H), 6.88 (q, 1H), 2.76 (s, 3H), 2.37 (d, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 337, t
R = 2.21分。
【0361】
(E)−2−(1−(1−(1−(7−フルオロキノリン−6−イル)エチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド(実施例67)
表題化合物を、実施例52の合成法に準じて、1−(1−(1−(7−フルオロキノリン−6−イル)エチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エタノンから製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.69 (s, 1H), 8.89 (d, 1H), 8.43 (d, 1H), 8.22 (d, 1H), 7.73 (d, 1H), 7.55 (dd, 1H), 8.86 (q, 1H), 2.34 (d, 3H), 2.31 (s, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 394, t
R = 2.13分。
【0362】
実施例68
(E)−2−(1−(3−((6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化115】
1−(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エタノール(68.1)
5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール(1.800g、7.86mmol)のTHF(79ml)溶液に、−100℃で、n−BuLi(5.40ml、8.64mmol)を滴下した。1時間、−100℃で撹拌後、1−(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)エタノン(1.691g、8.64mmol)のTHF(20mL)を滴下した。反応溶液をさらに2時間撹拌し、NH
4Cl(水性)でクエンチした。得られた混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をNH
4Cl(水性)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、真空で濃縮して、粗生成物を得て、それをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc)で精製して、表題化合物を、34%収率で得た。LCMS(方法B):[MH]
+ = 346, t
R = 2.14分。
【0363】
6−クロロ−3−(1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(68.2)
1−(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エタノール(1.1g、3.18mmol)、二ヨウ素(2.019g、7.95mmol)、およびホスフィン酸(0.840g、12.73mmol)のHOAc(10ml)中の混合物を120℃で5時間加熱した。rtに冷却後、反応混合物を真空で濃縮した。残留物を水に溶解し、そのpHを水性NaOHで8に調節した。混合物をDCMで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して、残留物、それをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(MeOH:EA)で精製して、6−クロロ−3−(1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(900mg 60%)を得た。LCMS(方法B):[MH]
+ = 330, t
R = 2.59分。
【0364】
6−(1−エトキシビニル)−3−(1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(68.3)
6−クロロ−3−(1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(900mg、1.910mmol)のDMF(8mL)溶液に、Pd(Ph
3P)
4(221mg、0.191mmol)を添加した。混合物を20分間撹拌し、およびトリブチル(1−エトキシビニル)スタンナン(784mg、2.102mmol)を添加した。得られた混合物をLC−MSが反応の終了を示すまで、100℃で加熱した。反応混合物をセライトを通して濾過し、固体をエーテルで洗浄した。濾過物を水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して残留物を得て、それをHex:EA勾配を用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、6−(1−エトキシビニル)−3−(1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(450mg、52%)を得た。
【0365】
1−(3−(1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(68.4)
6−(1−エトキシビニル)−3−(1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(450mg、0.985mmol)の酢酸(8mL)溶液に、3N HCl(0.5mL)を添加した。溶液をrtで2時間撹拌し、溶媒を減圧下除去した。残留物を水で希釈し、そのpHを水性NaHCO
3で塩基性に調節し、DCMで抽出した。有機層をNaHCO
3(水性)および塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、真空で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、黄色固体1−(3−(1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(300mg、81%)を得た。LCMS(方法B):[MH]
+ = 338, t
R = 2.49分。
【0366】
(E)−2−(1−(3−(1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド(実施例68)
1−(3−(1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(35mg、0.104mmol)のMeOH(4mL)溶液に、ヒドラジンカルボキサミドヒドロクロライド(28.9mg、0.259mmol)を添加した。反応混合物を35℃に加熱した。5時間撹拌後、溶媒を除去し、DCMを添加して残留物を希釈した。得られた混合物を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、真空で濃縮して、(E)−2−(1−(3−(1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド(14mg、33%)を白色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.64 (s, 1H), 8.14 (d, 1H), 7.93 (m, 2H), 7.74 (s, 1H), 7.51 (m, 2H), 4.93 (m, 1H), 3.96 (s, 3H), 2.13 (s, 3H), 1.76 (d, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 395, t
R = 2.32分。
【0367】
実施例69
(E)−2−(1−(3−((6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化116】
6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メタノール(69.1)
表題化合物を、6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボアルデヒドから、化合物68.1の合成法に準じて製造して、黄色固体として得た。LCMS(方法B):[MH]
+ = 332, t
R = 2.09分。
【0368】
6−クロロ−3−((6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(69.2)
表題化合物を、(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メタノールから、化合物68.2の合成法に準じて製造して、黄色固体として得た。LCMS(方法B):[MH]
+ = 316, t
R = 2.56分。
【0369】
6−(1−エトキシビニル)−3−((6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(67.3)
表題化合物を、6−クロロ−3−((6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジンから、化合物68.3の合成法に準じて製造した。
【0370】
1−(3−((6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(67.4)
表題化合物を、6−(1−エトキシビニル)−3−((6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジンから、化合物68.4の合成法に準じて製造して、白色固体として得た。LCMS(方法B):[MH]
+ = 324, t
R = 2.41分。
【0371】
(E)−2−(1−(3−((6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド(実施例67)
表題化合物を、1−(3−((6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エタノンから、実施例68の合成法に準じて製造して、白色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.71(s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.96 (m, 2H), 7.69 (d, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.54 (d, 1H), 4.41 (s, 2H), 3.97(s, 3H), 2.28 (s, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 381, t
R = 2.20分。
【0372】
実施例70
(E)−2−(1−(3−((1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化117】
(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メタノール(70.1)
3−ブロモ−6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン(232.0mg、1.00mmol)の5mL THF溶液に、エチルマグネシウムブロマイド(1.50mL、1.50mmol)を−10℃で添加した。−10℃で1時間撹拌後、1−メチル−1H−インダゾール−5−カルボアルデヒド(240.0mg、1.50mmol)を添加した。混合物をゆっくり室温に温め、さらに2時間撹拌した。反応を飽和NH
4Cl溶液でクエンチし、減圧下濃縮した。残留物を水で希釈し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をDCMで洗浄して、表題化合物を、白色固体として得た(230mg、70%)。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.21 (d, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.59 (d, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.49 (d, 1H), 7.35 (d, 1H), 6.29 (d, 1H), 6.21 (d, 1H), 4.02 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 314, t
R = 4.44分。
【0373】
6−クロロ−3−((1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(70.2):
(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メタノール(156.8mg、0.50mmol)、I
2(381mg、1.50mmol)およびH
3PO
2(0.273mL、2.50mmol)の4mL AcOH溶液を110℃で7時間加熱した。溶媒を減圧下除去した。残留物を水で希釈し、DCMで2回抽出した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(DCM:MeOH=20:1)で精製して、表題化合物を、得て、それはヨウ素を幾分か含み、次工程にさらに精製せずに使用した(180.0mg、44%、36%純度)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 298, t
R = 5.37分。
【0374】
6−(1−エトキシ−ビニル)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(70.3):
6−クロロ−3−((1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(180.0mg、36%純度、0.22mmol)、トリブチル(1−エトキシビニル)スタンナン(94mg、0.26mmol)およびPd(PPh
3)
4(25.1mg、0.02mmol)の10mL DMF懸濁液を窒素でフラッシュし、110℃で加熱し、一夜撹拌した。溶媒を減圧下除去し、残留物をDCMで希釈し、KF溶液および水で連続的に洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(DCM:MeOH=20:1)で精製して、表題化合物を、得て、それはトリフェニルホスフィンオキシド不純物を幾分か含み、次工程にさらに精製せずに使用した(49mg、47%、70%純度)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 334, t
R = 5.71分。
【0375】
1−(3−((1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(70.4):
6−(1−エトキシ−ビニル)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(50mg、0.15mmol)およびHCl(0.15mL、0.15mmol)の10mL AcOH溶液を50℃で3時間加熱した。溶媒を減圧下除去した。残留物を水で希釈し、溶液のpH値を水性NaHCO
3で約8に調節し、DCMで3回抽出した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗生成物を精製せずに次工程に使用した(45mg、75%、76%純度)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 306, t
R = 5.03分。
【0376】
(E)−2−(1−(3−((1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド(実施例70):
1−(3−((1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(40.0mg、0.09mmol)およびヒドラジンカルボキサミド(19.47mg、0.26mmol)の10mL THF溶液を40℃で一夜撹拌した。溶媒を真空で除去した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(DCM:MeOH=20:1)で精製して、表題化合物を、白色固体として得た(29.0mg、88%)。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.71 (s, 1H), 8.18 (d, 1H), 7.95 (m, 2H), 7.69 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.75 (d, 1H), 7.40 (dd, 1H), 6.76 (bs, 2H), 4.41 (s, 2H), 3.99 (s, 3H), 2.29 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 363, t
R = 4.42分。
【0377】
実施例71
(E)−2−(1−(3−(1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化118】
(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メタノン(71.1):
(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メタノール(500.0mg、1.60mmol)および2−ヨードキシ安息香酸(45%純度、1488.0mg、2.39mmol)の10mL アセトン懸濁液を加熱還流し、3時間撹拌した。溶媒を減圧下除去した。残留物を水で希釈し、溶液のpH値を10%水性NaOHで約10に調節した。沈殿を濾過により回収し、水で3回洗浄した。固体をDCMに溶解し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、表題化合物を、白色固体として得た(410.0mg、78%)。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.46 (s, 1H), 8.42 (m, 1H), 8.32 (m, 1H), 8.27 (d, 1H), 7.95 (dd, 1H), 7.815 (d, 1H), 7.66 (d, 1H), 4.12 (s, 2H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 312, t
R = 4.64分。
【0378】
1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エタノール(71.2):
(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メタノン(410mg、1.32mmol)の10mL THF溶液に、メチルマグネシウムアイオダイド(0.88mL、2.63mmol)を0℃で添加した。0℃で3時間撹拌後、反応を飽和NH
4Clでクエンチし、減圧下濃縮した。残留物をDCMで3回抽出した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して、表題化合物を、白色固体として得た(430.0mg、95%)。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.17 (d, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.50 (m, 1H), 7.40 (d, 1H), 7.25 (d, 1H), 5.98 (s, 1H), 3.99 (s, 3H), 2.05 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 328, t
R = 4.55分。
【0379】
6−クロロ−3−[1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(71.3):
表題化合物(390.0mg、91%)を、1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エタノール(430.0mg、1.31mmol)、I
2(832.0mg、3.28mmol)およびH
3PO
2(0.72mL、6.56mmol)から、化合物69.2の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.18 (d, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.55 (m, 2H), 7.36 (d, 1H), 7.28 (d, 1H), 4.70 (q, 1H), 3.99 (s, 3H), 1.74 (d, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 312, t
R = 5.49分。
【0380】
6−(1−エトキシ−ビニル)−3−[1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(71.4):
表題化合物(415.0mg、86%、90%純度)を、6−クロロ−3−[1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(390.0mg、1.25mmol)、トリブチル(1−エトキシビニル)スタンナン(497.0mg、1.38mmol)およびPd(PPh
3)
4(145mg、0.13mmol)から、化合物69.3の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。LCMS(方法A):[MH]
+ = 348, t
R = 5.86分。
【0381】
1−(3−(1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(71.5)
表題化合物(325.0mg、75%、88%純度)を、6−(1−エトキシ−ビニル)−3−[1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(415.0mg、1.20mmol)およびHCl(1.20mL、1.20mmol)から、化合物69.4の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。LCMS(方法A):[MH]
+ = 320, t
R = 5.21分。
【0382】
(E)−2−(1−(3−(1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド(実施例71):
表題化合物(14.0mg、59%)を、1−(3−(1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)エタノン(20.0mg、0.06mmol)およびヒドラジンカルボキサミド(13.97mg、0.13mmol)から、実施例69の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 8.33 (s, 1H), 7.87 (m, 2H), 7.66 (m, 3H), 7.32 (m, 2H), 4.74 (q, 1H), 4.03 (s, 3H), 2.24 (s, 3H), 1.84 (d, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 377, t
R = 4.70分。
【0383】
実施例72
(E)−2−(1−(1−((7−フルオロキノリン−6−イル)メチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化119】
5−ブロモ−N
*3
*−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−ピラジン−2,3−ジアミン(72.1):
N−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メチルアミン(1.69g、9.63mmol)、3,5−ジブロモピラジン−2−アミン(2.43g、9.63mmol)およびDIPEA(2.96g、22.90mmol)の混合物をマイクロ波中、120℃で10時間加熱した。反応物をDCMおよび水で希釈した。有機層をNH
4Cl(水性)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM:MeOH)で精製して、表題化合物を、黄色固体として得た(2.60g、69%)。LCMS(方法E):[MH]
+ = 348/350, t
R = 5.21分。
【0384】
6−(6−ブロモ−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イルメチル)−7−フルオロ−キノリン(72.2):
5−ブロモ−N
*3
*−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−ピラジン−2,3−ジアミン(90mg、0.26mmol)の酢酸(4mL)溶液に、亜硝酸ナトリウム(11.4mg、0.26mmol)の水(1mL)溶液を一度に添加した。室温で3時間撹拌後、溶媒を真空で除去し、残留物をNaHCO
3(水性)で希釈し、DCMで抽出した。有機層を水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM:MeOH=50:1)で精製して、表題化合物を、黄色固体として得た(57.0mg、61%)。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.03 (s, 1H), 8.94 (d, 1H), 8.40 (d, 1H), 8.08 (d, 1H), 7.84 (d, 1H), 7.55 (dd, 1H), 7.53 (dd, 1H), 6.21 (s, 2H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 359/361, t
R = 2.23分。
【0385】
6−[6−(1−エトキシ−ビニル)−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イルメチル]−7−フルオロ−キノリン(72.3):
6−(6−ブロモ−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イルメチル)−7−フルオロ−キノリン(2.0g、5.57mmol)、Pd(Ph
3P)
4(0.64g、0.56mmol)およびトリブチル(1−エトキシビニル)スタンナン(4.02g、11.14mmol)のDMF(50mL)中の混合物を窒素でフラッシュし、100℃で7時間加熱した。溶媒を減圧下除去し、残留物をDCMで希釈し、KF(水性)および水で連続的に洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、真空で濃縮した。粗生成物を勾配(DCM:MeOH=50:1)によるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を、白色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.11 (s, 1H), 8.93 (d, 1H), 8.40 (d, 1H), 8.15 (d, 1H), 7.83 (d, 1H), 7.54 (m, 1H), 6.22 (s, 2H), 5.50 (d, 1H), 4.73 (d, 1H), 4.02 (q, 2H), 1.40 (t, 3H)。LCMS(方法E):[MH]
+ = 351, t
R = 5.42分。
【0386】
1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−5−イル]−エタノン(72.4):
6−[6−(1−エトキシ−ビニル)−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イルメチル]−7−フルオロ−キノリン(600.0mg、0.89mmol)および3N HCl(0.1mL)の酢酸溶液を50℃で2時間撹拌した。溶媒を減圧下除去した。残留物を水で希釈し、溶液のpH値を水性NaHCO
3で約8に調節し、DCMで2回抽出した。合わせた有機層を水および塩水で連続的に洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、表題化合物を、白色固体として得た(630mg、96%)。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 9.46 (s, 1H), 8.94 (d, 1H), 8.11 (d, 2H), 7.85 (dd, 1H), 7.41 (dd, 1H), 6.23 (s, 2H), 2.79 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 323, t
R = 2.23分。
【0387】
(E)−2−(1−(1−((7−フルオロキノリン−6−イル)メチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド(実施例72)
1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−5−イル]−エタノン(30.0mg、0.09mmol)のMeOH(10mL)溶液に、ヒドラジンカルボキサミドヒドロクロライド(31.0mg、0.28mmol)を添加した。混合物を45℃で加熱し、一夜撹拌した。溶媒を減圧下除去した。残留物を勾配(DCM:MeOH=10:1)を用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を、白色固体として得た(25.0mg、67%)。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.91 (s, 1H), 9.85 (s, 1H), 8.93 (dd, 1H), 8.42 (d, 1H), 8.185 (d, 1H), 7.83 (d, 1H), 7.54 (dd, 1H), 6.20 (s, 2H), 2.28 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 380, t
R = 1.98分。
【0388】
実施例73
酢酸[1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−5−イル]−エト−(E)−イリデン]−ヒドラジド
【化120】
表題化合物(30.5mg、82%)を、1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−5−イル]−エタノン(30.0mg、0.09mmol)および酢酸ヒドラジド(23.0mg、0.28mmol)から、実施例72の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.83 (bs, 1H), 9.46 (s, 1H), 8.93 (dd, 1H), 8.40 (d, 1H), 8.19 (d, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.53 (dd, 1H), 6.22 (s, 2H), 2.34, 2.14 (s, 6H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 379, t
R = 2.07分。
【0389】
実施例74
1N’−[1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−5−イル]−エト−(E)−イリデン]−ヒドラジンカルボン酸メチルエステル
【化121】
表題化合物(29.9mg、77%)を、1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−5−イル]−エタノン(30.0mg、0.09mmol)およびヒドラジンカルボン酸メチルエステル(25.2mg、0.28mmol)から、実施例72の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.78 (bs, 1H), 9.38 (s, 1H), 8.93 (dd, 1H), 8.41 (d, 1H), 8.18 (d, 1H), 7.83 (d, 1H), 7.54 (dd, 1H), 6.22 (s, 2H), 3.78 (s, 3H), 2.31 (s, 3H)。LCMS(方法E):[MH]
+ = 395, t
R = 4.64分。
【0390】
実施例75
イソニコチン酸[1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−5−イル]−エト−(E)−イリデン]−ヒドラジド
【化122】
表題化合物(27.9mg、64%)を、1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−5−イル]−エタノン(30.0mg、0.09mmol)およびイソニコチン酸ヒドラジド(38.3mg、0.28mmol)から、実施例72の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 11.75, 11.39 (bs, 1H), 9.51 (s, 1H), 8.93 (dd, 1H), 8.79 (m, 2H), 8.42 (d, 1H), 8.20 (d, 1H), 7.836 (m, 3H), 7.54 (dd, 1H), 6.25 (s, 2H), 2.49 (s, 3H)。LCMS(方法E):[MH]
+ = 442, t
R = 4.59分。
【0391】
実施例76
1−[1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−5−イル]−エト−(E)−イリデンアミノ]−イミダゾリジン−2,4−ジオン
【化123】
表題化合物(18.0mg、66%)を1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−5−イル]−エタノン(20.0mg、0.06mmol)および1−アミノ−イミダゾリジン−2,4−ジオン(28.2mg、0.19mmol)から、実施例72の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 11.45 (bs, 1H), 9.41 (s, 1H), 8.93 (dd, 1H), 8.42 (d, 1H), 8.21 (d, 1H), 7.83 (d, 1H), 7.54 (dd, 1H), 6.26 (s, 2H), 4.56 (s, 2H), 2.45 (s, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 420, t
R = 1.95分。
【0392】
実施例77
プロピオン酸[1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−5−イル]−エト−(E)−イリデン]−ヒドラジド
【化124】
表題化合物(28.5mg、74%)を1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−5−イル]−エタノン(30.0mg、0.09mmol)およびプロピオン酸ヒドラジド(24.6mg、0.28mmol)から、実施例72の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.93, 10.76 (bs, 1H), 9.45 (s, 1H), 8.92 (dd, 1H), 8.41 (d, 1H), 8.18 (d, 1H), 7.83 (d, 1H), 7.53 (dd, 1H), 6.22(s, 2H), 2.79 (q, 2H), 2.31 (s, 3H), 1.09 (t, 3H)。LCMS(方法E):[MH]
+ = 393, t
R = 4.78分。
【0393】
実施例78
ニコチン酸[1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−5−イル]−エト−(E)−イリデン]−ヒドラジド
【化125】
表題化合物(17.0mg、59%)を1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−5−イル]−エタノン(20.0mg、0.06mmol)およびニコチン酸ヒドラジド(17.0mg、0.12mmol)から、実施例72の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 11.64, 11.38 (bs, 1H), 9.52 (s, 1H), 9.05 (s, 1H), 8.93 (dd, 1H), 8.78 (d, 1H), 8.42 (d, 1H), 8.20 (d, 1H), 7.84 (d, 1H), 7.56 (m, 2H), 6.26(s, 2H), 2.49 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 442, t
R = 2.10分。
【0394】
実施例79
1−[1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−5−イル]−エト−(E)−イリデンアミノ]−イミダゾリジン−2−オン
【化126】
表題化合物(18.0mg、66%)を、1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−5−イル]−エタノン(20.0mg、0.06mmol)および1−アミノ−イミダゾリジン−2−オン(28.2mg、0.19mmol)から、実施例72の合成について記載する同じ方法を使用して製造した。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.42 (s, 1H), 8.93 (dd, 1H), 8.41 (d, 1H), 8.20 (d, 1H), 7.83 (d, 1H), 7.54 (dd, 1H), 7.38 (s, 1H), 6.25(s, 2H), 3.86 (t, 2H), 3.42 (t, 2H), 2.38 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 401, t
R = 2.01分。
【0395】
実施例80
(E)−2−(1−(3−((6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)プロピリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化127】
3−((6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)−6−ビニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン(80.1)
脱気した6−クロロ−3−((6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(400mg、1.267mmol)溶液に、Pd(Ph
3P)
4(220mg、0.190mmol)およびトリブチル(ビニル)スタンナン(422mg、1.330mmol)を添加した。反応混合物を120℃で一夜加熱した。反応をNH
4Cl(水性)でクエンチし、DCMで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、真空で濃縮して、残留物、それをHex:EA勾配を用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、3−((6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)−6−ビニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン(168mg、43%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.09 (d, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.63(d, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.54 (d, 1H), 7.50 (s, 1H), 6.84 (dd, 1H), 6.31 (d, 1H), 5.72 (d, 1H), 4.37 (s, 2H), 3.98 (s, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 308, t
R = 2.49分。
【0396】
3−((6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−カルボアルデヒド(80.2)
3−((6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)−6−ビニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン(50mg、0.163mmol)、酸化オスミウム(VIII)(103mg、8.13μmol)の混合物に、NMO(29.5mg、0.252mmol)のアセトン(2ml)およびH
2O(0.16ml)溶液を添加した。反応混合物を46℃で加熱した。4時間撹拌後、溶媒を除去し、THF(6ml)およびH
2O(1.5ml)の混合物を添加して残留物を溶解し、過ヨウ素酸ナトリウム(69.6mg、0.325mmol)を添加し、得られた混合物を46℃で12時間撹拌した。反応混合物をNa
2SO
3(水性)でクエンチし、DCMで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、セライトを通して濾過し、真空で濃縮して、残留物を得て、それをHex:EA勾配を用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、3−((6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−カルボアルデヒド(20mg)を38%収率で得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 10.09 (s, 1H), 8.07 (dd, 1H), 7.89 (d, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.63 (m, 2H), 7.10 (d, 1H), 4.54 (s, 2H), 4.03 (s, 3H)。LCMS(方法A):[MH]
+ = 310, t
R = 3.95分。
【0397】
1−(3−((6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)プロパン−1−オール(80.3)
3−((6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−カルボアルデヒド(52mg、0.168mmol)のTHF(4mL)溶液に、0℃で、エチルマグネシウムブロマイドのTHF溶液(1M、0.336mL)を滴下した。16時間撹拌後、反応混合物をNH
4Cl(水性)でクエンチし、EtOAcで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させた。セライトを通して濾過し、真空で濃縮して、粗生成物(14mg、10%)を得た。LCMS(方法B):[MH]
+ = 340, t
R = 2.04分。
【0398】
1−(3−((6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)プロパン−1−オン(80.4)
1−(3−((6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)プロパン−1−オール(13mg、0.015mmol)のDCM(3mL)溶液に、TEA(0.011ml、0.079mmol)およびDess-Martinペルヨージナン(40mg、0.094mmol)を添加した。rtで10分間撹拌後、反応をNa
2SO
3(水性)でクエンチし、DCMで抽出した。有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、真空で濃縮して、残留物を得て、それをHex:EA勾配を用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、1−(3−((6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)プロパン−1−オン(4mg、74%)を得た。LCMS(方法A):[MH]
+ = 338, t
R = 5.08分。
【0399】
(E)−2−(1−(3−((6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)プロピリデン)ヒドラジンカルボキサミド(実施例80)
表題化合物を、1−(3−((6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)プロパン−1−オンから、実施例1の合成法に準じて製造して、白色固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.89 (s, 1H), 8.16 (d, 1H), 7.95 (m, 2H), 7.67 (d, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.52 (d, 1H), 4.40 (s, 2H), 3.96 (s, 3H), 2.85 (q, 2H), 0.91 (t, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 395, t
R = 1.72分。
【0400】
実施例81
(E)−2−(1−(7−(キノリン−6−イルメチル)イミダゾ[1,2−b][1,2,4]トリアジン−2−イル)エチリデン)ヒドラジンカルボキサミド
【化128】
6−ブロモ−1,2,4−トリアジン−3−アミン(81.1)
3−アミノ−1,2,4−トリアジン(50.0g、521mmol)の水(6000mL)中の混合物を0〜5℃に冷却した。臭素(70mL、1.30mmol)を、反応混合物に1時間かけて滴下した。混合物を一夜0〜10℃で撹拌した。飽和水性Na
2SO
3溶液を反応物に添加し、混合物を6N 水性NaOH溶液でpH=12に中和した。混合物をジクロロメタンで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を真空で除去して、50.0g(54%)の表題化合物を、黄色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ ppm 8.40 (s, 1H), 7.47 (s, 2H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 175/177, t
R = 0.328分。
【0401】
6−(1−エトキシビニル)−1,2,4−トリアジン−3−アミン(81.2)
6−ブロモ−1,2,4−トリアジン−3−アミン(780mg、4.46mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)溶液をテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(258mg、0.22mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(2284mg、11.14mmol)、リチウムクロライド(661mg、15.6mmol)、およびビニルトリ−n−ブチル錫(2093mg、5.79mmol)で処理し、反応物を120℃で2時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、溶媒を真空で濃縮した。残留物をジクロロメタンで希釈し、水性KF溶液で洗浄した。粗生成物を酢酸エチル/ヘキサン勾配で溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製して、380mg(51%)の表題化合物を、黄色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.48 (s, 1H), 5.41-5.39 (m, 3H), 4.36 (s, 1H), 3.98 (q, 2H), 1.43 (t, 2H)。
【0402】
6−((2−(2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)イミダゾ[1,2−b][1,2,4]トリアジン−7−イル)メチル)キノリン(81.3)
6−(1−エトキシビニル)−1,2,4−トリアジン−3−アミン(120mg、0.72mmol)、2−クロロ−3−(キノリン−3−イル)プロパナール(317mg、1.44mmol)のエチレングリコール(8mL)溶液を140℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、飽和水性Na
2CO
3溶液で中和し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を真空で除去し、残留物を酢酸エチル/ヘキサン勾配で溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製して、135mg(54%)の表題化合物を、黄色固体として得た。LCMS(方法B):[MH]
+ = 348, t
R = 2.03分。
【0403】
1−(7−(キノリン−6−イルメチル)イミダゾ[1,2−b][1,2,4]トリアジン−2−イル)エタノン(81.4)
6−((2−(2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)イミダゾ[1,2−b][1,2,4]トリアジン−7−イル)メチル)キノリン(130mg、0.37mmol)の3N HCl(5mL)溶液を90℃で0.5時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、飽和水性Na
2CO
3溶液で中和し、酢酸エチルで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を真空で除去して、85mg(75%)の表題化合物を、黄色固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 9.06 (s, 1H), 8.91 (d, 1H), 8.12 (t, 2H), 8.04 (s, 1H), 7.74-7.71 (m, 2H), 7.48-7.39 (m, 1H), 4.60 (s, 2H), 2.70 (s, 3H)。LCMS(方法B):[MH]
+ = 304, t
R = 1.81分。
【0404】
C−Met酵素アッセイ
いくつかの本発明の化合物を、次のとおり、抗体を用いるキナーゼリン酸化アッセイでアッセイした。
【0405】
EPK c−Met増殖アッセイ:
c−Met受容体チロシンキナーゼのためのEPKキナーゼアッセイは、酵素の細胞質ドメインを含む精製組み換えGST融合タンパク質を使用して開発された。GST−c−Met(969−1390)は親和性クロマトグラフィーにより精製した。
【0406】
キナーゼアッセイはLanthaScreen
TM法に基づく。LanthaScreen
TMは、種々の結合パートナーとの相互作用を測定するためにランタニドキレートを使用する時間分解蛍光共鳴エネルギー転移技術(TR−FRET)である。TR−FRETキナーゼアッセイにおいて、長寿命ランタニドドナー種が、適当なアクセプターフルオロフォアで標識されたキナーゼ反応のリン酸化生成物に特異的に結合する抗体とコンジュゲートする。この抗体仲介相互作用をランタニドドナーとアクセプターを、共鳴エネルギー転移が起こり、検出可能なFRETシグナル増加が得られるように近接化する。
【0407】
キナーゼ反応を384ウェルマイクロタイタープレートで、10.05μLの総反応容積で行った。アッセイプレートを、ウェルあたり、“化合物希釈の調製”に記載する適当な試験濃度の0.05μLを用いて調製した。5μLのATP溶液と5μLの酵素−基質混合物(キナーゼと基質から成る)を合わせることにより、反応を開始させた。キナーゼ反応物中の最終濃度は25mM Tris/HCl、1mM DTT、0.025%Tween 20、10μM オルトバナジン酸ナトリウム、0.25%BSA、0.5%DMSO、10mM MgCl
2、3mM MnCl
2、2μM ATP、50nM Fluorescein-PolyEAY、および0.3nM酵素であった。
反応物を60分間、室温でインキュベートし、5μLの停止緩衝液(50mM EDTA、0.04%NP40、20mM Tris/HCl)の添加により停止させた。
【0408】
その後5μLの検出混合物(50mM Tris/HCl、2mM DTT、0.05%Tween 20、20μM オルトバナジン酸ナトリウム、1%BSA、1nM Tb-PY20抗体)を添加して、反応を停止させた。45分間、暗所中室温でインキュベーション後、プレートをPerkinelmer Envision蛍光リーダーで読んだ。酵素活性に対する化合物の作用を、全てのアッセイで線形プログレス曲線から得て、一つの読み取り値(終点測定)から決定した。
【0409】
結果を下の表に要約する。“活性な”本発明の化合物は、この酵素アッセイで5000nM未満、特に3500nM未満、好ましくは1000nM未満、より好ましくは500nM未満および最も好ましくは10nM未満のIC
50を有する。
【0410】
GTL16細胞生存能アッセイ:
GTL16細胞株を胃癌患者から得る。GTL16は、遺伝子増幅のために高レベルのc−Met受容体チロシンキナーゼを発現する。GTL16の増殖はc−Metキナーゼ活性に高度に依存する;それ故に、それが、c−Metキナーゼ阻害剤の細胞活性をモニターするための細胞ベースのアッセイに使用される。
【0411】
GTL16細胞を、10%FBSおよび1%Pene.&Strep.添加DMEM培地に、5000細胞/ウェル/90μLで、96ウェルプレートに播種し、一夜、付着のために37℃で5%CO
2インキュベーターでインキュベーションした。化合物の1倍連続希釈物を、細胞に10μL/ウェルとして添加した。最終アッセイ容積は、100μl/ウェルであった。アッセイプレートを、37℃で5%CO
2インキュベーター中、24時間インキュベーションした。細胞の生存能を、販売業者が提供するプロトコルに従って、CellTiter Glo(Cat# G7573 Promega)を使用して測定した。要約すると、プレートを室温に10分間冷却し、100μlのCellTiter Glo試薬を各ウェルに添加した。プレートを10分間振盪した。化学発光の光量単位をEnvision from Perkin Elmerで読取った。全試験を3回反復して行った。IC
50をSpotfireソフトウェアを使用して計算した。
【0412】
【表3】
以下に、本願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 式(I)
【化129】
〔式中、
YはCまたはNであり;
XはCHまたはNであり;
BはCHまたはNであり;
Aは次のとおりの環であり;
XがCHであり、BがNであるとき、環Aは環Aiまたは環Aii
【化130】
であり;
XがNであり、BがNであるとき、環AはAiii
【化131】
であり;そして
XがNであり、BがNであるか、またはXがNであり、BがCHであるとき、環AはAi
【化132】
であり;
R1は基i
【化133】
であり;ここで、
R5はヘテロアリール1であり、
ヘテロアリール1は、N、OおよびSから独立して選択される1個、2個、3個または4個の環ヘテロ原子を含む9員または10員、不飽和または部分的不飽和二環基であり、ここで、環S原子の総数は1個を超えず、環O原子の総数は1個を超えず、該ヘテロアリール1は、場合によりハロ、OH、および(C1−C3)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく、該(C1−C3)アルキルは場合によりOHおよびハロから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
R6は水素、重水素、OH、メチルまたはハロであり;
R7は水素、重水素、ハロ、または(C1−C3)アルキルであり、該(C1−C3)アルキルは場合によりOHおよびハロから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
またはR6およびR7は、それらが結合している炭素と一体となってシクロプロピルを形成し、該シクロプロピルは場合によりメチルで置換されていてよく;
R2は水素、NH2、または(C1−C4)アルキルであり、該(C1−C4)アルキルは、場合によりOH、NH2およびハロから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
R3は水素、−CONH2、−CONH(C1−C4)アルキル、−CONHフェニル(該CONHフェニルのフェニルは場合により1個以上のハロで置換されていてよい)、−(C1−C4)アルキル、−CO(C1−C4)アルキル、−CO2(C1−C4)アルキル、フェニル、ヘテロアリール2、−COヘテロアリール2、−CSNH2、−CSNH(C1−C4)アルキル、−CSNHベンジル、−SO2(C1−C4)アルキルまたは−COCH2ヘテロシクリル1であり、該ヘテロシクリル1は場合により(C1−C3)アルキルで置換されていてよく;
ヘテロアリール2は、N、OおよびSから独立して選択される1個、2個、3個または4個の環ヘテロ原子を含む5〜10員の不飽和または部分的不飽和の単環式または二環基であり、環S原子の総数は1個を超えず、環O原子の総数は1個を超えず、ヘテロアリール2は場合によりハロ、OH、および(C1−C3)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく、該(C1−C3)アルキルは場合によりOHおよびハロから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
ヘテロシクリル1は、N、OおよびSから独立して選択される1個または2個の環ヘテロ原子を含む5員または6員飽和または部分的不飽和単環基を意味し;
R4は水素または(C1−C3)アルキルであるか;
またはR3およびR4は、それらが結合している窒素と一体となって、R3およびR4が結合している1個の環N原子を含み、場合によりN、OおよびSから独立して選択されるさらに1個の環ヘテロ原子を含んでよい、5員または6員の飽和または部分的に不飽和の単環基を形成し、該単環基は1個または2個の=O置換基で置換されている。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[2] BがNであり;
YがCまたはNであり;
XがCHまたはNであり;
XがCHであるとき、環Aが環Aiまたは環Aii
【化134】
であり、XがNであるとき、環AがAiii
【化135】
であり;
残りの置換基が[1]に定義したとおりである、
[1]に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[3] R5がヘテロアリール3であり、ここで、ヘテロアリール3が1個または2個の環Nヘテロ原子を含む9員または10員の、不飽和または部分的不飽和の二環基であり、ヘテロアリール3は場合によりハロ、OH、および(C1−C3)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく、該(C1−C3)アルキルはOHおよびハロから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよい、
[1]または[2]に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[4] R5が場合によりハロおよび(C1−C3)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよいインダゾリルまたはキノリニルである、
[3]に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[5] R5が、1位をメチル置換基で置換され、場合によりさらに1個または2個のフルオロ置換基で置換されていてよいインダゾール−5−イルであるか、またはR5が場合により1個または2個のフルオロ置換基で置換されていてよいキノリン−6−イルである、
[4]に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[6] R6が水素、重水素またはハロである、[1]〜[5]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[7] R7が水素、重水素、ハロまたはメチルである、[1]〜[6]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[8] R6およびR7が両方とも水素でないとき、式(I)の化合物が(S)エナンチオマーである、[1]〜[7]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[9] R2が水素またはメチルである、[1]〜[8]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[10] R3が水素、−CONH2、−CONHCH3、−CONHフェニルであり、該CONHフェニルのフェニルは場合により1個以上のハロで置換されていてよい)、−(C1−C4)アルキル、−COCH3、−CO2CH3、フェニル、ベンゾオキサゾリル、ヘテロアリール4、−COヘテロアリール4、−CSNH2、−CSNH(C1−C2)アルキル、−CSNHベンジル、−SO2Me、−COCH2モルホリニル、COCH2ピペリジニル、または−COCH2ピペラジニルであり、該ピペラジニルは1個以上の(C1−C3)アルキルで置換されていてよぃ、ヘテロアリール4はN、OおよびSから独立して選択される1個、2個、3個または4個の環ヘテロ原子を含む5員または6員の不飽和または部分的不飽和の単環基であり、環S原子の総数は1個を超えず、環O原子の総数は1個を超えない、[1]〜[9]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[11] R3が−CONH2である、[10]に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[12] R3およびR4が、それらが結合している窒素と一体となって、オキサゾリジノン、オキサゾリジンジオン、イミダゾリジノンまたはイミダゾリジンジオンを形成する、[1]〜[9]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[13] 医薬として使用するための、[1]〜[12]のいずれかに記載の化合物または薬学的に許容される塩。
[14] 1種以上のC−Metチロシンキナーゼ仲介疾患の処置に使用するための、[1]〜[12]のいずれかに記載の化合物または薬学的に許容される塩。
[15] 増殖性疾患または炎症性状態の処置に使用するための、[1]〜[12]のいずれかに記載の化合物または薬学的に許容される塩。
[16] 1種以上のC−Metチロシンキナーゼ仲介疾患の処置用医薬の製造のための、[1]〜[12]のいずれかに記載の化合物または薬学的に許容される塩の使用。
[17] c−Met関連障害または状態を処置する方法であって、それを必要とする対象に、[1]〜[12]のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩の有効量を投与することを含む、方法。
[18] [1]〜[12]のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩、および少なくとも1種の薬学的に許容される担体および/または希釈剤および場合により1個以上のさらに治療剤を含む、医薬組成物。
[19] 1種以上のさらなる治療活性剤と組み合わせた、[1]〜[12]のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。