(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5784077
(24)【登録日】2015年7月31日
(45)【発行日】2015年9月24日
(54)【発明の名称】情報処理装置及び方法
(51)【国際特許分類】
G06F 13/00 20060101AFI20150907BHJP
G06F 3/01 20060101ALI20150907BHJP
【FI】
G06F13/00 650B
G06F3/01 310B
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-146554(P2013-146554)
(22)【出願日】2013年7月12日
(65)【公開番号】特開2015-18489(P2015-18489A)
(43)【公開日】2015年1月29日
【審査請求日】2014年3月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】ヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】木下 淳太
(72)【発明者】
【氏名】藤田 満里子
【審査官】
宮久保 博幸
(56)【参考文献】
【文献】
特表2013−521576(JP,A)
【文献】
特開2006−155170(JP,A)
【文献】
特開2013−088906(JP,A)
【文献】
特開2013−099373(JP,A)
【文献】
特開2006−209368(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
G06F 3/01
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェアラブルデバイスとして構成された情報処理装置であって、
情報処理装置の装着者の視線と、周囲の他人の視線と、を検出する視線検出手段と、
検出された前記装着者の視線及び他人の視線に基づいて、予め定められた基準以上のアイコンタクトを検出するコンタクト検出手段と、
アイコンタクトが検出された相手の識別情報を取得する相手識別手段と、
検出された前記相手とのチャットを、取得された前記識別情報を用いて斡旋する斡旋手段と、
前記装着者のバイタルサインを取得するバイタル取得手段と、
前記アイコンタクトが前記コンタクト検出手段により検出された後における前記バイタルサインの変化から前記相手への関心度を判定する関心度判定手段と、
を備え、
前記斡旋手段は、判定された前記関心度が予め定められた基準以上ならチャットを斡旋する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
ウェアラブルデバイスとして構成された情報処理装置であって、
情報処理装置の装着者の視線と、周囲の他人の視線と、を検出する視線検出手段と、
検出された前記装着者の視線及び他人の視線に基づいて、予め定められた基準以上のアイコンタクトを検出するコンタクト検出手段と、
アイコンタクトが検出された相手の識別情報を取得する相手識別手段と、
検出された前記相手とのチャットを、取得された前記識別情報を用いて斡旋する斡旋手段と、
を備え、
前記相手識別手段は、前記アイコンタクトが検出された前記相手が帯びている情報処理装置との近距離無線通信により前記相手の識別情報を取得する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
ウェアラブルデバイスとして構成された情報処理装置であって、
情報処理装置の装着者の視線と、周囲の他人の視線と、を検出する視線検出手段と、
検出された前記装着者の視線及び他人の視線に基づいて、予め定められた基準以上のアイコンタクトを検出するコンタクト検出手段と、
アイコンタクトが検出された相手の識別情報を取得する相手識別手段と、
検出された前記相手とのチャットを、取得された前記識別情報を用いて斡旋する斡旋手段と、
を備え、
前記相手識別手段は、前記アイコンタクトが検出された位置及び時刻を取得してサーバへ送信することにより前記識別情報を取得する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項4】
ウェアラブルデバイスとして構成され、コンピュータを備えた情報処理装置における情
報処理方法であって、
情報処理装置の装着者の視線と、周囲の他人の視線と、を検出する視線検出処理と、
検出された前記装着者の視線及び他人の視線に基づいて、予め定められた基準以上のア
イコンタクトを検出するコンタクト検出処理と、
アイコンタクトが検出された相手の識別情報を取得する相手識別処理と、
検出された前記相手とのチャットを、取得された前記識別情報を用いて斡旋する斡旋処
理と、
をコンピュータが実行し、
前記相手識別処理は、前記アイコンタクトが検出された前記相手が帯びている情報処理装置との近距離無線通信により前記相手の識別情報を取得する
ことを特徴とする情報処理方法。
【請求項5】
ウェアラブルデバイスとして構成され、コンピュータを備えた情報処理装置における情
報処理方法であって、
情報処理装置の装着者の視線と、周囲の他人の視線と、を検出する視線検出処理と、
検出された前記装着者の視線及び他人の視線に基づいて、予め定められた基準以上のア
イコンタクトを検出するコンタクト検出処理と、
アイコンタクトが検出された相手の識別情報を取得する相手識別処理と、
検出された前記相手とのチャットを、取得された前記識別情報を用いて斡旋する斡旋処
理と、
をコンピュータが実行し、
前記相手識別処理は、前記アイコンタクトが検出された位置及び時刻を取得してサーバへ送信することにより前記識別情報を取得する
ことを特徴とする情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報技術を用いた人間関係の形成に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、リアル世界での知人と、通信ネットワークを介した交流を促進する技術として、SNS、及びスマートデバイス(例えば、スマートフォンやタブレットPCなど)用のチャットサービスその他が知られている。チャットサービスは、アプリケーションプログラム又はウェブサービスとして提供される(例えば、特許文献1及び非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−176066号
【特許文献2】特開2010−081480号
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】株式会社カカオジャパン、「カカオトーク - KakaoTalk」、[online]、[2013年3月22日検索]、インターネット<URL: http://www.kakao.co.jp/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、初対面又は殆ど接点がない相手とは、日常生活において興味を惹かれ目が合うことがあっても、その後特別な機会がない限り、人間関係を形成することは不可能であった。直接話しかけることはもちろん、難しい場合が多く、各種のリスクも大きい。ウェアラブルデバイスにおいて、一定時間以上カメラを見ている顔を不審者と判定する提案はあるが(例えば、特許文献2参照)、人間関係を形成する技術ではなかった。
【0006】
本発明の目的は、低いリスクでより確実に新しい人間関係を形成することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的をふまえ、本発明の一態様(1)である情報処理装置は、ウェアラブルデバイスとして構成された情報処理装置であって、情報処理装置の装着者の視線と、周囲の他人の視線と、を検出する視線検出手段と、検出された前記装着者の視線及び他人の視線に基づいて、予め定められた基準以上のアイコンタクトを検出するコンタクト検出手段と、アイコンタクトが検出された前記相手の識別情報を取得する相手識別手段と、検出された前記相手とのチャットを、取得された前記識別情報を用いて斡旋する斡旋手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明の他の態様(5)である情報処理方法は、上記態様を方法のカテゴリで捉えたもので、ウェアラブルデバイスとして構成され、コンピュータを備えた情報処理装置における情報処理方法であって、情報処理装置の装着者の視線と、周囲の他人の視線と、を検出する視線検出処理と、検出された前記装着者の視線及び他人の視線に基づいて、予め定められた基準以上のアイコンタクトを検出するコンタクト検出処理と、アイコンタクトが検出された前記相手の識別情報を取得する相手識別処理と、検出された前記相手とのチャットを、取得された前記識別情報を用いて斡旋する斡旋処理と、をコンピュータが実行することを特徴とする。
【0009】
また、本発明の他の態様(2)は、上記いずれかの態様において、前記装着者のバイタルサインを取得するバイタル取得手段と、前記アイコンタクトが前記コンタクト検出手段により検出された後における前記バイタルサインの変化から前記相手への関心度を判定する関心度判定手段と、を備え、前記斡旋手段は、判定された前記関心度が予め定められた基準以上ならチャットを斡旋することを特徴とする。
【0010】
本発明の他の態様(3)は、上記いずれかの態様において、前記相手識別手段は、前記アイコンタクトが検出された前記相手が帯びている情報処理装置との近距離無線通信により前記相手の識別情報を取得することを特徴とする。
【0011】
本発明の他の態様(4)は、上記いずれかの態様において、前記相手識別手段は、前記アイコンタクトが検出された位置及び時刻を取得してサーバへ送信することにより前記識別情報を取得することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、低いリスクでより確実に新しい人間関係を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の実施形態について構成を示す機能ブロック図。
【
図2】本発明の実施形態におけるデータの例を示す図。
【
図3】本発明の実施形態における処理手順を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0014】
次に、本発明を実施するための形態(「実施形態」と呼ぶ)について図に沿って例示する。なお、背景技術や課題などで既に述べた内容と共通の前提事項は適宜省略する。
【0015】
〔1.構成〕
図1は、本実施形態における情報処理装置(「本装置1」とも呼ぶ)の構成を示す。本装置1は、ウェアラブルデバイスとして構成されユーザが身につける情報処理装置であって、図示しないヘッドマウントユニット又はその他の部分に設けられたカメラCを備え、目が合った相手とのチャットを斡旋するものである。
【0016】
ウェアラブルデバイスとしての具体的な構成は限定されないが、例えば、頭にはめる湾曲部やヘッドパッド、メガネのボディ、各種のベルトやストラップその他を適宜含む。
【0017】
端末Tは、本装置1と連動するスマートデバイス(例えば、スマートフォン、タブレットPCその他)であり、メッセンジャーアプリ(例えば、非特許文献1参照)によって実現されるチャット手段Kを備えている。多数のユーザが、本装置1を身につけ、かつ端末Tを携帯して外出する想定とする。サーバ2は、通信ネットワークN(インターネット、携帯電話網など)を介し、本装置1からの照会(後述)に応じるサーバ装置である。
【0018】
本装置1は、コンピュータの構成すなわち、CPUなどの演算制御部6と、主メモリや補助記憶装置等の記憶装置7と、通信ネットワークNとの通信装置8(通信機器や通信アダプタなど)と、を備える。サーバ2及び端末Tも、仕様は異なるが同様にコンピュータの構成を有する(図示省略)。本装置1では、記憶装置7に記憶されている図示しないコンピュータプログラムを演算制御部6が実行することで、
図1に示す各要素を実現する。
【0019】
実現される要素のうち、情報の記憶手段は、本装置1内のいわゆるローカル記憶に限らず、ネットワーク・コンピューティング(クラウド)などによるリモート記憶でもよい。また、本出願に示す記憶手段は、説明の便宜に合わせた単位、かつ主なものである。実際の記憶手段は、情報の記憶に付随する入出力や管理などの機能を含んでもよいし、構成の単位を分割または一体化してもよいし、ワークエリアなど他の記憶手段を適宜用いてもよい。
【0020】
記憶手段のうち、識別情報記憶手段45は、目が合った相手の識別情報及びそれに関連する情報を記憶する手段である(例えば
図2)。
【0021】
なお、
図1及びその他の図中の矢印は、データ又は制御その他の流れの主な方向の例示で、他の流れの否定も方向の限定も意味しない。また、記憶手段以外の各手段は、以下に述べる情報処理の機能又は作用を実現又は実行する処理手段であるが、これら機能又は作用は、専ら説明のための単位で、実際のハードウェア及びソフトウェアの要素との一致は問わない。
【0022】
〔2.作用〕
図3は、本装置1の動作を示すフローチャートである。
図4及び
図5は、本実施形態においてチャットを斡旋する画面の例を示す。まず、
図3のフローチャートに沿って、一部のステップを省略して、動作の概要を説明する。
【0023】
〔2−1.概要〕
視線検出手段20は、カメラCにより、本装置1の装着者(以下「自分」とも呼ぶ)の視線と、周囲の他人の視線と、を検出する(ステップS11)。視線の検出に用いるカメラCは、自分の視線用と他人の視線用が別でもよいし、魚眼カメラその他視界の広いカメラで自分と他人の視線を両方検出してもよい。
【0024】
コンタクト検出手段30が、視線検出手段20により検出された装着者の視線及び他人の視線に基づいて、予め定められた基準以上のアイコンタクトすなわち目が合ったことを検出すると(ステップS12:「YES」)、相手識別手段40が、アイコンタクトが検出された相手の識別情報を取得し(ステップS17又はS18)、識別情報記憶手段45に記憶させる(
図2)。
【0025】
アイコンタクトの検出は、例えば、既知のアイトラッキング技術を用い、装着者の視線が他人の目に向いていて、かつ、その他人の視線が装着者の目に向いていることを条件とする。アイコンタクトを検出する基準としては、例えば、所定時間(例えば3秒)以上、継続して目が合ったこと、その他が考えられる。
【0026】
斡旋手段50は、検出された相手とのチャット(例えば、非特許文献1参照)を、取得され識別情報記憶手段45に記憶されている識別情報を用いて斡旋する(ステップS20)。
【0027】
チャットの斡旋は、例えば、識別情報を動作の引数として端末Tのチャット手段Kを、パケット通信、赤外線通信又は近距離無線通信その他の通信により起動することで行う。識別情報は、例えば、チャットに用いるユーザIDその他であり、英数字の文字列などである。プライバシー保護のためにワンタイムすなわち使い捨ての識別情報(例えば、仮ID)を用いてもよい。以下、上記の説明で省略した他のステップについても説明する。
【0028】
〔2−2.関心度の判定〕
本実施形態では、チャットの斡旋は、装着者のバイタルサインから判定される相手への関心度が高いことを条件とする。具体的には、目が合ったことが検出されると(ステップS12:「YES」)、バイタル取得手段60が、装着者のバイタルサイン(例えば、発汗、脈拍、呼吸数、血圧など)を取得する(ステップS13)。
【0029】
そして、関心度判定手段70は、アイコンタクトがコンタクト検出手段30により検出された後におけるバイタルサインの変化を計算し、この変化に基づいて相手への関心度を判定する(ステップS14)。例えば、目が合った後数十秒以内に、バイタルサインの所定の項目が呈した変化率又は変化量が、複数の閾値区分のいずれに属するかで、関心度の程度区分(例えば「強」「弱」など)を判定する。
【0030】
斡旋手段50は、判定された関心度が所定基準以上(例えば上記の「強」)なら(ステップS15:「YES」)、チャットを斡旋する(ステップS20)。
【0031】
〔2−3.識別情報の取得〕
チャットの斡旋に用いる相手の識別情報は、次のように取得される。すなわち、相手識別手段40は、アイコンタクトが検出された相手が帯びている本装置1との近距離無線通信を試みて応答があれば(ステップS16:「YES」)、近距離無線通信により相手の識別情報を、装着者の識別情報と交換に取得する(ステップS17)。
【0032】
相手識別手段40は、近距離無線通信による応答がない場合(ステップS16:「NO」)、アイコンタクトが検出された位置及び時刻を取得して自分の識別情報と共にサーバ2へ送信することにより相手の識別情報を照会して識別情報を取得する(ステップS18)。この場合、サーバ2は、アイコンタクトの当事者双方の本装置1を照会元として、位置及び時刻がほぼ一致する照会を受信し、その一致を確認のうえ各照会元に他方の識別情報を回答する。
【0033】
〔2−4.チャットの斡旋〕
図4及び
図5は、チャットを斡旋する画面の例である。例えば、昼間、目が合ったユーザの一方が用いている端末Tに、夜、
図4の画面が表示され、ユーザがボタンB41をタップすると、相手の端末Tに
図5の画面が表示される。
【0034】
相手が
図5中のボタンB51をタップすると、双方の画面が図示しないチャット画面(図示省略)に遷移し、文字や、スタンプと呼ばれる画像を用いたチャットが可能となる。チャット画面では仮IDが表示され、お互いに納得すれば本来のユーザIDを交換する。
【0035】
〔3.効果〕
(1)以上のように、本実施形態では、常に一緒に行動し周囲をモニタできるウェアラブルデバイスで人の目線を基準に、興味を持った当事者を検出し、通信ネットワークを介したチャットというリスクの少ない間接的なコミュニケーション機会を提供することにより(例えば
図4及び
図5)、低いリスクでより確実に、新しい人間関係を形成することができる。
【0036】
(2)また、本実施形態では、装着者のバイタルサインから判定する相手への関心度が高ければ(例えば、
図3のステップS15:「YES」)チャットを斡旋することにより(ステップS20)、新しい人間関係が形成される確率を大きくできる。
【0037】
(3)また、本実施形態では、近距離無線通信により相手の情報処理装置から識別情報を直接取得することにより(例えば、
図3のステップS16:「YES」及びS17)、チャットの斡旋を早くでき、通信ネットワーク上を識別情報が移動する際の情報漏洩リスクも最小限化できる。
【0038】
(4)また、本実施形態では、当事者の情報処理装置がそれぞれアイコンタクトの位置及び時刻をサーバへ送信し、双方の位置及び時刻の照合を基にサーバから相手の識別情報を取得することにより(例えば、
図3のステップS18)、近くに偶然位置していた他の情報処理装置と相手の情報処理装置との混同を防止し、高精度なマッチングが可能となる。
【0039】
〔4.他の実施形態〕
なお、上記実施形態や図の内容は例示に過ぎず、各要素の有無や配置、処理の順序や内容などは適宜変更可能である。このため、本発明は、以下に例示する変形例やそれ以外の他の実施形態も含むものである。
【0040】
例えば、本装置1と端末Tは一体でもよい。また、相手への関心度は、バイタルサインに基づく判断に限らず、目が合った後の装着者の視線その他の要素を基に判断してもよい。また、近距離無線通信による相手の識別情報の取得(ステップS17)に失敗した場合(ステップS19:「NO」)、識別情報をサーバへ照会(ステップS18)するようにしてもよい。
【0041】
また、本発明の各態様は、明記しない他のカテゴリ(方法、プログラム、端末を含むシステムなど)としても把握できる。方法やプログラムのカテゴリでは、装置のカテゴリで示した「手段」を「処理」や「ステップ」のように適宜読み替えるものとする。また、「手段」の全部又は任意の一部を「部」(ユニット、セクション、モジュール等)と読み替えることができる。
【0042】
また、実施形態に示した処理やステップについても、順序を変更したり、いくつかをまとめて実行しもしくは一部分ずつ分けて実行するなど変更可能である。また、個々の手段、処理やステップを実現、実行するハードウェア要素などは共通でもよいし、手段、処理やステップごとにもしくはタイミングごとに異なってもよい。
【0043】
また、本出願で示す個々の手段は、外部のサーバが提供している機能をAPI(アプリケーションプログラムインタフェース)やネットワーク・コンピューティング(いわゆるクラウドなど)で呼び出して実現してもよい。さらに、手段などの要素は、コンピュータに限らず、現在のまたは将来登場する他の情報処理機構で実現してもよい。
【符号の説明】
【0044】
1 情報処理装置(本装置)
2 サーバ
6 演算制御部
7 記憶装置
8 通信装置
20 視線検出手段
30 コンタクト検出手段
40 相手識別手段
45 識別情報記憶手段
50 斡旋手段
60 バイタル取得手段
70 関心度判定手段
B41−B51 ボタン
C カメラ
K チャット手段
N 通信ネットワーク
T 端末