【文献】
Radio measurement collection for Minimization of Drive Tests(MDT),3GPP TS 37.320 V1.0.0,3GPP,2010年 8月,P.8-13,URL,http://www.3gpp.org/ftp/specs/archive/37_series/37.320/37320-100.zip
【文献】
Study on Minimization of drive-tests in Next Generation Networks,3GPP TR 36.805 V9.0.0,3GPP,2009年12月,P.11,URL,http://www.3gpp.org/ftp/specs/archive/36_series/36.805/36805-900.zip
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記工程Bにおいて、前記所定パラメータの値が、絶対値である場合、前記移動局は、前記無線基地局から、所定閾値を含む報知情報を受信した場合であっても、該所定閾値を用いることなく、前記周辺セル測定を行うべきか否かについて判定することを特徴とする請求項1に記載の移動通信方法。
前記工程Bにおいて、前記所定パラメータの値が、前記無線基地局から受信した報知情報に含まれる所定閾値に対するオフセット値である場合、前記移動局は、前記セルにおける無線品質と前記所定パラメータと前記所定閾値とを用いて、前記周辺セル測定を行うべきか否かについて判定することを特徴とする請求項1に記載の移動通信方法。
【発明を実施するための形態】
【0017】
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システム)
図1乃至
図6を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムについて説明する。
【0018】
本実施形態に係る移動通信システムは、LTE方式の移動通信システムであって、
図1に示すように、無線基地局eNB#1〜eNB#3を具備している。ここで、セル#1〜#3は、無線基地局eNB#1〜eNB#3配下にある。
【0019】
なお、無線基地局eNB#1〜#3の機能は、基本的に同一であるため、以下、無線基地局eNB#1〜#3をまとめて「無線基地局eNB」と記す。
【0020】
図1に示すように、無線基地局eNBは、決定部10と、報知情報送信部11と、個別情報送信部12とを具備している。
【0021】
報知情報送信部11は、無線基地局eNB配下のセルにおいて、MIB(Master Information Block)やSIB(System Information Block)1〜3等の報知情報を送信するように構成されている。
【0022】
例えば、報知情報送信部11は、
図3に示すように、所定閾値S
Searchを含むSIB3を送信するように構成されている。
【0023】
ここで、本実施形態に係る移動通信システムが、LTE(Rel-9)方式の移動通信システムである場合、所定閾値S
Searchとして、S
IntraSearchRSRP(
図3における「s-IntraSearchP-r9」)や、S
NonIntraSearchRSRP(
図3における「s-NonIntraSearchP-r9」)や、S
IntraSearchRSRQ(
図3における「s-IntraSearchQ-r9」)や、S
NonIntraSearchRSRQ(
図3における「s-NonIntraSearchQ-r9」)を設定することができる。
【0024】
一方、本実施形態に係る移動通信システムが、LTE(Rel-8)方式の移動通信システムである場合、所定閾値S
Searchとして、S
IntraSearchRSRPや、S
NonIntraSearchRSRPを設定することができる。
【0025】
個別情報送信部12は、無線基地局eNB配下のセルにおいて接続状態(Connected状態)の移動局UEに対して、「RRC Connection Release」や「Logged Measurement Configuration」等の個別情報を送信するように構成されている。
【0026】
例えば、個別情報送信部12は、
図4に示すように、無線基地局eNB配下のセルにおいて接続状態の移動局UEに対して、「RRC Connection Release」によって、所定パラメータS
Search/Dedicated(
図4における「s-Search-r10」)を通知するように構成されていてもよい。
【0027】
ここで、かかる所定パラメータS
Search/Dedicatedとしては、S
IntraSearchRSRP(
図4における「s-IntraSearchP-v10x0」)や、S
IntraSearchRSRQ(
図4における「s-IntraSearchQ-v10x0」)や、S
NonIntraSearchRSRP(
図4における「s-NonIntraSearchP-v10x0」)や、S
NonIntraSearchRSRQ(
図4における「s-NonIntraSearchQ-v10x0」)を設定することができる。
【0028】
同様に、個別情報送信部12は、
図5に示すように、無線基地局eNB配下のセルにおいて接続状態の移動局UEに対して、「Logged Measurement Configuration」によって、所定パラメータS
Search/Dedicated(
図5における「s-Search-r10」)を通知するように構成されていてもよい。
【0029】
ここで、かかる所定パラメータS
Search/Dedicatedとしては、S
IntraSearchRSRP(
図5における「s-IntraSearchP-v10x0」)や、S
IntraSearchRSRQ(
図5における「s-IntraSearchQ-v10x0」)や、S
NonIntraSearchRSRP(
図5における「s-NonIntraSearchP-v10x0」)や、S
NonIntraSearchRSRQ(
図5における「s-NonIntraSearchQ-v10x0」)を設定することができる。
【0030】
なお、かかる「RRC Connection Release」や「Logged Measurement Configuration」に含まれている所定パラメータS
Search/Dedicatedの値は、絶対値であってもよいし、SIB3に含まれている所定閾値S
Searchに対するオフセット値(差分値)であってもよい。
【0031】
移動局UEは、アイドル状態にある場合には、複数のセルを跨って移動するので、所定パラメータS
Search/Dedicatedの値を、所定閾値S
Searchに対するオフセット値にしておくと、セル形状の違い等が理由でセル毎に報知される所定閾値S
Searchが異なる場合に、セル毎の所定閾値S
Searchの違いを反映することができる。
【0032】
決定部10は、移動局UEの「UE Capability」及び「SPID(Subscriber Profile Identifier for RAT/frequency priority)」に基づいて、所定パラメータS
Search/Dedicatedの値を決定するように構成されている。
【0033】
ここで、決定部10は、所定パラメータS
Search/Dedicatedの値を、所定閾値S
Searchよりも大きくなるように設定してもよい。
【0034】
例えば、決定部10は、バッテリ制約の少ない移動局UE(例えば、車載型移動局UEや自販機搭載移動局UE等)用の所定パラメータS
Search/Dedicatedの値を、所定閾値S
Searchよりも大きく設定することができる。
【0035】
また、決定部10は、MDTを設定する移動局UE用の所定パラメータS
Search/Dedicatedの値を、所定閾値S
Searchよりも大きく設定することができる。かかる場合、個別情報送信部12が、MDTを行う移動局UEに対してのみ、所定パラメータS
Search/Dedicatedを通知し、MDTを行わない移動局UEに対しては、所定パラメータS
Search/Dedicatedを通知しないで、所定閾値S
Searchを利用させることによって、MDTを行わない移動局UEのバッテリの消費を減らすことができる。
【0036】
LTE方式では、「UE Capability」は、移動局UEのAttach時に、移動局UEから無線基地局eNBE#1を介して移動管理ノードMMEに対して通知され、移動局UEがアイドル状態にある場合には、移動管理ノードMMEが、かかる「UE Capability」を保持する。
【0037】
そして、移動局UEが接続状態になる際に、移動管理ノードMMEが、無線基地局eNBに対して、かかる「UE Capability」を通知する。
【0038】
ここで、無線基地局eNBは、移動管理ノードMMEから「UE Capability」を取得することができない場合には、移動局UEから「UE Capability」を取得することができる。
【0039】
また、「SPID」は、移動局UEが接続状態になる際に、移動管理ノードMMEが、無線基地局eNBに対して通知される情報である。ここで、「SPID」は、端末種別や契約種別等、オペレータが定義して使用することができるインデックスである。
【0040】
図6に示すように、移動局UEは、報知情報受信部21と、個別情報受信部22と、判定部23と、測定部24と、Logged MDT実施部25とを具備している。
【0041】
報知情報受信部21は、移動局UEがアイドル状態(Idle状態)にあるセルにおいて、報知情報、例えば、所定閾値S
Searchを含むSIB3を受信するように構成されている。
【0042】
個別情報受信部22は、移動局UEが接続状態にあるセルを管理する無線基地局eNB#1から、個別情報、例えば、所定パラメータS
Search/Dedicatedを含む「RRC Connection Release」や「Logged Measurement Configuration」を受信するように構成されている。
【0043】
判定部23は、移動局UEがアイドル状態にあるセルにおける無線品質(例えば、RSRPやRSRQ等)とSIB3に含まれている所定閾値S
Searchを用いて、周辺セル測定(すなわち、周辺セルサーチ及び検出された周辺セルの受信レベル・受信品質測定)を行うべきか否かについて判定するように構成されている。
【0044】
具体的には、移動局UEがアイドル状態にあるセルにおけるRSRPが、SIB3に含まれているS
IntraSearchRSRPを下回る場合にのみ、かかるセルと同一の周波数が用いられている周辺セルを、周辺セル測定の対象とするべきであると判定するように構成されていてもよい。
【0045】
或いは、移動局UEがIdle状態にあるセルにおけるRSRQが、SIB3に含まれている所定閾値S
IntraSearchRSRQを下回る場合にのみ、かかるセルと同一の周波数が用いられている周辺セルを、周辺セル測定の対象とするべきであると判定するように構成されていてもよい。
【0046】
また、移動局UEがIdle状態にあるセルにおけるRSRPが、SIB3に含まれている所定閾値S
NonIntraSearchRSRPを下回る場合にのみ、かかるセルと異なる周波数(RAT:Radio Access Technology)が用いられている周辺セルを、周辺セル測定の対象とするべきであると判定するように構成されていてもよい。
【0047】
さらに、移動局UEがIdle状態にあるセルにおけるRSRQが、SIB3に含まれている所定閾値S
NonIntraSearchRSRQを下回る場合にのみ、かかるセルと異なる周波数(RAT)が用いられている周辺セルを、周辺セル測定の対象とするべきであると判定するように構成されていてもよい。
【0048】
かかる構成によれば、無線基地局eNB配下のセルにおいてIdle状態にある移動局UEは、無線基地局eNBによって報知されている所定閾値よりも、かかるセルにおける無線品質が下回る場合にのみ、周辺セル測定を行うように構成されているため、移動局UEのバッテリの消費を減らすことができる。
【0049】
また、判定部23は、個別情報受信部22によって所定パラメータS
Searchが取得された場合には、移動局UEがIdle状態にあるセルにおける無線品質(例えば、RSRP/RSRQ)及び所定パラメータS
Search/Dedicatedを用いて、周辺セル測定を行うべきか否かについて判定するように構成されている。
【0050】
ここで、所定パラメータS
Search/Dedicatedの値が、絶対値である場合、判定部23は、所定閾値S
Searchを用いることなく、周辺セル測定を行うべきか否かについて判定するように構成されていてもよい。
【0051】
一方、所定パラメータS
Search/Dedicatedの値が、所定閾値S
Searchに対するオフセット値である場合、判定部23は、セル#1における無線品質RSRP/RSRQと所定パラメータS
Search/Dedicatedと所定閾値S
Searchとを用いて、周辺セル測定を行うべきか否かについて判定するように構成されていてもよい。
【0052】
具体的には、移動局UEがアイドル状態にあるセルにおけるRSRPが、「RRC Connection Release/Logged Measurement Configuration」に含まれている所定パラメータS
IntraSearchRSRPを下回る場合にのみ、かかるセルと同一の周波数が用いられている周辺セル(例えば、セル#2)を、周辺セル測定の対象とするべきであると判定するように構成されていてもよい。
【0053】
或いは、移動局UEがアイドル状態にあるセルにおけるRSRQが、「RRC Connection Release/Logged Measurement Configuration」に含まれている所定パラメータS
IntraSearchRSRQを下回る場合にのみ、かかるセルと同一の周波数が用いられている周辺セル(例えば、セル#2)を、周辺セル測定の対象とするべきであると判定するように構成されていてもよい。
【0054】
また、移動局UEがアイドル状態にあるセルにおけるRSRPが、「RRC Connection Release/Logged Measurement Configuration」に含まれている所定パラメータS
NonIntraSearchRSRPを下回る場合にのみ、かかるセルと異なる周波数(RAT)が用いられている周辺セル(例えば、セル#3)を、周辺セル測定の対象とするべきであると判定するように構成されていてもよい。
【0055】
さらに、移動局UEがアイドル状態にあるセルにおけるRSRQが、「RRC Connection Release/Logged Measurement Configuration」に含まれている所定パラメータS
NonIntraSearchRSRQを下回る場合にのみ、かかるセルと異なる周波数(RAT)が用いられている周辺セル(例えば、セル#3)を、周辺セル測定の対象とするべきであると判定するように構成されていてもよい。
【0056】
測定部24は、判定部23の判定結果に基づいて、周辺セル測定を行うように構成されている。また、測定部24は、セル#1の無線品質を測定するように構成されている。
【0057】
Logged MDT実施部25は、測定部24による測定結果に基づいて、Logged MDTを実施するように構成されている。
【0058】
例えば、Logged MDT実施部25は、測定部24によって測定されたセル#1及び周辺セル#2〜#3の無線品質(例えば、RSRP/RSRQ)についての測定結果をログとして保存し、セル#1において接続状態になった際に、無線基地局eNb#1に対してログを報告するように構成されている。
【0059】
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局UEが、アイドル状態にあるセルにおける無線品質及び「RRC Connection Release」及び「Logged Measurement Configuration」に含まれている所定パラメータS
Search/Dedicatedを用いて、周辺セル測定を行うべきか否かについて判定するように構成されているため、すなわち、アイドル状態にあるセルにおける無線品質が良好な場合には、周辺セル測定(すなわち、Logged MDT)を行う必要がないため、バッテリの消費を減らすことができる。
【0060】
また、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムにおいて、「RRC Connection Release/Logged Measurement Configuration」内の所定パラメータS
Search/Dedicatedの値をSIB3内の所定閾値S
Searchの値よりも大きくすることによって、周辺セル測定を行う地理的範囲を拡大することができ、より多くのLogged MDT測定結果を取得することができる。
【0061】
これは、周辺セル測定は、その性質上、移動局UEがアイドル状態にあるセルにおける無線品質が良好な場合には、行われなくても不具合は生じないが、Logged MDTは、その性質上、本来であれば、移動局UEがアイドル状態にあるセルにおける無線品質の良悪に関わらず行われることが好ましいことを、その理由とする。
【0062】
以上に述べた本実施形態の特徴は、以下のように表現されていてもよい。
【0063】
本実施形態の第1の特徴は、移動通信方法であって、無線基地局eNB#1が、配下のセル#1において接続状態にある移動局UEに対して、所定パラメータS
Search/Dedicatedを含むRRCメッセージ(個別情報)を送信する工程Aと、移動局UEが、アイドル状態にある場合に、セル#1における無線品質RSRP/RSRQ及び所定パラメータS
Search/Dedicatedを用いて、周辺セル測定を行うべきか否かについて判定する工程Bとを有することを要旨とする。
【0064】
本実施形態の第1の特徴において、工程Bにおいて、所定パラメータS
Search/Dedicatedの値が、絶対値である場合、移動局UEは、無線基地局eNB#1から、所定閾値S
Searchを含むSIB3(報知情報)を受信した場合であっても、所定閾値S
Searchを用いることなく、周辺セル測定を行うべきか否かについて判定してもよい。
【0065】
本実施形態の第1の特徴において、工程Bにおいて、所定パラメータS
Search/Dedicatedの値が、無線基地局eNb#1から受信したSIB3に含まれる所定閾値S
Searchに対するオフセット値である場合、移動局UEは、セル#1における無線品質RSRP/RSRQと所定パラメータS
Search/Dedicatedと所定閾値S
Searchとを用いて、周辺セル測定を行うべきか否かについて判定してもよい。
【0066】
本実施形態の第1の特徴において、工程Aにおいて、無線基地局eNB#1は、移動局UEに対して、移動局UEとの間のRRCコネクションを開放するためのメッセージである「RRC Connection Release」によって、所定パラメータS
Search/Dedicatedを通知してもよい。
【0067】
本実施形態の第1の特徴において、工程Aにおいて、無線基地局eNB#1は、移動局UEに対して、Logged MDTを行わせるためのメッセージである「Logged Measurement Configuration」によって、所定パラメータS
Search/Dedicatedを通知してもよい。
【0068】
本実施形態の第1の特徴において、無線基地局eNB#1が、「UE Capability(移動局の能力情報)」及び「SPID(加入者プロファイル情報)」の少なくとも一方に基づいて、所定パラメータS
Search/Dedicatedの値を決定する工程を有してもよい。
【0069】
本実施形態の第1の特徴において、所定パラメータS
Search/Dedicatedの値は、所定閾値S
Searchよりも大きくなるように設定されてもよい。
【0070】
本実施形態の第2の特徴は、移動局UEであって、無線基地局eNB#1から、無線基地局eNB#1配下のセル#1において接続状態にある場合に、所定パラメータS
Search/Dedicatedを含むRRCメッセージを受信するように構成されている個別情報受信部22と、アイドル状態にある場合に、セル#1における無線品質RSRP/RSRQ及び所定パラメータS
Search/Dedicatedを用いて、周辺セル測定を行うべきか否かについて判定するように構成されている判定部23とを具備することを要旨とする。
【0071】
本実施形態の第2の特徴において、セル#1において、所定閾値S
Searchを含むSIB3を受信するように構成されている報知情報受信部21を具備し、所定パラメータS
Search/Dedicatedの値が、絶対値である場合、判定部23は、所定閾値S
Searchを用いることなく、周辺セル測定を行うべきか否かについて判定するように構成されていてもよい。
【0072】
本実施形態の第2の特徴において、セル#1において、所定閾値S
Searchを含むSIB3を受信するように構成されている報知情報受信部21を具備し、所定パラメータS
Search/Dedicatedの値が、所定閾値S
Searchに対するオフセット値である場合、判定部23は、セル#1における無線品質RSRP/RSRQと所定パラメータS
Search/Dedicatedと所定閾値S
Searchとを用いて、周辺セル測定を行うべきか否かについて判定するように構成されていてもよい。
【0073】
本実施形態の第2の特徴において、個別情報受信部22は、上述のRRCメッセージとして、「RRC Connection Release」を受信するように構成されていてもよい。
【0074】
本実施形態の第2の特徴において、個別情報受信部22は、上述のRRCメッセージとして、「Logged Measurement Configuration」を受信するように構成されていてもよい。
【0075】
本実施形態の第3の特徴は、無線基地局eNB#1であって、配下のセル#1において接続状態にある移動局UEに対して、所定パラメータS
Search/Dedicatedを含むRRCメッセージを送信するように構成されている個別情報送信部12と、「UE Capability」及び「SPID」の少なくとも一方に基づいて、所定パラメータS
Search/Dedicatedの値を決定するように構成されている決定部10とを具備することを要旨とする。
【0076】
本実施形態の第3の特徴において、セル#1において、S
Searchを含むSIB3を送信するように構成されている報知情報送信部11を具備し、決定部10は、所定パラメータS
Search/Dedicatedの値を、所定閾値S
Searchよりも大きくなるように設定してもよい。
【0077】
なお、上述の無線基地局eNBや移動局UEの動作は、ハードウェアによって実施されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実施されてもよいし、両者の組み合わせによって実施されてもよい。
【0078】
ソフトウェアモジュールは、RAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリや、ROM(Read Only Memory)や、EPROM(Erasable Programmable ROM)や、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)や、レジスタや、ハードディスクや、リムーバブルディスクや、CD-ROMといった任意形式の記憶媒体内に設けられていてもよい。
【0079】
かかる記憶媒体は、プロセッサが当該記憶媒体に情報を読み書きできるように、当該プロセッサに接続されている。また、かかる記憶媒体は、プロセッサに集積されていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ASIC内に設けられていてもよい。かかるASICは、無線基地局eNBや移動局UE内に設けられていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ディスクリートコンポーネントとして無線基地局eNBや移動局UE内に設けられていてもよい。
【0080】
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。