【実施例2】
【0010】
図8(組み合わせた引手で光の透過経路の説明図)は引手本体1と雌型本体7とを組み合わせて、仕切の両面から組で使用する場合の実施例であり、透明な底部1bにデザイン体4a、4bをそれぞれ設け、それぞれの部屋から引手のデザインをみることができる。この場合デザイン体4a、4bを透明にし両面のデザイン体4をそれぞれちがったものにすれば光の透過で相乗効果を生むことが出来る。
光の透過の拡大図を
図9(
図8の光の透過経路の拡大図)に示す。又嵌合部7dを二重成型で半透明の着色をすれば光の効果によりデザイン体4a、4bをよりきれいに浮かび上がらせることが可能である。
【0011】
次ぎに隣室からの光を遮断する場合についての実施例を示す。引手を単体で使用する場合や仕切の両面から組で使用する場合において、透明の素材を使うと光の透過が問題になる。特に寝室のしきりに使用する時には
図8(組み合わせた引手で光の透過経路の説明図)のごとく隣室の光が漏れて就寝時非常に気味悪く感じる人が多い事が言われている。組で使用する場合において
図8のデザイン体4a、4bに光の透過を遮断する素材を使用しても嵌合部7dが透明であるため上部から下部へと光が漏れる事が新しい問題となってくる。
図6(引手本体と雌型引手の構成図(背景技術の説明))において引手本体1の側面1cを透明にし、雌型引手7で手を掛ける凹部3aの側面7cと、嵌合部7dを一体成型しているため透明樹脂で成型すると、隣室の光が透過してくる。
一般的に引手はフスマの両側に使う場合が多いが、フスマを貫通する孔を設けた時、
図8に示すように引手本体が透明なので隣室の光が漏れてくる不都合に対して底部1bの裏側に設けるデザイン体4a、4bを不透明な材質で構成し、嵌合部7dを同様に不透明な材質で構成すると光の透過を遮断することが出来る。
【実施例3】
【0012】
図2(光の経路を遮断する事の説明図)は引手本体1を2つ組み合わせて仕切の両側から使用する実施例を示したものである。光の透過を防ぐために手を掛ける凹部3の側面1cとリング8を個別に成型し、手を掛ける側面1cは透明素材で作り、リング8は光を透過しない材質で作る。またこのリング8は、
図4(引手本体とリングの構成図)の組み立て図に示すように引手本体1の外周に設けられた嵌合用突起6と組み合わせるための嵌合用すじ9を内側に持つものである。嵌合用すじ9は、リング内側に複数個の溝から構成されている。しかも
図2のデザイン体4a、4bに光の透過を遮断する素材を使用する事で光の隣室への漏れを防止する事が出来る。
図2は引手が光の経路を遮断する事の説明図で、この引手は、主として仕切2を襖としてこれに取りつけた引手本体1と透明な底部1bの裏面に貼り付けたデザイン体4a、4bとリング8から構成される。
図3(光の経路を遮断する事の拡大図)の拡大図において光が上から入ってくる場合、まず遮光性のデザイン体4aで光がブロックされると共にリング8が不透明であるのでここでも光がブロックされるので、結局上側から下側へ光が透過することが出来なくなる。
【0013】
一般的には引手を取りつけるためにフスマに穴を開けるが、ドリルで開けた時襖がギザギザに切れて汚くなる。この切り口は結構見劣りのするものである。
図2に示すように、リング8が不透明であるのでフスマの切り口のアラが手を掛ける凹部3の側面1cを透して見えるのを防ぐ事が出来る。
図4(引手本体とリングの構成図)でつば1aが透明であるとフスマの切り口のアラが見える事がある。この場合引手本体1のつば1aの裏側に遮光性のデザイン体(図示せず)を設けるとアラが見えなくする事が出来る。
【0014】
前記の対策を行っても
図11(フスマの切り口のアラの挟み込みの説明図)に示すように、リング8とつば1aの裏側が密着している引手を取付ける際、リングの端面にフスマの切り口のアラ11が乗っており、これに相手の引手を取りつけるとフスマの切り口のアラ11がつば1aとリング8の端面に挟まり表から見えるという不都合が起こってしまう事がある。これを解決するため、
図12(フスマの切り口のアラをかくす事の説明図)に示すようにまず最初にリング8aの端面をつば1aの裏に密着させ、しかる後にリング8を装着したもう一つの引手本体1を嵌合させるとフスマの切り口のアラ11は見えなくなる。
【0015】
又、
図13(フスマの切り口のアラをかくす事(リング同士で嵌合)の説明図)のようにリングを分割しそれぞれを嵌合できる構造として、最初に分割したリング8b,8cのそれぞれの端面をつば1aの裏に密着させておき、まずリング8bを装着した引手本体1をフスマに取付け、その後に同様にリング8cを装着したもう一つの引手本体1を嵌合させるとフスマの切り口のアラ11は表から見えなくする事が出来る。
【0016】
襖の厚みが様々で、厚みのあるフスマに引手を取りつけた時、
図14(フスマの切り口が側面から見える事の説明図)に示すがごとくフスマの切り口のアラが引手凹部の側面7を通して見えてしまう不都合が起こる。この場合に
図15(フスマの切り口が側面から見えるのをかくす事の説明図)に示すように引手凹部の側面7の内側もしくは外側に模様を付けて光が通りにくくすれば解決する。実際には前述の引手凹部の側面7の内側もしくは外側にローレット状のすじを設けるか、凹凸のデザインを設けるか、不透明なシールを貼るか、塗料等を塗ると光が通りにくくなる。また
図15のごとくひれ付きリング8dを前述したように最初につば1aの裏に密着させ、しかる後にリング8cを装着したもう一方の引手本体1を嵌合させるとフスマの切り口のアラは凹部の側面7から見えなくなる。
【0017】
図16(嵌合用リングでデザイン体を押さえる事の説明図)に示すようにリング8b、8cが嵌合出来るようにし、つば部13の裏面のデザイン体4a、4bを押さえるためヒレ8ba、ヒレ8cbを設けるとアラを見えなく出来る。リング8b、8cにヒレ8bc、8cdを設けて不透明な紙等で出来たデザイン体4a、4bを押さえると光の遮光性が出来、又紙等の固定が確実に出来る。この場合リング8b、リング8cは、嵌合、光の遮断、デザイン体4a、4bの押さえの役を兼ねる機能を果たし、アラをかくす為にも重要な役割を果たす。
【0018】
実際の襖の厚みは11mm−25mmで、引手の外径については30mm−70mm位である。この寸法はこれにこだわらなくても機能は果たせる。
リング8は
図10(内側に嵌合用の細いすじをもつリングの説明図)のごとく内側に嵌合用すじ9を持っており、
図4(引手本体とリングの構成図)のごとく複数本あると様々な襖の厚みに対応出来るものである。前述の嵌合用すじ9は無くても寸法を合わせれば機能を果たせる。リングの材質はプラスチック、金属、木製等を使用できる。また透明、半透明、不透明なものを使用できる。蓄光性にすれば夜間襖の引手の位置を認識しやすい。
夜間のトイレに便利である
又デザイン体4は引手との接触面は接着出来るようになっておりその接着面にデザインを載せている。
【0019】
前述ではデザイン体4a、4bが遮光性であり、粘着性であり、図案が載っているが、引手の裏にデザインを直接印刷したり塗料を塗ったりして、その図案に遮光性の機能をもたせたものでもよい。
また、デザイン体4a、4bは特別のデザインではなくて遮光性の機能のみを担うものでも良い。このデザインはもちろん無地であっても良い。デザイン体4a、4bはそれぞれの表裏両面にデザインが乗っている場合もある。又デザイン体4a、4bは透明、半透明、不透明であってもよい。
その材質はプラスチック、金属、ガラス、紙、木製が使用可能である。またペイントで直に塗る事も可能である。直接印刷したりアルミホイール等も利用できる。その他デザインを乗せることの出来るあらゆる物が使用できる。又蓄光性の物も利用できる。
またデザイン体4a、4bとして写真を使用することも出来る。また写真やその他のデザイン体を透明なデザイン体4a、4bの間に挟んで効果的に見せることも可能である。
この場合、デザイン体4a、4bの間に挟む写真やその他のデザイン体はデザイン体4
a、4bと接していてもよいし、又離れている場合もある。
【0020】
また説明図では丸い引手になっているが、これの形状は四角、楕円、半円、その他の如何なる形状でも対応出来る物である。引手の透明度は薄い透明からすっきりとした透明まであらゆる透明度に対応できうる。もちろん一部が不透明なものも二重成型等で可能である。
また、透明であるが故に隣室で電灯がついているかわかりやすいので点灯、消灯の表示にも使える。またトイレの点灯確認にも使用可能である。
又蓄光性にすると夜間認識しやすい。
又遮光性の使用法はとしては、光が入るとまずい場合で遮光性を重要視し、しかもデザインを目立たせながら引手として使用したい場合に使える。
【0021】
他方、底部を貫通して解放にしたり、又は格子状にして換気孔としても使用可能である。つば部を透明にし、リングを半透明の着色にするとつばの下のデザインをきれいに目立たせる事が出来る。
またデザイン体の交換も可能で、多様なデザインを楽しむことができる。
また底部を解放にしてガラス、レンズ等を嵌めると隣室の状態を監視する事も出来る。
病人、赤ちゃん、ペット等をドアを開けないで状況を把握する事が可能である。
引手本体、リング、デザイン体をそれぞれ様々な形態にして多彩な組合せを楽しめる。
例えば片面が洋室用に斬新なデザイン、そしてもう片面が渋い和室のデザインにしたり、
片面を子供用デザインにもう片面を女性用デザインにしたり出来る。
又裏と表で協調して一つのデザインを作り上げることも可能である。
図4(引手本体とリングの構成図)のごとくリング8は嵌合出来る構造にしているが同様に
図16(嵌合用リングでデザイン体を押さえる事の説明図)でもリング8b、8cは嵌合できる構造にし、又ただ簡単な管状形状だけでなく、ヒレ8ba、8cb、8bc、8cdを付けたりもする。また襖に食い込んで廻り止めのためリング外周に襖嵌合用突起14を一個又は複数個付けると襖に固定しやすい。実際には外周部に4箇所、90度の間隔で設けるのが望ましい形態の一つである。