特許第5783594号(P5783594)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5783594
(24)【登録日】2015年7月31日
(45)【発行日】2015年9月24日
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 5/04 20060101AFI20150907BHJP
【FI】
   A63F5/04 512D
   A63F5/04 516C
【請求項の数】4
【全頁数】30
(21)【出願番号】特願2011-3184(P2011-3184)
(22)【出願日】2011年1月11日
(65)【公開番号】特開2012-143354(P2012-143354A)
(43)【公開日】2012年8月2日
【審査請求日】2013年10月2日
(73)【特許権者】
【識別番号】390031772
【氏名又は名称】株式会社オリンピア
(74)【代理人】
【識別番号】110000936
【氏名又は名称】特許業務法人青海特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】河江 大輔
【審査官】 大澤 元成
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−045294(JP,A)
【文献】 特開2007−082910(JP,A)
【文献】 特開2003−305152(JP,A)
【文献】 特開2007−117421(JP,A)
【文献】 特開2007−325861(JP,A)
【文献】 特開2006−212071(JP,A)
【文献】 特開2008−136691(JP,A)
【文献】 特開2008−272148(JP,A)
【文献】 特開2007−222442(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
スタートスイッチの操作に基づき、当選役およびハズレのうちのいずれかを当選役抽選により決定する当選役抽選手段と、
複数種類の図柄がそれぞれ配列された複数の回転リールと、
前記スタートスイッチの操作に基づき、前記複数の回転リールを回転制御し、回転している回転リールに対応したストップスイッチの操作に基づき、操作された該ストップスイッチに対応する回転リールをそれぞれ停止制御するリール制御手段と、
前記当選役抽選で決定した所定の当選役に対応する図柄組み合わせが有効ラインに表示されたことに基づいて遊技媒体の払い出しを行う払出制御手段と、
を備えた遊技機であって、
所定の当選役に対応する図柄組み合わせが有効ラインに表示されたことに基づいて払い出される遊技媒体の払出枚数を、メイン払出表示部に表示するメイン払出表示部制御手段と、
所定の当選役に対応する図柄組み合わせが有効ラインに表示されたことに基づいて払い出される遊技媒体の払出枚数を、サブ払出表示部に表示するサブ払出表示部制御手段と、
複数の状態のいずれかに変化することによって遊技者からの前記回転リールの見え方を変化させる光源を制御する光源制御手段と、
を備え、
前記メイン払出表示部制御手段および前記サブ払出表示部制御手段は、前記サブ払出表示部における払出枚数の表示が完了する時刻が、前記メイン払出表示部における払出枚数の表示が完了する時刻より遅くなるように制御し、
前記光源制御手段は、遊技媒体のベットがなされ、前記払出制御手段により遊技媒体の払い出し有無が判断され、次に遊技媒体のベットがなされる前までの1遊技中における、前記メイン払出表示部における払出枚数の表示が完了した後であって、前記サブ払出表示部における払出枚数の表示が完了する前に、前記光源を用いた演出である照明演出を開始することを特徴とする遊技機。
【請求項2】
スタートスイッチの操作に基づき、当選役およびハズレのうちのいずれかを当選役抽選により決定する当選役抽選手段と、
複数種類の図柄がそれぞれ配列された複数の回転リールと、
前記スタートスイッチの操作に基づき、前記複数の回転リールを回転制御し、回転している回転リールに対応したストップスイッチの操作に基づき、操作された該ストップスイッチに対応する回転リールをそれぞれ停止制御するリール制御手段と、
前記当選役抽選で決定した所定の当選役に対応する図柄組み合わせが有効ラインに表示されたことに基づいて遊技媒体の払い出しを行う払出制御手段と、
を備えた遊技機であって、
所定の当選役に対応する図柄組み合わせが有効ラインに表示されたことに基づいて払い出される遊技媒体の払出枚数を、メイン払出表示部に表示するメイン払出表示部制御手段と、
所定の当選役に対応する図柄組み合わせが有効ラインに表示されたことに基づいて払い出される遊技媒体の払出枚数を、サブ払出表示部に表示するサブ払出表示部制御手段と、
複数の状態のいずれかに変化することによって遊技者からの前記回転リールの見え方を変化させる遮蔽部を制御する遮蔽部制御手段と、
を備え、
前記メイン払出表示部制御手段および前記サブ払出表示部制御手段は、前記サブ払出表示部における払出枚数の表示が完了する時刻が、前記メイン払出表示部における払出枚数の表示が完了する時刻より遅くなるように制御し、
前記遮蔽部制御手段は、遊技媒体のベットがなされ、前記払出制御手段により遊技媒体の払い出し有無が判断され、次に遊技媒体のベットがなされる前までの1遊技中における、前記メイン払出表示部における払出枚数の表示が完了した後であって、前記サブ払出表示部における払出枚数の表示が完了する前に、前記遮蔽部を用いた演出である遮蔽演出を開始することを特徴とする遊技機。
【請求項3】
前記サブ払出表示部制御手段は、照明演出または遮蔽演出が完了した後に、前記サブ払出表示部における払出枚数の表示を開始することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
【請求項4】
前記メイン払出表示部は、前記遊技機が標準姿勢にあるときに、該遊技機を構成する前扉の、前記回転リールと前記ストップスイッチの間に設けられた略水平面に、その表示面が鉛直略上向きとなるように配置され、
前記サブ払出表示部は、前記遊技機が標準姿勢にあるときに、前記前扉の、前記略水平面より上方に設けられた略垂直面に、その表示面が遊技者側向きとなるように配置され、
前記サブ払出表示部の表示面積は、前記メイン払出表示部の表示面積より大きいことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、有効ライン上に表示された図柄組み合わせに応じて所定の遊技媒体が遊技者に払い出される遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
遊技機としてのスロットマシンでは、遊技者によるメダル(遊技媒体)の投入およびスタートスイッチの操作に応じて、当選役の抽選を行うとともに複数の回転リールを回転し、抽選結果と遊技者によるストップスイッチの操作に応じて、その回転リールを順次停止する。遊技者は、停止した回転リールに施された図柄の組合せに応じてメダルを獲得することとなるが、このとき、演出効果を向上する目的から、液晶表示部などで種々の演出が行われる遊技機が広く採用されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、遊技者に意外性や期待感を与えるために、メダルを獲得した際に実際のクレジット枚数とは異なるクレジット枚数が液晶表示部に表示される遊技機が開示されている。また、特許文献2には、回転リールの停止後の演出について遊技者に違和感等を与えないようにするために、演出時間に応じてメダルの払い出しに要する時間を調整する遊技機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−242924号公報
【特許文献2】特開2007−68764号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、メダルの獲得に際し、より強い印象を遊技者に与える演出として、例えば回転リールのバックライトを点滅させることが考えられる。こうした演出を実行するにあたっては、所定の図柄組み合わせが、払い出しの対象となるラインである有効ライン上に表示された(入賞した)ときに、すぐに図柄組み合わせが表示された有効ラインに関連付けて図柄組み合わせに対応したバックライトを点滅させ、遊技者に所定の図柄組み合わせが表示されていることをアピールした後、メダルを遊技者に払い出すことが演出効果上は望ましい。
【0006】
しかしながら、回転リールの停止状況、すなわち図柄組み合わせの表示態様と、メダルの払い出しとの間には、遊技者の遊技利益に影響を及ぼす重要な対応付けがなされている。そのため、メダルの払い出し処理が終了する前に、バックライトを点滅させるなどして回転リールの視認性に影響を与えるのは、遊技機の特性上好ましくない。
【0007】
そこで、回転リールの停止後、メダルの払い出しを行い、全てのメダルの払い出しが終了した後に、バックライトを点滅するなどの演出を開始することが考えられる。ところが、単にこのようにした場合、遊技者心理からすると、遊技者は、払い出しを受けた時点で払い出しに係る演出に対する興味が減退しており、上記のような演出を行うことによって、かえって遊技者に鬱陶しさを与えてしまうおそれがあった。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑み、遊技者に鬱陶しさを与えることなく、遊技媒体を獲得した際に高い演出効果をもたらすことができる遊技機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、スタートスイッチの操作に基づき、当選役およびハズレのうちのいずれかを当選役抽選により決定する当選役抽選手段と、複数種類の図柄がそれぞれ配列された複数の回転リールと、スタートスイッチの操作に基づき、複数の回転リールを回転制御し、回転している回転リールに対応したストップスイッチの操作に基づき、操作されたストップスイッチに対応する回転リールをそれぞれ停止制御するリール制御手段と、当選役抽選で決定した所定の当選役に対応する図柄組み合わせが有効ラインに表示されたことに基づいて遊技媒体の払い出しを行う払出制御手段と、を備えた遊技機であって、所定の当選役に対応する図柄組み合わせが有効ラインに表示されたことに基づいて払い出される遊技媒体の払出枚数を、メイン払出表示部に表示するメイン払出表示部制御手段と、所定の当選役に対応する図柄組み合わせが有効ラインに表示されたことに基づいて払い出される遊技媒体の払出枚数を、サブ払出表示部に表示するサブ払出表示部制御手段と、複数の状態のいずれかに変化することによって遊技者からの回転リールの見え方を変化させる光源を制御する光源制御手段と、を備え、メイン払出表示部制御手段およびサブ払出表示部制御手段は、サブ払出表示部における払出枚数の表示が完了する時刻が、メイン払出表示部における払出枚数の表示が完了する時刻より遅くなるように制御し、光源制御手段は、遊技媒体のベットがなされ、払出制御手段により遊技媒体の払い出し有無が判断され、次に遊技媒体のベットがなされる前までの1遊技中における、メイン払出表示部における払出枚数の表示が完了した後であって、サブ払出表示部における払出枚数の表示が完了する前に、光源を用いた演出である照明演出を開始することを特徴とする。
【0010】
上記課題を解決するために、本発明の他の遊技機は、スタートスイッチの操作に基づき、当選役およびハズレのうちのいずれかを当選役抽選により決定する当選役抽選手段と、複数種類の図柄がそれぞれ配列された複数の回転リールと、スタートスイッチの操作に基づき、複数の回転リールを回転制御し、回転している回転リールに対応したストップスイッチの操作に基づき、操作されたストップスイッチに対応する回転リールをそれぞれ停止制御するリール制御手段と、当選役抽選で決定した所定の当選役に対応する図柄組み合わせが有効ラインに表示されたことに基づいて遊技媒体の払い出しを行う払出制御手段と、を備えた遊技機であって、所定の当選役に対応する図柄組み合わせが有効ラインに表示されたことに基づいて払い出される遊技媒体の払出枚数を、メイン払出表示部に表示するメイン払出表示部制御手段と、所定の当選役に対応する図柄組み合わせが有効ラインに表示されたことに基づいて払い出される遊技媒体の払出枚数を、サブ払出表示部に表示するサブ払出表示部制御手段と、複数の状態のいずれかに変化することによって遊技者からの回転リールの見え方を変化させる遮蔽部を制御する遮蔽部制御手段と、を備え、メイン払出表示部制御手段およびサブ払出表示部制御手段は、サブ払出表示部における払出枚数の表示が完了する時刻が、メイン払出表示部における払出枚数の表示が完了する時刻より遅くなるように制御し、遮蔽部制御手段は、遊技媒体のベットがなされ、払出制御手段により遊技媒体の払い出し有無が判断され、次に遊技媒体のベットがなされる前までの1遊技中における、メイン払出表示部における払出枚数の表示が完了した後であって、サブ払出表示部における払出枚数の表示が完了する前に、遮蔽部を用いた演出である遮蔽演出を開始することを特徴とする。
【0011】
サブ払出表示部制御手段は、照明演出または遮蔽演出が完了した後に、サブ払出表示部における払出枚数の表示を開始してもよい。
【0012】
メイン払出表示部は、遊技機が標準姿勢にあるときに、遊技機を構成する前扉の、回転リールとストップスイッチの間に設けられた略水平面に、その表示面が鉛直略上向きとなるように配置され、サブ払出表示部は、遊技機が標準姿勢にあるときに、前扉の、略水平面より上方に設けられた略垂直面に、その表示面が遊技者側向きとなるように配置され、サブ払出表示部の表示面積は、メイン払出表示部の表示面積より大きくてもよい。
【発明の効果】
【0013】
以上説明したように本発明によれば、実際には払出処理が終了した後に回転リールに係る演出を開始しながらも、あたかも演出が開始された後に遊技媒体の払い出しがなされているような印象を与えることができるので、高い演出効果をもたらすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】スロットマシンの概略的な機械的構成を説明するための外観図である。
図2】スロットマシンの概略的な機械的構成を説明するための前面扉を開いた状態での外観図である。
図3】回転リールの縦断面図である。
図4】スロットマシンの概略的な電気的構成を示したブロック図である。
図5】主制御基板のメイン処理を示したフローチャートである。
図6】照明演出の一例を説明するための図である。
図7】遮蔽演出の一例を説明するための図である。
図8】メダルの払い出しが全てクレジットによってなされる場合の各処理のタイミングを説明するタイムチャートである。
図9】メダルの払い出しに際して2枚以下のメダルの排出を伴う場合の各処理のタイミングを説明するタイムチャートである。
図10】メダルの払い出しに際して3枚以上のメダルの排出を伴う場合の各処理のタイミングを説明するタイムチャートである。
図11】主制御基板における払出処理を示したフローチャートである。
図12】副制御基板のタイマ割込処理を示したフローチャートである。
図13】副制御基板のコマンド受信処理を示したフローチャートである。
図14】副制御基板の払出開始コマンド受信処理を示したフローチャートである。
図15】副制御基板の払出中コマンド受信処理を示したフローチャートである。
図16】副制御基板の払出終了コマンド受信処理を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
【0016】
本発明の実施形態の理解を容易にするため、まず、遊技者が遊技可能なスロットマシン(遊技機)の機械的構成および電気的構成を簡単に説明し、その後、スロットマシンの各基板における具体的な処理を説明する。
【0017】
(スロットマシン100の機械的構成)
図1は、スロットマシン100の概略的な機械的構成を説明するための外観図であり、図2は、スロットマシン100の概略的な機械的構成を説明するための前面扉を開いた状態での外観図である。スロットマシン100は、略矩形状の箱体である筐体102と、筐体102の前面開口部に対して回動可能な連結部材により開閉可能に取り付けられた前面上扉104と、前面上扉104の下方で、前面上扉104同様、筐体102の前面開口部に対して開閉可能に取り付けられた前面下扉106と、前面下扉106の下方でメダル排出口108aから払い出されたメダルを貯留するための受け皿部108とを備えている。
【0018】
前面下扉106の上部には前方に突出した操作部設置台122が形成され、操作部設置台122には、メダル投入部124、ベットボタン126、スタートスイッチ128、ストップスイッチ130等が配設されている。
【0019】
操作部設置台122の右側に位置するメダル投入部124は、遊技媒体としてのメダルの投入を受け付ける。遊技者により、1遊技を開始するために必要なメダルの投入枚数である規定枚数(例えば3枚)のメダルが投入されると、スタートスイッチ128の操作が有効となり、引き続き規定枚数を超えてメダルが投入されると、その追加された分のメダルが所定枚数(例えば50枚)を上限としてスロットマシン100の内部に電子的に貯留(以下、単に「クレジット」と言う。)される。前面下扉106の背面にはメダルセレクタ(図示せず)が設けられ、メダル投入部124に投入された規格外のメダルはメダルセレクタによってメダル排出口108aから受け皿部108に排出される。ベットボタン126は、クレジットされているメダルのうち規定枚数のメダルを投入状態にする、押圧式のボタンスイッチである。以下、メダルを投入するという表現には、メダル投入部124に実際にメダルを投入することの他に、クレジットされたメダルを、ベットボタン126を通じて投入(ベット)することも含む。
【0020】
操作部設置台122の左側に位置するスタートスイッチ128は、傾倒操作を検出可能なスタートレバーまたは押圧操作を検出可能なボタンスイッチで形成され、遊技者による開始操作を検出する。
【0021】
前面上扉104の下部略中央位置に位置するリールユニット134には、例えば21に等分された各領域に複数種類の図柄がそれぞれ配列された複数の回転リール134a、134b、134cが、それぞれ独立して回動可能に設けられ、遊技者は、ガラス板や透明樹脂板等で構成された無色透明の図柄表示窓136を通じて、その回転リール134a、134b、134cを視認することができる。リールユニット134は、スタートスイッチ128の操作を契機として、回転リール134a、134b、134cの回転を開始する。
【0022】
操作部設置台122の中央に位置するストップスイッチ130は、複数の回転リール134a、134b、134cそれぞれに対応して設けられた、遊技者の押圧操作を検出可能なボタンスイッチ(ストップスイッチ130に係るボタンスイッチを特にストップボタンスイッチ130a、130b、130cと言う。)であり、複数の回転リール134a、134b、134cを停止させようとする遊技者の停止操作を検出する。
【0023】
前面上扉104の上部略中央位置には、演出に伴う様々な映像を表示する液晶表示部138が設けられている。また、図2に示すように、前面上扉104の裏面には、効果音や楽音等による聴覚的な演出を行うスピーカ140が設けられている。さらに、図1における前面上扉104の上部や左右には、例えば高輝度の発光ダイオード(LED)によって構成される演出用ランプ142が設けられる。
【0024】
また、図2に示すように、筐体102内におけるリールユニット134の下方には、メダル排出口108aからメダルを払い出すためのメダル払出装置264が設けられている。メダル払出装置264は、メダルを貯留するメダル貯留部264aと、メダル貯留部264aに貯留されたメダルをメダル排出口108aから排出するための払出制御部264bと、メダル排出口108aから排出されるメダルを検出するメダル検出部264cとを備えている。具体的に払出制御部264bは、当該払出制御部264bに回転可能に支持され、メダル貯留部264aから落下したメダルが上方より1枚ずつ嵌入するメダル嵌入孔を円周方向に複数配してなるディスク(図示せず)と、かかるディスクを回転するディスクモータ(図示せず)とを備え、このディスクを回転させて、メダル嵌入孔に嵌入したメダルを、押出機構を通じて1枚ずつ外部に排出するとともに、排出により空いたメダル嵌入孔に次のメダルを順次嵌入させることで、メダルを1枚ずつ連続排出する。
【0025】
また、図3の回転リール134aの縦断面図に示すように、リールユニット134の背面側には、回転リール134aと独立して筐体102側に固定され、3つの遮光領域を有する箱体148と、その各遮光領域それぞれに配置された3つの光源150とからなるリールバックライト144が設けられ、リールバックライト144は、回転リール134aに施された図柄のうち図柄表示窓136に対応する(有効ラインの対象となり得る)上段、中段、下段の3つの図柄を背面から個々に独立して照射する。このようなリールバックライト144は、回転リール134b、134cにも設けられるので、合わせて9つの図柄が背面から個々に照射されることとなる。また、図柄表示窓136の裏面上方にも回転リール134a、134b、134c全ての正面を直接照射するリール上方ライト146(図2および図3参照)が設けられている。これら両ライト144、146は、点灯態様を種々の状態(複数の状態)に変化させることによって、遊技者からの回転リール134a、134b、134cの見え方を変化させるものであって、所定の演出制御(後述する照明演出)に用いられる。
【0026】
また、図1に示すように、操作部設置台122において、回転リール134a、134b、134cとストップスイッチ130との間に設けられた略水平面122aにおける左右方向の、中央からはやや左寄りの位置には、メインクレジット表示部152およびメイン払出表示部154が設けられている。これら両表示部152、154は、それぞれクレジット枚数およびメダルの払出枚数を表示するためのもので、その表示面は、スロットマシン100が標準姿勢にあるときに鉛直略上向きとなるように配置されている。
【0027】
さらに、操作部設置台122の上方であり、図柄表示窓136と操作部設置台122との間、すなわち、図柄表示窓136の直下の略垂直面104aにおける左右方向の中央には、スロットマシン100が標準姿勢にあるときに、その表示面が遊技者側向きとなるように配置されたサブクレジット表示部156およびサブ払出表示部158が設けられている。したがって、サブクレジット表示部156およびサブ払出表示部158は、メインクレジット表示部152およびメイン払出表示部154より上方の、回転リール134a、134b、134cや液晶表示部138を見ている遊技者の視線の先に近い位置に設けられていることとなる。サブクレジット表示部156は、メインクレジット表示部152と同様にクレジット枚数を表示するためのものであり、サブ払出表示部158は、メイン払出表示部154と同様にメダルの払出枚数を表示するためのものである。また、サブクレジット表示部156およびサブ払出表示部158には、演出に伴う様々な数値を表示することもできる。なお、サブクレジット表示部156の表示面積はメインクレジット表示部152の表示面積よりも大きく、サブ払出表示部158の表示面積は、メイン払出表示部154の表示面積よりも大きくなるように形成されている。かかるサブクレジット表示部156やサブ払出表示部158は、7セグメント等の表示器で構成してもよいし、液晶表示部138による演出の一部として構成し、その枚数が液晶表示部138に表示されるとしてもよい。例えば、本実施形態において、サブクレジット表示部156、メインクレジット表示部152、サブ払出表示部158、メイン払出表示部154は、全て7セグメントで形成され、当該7セグメントの大きさに関し、サブクレジット表示部156はメインクレジット表示部152より大きく、サブ払出表示部158はメイン払出表示部154より大きいという関係になっている。
【0028】
また、無色透明の透過部材で構成された図柄表示窓136に重ね合わせるようにしてフィルタ手段160が設けられている。このフィルタ手段160は、液晶表示部138同様、分割された複数の領域単位で光の透過度を調整する機能を有しており、通常は、スロットマシン100に正対する遊技者が回転リール134a、134b、134c等を視認可能に透過度を高くし、所定の演出制御(後述する遮蔽演出)がなされた場合に回転リール134a、134b、134c等に重畳するように任意の画像を表示するものである。ここでは、照明演出または遮蔽演出のいずれか一方のみが実行されることもあり、例えば、照明演出のみが実行される場合、遮蔽演出に係るフィルタ手段160を設けないとすることも可能である。
【0029】
(スロットマシン100の電気的構成)
図4は、スロットマシン100の概略的な電気的構成を示したブロック図である。図4に示すように、スロットマシン100は、主として、主制御基板200と、副制御基板202とによって制御されている。ここでは、遊技の進行に関わるプログラムやデータのうち、特に重要な処理を主制御基板200で実行し、それ以外の例えば演出に関する処理を副制御基板202で実行している。また、指令信号を、主制御基板200から副制御基板202への一方向に制限することで、主制御基板200に対する不正処理を防止する。
【0030】
(主制御基板200)
主制御基板200は、中央処理装置であるメインCPU200a、プログラム等が格納されたメインROM200b、ワークエリアとして機能するメインRAM200c等を含む各種半導体集積回路を有し、スロットマシン100全体を統括的に制御する。
【0031】
主制御基板200では、メダル投入部124、ベットボタン126、スタートスイッチ128およびストップスイッチ130から各種の検出信号を受信しており、受信した検出信号に基づいて、メインCPU200aが種々の処理を実行する。また、主制御基板200には、メインクレジット表示部152およびメイン払出表示部154が接続されており、メインCPU200aが両表示部152、154に対してメダルのクレジット枚数や払出枚数の表示を制御する。
【0032】
また、主制御基板200には、リール駆動制御部258が接続されている。このリール駆動制御部258は、スタートスイッチ128の操作信号に基づき主制御基板200から送信される回転リール134a、134b、134cの回転開始信号に基づいて、ステッピングモータ262を駆動するとともに、ストップスイッチ130の操作信号に基づき主制御基板200から送信される回転リール134a、134b、134cの停止信号および回転位置検出回路260の検出信号に基づいてステッピングモータ262の駆動を停止するものである。
【0033】
また、主制御基板200には、メダル払出装置264が接続されている。主制御基板200にはメダル検出部264cの検出信号が入力されるようになっており、メインCPU200aは、その検出信号に応じてメダルの払出枚数をカウントしながら払出制御部264bからのメダルの排出を制御する。
【0034】
(副制御基板202)
副制御基板202は、主制御基板200と同様に、中央処理装置であるサブCPU202a、プログラム等が格納されたサブROM202b、ワークエリアとして機能するサブRAM202c等を含む各種半導体集積回路を有し、主制御基板200からの指令信号に基づき、特に演出を制御する。また、副制御基板202には、液晶制御基板204が接続されている。液晶表示基板204は、中央処理装置である液晶CPU204a、プログラムや画像データ等が格納された液晶ROM204b、ワークエリアとして機能する液晶RAM204c、画像制御を行う際のワークエリアとして機能するVRAM204d等を含む各種半導体集積回路を有し、副制御基板202と双方向通信することにより液晶表示部138を制御する。
【0035】
ここで、演出とは、遊技の進行に伴い、液晶表示部138、スピーカ140、演出用ランプ142、リールバックライト144、リール上方ライト146、サブクレジット表示部156、サブ払出表示部158、フィルタ手段160等を通じて提供される視覚的および聴覚的な表現手段であり、当該遊技にストーリー性を与えたり、当選役の抽選結果をよりダイナミックな画像で示唆したりすることができる。また、たとえ、いずれの当選役も当選していなかったとしても、恰も当選しているかのような演出を通じて遊技者に高配当の期待感を持たせ、遊技者を飽きさせないようにすることが可能となる。
【0036】
なお、主制御基板200および副制御基板202の双方には、乱数発生器256が接続されている。乱数発生器256によって生成される乱数は、主制御基板200においては、遊技者に付与する遊技利益を決定するために用いられ、副制御基板202においては、主に演出の態様を決定するために用いられる。
【0037】
(主制御基板200のメイン処理)
図5は、主制御基板200のメイン処理を示したフローチャートである。ここでは、主制御基板200のメイン処理に沿って、1遊技(メダルの投入を契機として1度の払い出しを受け得る一連の遊技)の概略を説明する。
【0038】
(ステップS1)
まず、メインCPU200aは、遊技開始に備え必要に応じて、メインRAM200cのクリア(RAMクリア)、機械割の設定処理等、初期化処理を実行する。この初期化処理は電源投入時、設定値変更時、RAMクリア時等にのみ行われるものであり、リールユニット134をはじめとする各種装置の接続状況や作動状況を確認する。また、メインCPU200aは、電源が投入されている間バックアップデータを生成、メインRAM200cに保持し、不意の電源断が生じた場合、この初期化処理において、保持されたバックアップデータを用いて電源断前の状態に復帰させる処理を実行する。
【0039】
(ステップS2)
次に、メインCPU200aは、メダル投入部124から所定枚数(例えば3枚)のメダルが投入されるか、あるいは所定枚数以上のクレジットが貯留されている状況でベットボタン126が操作されることにより、メダルのベットがなされ、スタートスイッチ128の操作待ち状態となる。
【0040】
(ステップS3)
次に、メインCPU200aは、上記ステップS2においてスタートスイッチ128の操作待ち状態となっているときに、スタートスイッチ128が操作されることにより、乱数発生器256によって生成された乱数に基づいて、複数設けられた当選役およびハズレのうちのいずれかを決定する内部抽選を行う。
【0041】
具体的には、スロットマシン100においては、遊技の進行に際して複数の遊技状態が設けられており、遊技状態ごとの当選役抽選テーブルがメインROM200bに格納されている。メインCPU200aは、メインRAM200cに記憶された現在の遊技状態に応じて、いずれかの当選役抽選テーブルを選択するとともに、選択した当選役抽選テーブルに基づいて乱数を判定する。なお、遊技状態としては、通常の遊技を行う際に設定される通常遊技状態と、この通常遊技状態よりも遊技者が有利に遊技を進行することができるボーナス遊技状態とが設けられている。
【0042】
ここで、当選役抽選テーブルで抽出される当選役には、リプレイ役、小役、ボーナス役といった当選役があり、また、各抽選テーブルにおける当選役の当選領域として、当選役が単独で抽出される単独当選領域と、複数の当選役が重複して抽出される重複当選領域とが存在する。このような当選役に対応する図柄組み合わせが、有効ライン上に揃った状態を表示(入賞)と言い、当選役に当選して当該当選役に対応する当選フラグが立っている状況下で、その当選役に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示されるまでの状態を内部当選と言う。当選役のうちのリプレイ役は、そのリプレイ役に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示されると、次回の1遊技に際してメダルの投入が不要になる役であり、小役は、その小役に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示されることにより所定枚数のメダルの払い出しを受けることができるものである。
【0043】
また、ボーナス役は、そのボーナス役に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示されることにより、遊技状態を通常遊技状態からボーナス遊技状態に移行させることができる当選役であり、ボーナス遊技状態は、小役の当選確率が、通常遊技状態より極めて高い、または、表示可能な小役の数が通常遊技状態より多い1遊技を複数回連続させることで、通常遊技状態と比較して多数のメダルを獲得することができる遊技状態である。また、ボーナス遊技状態は、所定の条件が満たされたとき、例えば、ボーナス遊技状態を通したメダルの払出総数が所定枚数を超えたときに終了する。ボーナス遊技状態においては、所持メダル枚数が増加し、通常遊技状態では、所持メダル枚数が減ることとなる。
【0044】
このように、当選役抽選テーブルには、乱数ごとにいずれかの当選役またはハズレが対応付けられており、メインCPU200aは、取得した乱数を当選役抽選テーブルに基づいて判定することとなる。
【0045】
(ステップS4)
次に、メインCPU200aは、上記ステップS3において内部抽選が行われ、いずれかの当選役もしくはハズレが決定されるとともに、ステッピングモータ262を駆動して回転リール134a、134b、134cを回転させる。このリール回転処理において、リール駆動制御部258は、前回の1遊技における回転リール134a、134b、134cの回転開始から、遊技間ウェイトとして設定された遊技間ウェイト時間(例えば、4.1秒)が経過しているか否か判定し、経過していない場合、遊技間ウェイト時間が経過するまで回転リール134a、134b、134cの回転を行わない遊技間ウェイトを実行し、遊技間ウェイト終了後、回転を開始する。そして、リール駆動制御部258は、回転を開始した回転リール134a、134b、134cの全てが定速回転となると、ストップボタンスイッチ130a、130b、130cの操作を有効化する。
【0046】
(ステップS5)
続いて、メインCPU200aは、ストップボタンスイッチ130a、130b、130cが有効化されている状態で、遊技者によるストップボタンスイッチ130a、130b、130cの操作を受け付けると、その操作に対応する回転リール134a、134b、134cを停止させる。このとき、メインCPU200aは、上記ステップS3の内部抽選結果に基づいて、予め設定された停止制御にしたがって各回転リール134a、134b、134cを停止させることとなる。つまり、上記ステップS3において所定の小役が内部当選している場合には、当該小役に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示され得るように当該小役に対応する図柄組み合わせを構成するぞれぞれの図柄を有効ライン上に停止させ得るように制御し、上記ステップS3における内部抽選結果がハズレであった場合には、いずれの当選役に対応する図柄組み合わせも有効ライン上に停止しないように制御する。
【0047】
(ステップS6)
次に、メインCPU200aは、上記ステップS5において回転リール134a、134b、134cの全てが停止状態になったと判定した場合に、有効ライン上に表示された図柄組み合わせの表示態様を判定する。
【0048】
(ステップS7)
次に、メインCPU200aは、上記ステップS6において判定された図柄組み合わせの表示態様に基づいて、遊技者にメダルの払い出しを行う。また、有効ライン上に表示された図柄組み合わせがボーナス役やリプレイ役に対応する図柄組み合わせであった場合には、それぞれ遊技状態の変更や再遊技に際して要求される種々の処理を実行し、有効ライン上に当選役に対応する図柄組み合わせが表示されなかった場合にはメダルの払い出しを行わない。この払出処理の詳細については後述する。
【0049】
ここで、本実施形態においては、メダルの払い出しが行われる小役に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示された場合に、メダルの払出枚数やクレジット枚数に応じて、照明演出や遮蔽演出が実行される点に特徴がある。以下では、照明演出や遮蔽演出の概略について簡単に説明した後に、こうした各演出を実行するための主制御基板200および副制御基板202の処理について説明することとする。
【0050】
本実施形態においては、メダルの払い出し方法として、「クレジット」と「メダルの排出」との2つがある。小役に当選してメダルが払い出される場合には、まず、50枚を上限として優先的にクレジットを行うとともに、クレジット枚数が50枚を超えたところで、メダル排出口108aからメダルが排出される。
【0051】
例えば、クレジット枚数が15枚のときに、7枚のメダルを払い出す小役に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示されると、クレジット枚数が22枚となり、メダル排出口108aからメダルの排出は行われない。一方で、クレジット枚数が47枚のときに、10枚のメダルを払い出す小役に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示されると、そのうちの3枚のみがクレジットされ、クレジット枚数が上限の50枚となり、残りの7枚がメダル排出口108aから排出される。
【0052】
そして、本実施形態においては、小役に対応する図柄組み合わせの表示態様に伴うメダルの払い出しが、クレジットのみによって行われる場合には、有効ライン上に表示された小役に対応する図柄組み合わせに応じて照明演出または遮蔽演出のいずれかまたは両方が必ず実行されることとする。
【0053】
また、小役に対応する図柄組み合わせの表示態様に伴うメダルの払い出しに際して、メダルの排出が行われる場合には、排出されるメダルの枚数に応じて照明演出または遮蔽演出の実行可否が設定されている。具体的には、メダルの排出枚数が2枚以下の場合には、有効ライン上に表示された小役に対応する図柄組み合わせに応じて照明演出または遮蔽演出のいずれかが実行され、メダルの排出枚数が3枚以上の場合には、照明演出および遮蔽演出のいずれも実行しないこととしている。
【0054】
そして、主制御基板200は、メダルの払い出しに伴ってメインクレジット表示部152およびメイン払出表示部154におけるクレジット枚数およびメダルの払出枚数の表示を制御し、副制御基板202は、メダルの払い出しに伴ってサブクレジット表示部156およびサブ払出表示部158におけるクレジット枚数およびメダルの払出枚数の表示を制御する。
【0055】
このとき、メインクレジット表示部152およびメイン払出表示部154における表示タイミングと、サブクレジット表示部156およびサブ払出表示部158における表示タイミングとは、照明演出または遮蔽演出の実行可否に応じて異なるように制御されている。各表示タイミングと照明演出および遮蔽演出との関係について以下に説明する。
【0056】
図6は、メダルの払い出しが全てクレジットによってなされる場合の照明演出の一例を示す説明図である。いま、図6(a)に示すように、回転リール134a、134b、134cが回転しており、このときのクレジット枚数が25枚であったとすると、メインクレジット表示部152およびサブクレジット表示部156の双方に「25」と表示され、メイン払出表示部154およびサブ払出表示部158の双方に「−−」と表示される。
【0057】
この状態で回転リール134a、134b、134cの全てが停止して、10枚のメダルの払い出しを伴う小役(ベル)に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示されると、図6(b)に示すように、メイン払出表示部154に「10」(払い出し枚数)と表示されるとともに、メインクレジット表示部152に「35」と表示される。このとき、両表示部152、154の表示は即座に更新されるが、この状態では、サブクレジット表示部156は、いまだ「25」と表示されたままになっており、また、サブ払出表示部158にも「−−」と表示されたままとなっている。
【0058】
そして、メインクレジット表示部152およびメイン払出表示部154の表示が更新されると、リールバックライト144およびリール上方ライト146が点滅し、図6(c)に示すように、有効ライン上の小役(ベル)に対応する図柄組み合わせが目立つように照明演出が行われる。また、ここでは、リールバックライト144およびリール上方ライト146のいずれもが点滅するとしたが、リールバックライト144またはリール上方ライト146のいずれか一方のみを点滅するとしてもよい。遊技者は、かかる照明演出を通じて小役(ベル)に対応する図柄組み合わせの入賞によりメダルの払い出しを受けたことを印象的に把握することができる。なお、この状態においても、サブクレジット表示部156は、いまだ「25」と表示されたままになっており、また、サブ払出表示部158にも「−−」と表示されたままとなっている。
【0059】
そして、リールバックライト144およびリール上方ライト146が点滅を終了して元の状態に戻ると、図6(d)に示すように、サブ払出表示部158に「10」(払い出し枚数)と表示されるとともに、サブクレジット表示部156に「35」と表示される。このとき、両表示部156、158においては、「1」ずつ数値を増加(インクリメント)させながら最終的に所定の値が表示されるように時間をかけて更新されるようになっている。つまり、メインクレジット表示部152およびメイン払出表示部154における数値の更新速度に比べて、サブクレジット表示部156およびサブ払出表示部158における数値の更新速度の方が遅くなるように制御されている。
【0060】
図7は、メダルの払い出しが全てクレジットによってなされる場合の遮蔽演出の一例を示す説明図である。図7(a)に示すように、いま、図6で説明した場合と同様に、回転リール134a、134b、134cが回転しており、このときのクレジット枚数が25枚であったとすると、メインクレジット表示部152およびサブクレジット表示部156の双方に「25」と表示され、メイン払出表示部154およびサブ払出表示部158の双方に「−−」と表示される。なお、図示のとおり、この状態ではフィルタ手段160が透過状態にあり、回転リール134a、134b、134cを遊技者が通常どおりに視認可能となっている。
【0061】
この状態で回転リール134a、134b、134cの全てが停止して、10枚のメダルの払い出しを伴う小役(ベル)に対応する図柄組み合わせが表示されると、図7(b)に示すように、メイン払出表示部154に「10」(払い出し枚数)と表示されるとともに、メインクレジット表示部152に「35」と表示される。このとき、両表示部152、154の表示は即座に更新されるが、この状態では、サブクレジット表示部156は、いまだ「25」と表示されたままになっており、また、サブ払出表示部158にも「−−」と表示されたままとなっている。なお、この状態においても、フィルタ手段160が透過状態にあり、回転リール134a、134b、134cを遊技者が通常どおりに視認可能となっている。
【0062】
そして、メインクレジット表示部152およびメイン払出表示部154の表示が更新されると、図7(c)に示すように、フィルタ手段160のうち、回転リール134a、134b、134cの前面における「ベル」図柄が位置する部分以外の領域が、背景である回転リール134a、134b、134cの図柄を遮蔽するように制御されるとともに、「ベルGET!」の文字が大きく表示される(遮蔽演出)。このようにして、遊技者は、回転リール134a、134b、134c中の入賞にかかる「ベル」図柄のみを視認することとなり、小役(ベル)の入賞によりメダルの払い出しを受けたことをより印象的に把握することができる。
【0063】
なお、この状態においても、サブクレジット表示部156は、いまだ「25」と表示されたままになっており、また、サブ払出表示部158にも「−−」と表示されたままになっている。
【0064】
そして、図7(c)に示す遮蔽演出が所定時間継続した後、フィルタ手段160の表示制御が終了すると、図7(d)に示すように、回転リール134a、134b、134cを遊技者が再び視認可能となる。また、これとほぼ同時に、サブ払出表示部158に「10」(払い出し枚数)と表示されるとともに、サブクレジット表示部156に「35」と表示される。このとき、両表示部156、158においては、「1」ずつ数値を増加させながら最終的に所定の値が表示されるように時間をかけて更新されるようになっている。
【0065】
図8は、メダルの払い出しが全てクレジットによってなされる場合の各制御タイミングを説明するタイムチャートである。既に説明したとおり、主制御基板200においては、メインCPU200aが、図柄組み合わせの表示後に、有効ライン上に表示された図柄組み合わせが小役に対応する図柄組み合わせであれば、メインクレジット表示部152およびメイン払出表示部154の表示を即座に更新するように制御する。そして、主制御基板200において払出処理が終了すると、副制御基板202において、サブCPU202aが照明演出または遮蔽演出を開始するとともに、これら各演出の終了と同時に、サブクレジット表示部156およびサブ払出表示部158の表示を更新するように制御することとなる。ここでは、各演出の終了と同時にサブクレジット表示部156およびサブ払出表示部158の表示を更新する例を挙げたが、各演出の開始後の任意のタイミングでサブクレジット表示部156およびサブ払出表示部158の表示を更新してもよい。また、図8では、サブクレジット表示部156の表示とサブ払出表示部158の表示を同時に更新する例を挙げているが、かかる場合に限られず、例えば、サブ払出表示部158の表示を更新した後にサブクレジット表示部156の表示を更新する等、時差を設けて更新することも可能である。
【0066】
また、上記したとおり、本実施形態においては、小役の当選に伴うメダルの払い出しに際して、メダルの排出枚数が2枚以下の場合にも、照明演出または遮蔽演出が実行される。
【0067】
図9は、メダルの排出枚数が2枚以下の場合の各制御タイミングを説明するタイムチャートである。ここでは、一例として、クレジット枚数が「42」である場合に、10枚の払い出しがなされたときの各制御タイミングについて説明する。図示のとおり、主制御基板200においては、メインCPU200aが、図柄組み合わせの表示後に払出枚数の初期値である「8」をメイン払出表示部154に即座に表示するとともに、メインクレジット表示部152を、クレジット枚数の上限である「50」に即座に更新する。そして、メインCPU200aは、クレジット枚数の更新直後に払出制御部264bにメダルの払い出しを指示するとともに、メダル検出部264cがメダルを検出するたびに(2回)、メイン払出表示部154の表示枚数を「1」ずつ増加し、最終的に「10」を表示する。なお、払出制御部264bへのメダル払出指示はクレジット枚数の更新直後としたが、ほぼ同時に行われるとしてもよい。
【0068】
そして、主制御基板200において払出処理が終了すると、副制御基板202において、サブCPU202aが、照明演出または遮蔽演出を開始するとともに、これら各演出の終了と同時に、サブクレジット表示部156およびサブ払出表示部158の表示を更新するように制御する。
【0069】
このように、メダルの排出枚数が2枚以下の場合には、メダルの払い出しが全てクレジットによってなされる場合に比べて、払出制御部264bが払い出しを実行している時間だけメイン払出表示部154の表示時間が長くなる。しかしながら、メダルの排出枚数が2枚以下であれば、比較的短時間でメダルの排出が終了するため、遊技者に違和感を与えることなく照明演出または遮蔽演出を実行することができる。
【0070】
図10は、メダルの排出枚数が3枚以上の場合の各制御タイミングを説明するタイムチャートである。本実施形態においては、メダルの排出枚数が3枚以上の場合には照明演出および遮蔽演出のいずれも実行しないこととしているため、図示のタイミングで各制御がなされるようにしている。
【0071】
ここでは、一例として、クレジット枚数が「47」である場合に、10枚の払い出しがなされたときの各制御タイミングについて説明する。図示のとおり、主制御基板200においては、メインCPU200aが、図柄組み合わせの表示後に払出枚数の初期値である「3」をメイン払出表示部154に即座に表示するとともに、それに対応するメインクレジット表示部152を、クレジット枚数の上限である「50」に即座に更新する。そして、メインCPU200aは、クレジット枚数の更新直後に払出制御部264bにメダルの払い出しを指示するとともに、メダル検出部264cがメダルを検出するたびに(7回)、メイン払出表示部154の表示枚数を「1」ずつ増加し、最終的に「10」を表示する。また、上記では、クレジット枚数の上限に至るまで、メイン払出表示部154に払出枚数の初期値を、かつ、メインクレジット表示部152にクレジットの上限値を、即座に更新する例を挙げたが、従来と同様、メインクレジット表示部152およびメイン払出表示部154と、サブクレジット表示部156およびサブ払出表示部158とが同期した状態で、1枚ずつクレジットをカウントアップしてもよい。
【0072】
また、メダルの排出枚数が3枚以上の場合には、主制御基板200において払出処理が開始(メインクレジット表示部152およびメイン払出表示部154の表示開始)するのと同時に、副制御基板202においても、サブクレジット表示部156およびサブ払出表示部158の表示を更新することとなる。つまり、メダルの排出枚数が3枚以上の場合には、メダルの払出枚数やクレジット枚数の表示制御が、主制御基板200と副制御基板202とで同期して行われることとなる。
【0073】
以下では、上記のように照明演出および遮蔽演出を実行するための主制御基板200および副制御基板202の処理について具体的に説明する。図11は、主制御基板200において実行される図5のステップS7の払出処理(サブルーチン)を詳細に説明するフローチャートである。
【0074】
(ステップS7−1)
メインCPU200aは、上記ステップS6の入賞判定処理においてなされる当選役に対応する図柄組み合わせの判定結果を確認する。ここでは、有効ライン上に表示された図柄組み合わせが小役に対応する図柄組み合わせであった場合にはその小役に対応する図柄組み合わせの表示態様に応じて払出枚数を決定し、有効ライン上に表示された図柄組み合わせがリプレイ役に対応する図柄組み合わせであった場合には再遊技を行うための処理を実行し、有効ライン上に表示された図柄組み合わせがボーナス役に対応する図柄組み合わせであった場合には、遊技状態をボーナス遊技状態に移行するための処理を行う。
【0075】
(ステップS7−2)
次に、メインCPU200aは、上記ステップS7−1において確認した当選役に対応する払出枚数(P)(=払出残数)を、メインRAM200cの払出カウンタにセットする。例えば、小役(ベル)に当選している場合には払出カウンタに「P=10」をセットし、リプレイ役またはボーナス役に当選している場合およびハズレであった場合には払出カウンタを「P=0」とする。本実施形態では、払出カウンタ「P=0」をセットし、その払出カウンタ値を判定することで、払出枚数やクレジット枚数の表示の有無を決定しているが、リプレイ役またはボーナス役に当選している場合およびハズレであった場合に払出カウンタをセットしないこととし、そのことをもって払出枚数やクレジット枚数の表示を行わないとしてもよい。
【0076】
(ステップS7−3)
次に、メインCPU200aは、払出カウンタにセットされた払出枚数(P)が1以上であるか、すなわちメダルの払い出しを行うかを判定する。その結果、払出枚数(P)≧1であった場合にはステップS7−4に処理を移し、払出枚数(P)<1であった場合には当該払出処理を終了して図5のメイン処理に復帰する。したがって、払出カウンタに「P=0」がセットされているときには、払出枚数(P)やクレジット枚数の表示を行わない。
【0077】
(ステップS7−4)
上記ステップS7−3において、払出枚数(P)≧1であると判定した場合には、メインCPU200aは、メインRAM200cのクレジットカウンタを確認する。なお、クレジットカウンタは、クレジット枚数(C)を記憶するための記憶領域である。
【0078】
(ステップS7−5)
次に、メインCPU200aは、クレジット枚数(C)に払出枚数(P)を加算した合計値(C)を算出する。例えば、クレジット枚数(C)が「47」であり、払出枚数(P)が「10」である場合には、合計値(C)は「57」となり、また、クレジット枚数(C)が「25」であり、払出枚数(P)が「10」である場合には、合計値(C)は「35」となる。
【0079】
(ステップS7−6)
次に、メインCPU200aは、払い出しの開始を副制御基板202に伝達すべく、払出開始コマンドを副制御基板202に送信するための処理を行う。なお、払出開始コマンドは、払出枚数(P)、クレジット枚数(C)および合計値(C)の情報を有している。
【0080】
(ステップS7−7)
次に、メインCPU200aは、上記ステップS7−5で算出した合計値Cが「50」以下であるかを判定する。つまり、ここではメダルの払い出しをクレジットのみによって行うのか、それとも、メダルの払い出しに際して、払出制御部264bのディスクを回転させてメダルの排出を伴うのかを判定する。その結果、合計値C≦50と判定した場合にはステップS7−8に処理を移し、合計値C>50と判定した場合にはステップS7−13に処理を移す。
【0081】
(ステップS7−8)
上記ステップS7−7において、合計値C≦50と判定した場合には、メインCPU200aは、クレジットカウンタに記憶されている現在のクレジット枚数(C)を、合計値Cに更新する。
【0082】
(ステップS7−9)
次に、メインCPU200aは、メイン払出表示部154に、払出枚数(P)を表示する。このとき、メインCPU200aは、払出枚数(P)をいきなり表示してもよいし、2枚分または3枚分程度の短時間であれば、元のクレジット枚数の数値を払出枚数(P)まで1ずつ増加表示してもよい。
【0083】
(ステップS7−10)
次に、メインCPU200aは、メインクレジット表示部152に、新たなクレジット枚数である合計値Cを表示する。このとき、メインCPU200aは、新たなクレジット枚数である合計値Cをいきなり表示してもよいし、2枚分または3枚分程度の短時間であれば、元のクレジット枚数の数値を合計値Cまで1ずつ増加表示してもよい。
【0084】
(ステップS7−11)
次に、メインCPU200aは、払出カウンタに記憶されている払出枚数(P)をクリアする。
【0085】
(ステップS7−12)
次に、メインCPU200aは、主制御基板200における払出処理の終了を副制御基板202に伝達すべく、払出終了コマンドBを副制御基板202に送信するための処理を行って当該払出処理を終了して図5のメイン処理に復帰する。
【0086】
(ステップS7−13)
一方、上記ステップS7−7において、合計値C>50と判定した場合、すなわちメダルの払い出しに際して、払出制御部264bによるメダルの排出を伴う場合には、上記ステップS7−2において払出カウンタにセットされた払出枚数(P)から、クレジットによって払い出すメダルの枚数(X)を減算して払出カウンタを更新する。
【0087】
なお、クレジットによって払い出すメダルの枚数(X)は、クレジットの上限数である「50」から、現在のクレジット枚数(C)を減算して算出される。例えば、小役(ベル)が入賞して10枚の払い出しがあり、現在のクレジット枚数(C)が47であった場合には、クレジットによって払い出すメダルの枚数(X)は、50−47=3となる。したがって、上記ステップS7−2でセットされた払出枚数(P)が「10」であった場合には、「払出枚数(P)=10」−「クレジットによって払い出すメダルの枚数(X)=3」=7と算出され、払出枚数(P)として「7」が記憶されることとなる。なお、この場合の払出枚数(P)は、あと何枚のメダルを払い出すか、すなわち払出残数を示すこととなる。
【0088】
(ステップS7−14)
次に、メインCPU200aは、メイン払出表示部154に、クレジットによって払い出したメダルの枚数(X)を表示する。
【0089】
(ステップS7−15)
次に、メインCPU200aは、クレジットカウンタに新たなクレジット枚数である「50」を記憶する。
【0090】
(ステップS7−16)
次に、メインCPU200aは、メインクレジット表示部152に、新たなクレジット枚数である「50」を表示する。
【0091】
(ステップS7−17)
次に、メインCPU200aは、払出制御部264bのディスクの回転を開始させる。
【0092】
(ステップS7−18)
次に、メインCPU200aは、メダル検出部264cによってメダル排出口108aからメダルの排出(1枚)が検知されるのを待機する。
【0093】
(ステップS7−19)
メダル検出部264cによってメダルの排出が検知されると、メインCPU200aは、払出カウンタに記憶されている払出枚数Pから「1」減算した値を新たに払出カウンタにセットする。
【0094】
(ステップS7−20)
次に、メインCPU200aは、現在、メイン払出表示部154に表示されている払出枚数に「1」加算した値を、新たな払出枚数としてメイン払出表示部154に表示する。
【0095】
(ステップS7−21)
次に、メインCPU200aは、1枚のメダルが排出されたことを副制御基板202に伝達すべく、払出中コマンドを副制御基板202に送信する。
【0096】
(ステップS7−22)
次に、メインCPU200aは、払出カウンタに記憶されている払出枚数=払出残数(P)が「0」になったかを判定する。その結果、払出枚数(P)=0と判定した場合にはステップS7−23に処理を移し、払出枚数(P)は「0」ではないと判定した場合には、以後、ステップS7−18からステップS7−22の処理を繰り返す。
【0097】
(ステップS7−23)
上記ステップS7−22において、払出枚数(P)=0と判定した場合には、メインCPU200aは、払出制御部264bのディスクの回転を停止する。
【0098】
(ステップS7−24)
次に、メインCPU200aは、主制御基板200における払出処理の終了を副制御基板202に伝達すべく、払出終了コマンドAを副制御基板202に送信するための処理を行って当該払出処理を終了して図5のメイン処理に復帰する。
【0099】
次に、副制御基板202において、主制御基板200から送信されたコマンドを受信した際の処理について説明する。なお、ここでは、副制御基板202において、照明演出および遮蔽演出を実行するための処理と、サブクレジット表示部156およびサブ払出表示部158の表示制御に係る処理と、について説明し、副制御基板202における他の処理については説明を省略する。図12は、副制御基板202のリセット割込処理を示したフローチャートである。
【0100】
(ステップS100)
まず、サブCPU202aは、電源が投入される、設定値が変更される、または、RAMクリアされると、サブRAM202c等を初期化し、割込を許可する初期化処理を実行する。
【0101】
(ステップS110)
次に、サブCPU202aは、主制御基板200からのコマンドの入力を監視する。
【0102】
(ステップS120)
次に、サブCPU202aは、主制御基板200から送信されたコマンドを解析し、受信コマンドに基づいて種々の処理を実行する。
【0103】
図13は、上記ステップS120のコマンド受信処理(サブルーチン)を示すフローチャートである。なお、ここではメダルの払い出しに係るコマンドについてのみ説明する。
【0104】
(ステップS121)
サブCPU202aは、払出開始コマンドを受信したかを判定する。その結果、払出開始コマンドを受信したと判定した場合にはステップS122に処理を移し、払出開始コマンドを受信していないと判定した場合にはステップS123に処理を移す。
【0105】
(ステップS122)
上記ステップS121において、払出開始コマンドを受信したと判定した場合には、サブCPU202aは、払出開始コマンド受信処理を実行して図12の処理に復帰する。
【0106】
(ステップS123)
上記ステップS121において、払出開始コマンドを受信していないと判定した場合には、サブCPU202aは、払出中コマンドを受信したかを判定する。その結果、払出中コマンドを受信したと判定した場合にはステップS124に処理を移し、払出中コマンドを受信していないと判定した場合にはステップS125に処理を移す。
【0107】
(ステップS124)
上記ステップS123において、払出中コマンドを受信したと判定した場合には、サブCPU202aは、払出中コマンド受信処理を実行して図12の処理に復帰する。
【0108】
(ステップS125)
上記ステップS123において、払出中コマンドを受信していないと判定した場合には、サブCPU202aは、払出終了コマンドを受信したかを判定する。その結果、払出終了コマンドを受信したと判定した場合にはステップS126に処理を移し、払出終了コマンドを受信していないと判定した場合にはステップS127に処理を移す。
【0109】
(ステップS126)
上記ステップS125において、払出終了コマンドを受信したと判定した場合には、サブCPU202aは、払出終了コマンド受信処理を実行して図12の処理に復帰する。
【0110】
(ステップS127)
上記ステップS125において、払出終了コマンドを受信していないと判定した場合には、サブCPU202aは、その他のコマンドの受信を判定するとともに、それぞれ受信したコマンドに対応する処理を実行して図12の処理に復帰する。
【0111】
図14は、図13におけるステップS122の払出開始コマンド受信処理(サブルーチン)を詳細に示すフローチャートである。
【0112】
(ステップS122−1)
払出開始コマンドを受信すると、サブCPU202aは、まず、払出開始コマンドが有する情報に基づいて、現在のクレジット枚数(C)と払出枚数(P)との合計である合計値Cが「50」以下であるか、すなわち、払い出しが全てクレジットによってなされるかを判定する。その結果、合計値C≦50と判定した場合には、そのまま当該払出開始コマンド受信処理を終了して図13の処理に復帰し、合計値C>50と判定した場合にはステップS122−2に処理を移す。
【0113】
(ステップS122−2)
上記ステップS122−1において、合計値C>50と判定した場合には、サブCPU202aは、「払出残数(合計値C―50)≦2」であるかを判定する。つまり、ここでは、メダルの払い出しに際して、メダルの排出枚数が2枚以下であるかを判定する。その結果、メダルの排出枚数が2枚以下であると判定した場合にはステップS122−3に処理を移し、メダルの排出枚数が3枚以上であると判定した場合にはステップS122−4に処理を移す。
【0114】
(ステップS122−3)
上記ステップS122−2において、メダルの排出枚数が2枚以下であると判定した場合には、サブCPU202aは、照明演出または遮蔽演出の実行を示す払出時演出フラグをONし、当該払出開始コマンド受信処理を終了して図13の処理に復帰する。
【0115】
(ステップS122−4)
一方、上記ステップS122−2において、メダルの排出枚数が3枚以上であると判定した場合には、主制御基板200においてクレジットによって既に払い出された払出枚数(X)を、サブRAM202cに記憶する。
【0116】
(ステップS122−5)
次に、サブCPU202aは、払出枚数(X)をサブ払出表示部158に通常表示するための処理を実行する。ここでいう通常表示とは、即座に払出枚数(X)をサブ払出表示部158に表示することを意味するものである。これにより、主制御基板202において払出処理が開始するのとほぼ同時に、メイン払出表示部154とサブ払出表示部158との双方に同じ数値が表示されることとなる。
【0117】
(ステップS122−6)
次に、サブCPU202aは、クレジット枚数=50をサブクレジット表示部156に通常表示するための処理を実行して図13の処理に復帰する。ここでいう通常表示も上記と同様に、即座にクレジット枚数をサブクレジット表示部156に表示することを意味するものである。これにより、メダルの払い出しに際して3枚以上のメダルの排出を伴う場合には、主制御基板202において払出処理が開始するのとほぼ同時に、メインクレジット表示部152とサブクレジット表示部156との双方に同じ数値が表示されることとなる。
【0118】
一方で、メダルの払い出しがクレジットによってのみなされる場合や、メダルの払い出しに際して2枚以下のメダルの排出を伴う場合には、払出開始コマンドを受信しても、サブCPU202aは、サブクレジット表示部156、サブ払出表示部158に対する表示制御を何ら行うことはない。
【0119】
図15は、図13におけるステップS124の払出中コマンド受信処理(サブルーチン)を詳細に示すフローチャートである。既に説明したとおり、この払出中コマンドは、払出制御部264bによってメダル排出口108aからメダルが排出されるたびに送信されている。
【0120】
(ステップS124−1)
払出中コマンドを受信すると、サブCPU202aは、サブRAM202cに払出時演出フラグがONしているか、すなわち、照明演出または遮蔽演出の実行待機中であるかを判定する。その結果、払出時演出フラグがONしていると判定した場合にはそのまま当該払出中コマンド受信処理を終了して図13の処理に復帰し、払出時演出フラグはONしていないと判定した場合にはステップS124−2に処理を移す。
【0121】
(ステップS124−2)
上記ステップS124−1において、払出時演出フラグはONしていないと判定した場合には、サブCPU202aは、サブRAM202cに現在記憶されている払出枚数(X)に「1」を加算した値を新たな払出枚数(X)として記憶する。
【0122】
(ステップS124−3)
次に、サブCPU202aは、上記ステップS124−2で更新された払出枚数(X)をサブ払出表示部158に通常表示するための処理を実行して図13の処理に復帰する。ここでいう通常表示も上記と同様に、即座に払出枚数(X)をサブ払出表示部158に表示することを意味するものである。
【0123】
これにより、メダルの払い出しに際して3枚以上のメダルの排出を伴う場合には、メダル排出口108aからメダルが排出されるたびに、メイン払出表示部154とサブ払出表示部158との双方において、同時に、払出枚数が1枚ずつ増加するように表示されることとなる。
【0124】
一方、メダルの払い出しに際して2枚以下のメダルの排出を伴う場合には、払出中コマンドを受信しても、サブCPU202aは、サブクレジット表示部156、サブ払出表示部158に何ら表示制御を行うことはない。また、本実施形態においては、メダルの払い出しが全てクレジットによってなされる場合には、払出中コマンドが副制御基板202に送信されることはないため、当該処理は実行されない。
【0125】
図16は、図13におけるステップS126の払出終了コマンド受信処理(サブルーチン)を詳細に示すフローチャートである。なお、既に説明したとおり、本実施形態においては、払出終了コマンドとして、払出終了コマンドAおよび払出終了コマンドBの2種類が設けられている。メダルの払い出しに際してメダル排出口108aからメダルの排出を伴った場合には払出終了コマンドAが送信され、メダルの払い出しがクレジットのみによってなされた場合には払出終了コマンドBが送信される。
【0126】
(ステップS126−1)
払出終了コマンドを受信すると、サブCPU202aは、受信したコマンドが払出終了コマンドAであるかを判定する。その結果、払出終了コマンドAを受信したと判定した場合にはステップS126−2に処理を移し、受信したコマンドは払出終了コマンドAではない、すなわち払出終了コマンドBを受信したと判定した場合にはステップS126−3に処理を移す。
【0127】
(ステップS126−2)
上記ステップS126−1において、払出終了コマンドAを受信したと判定した場合には、サブCPU202aは、払出時演出フラグがONしているかを判定する。つまり、主制御基板200における払出処理の終了後に照明演出または遮蔽演出を実行するか否かを判定する。その結果、払出時演出フラグがONしていると判定した場合にはステップS126−3に処理を移し、払出時演出フラグはONしていないと判定した場合には、そのまま当該払出終了コマンド受信処理を終了して図13の処理に復帰する。
【0128】
(ステップS126−3)
払出終了コマンドBを受信した場合(ステップS126−1のNO)、あるいは払出終了コマンドAを受信し、かつ、払出時演出フラグがONしている場合には、サブCPU202aは、有効ライン上に表示されている図柄組み合わせを判定する。なお、図5の入賞判定処理(ステップS6)においては、図柄組み合わせの表示態様を示すコマンドを副制御基板202に送信する処理が行われており、副制御基板202においても、有効ライン上に表示されている図柄組み合わせを示す情報が記憶されている。
【0129】
(ステップS126−4)
次に、サブCPU202aは、上記ステップS126−3の判定結果に基づいて、照明演出および遮蔽演出のいずれを実行するかを判定する。なお、ここでは、図柄組み合わせの表示態様やその図柄組み合わせがいずれの当選役に対応しているかに応じて、照明演出および遮蔽演出のいずれを実行するかが予め設定されている。ただし、抽選によっていずれの演出を実行するかを決定することとしてもよい。また、いずれの演出も同時に実行するとしてもよい。また、小役に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示された場合、その種類に拘わらず、照明演出および遮蔽演出のうち予め定められた演出を行うとしてもよい。
【0130】
(ステップS126−5)
上記ステップS126−4において、照明演出を実行すると判定した場合には、サブCPU202aは、リールバックライト144およびリール上方ライト146を所定の態様で点滅させるようにリールライト点滅処理を実行する。これにより、図6(c)に示すように、表示された図柄組み合わせが点滅表示することとなる。
【0131】
(ステップS126−6)
一方、上記ステップS126−4において、照明演出は実行しない、すなわち遮蔽演出を実行すると判定した場合には、サブCPU202aは、フィルタ手段160を通じて所定の画像を表示制御する。これにより、図7(c)に示すように、遊技者は、有効ラインに表示された図柄組み合わせをより印象的に把握することができる。
【0132】
(ステップS126−7)
次に、サブCPU202aは、払出枚数をサブ払出表示部158に遅延表示するための処理を実行する。ここでいう遅延表示とは、払出枚数として表示する数値を所定の数値まで1ずつ増加表示することを意味するものである。例えば、払出枚数が10枚の場合には、1、2、3・・・・10といった具合に、所定時間(2〜3秒)かけて数値を1ずつ増加していく。これにより、主制御基板202において払出処理が終了した後に、副制御基板202において、照明演出または遮蔽演出が行われ、その後、サブ払出表示部158の表示が更新されることとなる。
【0133】
(ステップS126−8)
次に、サブCPU202aは、上記ステップS7と同様に、クレジット枚数をサブクレジット表示部156に遅延表示するための処理を実行して図13の処理に復帰する。これにより、図6(d)および図7(d)に示すように、クレジット枚数および払出枚数が表示され、副制御基板202における払い出しに係る演出処理が終了する。なお、払出枚数やクレジット枚数を、サブ払出表示部158やサブクレジット表示部156に表示する際には、サブCPU202aが表示を更新するのと同時に払出音をスピーカ140から出力するとよい。
【0134】
以上のように、本実施形態によれば、実際には払出処理が終了した後に回転リール134a、134b、134cに係る演出を開始しながらも、あたかも演出が開始された後にメダルの払い出しがなされているような印象を与えることができるので、高い演出効果をもたらすことができる。しかも、主制御基板200において即座に払出処理が終了する場合に限って照明演出や遮蔽演出が実行されるので、図柄組み合わせが表示されてから照明演出や遮蔽演出が実行されるまでのタイムラグがほとんどなく、極めて高い演出効果をもたらすことができる。また、メダルの払い出しに際してメダルの排出に時間を要する場合には、照明演出や遮蔽演出を実行せずに、メイン払出表示部154とサブ払出表示部158との表示を同期させるので、照明演出や遮蔽演出を実行しない場合にも、遊技者にメダルの払い出しに対する違和感を与えることがない。
【0135】
また、上記したように、例えば、小役に対応する図柄組み合わせを光らせる照明演出やそれ以外の領域を遮蔽する遮蔽演出が実行されることによって、その小役に対応する図柄組み合わせを高い演出効果で報知することができ、遊技者は、当該小役に対応する図柄組み合わせが入賞したことを印象的かつ容易に把握することができる。したがって、有効ラインがV字等の変則ラインであったり、小役に対応する図柄組み合わせが「ベル」「リプレイ」「ベル」から構成される等の変則的な組み合わせである場合のように、一見して小役に対応する図柄組み合わせが表示されていることを把握し難い場合であっても、遊技者は、当該照明演出や遮蔽演出によってその小役に対応する図柄組み合わせが表示されていることを容易に把握することができ、特に高い効果をもたらす。
【0136】
なお、上段を結んだ上段ライン、中段を結んだ中段ライン、下段を結んだ下段ライン、回転リール134aの上段、回転リール134bの中段、回転リール134cの上段を結んだV字ライン、回転リール134aの下段、回転リール134bの中段、回転リール134cの下段を結んだ逆V字ラインの5ラインが有効ラインであり、かつ、当選役「スイカ」に対応する図柄組み合わせが「スイカ」「スイカ」「リプレイ」から構成される場合であって、回転リール134a上段に「スイカ」図柄、回転リール134b中段に「スイカ」図柄、回転リール134c上段に「リプレイ」図柄かつ下段に「スイカ」図柄が表示された場合に、本来、当選役に対応する図柄組み合わせではない、回転リール134a上段の「スイカ」図柄、回転リール134b中段の「スイカ」図柄、回転リール134c下段の「スイカ」図柄が入賞したかのように、照明演出や遮蔽演出を行ってもよい。遊技者は、直線上に表示された「スイカ」図柄を照明演出や遮蔽演出によって印象的に視認することで、実際に入賞した小役を認識しなくても、感覚的に小役の入賞を把握することが可能となる。
【0137】
また、上記した例では、小役の当選態様に拘わらず、表示された小役に対応する図柄組み合わせに対して照明演出や遮蔽演出を行う例を挙げているが、かかる場合に限らず、例えば、通常は小役に対応する図柄組み合わせには照明演出や遮蔽演出を行わず、小役とボーナス役とによる重複当選領域が構成されており、その重複当選領域に当選し、小役に対応する図柄組み合わせが表示された場合、または、ボーナス役が内部当選している間に小役に対応する図柄組み合わせが表示された場合のいずれかの場合にのみ、その小役に対応する図柄組み合わせに対して照明演出や遮蔽演出を行う等、様々な演出態様を採用することができる。なお、このような小役とボーナス役とによる重複当選領域に当選し、当該小役に対応する図柄組み合わせが表示され、かつ、当該ボーナス役に対応する図柄組み合わせを構成する図柄のうち、いずれか1または複数の図柄が図柄表示窓136内に表示されたときに、当該図柄について照明演出や遮蔽演出を行ってもよい。このような構成により、照明演出や遮蔽演出が発生するだけで、遊技者は、ボーナス役に当選したことを確信することが可能となり、ボーナス役に当選したことの優越感に浸ることができる。
【0138】
さらに、遊技者のストップスイッチ130の操作順あるいは操作タイミングが予め対応付けられた操作順あるいは操作タイミングと一致することが入賞条件として設定された当選役が設けられ、当該当選役に内部当選した場合には、ストップスイッチの操作順あるいは操作タイミングを報知する補助演出が実行される遊技であるアシストタイムへの移行が、当選役「チェリー(当選確率が例えば1/50程度のレア小役)」の当選に伴って確定した場合、当該遊技において、当選役「チェリー」に対応する図柄組み合わせが表示されたときに、当該図柄組み合わせについて照明演出や遮蔽演出を行ってもよい。
【0139】
また、本実施形態においては、スロットマシン100の正面(回転リール134a、134b、134cが臨む面)、すなわち遊技者が正対する面の図柄表示窓136と操作部設置台122との間(図柄表示窓136の直下)の略垂直面104aにおける左右方向の中央にサブクレジット表示部156およびサブ払出表示部158が、その表示面が遊技者側向きとなるように配置され、サブクレジット表示部156およびサブ払出表示部158より下方の略水平面122aにおける左右方向の、中央からはやや左寄りの位置にメインクレジット表示部152およびメイン払出表示部154が、その表示面が上向きになるように配置されており、しかも、サブクレジット表示部156およびサブ払出表示部158の表示面積がメインクレジット表示部152およびメイン払出表示部154の表示面積よりも大きい。遊技者は、スロットマシン100の前方に設けられた椅子に座って遊技するのが通常であり、遊技者が、この椅子に座って真正面を向いたときの遊技者の視線の先は、おおよそ略垂直面104a上の液晶表示部138と図柄表示窓136との間あたりとなる。そのため、図柄表示窓136内の回転リール134a、134b、134cや液晶表示部138を見ている遊技者の視線は、メインクレジット表示部152およびメイン払出表示部154よりもサブクレジット表示部152およびサブ払出表示部158に行くのが自然であり、遊技者の視線をサブクレジット表示部152およびサブ払出表示部158に自然に向けさせることで、より照明演出および遮蔽演出の演出効果を向上することができる。また、メインクレジット表示部152およびメイン払出表示部154をサブクレジット表示部152およびサブ払出表示部158より視認し難くすることで、遊技者が、メインクレジット表示部152やメイン払出表示部154においては、まず払い出しが行われてから照明演出や遮蔽演出が行われているということに気付き難いようにすることができる。
【0140】
なお、本実施形態においては、照明演出または遮蔽演出が終了した後に、サブ払出表示部158の枚数表示を開始することとしたが、例えば、照明演出または遮蔽演出の終了前に、サブ払出表示部158の枚数表示を開始するようにしても構わない。つまり、サブ払出表示部158の枚数表示の開始タイミングは特に限定されるものではなく、少なくともサブ払出表示部158の枚数表示が完了する前に、照明演出または遮蔽演出が開始する関係性を有していればよい。
【0141】
また、本実施形態においては、メダルの払い出しに際して2枚以下のメダルの排出を伴う場合にも、照明演出または遮蔽演出を実行することとしたが、メダルの払い出しがクレジットによってのみなされる場合に限って照明演出または遮蔽演出を実行することとしてもよい。
【0142】
また、これとは逆に、図柄組み合わせが表示されてから照明演出または遮蔽演出を開始するまでのタイムラグが気にならない範囲内でメダルの排出を終了できれば、3枚以上のメダルの排出を伴う場合にも照明演出や遮蔽演出を実行しても何ら問題はない。この場合、メダルの排出が一度に行われる、または非常に短時間で行われるのが望ましい。
【0143】
なお、払出枚数が異なると、照明演出または遮蔽演出が終了してから、サブ払出表示部158の払出枚数の表示が終了するまでの時間も異なってしまう。そこで、照明演出または遮蔽演出の時間や払出枚数の表示速度を、それぞれ払出枚数に応じて異なるように設定し、図柄組み合わせが表示されてからサブ払出表示部158において払出枚数の表示が終了するまでの時間を等しくすることが望ましい。
【0144】
また、照明演出または遮蔽演出が開始された時点では、既に主制御基板200における払出処理が終了している。そのため、照明演出または遮蔽演出の実行中や、その後のサブ払出表示部158における枚数表示中であっても、遊技者は、ベットボタン126やスタートスイッチ128を操作することが可能となっている。つまり、照明演出または遮蔽演出が終了する前や、サブ払出表示部158における枚数表示が完了する前に、次遊技が開始されてしまうおそれがある。そこで、照明演出または遮蔽演出が実行される場合には、主制御基板200において、メダル投入部124へのメダルの投入またはベットボタン126によるベットを所定時間規制するフリーズ処理を実行するとよい。このときのフリーズ処理の時間は、照明演出または遮蔽演出に要する時間と、サブ払出表示部158における枚数表示に要する時間とによって決めればよい。
【0145】
また、本実施形態における照明演出および遮蔽演出は一例にすぎず、その演出態様は本実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態においては、照明演出または遮蔽演出のいずれかが実行されることとしたが、これら双方の演出を適宜組み合わせて実行するようにしても構わない。また、照明演出や遮蔽演出が実行されないときは、従来と同様、メインクレジット表示部152およびメイン払出表示部154と、サブクレジット表示部156およびサブ払出表示部158とが同期がとれた状態で、1枚ずつクレジットをカウントアップしてもよい。こうすることで、照明演出や遮蔽演出の有無による違和感を回避することが可能となる。
【0146】
また、本実施形態においては、遮蔽演出によって、遊技者が回転リール134a、134b、134cの一部のみを視認できないようにしたが、回転リール134a、134b、134cの全部を視認できないようにして、フィルタ手段160全面に任意の画像を表示するようにしても構わない。
【0147】
いずれにしても本発明の照明演出および遮蔽演出は、複数の状態(通常の遊技が行われているときの状態と、照明演出または遮蔽演出が行われているときの状態)のいずれかに変化することによって遊技者からの回転リールの見え方を変化させるものを広く含むものである。
【0148】
なお、本実施形態において図5に示す抽選処理(ステップS3)を実行するメインCPU200aが本発明の当選役抽選手段に相当する。
【0149】
また、本実施形態において図5に示すリール回転処理(ステップS4)およびリール停止処理(ステップS5)を実行するメインCPU200aが本発明のリール制御手段に相当する。
【0150】
また、本実施形態において図11に示す払出処理を実行するメインCPU200aが本発明の払出制御手段に相当する。
【0151】
また、本実施形態において、図11に示すステップS7−10、ステップS7−14、ステップS7−20の処理を実行するメインCPU200aが本発明のメイン払出表示部制御手段に相当する。
【0152】
また、本実施形態において、ステップS122−5(図14)、ステップS124−3(図15)、ステップS126−7(図16)の処理を実行するサブCPU202aが本発明のサブ払出表示部制御手段に相当する。なお、本実施形態においては、サブ払出表示部158を専用の表示器によって構成することとしたが、液晶表示部の一部の表示領域など、他の演出装置の一部によって構成するようにしてもよい。
【0153】
また、本実施形態におけるリールバックライト144およびリール上方ライト146が本発明の光源に相当し、図16に示すリールライト点滅処理(ステップS126−5)を実行するサブCPU202aが本発明の光源制御手段に相当する。
【0154】
また、本実施形態におけるフィルタ手段160が本発明の遮蔽部に相当し、図16に示すリール遮蔽処理(ステップS126−6)を実行するサブCPU202aが本発明の遮蔽部制御手段に相当する。なお、本実施形態においては、フィルタ手段160によって回転リール134a、134b、134cの視認性を変化させることとしたが、例えば、回転リール134a、134b、134cの前面に可動自在に設けられた演出用の装置によって本発明の遮蔽部を構成するようにしてもよい。
【0155】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0156】
なお、上述した主制御基板200および副制御基板202が行う各処理は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいはサブルーチンによる処理を含んでもよい。
【符号の説明】
【0157】
100 …スロットマシン
104 …前面上扉
128 …スタートスイッチ
130 …ストップスイッチ
130a、130b、130c …ストップボタンスイッチ
134 …リールユニット
134a、134b、134c …回転リール
144 …リールバックライト
146 …リール上方ライト
154 …メイン払出表示部
158 …サブ払出表示部
160 …フィルタ手段
200 …主制御基板
200a …メインCPU
200b …メインROM
200c …メインRAM
202 …副制御基板
202a …サブCPU
202b …サブROM
202c …サブRAM
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16