【文献】
Huawei,UE RLF report[online], 3GPP TSG-RAN WG2♯69 R2-101265,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_69/Docs/R2-101265.zip>,2010年 2月26日
【文献】
3GPP TS 32.422 V11.2.0 (2011-12),3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Services and System Aspects;Telecommunication management;Subscriber and equipment trace;Trace control and configuration management(Release 11),2012年 1月 6日,p.1,97-99,109-110
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記IRPAgentが送った、前記登録条件を満たす前記RLF報告を、前記IRPManagerによって取得する機構が、信号伝達トレースジョブのトレース結果報告機構からなる請求項1に記載の方法。
前記IRPAgentが送った、前記登録条件を満たす前記RLF報告を、前記IRPManagerによって取得する機構が、最小限のドライブテスト(MDT)ジョブのトレース結果報告機構からなる請求項1に記載の方法。
前記属性がエリア範囲であるとき、前記属性の値が、1つまたは複数のセルの識別子、トラッキングエリア識別子、ルーティングエリア識別子、または位置エリア識別子のうち少なくとも1つを含む請求項4に記載の方法。
前記属性が前記持続時間であるとき、前記属性が、絶対時間の開始時間と終了時間によって特徴付けられる、または絶対時間の開始時間および期間によって特徴付けられる請求項4に記載の方法。
前記属性がUEの計測項目の閾値であるとき、前記属性の値が、セル基準信号の受信電力(RSRP)の閾値およびセル基準信号の受信品質(RSRQ)の閾値のうち少なくとも1つを含む請求項4に記載の方法。
前記属性がエリア範囲であるとき、前記属性の値が、1つまたは複数のセルの識別子、トラッキングエリア識別子、ルーティングエリア識別子、または位置エリア識別子のうち少なくとも1つを含む請求項18に記載の装置。
前記属性が前記持続時間であるとき、前記属性が、絶対時間の開始時間と終了時間によって特徴付けられる、または絶対時間の開始時間および期間によって特徴付けられる請求項18に記載の装置。
前記属性がUEの計測項目の閾値であるとき、前記属性の値が、セル基準信号の受信電力(RSRP)の閾値およびセル基準信号の受信品質(RSRQ)の閾値のうち少なくとも1つを含む請求項18に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の実施形態の目的、技術的解決策、および利点をより分かりやすくするために、以下は、本発明の実施形態の技術的解決策を、本発明の実施形態の添付図面を参照しながら明確かつ十分に説明するものである。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態のすべてではなく単なる一部分である。当業者によって、創造的な努力をすることなく、本発明の実施形態に基づいて達成されるすべての他の実施形態は、本発明の保護範囲に入るものとする。
【0014】
本発明の技術的解決策は、例えばユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications system、略してUMTS)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムといった種々の通信システムに適用されてもよい。
【0015】
基地局は、UMTSシステムの基地局コントローラ(Radio Network Controller、略してRNC)、またはLTEシステムの発展型基地局(Evolved Node B、略してeNBまたはeNodeB)などでもよい。
【0016】
本発明の技術的解決策では、IRPManagerとIRPAgentの間のインターフェースはnorthboundインターフェースであり、IRPAgentは、基地局でもよく、あるいは基地局がIRPAgentを通じてIRPManagerと通信し得るように独立したエンティティでもよい。IRPManager、IRPAgent、および基地局の間の関係は、本明細書では説明されない。その実例については、3GPP規格の32.101または32.102が参照されてもよい。
【0017】
それに加えて、本明細書の用語「および/または」は、関連した物を説明するための対応関係のみを示し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、Aおよび/またはBが表すのは、A単独の存在、AおよびBの両方の存在、およびB単独の存在である。それに加えて、この文献の記号「/」は、通常、この記号の前後の関連する物が「または」の関係であることを表す。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態によってRLF報告を登録する方法の概略流れ図である。
図1に示されるように、この実施形態のRLF報告を登録する方法は、以下を含んでもよい。
【0019】
101. IRPManagerは、IRPAgent向けの、RLF報告に関する登録条件を設定する。
【0020】
この実施形態では、登録条件に対応する属性は、
エリア範囲(AreaScope)と、
持続時間(TimeDuration)と、
RLF発生頻度(OccurrenceFrequency)と、
UEの計測項目の閾値(MeasurementThreshold)と、
RLFが生じた信号伝達トレース(Trace)ジョブまたは最小限のドライブテスト(Minimized Drive Test、略してMDT)ジョブのジョブ識別子情報と、
RLFが生じたトレースジョブまたはMDTジョブのUEの識別子情報と
のうちの少なくとも1つを含む。
【0023】
この属性は、RLF報告を伝える必要のあるエリアを示してもよい。この属性の値は、識別子情報の少なくとも一部分を含んでもよく、実例には、この実施形態がLTEシステムまたは発展型LTEシステムで用いられる場合に適用可能な、セル識別子またはトラッキングエリア(Tracking Area、略してTA)識別子があり、また、別の実例は、この実施形態が、例えば広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、略してWCDMA(登録商標))システムまた時分割同期符号分割多重アクセス(Time Division-Synchronous Code Division Multiple Access、略してTD-SCDMA)システムといったUMTSシステムで用いられる場合に適用可能な、ルーティングエリア(Routing Area、略してRA)識別子または位置エリア(Location Area、略してLA)識別子がある。セル識別子は、1つのセルの識別子または複数のセルの識別子(例えば複数のセル識別子で形成された識別子のリスト)でもよく、トラッキングエリア識別子は、1つのトラッキングエリアの識別子または複数のトラッキングエリアの識別子でもよく、ルーティングエリア識別子は、1つのルーティングエリアの識別子または複数のルーティングエリアの識別子でもよく、位置エリア識別子は、1つの位置エリアの識別子または複数の位置エリアの識別子でもよい。任意選択で、属性に対応する登録条件は、RLFが生じたUEが、属性によって示されたエリア範囲にあるとき、すなわち、属性によって示されたエリア範囲のUEにRLFが生じたときには、RLF報告をIRPManagerに伝える必要がある、といったものである。例えば、RLFが生じたUEがセル内にあるとき、属性がセルのセル識別子であれば、IRPAgentは、IRPManagerにRLF報告を伝えるべきである。それに加えて、属性は、全体の公有地モバイルネットワーク(Public Lands Mobile Network、PLMN)範囲を示すデフォルト値でもよい。
【0025】
この属性は、RLF報告を伝える必要のある持続時間を示してもよい。この属性は、時間に関する2つの変数によって特徴付けられてもよく、例えば、属性の値は、例えば開始時間と終了時間の絶対時間または例えば開始時間の絶対時間と期間といった時間値と数値から設定される、2つの時間値から設定されている。任意選択で、属性に対応する登録条件は、RLF発生時が属性によって示された持続時間内にあるなら、IRPManagerにRLF報告を伝える必要がある、といったものでもよい。
【0027】
この属性は、RLF報告を伝える必要のあるRLF発生の頻度を示してもよい。この属性は、時間に関連した変数およびRLF発生の総計に関連した変数によって特徴付けられてもよく、例えば、属性の値は、RLF発生の期間および総計などの時間値および数値から設定される。任意選択で、属性に対応する登録条件は、実際のRLF発生頻度が属性によって示された頻度以上であるなら、IRPManagerにRLF報告を伝える必要がある、といったものでもよい。RLF発生の期間が5分で総計が1000回であると想定して、示される頻度は5分以内に生じる1000回のRLFの事象であり、登録条件は、5分以内のRLF発生の総計が1000回以上であればIRPManagerにRLF報告を伝える必要がある、といったものである。
【0029】
任意選択で、ここでは、UEの計測項目の閾値は、RLF報告のUEの計測項目の閾値でもよい。属性に対応する登録条件は、UEの計測項目の測定値が、属性によって示された閾値に非適合であれば、IRPManagerにRLF報告を伝える必要がある、といったものでもよく、ここで、非適合は、UEの計測項目の測定値が、属性によって示された閾値以下である、などの異なる場合を示してもよい。
【0030】
以下は、実例を用いることにより、属性および属性に対応する登録条件の値を説明する。
【0031】
D-1. 属性の値は、UEのソースセルの基準信号の受信電力(Reference Signal Received Power、略してRSRP)の閾値である。
【0032】
任意選択で、属性に対応する登録条件は、UEの計測項目がUEのソースセルのRSRP値であり、UEの計測項目の測定値が、属性によって示された閾値以下であるとき、IRPManagerにRLF報告を伝える必要がある、といったものでもよい。
【0033】
D-2. 属性の値は、UEのソースセルの基準信号の受信品質(Reference Signal Received Quality、略してRSRQ)の閾値である。
【0034】
任意選択で、属性に対応する登録条件は、UEの計測項目がUEのソースセルのRSRQ値であり、UEの計測項目の測定値が、属性によって示された閾値以下であるとき、IRPManagerにRLF報告を伝える必要がある、といったものでもよい。
【0035】
D-3. 属性の値は、UEのソースセルに近接したセルのRSRPの閾値である。
【0036】
任意選択で、属性に対応する登録条件は、UEの計測項目がUEのソースセルに近接したセルのRSRP値であり、UEの計測項目の測定値が属性によって示された閾値以下であるとき、IRPManagerにRLF報告を伝える必要がある、といったものでもよい。
【0037】
D-4. 属性の値は、UEのソースセルに近接したセルのRSRQの閾値である。
【0038】
任意選択で、属性に対応する登録条件は、UEの計測項目がUEのソースセルに近接したセルのRSRQ値であり、UEの計測項目の測定値が属性によって示された閾値以下であるとき、IRPManagerにRLF報告を伝える必要がある、といったものでもよい。
【0039】
ソースセルはRLFが生じた現在のセルであり得る。
【0040】
任意選択で、UEの計測項目の測定値はRLF報告のUE測定記録でもよい。
【0041】
E. RLFが生じたトレースジョブまたはMDTジョブのジョブ識別子情報
【0042】
この属性は、RLFが生じたUEに対するトレースジョブまたはMDTジョブにおいて割り当てられるジョブ識別子の情報を示してもよい。属性の値はトレース参照値(Trace Reference、TR)でもよく、この値はトレースジョブ参照値と称されることもある。
【0043】
属性に対応する登録条件は、属性によって示されたトレースジョブまたはMDTジョブでRLFが生じたとき、IRPManagerにRLF報告を伝える必要がある、といったものでもよい。
【0044】
F. RLFが生じたトレースジョブまたはMDTジョブにおけるUEの識別子情報
【0045】
この属性は、RLFが生じたUEに対するトレースジョブまたはMDTジョブにおいて割り当てられるUE識別子の情報を示してもよい。属性の値は、TRとトレース記録セッションの参照値(Trace Recording Session Reference、TRSR)の組合せでもよい。管理ベースまたはエリアベースのトレースジョブまたはMDTジョブでは、属性の値は、TRと、TRSRと、セル識別子との組合せでもよい。
【0046】
属性に対応する登録条件は、属性によって示されたUEでRLFが生じたとき、IRPManagerにRLF報告を伝える必要がある、といったものでもよい。
【0047】
この実施形態では、複数の属性がすべて設定されている、すなわち複数の属性の値が設定されている場合、登録条件は、種々の属性に対応する登録条件の積集合である。本発明の実施形態によって提供される方法をより分かりやすくするために、以下で実例として2つの別々のシナリオを用いる。
【0048】
シナリオ1:IRPManagerは、2010年の6月5日と6月7日の間に、あるエリア(Cell1、Cell2、およびCell3のセルを含む)で「セルが登録不可能」との多数の警告が生じたのを発見したら、無線ネットワーク障害の根本的原因の解析における支援を提供するように、2010年の6月5日と6月7日の間にCell1、Cell2、およびCell3のセルにおける発生頻度が1000回を超過したRLFの報告を登録してもよい。例えば、RLF報告の登録条件は、(AreaScope=Cell1 or Cell2 or Cell3) and (TimeDuration is in between {00:00:00, 2010-06-05} and {23:59:59, 2010-06-07}) and (OccurrenceFrequency={5 minutes, 1000})と設定されてもよい。ここで、「=」は、「左辺の値が右辺の値に等しい」ことを意味するように理解されてもよく、この説明は以下では繰り返さない。
【0049】
シナリオ2:IRPManagerは、周期的な報告を必要とするイミディエイト(Immediate)MDTジョブを生成するためにCell1およびCell2を選択した後に、MDT報告およびRLF報告のためのバックグラウンド関連の処理を遂行するように、全体のイミディエイトMDT処理で生じるRLFのRLF報告を取得するのが望ましくなる。例えば、RLF報告に関する登録条件は、(AreaScope=Cell1 and Cell2) and (TraceReference=TR1)と設定されてもよく、ここで、TR1は、イミディエイトMDTジョブに割り当てられたジョブ識別子の情報である。
【0050】
任意選択で、この実施形態のIRPManagerは、複数の機構で、IRPAgent向けのRLF報告に関する登録条件を設定してもよい。
【0051】
例えば、IRPManagerは、サブネットカテゴリまたは基地局機能カテゴリのRLF報告登録(RLFReportingSubscription)のサブカテゴリを生成するようにIRPAgentに要求するために、最初にIRPAgent向けのCreateMO(管理オブジェクトを生成する)操作を起動して、次いで、生成されたRLF報告登録のサブカテゴリの属性を、登録条件に対応する属性の値へと設定するようにIRPAgentに要求するために、IRPAgent向けの管理オブジェクト属性を設定する(SetMOAttributes)操作を起動してもよい。
【0052】
別の実例については、IRPManagerは、IRPAgentからのRLF報告を登録するために、IRPAgent向けのログを登録する(SubscribeLog)操作を起動して、登録条件に対するログを登録する操作のフィルタ条件を設定してもよい。例えば、RLF事象を反映している通知カテゴリが、ログを登録する操作の通知カテゴリ(NotificationCategories)のパラメータに追加される。
【0053】
別の実例については、IRPManagerは、信号伝達トレースジョブを生成するようにIRPAgentに要求するために、IRPAgent向けの、信号伝達トレースジョブの統合基準点(Trace IRP)から信号伝達トレースジョブをアクティブにする(activateTraceJob)操作を起動してもよく、信号伝達トレースジョブのジョブタイプ(Job Type)は、RLF報告のみ(RLF reporting only)であり、信号伝達トレースジョブをアクティブにする操作の入力パラメータは、登録条件に対応する属性の値である。IRPManagerによって起動される操作は、具体的には信号伝達トレースジョブの信号伝達トレースジョブをアクティブにする操作であり、信号伝達トレースジョブはIRPManagerの管理オブジェクトである。既存の信号伝達トレースジョブに類似して、IRPAgentは、トレース参照値(Trace Reference)およびトレース記録セッション参照値(Trace Recording Session Reference)を、生成された信号伝達トレースジョブにさらに割り当ててもよく、トレース記録セッション参照値は、設定のないデフォルトでもよい。
【0054】
102. IRPManagerは、IRPAgentが送った、登録条件を満たすRLF報告を取得する。
【0055】
任意選択で、IRPManagerは、IRPAgentが送った、登録条件を満たすRLF報告を複数の機構で取得してもよい。
【0056】
例えば、IRPManagerは、IRPAgentが送った、登録条件を満たすRLF報告を、ファイル転送(File Transfer)機構で取得してもよい。任意選択で、具体的な処理は以下の通りである。IRPManagerは、IRPAgentによってもたらされた通知を、ファイル転送統合基準点の「通知ファイル準備完了」機能を用いて受け取り、示されたアドレスから、登録条件を満たすRLF報告が格納されている登録結果ファイルを読み取ってもよい。
【0057】
別の実例では、IRPManagerは、IRPAgentが送った、登録条件を満たすRLF報告を、通知ログ機構で取得してもよい。任意選択で、具体的な処理は以下の通りである。IRPManagerは、IRPAgent向けの、ログレコードをエクスポートする(ExportLogRecords)操作またはログレコードを取得する(GetLogRecords)操作を起動して、登録条件を満たすRLF報告を格納している通知ログを取得してもよい。
【0058】
別の実例については、IRPManagerは、IRPAgentが送った、登録条件を満たすRLF報告を、信号伝達トレースジョブのトレース結果を伝える機構またはMDTジョブのトレース結果を伝える機構で取得してもよい。この場合、IRPManagerは、IRPManagerのトレース収集エンティティ(Trace Collection Entity、略してTCE)で取得済みのRLF報告を格納してもよい。
【0059】
この実施形態では、IRPManagerは、IRPAgentが送った、登録条件を満たすRLF報告を取得することができるように、IRPAgent向けのRLF報告に関する登録条件を設定することで、基地局がUEから取得したRLF報告を、IRPAgentを介してベストエフォートモードでIRPManagerへ送るという従来技術の問題を避けることができ、それによって、IRPManagerとIRPAgentの間で転送される情報の負荷が減少する。そのうえ、RLF報告登録が特定の管理アプリケーションに適応されるので、IRPManagerは冗長な処理および無用のRLF報告を必要とせず、それによってIRPManagerの処理負荷が低減する。
【0060】
この実施形態のIRPAgentは、任意選択で、ステップ102の前に、登録条件を満たすRLF報告を取得してもよく、このことは本明細書ではさらには説明されない。詳細には、ステップ202および
図2に示された実施形態におけるその実例が参照されてもよい。
【0061】
図2は、本発明の別の実施形態による、RLF報告を登録する方法の概略流れ図である。
図2に示されるように、この実施形態のRLF報告を登録する方法は、以下を含んでもよい。
【0062】
201. IRPAgentは、IRPManagerが登録するRLF報告に関する登録条件を設定する。
【0063】
登録条件に対応する属性は、
エリア範囲(AreaScope)と、
持続時間(TimeDuration)と、
RLF発生頻度(OccurrenceFrequency)と、
UEの計測項目の閾値(MeasurementThreshold)と、
RLFが生じたトレースジョブまたはMDTジョブのジョブ識別子情報と、
RLFが生じたトレースジョブまたはMDTジョブのUEの識別子情報と
のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0064】
属性および属性に対応する登録条件は、本明細書ではさらには説明されない。その実例については、
図1に対応する実施形態に関連した内容が参照されてもよい。
【0065】
任意選択で、IRPAgentは、IRPManagerが登録するRLF報告に関する登録条件を複数の機構で設定してもよい。
【0066】
例えば、IRPAgentは、最初に、IRPManagerが起動した、管理オブジェクトを生成する操作に従って、サブネットカテゴリまたは基地局機能カテゴリのRLF報告登録のサブカテゴリを生成してもよく、次いで、IRPAgentは、生成されたRLF報告登録のサブカテゴリの属性を、IRPManagerが起動した管理オブジェクトの属性を設定する操作に従って、登録条件に対応する属性の値へと設定してもよい。
【0067】
別の実例については、IRPAgentは、IRPManagerが起動したログを登録する操作に従って、IRPManager向けのRLF報告をさらに登録して、ログを登録する操作のフィルタ条件を登録条件へと設定してもよい。例えば、RLF事象を反映している通知カテゴリが、ログを登録する操作の通知カテゴリのパラメータに追加される。
【0068】
別の実例については、IRPAgentは、IRPManagerが起動した信号伝達トレースジョブをアクティブにする(activateTraceJob)操作に従って、IRPManager向けの信号伝達トレースジョブ(信号伝達トレースジョブのジョブタイプ(Job Type)は、RLF報告のみ(RLF reporting only)である)を生成して、登録条件に対応する属性の値を、信号伝達トレースジョブをアクティブにする操作の入力パラメータとして設定してもよい。既存の信号伝達トレースジョブに類似して、IRPAgentは、トレース参照値(Trace Reference)およびトレース記録セッション参照値(Trace Recording Session Reference)を、生成された信号伝達トレースジョブにさらに割り当ててもよく、トレース記録セッション参照値は、設定のないデフォルトでもよい。
【0069】
202. IRPAgentは、登録条件に従って、登録条件を満たすRLF報告を取得する。
【0070】
任意選択で、IRPAgentは、複数の機構で、登録条件に従って、登録条件を満たすRLF報告を取得してもよい。
【0071】
例えば、IRPAgentは、登録条件に従って、IRPAgentの管理領域内の基地局が送った取得済みのRLF報告を検索して、登録条件を満たすRLF報告を取得する。この基地局は、ソース基地局として理解されてもよく、ソース基地局が、すべての取得したRLF報告を、対応するIRPAgentに送り、IRPAgentは、登録条件に従って、IRPAgentの管理領域内の基地局が送った取得済みのRLF報告を検索して、登録条件を満たすRLF報告を取得する。
【0072】
別の実例については、IRPAgentは、登録条件に従って、IRPAgentの管理領域内の登録条件を満たす、基地局からの取得済みのRLF報告を登録して、登録条件を満たすRLF報告を取得する。基地局は、ソース基地局として、または目標基地局として理解されてもよい。基地局は、IRPAgentの登録条件に従って、登録条件を満たすRLF報告を、対応するIRPAgentへ送り、IRPAgentは登録条件を満たすRLF報告を取得する。
【0073】
以下は、RLF報告を検索して登録条件を満たすRLF報告を取得するやり方を、実例を用いて説明する。
【0074】
RLF報告の内容は、それだけではないが、
1. RLFが生じたときのUEのソースセルのRSRP/RSRQの測定値(M1計測項目)と、
2. RLFが生じたときの、UEのソースセルに近接したセルのRSRP/RSRQの測定値(M1計測項目)であって、近接したセルは、周波数内(intra-frequency)近接セル、周波数間(inter-frequency)近接セル、およびシステム間(inter-system)近接セルのうちの任意のものであり得る、測定値と、
3. UEの位置情報と、
4. UEに対応しているセルの識別子であって、それだけではないが、UEにRLFが生じたときのセルのセルグローバル識別子(Cell Global Identifier、CGI)、UEがRRC接続を回復したときのセル(目標セル)、およびUEのハンドオーバ以前のセルのCGIのうちの少なくとも1つを含み得る、識別子と、
5. 例えばTRといった、RLFが生じた信号伝達トレースジョブまたはMDTジョブのジョブ識別子情報と、
6. 例えばTRとTRSRの組合せといった、RLFが生じた信号伝達トレースジョブまたはMDTジョブのUEの識別子情報と
のうち少なくとも1つを含んでもよい。
【0075】
IRPAgentまたは基地局は、どのRLF報告が登録条件を満たすか確かめるために、取得したRLF報告を検索して、登録条件を満たすRLF報告を伝えてもよい。例えば、IRPAgentまたは基地局は、RLF報告を取得した時間によってRLFの発生時間を推定し、RLF報告が属性Aに対応する登録条件を満たすかどうか判断する。RLF報告を取得した時間を(4秒などの)時間だけ早めることによって取得された時間が、RLF発生時間の推定として用いられてもよい。別の実例については、IRPAgentまたは基地局は、取得したRLF報告に従って統計処理を行ない、例えば基地局またはセルの範囲のRLF事象の実際の発生頻度の統計処理を行なって、属性Dに対応する登録条件が満たされているかどうか判断する。別の実例については、信号伝達トレースジョブまたはMDTジョブでRLFが生じると、IRPAgentまたは基地局は、RLF報告のジョブ識別子情報が、属性Eの値と同一であるか、または属性Eの値の範囲内にあるとき、取得したRLF報告が属性Eに対応する登録条件を満たすものと判断する。別の実例については、信号伝達トレースジョブまたはMDTジョブでRLFが生じると、IRPAgentまたは基地局は、RLF報告のUE識別子が、属性Fの値と同一であるか、または属性Fの値の範囲内にあるとき、取得したRLF報告が属性Fに対応する登録条件を満たすものと判断する。
【0076】
203. IRPAgentは、IRPManagerへ登録条件を満たすRLF報告を送る。
【0077】
任意選択で、IRPAgentは、登録条件を満たすRLF報告を複数の機構でIRPManagerへ送ってもよい。
【0078】
例えば、IRPAgentは、登録条件を満たすRLF報告をファイル転送機構でIRPManagerへ送ってもよい。すなわち、IRPAgentは、登録条件を満たすRLF報告をファイル転送統合基準点経由でIRPManagerへ送る。任意選択で、具体的な処理は以下の通りである。IRPAgentは、登録条件を満たすRLF報告を取得した後にこれをファイルに格納して、ファイル転送統合基準点の「通知ファイル準備完了」機能を用いてIRPManagerに通知し、IRPManagerは、示されたアドレスから登録結果ファイルを読み取る。
【0079】
別の実例については、IRPAgentは、登録条件を満たすRLF報告を、通知ログ機構でIRPManagerへ送ってもよい。すなわち、IRPAgentは、通知ログ統合基準点の機能を用いることにより、登録条件を満たすRLF報告をIRPManagerへ送る。任意選択で、具体的な処理は以下の通りである。IRPAgentは、登録条件を満たすRLF報告を取得した後に、これを通知ログに格納して、IRPManagerが起動したログレコードをエクスポートする(ExportLogRecords)操作またはログレコードを取得する(GetLogRecords)操作に従って、通知ログをIRPManagerへ送る。
【0080】
別の実例については、IRPAgentは、登録条件を満たすRLF報告を、信号伝達トレースジョブのトレース結果を伝える機構またはMDTジョブのトレース結果を伝える機構でIRPManagerへ送ってもよい。この場合、IRPManagerは、取得したRLF報告をIRPManagerのTCEにさらに格納する。
【0081】
この実施形態では、IRPAgentは、IRPManagerが登録するRLF報告に関する登録条件を設定し、その結果、IRPAgentは、登録条件に従って、登録条件を満たすRLF報告を取得してこれをIRPManagerへ送ることができ、こうすれば、基地局が、UEから取得したRLF報告を、IRPAgentを介してベストエフォートモードでIRPManagerへ送るという従来技術の問題を避けることができ、それによって、IRPManagerとIRPAgentの間で転送される情報の負荷が減少する。そのうえ、RLF報告登録が特定の管理アプリケーションに適応されるので、IRPManagerは冗長な処理および無用のRLF報告を必要とせず、それによってIRPManagerの処理負荷が低減する。
【0082】
前述の方法の実施形態は、説明の容易さのために、すべて一連の動作として説明されていることに留意されたい。当業者なら、本発明が本明細書で説明された一連の動作に限定されず、本発明によれば、いくつかのステップが、他の順序で、または同時に遂行される得ることを理解するはずである。当業者なら、明細書の実施形態は例示的実施形態であり、実施形態に含まれる動作およびモジュールは、本発明にとって必ずしも必要ではないことも知っているはずである。
【0083】
前述の実施形態では、各実施形態の説明には、固有の視点(own focus)がある。特定の実施形態で説明されない部分については、他の実施形態における関連した説明が参照されてもよい。
【0084】
図3は、本発明の別の実施形態による装置の概略構造図である。
図3に示されるように、この実施形態の装置は、設定ユニット31および取得ユニット32を含んでもよい。設定ユニット31は、IRPAgent向けのRLF報告に関する登録条件を設定するように適合されており、取得ユニット32は、IRPAgentが送った、設定ユニット31によって設定された登録条件を満たすRLF報告を取得するように適合されている。
【0085】
この実施形態によって提供される装置は、それだけではないが、IRPManagerであり得る。
【0086】
図1および
図2に対応する実施形態のIRPManagerのいかなる機能も、この実施形態によって提供される装置によって実施され得る。
【0087】
任意選択で、この実施形態の設定ユニット31は、サブネットカテゴリまたは基地局機能カテゴリのRLF報告登録のサブカテゴリを生成するようにIRPAgentに要求するために、IRPAgent向けの管理オブジェクトを生成する操作を特に起動して、生成されたRLF報告登録のサブカテゴリの属性を、登録条件に対応する属性の値へと設定するようにIRPAgentに要求するために、IRPAgent向けの管理オブジェクト属性を設定する操作を起動してもよい。任意選択で、この実施形態の取得ユニット32は、IRPAgentが送った、登録条件を満たすRLF報告を、ファイル転送機構で取得するように特に適合されてもよい。
【0088】
任意選択で、この実施形態の設定ユニット31は、IRPAgentからのRLF報告を登録するために、IRPAgent向けのログを登録する操作をさらに特に起動して、登録条件に対するログを登録する操作のフィルタ条件を設定してもよい。任意選択で、この実施形態の取得ユニット32は、IRPAgentが送った、登録条件を満たすRLF報告を、通知ログ機構で取得するように特にさらに適合されてもよい。
【0089】
任意選択で、この実施形態の設定ユニット31は、信号伝達トレースジョブを生成するようにIRPAgentに要求するために、IRPAgent向けの、信号伝達トレースジョブの統合基準点(Trace IRP)から信号伝達トレースジョブをアクティブにする(activateTraceJob)操作を特にさらに起動してもよく、信号伝達トレースジョブのジョブタイプは、RLF報告のみであり、信号伝達トレースジョブをアクティブにする操作の入力パラメータは、登録条件に対応する属性の値である。IRPManagerによって起動される操作は、具体的には信号伝達トレースジョブの信号伝達トレースジョブをアクティブにする操作でもよく、信号伝達トレースジョブはIRPManagerの管理オブジェクトである。任意選択で、この実施形態の取得ユニット32は、IRPAgentが送った、登録条件を満たすRLF報告を、信号伝達トレースジョブのトレース結果を伝える機構またはMDTジョブのトレース結果を伝える機構で取得するように特にさらに適合されてもよい。
【0090】
設定ユニット31によって設定された登録条件に対応する属性は、
エリア範囲と、
持続時間と、
RLF発生頻度と、
UEの計測項目の閾値と、
RLFが生じたトレースジョブまたはMDTジョブのジョブ識別子情報と、
RLFが生じたトレースジョブまたはMDTジョブのUEの識別子情報と
のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0091】
属性および属性に対応する登録条件は、本明細書ではさらには説明されない。その実例については、
図1に対応する実施形態に関連した内容が参照されてもよい。
【0092】
この実施形態で提供される装置では、設定ユニットは、IRPAgentが送った、登録条件を満たすRLF報告を、取得ユニットが取得し得るように、IRPAgent向けの、RLF報告に関する登録条件を設定し、こうすれば、基地局が、UEから取得したRLF報告を、IRPAgentを介してベストエフォートモードでIRPManagerへ送るという従来技術の問題を避けることができ、それによって、IRPManagerとIRPAgentの間で転送される情報の負荷が減少する。そのうえ、RLF報告登録が特定の管理アプリケーションに適応されるので、IRPManagerは冗長な処理および無用のRLF報告を必要とせず、それによってIRPManagerの処理負荷が低減する。
【0093】
図4は、本発明の別の実施形態による装置の概略構造図である。
図4に示されるように、この実施形態の装置は、設定ユニット41、取得ユニット42、および送信ユニット43を含んでもよい。設定ユニット41は、IRPManagerが登録するRLF報告に関する登録条件を設定するように適合されており、取得ユニット42は、設定ユニット41が設定した登録条件に従って、登録条件を満たすRLF報告を取得するように適合されており、送信ユニット43は、取得ユニット42が取得した、登録条件を満たすRLF報告をIRPManagerへ送るように適合されている。
【0094】
この実施形態によって提供される装置は、それだけではないが、IRPAgentでもよい。
【0095】
図1および
図2に対応する実施形態のIRPAgentのいかなる機能も、この実施形態によって提供される装置によって実施され得る。
【0096】
任意選択で、この実施形態の設定ユニット41は、IRPManagerが起動した管理オブジェクトを生成する操作に従って、サブネットカテゴリまたは基地局機能カテゴリのRLF報告登録のサブカテゴリを特に生成して、生成されたRLF報告登録のサブカテゴリの属性を、IRPManagerが起動した管理オブジェクトの属性を設定する操作に従って、登録条件に対応する属性の値へと設定してもよい。任意選択で、この実施形態の送信ユニット43は、登録条件を満たすRLF報告をファイル転送機構でIRPManagerへ送るように特に適合されてもよい。
【0097】
任意選択で、この実施形態の設定ユニット41は、IRPManagerが起動した、ログを登録する操作に従って、IRPManager向けのRLF報告をさらに特に登録して、登録条件に対するログを登録する操作のフィルタ条件を設定してもよい。任意選択で、この実施形態の送信ユニット43は、登録条件を満たすRLF報告を通知ログ機構でIRPManagerへ送るように特に適合されてもよい。
【0098】
任意選択で、この実施形態の設定ユニット41は、IRPManagerが起動した、信号伝達トレースジョブをアクティブにする(activateTraceJob)操作に従って、信号伝達トレースジョブを生成するように特にさらに適合されてもよく、信号伝達トレースジョブのジョブタイプは、RLF報告のみであり、また、信号伝達トレースジョブをアクティブにする操作の入力パラメータを、登録条件に対応する属性の値へと設定する。任意選択で、この実施形態の送信ユニット43は、登録条件を満たすRLF報告を、信号伝達トレースジョブのトレース結果を伝える機構またはMDTジョブのトレース結果を伝える機構でIRPManagerへ送るように特にさらに適合されてもよい。
【0099】
設定ユニットによって設定された登録条件に対応する属性は、
エリア範囲と、
持続時間と、
RLF発生頻度と、
UEの計測項目の閾値と、
RLFが生じたトレースジョブまたは最小限のドライブテストMDTジョブのジョブ識別子情報と、
RLFが生じたトレースジョブまたはMDTジョブのUEの識別子情報と
のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0100】
属性および属性に対応する登録条件は、本明細書ではさらには説明されない。その実例については、
図1に対応する実施形態に関連した内容が参照されてもよい。
【0101】
具体的には、この実施形態の取得ユニット42は、登録条件に従って、装置の管理領域内の基地局が送った、取得済みのRLF報告を特に検索して、登録条件を満たすRLF報告を取得してもよく、あるいは、登録条件に従って、装置の管理領域内の登録条件を満たす基地局からの取得済みのRLF報告を登録して、登録条件を満たすRLF報告を取得してもよい。
【0102】
この実施形態で提供される装置では、設定ユニットは、IRPManagerによって登録される、登録条件を満たすRLF報告を、取得ユニットが登録条件に従って取得し得るように、IRPManager向けのRLF報告に関する登録条件を設定して、送信ユニットがRLF報告をIRPManagerへ送り、こうすれば、基地局が、UEから取得したRLF報告を、IRPAgentを介してベストエフォートモードでIRPManagerへ送るという従来技術の問題を避けることができ、それによって、IRPManagerとIRPAgentの間で転送される情報の負荷が減少する。そのうえ、RLF報告登録が特定の管理アプリケーションに適応されるので、IRPManagerは冗長な処理および無用のRLF報告を必要とせず、それによってIRPManagerの処理負荷が低減する。
【0103】
好都合で簡単な説明の目的を達成するために、前述の装置およびユニットの詳細な作業プロセスについては、本明細書では再び説明することのない前述の方法の実施形態に対応する処理が参照されてもよいことが、当業者によって明瞭に学習されよう。
【0104】
本出願で提供されるいくつかの実施形態では、開示されたシステム、装置、および方法が、他のやり方で実施され得ることを理解されたい。例えば、前述の説明された装置の実施形態は例示でしかない。例えば、ユニット分割は、単なる論理的機能分割(logical function division)であり、実際の実装形態では他の分割でもよい。例えば、複数のユニットまたは設定要素を、結合するかまたは別のシステムに組み込むことができ、あるいはいくつかの特徴を無視するかまたは遂行しないことも可能である。それに加えて、示された、または論じられた相互結合、直接結合、または通信接続は、いくつかのインターフェースによって実施されてもよい。装置またはユニットの間の間接的結合または通信接続は、電子的形態、機械的形態、または他の形態で実施されてもよい。
【0105】
個別の部分として説明されたユニットは、物理的に分離していても分離していなくてもよく、また、ユニットとして示された部分は、物理的ユニットであってもそうでなくてもよく、すなわち、1つの位置に配置されても、複数のネットワークユニット上に分散していてもよい。実施形態の解決策の目的を達成するための実際の必要性に応じて、ユニットの一部分または全体を選択してもよい。
【0106】
それに加えて、本発明の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに一体化されてもよく、またはユニットのそれぞれが単独で物理的に存在してもよく、または2つ以上のユニットが1つのユニットに一体化されてもよい。一体化されたユニットは、ハードウェアによって実現されてもよく、またはハードウェアにソフトウェアの機能モジュールを付加した形態で実現されてもよい。
【0107】
ソフトウェアの機能ユニットの形態で実施された一体型ユニットは、コンピュータ可読記憶媒体の中に格納されてもよい。ソフトウェア機能ユニットは、記憶媒体に格納され、本発明の実施形態による方法のステップの一部分を遂行するようにコンピュータ機器(例えばパーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワーク装置)に指示するのに用いられるいくつかの命令を含んでいる。前述の記憶媒体には、USBフラッシュディスク、着脱式ハードディスク、読取り専用メモリ(Read-Only Memory、略してROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、略してRAM)、磁気ディスク、または光ディスクなど、プログラムコードを格納することができる任意の媒体が含まれる。
【0108】
最後に、前述の実施形態は、本発明を限定するのではなく、単に本発明の技術的解決策を説明するように意図されていることに留意されたい。本発明は、前述の実施形態を参照しながら詳細に説明されているが、当業者なら、このような修正および置換によって、技術的解決策に対応する本質が本発明の実施形態の技術的解決策の範囲から逸脱しない限り、前述の実施形態において説明された技術的解決策に対する修正形態またはそのいくつかの技術的特徴に対する等価な置換をさらに作成することができることを理解するはずである。