特許第5783238号(P5783238)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5783238
(24)【登録日】2015年7月31日
(45)【発行日】2015年9月24日
(54)【発明の名称】容器の密封装置
(51)【国際特許分類】
   B65B 7/28 20060101AFI20150907BHJP
   B65B 55/24 20060101ALI20150907BHJP
【FI】
   B65B7/28 A
   B65B55/24
【請求項の数】5
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-263584(P2013-263584)
(22)【出願日】2013年12月20日
(65)【公開番号】特開2015-117065(P2015-117065A)
(43)【公開日】2015年6月25日
【審査請求日】2015年3月10日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】313005282
【氏名又は名称】東洋製罐株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100075177
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 尚純
(74)【代理人】
【識別番号】100113217
【弁理士】
【氏名又は名称】奥貫 佐知子
(74)【代理人】
【識別番号】100186897
【弁理士】
【氏名又は名称】増田 さやか
(72)【発明者】
【氏名】澤田 誠
(72)【発明者】
【氏名】篠崎 清隆
(72)【発明者】
【氏名】品川 喜昭
(72)【発明者】
【氏名】上原 智史
【審査官】 長谷川 一郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−261665(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/146190(WO,A1)
【文献】 特公昭49−49599(JP,B1)
【文献】 実開昭54−74665(JP,U)
【文献】 特開2007−111773(JP,A)
【文献】 特開2005−212589(JP,A)
【文献】 特開2013−1432(JP,A)
【文献】 特開2002−273367(JP,A)
【文献】 欧州特許出願公開第0483569(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65B 7/28
B65B 55/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転主軸と、
該回転主軸の周囲に配設され、円形搬送経路に沿って複数のポケットを有する回転ターレット手段と、
該複数のポケットの各々に対応して、該回転ターレット手段の下方に配設され、公転及び自転可能な複数の容器支持手段と、
該容器支持手段に対応して、該回転ターレット手段の上方に配設され、公転及び自転可能であると共に、該容器支持手段に対して相対的に昇降動可能な複数の蓋押圧手段と、
該容器支持手段と該蓋押圧手段とにより蓋が押圧された容器に向けて、レーザを照射して容器に蓋を加熱溶着する公転可能な複数のレーザ照射手段と、を具備し、
該主軸には、該回転ターレット手段の上方に位置する上側テーブル手段と、該回転ターレット手段の下側に位置する下側テーブル手段とが配設されており、該蓋押圧手段は該上側テーブル手段に配設され、該レーザ照射手段は該下側テーブル手段に配設されている、ことを特徴とする容器の密封装置。
【請求項2】
該容器支持手段が昇降動自在に配設されており、該容器支持手段の各々を昇降動する昇降動手段が付設されている、請求項1に記載の容器の密封装置。
【請求項3】
該レーザを下方から照射する、請求項1又は2に記載の容器の密封装置。
【請求項4】
該レーザ照射手段はダイレクトダイオードレーザである、請求項1乃至のいずれかに記載の容器の密封装置。
【請求項5】
該容器はフランジ部を有する形態であり、蓋は容器のフランジ部上に載置される成形蓋である、請求項1乃至のいずれかに記載の容器の密封装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器の密封装置、更に詳しくはレーザ照射によって蓋を容器に加熱溶着する容器の密封装置に関する。
【背景技術】
【0002】
各種食品或いはペットフード等の内容物のための容器として、適宜樹脂から成り、底壁、底壁から上方に延びる側壁、及び側壁の上端から半径方向外方に延出するフランジ部を有する形態のカップ状、或いはトレイ状の容器が広く実用に供されている。このような容器の使用に際しては、容器内に内容物を充填し、次いで、可塑性合成樹脂から成る成形蓋のフランジを容器のフランジ部上に載置し、しかる後に蓋のフランジを容器のフランジ部に固着して密封する。そして、この種の容器の密封に関して、容器を搬送する容器搬送手段と、該容器搬送手段の搬送速度と同じ速度で回転する回転円盤体とを備え、容器胴体に装着された蓋を押さえる蓋固定手段を、上記回転円盤体の周縁に等間隔に複数個配置し、容器胴体と蓋との溶接予定箇所にレーザ光を照射する密封容器の製造装置が下記特許文献1に開示されている。
【0003】
一方、下記特許文献2には、容器及び蓋をレーザ溶着により密封する方法として、容器又は蓋の一方がレーザを透過可能な熱可塑性樹脂、他方が熱可塑性樹脂にレーザを吸収して発熱する発熱物質を含有させた樹脂組成物から成り、上記レーザが、強度分布が一様な矩形ビームを照射可能なレーザであり、上記蓋及び容器の溶着界面における、レーザ照射により上昇する温度の上限の範囲、上記上限温度に達する条件を規定した容器及び蓋のレーザ溶着による密封方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−261666号公報
【特許文献2】国際公開2013−146190号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1の密封容器の製造装置は、レーザ光の光路上に配置される上述した蓋固定手段の押当板の押当部が、レーザ光に対して透光性を有するガラス、アクリル樹脂等の材料で形成されている。このため、容器胴体に装着された蓋を押さえる荷重に対する耐久性が劣り、また、埃、汚れが付着した場合は、レーザ光の透過性の低下を生じ、さらに、レーザ光を斜めから照射する場合は、上記レーザ光の屈折を生じ、いずれの場合もレーザ照射による加熱溶着を効率的に行うことができない恐れが有る。
また、上記特許文献1の密封容器の製造装置においては、上記回転円盤体の回転軸に設置された光分岐器を備える蓋溶接手段に、光ファイバー等の光接続手段を介して複数のレーザ光照射部を接続する密封容器の製造装置も提案されているが、このような装置構成は、装置の複雑化、且つ大型化を招くことになる。
【0006】
一方、上記特許文献2は、容器及び蓋のレーザ溶着による密封方法において、短時間で確実に密封するレーザ溶着方法が提案されているが、レーザ溶着を行って容器を密封する装置として、その装置を複雑化、大型化することなく、生産能力を向上させる装置構成に関しては提案されていない。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、レーザ照射によって蓋を容器に加熱溶着する容器の密封装置において、容器と蓋の押圧を確実に行うと共に、上記レーザ照射による加熱溶着を効率的に行い、その装置も複雑化、大型化させることなく、生産能力を向上させることができる新規、且つ改良された容器の密封装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、上記主たる技術的課題を達成する容器の密封装置として、
回転主軸と、
該回転主軸の周囲に配設され、円形搬送経路に沿って複数のポケットを有する回転ターレット手段と、
該複数のポケットの各々に対応して、該回転ターレット手段の下方に配設され、公転及び自転可能な複数の容器支持手段と、
該容器支持手段に対応して、該回転ターレット手段の上方に配設され、公転及び自転可能であると共に、該容器支持手段に対して相対的に昇降動可能な複数の蓋押圧手段と、
該容器支持手段と該蓋押圧手段とにより蓋が押圧された容器に向けて、レーザを照射して容器に蓋を加熱溶着する公転可能な複数のレーザ照射手段と、を具備し、
該主軸には、該回転ターレット手段の上方に位置する上側テーブル手段と、該回転ターレット手段の下側に位置する下側テーブル手段とが配設されており、該蓋押圧手段は該上側テーブル手段に配設され、該レーザ照射手段は該下側テーブル手段に配設されている、ことを特徴とする容器の密封装置が提供される。
【0009】
好適形態においては、該容器支持手段が昇降動自在に配設されており、該容器支持手段の各々を昇降動する昇降動手段が付設されている。
また、該レーザを下方から照射し、該レーザ照射手段の各々はダイレクトダイオードレーザであり、容器はフランジ部を有する形態で、蓋は容器のフランジ部上に載置される成形蓋であることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の容器の密封装置によれば、容器と蓋の押圧が複数のポケットを有する回転ターレット、複数の容器支持手段及び複数の蓋押圧手段により確実に行い、複数の小型化、軽量化されたダイレクトオードレーザ等から成るレーザ照射手段よってレーザ照射することにより、レーザ照射に際して、上記各手段の影響を受けずに加熱溶着を効率的に行うことができ、装置を複雑化、大型化することなく、生産能力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の容器の密封装置によって密封される容器の典型例を蓋と共に示す断面図。
図2】本発明の容器の密封装置の好適実施形態を示す部分断面図。
図3図2に示す容器の密封装置における回転ターレットの簡略図。
図4図2に示す容器の密封装置の各工程を説明するための部分断面図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1は、本発明の容器の密封装置によって、加熱溶着して密封する容器の典型例を蓋と共に示している。適宜の熱可塑性合成樹脂から成形した容器2は、円形底壁部4、この底壁部4の外周縁から上方に延びる逆円錐台形状の主側壁部6、主側壁部6の上端縁から半径方向外側が延びる円環形状の張出壁部(スタック部)8、張出壁部8の外周縁から上方に延びる円筒形状の付加側壁部10及び付加側壁部10の上端縁から半径方向外方に実質上水平に延びるフランジ部12を有する。同様に適宜の熱可塑性樹脂から成形した蓋14は、円形主部16、この主部16の外周縁から上方に延びる立ち上がり壁部18及び立ち上がり壁部18の上端縁から半径方向外方に水平に延びるフランジ20を有する。そして、容器2に内容物を充填した後に、図1に図示する如く、蓋14の主部16及び立ち上がり部18を容器2内に嵌着し、蓋14のフランジ20を容器2のフランジ部12に密接して、蓋14のフランジ20と容器2のフランジ部12を加熱溶着して容器2が密封される。
【0013】
図2は、本発明の容器の密封装置の好適実施形態を示し、全体を符号22で示す密封装置は、実質上鉛直に延在する回転主軸24を具備し、この回転主軸24の外周面には、全体として略円筒形状の連結部材26が固定されている。そして、連結部材26の下端部は、適宜の支持構造(図示していない)によって支持された静止基板28に、ベアリング手段29を介して回転自在に装着されている。図示していないが、回転主軸24の上端部も静止構造にベアリング手段を介して回転自在に装着されている。また、回転主軸24の下端は、静止基板28を貫通して下方に延出し、電動モータ及び伝動機構を含む回転手段30に駆動連結されており、回転主軸24が回転手段30によって時計方向に回転駆動する(図3参照)。
【0014】
回転主軸24の外周面に固定された連結部材26の上端には、円板形状の上側テーブル手段32が固定され、連結部材26の下部には、円板形状の下側テーブル手段34が固定されている。また、上側テーブル手段32には、下方に位置する装着部36が付設され、この装着部36に、円板形状の回転ターレット手段38が固定されている。そして、図3に示すように、回転ターレット手段38の外周には、略半円形状の切欠、即ちポケット40が周方向に等間隔をおいて複数個、図示の場合は6個、配設されている。
【0015】
さらに、上記回転ターレット手段38の各々のポケット40に対応して、上記連結部材26に容器支持手段42、上記上側テーブル手段32に蓋押圧手段44がそれぞれ配設され、上記下側テーブル手段34にレーザ照射手段46がそれぞれ配設されている。そして、各々の容器支持手段42と蓋押圧手段44は整合し、且つ各々のポケット40に整合して、ポケット40の下方、或いは上方にそれぞれ配置されている。
【0016】
また、上記各々のポケット40に対応して、上記連結部材26の外周面には、上下方向に延在する案内レール部材48が固定され、かかる案内レール部材48に昇降部材50が上下方向に移動自在に、即ち昇降動自在に装着されている。そして、この昇降動部材50には、上述した容器支持手段42が装着され、各々の容器支持手段42はカップ状部材52と、このカップ状部材52の下面中央から下方に垂下する軸部材54とを有する。カップ状部材52の円筒形側壁には、周方向に間隔をおいて複数個の円形開口56がカップ状部材52を軽量化し、容器支持手段42の回転駆動源68の負荷を低減するために形成されている。軸部材54の外側には拘束部材57が、軸部材54に対して相対的に昇降動自在に装着されている。さらに、上記昇降動部材50の上端部には、半径方向外方に張り出した第一支持フランジ58が形成されており、この第一張出フランジ58にはベアリング手段59を介して、上記拘束部材57が回転自在に装着されている。また、拘束部材57の内周面には下方にテーパ状の肩面60が形成され、一方、軸部材54の下端には半径方向外方に張り出した係止フランジ61が形成され、係止フランジ61が肩面60に当接することによって、拘束部材57に対する軸部材54の上昇が制限される。
【0017】
昇降動部材50の上下方向中間部には、半径方向外方に張り出した第二支持フランジ62が形成され、この第二支持フランジ62にはベアリング手段64を介して接続部材66が回転自在に装着され、この接続部材66の上端は、上記拘束部材57の下端に連結されている。また、上記昇降部材50の下端部には、サーボモータ等の回転駆動源68が装着され、この回転駆動源68の上方に突出した出力軸は、摩擦クラッチ等の伝動手段70を介して、上記接続部材66の下端に駆動連結されている。さらに、接続部材66は、その上半部が円筒状に形成され、この上半部内には圧縮コイルばね72が収容されている。そして、圧縮コイルばね72の上端は、軸部材54の下端面に当接され、軸部材54は接続部材66に対して、圧縮コイルばね72によって上方に向かって弾性的に支持されている。
【0018】
上記昇降部材50の下端部及び回転駆動源68の下端部は、下側テーブル手段34に形成した開口74を貫通して、下側テーブル手段34の下方に延設されている。また、昇降部材50の下端部には、カム従動節を構成するカムローラ76が回転自在に装着されている。一方、上述した静止基板28のベアリング手段30の外側に位置する静止連結部材77を介してカムブロック78が固定され、このカムブロック78に、周方向に連続して延在するカム溝が形成されている。そして、昇降部材50に装着されたカムローラ76は、カムブロック78に形成されたカム溝に係合され、回転主軸24の回転に伴って、昇降部材50及びこれに装着された容器支持手段42が昇降動する。即ち、カムブロック78に形成されているカム溝及び昇降部材50に装着されたカムローラ76は、各々の容器支持手段42を昇降動する昇降動手段を構成する。
【0019】
さらに、本実施形態における蓋押圧手段44は、軸部材80とこの軸部材80の下端に固定された円板形態の押圧部材82とから構成され、この押圧部材82の表面は実質上水平に延在する平坦面である。軸部材80はベアリング手段84を介して上記上側テーブル手段42に回転自在に装着されている。
【0020】
上記下側テーブル手段34上には、回転ターレット手段42の各々のポケット40に対応して、レーザ照射手段46を支持する支持基台86が固定されている。そして、支持基台86の各々の傾斜支持面に上記レーザ照射手段46が、好ましくは支持面に沿って位置調節自在に、且つ支持面に対する角度調節自在に装着されている。このレーザ照射手段46は、比較的コンパクトなダイレクトダイオードレーザが好ましい。
【0021】
次いで、図2乃至図4を参照して容器の密封工程を説明する。
先ず、回転主軸24が時計方向に連続的に回転し、同様に回転ターレット手段38、上側テーブル手段32及び下側テーブル手段34も時計方向に回転する。この結果、回転ターレット手段38に配設された各々のポケット40、容器支持手段42、蓋押圧手段44及びレーザ照射手段46が公転し、搬入領域90、容器上昇領域92、レーザ照射領域94、容器下降領域96及び搬出領域98を順次に含む円形搬送経路に沿って搬送される。
【0022】
そして、上記搬入領域90においては、蓋14が被嵌された容器2が適宜の搬入手段(図示していない)によってポケット40に搬入され、図4(A)に示すように、容器2のフランジ部12が、回転ターレット手段38によって懸架される。次いで、容器上昇領域92においては、容器支持手段42を、上述した回転駆動源68、伝動手段70及び接続部材66によって自転させると共に、昇降部材50の下端部のカムローラ76、静止基板28の静止連結部材77を介して固定されたカムブロック78のカム溝によって上昇させる。この結果、図4(B)に示すように、容器支持手段42のカップ状部材52に容器2の主部が収容され、カップ状部材52の上端縁が容器2の張出壁部(スタック部)8(図1参照)の下面に当接し、上記容器2及び蓋14を自転させながら上昇させ、回転ターレット手段38から上方に離隔する。その後、上記カップ部材57を、容器支持手段42のカップ状部材52によって突き上げ、圧縮コイルばね72の弾性力を付与した状態で、蓋14を蓋押圧手段44の押圧部材82によって押圧し、容器2のフランジ部12と蓋体14のフランジ20を密着させる。
【0023】
レーザ照射領域94においては、図4(C)に示すように、押圧手段44によって容器2のフランジ部12と蓋体14のフランジ20が押圧、密着され、自転する容器2のフランジ部12に、レーザ照射手段46からレーザ光が照射され、上記容器2のフランジ部12の周方向全周に渡ってレーザ光が照射される。このレーザ照射手段46によるレーザ光が照射によって、蓋14のフランジ部20が周方向全周に渡って、容器2のフランジ部12に加熱溶着され、容器2が密封される。また、レーザ照射に際して、レーザ光を下方から照射することにより、上述した各手段の影響を受けずに、加熱溶着をより一層効率的に行うことができる。
【0024】
最後に、容器下降領域96においては、容器支持手段42が、図4−Aに図示する位置まで回転しながら下降し、蓋14が加熱溶着された容器2が回転ターレット手段38に懸架されると共に、上記容器支持手段42が容器2から下方に離隔される。尚、所望ならば、容器支持手段42の回転は、容器上昇領域92で開始し、容器下降領域96で終了することもできる。また、搬出領域98においては、蓋14が加熱溶着された容器2が適宜の搬出手段(図示せず)によって回転ターレット手段38から搬出される。さらに、図3に簡略に示すように、容器上昇領域92及び容器下降領域96においては、回転ターレット手段38のポケット40から容器2が脱落するのを防止するため、弧状に延在する外側静止ガイド100が配設されている。図示の実施形態においては、容器支持手段42を上昇して、蓋14のフランジ20を蓋押圧手段44で押圧しているが、これに代えて容器支持手段42で押圧、或いは蓋押圧手段44と容器支持手段42との両手段によって押圧する構成を採用することもできる。
【符号の説明】
【0025】
2:容器
12:容器のフランジ部
14:蓋
20:蓋のフランジ
24:回転主軸
32:上側テーブル手段
34:下側テーブル手段
38:回転ターレット手段
40:ポケット
42:容器支持手段
44:蓋押圧手段
46:レーザ照射手段
図1
図2
図3
図4