(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【実施例】
【0152】
実施例1
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−(5−((1R,5S)−9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸メチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(5.0g、17mmol)を6−アミノニコチン酸メチル(2.86g、1.10当量)と結合させ、それにより6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸メチル(6.6g)を94%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.33 (s, 1 H), 8.89 (s, 1 H), 8.83 (d, J = 2.1 Hz, 1 H), 8.44 (d, J = 8.9 Hz, 1 H), 8.22 (dd, J = 8.9, 2.2 Hz, 1 H), 6.67 (s, 1 H), 4.77 (m, 1 H), 3.86 (s, 3 H), 3.06 (s, 6 H), 2.42 (m, 2 H), 2.00 (m, 4 H), 1.68 (m, 2 H); MS m/z 409.4 (M+H)
+。
【0153】
工程2
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸および5当量LiClの製造
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸メチル(1.0g、2.4mmol)の2−プロパノール(60mL)の懸濁液に、LiOH(0.29g、5.0当量)および水(12mL)を添加し、得られた混合物を60℃で1時間撹拌した。室温に冷却後、反応混合物を1N HCl(12.24mL、5当量)で処理し、真空で濃縮し、それにより6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸を明黄色固体(1.40g)として95%収率でLiCl(5当量)共塩として得て、さらに精製せずに次反応に使用した。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 13.30 (br s, 1 H), 11.24 (br s, 1 H), 9.03 (s, 1 H), 8.88 (d, J = 2.2 Hz, 1 H), 8.31 (dd, J = 8.7, 2.2 Hz, 1 H), 8.11 (d, J = 8.7 Hz, 1 H), 6.81 (s, 1 H), 4.79 (m, 1 H), 3.06 (s, 6 H), 2.41 (m, 2 H), 2.02 (m, 4 H), 1.67 (m, 2 H); MS m/z 395.4 (M+H)
+。
【0154】
工程3
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸と5当量LiClを9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸(1R、5S)−tert−ブチルと結合させ、それにより7−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸(1R,5S)−tert−ブチル(158mg)を77%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.76 (s, 1 H), 8.56 (d, J = 8.59 Hz, 1 H), 8.41 (s, 1 H), 8.28 (br s, 1 H), 7.92 (d, J = 7.07 Hz, 1 H), 6.47 (s, 1 H), 4.80 (m, 1 H), 4.67-4.29 (m, 2 H), 4.14-3.68 (m, 3 H), 3.48(m, 1 H), 3.24-2.99 (m, 7H), 2.60 (m, 2 H), 2.26-1.54 (m, 10 H), 1.49 (s, 9H); LCMS m/z 619.0 (M+H)
+。
【0155】
工程4
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−(5−((1R,5S)−9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護法2に従い変換して、7−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸(1R,5S)−tert−ブチルを7−シクロペンチル−2−(5−((1R,5S)−9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(47mg)を93%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 9.04 (s, 1 H), 8.85 (s, 1 H), 8.60 (d, J = 8.59 Hz, 1 H), 8.50 (s, 1 H), 7.83 (dd, J1 = 8.84 Hz, J2 = 2.27 Hz, 1 H), 6.49 (s, 1 H), 4.91-4.33 (m, 2 H), 4.16-3.10 (m, 12 H), 3.10-2.36 (m, 5H), 2.28-1.53 (m, 8 H); HRMS m/z 519.2849 (M+H)
+。
【0156】
実施例2
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘプチル−2−(5−((1R,5S)−9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸−5 LiClの製造
実施例1、工程1の製造に従い、類似の方法で、6−(7−シクロヘプチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸メチルエステル(1.34g)を52%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.95 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 8.77 (s, 1 H), 8.71 (d, J = 8.6 Hz, 1 H), 8.33 (dd, J = 8.8, 2.1 Hz, 1 H), 6.50 (s, 1 H), 4.55 (m, 1 H), 3.97 (s, 3 H), 3.29 (s, 6 H), 2.65 (m, 2 H), 2.04 (m, 2 H), 1.91 (m, 2 H), 1.83 - 1.70 (m, 4 H), 1.60 (m, 2 H); MS m/z 437.5 (M+H)
+。
【0157】
工程2
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸および5当量LiClの製造
実施例1、工程2の製造に従い、類似の方法で、6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸−5当量LiCl(1.87g)を定量的収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.70 (br s, 1 H), 8.81 (s, 1 H), 8.71 (s, 1 H), 8.42 (d, J = 8.53 Hz, 1 H), 8.10 (dd, J1 = 8.53, J2 = 2.01 Hz, 1 H), 6.63 (s, 1 H), 4.41 (m, 1 H), 3.07 (d, 6 H), 2.70-2.52 (m, 2 H), 1.99-1.39 (m, 10 H); MS m/z 422.9 (M+H)
+。
【0158】
工程3
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘプチル−2−(5−((1R,5S)−9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸と5当量LiClを9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸(1R、5S)−tert−ブチルと結合させ、それにより7−(6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸(1R,5S)−tert−ブチル(170mg)を83%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.75 (s, 1 H), 8.67 (d, J = 8.59 Hz, 1 H), 8.42 (s, 1 H), 8.31 (br s, 1 H), 7.92 (d, J = 8.08 Hz, 1 H), 6.46 (s, 1 H), 4.74-3.40 (m, 7 H), 3.22-2.94 (m, 7 H), 2.65 (m, 2 H), 2.16-1.54 (m, 13H), 1.49 (s, 9H); LCMS m/z 647.1 (M+H)
+。
【0159】
工程4
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘプチル−2−(5−((1R,5S)−9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護法2に従い、7−(6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸(1R,5S)−tert−ブチルを変換して、7−シクロヘプチル−2−(5−((1R,5S)−9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(43mg)を96%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 9.34 (s, 1 H), 8.88 (m, 1 H), 8.74 (m, 1 H), 8.54 (m, 1 H), 7.85 (dd, J1 = 8.59 Hz, J2 = 2.02 Hz, 1 H), 6.48 (s, 1 H), 4.80-4.38 (m, 2 H), 4.17-3.09 (m, 12 H), 3.07-2.52 (m, 5H), 2.23-1.50 (m, 12 H); HRMS m/z 547.3161 (M+H)
+。
【0160】
実施例3
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘプチル−2−[5−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
5−[6−(7−シクロヘプチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロヘプチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(52.5mg、0.124mmol、1.0当量)を2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(32.0mg、0.162mmol、1.5当量)と結合させ、それにより5−[6−(7−シクロヘプチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(59mg、0.09mmol、76%収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 9.12 (br s, 1 H) 8.85 (s, 1 H) 8.73 (br s, 1 H) 8.61 (br s, 1 H) 7.98 (br s, 1 H) 6.48 (s, 1 H) 4.47 - 4.65 (m, 2 H) 3.72 (br s, 1 H) 3.52 - 3.69 (m, 2 H) 3.46 (t, J=8.59 Hz, 1 H) 3.18 (s, 6 H) 2.58 - 2.74 (m, 2 H) 1.99 - 2.09 (m, 2 H) 1.83 - 1.99 (m, 5 H) 1.65 - 1.83 (m, 4 H) 1.55 - 1.65 (m, 2 H) 1.37 - 1.55 (m, 9 H)
MS (m/z、MH+):603.6
【0161】
工程2
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘプチル−2−[5−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、5−[6−(7−シクロヘプチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(50mg、0.083mmol、1.0当量)を変換して、7−シクロヘプチル−2−[5−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを白色固体(24mg、0.05mmol)として57%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.89 (br s, 1 H) 8.83 (br s, 1 H) 8.65 - 8.78 (m, 1 H) 8.51 - 8.65 (m, 1 H) 7.89 - 8.05 (m, 1 H) 6.48 (s, 1 H) 4.52 (br s, 2 H) 3.84 - 3.97 (m, 1 H) 3.66 - 3.85 (m, 1 H) 3.40 - 3.54 (m, 1 H) 3.24 - 3.40 (m, 1 H) 3.19 (s, 6 H) 2.67 (d, J=11.54 Hz, 2 H) 2.03 (s, 3 H) 1.83 - 1.99 (m, 5 H) 1.64 - 1.83 (m, 4 H) 1.50 - 1.65 (m, 2 H); HR-MS (m/z, MH+):503.2071。
【0162】
実施例4
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
2−(5−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルの製造
アミド形成法1に従い、6−(7−シクロヘプチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(75mg、0.178mmol、1.0当量)を3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチル(37.7mg、0.18mmol、1.0当量)と結合させ、3−(6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルを白色固体(80mg、0.130mmol、73%収率)として得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.76 (s, 1 H) 8.68 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.42 - 8.57 (m, 1 H) 8.40 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 7.83 (dd, J=8.59, 2.02 Hz, 1 H) 6.49 (s, 1 H) 4.46 - 4.62 (m, 2 H) 4.29 (br s, 2 H) 3.19 (s, 6 H) 2.56 - 2.73 (m, 2 H) 1.84 - 2.12 (m, 8 H) 1.65 - 1.84 (m, 6 H) 1.54 - 1.65 (m, 3 H) 1.52 (s, 9 H); MS (m/z, MH+):617.7。
【0163】
工程2
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
2−(5−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護方法1に従い、3−(6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルを変換して、2−(5−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを白色固体(60mg、0.116mmol)として96%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.68 (s, 1 H) 8.60 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 8.32 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.20 (s, 1 H) 7.73 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 6.39 (s, 1 H) 4.33 - 4.57 (m, 2 H) 3.10 (s, 6 H) 2.45 - 2.68 (m, 2 H) 1.86 - 2.00 (m, 3 H) 1.79 (br s, 7 H) 1.56 - 1.73 (m, 7 H) 1.40 - 1.56 (m, 3 H); HR-MS (m/z, MH+):517.3027。
【0164】
実施例5
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
2−(5−(2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
7−(6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボン酸tert−ブチルの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロヘプチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(80mg、0.19mmol、1.0当量)を2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボン酸tert−ブチル(47.1mg、0.208mmol、1.1当量)と結合させ、7−(6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボン酸tert−ブチルを白色固体(22mg、0.035mmol)として18.4%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.67 (s, 1 H) 8.60 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.31 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.16 - 8.28 (m, 1 H) 7.74 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H) 6.39 (s, 1 H) 5.23 (s, 1 H) 4.38 - 4.51 (m, 1 H) 3.63 (s, 4 H) 3.52 (br s, 2 H) 3.10 (s, 6 H) 2.48 - 2.66 (m, 2 H) 1.86 - 2.03 (m, 2 H) 1.56 - 1.85 (m, 9 H) 1.42 - 1.56 (m, 4 H) 1.38 (s, 9 H).MS (m/z, MH+):631.7
【0165】
工程2
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
2−(5−(2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護方法1に従い、7−(6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボン酸tert−ブチルを変換して、2−(5−(2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを灰白色固体(25mg、0.05mmol)として69%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 9.05 (s, 1 H) 8.48 - 8.59 (m, 1 H) 8.04 - 8.13 (m, 1 H) 7.39 - 7.48 (m, 1 H) 6.92 (s, 1 H) 4.53 - 4.68 (m, 1 H) 3.95 (s, 4 H) 3.49 - 3.83 (m, 4 H) 3.18 (d, J=3.54 Hz, 6 H) 2.46 - 2.69 (m, 2 H) 2.03 (s, 10 H) 1.65 - 1.82 (m, 4 H) 1.58 (none, 2 H); HR-MS (m/z, MH+):531.3199。
【0166】
実施例6
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘプチル−2−(5−(8−ヒドロキシ−8−メチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
3−ベンジル−8−メチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−オールの製造
3−ベンジル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−オン(200mg、0.93mmol)をEt
2O(2ml)に溶解し、MeMgBr(3ml 1M Et
2O溶液)をEt
2O中で添加した。得られた反応混合物を室温で一夜撹拌した。混合物をEt
2Oで希釈し、飽和NH
4Cl水溶液および1N NaOHで洗浄した。水層をEt
2Oで逆抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、それによりベンジル−8−メチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−オール(110mg、51%収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.51 - 7.18 (m, 5 H) 3.60 (br. s., 2 H) 2.73 (d, J=10.11 Hz, 2 H) 2.52 (d, J=9.60 Hz, 2 H) 1.85 (br. s., 2 H) 1.71 (br. s., 4 H) 1.55 (br. s., 1 H) 1.31 (s, 3 H).
【0167】
工程2
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
8−メチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−オールの製造
3−ベンジル−8−メチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−オール(110mg、0.48mmol)のサンプルをMeOH(20ml)に溶解し、雰囲気をN
2(3×)に置き換えた。10%Pd/C(cat.)を添加し、雰囲気をH
2(3×)に置き換えた。得られた反応混合物をRTで、バルーン圧下一夜撹拌した。TLCがUV活性スポットを示さなくなったらPd/Cを濾過し(常にMeOHで湿らせたまま)、濾液を濃縮し、それにより8−メチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−オール(70mg、99%収率)を得た。NMRはベンジルをもはや示さない。直接使用。
【0168】
工程3
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘプチル−2−(5−(8−ヒドロキシ−8−メチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
一般的アミド形成法3に従い、6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸を8−メチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−オールと結合させ、それにより7−シクロヘプチル−2−(5−(8−ヒドロキシ−8−メチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(68mg)を26%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 9.65 (s, 1 H) 8.93 - 8.86 (m, 1 H) 8.68 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.55 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 7.82 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 6.52 - 6.39 (m, 1 H) 4.45 - 4.60 (m, 1 H) 4.39 (br, s., 1 H) 3.96 (br, s., 1 H) 3.63 - 3.39 (m, 2 H) 3.15 (s, 6 H) 2.76 - 2.51 (m, 3 H) 2.14 (br, s., 1 H) 2.07 - 1.93 (m, 2 H) 1.85 (ddd, J=6.95, 3.41, 3.28 Hz, 3 H) 1.80 - 1.61 (m, 7 H) 1.61 - 1.48 (m, 2 H) 1.48 - 1.36 (m, 1 H) 1.30 (s, 3 H); HR-MS (m/z MH+) 546.32 RT 3.99 min
【0169】
実施例7
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘプチル−2−(5−((1R,4R,7R)−7−ヒドロキシ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
一般的アミド形成法3に従い、6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸を(1R,4R,7R)−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−オールと結合させ、それにより7−シクロヘプチル−2−(5−((1R,4R,7R)−7−ヒドロキシ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(50mg)を77%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 9.79 (s, 0.8 H, Rotamer) 9.58 (s, 0.2 H, Rotamer) 8.93 - 8.82 (m, 1 H) 8.76 - 8.55 (m, 2 H) 7.90 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 6.45 (s, 1 H) 4.59 - 4.439 (m, 1 H) 4.41 (br, s., 0.2 H, Rotamer) 4.27 (br, s., 0.2 H, Rotamer) 4.20 (br, s., 0.8 H, Rotamer) 4.06 (s, 0.8 H, Rotamer) 3.73 - 3.57 (m, 2 H) 3.07 - 3.39 (m, 7 H) 2.75 - 2.54 (m, 2 H) 2.42 (br, s., 0.8 H, Rotamer) 2.35 (br, s., 0.2 H, Rotamer) 2.20 - 1.93 (m, 4 H) 1.93 - 1.63 (m, 7 H) 1.62 - 1.42 (m, 3 H); HR-MS (m/z MH+) 518.29 RT 3.66 min
【0170】
実施例8
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
2−(5−(8−アセチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
一般的アミド形成法3に従い、6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸を1−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)エタノンと結合させ、それにより2−(5−(8−アセチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(63mg)を88%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 9.69 (s, 1 H) 8.90 (s, 1 H) 8.72 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.51 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 7.78 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 6.46 (s, 1 H) 4.71 (br. s., 1 H) 4.51 (tt, J=11.12, 4.04 Hz, 1 H) 4.16 (br. s., 1 H) 3.24 - 3.10 (m, 7 H) 2.70 - 2.55 (m, 2 H) 2.18 - 2.06 (m, 4 H) 2.01 (ddd, J=13.64, 7.07, 4.04 Hz, 4 H) 1.95 - 1.79 (m, 5 H) 1.79 - 1.62 (m, 5 H) 1.62 - 1.49 (m, 2 H)。HR-MS (m/z MH+) 559.31 RT 3.89 min。
【0171】
実施例9
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−6−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(5当量のLiClとの塩形態)(571mg、0.942mmol)を3,6−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−6−カルボン酸tert−ブチル(200mg、0.942mmol)と結合させ、446mgの3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−6−カルボン酸tert−ブチルエステルの80%収率で得た。MS (ESI) m/e (M+H
+):588.9。
【0172】
工程2
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−6−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−(3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの二塩酸塩(275mg)を72%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.58 (1 H, br. s.), 9.01 (1 H, s), 8.46 (1 H, br. s.), 8.05 (1 H, br. s.), 7.92 (1 H, br. s.), 6.88 (1H, s.), 4.80 (1 H, quin.), 4.0 (1 H, br. s), 3.57 (4 H, br. s), 3.17 (3 H, br. s.), 3.07 (6 H, s), 2.59 - 2.75 (1 H, m), 2.35-2.45 (2 H, br. m), 1.84 - 2.09 (6 H, m), 1.66-1.70 (2 H, m). MS (ESI) m/e (M+H
+):489.9。
【0173】
工程3
ラセミ体7−シクロペンチル−2−[5−(3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドのエナンチオマーの約1:1混合物215mgの分割を次の条件を使用して行った:As−H、4.6×100mm、SFC、4g/分、40C、30%MeOH 0.2%ジエチルアミンにより、約68mgの各エナンチオマー7−シクロペンチル−2−[5−((1S,5S)−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(異性体1)および7−シクロペンチル−2−[5−((1R,5R)−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(異性体2)を得た。
【0174】
実施例10
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
エナンチオマー1:7−シクロペンチル−2−[5−((1S,5S)−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.02 (1 H, s), 8.85 (1 H, s), 8.32 - 8.38 (2 H, m), 7.86 (1 H, br. s.), 6.66 (1 H, s), 4.71 - 4.79 (1 H, quin.), 3.32-3.38 (4 H, br. s.), 3.05 - 3.07 (6 H, d), 2.86 (2 H, br. s.), 2.72 - 2.74 (1 H, d), 2.33 - 2.55 (2 H, m), 1.95 - 2.05 (4 H, br. s.), 1.53 - 1.79 (4 H, m), 1.22 - 1.35 (2 H, m)
MS (ESI) m/e (M+H
+):489.1
【0175】
実施例11
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
エナンチオマー2:7−シクロペンチル−2−[5−((1R,5R)−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.03 (1 H, br. s), 8.85 (1 H, s), 8.33-8.36 (2 H, d), 7.85 (1 H, br. s.), 6.66 (1H, s), 4.72 - 4.80 (1 H, quin.), 3.25-3.55 (5 H, br. m), 3.06 (6H, d), 2.77-2.90 (2 H, br. s.), 2.37 - 2.60 (2 H, m), 1.99 (4 H, br. s), 1.66 - 1.79 (4 H, m), 1.24 - 1.37 (2 H, br. s)
MS (ESI) m/e (M+H
+):489.0
【0176】
実施例12
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−{5−[6−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−{5−[6−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
100ml丸底フラスコで、7−シクロペンチル−2−[5−(3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(165mg、0.294mmol)およびDIPEA(0.128ml、0.735mmol)と結合させ、それをジオキサン(6.00ml)で希釈し、帯黄色不均一溶液を得た。この混合物に炭酸カリウム(406mg、2.94mmol)およびトリフルオロエチルトリフラート(0.106ml、0.735mmol)を添加した。反応物を50℃で18時間加熱した。LCMSは100%変換を示した。混合物をDCMで希釈し、NaHCO
3飽和水溶液で洗浄し、塩水で洗浄した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、蒸発させて、帯黄色固体を得た。この固体をEtOAcで摩砕して、98mgの7−シクロペンチル−2−{5−[6−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを58%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.95 (1 H, s), 8.84 (1 H, s), 8.30 - 8.40 (2 H, m), 7.81-7.83 (1 H, d), 6.65 (1H, s), 4.71 - 4.78 (1H, quin.), 3.23 - 3.42 (7 H, m), 3.06 (7 H, br. s.), 2.30 - 2.45 (2 H, br. s.), 1.99 (4 H, br. s.), 1.55 - 1.75 (4 H, d), 1.24 - 1.35 (2 H, br. s). MS (ESI) m/e (M+H
+):570.9
【0177】
実施例13
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(6−メチル−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(6−メチル−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
50mL丸底フラスコで、7−シクロペンチル−2−[5−(3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(183mg、0.326mmol)およびホルムアルデヒド(37%水溶液)(0.135ml、4.89mmol)と合わせ、MeOH(4.00ml)/DCM(4.00ml)中、帯黄色溶液を得た。1.5時間、室温で撹拌後、ナトリウムトリアセトキシボロハイドライド(90mg、0.424mmol)を添加し、反応物をさらに12時間撹拌した。LCMSは完全な変換を示した。混合物をジクロロメタンで希釈し、NaHCO
3飽和水溶液、塩水で洗浄した。合わせた有機相をMgSO
4で乾燥させ、蒸発させて、明黄色固体。酢酸エチル、ジクロロメタンで摩砕し、濾過して、30mgの7−シクロペンチル−2−[5−(6−メチル−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを18%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.81 (1 H, s), 8.54 (2 H, d), 8.42 (1 H, s), 7.90 (1 H, d, J=8.53 Hz)、6.66 (1 H, s), 4.91 (3 H, s), 4.77 - 4.87 (1H, quin.), 3.30 (4H, br. s), 3.16 - 3.20 (7 H, m), 2.65 - 2.90 (3 H, br. s.), 2.50 - 2.60 (2 H, m), 1.93 - 2.25 (5 H, m), 1.76 (2 H, br. s). MS (ESI) m/e (M+H
+):502.9
【0178】
実施例14
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
2−[5−(1−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(550mg、0.907mmol)を(3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(180mg、0.907mmol)と結合させ、それにより260mgの{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステルの50%収率で得た。
MS (ESI) m/e (M+H
+):575.4
【0179】
工程2
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
2−[5−(1−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド二塩酸塩の製造
脱保護法1に従い、{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル(250mg、0.435mmol)を2−[5−(1−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド二塩酸塩(210mg)に変換した。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.04 (1 H, s), 8.99 (1 H, s), 8.53 (1 H, s), 8.11 (1 H, d), 7.83 (1 H, br. s.), 6.86 (1 H, s), 4.75 - 4.84 (1 H, quin.), 3.25 - 4.10 (6 H, m), 3.07 (6 H, s), 2.24 - 2.40 (2 H, d), 2.00 - 2.08 (5 H, m), 1.65 - 1.67 (2 H, d), 1.31 (1 H, br. s.), 0.82 (1 H, br. s.); MS (ESI) m/e (M+H
+):475.1。
【0180】
工程3
ラセミ体2−[5−(1−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドのエナンチオマーの約1:1混合物200mgの分割を次の条件を使用して行った、CO
2中、As−H、4.6×100mm、SFC、4g/分、40C、45%MeOH 0.2%DEAにより、約56mgの各エナンチオマー2−[5−((S)−1−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドおよび2−[5−((R)−1−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを得た。
【0181】
実施例15
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
エナンチオマー1:の製造2−[5−((S)−1−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.07 (1H, d), 8.86 (1 H, s), 8.41 (1 H, br. s.), 8.34 - 8.37 (1 H, t), 7.88 (1 H, d), 6.66 (1 H, s), 4.73 - 4.80 (1 H, quin.), 3.50 - 4.09 (2 H, m), 3.20 - 3.45 (4 H, br. s), 3.05 - 3.07 (6 H, d), 2.44 (2 H, br. s.), 2.00 (4 H, br. s.), 1.66 (2 H, br. s.), 1.32 (1 H, br. s.), 1.24 (1 H, m), 0.38 (1 H, br. s.); MS (ESI) m/e (M+H
+):475.4
【0182】
実施例16
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
エナンチオマー2:2−[5−((R)−1−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.07 (1H, d), 8.86 (1 H, s), 8.33 - 8.39 (1 H, t), 7.86 - 7.88 (1 H, d), 6.66 (1 H, s), 4.73 - 4.80 (1 H, quin.), 3.40 - 4.20 (2 H, m), 3.25 - 3.37 (4 H, m), 3.05 - 3.07 (6 H, d), 2.44 (2 H, br. s.), 2.00 (4 H, br. s.), 1.66 (2 H, br. s.), 1.24 - 1.37 (2 H, m), 0.38 (1 H, d). MS (ESI) m/e (M+H
+):475.3
【0183】
実施例17
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(1−ジメチルアミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(1−ジメチルアミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
50mL丸底フラスコで、2−[5−(1−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(k)(200mg、0.421mmol)およびホルムアルデヒド(37%水溶液(0.967ml、10.54mmol)のTHF(3.000ml)/メタノール(3.000ml)/DCM(3.000ml)溶液と合わせ、帯黄色懸濁液を得た。2時間、r.t.で撹拌後、ナトリウムトリアセトキシボロハイドライド(223mg、1.054mmol)を添加し、反応物をさらに16時間撹拌した。最後に反応混合物をNaHCO
3および塩水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、蒸発させて、明褐色固体を得た。この固体をEtOAcで摩砕して、50mgの7−シクロペンチル−2−[5−(1−ジメチルアミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(n)を24%収率および>90%純度で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.01 (1H, br. s.), 8.86 (1H, br. s.), 8.45 (1H, d), 8.33 (1 H, t), 7.91 (1 H, br. s.), 6.65 (1 H, s), 4.69 - 4.90 (1 H, quin.), 3.75 - 3.92 (2 H, m), 3.21 - 3.36 (3 H, m), 3.06 (6 H, br. s.), 2.40 (2 H, br. s.), 2.29 - 2.35 (6 H, d), 2.00 (4 H, br. s.), 1.40 - 1.76 (2 H, m), 1.36 - 1.43 (1 H, d), 0.46 (1 H, br. s.); MS (ESI) m/e (M+H
+):503.4
【0184】
実施例18
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸(400mg、1.01mmol)を3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(250mg、1.18mmol、1.1当量)と結合させ、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを後処理後に得て、さらに精製せずに次工程に直接使用した。
MS m/z 589.7 (M+H)
+。
【0185】
工程2
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを白色固体(0.290g、0.594mmol)として59%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.74 (m, 8H), 2.07 (m, 5H), 2.58 (m, 2H), 3.50 (br s, 2H), 3.17 (s, 7H), 4.81 (quin, J = 8.8 Hz, 1H), 6.48 (s, 1H), 7.79 (dd, J = 8.8, 2.3 Hz)、8.30 (s, 1H), 8.39 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 8.56 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 8.77 (s, 1H);
MS m/z 489.6 (M+H)
+。
【0186】
実施例18の別法。
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの合成。
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸の合成。
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸メチル(2.0g、4.9mmol)のTHF(6mL)懸濁液に、1M LiOH(水性)(6mL、1.2当量)を添加し、スラリーを45℃で12時間撹拌した(スラリーは透明になった)。室温に冷却後、THFを蒸発させ、反応混合物をpH=1〜2まで1N HClで処理した。得られた沈殿を濾過し、濾液を20%イソプロパノール/CH
2Cl
2(3×100mL)で抽出し、合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、濃縮して、黄褐色固体。黄褐色固体をアセトンで摩砕して、所望の生成物を黄褐色固体(1.56g、73%収率)として得て、それをさらに精製せずに使用した。MS:(M+H) = 395.5
【0187】
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
工程2:3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの合成。
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸(400mg、1.01mmol)のDMF(5mL)溶液にO−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU、580mg、1.53mmol、1.5当量)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.55mL、3.0当量)を添加し、得られた混合物を室温で5分間撹拌した。反応混合物に3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(250mg、1.18mmol、1.1当量)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、0.5M HCl、水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。物質をさらに精製せずに直接次工程に使用した。MS:(M+H) = 589.7
【0188】
工程3:表題化合物の合成。
撹拌中の3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.232g、1.mmol)のCH
2Cl
2(4mL)溶液に、4M HClのジオキサン溶液(2.54mL、10.14mmol、10当量)を25℃で添加した。4時間、25℃で撹拌後、反応混合物を濾過し、CH
2Cl
2(5mL)で洗浄した。残留物を回収し、水に溶解し、1M NaOHで塩基性化し、CH
2Cl
2(2×15mL)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、黄褐色固体。粗物質をカラムクロマトグラフィー(MeOH/CH
2Cl
2)で精製して、所望の生成物を白色固体(0.290g、0.594mmol、59%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.77 (s, 1H), 8.56 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 8.39 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.79 (dd, J = 8.8, 2.3 Hz)、6.48 (s, 1H), 4.81 (quin, J = 8.8 Hz, 1H), 3.50 (br s, 2H), 3.17 (s, 7H), 2.58 (m, 2H), 2.07 (m, 5H), 1.74 (m, 8H); MS m/z 489.6 (M+H)
+。
【0189】
実施例19
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
5−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−(S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸(0.150g、0.380mmol)を(S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(100mg、0.504mmol、1.3当量)と結合させ、5−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−(S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルを得て、次工程に直接使用した。MS m/z 575.7 (M+H)
+。
【0190】
工程2
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、5−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−(S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−((S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを白色固体(55mg、0.110mmol)として29%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.91 - 2.14 (m, 5 H), 2.43 - 2.62 (m, 2 H), 2.99 - 3.07 (m, 1 H), 3.09 (s, 6 H), 3.16 (d, J=10.11 Hz, 1 H), 3.35 (d, J=11.12 Hz, 1 H), 3.51 - 3.76 (m, 2 H), 3.80 (br. s., 1 H), 4.74 (quin, J=8.84 Hz, 1 H), 6.41 (s, 1 H), 7.77 - 7.96 (m, 1 H), 8.41 - 8.56 (m, 2 H), 8.68 - 8.84 (m, 2 H)。MS m/z 475.5 (M+H)
+。
【0191】
実施例20
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的アミド形成法2に従い、5当量の塩化リチウム含有6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸(88mg、0.146mmol)をオクタヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン(0.050mL、0.264mmol、1.6当量)と結合させ、それにより精製後7−シクロペンチル−2−[5−(ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを白色固体(40mg、0.077mmol)として29%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
2Cl
2) δ ppm 1.30 (br. s., 2 H), 1.49 (s, 1 H), 1.57 - 1.84 (m, 6 H), 1.88 (d, J=10.04 Hz, 2 H), 2.00 - 2.20 (m, 5 H), 2.35 (br. s., 2 H), 2.59 (dd, J=12.05, 9.03 Hz, 2 H), 3.07 - 3.37 (m, 10 H), 4.83 (quin, J=8.84 Hz, 1 H), 6.51 (s, 1 H), 7.83 (dd, J=8.78, 2.26 Hz, 1 H), 8.43 (d, J=2.01 Hz, 2 H), 8.59 (d, J=8.53 Hz, 1 H), 8.82 (s, 1 H)
HRMS 計算値 m/z = 503.2883および実測値 m/z = 503.2894 (M+H)。
【0192】
実施例21
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((R)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((R)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的アミド形成法2に従い、5当量の塩化リチウム含有6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸(100mg、0.165mmol)を(R)−オクタヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン(40mg、0.317mmol、1.9当量)と結合させ、それにより精製後7−シクロペンチル−2−[5−((R)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを白色固体(60mg、0.113mmol)として69%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.20 - 1.33 (m, 2 H), 1.69 (br. s., 3 H), 1.69 - 1.81 (m, 4 H), 1.81 - 1.95 (m, 2 H), 1.95 - 2.16 (m, 6 H), 2.16 - 2.35 (m, 2 H), 2.48 - 2.68 (m, 2 H), 3.08 - 3.15 (m, 2 H), 3.15 - 3.23 (m, 7 H), 4.80 (quin, J=8.78 Hz, 2 H), 6.48 (s, 1 H), 7.82 (dd, J=8.78, 2.26 Hz, 1 H), 8.24 (s, 1 H), 8.41 (d, J=2.01 Hz, 1 H), 8.56 (d, J=8.53 Hz, 1 H), 8.77 (s, 1 H); HRMS計算値 m/z = 503.2883および実測値 m/z = 503.2898 (M+H)。
【0193】
実施例22
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
8−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸ベンジルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸(700mg、1.78mmol)を3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸ベンジルエステル(520mg、2.11mmol、1.2当量)(参照:PCT国際出願2009067108、2009年5月28日)と結合させ、それにより精製後8−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸ベンジルエステルを灰白色固体(550mg、0.839mmol)として47%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.66 - 1.86 (m, 2 H) 1.91 - 2.18 (m, 8 H) 2.41 - 2.65 (m, 2 H) 2.82 (br. s., 2 H) 2.98 (br. s., 2 H) 3.11 - 3.22 (m, 6 H) 4.17 (br. s., 1 H) 4.64 (br. s., 1 H) 4.74 - 4.84 (m, 1 H) 6.65 (s, 1 H) 7.92 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.48 (d, J=2.53 Hz, 1 H) 8.53 (d, J=9.60 Hz, 1 H) 8.82 (s, 1 H); MS m/z 623.5 (M+H)
+。
【0194】
工程2
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
8−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸ベンジルエステル(550mg、0.883mmol)および10%Pd/C(100mg、0.1当量)のメタノール(10mL)懸濁液を3回排気し、N
2でパージし、バルーン圧下水素で再充填し、16時間撹拌した。反応混合物をセライトパットで濾過し、濾液を濃縮して、無色油状物を得た。油状物に酢酸エチル/ヘプタンを添加し、得られた沈殿を摩砕し、それにより7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを白色固体(260mg、0.532mmol)として60%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.68 - 1.84 (m, 2 H) 1.94 - 2.12 (m, 8 H) 2.12 - 2.18 (m, 1 H) 2.45 - 2.61 (m, 2 H) 2.77 (br. s., 2 H) 2.93 - 3.11 (m, 2 H) 3.16 (s, 6 H) 4.16 (br. s., 1 H) 4.64 (br. s., 1 H) 4.80 (t, J=8.84 Hz, 1 H) 6.64 (s, 1 H) 7.92 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H) 8.47 - 8.57 (m, 2 H) 8.85 (s, 1 H); MS m/z 489.9 (M+H)
+。
【0195】
実施例23
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミド。
工程1
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、2−アミノピリジル−5−カルボン酸(0.651g、4.71mmol)を3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.00g、4.71mmol)と結合させ、それにより精製後3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを白色固体(0.780g、2.35mmol)として50%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.42 - 1.54 (m, 17 H) 1.67 - 1.87 (m, 4 H) 1.94 (br. s., 4 H) 3.10 (br. s., 2 H) 3.18 (br. s., 2 H) 3.82 (d, J=12.63 Hz, 2 H) 3.94 (br. s., 2 H) 4.81 (br. s., 4 H) 6.53 (d, J=8.59 Hz, 2 H) 7.67 (dd, J=8.59, 2.02 Hz, 2 H) 8.28 (s, 2 H); MS m/z 277.4 (M+H)
+。
【0196】
工程2
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−(7−シクロペンチル−6−メチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミド(WO2010020675参照)(0.150g、0.538mmol)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.188g、0.565mmol、1.05当量)と結合させ、3−[6−(7−シクロペンチル−6−メチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを黄色固体として得て、工程3に直接使用した。MS m/z 575.9 (M+H)
+。
【0197】
工程3
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、3−[6−(7−シクロペンチル−6−メチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミド(60mg、0.126mmol)を24%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.68 - 1.87 (m, 3 H) 1.92 - 2.04 (m, 3 H) 2.04 - 2.19 (m, 7 H) 2.53 - 2.71 (m, 2 H) 2.84 (d, J=12.63 Hz, 2 H) 2.94 (s, 3 H) 3.11 (br. s., 3 H) 4.22 (br. s., 1 H) 4.68 (br. s., 1 H) 5.49 (quin, J=9.01, 8.84 Hz, 1 H) 6.87 (s, 1 H) 7.91 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H) 8.46 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.58 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.80 (s, 1 H); MS m/z 475.1 (M+H)
+。
【0198】
実施例24
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミド
工程1
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
5−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−(S,S)2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、2−アミノピリジル−5−カルボン酸(0.697g、5.04mmol)を(S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.00g、5.04mmol、1.0当量)と結合させ、精製後5−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルを白色固体(350mg、1.01mmol)として20%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.36 - 1.63 (m, 10 H) 1.93 (br. s., 2 H) 3.34 - 3.86 (m, 4 H) 4.35 - 5.07 (m, 3 H) 6.55 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 7.71 (br. s., 1 H) 8.29 (br. s., 1 H); MS m/z 319.4 (M+H)
+。
【0199】
工程2
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
(1S,4S)−5−[6−(7−シクロペンチル−6−メチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミド(WO2010020675参照)(0.120g、0.431mmol)を(1S,4S)−5−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.144g、0.452g、1.05当量)と結合させ、(1S,4S)−5−[6−(7−シクロペンチル−6−メチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルを黄色固体として得た。この物質を次の工程3に直接使用した。MS m/z 561.5 (M+H)
+。
【0200】
工程3
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((1S,4S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、(1S,4S)−5−[6−(7−シクロペンチル−6−メチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−((1S,4S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミド(70mg、0.152mmol)に35%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.70 - 1.85 (m, 3 H) 1.90 (s, 3 H) 2.02 - 2.15 (m, 4 H) 2.58 (d, J=9.09 Hz, 2 H) 2.92 (s, 3 H) 3.01 (t, J=9.35 Hz, 1 H) 3.15 (dd, J=13.89, 10.36 Hz, 1 H) 3.39 - 3.50 (m, 1 H) 3.66 (dd, J=11.37, 2.27 Hz, 1 H) 3.71 - 3.80 (m, 1 H) 5.47 (quin, J=8.84 Hz, 1 H) 6.88 (s, 1 H) 7.83 - 8.02 (m, 1 H) 8.42 - 8.60 (m, 2 H) 8.82 (s, 1 H); MS m/z 461.5 (M+H)
+。
【0201】
実施例25
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((3aR,8aS)−オクタヒドロ−ピロロ[2,3−c]アゼピン−7−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
(3aR,8aS)−7−フェネチル−オクタヒドロ−ピロロ[2,3−c]アゼピン−1−カルボン酸ベンジルエステル。
(3aR,8aS)−7−フェネチル−デカヒドロ−ピロロ[2,3−c]アゼピン(4.0g、16.37mmol)(参照:PCT国際出願2005097791、2005年8月20日)の酢酸エチル(100mL)懸濁液に、炭酸カリウム(6.79g、49.1mmol、3.0当量)の水(100mL)溶液を添加した。二相溶液を0℃に冷却し、クロロギ酸ベンジル(2.80mL、19.64mmol、1.2当量)を滴下した。得られた混合物を3時間、23℃で撹拌した。混合物を分配し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、塩水で洗浄し、有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濾液を濃縮して、オレンジ色油状物を得た。粗物質をシリカゲルクロマトグラフィー(1:2 酢酸エチル/ヘプタンから100%酢酸エチル、続いて12:1 CH
2Cl
2/メタノール)で精製して、(3aR,8aS)−7−フェネチル−オクタヒドロ−ピロロ[2,3−c]アゼピン−1−カルボン酸ベンジルエステルを得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.31 - 1.52 (m, 1 H) 1.52 - 1.81 (m, 3 H) 1.81 - 2.03 (m, 2 H) 2.25 - 2.53 (m, 3 H) 2.53 - 2.68 (m, 2 H) 2.68 - 2.97 (m, 3 H) 3.21 - 3.40 (m, 1 H) 3.40 - 3.55 (m, 1 H) 3.93 - 4.16 (m, 1 H) 5.05 (d, J=12.05 Hz, 1 H) 5.13 (d, J=4.52 Hz, 1 H) 7.04 (d, J=7.03 Hz, 1 H) 7.12 - 7.30 (m, 6 H) 7.30 - 7.44 (m, 3 H)。
【0202】
工程2
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
(3aR,8aS)−オクタヒドロ−ピロロ[2,3−c]アゼピン−1−カルボン酸ベンジルエステル。
(3aR,8aS)−7−フェネチル−オクタヒドロ−ピロロ[2,3−c]アゼピン−1−カルボン酸ベンジルエステル(1.0g、2.64mmol)の1,2−ジクロロエタン(20mL)溶液に1−クロロエチルカーボノクロリダート(0.286mL、2.64mmol、1.0当量)を0℃で添加した。反応物を23℃に温めながら1時間撹拌し、3時間還流した。溶媒を真空で除去し、20mL メタノールを添加し、反応混合物を50℃で1時間加熱した。反応物を濃縮し、クロマトグラフィー(1:2 酢酸エチル/ヘプタンから100%酢酸エチル、続いて12:1 CH
2Cl
2/メタノール)で精製して、(3aR,8aS)−オクタヒドロ−ピロロ[2,3−c]アゼピン−1−カルボン酸ベンジルエステルを得た。
MS m/z 379.3 (M+H)
+。
【0203】
工程3
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((3aR,8aS)−オクタヒドロ−ピロロ[2,3−c]アゼピン−7−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸(5当量の塩化リチウム)(0.088g、0.146mmol)、HBTU(0.086mg、0.226mmol、1.6当量)およびトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol、4.9当量)のDMF(3mL)溶液を23℃で5分間撹拌し、(3aR,8aS)−オクタヒドロ−ピロロ[2,3−c]アゼピン−1−カルボン酸ベンジルエステル(0.040mg、0.146mmol、1.0当量)を添加し、反応物を23℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、混合物を0.5M HCl(水性)、水(3×)、塩水で洗浄し、有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濾液を濃縮した。粗物質をクロマトグラフィー(メタノール/CH
2Cl
2)で精製して、白色固体を得た。得られた固体(42mg)に、10%Pd/C(15mg)、メタノール(5mL)を添加した。懸濁液をH
2バルーンで、撹拌しながら6時間覆った。反応物の中身をセライトで濾過し、濾液を濃縮して、白色固体を得て、それを酢酸エチル/ヘプタンでの摩砕、クロマトグラフィー(メタノール/CH
2Cl
2混合物)により精製して、7−シクロペンチル−2−[5−((3aR,8aS)−オクタヒドロ−ピロロ[2,3−c]アゼピン−7−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。(20mg、0.039mmol、27%)を得た。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.62 - 1.84 (m, 5 H) 1.84 - 1.99 (m, 2 H) 1.99 - 2.20 (m, 4 H) 2.31 (dd, J=13.05, 5.02 Hz, 1 H) 2.47 - 2.62 (m, 2 H) 2.63 - 2.80 (m, 1 H) 3.18 - 3.27 (m, 1 H) 3.38 - 3.61 (m, 2 H) 3.77 (d, J=13.05 Hz, 1 H) 3.84 - 3.98 (m, 1 H) 4.04 (t, J=7.53 Hz, 1 H) 4.06 - 4.19 (m, 1 H) 4.80 (quin, J=9.03, 8.87 Hz, 1 H) 6.67 (s, 1 H) 7.93 (dd, J=8.78, 2.26 Hz, 1 H) 8.45 (d, J=2.01 Hz, 1 H) 8.53 (d, J=8.53 Hz, 1 H) 8.82 (s, 1 H); HRMS計算値 m/z = 517.3039および実測値 m/z = 517.3044 (M+H)
+。
【0204】
実施例26
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘプチル−2−(5−((1R,4R,7R)−7−ヒドロキシ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸を(1R,4R,7R)−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−オールとアミド形成法3に従い結合させ、それにより7−シクロヘプチル−2−(5−((1R,4R,7R)−7−ヒドロキシ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(47mg、78%収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 9.75 (br. s., 0.8 H, Rotamer) 9.60 (br. s., 0.2 H, Rotamer) 8.88 (s, 1 H) 8.60 - 8.50 (m, 1 H) 8.61 - 8.41 (m, 1 H) 7.93 - 7.81 (m, 1 H) 6.47 (s, 1 H) 4.86 - 4.71 (m, J=8.97, 8.97, 8.84, 8.59 Hz, 1 H) 4.39 (br. s., 0.2 H, Rotamer) 4.24 (br. s., 0.2 H, Rotamer) 4.19 (br. s., 0.8 H, Rotamer) 4.05 (s, 0.8 H, Rotamer) 3.73 (br. s., 0.8 H, Rotamer) 3.67 (s, 0.2 H, Rotamer) 3.65-3.62 (m, 0.8 H, Rotamer) 3.46 (m, 0.2 H, Rotamer) 3.24-3.21 (d, J=11.62 Hz, 0.8 H, Rotamer) 3.16 (d, J=11.62 Hz, 0.2 H, Rotamer) 3.15 (s, 6 H) 2.66 - 2.6648 (m, 2 H) 2.41 (br. s., 0.8 H, Rotamer) 2.34 (br. s., 0.2 H, Rotamer) 2.15 - 1.93 (m, 6 H) 1.64 - 1.91 (m, 3 H) 1.59 - 1.48 (m, 0.8 H, Rotamer) 1.44 (br. s., 0.2 H, Rotamer); HR-MS (m/z MH+) 490.26 RT 3.21 min
【0205】
実施例27
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
2−(5−(8−アセチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸を1−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)エタノンとアミド形成法3に従い結合させ、それにより2−(5−(8−アセチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(43mg、62%収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.80 (s, 1 H) 8.53 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.39 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 7.86 (dd, J=8.59, 2.02 Hz, 1 H) 6.65 (s, 1 H) 4.80 - 4.73 (m, 1 H) 4.73 - 4.25 (m, 3 H) 3.86 - 3.41 (m, 2 H) 3.16 (s, 7 H) 2.64 - 2.42 (m, 2 H) 2.23 - 1.99 (m, 8 H) 1.91 (br. s., 2 H) 1.83 - 1.61 (m, 3 H); HR-MS (m/z MH+) 531.28 RT 4.27 min
【0206】
実施例28
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−(5−(8−(2−ヒドロキシエチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸を2−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)エタノールとアミド形成法3に従い結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−(5−(8−(2−ヒドロキシエチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(18mg、59%収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 9.00 - 8.87 (m, 1 H) 8.87 - 8.78 (m, 1 H) 8.57 (d, J=8.08 Hz, 1 H) 8.44 (s, 1 H) 7.79 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H) 6.54 - 6.43 (m, 1 H) 4.81 (dq、J=9.09, 8.93 Hz, 1 H) 4.51 (br. s., 1 H) 3.82 - 3.49 (m, 4 H) 3.40 - 2.99 (m, 10 H) 2.69 - 2.44 (m, 4 H) 2.16 - 1.99 (m, 4 H) 1.91 (d, J=5.56 Hz, 2 H) 1.83 - 1.45 (m, 4 H); HR-MS (m/z MH+) 533.30 RT 2.56 min
【0207】
実施例29
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−(5−(8−イソプロピル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
2−(5−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(42mg、0.086mmol)の6mlのDCM溶液に、アセトン(0.6ml)を添加し、得られた反応混合物を1時間、室温で撹拌した。Na(AcO)
3BH(55mg、0.26mmol)を添加し、得られた反応混合物を室温で一夜撹拌した。LCMSが反応の完了を示したとき反応混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO
3(2×)、塩水で洗浄した。合わせた水層をDCMで逆抽出し、合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、カラムクロマトグラフィー(0−20%MeOH/CHCl
2)で精製し、それにより7−シクロペンチル−2−(5−(8−イソプロピル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(64mg、88%収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 9.43 (br. s., 1 H) 8.88 (s, 1 H) 8.57 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.48 (d, J=2.53 Hz, 1 H) 7.77 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 6.47 (s, 1 H) 4.80 (quin, J=8.84 Hz, 1 H) 4.39 (br. s., 1 H) 3.74 - 3.30 (m, 4 H) 3.26 - 3.04 (m, 7 H) 2.68 - 2.49 (m, 3 H) 2.18 - 1.95 (m, 4 H) 1.86 (br. s., 2 H) 1.79 - 1.62 (m, 3 H) 1.53 (br. s., 1 H) 1.07 (d, J=6.06 Hz, 6 H)
HR-MS (m/z MH+) 531.32 RT 2.71 min
【0208】
実施例30
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−(5−((1S,4S,5S)−5−ヒドロキシ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸を(1S,4S,5S)−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−オールとアミド形成法3に従い結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−(5−((1S,4S,5S)−5−ヒドロキシ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(40mg、63%収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 9.84 (br. s., 0.4 H, Rotamer) 9.54 (br. s., 0.6 H, Rotamer) 8.98 - 8.82 (m, 1 H) 8.80 (s, 0.4 H, Rotamer) 8.59 (s, 0.6 H, Rotamer) 8.57 - 8.48 (m, 1 H) 7.97 (d, J=7.07 Hz, 0.4 H, Rotamer) 7.86 (d, J=6.57 Hz, 0.6 H, Rotamer) 6.46 (s, 1 H) 4.78 (m, 1 H) 4.74 (br. s., 0.4 H, Rotamer) 4.46 (br. s., 1 H) 4.17 (br. s., 0.6 H, Rotamer) 4.07 (d, J=9.09 Hz, 0.4 H, Rotamer) 3.91 (d, J=11.62 Hz, 0.6 H, Rotamer) 3.64 - 3.49 (m, 0.6 H, Rotamer) 3.49 - 3.269 (m, 1 H + 0.4 H, Rotamer) 3.15 (s, 6 H) 2.73 (m, 0.6 H, Rotamer) 2.67 (m, 0.4 H, Rotamer) 2.57 (m, 2 H) 2.25 - 1.92 (m, 5 H) 1.81 - 1.42 (m, 5 H)
HR-MS (m/z MH+) 490.26 RT 4.25 min
【0209】
実施例31
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−(5−((1S,4S,5R)−5−ヒドロキシ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸を(1S,4S,5R)−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−オールとアミド形成法3に従い結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−(5−((1S,4S,5R)−5−ヒドロキシ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(40mg)を60%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 9.51 - 9.43 (m, 0.3 H, Rotamer) 9.43 - 9.35 (m, 0.7 H, Rotamer) 8.87 (s, 1 H) 8.66 - 8.60 (m, 0.3 H, Rotamer) 8.60 - 8.52 (m, 0.7 H, Rotamer + 1 H) 7.94 - 7.84 (m, 1 H) 6.48 (s, 1 H) 4.86 - 4.75 (m, 1 H) 4.75 - 4.71 (m, 0.3 H, Rotamer) 4.32 - 4.25 (m, 0.7 H, Rotamer) 4.21 - 4.13 (m, 0.7 H, Rotamer) 4.08 - 4.02 (m, 0.3 H, Rotamer) 3.61 - 3.50 (m, 1 H) 3.15 (s, 6 H) 3.10 - 3.01 (m, 1 H) 2.93 - 2.83 (m, 0.7 H, Rotamer) 2.78 - 2.67 (m, 0.3 H, Rotamer H) 2.65 - 2.50 (m, 3 H) 2.36 - 2.20 (m, 1 H) 2.15 - 1.99 (m, 4 H) 1.99 - 1.88 (m, 1 H) 1.80 - 1.65 (m, 2 H) 1.59 (none、2 H)。HR-MS (m/z MH+) 490.26 RT 4.34 min
【0210】
実施例32
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
5−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)ヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸tert−ブチルの製造
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸をヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸tert−ブチルとアミド形成法3に従い結合させ、それにより5−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)ヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸tert−ブチル(45mg)を63%収率で得た。HR-MS (m/z MH+) 589.33 RT 4.31 min
【0211】
工程2
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護方法1に従い、5−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)ヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸tert−ブチル(45mg、0.076mmol)を変換して、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(18mg)を48%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 9.18 (br. s., 1 H) 8.86 (s, 1 H) 8.51 - 8.66 (m, 2 H) 7.90 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 6.55 - 6.43 (m, 1 H) 4.81 (quin, J=8.84 Hz, 1 H) 3.88 (br. s., 2 H) 3.57 (br. s., 2 H) 3.24 - 3.05 (m, 8 H) 2.95 - 2.68 (m, 4 H) 2.68 - 2.51 (m, 2 H) 2.44 (br. s., 1 H) 2.18 - 1.96 (m, 4 H) 1.82 - 1.65 (m, 2 H)。HR-MS (m/z MH+) 489.27 RT 3.30 min
【0212】
実施例33
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−(5−((1R,5S,8r)−8−ヒドロキシ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−(5−((1R,5S,8r)−8−ヒドロキシ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
一般的アミド形成法3に従い、6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸を3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−オール(製造についてはWO2007 040282参照)と結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−(5−((1R,5S,8r)−8−ヒドロキシ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(50mg)を71%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 9.03 (s, 1 H) 8.84 (s, 1 H) 8.56 (d, J=9.60 Hz, 1 H) 8.48 (s, 1 H) 7.80 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 6.48 (s, 1 H) 4.80 (quin, J=8.84 Hz, 1 H) 4.38 (br. s., 1 H) 4.08 (t, J=4.80 Hz, 1 H) 3.87 (br. s., 1 H) 3.55 - 3.38 (m, 2 H) 3.16 (s, 6 H) 2.68 (br. s., 1 H) 2.65 - 2.52 (m, J=11.81, 8.75, 8.75, 8.59 Hz, 2 H) 2.21 - 1.91 (m, 6 H) 1.81 - 1.65 (m, 5 H) 1.49 (br. s., 1 H)。HR-MS (m/z MH+) 504.27 RT 3.55 min
【0213】
実施例34
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−(5−(8−(ジメチルアミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
3−ベンジル−N,N−ジメチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミンの製造
3−ベンジル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−オン(107mg、0.50mmol)のDCM(2ml)溶液に、ジメチルアミン(2ml、THF中1M)を添加し、得られた反応混合物を室温で1時間撹拌した。Na(AcO)3BH(316mg、1.49mmol)を添加し、反応混合物を室温で一夜撹拌した。TLCが完了を示したとき反応混合物をDCMで希釈し、水および塩水で洗浄した。合わせた水層をDCMで逆抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製して、それにより3−ベンジル−N,N−ジメチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(80mg)を67%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.47 - 7.23 (m, 5 H) 3.86 (s, 2 H) 2.88 (d, J=11.62 Hz, 2 H) 2.72 (dd, J=12.38, 3.28 Hz, 2 H) 2.52 (s, 7 H) 2.35 (br. s., 2 H) 1.90 - 1.73 (m, 4 H)
【0214】
工程2
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミンの製造
3−ベンジル−N,N−ジメチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(80mg、0.45mmol)をMeOH(10ml)に溶解し、雰囲気をN
2(3×)に置き換えた。10%Pd/C(cat.)を添加し、雰囲気をH
2(3×)に置き換えた。得られた反応混合物をRTで、バルーン圧下一夜撹拌した。TLCがUV活性スポットを示さなくなったらPd/Cを濾過し(常にMeOHで湿らせたまま)、濾液を濃縮し、それによりN,N−ジメチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(44mg)を87%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.45 (d, J=12.13 Hz, 2 H) 2.88 (dd, J=12.38, 2.78 Hz, 2 H) 2.35 (d, J=2.02 Hz, 2 H) 2.31 - 2.23 (m, 6 H) 2.11 (t, J=4.80 Hz, 1 H) 2.06 - 1.92 (m, 2 H) 1.89 - 1.79 (m, 2 H)
【0215】
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−(5−(8−(ジメチルアミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸をN,N−ジメチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミンとアミド形成法3に従い結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−(5−(8−(ジメチルアミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(12mg)を14%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.82 (s, 1 H) 8.76 (s, 1 H) 8.55 (d, J=9.60 Hz, 1 H) 8.44 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 7.78 (dd, J=8.59, 2.02 Hz, 1 H) 6.48 (s, 1 H) 4.87 - 4.73 (m, 1 H) 4.31 (br. s., 1 H) 3.75 (br. s., 1 H) 3.35 (m, 2 H) 3.16 (s, 6 H) 2.68 - 2.51 (m, 2 H) 2.30 (s, 7 H) 2.16 - 1.97 (m, 6 H) 1.86 - 1.66 (m, 6 H)。HR-MS (m/z MH+) 531.32 RT 2.67 min
【0216】
実施例35
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−(5−(8−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
2−(5−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(105mg、0.22mmol)のジクロロメタン(2ml)溶液に1−ヒドロキシプロパン−2−オン(2ml)を添加し、得られた反応混合物を1時間、室温で撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロハイドライドを添加し、反応混合物を室温で一夜撹拌した。TLC/LCMSが完了を示したとき反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和NaHCO
3(2×)および塩水で洗浄した。合わせた水層をジクロロメタンで逆抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(0−20%メタノール/ジクロロメタン)で精製して、それにより7−シクロペンチル−2−(5−(8−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(39mg、33%収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 9.07 (s, 1 H) 8.85 (s, 1 H) 8.57 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 8.45 (s, 1 H) 7.78 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H) 6.48 (s, 1 H) 4.81 (dq、J=9.09, 8.93 Hz, 1 H) 4.48 (br. s., 1 H) 3.75-3.30 (m, 6 H) 3.23 - 3.00 (m, 7 H) 2.69 - 2.50 (m, 3 H) 2.16 - 1.97 (m, 5 H) 1.97 - 1.66 (m, 6 H) 1.10 (d, J=6.06 Hz, 3 H); HR-MS (m/z MH+) 547.32 RT 2.54 min。
【0217】
実施例36
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
7−(1R,2R,4S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
6−(7−exo−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸メチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、7−exo−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(267mg、0.84mmol)を6−アミノニコチン酸メチル(140mg、0.92mmol)と結合させ、精製後6−(7−exo−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸メチルエステル(364mg)を得て、さらに特徴付けせずにそのまま使用した。MS m/z 435.5 (MH
+)
【0218】
工程2
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
6−(7−exo−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸の製造
6−(7−exo−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸メチルエステル(364mg、0.84mmol)のテトラヒドロフラン(25mL)溶液に、5mlの水酸化リチウム水溶液(176mg、4.19mmol)を添加した。混合物を60℃で18時間加熱し、冷却し、6N塩酸でpH4に酸性化した。得られた混合物を水で希釈し、20%2−プロパノールのクロロホルム溶液(3×)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、それにより6−(7−exo−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸を褐色粉末として得て、直接使用した。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 12.94 (br. s, 1 H), 10.26 (s, 1 H), 8.86 (s, 1 H), 8.82 (s, 1 H), 8.37 (d, J=9.1 Hz, 1 H), 8.22 (dd, J=9.1, 2.5 Hz, 1 H), 6.68(s, 1 H), 4.37 (m, 1 H), 3.05 (s, 6 H), 2.85 (m, 1 H), 2.67 (m, 1 H), 2.36 (m, 1 H) 1.80 (m, 1 H), 1.57 (m, 2 H), 1.23 (m, 4 H)。MS m/z 421.5 (MH
+)
【0219】
工程3
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−((1R,2R,4S)−7−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−exo−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(100mg、0.24mmol)を3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(61mg、0.29mmol)と結合させ、それにより3−[6−((1R,2R,4S)−7−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを得て、それを精製またはさらなる特徴付けをせずに直接使用した。
【0220】
工程4
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
脱保護法2に従い、3−[6−((1R,2R,4S)−7−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−(1R,2R,4S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(40mg)に33%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 9.87 (s, 1 H), 8.81 (s, 1 H), 8.28 (m, 2 H), 7.81 (m, 1 H), 6.65 (s, 1 H), 4.35 (m, 1 H), 4.21 (br. s, 1 H), 3.35 (m, 4 H), 3.04 (s, 6 H), 2.88-2.85 (m, 2 H), 2.65 (s, 1 H), 2.35 (m, 1 H) 1.81-1.75 (m, 1 H), 1.61-1.54 (m, 6 H), 1.23 (m, 3 H)。
MS m/z 515.7 (MH
+)
【0221】
実施例37
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
7−(4−tert−ブチル−シクロヘキシル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
3−{6−[7−(4−tert−ブチル−シクロヘキシル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、trans−7−(4−tert−ブチル−シクロヘキシル)−2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(157mg、0.43mmol)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルと結合させ、後処理により、3−{6−[7−(4−tert−ブチル−シクロヘキシル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを得て、そのまま使用した。
【0222】
工程2
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
trans−7−(4−tert−ブチル−シクロヘキシル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−{6−[7−(4−tert−ブチル−シクロヘキシル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、trans−7−(4−tert−ブチル−シクロヘキシル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(90mg)に37%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 10.06 (s, 1 H), 8.85 (s, 1 H), 8.47-8.43 (m, 2 H), 7.78 (dd, J=8.6, 2.5 Hz 1 H), 6.65 (s, 1 H), 4.45 (m, 1 H), 4.25 (m, 1 H), 4.03 (m, 1 H), 3.08 (s, 3 H), 3.05 (s, 3 H), 2.83 (m, 2 H), 2.61 (m, 4 H), 1.94-1.81 (m, 8 H), 1.15 (m, 3 H), 0.91 (s, 9H)。
MS m/z 559.7 (MH
+)
【0223】
実施例38
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[6−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリダジン−3−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−アミノ−ピリダジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−アミノ−ピリダジン−3−カルボン酸(212mg、1.0mmol)を3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(139mg、1.0mmol)と結合させ、3−(6−アミノ−ピリダジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを白色固体(169mg、0.51mmol)として51%収率で得た。MS m/z 334.4 (M+H)
+。
【0224】
工程2
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリダジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(98mg、0.336mmol)を3−(6−アミノ−ピリダジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(112mg、0.336mmol)と結合させ、それにより3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリダジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(115mg、0.195mmol)を58%収率で得た。MS m/z 590.6 (M+H)
+。
【0225】
工程3
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[6−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリダジン−3−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリダジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(110mg、0.187mmol)を変換して、7−シクロペンチル−2−[6−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリダジン−3−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを白色固体(55mg、0.112mmol)として60%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO):δ、10.71 (s, 1 H), 8.88 (s, 1 H), 8.60 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.82 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.68 (s, 1 H), 4.81-4.72 (m, 1 H), 4.22 (d, J = 12 Hz, 1 H), 3.53 (d, J = 12 Hz, 1 H), 3.48 (br s, 1 H), 3.29 (br s, 1 H), 3.27 (d, J = 12 Hz, 1 H), 3.06 (s, 3 H), 3.05 (s, 3 H) 2.93 (d, J = 12 Hz, 1 H), 2.42-2.33 (m, 2 H), 2.01-1.96 (m, 4 H), 1.72-1.58 (m, 6 H)。HRMS 計算値 C25H31N9O2.H
+ (M+H)
+ 490.2679、実測値 490.2676 (M+H)
+。
【0226】
実施例39
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−(5−(9−ヒドロキシ−1,5,7−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
【0227】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−(5−(9−ヒドロキシ−1,5,7−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸と5当量LiClおよび1,3,5−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−9−オールと結合させ、7−シクロペンチル−2−(5−(9−ヒドロキシ−1,5,7−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(266mg)を68%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.77 (s, 1 H), 8.56 (d, J = 8.6 Hz, 1 H), 8.33 (s, 1 H), 8.17 (br s, 1 H), 7.72 (d, J = 8.6 Hz, 1 H), 6.49 (s, 1 H), 4.81 (m, 2 H), 3.74 (br m, 1 H), 3.26 (s, 1 H), 3.18 (s, 6 H), 3.07 (br m, 1 H), 2.70 - 2.56 (m, 4 H), 2.29 (br m, 3 H), 2.19 (s, 3 H), 2.15 - 2.03 (m, 4 H), 1.89 (m, 1 H), 1.75 (m, 2 H), 1.00 (br s, 3 H), 0.83 (br s 3 H)
HRMS m/z 561.3301 (M+H)
+。
【0228】
実施例40
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
2−(5−((1R,5S)−3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
2−(5−((1R,5S)−3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
一般的アミド形成法2に従い、6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸と5当量LiClおよび3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−7−カルボン酸(1R,5S)−tert−ブチルと結合させ、9−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−7−カルボン酸(1R,5S)−tert−ブチル(115mg)を85%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.78 (s, 1 H), 8.60 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.44 (d, J = 2.02 Hz, 2 H), 7.85 (dd, J1 = 8.59 Hz, J2 = 2.02 Hz, 1 H), 6.49 (s, 1 H), 4.82 (m, 1 H), 4.59-3.75 (m, 6 H), 3.17 (s, 4 H), 3.02 (s, 2 H), 2.95 (s, 2 H), 2.81 (m, 4 H), 2.57 (m, 1 H), 2.09 (m, 4 H), 1.75 (m, 1 H), 1.49 (m, 9 H)LCMS m/z 604.9 (M+H)
+。
【0229】
工程2
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
2−(5−((1R,5S)−3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護法2に従い、9−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−7−カルボン酸(1R,5S)−tert−ブチルを2−(5−((1R,5S)−3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(80mg)に変換し、83%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.82 (s, 1 H), 8.63 (d, J = 8.6 Hz, 1 H), 8.56 (s, 1 H), 8.47 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 7.87 (dd, J1 = 8.78 Hz, J2 = 2.26 Hz, 1 H), 6.51 (s, 1 H), 4.83 (m, 1 H), 4.47 (s, 1 H), 4.09 (m, 4 H), 3.77 (s, 1 H), 3.45-3.21 (m, 4 H), 3.19 (s, 6 H), 2.59 (m, 2 H), 2.11 (m, 5 H), 1.77 (m, 2 H)。HRMS m/z 505.2665 (M+H)
+。
【0230】
実施例41
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
2−(5−(2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
6−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルの製造
アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(199mg、0.5mmol、1.0当量)および2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチル(100mg、0.5mmol、1.0当量)と結合させ、6−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルを白色固体(214mg、0.37mmol)として74%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.79 (s, 1 H) 8.53 - 8.66 (m, 2 H) 8.08 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 6.53 (s, 1 H) 4.74 - 4.92 (m, 1 H) 4.20 - 4.61 (m, 4 H) 4.07 - 4.16 (m, 4 H) 3.18 (br s, 6 H) 2.47 - 2.65 (m, 2 H) 2.03 - 2.20 (m, 4 H) 1.68 - 1.85 (m, 3 H) 1.46 (s, 9 H)。MS (m/z、MH+):575.6
【0231】
工程2
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
2−(5−(2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護法2に従い、6−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチル(120mg、0.21mmol、1.0当量)を変換して、2−(5−(2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(35mg、0.076mmol)を36%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.89 (br. s., 1 H) 8.84 (s, 1 H) 8.66 (s, 1 H) 8.58 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.05 (dd, J=9.09, 2.53 Hz, 1 H) 6.50 (s, 1 H) 4.74 - 4.92 (m, J=9.09, 8.84, 8.72, 8.72 Hz, 1 H) 4.51 (br. s., 2 H) 4.33 (br s, 2 H) 3.83 (d, J=8.08 Hz, 4 H) 3.18 (s, 6 H) 2.51 - 2.69 (m, 2 H) 2.01 - 2.19 (m, 4 H) 1.63 - 1.91 (m, 3 H)。HR-MS (m/z、MH+):475.2584。
【0232】
実施例42
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
2−[5−((1S,5R,6S)−6−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1:
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
{(1S,5R,6S)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−6−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(100mg、0.254mmol、1.0当量)を(1S,5R,6S)−(3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−6−イル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(55.3mg、0.279mmol、1.1当量)と結合させ、それにより{(1S,5R,6S)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−6−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステルを油状物(165mg)として得て、精製せずに直接使用した。MS m/z 575.4 (M+H)
+
【0233】
工程2:
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
2−[5−((1S,5R,6S)−6−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、{(1S,5R,6S)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−6−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステルを変換して、2−[5−((1S,5R,6S)−6−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(76mg)を56%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.47 (br. s., 2 H) 1.66 (br. s., 3 H) 2.00 (br. s., 6 H) 2.34 - 2.48 (m, 2 H) 2.69 (s, 1 H) 3.06 (br. s., 7 H) 3.36 - 3.53 (m, 2 H) 3.75 (d, J=5.56 Hz, 1 H) 3.88 (d, J=12.13 Hz, 1 H) 4.76 (quin, J=8.84 Hz, 1 H) 6.65 (s, 1 H) 7.87 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H) 8.33 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.40 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.85 (s, 1 H) 9.95 (s, 1 H)。MS m/z 475.5 (M+H)
+。
【0234】
実施例43
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((1S,3S,5R)−3−ヒドロキシ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((1S,3S,5R)−3−ヒドロキシ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(120mg、0.304mmol、1.0当量)を(1S,3S,5R)−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−オール(46.4mg、0.365mmol、1.2当量)と結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−[5−((1S,3S,5R)−3−ヒドロキシ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(110mg)を72%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3-d) δ ppm 1.58 - 1.71 (m, 2 H) 1.79 (br. s., 2 H) 1.88 - 2.11 (m, 8 H) 2.22 (d, J=7.58 Hz, 3 H) 2.42 - 2.58 (m, 2 H) 3.08 (s, 6 H) 4.16 (br. s., 2 H) 4.72 (quin, J=8.84 Hz, 2 H) 6.40 (s, 1 H) 7.81 (dd, J=8.59, 2.02 Hz, 1 H) 8.12 (br. s., 1 H) 8.38 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.47 (br. s., 1 H) 8.68 (s, 1 H)。MS m/z 504.6 (M+H)
+。
【0235】
実施例44
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((1S,3R,5R)−3−ヒドロキシ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((1S,3R,5R)−3−ヒドロキシ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸を(1S,3R,5R)−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−オールと結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−[5−((1S,3R,5R)−3−ヒドロキシ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを得た。
【0236】
実施例45
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(8−メチル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(8−メチル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(100mg、0.254mmol、1.0当量)を8−メチル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(55.5mg、0.279mmol、1.1当量)と結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−[5−(8−メチル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを固体(77mg)として60%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.56 - 1.76 (m, 4 H) 2.01 (br. s., 6 H) 2.44 (br. s., 4 H) 3.06 (br. s., 8 H) 3.33 (br. s., 4 H) 3.49 (br. s., 4 H) 4.76 (quin, J=8.84 Hz, 1 H) 6.66 (s, 1 H) 7.82 - 7.88 (m, 1 H) 8.33 - 8.41 (m, 2 H) 8.85 (s, 1 H) 10.05 (s, 1 H)
MS m/z 503.6 (M+H)
+。
【0237】
実施例46
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
2−[5−(7−ベンジル−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
2−[5−(7−ベンジル−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(200mg、0.507mmol、1.0当量)を3−ベンジル−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン(162mg、0.558mmol、1.1当量)(参照:PCT国際出願2006137769、2006年12月2日)と結合させ、それにより2−[5−(7−ベンジル−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを固体(131mg)として39%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.64 - 1.83 (m, 3 H) 2.04 (d, J=7.07 Hz, 2 H) 2.12 (d, J=6.57 Hz, 2 H) 2.58 (br. s., 4 H) 3.18 (s, 6 H) 3.45 (br. s., 3 H) 3.49 - 3.57 (m, 1 H) 3.67 - 3.80 (m, 1 H) 3.84 (br. s., 2 H) 4.02 (br. s., 1 H) 4.66 - 4.88 (m, 2 H) 6.51 (s, 1 H) 7.22 - 7.28 (m, 1 H) 7.31 - 7.37 (m, 5 H) 7.85 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.27 (br. s., 1 H) 8.43 (s, 1 H) 8.51 (br. s., 1 H) 8.78 (s, 1 H)。MS m/z 595.6 (M+H)
+。
【0238】
実施例47
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
7−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(266mg、0.438mmol、1.0当量)を9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル(100mg、0.438mmol、1.0当量)と結合させ、それにより7−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステルを明ピンク色粉末(90mg)として34%収率で得た。MS m/z 605.2 (M+H)
+。
【0239】
工程2:
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、7−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(15mg)を18%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.75 (d, J=6.06 Hz, 3 H) 2.06 - 2.18 (m, 5 H) 2.49 - 2.66 (m, 2 H) 3.03 - 3.14 (m, 2 H) 3.18 (s, 6 H) 3.42 (dd, J=12.63, 2.02 Hz, 2 H) 3.63 (br. s., 1 H) 3.81 (br. s., 2 H) 4.83 (t, J=8.84 Hz, 1 H) 6.50 (s, 1 H) 7.85 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H) 8.42 (br. s., 1 H) 8.45 - 8.51 (m, 1 H) 8.60 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 8.79 (s, 1 H)
MS m/z 505.1 (M+H)
+。
【0240】
実施例48
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(1,4−ジアザ−ビシクロ[3.2.2]ノナン−4−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(1,4−ジアザ−ビシクロ[3.2.2]ノナン−4−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(120mg、0.198mmol、1.0当量)を1,4−ジアザ−ビシクロ[3.2.2]ノナン(43.3mg、0.218mmol、1.1当量)と結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−[5−(1,4−ジアザ−ビシクロ[3.2.2]ノナン−4−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(25mg)を23%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3-d) δ ppm 1.64 - 1.81 (m, 2 H) 1.86 (br. s., 2 H) 2.00 - 2.22 (m, 6 H) 2.51 - 2.70 (m, 2 H) 3.03 - 3.16 (m, 5 H) 3.18 (s, 7 H) 3.79 (br. s., 2 H) 4.83 (quin, J=8.84 Hz, 1 H) 6.50 (s, 1 H) 7.81 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.35 - 8.44 (m, 2 H) 8.58 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.79 (s, 1 H)。HRMS m/z、(M+H)
+:503.2891
【0241】
実施例49
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((R,R)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
5−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−(R,R)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
アミド形成法1を使用して、(R,R)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.0g、4.26mmol、1.0当量)を6−アミノ−ニコチン酸(588mg、4.26mmol、1.0当量)と結合させ、5−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−(R,R)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(420mg、31%収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.35 - 1.40 (m, 3 H) 1.40 - 1.51 (m, 9 H) 1.89 (br. s., 2 H) 3.31 - 3.50 (m, 2 H) 3.55 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 3.67 (dd, J=13.14, 6.57 Hz, 1 H) 4.50 (br. s., 1 H) 4.64 (br. s., 1 H) 4.91 (br. s., 1 H) 6.51 (d, J=6.57 Hz, 1 H) 7.64 (br. s., 1 H) 8.24 (br. s., 1 H); MS m/z 637.0 (M+H)
+。
【0242】
工程2:
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
5−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−(R,R)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(200mg、0.683mmol、1.0当量)を5−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−(R,R)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(217mg、0.683mmol、1.0当量)と結合させ、それにより5−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−(R,R)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(100mg)を25%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3-d) δ ppm 1.47 (br. s., 5 H) 1.52 (br. s., 5 H) 1.69 - 1.83 (m, 2 H) 1.83 - 2.00 (m, 2 H) 2.06 - 2.20 (m, 4 H) 2.59 (br. s., 2 H) 3.18 (s, 6 H) 3.38 - 3.58 (m, 2 H) 3.58 - 3.82 (m, 3 H) 4.56 (br. s., 1 H) 4.75 - 4.91 (m, 1 H) 6.50 (s, 1 H) 7.96 (br. s., 1 H) 8.35 (br. s., 1 H) 8.52 (br. s., 1 H) 8.59 (br. s., 1 H) 8.78 (s, 1 H)
HRMS m/z、(M+H)
+:575.3109。
【0243】
工程3:
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((R,R)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、5−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−(R,R)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−((R,R)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(20mg)を22%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.65 - 1.85 (m, 4 H) 2.03 (s, 2 H) 2.06 - 2.19 (m, 6 H) 2.59 (br. s., 2 H) 3.18 (s, 7 H) 3.33 (d, J=9.60 Hz, 1 H) 3.52 (br. s., 1 H) 3.78 (br. s., 2 H) 4.72 - 4.94 (m, 1 H) 6.38 - 6.54 (m, 1 H) 7.96 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 8.56 (s, 1 H) 8.61 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.84 (br. s., 1 H); HRMS m/z、(M+H)
+:475.2582。
【0244】
実施例50
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−6−メチル−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
(3−(6−アミノ−2−メチル−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(279mg、1.31mmol、1.0当量)を6−アミノ−2−メチルニコチン酸(200mg、1.31mmol、1.0当量)と結合させ、それにより3−(6−アミノ−2−メチル−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(400mg)を88%収率で得た。MS m/z 346.6 (M+H)
+。
【0245】
工程2:
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチル−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(127mg、0.433mmol、1.0当量)を3−(6−アミノ−2−メチル−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(180mg、0.520mmol、1.2当量)と結合させ、それにより3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチル−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(70mg)を27%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.51 (s, 10 H) 1.61 (t, J=8.34 Hz, 1 H) 1.68 - 1.81 (m, 2 H) 1.81 - 1.93 (m, 1 H) 1.95 - 2.18 (m, 7 H) 2.48 (br. s., 2 H) 2.56 (d, J=8.59 Hz, 3 H) 2.62 (br. s., 1 H) 3.09 (d, J=7.58 Hz, 1 H) 3.18 (s, 7 H) 3.26 - 3.36 (m, 1 H) 3.40 (br. s., 1 H) 4.17 (br. s., 1 H) 4.37 (br. s., 1 H) 4.58 (d, J=13.14 Hz, 1 H) 4.74 - 4.89 (m, J=9.09, 8.84, 8.72, 8.72 Hz, 1 H) 6.48 (s, 1 H) 7.50 (br. s., 1 H) 8.11 (br. s., 1 H) 8.38 (d, J=8.08 Hz, 1 H) 8.76 (s, 1 H)。HRMS m/z、(M+H)
+:603.3417。
【0246】
工程3:
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−6−メチル−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチル−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−6−メチル−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(36mg)を71%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3-d) δ ppm 1.61 - 1.79 (m, 3 H) 1.79 - 1.97 (m, 3 H) 1.97 - 2.18 (m, 5 H) 2.50 (br. s., 3 H) 2.52 - 2.70 (m, 3 H) 3.09 (d, J=12.63 Hz, 1 H) 3.18 (s, 7 H) 3.34 (q、J=11.79 Hz, 2 H) 3.46 (br. s., 1 H) 3.69 (br. s., 1 H) 4.55 (d, J=12.13 Hz, 1 H) 4.81 (quin, J=8.84 Hz, 1 H) 6.48 (s, 1 H) 7.49 (br. s., 1 H) 8.03 (s, 1 H) 8.35 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.76 (s, 1 H)。HRMS m/z、(M+H)
+:503.2904。
【0247】
実施例51
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−4−メチル−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−アミノ−4−メチル−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(279mg、1.31mmol、1.0当量)を6−アミノ−4−メチルニコチン酸(200mg、1.31mmol、1.0当量)と結合させ、3−(6−アミノ−4−メチル−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(251mg)を55%収率で得た。MS m/z 347.0 (M+H)
+。
【0248】
工程2:
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−4−メチル−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、1,2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(140mg、0.479mmol、1.0当量)を3−(6−アミノ−4−メチル−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(199mg、0.574mmol、1.2当量)と結合させ、それにより3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−4−メチル−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(114mg)を38%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.51 (s, 10 H) 1.59 (d, J=9.60 Hz, 2 H) 1.67 - 1.80 (m, 2 H) 1.80 - 1.90 (m, 1 H) 1.99 (br. s., 2 H) 2.07 (s, 4 H) 2.42 - 2.66 (m, 5 H) 3.01 - 3.14 (m, 1 H) 3.18 (s, 6 H) 3.26 - 3.36 (m, 1 H) 3.36 - 3.48 (m, 1 H) 4.17 (br. s., 1 H) 4.36 (br. s., 1 H) 4.58 (d, J=12.63 Hz, 1 H) 4.75 - 4.88 (m, J=9.09, 8.84, 8.72, 8.72 Hz, 1 H) 6.49 (s, 1 H) 7.50 (br. s., 1 H) 8.39 (br. s., 1 H) 8.75 (s, 1 H)
HRMS m/z、(M+H)
+:603.3405。
【0249】
工程3:
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−4−メチル−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−4−メチル−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−4−メチル−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(50mg)を57%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.61 - 1.80 (m, 5 H) 1.80 - 1.98 (m, 4 H) 1.99 - 2.18 (m, 6 H) 2.34 - 2.64 (m, 7 H) 3.08 - 3.23 (m, 10 H) 3.27 - 3.38 (m, 2 H) 3.38 - 3.47 (m, 1 H) 3.50 (br. s., 1 H) 4.57 (d, J=13.64 Hz, 1 H) 4.81 (quin, J=8.84 Hz, 1 H) 6.48 (s, 1 H) 7.48 (br. s., 1 H) 7.99 (s, 1 H) 8.36 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.75 (s, 1 H)
HRMS m/z、(M+H)
+:503.2894。
【0250】
実施例52
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
3−ベンジル−3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
3−ベンジル−3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン(755mg、3.49mmol、1.0当量)のCH
2Cl
2(10mL)溶液に、炭酸ジ−tert−ブチル(990mg、4.54mmol、1.3当量)およびトリエチルアミン(0.730mL、5.24mmol、1.5当量)を添加し、混合物を16時間、23℃で撹拌した。反応混合物をCH
2Cl
2で希釈し、水で洗浄した。有機物を回収し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して、油状物を得た。粗物質を酢酸エチル/ヘプタン混合物で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、それにより所望の生成物を無色油状物(477mg)として41%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.48 (s, 9 H) 1.51 - 1.64 (m, 1 H) 1.64 - 1.75 (m, 2 H) 1.75 - 1.93 (m, 2 H) 2.21 - 2.39 (m, 2 H) 2.79 - 2.92 (m, 3 H) 3.40 (s, 2 H) 4.06 (br. s., 1 H) 4.18 (br. s., 1 H) 7.21 - 7.30 (m, 1 H) 7.34 (d, J=4.55 Hz, 4 H)。
【0251】
工程2:
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
ベンジル−3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(477mg、1.51mmol、1.0当量)および水酸化パラジウム炭素(466mg)をエタノール(10mL)の混合物をバルーン圧下、水素化しながら、水素が取り込まれなくなるまで撹拌した。反応物をセライトで濾過し、減圧下濃縮した。粗物質をクロマトグラフィー(MeOH/酢酸エチル)で精製して、それにより3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(170mg)を47%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.49 (s, 11 H) 1.57 - 1.70 (m, 1 H) 1.70 - 1.79 (m, 2 H) 1.79 - 2.01 (m, 2 H) 2.43 - 2.58 (m, J=19.14, 12.69, 6.32, 6.32 Hz, 1 H) 2.93 - 3.05 (m, 2 H) 3.05 - 3.18 (m, 2 H) 3.99 (br. s., 1 H) 4.11 (br. s., 1 H)
【0252】
工程3:
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(170mg、0.751mmol、1.1当量)を6−アミノ−ニコチン酸(94mg、0.683mmol、1.0当量)と結合させ、それにより3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(170mg)を72%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3-d) δ ppm 1.50 (s, 9 H) 1.55 - 1.72 (m, 2 H) 1.74 - 1.98 (m, 4 H) 3.20 (qd, J=7.41, 4.55 Hz, 3 H) 3.65 - 3.82 (m, J=13.20, 6.66, 6.66, 4.29 Hz, 2 H) 4.18 (br. s., 1 H) 4.28 (br. s., 1 H) 4.66 (br. s., 1 H) 4.85 (br. s., 1 H) 6.58 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 7.57 (dd, J=8.59, 2.02 Hz, 1 H) 8.04 (s, 1 H) 8.16 (d, J=2.02 Hz, 1 H)
MS m/z 291.4 (M+H)
+。
【0253】
工程4:
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(100mg、0.342mmol、1.0当量)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(130mg、0.376mmol、1.1当量)と結合させ、それにより3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(121mg)を59%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.51 (s, 10 H) 1.56 - 1.70 (m, 3 H) 1.70 - 1.81 (m, 3 H) 1.88 (br. s., 3 H) 2.05 - 2.24 (m, 6 H) 2.50 - 2.67 (m, 2 H) 3.18 (s, 7 H) 3.55 (br. s., 1 H) 3.91 (br. s., 1 H) 4.25 (br. s., 1 H) 4.78 - 4.90 (m, 1 H) 6.50 (s, 1 H) 7.80 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.28 (br. s., 1 H) 8.41 (s, 1 H) 8.59 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.78 (s, 1 H); MS m/z 603.6 (M+H)
+。
【0254】
工程5:
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
脱保護法2に従い、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−(3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(86mg)を96%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3-d) δ ppm 1.71 - 1.82 (m, 3 H) 2.02 - 2.21 (m, 8 H) 2.60 (dd, J=12.13, 8.59 Hz, 2 H) 3.18 (s, 6 H) 3.36 (br. s., 2 H) 4.83 (quin, J=8.84 Hz, 1 H) 6.50 (s, 1 H) 7.82 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.44 (s, 1 H) 8.47 (s, 1 H) 8.61 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.81 (s, 1 H)
HRMS m/z、(M+H)
+:503.2893。
【0255】
実施例53
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
7−(4−tert−ブチル−フェニル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
3−{6−[7−(4−tert−ブチル−フェニル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、7−(4−tert−ブチル−フェニル)−2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(100mg、0.280mmol、1.0当量)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(93mg、0.280mmol、1.0当量)と結合させ、それにより3−{6−[7−(4−tert−ブチル−フェニル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(112mg)を58%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.36 (s, 9 H) 1.43 (s, 9 H) 1.47 - 1.69 (m, 2 H) 1.80 (br. s., 2 H) 2.90 (br. s., 3 H) 3.05 (br. s., 3 H) 4.12 (br. s., 2 H) 6.92 (s, 1 H) 7.41 (m, J=8.59 Hz, 2 H) 7.59 (m, J=8.59 Hz, 2 H) 7.68 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.28 - 8.34 (m, 2 H) 8.95 (s, 1 H) 10.05 (s, 1 H)。MS m/z 653.7 (M+H)
+。
【0256】
工程2:
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
7−(4−tert−ブチル−フェニル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−{6−[7−(4−tert−ブチル−フェニル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−(4−tert−ブチル−フェニル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(67mg)を79%で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.32 (s, 9 H) 1.61 (br. s., 3 H) 2.86 (br. s., 3 H) 2.94 (br. s., 3 H) 3.39 (br. s., 2 H) 6.91 (s, 1 H) 7.33 - 7.45 (m, 2 H) 7.45 - 7.57 (m, 2 H) 7.61 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H) 8.27 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.31 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 8.96 (s, 1 H) 10.04 (s, 1 H)。MS m/z 552.9 (M+H)
+。
【0257】
実施例54
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
7−(3−tert−ブチル−フェニル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1:
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
3−{6−[7−(3−tert−ブチル−フェニル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、7−(3−tert−ブチル−フェニル)−2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(100mg、0.280mmol、1.0当量)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(93mg、0.280mmol、1.0当量)と結合させ、3−{6−[7−(3−tert−ブチル−フェニル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(116mg)を60%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.32 (s, 9 H) 1.43 (s, 9 H) 1.59 (br. s., 2 H) 1.81 (br. s., 2 H) 2.86 (br. s., 3 H) 2.94 (br. s., 3 H) 4.12 (br. s., 2 H) 6.91 (s, 1 H) 7.37 - 7.43 (m, 2 H) 7.45 - 7.58 (m, 2 H) 7.67 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.32 (dd, J=5.81, 2.78 Hz, 2 H) 8.96 (s, 1 H) 10.05 (s, 1 H)。MS m/z 653.7 (M+H)
+。
【0258】
工程2:
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
7−(3−tert−ブチル−フェニル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−{6−[7−(3−tert−ブチル−フェニル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−(3−tert−ブチル−フェニル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(75mg)を89%で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.36 (s, 10 H) 1.60 (br. s., 2 H) 1.70 (br. s., 2 H) 2.90 (br. s., 3 H) 3.05 (br. s., 3 H) 3.57 (br. s., 2 H) 6.92 (s, 1 H) 7.41 (m, J=8.59 Hz, 2 H) 7.59 (m, J=8.59 Hz, 2 H) 7.66 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.29 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.31 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.95 (s, 1 H) 10.05 (s, 1 H)。MS m/z 552.9 (M+H)
+。
【0259】
実施例55
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
7−(3−tert−ブチル−フェニル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−(7−シクロブチル−6−メチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロブチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(200mg、0.718mmol、1.0当量)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(262mg、0.789mmol、1.1当量)と結合させ、3−[6−(7−シクロブチル−6−メチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(218mg、50%収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.51 (s, 9 H) 1.62 (br. s., 1 H) 1.67 (br. s., 1 H) 1.77 - 2.07 (m, 6 H) 2.41 - 2.58 (m, 2 H) 3.17 (s, 6 H) 3.19 - 3.29 (m, 2 H) 3.64 (br. s., 1 H) 4.28 (br. s., 2 H) 4.54 (br. s., 1 H) 5.01 (dq、J=8.84, 8.67 Hz, 1 H) 6.50 (s, 1 H) 7.83 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.42 (d, J=2.02 Hz, 2 H) 8.67 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 8.78 (s, 1 H); MS m/z 574.9 (M+H)
+。
【0260】
工程2:
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロブチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−[6−(7−シクロブチル−6−メチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロブチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(128mg)を74%で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.78 - 2.08 (m, 10 H) 2.45 - 2.57 (m, 2 H) 3.17 (s, 6 H) 3.20 - 3.31 (m, 3 H) 3.56 (br. s., 3 H) 4.53 (br. s., 1 H) 5.01 (quin, J=8.84 Hz, 1 H) 6.49 (s, 1 H) 7.82 (dd, J=8.59, 2.02 Hz, 1 H) 8.43 (s, 1 H) 8.60 (s, 1 H) 8.67 (d, J=9.60 Hz, 1 H) 8.81 (s, 1 H); MS m/z 474.9 (M+H)
+。
【0261】
実施例56
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
7−(3−tert−ブチル−フェニル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
3−{6−[7−(1−シクロプロピル−ピペリジン−4−イル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的ブッフバルト法1を使用して、2−クロロ−7−(1−シクロプロピル−ピペリジン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(95mg、0.273mmol、1.0当量)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(100mg、0.300mmol、1.1当量)と結合させ、3−{6−[7−(1−シクロプロピル−ピペリジン−4−イル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(131mg、71%収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 0.46 (br. s., 2 H) 0.54 (br. s., 2 H) 1.52 (s, 10 H) 1.61 (br. s., 2 H) 1.71 (br. s., 2 H) 1.88 (d, J=10.11 Hz, 3 H) 1.96 (d, J=6.06 Hz, 2 H) 2.37 (t, J=11.62 Hz, 2 H) 2.79 - 3.01 (m, 2 H) 3.20 (s, 10 H) 3.63 (br. s., 2 H) 4.27 (br. s., 2 H) 4.41 (br. s., 2 H) 6.50 (s, 1 H) 7.69 (br. s., 1 H) 8.22 (s, 1 H) 8.41 (s, 1 H) 8.63 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.77 (s, 1 H); MS m/z 644.6 (M+H)
+。
【0262】
工程2:
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
7−(1−シクロプロピル−ピペリジン−4−イル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−{6−[7−(1−シクロプロピル−ピペリジン−4−イル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−(1−シクロプロピル−ピペリジン−4−イル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(25mg)を27%で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 0.44 - 0.62 (m, 4 H) 1.28 (d, J=4.55 Hz, 2 H) 1.75 (br. s., 1 H) 1.91 (br. s., 3 H) 2.02 (br. s., 2 H) 2.41 (br. s., 2 H) 2.93 (dd, J=12.38, 3.79 Hz, 2 H) 3.20 (s, 6 H) 3.78 (br. s., 2 H) 4.43 (t, J=12.38 Hz, 1 H) 6.51 (s, 1 H) 7.71 (dd, J=8.59, 2.02 Hz, 1 H) 8.44 (s, 1 H) 8.46 (br. s., 1 H) 8.64 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.79 (s, 1 H); MS m/z 544.6 (M+H)
+。
【0263】
実施例57
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
7−(1−tert−ブチル−ピペリジン−4−イル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
3−{6−[7−(1−tert−ブチル−ピペリジン−4−イル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、1,7−(1−tert−ブチル−ピペリジン−4−イル)−2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(90mg、0.247mmol、1.0当量)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(90mg、0.272mmol、1.1当量)と結合させ、それにより3−{6−[7−(1−tert−ブチル−ピペリジン−4−イル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(80mg)を47%収率で得た。MS m/z 660.3 (M+H)
+。
【0264】
工程2:
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
7−(1−tert−ブチル−ピペリジン−4−イル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−{6−[7−(1−tert−ブチル−ピペリジン−4−イル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−(1−tert−ブチル−ピペリジン−4−イル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(42mg)を59%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.09 (s, 9 H) 1.55 - 1.66 (m, 2 H) 1.77 - 1.87 (m, 2 H) 2.09 - 2.15 (m, 2 H) 2.70 - 2.84 (m, 2 H) 3.07 (d, J=11.12 Hz, 6 H) 3.16 (d, J=10.61 Hz, 2 H) 4.18 - 4.28 (m, 1 H) 6.66 (s, 1 H) 7.70 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.30 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.59 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.84 (s, 1 H) 9.96 (s, 1 H)。MS m/z 560.6 (M+H)
+。
【0265】
実施例58
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
7−tert−ブチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−(7−tert−ブチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、7−tert−ブチル−2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(150mg、0.534mmol、1.0当量)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(178mg、0.534mmol、1.0当量)と結合させ、それにより3−[6−(7−tert−ブチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(189mg)を61%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.43 (s, 10 H) 1.59 (br. s., 2 H) 1.74 - 1.84 (m, 12 H) 3.00 (d, J=2.53 Hz, 7 H) 4.14 (br. s., 2 H) 6.48 (s, 1 H) 7.85 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.28 - 8.39 (m, 2 H) 8.80 (s, 1 H) 9.89 (s, 1 H)。MS m/z 577.6 (M+H)
+。
【0266】
工程2:
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
7−tert−ブチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
脱保護方法1に従い、3−[6−(7−tert−ブチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−tert−ブチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(80mg)を48%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.46 - 1.69 (m, 4 H) 1.78 (s, 9 H) 3.00 (d, J=2.53 Hz, 6 H) 3.42 (br. s., 4 H) 4.20 (br. s., 1 H) 6.48 (s, 1 H) 7.79 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H) 8.29 - 8.35 (m, 2 H) 8.80 (s, 1 H) 9.86 (s, 1 H)。MS m/z 476.8 (M+H)
+。
【0267】
実施例59
【化210】
[この文献は図面を表示できません]
2−{5−[8−((R)−2−アミノ−4−メチルスルファニル−ブチリル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1:
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
((R)−1−{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル}−3−メチルスルファニル−プロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(100mg、0.205mmol、1.0当量)をBOC−D−メチオニン(51mg、0.205mmol、1.0当量)と結合させ、それにより((R)−1−{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル}−3−メチルスルファニル−プロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(105mg)を68%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.39 - 1.56 (m, 14 H) 1.63 (br. s., 2 H) 1.68 - 1.82 (m, 3 H) 1.82 - 1.99 (m, 4 H) 1.99 - 2.18 (m, 10 H) 2.48 - 2.68 (m, 5 H) 3.18 (s, 7 H) 3.73 (dd, J=10.36, 6.82 Hz, 1 H) 4.51 (br. s., 1 H) 4.69 (br. s., 3 H) 4.77 - 4.89 (m, 2 H) 5.28 (t, J=10.11 Hz, 1 H) 6.51 (s, 1 H) 7.80 (d, J=6.57 Hz, 1 H) 8.36 (br. s., 1 H) 8.42 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.59 (br. s., 1 H) 8.80 (s, 1 H)。HRMS m/z、(M+H)
+:720.3682。
【0268】
工程2:
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
2−{5−[8−((R)−2−アミノ−4−メチルスルファニル−ブチリル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、((R)−1−{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル}−3−メチルスルファニル−プロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルを変換して、2−{5−[8−((R)−2−アミノ−4−メチルスルファニル−ブチリル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(60mg、91%)を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.67 - 1.83 (m, 3 H) 1.88 (br. s., 3 H) 1.98 - 2.21 (m, 10 H) 2.53 - 2.67 (m, 3 H) 2.67 - 2.84 (m, 2 H) 3.18 (s, 7 H) 3.84 (br. s., 1 H) 3.95 (br. s., 1 H) 4.45 (br. s., 1 H) 4.83 (dq、J=9.09, 8.93 Hz, 2 H) 6.50 (s, 1 H) 7.83 (d, J=6.57 Hz, 1 H) 8.44 (d, J=11.62 Hz, 1 H) 8.53 - 8.66 (m, 1 H) 8.85 (s, 1 H)。HRMS m/z、(M+H)
+:620.3113。
【0269】
実施例60
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
2−{5−[8−(2−アミノ−アセチル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1:
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
(2−{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル}−2−オキソ−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、1,7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(100mg、0.205mmol、1.0当量)をBOC−グリシン(39.4mg、0.225mmol、1.1当量)と結合させ、それにより(2−{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル}−2−オキソ−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(71mg)を53%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.39 (s, 9 H) 1.42 - 1.59 (m, 1 H) 1.59 - 1.75 (m, 3 H) 1.85 (d, J=7.58 Hz, 2 H) 2.00 (dd, J=14.65, 7.58 Hz, 5 H) 2.41 - 2.60 (m, 2 H) 3.09 (s, 6 H) 3.89 (br. s., 2 H) 4.12 (br. s., 1 H) 4.53 - 4.81 (m, 2 H) 5.35 (br. s., 1 H) 6.42 (s, 1 H) 7.71 (dd, J=8.84, 2.3 Hz, 1 H) 8.31 (d, J=2.0 Hz, 1 H) 8.48 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.69 (s, 1 H); HRMS m/z、(M+H)
+:646.3467。
【0270】
工程2:
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
2−{5−[8−(2−アミノ−アセチル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、(2−{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル}−2−オキソ−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルを変換して、2−{5−[8−(2−アミノ−アセチル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(48mg)を89%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.06 (s, 3 H) 1.37 (s, 2 H) 1.46 (br. s., 3 H) 1.62 (br. s., 2 H) 1.82 (d, J=17.68 Hz, 5 H) 2.30 (br. s., 3 H) 2.86 - 2.97 (m, 6 H) 3.79 (br. s., 2 H) 3.98 (br. s., 1 H) 4.43 (br. s., 2 H) 4.49 - 4.69 (m, 1 H) 6.27 (s, 1 H) 7.64 (br. s., 1 H) 8.28 (br. s., 4 H) 8.72 (br. s., 1 H)。HRMS m/z、(M+H)
+:546.2932。
【0271】
実施例61
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−{5−[8−(ピロリジン−2−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1:
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
2−{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(100mg、0.205mmol、1.0当量)をBOC−プロリン(48.5mg、0.225mmol、1.1当量)と結合させ、それにより2−{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(95mg)を64%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.36 - 1.57 (m, 12 H) 1.63 - 1.86 (m, 5 H) 1.91 (br. s., 4 H) 1.99 - 2.29 (m, 10 H) 2.45 - 2.67 (m, 2 H) 3.18 (s, 7 H) 3.43 (d, J=6.57 Hz, 2 H) 3.60 (br. s., 3 H) 4.42 (br. s., 2 H) 4.56 (br. s., 2 H) 4.68 - 4.94 (m, 2 H) 6.53 (s, 1 H) 7.83 (d, J=8.08 Hz, 1 H) 8.41 (br. s., 1 H) 8.58 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.76 - 8.80 (m, 1 H)。HRMS m/z、(M+H)
+:686.3769。
【0272】
工程2:
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−{5−[8−(ピロリジン−2−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
脱保護法2に従い、2−{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−{5−[8−(ピロリジン−2−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(36mg)を65%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.67 - 1.84 (m, 3 H) 1.90 (dd, J=13.14, 6.57 Hz, 3 H) 1.99 - 2.28 (m, 10 H) 2.45 - 2.69 (m, 3 H) 3.19 (s, 6 H) 3.38 - 3.67 (m, 3 H) 4.31 (br. s., 1 H) 4.71 (br. s., 1 H) 4.76 - 4.89 (m, 2 H) 4.92 (dd, J=8.84, 6.82 Hz, 1 H) 6.51 (s, 1 H) 7.87 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.63 (t, J=8.59 Hz, 1 H) 8.86 (s, 1 H)
HRMS m/z。(M+H)
+:586.3278。
【0273】
実施例62
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
2−{5−[8−((R)−2−アミノ−3−メチル−ブチリル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1:
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
((R)−1−{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル}−2−メチル−プロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(60mg、0.123mmol、1.0当量)をBOC−D−バリン(26.7mg、0.123mmol、1.0当量)と結合させ、それにより((R)−1−{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル}−2−メチル−プロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(82mg)を92%収率で得た。HRMS m/z、(M+H)
+:688.3961。
【0274】
工程2:
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
2−{5−[8−((R)−2−アミノ−3−メチル−ブチリル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、((R)−1−{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル}−2−メチル−プロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルを変換して、2−{5−[8−((R)−2−アミノ−3−メチル−ブチリル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(20mg)を28%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.05 (d, J=6.06 Hz, 6 H) 1.13 (br. s., 1 H) 1.81 (d, J=6.06 Hz, 4 H) 1.99 (br. s., 4 H) 2.13 (br. s., 6 H) 2.65 (br. s., 3 H) 2.87 (s, 8 H) 3.23 (s, 7 H) 3.68 (br. s., 1 H) 4.39 (br. s., 1 H) 4.76 (br. s., 1 H) 4.81 - 5.07 (m, 2 H) 6.55 (s, 1 H) 7.87 (br. s., 1 H) 8.47 (br. s., 1 H) 8.67 (d, J=8.08 Hz, 1 H) 8.92 (br. s., 1 H)。HRMS m/z、(M+H)
+:588.3424。
【0275】
実施例63
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(8−メチル−d
3−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(8−メチル−d
3−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(111mg、0.227mmol、1.0当量)、炭酸カリウム(37.7mg、0.273mmol、1.2当量)のアセトニトリル(1mL)中の混合物にヨードメタン−d
3(0.021mL、0.341mmol、1.5当量)を添加し、混合物を23℃で5時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル、水で希釈し、有機物を回収し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘプタン)で精製して、それにより所望の生成物(15mg)を12%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.61 - 1.83 (m, 3 H) 2.02 - 2.18 (m, 7 H) 2.46 - 2.68 (m, 2 H) 3.18 (s, 7 H) 3.35 (br. s., 1 H) 3.42 (br. s., 2 H) 3.60 (d, J=7.58 Hz, 1 H) 3.71 (br. s., 1 H) 3.79 (br. s., 1 H) 4.57 (br. s., 1 H) 4.83 (quin, J=8.84 Hz, 1 H) 6.51 (s, 1 H) 7.83 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.50 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.60 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 8.85 (s, 2 H)。HRMS m/z、(M+H)
+:506.3029。
【0276】
実施例64
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸エチルエステル
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸エチルエステルの製造
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(100mg、0.205mmol、1.0当量)およびジイソプロピルエチルアミン(0.071mL、0.409mmol、2.0当量)のCH
2Cl
2(5mL)溶液に、3.0mLのCH
2Cl
2で希釈したクロロギ酸エチル(0.022mL、0.225mmol、1.1当量)を添加した。反応混合物を23℃で1時間撹拌し、水で希釈した。有機物を回収し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗反応物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸エチルエステル(25mg)を21%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.22 - 1.37 (m, 4 H) 1.60 (br. s., 2 H) 1.69 - 1.82 (m, 3 H) 1.97 (br. s., 3 H) 2.04 - 2.20 (m, 4 H) 2.56 (d, J=8.59 Hz, 2 H) 3.19 (s, 6 H) 3.60 (br. s., 2 H) 4.21 (q、J=7.07 Hz, 2 H) 4.36 (br. s., 2 H) 4.56 (br. s., 1 H) 4.83 (t, J=8.59 Hz, 1 H) 6.52 (s, 1 H) 7.82 (dd, J=8.59, 2.02 Hz, 1 H) 8.39 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.59 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.77 (s, 1 H)。HRMS m/z、(M+H)
+:561.2946。
【0277】
実施例65
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
2−(5−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−(6−(ジメチルカルバモイル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−N,N−ジメチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(80mg、0.26mmole)を3−(6−アミノニコチノイル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチル(82mg、0.26mmole)と結合させ、それにより3−(6−(6−(ジメチルカルバモイル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチル(40mg)を25%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
2Cl
2) δ 8.84 (s, 1 H), 8.72 - 8.65 (m, 1 H), 8.42 (m, 1 H), 7.89 - 7.82 (m, 1 H), 6.56 (s, 1 H), 4.63 - 4.52 (m, 1 H), 4.52 - 4.41 (m, 1 H), 4.26 (br, 2 H), 4.08 - 3.96 (m, 2 H), 3.70 - 3.49 (m, 3 H), 3.16 (S, 6 H), 3.23 - 3.02 (m, 1 H), 3.03 - 2.88 (m, 1 H), 2.18 - 2.07 (m, 1 H), 2.02 - 1.57 (m, 7 H), 1.51 (s, 9 H)。HR-MS m/z 605.3201 (M + H)
+
【0278】
工程2
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
2−(5−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護方法1に従い、3−(6−(6−(ジメチルカルバモイル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチル(35mg、0.058mmole)を変換して、2−(5−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの遊離塩基形態(11mg)を37%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.80 (s, 1 H), 8.60 - 8.55 (m, 1 H), 8.48 - 8.35 (m, 1 H), 7.99 - 7.85 (m, 1 H), 6.93 - 6.71 (m, 1 H), 4.59 - 4.35 (m, 2 H), 4.04 - 3.95 (m, 2 H), 3.63 - 3.50 (m, 3 H), 3.50 - 3.39 (m, 2 H), 3.20 (s, 3 H), 3.17 (s, 3 H), 2.97 - 2.77 (m, 2 H), 2.15 - 1.96 (m, 2 H), 1.93 - 1.74 (m, 5 H), 1.70 - 1.56 (m, 1 H); HR-MS m/z 505.2657 (M + H)
+
【0279】
実施例66
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘキシル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
2−クロロ−7−シクロヘキシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的方法Aに従い、2−クロロ−7−シクロヘキシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを合成した(2.4gm、17%の全体的収率)
MS m/z 307.5 (M+H)
+。
【0280】
工程2
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸メチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロヘキシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(800mg、2.61mmol)を6−アミノ−ニコチン酸メチルエステル(397mg、2.61mmol)と結合させ、それにより6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸メチルエステル(720mg、1.70mmol)として65%収率で得た。MS m/z 423.6 (M+H)
+。
【0281】
工程3
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸の製造
6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸メチルエステル(860mg、2.04mmol)を含む25mL溶液のTHF、水およびMeOH(2:2:1)に固体LiOH(244mg、10.2mmol)を添加した。50℃で90分間撹拌後、反応物を1M HClでpH6に酸性化し、水、イソプロピルアルコールおよびクロロホルムの混合物で2相に分配した。有機層を除去し、濃縮して、6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(805mg、1.97mmol)を97%収率で得た。MS m/z 409.6 (M+H)
+。
【0282】
工程4
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
1mL DMF溶液の6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(50mg、0.122mmol)に、DIPEA(32mg、0.043mmol)およびHBTU(49mg、0.129mmol)を添加した。15分間、室温で撹拌後、3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(31.2mg、0.147mmol)を添加し、反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応物を塩水に注いで反応停止させ、EtOAcで抽出した。有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をNP−LC(Analogix、10%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、3−[6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(60mg、0.10mmol)を得た。MS m/z 603.5 (M+H)
+。
【0283】
工程5
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘキシル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−[6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(105mg、0.174mmol)を変換して、7−シクロヘキシル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(78mg、0.155mmol)を89%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.10 (s, 1 H), 8.85 (s, 1 H), 8.47 (d, J=9.03 Hz, 1 H), 8.33 (d, J=2.01 Hz, 1 H), 7.80 (dd, J=8.78, 2.26 Hz, 1 H), 6.66 (s, 1 H), 4.28 (m, 1 H), 3.36 (br. s., 10 H), 3.07 (d, J=14.56 Hz, 6 H), 2.56 (m, 1 H), 1.85 (m, 3 H), 1.74 (d, J=9.54 Hz, 1 H), 1.65 (br. s., 4 H), 1.33 (m, 2 H)。MS m/z 503.5 (M+H)
+。
【0284】
実施例67
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘキシル−2−[5−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
5−[2−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリミジン−5−カルボニル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(50mg、0.122mmol)を2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(29.1mg、0.147mmol)と結合させ、それにより5−[2−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリミジン−5−カルボニル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(60mg、0.102mmol)を84%収率で得た。MS m/z 589.5 (M+H)
+。
【0285】
工程2
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘキシル−2−[5−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、5−[2−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリミジン−5−カルボニル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(110mg、0.187mmol)を変換して、7−シクロヘキシル−2−[5−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(78mg、0.160mmol)を86%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.10 (s, 1 H), 8.85 (s, 1 H), 8.47 (d, J=9.03 Hz, 1 H), 8.33 (d, J=2.01 Hz, 1 H), 7.80 (dd, J=8.78, 2.26 Hz, 1 H), 6.76 (m, 0 H), 6.66 (s, 1 H), 4.27 (m, 2 H), 3.36 (br. s., 8 H), 3.07 (d, J=14.56 Hz, 7 H), 1.85 (m, 5 H), 1.71 (m, 6 H), 1.33 (m, 4 H)。MS m/z 489.5 (M+H)
+。
【0286】
実施例68
【化238】
[この文献は図面を表示できません]
7−[4−(シアノ−ジメチル−メチル)−フェニル]−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−{7−[4−(シアノ−ジメチル−メチル)−フェニル]−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ}−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−[4−(シアノ−ジメチル−メチル)−フェニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(70mg、0.190mmol)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(63.3mg、0.190mmol)と結合させ、それにより3−(6−{7−[4−(シアノ−ジメチル−メチル)−フェニル]−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ}−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(63mg、0.095mmol)を50%収率で得た。MS m/z 664.2 (M+H)
+。
【0287】
工程2
【化240】
[この文献は図面を表示できません]
7−[4−(シアノ−ジメチル−メチル)−フェニル]−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−(6−{7−[4−(シアノ−ジメチル−メチル)−フェニル]−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ}−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(63mg、0.095mmol)を変換して、7−[4−(シアノ−ジメチル−メチル)−フェニル]−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。(48mg、0.085mmol)として89%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.08 (s, 1 H), 8.97 (s, 1 H), 8.28 (m, 2 H), 7.73 (d, J=8.59 Hz, 2 H), 7.68 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H), 7.56 (d, J=8.59 Hz, 2 H), 6.97 (s, 1 H), 3.41 (m, 4 H), 3.01 (m, 8 H), 1.77 (m, 5 H), 1.63 (d, J=4.04 Hz, 4 H), 1.26 (m, 1 H), 0.86 (s, 1 H)。MS m/z 564.5 (M+H)
+。
【0288】
実施例69
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法3に従い、6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸(0.2g、0.507mmol)を3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.136g、0.6mmol)と結合させ、それにより3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.269g、0.433mmol)として85%収率で得た。MS m/z 602.7 (M+H)
+。
【0289】
工程2
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.24g、0.398mmol)を変換して、7−シクロペンチル−2−[5−(3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(203mg、0.363mmol)を91.4%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 11.7 (s, 1 H), 10.18 (s, 1 H), 9.05 (s, 1 H), 8.52 (s, 1 H), 8.13 (d, 1 H), 7.8 (d, 1 H), 6.85 (s, 1 H), 4.8 (m, 2 H), 4.1 (m. broad, 2 H), 3.7 (m. broad, 2 H), 3.06 (s, 3 H), 3.05 (s, 3 H), 2.3 (m. broad, 2 H), 2.25-1.7 (m. broad, 8 H), 1.65 (m. broad, 2 H)。MS m/z 502.7 (M+H)
+。
【0290】
実施例70
【化244】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(3−オキサ−7,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−7−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
7−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3−オキサ−7,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸ベンジルエステルの製造
一般的アミド形成法3に従い、6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸(406mg、1.03mmole)を3−オキサ−7,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸ベンジルエステル(266mg、0.9mmole)と結合させ、それにより7−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3−オキサ−7,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸ベンジルエステル(0.466g、0.723mmol)を80%収率で得た。MS m/z 639.3 (M+H)
+。
【0291】
工程2
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(3−オキサ−7,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−7−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
丸底フラスコで、7−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3−オキサ−7,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸ベンジルエステル(0.461g、0.722mmol)、メタノール酢酸エチル(12ml)、THF(3ml)、メタノール(3ml)およびPdC/10%を合わせた。混合物を水素バルーン下に置き、一夜撹拌した。混合物を窒素でパージし、塩化メチレンを添加した。得られた混合物をセライトパットで濾過した。セライトをさらなる塩化メチレンで洗浄した。有機物と合わせ、濃縮して、残留物を得た。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、それにより7−シクロペンチル−2−[5−(3−オキサ−7,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−7−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(338mg、0.67mmol)を93%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.82 (s, 1 H), 8.63 (d, J = 8.6 Hz, 1 H), 8.56 (s, 1 H), 8.47 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 7.87 (dd, J1 = 8.78 Hz, J2 = 2.26 Hz, 1 H), 6.51 (s, 1 H), 4.83 (m, 1 H), 4.47 (s, 1 H), 4.09 (m, 4 H), 3.77 (s, 1 H), 3.45-3.21 (m, 4 H), 3.19 (s, 6 H), 2.59 (m, 2 H), 2.11 (m, 5 H), 1.77 (m, 2 H); HRMS m/z 505.2665 (M+H)
+。
【0292】
実施例71−72
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ7−シクロペンチル−2−[5−(3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドをSFCクロマトグラフィー、Chiralpak AD-H(Chiral Technologies), 21.2×250mm、5μm、10%メタノール、100mbar CO
2、75g/分流、Thar SFC Prep-80システムでキラル分割して、実施例71、7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを得て、それは〜2.5分の保持時間を有し、実施例72、7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを得て、それは保持時間〜3.3分を有した。
【0293】
実施例71
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 11.7 (s, 1 H), 10.18 (s, 1 H), 9.05 (s, 1 H), 8.52 (s, 1 H), 8.13 (d, 1 H), 7.8 (d, 1 H), 6.85 (s, 1 H), 4.8 (m, 2 H), 4.1 (m. broad, 2 H), 3.7 (m. broad, 2 H), 3.06 (s, 3 H), 3.05 (s, 3 H), 2.3 (m. broad, 2 H), 2.25-1.7 (m. broad, 8 H), 1.65 (m. broad, 2 H)。MS m/z 502.7 (M+H)
+。
【0294】
実施例72
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 11.7 (s, 1 H), 10.18 (s, 1 H), 9.05 (s, 1 H), 8.52 (s, 1 H), 8.13 (d, 1 H), 7.8 (d, 1 H), 6.85 (s, 1 H), 4.8 (m, 2 H), 4.1 (m. broad, 2 H), 3.7 (m. broad, 2 H), 3.06 (s, 3 H), 3.05 (s, 3 H), 2.3 (m. broad, 2 H), 2.25-1.7 (m. broad, 8 H), 1.65 (m. broad, 2 H)。MS m/z 502.7 (M+H)
+。
【0295】
実施例73
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[6−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリダジン−3−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−アミノ−ピリダジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
6−アミノ−ピリダジン−3−カルボン酸(212mg、1.0mmol)のDMF(5mL)溶液に、3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(139mg、1.0mmol)、HATU(456mg、1.2mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.52mL、3.0mmol)を添加した。混合物を室温で一夜撹拌し、EtOAcで希釈し、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮し、順相シリカで0−20%MeOH/DCMで精製して、それにより白色固体(169mg、0.51mmol)を得た。MS m/z 334.4 (M+H)
+。
【0296】
工程2
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリダジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
4mLマイクロ波バイアルに、2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(98mg、0.336mmol)、3−(6−アミノ−ピリダジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(112mg、0.336mmol)、BINAP(10.5mg、0.017mmol)、Cs
2CO
3(164mg、0.504mmol)およびPd(OAc)
2(3.8mg、0.017mmol)を一緒に入れた。チューブを蓋し、N
2で3回パージした。ジオキサン(1.68mL)を添加し、蓋をしたチューブを、120℃で20分間、マイクロ波リアクターで加熱した。冷却後、反応混合物をヘプタンで希釈し、粗生成物が析出した。粗生成物を濾過により単離し、水に再懸濁し、激しい撹拌および超音波処理に付した。濾過により再単離後、生成物を順相シリカクロマトグラフィーで、0〜20%MeOH/EtOAc勾配で精製して、それにより明黄褐色固体(115mg、0.195mmol)を得た。MS m/z 590.6 (M+H)
+。
【0297】
工程3:
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[6−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリダジン−3−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリダジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(110mg、0.187mmol)のDCM(1ml)溶液に、−78℃で、TFA(1mL、13.0mmol)を添加した。室温に温め、1時間撹拌し、反応物を減圧下濃縮した。得られた油状残留物を2mL MeOHに溶解し、PL−HCO
3 MP樹脂カートリッジを流してTFAを除去し、HPLCで精製して、それにより白色固体(55mg、0.112mmol)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO):δ、10.71 (s, 1 H), 8.88 (s, 1 H), 8.60 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.82 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.68 (s, 1 H), 4.81-4.72 (m, 1 H), 4.22 (d, J = 12 Hz, 1 H), 3.53 (d, J = 12 Hz, 1 H), 3.48 (br s, 1 H), 3.29 (br s, 1 H), 3.27 (d, J = 12 Hz, 1 H), 3.06 (s, 3 H), 3.05 (s, 3 H) 2.93 (d, J = 12 Hz, 1 H), 2.42-2.33 (m, 2 H), 2.01-1.96 (m, 4 H), 1.72-1.58 (m, 6 H).; HRMS 計算値 C
25H
31N
9O
2.H
+ (M+H)
+ 490.2679、実測値 490.2676 (M+H)
+。
【0298】
実施例74
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化255】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的アミド形成法3に従い、6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸(528mg、1.34mmole)を8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(199mg、1.34mmol)と結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−[5−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(213mg、0.435mmol)を32.5%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.74 (m, 8H), 2.07 (m, 5H), 2.58 (m, 2H), 3.17 (s, 7H), 4.81 (dd, 1H), 6.48 (s, 1H), 7.79 (dd, 8.30 (s, 1H), 8.39 (d, 1H), 8.56 (d, 1H), 8.77 (s, 1H)
MS m/z 490.5 (M+H)
+。
【0299】
実施例75
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法3に従い、6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸(385mg、0.97mmole)を8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステル(215mg、0.887mmol)と結合させ、それにより3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステル(323mg、0.522mmol)を59%収率で得た。MS 619.7 (M+H)
+。
【0300】
工程2
【化258】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステル(313mg、0.506mmol)を変換して、7−シクロペンチル−2−[5−(8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(187mg、0.35mmol)を69.1%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3-d) δ ppm 1.75 (d, 3 H) 2.06 - 2.18 (m, 5 H) 2.49 - 2.66 (m, 2 H) 3.03 - 3.14 (m, 2 H) 3.18 (s, 6 H) 3.42 (dd, 2.0 Hz, 2 H) 3.63 (br. s., 1 H) 3.81 (br. s., 2 H) 4.83 (t, 1 H) 6.50 (s, 1 H) 7.85 (dd, 1 H) 8.42 (br. s., 1 H) 8.45 - 8.51 (m, 1 H) 8.60 (d, 1 H) 8.79 (s, 1 H)。MS 518.6 (M+H)
+。
【0301】
実施例76
【化259】
[この文献は図面を表示できません]
7−(1R,2R,4S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化260】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ7−exo−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドをSFCクロマトグラフィー、Chiralpak AD-H(Chiral Technologies), 21.2×250mm、5μm、10%メタノール、100mbar CO
2、75g/分流、Thar SFC Prep-80システムでキラル分割して、エナンチオマー1:7−(1R,2R,4S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(エナンチオマー1保持時間1.9分)およびエナンチオマー2:7−(1S,2S,4R)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(エナンチオマー2保持時間2.4分)を得た。
【0302】
工程2
【化261】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−((1R,2R,4S)−7−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、7−(1R,2R,4S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(90mg、0.28mmol)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(99mg、0.30mmol)と結合させ、それにより3−[6−((1R,2R,4S)−7−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを得て、それをさらに特徴付けせずにそのまま使用した。
【0303】
工程3
【化262】
[この文献は図面を表示できません]
7−(1R,2R,4S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−[5−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−[6−((1R,2R,4S)−7−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−(1R,2R,4S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(15mg)を10%の全体的収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 9.94 (s, 1 H), 8.82 (s, 1 H), 8.39 (s, 1 H), 8.29 (d, J=8.6, 1 H), 7.89 (d, J=8.6, 1 H), 6.65 (s, 1 H), 4.46 (m, 1 H), 4.35 (m, 1 H), 3.96 (m, 1 H), 3.04 (s, 6 H), 2.86 (m, 3 H), 2.62 (m, 3 H), 2.37 (m, 1H), 1.85-1.79 (m, 5 H), 1.55 (m, 2H), 1.22 (m, 3 H)。MS m/z 515.7 (MH
+)
【0304】
実施例77
【化263】
[この文献は図面を表示できません]
7−(1S,2S,4R)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化264】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−((1S,2S,4R)−7−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
実施例76の一般的N−Cカップリング法1に従い、7−(1S,2S,4R)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(90mg、0.28mmol)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルと結合させ、それにより3−[6−((1S,2S,4R)−7−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを得て、それをさらに特徴付けせずにそのまま使用した。
【0305】
工程2
【化265】
[この文献は図面を表示できません]
7−(1S,2S,4R)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−[6−((1S,2S,4R)−7−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−(1S,2S,4R)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを得て、精製後、表題化合物(5mg)を3%の全体的収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 9.94 (s, 1 H), 8.82 (s, 1 H), 8.39 (s, 1 H), 8.29 (d, J=8.6, 1 H), 7.89 (d, J=8.6, 1 H), 6.65 (s, 1 H), 4.46 (m, 1 H), 4.35 (m, 1 H), 3.96 (m, 1 H), 3.04 (s, 6 H), 2.86 (m, 3 H), 2.62 (m, 3 H), 2.37 (m, 1H), 1.85-1.79 (m, 5 H), 1.55 (m, 2H), 1.22 (m, 3 H)。
MS m/z 514.8 (MH
+)
【0306】
実施例78
【化266】
[この文献は図面を表示できません]
2−[5−(1−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化267】
[この文献は図面を表示できません]
[3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、5−ブロモ−2−ニトロピリジン(50mg、0.246mmol)を3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−1−イルカルバミン酸tert−ブチル(48.8mg、0.246mmol)と結合させ、75mgの[3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステルの95%収率で得た。MS (ESI) m/e (M+H
+):321.3
【0307】
工程2
[3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
[3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル(150mg、0.468mmol)のMeOH−CH
2Cl
2(3:1)溶液に、Pd/C(24.92mg、0.234mmol)を添加した。得られた混合物をH
2バルーン(H
2/真空交換3回)下、r.t.で4時間撹拌した。LCMSは完全な変換を示した。反応混合物をセライトのパッドでDCMを用いて濾過し、濃縮して、黒色沈殿を得た。この沈殿を酢酸エチルで希釈し、濾過した。濾液を蒸発させて、120mgの[3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステルを88%収率で得た。MS (ESI) m/e (M+H
+):291.1
【0308】
工程3
【化268】
[この文献は図面を表示できません]
{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル(120mg、0.413mmol)を2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(121mg、0.413mmol)と結合させ、それにより200mg {3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステルを89%収率で得た。MS (ESI) m/e (M+H
+):547.0
【0309】
工程4
【化269】
[この文献は図面を表示できません]
2−[5−(1−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル2−[5−(1−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド、20mgを得た。
MS (ESI) m/e (M+H
+):447.5;
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.14 (1 H, s), 8.72 (1 H, s), 8.05 (1 H, d), 7.65 (1 H, d), 7.00 (1 H, dd), 6.58 (1 H, s), 4.67 - 4.76 (1 H, quin.), 3.62 (1 H, d), 3.35 (5 H, s), 3.22 (1 H, d), 3.05 (6 H, d), 2.42 (2 H, br. s.), 1.96 - 1.99 (4 H, d), 1.63 (2 H, br. s.), 0.85 (1 H, m), 0.55 (1 H, m)。
【0310】
実施例79
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[6−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)ピリダジン−3−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
2−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(2.93g、10mmol)の50mL ジオキサン懸濁液に、ベンゾフェノンイミン(1.90g、10.5mmol)、Pd(OAc)
2(0.11g、0.5mmol)、BINAP(0.31g、0.5mmol)およびCs
2CO
3(4.89g、15mmol)を添加し、フラスコをN
2でパージした。チューブを密閉し、混合物を1時間、120℃で加熱した。懸濁液にヘプタンを添加し、濾過した。沈殿をDCMで抽出し、抽出物をSiO
2カラムクロマトグラフィーで精製して、2−(ベンズヒドリリデン−アミノ)−7−(1−エチル−ブチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(3.5g、8.0mmol、80%収率)を得た。MS m/z 438.5 (M+H)
+。
【0311】
工程2
【化272】
[この文献は図面を表示できません]
2−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
2−(ベンズヒドリリデン−アミノ)−7−(1−エチル−ブチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(3.5g、8.0mmol)の26.7mL THF溶液に、2M HCl水溶液(1.32mL)を添加し、混合物を20分間撹拌した。これに60mL ヘプタン:EtOAc(4:1 v/v)および60mL 0.5N HCl水溶液を添加し、層を分離した。酸性水層を25%NaOH水溶液でpH10に塩基性化し、再びEtOAcで抽出した。有機抽出物を塩水で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮し、SiO2カラムクロマトグラフィー(0−20%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、2−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを白色固体(1.68g、6.15mmol、77%収率)として得た。MS m/z 274.4 (M+H)
+。
【0312】
工程3
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリダジン−3−イル]−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの合成
3,6−ジブロモ−ピリダジン(400mg、1.68mmol)の8mL トルエン懸濁液に、乾燥圧チューブ中、4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(323mg、1.345mmol)、Pd
2(dba)
3(154mg、0.168mmol)、XantPhos(195mg、0.336mmol)およびNaOt−Bu(242mg、2.52mmol)を添加し、懸濁液をN
2で3分間バブリングした。チューブを密閉し、混合物を3時間、100℃で加熱した。封を開け、混合物にさらにPd
2(dba)
3(41mg、0.045mmol)、XantPhos(52mg、0.091mmol)、NaOt−Bu(65mg、0.680mmol)および2−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(124mg、0.453mmol)を添加した。混合物を再び100℃で16時間加熱し、懸濁液をセライトプラグで濾過し、10%MeOHのDCM溶液で洗浄した。回収した濾液と合わせ、2連続SiO
2カラムで精製して、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリダジン−3−イル]−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(66mg、0.112mmol、8%収率)を白色固体として得た。MS m/z 590.6 (M+H)
+。
【0313】
工程4
【化274】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[6−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)ピリダジン−3−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリダジン−3−イル]−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(60mg、0.10mmol)を変換して、7−シクロペンチル−2−[6−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)ピリダジン−3−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(9mg、0.018mmol)を18%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, ジクロロメタン-d
2) δ ppm 8.69 (s, 1 H), 8.63 (d, J=9.6 Hz, 1 H), 8.44 (br. s., 1 H), 7.68 (d, J=9.6 Hz, 1 H), 6.39 (s, 1 H), 4.72 (m, 1 H), 4.36 (dd, J=15.2, 6.6 Hz, 1 H), 3.88 (d, J=15.2 Hz, 1 H), 3.72 (m, 1 H), 3.59 (m, 1 H), 3.02 (s, 6 H), 2.87 (m, 1 H), 2.75 (m, 1 H), 2.42 (m, 2 H), 1.98 (m, 5 H), 1.78 (m, 3 H), 1.65 (m, 2 H); MS m/z 490.5 (M+H)
+; HRMS:m/z (M+H) 計算値 C
25H
31N
9O
2:490.2679、実測値:490.2693。
【0314】
実施例80
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘプチル−2−[5−(2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化276】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、5−ブロモ−2−ニトロピリジン(110mg、0.542)を2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(135mg、0.596mg)を得て、それをシリカゲルクロマトグラフィー精製後3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(290mg、81%)を得て、さらに特徴付けせず直接使用した。MS m/z 349.0 (MH
+)。
【0315】
工程2
【化277】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
ニトロ基還元法1に従い、3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(290mg、0.83mmol)のメタノール(10mL)溶液と窒素、続いて10%パラジウム炭(200mg、過剰)を添加した。水素でパージし、水素雰囲気下、16時間撹拌した。窒素でパージし、セライトパットで濾過し、メタノールで洗浄した。真空で濃縮し、それにより3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(146mg、60%)。さらに精製せずに使用。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 7.73 (d, J=2.6 Hz, 1 H), 7.21 (dd, J=9.1, 2.6 Hz 1 H), 6.43 (d, J=9.1 Hz, 1 H), 6.01 (s, 2 H), 4.38 (br. s, 1 H), 4.26 (m, 1 H), 3.77 (m, 1 H), 3.30 (m, 1 H), 2.17-2.07 (m, 2 H), 2.02-1.95 (m, 2 H), 1.43 (s, 9 H); MS m/z 319.5 (MH
+)。
【0316】
工程3
【化278】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘプチル−2−[5−(2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドtert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(146mg、0.46mmol)を2−クロロ−7−シクロヘプチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(134mg、0.42mmol)と結合させ、後処理後、7−シクロヘプチル−2−[5−(2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドtert−ブチルエステルを得て、さらに特徴付けせずに直接使用した。
【0317】
工程4
【化279】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘプチル−2−[5−(2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、7−シクロヘプチル−2−[5−(2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドtert−ブチルエステルを変換して、7−シクロヘプチル−2−[5−(2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(100mg)を48%収率で得た。MS m/z 503.6 (MH
+);
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 9.78 (s, 1 H), 8.81 (s, 1 H), 8.46 (d, J=9.1 Hz, 1 H), 8.24 (d, J=2.5 Hz 1 H), 7.70 (dd, J=9.1, 2.5 Hz 1 H), 6.63 (s, 1 H), 4.44 (m, 1 H), 3.76-3.70 (m, 2 H), 3.62 (m, 1 H), 3.16 (s, 1 H), 3.08 (s, 3 H), 3.06 (s, 3 H) 2.54 (m, 3 H), 2.01-1.75 (m, 8 H), 1.74-1.58 (m, 4 H), 1.5-1.43 (m, 2 H)。
【0318】
実施例81
【化280】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘプチル−2−[5−(1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化281】
[この文献は図面を表示できません]
5−(6−ニトロピリジン−3−イル)−4−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸Cis−tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、5−ブロモ−2−ニトロピリジン(4.71g、23.2mmol、1.05当量)を4−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸cis−tert−ブチル(5g、22.1mmol、1.0当量)を結合させ、シリカゲル精製後、5−(6−ニトロピリジン−3−イル)−4−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸Cis−tert−ブチル(6.3g)を81%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.75 (m, 2 H), 8.34 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 4.20 (dd, J1 = 9.85 Hz, J2 = 6.82 Hz, 1 H), 4.02-3.85 (m, 2 H), 3.80 (d, J = 10.11 Hz, 1H), 3.68 (m, 1 H), 1.52-1.43 (m, 3 H)。
【0319】
工程2
5−(6−アミノピリジン−3−イル)−4−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸cis−tert−ブチルの製造
ニトロ基還元法1に従い、5−(6−ニトロピリジン−3−イル)−4−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸Cis−tert−ブチル(1.05g、3.01mmol.)を還元して、5−(6−アミノピリジン−3−イル)−4−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸cis−tert−ブチル(1.0g)を定量的収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.09 (s, 1 H), 7.95 (br s, 1 H), 6.57 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 4.58 (br s, 2H), 4.04 (dd, J1 = 10.11 Hz, J2 = 6.57 Hz, 1 H)。3.93 (dd, J1 = 11.62 Hz, J2 = 2.02 Hz, 1 H) 3.86 (t, 1 H), 3.69-3.55 (m, 2 H), 3.24 (m, 2 H), 3.11 (m, 1 H), 1.48 (s, 9 H); MS m/z 319.4 (M+H)
+。
【0320】
工程3
【化282】
[この文献は図面を表示できません]
5−(6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸cis−tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(50.4mg、0.157mmol)を5−(6−アミノピリジン−3−イル)−4−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸cis−tert−ブチル(50mg、0.157mmol、1.0当量)を結合させ、シリカゲルクロマトグラフィー後、5−(6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸cis−tert−ブチル(90mg)を94%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.76 (s, 1 H), 8.65 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 8.54 (s, 1 H), 8.34 (s, 1 H), 8.18 (s, 1 H), 6.46 (s, 1 H), 4.54 (m, 1 H), 4.13 (dd, J1 = 9.85 Hz, J2 = 6.82 Hz, 1 H), 3.97 (d, J = 10.61 Hz, 1 H), 3.89 (t, J = 9.85 Hz, 1 H), 3.62-3.76 (m, 2 H), 3.06-3.40 (m, 9 H), 2.65 (q、J = 10.95 Hz, 2 H), 2.02 (m, 2 H), 1.89 (m, 2 H), 1.74 (m, 4 H), 1.60 (m, 2 H), 1.49 (m, 9 H)。MS m/z 603.6 (M+H)
+。
【0321】
工程4
7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護法2に従い、7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを、精製後(64mg)85%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.73 (s, 1 H), 8.62 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 8.42 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 8.26 (dd, J1 = 9.09、J2 =3.03 Hz, 1 H), 8.01 (s, 1 H), 7.28 (s, 1 H), 6.45 (s, 1 H), 4.54 (m, 1 H), 4.17 (m, 1 H), 3.63 (dd, J1 = 9.60、J2 =3.03 Hz, 1 H), 3.53 (m, 1 H), 3.31 - 3.12 (m, 8 H), 3.11 - 2.92 (m, 2 H), 2.64 (m, 2 H), 2.02 (m, 2 H), 1.88 (m, 2 H),1.81- 1.67 (m, 5 H), 1.59 (m, 2H); HRMS m/z 503.2889 (M+H)
+。
【0322】
工程5
【化283】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(56mg)、cis ラセミ化合物をCHIRALPAK(登録商標)AS−Hキラルカラムで分離した。分離移動相は30%MeOHと0.2%DEAであった。2ピークを回収した。速く移動するエナンチオマーをエナンチオマー−1として回収し(23mg、38%収率)、ゆっくり動くエナンチオマーをエナンチオマー−2として回収した(25mg、43%収率)。
【0323】
実施例82
【化284】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−((3aS,6aR)−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド。エナンチオマー−1
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.73 (s, 1 H), 8.62 (d, J = 9.09Hz, 1 H), 8.42 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 8.26 (dd, J1 = 9.35、J2 =2.78 Hz, 1 H), 8.02 (s, 1 H), 7.28 (s, 1 H), 6.45 (s, 1 H), 4.54 (m, 1 H), 4.17 (m, 1 H), 3.63 (dd, J1 = 9.85、J2 =2.78 Hz, 1 H), 3.53 (m, 1 H), 3.31 - 3.12 (m, 8 H), 3.11 - 2.94 (m, 2 H), 2.64 (m, 2 H), 2.02 (m, 2 H), 1.88 (m, 2 H),1.81- 1.67 (m, 5 H), 1.59 (m, 2H); HRMS m/z 503.2882 (M+H)
+。
【0324】
実施例83
【化285】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−((3aR,6aS)−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド。エナンチオマー−2
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.73 (s, 1 H), 8.62 (d, J = 9.09Hz, 1 H), 8.42 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 8.26 (dd, J1 = 8.84、J2 =2.78 Hz, 1 H), 8.00 (s, 1 H), 7.28 (s, 1 H), 6.45 (s, 1 H), 4.54 (m, 1 H), 4.17 (m, 1 H), 3.63 (dd, J1 = 9.85、J2 =2.78 Hz, 1 H), 3.53 (m, 1 H), 3.31 - 3.12 (m, 8 H), 3.11 - 2.94 (m, 2 H), 2.64 (m, 2 H), 2.02 (m, 2 H), 1.88 (m, 2 H),1.81- 1.67 (m, 5 H), 1.59 (m, 2H); HRMS m/z 503.2890 (M+H)
+。
【0325】
実施例84
【化286】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−cis−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化287】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−cis−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドおよび5−(6−アミノピリジン−3−イル)−4−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸cis−tert−ブチルと結合させ、精製後、5−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸cis−tert−ブチル(82mg)を89%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.74 (s, 1 H), 8.52 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.40 (s, 1 H), 8.17 (br s, 1 H), 8.08 (s, 1 H), 6.46 (s, 1 H), 4.81 (m, 1 H), 4.11 (dd, J1 = 10.11 Hz, J2 = 6.57 Hz, 1 H), 3.96 (d, J = 11.62 Hz, 1 H), 3.88 (t, J = 9.60 Hz, 1 H), 3.67 (m, 2 H), 3.28 (m, 2 H), 3.14 (m, 7 H), 2.58 (m, 2 H), 2.08 (m, 4 H), 1.74 (m, 2 H), 1.48 (m, 9 H)。LCMS m/z 575.6 (M+H)
+。
【0326】
工程2
【化288】
[この文献は図面を表示できません]
脱保護法2に従い、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−cis−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(61mg)を90%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.75 (s, 1 H), 8.51 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.44 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 8.23 (dd, J1 = 9.09、J2 =2.53 Hz, 1 H), 8.13 (s, 1 H), 6.47 (s, 1 H), 4.82 (m, 1 H), 4.16 (m, 1 H), 3.62 (dd, J1 = 10.11、J2 =3.03 Hz, 1 H), 3.53 (dd, J1 = 11.12、J2 =2.02 Hz, 1 H), 3.29 - 3.13 (m, 8 H), 3.08 - 2.98 (m, 2 H), 2.59 (m, 2 H), 2.08 (m, 5 H), 1.75 (m, 2H)
HRMS m/z 475.2591 (M+H)
+。
【0327】
工程3
【化289】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−cis−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(52mg)をCHIRALPAK(登録商標)AS−Hキラルカラムで分離した。分離移動相は35%MeOHと0.2%DEAであった。2ピークを回収した。速く移動するエナンチオマーをエナンチオマー−1として回収し(15mg、29%収率)、ゆっくり動くエナンチオマーをエナンチオマー−2として回収した(18mg、34%収率)。
【0328】
実施例85
【化290】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((3aS,6aR)−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド。エナンチオマー−1
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.75 (s, 1 H), 8.51 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.44 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 8.23 (dd, J = 9.09, 3.03 Hz, 1 H), 8.06 (s, 1 H), 6.47 (s, 1 H), 4.82 (m, 1 H), 4.17 (m, 1 H), 3.64 (dd, J1 = 9.85、J2 = 2.78 Hz, 1 H), 3.55 (d, J = 11.12, 1 H), 3.29 - 3.13 (m, 8 H), 3.08 - 2.98 (m, 2 H), 2.59 (m, 2 H), 2.09 (m, 5 H), 1.75 (m, 2H)
HRMS m/z 475.2568 (M+H)
+。
【0329】
実施例86
【化291】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((3aR,6aS)−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド。エナンチオマー−2
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.74 (s, 1 H), 8.51 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.42 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 8.24 (dd, J1 = 9.09、J2 = 2.53 Hz, 1 H), 8.01 (s, 1 H), 6.47 (s, 1 H), 4.82 (m, 1 H), 4.17 (m, 1 H), 3.62 (dd, J = 9.85, 2.78 Hz, 1 H), 3.53 (d, J = 11.62, 1 H), 3.29 - 3.13 (m, 8 H), 3.08 - 2.98 (m, 2 H), 2.59 (m, 2 H), 2.09 (m, 5 H), 1.75 (m, 2H)
HRMS m/z 475.2573 (M+H)
+。
【0330】
実施例87
【化292】
[この文献は図面を表示できません]
5−(6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−6−オキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−カルボン酸cis−tert−ブチル
工程1
【化293】
[この文献は図面を表示できません]
5−(6−ニトロピリジン−3−イル)−6−オキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−カルボン酸cis−tert−ブチル
一般的N−Cカップリング法1に従い、5−ブロモ−2−ニトロピリジンおよび6−オキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−カルボン酸cis−tert−ブチルと結合させ、精製後5−(6−ニトロピリジン−3−イル)−6−オキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−カルボン酸cis−tert−ブチル(1.0g)を85%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.58 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 8.28 (d, J = 8.59 Hz, 1 H), 8.07 (dd, J1 = 8.84、J2 =2.27 Hz, 1 H), 4.18-3.61 (m, 4 H), 3.29 (m, 2 H), 2.85 (m, 3 H), 2.55 (m, 1 H), 1.47 (s, 9 H)
LCMS m/z 362.8 (M+H)
+。
【0331】
工程2
5−(6−アミノピリジン−3−イル)−6−オキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−カルボン酸cis−tert−ブチルの製造
ニトロ基還元法1に従い、5−(6−アミノピリジン−3−イル)−6−オキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−カルボン酸cis−tert−ブチル(300mg)を96%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.93 (d, J = 2.02 Hz, 1 H), 7.45 (dd, J1 = 9.09、J2 =2.53 Hz, 1 H), 6.59 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 4.92 (br s, 2 H), 3.83-3.00 (m, 6 H), 2.91-2.66 (m, 3 H), 2.48 (dd, J1 = 16.42、J2 =5.81 Hz, 1 H)。LCMS m/z 332.8 (M+H)
+。
【0332】
工程3
【化294】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドおよび5−(6−アミノピリジン−3−イル)−6−オキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−カルボン酸cis−tert−ブチルと結合させ、精製後5−(6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−6−オキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−カルボン酸cis−tert−ブチル(85mg)を86%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.77 (s, 1 H), 8.66 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.48 (br s, 1 H), 8.24 (s, 1 H), 7.64 (dd, J1 = 9.09 Hz, J2 = 2.53 Hz, 1 H), 6.45 (s, 1 H), 4.53 (m, 1 H), 3.84 (dd, J1 = 13.14 Hz, J2 = 5.56 Hz, 1 H), 3.70 (m, 3 H), 3.31 (m, 2 H), 3.17 (s, 6 H), 2.82 (m, 3 H), 2.63 (m, 2 H), 2.51 (dd, J1 = 16.42 Hz, J2 = 5.81 Hz, 1 H), 2.01 (m, 2 H), 1.87 (m, 2 H), 1.73 (m, 4 H), 1.58 (m, 2 H), 1.48 (s, 9 H)。LCMS m/z 617.7 (M+H)
+。
【0333】
工程4
【化295】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護法2に従い、7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(64mg)を89%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.74 (s, 1 H), 8.64 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.24 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 8.19 (s, 1 H), 7.68 (dd, J1 = 8.84、J2 =2.78 Hz, 1 H), 6.46 (s, 1 H), 4.54 (m, 1 H), 3.88 (dd, J1 = 13.14、J2 =4.04 Hz, 1 H), 3.63 (dd, J1 = 13.14、J2 =5.05 Hz, 1 H), 3.29 (m, 2 H), 3.18 (s, 6H), 2.84-2.50 (m, 7 H), 2.02 (m, 2 H), 1.93-1.66 (m, 7 H), 1.58 (m, 2 H)。HRMS m/z 517.3062 (M+H)
+。
【0334】
工程5
【化296】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(56mg)、cis ラセミ化合物をCHIRALPAK(登録商標)AD−Hキラルカラムで分離した。分離移動相は35%MeOHと0.2%DEAであった。2ピークを回収した。速く移動するエナンチオマーをエナンチオマー−1として回収し(16mg、28%収率)、ゆっくり動くエナンチオマーをエナンチオマー−2として回収した(16mg、28%収率)。絶対立体配置は決定しなかった。
【0335】
実施例88
【化297】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド。エナンチオマー−1
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.78 (s, 1 H), 8.66 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.46 (s, 1 H), 8.29 (d, J = 2.02 Hz, 1 H), 8.19 (s, 1 H), 7.68 (dd, J1 = 8.84、J2 =2.78 Hz, 1 H), 6.46 (s, 1 H), 4.54 (m, 1 H), 3.90 (dd, J1 = 12.63、J2 =4.04 Hz, 1 H), 3.71 (dd, J1 = 13.14、J2 =4.55 Hz, 1 H), 3.37 (m, 2 H), 3.19 (s, 6H), 2.94-2.57 (m, 7 H), 2.02 (m, 2 H), 1.96-1.65 (m, 7 H), 1.58 (m, 2 H)。HRMS m/z 517.3051 (M+H)
+。
【0336】
実施例89
【化298】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド。エナンチオマー−2。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.75 (s, 1 H), 8.63 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.35 (s, 1 H), 8.25 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 7.66 (dd, J1 = 9.09、J2 =2.53 Hz, 1 H), 6.44 (s, 1 H), 4.53 (m, 1 H), 3.87 (dd, J1 = 13.39、J2 =4.29 Hz, 1 H), 3.64 (dd, J1 = 13.14、J2 =5.56 Hz, 1 H), 3.30 (m, 2 H), 3.17 (s, 6H), 2.87-2.50 (m, 7 H), 2.04 (m, 2 H), 1.86 (m, 2 H), 1.73 (m, 3 H), 1.58 (m, 2 H)。HRMS m/z 517.3044 (M+H)
+。
【0337】
実施例90
【化299】
[この文献は図面を表示できません]
工程1
【化300】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドおよび5−(6−アミノピリジン−3−イル)−6−オキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−カルボン酸cis−tert−ブチルと結合させ、精製後5−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−6−オキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−カルボン酸cis−tert−ブチル(81mg)を86%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.79 (s, 1 H), 8.56 (s, 1 H), 8.53 (s, 1 H), 8.24 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 7.63 (dd, J1 = 9.09 Hz, J2 = 2.53 Hz, 1 H), 6.46 (s, 1 H), 4.81 (m, 1 H), 3.84 (dd, J1 = 13.14 Hz, J2 = 5.56 Hz, 1 H), 3.78-3.63 (m, 3 H), 3.49-3.21 (m, 2 H), 3.16 (s, 6 H), 2.79 (m, 3 H), 2.55 (m, 3 H), 2.07 (m, 4 H), 1.72 (m, 2 H), 1.48 (s, 9 H)。LCMS m/z 589.6 (M+H)
+。
【0338】
工程2
【化301】
[この文献は図面を表示できません]
脱保護法2に従い、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(64mg)を86%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.74 (s, 1 H), 8.52 (d, J = 8.59 Hz, 1 H), 8.22 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 8.09 (s, 1 H), 7.66 (dd, J1 = 8.84 Hz, J2 = 2.78 Hz, 1 H), 6.46 (s, 1 H), 4.81 (m, 1 H), 3.87 (dd, J1 = 12.88 Hz, J2 = 4.29 Hz, 1 H), 3.63 (dd, J1 = 12.88 Hz, J2 = 5.31 Hz, 1 H), 3.30 (m, 2 H), 3.17 (m, 6 H), 2.87-2.49 (m, 7 H), 2.07 (m, 5 H), 1.73 (m, 2 H); HRMS m/z 489.2727 (M+H)
+。
【0339】
工程3
【化302】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(56mg)、cis ラセミ化合物をCHIRALPAK(登録商標)AD−Hキラルカラムで分割した。分離移動相は40%IPAと0.2%DEAであった。2ピークを回収した。速く移動するエナンチオマーをエナンチオマー−1として回収し(16mg、28%収率)、ゆっくり動くエナンチオマーをエナンチオマー−2として回収した(17mg、30%収率)。絶対立体配置は決定しなかった。
【0340】
実施例91
【化303】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.76 (s, 1 H), 8.53 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.27 (m, 2 H), 7.66 (dd, J1 = 9.09 Hz, J2 = 2.53 Hz, 1 H), 6.47 (s, 1 H), 4.81 (m, 1 H), 3.88 (d, J = 13.64 Hz, 1 H), 3.66 (dd, J1 = 13.14 Hz, J2 = 5.05 Hz, 1 H), 3.34 (m, 2 H), 3.17 (m, 6 H), 2.91-2.53 (m, 7 H), 2.07 (m, 5 H), 1.73 (m, 2 H); HRMS m/z 489.2726 (M+H)
+。
【0341】
実施例92
【化304】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.75 (s, 1 H), 8.52 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.24 (m, 2 H), 7.66 (dd, J1 = 9.09 Hz, J2 = 2.53 Hz, 1 H), 6.46 (s, 1 H), 4.81 (m, 1 H), 3.88 (dd, J1 = 13.14 Hz, J2 = 4.55 Hz, 1 H), 3.65 (dd, J1 = 13.39 Hz, J2 = 4.80 Hz, 1 H), 3.32 (m, 2 H), 3.17 (m, 6 H), 2.89-2.52 (m, 7 H), 2.07 (m, 5 H), 1.74 (m, 2 H); HRMS m/z 489.2726 (M+H)
+。
【0342】
実施例93
【化305】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−((3aS,7aR)−2−メチル−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−((3aS,7aR)−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(実施例89から、エナンチオマー−2)(66mg、0.128mmol、1当量)のTHF(2.0mL)溶液に、37%ホルムアルデヒド水溶液(0.048mL、0.639mmol、5当量)を添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌した。固体ナトリウムトリアセトキシヒドロボレート(81mg、0.383mmol、3当量を混合物に添加した。反応物をさらに10分間撹拌し、1滴のTFAで反応停止させ、アンモニアのメタノール溶液で中和した。残留物を減圧下濃縮し、カラムクロマトグラフィー(NH3/MeOH/CH
2Cl
2)で精製して、7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−((3aS,7aR)−2−メチル−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(67mg)を定量的収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.74 (s, 1 H), 8.63 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.27 (s, 1 H), 8.24 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 7.67 (dd, J1 = 9.09、J2 =2.53 Hz, 1 H), 6.44 (s, 1 H), 4.73 (s, 3 H), 4.52 (m, 1 H), 3.83 (dd, J1 = 13.14、J2 =4.04 Hz, 1 H), 3.65 (dd, J1 = 13.14、J2 =4.04 Hz, 1 H), 3.17 (s, 6H), 2.91-2.51 (m, 7 H), 2.36 (m, 4 H), 2.01 (m, 2 H), 1.87 (m, 2 H), 1.79-1.51 (m, 5 H); HRMS m/z 531.3219 (M+H)
+。
【0343】
実施例94
【化306】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘキシル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,3r,5S)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−3’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド。
工程1
【化307】
[この文献は図面を表示できません]
3’−(6−(7−シクロヘキシル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−8−カルボン酸(1R,3r,5S)−tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、(1R,3r,5S)−3’−(6−アミノピリジン−3−イル)−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−2’−オン(0.350g、0.935mmol、1.0当量)を2−クロロ−7−シクロヘキシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(0.287g、0.935mmol、1.0当量)と結合させ、それにより3’−(6−(7−シクロヘキシル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−8−カルボン酸(1R,3r,5S)−tert−ブチル(0.454g)を75%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.26 - 1.45 (m, 3 H) 1.49 (s, 9 H) 1.81 (d, J=11.62 Hz, 1 H) 1.87 - 2.05 (m, 7 H) 2.05 - 2.22 (m, 4 H) 2.22 - 2.32 (m, 2 H) 2.52 - 2.73 (m, 2 H) 3.16 (s, 6 H) 3.72 (s, 2 H) 4.22 - 4.47 (m, 3 H) 6.44 (s, 1 H) 8.06 (dd, J=9.35, 2.78 Hz, 1 H) 8.32 (d, J=2.53 Hz, 1 H) 8.43 (s, 1 H) 8.60 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 8.76 (s, 1 H)。MS m/z 645.7 (M+H)
+
【0344】
工程2:
7−シクロヘキシル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,3r,5S)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−3’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護方法1に従い、3’−(6−(7−シクロヘキシル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−8−カルボン酸(1R,3r,5S)−tert−ブチル(0.450g、0.713mmol)を変換して、7−シクロヘキシル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,3r,5S)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−3’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(0.286g、0.517mmol)を73%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.28 - 1.51 (m, 3 H) 1.62 (br. s., 1 H) 1.71 - 1.87 (m, 3 H) 1.87 - 1.99 (m, 5 H) 2.01 (d, J=3.01 Hz, 1 H) 2.20 (d, J=14.05 Hz, 2 H) 2.25 - 2.37 (m, 2 H) 2.52 - 2.71 (m, 2 H) 3.16 (s, 6 H) 3.65 (br. s., 2 H) 3.71 (s, 2 H) 4.27 - 4.43 (m, 1 H) 6.44 (s, 1 H) 7.91 (s, 1 H) 8.10 (dd, J=9.29, 2.76 Hz, 1 H) 8.22 (d, J=2.51 Hz, 1 H) 8.58 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.70 (s, 1 H); HRMS計算値 m/z = 545.2994および実測値 m/z = 545.2989 (M+H)
【0345】
実施例95
【化308】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((3aR,6aS)−5−メチル−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
一般的還元的アルキル化法1に従い、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((3as,6ar)−5−メチル−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを製造した。
【0346】
実施例96
【化309】
[この文献は図面を表示できません]
工程1
【化310】
[この文献は図面を表示できません]
4−(6−ニトロピリジン−3−イル)−1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−3−オン
一般的N−Cカップリング法1に従い、5−ブロモ−2−ニトロピリジンおよび1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−3−オンと結合させ、4−(6−ニトロピリジン−3−イル)−1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−3−オン(418mg)を64%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.53 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 8.30 (d, J = 8.59 Hz, 1 H), 7.94 (dd, J1 = 8.59、J2 =2.53 Hz, 1 H), 4.00-3.93 (m, 3 H), 3.19 (m, 4 H), 2.38 (m, 2 H), 2.13 (m, 2 H); LCMS m/z 263.4 (M+H)
+。
【0347】
工程2
【化311】
[この文献は図面を表示できません]
4−(6−アミノピリジン−3−イル)−1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−3−オン
ニトロ基還元法1に従い、4−(6−アミノピリジン−3−イル)−1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−3−オン、(322mg)を88%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 7.73 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 7.22 (dd, J1 = 8.84、J2 =2.78 Hz, 1 H), 6.44 (d, J = 8.59 Hz, 1 H), 5.98 (br s, 2 H), 3.73 (s, 2 H), 3.62 (m, 1 H), 3.05 (d, J = 7.33 Hz, 4 H) 2.25 (m, 2 H), 1.94 (m, 2 H)
LCMS m/z 233.4 (M+H)
+。
【0348】
工程3
【化312】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(3−オキソ−1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−4−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
一般的N−Cカップリング法1に従い、4−(6−アミノピリジン−3−イル)−1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−3−オンを2−クロロ−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドと結合させ、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(3−オキソ−1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−4−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド、99mgを86%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.74 (s, 1 H), 8.55 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.16 (d, J = 2.02 Hz, 1 H), 8.09 (s, 1 H), 7.55 (dd, J1 = 9.09 Hz, J2 = 2.53 Hz, 1 H), 6.47 (s, 1 H), 4.81 (m, 1 H), 3.93 (s, 2 H), 3.82 (m, 1 H), 3.19 (m, 10 H), 2.59 (m, 2 H), 2.41 (m, 2 H), 2.07 (m, 6 H), 1.74 (m, 2 H); HRMS m/z 489.2740 (M+H)
+。
【0349】
実施例97
【化313】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−(3−オキソ−1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−4−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを4−(6−アミノピリジン−3−イル)−1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−3−オンと結合させ、7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−(3−オキソ−1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−4−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(103mg)を77%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.73 (s, 1 H), 8.66 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.17 (d, J = 2.02 Hz, 1 H), 8.14 (s, 1 H), 7.55 (dd, J1 = 9.09 Hz, J2 = 2.53 Hz, 1 H), 6.45 (s, 1 H), 4.53 (m, 1 H), 3.95 (s, 2 H), 3.83 (m, 1 H), 3.21 (m, 10 H), 2.64 (m, 2 H), 2.42 (m, 2 H), 2.14-1.54 (m, 12 H); HRMS m/z 517.3049 (M+H)
+。
【0350】
実施例98
【化314】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘキシル−2−[5−(1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化315】
[この文献は図面を表示できません]
2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−オンの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−オン(0.202g、1.44mmol)を5−ブロモ−2−ニトロピリジン(0.293g、1.44mmol、1.0当量)と結合させ、それにより2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−オンを黄褐色固体(0.170g、0.616mmol)として43%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.79 - 2.19 (m, 1 H) 2.31 (br. s., 1 H) 2.77 (br. s., 1 H) 2.98 - 3.16 (m, 1 H) 3.26 (dt, J=12.05, 4.52 Hz, 1 H) 3.47 (br. s., 1 H) 3.80 (br. s., 1 H) 3.95 - 4.23 (m, 1 H) 8.15 (dd, J=8.53, 2.51 Hz, 1 H) 8.32 (d, J=8.53 Hz, 1 H) 8.70 (d, J=2.51 Hz, 1 H)。MS m/z 263.1 (M+H)
+。
【0351】
工程2:
【化316】
[この文献は図面を表示できません]
2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−オン
ニトロ基還元法1に従い、2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−オン(0.170g、0.648mmol)を変換して、2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−オンを得て、黄色固体(0.126g、0.542)として84%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.78 - 2.11 (m, 1 H) 2.16 - 2.35 (m, 1 H) 2.80 (ddd, J=10.04, 8.03, 6.02 Hz, 1 H) 2.97 - 3.11 (m, 1 H) 3.11 - 3.25 (m, 1 H) 3.42 - 3.52 (m, 1 H) 3.59 (ddd, J=12.42, 4.39, 4.27 Hz, 1 H) 3.85 (ddd, J=12.55, 8.53, 4.52 Hz, 1 H) 6.60 (d, J=8.03 Hz, 1 H) 7.39 (dd, J=9.03, 2.51 Hz, 1 H) 7.83 (d, J=2.01 Hz, 1 H)
MS m/z 233.2 (M+H)
+。
【0352】
工程3:
【化317】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘキシル−2−[5−(1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−オン(0.050g、0.215mmol)を2−クロロ−7−シクロヘキシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(0.066g、0.215mmol、1.0当量)と結合させ、7−シクロヘキシル−2−[5−(1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドをベージュ色固体(75mg、0.139mmol)として65%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.23 - 1.52 (m, 4 H) 1.72 - 1.90 (m, 2 H) 1.90 - 2.00 (m, 6 H) 2.00 - 2.18 (m, 2 H) 2.21 - 2.39 (m, 1 H) 2.52 - 2.82 (m, 3 H) 2.95 - 3.14 (m, 3 H) 3.15 - 3.27 (m, 8 H) 3.42 (t, J=8.28 Hz, 1 H) 3.66 (dt, J=11.54, 4.02 Hz, 1 H) 3.95 (ddd, J=11.80, 9.29, 4.52 Hz, 1 H) 4.27 - 4.41 (m, 1 H) 6.45 (s, 1 H) 7.69 (dd, J=9.03, 2.51 Hz, 1 H) 8.11 (s, 1 H) 8.25 (d, J=2.51 Hz, 1 H) 8.65 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.73 (s, 1 H); HRMS計算値 m/z = 503.2883および実測値 m/z = 503.2892 (M+H)。
【0353】
実施例99
【化318】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(1−オキソ−オクタヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化319】
[この文献は図面を表示できません]
2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−1−オンの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、ヘキサヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−1−オン(0.300g、1.945mmol)を5−ブロモ−2−ニトロピリジン(0.395g、1.945mmol、1.0当量)と結合させ、2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−1−オン(0.481g、1.567mmol)を81%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.27 - 1.53 (m, 2 H) 1.54 - 1.61 (m, 4 H) 1.66 - 1.81 (m, 1 H) 1.94 (d, J=12.55 Hz, 1 H) 2.22 (td, J=11.80, 3.01 Hz, 1 H) 2.39 (d, J=12.55 Hz, 1 H) 2.68 - 2.83 (m, 2 H) 2.96 - 3.12 (m, 2 H) 3.49 (d, J=3.51 Hz, 1 H) 3.56 (dd, J=10.79, 2.26 Hz, 1 H) 4.16 (td, J=11.29, 4.52 Hz, 1 H) 8.13 (dd, J=8.53, 2.51 Hz, 1 H) 8.29 (d, J=8.53 Hz, 1 H) 8.68 (d, J=2.51 Hz, 1 H); MS m/z 277.2 (M+H)
+。
【0354】
工程2:
【化320】
[この文献は図面を表示できません]
2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−1−オンの製造
ニトロ基還元法1に従い、2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−1−オン(0.200g、0.724mmol)を変換して、2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−1−オン(0.170g、0.690mmol)として95%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.28 - 1.55 (m, 1 H) 1.53 - 1.77 (m, 1 H) 1.91 (d, J=12.05 Hz, 1 H) 2.19 (td, J=11.42, 3.26 Hz, 1 H) 2.33 - 2.48 (m, 1 H) 2.60 - 2.75 (m, 1 H) 2.89 - 3.06 (m, 1 H) 3.39 (dd, J=11.54, 3.01 Hz, 1 H) 3.93 (td, J=11.80, 4.52 Hz, 1 H) 4.46 (br. s., 1 H) 6.51 (d, J=8.53 Hz, 1 H) 7.37 (dd, J=8.53, 2.51 Hz, 1 H) 7.99 (d, J=2.51 Hz, 1 H)
MS m/z 247.2 (M+H)
+。
【0355】
工程3:
【化321】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(1−オキソ−オクタヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−1−オン(0.060g、0.244mmol)を2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(0.072g、0.246mmol、1.01当量)と結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−[5−(1−オキソ−オクタヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(0.070g、0.136mmol)を56%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.31 - 1.50 (m, 2 H) 1.66 - 1.82 (m, 4 H) 1.91 (br. s., 1 H) 1.98 - 2.14 (m, 5 H) 2.21 (td, J=11.42, 3.26 Hz, 1 H) 2.40 (br. s., 1 H) 2.58 (dd, J=12.30, 8.78 Hz, 2 H) 2.67 - 2.81 (m, 2 H) 2.93 - 3.07 (m, 2 H) 3.16 (s, 7 H) 3.47 (dd, J=11.29, 3.26 Hz, 1 H) 4.02 (td, J=11.67, 4.77 Hz, 1 H) 4.79 (dq、J=9.03, 8.87 Hz, 1 H) 6.46 (s, 1 H) 7.66 (dd, J=9.03, 2.51 Hz, 1 H) 7.94 (s, 1 H) 8.23 (d, J=2.01 Hz, 1 H) 8.54 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.71 (s, 1 H)
HRMS計算値 m/z = 503.2883および実測値 m/z = 503.2908 (M+H)
【0356】
実施例100
【化322】
[この文献は図面を表示できません]
【化323】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘキシル−2−[5−(1−オキソ−オクタヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−1−オン(0.060g、0.244mmol)を2−クロロ−7−シクロヘキシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(0.075g、0.244mmol、1.0当量)と結合させ、それにより7−シクロヘキシル−2−[5−(1−オキソ−オクタヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(0.020g、0.039mmol)を16%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.19 - 1.41 (m, 6 H) 1.41 - 1.52 (m, 5 H) 1.61 - 1.75 (m, 4 H) 1.93 (br. s., 9 H) 2.21 (td, J=11.37, 3.54 Hz, 2 H) 2.40 (br. s., 2 H) 2.52 - 2.81 (m, 7 H) 2.93 - 3.05 (m, 4 H) 3.16 (s, 11 H) 3.47 (dd, J=11.37, 2.78 Hz, 2 H) 3.93 - 4.09 (m, 2 H) 4.26 - 4.42 (m, 2 H) 6.44 (s, 2 H) 7.68 (dd, J=8.84, 2.78 Hz, 2 H) 8.00 (s, 2 H) 8.23 (d, J=2.02 Hz, 2 H) 8.63 (d, J=9.09 Hz, 2 H) 8.71 (s, 2 H) HRMS計算値 m/z = 517.3039および実測値 m/z = 517.3046 (M+H)
【0357】
実施例101
【化324】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,3r,5S)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−3’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド。
工程1:
【化325】
[この文献は図面を表示できません]
(1R,3r,5S)−3’−(6−ニトロピリジン−3−イル)−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−2’−オンの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、(1R,3r,5S)−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−2’−オン(0.488g、1.728mmol)(参照:ドイツ特許DE10 2005 030051A1(28/12/2006))を5−ブロモ−2−ニトロピリジン(0.351g、1.728、1.0当量)と結合させ、それにより(1R,3r,5S)−3’−(6−ニトロピリジン−3−イル)−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−2’−オン(0.615g、1.521mmol)を88%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.49 (s, 9 H) 1.91 - 2.10 (m, 4 H) 2.10 - 2.33 (m, 6 H) 3.81 (s, 2 H) 4.32 (br. s., 1 H) 4.37 (br. s., 1 H) 8.32 (d, J=8.53 Hz, 1 H) 8.47 - 8.57 (m, 2 H); MS m/z 405.2 (M+H)
+。
【0358】
工程2:
【化326】
[この文献は図面を表示できません]
(1R,3r,5S)−3’−(6−アミノピリジン−3−イル)−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−2’−オンの製造
ニトロ基還元法1に従い、(1R,3R,5S)−3’−(6−ニトロピリジン−3−イル)−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−2’−オン(0.705g、1.743mmol)を変換して、(1R,3r,5S)−3’−(6−アミノピリジン−3−イル)−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−2’−オンを灰白色固体(0.356g、0.951mmol)として55%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.48 (s, 9 H) 1.99 (br. s., 4 H) 2.07 - 2.19 (m, 3 H) 2.23 (d, J=6.02 Hz, 2 H) 3.63 (s, 2 H) 4.27 (br. s., 1 H) 4.35 (br. s., 1 H) 4.43 (br. s., 2 H) 6.55 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 7.27 (s, 1 H) 7.85 - 7.91 (m, 1 H) 7.93 (d, J=2.51 Hz, 1 H)
MS m/z 375.2 (M+H)
+。
【0359】
工程3:
【化327】
[この文献は図面を表示できません]
3’−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−8−カルボン酸(1R,3r,5S)−tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、(1R,3r,5S)−3’−(6−アミノピリジン−3−イル)−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−2’−オンを2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドと結合させ、それにより3’−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−8−カルボン酸(1R,3r,5S)−tert−ブチルを暗色固体(0.458g、0.726mmol)として78%収率で得て、さらに精製せずに次工程に使用した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.49 (s, 9 H) 1.66 - 1.81 (m, 2 H) 1.98 - 2.27 (m, 12 H) 2.48 - 2.67 (m, 2 H) 3.16 (s, 6 H) 3.72 (s, 2 H) 4.36 (br. s., 2 H) 4.80 (dq、J=9.03, 8.87 Hz, 1 H) 6.46 (s, 1 H) 8.03 - 8.11 (m, 2 H) 8.26 (d, J=3.01 Hz, 1 H) 8.51 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.74 (s, 1 H)。MS m/z 631.4 (M+H)
+。
【0360】
工程4:
【化328】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,3r,5S)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−3’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護方法1に従い、3’−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−8−カルボン酸(1R,3r,5S)−tert−ブチル(0.450g、0.713mmol)を変換して、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,3r,5S)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−3’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(0.286g、0.517mmol)を73%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.62 (br. s., 1 H) 1.66 - 1.84 (m, 4 H) 1.93 - 2.14 (m, 7 H) 2.20 (d, J=14.56 Hz, 2 H) 2.24 - 2.37 (m, 2 H) 2.47 - 2.68 (m, 2 H) 3.16 (s, 6 H) 3.65 (br. s., 2 H) 3.71 (s, 2 H) 4.80 (quin, J=8.78 Hz, 1 H) 6.46 (s, 1 H) 8.08 (dd, J=9.03, 2.51 Hz, 1 H) 8.19 - 8.32 (m, 2 H) 8.50 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.75 (s, 1 H); HRMS計算値 m/z = 531.2832および実測値 m/z = 531.2858 (M+H)
+。
【0361】
実施例102
【化329】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,3r,5S)−8−メチル−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−3’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
【化330】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,3r,5S)−8−メチル−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−3’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
一般的還元的アルキル化法1に従い、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,3r,5S)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−3’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(0.216g、0.407mmol)を変換して、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,3r,5S)−8−メチル−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−3’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを白色固体(0.120g、0.220mmol)として54%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.52 - 1.82 (m, 4 H) 1.93 - 2.11 (m, 7 H) 2.11 - 2.25 (m, 6 H) 2.34 (br. s., 4 H) 2.48 - 2.68 (m, 2 H) 3.16 (s, 6 H) 3.25 (br. s., 2 H) 3.71 (s, 2 H) 4.80 (qd, J=8.95, 8.78 Hz, 1 H) 6.46 (s, 1 H) 7.98 (s, 1 H) 8.07 (dd, J=9.29, 2.76 Hz, 1 H) 8.23 (d, J=2.51 Hz, 1 H) 8.49 (d, J=9.54 Hz, 1 H) 8.72 (s, 1 H)
HRMS計算値 m/z = 545.2989および実測値 m/z = 545.2988 (M+H)
+。
【0362】
実施例103
【化331】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.6]ウンデカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1:
【化332】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.510g、1.887mmol)(参照:ドイツ特許DE10 2005 030051A1(28/12/2006))を5−ブロモ−2−ニトロピリジン(0.400g、1.971mmol、1.05当量)と結合させ、それにより3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを褐色固体(0.684g、1.743mmol)として92%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.45 (br. s., 9 H) 1.54 - 1.72 (m, 1 H) 1.86 - 2.16 (m, 3 H) 3.30 (d, J=8.03 Hz, 1 H) 3.66 (br. s., 2 H) 3.81 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 3.94 (d, J=7.53 Hz, 1 H) 8.33 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.52 (br. s., 1 H) 8.60 (dd, J=9.03, 3.01 Hz, 1 H)。MS m/z 337.1 (M+H)
+
【0363】
工程2:
【化333】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
ニトロ基還元法1に従い、3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−2−オン(0.620g、1.580mmol)を変換して、3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを灰白色固体(0.532g、1.47mmol)として93%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.47 (s, 9 H) 1.80 (dd, J=13.55, 9.54 Hz, 2 H) 1.86 - 2.01 (m, 1 H) 2.06 - 2.24 (m, 3 H) 3.18 - 3.34 (m, 2 H) 3.58 - 3.80 (m, 4 H) 4.40 (br. s., 2 H) 6.54 (d, J=8.53 Hz, 1 H) 7.87 - 7.97 (m, 2 H)。MS m/z 363.2 (M+H)
+。
【0364】
工程3:
【化334】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.6]ウンデカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−2−オン(0.100g、0.276mmol)を2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(0.081g、0.276mmol、1.0当量)と結合させ、それにより7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.6]ウンデカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを白色固体(0.075g、0.139mmol)として50%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.58 - 1.82 (m, 4 H) 1.97 - 2.27 (m, 14 H) 2.47 - 2.65 (m, 2 H) 2.86 - 3.11 (m, 4 H) 3.16 (s, 7 H) 3.80 - 3.88 (m, 2 H) 4.80 (qd, J=8.95, 8.78 Hz, 1 H) 6.46 (s, 1 H) 8.06 (s, 1 H) 8.13 (dd, J=9.03, 3.01 Hz, 1 H) 8.21 - 8.32 (m, 1 H) 8.50 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.72 (s, 1 H); HRMS計算値 m/z = 531.2832および実測値 m/z = 531.2858 (M+H)
+。
【0365】
実施例104
【化335】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(8−メチル−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化336】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(8−メチル−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.6]ウンデカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
一般的還元的アルキル化法1に従い、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.6]ウンデカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを変換して、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(8−メチル−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.6]ウンデカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(0.062g、0.112mmol)を77%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.52 - 1.79 (m, 5 H) 1.84 - 2.05 (m, 8 H) 2.07 (t, J=5.27 Hz, 2 H) 2.28 (s, 3 H) 3.06 (d, J=10.54 Hz, 7 H) 3.90 (s, 2 H) 4.68 - 4.84 (m, 1 H) 6.63 (s, 1 H) 7.99 (dd, J=9.03, 2.51 Hz, 1 H) 8.33 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.43 (d, J=2.51 Hz, 1 H) 8.80 (s, 1 H) 9.73 (s, 1 H); HRMS計算値 m/z = 533.2989および実測値 m/z = 533.3009 (M+H)
+。
【0366】
実施例105
【化337】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((S)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1:
【化338】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、(S)−3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドと結合させ、それにより(S)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを白色固体(0.075g、0.115mmol)として35%収率で得た。MS m/z 619.5 (M+H)
+。
【0367】
工程2:
【化339】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((S)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、(S)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−((S)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを白色固体(0.040g、0.076mmol)として67%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.67 - 1.86 (m, 3 H) 1.91 - 2.17 (m, 8 H) 2.19 - 2.28 (m, 2 H) 2.49 - 2.65 (m, 2 H) 2.86 - 3.09 (m, 4 H) 3.11 - 3.21 (m, 7 H) 3.95 (s, 2 H) 4.78 (dq、J=9.03, 8.87 Hz, 1 H) 8.05 (dd, J=9.03, 3.01 Hz, 1 H) 8.40 - 8.49 (m, 2 H) 8.75 (s, 1 H); HRMS計算値 m/z = 519.2832および実測値 m/z = 519.2842 (M+H)
+。
【0368】
実施例106
【化340】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((R)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化341】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、(R)−3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドと結合させ、それにより(R)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを白色固体(0.175g、0.272mmol)として66%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.42 (s, 9 H) 1.61 - 1.78 (m, 3 H) 1.79 - 1.96 (m, 3 H) 1.96 - 2.14 (m, 7 H) 2.38 - 2.48 (m, 2 H) 3.06 (d, J=10.54 Hz, 6 H) 3.20 - 3.33 (m, 2 H) 3.36 - 3.63 (m, 2 H) 3.82 - 3.97 (m, 2 H) 4.75 (quin, J=8.78 Hz, 1 H) 6.63 (s, 1 H) 7.98 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.34 (d, J=9.54 Hz, 1 H) 8.44 (s, 1 H) 8.81 (s, 1 H) 9.78 (s, 1 H)。MS m/z 619.5 (M+H)
+。
【0369】
工程2
【化342】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((R)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、(R)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−((R)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを白色固体(0.090g、0.167mmol)として70%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.65 - 1.86 (m, 3 H) 1.97 (dd, J=10.79, 4.27 Hz, 1 H) 2.01 - 2.29 (m, 9 H) 2.46 - 2.64 (m, 2 H) 2.88 - 3.11 (m, 4 H) 3.13 - 3.22 (m, 6 H) 3.94 (s, 2 H) 4.77 (dq、J=9.03, 8.87 Hz, 1 H) 6.63 (s, 1 H) 8.04 (dd, J=9.29, 2.76 Hz, 1 H) 8.40 - 8.49 (m, 2 H) 8.76 (s, 1 H)。HRMS計算値 m/z = 519.2832および実測値 m/z = 519.2834 (M+H)
+。
【0370】
実施例107
【化343】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1:
【化344】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.546g、2.130mmol)(参照:ドイツ特許DE10 2005 030051A1(28/12/2006))を5−ブロモ−2−ニトロピリジン(0.432g、2.130mmol、1.0当量)と結合させ、それにより3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルを褐色固体(0.709g、1.735mmol)として81%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.46 (br. s., 9 H) 1.55 - 1.73 (m, 2 H) 1.89 - 2.17 (m, 3 H) 3.41 (br. s., 2 H) 3.65 (br. s., 2 H) 3.78 - 3.88 (m, 1 H) 3.95 (d, J=8.03 Hz, 1 H) 8.34 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.54 (br. s., 1 H) 8.61 (dd, J=9.03, 3.01 Hz, 1 H)
MS m/z 379.1 (M+H)
+。
【0371】
工程2:
3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
ニトロ基還元法1に従い、3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.605g、1.599mmol)を変換して、3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.549g、1.45mmol)を92%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.45 (s, 1 H) 1.50 - 1.70 (m, 1 H) 1.79 - 2.08 (m, 1 H) 3.21 (t, J=10.04 Hz, 1 H) 3.31 - 3.47 (m, 1 H) 3.65 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 3.70 - 3.85 (m, 1 H) 4.41 (br. s., 1 H) 6.55 (d, J=8.53 Hz, 1 H) 7.91 (dd, J=8.78, 2.76 Hz, 1 H) 7.96 (d, J=2.51 Hz, 1 H)。MS m/z 349.1 (M+H)
+。
【0372】
工程3:
【化345】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルを2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(0.084g、0.287mmol、1.0当量)と結合させ、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルを得て、それをBOC脱保護後直接使用した。
【0373】
工程4
【化346】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護方法1に従い、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを白色固体(0.070g、0.135mmol)として47%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.54 - 1.68 (m, 1 H) 1.68 - 1.81 (m, 2 H) 1.81 - 1.98 (m, 4 H) 1.98 - 2.14 (m, 6 H) 2.46 - 2.69 (m, 2 H) 2.77 - 2.91 (m, 2 H) 2.91 - 3.12 (m, 2 H) 3.16 (s, 6 H) 3.75 (d, J=8.53 Hz, 1 H) 3.91 (d, J=8.53 Hz, 1 H) 4.80 (dq、J=9.03, 8.87 Hz, 1 H) 6.46 (s, 1 H) 8.13 (dd, J=9.03, 3.01 Hz, 1 H) 8.33 (br. s., 1 H) 8.36 (d, J=2.51 Hz, 1 H) 8.51 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.76 (s, 1 H)。HRMS計算値 m/z = 505.2676および実測値 m/z = 505.2676 (M+H)
+。
【0374】
実施例108
【化347】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(7−メチル−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
一般的還元的アルキル化法1に従い、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(0.116mmol)を変換して、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(7−メチル−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを灰白色固体(0.052g、0.098mmol)として85%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.51 - 1.79 (m, 6 H) 1.85 (br. s., 1 H) 1.99 (s, 5 H) 2.09 (br. s., 1 H) 2.22 (s, 4 H) 2.37 - 2.48 (m, 3 H) 2.68 (d, J=8.03 Hz, 1 H) 3.06 (d, J=11.04 Hz, 7 H) 3.86 - 3.98 (m, 2 H) 4.69 - 4.83 (m, 1 H) 6.63 (s, 1 H) 8.03 (dd, J=9.29, 2.76 Hz, 1 H) 8.34 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.48 (d, J=3.01 Hz, 1 H) 8.81 (s, 1 H) 9.74 (s, 1 H)。HRMS計算値 m/z = 519.2832および実測値 m/z = 519.2834 (M+H)
+。
【0375】
実施例109
【化348】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((S)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1:
【化349】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、(S)−3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルを2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドと結合させ、それにより(S)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルを白色固体(0.115g、0.190mmol)として43%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.37 - 1.51 (m, 13 H) 1.51 - 1.69 (m, 3 H) 1.69 - 1.84 (m, 2 H) 1.85 - 2.15 (m, 11 H) 2.47 - 2.68 (m, 2 H) 3.10 - 3.19 (m, 6 H) 3.19 - 3.33 (m, 2 H) 3.43 (d, J=14.05 Hz, 1 H) 3.58 - 3.71 (m, 2 H) 3.71 - 3.80 (m, 2 H) 3.85 (d, J=9.03 Hz, 2 H) 4.12 (q、J=7.03 Hz, 1 H) 4.44 (br. s., 1 H) 4.80 (quin, J=8.78 Hz, 1 H) 6.46 (s, 1 H) 7.87 - 7.99 (m, 1 H) 8.11 (dd, J=9.29, 2.76 Hz, 1 H) 8.21 (br. s., 1 H) 8.30 (br. s., 1 H) 8.52 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.75 (s, 1 H)。MS m/z 605.5 (M+H)
+。
【0376】
工程2:
【化350】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((S)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、(S)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−((S)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(0.062g、0.123mmol)を71%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.66 (ddd, J=9.66, 6.65, 3.26 Hz, 1 H) 1.70 - 1.81 (m, 2 H) 1.81 - 2.00 (m, 2 H) 2.00 - 2.16 (m, 5 H) 2.47 - 2.64 (m, 2 H) 2.66 - 2.80 (m, 1 H) 2.80 - 2.90 (m, 1 H) 2.90 - 2.99 (m, 1 H) 2.99 - 3.10 (m, 1 H) 3.16 (d, J=4.52 Hz, 7 H) 3.83 - 3.90 (m, 1 H) 3.90 - 3.99 (m, 1 H) 4.78 (dq、J=9.03, 8.87 Hz, 1 H) 8.07 (dd, J=9.29, 2.76 Hz, 1 H) 8.44 (s, 1 H) 8.46 (d, J=5.02 Hz, 1 H) 8.75 (s, 1 H)。HRMS計算値 m/z = 505.2676および実測値 m/z = 505.2683 (M+H)
+。
【0377】
実施例110
【化351】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((R)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化352】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、(R)−3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルを2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドと結合させ、それにより(R)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルを白色固体(0.175g、0.275mmol)として64%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.47 (s, 9 H) 1.55 - 1.68 (m, 2 H) 1.68 - 1.85 (m, 3 H) 1.88 - 2.18 (m, 8 H) 2.50 - 2.68 (m, 2 H) 3.13 - 3.21 (m, 6 H) 3.21 - 3.32 (m, 1 H) 3.37 - 3.58 (m, 1 H) 3.61 - 3.72 (m, 1 H) 3.75 (d, J=8.53 Hz, 2 H) 3.86 (d, J=8.53 Hz, 2 H) 4.72 - 4.95 (m, J=8.91, 8.91, 8.78, 8.53 Hz, 1 H) 6.48 (s, 1 H) 8.14 (dd, J=9.29, 2.76 Hz, 1 H) 8.31 (br. s., 1 H) 8.53 (d, J=9.54 Hz, 1 H) 8.76 (s, 1 H)。MS m/z 605.5 (M+H)
+。
【0378】
工程2
【化353】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((R)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
脱保護方法1に従い、(R)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−((R)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを白色固体(0.120g、0.238mmol)として85%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.66 (ddd, J=9.79, 6.53, 3.26 Hz, 1 H) 1.70 - 1.81 (m, 2 H) 1.81 - 2.01 (m, 2 H) 2.01 - 2.18 (m, 5 H) 2.47 - 2.64 (m, 2 H) 2.69 - 2.82 (m, 1 H) 2.85 (d, J=6.02 Hz, 1 H) 2.91 - 2.99 (m, 1 H) 2.99 - 3.09 (m, 1 H) 3.10 - 3.20 (m, 6 H) 3.82 - 3.90 (m, 1 H) 3.90 - 3.99 (m, 1 H) 4.78 (qd, J=8.95, 8.78 Hz, 1 H) 6.63 (s, 1 H) 8.07 (dd, J=9.54, 2.51 Hz, 1 H) 8.44 (s, 1 H) 8.46 (d, J=5.02 Hz, 1 H) 8.75 (s, 1 H)
HRMS計算値 m/z = 505.2676および実測値 m/z = 505.2676 (M+H)
+。
【0379】
実施例111
【化354】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化355】
[この文献は図面を表示できません]
5−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
2−ブロモ−5−ニトロピリジン(4.75g、23.4mmol、1.0当量)および(R,R)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(5.04g、25.4mmol、1.1当量)をDMF(60mL)で合わせ、100℃に加熱した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で数回洗浄し、塩水で洗浄し、有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、有機物を濃縮した。粗物質をMeOH/DCM混合物で溶出するクロマトグラフィーで精製して、所望の生成物(4.3g、57%)を得た。MS m/z 278.4 (M-C
4H
9)。
【0380】
工程2:
【化356】
[この文献は図面を表示できません]
5−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル
5−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.00g、3.12mmol、1.0当量)をparrフラスコ中、50psiで、Pd/C(0.250g)の酢酸エチル(25mL)溶液を使用して、16時間水素化した。反応内容物をセライトで濾過し、MeOHで洗浄し、濾液を濃縮した。粗物質を(MeOH/CH
2Cl
2)混合物を使用するクロマトグラフィーで精製して、紫色固体(0.648g、68%)を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.44 (d, J=19.71 Hz, 12 H) 1.84 - 2.07 (m, 3 H) 3.11 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 3.29 - 3.51 (m, 3 H) 3.52 - 3.60 (m, 1 H) 4.02 (br. s., 2 H) 4.29 (s, 1 H) 6.46 - 6.55 (m, 1 H) 6.84 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H) 7.50 (br. s., 1 H); MS m/z 291.6 (M+H)
+。
【0381】
工程3:
【化357】
[この文献は図面を表示できません]
4−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的ブッフバルト法1を使用して、2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(200mg、0.683mmol、1.0当量)を5−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(218mg、0.751mmol、1.1当量)と結合させ、4−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(350mg、94%収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.32 (s, 6 H) 1.39 (s, 6 H) 1.62 (br. s., 3 H) 1.94 (br. s., 8 H) 2.41 (br. s., 3 H) 2.92 - 3.02 (m, 2 H) 3.05 (br. s., 7 H) 3.26 (d, J=11.12 Hz, 3 H) 3.34 (br. s., 3 H) 3.51 - 3.64 (m, 1 H) 4.39 (s, 1 H) 4.45 (br. s., 1 H) 4.55 (br. s., 1 H) 4.72 (t, J=8.59 Hz, 1 H) 6.58 (s, 1 H) 7.12 (dd, J=9.09, 3.03 Hz, 1 H) 7.74 (d, J=2.53 Hz, 1 H) 8.02 (t, J=8.08 Hz, 1 H) 8.72 (s, 1 H) 9.15 (s, 1 H); MS m/z 547.1 (M+H)
+。
【0382】
工程4:
【化358】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ(yrrolo)[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
4−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルをTFAで、一般的脱保護法2に従い処理してBOC基を除去して、7−シクロペンチル−2−[5−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ(yrrolo)[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(117mg、47%)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.65 (br. s., 3 H) 1.79 (s, 1 H) 1.90 (s, 1 H) 1.93 - 2.02 (m, 5 H) 2.43 (br. s., 3 H) 2.82 - 2.91 (m, 3 H) 3.05 (br. s., 6 H) 3.49 - 3.57 (m, 1 H) 3.64 (br. s., 1 H) 4.37 (s, 1 H) 4.67 - 4.79 (m, 1 H) 6.57 (s, 1 H) 7.04 (dd, J=9.09, 3.03 Hz, 1 H) 7.68 (d, J=3.03 Hz, 1 H) 8.03 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 8.71 (s, 1 H) 9.07 (s, 1 H); MS m/z 447.2 (M+H)
+。
【0383】
実施例112
【化359】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化360】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
実施例78 工程1に従い、5−ブロモ−2−ニトロピリジン(200mg、0.985mmol、1.0当量)および(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(934mg、4.40mmol、4.5当量)を使用して、3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(242mg、74%)を得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.51 (s, 10 H) 1.75 - 1.89 (m, 2 H) 2.01 - 2.12 (m, 2 H) 3.27 (d, J=11.12 Hz, 2 H) 3.59 (d, J=11.62 Hz, 2 H) 4.48 (br. s., 2 H) 7.17 (dd, J=9.09, 3.03 Hz, 1 H) 8.10 (d, J=3.03 Hz, 1 H) 8.19 (d, J=9.09 Hz, 1 H); MS m/z 335.1 (M+H)
+。
【0384】
工程2:
【化361】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
実施例78 工程2に従い、5−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(240mg、0.718mmol、1.0当量)およびPd/C(76mg)を使用して、3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(205mg、94%)を得た。MS m/z 305.2 (M+H)
+。
【0385】
工程3:
【化362】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的ブッフバルト法1を使用して、2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(139mg、0.476mmol、1.0当量)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(145mg、0.476mmol、1.0当量)と結合させ、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(143mg、51%収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.42 (s, 9 H) 1.57 - 1.70 (m, 2 H) 1.74 - 1.92 (m, 4 H) 1.98 (br. s., 4 H) 2.36 - 2.48 (m, 2 H) 2.78 (d, J=10.11 Hz, 2 H) 3.05 (br. s., 6 H) 3.48 (d, J=10.11 Hz, 2 H) 4.24 (br. s., 2 H) 4.73 (qd, J=8.76, 8.59 Hz, 1 H) 6.59 (s, 1 H) 7.37 (dd, J=9.09, 3.03 Hz, 1 H) 7.94 (d, J=3.03 Hz, 1 H) 8.13 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 8.75 (s, 1 H) 9.24 (s, 1 H); MS m/z 561.3 (M+H)。
【0386】
工程4:
【化363】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルをTFAで一般的脱保護法2を使用して処理して、BOC基を除去して、7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(83mg、76%)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.54 - 1.72 (m, 2 H) 1.86 - 2.04 (m, 8 H) 2.36 - 2.48 (m, 2 H) 2.93 - 3.11 (m, 8 H) 3.59 (d, J=10.11 Hz, 2 H) 4.06 (br. s., 2 H) 4.74 (qd, J=8.76, 8.59 Hz, 1 H) 6.60 (s, 1 H) 7.41 (dd, J=9.35, 2.78 Hz, 1 H) 7.97 (d, J=2.53 Hz, 1 H) 8.16 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 8.36 (br. s., 1 H) 8.75 (s, 1 H) 9.30 (s, 1 H); MS m/z 461.2 (M+H)
【0387】
実施例113
【化364】
[この文献は図面を表示できません]
工程1
【化365】
[この文献は図面を表示できません]
6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル1の製造
1,7−ジアザスピロ[4,4]ノナン−6−オンヒドロクロライド(0.98g、5.4mmol)のジクロロメタン溶液に、二炭酸tert−ブチル(1.41g、6.48mmol)およびトリエチルアミン(1.3g、13.5mmol)を添加した。得られた溶液を一夜、室温で撹拌した。溶液を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機相を分離し、乾燥させ、濾過し、濃縮して、6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル生成物を白色粉末(1.3g)として100%収率で得て、さらに精製せずに直接使用した。
1H NMR (400 MHz, CD
2Cl
2) δ 6.13 -5.74 (br, 1 H), 3.59 -3.20 (m, 4 H), 2.75 - 2.49 (m, 1 H), 2.16 - 1.76 (m, 5 H), 1.43 (s, 3 H), 1.42 (s, 6 H)。MS m/z 241.2 (M + H)
+
【0388】
工程2
【化366】
[この文献は図面を表示できません]
7−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.3g、5.41mmol)を5−ブロモ−2−ニトロピリジン(1.10g、5.41mmol)と結合させ、それにより7−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.55g)を79%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
2Cl
2) 8.94 -8.81 (m, 1 H), 8.68 -8.59 (m, 1 H), 8.38 - 8.27 (m, 1 H), 4.17 -3.74 (m 2 H), 3.66 -3.45 (m, 2 H), 2.88 - 2.58 (m, 1 H), 2.26 - 1.87 (m, 5 H), 1.46 9s, 3 H), 1.32 (s, 6 H)。HR-MS m/z 368.1620 (M + H)
+
【0389】
工程2
【化367】
[この文献は図面を表示できません]
7−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
ニトロ基還元法1に従い、(7−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.55g、4.28mmol)を変換して、7−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1g)を70%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.21 -8.05 (m, 1 H), 7.87 - 7.68 (m, 1 H), 6.68 - 6.57 (m, 1 H), 3.85 - 3.72 (m 2 H), 3.60 -3.40 (m, 2 H), 2.67 - 2.47 (m, 1 H), 2.23 - 1.83 (m, 5 H), 1.46 9s, 3 H), 1.39 (s, 6 H)。HR-MS m/z 333.1933 (M + H)
+
【0390】
工程3
【化368】
[この文献は図面を表示できません]
7−(6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル−アミノ−ピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、7−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(114mg、0.34mmol)を2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(100mg、0.34mmol)を結合させ、シリカゲルカラムクロマトグラフィー後、7−(6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル−アミノ−ピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(100mg)を49%収率で得た。
MS m/z 589.5 (M + H)
+
【0391】
工程4
【化369】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノン−7−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、7−(6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル−アミノ−ピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(100mg、0.17mmol)を変換して、7−シクロペンチル−2−[5−(6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノン−7−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(80mg)を96%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.77 (s, 1 H), 8.60 - 8.53 (m, 1 H), 8.50 - 8.42 (m, 1 H), 8.18 - 8.16 (m, 1 H), 6.63 (s, 1 H), 4.83 - 4.67 (m, 1 H), 3.93 - 3.78 (m 2 H), 3.25 -3.11 (m, 1 H), 3.15 (s, 6 H), 3.06 - 2.95 (m, 1 H), 2.65 - 2.46 (m, 2 H), 2.32 - 1.83 (m, 10 H), 1.83 -1.68 (m, 2 H)。HR-MS m/z 489.2727 (M + H)
+
【0392】
実施例114
【化370】
[この文献は図面を表示できません]
工程1
【化371】
[この文献は図面を表示できません]
2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−1−オキソ−2,9−ジアザ−スピロ[5,5]ウンデカン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、1−オキソ−2,9−ジアザ−スピロ[5,5]ウンデカン(undercane)−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(200mg、0.74mmol)のジオキサン溶液を5−ブロモ−2−ニトロピリジン(150mg、0.74mmol)と結合させ、精製後、2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−1−オキソ−2,9−ジアザ−スピロ[5,5]ウンデカン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(100mg)を34%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
2Cl
2) 8.56 (d, J=2.51 Hz, 1 H), δ 8.28 (d, J=8.53 Hz, 1 H), 8.03 - 7.98 (m, 1 H), 3.91 -3.75 (m 4 H), 3.29 -3.16 (m, 2 H), 2.23 - 1.94 (m, 6 H), 1.65 - 1.55 (m, 2 H), 1.47(s, 9 H)。MS m/z 391.2 (M + H)
+
【0393】
工程2
【化372】
[この文献は図面を表示できません]
2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−1−オキソ−2,9−ジアザ−スピロ[5,5]ウンデカン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
ニトロ基還元法1に従い、2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−1−オキソ−2,9−ジアザ−スピロ[5,5]ウンデカン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(100mg、0.26mmol)を変換して、2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−1−オキソ−2,9−ジアザ−スピロ[5,5]ウンデカン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(92mg)を100%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 7.75 (d, J=2.51 Hz, 1 H), 7.34 - 7.28 (m, 1 H), 6.59 (d, J=9.54 Hz, 1 H), 3.89 -3.74 (m, 3 H), 3.67 -3.54 (m, 3 H), 2.11 - 1.92 (m, 6 H), 1.65 - 1.52 (m, 2 H), 1.45(s, 9 H)。MS m/z 361.5 (M + H)
+
【0394】
工程3
【化373】
[この文献は図面を表示できません]
2[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−1−オキソ−2,9−ジアザ−スピロ[5,5]ウンデカン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−1−オキソ−2,9−ジアザ−スピロ[5,5]ウンデカン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(98mg、0.27mmol)を2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(80mg、0.27mmol)と結合させ、それにより2[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−1−オキソ−2,9−ジアザ−スピロ[5,5]ウンデカン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(155mg)を92%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
2Cl
2) δ 8.92 - 8.70 (m, 1 H), 8.63 - 8.53 (m, 1 H), 8.25 - 8.13 (m, 1 H), 7.75 - 7.36 (m, 1 H), 6.59 - 6.46 (m, 1 H), 4.93 - 4.70 (m, 1 H), 3.93 - 3.78 (m 2 H), 3.74 -3.65 (m, 2 H), 3.28 - 3.18 (m, 2 H), 3.14 (s, 6 H), 2.65 - 2.49 (m, 2 H), 2.24 - 1.88 (m, 9 H), 1.85 -1.71 (m, 2 H), 1.65 - 1.50 (m, 3 H), 1.47 (s, 9 H); HR-MS m/z 617.3583 (M + H)
+
【0395】
工程4
【化374】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(1−オキソ−2,9−ジアザ−スピロ[5,5]ウンデク−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、2[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−1−オキソ−2,9−ジアザ−スピロ[5,5]ウンデカン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(45mg、0.07mmol)を変換して、7−シクロペンチル−2−[5−(1−オキソ−2,9−ジアザ−スピロ[5,5]ウンデク−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(30mg)を80%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.77 (s, 1 H), 8.51 (d, J=9.03 Hz, 1 H), 8.18 - 8.12 (m, 1 H), 7.73 - 7.64 (m, 1 H), 6.64 (s, 1 H), 4.85 - 4.71 (m, 1 H), 3.74 - 3.64 (m 2 H), 3.15 (s, 6 H), 3.08 - 2.96 (m, 2 H), 2.92 - 2.81 (m, 2 H), 2.64 - 2.48 (m, 2 H), 2.21 -1.98 (m, 10 H), 1.81 - 1.69 (m, 2 H), 1.68 - 1.58 (m, 2 H)。HR-MS m/z 517.3040 (M + H)
+
【0396】
実施例115
【化375】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2[5−(1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化376】
[この文献は図面を表示できません]
2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−1オンの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−オンを5−ブロモ−2−ニトロピリジンと結合させ、それにより2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−1オン(250mg)を66%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
2Cl
2) δ 8.73 (d, J = 2.51 Hz, 1 H), 8.37 (d, J = 8.53 Hz, 1 H), 8.29 - 8.19 (m, 1 H), 4.17 - 4.15 (m 1 H), 3.86 -3.76 (m, 1 H), 3.65 - 3.56 (m, 1 H), 3.27 - 3.02 (m, 3 H), 2.89 - 2.78 (m, 1 H), 2.34 - 2.20 (m, 1 H), 2.13 -1.79 (m, 3 H)。HR-MS m/z 263.1146 (M + H)
+
【0397】
工程2
【化377】
[この文献は図面を表示できません]
2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−1オンの製造
ニトロ基還元法1に従い、2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−1オンを変換して、2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−1オン(220mg)を99%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.07 - 7.78 (m, 1 H), 7.65 - 7.33 (m, 1 H), 7.06 - 6.55 (m, 1 H), 3.98 - 3.78 (m 1 H), 3.69 -3.55 (m, 1 H), 3.55 - 3.44 (m, 1 H), 3.23 - 2.96 (m, 3 H), 2.87 - 2.72 (m, 1 H), 2.30 - 2.12 (m, 1 H), 2.07 -1.75 (m, 3 H)。HR-MS m/z 233.1408 (M + H)
+
【0398】
工程3
【化378】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2[5−(1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−1オンを2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドと結合させ、それにより7−シクロペンチル−2[5−(1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(67mg)を31%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.77 (s, 1 H), 8.52 (d, J = 9.03 Hz, 1 H), 8.24 (d, J = 2.51 Hz, 1 H), 7.76 - 7.64 (m, 1 H), 6.64 (s, 1 H), 4.84 - 4.70 (m, 1 H), 4.01 - 3.92 (m, 1 H), 3.74 - 3.64 (m, 1 H), 3.57 - 3.51 (m, 1 H), 3.16 (s, 6 H), 3.25 - 3.05 (m, 3 H), 2.87 - 2.79 (m, 1 H), 2.62 - 2.50 (m, 2 H), 2.31 - 2.22 (m, 1 H), 2.16 - 1.92 (m, 6 H), 1.91 - 1.82 (m, 1 H), 1.80 - 1.70 (m, 2 H)。HR-MS m/z 489.2734 (M + H)
+
【0399】
実施例116
【化379】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−(5−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化380】
[この文献は図面を表示できません]
2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−オクタヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジンの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、5−ブロモ−2−ニトロピリジン(483mg、2.38mmole)をオクタヒドロピロロ[1,2−c]ピリミジン(300mg、2.38mmole)と結合させ、それにより2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−オクタヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン(270mg)を45%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
2Cl
2) δ 8.19 - 8.09 (m, 2 H), 7.26 - 7.14 (m, 1 H), 4.05 - 3.96 (m 1 H), 3.92 -3.80 (m, 1 H), 3.25 - 3.08 (m, 3 H), 2.87 - 2.74 (m, 1 H), 2.44 - 2.32 (m, 1 H), 2.28 - 2.08 (m, 2 H), 2.02 - 1.72 (m, 3 H), 1.61 - 1.44 (m, 1 H)
MS m/z 249.2 (M + H)
+
【0400】
工程2
【化381】
[この文献は図面を表示できません]
5−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ピリジン−2−アミンの製造
ニトロ基還元法1に従い、2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−オクタヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン(270mg、1.09mmole)を変換して、5−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ピリジン−2−アミン(223mg)を94%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
2Cl
2) δ 7.57 (s, 1 H), 7.29 (d, J = 9.03 Hz, 1 H), 6.54 (d, J = 9.02 Hz, 1 H), 3.50 - 3.41 (m 1 H), 3.36 -3.24 (m, 1 H), 3.13 - 3.03 (m, 2 H), 2.81- 2.71 (m, 1 H), 2.48 - 2.34 (m, 2 H), 2.30 - 2.15 (m, 2 H), 1.95 - 1.73 (m, 3 H), 1.52 -1.37 (m, 1 H)
HR-MS m/z 219.1612 (M + H)
+
【0401】
工程3
【化382】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−(5−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(100mg、0.34mmole)を5−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ピリジン−2−アミン(74.6mg、0.34mmole)と結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−(5−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(60mg)を37%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.30 (s, 1 H)。8.77 (s, 1 H), 8.18 - 8.12 (m, 1 H), 8.02 - 7.98 (m, 1 H), 7.48 - 7.40 (m, 1 H), 6.59 (s, 1 H), 4.78 - 4.68 (m, 1 H), 3.77 - 3.72 (m, 1 H), 3.62 - 3.55 (m, 1 H), 3.08 (s, 3 H), 3.04 (s, 3 H), 2.77 - 2.63 (m, 2 H), 2.51 - 2.31 (m, 4 H), 2.30 - 2.21 (m, 1 H), 2.13 - 1.91 (m, 6 H), 1.88 - 1.58 (m, 5 H), 1.43 - 1.33 (m, 1 H)
HR-MS m/z 475.2941 (M + H)
+
【0402】
実施例117
【化383】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化384】
[この文献は図面を表示できません]
2−(6−アミノピリジン−3−イル)−3−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチルの製造
ニトロ基還元法1に従い、2−(6−ニトロピリジン−3−イル)−3−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチル(400mg、1.06mmole)を変換して、2−(6−アミノピリジン−3−イル)−3−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチル(250mg)を67%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.03 (s, 1 H), 7.73 - 7.63 (m, 1 H), 6.64 - 6.56 (m, 1 H), 3.68 (s, 2 H), 3.61 -3.48 (m, 2 H), 3.45 - 3.34 (m, 2 H), 2.51 (s, 2 H), 1.73 - 1.62 (m, 4 H), 1.45 (s, 9 H); HR-MS m/z 347.2092 (M + H)
+
【0403】
工程2
【化385】
[この文献は図面を表示できません]
2−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(135mg、0.46mmole)を2−(6−アミノピリジン−3−イル)−3−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチル(160mg、0.46mmole)と結合させ、それにより2−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチル(270mg)を97%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
2Cl
2) δ 8.70 (s, 1 H), 8.47 - 8.36 (m, 2 H), 8.29 (s, 1 H), 8.02 - 7.94 (m, 1 H), 6.38 (s, 1 H), 4.79 - 4.66 (m, 1 H), 3.58 (s, 2 H), 3.54 -3.45 (m, 2 H), 3.28 - 3.18 (m, 2 H), 3.02 (s, 6 H), 2.55 - 2.40 (m, 2 H), 2.42 (s, 2 H), 2.04 - 1.90 (m, 4 H), 1.73 -1.49 (m, 6 H), 1.36 (s, 9 H); HR-MS m/z 603.3406 (M + H)
+
【0404】
工程3
【化386】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護方法1に従い、2−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチル(270mg、0.45mmole)を変換して、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(86mg)を38%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.76 (s, 1 H), 8.53 - 8.50 (m, 1 H), 8.48 - 8.42 (m, 1 H), 8.11 - 8.05 (m, 1 H), 6.64 (s, 1 H), 4.84 - 4.71 (m, 1 H), 3.79 (s, 2 H), 3.21 - 3.10 (m, 6 H), 2.96 - 2.82 (m, 4 H), 2.62 - 2.50 (m, 4 H), 2.16 - 2.01 (m, 4 H), 1.82 - 1.67 (m, 6 H)。HR-MS m/z 503.2882 (M + H)
+
【0405】
実施例118
【化387】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−1’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化388】
[この文献は図面を表示できません]
1’−(6−アミノピリジン−3−イル)−5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−8−カルボン酸tert−ブチルの製造
ニトロ基還元法1に従い、1’−(6−ニトロピリジン−3−イル)−5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−8−カルボン酸tert−ブチル(400mg、0.99mmole)を変換して、1’−(6−アミノピリジン−3−イル)−5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−8−カルボン酸tert−ブチル(150mg)を40%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.01 (s, 1 H), 7.69 - 7.62 (m, 1 H), 6.63 - 6.55 (m, 1 H), 4.32 -4.21 (m, 2 H), 3.52 (s, 2 H), 2.81 (s, 2 H), 2.07 - 1.83 (m, 8 H), 1.49 (s, 9 H)
HR-MS m/z 373.2239 (M + H)
+
【0406】
工程2
【化389】
[この文献は図面を表示できません]
1’−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−8−カルボン酸tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(162mg、0.55mmole)を1’−(6−アミノピリジン−3−イル)−5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−8−カルボン酸tert−ブチル(150mg、0.55mmole)と結合させ、それにより1’−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−8−カルボン酸tert−ブチル(250mg)を86%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
2Cl
2) δ 8.76 (s, 1 H), 8.56 - 8.49 (m, 1 H), 8.41 (s, 1 H), 8.08 - 7.99 (m, 2 H), 6.49 (s, 1 H), 4.88 - 4.77 (m, 1 H), 4.31 (s, 2 H), 3.62 -3.49 (m, 2 H), 3.14 (s, 6 H), 2.82 (s, 2 H), 2.65 - 2.51 (m, 2 H), 2.16 -1.53 (m, 14 H), 1.49 (s, 9 H)
HR-MS m/z 629.3568 (M + H)
+
【0407】
工程3
【化390】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−1’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
一般的アミド形成法1に従い、1’−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−8−カルボン酸tert−ブチル(250mg、0.47mmole)を変換して、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−1’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(56mg)を22%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.76 (s, 1 H), 8.50 - 8.41 (m, 2 H), 8.06 - 8.00 (m, 1 H), 6.64 (s, 1 H), 4.83 - 4.72 (m, 1 H), 3.73 (br, 2 H), 3.66 (s, 2 H), 3.16 (s, 6 H), 2.82 (s, 2 H), 2.64 - 2.49 (m, 2 H), 2.16 -1.89 (m, 12 H), 1.83 - 1.69 (m, 2 H)。HR-MS m/z 529.3035 (M + H)
+
【0408】
実施例119
【化391】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化392】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−ニトロピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、5−ブロモ−2−ニトロピリジン(238mg、1.17mmole)を2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチル(300mg、1.17mmole)と結合させ、それにより3−(6−ニトロピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(400mg)を90%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
2Cl
2) δ 8.66 (s, 1 H), 8.51 - 8.44 (m, 1 H), 8.37 - 8.31 (m, 1 H), 4.00 - 3.86 (m, 1 H), 3.74 - 3.65 (m, 1 H), 3.44 - 3.28 (m, 2 H), 3.22 - 3.08 (m, 2 H), 2.08 - 1.99 (m, 2 H), 1.93 - 1.81 (m, 2 H), 1.49 (s, 9 H)。MS m/z 379.1616 (M + H)
+
【0409】
工程2
【化393】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−アミノピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチルの製造
ニトロ基還元法1に従い、3−(6−ニトロピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(400mg、1.06mmole)を変換して、3−(6−アミノピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチル(370mg)を100%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.00 (s, 1 H), 7.77 (d, J = 9.03 Hz, 1 H), 6.64 (d, J = 9.03 Hz, 1 H), 3.88 - 3.75 (m, 2 H), 3.44 - 3.33 (m, 2 H), 3.31 (s, 2 H), 2.01 - 1.93 (m, 2 H), 1.89 - 1.78 (m, 2 H), 1.46 (s, 9 H)。MS m/z 349.1879 (M + H)
+
【0410】
工程3
【化394】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(133mg、0.45mmole)を3−(6−アミノピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチル(158mg、0.45mmole)と結合させ、それにより3−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチル(170mg)を62%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
2Cl
2) δ 8.89 (s, 1 H), 8.76 (s, 1 H), 8.46 (d, J = 9.03 Hz, 1 H), 8.38 (d, J = 2.51 Hz, 1 H), 7.97 - 7.92 (m, 1 H), 6.40 (s, 1 H), 4.78 - 4.68 (m, 1 H), 3.83 - 3.73 (m, 2 H), 3.71 (s, 2 H), 3.33 -3.21 (m, 2 H), 3.02 (s, 6 H), 2.54 - 2.40 (m, 2 H), 2.05 - 1.86 (m, 6 H), 1.78 - 1.58 (m, 4 H), 1.38 (s, 9 H)
HR-MS m/z 605.3221 (M + H)
+
【0411】
工程4
【化395】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護法1に従い、3−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチル(150mg、0.25mmole)を変換して、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(170mg)を62%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.72 (s, 1 H), 8.80 (s, 1 H), 8.49 - 8.43 (m, 1 H), 8.37 - 8.31 (m, 1 H), 8.05 - 8.00 (m, 1 H), 6.40 (s, 1 H), 4.81 - 4.67 (m, 1 H), 3.91 (s, 2 H), 3.35 - 3.30 (m, 1 H), 3.07 (s, 3 H), 3.04 (s, 3 H), 2.91 - 2.79 (m, 2 H), 2.75 - 2.64 (m, 2 H), 2.55 - 2.36 (m, 2 H), 2.09 - 1.90 (m, 4 H), 1.83 - 1.73 (m, 4 H), 1.72 - 1.59 (m, 2 H)
HR-MS m/z 505.2694 (M + H)
+
【0412】
実施例120
【化396】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチル−2−(5−(5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−1’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化397】
[この文献は図面を表示できません]
1’−(6−(6−(ジメチルカルバモイル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−8−カルボン酸tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−N,N−ジメチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(70.6mg、0.23mmole)を1’−(6−アミノピリジン−3−イル)−5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−8−カルボン酸tert−ブチル(62mg、0.23mmole)と結合させ、それにより1’−(6−(6−(ジメチルカルバモイル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−8−カルボン酸tert−ブチル(71mg)を57%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
2Cl
2) δ 8.77 (s, 1 H), 8.65 - 8.57 (m, 1 H), 8.49 (m, 1 H), 8.15 - 8.08 (m, 1 H), 6.56 (s, 1 H), 4.63 - 4.52 (m, 1 H), 4.30 (br, 2 H), 4.08 - 3.96 (m, 2 H), 3.64 - 3.51 (m, 3 H), 3.18 (S, 6 H), 2.96 - 2.86 (m, 1 H), 2.83 (s, 2 H), 2.16 - 1.99 (m, 3 H), 1.96 - 1.79 (m, 5 H), 1.77 - 1.52 (m, 4 H), 1.51 (s, 9 H)。HR-MS m/z 645.3527 (M + H)
+
【0413】
工程2
【化398】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチル−2−(5−(5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−1’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護方法1に従い、1’−(6−(6−(ジメチルカルバモイル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−8−カルボン酸tert−ブチル(68mg、0.125mmole)を変換して、N,N−ジメチル−2−(5−(5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−1’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(17mg)を25%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.77 (s, 1 H), 8.52 - 8.46 (m, 2 H), 8.08 - 8.03 (m, 1 H), 6.68 (s, 1 H), 4.57 - 4.39 (m, 1 H), 4.04 - 3.96 (m, 2 H), 3.65 (s, 2 H), 3.64 - 3.46 (m, 3 H), 3.20 (s, 3 H), 3.15 (s, 3 H), 2.94 - 2.84 (m, 1 H), 2.83 (s, 2 H), 2.14 - 2.04 (m, 1 H), 1.98 - 1.77 (m, 11 H)。HR-MS m/z 545.2991 (M + H)
+
【0414】
実施例121
【化399】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチル−2−(5−(6−オキソ−1,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−7−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化400】
[この文献は図面を表示できません]
7−(6−(6−(ジメチルカルバモイル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−N,N−ジメチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(76mg、0.246mmole)を7−(6−アミノピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチル(82mg、0.246mmole)と結合させ、それにより7−(6−(6−(ジメチルカルバモイル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチル(107mg)を72%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
2Cl
2) δ 8.80 (s, 1 H), 8.69 - 8.57 (m, 2 H), 8.35 - 8.25 (m, 1 H), 6.54 (s, 1 H), 4.63 - 4.52 (m, 1 H), 4.06 - 3.88 (m, 2 H), 3.86 - 3.70 (m, 2 H), 3.64 - 3.46 (m, 2 H), 3.18 (S, 6 H), 3.02 - 2.84 (m, 1 H), 2.84 - 2.59 (m, 1 H), 2.24 - 1.99 (m, 6 H), 1.96 - 1.79 (m, 3 H), 1.77 - 1.52 (m, 1 H), 1.48 (s, 4 H), 1.39 (s, 5 H)。HR-MS m/z 605.3210 (M + H)
+
【0415】
工程2
【化401】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチル−2−(5−(6−オキソ−1,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−7−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護法1に従い、7−(6−(6−(ジメチルカルバモイル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチル(100mg、0.165mmole)を変換して、N,N−ジメチル−2−(5−(6−オキソ−1,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−7−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(62mg)を74%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.76 (s, 1 H), 8.58 - 8.56 (m, 1 H), 8.53 (s, 1 H), 8.50 (s, 1 H), 8.20 - 8.14 (m, 1 H), 4.57 - 4.42 (m, 2 H), 4.04 - 3.93 (m, 2 H), 3.90 - 3.83 (m, 2 H), 3.61 - 3.51 (m, 1 H), 3.49 - 3.46 (m, 1 H), 3.21 (S, 3 H), 3.16 (s, 3 H), 3.03 - 2.96 (m, 1 H), 2.93 - 2.84 (m, 1 H), 2.24 - 2.14 (m, 2 H), 2.13 - 1.77 (m, 7 H)。HR-MS m/z 505.2693 (M + H)
+
【0416】
実施例122
【化402】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1
【化403】
[この文献は図面を表示できません]
4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
500ml Parrシェーカーボトルに、10.53g(45.7mmoles)のラセミ9−ベンジル−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−4−オン、100mlのメタノールおよび20mlのテトラヒドロフランを仕込んだ。11g(50.4mmoles)の二炭酸ジ−tertブチルを一度に添加した。混合物を窒素下におき、約0.5gの10%パラジウム炭素を添加した。得られた混合物を約50psi 水素と36時間振盪させながら水素化した。混合物をParrシェーカーから取り、約100mlのジクロロメタンおよび25gのセライトを添加し、撹拌した。混合物をセライトパットで濾過し、パッドを過剰のジクロロメタンで洗浄した。有機物と合わせ、濃縮して、濃残留物を得て、それを真空下で固化した。固体をジクロロメタン/ヘプタンから再結晶し、白色固体を真空下乾燥させて、それにより4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル10.63gを98%収率で得た。
MS m/z 241 (M+H)
+。
【0417】
工程2
【化404】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル、1.86g(7.72mmoles)を5−ブロモ−2−ニトロ−ピリジン、1.51g(7.42mmoles)を結合させ、CH
2Cl
2−ヘプタンでの再結晶後、3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.59g)を58%収率で得た。TLC Rf 〜0.45(75%酢酸エチル−ヘプタン)
MS m/z 363 (M+H)
+
【0418】
工程3
【化405】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
ニトロ基還元法1に従い、3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル1.59g(4.24mmoles)を変換して、3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.41g)を98%収率で得た。
MS m/z 333 (M+H)
+。
【0419】
工程4
【化406】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的スキーム5に従い、1.023mmole規模で、3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルを2−クロロ−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドと結合させ、SiO
2ゲルクロマトグラフィー(5−8%CH
3OH−酢酸エチル)後、0.57g(95%収率)の3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルを得た。5%CH
3OH−酢酸エチル中TLC RF 0.4、MS m/z 589 (M+H)
+
【0420】
工程5
【化407】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド二塩酸塩の製造
0.55g(0.96mmoles)の3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルに、15mlの酢酸エチルを添加した。混合物を室温でN
2下撹拌し、氷浴温度まで冷却した。この混合物に5ml 4N HClのジオキサン溶液を添加した。得られた混合物をHPLC−MSで検定し、全出発物質が消費されるまで撹拌した。この混合物に酢酸エチル/ジエチルエーテルの50mlの1:1混合物を添加して、固体を沈殿させた。固体を濾過し、過剰の酢酸エチル/ジエチルエーテル1:1混合物で洗浄し、定量になるまで真空下乾燥させて、7−シクロペンチル−2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを二塩酸塩として0.213g(45%収率)で得た。MS m/z 489 (M+H)
+。
1H NMR (400 MHz, D6 DMSO) δ 10.2 (s, 1H, broad), 9.05 (s, 1H, broad), 8.35 (s, 1 H), 8.0 (d, 1 H), 7.7 (d, 1 H), 6.9 (s, 1 H), 4.82 (m, 1H, broad), 4.6 (d, 1H), 4.25 (s, 1H, broad), 4.15 (s, 1H, broad), 3.82 (m, 1H, broad), 3.5 (d, 1H), 3.05 (s, 6H), 2.82 (m, 1H), 2.3 (m, 2H), 2.2-1.95 (m, 10 H, broad), 1.89 (m, 1H), 1.65 (m, 2H)。
【0421】
実施例123
7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
【化408】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ7−シクロペンチル−2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(235mg)のキラル分割により、ほぼ当量のプラスおよびマイナスエナンチオマーを得た。
7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。MS m/z 489 (M+H)
+
1H NMR (400 MHz, D6 DMSO) δ 10.2 (s, 1H, broad), 9.05 (s, 1H, broad), 8.35 (s, 1 H), 8.0 (d, 1 H), 7.7 (d, 1 H), 6.9 (s, 1 H), 4.82 (m, 1H, broad), 4.6 (d, 1H), 4.25 (s, 1H, broad), 4.15 (s, 1H, broad), 3.82 (m, 1H), 3.5 (d, 1H), 3.05 (s, 6H), 2.82 (m, 1H), 2.3 (m, 2H), 2.2-1.95 (m, 10 H, broad), 1.89 (m, 1H), 1.65 (m, 2H)
【0422】
実施例123
【化409】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化410】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、5−ブロモ−2−ニトロピリジン(1gm、4.93mmol)を4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチル(1.18gm、4.93mmol)と結合させ、それにより3−(6−ニトロピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチル(1.4gm)を78%収率で得た。
【0423】
工程2
1gmのラセミ体3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの次の条件:20x250mm 5μm分取IAカラムで移動相30%MeOH/70%CO
2を使用した分割により、約320mgの(1S,6R)−3−(6−ニトロピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルを得た。MS m/z 363.4 (M+H)
エナンチオマー2、(1R,6S)−3−(6−ニトロピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルおよび(1S,6R)−3−(6−ニトロピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチル(320mg)。MS m/z 363.4 (M+H)
【0424】
工程3
【化411】
[この文献は図面を表示できません]
(1R,6S)−3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
ニトロ基還元法1に従い、(1R,6S)−3−(6−ニトロピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチル(360mg、0.96mmol)を変換して、(1R,6S)−3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(293mg)を92%収率で得た。
MS m/z 332.9 (M+H)
【0425】
工程4
【化412】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸(1R,6S)−tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、(1R,6S)−3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.548gm、1.65mmol)を2−クロロ−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(483mg、1.65mmol)と結合させ、それにより3−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸(1R,6S)−tert−ブチル(858mg)を88%収率で得た。
MS m/z 588.7 (M+H)
【0426】
工程5
【化413】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、3−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸(1R,6S)−tert−ブチル(858mg、1.46mmol)を変換して、7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(700mg)を98%収率で得た。
MS m/z 488.7 (M+H)
+。
【0427】
実施例124
【化414】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを先に記載の通りの実施例122のラセミ体のキラル分割により、得た。
1H NMR (400 MHz, D6 DMSO) δ 10.2 (s, 1H, broad), 9.05 (s, 1H, broad), 8.35 (s, 1 H), 8.0 (d, 1 H), 7.7 (d, 1 H), 6.9 (s, 1 H), 4.82 (m, 1H, broad), 4.6 (d, 1H), 4.25 (s, 1H, broad), 4.15 (s, 1H, broad), 3.82 (m, 1H), 3.5 (d, 1H), 3.05 (s, 6H), 2.82 (m, 1H), 2.3 (m, 2H), 2.2-1.95 (m, 10 H, broad), 1.89 (m, 1H), 1.65 (m, 2H)
MS m/z 489 (M+H)
+
【0428】
実施例125
【化415】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−9−メチル−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミド
工程1
【化416】
[この文献は図面を表示できません]
(1R,6S)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−メチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを3−(6−アミノピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸(1R,6S)−tert−ブチルと結合させ、それにより(1R,6S)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−メチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(200mg)を78%収率で得た。MS 575.8 m/z (M+H)
【0429】
工程2
【化417】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、(1R,6S)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−メチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミド(550mg)を52%収率で得た。MS 475.6 m/z (M+H)
【0430】
工程3
【化418】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−9−メチル−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミドの製造
一般的還元的アルキル化法1に従い、7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミドをホルムアルデヒドと結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−9−メチル−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミド(100mg)を98%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3-d) δ ppm 8.75 (s, 1 H), 8.49 (d, J=9.09 Hz, 1 H), 8.21 (s, 1 H), 8.16 (d, J=2.53 Hz, 1 H), 7.53 (dd, J=8.84, 2.78 Hz, 1 H), 6.66 (s, 1 H), 6.21 (d, J=4.55 Hz, 1 H), 5.48 (t, J=8.84 Hz, 1 H), 4.22 (d, J=14.65 Hz, 1 H), 3.41 (m, 1 H), 3.32 (ddd, J=17.43, 6.57, 6.32 Hz, 2 H), 3.01 (d, J=5.05 Hz, 6 H), 2.76 (dd, J=15.66, 7.07 Hz, 1 H), 2.59 (m, 2 H), 2.45 (s, 3 H), 2.20 (m, 2 H), 2.06 (br. s., 4 H), 1.94 (m, 2 H)
MS 489.1 m/z (M+H)
【0431】
実施例126
【化419】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘキシル−2−[6−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ピリダジン−3−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化420】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−アミノ−ピリダジン−3−イル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
杵と臼で、6−クロロ−ピリダジン−3−イルアミン(100mg、0.772mmol)および3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(180mg、0.849mmol)を一緒に粉砕し、封管に入れ、130℃で16時間加熱した。反応物を室温に冷却し、内容物を最少量のジクロロメタンに溶解した。粗生成物を0−50%酢酸エチルヘプタン勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、それにより3−(6−アミノ−ピリダジン−3−イル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(70.7mg、0.232mmol)を30%収率で得た。
MS m/z 306.1 (M+H)
+。
【0432】
工程2
【化421】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)− ピリダジン−3−イル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロヘキシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(25.2mg、0.082mmol)を3−(6−アミノ−ピリダジン−3−イル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]を結合させ、シリカゲル精製(0−10%メタノ酢酸エチル勾配)後、3−[6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリダジン−3−イル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(25mg、0.043mmol)を得た。MS m/z 576.3 (M+H)
+。
【0433】
工程3
【化422】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘキシル−2−[6−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ピリダジン−3−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−[6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリダジン−3−イル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(25mg、0.043mmol)を変換して、7−シクロヘキシル−2−[6−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ピリダジン−3−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(18mg、0.038mmol)を88%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.66 (m, 1 H), 8.74 (s, 1 H), 8.21 (d, J=9.60 Hz, 1 H), 7.21 (d, J=10.11 Hz, 1 H), 6.59 (s, 1 H), 4.23 (m, 1 H), 3.81 (m, 2 H), 3.52 (br. s., 2 H), 3.05 (br. s., 6 H), 2.92 (m, 2 H), 2.42 (m, 2 H), 1.82 (t, J=13.39 Hz, 5 H), 1.67 (m, 5 H), 1.27 (m, 3 H)。
MS m/z 476.2 (M+H)
+。
【0434】
実施例127
【化423】
[この文献は図面を表示できません]
7−(4−(2−シアノプロパン−2−イル)フェニル)−N,N−ジメチル−2−(5−(4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化424】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−(7−(4−(2−シアノプロパン−2−イル)フェニル)−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルを2−クロロ−7−[4−(シアノ−ジメチル−メチル)−フェニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドと結合させ、それにより3−(6−(7−(4−(2−シアノプロパン−2−イル)フェニル)−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチル(160mg)を89%収率で得た。MS m/z 664.7
【0435】
工程2
【化425】
[この文献は図面を表示できません]
7−(4−(2−シアノプロパン−2−イル)フェニル)−N,N−ジメチル−2−(5−(4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護方法1に従い、3−(6−(7−(4−(2−シアノプロパン−2−イル)フェニル)−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルを変換して、7−(4−(2−シアノプロパン−2−イル)フェニル)−N,N−ジメチル−2−(5−(4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(72mg)を53%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.91 (br. s., 1 H), 9.63 (br. s., 2 H), 8.94 (s, 1 H), 8.23 (d, J=8.59 Hz, 1 H), 8.16 (br. s., 1 H), 7.72 (d, J=8.59 Hz, 1 H), 7.54 (m, 1 H), 6.95 (s, 1 H), 4.40 (d, J=16.17 Hz, 1 H), 4.16 (m, 2 H), 3.73 (dd, J=16.17, 6.57 Hz, 1 H), 3.31 (m, 3 H), 3.02 (m, 6 H), 2.80 (dd, J=16.67, 7.58 Hz, 1 H), 2.08 (m, 3 H), 1.89 (br. s., 1 H), 1.77 (s, 6 H)。
MS m/z 546.0 (M+H)
【0436】
実施例128
【化426】
[この文献は図面を表示できません]
2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−フェニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
3−[6−(6−ジメチルカルバモイル−7−フェニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)− ピリジン−3−イル]−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−フェニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(181mg、0.602mmol)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(200mg、0.602mmol)と結合させ、3−[6−(6−ジメチルカルバモイル−7−フェニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(320mg、0.536mmol)を86%収率で得た。
MS m/z 597.6 (M+H)
+。
【0437】
工程2
【化427】
[この文献は図面を表示できません]
2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−フェニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、3−[6−(6−ジメチルカルバモイル−7−フェニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(320mg、0.536mmol)を変換して、2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−フェニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド塩酸塩(200mg、0.403mmol)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.74 (m, 2 H), 9.02 (s, 1 H), 8.22 (d, J=2.53 Hz, 1 H), 8.05 (d, J=8.08 Hz, 1 H), 7.70 (d, J=7.58 Hz, 1 H), 7.58 (t, J=7.83 Hz, 2 H), 7.48 (m, 3 H), 6.99 (s, 1 H), 4.44 (d, J=16.17 Hz, 1 H), 4.22 (br. s., 2 H), 3.76 (dd, J=16.17, 6.57 Hz, 1 H), 3.57 (s, 0 H), 2.91 (m, 8 H), 2.10 (m, 3 H), 1.90 (m, 1 H)。
MS m/z 496.8 (M+H)
+。
【0438】
工程3
2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−フェニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドのエナンチオマーをキラルクロマトグラフィー(AD−Hカラム、21×250mmカラム、40%イソプロピルアルコールと0.2%ジエチルアミン/60%CO
2)と合わせ、それにより次のものを得た。
【0439】
実施例129
【化428】
[この文献は図面を表示できません]
2−[5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−フェニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.74 (m, 2 H), 9.02 (s, 1 H), 8.22 (d, J=2.53 Hz, 1 H), 8.05 (d, J=8.08 Hz, 1 H), 7.70 (d, J=7.58 Hz, 1 H), 7.58 (t, J=7.83 Hz, 2 H), 7.48 (m, 3 H), 6.99 (s, 1 H), 4.44 (d, J=16.17 Hz, 1 H), 4.22 (br. s., 2 H), 3.76 (dd, J=16.17, 6.57 Hz, 1 H), 3.57 (s, 0 H), 2.91 (m, 8 H), 2.10 (m, 3 H), 1.90 (m, 1 H)。MS m/z 497 (M+H)
+。保持時間1.88
【0440】
実施例130
【化429】
[この文献は図面を表示できません]
2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−フェニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.74 (m, 2 H), 9.02 (s, 1 H), 8.22 (d, J=2.53 Hz, 1 H), 8.05 (d, J=8.08 Hz, 1 H), 7.70 (d, J=7.58 Hz, 1 H), 7.58 (t, J=7.83 Hz, 2 H), 7.48 (m, 3 H), 6.99 (s, 1 H), 4.44 (d, J=16.17 Hz, 1 H), 4.22 (br. s., 2 H), 3.76 (dd, J=16.17, 6.57 Hz, 1 H), 3.57 (s, 0 H), 2.91 (m, 8 H), 2.10 (m, 3 H), 1.90 (m, 1 H)。MS m/z 497 (M+H)
+。保持時間2.61 min。
【0441】
実施例131
【化430】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘキシル−N,N−ジメチル−2−(5−(4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化431】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−(7−シクロヘキシル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、3−(6−アミノピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチル(120mg、0.361mmol)を2−クロロ−7−シクロヘキシル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(111mg、0.361mmol)と結合させ、それにより3−(6−(7−シクロヘキシル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチル(120mg)を55.1%収率で得た。MS m/z 603.6 (M+H)
+。
【0442】
工程2
【化432】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘキシル−N,N−ジメチル−2−(5−(4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護法1に従い、3−(6−(7−シクロヘキシル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチル(120mg、0.199mmol)を変換して、7−シクロヘキシル−N,N−ジメチル−2−(5−(4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド塩酸塩(90mg)を90%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.75 (s, 1 H), 8.63 (d, J=9.03 Hz, 1 H), 8.18 (d, J=2.51 Hz, 2 H), 7.58 (d, J=7.53 Hz, 1 H), 6.47 (s, 1 H), 4.37 (t, J=3.51 Hz, 1 H), 4.13 (d, J=14.56 Hz, 1 H), 3.75 (m, 2 H), 3.62 (dd, J=14.56, 6.53 Hz, 1 H), 3.18 (s, 6 H), 2.97 (m, 2 H), 2.63 (d, J=11.04 Hz, 2 H), 2.03 (m, 7 H), 1.82 (d, J=11.54 Hz, 2 H), 1.40 (m, 4 H)。
MS m/z 502.9 (M+H)
+。
【0443】
実施例132
【化433】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘキシル−2−[5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
エナンチオマーをキラルクロマトグラフィー(AD−Hカラム、21×250mmカラム、40%イソプロピルアルコールと0.2%ジエチルアミン/60%CO
2)を使用して分離して、エナンチオマー1は1.75分の保持時間を有し
【0444】
実施例133
【化434】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘキシル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
エナンチオマー2は2.21分の保持時間を有した。
【0445】
実施例134
【化435】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロブチル−2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化436】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−(7−シクロブチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、3−(6−アミノピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチル(119mg、0.359mmol)を2−クロロ−7−シクロブチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(100mg、0.359mmol)と結合させ、それにより3−(6−(7−シクロブチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチル(150mg)を73%収率で得た。MS m/z 575.2 (M+H)
+。
【0446】
工程2
【化437】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロブチル−2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、3−(6−(7−シクロブチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチル(153mg、0.266mmol)を変換して、7−シクロブチル−2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドHCl塩(76mg)を60%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3-d) δ ppm 8.75 (s, 1 H), 8.63 (d, J=9.09 Hz, 1 H), 8.17 (m, 2 H), 7.59 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H), 6.47 (s, 1 H), 5.00 (t, J=8.59 Hz, 1 H), 4.12 (d, J=14.65 Hz, 1 H), 3.75 (m, 2 H), 3.62 (dd, J=14.91, 6.32 Hz, 1 H), 3.24 (dd, 2 H), 3.17 (s, 6 H), 2.94 (m, 2 H), 2.50 (m, 2 H), 1.98 (m, 7 H)。MS m/z 475.4 (M+H)
+。
【0447】
実施例135
【化438】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロブチル−2−[5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
キラルクロマトグラフィー(IAカラム、21x250mmカラム、40%イソプロピルアルコールと0.2%ジエチルアミン/60%CO
2)を使用して、7−シクロブチル−2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドのエナンチオマーを分割した。
エナンチオマー1、7−シクロブチル−2−[5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドは1.98分の保持時間を有した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3-d) δ ppm 8.75 (s, 1 H), 8.63 (d, J=9.09 Hz, 1 H), 8.17 (m, 2 H), 7.59 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H), 6.47 (s, 1 H), 5.00 (t, J=8.59 Hz, 1 H), 4.12 (d, J=14.65 Hz, 1 H), 3.75 (m, 2 H), 3.62 (dd, J=14.91, 6.32 Hz, 1 H), 3.24 (dd, 2 H), 3.17 (s, 6 H), 2.94 (m, 2 H), 2.50 (m, 2 H), 1.98 (m, 7 H)。MS m/z 475.4 (M+H)
+。
【0448】
実施例136
【化439】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロブチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
エナンチオマー2、7−シクロブチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドは2.72分の保持時間を有した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3-d) δ ppm 8.75 (s, 1 H), 8.63 (d, J=9.09 Hz, 1 H), 8.17 (m, 2 H), 7.59 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H), 6.47 (s, 1 H), 5.00 (t, J=8.59 Hz, 1 H), 4.12 (d, J=14.65 Hz, 1 H), 3.75 (m, 2 H), 3.62 (dd, J=14.91, 6.32 Hz, 1 H), 3.24 (dd, 2 H), 3.17 (s, 6 H), 2.94 (m, 2 H), 2.50 (m, 2 H), 1.98 (m, 7 H)。
MS m/z 475.4 (M+H)
+。
【0449】
実施例137
【化440】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1S,6R)−9−(メチルスルホニル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
【化441】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1S,6R)−9−(メチルスルホニル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(50mg、0.102mmol)のサンプル、メタンスルホニルクロライド(12.3mg、0.107mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.027ml、0.154mmol)を1ml DCM中、撹拌棒を備えたスクリューキャップバイアルで合わせ、16時間撹拌した。反応物をEtOAcに溶解し、飽和Na
2CO
3溶液、塩水で抽出し、有機層をNa
2SO
4で乾燥させた。粗生成物を順相クロマトグラフィー(0−75%酢酸エチルのヘプタン溶液)で精製して、それにより7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1S,6R)−9−(メチルスルホニル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(25mg)を44%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.66 (s, 2 H), 8.47 (d, J=9.09 Hz, 2 H), 8.07 (d, J=2.53 Hz, 1 H), 7.46 (m, 1 H), 6.40 (s, 1 H), 4.73 (m, 1 H), 4.42 (m, 1 H), 4.31 (m, 1 H), 4.20 (d, 1 H), 3.64 (s, 2 H), 3.09 (s, 6 H), 3.00 (d, J=4.04 Hz, 1 H), 2.90 (s, 3 H), 2.49 (m, 2 H), 2.00 (m, 4 H), 1.66 (br. s., 4 H)。MS m/z 566.9 (M+H)。
【0450】
実施例138
【化442】
[この文献は図面を表示できません]
2−(5−((1S,6R)−9−(2−アセトアミドアセチル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
【化443】
[この文献は図面を表示できません]
2−(5−((1S,6R)−9−(2−アセトアミドアセチル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
2−アセトアミド酢酸(12mg、0.102mmol)をジイソプロピルエチルアミン(0.018ml、0.102mmol)およびHBTU(38.8mg、0.102mmol)のDMF(1ml)溶液と15分間合わせた。7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(50mg、0.102mmol)を添加し、反応物を4時間撹拌した。反応物を塩水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。合わせた酢酸エチル抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、それにより2−(5−((1S,6R)−9−(2−アセトアミドアセチル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(45mg)を77%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.71 (d, J=8.08 Hz, 2 H), 8.82 (s, 1 H), 8.14 (d, J=2.53 Hz, 1 H), 8.07 (d, J=6.06 Hz, 1 H), 7.61 (d, J=9.09 Hz, 2 H), 6.63 (s, 2 H), 4.76 (m, 2 H), 4.53 (br. s., 1 H), 4.44 (br. s., 0 H), 4.21 (d, J=14.65 Hz, 0 H), 3.95 (m, 2 H), 3.61 (dd, J=14.91, 5.81 Hz, 1 H), 3.04 (m, 6 H), 2.78 (m, 1 H), 2.40 (m, 3 H), 2.00 (m, 6 H), 1.89 (s, 3 H), 1.66 (m, 3 H)。MS m/z 588.6 (M+H)
【0451】
実施例139
【化444】
[この文献は図面を表示できません]
2−(5−((1S,6R)−9−アセチル−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
【化445】
[この文献は図面を表示できません]
2−(5−((1S,6R)−9−アセチル−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(50mg、0.102mmol)のサンプル、酢酸無水物(0.020ml、0.113mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.014ml、0.154mmol)を1ml DCMと合わせた。混合物を16時間撹拌し、EtOAcに溶解し、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、それにより2−(5−((1S,6R)−9−アセチル−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(32mg)を52%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.70 (d, J=8.08 Hz, 1 H), 8.82 (s, 1 H), 8.33 (dd, J=9.09, 6.06 Hz, 1 H), 8.13 (d, J=2.53 Hz, 1 H), 7.60 (dd, J=9.09, 2.53 Hz, 1 H), 6.63 (s, 1 H), 4.76 (t, J=8.84 Hz, 1 H), 4.70 (br. s., 0 H), 4.55 (m, 0 H), 4.43 (s, 0 H), 4.34 (br. s., 0 H), 4.18 (d, J=14.65 Hz, 0 H), 4.06 (d, J=14.15 Hz, 0 H), 3.59 (m, 1 H), 3.06 (br. s., 6 H), 2.98 (d, J=16.17 Hz, 1 H), 2.87 (d, J=14.65 Hz, 0 H), 2.73 (m, 1 H), 2.44 (br. s., 2 H), 2.19 (m, 1 H), 2.05 (d, J=4.55 Hz, 3 H), 1.98 (m, 6 H), 1.82 (m, 2 H), 1.66 (d, J=5.56 Hz, 3 H), 1.23 (br. s., 1 H)。MS m/z 531.6 (M+H)。
【0452】
実施例140
【化446】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,6S)−9−メチル−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
【化447】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,6S)−9−メチル−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
一般的還元的アルキル化法1に従い、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(90mg、0.184mmol)をホルムアルデヒド(37%水溶液、0.041ml、1.474mmol)と結合させ、シリカゲルクロマトグラフィー後、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,6S)−9−メチル−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(90mg)を97%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.69 (s, 1 H), 8.81 (s, 1 H), 8.31 (d, J=9.09 Hz, 1 H), 8.12 (d, J=2.53 Hz, 1 H), 7.58 (dd, J=9.09, 2.53 Hz, 1 H), 6.63 (s, 1 H), 4.76 (m, 1 H), 4.16 (d, J=14.65 Hz, 1 H), 3.35 (m, 1 H), 3.28 (m, 1 H), 3.20 (t, J=6.57 Hz, 1 H), 3.06 (br. s., 6 H), 2.99 (m, 1 H), 2.46 (m, 2 H), 2.34 (s, 3 H), 2.06 (m, 6 H), 1.81 (m, 2 H), 1.67 (m, 3 H)。MS m/z 503.6 (M+H)
+。
【0453】
実施例141
【化448】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−9−メチル−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化449】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−9−メチル−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的還元的アルキル化法1に従い、7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドをホルムアルデヒド(37%水溶液)と結合させ、精製後、7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−9−メチル−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(41mg)を80%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.69 (s, 1 H), 8.81 (s, 1 H), 8.31 (d, J=9.09 Hz, 1 H), 8.12 (d, J=2.53 Hz, 1 H), 7.58 (dd, J=9.09, 2.53 Hz, 1 H), 6.63 (s, 1 H), 4.76 (m, 1 H), 4.16 (d, J=14.65 Hz, 1 H), 3.35 (m, 1 H), 3.28 (m, 1 H), 3.20 (t, J=6.57 Hz, 1 H), 3.06 (br. s., 6 H), 2.99 (m, 1 H), 2.46 (m, 2 H), 2.34 (s, 3 H), 2.06 (m, 6 H), 1.81 (m, 2 H), 1.67 (m, 3 H)。
MS m/z 502.9 (M+H)
+。
【0454】
実施例142
【化450】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−9−イソプロピル−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化451】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−9−イソプロピル−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的還元的アルキル化法1に従い、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(65mg、0.133mmol)をアセトン(0.05mL、0.665mmol)と結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−9−イソプロピル−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(61mg)を86%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.67 (s, 1 H), 8.44 (d, J=8.59 Hz, 1 H), 8.12 (s, 1 H), 8.08 (d, J=2.53 Hz, 1 H), 7.46 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H), 6.38 (s, 1 H), 4.73 (t, J=9.09 Hz, 1 H), 4.24 (d, J=14.65 Hz, 1 H), 3.59 (m, 2 H), 3.21 (br. s., 1 H), 3.08 (m, 7 H), 2.97 (br. s., 1 H), 2.53 (m, 3 H), 1.95 (m, 6 H), 1.66 (m, 3 H), 1.07 (t, J=5.81 Hz, 6 H)。
MS m/z 531.6 (M+H)
【0455】
実施例143
【化452】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−9−トリデューテロメチル−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化453】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−9−トリデューテロメチル−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的還元的アルキル化法1に従い、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(50mg、0.102mmol)をホルムアルデヒド−d
2(0.015ml、0.015mL)と結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−9−トリデューテロメチル−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(43mg)を85%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.75 (s, 1 H), 8.53 (d, J=9.09 Hz, 1 H), 8.16 (m, 1 H), 7.56 (dd, J=9.09, 2.53 Hz, 1 H), 6.48 (s, 1 H), 4.82 (t, J=8.84 Hz, 1 H), 4.26 (m, 1 H), 3.41 (m, 6 H), 3.16 (m, 2 H), 2.79 (m, 3 H), 2.59 (m, 2 H), 2.24 (br. s., 2 H), 2.08 (m, 6 H), 1.75 (m, 3 H)。MS m/z 506.6 (M+H)
【0456】
実施例144
【化454】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,6S)−4−オキソ−9−(2,2,2−トリフルオロエチル)−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
【化455】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,6S)−4−オキソ−9−(2,2,2−トリフルオロエチル)−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(60mg、0.123mmol)のサンプルを、トリフルオロメタンスルホン酸2,2,2−トリフルオロエチル(0.035ml、0.246mmol)のジメチルホルムアミド(1mL)溶液と合わせ、一夜加熱(80℃)した。反応物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。水性物を酢酸エチルで洗浄した。有機物と合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、それにより粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、それにより7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,6S)−4−オキソ−9−(2,2,2−トリフルオロエチル)−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(45mg)を64%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.74 (s, 1 H), 8.51 (d, J=9.09 Hz, 1 H), 8.22 (s, 1 H), 8.15 (d, J=2.53 Hz, 1 H), 7.52 (dd, J=8.84, 2.78 Hz, 1 H), 6.46 (s, 1 H), 4.80 (t, J=8.59 Hz, 1 H), 4.23 (d, J=13.64 Hz, 1 H), 3.47 (m, 3 H), 3.16 (s, 6 H), 3.06 (m, 3 H), 2.83 (dd, J=15.66, 7.07 Hz, 1 H), 2.57 (dd, J=12.13, 8.59 Hz, 2 H), 2.04 (m, 6 H), 1.70 (m, 4 H)。MS m/z 571.6 (M+H)
【0457】
実施例145
【化456】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化457】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.776g、3.03mmol)を5−ブロモ−2−ニトロ−ピリジン(0.676g、3.33mmol)と結合させ、それにより3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステル(o.69g、1.732)を57.2%収率で得た。MS m/z 379.4 (M+H)
【0458】
工程2
【化458】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的ニトロ還元法に従い、3−(6−ニトロ(niro)−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステル(690mg、1.824mmol)を変換して、3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステル(351mg、1.007mmol)を55.2%収率で得た。
MS m/z 349.3 (M+H)
【0459】
工程3
【化459】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステル(350mg、1.047mmol)を2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(337mg、1.151mmol)と結合させ、それにより3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステル(476mg、0.787mmol)を75%収率で得た。
MS m/z 604.6 (M+H)
【0460】
工程4
【化460】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステル(470mg、0.777mmol)を変換して、7−シクロペンチル−2−[5−(4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(231mg、0.457mmol)を58.8%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, D6 DMSO) δ 10.2 (s, 1H, broad), 9.05 (s, 1H, broad), 8.35 (s, 1 H), 8.0 (d, 1 H), 7.7 (d, 1 H), 6.9 (s, 1 H), 4.82 (m, 1H, broad), 4.6 (d, 1H), 4.25 (s, 1H, broad), 4.15 (s, 1H, broad), 3.82 (m, 1H, broad), 3.5 (d, 1H), 3.05 (s, 6H), 2.82 (m, 1H), 2.3 (m, 2H), 2.2-1.95 (m, 10 H, broad), 1.89 (m, 1H), 1.65 (m, 2H)
MS m/z 504.6 (M+H)
【0461】
実施例146−147
7−シクロペンチル−2[5−(1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドのサンプルをキラル分割して、(エナンチオマー1)7−シクロヘキシル−2−[5−((S)−1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドおよび(エナンチオマー2)7−シクロヘキシル−2−[5−((R)−1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを得た。
【0462】
実施例146
【化461】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘキシル−2−[5−((S)−1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
白色固体(4mg) MS m/z 489.3 (M+H)
+。
【0463】
実施例147
【化462】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘキシル−2−[5−((R)−1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。白色固体(5mg) MS m/z 489.3 (M+H)
+。
【0464】
生物試験法
CDK4/サイクリンD1酵素活性アッセイ
Ser780部位でpRbのCDK4/サイクリン−D1触媒リン酸化をモニターするための分析を384ウェル形式でTR−FRETを使用して行ない、IC
50測定および動態解析に使用した。反応は、アッセイ緩衝液(50mM HEPES−Na、pH7.5; 5mM MgCl
2、1mM DTT、0.02%Tween−20および0.05%BSA)中、0.3nM CDK4/サイクリンD1、150nM ビオチン−pRb(773−924)、3μM ATPおよび分析緩衝液(50のmM HEPES−Na、pH7.5)中の1.3%のDMSO(またはDMSOの中の化合物))を含む30μL容量で行った。3μM ATPを反応を開始させるために最後に添加した。反応を10μLの240のmM EDTA−Na(pH8.0)を60分間、22℃でのインキュベーション後に添加して停止させた。シグナルは、検出緩衝液(50mM HEPES−Na、pH7.5、60mM EDTA−Na、pH8.0、0.05%BSAおよび0.1%Triton X−100)中、40nM SA−APC、143ng/mLの抗ホスホ−pRb(S780)抗体および1nM Eu−W1024抗ウサギIgG抗体を含む40μL検出溶液の添加により発生させた。暗所で60分間のインキュベーション後、プレートをEnvision(Perkin Elmer 2102-0010)で読んだ。
ヒトCDK4/サイクリンD1を、バキュロウィルス感染によってSf21細胞で発現させた。
CDK6/サイクリンD3酵素活性アッセイは、CDK4/サイクリンD1の酵素の分析で概説した一般的方法を使用して行なうことができる。CDK6/サイクリンD3酵素複合体は販売業者(CarnaBiosciences, Cat. No. 04-107)から購入することができる。
【0465】
CDK1/サイクリンB酵素活性アッセイ
384ウェルマイクロタイターIMAP−FPTM(Molecular Devices Trade Mark Technology)エンドポイント・アッセイをCDK1/サイクリンBキナーゼ活性測定に使用した。同じアッセイを小分子阻害剤のIC
50測定に使用した。一般に、キナーゼ反応は、新たに1mM DTTを添加した1x反応緩衝液の中で2μL化合物(20%のDMSO中)、1x反応緩衝液(Molecular Devices, Cat. No. R8139)中8μL CDK1/サイクリンB、Tamraヒストン−H1ペプチドの10μL基質混合物(Molecular Devices, Cat. No. R7384)およびATP(Amersham Pharmacia, Cat. No. 27-2056-01)からなる反応溶液中、20μL量で行なわれた。最終反応混合物は、0.005〜10μMで変わる化合物(阻害剤)、2%DMSO、0.25nM CDK1/サイクリンB、100nM Tamraヒストン−H1ペプチドおよび20μM ATPを含む。
反応はすべて、室温で黒色384ウェル平底部Costarプレート(Corning, Cat. No. 3710)で120分間行い、その後60μL 400倍希釈1xProgressive Binding Buffer A(Molecular Devices, Cat. No. R8139)の添加により停止させた。蛍光偏光シグナルを、室温で2時間のインキュベーション後Evision Multilabel Reader (Perkin Elmer, Envision 2102-0010)で読んだ。注:IC
50<0.005nMまたはIC
50>10μMは、真のIC
50が検出範囲外であることを示す。
【0466】
CDK4の細胞分析
酵素免疫吸着法(ELISA)方法を使用するSer780部位でのpRbのリン酸化レベルを測定する細胞ベースのアッセイ(表6)。JeKo−1(マントル細胞リンパ腫細胞系統)を、その既知の転座およびその後のサイクリンD1の過剰発現によりこの分析で使用するために選択した。[参照:Amin, H. M.; McDonnell, T. J.; Medeiros, L. J.; Rassidakis, G. Z.; Leventaki, V.; O'Connor, S. L.; Keating, M. J.; Lai, R. Characterization of 4 mantle cell lymphoma cell lines - Establishment of an in vitro study model. Arch. Pathol. Lab. Med. 2003, 127, 424(431)。
RPMI1640(Gibco catalog no. 22400-071)、20%FBS(Gibco catalog no. 10082-131)、2mM L−グルタミン(Gibco catalog no. 25030-081)および1%ペニシリン/ストレプトマイシン(Gibco catalog no. 15140-133)から成る完全培地中でpRb発現JeKo−1マントル細胞リンパ腫細胞系統を増殖させた。JeKo−1細胞を、Biocoat Cell Environmentポリ−D−リジン96ウェル組織培養プレート(Becton Dickinson catalog no. 356461)で20,000細胞/ウェルで、100μL最終量の完全培地に播種した。細胞を一夜付着させた。化合物をDMSOの中の10のmM保存溶液として調製し、96ウェル組織培養プレートで完全培地中の110μMの濃縮に希釈し、次に、4倍連続希釈して最終濃度26nMで7ポイントの滴定曲線を可能とした。その後、希釈物の10μLを細胞培養プレートに移し、最終濃度10μM〜2nMとした。インキュベーションは5%CO
2で37℃で行った。全化合物は各濃度でトリプリケートで試験した。化合物のインキュベーションに続いて、培地を除去し、細胞を50mM Tris.Cl、pH7.2、120のmM NaCl、1mM EDTA、6mM EGTA、1%NP−40、完全プロテアーゼインヒビター・カクテル(Roche, catalog no. 11836170001)およびCalbiochem(catalog no. 524525)からのプロテアーゼインヒビター・カクテルから成る溶解緩衝液35μLに溶解した。プレートは細胞を溶解するために5分間、激しく振動させながら4℃で置いた。得られた溶解物は約1μg/μLのタンパク質を含んでいた。
Cell signaling technology (catalog no. 9309)からの4H1総pRb抗体を、50μLダルベッコリン酸緩衝生理食塩水(DPBS)(Gibco catalog no. 14190-144)中、50ng/ウェル濃度で透明MaxiSorpプレート(Nunc catalog no. 442404)に添加した。プレートを揺らしながら4℃で一夜インキュベートした。250μL TBST(Teknova catalog no. T9501)での洗浄およびブロット乾燥後、250μL Superblock(Pierce catalog no. 37535)を各ウェルに添加した。10分間振動後に、Superblockを新鮮なSuperblockに変え、プレートをさらに50分間振盪機でインキュベートした。ブロッキング後、約10μg総タンパク質を含むJeKo−1細胞溶解物の30μLを、トリプリケートでウェルに添加した。10%のSuperblock(Pierce catalog no. 37535)を含む20μL PBS(Gibco catalog no. 10010-023)を、50μLの最終反応容量で各ウェルに添加した。その後、プレートをUnisealプレート・シーラー(Whatman catalog no. 7704-0007)で密閉し、振盪機上、室温で2時間インキュベートした。プレートを3×250μL TBSTで洗浄した。PBS/10%Superblock中のCellSignaling (catalog no. 9307)からの抗ホスホRb Ser
780の1:1000稀釈液の50μLを添加し、プレートを室温で1時間振盪機でインキュベートした。すべてのインキュベーション工程については、プレートをUnisealプレート・シーラーで覆った。インキュベーションに続いて、プレートを3×250μL TBSTで洗浄した。次に、PBS/10%Superblockの中のロバ抗ウサギHRP(Promega catalog no. W401B)の1:2500稀釈液の50μLを添加し、プレートを振盪機で室温で30分間でインキュベートした。上述の通りプレートを再び洗浄した。最後に、50μL Ultra TMB ELISA(Pierce catalog no. 34028)を添加し、プレートを、開封せずに、暗所で5−15分間、青色が発色するまでインキュベーションした。インキュベーション後、50μL 2M硫酸をプレートに反応物の上に添加し、吸光度を、450nmで15分以内にSpectraMax(Molecular Devices, Sunnydale, CA)で測定した。すべての洗浄をBio-Tekプレート洗浄機を使用して行なった。
【0467】
総Rb ELISAキット(Invitrogen catalog no. KHO0011)を、pRbの合計のレベルを測定するために使用した。このキットは、捕獲用の専有総pRb抗体で予め覆われたウェルを使用する。記載した試薬はすべて、細胞溶解物以外、キットに含まれていた。捕獲および検出に使用された抗体の性質は専有であるとして記載されていたため、開示しない。細胞溶解物の10μgをウェルに充填し、標準希釈物緩衝液で容積を50μLに調節した。プレートをキットに含まれたフィルムで密閉し、振盪機で室温で2時間培養した。その後、プレートを、250μL洗浄緩衝液で手動で3回洗浄する。50μLの専有一次抗体(ビオチンとプレコンジュゲート)をウェルに添加し、振盪機で室温で1時間培養した。次いで、上述の通りプレートを再び洗浄した。第2の抗体(ストレプトアビジンにプレコンジュゲートしたHRP)を、ストレプトアビジンHRP希釈剤緩衝液で1:100に希釈し、50μLを各ウェルに添加した。その後、プレートを30分間培養した。その後、プレートを上述の通り緩衝液で4回洗浄した。最後に、50μL安定化Chromogenをウェルあたりに添加し、プレートを15分間インキュベートし、その時点で50μLの停止液を添加した。その後、プレートを450nmでSpectramaxで読んだ。
pRbリン酸化(p−pRb)レベルの定量化に際して、%阻害値を試験した各濃度から導き、特定の化合物についての50%阻害濃度(IC
50)を決定するために使用した。その後、総pRbレベルを使用してpRbタンパク質自体の欠如によるシグナルの何らかの損失についてp−pRb %阻害値を調節し、調整された%阻害から得られたIC
50値は標準化細胞p−pRb IC
50を表わす。
【0468】
自動電気生理学研究(Qパッチクランプ・アッセイ)
細胞培養:構成的に機能的hERGチャネルを発現するCHO細胞をAVIVA Biosciences Corp.(San Diego, CA)から購入した。細胞を10%のFBS(Gibco Cat # 10082-142)、1%のペニシリン・ストレプトマイシン(Gibco Cat # 15140-122)および1%のジェネテシン(Gibco Cat # 10131-027)を添加したDMEM/F12(Gibco Cat # 11039-021)中で増殖させた。細胞は、〜70−90%コンフルエンスに達したとき、培養物からの培地を吸引することにより分割し、ダルベッコのPBS(Gibco Cat # 14190-136)で細胞単層をすすいだ。すすぎ緩衝液を除去後に、トリプシン/EDTA(0.05%、Gibco Cat # 25300-054)を添加して細胞単層を覆い、室温で1分間培養した。トリプシン/EDTAを吸引して、さらに1分間細胞を置いた。フラスコを軽打してフラスコから細胞を離した。完全培地を添加し、細胞が分離されるまで、細胞集塊を混合し分離するためにピペットで数回出し入れした。細胞を計数し、細胞を、細胞継代のために37℃、5.0%CO
2、100%湿度インキュベーターおよび化合物スクリーニングのために30℃、5.0%CO
2、100%湿度でフラスコに再播種した。QPatchアッセイの前に、培養フラスコから増殖培地を除去し、細胞を12mlのD−PBSで穏やかに1回すすいだ。細胞を10mlトリプシン/EDTA(D−PBSで10×冷凍ストックから新たに調製)に室温で約30秒間浸し、溶液を吸引し、3−4分間37℃でインキュベーションした。インキュベーション終了時、可視的に丸い細胞は、軽打せずともフラスコの底から容易に離れた。QPatch改変記憶媒体(CHO-S-SFM II、25mM HEPESおよび0.04mg/ml大豆トリプシンインヒビター)を添加し、細胞を6〜10回ピペットから出し入れすることにより穏やかに再懸濁した。細胞密度および生存能をBeckman Vicellで決定した。細胞密度は、QPatch改変記憶媒体中、2〜3×10
6/mlのために調節した。細胞懸濁液をQPatchプラットフォーム上の貯蔵容器に直ちに適用した。
【0469】
溶液および薬剤:細胞を遠心分離し(150g、2分間)、上清を除去し、細胞ペレットを2度洗浄し、最後に下記(mM)を含む細胞外溶液(Na-Ringer)に再懸濁した:145 NaCl、4 KCl、2 CaCl
2、1 MgCl
2、pH7.4に調節するための10 HEPES。この懸濁液(3−10 3 106細胞/ml)の一定量(300μl)をチップに移した。細胞内の溶液は下記(mM)から成った:120 KCl、5.374 CaCl
2、1.75 MgCl
2、10 KOH/EGTA、10 HEPES、pH7.2に調節するための5 K2−ATP。アミトリプチリン(参照コントロール)はSigmaからだった。化合物はすべて100%のDMSO中10mMで製造した。濃縮はそれぞれ三通中の96のウェルプレートの中で100%のDMSOの中の5倍の連続希釈法によりなされた。その後、各希釈物を96ウェルガラス被覆プレートに移し、細胞外溶液で333倍(試験濃度: 0.2〜30μM)に希釈した。最終のDMSO濃度は、≦0.3%だった。
電気生理学:電気生理学による実験はすべて一チャネルQPatchテスト・バージョン上で行なわれた。Qプレートには16の記録チャンバーがあり、各チャンバーは平行で作動するパッチクランプ増幅器がある。増幅器は、Sophionによるカスタムメイドのデジタルシグナルプロセサ(DSP)ボードによりコントロールされ、それは全セルモードにおける一セルの電圧固定を行なう。hERG分析では、電圧プロトコル実行中の全セル電流の獲得割合は、10kHzだった。この電流シグナルは、3kHz(Besselフィルター、オーダー=4)のカットオフ周波数でディジタルで濾過された。CHO−hERG細胞は、−80mVの静止膜電位で100ミリセカンドおよび−50mVで100ミリセカンド(漏れを減算)保持され、+20mVで4秒間(前置パルス)脱分極化され、−50mVで4秒間(テスト・パルス)再分極化偏りは、もつされ、維持電位、−80mVに戻した。このプロトコルを20秒間毎に繰り返した。各基線および漸増用量適用期間中に、約10ボルトプロトコルを実行した。
【0470】
流体工学:5〜15μl容積の細胞懸濁液、化合物サンプルおよびNa-Ringer(洗浄)を、ピペットでチップに移した。
データ分析:IC
50およびヒル係数はヒル方程式による最良適合への実験的用量作用のデータから概算した:
残存電流(%)=MaxI+(MinI−MaxI)(/(1つの+(Conc。/IC
50)(^Hill)))のままであること式中、MaxI=100、MinI=0
このフィッティング方法は、2可変パラメーターについての値を返した:IC
50値およびヒル傾斜。
本発明のある実施例化合物を、Qパッチクランプアッセイで評価した。
【0471】
生物学データ
CDK4およびCDK1酵素活性アッセイおよびCDK4の細胞のアッセイの結果を表1に示す。
【0472】
【表4】
[この文献は図面を表示できません]
【表5】
[この文献は図面を表示できません]
【表6】
[この文献は図面を表示できません]
【表7】
[この文献は図面を表示できません]
【表8】
[この文献は図面を表示できません]
【表9】
[この文献は図面を表示できません]