(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5786206
(24)【登録日】2015年8月7日
(45)【発行日】2015年9月30日
(54)【発明の名称】ブラシが装着された回転型パウダー容器
(51)【国際特許分類】
A45D 33/02 20060101AFI20150910BHJP
【FI】
A45D33/02
【請求項の数】7
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2014-503606(P2014-503606)
(86)(22)【出願日】2012年4月6日
(65)【公表番号】特表2014-511144(P2014-511144A)
(43)【公表日】2014年5月12日
(86)【国際出願番号】KR2012002636
(87)【国際公開番号】WO2012141457
(87)【国際公開日】20121018
【審査請求日】2013年10月7日
(31)【優先権主張番号】10-2011-0035045
(32)【優先日】2011年4月15日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】513252415
【氏名又は名称】イ, ヨンジュ
(73)【特許権者】
【識別番号】513252448
【氏名又は名称】ファン, ジェグァン
(74)【代理人】
【識別番号】100115200
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 修之
(72)【発明者】
【氏名】イ, ヨンジュ
(72)【発明者】
【氏名】ファン, ジェグァン
【審査官】
大瀬 円
(56)【参考文献】
【文献】
特表2005−530596(JP,A)
【文献】
特開2002−291527(JP,A)
【文献】
実開平4−56415(JP,U)
【文献】
登録実用新案第3163370(JP,U)
【文献】
実開平2−126511(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45D 33/00−33/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
お互いの曲率中心点を中心に回転可能に結合され、中空の半円形の内、外装ケース(10、20)と、
前記内装ケース(10)の上段開口部にその下面が結合され、上面にブラシ(1)が結合されたパウダー排出ケース(30)と、
前記パウダー排出ケース(30)の中間分離膜(31)に並べ形成された多数の排出穴(32)を開閉するように、前記中間分離膜(31)の下面に挿入され、前記パウダー排出ケース(30)の長軸方向の両側面に水平に形成された長孔(33)に挿入される2つ丸棒(40)と、下面の短手方向に該丸棒(40)が挿入される挿入穴(52)とを有することで、前記パウダー排出ケース(30)に結合されるパウダー排出部材(50)とからなることを特徴とするブラシが装着された回転型パウダー容器。
【請求項2】
前記外装ケース(20)は、その外周面の中心部両側面に開口されていない外周面と同じ曲率を持つように形成された半円形の帯状ホール(21)と,
前記の半円形の帯状ホール(21)の曲率中心から前記中間分離膜(31)を基準として水平方向に偏心するように形成された偏心円形ホール(22)が形成されたことを特徴とする請求項1に記載されたブラシが装着された回転型パウダー容器。
【請求項3】
前記パウダー排出ケース(30)は、楕円形の部材として、長軸方向の両側面に水平に形成され、前記二つの丸棒(40)の端部が挿入される長孔(33)と,
前記長孔(33)の上下面に形成された正方形のホーム(34)からなることを特徴とする請求項2に記載されたブラシが装着された回転型パウダー容器。
【請求項4】
前記パウダー排出部材(50)は、前記パウダー排出ケース(30)の中間分離膜(31)の下端面に密着されている長方形の板状の部材であって、
前記中間分離膜(31)の多数の排出穴(32)と同一線上に形成され、前記内裝ケース(10)が外付けケース(20)内に挿入する時は、前記多数の排出穴(32)と一致するように形成された排出部材用穴(51)と,
前記パウダー排出部材(50)の下面に回転型パウダー容器の短手方向に前記二つの丸棒(40)が挿入される挿入穴(52)が形成され、
前記中間分離膜(31)に形成された多数の排出穴(32)は、前記偏心円形ホール(22)が偏心された方向と反対方向に偏心した位置に形成されたことを特徴とする請求項2に記載されたブラシが装着された回転型パウダー容器。
【請求項5】
前記外装ケース(20)の両側の曲率半径の中心部に挿入される円形のキャップ(60)をさらに含み、
前記円形キャップ(60)は、
前記パウダー排出ケース(30)の上下二つの正方形ホーム(34)に挿入されるように形成されたかかり突起(61)と、
前記のかかり突起(61)の一側面には、前記外装ケース(20)の半円形の帯状ホール(21)に挿入されるように形成された突起(62)からなることを特徴とする請求項3に記載されたブラシが装着された回転型パウダー容器。
【請求項6】
前記の外裝と内裝ケース(20、10)の結合部の間に挿入されて気密を維持するOリング(70)にさらに含み、
前記Oリング(70)は、パウダー排出ケース(30)の長孔(33)の外周辺に形成された円柱形の溝(35)に挿入されることを特徴とする請求項3に記載されたブラシが装着された回転型パウダー容器。
【請求項7】
前記パウダー排出ケース(30)の中間分離膜(31)の上面に挿入されたブラシ(1)は、前記パウダー排出ケース(30)の多数の排出穴(32)と一致するように、その本体に垂直に穴(1a)が形成されて使用時のブラシ(1)に内裝ケース(10)の内のパウダーが排出されるようにしたことを特徴とする請求項4に記載されたブラシが装着された回転型パウダー容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブラシが装着された回転型パウダー容器に関するもので、より詳細には、パウダーが込められた内装ケースを外装ケース内で回転させることでパウダー排出ケースのブラシを通じてパウダーを排出するようにしたブラシが装着された回転型パウダー容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
女性は、自分をより美しく表現するために様々な化粧品を
利用して色調化粧をするようになり、そのうちの一つがパウダーである。
【0003】
前記パウダーは軽く伸ばし、皮膚に塗るとき使用感が良く、水に強い撥水性を持っていて化粧をしたときに爽やかさを感じさせることはもちろん、化粧した状態が自然だ。
【0004】
一般的にパウダーを使用して化粧をしようとすると、パウダー容器の容器本体に収容されているパウダーを別々に備えられているパフにつけて化粧をするようになっている。
【0005】
前記のように容器本体に備わっているパフを
利用して化粧をするとき、または化粧を直すときにパウダーが入った容器本体を床に置いた状態で、片方の手には鏡を持って、もう片方の手でパフを持って容器本体に含まれているパウダーをパフにつけて顔の化粧をするなので、パウダーを利用した化粧が非常に面倒にくく、パウダーが付着したパフを床に置かれた容器本体から顔まで移動する過程で、パフに付着したパウダーが飛散する問題が生じなることはもちろん、容器本体を床に置いて使用するため、容器本体で予期しない外力が加えられたときに容器本体が倒れてパウダーを注ぐれる問題が発生することもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国特許公開10−2005−0016644号
【特許文献2】日本特開2002−291527号
【特許文献3】韓国特許公報20−0369800号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、前記のような問題点を解決するために案出されたもので、パウダーが込められた内装ケースを外装ケース内で回転させることでパウダー排出ケースのブラシを通じてパウダーを排出するようにしたブラシが装着された回転型パウダー容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1実施例によるブラシが装着された回転型パウダー容器は、お互いの曲率中心点を中心に回転可能に結合され、中空の半円形の内、外装ケースと、前記内装ケースの上段開口部にその下面が結合され、上面にブラシが結合されたパウダー排出ケースと、前記パウダー排出ケースの中間分離膜に並んで形成された多数の排出穴(「排出ホール」とも称する)を開閉するように、前記中間分離膜の下面に挿入され、2つの円棒で前記パウダー排出ケースに結合されたパウダー排出部材になることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明のブラシが装着された回転型パウダー容器によれば、内装ケースを外装ケース内で回転することができるようにして、前記内装ケースが外装ケースの内側になるように回転させるとパウダー排出ケースの多数の排出ホールとパウダー排出部材の多数の排出部材用ホールが一致してパウダーが
ブラシに排出されるようにして、内装ケースのブラシを外装ケースの内側になるように回転させるとパウダー排出ケースの多数の排出ホールとパウダー排出部材の多数の排出部材用ホールがずれようにしてパウダーが
ブラシに排出されないようにして使用上便利で、外観が美麗な効果を持っている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明のブラシが装着された回転型パウダー容器を図示した分解斜視図。
【0011】
【
図2】本発明のブラシが装着された回転型パウダー容器を図示した
側面組立断面図。
【0012】
【
図3】本発明のブラシが装着された回転型パウダー容器が使用されない時を図示した正面組立断面図。
【0013】
【
図4】本発明のブラシが装着された回転型パウダー容器が使用される場合を図示した正面組立断面図。
【0014】
【
図5】本発明のブラシが装着された回転型パウダー容器を図示した平面図。
【0015】
【
図6】本発明のブラシが装着された回転型パウダー容器を図示した正面図。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の好ましい実施例を添付図面を参照して詳細に説明することにする。なお、この発明を説明するにあたって、関連した公知の構成または機能の具體的な説明が本発明の要旨を不明確と判断される場合には、その詳細な説明を省略する。
[実施例]
【0017】
図1は、本 発明のブラシを裝着した回転型パウダー容器を示した分解斜視図であり、
図2は、本 発明のブラシを裝着した回転型パウダー容器を示した側の組立断面図であり、
図3は、本発明のブラシが装着された回転型パウダー容器が使用されない時を示した正面組立断面図であり、
図4は、本発明のブラシが装着された回転型パウダー容器が使用される時を示した正面組立断面図であり、
図5は、本発明のブラシが装着された回転型パウダー容器を示す平面図であり、
図6は、本発明のブラシが装着された回転型パウダー容器を示した正面図である。
【0018】
図1〜
図6に示すように、本発明によるブラシが装着された回転型パウダー容器は、お互いの曲率中心点を中心に回転可能に結合され、中空の半円形の内、外装ケース(10、20)と、前記内装ケース(10)の上段開口部にその下面が結合され、上面にブラシ(1)が結合されたパウダー排出ケース(30)と、前記パウダー排出ケース(30)の中間分離膜(31)に並べ形成された多数の排出穴(32)を開閉するように、前記中間分離膜(31)の下面に挿入され、前記パウダー排出ケース(30)の長軸方向の両側面に水平に形成された長孔(33)に挿入される2つ丸棒(40)と、下面の
短手方向に該丸棒(50)が挿入される挿入穴(52)とを有することで、前記パウダー排出ケース(30)に結合するパウダー排出部材(50)とからなる。
【0019】
前記の外裝ケース(20)の外周面中心部、すなわち、曲率中心部の両側面には開口されていない外周面と同じ曲率を持つように半円形の帯状ホール(21)に形成され、前記半円形の帯状ホール(21)の曲率中心から前記中間分離膜(31)を基準に水平に偏心するように形成された偏心円形ホール(22)が形成されている。
【0020】
前記パウダー排出ケース(30)は、楕円形の部材として、長軸方向の両側面に水平に長孔(33)に形成され、前記長孔(33)の上下面に正方形のホーム(34)に形成されている。
【0021】
前記長孔(33)には二つの円形の棒(40)の端部が挿入される。
【0022】
前記パウダー排出部材(50)は、前記パウダー排出ケース(30)の中間分離膜(31)の下端面に密着されている長方形の板状の部材であって、前記中間分離膜(31)の多数の排出穴(32)と同一線上に形成され、前記内裝ケース(10)が外装ケース(20)内に挿入される時は、前記の多数の排出穴(32)と一致する排出部材用穴(51)が形成され、前記パウダー排出部材(50)の下面に
短手方向に前記二つの丸棒(40)が挿入される挿入穴(52)が形成されている。
【0023】
前記中間分離膜(31)に形成された多数の排出穴(32)は、前記偏心円形ホール(22)が偏心した方向と逆の方向に偏心した位置に形成されている。
【0024】
参照符号60は、円形のキャップとして、その内側面には、前記パウダー排出ケース(30)の上下二つの正方形ホーム(34)に挿入されるかかり突起(61)に形成され、前記のかかり突起(61)の一側面には、前記の外裝ケース(20)の半円形の帯状ホール(21)に挿入される突起(62)が形成されている。
【0025】
参照符号70は、前記の外裝と
内装ケース(20、10)の結合部の間に挿入されて機密を維持するOリングであり、このOリング(70)は、パウダー排出ケース(30)の長孔(33)の周辺に形成された円柱形の溝(35)に挿入される。
【0026】
前記のブラシ(1)は、前記パウダー排出ケース(30)に挿入されるとき多数の排出穴(32)と一致するように、その本体に垂直に穴(1a)が形成されて使用時、ブラシ(1)に内裝ケース(10)の内のパウダーが排出されるようになっている。
【0027】
次にこのように構成された本発明のブラシが裝着された回転型パウダー容器の作用と効果について説明する。
【0028】
まず、その組立過程を説明すれば、パウダーが込められた内裝ケース(10)の上部開口を通じてパウダー排出ケース(30)を安着結合するこてで、前記パウダー排出ケース(30の中間分離膜(31)の下面にパウダー排出部材(50)を挿入して、二つの丸棒(40)をパウダー排出ケース(30)の長孔(33)とパウダー排出部材(50)の下段挿入ホール(52)に挿入する。そして、パウダー排出ケース(30)の中間分離膜(31)の上部面にブラシ(1)を挿入してその垂直ホール(1a)が中間膜(31)の多数の排出穴(排出ホール(32))とマッチングされるようにする。
【0029】
このように組み立てられたパウダー排出ケース(30)を内裝ケース(10)の上部開口を通じて挿入し、前記長孔(33)が内裝ケース(10)の両側に突設されるように結合して、長孔(33)の外周辺に形成された円柱形の溝(35)にOリング(70)をかける。このようにパウダー排出ケース(30)と内裝ケース(10)が結合された状態で、前記パウダー排出ケース(30)の上部側に外装ケース(20)を結合し、前記の丸棒(40)の両端部が外装ケース(20)の偏心円形ホール(22)の内周面に位置するように組み立てる。
【0030】
そして、円形キャップ(60)を外装ケース(20)にはめ込まれるが、それらの二つのかかり突起(61)を外装ケース(20)の偏心円形ホール(22)を通過してパウダー排出ケース(30)の正方形ホーム(34)に挟んで固定し、それらの突起(62)が、前記外裝ケース(20)の半円形の帯状ホール(21)に挿入し、ブラシが装着された回転型パウダー容器の組み立てを完了する。
【0031】
前記のように組み立てが完了したブラシが裝着された回転型パウダー容器はパウダーを使用時には、
図4のように内裝ケース(10)を左右方向のいずれの方向に回転させると、内裝のケース(10)は、外装ケース(20)内に挿入されてブラシ(1)が外部に露出される。このようにブラシ(1)が外部にさらされると、パウダー排出ケース(30)の中間分離膜(31)に形成された多数の排出穴(32)とパウダー排出部材(50)の排出部材用穴(51)が一致して内裝ケース(10)の内のパウダーがブラシ??(1)に排出される。
【0032】
以上のように、本発明の詳細な説明で具体的な実施例について説明したが、本発明の技術が、当業者によって容易に変形実施される可能性が自明であり、このような変形された実施例は、本発明の特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれることである。
【符号の説明】
【0033】
1 :ブラシ
10 :内裝ケース
20 :外装ケース
21 :半円形の帯状ホール
22 :偏心円形ホール
30 :パウダー排出ケース
31 :中間分離膜
32 :多数の排出ホール
33 :長孔
34 :正方形ホーム
35 :円柱型のホーム
40 :丸棒
50 :パウダー排出部材
51 :多数の排出部材用ホール
52 :挿入ホール
60 :丸キャップ
61 :かける突起
62 :突起
70 : Oリング