(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5784214
(24)【登録日】2015年7月31日
(45)【発行日】2015年9月24日
(54)【発明の名称】デタッチされたマシン型通信デバイスをトリガするための方法および装置
(51)【国際特許分類】
H04W 76/02 20090101AFI20150907BHJP
H04W 4/04 20090101ALI20150907BHJP
【FI】
H04W76/02
H04W4/04 190
【請求項の数】34
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2014-502972(P2014-502972)
(86)(22)【出願日】2011年4月6日
(65)【公表番号】特表2014-514832(P2014-514832A)
(43)【公表日】2014年6月19日
(86)【国際出願番号】CN2011072463
(87)【国際公開番号】WO2012136001
(87)【国際公開日】20121011
【審査請求日】2013年10月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】シペング・ズ
(72)【発明者】
【氏名】ヴォルフガング・グランゾウ
【審査官】
倉本 敦史
(56)【参考文献】
【文献】
国際公開第2012/135514(WO,A1)
【文献】
国際公開第2012/055572(WO,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2012/0252518(US,A1)
【文献】
Update Key Issue/Solution MTC Device Trigger,3GPP TSG SA WG2 Meeting #83 TD S2-111040,2011年 2月26日,pp.1-3
【文献】
Alcatel-Lucent,Triggering MTC devices w/o SMS or long lasting NAT bindings,3GPP TSG SA WG2 Meeting #83 TD S2-111035,2011年 2月26日,pp.1-5
【文献】
InterDigital Communications,Triggering a detached MTC device,3GPP TSG SA WG2 Meeting #83 TD S2-110673,2011年 2月15日,pp.1-4
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−2
CT WG1
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
マシン型通信(MTC)デバイスからアタッチプロシージャを試みるステップを備え、前記アタッチプロシージャは、アタッチ要求がトリガリング要求を検出するためのものであると示す指示を有するアタッチ要求を送信することを備えることを特徴とするワイヤレス通信のための方法。
【請求項2】
前記アタッチプロシージャが、進化型パケットシステム(EPS)アタッチプロシージャまたは汎用パケット無線サービス(GPRS)アタッチプロシージャを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記アタッチ要求の受入れを示すメッセージがMTCサーバからの前記トリガリング要求の指示を備えるかどうかを決定するステップと、
前記アタッチ要求の受入れを示すメッセージが前記MTCサーバからのトリガリング要求の指示を備える場合、前記トリガリング要求は送信されたと決定するステップと、
前記アタッチ要求の受入れを示すメッセージが前記MTCサーバからのトリガリング要求の指示を備えていない場合、前記MTCサーバが前記トリガリング要求を開始したかどうかを確認するステップと、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記アタッチ要求の拒否を受信するときに、前記トリガリング要求は送信されていないと決定するステップをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記拒否を示すメッセージが、前記拒否が前記トリガリング要求の欠如によるものであったことを示すコードを備える、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記トリガリング要求を検出するために前記アタッチプロシージャをいつ試みるかを示す1つまたは複数のパラメータを受信するステップをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記1つまたは複数のパラメータが、前記トリガリング要求を検出するために前記アタッチプロシージャを試みるための周期的なスケジュールを示す、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
マシン型通信(MTC)デバイスからアタッチプロシージャを試みるための手段を備え、前記アタッチプロシージャは、アタッチ要求がトリガリング要求を検出するためのものであると示す指示を有するアタッチ要求を送信することを備えることを特徴とするワイヤレス通信のための装置。
【請求項9】
前記アタッチプロシージャが、進化型パケットシステム(EPS)アタッチプロシージャまたは汎用パケット無線サービス(GPRS)アタッチプロシージャを備える、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記アタッチ要求の受入れを示すメッセージがMTCサーバからの前記トリガリング要求を示すコードを備えるかどうかを決定するための手段と、
前記アタッチ要求の受入れを示すメッセージが前記MTCサーバからの前記トリガリング要求を示すコードを備える場合、前記アタッチ要求の前記受入れを受信するときに、前記トリガリング要求が送られたと決定するための手段と、
前記アタッチ要求の受入れを示すメッセージが前記MTCサーバからの前記トリガリング要求を示すコードを備えていない場合、前記MTCサーバが前記トリガリング要求を開始したかどうかを確認するための手段と、
をさらに備える、請求項8に記載の装置。
【請求項11】
前記アタッチ要求の拒否を受信するときに、前記トリガリング要求は送信されていないと決定するための手段をさらに備える、請求項8に記載の装置。
【請求項12】
前記拒否を示すメッセージが、前記拒否が前記トリガリング要求の欠如によるものであったことを示すコードを備える、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記トリガリング要求を検出するために前記アタッチプロシージャをいつ試みるかを示す1つまたは複数のパラメータを受信するための手段をさらに備える、請求項8に記載の装置。
【請求項14】
前記1つまたは複数のパラメータが、前記トリガリング要求を検出するために前記アタッチプロシージャを試みるための周期的なスケジュールを示す、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
マシン型通信(MTC)デバイスからアタッチプロシージャを試みるように構成された少なくとも1つのプロセッサであって、前記アタッチプロシージャは、アタッチ要求がトリガリング要求を検出するためのものであると示す指示を有するアタッチ要求を送信することを備える、プロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、
を備えることを特徴とするワイヤレス通信のための装置。
【請求項16】
マシン型通信(MTC)デバイスからアタッチプロシージャを試みるためのコードを備え、前記アタッチプロシージャは、アタッチ要求がトリガリング要求を検出するためのものであると示す指示を有するアタッチ要求を送信することを備えることを特徴とするワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム。
【請求項17】
マシン型通信(MTC)デバイスから、トリガリング要求を検出するためのアタッチ要求を、ワイヤレスノードにおいて受信するステップを備え、前記アタッチ要求は、前記アタッチ要求がMTCサーバからのトリガリング要求を検出するためのものであることを示す指示を有することを特徴とするワイヤレス通信のための方法。
【請求項18】
前記アタッチ要求が、進化型パケットシステム(EPS)アタッチ要求または汎用パケット無線サービス(GPRS)アタッチ要求を備える、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記トリガリング要求が受信されたと決定すると、前記アタッチ要求を受け入れるステップをさらに備える、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記受け入れを示すメッセージが、MTCサーバからの前記トリガリング要求を示すコードを備える、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記トリガリング要求が受信されていないと決定すると、前記アタッチ要求を拒否するステップをさらに備える、請求項17に記載の方法。
【請求項22】
前記拒否を示すメッセージが、前記拒否が前記トリガリング要求の欠如によるものであったことを示すコードを備える、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記トリガリング要求を検出するための前記アタッチ要求をいつ試みるかを前記MTCデバイスに示す1つまたは複数のパラメータを送信するステップをさらに備える、請求項17に記載の方法。
【請求項24】
前記1つまたは複数のパラメータは、前記トリガリング要求を検出するための前記アタッチ要求を試みるための周期的なスケジュールを前記MTCデバイスに示す、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
トリガリング要求を検出するためのアタッチ要求をマシン型通信(MTC)デバイスから、ワイヤレスノードにおいて受信するための手段を備え、前記アタッチ要求は、前記アタッチ要求がMTCサーバからのトリガリング要求を検出するためのものであることを示す指示を有することを特徴とするワイヤレス通信のための装置。
【請求項26】
前記アタッチ要求が、進化型パケットシステム(EPS)アタッチ要求または汎用パケット無線サービス(GPRS)アタッチ要求を備える、請求項25に記載の装置。
【請求項27】
前記トリガリング要求が受信されたと決定すると、前記アタッチ要求を受け入れる手段をさらに備える、請求項25に記載の装置。
【請求項28】
前記受け入れを示すメッセージが、MTCサーバからの前記トリガリング要求を示すコードを備える、請求項27に記載の装置。
【請求項29】
前記トリガリング要求が受信されていないと決定すると、前記アタッチ要求を拒否する手段をさらに備える、請求項25に記載の装置。
【請求項30】
前記拒否を示すメッセージが、前記拒否が前記トリガリング要求の欠如によるものであったことを示すコードを備える、請求項29に記載の装置。
【請求項31】
前記トリガリング要求を検出するための前記アタッチ要求をいつ試みるかを前記MTCデバイスに示す1つまたは複数のパラメータを送信するための手段をさらに備える、請求項25に記載の装置。
【請求項32】
前記1つまたは複数のパラメータは、前記トリガリング要求を検出するための前記アタッチ要求を試みるための周期的なスケジュールを前記MTCデバイスに示す、請求項31に記載の装置。
【請求項33】
トリガリング要求を検出するためのアタッチ要求をマシン型通信(MTC)デバイスから受信するように構成された少なくとも1つのプロセッサであって、前記アタッチ要求は、前記アタッチ要求がMTCサーバからのトリガリング要求を検出するためのものであることを示す指示を有する、プロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、
を備えることを特徴とするワイヤレス通信のための装置。
【請求項34】
トリガリング要求を検出するためのアタッチ要求をマシン型通信(MTC)デバイスから、ワイヤレスノードにおいて受信するためのコードを備え、前記アタッチ要求は、前記アタッチ要求がMTCサーバからのトリガリング要求を検出するためのものであることを示す指示を有するワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示のいくつかの実施形態は一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、デタッチされたマシン型通信(MTC:machine type communication)デバイスをトリガするための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
音声、データなど、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために、ワイヤレス通信システムが広く配置されている。これらのシステムは、使用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅および送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続システムであり得る。そのような多元接続システムの例には、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP) Long Term Evolution(LTE)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムがある。
【0003】
ワイヤレス通信ネットワークは、いくつかのワイヤレスデバイスの通信をサポートすることができるいくつかの基地局を含み得る。ワイヤレスデバイスは、ユーザ機器(UE)とリモートデバイスとを備える。UEは、人間による直接制御の下で動作するデバイスである。UEのいくつかの例には、セルラー電話、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、ネットブック等が含まれる。リモートデバイスは、人間によって直接制御されることなく動作するデバイスである。リモートデバイスのいくつかの例は、センサ、メータ、ロケーションタグ等を含む。リモートデバイスは、基地局、別のリモートデバイス、または何らかの他のエンティティと通信することができる。マシン型通信(MTC)とは、通信の少なくとも1つの端部に少なくとも1つのリモートデバイスを伴う通信のことを指す。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の一態様では、ワイヤレス通信のための方法が提供される。本方法は一般に、マシン型通信(MTC)サーバからのトリガリング要求を検出するためにアタッチプロシージャを試みるステップを含む。
【0005】
本開示の一態様では、ワイヤレス通信のための装置が提供される。この装置は一般に、マシン型通信(MTC)サーバからのトリガリング要求を検出するためにアタッチプロシージャを試みるための手段を含む。
【0006】
本開示の一態様では、ワイヤレス通信のための装置が提供される。この装置は一般に、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを含む。この少なくとも1つのプロセッサは一般に、マシン型通信(MTC)サーバからのトリガリング要求を検出するためにアタッチプロシージャを試みるように構成される。
【0007】
本開示の一態様では、ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品が提供される。このコンピュータプログラム製品は一般に、マシン型通信(MTC)サーバからのトリガリング要求を検出するためにアタッチプロシージャを試みるためのコードを有するコンピュータ可読媒体を含む。
【0008】
本開示の一態様では、ワイヤレス通信のための方法が提供される。本方法は一般に、トリガリング要求を検出するためのアタッチ要求をマシン型通信(MTC)デバイスから受信するステップを含む。
【0009】
本開示の一態様では、ワイヤレス通信のための装置が提供される。この装置は一般に、トリガリング要求を検出するためのアタッチ要求をマシン型通信(MTC)デバイスから受信するための手段を含む。
【0010】
本開示の一態様では、ワイヤレス通信のための装置が提供される。この装置は一般に、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを含む。この少なくとも1つのプロセッサは一般に、トリガリング要求を検出するためのアタッチ要求をマシン型通信(MTC)デバイスから受信するように構成される。
【0011】
本開示の一態様では、ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品が提供される。このコンピュータプログラム製品は一般に、トリガリング要求を検出するためのアタッチ要求をマシン型通信(MTC)デバイスから受信するためのコードを有するコンピュータ可読媒体を含む。
【0012】
本開示の特徴、性質、および利点は、下記の詳細な説明を図面と併せ読めばより明らかになる。図中、同様の参照符号は、全体を通じて同じ部分を表す。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本開示のいくつかの態様による、例示的なワイヤレス通信システムを示す図である。
【
図2】本開示のいくつかの態様による、いくつかのセルと、いくつかのマシン型通信(MTC)デバイスとを備えるネットワークを示す図である。
【
図3】本開示のいくつかの態様による、MTCサーバからのトリガリング要求を検出するための例示的な動作を示す図である。
【
図4】本開示のいくつかの態様による、MTCデバイスからのアタッチ要求を受入れまたは拒否するための例示的な動作を示す図である。
【
図5】本開示のいくつかの態様による、MTCサーバからのトリガリング要求を検出するためにMTCデバイスによって実行されるアタッチプロシージャを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
添付の図面を参照しながら、本開示の様々な実施形態について以下でより十分に説明する。しかしながら本開示は多くの異なる形態で具体化され得、本開示全体にわたって提示されるいかなる特定の構造または機能にも限定されるものとして解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、この開示が徹底的で完全なものとなり、本開示の範囲が当業者に完全に伝わるように提供される。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本開示の任意の他の実施形態とは無関係に実施されるにせよ、本開示の任意の他の実施形態と組み合わせて実施されるにせよ、本明細書で開示される本開示の任意の実施形態を包含するものであることを、当業者には諒解されたい。たとえば、本明細書に記載の実施形態をいくつ使用しても、装置を実施することができ、または方法を実施することができる。さらに、本開示の範囲は、本明細書に記載の本開示の様々な実施形態に加えてまたはそれらの実施形態以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実施されるそのような装置またはそのような方法を包含するものとする。本明細書で開示される本開示のいずれの実施形態も請求項の1つまたは複数の要素によって具体化され得ることを理解されたい。
【0015】
「例示的な」という言葉は、「一例、実例または例として」を意味するために本明細書で使用される。「例示的」として本明細書で説明する任意の実施形態は、必ずしも他の実施形態よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。
【0016】
本明細書では特定の実施形態について説明するが、これらの実施形態の多くの変形体および置換は本開示の範囲内に入る。好ましい実施形態のいくつかの利益および利点について言及するが、本開示の範囲は特定の利益、使用、または目的に限定されるものではない。むしろ、本開示の実施形態は、様々なワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および送信プロトコルに広く適用可能であるものとし、そのうちのいくつかを例として図および好ましい実施形態についての以下の説明で示す。発明を実施するための形態および図面は、限定的なものではなく本開示を説明するものにすぎず、本開示の範囲は添付の特許請求の範囲およびその均等物によって規定される。
【0017】
[例示的なワイヤレス通信システム]
本明細書で説明する技法は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)ネットワークなどの様々なワイヤレス通信ネットワークに使用され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)、CDMA2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、広帯域CDMA(W-CDMA)および低チップレート(LCR)を含む。CDMA2000は、IS-2000、IS-95およびIS-856規格をカバーする。TDMAネットワークは、Global System for Mobile Communications (GSM(登録商標))などの無線技術を実装することができる。OFDMAネットワークは、進化型UTRA (E-UTRA)、IEEE 802.11、IEEE 802.16、IEEE 802.20、Flash-OFDM (登録商標)などの無線技術を実装することができる。UTRA、E-UTRAおよびGSM(登録商標)は、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。Long Term Evolution(LTE)は、E-UTRAを使用するUMTSの来るべきリリースである。UTRA、E-UTRA、GSM(登録商標)、UMTS、およびLTEは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称の組織からの文書に記載されている。CDMA2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。これらの様々な無線技術および規格は、当技術分野で知られている。
【0018】
シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)は、送信機側におけるシングルキャリア変調および受信機側における周波数領域等化を利用する送信技法である。SC-FDMAは、OFDMAシステムのものと類似の性能、および本質的に同じ全体的な複雑さを有する。しかしながら、SC-FDMA信号は、その固有のシングルキャリア構造のために、より低いピーク対平均電力比(PAPR)を有する。SC-FDMAは、特に、より低いPAPRが送信電力効率に関してモバイル端末に大幅に利益を与えるアップリンク通信で、大きな関心をひいた。これは現在、3GPP LTEおよび進化型UTRAでのアップリンク多元接続方式の作業仮説である。
【0019】
アクセスポイント(「AP」)は、ノードB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、進化型ノードB(「eNB」)、基地局コントローラ(「BSC」)、送受信基地局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、基本サービスセット(「BSS」)、拡張サービスセット(「ESS」)、無線基地局(「RBS」)、または何らかの他の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られていることがある。
【0020】
アクセス端末(「AT」)は、加入者局、加入者ユニット、移動局、リモート局、リモート端末、リモートデバイス、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、ユーザ局、または何らかの他の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られていることがある。いくつかの実装形態では、アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(「SIP」)電話、ワイヤレスローカルループ(「WLL」)局、携帯情報端末(「PDA」)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、局(「STA」)、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の好適な処理デバイスを備え得る。したがって、本明細書で教示する1つまたは複数の実施形態は、電話(たとえば、セルラー電話またはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、個人情報端末)、娯楽デバイス(たとえば、音楽またはビデオデバイス、あるいは衛星ラジオ)、全地球測位システムデバイス、あるいはワイヤレスまたはワイヤード媒体を介して通信するように構成された任意の他の好適なデバイスに組み込まれ得る。いくつかの実施形態では、ノードはワイヤレスノードである。たとえば、そのようなワイヤレスノードは、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクを介した、ネットワーク(たとえば、インターネットまたはセルラーネットワークなど、ワイドエリアネットワーク)のための、またはネットワークへの接続性を与え得る。
【0021】
本開示の一実施形態では、論理ワイヤレス通信チャネルは、制御チャネルとトラフィックチャネルとに分類され得る。論理制御チャネルは、システム制御情報をブロードキャストするためのダウンリンク(DL)チャネルであるブロードキャスト制御チャネル(BCCH)を含み得る。ページング制御チャネル(PCCH)は、ページング情報を転送するDL論理制御チャネルである。マルチキャスト制御チャネル(MCCH)は、1つまたは複数のマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)についてのマルチメディアブロードキャストおよびマルチキャストサービス(MBMS)のスケジューリングおよび制御情報を送信するために使用されるポイントツーマルチポイントDL論理制御チャネルである。概して、無線リソース制御(RRC)接続を確立した後、MCCHは、MBMSを受信するユーザ端末によって使用されるだけであり得る。専用制御チャネル(DCCH)は、専用制御情報を送信するポイントツーポイント双方向論理制御チャネルであり、RRC接続を有するユーザ端末によって使用される。論理トラフィックチャネルは、ユーザ情報を転送するための1つのユーザ端末に専用のポイントツーポイント双方向チャネルである専用トラフィックチャネル(DTCH)を含み得る。さらに、論理トラフィックチャネルは、トラフィックデータを送信するためのポイントツーマルチポイントDLチャネルであるマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)を含み得る。
【0022】
トランスポートチャネルは、DLチャネルとULチャネルとに分類され得る。DLトランスポートチャネルは、ブロードキャストチャネル(BCH)、ダウンリンク共有データチャネル(DL-SDCH)、およびページングチャネル(PCH)を含み得る。PCHは、ユーザ端末において節電をサポートするために利用され(すなわち、間欠受信(DRX)サイクルがネットワークによってユーザ端末に示されることが可能であり)、セル全体にわたってブロードキャストされ、他の制御/トラフィックチャネルのために使用され得る物理レイヤ(PHY)リソースにマッピングされ得る。ULトランスポートチャネルは、ランダムアクセスチャネル(RACH)、要求チャネル(REQCH)、アップリンク共有データチャネル(UL-SDCH)、および複数のPHYチャネルを含み得る。
【0023】
PHYチャネルは、DLチャネルとULチャネルとのセットを含み得る。DL PHYチャネルは、共通パイロットチャネル(CPICH)、同期チャネル(SCH)、共通制御チャネル(CCCH)、共有DL制御チャネル(SDCCH)、マルチキャスト制御チャネル(MCCH)、共有UL割当てチャネル(SUACH)、肯定応答チャネル(ACKCH)、DL物理共有データチャネル(DL-PSDCH)、UL電力制御チャネル(UPCCH)、ページングインジケータチャネル(PICH)、および負荷インジケータチャネル(LICH)を含み得る。UL PHYチャネルは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)、チャネル品質インジケータチャネル(CQICH)、肯定応答チャネル(ACKCH)、アンテナサブセットインジケータチャネル(ASICH)、共有要求チャネル(SREQCH)、UL物理共有データチャネル(UL-PSDCH)、およびブロードバンドパイロットチャネル(BPICH)を含み得る。
【0024】
[デタッチされたマシン型通信デバイスをトリガするための方法および装置]
マシン型通信(MTC)デバイスはまれにしかデータを送信しないことがあり、遅延耐性を持ち得、データ送信がない場合にはデタッチ状態のままでいることがある。MTCサーバとの通信を確立するためにデタッチされたMTCデバイスをトリガすることは、MTCのための3GPPシステム強化の必要条件である。いくつかの実施形態の場合、MTCサーバはオフラインのMTCデバイスをトリガすることができる。しかしながら、デタッチされたMTCデバイスのために利用可能な情報がネットワークの中にないことがある。したがって、MTCサーバはデタッチされたMTCデバイスをトリガすることができないことがある。いくつかの実施形態の場合、MTCデバイスはトリガリング要求を検出するためにMTCサーバとのアタッチプロシージャを試みることができる。
【0025】
図1はワイヤレス通信ネットワーク100を示しており、これはLTEネットワークまたは何らかの他のワイヤレスネットワークであり得る。ワイヤレスネットワーク100は、いくつかの基地局110と他のネットワークエンティティとを含み得る。各基地局110は、特定の地理的エリアに対して通信カバレージを提供し得、カバレージエリア内に位置するワイヤレスデバイスのための通信をサポートし得る。システム容量を改善するために、基地局の全体的なカバレージエリアは複数(たとえば、3つ)のより小さいエリアに区分され得る。より小さいエリアの各々は、それぞれの基地局サブシステムによってサービスされ得る。3GPPでは、「セル」という用語は、このカバレージエリアにサービスしている基地局および/または基地局サブシステムの最小カバレージエリアのことを指し得る。基地局は、1つまたは複数(たとえば、3つ)のセルをサポートすることができる。
【0026】
いくつかのワイヤレスデバイスはワイヤレスネットワーク全体に分散され得、これらのワイヤレスデバイスはUE120とリモートデバイス122(たとえば、MTCデバイス)とを備え得る。リモートデバイスはまた、機械デバイスまたは無人デバイスと呼ぶこともできる。ワイヤレスデバイスは固定または移動のものであり得、ダウンリンクおよび/またはアップリンクを介して基地局と通信することができる。ダウンリンク(または順方向リンク)は基地局からワイヤレスデバイスへの通信リンクを指し、アップリンク(または逆方向リンク)はワイヤレスデバイスから基地局への通信リンクを指す。
【0027】
いくつかの実施形態の場合、MTCデバイスは、MTCサーバがMTCデバイスとの通信を要求したか(たとえば、トリガリング要求を送ったか)どうかを確認するために、デバイストリガリング確認インジケータを用いてアタッチプロシージャを試みることができる。MTCサーバが通信を要求していなかった場合、MME/SGSN(モビリティ管理エンティティ/サービングGPRSサポートノード(serving GPRS support node))はアタッチプロシージャを拒否することができる。MTCサーバが通信を要求していた場合、MME/SGSNはアタッチプロシージャを受け入れることができる。MME/SGSNがアタッチプロシージャに対するこの強化をサポートしない場合、MME/SGSNはアタッチプロシージャを受け入れることができ、MTCデバイスは、MTCサーバがMTCデバイスとの通信を要求しているかどうかを確認するためにユーザプレーンを介してMTCサーバと交信することができる。(たとえば、既存のアタッチプロシージャへの追加など)非アクセス層(NAS)レイヤへの影響があり得る。
【0028】
図2は、本開示のいくつかの態様による、いくつかのセル202といくつかのMTCデバイス204(たとえば、リモートデバイス122など)とを備えるワイヤレス通信ネットワーク200を示す。いくつかの実施形態の場合、ネットワーク200は3GPPシステムであり得る。MTCサーバ206は、3GPPコアネットワーク(たとえば、GGSN/P-GW、PRRFまたはHSSなど)にトリガリング要求を送信することができる。MTCデバイス204は、本明細書でさらに説明するように、MTCサーバ206からのトリガリング要求を検出するためにアタッチプロシージャを試みることができる。いくつかの実施形態の場合、ページングまたはブロードキャストチャネル上での明示的なトリガは、デバイストリガリング要求を確認するために必要でなくてもよい。
【0029】
図3は、本開示のいくつかの態様による例示的な動作300を示す。動作300は、MTCサーバからのトリガリング要求を検出するために、たとえばMTCデバイスの観点から実行されてもよい。302で、MTCデバイスは、MTCサーバからのトリガリング要求を検出するためにアタッチプロシージャを試みることができる。いくつかの実施形態の場合、アタッチプロシージャを試みることは、トリガリング要求検出インジケータまたは原因値を示す進化型パケットシステム(EPS)または汎用パケット無線サービス(GPRS)のアタッチ要求を送信することを備え得る。
【0030】
304で、MTCデバイスは、アタッチ要求の受入れを示すメッセージがMTCサーバからのトリガリング要求を示すコードを備えるかどうかを決定することができる(制御プレーン解決策)。アタッチ要求の受入れを示すメッセージがMTCサーバからのトリガリング要求を示すコードを備えている場合、306で、MTCデバイスは、アタッチ要求の受入れを受信するときにトリガリング要求が送られたと決定することができる。したがって、MTCデバイスは、アタッチの試みがデバイスのトリガを確認することによるものであることをネットワークに示す特殊な原因値を用いてアタッチプロシージャを試みることができる。次いで、ネットワークは、そのようなトリガが利用可能ではない場合、アクセスの試みを拒否することができる。
【0031】
しかしながら、メッセージがMTCサーバからのトリガリング要求を示すコードを備えていない場合、308で、MTCデバイスはユーザプレーンを介してMTCサーバがトリガリング要求を開始したかどうかを決定することができる(ユーザプレーン解決策)。すなわちアタッチプロシージャの完了後、MTCデバイスは、ユーザプレーンを介してトリガリング要求についてMTCサーバを確認することができる。ユーザプレーン解決策は、従来の無線モデムを使用するMTCデバイスのために、またはモバイルオペレータがデバイスのトリガリングのサポートのために特殊な機能をコアネットワークに提供することを望まない可能性がある場合に適することがある。
【0032】
いくつかの実施形態の場合、MTCデバイスは、アタッチ要求の拒否を受信するときに、トリガリング要求が送られていないと決定することができる。拒否を示すメッセージは、拒否がトリガリング要求の欠如によるものであることを示すコードを備え得る。
【0033】
いくつかの実施形態の場合、MTCデバイスは、アタッチプロシージャをいつ試みるかを示す1つまたは複数のパラメータを受信することができる。1つまたは複数のパラメータは、アタッチプロシージャを試みるための周期的なスケジュールを示すことができる。MTCサーバは、周期的なアタッチプロシージャの頻度および時間でMTCデバイスを構成することができる。すなわち、MTCデバイスはいくつかのあらかじめ規定された時間期間でアタッチプロシージャを試みることができる。ネットワークオペレータは基準(たとえば、毎日のトラフィック負荷など)に基づいて時間期間をあらかじめ規定する/変更することができ、あらかじめ規定された時間期間の間だけMTCデバイスがネットワークにアクセスすること(たとえば、アタッチプロシージャを試みることなど)を許可してもよい。周期的アタッチプロシージャは、時間期間がどちらかといえば長く(たとえば、一日に一度など)、アタッチプロシージャによるシグナリング負荷を無視できる場合に効率的なことがある。周期的アタッチプロシージャはMTCデバイスの任意のモビリティレベルで効率的に機能することができ、この場合MTCデバイスは固定位置にとどまっていなくてもよい。
【0034】
図4は、本開示のいくつかの態様による例示的な動作400を示す。動作400は、MTCデバイスからのアタッチ要求を受入れまたは拒否するために、たとえば基地局(BS)の観点から実行されてもよい。402で、BSは、MTCサーバからのトリガリング要求を検出するためのアタッチ要求をMTCデバイスから受信することができる。404で、BSは、トリガリング要求が受信されたと決定すると、アタッチ要求を受け入れることができる。いくつかの実施形態の場合、受入れを示すメッセージは、MTCサーバからのトリガリング要求を示すコードを備え得る。406で、BSは、トリガリング要求が受信されていないと決定すると、アタッチプロシージャを拒否することができる。いくつかの実施形態の場合、拒否を示すメッセージは、拒否がトリガリング要求の欠如によるものであったことを示すコードを備え得る。
【0035】
図5は、本開示のいくつかの態様による、MTCサーバ504からのトリガリング要求を検出するためにMTCデバイス501によって実行されるアタッチプロシージャを示す。506で、MTCサーバ504はトリガリング要求をホーム加入者サーバ(HSS)503に送信することができる。508で、HSS503はトリガリング要求に肯定応答することができる。いくつかの実施形態の場合、HSS503は要求を加入者データの中に記憶することができる。MTCデバイス501が関連するMME/SGSNを有する場合、MME/SGSNは(たとえば、Insert Subscriber Dataプロシージャによって)トリガリング要求について通知されてもよい。
【0036】
510で、MTCデバイス501は、周期的アタッチタイマまたは次のアタッチ時間が以前に割り当てられていたMTCサービスごとに、トリガリング要求検出インジケータを用いてアタッチプロシージャを開始することができる。512で、モビリティ管理エンティティ(MME)502は更新ロケーション要求をHSS503に送信することができる。514で、HSS503はデバイストリガリング要求インジケータとともに加入者データをMME502に送信することができる。制御プレーン解決策では、デバイストリガリング要求インジケータが512で受信された場合、MME502は516でアタッチ要求を受け入れることができる。デバイストリガリング要求インジケータが512で受信されなかった場合、MME502は適切な理由コードでアタッチ要求を拒否することができる。ユーザプレーン解決策では、MME502がデバイストリガリング機能をサポートしない場合、MME502は通常のUEアタッチプロシージャのようにアタッチ要求を受け入れることができる。次いで、MTCデバイス501は、MTCサーバ504からのトリガリング要求についてユーザプレーンから確認することができる。
【0037】
上記で説明した方法の様々な動作は、対応する機能を実行することができる任意の好適な手段によって実行され得る。手段は、限定はしないが、回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはプロセッサを含む、様々なハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素および/またはモジュールを含むことができる。一般に、図に示される動作がある場合、それらの動作は対応する相対物のミーンズプラスファンクション構成要素を有し得る。
【0038】
開示されるプロセスにおけるステップの特定の順序または階層は例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、本開示の範囲内のままでありながら、プロセスにおけるステップの特定の順序または階層が再構成され得ることを理解されたい。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
【0039】
情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることが、当業者には理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0040】
本明細書で開示した実施形態に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることが、当業者にはさらに諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップを、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈すべきではない。
【0041】
本明細書で開示した実施形態に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または、本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せで、実装または実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0042】
本明細書で開示した実施形態に関連して説明した方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアで実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、取外し可能ディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体であり得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に常駐し得る。ASICはユーザ端末中に常駐し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別構成要素として常駐し得る。
【0043】
1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体上で符号化され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用でき、コンピュータによってアクセスできる、任意の他の媒体を含み得る。本明細書で使用する場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイディスクを含み、ディスク(disk)は、通常、磁気的にデータを再生し、ディスク(disc)は、レーザーで光学的にデータを再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
【0044】
本明細書で使用する場合、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、個々のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a〜b、a〜c、b〜c、およびa〜b〜cをカバーするものとする。
【0045】
開示される実施形態の上記の説明は、当業者が本開示を作成または使用できるようにするために提供される。これらの実施形態への様々な修正が当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義される一般的な原理は、本開示の趣旨および範囲を逸脱することなく他の実施形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書に示される実施形態に限定されるものではなく、本明細書で開示される原理および新規の特徴に一致する最大の範囲を与えられるものである。
【符号の説明】
【0046】
100 ワイヤレス通信ネットワーク
110 基地局
120 UE
122 リモートデバイス
200 ワイヤレス通信ネットワーク
202 セル
204 MTCデバイス
206 MTCサーバ
300 動作
400 動作
501 MTCデバイス
502 モビリティ管理エンティティ(MME)
503 ホーム加入者サーバ(HSS)
504 MTCサーバ