(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5785688
(24)【登録日】2015年7月31日
(45)【発行日】2015年9月30日
(54)【発明の名称】シンジケーテッドデータフィードをカスタマイズするための方法及び装置
(51)【国際特許分類】
H04M 11/00 20060101AFI20150910BHJP
H04M 1/00 20060101ALI20150910BHJP
【FI】
H04M11/00 302
H04M1/00 R
【請求項の数】8
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2009-544830(P2009-544830)
(86)(22)【出願日】2007年10月19日
(65)【公表番号】特表2010-516084(P2010-516084A)
(43)【公表日】2010年5月13日
(86)【国際出願番号】US2007022313
(87)【国際公開番号】WO2008085219
(87)【国際公開日】20080717
【審査請求日】2010年10月19日
【審判番号】不服2014-16878(P2014-16878/J1)
【審判請求日】2014年8月26日
(31)【優先権主張番号】60/878,969
(32)【優先日】2007年1月5日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】60/879,289
(32)【優先日】2007年1月8日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】501263810
【氏名又は名称】トムソン ライセンシング
【氏名又は名称原語表記】Thomson Licensing
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】ベッドナルクジーク,ウィリアム,レイ
(72)【発明者】
【氏名】マジュムダール,ジャヤンタ
(72)【発明者】
【氏名】岡本 康志
(72)【発明者】
【氏名】リウ,クアン
(72)【発明者】
【氏名】ロッセル,ジョリス
(72)【発明者】
【氏名】シャイユ,シルヴァン
【合議体】
【審判長】
大塚 良平
【審判官】
萩原 義則
【審判官】
林 毅
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2005/0188078(US,A1)
【文献】
特開2000−69199(JP,A)
【文献】
特開2002−297191(JP,A)
【文献】
特開2002−268968(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F13/00
H04M1/00,1/24-3/00,3/16-3/20,3/38-3/58,7/00-7/16,11/00-11/10,99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも第1電話装置と第2電話装置との無線通信を有するベースユニットを含むコードレス電話システムにおいて使用される方法であって、
ユーザにより選択された第1期間中に前記第1電話装置により受信される第1データフィードを前記第1電話装置を用いて前記ユーザが選択することを可能にするステップと、
前記ユーザにより選択された第2期間中に前記第2電話装置により受信される第2データフィードを前記第1電話装置を用いて前記ユーザが選択することを可能にするステップと、
を有する方法。
【請求項2】
前記第1データフィードと前記第2データフィードとは、RSS(Real Simple Syndication)データフィードである、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記第1電話装置と前記第2電話装置とは、電話ハンドセットである、請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記ユーザは、前記第1電話装置の表示装置に表示されるユーザインタフェースを介し前記第1データフィードと前記第2データフィードとを選択する、請求項1記載の方法。
【請求項5】
ベースユニット、電話装置及び少なくとも異なる電話装置を有するコードレス電話システムにおける電話装置であって、前記ベースユニットは、当該電話装置と前記異なる電話装置との無線通信を有し、
当該電話装置は、
ユーザインタフェースの表示を可能にするデータを格納する手段と、
第1期間中に当該電話装置により受信される第1フィードと、第2期間中に前記異なる電話装置により受信される第2フィードとを、前記ユーザインタフェースを介しユーザが選択することを可能にする手段と、
を有する電話装置。
【請求項6】
前記第1フィードと前記第2フィードとは、RSS(Real Simple Syndication)データフィードである、請求項5記載の電話装置。
【請求項7】
当該電話装置と前記異なる電話装置とは、電話ハンドセットである、請求項5記載の電話装置。
【請求項8】
前記第1期間中に前記第1フィードを受信する手段をさらに有する、請求項5記載の電話装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2007年1月5日と2007年1月8日に米国特許商標庁に出願された2つの仮出願第60/878,969号と第60/879,289号から生じる優先権とすべての利益を主張するものである。
[発明の分野]
本発明は、一般にシンジケーテッドデータフィード(syndicated data feed)を受付可能な装置に関し、より詳細には、指定された期間によるシンジケーテッドデータフィードのカスタマイズされた受付を可能にする方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
[背景情報]
インターネットなどのネットワークにアクセス可能な装置は、シンジケーテッドデータフィードを受付可能であるかもしれない。1つのタイプのシンジケーテッドデータフィードは、RSS(Real Simple Syndication)データフィードとして知られている。一般に、RSSは、ニュースヘッドライン、ポッドキャスト、ブログエントリなどの頻繁に更新されるコンテンツを公開するのに利用可能なウェブフィードフォーマット群を表す。RSSデータフィード(RSSドキュメントとしても知られる)は、関連付けされたウェブサイトからのコンテンツのサマリ又は当該コンテンツのフルテキストバージョンを含むかもしれない。このようなデータフィードは、各装置がインターネットに接続されることによって、ますます一般的になってきている。
【0003】
従来、装置によるRSSデータフィードなどのシンジケーテッドデータフィードの受付をカスタマイズする能力は限定されていた。このため、シンジケーテッドデータフィードのカスタマイズされた受付を可能にする方法及び装置が必要とされる。ここに開示される本発明は、この問題を解決するものであり、特に指定された期間によるRSSデータフィードなどのシンジケーテッドデータフィードのカスタマイズされた受付を可能にすることである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
[発明の概要]
本発明の一態様によると、方法が開示される。一実施例によると、本方法は、第1期間中に第1装置により受け付けられる第1フィードをユーザが選択することを可能にするステップと、第2期間中に第2装置により受け付けられる第2フィードを前記ユーザが選択することを可能にするステップとを有する。
【0005】
他の実施例によると、本方法は、第1期間中に第1装置により受け付けられる第1フィードをユーザが選択することを可能にするステップと、前記第1期間と異なる第2期間中に前記第1装置により受け付けられる第2フィードを前記ユーザが選択することを可能にするステップとを有する。
【0006】
本発明の他の態様によると、装置が開示される。一実施例によると、本装置は、メモリなどのユーザインタフェースの表示を可能にするデータを格納する手段と、プロセッサなどの第1期間中に第1装置により受け付けられる第1フィードと、第2期間中に第2装置により受け付けられる第2フィードとを、前記ユーザインタフェースを介しユーザが選択することを可能にする手段とを有する。
【0007】
他の実施例によると、本装置は、プロセッサなどの第1期間中に装置により受け付けられる第1フィードと、前記第1期間と異なる第2期間中に当該装置により受け付けられる第2フィードとを、ユーザが選択することを可能にする手段と、端末などの前記第1期間中に前記第1フィードと、前記第2期間中に前記第2フィードとを受け付ける手段とを有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の上記及び他の特徴及び効果と、それを実現する方法が、添付した図面と共に本発明の以下の実施例の説明を参照することによって明らかになり、本発明がより良好に理解されるであろう。
【
図1】
図1は、本発明を実現するのに適したシステムのブロック図である。
【
図2】
図2は、本発明を実現するのに適した装置の関連部分のブロック図である。
【
図3】
図3は、本発明の一実施例による各ステップを示すフローチャートである。
【
図4】
図4は、本発明の一実施例によるユーザインタフェースの図である。
【
図5】
図5は、本発明の一実施例による他のユーザインタフェースの図である。 ここに与えられる例示は、本発明の好適な実施例を示すものであり、本発明の範囲を何れかの方法により限定するものとして解釈されるべきでない。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図面を参照し、特に
図1を参照して、本発明を実現するのに適したシステム100のブロック図が示される。
図1に示されるように、システム100は、パーソナルコンピュータ(PC)10と、IP(Internet Protocol)ネットワーク12と、ベースモジュール14と、1以上のハンドセット16(HS1〜HSn(ただし、nは任意の整数)として示される)とを有する。システム100のアーキテクチャは、単なる一例であって、本発明を限定するものでない。本発明の原理によると、システム100のアーキテクチャは、ユーザが指定された期間に従って、PC10、ベースモジュール14及び/又は1以上のハンドセット16により受信されるRSSデータフィードなどのシンジケーテッドデータフィードを選択することを可能にする。
【0010】
図1において、PC10は、IPネットワーク12を介しベースモジュール14に動作接続される。ベースモジュール14は、1以上の関連付けされたハンドセット16との無線通信を有するコードレス電話システムの基地局を表す。一実施例によると、
図1に示される装置の1つにおけるユーザは、指定された期間に従って1以上の他の装置により受信されるシンジケーテッドデータフィードを選択してもよい。例えば、PC10におけるユーザは、第1期間中に第1ハンドセット16(HS1など)により受信される第1シンジケーテッドデータフィードを選択し、第1期間と異なる第2期間中に第1ハンドセット16(HS1など)及び/又は第2ハンドセット16(HS2など)により受信される第2シンジケーテッドデータフィードを選択するかもしれない。第2シンジケーテッドデータフィードが第2ハンドセットについて選択された場合、第2期間は第1期間の一部又はすべてと同一又は重複しうる。
【0011】
他の実施例によると、
図1に示される装置の1つのユーザは、指定された期間に従って当該装置により受付されるシンジケーテッドデータフィードを選択してもよい。例えば、PC10のユーザは、第1期間中にPC10により受付される第1シンジケーテッドデータフィードを選択し、第1期間と異なる第2期間中にPC10により受付される第2シンジケーテッドデータフィードを選択してもよい。他の例として、ハンドセット16の1つ(HS1など)のユーザは、第1期間中に当該ハンドセット16(HS1など)により受付される第1シンジケーテッドデータフィードを選択し、第1期間と異なる第2期間中に当該ハンドセット16(HS1など)により受付される第2シンジケーテッドデータフィードを選択するかもしれない。ここに明示的に記載された以外の具体例がまた、当業者に想起されてもよく、本発明の範囲内に属する。
【0012】
図2を参照するに、本発明を実現するのに適した装置の関連部分のブロック図が示される。一実施例によると、
図2に示される装置の一部は、
図1に示されるPC10、ベースモジュール14及び/又はハンドセット16の1以上の一部であってもよい。
図2に示される装置の一部はまた、
図1に示されていない他の装置の一部であってもよい。“装置”及び“デバイス”という用語は、ここでは互換的に使用されるかもしれない。
図2に示されるように、当該装置は、ユーザ入力端末20などの入力手段と、I/O端末22などの入出力(I/O)手段と、プロセッサ24などの処理手段と、メモリ26などのデータ記憶手段と、ディスプレイ28などの視覚的I/O手段とを有する。当該装置の上記要素の一部は、1以上の集積回路(IC)を用いて実現されてもよい。説明の簡単化のため、制御信号、パワー信号及び/又は他の要素など、装置に係る従来の要素は
図2に示されていないかもしれない。
【0013】
ユーザ入力端末20は、ユーザから入力を受け付け、ユーザ入力に対応する信号をプロセッサ24に出力するよう動作する。一実施例によると、ユーザ入力端末20は、数字、アルファベット、リターン/エンター/コンファメーション、及び/又は方向矢印キーを含む複数のキーを有するキーパッドとして実現されてもよい。ユーザ入力端末20はまた、音声入力機能を有してもよい。ユーザ入力端末20は、例えば、使用時に点灯されてもよい(例えば、発光ダイオード(LED)及び/又は他の照明手段など)。
【0014】
I/O端末22は、装置のI/O機能を実行するよう動作する。一実施例によると、I/O端末22は、1以上の異なるネットワークにおける他のデバイス、システム及び/又は装置との間で信号を送受信するよう動作する。本実施例によると、I/O端末22は、ユーザにより選択された期間中にRSSデータフィードなどのユーザにより選択されたデータフィードを送受信するよう動作する。I/O端末22は、1以上のアンテナ要素、プラグ及び/又は他のタイプのI/O要素を有してもよい。
【0015】
プロセッサ24は、装置の制御機能と各種信号処理を実行するよう動作する。一実施例によると、プロセッサ14は、指定された期間に従ってシンジケーテッドデータフィードのカスタマイズされた受付を可能にするソフトウェアコードを実行するよう動作する。
【0016】
本実施例によると、プロセッサ14は、ユーザにより選択された期間中に当該装置及び/又は他の装置により受け付けされるRSSデータフィードなどのシンジケーテッドデータフィードをユーザインタフェースを介しユーザが選択することを可能にする。プロセッサ24はまた、ユーザ入力端末20を介し行われるユーザ入力を検出及び処理し、I/O端末22を介したデータの入出力を可能にし、メモリ26に対してデータを読み書きし、ディスプレイ28を介したユーザインタフェースの表示を可能にすることを含む装置の各機能及び/又は他の機能を実行するよう動作する。
【0017】
メモリ26は、装置のデータストレージ機能を実行するよう動作する。一実施例によると、メモリ26は、実行可能なソフトウェアコードを含むデータ、ユーザインタフェースの表示を可能にするためのデータ、ユーザ入力選択に対応するユーザセットアップデータ及び/又は他のデータを格納する。
【0018】
ディスプレイ28は、プロセッサ24の制御による視覚表示を提供するよう動作する。一実施例によると、ディスプレイ28は、指定された期間に従ってシンジケーテッドデータフィードのカスタマイズされた受付を可能にするユーザインタフェースを表す視覚表示を提供する。ディスプレイ28はまた、タッチ画面として実現されるかもしれない。このようなケースでは、ディスプレイ28は、ユーザ入力端末20の1以上のキーに対応するタッチアイコンを含むかもしれない。
【0019】
図3を参照するに、本発明の一実施例による各ステップを示すフローチャートが示される。例示のため、
図3の各ステップは、
図1のシステム100と
図2に示される装置の一部を参照して説明される。
図3の各ステップは、単なる一例であり、本発明を限定するものでない。
【0020】
ステップ310において、ユーザインタフェースがユーザによりアクセスされる。一実施例によると、ステップ310において、ユーザインタフェースは、
図1に示されるPC10、ベースモジュール14、1以上のハンドセット16の一部又は
図1に示されない他の装置の一部を表す
図2の装置を用いてアクセスされる。本実施例によると、ユーザは、プロセッサ24の制御の下でユーザインタフェースをディスプレイ28を介し表示させる1以上の所定の入力を、ユーザ入力端末20を介し装置に提供するかもしれない。後述されるように、ステップ310においてアクセスされるユーザインタフェースは、例えば、本発明が使用されるアプリケーションに応じて異なるフォーマットを有してもよい。このため、実際に使用されるユーザインタフェースのタイプは、設計事項として決定されてもよい。
【0021】
ステップ320において、ユーザは、ユーザインタフェースを介し1以上の指定された期間中の1以上のシンジケーテッドデータフィードの受付をユーザが所望する装置を選択する。一実施例によると、ユーザは、ステップ320においてプロセッサ24の制御の下で装置を選択するため、ディスプレイ28を介し提供されるユーザインタフェースに応答して、ユーザ入力端末20を介し装置に1以上の所定の入力を提供する。例えば、ユーザインタフェースは、1以上の各スクリーン上における選択に利用可能な各種装置のリストを提供するかもしれない。
図5は、ステップ320における選択のため利用可能な各種電話ハンドセット16(すなわち、
図1のハンドセットHS1〜HSn)を1つのスクリーン上にリストする一例となるユーザインタフェース500を示す。各ハンドセット16は、自らのタブと対応する選択スクリーンとを有するかもしれない。ユーザインタフェース500は、例えば、
図1に示されるPC10、ベースモジュール14、ハンドセット16の1つ又は
図1に示されていない他の装置を介し提供されてもよい。このようにして、ユーザは、ステップ320において、1以上の指定された期間中に1以上のシンジケーテッドデータフィードをユーザが受け付けることを所望する特定の装置を(ハイライトなどを介し)選択してもよい。ステップ320において選択された装置は、ユーザが操作しているユーザインタフェースが表示されている装置(例えば、PC10のユーザはPC10を選択し、1つのハンドセット16HSnのユーザはハンドセット16HSnを選択するなど)、又はリモート装置であってもよい(例えば、PC10のユーザはハンドセット16の1つHSnを選択し、ハンドセット16の1つHSnのユーザはPC10を選択するなど)。
【0022】
ステップ330において、ユーザは、ステップ320において選択された装置により受付されることをユーザが所望する1以上のシンジケーテッドデータフィードを選択する。一実施例によると、ユーザは、ステップ330においてプロセッサ24の制御の下で1以上のシンジケーテッドデータフィードを選択するため、ディスプレイ28を介し提供されるユーザインタフェースに応答して、ユーザ入力端末20を介し装置に1以上の所定の入力を提供する。例えば、ユーザインタフェースは、ユーザが1以上のシンジケーテッドデータフィードを選択し、及び/又は以前に選択されたデータフィードを編集する手段を提供するようにしてもよい。
図4は、ステップ330において、ユーザが1以上のシンジケーテッドデータフィードを選択し、及び/又は以前に選択されたデータフィードを編集する部分410を提供する一例となるユーザインタフェース400を示す。
図4の一例となるユーザインタフェース400に示されるように、ユーザは、参照番号420と430によりそれぞれ示されるシンジケーテッドデータフィード“CNN News”と“Joke of the day”を選択した。他の例として、ユーザインタフェースは、ステップ330における選択のため利用可能な各種シンジケーテッドデータフィードをリストするドロップ・ダウンメニューを提供するかもしれない。
図5の一例となるユーザインタフェース500は、例えば、ステップ330における選択のため利用可能な各種シンジケーテッドデータフィードをリストするドロップ・ダウンメニュー510を提供する。
図5に示されるように、気象やニュース関連のデータフィードなど、特定タイプのシンジケーテッドデータフィードは、ユーザがさらなる関連情報を選択することを可能にするポップアップメニュー520を有してもよい。例えば、気象及びニュース関連データフィードによって、ポップアップメニュー520は、当該データフィードがストリーミングテキストとして提供されるか否か及び/又は関心のある適用可能な地理的エリアをユーザが選択することを可能にするかもしれない。
【0023】
ステップ340において、ユーザは、ステップ320において選択された装置がステップ330において選択された1以上のシンジケーテッドデータフィードを受け付ける1以上の期間を選択する。一実施例によると、ユーザは、ステップ340においてプロセッサ24の制御の下で1以上の期間を選択するため、ディスプレイ28を介し提供されるユーザインタフェースに応答して、ユーザ入力端末20を介し装置に1以上の所定の入力を提供するかもしれない。本実施例によると、ユーザは、ステップ330において選択された各シンジケーテッドデータフィードについて、ステップ340において1以上の期間を選択するかもしれない。
図5の一例となるユーザインタフェース500は、例えば、選択された各装置について選択された各データフィードが選択される各期間を示すタイムバー530を提供する。例えば、
図5に示されるように、第2ハンドセット16(
図5においてハンドセット2として示される)が、その日の間にストリーミングテキストとしてデータフィード“NPR News”を受け付けるようセットアップされる。
図5の他の例として、第4ハンドセット16(
図5においてハンドセット4として示される)が、午前12:00から午前11:59の期間中にデータフィード“On This Day”を受け付け、午後12:00から午後11:59の期間中にデータフィード“BBC News”を受け付けるようセットアップされる。
【0024】
本実施例では、ユーザは、ユーザ入力端末20の方向矢印キーを用いてタイムバー530上の所望のスタート時間を指定し、コンファメーションキーを押下することにより所望のスタート時間を選択し、方向矢印キーを再び用いて所望のエンド時間を指し、コンファメーションキーを再び押下することにより所望のエンド時間を選択することによって、所望の期間を選択することができる。
【0025】
ステップ350において、ユーザは、1以上の指定された期間中に1以上のシンジケーテッドデータフィードを受け付けるための他の装置を選択する選択肢を有している。ステップ350においてユーザが“yes”と決定した場合、プロセスフローはステップ320にループバックし、ユーザは他の装置を選択し、上述した各ステップが繰り返される。あるいは、ステップ350においてユーザが“no”と決定した場合、プロセスフローはステップ360に移行して、当該プロセスが終了される。
【0026】
ステップ320〜340におけるユーザ選択に対応するデータが、プロセッサ24の制御の下でメモリ(メモリ26など)に格納される。一実施例によると、当該データは、選択された期間中に選択された装置が選択されたシンジケーテッドデータフィードを受け付けることを可能にするため、メモリのある位置に格納される。例えば、ユーザがステップ320においてデータフィードを受け付けるPC10を選択した場合、ステップ320〜340におけるユーザ選択に対応するデータが、PC10のメモリに格納されるかもしれない。他の例として、ユーザがステップ320においてデータフィードを受信するためのハンドセット16の1つを選択した場合、ステップ320〜340におけるユーザ選択に対応するデータは、当該ハンドセット16のメモリ及び/又はベースモジュール14のメモリに格納されるかもしれない。
図3のステップ320〜340におけるユーザ選択は、逐次的に実行されるよう図示及び説明されたが、ステップ320〜340は、
図5のユーザインタフェース500などのユーザインタフェースと同時的に及び/又は重複的に実行されてもよいことに留意されたい。このため、
図3の各ステップは単なる一例であり、本発明を限定するものでない。
【0027】
上述されたように、本発明は、指定された期間に従ってシンジケーテッドデータフィードのカスタマイズされた受付を可能にする方法及び装置を提供する。本発明が好適な設計を有するものとして説明されたが、本発明はさらに、本開示の趣旨及び範囲内で変更可能である。このため、本出願は、その一般的な原理を用いた本発明の何れかの変形、使用又は適応をカバーするものである。さらに、本出願は、このような本開示からの逸脱を、本発明が属する技術の既知の又は慣例的な実践の範囲内及び添付した請求項の限定の範囲内としてカバーするものである。