(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5786263
(24)【登録日】2015年8月7日
(45)【発行日】2015年9月30日
(54)【発明の名称】食品容器のためのすべり抵抗蓋および食品容器
(51)【国際特許分類】
B65D 45/16 20060101AFI20150910BHJP
B65D 77/20 20060101ALI20150910BHJP
【FI】
B65D45/16
B65D77/20 Q
【請求項の数】7
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2011-119649(P2011-119649)
(22)【出願日】2011年5月27日
(65)【公開番号】特開2012-25487(P2012-25487A)
(43)【公開日】2012年2月9日
【審査請求日】2011年12月1日
【審判番号】不服2014-9221(P2014-9221/J1)
【審判請求日】2014年5月19日
(31)【優先権主張番号】201020270877.X
(32)【優先日】2010年7月26日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511129708
【氏名又は名称】ファーム チョーク インヴェストメント リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】ビリー バク ナム トン
【合議体】
【審判長】
渡邊 豊英
【審判官】
栗林 敏彦
【審判官】
三宅 達
(56)【参考文献】
【文献】
特開2001−115316(JP,A)
【文献】
特開2006−137444(JP,A)
【文献】
特開2006−328571(JP,A)
【文献】
実開昭55−115563(JP,U)
【文献】
登録実用新案第3068172(JP,U)
【文献】
登録実用新案第3126314(JP,U)
【文献】
韓国登録実用新案第20−0347176(KR,Y1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D35/44−35/54,39/00−55/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
食品容器のためのすべり抵抗蓋であり、
蓋本体と、
前記蓋本体の4方向の縁部に配列された折り畳み可能耳状バックルと、
を具備する、すべり抵抗蓋であって、
すべり抵抗層が、前記蓋本体の前記縁部と前記耳状バックルとの間の接合部分に提供され、
さらに、すべり抵抗縁部が、前記蓋本体の前記縁部と前記耳状バックルとの間の接合部分以外の前記耳状バックルの縁部に提供され、
格子様すべり止めパターンが、前記耳状バックルの外側表面及び裏面上に提供される、すべり抵抗蓋。
【請求項2】
前記すべり抵抗層は、ゴムから作製されたすべり抵抗層である、請求項1に記載の食品容器のためのすべり抵抗蓋。
【請求項3】
前記すべり抵抗層は、前記蓋本体の前記縁部と前記耳状バックルとの間の前記接合部分にヒート・シールされる、請求項1または2に記載の食品容器のためのすべり抵抗蓋。
【請求項4】
すべり抵抗縁部は、前記耳状バックルの縁部に提供される、請求項1に記載の食品容器のためのすべり抵抗蓋。
【請求項5】
前記すべり抵抗縁部は、ゴム製すべり抵抗層である、請求項4に記載の食品容器のためのすべり抵抗蓋。
【請求項6】
前記すべり抵抗縁部は、前記耳状バックルの前記縁部にヒート・シールされる、請求項4または5に記載の食品容器のためのすべり抵抗蓋。
【請求項7】
食品容器であって、
開口部を有する容器本体と、
請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の前記すべり抵抗蓋と、
を具備し、
前記すべり抵抗蓋は、前記耳状バックルによって前記容器本体の前記開口部上に固定される、食品容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品容器のためのすべり抵抗蓋、および食品容器に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、食品を新鮮に保つための多くの種類の食品容器が市販されている。それらの多くは、容器本体および蓋を具備する。蓋は、容器本体を密閉するための耳状バックルによって容器本体上に固定され得、そのため容器本体内の食品が外側の環境によって影響を及ぼされず、ゆえに食品は新鮮に保たれる。しかしながら、この構造は、耳状バックルがすべり抵抗性を有さず、したがって使用時に食品容器がすべり落ち得るような短所を有し、それは使用者にとって不都合である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、良好なすべり抵抗性を有するすべり抵抗蓋を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の目的は以下の技術的解決法によって達成される:
食品容器のためのすべり抵抗蓋は、蓋本体、および、蓋本体の縁部に配列された折り畳み可能耳状バックルを具備し、すべり抵抗層が、蓋本体の縁部と耳状バックルとの間の接合部分に提供される。
【0005】
好ましくは、すべり抵抗層は、ゴムから作製されたすべり抵抗層であり、すべり抵抗層は、蓋本体の縁部と耳状バックルとの間の接合部分にヒート・シールされる。
【0006】
好ましくは、すべり抵抗縁部は、耳状バックルの縁部に提供される。さらに好ましくは、すべり抵抗縁部は、ゴム製すべり抵抗縁部であり、耳状バックルの縁部にヒート・シールされる。
【0007】
好ましくは、格子様すべり止めパターンが、耳状バックルの外側表面上に提供される。
【0008】
本発明のさらなる目的は、上記のすべり抵抗蓋を備えた食品容器を提供することである。
【0009】
本発明の上記のさらなる目的は、以下の技術的解決法によって達成される:
食品容器は、容器本体、および、すべり抵抗蓋を具備し、すべり抵抗蓋は、耳状バックルによって容器本体の開口部上に固定される。
【0010】
先行技術と比較すると、本発明は、以下の利点を有する:
すべり抵抗層が、蓋本体の縁部と耳状バックルとの間の接合部分に提供されると、使用者の手が通常、使用時に接合部分と接触することになり、ゆえにすべりが発生するのを防止されることになる。
【0011】
本発明は、単に例示目的として意図され、本発明の範囲を限定するように意図されない添付の図面からより完全に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の第1実施形態の概略的構造図である。
【
図2】本発明の第1実施形態の別の状態にある概略的構造図である。
【
図3】本発明の第2実施形態の概略的構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
〔好ましい実施形態の詳細な説明〕
本発明は、単に例示的な性質で本発明を限定するようには決して意図されない、好ましい実施形態および添付の図面の詳細な説明からより完全に理解されるであろう。
【実施例1】
【0014】
図1および
図2を参照すると、食品容器のためのすべり抵抗蓋が示されている。この蓋は、蓋本体1、および、蓋本体1の縁部に配列された折り畳み可能耳状バックル2を具備する。すべり抵抗層3が、蓋本体1の縁部と耳状バックル2との間の接合部分に提供されている。
【0015】
すべり抵抗性を改善するために、すべり抵抗層3は、この実施形態においてゴムから作製され、蓋本体1の縁部と耳状バックル2との間の接合部分でヒート・シールされる。このような方法で、容器が使用者によって把持されるときにすべりが発生しないように、耳状バックル2と使用者の手との間の摩擦が高められる。耳状バックルは折り畳み可能であり、使用に耐久性がある。
【0016】
すべり抵抗性をさらに改善するために、すべり抵抗縁部が、耳状バックル2の縁部にさらに提供され、耳状バックル2の縁部にヒート・シールされる。すべり抵抗縁部はゴム製すべり抵抗縁部である。しかしながら、すべり抵抗縁部はまた、他の適切な材料から作製されうる。格子様すべり止めパターン22が、耳状バックル2の外側表面上に提供される。
【実施例2】
【0017】
図3および
図4を参照すると、食品容器が示されている。食品容器は、容器本体4、および、すべり抵抗蓋5を具備する。すべり抵抗蓋5は、耳状バックル2によって容器本体4の開口部41上に覆われ固定される。
【0018】
前述された実施形態は自由に組み合されうるということは強調されるべきである。本発明の精神および原理から実質的に逸脱することなく、本発明の前述の実施形態に多くの変形および修正を施すことも可能である。全てのそのような修正および変更は、本明細書において本開示および本発明の範囲内に含まれ、以下の特許請求の範囲によって保護されるということを意図される。
【符号の説明】
【0019】
1蓋本体
2折り畳み可能耳状バックル
4容器本体
5すべり抵抗蓋
22格子様すべり止めパターン