特許第5788415号(P5788415)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5788415CDK4/6阻害剤としてのピロロピリミジン化合物
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5788415
(24)【登録日】2015年8月7日
(45)【発行日】2015年9月30日
(54)【発明の名称】CDK4/6阻害剤としてのピロロピリミジン化合物
(51)【国際特許分類】
   C07D 487/04 20060101AFI20150910BHJP
   C07D 519/00 20060101ALI20150910BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20150910BHJP
   A61P 35/02 20060101ALI20150910BHJP
   A61K 31/519 20060101ALI20150910BHJP
   A61K 31/55 20060101ALI20150910BHJP
   A61K 31/5386 20060101ALI20150910BHJP
   A61K 31/551 20060101ALI20150910BHJP
【FI】
   C07D487/04 140
   C07D519/00 311
   C07D519/00 301
   C07D519/00CSP
   A61P35/00
   A61P35/02
   A61K31/519
   A61K31/55
   A61K31/5386
   A61K31/551
【請求項の数】38
【全頁数】272
(21)【出願番号】特願2012-553318(P2012-553318)
(86)(22)【出願日】2011年2月17日
(65)【公表番号】特表2013-519707(P2013-519707A)
(43)【公表日】2013年5月30日
(86)【国際出願番号】EP2011052353
(87)【国際公開番号】WO2011101409
(87)【国際公開日】20110825
【審査請求日】2014年1月24日
(31)【優先権主張番号】61/429,997
(32)【優先日】2011年1月5日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/429,372
(32)【優先日】2011年1月3日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/306,248
(32)【優先日】2010年2月19日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】504389991
【氏名又は名称】ノバルティス アーゲー
(74)【代理人】
【識別番号】100092783
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120134
【弁理士】
【氏名又は名称】大森 規雄
(74)【代理人】
【識別番号】100104282
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 康仁
(72)【発明者】
【氏名】クリストファー・トーマス・ブレイン
(72)【発明者】
【氏名】チョ・ヨンシン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン・ウイリアム・ジラルデス
(72)【発明者】
【氏名】バーラト・ラグ
(72)【発明者】
【氏名】ジュリアン・レベル
(72)【発明者】
【氏名】マイケル・ルッツィオ
(72)【発明者】
【氏名】ローレンス・ブラス・ペレズ
(72)【発明者】
【氏名】ワン・ヤピン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン・ファン
【審査官】 三上 晶子
(56)【参考文献】
【文献】 特表2009−538341(JP,A)
【文献】 国際公開第2009/085185(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0203688(US,A1)
【文献】 国際公開第2008/135232(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D487/00−491/22
C07D498/00−498/22
C07D513/00−521/00
A61K 31/33− 33/44
A61P 1/00− 43/00
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】
[この文献は図面を表示できません]

〔式中:
はC3−7アルキル;場合によりC1−6アルキルおよびOHから成る群から選択さ
れた1個の置換基で置換されていてよいC4−7シクロアルキル;場合によりC1−6
ルキル、C(CH)CNおよびOHから成る群から選択された1個の置換基で置換され
ていてよいフェニル;場合により1つのシクロプロピルまたはC1−6アルキルで置換されてよいピペリジニル;場合により1つのシクロプロピルまたはC1−6アルキルで置換されてよいテトラヒドロピラニル;またはビシクロ[2.2.1]ヘプタニルであり;
AはCHまたはNであり;
11は水素またはC1−4アルキルであり;
Lは結合、C(O)またはS(O)であり;
2Y
【化2】
[この文献は図面を表示できません]

であり;
VはNHまたはCHであり;
XはOまたはCHであり;
WはOまたはNHであり;
mおよびnは各々独立して1、2または3であるが、mおよびnが両方とも3ではなく;
2Yはそれぞれ場合により次のものから成る群から各々独立して選択される1〜4個の
置換基で置換されていてよく:場合によりヒドロキシ、NHおよび−S−C1−3アル
キルから成る群から各々独立して選択された1個または2個の置換基で置換されていてよ
いC1−3アルキル;CD;ハロ;オキソ;C1−3ハロアルキル;ヒドロキシ;NH
;ジメチルアミノ;ベンジル;場合によりNH、−SCHおよびNHC(O)CH
から成る群から各々独立して選択された1個または2個の置換基で置換されていてよい−
C(O)−C1−3アルキル;−S(O)−C1−4アルキル;およびピロリジニル−C(O)−
は水素、重水素またはC(R)(R)(R)であり;
、R、R、R、RおよびR10は、各々独立して、Hまたは重水素である。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
式(I−B)
【化3】
[この文献は図面を表示できません]

〔式中、
Lは結合またはC(O)であり;
2Y
【化4】
[この文献は図面を表示できません]

であり;
VはNHまたはCHであり;
XはOまたはCHであり;
WはOまたはNHであり;
mおよびnは各々独立して1、2または3であるが、mおよびnが両方とも3ではなく;
2Yはそれぞれ場合により次のものから成る群から各々独立して選択される1〜4個の
置換基で置換されていてよい:場合によりヒドロキシ、NHおよび−S−C1−3アル
キルから成る群から各々独立して選択された1個または2個の置換基で置換されていてよ
いC1−3アルキル;CD;C1−3ハロアルキル;ヒドロキシ;NH;ジメチルア
ミノ;ベンジル;場合によりNH、−SCHおよびNHC(O)CHから成る群から
各々独立して選択された1個または2個の置換基で置換されていてよい−C(O)−C1−
アルキル;−S(O)−C1−4アルキル;およびピロリジニル−C(O)−
である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項3】
LがC(O)である、請求項1または2に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項4】
Lが結合である、請求項1または2に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項5】
AがCHおよびR11が水素である、請求項1〜4のいずれか記載の化合物またはその
薬学的に許容される塩。
【請求項6】
がC(R)(R)(R)およびRであり、R、R、R、RおよびR10
が水素である、請求項1〜5のいずれか記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項7】
が場合により1個のC1−6アルキルで置換されていてよいC4−7シクロアルキ
ルである、請求項1〜6のいずれか記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項8】
がシクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルまたはシクロヘプチルである、
請求項1〜7のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項9】
が非置換シクロペンチルである、請求項1〜8のいずれか記載の化合物またはその
薬学的に許容される塩。
【請求項10】
2Yが非置換である、請求項1〜9のいずれか記載の化合物またはその薬学的に許容
される塩。
【請求項11】
2Y
【化5】
[この文献は図面を表示できません]

であり、いずれも場合により1個のC1−3アルキルで置換されていてよい、請求項1〜
9のいずれか記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項12】
2Yが場合により1個のC1−3アルキルで置換されていてよい
【化6】
[この文献は図面を表示できません]

である、請求項1〜9のいずれか記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項13】
式(I−C)
【化7】
[この文献は図面を表示できません]

〔式中:
は、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルであり、その
各々は場合によりメチル、エチルまたはOHの1個で置換されていてよく;
AはCHまたはNであり;
Lは結合、C(O)またはS(O)であり;
2Y
【化8】
[この文献は図面を表示できません]

であり;
ここで、R2Yはそれぞれ、場合によりハロゲン、メチル、エチルまたはオキソから独立
して選択された1個または2個の置換基で置換されていてよく;
VはNHまたはCHであり;
は水素、重水素またはC(R)(R)(R)であり;
、R、R、R、RおよびR10は、各々独立して、Hまたは重水素である。

である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項14】
AがCHである、請求項13に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項15】
Lが結合である、請求項14に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項16】
Lが−C(O)−である請求項14に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項17】
がCHであり、R、RおよびR10がHである、請求項15または16に記
載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項18】
がシクロペンチルである、請求項17に記載の化合物またはその薬学的に許容され
る塩が提供される。
【請求項19】
次から成る群から選択される請求項13に記載の化合物
2−(5−(2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボニル)ピリジン−2−イル
アミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチルアニリン−7H−ピロロ[2,3−d]
ピリミジン−6−カルボキサミド;
7−(4−tert−ブチル−フェニル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1
]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピ
リミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン
−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−
カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[
4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリ
ミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カ
ルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カ
ルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロヘプチル−2−[5−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カ
ルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カ
ルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カ
ルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カ
ルボン酸ジメチルアミド;
2−(5−(2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボニル)ピリジン−2−イルア
ミノ)−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチルアニリン−7H−ピロロ[2,3−d]ピ
リミジン−6−カルボキサミド;
7−シクロペンチル−2−[5−(8−メチル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オク
タン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミ
ジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−2−[5−((S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン
−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン
−6−カルボン酸(メチルアミド);
7−(3−tert−ブチル−フェニル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1
]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピ
リミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
2−(5−((1R,5S)−3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カ
ルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチルアニリ
ン−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド;
7−[4−(シアノ−ジメチル−メチル)−フェニル]−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシク
ロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[
2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナ
ン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジ
ン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナ
ン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジ
ン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−2−[5−(3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カ
ルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カ
ルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−2−[5−(ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カル
ボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カル
ボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−N,N−ジメチルアニリン−2−(5−(5’−オキソ−8−アザ
スピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−1’−イル)ピリジン−2
−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド;
7−シクロペンチル−2[5−(1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン
−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−
カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−N,N−ジメチルアニリン−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ
−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカノ−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピ
ロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド;
7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[
4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリ
ミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン
−2−イルアミノ]−7−フェニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン
酸ジメチルアミド;および
7−シクロヘキシル−N,N−ジメチルアニリン−2−(5−(4−オキソ−3,9−ジ
アザビシクロ[4.2.1]ノナノ−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[
2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
またはその薬学的に許容される塩。
【請求項20】
次から成る群から選択される請求項1に記載の化合物:
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カ
ルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カ
ルボン酸ジメチルアミド
7−シクロペンチル−2−[5−((S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン
−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン
−6−カルボン酸ジメチルアミド
7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[
4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリ
ミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
7−シクロペンチル−2−[5−((1S,5S)−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミ
ジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロブチル−2−[5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.
2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミ
ジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
7−シクロヘキシル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[
4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリ
ミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カ
ルボニル)−6−メチル−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミ
ジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カ
ルボニル)−4−メチル−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミ
ジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−2−[5−(3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カル
ボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カル
ボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−N,N−ジメチルアニリン−2−(5−(3−オキソ−1,4−ジ
アザビシクロ[3.2.2]ノナノ−4−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[
2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド;および
7−シクロペンチル−N,N−ジメチルアニリン−2−(5−((1R,6S)−9−メチ
ル−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナノ−3−イル)ピリジン−2−イ
ルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド;
またはその薬学的に許容される塩。
【請求項21】
次から成る群から選択された請求項1に記載の化合物:
7−シクロペンチル−N,N−ジメチルアニリン−2−(5−((3aS,6aR)−1−
オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルア
ミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド;
7−シクロペンチル−N,N−ジメチルアニリン−2−(5−((3aR,6aS)−1−
オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルア
ミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド;および
7−シクロペンチル−N,N−ジメチルアニリン−2−(5−((3aR,6aS)−5−
メチル−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン
−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド;
またはその薬学的に許容される塩。
【請求項22】
次から成る群から選択される請求項1に記載の化合物:
7−シクロペンチル−N,N−ジメチルアニリン−2−(5−((1R,3r,5S)−2’
−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−
3’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カ
ルボキサミド;
7−シクロペンチル−N,N−ジメチルアニリン−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ
−3,8−ジアザスピロ[4.6]ウンデカノ−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H
−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド;
7−シクロペンチル−N,N−ジメチルアニリン−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ
−3,7−ジアザスピロ[4.5]デカノ−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピ
ロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド;
7−シクロペンチル−2−[5−((S)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピ
ロ[4.5]デカ−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリ
ミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;および
7−シクロペンチル−2−[5−((R)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピ
ロ[4.5]デカ−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリ
ミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
またはその薬学的に許容される塩。
【請求項23】
請求項1〜22のいずれか記載の化合物またはその薬学的に許容される塩および薬学的
に許容される担体または添加物を含む医薬組成物。
【請求項24】
請求項1〜22のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を有効成分
として含む、癌の処置剤。
【請求項25】

【化9】
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を有する7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,6S)−9−メチル−
4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルア
ミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドである、請求項1に記
載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項26】
請求項25に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩および薬学的に許容される
担体または添加物を含む、医薬組成物。
【請求項27】
請求項25に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を有効成分として含む、癌
の処置剤。
【請求項28】
癌がマントル細胞リンパ腫、多発性骨髄腫、乳癌、扁平上皮細胞食道癌、脂肪肉腫、T細
胞リンパ腫、黒色腫、非小細胞肺癌および膵臓癌からなる群から選択される、請求項27
に記載の処置剤。
【請求項29】
癌が甲状腺濾胞癌、間充織の起原の腫瘍、線維肉腫、横紋筋肉腫、中枢または末梢神経
系の腫瘍、星状細胞腫、神経芽腫、神経膠腫、シュワン腫、黒色腫、精上皮腫、奇形癌、
骨肉腫、色素性乾皮症、網膜芽細胞腫、ケラトアカントーマ、甲状腺濾胞癌、およびカポ
ジ肉腫からなる群から選択される、請求項27に記載の処置剤。
【請求項30】
癌が膀胱、乳、結腸、腎臓、表皮、肝臓、肺、食道、胆嚢、卵巣、膵臓、胃、頸、甲状
腺、鼻、頭頚部、前立腺、および皮膚の癌腫からなる群から選択される、請求項27に記
載の処置剤。
【請求項31】
癌が白血病、急性リンパ性白血病、マントル細胞リンパ腫、慢性リンパ性白血病、B細
胞リンパ腫、びまん性大細胞B細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫、多発性骨髄腫、ホジキン
リンパ腫、非ホジキンリンパ腫、毛様細胞リンパ腫、およびバーケットのリンパ腫からな
る群から選択される、請求項27に記載の処置剤。
【請求項32】
癌が多形神経膠芽腫、T細胞ALL、肉腫、家族性黒色腫および黒色腫からなる群から
選択される、請求項27に記載の処置剤。
【請求項33】

【化10】
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を有する7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビ
シクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−
d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドである、請求項1に記載の化合物または
その薬学的に許容される塩。
【請求項34】

【化11】
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を有する7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビ
シクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−
d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミドである、請求項1に記載の化合物またはそ
の薬学的に許容される塩。
【請求項35】

【化12】
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を有する7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−9−メチル−4−オキソ−3,9
−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピ
ロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミドである、請求項1に記載の化
合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項36】
式:
【化13】
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を有する7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン
−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン
−6−カルボン酸ジメチルアミドである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許
容される塩。
【請求項37】
請求項30に記載の処置剤またはその薬学的に許容される塩および薬学的に許容される
担体または添加物を含む、医薬組成物。
【請求項38】
請求項30に記載の処置剤またはその薬学的に許容される塩を有効成分として含む、癌
の処置剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明は、新規ピロロピリミジン化合物およびその医薬組成物、特に、CDK4/6阻害剤であるピロロピリミジン化合物およびその医薬組成物に関する。本発明はまた、過増殖性疾患、例えば癌の治療におけるこれらの化合物および組成物の使用にも関する。
【背景技術】
【0002】
発明の背景
哺乳動物細胞サイクルの進行は、各周期を経る遷移が高度に指図された態様で行なわれ、多重のチェックポイントによって監視されている、厳しく制御されたプロセスである。網膜芽細胞腫タンパク質(pRb)はG1期からS期への遷移のためのチェックポイント・タンパク質である。pRbはE2F転写因子のファミリーと関連して、適切な成長刺激の非存在下ではそれらの活性を妨げる(Ortega et al., Biochimica et Biophysica Acta-Reviews on Cancer 2002; 1602 (1):73-87; Shapiro, Journal of Clinical Oncology 2006; 24 (11):1770-1783を参照)。有系分裂促進物質刺激を受けて、休止細胞は、サイクリン依存性キナーゼ4および6(CDK4/6)の活性化因子であるD−サイクリンを新たに合成することによりS期に入り始める。一旦サイクリンが結合したCDK4/6は、リン酸化によってpRbタンパク質を非活性化する。pRbのリン酸化は、S期に必要な遺伝子の転写を指示するためにE2Fを放出する。pRbの完全な非活性化はサイクリンD−CDK4/6およびサイクリンE−CDK2の両方のリン酸化を必要とする。pRb(Ser780、Ser795)の特定部位のCDK4/6によるリン酸化は、サイクリンE−CDK2リン酸化の必須条件であることが示された(Lundberg et al., Molecular and Cellular Biology 1998;18 (2):753-761を参照)。D−サイクリンに加えて、CDK4/6の活性は、キナーゼ活性を阻害し、INK4a遺伝子によりコード化されているp16によって制御される(Kamb et al., Science 1994; 264 (5157):436-440を参照)。サイクリンE−CDK2の阻害剤であるCIP/KIPタンパク質は、サイクリンD−CDK4/6複合体にも結合し、これは、CIP/KIPタンパク質をそれらの標的から隔離することにより、CDK2の一層の活性化をもたらす(Sherr et al., Genes & Development 1999; 13 (12):1501-1512を参照)。したがって、サイクリンD−CDK4/6はG1期からS期を制御する重要酵素複合体である。
【0003】
D−サイクリン−CDK4/6−INK4a−pRb経路は、癌の細胞増殖に有利となるように全体的に遮断される。大部分の事例(〜80%)で、癌はpRbの機能を維持しており、別の機作を利用してCDK4/6キナーゼの活性を高めている(Ortega et al., Biochimica et Biophysica Acta-Reviews on Cancer 2002; 1602 (1):73-87; Shapiro, Journal of Clinical Oncology 2006; 24 (11):1770-1783を参照。)。マントル細胞リンパ腫(MCL)では、サイクリンD1は、タンパク質の構成的発現をもたらすIgHプロモーター(t11:14)に転座し、CDK4/6を活性化する(Amin, et al., Archives of Pathology & Laboratory Medicine 2003; 127 (4):424-431; Oudat, et al., Modern Pathology 2001; 14 (1):175Aを参照)。この転座はMCL症例の>90%で観察され、その疾患には特徴的であると考えられる。D−サイクリンはまた多発性骨髄腫の20%で転座している(Bergsagel et al., Immunological Reviews 2003; 194 (1):96-104を参照)。
【0004】
転座に加えて、D−サイクリンの豊富化は増幅または過剰発現によっても起こり得ることがありその例は有意な部位でサイクリンD1の増幅を示す扁平上皮細胞食道癌(Jiang, et al., Cancer Research 1992; 52 (10):2980-2983を参照)およびサイクリンD1の過剰発現が頻発する乳癌(Arnold et al., Journal of Clinical Oncology 2005を参照)に見ることができる。CDK4/6キナーゼ活性はまたCDK4遺伝子自体の増幅により増加されることがあり、CDK4遺伝子とMDM2遺伝子の共増幅は脱分化された脂肪肉腫のほとんどすべての事例で観察される。(Sirvent, et al., American Journal of Surgical Pathology 2007; 31 (10):1476-1489を参照。)CDK4/6の遺伝子阻害物質はまた、CDK4/6活性化を達成するために癌で頻繁に不活性化され、この例は非小細胞肺癌、黒色腫および膵臓癌を含む(Brambilla, et al., Journal of Pathology 1999; 188 (4):351-360; Cowgill et al., American Journal of Surgery 2003; 186 (3):279-286; Gazzeri, et al., Oncogene 1998; 16 (4):497-504; Kamb et al., Science 1994; 264 (5157):436-440; Ortega et al., Biochimica et Biophysica Acta-Reviews on Cancer 2002; 1602 (1):73-87)。
【0005】
D−サイクリン−CDK4/6−INK4a−pRb経路と直接関係するこれらの遺伝的欠陥に加えて、CDK4/6キナーゼの活性は、D−サイクリン発現を高める有系分裂促進物質経路の腫瘍形成性異常により増強されることもある。ここでの例は非小細胞肺癌(NSCLC)のEGFR増幅、膵臓癌におけるK−Ras突然変異活性化、黒色腫のV600E B−Raf突然変異および結腸癌のPTEN不活性化を含む(Dailey, et al., Cytokine & Growth Factor Reviews 2005; 16 (2):233-247; Engelman, Nature Reviews Cancer 2009; 9 (8):550-562; Garcia-Echeverria, Purinergic Signalling 2009; 5 (1):117-125, Gray-Schopfer et al., Cancer and Metastasis Reviews 2005; 24 (1):165-183, John, et al., Oncogene 2009; 28:S14-S23, Sharma, et al., Nature Reviews Cancer 2007; 7 (3):169-181を参照)。
【0006】
総じて、多数のヒト新生物はCDK4/6活性を増強することにより増大した細胞増殖を達成し、これらのキナーゼの小分子阻害剤は、これらの疾患を処置する有効な手段を提供し得るかもしれない。
【0007】
CDK阻害剤は知られており、そのような阻害剤について多数の特許出願が出願されている(例えば、WO2007/140222を参照。)。
【0008】
こうして、CDK4/6活性を阻害する化合物を製造する試みがなされ、当分野で多くの化合物が開示されている。しかしながら、CDK4/6により仲介される多様な病理学的応答のために、癌を含む様々な状況の処置に使用することができるCDK4/6阻害剤が必要性は残されたままである。
【発明の概要】
【0009】
発明の要約
本発明は式(I)
【化1】
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〔式中、R、R2Y、R、R〜R11、AおよびLはここに定義する通りである。〕
の新規ピロロピリミジン化合物および薬学的に許容される塩類を含むその塩に関する。
【0010】
本発明の化合物はCDK4/6阻害剤であり、マントル細胞リンパ腫、脂肪肉腫、非小細胞肺癌、黒色腫、扁平上皮細胞食道癌および乳癌を含む癌のようなCDK4/6により仲介される疾患および障害の処置に有用である。本発明は、さらに本発明の化合物を含む医薬組成物に関する。本発明は、さらに、本発明の化合物あるいは本発明の化合物を含む医薬組成物を使用してCDK4/6活性を阻害する方法およびそれに関連する障害の処置に関する。
【0011】
発明の詳細な記載
【化2】
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〔式中、
はC3−7アルキル;場合によりC1−6アルキルおよびOHから成る群から選択された1個の置換基で置換されていてよいC4−7シクロアルキル;場合によりC1−6アルキル、C(CH)CNおよびOHから成る群から選択された1個の置換基で置換されていてよいフェニル;場合によりシクロプロピルおよびC1−6アルキルから成る群から選択された1個の置換基で置換されていてよいピペリジニル;場合によりシクロプロピル基およびC1−6アルキルから成る群から選択された1個の置換基で置換されていてよいテトラヒドロピラニル;またはビシクロ[2.2.1]ヘプタニルであり;
AはCHまたはNであり;
11は水素またはC1−4アルキルであり;
Lは結合、C(O)またはS(O)であり;
2Y
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
であり;
【0012】
VはNHまたはCHであり;
XはOまたはCHであり;
WはOまたはNHであり;
mおよびnは各々独立して1、2または3であるが、mおよびnが両方とも3ではなく;
2Yはそれぞれ場合により次のものから成る群から各々独立して選択される1〜4個の置換基で置換されていてよく:場合によりヒドロキシ、NHおよび−S−C1−3アルキルから成る群から各々独立して選択された1個または2個の置換基で置換されていてよいC1−3アルキル;CD;ハロ;オキソ;C1−3ハロアルキル;ヒドロキシ;NH;ジメチルアミノ;ベンジル;場合によりNH、−SCHおよびNHC(O)CHから成る群から各々独立して選択された1個または2個の置換基で置換されていてよい−C(O)−C1−3アルキル;−S(O)−C1−4アルキル;ピロリジニル−C(O)−;および−C(O)−C1−3アルキル;
は水素、重水素またはC(R)(R)(R)であり;
、R、R、R、RおよびR10は、各々独立して、Hまたは重水素である。〕
【0013】
本発明の1つの態様は式(I−B)
【化4】
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〔式中、
Lは結合またはC(O)であり;
2Y
【化5】
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であり;
【0014】
VはNHまたはCHであり;
XはOまたはCHであり;
WはOまたはNHであり;
mおよびnは各々独立して1、2または3であるが、mおよびnが両方とも3ではなく;
2Yはそれぞれ場合により次のものから成る群から各々独立して選択される1〜4個の置換基で置換されていてよく:場合によりヒドロキシ、NHおよび−S−C1−3アルキルから成る群から各々独立して選択された1個または2個の置換基で置換されていてよいC1−3アルキル;CD;C1−3ハロアルキル;ヒドロキシ;NH;ジメチルアミノ;ベンジル;場合によりNH、−SCHおよびNHC(O)CHから成る群から各々独立して選択された1個または2個の置換基で置換されていてよい−C(O)−C1−3アルキル;−S(O)−C1−4アルキル;ピロリジニル−C(O)−;および−C(O)−C1−3アルキル;およびR、R−R11およびAは上記の定式(I)に定義された通りである。〕
の化合物である。
【0015】
本発明の他の態様は式(I−C)
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
〔式中:
は、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルであり、その各々は場合によりメチル、エチルまたはOHの1個で置換されていてよく;
AはCHまたはNであり;
Lは結合、C(O)またはS(O)であり;
2Y
【化7】
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であり;
ここで、R2Yはそれぞれ、場合によりハロゲン、メチル、エチルまたはオキソから独立して選択された1個または2個の置換基で置換されていてよく;
VはNHまたはCHであり;Rは水素、重水素またはC(R)(R)(R)であり;R、R、R、R、RおよびR10は、各々独立して、Hまたは重水素である。〕
の化合物である。
【0016】
本発明の1つの態様では、Lは結合である。別の態様では、LはC(O)である。
1つの態様では、AはCHである。別の態様では、AはNである。好ましくは、AはCHである。
【0017】
好ましくは、R11は水素またはメチルである。水素が最も好ましい。
好ましくは、RがC(R)(R)(R)であり、R、R、R、R、RおよびR10が水素である。
【0018】
好ましくは、Rは場合により1個のC1−6アルキルで置換されていてよいC4−7シクロアルキルである。より好ましい態様では、Rは任意に置換されたシクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシクロヘプチルである。シクロペンチルが最も好ましい。非置換シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシクロヘプチルも好ましい。
【0019】
発明の別の態様では、R2Yは次のとおりである:
【化8】
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【0020】
別の態様では、R2Yは次のとおりである:
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
【0021】
別の態様では、R2Yは次のとおりである:
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
【0022】
別の態様では、R2Y
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0023】
別の態様では、R2Y
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0024】
別の態様では、R2Y
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0025】
別の態様では、R2Y
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0026】
別の態様では、R2Y
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0027】
好ましい態様では、R2Y
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0028】
好ましい態様では、R2Yは場合により1個のC1−3アルキルで置換されていてよい
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0029】
好ましい態様では、R2Yは場合により1個のC1−3アルキルで置換されていてよい
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0030】
好ましい態様では、R2Y
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0031】
好ましい態様では、R2Yは場合により1個のC1−3アルキルで置換されていてよい
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0032】
好ましい態様では、R2Yは場合により1個のC1−3アルキルで置換されていてよい
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0033】
好ましい態様では、R2Y
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0034】
好ましい態様では、R2Y
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0035】
好ましくは、R2Yは置換されていない。
【0036】
本発明の特定の化合物は次のものを含む:
シクロペンチル−2−(5−(9−ヒドロキシ−1,5,7−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N,N−ジメチルアニリン−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド;
2−(5−(2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N,N−ジメチルアニリン−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド;
7−(4−tert−ブチル−フェニル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロヘプチル−2−[5−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
2−(5−(2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロヘプチル−N,N,N−ジメチルアニリン−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド;
7−シクロペンチル−2−[5−(8−メチル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−2−[5−((S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸(メチルアミド;)
7−(3−tert−ブチル−フェニル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
2−(5−((1R,5S)−3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N,N−ジメチルアニリン−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド;
7−[4−(シアノ−ジメチル−メチル)−フェニル]−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−2−[5−(3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−2−[5−(ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−N,N,N−ジメチルアニリン−2−(5−(5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−1’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド;
7−シクロペンチル−2[5−(1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−N,N,N−ジメチルアニリン−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカノ−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド;
7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−フェニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;および
7−シクロヘキシル−N,N,N−ジメチルアニリン−2−(5−(4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナノ−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド。
【0037】
本発明の好ましい化合物は、次から成る群から選択された化合物を含む:
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−2−[5−((S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−2−[5−((1S,5S)−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロブチル−2−[5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロヘキシル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−6−メチル−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−4−メチル−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−2−[5−(3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;
7−シクロペンチル−N,N,N−ジメチルアニリン−2−(5−(3−オキソ−1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナノ−4−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド;および
7−シクロペンチル−N,N,N−ジメチルアニリン−2−(5−((1R,6S)−9−メチル−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナノ−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド。
【0038】
本発明の好ましい化合物は、次から成る群から選択された化合物を含む:
7−シクロペンチル−N,N,N−ジメチルアニリン−2−(5−((3aS,6aR)−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド;
7−シクロペンチル−N,N,N−ジメチルアニリン−2−(5−((3aR,6aS)−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド;
7−シクロヘプチル−N,N,N−ジメチルアニリン−2−(5−(cis−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5−(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド;
7−シクロペンチル−N,N,N−ジメチルアニリン−2−(5−(cis−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド;
7−シクロペンチル−N,N,N−ジメチルアニリン−2−(5−(cis−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド;および
7−シクロペンチル−N,N,N−ジメチルアニリン−2−(5−((3aR,6aS)−5−メチル−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド。
【0039】
本発明の好ましい化合物は、次のものから成る群から選択された化合物を含む:
7−シクロペンチル−N,N,N−ジメチルアニリン−2−(5−((1R,3r,5S)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−3’−イル
)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド;
7−シクロペンチル−N,N,N−ジメチルアニリン−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.6]ウンデカノ−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド;
7−シクロペンチル−N,N,N−ジメチルアニリン−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザスピロ[4.5]デカノ−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド;
7−シクロペンチル−2−[5−((S)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド;および
7−シクロペンチル−2−[5−((R)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
【0040】
用語および定義
ここで使用する用語“アルキル”は、1〜6個の炭素原子(C1−6アルキル)、3〜7個の炭素原子(C3−7アルキル)、1〜4個の炭素原子(C1−4アルキル)または1〜3個の炭素原子(C1−3アルキル)を有する完全に飽和した分枝または非分枝炭化水素部分を表す。アルキルの代表的な例はメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、3,3−ジメチルプロピル、ヘキシル、2−メチルペンチルなどを含むが、これらに限定されない。
【0041】
ここで使用する用語“シクロアルキル”は、部分的にまたは完全に水素化された、単環、二環、三環またはスピロ環として存在し得る、非芳香族炭素環を表す。特にことわらない限り、シクロアルキルは、3−14の炭素原子の環状炭化水素基を表す。シクロアルキル基はさらに、3〜9個の環炭素原子または4〜7の環炭素原子を有する環状炭化水素基も表す。典型的な単環の炭化水素基は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、シクロヘプチなどを含むが、これらに限定されない。典型的な二環式の炭化水素基はボルニル、インドリル、ヘキサヒドロインジル、テトラヒドロナフチル、デカヒドロナフチル、ビシクロ[2.1.1]ヘキシル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプテニル、6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプチル、2,6,6−トリメチルビシクロ[3.1.1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.2]オクチルなどを含む。典型的な三環式の炭化水素基はアダマンチルなどを含む。
【0042】
“重水素”、“D”または“d”は、核が1個の陽子および1個の中性子を含む水素の同位体を表す。特定の位置が重水素を有すると指定されるとき、その位置での重水素の存在率が重水素の自然存在比(典型的に0.015%)より大きいと解釈される。特にことわらない限り、ある位置が特に“D”または“重水素”として指定されるとき、その位置は重水素の自然存在比より大きい存在比で重水素を有すると解釈される。
【0043】
ここで使用する用語、“ハロゲン”または“ハロ”はフルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードを表す。
【0044】
ここで使用する用語“ハロアルキル”は、アルキル基の炭素原子に結合した少なくとも1個の水素原子がハロ、好ましくはフルオロで置換されているアルキル基を表す。ハロアルキル基の例はモノ−、ジ−およびトリ−フルオロメチル、モノ−、ジ−およびトリ−クロロメチル基、モノ−、ジ−、トリ−、テトラおよびペンタ−フルオロエチルおよびモノ−、ジ−、トリ−、テトラ−およびペンタ−クロロエチルを含む。
【0045】
ここで使用する用語“場合により置換されていてよい”は、アルキル、シクロアルキルまたは特定のR基のような基が置換されていなくても、ここに定義される1個以上の置換基で置換されてもよいことを示す。基に関して“置換された”なる用語は、基の原子に結合した水素原子が置き換えられていることを示す。用語“置換された”は、かかる置換が置換された原子および置換基の許容される原子価に従うことを含意し;そして、置換は、安定な化合物(つまり転位、環化または除去によるような変換を自然に経験しないもの)をもたらすと理解しなければならない。ある態様では、そのような置換が原子の許された原子価に従う限り、一原子は1個以上の置換基で置換されてもよい。適切な置換基は、各置換されたか、所望により置換されていてよい基についてここに定義する。
【0046】
用語“本発明の化合物”(特に異なって特定されない限り)は、化合物の薬学的に許容される塩類を含めて、式(I)の化合物およびその塩類ならびにすべての立体異性体(ジアステレオ異性体および鏡像体を含む)、互変異性体およびアイソトープで標識化合物を含む。溶媒和物および水和物は本発明の化合物の医薬組成物と一般に考えられる。
【0047】
ここで使用するこれらの製造法、スキームおよび実施例の中で使用される記号および慣用表現は、近代の科学文献(例えばJournal of the American Chemical Society or the Journal of Biological Chemistry)で使用されるものと同じである。特にことわらない限り、出発物質はすべて販売業者から入手し、特に精製せずに使用した。次の略語は、特に実施例および明細書の全体にわたって使用されている。
【0048】
【表1】
[この文献は図面を表示できません]
【表2】
[この文献は図面を表示できません]
【表3】
[この文献は図面を表示できません]
【0049】
当業者は、式(I)の化合物の薬学的に許容される塩類を含む塩類を製造し得ることを認識する。ここで使用する用語“塩”または“塩類”は、本発明の化合物の酸添加または塩基付加塩を表す。ここで使用する用語“薬学的に許容される塩類”は、本発明の化合物の生物学的有効性および特性を保持し、典型的に生物学的にまたは他の点で望ましくないものではない塩類を意味する。従って、本発明は、式(I)の化合物の塩類、好ましくは、薬学的に許容される塩類にさらに関する。
【0050】
薬学的に許容される酸付加塩類は無機酸類および有機酸類とで形成され、例えば、酢酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベシル酸塩、ブロマイド/ヒドロブロマイド、ビカーボネート/カーボネート、ビスルフェート/スルフェート、カンファースルホン酸塩、クロライド/ヒドロクロライド、クロルテオフィロネート、クエン酸塩、エタンジスルホン酸塩、フマル酸塩、グルセプト酸塩、グルコン酸塩、グルクロン酸塩、馬尿酸塩、ヒドロアイオダイド/アイオダイド、イセチオン酸塩、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、マンデル酸塩、メシレート、メチル硫酸塩、ナフチル酸塩、ナプシル酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オクタデカン酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、ホスフェート/ハイドロジェン・ホスフェート/ジハイドロジェン・ホスフェート、ポリガラクツロン酸塩、プロピオン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、スルホサリチル酸塩、酒石酸塩、トシル酸塩およびトリフルオロ酢酸塩である。
【0051】
塩類を生じ得る無機酸類は、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などを含む。
【0052】
塩類を生じ得る有機酸類は、例えば、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、スルホサリチル酸などを含む。
【0053】
薬学的に許容される、塩基付加塩類は無機および有機塩基と形成できる。
【0054】
塩類が由来する場合がある無機塩基は、例えば、アンモニウム塩および周期表のIからXII欄までの金属を含む。ある態様では、塩類は、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、銀、亜鉛および銅に由来する;特に適切な塩類はアンモニウム、カリウム、ナトリウム、カルシウムおよびマグネシウム塩を含む。
【0055】
塩類が由来し得る有機塩基は、例えば、1級、2級および3級アミン、自然に存在する置換アミンを含む、置換アミン、環状アミン、基礎的なイオン交換樹脂などを含む。ある種の有機アミンはイソプロピルアミン、ベンザチン、コリネート、ジエタノールアミン、ジエチルアミン、リジン、メグルミン、ピペラジンおよびトロメタミンを含む。
【0056】
本発明の薬学的に許容される塩類は、慣用の化学法により親化合物から、塩基性または酸性基により合成できる。一般に、そのような塩類は適切な塩基(例えばNa、Ca、MgまたはKの水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩など)の化学量論量とこれらの化合物の遊離酸形態を反応させることによりまたは適切な酸の化学量論量をこれらの化合物の遊離塩基形態と反応させることにより製造することができる。かかる反応は典型的に水または有機溶媒中またはこれら2種の混合物中で行う。一般的に、エーテル、酢酸エチル、エタノール、イソプロパノールまたはアセトニトリルのような非水性媒体が、実際的であるとき好ましい。適当な塩類のさらなる一覧は、例えば、“Remington's Pharmaceutical Sciences”, 20th ed., Mack Publishing Company, Easton, Pa., (1985); および“Handbook of Pharmaceutical Salts: Properties, Selection, and Use” by Stahl and Wermuth (Wiley-VCH, Weinheim, Germany, 2002)に見ることができる。
【0057】
式(I)の化合物は1個以上の不斉中心(キラル中心と呼ばれる)を含み得て、したがって、個々の鏡像体、ジアステレオマーまたは他の立体異性の形式またはその混合物として存在してもよい。キラル中心、例えば不斉炭素原子は、さらにアルキル基のような置換基にも存在し得る。式(I)またはここに記載する任意の化学構造におけるキラル中心の立体化学が特定されていないとき、その構造は、どんな立体異性体またはその混合物も包含することが意図される。したがって、1つ以上のキラル中心を含む式(I)の化合物は、ラセミ混合物として、鏡像異性的富化された混合物としてまたは鏡像異性的に純粋な個々の立体異性体として使用してよい。
【0058】
ここで使用する用語“異性体”は、同じ分子式を有するが、原子の配列および配置が異なる、別の化合物を意味する。またここで使用する用語“光学異性体”または“立体異性体”は、ある本発明の化合物で存在し得、幾何異性体を含む多様な立体異性配置のいずれかを意味する。置換基がキラル中心の炭素原子に結合し得ることは当然である。それ故、本発明は、本化合物のエナンチオマー、ジアステレオマーまたはラセミ体を含む。“エナンチオマー”は、互いに重なり合わない鏡像である一対の立体異性体である。一対のエナンチオマーの1:1混合物は“ラセミ”混合物である。本用語は、適切であるならばラセミ混合物を指定するために使用する。“ジアステレオ異性体”は、少なくとも2個の不斉原子を有するが、互いに鏡像ではない立体異性体である。絶対的立体化学は、カーン・インゴールド・プレローグR−Sシステムに従い特定する。化合物が純粋エナンチオマーであるとき、各キラル炭素での立体化学はRまたはSにより特定され得る。化合物または置換基の化学構造を記載するとき、立体化学は、結合をくさび形の実線または破線で示すことによっても指定することができる。絶対配置が未知である分割された化合物は、ナトリウムD線の波長で偏光面を回転させる方向(右旋性または左旋性)により(+)または(−)に指定できる。ここに記載する化合物のいくつかは、1個以上の不斉中心を有し、それ故に、エナンチオマー、ジアステレオマーおよび絶対立体化学の点で、(R)−または(S)−と定義し得る他の立体異性形態を生じ得る。本発明は、ラセミ混合物、光学的に純粋な形態および中間的な混合物を含む、全てのかかる可能な異性体を含むことを意図する。
【0059】
光学活性(R)−および(S)−異性体は、キラルシントンまたはキラル反応材を使用してまたは慣用法による分割により製造できる。最終産物または中間体の得られる何らかのラセミ体は、既知方法により、例えば、光学活性酸または塩基と得たそのジアステレオマー塩類を分割し、光学活性酸性または塩基性化合物を遊離させることにより、光学アンチポードに分割できる。特に、特に、塩基性部分をこのように用いて、例えば、光学活性酸、例えば、酒石酸、ジベンゾイル酒石酸、ジアセチル酒石酸、ジ−O,O’−p−トルオイル酒石酸、マンデル酸、リンゴ酸またはカンファー−10−スルホン酸と形成された塩の分別結晶により本発明の化合物をその光学アンチポードに分割し得る。ラセミ体生成物を、キラル吸着剤を使用したキラルクロマトグラフィー、例えば、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)によっても分割できる。
【0060】
本発明の化合物が二重結合を含むとき、置換基はEまたはZ配置であり得る。化合物が二置換シクロアルキルを含むとき、シクロアルキル置換基はcis−またはtrans−配置を有し得る。全ての互変異性体が含まれることも意図する。
【0061】
本発明の化合物の任意の不斉原子(例えば、炭素など)は、ラセミ体またはエナンチオマー的に富化された、例えば(R)−、(S)−または(R,S)−配置で存在し得る。ある態様において、各不斉原子は(R)−または(S)−配置で少なくとも50%エナンチオマー過剰、少なくとも60%エナンチオマー過剰、少なくとも70%エナンチオマー過剰、少なくとも80%エナンチオマー過剰、少なくとも90%エナンチオマー過剰、少なくとも95%エナンチオマー過剰または少なくとも99%エナンチオマー過剰を有する。不飽和結合を有する原子での置換基は、可能であれば、cis−(Z)−またはtrans−(E)−形態で存在する。
【0062】
得られる何らかの異性体混合物は、その構成要素の物理化学的差異に基づき、純粋なまたは実質的に純粋な幾何または光学異性体、ジアステレオマー、ラセミ体に、例えば、クロマトグラフィーおよび/または分別結晶により分割できる。
【0063】
重い同位体、特に、重水素(すなわちHまたはD)での置換は、大きな代謝安定性に起因するある種の治療上の利点、例えば、生体内の半減期延長または必要用量減少または治療係数の改善をもたらし得る。この情況において重水素が本発明の化合物の置換基と見なされることが理解される。このような重い同位体(特に重水素)の濃度は同位体富化指数により定義されてもよい。ここで使用する用語“同位体富化指数”は、特定の同位体の同位体量と天然量の比である。本発明の化合物における置換基が重水素と指定されているならば、かかる化合物は、各指定された重水素原子について、少なくとも3500(各指定された重水素原子について52.5%重水素取り込み)、少なくとも4000(60%重水素取り込み)、少なくとも4500(67.5%重水素取り込み)、少なくとも5000(75%重水素取り込み)、少なくとも5500(82.5%重水素取り込み)、少なくとも6000(90%重水素取り込み)、少なくとも6333.3(95%重水素取り込み)、少なくとも6466.7(97%重水素取り込み)、少なくとも6600(99%重水素取り込み)または少なくとも6633.3(99.5%重水素取り込み)の同位体富化指数を有する。
【0064】
ここで例示された重水素含有化合物に加えて、ここに記載したどんな式も、化合物の同位体標識形態だけでなく非標識形態も表わすことが意図される。同位体標識化合物は、1個以上の原子が選択された原子質量または質量数を有する原子で置換されている以外、ここに示す式により示される構造を有する。本発明の化合物に統合できる同位体の例は、水素、炭素、窒素、酸素、亜リン酸、フッ素および塩素の同位体、例えば、それぞれH、H、11C、13C、14C、15N、18F、31P、32P、35S、36Cl、125Iを含む。本発明は、ここで定義した種々に同位体標識された化合物、例えば、H、13Cおよび14Cのような放射性同位体が存在するものを含む。かかる同位体標識された化合物は代謝試験(14Cで)、反応動態試験(例えばHまたはHで)、薬物または基質組織分布アッセイおよび患者の放射活性処置における検出または造影法、例えば陽電子放出断層撮影(PET)または単光子放射型コンピュータ断層撮影法(SPECT)に有用である。特に、18Fまたは標識化合物は、特にPETまたはSPECT試験に望ましい。同位体標識された本発明の化合物およびそのプロドラッグは、一般的に下に記載するスキームまたは実施例および製造に開示した方法を非同位体標識反応材を容易に入手可能な同位体標識された反応材に変えて実施することにより製造できる。
【0065】
同位体標識した本発明の化合物は、一般的に当業者に既知の慣用法に従いまたは下の実施例および製造に記載した方法に準じ、同位体標識した反応材を先に用いた非標識反応材に変えて使用することにより製造できる。
【0066】
さらに、本発明の化合物は、その塩類を含み、その水和物の形でも得ることができまたはそれらの結晶化に使用した他の溶媒を含み得る。本発明の化合物は本質的または意図的に薬学的に許容される溶媒(水を含む)と溶媒和物を形成する;したがって、本発明が溶媒和されたおよび溶媒和されていない両方の形態を含むことが意図される。用語“溶媒和物”は、本発明の化合物(その薬学的に許容される塩類を含む)と1個以上の溶媒分子との分子錯体を表す。かかる溶媒分子は、レシピエントに無害であることが知られる医薬分野で一般に使用されるもの、例えば水、エタノールなどである。用語“水和物”は溶媒分子が水であるときの合体を表す。さらに、本発明による薬学的に許容される溶媒和物は、結晶化用溶媒が同位体置換されている、例えばDO、d−アセトン、d−DMSOであるものを含む。
【0067】
本発明はまたインビボで本発明の化合物に変換する本発明の化合物のプロドラッグも提供する。プロドラッグは、対象へのプロドラッグの投与後、インビボで生理学的作用、例えば加水分解、代謝などを介して、本発明の化合物への化学的に修飾される活性または不活性化合物である。プロドラッグの適性および製造および使用に関与する方法は当業者に既知である。プロドラッグは、概念的に二つの非排他的カテゴリー、バイオプレカーサープロドラッグおよび担体プロドラッグに分けることができる。The Practice of Medicinal Chemistry, Ch. 31-32 (Ed. Wermuth, Academic Press, San Diego, Calif., 2001)参照。一般に、バイオプレカーサープロドラッグは、不活性であるか、対応する活性医薬化合物と比べて低活性であり、1個以上の保護基を含み、代謝または加溶媒分解により活性化合物に変換される化合物である。活性医薬形態および全ての遊離された代謝性生成物は許容可能な低毒性を有しなければならない。
【0068】
担体プロドラッグは、例えば、作用部位への取り込みおよび/または局在化を改善する輸送部分を含む医薬化合物である。かかる担体プロドラッグに望ましいのは、医薬部分と輸送部分の間の架橋が共有結合であり、プロドラッグは、不活性であるか、医薬化合物と比べて低活性であり、全ての遊離される輸送部分は許容可能に非毒性である。輸送部分が取り込みを促進することが意図されるプロドラッグは、典型的に輸送部分の遊離が速くなければならない。他の場合において、遅い遊離を提供する部分、例えば、ある種のポリマー類または他の部分、例えばシクロデキストリン類の使用が望ましい。担体プロドラッグは、例えば、次の特性の1つ以上を改善するために使用できる:親油性増加、薬理学的作用時間延長、部位特異性増加、毒性および有害応答減少および/または医薬製剤の改善(例えば、安定性、水溶解性、望ましくない感覚受容性または生理化学的特性抑制)。例えば、親油性は、(a)ヒドロキシル基の親油性カルボン酸(例えば少なくとも1個の親油性部分を有するカルボン酸)でのエステル化または(b)カルボン酸基の親油性アルコール(例えば少なくとも1個の親油性部分を有するアルコール、例えば脂肪族アルコール)でのエステル化により高め得る。
【0069】
典型的なプロドラッグは、例えば遊離カルボン酸のエステルおよびチオール類のSアシル誘導体およびアルコール類またはフェノール類のOアシル誘導体(ここで、アシルはここに定義した意味を有する)である。好ましいのは生理学的条件下で親カルボン酸に加溶媒分解される薬学的に許容されるエステル誘導体、例えば、低級アルキルエステル類、シクロアルキルエステル類、低級アルケニルエステル類、ベンジルエステル類、モノ−またはジ−置換低級アルキルエステル類、例えばω−(アミノ、モノ−またはジ−低級アルキルアミノ、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル)−低級アルキルエステル類、α−(低級アルカノイルオキシ、低級アルコキシカルボニルまたはジ−低級アルキルアミノカルボニル)−低級アルキルエステル類、例えばピバロイルオキシメチルエステルなど当分野で慣用的に使用されているものである。加えて、アミン類はアリールカルボニルオキシメチル置換誘導体としてマスクされ、それはインビボでエステラーゼ類により開裂されて遊離薬物およびホルムアルデヒドを遊離する(Bundgaard, J. Med. Chem. 2503 (1989))。さらに、酸性NH基、例えばイミダゾール、イミド、インドールなどを含む薬物は、N−アシルオキシメチル基でマスクされている(Bundgaard, Design of Prodrugs, Elsevier (1985))。ヒドロキシ基はエステル類およびエーテル類としてマスクされている。EP039,051(Sloan and Little)は、マンニッヒ塩基ヒドロキサム酸プロドラッグ、それらの製造および使用を開示する。
【0070】
組成物
別の態様では、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を提供する。医薬組成物は、特定の投与経路、例えば経口投与、非経腸投与および直腸投与などのために製剤できる。加えて、本発明の医薬組成物は、固体形態(カプセル剤、錠剤、丸剤、顆粒剤、散剤または坐薬を含むがこれらに限定されない)または液体形態(溶液、懸濁液またはエマルジョンを含むがこれらに限定されない)に製剤できる。医薬組成物は慣用の製剤操作、例えば滅菌に付してよくおよび/または慣用の不活性希釈剤、平滑剤または緩衝剤、ならびにアジュバント、例えば防腐剤、安定化剤、湿潤剤、乳化剤および緩衝剤などを含んでよい。
【0071】
典型的に、医薬組成物は、有効成分をa)希釈剤、例えば、ラクトース、デキストロース、スクロース、マンニトール、ソルビトール、セルロースおよび/またはグリシン;b)滑沢剤、例えば、シリカ、タルク、ステアリン酸、そのマグネシウムまたはカルシウム塩および/またはポリエチレングリコール;錠剤についてはまたc)結合剤、例えば、ケイ酸アルミニウム・マグネシウム、デンプンペースト、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロースおよび/またはポリビニルピロリドン;所望によりd)崩壊剤、例えば、デンプン類、寒天、アルギン酸またはそのナトリウム塩または起沸性混合物;および/またはe)吸収剤、着色剤、香味剤および甘味剤と共に含む錠剤およびゼラチンカプセル剤である。
【0072】
錠剤は当分野で既知の方法に従いフィルムコーティングされていても、腸溶性コーティングされていてもよい。経口投与に適する組成物は、錠剤、ロゼンジ剤、水性または油性懸濁液、分散性粉末剤または顆粒、エマルジョン、硬または軟カプセルまたはシロップ剤またはエリキシル剤の形で有効量の本発明の化合物を含む。経口使用を意図する組成物は、医薬組成物の製造について当分野で既知の任意の方法に従い製造し、かかる組成物は薬学的に洗練され、のみやすい製剤を提供するために甘味剤、風味剤、着色剤および防腐剤から成る群から選択される1種以上の薬剤を含んでよい。錠剤は有効成分を錠剤の製造に適する非毒性の薬学的に許容される添加物と混合して含む。これらの添加物は、例えば不活性の希釈剤、例えば炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、ラクトース、リン酸カルシウムまたはリン酸ナトリウム;造粒および崩壊剤、例えばコーンスターチまたはアルギン酸;結合剤、例えばデンプン、ゼラチン、アラビアゴム;および平滑剤、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、タルクである。錠剤はコーティングされていないかまたは胃腸管での崩壊および吸収を遅延させ、それにより長時間にわたる作用の持続を提供するための既知の方法でコーティングされている。例えば、時間遅延物質、例えばモノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリルを用いることができる。経口使用のための製剤は、有効成分が不活性固体希釈剤、例えば、炭酸カルシウム、リン酸カルシウムまたはカオリンと混合されている硬ゼラチンカプセルとしてまたは有効成分が水または油性媒体、例えば、ピーナツ油、液体パラフィンまたはオリーブ油と混合されている軟ゼラチンカプセルとして提示できる。
【0073】
ある種の注射用組成物は、水性等張溶液または懸濁液であり、坐薬は有利には脂肪エマルジョンまたは懸濁液から製造される。該組成物は滅菌してよくおよび/またはアジュバント、例えば防腐剤、安定化剤、湿潤剤または乳化剤、溶解促進剤、浸透圧調整用塩類および/または緩衝剤を含んでよい。加えて、それらは他の治療的に価値のある物質も含んでよい。該組成物は、それぞれ慣用の混合、造粒またはコーティング法に従い製造し、約0.1〜75%または約1〜50%の有効成分を含む。
【0074】
経皮適用のために適当な組成物は有効量の本発明の化合物と適当な担体を含む。経皮送達に適する担体は、宿主の皮膚の通過を助けるための吸収性の薬理学的に許容される溶媒を含む。例えば、経皮デバイスは、裏打ち部材、化合物を所望により担体と共に含む貯蔵部、場合により化合物を宿主皮膚に制御され、かつ予定された速度で長期間にわたり送達するための速度制御バリアおよび該デバイスを皮膚に固定するための手段を含む、バンデージの形態である。
【0075】
例えば、皮膚および眼への局所適用のために適当な組成物は、水溶液、懸濁液、軟膏、クリーム、ゲルまたは例えばエアロゾルなどに送達のための噴霧可能製剤などを含む。かかる局所送達系は、例えば、皮膚癌の処置のために、例えば、日焼け止めクリーム、ローション、スプレーなどにおける予防的使用のために、皮膚的湯に特に適する。それらは、それ故に、当分野で既知の化粧用を含む局所製剤における使用に特に適する。それらは可溶化剤、安定化剤、張性増加剤、緩衝剤および防腐剤を含み得る。
【0076】
ここで使用する局所適用はまた吸入または鼻腔内適用にも関し得る。それらは、好都合には、乾燥粉末の形で(単独で、混合物として、例えばラクトースとの乾燥混合物でまたは例えばリン脂質との混合成分粒子として)乾燥粉末吸入器からまたは適当な噴射剤を含みまたは含まずに、加圧容器、ポンプ、スプレー、アトマイザーまたはネブライザーからのエアロゾルスプレーの形で送達され得る。
【0077】
本発明は、水がある種の化合物の分解を促進し得るため、本発明はさらに有効成分として本発明の化合物を含む無水医薬組成物および投与形態を提供する。本発明の無水医薬組成物および投与形態は無水または低水分含有成分および低湿度または低湿気条件下で製造できる。無水医薬組成物は、その無水特性が維持されるように製造および貯蔵し得る。従って、無水組成物は、好ましくは適当な製剤キットに包含できるように、水への暴露を防止することが既知の物質を使用して包装する。適当なパッケージングは密封ホイル、プラスチック、単位投与量容器(例えばバイアル)、ブリスターパックおよびストリップパックを含むが、これらに限定されない。
【0078】
本発明は、さらに、有効成分としての本発明の化合物が分解される速度を減じる1種以上の薬物を含む医薬組成物および投与形態を提供する。かかる薬物は、ここでは“安定化剤”と呼ばれ、アスコルビン酸のような抗酸化剤、pH緩衝剤または塩緩衝剤などを含むが、これらに限定されない。
【0079】
使用方法
本発明の化合物はCDK4/6阻害剤であり、それ故に、根底にある病理が(少なくとも一部分)CDK4/6により仲介される疾患を治療することができる。そのような疾患は、癌および細胞増殖、アポトーシスまたは分化の障害がある他の疾患を含む。
【0080】
したがって、本発明の化合物は、Ras、Raf、成長因子受容体に突然変異を担持するまたは成長因子受容体の過剰発現がある腫瘍を含むRB+ve(網膜芽細胞腫タンパク質陽性)腫瘍の処置に有用であり得る。本発明の化合物は、さらにCDK4およびCDK6の遺伝子の増幅を有する腫瘍ならびにサイクリン依存性キナーゼのサイクリン・パートナーを過剰発現する腫瘍の処置にも有用であり得る。本発明の化合物は、さらにRB−ve腫瘍の処置にも有用であり得る。
【0081】
本発明の化合物は、さらにCDK4/6キナーゼ活性を活性化する遺伝子異常を有する腫瘍の処置に有用であり得る。これらはマントル細胞リンパ腫および多発性骨髄腫のようなD−サイクリン転座、乳癌および扁平上皮細胞食道癌のようなD−サイクリン増幅、脂肪肉腫のようなCDK4増幅、T細胞性リンパ腫のようなCDK6増幅または過剰発現および黒色腫および非小細胞肺癌および膵臓癌のようなp16不活性化を有する癌を含むが、これらに限定されない。
【0082】
本発明の化合物は、D−サイクリンの上流のレギュレーターに遺伝子異常を有する癌の治療に有用かもしれず、そこでは、その欠損がD−サイクリン量の増加をもたらし、これ治療のために考慮され得る。これらはFLT3活性化を有する急性骨髄白血病、Her2/neu過剰発現、ER依存性またはトリプルネガティブ表現型を有する乳癌、MAPK、PI3KまたはWNT経路の活性化突然変異を有する結腸癌、MAPK経路の活性化突然変異を有する黒色腫、EGFR経路の活性化する異常を有する非小細胞肺癌およびK−ras突然変異を含むMAPK経路の活性化異常を有する膵臓癌を含むが、これらに限定されない。
【0083】
本発明の化合物で治療され得る癌は、癌腫、例えば膀胱、胸、結腸(例えば結腸腺癌および大腸腺腫のような結腸直腸の癌)、腎臓、表皮、肝臓、肺(例えば腺癌、小細胞肺癌および非小細胞肺癌)、食道、胆嚢、卵巣、膵臓(例えば膵外分泌癌)、胃、子宮頚、甲状腺、鼻、頭頸部、前立腺および皮膚(例えば扁平上皮癌)の癌腫を含むが、これらに限定されない。本発明の化合物で治療され得る癌の他の例は、リンパ系統の造血腫瘍(例えば白血病、急性リンパ性白血病、マントル細胞リンパ腫、慢性リンパ性白血病、B細胞リンパ腫(例えば、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫)、T細胞性リンパ腫、多発性骨髄腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、毛様細胞リンパ腫およびバーケットのリンパ腫);骨髄系統の造血腫瘍(例えば急性および慢性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群、前骨髄性白血病)を含む。他の癌は甲状腺濾胞癌;間充織の起原の腫瘍、例えば線維肉腫、横紋筋肉腫(habdomyosarcoma);中枢または末梢神経系の腫瘍、例えば星状細胞腫、神経芽細胞腫、神経膠腫、神経鞘腫;黒色腫;精上皮腫;奇形癌;骨肉腫;色素性乾皮症;網膜芽細胞腫;ケラトアカントーマ(keratoctanthoma);甲状腺濾胞癌;およびカポジ肉腫を含む。
【0084】
癌の1つの群はヒト乳癌(例えば原発性乳房腫瘍、リンパ節転移陰性乳癌、胸の浸潤性管腺癌、非子宮内膜乳癌);および子宮内膜癌を含む。CDK4/6阻害活性を有する化合物が特に治療的に遊離であり得る癌の別のサブセットは、多形性神経膠芽腫、T細胞ALL、肉腫、家族性黒色腫および黒色腫を含む。
【0085】
CDK4/6阻害剤は、さらにウイルス感染、例えばヘルペスウイルス、ポックスウイルス、エプスタインバーウイルス、シンドビスウイルス、アデノウイルス、HIV、HPV、HCV、HCMVの処置;HIV感染個体のAIDS発生予防;慢性の炎症性疾患、例えば全身性エリトマトーデス、自己免疫仲介糸球体腎炎、関節リウマチ、乾癬、炎症性腸疾患、自己免疫性糖尿病;心疾患、例えば心臓肥大、再狭窄、粥状動脈硬化症;神経変性障害、例えばアルツハイマー病、エイズ関連認知症、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(amyotropic lateral sclerosis)、色素性網膜炎、脊髄性筋萎縮症(spinal muscular atropy)および小脳変性症;糸球体腎炎;骨髄異形成症候群、心筋梗塞、卒中および再潅流傷害と関連する虚血傷害、不整脈、粥状動脈硬化症、毒素誘発またはアルコール関連肝臓病、血液学的疾患、例えば慢性貧血、再生不良性貧血;筋骨格系の変性疾患、例えば骨粗鬆症、関節炎およびアスピリン感受性副鼻腔炎、嚢胞性線維症、多発性硬化症、腎臓病、加齢黄斑変性を含む眼疾患、ブドウ膜炎および癌性疼痛にも有用であり得る。
【0086】
本発明の処置方法は、処置を必要とする対象に、治療有効量の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む。本発明の個々の態様は、処置を必要とする対象に、有効な量の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することにより、上記の障害または疾患のうちのいずれか1つを処置する方法を含む。
【0087】
用語“治療有効量”の本発明の化合物は、対象に生物学的または医学的応答、例えば、酵素またはタンパク質活性の低下または阻害または症状の改善、状態の軽減、疾患進行減速または遅延または疾患予防などを惹起させる本発明の化合物の量を意味する。一つの非限定的態様において、対象に投与したとき、(1)(i)CDK4/6により仲介されるまたは(ii)CDK4/6活性に関連するまたは(iii)CDK4/6の活性(正常か異常な)により特徴付けられる状態または障害または疾患を少なくとも部分的に軽減、阻止、阻害および/または改善する;または(2)CDK4/6の活性を減少させるか阻害する;または(3)CDK4/6の発現を減少するか阻害する本発明の化合物の量を言う。他の非限定的態様においては、用語“治療有効量”は、細胞または組織または非細胞性生物材料または培地に投与したとき、少なくとも一部CDK4/6の活性を減少するか阻害する;または少なくとも一部CDK4/6の発現を減少させるか阻害するのに有効である本発明の化合物の量を言う。CDK4/6について上記態様で説明したな用語“治療有効量”の意味は、さらに他の適切なタンパク質/ペプチド/酵素に同じ意味で適用される。
【0088】
ここで使用する用語“対象”は動物を意味する。典型的に、動物は哺乳動物である。対象はまた例えば、霊長類(例えば、ヒト、男性または女性)、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、イヌ、ネコ、ウサギ、ラット、マウス、魚類、鳥類なども意味する。ある態様において、対象は霊長類である。さらに他の態様において、対象はヒトである。
【0089】
ここで使用する任意の疾患または障害を“処置”または“処置する”なる用語は、一つの態様において、疾患または障害の改善(すなわち、疾患またはその症状の少なくとも一つの進行の遅延または停止または減少)を意味する。他の態様において、“処置”または“処置する”は、患者が自覚できない可能性のあるものを含む身体パラメーターの少なくとも一つの軽減または改善を意味する。さらに他の態様において、“処置”または“処置する”は、疾患または障害を身体的に(例えば、自覚症状の安定化)、生理学的に(例えば、身体パラメーターの安定化)またはその両方で調節することを意味する。さらに他の態様において、“処置”または“処置する”は、疾患または障害の予防または発病または発症または進行の遅延を意味する。
【0090】
ここで使用する対象は、かかる対象がそのような処置から生物学上、医学的にまたはクオリティオブライフの点で利益を得る場合、処置を“必要とする”。
【0091】
本発明の医薬組成物または組合せは、約50〜70kgの対象のための約1〜1000mgの有効成分(複数も可)または約1〜500mgまたは約1〜250mgまたは約1〜150mgまたは約0.5〜100mgまたは約1〜50mgの有効成分の単位投与量であり得る。化合物、医薬組成物またはそれらの組合せの治療有効投与量は対象の種、体重、年齢および個々の状態、処置する障害または疾患またはその重症度による。通常の技術の医師、臨床医または獣医は、障害または疾患の予防、処置または進行の阻止に必要な各有効成分の有効量を容易に決定できる。
【0092】
上記投与量特性は、有利には哺乳動物、例えば、マウス、ラット、イヌ、サルまたは単離臓器、組織およびその調製物を使用してインビトロおよびインビボ試験で証明できる。本発明の化合物は、インビトロで、溶液、例えば、好ましくは水溶液の形で、そしてインビボで、経腸的に、非経腸的に、有利には静脈内に、例えば、懸濁液または水溶液として適用する。インビトロでの投与量は約10−3〜10−9モル濃度の範囲であり得る。インビボでの治療有効量は投与経路により、約0.1〜500mg/kgまたは約1〜100mg/kgの範囲であり得る。
【0093】
本発明の1つの態様は、対象に治療有効量の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む対象のCDK4/6活性を調整する方法を含む。
【0094】
本発明の別の態様は、対象に治療有効量の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、処置を必要とする対象のCDK4/6により仲介された障害または疾患の処置方法である。
【0095】
本発明の別の態様は対象に治療有効量の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、処置を必要とする対象のCDK4/6により仲介された障害または疾患の処置方法であって、ここで、該障害または疾患は、CDK4/6キナーゼ活性を活性化する遺伝子異常有する癌から成る群から選択される。これらは、マントル細胞リンパ腫および多発性骨髄腫のようなD−サイクリン転座、乳癌および扁平上皮細胞食道癌のようなD−サイクリン増幅、脂肪肉腫のようなCDK4増幅、T細胞性リンパ腫のようなCDK6増幅または過剰発現および黒色腫、非小細胞肺癌および膵臓癌のようなp16不活性化を有する癌を含むが、これらに限定されない。
【0096】
本発明の別の態様は、CDK4により仲介される障害または疾患の処置のための、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用である。
【0097】
本発明の別の態様は、CDK4により仲介される障害または疾患の処置のための、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用であって、ここで、該障害または疾患がCDK4/6キナーゼ活性を活性化する遺伝子異常を有する癌から成る群から選択される。これらは、マントル細胞リンパ腫および多発性骨髄腫のようなD−サイクリン転座、乳癌および扁平上皮細胞食道癌のようなD−サイクリン増幅、脂肪肉腫のようなCDK4増幅、T細胞性リンパ腫のようなCDK6増幅または過剰発現および黒色腫、非小細胞肺癌および膵臓癌のようなp16不活性化を有する癌を含むが、これらに限定されない。
本発明の別の態様は医薬として使用するための、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩である。
【0098】
本発明の別の態様は、医薬として使用するための式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩である。
【0099】
本発明の別の態様は、CDK4/6により仲介される障害または疾患の処置のための医薬として使用するための、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、ここで、CDK4/6キナーゼ活性を活性化する遺伝子異常を備えた癌から成る群か選択される。これらは、マントル細胞リンパ腫および多発性骨髄腫のようなD−サイクリン転座、乳癌および扁平上皮細胞食道癌のようなD−サイクリン増幅、脂肪肉腫のようなCDK4増幅、T細胞性リンパ腫のようなCDK6増幅または過剰発現および黒色腫、非小細胞肺癌および膵臓癌のようなp16不活性化を有する癌を含むが、これらに限定されない。
【0100】
組合せ
本発明の化合物は少なくとも1種の他の治療剤と同時にまたはその前にまたは後に投与してよい。本発明の化合物を、別々に、同一または異なる投与経路でまたは一緒に同じ医薬組成物で投与してよい。
【0101】
一つの態様において、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩および少なくとも1種の他の治療剤を、治療において同時に、別々にまたは連続して使用するための組合せ製剤として含む、製品を提供する。1つの態様では、治療は、CDK4/6阻害により仲介される疾患または状態の処置である。組合せ製剤として提供される製品は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩および他の治療剤(複数も可)を一緒に同じ医薬組成物で含む組成物または式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩および他の治療剤(複数も可)を別々の形態で含む、例えば、キットの形態を含む。
【0102】
一つの態様において、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩および他の治療剤(複数も可)を含む医薬組成物を提供する。場合により、医薬組成物は上に記載した薬学的に許容される添加物を含んでよい。
【0103】
一つの態様において、本発明は、その少なくとも1個が、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む2個以上の別々の医薬組成物を含むキットを提供する。一つの態様において、キットは、該組成物を別々に保持する手段、例えば、容器、分割されたビンまたは分割されたホイルパケットを含む。かかるキットの例は、錠剤、カプセルなどの包装に典型的に使用されている、ブリスターパックである。
【0104】
本発明のキットは、異なる投与形態、例えば、経口および非経腸投与で投与するために、異なる投与間隔で別の組成物を投与するためにまたは別々の組成物を互いにタイトレーションするために使用し得る。コンプライアンスを助けるために、本発明のキットは、典型的に投与指示書を含む。
【0105】
本発明の組合せ治療において、本発明の化合物および他の治療剤を、同じまたは異なる製造者が製造および/または製剤してよい。さらに、本発明の化合物および他の治療剤を:(i)組合せ製品が医師に開放される前に(例えば、本発明の化合物および他の治療剤を含むキットの場合);(ii)医師自身が(または医師の指導の下に)投与直前に;(iii)患者自身が、例えば、本発明の化合物および他の治療剤の連続的投与の間に組合せ治療にしてよい。
【0106】
従って、本発明は、CDK4/6阻害により仲介される疾患または状態を処置するための式(I)の化合物の使用またはその薬学的に許容される塩を提供し、ここで、医薬が他の治療剤との投与のために製造されている。本発明は、さらにCDK4/6阻害により仲介される疾患または状態を処置するための他の治療剤の使用を提供し、ここで、医薬は本発明の化合物と投与される。
【0107】
本発明は、さらにCDK4/6阻害により仲介される疾患または状態の処置方法に使用するための式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を提供し、ここで、式(I)の化合物は他の治療剤と投与するために製造されている。本発明は、さらにCDK4/6阻害により仲介される疾患または状態の処置方法に使用するための他の治療剤を提供し、ここで、他の治療剤は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩との投与のために製造されている。本発明は、さらにCDK4/6阻害により仲介される疾患または状態の処置方法に使用するための式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を提供し、ここで、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩は他の治療剤と投与するために製造されている。本発明は、さらにCDK4/6阻害により仲介される疾患または状態の処置方法に使用するための他の治療剤を提供し、ここで、他の治療剤は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩と投与される。
【0108】
本発明は、さらにCDK4/6により仲介される疾患または状態を処置するために、式(I)の化合物の使用またはその薬学的に許容される塩を提供する。そこにおいては患者は以前に(例えば24時間以内に)他の治療剤で治療された。本発明は、さらにCDK4/6により仲介される疾患または状態を処置するための他の治療剤の使用を提供し、ここで、患者は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩で予め(例えば24時間以内に)治療されている。
【0109】
1つの態様では、別の治療薬は、抗炎症剤、抗増殖剤、化学療法剤、免疫抑制剤、抗癌剤、細胞毒性剤または本発明の化合物以外のキナーゼ阻害剤またはそれらの塩から選択される。本発明の化合物と結合して投与されてもよい薬剤のさらなる例は、PTK阻害剤、サイクロスポリン、CTLA4−Ig、抗ICAM−3、抗IL−2受容体、抗CD45RB、抗CD2、抗CD3、抗CD4、抗CD80、抗CD86およびモノクローナル抗体OKT3から選択される抗体、CD40とgp39の相互作用を遮断する薬剤、CD40とgp39から構築される融合タンパク質、NFカッパB機能阻害剤、非ステロイド性抗炎症剤、ステロイド、金化合物、抗増殖剤、FK506、ミコフェノール酸モフェチル、細胞毒、TNF−α阻害剤、抗TNF抗体または可溶性TNF受容体、ラパマイシン、mTor阻害剤、レフルノミド(leflunimide)、サイクロオキシゲナーゼー2阻害剤、パクリタキセル、シスプラチン、カルボプラチン、アドリアマイシン、カルミノマイシン、ダウノルビシン、アミノプテリン、メトトレキセート、メトプテリン、マイトマイシンC、エクチナサイジン743、ポルフィロマイシン、5−フルオロウラシル、6−メルカプトプリン、ゲムシタビン、サイトシンアラビノサイド、ポドフィロトキシン、エトポシド、リン酸エトポシド、テニポシド、メルファラン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ロイロシジン、エポチロン、ビンデシン、ロイロシン、B−Raf阻害剤、MEK阻害剤、PI3K阻害剤、HSP90阻害剤、CDK1阻害剤、CDK2阻害剤、CDK5阻害剤、CDK7阻害剤、CDK8阻害剤、CDK9阻害剤、EGFR阻害剤、FGFR阻害剤、PDGFR阻害剤、Her2/神経鞘阻害剤、FLT3阻害剤、アンドロゲン、グルココルチコイドおよびステロン支持受容体のアンタゴニスト、SMO阻害剤、WNT阻害剤、Bcl阻害剤、IAP阻害剤、Mcl阻害剤、MDM2阻害剤、p52阻害剤、プロテオソーム阻害剤(Velcade)またはその誘導体を含むが、これらに限定されない。
【0110】
特に処置利益を提供し得る特定の個々の組み合わせは、マントル細胞リンパ腫または膵臓癌の患者のmTOR阻害剤(Everolimus)との共治療を含む。
【0111】
本発明の化合物はまた、他の薬剤、例えば本発明の化合物か、そうでない付加的プロテインキナーゼ阻害剤と組み合わせて対象のプロテインキナーゼ関連障害の処置に使用し得る。用語“組み合わせ”は、一つの投与単位形態での固定された組み合わせまたは本発明の化合物と組み合わせパートナーを独立して同時にまたは組合せパートナーが協調的効果、例えば、相乗効果を示す間隔で別々に投与してよい組合せ投与のためのキットまたはそれらの任意の組合せを意味する。
【0112】
本発明の化合物は、抗炎症剤、抗増殖剤、化学療法剤、免疫抑制剤、抗癌剤、細胞毒性剤または式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩以外のキナーゼ阻害剤と共に、同時にまたは連続的に投与してよい。本発明の化合物と結合して投与されてもよい薬剤のさらなる例は、PTK阻害剤、サイクロスポリン、CTLA4−Ig、抗ICAM−3、抗IL−2受容体、抗CD45RB、抗CD2、抗CD3、抗CD4、抗CD80、抗CD86およびモノクローナル抗体OKT3から選択される抗体、CD40とgp39の相互作用を遮断する薬剤、CD40とgp39から構築される融合タンパク質、NFカッパB機能阻害剤、非ステロイド性抗炎症剤、ステロイド、金化合物、抗増殖剤、FK506、ミコフェノール酸モフェチル、細胞毒、TNF−α阻害剤、抗TNF抗体または可溶性TNF受容体、ラパマイシン、mTor阻害剤、レフルノミド(leflunimide)、サイクロオキシゲナーゼー2阻害剤、パクリタキセル、シスプラチン、カルボプラチン、アドリアマイシン、カルミノマイシン、ダウノルビシン、アミノプテリン、メトトレキセート、メトプテリン、マイトマイシンC、エクチナサイジン743、ポルフィロマイシン、5−フルオロウラシル、6−メルカプトプリン、シトシンアラビノシド、ポドフィロトキシン、エトポシド、リン酸エトポシド、テニポシド、メルファラン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ロイロシジン、エポチロン、ビンデシン、ロイロシンまたはその誘導体を含む。
【0113】
本発明の化合物と任意の付加薬剤は個別の投与形態に製剤してよい。あるいは、患者に投与される投与形態の数を減らすために、本発明の化合物と任意の付加薬剤を、一緒に任意の組み合わせで製剤してよい。例えば、本発明の化合物である阻害剤を一つの投与形態に製剤してよく、そして、付加的薬剤を一緒に他の投与形態で製剤してよい。いずれの個々の投与形態も同時にまたは異なる時に投与してよい。
【0114】
あるいは、本発明の組成物はここに記載するさらなる薬剤を含む。各成分は個々の組成物、組み合わせ組成物または単一組成物に存在し得る。
【0115】
一般的合成法および中間体
一般的N−Cカップリング法1
【化24】
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または
【化25】
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適当な反応容器に構造1の化合物(1当量)および一般的構造2の化合物(1当量)を適当な溶媒(例えばジオキサンであるがこれに限定されない)中で合わせた。この得られた溶液に、酢酸パラジウム(II)(0.1当量)、リガンド、例えばBINAP、XPhosまたはXantPhos(0.15当量)および炭酸セシウム(1.5当量)を添加した。窒素を通気して、反応混合物を穏やかにバブリングさせた(約5〜10分間)。得られた反応混合物を油浴またはマイクロ波で約100〜130℃で、TLCまたはHPLC MS分析のいずれかが反応の完了を示すまでの適当な時間加熱した。反応物を熱源から離し、冷却した。混合物を適当な溶媒、例えばジクロロメタンまたは酢酸エチルの添加により後処理した。不溶物を濾過により除き、有機濾液を水で抽出した。水相を逆抽出した。有機相と合わせ、硫酸ナトリウムまたは硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、残留物を得た。粗残留物を適当な移動相を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、所望の中間体または式(I)の化合物を得た。
【0116】
ニトロ基還元法1
【化26】
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適当な反応容器に構造3の化合物を仕込んだ。適当な溶媒、例えばメタノール、酢酸エチル、テトラヒドロフランまたはこれらの溶媒の混合物を使用して、構造3の化合物を溶解した。この得られた混合物に、窒素流下、触媒、例えばパラジウム炭素または水酸化パラジウム(炭素または適当な支持体上5〜20%金属含量)を、構造3に対し5〜10モルパーセントで添加した。得られた混合物をパージし、水素ガス雰囲気下に撹拌した。TLCまたはLCMSで測定して、全出発物質が生成物に変換後、反応容器を水素源から離し、窒素でパージして、残存水素ガスを除去した。反応混合物を、窒素流下セライトパッドで濾過し、さらなる量の溶媒、例えばジクロロメタンまたはメタノールで洗浄した。濾液と合わせ、濃縮して、残留物を得た。残留物を定量になるまで真空下乾燥させた。得られた物質を次反応に直接使用するかまたは再結晶もしくはシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、次反応に使用した。
【0117】
式1のアミド類の製造方法
次の一般的方法を使用して、構造5のカルボン酸類とアミン類をカップリングさせて、対応する構造6のアミド類を形成させた。
【化27】
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【0118】
一般的アミド形成法1
カルボン酸(1.01mmol)のDMF(5mL)溶液に、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU、580mg、1.53mmol、1.5当量)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.55mL、3.0当量)を添加し、得られた混合物を室温で約5分間撹拌した。得られた混合物にアミン(1.18mmol、1.1当量)を添加した。得られた混合物を、室温で、TLCまたはLCMSで検定して反応終了まで適当な時間撹拌し、酢酸エチルで希釈し、0.5M HCl、水で連続的に洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。所望の物質をさらに精製せずに直接次工程に使用するかまたは適当な移動相を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製してそれを直接次反応に使用した。
【0119】
一般的アミド形成法2
カルボン酸(5当量のLiClと共に塩形態)(1mmole、1当量)のDMF(5mL)溶液に、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU、580mg、1.53mmol、1.5当量)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.55mL、3.0当量)を添加し、得られた混合物を室温で約5分間撹拌した。得られた混合物にアミン(1.18mmol、1.1当量)を添加した。混合物を室温で、TLCまたはLCMSで検定して反応完了まで適当な時間撹拌し、酢酸エチルで希釈し、0.5M HCl、水で連続的に洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。所望の物質をさらに精製せずに直接次工程に使用するかまたは適当な移動相を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製してそれを直接次反応に使用した。
【0120】
一般的アミド形成法3
カルボン酸(1当量、5当量のLiCl含有)の1mlのDMAまたはDMF溶液に、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU、1当量)を添加し、得られた溶液を約10分間撹拌した。さらに3mlのジクロロメタン(〜0.03M最終濃度)を添加し、アミン(1当量)およびDIPEA(4当量)を添加し、RTでTLCおよび/またはLCMSが反応完了を示すまで撹拌した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水および塩水で洗浄した。合わせた水層をジクロロメタンで逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムまたは硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、最後に適当な移動相を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、次反応に直接使用した。
【0121】
一般的アミド形成法4
カルボン酸(5当量LiCl含有)(1当量)の混合物のDMA/DCM(1:4、0.07M)中の懸濁液/溶液に、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU、1.5当量、一般的方法B1)またはO−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU、1.5当量、一般的方法B2)を添加し、得られた混合物を室温で5分間撹拌した。反応混合物をアミン(1当量)のDMA/DCM(1:4、0.07M)溶液またはアミンのHCl塩(1.0当量)および重炭酸ナトリウム(1.5当量)のDMA/DCM(1:4、0.07M)懸濁液を添加した。得られた混合物をN,N−ジイソプロピルエチルアミン(4.0当量)で処理し、室温で1時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残留物を適当な移動相を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、次反応に使用した。
【0122】
中間体の保護基除去の一般的方法
最終式(I)の化合物の合成に必要な保護基を含む中間体で、これらの保護基を“Protective Groups in Organic Synthesis”, 3rd Edition, by Green and Wuttsに記載の標準方法により除去した。
【0123】
脱保護法1:HClを使用するBOC除去
撹拌中の式1の化合物のBOC保護アミン(1.mmol)のジクロロメタン(4mL)または他の適当な溶媒中の溶液に、4M HClのジオキサン溶液(2.54mL、10.2mmol、10当量)を室温で添加した。反応物を室温で、LCMSまたはTLCで検定して全出発物質が消費されるまで撹拌した。反応混合物を濾過し、溶媒、例えばジクロロメタン、酢酸エチルまたはジエチルエーテルで洗浄した。残留物を回収し、水に溶解し、1M NaOHで塩基性化し、ジクロロメタンまたは20%イソプロピルアルコール−ジクロロメタン混合物で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。粗残留物を適当な移動相を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、次反応に直接使用した。
【0124】
脱保護法2:トリフルオロ酢酸を使用するBOC除去
冷却した0℃の撹拌中の式1の化合物のBOC保護アミン(1.mmol)のジクロロメタン(4mL)または他の適当な溶媒溶液に、4mlの無水トリフルオロ酢酸を添加した。反応物を0℃で撹拌し、室温に温め、LCMSまたはTLCで検定して全出発物質が消費されるまで撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、濃残留物を得た。残留物をジクロロメタンと飽和重炭酸ナトリウムの混合物で抽出した。水性物をジクロロメタンで逆抽出した。極めて極性のアミン類について、20%イソプロピルアルコール−ジクロロメタン混合物を有機抽出溶媒として使用した。有機フラクションと合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。合わせた有機層を硫酸ナトリウムまたは硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得た。粗残留物を適当な移動相を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、次反応に直接使用した。
【0125】
脱保護法3:トリフルオロ酢酸を使用するBOC除去
式1の化合物のBOC保護アミンのCHCl(0.1M)溶液を等量のトリフルオロ酢酸で室温で処理し、室温で1.0時間撹拌した。反応混合物を真空で濃縮し、7N NHのMeOHで混合物が中性になるまで少しずつ処理した。得られた混合物を濃縮して、濃残留物を得た。得られた残留物を7N NHのMeOH/CHCl溶液を使用する分取HPLCまたはシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、次反応に直接使用した。
【0126】
一般的還元的アミノ化法
1級または2級アミンを含む式(I)の化合物(1当量)と過剰(3〜8当量)のアルデヒド(例えば、ホルムアルデヒド、37%水溶液)またはケトン(例えば、アセトン)を、適当な溶媒、例えばテトラヒドロフラン中で合わせ、RTで1時間、硫酸マグネシウム(1当量)と撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロハイドライド(2当量)を一回で添加し、反応物をTLCまたはLCMSで検定して全出発物質が消費されるまで撹拌した。反応を停止させ、酢酸エチルに溶解し、飽和NaCO溶液で中和し、塩水で洗浄した。水層を酢酸エチルで逆抽出した。有機層と合わせ、NaSOで乾燥させた。極めて極性のアミン類について、20%イソプロパノール−クロロホルム溶液を抽出溶媒として使用した。揮発物を除去し、得られた残留物を適当な移動相を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、それにより所望の最終生成物を得た。
【0127】
2−クロロ−7 R−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド類中間体の製造
【化28】
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【0128】
2 クロロ−7 R2−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
中間体1:
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
【0129】
2−クロロ−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
工程1
【化30】
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5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(13.41g、58.8mmol)のEtOAc(100mL)溶液に、DIPEA(13mL、1.3当量)、シクロヘプタンアミン(8.6mL、1.1当量)を添加し、得られた混合物を室温で5日間撹拌した。反応混合物をEtOAc(350mL)で希釈し、水(100mL)、塩水(2×100mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物(18.1g)を精製せずに次反応に使用した。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.10 (s, 1 H), 4.17 (septet, J = 4.6 Hz, 1 H), 1.94 (m, 2 H), 1.77 - 1.51 (m, 10 Hz); MS m/z 305.3 (M + H)+
【0130】
工程2
【化31】
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3−(2−クロロ−4−(シクロヘプチルアミノ)ピリミジン−5−イル)プロプ−2−イン−1−オールの製造
5−ブロモ−2−クロロ−N−シクロヘプチルピリミジン−4−アミン(18.1g、55.5mmol)のTHF(200mL)中の黄色溶液に、プロパルギルアルコール(4.5mL、1.4当量)およびテトラブチルアンモニウムフルオリドのTHF溶液(1M、130mL、2.3当量)を添加し、得られた褐色混合物を窒素流で15分間処理した(溶液中バブリング)。混合物をビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロライド(2.09g、0.054当量)で処理し、5時間加熱還流した。冷却後、反応混合物をセライトのパッドで濾過した(EtOAc 〜350mLで濯いだ)。濾液を濃縮してTHFを除去し、さらにEtOAc(総量250mL)で希釈し、飽和NaHCO(2×150mL)および水(150mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をアセトンおよびCHClで摩砕(titration)して、3−(2−クロロ−4−(シクロヘプチルアミノ)ピリミジン−5−イル)プロプ−2−イン−1−オール(8.65g)を56%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 7.98 (s, 1 H), 4.45 (s, 2 H), 4.19 (septet, J = 4.5 Hz, 1 H), 1.95 (m, 2 H), 1.77 - 1.52 (m, 10 Hz); MS m/z 280.4 (M + H)+
【0131】
工程3
【化32】
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(2−クロロ−7−シクロヘプチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−イル)メタノールの製造
3−(2−クロロ−4−(シクロヘプチルアミノ)ピリミジン−5−イル)プロプ−2−イン−1−オール(8.64g、30.9mmol)のTHF(200mL)懸濁液に、TBAFのTHF(1M、66mL、2.1当量)溶液を添加し、得られた混合物を63℃で5時間加熱した。反応混合物を濃縮してTHFを除去し、EtOAc(350mL)で希釈し、水(140mL)および塩水(140mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をiPrOH、CHClおよびMeCNで摩砕し、母液をカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘプタン20〜100%)して、(2−クロロ−7−シクロヘプチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−イル)メタノール(6.24g)を72%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.69 (s, 1 H), 6.45 (s, 1 H), 4.83 (s, 2 H), 4.61 (m, 1 H), 2.54 (m, 2 H), 1.98 - 1.86 (m, 4 H), 1.73 - 1.55 (m, 6 H); MS m/z 280.4 (M + H)+
【0132】
工程4
【化33】
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2−クロロ−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
(2−クロロ−7−シクロヘプチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−イル)メタノール(6.24g、22.3mmol)のDMF(100mL)溶液にジメチルアミンのTHF(2M、46mL、4.1当量)溶液およびナトリウムシアニド(1.04g、0.95当量)を添加し、得られた混合物を室温で4分間撹拌した。反応混合物を二酸化マンガン(100.4g、45当量)で4回1時間かけて処置し、さらに1時間処置した。反応混合物をセライトのパッドで濾過した(EtOAc 600mLで濯いだ)。濾液を水(200mL)で洗浄した。水相をEtOAc(2×150mL)で抽出した。合わせた有機物を4%NaCl水溶液(2×250mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。残留物をMeCNで摩砕し、母液をカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘプタン30〜100%)して、2−クロロ−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(6.07g)を85%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.81 (s, 1 H), 6.52 (s, 1 H), 4.63 (tt, J = 11, 4.0 Hz, 1 H), 3.20 (s, 3 H), 3.11 (s, 3 H), 2.52 (m, 2 H), 1.99 (m, 2 H), 1.88 (m, 2 H), 1.70 (m, 4 H), 1.58 (m, 2 H) MS m/z 321.5 (M + H)
【0133】
中間体2:
2−クロロ−7−シクロヘキシル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを中間体1の方法に準じて製造した。
【化34】
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工程1
(5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−イル)−シクロヘキシル−アミン(23.2g、78%収率):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.01 - 1.17 (m, 1 H) 1.20 - 1.31 (m, 3 H) 1.35 - 1.50 (m, 2 H) 1.60 (d, J=12.5 Hz, 1 H) 1.65 - 1.83 (m, 4 H) 3.89 (ddd, J=7.8, 3.8, 3.5 Hz, 1 H) 7.26 (d, J=8.0 Hz, 1 H) 8.22 (s, 1 H); MS m/z 290.4 (M)+
【0134】
工程2
3−(2−クロロ−4−シクロヘキシルアミノピリミジン−5−イル)−プロプ−2−イン−1−オール(9.1g、43%収率):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.14 (t, J=12.9 Hz, 1 H) 1.23 - 1.49 (m, 4 H) 1.62 (d, J=13.1 Hz, 1 H) 1.67 - 1.88 (m, 4 H) 3.83 - 3.99 (m, 1 H) 4.35 (d, J=6.1 Hz, 2 H) 5.37 (t, J=5.8 Hz, 1 H) 7.00 (d, J=8.1 Hz, 1 H); MS m/z 266.3 (M+H)+
【0135】
工程3
(2−クロロ−7−シクロヘキシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−イル)−メタノール(7.3g、81%収率):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.28 (t, J=12.6 Hz, 1 H) 1.33 - 1.48 (m, 2 H) 1.70 (d, J=12.1 Hz, 1 H) 1.78 - 1.93 (m, 4 H) 2.34 - 2.48 (m, 2 H) 4.24 - 4.42 (m, 1 H) 4.67 (d, J=5.1 Hz, 2 H) 5.50 (t, J=5.6 Hz, 1 H) 6.55 (s, 1 H) 8.82 (s, 1 H); MS m/z 266.5 (M+H)+
【0136】
工程4
2−クロロ−7−シクロヘキシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(0.85g、64%収率):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.22 (br. s., 1 H) 1.36 (d, J=13.6 Hz, 2 H) 1.66 (br. s., 1 H) 1.85 (d, J=10.6 Hz, 4 H) 2.30 (dd, J=12.4, 3.3 Hz, 2 H) 3.04 (d, J=17.2 Hz, 6 H) 4.34 (br. s., 1 H) 6.80 (s, 1 H) 8.97 (s, 1 H); MS m/z 307.3 (M+H)
【0137】
中間体3:
中間体1の方法に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを類似の方法で製造し、それは既知文献化合物である(WO2010/020675)
【化35】
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【0138】
中間体4:
中間体1の方法に従い、2−クロロ−N,N−ジメチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを類似の方法で製造した。
【化36】
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工程1
【化37】
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5−ブロモ−2−クロロ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)ピリミジン−4−アミン(6.47g)を83%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.16 (s, 1 H), 4.20 (septet, J = 4.0 Hz, 1 H), 3.89 (ddd, J = 11, 4.0, 1.5 Hz, 1 H), 3.79 (dt, J = 11, 4.0 Hz, 1 H), 3.53 (m, 1 H), 3.40 (dd, J = 11, 8.1 Hz, 1 H), 2.0 (m, 1 H), 1.82 - 1.66 (m, 3 H); MS m/z 293.3 (M + H)+
【0139】
工程2
【化38】
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3−(2−クロロ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イルアミノ)ピリミジン−5−イル)プロプ−2−イン−1−オール(3.21g)を54%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.05 (s, 1 H), 4.45 (s, 1 H), 4.21 (septet, J = 4.0 Hz, 1 H), 3.90 (ddd, J = 11, 4.0, 1.0 Hz, 1 H), 3.80 (dt, J = 11, 4.0 Hz, 1 H), 3.52 (m, 1 H), 3.39 (dd, J = 11, 8.3 Hz, 1 H), 2.01 (m, 1 H), 1.81 - 1.67 (m, 3 H); MS m/z 268.4 (M + H)+
【0140】
工程3
【化39】
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(2−クロロ−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−イル)メタノール(2.39g)を75%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.72 (s, 1 H), 6.59 (s, 1 H), 4.77 (s, 2 H), 4.62 (m, 1 H), 4.42 (t, J = 11 Hz, 1 H), 4.00 - 3.91 (m, 2 H), 3.57 (m, 1 H), 2.92 (m, 1 H), 2.07 (m, 1 H), 1.87 (m, 2 H); MS m/z 268.4 (M + H)+
【0141】
工程4
【化40】
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2−クロロ−N,N−ジメチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(1.74g)を58%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.87 (s, 1 H), 6.81 (s, 1 H), 4.53 (tt, J = 11, 4.4 Hz, 1H), 4.32 (t, J = 11 Hz, 1 H), 3.95 (m, 2 H), 3.52 (m, 1 H), 3.17 (s, 3 H), 3.15 (s, 3 H), 2.77 (qt, J = 12, 5.3 Hz, 1 H), 2.09 (m, 1 H), 1.87 - 1.78 (m, 2 H); MS m/z 309.5 (M + H)+
【0142】
中間体5
中間体1の方法に従い、2−クロロ−7−(4−(2−シアノプロパン−2−イル)フェニル)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを中間体1の方法に準じて製造した。
【化41】
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工程1:
2−(4−(5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イルアミノ)フェニル)−2−メチルプロパンニトリル
【化42】
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5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(1.37gm、6mmol)、2−(4−アミノフェニル)−2−メチルプロパンニトリル(0.96gm、6mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(1.6mL、9mmol)を30ml アセトニトリル中で合わせ、16時間、RTで撹拌した。16時間目のLC/MSは、反応が完了したことを示した。有機物を1Mクエン酸溶液、水、塩水で連続的に洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、傾捨し、蒸発させて、粗物質を得て、それをそのまま次工程に使用した。(1.45gm、69%)。MS m/z 353.3 (M+H)
【0143】
【化43】
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工程2:
2−(4−(2−クロロ−5−(3−ヒドロキシプロプ−1−イニル)ピリミジン−4−イルアミノ)フェニル)−2−メチルプロパンニトリル。
2−(4−(5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イルアミノ)フェニル)−2−メチルプロパンニトリル(1.4gm、3.98mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロライド(0.14gm、0.2mmol)、テトラブチルアンモニウムフルオライド(2.6gm、9.95mmol)およびプロパルギルアルコール(0.357mL、5.97mmol)を、12mL THFに、スクリューキャップ付き高圧容器で合わせ、70℃油浴で加熱した。2時間後、LC/MSによると反応は完了した。揮発物を除去し、残留物をEtOAcに溶解した。有機層を濾過して、不溶性煤煙を除去した。有機層を水、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。揮発物を除去し、残留物をNPLC(10−75%EtOAcのヘプタン溶液、Analogix)で精製した。(869mg、67%)。MS m/z 327.4 (M+H)
【0144】
【化44】
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工程3:
2−(4−(2−クロロ−6−(ヒドロキシメチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)フェニル)−2−メチルプロパンニトリル。
2−(4−(2−クロロ−5−(3−ヒドロキシプロプ−1−イニル)ピリミジン−4−イルアミノ)フェニル)−2−メチルプロパンニトリルを10mLにさらに乾燥THFで希釈した1M テトラブチルアンモニウムフルオライドのTHF溶液(5.85mL、5.85mmol)と1.5時間、60℃で反応させた。分析的LCは反応の完了を示した(保持時間は最小のシフト)。揮発物を除去し、残留物を酢酸エチルに溶解した。有機物を水、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。揮発物を除去し、残留物をNPLC(10−75%酢酸エチルのヘプタン溶液、Analogix)で精製して、所望の生成物(589mg、68%)を得た。MS 327.3 m/z (M+H)
【0145】
【化45】
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工程4:
2−クロロ−7−(4−(2−シアノプロパン−2−イル)フェニル)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド。
2−(4−(2−クロロ−6−(ヒドロキシメチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)フェニル)−2−メチルプロパンニトリル(589mg、1.8mmol)、二酸化マンガン(7.8gm、90mmol)および2M ジメチルアミンのTHF溶液(4.51ml、9mmol)を6mL 乾燥DMF中で合わせた。反応物を3時間撹拌し、その時点でLC/MSによると反応は完了した。反応物を塩水に注ぎ、EtOAcで抽出した。合わせた有機物を水、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。揮発物を除去し、残留物をNPLC(10−100%酢酸エチルのヘプタン溶液、Analogix)で精製して、純粋な所望の化合物を得た。(345mg、52%)。MS 367.7 m/z
【0146】
中間体6
【化46】
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6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸LiCl塩
工程1
【化47】
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6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸メチルの製造
2−クロロ−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(5.0g、17mmol)の1,4−ジオキサン(80mL)懸濁液に、封管中、6−アミノニコチン酸メチル(2.86g、1.10当量)、Pd(OAc)(0.096g、0.025当量)およびBINAP(0.532g、0.050当量)を添加した。Nで得られた混合物を20分間通気して脱気し、CsCO(8.35g、1.5当量)で処理した。反応混合物を100℃で2.2時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、100mLのヘプタンで処理し、超音波処理した。赤色沈殿を濾過により回収し、200mLの水に懸濁した。超音波処理後、固体を濾過により回収し、水(3×50mL)で濯ぎ、乾燥させた。固体をTHFで摩砕して、黄褐色固体6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸メチル(6.6g、94%収率)を得た。濾過物を真空で濃縮し、カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘプタン)で精製して、さらに生成物(0.4g、6%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 10.33 (s, 1 H), 8.89 (s, 1 H), 8.83 (d, J = 2.1 Hz, 1 H), 8.44 (d, J = 8.9 Hz, 1 H), 8.22 (dd, J = 8.9, 2.2 Hz, 1 H), 6.67 (s, 1 H), 4.77 (m, 1 H), 3.86 (s, 3 H), 3.06 (s, 6 H), 2.42 (m, 2 H), 2.00 (m, 4 H), 1.68 (m, 2 H); MS m/z 409.4 (M+H)+
【0147】
工程2
【化48】
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6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸LiCl塩の製造
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸メチル(1.0g、2.4mmol)の2−プロパノール(60mL)懸濁液にLiOH(0.29g、5.0当量)および水(12mL)を添加し、得られた混合物を60℃で1時間撹拌した。懸濁液は徐々に透明になった。室温に冷却後、反応混合物を1N HCl(12.24mL、5当量)で処理し、真空で濃縮した。明黄色固体(1.40g、95%収率)の6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸とLiCl(5当量)の混合物をさらに精製せずに次反応に使用した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 13.30 (br s, 1 H), 11.24 (br s, 1 H), 9.03 (s, 1 H), 8.88 (d, J = 2.2 Hz, 1 H), 8.31 (dd, J = 8.7, 2.2 Hz, 1 H), 8.11 (d, J = 8.7 Hz, 1 H), 6.81 (s, 1 H), 4.79 (m, 1 H), 3.06 (s, 6 H), 2.41 (m, 2 H), 2.02 (m, 4 H), 1.67 (m, 2 H); MS m/z 395.4 (M+H)+
【0148】
中間体7
【化49】
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6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸の製造
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸メチル(2.0g、4.9mmol)のTHF(6mL)懸濁液に、1M LiOH(水性)(6mL、1.2当量)を添加し、スラリーを45℃で12時間撹拌した(スラリーは透明になった)。室温に冷却後、THFを蒸発させ、反応混合物をpH=1〜2まで1N HClで処理した。得られた沈殿を濾過し、濾液を20%イソプロパノール/CHCl(3×100mL)で抽出し、合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、濃縮して、黄褐色固体を得た。黄褐色固体をアセトンで摩砕して、6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸を所望の生成物として黄褐色固体(1.56g、73%収率)として得て、それをさらに精製せずに使用した。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.75 (br. s, 1H), 8.95 (s, 1H), 8.84 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 8.24 - 8.33 (m, 1H), 8.13 - 8.24 (m, 1H), 6.74 (s, 1H), 4.79 (quin, J=8.8Hz, 1H), 3.06 (s, 1H), 2.30 - 2.46 (m, 3H), 1.90 - 2.09 (m, 5H), 1.48 - 1.76 (m, 3H), 1.04 (d, J=6.1Hz, 1H); MS m/z 395.5 (M+H)+
【0149】
中間体8
中間体1の方法に従い、2−クロロ−7−(4−(2−シアノプロパン−2−イル)フェニル)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを中間体1の方法に準じて製造した
【化50】
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6−(7−シクロヘプチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸。
工程1
【化51】
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2−クロロ−7−シクロヘプチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(517mg、1.2mmol、1.0当量)、6−アミノ−ニコチン酸メチルエステル(221mg、1.5mmol、1.2当量)、CsCO(591mg、1.8mmol、1.5当量)およびBINAP(38mg、0.06mmol、0.05当量)の混合物をNでピペットにより3分間バブリングした。Pd(OAc)(14mg、0.06mmol、0.05当量)を添加し、フラスコを密閉し、130℃に加熱した油浴中、3時間加熱した。混合物をセライトのパッドで濾過し、etOAcで洗浄した。有機層を水、塩水で洗浄し、有機層と合わせ、NaSOで乾燥させた。溶媒を蒸発させ、褐色固体をアセトニトリルで摩砕し、濾過し、ACNで洗浄し、高真空で乾燥させて、表題化合物を明ピンク色固体(236mg、0.53mmol、44%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.84 - 8.90 (m, 1 H) 8.69 (s, 1 H) 8.61 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 8.51 (br s, 1 H) 8.20 - 8.26 (m, 1 H) 6.40 (s, 1 H) 4.40 - 4.53 (m, 1 H) 3.87 (s, 3 H) 3.10 (s, 6 H) 2.48 - 2.64 (m, 2 H) 1.90 - 2.00 (m, 2 H) 1.76 - 1.86 (m, 2 H) 1.63 - 1.72 (m, 4 H) 1.45 - 1.56 (m, 2 H)。MS (m/z, MH+):437.5
【0150】
工程2
【化52】
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6−(7−シクロヘプチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸の製造
6−(7−シクロヘプチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸メチルエステル(146mg、0.33mmol、1.0当量)のTHF(1.5mL)溶液に、LiOH(94.7mg、4.0mmol、12当量)の1.5mLの水溶液を添加した。混合物を室温で48時間撹拌した。反応混合物を氷浴で0℃に冷却し、pH約1〜2まで1N HClで酸性化した。固体沈殿を濾過し、洗浄して、表題化合物を明ピンク色固体(52mg、0.124mmol、37%)として得て、そのまま使用した;あるいは20%イソプロパノールのジクロロメタン溶液)で抽出できる。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 12.99 (br s, 1 H) 10.38 (br s, 1 H) 8.87 (s, 1 H) 8.81 (d, J=2.01 Hz, 1 H) 8.53 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.19 (dd, J=9.03, 2.01 Hz, 1 H) 6.67 (s, 1 H) 4.44 (br s, 1 H) 3.07 (d, J=13.05 Hz, 6 H) 2.54 - 2.60 (m, 2 H) 1.87 - 1.98 (m, 2 H) 1.75 - 1.87 (m, 2 H) 1.59 - 1.75 (m, 4 H) 1.49 (m, 2 H)。MS (m/z, MH+):423.5
【0151】
中間体9
【化53】
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中間体6の製造方法に従い、6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸および5当量LiClを中間体6に準じる方法で製造した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.70 (br s, 1 H), 8.81 (s, 1 H), 8.71 (s, 1 H), 8.42 (d, J = 8.53 Hz, 1 H), 8.10 (dd, J1 = 8.53, J2 = 2.01 Hz, 1 H), 6.63 (s, 1 H), 4.41 (m, 1 H), 3.07 (d, 6 H), 2.70-2.52 (m, 2 H), 1.99-1.39 (m, 10 H)
MS m/z 422.9 (M+H)+
【実施例】
【0152】
実施例1
【化54】
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7−シクロペンチル−2−(5−((1R,5S)−9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化55】
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6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸メチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(5.0g、17mmol)を6−アミノニコチン酸メチル(2.86g、1.10当量)と結合させ、それにより6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸メチル(6.6g)を94%収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 10.33 (s, 1 H), 8.89 (s, 1 H), 8.83 (d, J = 2.1 Hz, 1 H), 8.44 (d, J = 8.9 Hz, 1 H), 8.22 (dd, J = 8.9, 2.2 Hz, 1 H), 6.67 (s, 1 H), 4.77 (m, 1 H), 3.86 (s, 3 H), 3.06 (s, 6 H), 2.42 (m, 2 H), 2.00 (m, 4 H), 1.68 (m, 2 H); MS m/z 409.4 (M+H)+
【0153】
工程2
【化56】
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6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸および5当量LiClの製造
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸メチル(1.0g、2.4mmol)の2−プロパノール(60mL)の懸濁液に、LiOH(0.29g、5.0当量)および水(12mL)を添加し、得られた混合物を60℃で1時間撹拌した。室温に冷却後、反応混合物を1N HCl(12.24mL、5当量)で処理し、真空で濃縮し、それにより6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸を明黄色固体(1.40g)として95%収率でLiCl(5当量)共塩として得て、さらに精製せずに次反応に使用した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 13.30 (br s, 1 H), 11.24 (br s, 1 H), 9.03 (s, 1 H), 8.88 (d, J = 2.2 Hz, 1 H), 8.31 (dd, J = 8.7, 2.2 Hz, 1 H), 8.11 (d, J = 8.7 Hz, 1 H), 6.81 (s, 1 H), 4.79 (m, 1 H), 3.06 (s, 6 H), 2.41 (m, 2 H), 2.02 (m, 4 H), 1.67 (m, 2 H); MS m/z 395.4 (M+H)+
【0154】
工程3
【化57】
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一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸と5当量LiClを9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸(1R、5S)−tert−ブチルと結合させ、それにより7−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸(1R,5S)−tert−ブチル(158mg)を77%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.76 (s, 1 H), 8.56 (d, J = 8.59 Hz, 1 H), 8.41 (s, 1 H), 8.28 (br s, 1 H), 7.92 (d, J = 7.07 Hz, 1 H), 6.47 (s, 1 H), 4.80 (m, 1 H), 4.67-4.29 (m, 2 H), 4.14-3.68 (m, 3 H), 3.48(m, 1 H), 3.24-2.99 (m, 7H), 2.60 (m, 2 H), 2.26-1.54 (m, 10 H), 1.49 (s, 9H); LCMS m/z 619.0 (M+H)+
【0155】
工程4
【化58】
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7−シクロペンチル−2−(5−((1R,5S)−9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護法2に従い変換して、7−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸(1R,5S)−tert−ブチルを7−シクロペンチル−2−(5−((1R,5S)−9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(47mg)を93%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 9.04 (s, 1 H), 8.85 (s, 1 H), 8.60 (d, J = 8.59 Hz, 1 H), 8.50 (s, 1 H), 7.83 (dd, J1 = 8.84 Hz, J2 = 2.27 Hz, 1 H), 6.49 (s, 1 H), 4.91-4.33 (m, 2 H), 4.16-3.10 (m, 12 H), 3.10-2.36 (m, 5H), 2.28-1.53 (m, 8 H); HRMS m/z 519.2849 (M+H)+
【0156】
実施例2
【化59】
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7−シクロヘプチル−2−(5−((1R,5S)−9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化60】
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6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸−5 LiClの製造
実施例1、工程1の製造に従い、類似の方法で、6−(7−シクロヘプチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸メチルエステル(1.34g)を52%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.95 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 8.77 (s, 1 H), 8.71 (d, J = 8.6 Hz, 1 H), 8.33 (dd, J = 8.8, 2.1 Hz, 1 H), 6.50 (s, 1 H), 4.55 (m, 1 H), 3.97 (s, 3 H), 3.29 (s, 6 H), 2.65 (m, 2 H), 2.04 (m, 2 H), 1.91 (m, 2 H), 1.83 - 1.70 (m, 4 H), 1.60 (m, 2 H); MS m/z 437.5 (M+H)+
【0157】
工程2
【化61】
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6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸および5当量LiClの製造
実施例1、工程2の製造に従い、類似の方法で、6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸−5当量LiCl(1.87g)を定量的収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.70 (br s, 1 H), 8.81 (s, 1 H), 8.71 (s, 1 H), 8.42 (d, J = 8.53 Hz, 1 H), 8.10 (dd, J1 = 8.53, J2 = 2.01 Hz, 1 H), 6.63 (s, 1 H), 4.41 (m, 1 H), 3.07 (d, 6 H), 2.70-2.52 (m, 2 H), 1.99-1.39 (m, 10 H); MS m/z 422.9 (M+H)+
【0158】
工程3
【化62】
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7−シクロヘプチル−2−(5−((1R,5S)−9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸と5当量LiClを9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸(1R、5S)−tert−ブチルと結合させ、それにより7−(6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸(1R,5S)−tert−ブチル(170mg)を83%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.75 (s, 1 H), 8.67 (d, J = 8.59 Hz, 1 H), 8.42 (s, 1 H), 8.31 (br s, 1 H), 7.92 (d, J = 8.08 Hz, 1 H), 6.46 (s, 1 H), 4.74-3.40 (m, 7 H), 3.22-2.94 (m, 7 H), 2.65 (m, 2 H), 2.16-1.54 (m, 13H), 1.49 (s, 9H); LCMS m/z 647.1 (M+H)+
【0159】
工程4
【化63】
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7−シクロヘプチル−2−(5−((1R,5S)−9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護法2に従い、7−(6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸(1R,5S)−tert−ブチルを変換して、7−シクロヘプチル−2−(5−((1R,5S)−9−ヒドロキシ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(43mg)を96%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 9.34 (s, 1 H), 8.88 (m, 1 H), 8.74 (m, 1 H), 8.54 (m, 1 H), 7.85 (dd, J1 = 8.59 Hz, J2 = 2.02 Hz, 1 H), 6.48 (s, 1 H), 4.80-4.38 (m, 2 H), 4.17-3.09 (m, 12 H), 3.07-2.52 (m, 5H), 2.23-1.50 (m, 12 H); HRMS m/z 547.3161 (M+H)+
【0160】
実施例3
【化64】
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7−シクロヘプチル−2−[5−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化65】
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5−[6−(7−シクロヘプチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロヘプチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(52.5mg、0.124mmol、1.0当量)を2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(32.0mg、0.162mmol、1.5当量)と結合させ、それにより5−[6−(7−シクロヘプチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(59mg、0.09mmol、76%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 9.12 (br s, 1 H) 8.85 (s, 1 H) 8.73 (br s, 1 H) 8.61 (br s, 1 H) 7.98 (br s, 1 H) 6.48 (s, 1 H) 4.47 - 4.65 (m, 2 H) 3.72 (br s, 1 H) 3.52 - 3.69 (m, 2 H) 3.46 (t, J=8.59 Hz, 1 H) 3.18 (s, 6 H) 2.58 - 2.74 (m, 2 H) 1.99 - 2.09 (m, 2 H) 1.83 - 1.99 (m, 5 H) 1.65 - 1.83 (m, 4 H) 1.55 - 1.65 (m, 2 H) 1.37 - 1.55 (m, 9 H)
MS (m/z、MH+):603.6
【0161】
工程2
【化66】
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7−シクロヘプチル−2−[5−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、5−[6−(7−シクロヘプチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(50mg、0.083mmol、1.0当量)を変換して、7−シクロヘプチル−2−[5−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを白色固体(24mg、0.05mmol)として57%収率で得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.89 (br s, 1 H) 8.83 (br s, 1 H) 8.65 - 8.78 (m, 1 H) 8.51 - 8.65 (m, 1 H) 7.89 - 8.05 (m, 1 H) 6.48 (s, 1 H) 4.52 (br s, 2 H) 3.84 - 3.97 (m, 1 H) 3.66 - 3.85 (m, 1 H) 3.40 - 3.54 (m, 1 H) 3.24 - 3.40 (m, 1 H) 3.19 (s, 6 H) 2.67 (d, J=11.54 Hz, 2 H) 2.03 (s, 3 H) 1.83 - 1.99 (m, 5 H) 1.64 - 1.83 (m, 4 H) 1.50 - 1.65 (m, 2 H); HR-MS (m/z, MH+):503.2071。
【0162】
実施例4
【化67】
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2−(5−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化68】
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3−(6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルの製造
アミド形成法1に従い、6−(7−シクロヘプチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(75mg、0.178mmol、1.0当量)を3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチル(37.7mg、0.18mmol、1.0当量)と結合させ、3−(6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルを白色固体(80mg、0.130mmol、73%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.76 (s, 1 H) 8.68 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.42 - 8.57 (m, 1 H) 8.40 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 7.83 (dd, J=8.59, 2.02 Hz, 1 H) 6.49 (s, 1 H) 4.46 - 4.62 (m, 2 H) 4.29 (br s, 2 H) 3.19 (s, 6 H) 2.56 - 2.73 (m, 2 H) 1.84 - 2.12 (m, 8 H) 1.65 - 1.84 (m, 6 H) 1.54 - 1.65 (m, 3 H) 1.52 (s, 9 H); MS (m/z, MH+):617.7。
【0163】
工程2
【化69】
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2−(5−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護方法1に従い、3−(6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルを変換して、2−(5−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを白色固体(60mg、0.116mmol)として96%収率で得た。H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.68 (s, 1 H) 8.60 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 8.32 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.20 (s, 1 H) 7.73 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 6.39 (s, 1 H) 4.33 - 4.57 (m, 2 H) 3.10 (s, 6 H) 2.45 - 2.68 (m, 2 H) 1.86 - 2.00 (m, 3 H) 1.79 (br s, 7 H) 1.56 - 1.73 (m, 7 H) 1.40 - 1.56 (m, 3 H); HR-MS (m/z, MH+):517.3027。
【0164】
実施例5
【化70】
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2−(5−(2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化71】
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7−(6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボン酸tert−ブチルの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロヘプチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(80mg、0.19mmol、1.0当量)を2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボン酸tert−ブチル(47.1mg、0.208mmol、1.1当量)と結合させ、7−(6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボン酸tert−ブチルを白色固体(22mg、0.035mmol)として18.4%収率で得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.67 (s, 1 H) 8.60 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.31 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.16 - 8.28 (m, 1 H) 7.74 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H) 6.39 (s, 1 H) 5.23 (s, 1 H) 4.38 - 4.51 (m, 1 H) 3.63 (s, 4 H) 3.52 (br s, 2 H) 3.10 (s, 6 H) 2.48 - 2.66 (m, 2 H) 1.86 - 2.03 (m, 2 H) 1.56 - 1.85 (m, 9 H) 1.42 - 1.56 (m, 4 H) 1.38 (s, 9 H).MS (m/z, MH+):631.7
【0165】
工程2
【化72】
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2−(5−(2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護方法1に従い、7−(6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボン酸tert−ブチルを変換して、2−(5−(2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを灰白色固体(25mg、0.05mmol)として69%収率で得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 9.05 (s, 1 H) 8.48 - 8.59 (m, 1 H) 8.04 - 8.13 (m, 1 H) 7.39 - 7.48 (m, 1 H) 6.92 (s, 1 H) 4.53 - 4.68 (m, 1 H) 3.95 (s, 4 H) 3.49 - 3.83 (m, 4 H) 3.18 (d, J=3.54 Hz, 6 H) 2.46 - 2.69 (m, 2 H) 2.03 (s, 10 H) 1.65 - 1.82 (m, 4 H) 1.58 (none, 2 H); HR-MS (m/z, MH+):531.3199。
【0166】
実施例6
【化73】
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7−シクロヘプチル−2−(5−(8−ヒドロキシ−8−メチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化74】
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3−ベンジル−8−メチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−オールの製造
3−ベンジル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−オン(200mg、0.93mmol)をEtO(2ml)に溶解し、MeMgBr(3ml 1M EtO溶液)をEtO中で添加した。得られた反応混合物を室温で一夜撹拌した。混合物をEtOで希釈し、飽和NHCl水溶液および1N NaOHで洗浄した。水層をEtOで逆抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、それによりベンジル−8−メチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−オール(110mg、51%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.51 - 7.18 (m, 5 H) 3.60 (br. s., 2 H) 2.73 (d, J=10.11 Hz, 2 H) 2.52 (d, J=9.60 Hz, 2 H) 1.85 (br. s., 2 H) 1.71 (br. s., 4 H) 1.55 (br. s., 1 H) 1.31 (s, 3 H).
【0167】
工程2
【化75】
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8−メチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−オールの製造
3−ベンジル−8−メチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−オール(110mg、0.48mmol)のサンプルをMeOH(20ml)に溶解し、雰囲気をN(3×)に置き換えた。10%Pd/C(cat.)を添加し、雰囲気をH(3×)に置き換えた。得られた反応混合物をRTで、バルーン圧下一夜撹拌した。TLCがUV活性スポットを示さなくなったらPd/Cを濾過し(常にMeOHで湿らせたまま)、濾液を濃縮し、それにより8−メチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−オール(70mg、99%収率)を得た。NMRはベンジルをもはや示さない。直接使用。
【0168】
工程3
【化76】
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7−シクロヘプチル−2−(5−(8−ヒドロキシ−8−メチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
一般的アミド形成法3に従い、6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸を8−メチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−オールと結合させ、それにより7−シクロヘプチル−2−(5−(8−ヒドロキシ−8−メチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(68mg)を26%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 9.65 (s, 1 H) 8.93 - 8.86 (m, 1 H) 8.68 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.55 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 7.82 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 6.52 - 6.39 (m, 1 H) 4.45 - 4.60 (m, 1 H) 4.39 (br, s., 1 H) 3.96 (br, s., 1 H) 3.63 - 3.39 (m, 2 H) 3.15 (s, 6 H) 2.76 - 2.51 (m, 3 H) 2.14 (br, s., 1 H) 2.07 - 1.93 (m, 2 H) 1.85 (ddd, J=6.95, 3.41, 3.28 Hz, 3 H) 1.80 - 1.61 (m, 7 H) 1.61 - 1.48 (m, 2 H) 1.48 - 1.36 (m, 1 H) 1.30 (s, 3 H); HR-MS (m/z MH+) 546.32 RT 3.99 min
【0169】
実施例7
【化77】
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7−シクロヘプチル−2−(5−((1R,4R,7R)−7−ヒドロキシ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
一般的アミド形成法3に従い、6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸を(1R,4R,7R)−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−オールと結合させ、それにより7−シクロヘプチル−2−(5−((1R,4R,7R)−7−ヒドロキシ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(50mg)を77%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 9.79 (s, 0.8 H, Rotamer) 9.58 (s, 0.2 H, Rotamer) 8.93 - 8.82 (m, 1 H) 8.76 - 8.55 (m, 2 H) 7.90 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 6.45 (s, 1 H) 4.59 - 4.439 (m, 1 H) 4.41 (br, s., 0.2 H, Rotamer) 4.27 (br, s., 0.2 H, Rotamer) 4.20 (br, s., 0.8 H, Rotamer) 4.06 (s, 0.8 H, Rotamer) 3.73 - 3.57 (m, 2 H) 3.07 - 3.39 (m, 7 H) 2.75 - 2.54 (m, 2 H) 2.42 (br, s., 0.8 H, Rotamer) 2.35 (br, s., 0.2 H, Rotamer) 2.20 - 1.93 (m, 4 H) 1.93 - 1.63 (m, 7 H) 1.62 - 1.42 (m, 3 H); HR-MS (m/z MH+) 518.29 RT 3.66 min
【0170】
実施例8
【化78】
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2−(5−(8−アセチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
一般的アミド形成法3に従い、6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸を1−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)エタノンと結合させ、それにより2−(5−(8−アセチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(63mg)を88%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 9.69 (s, 1 H) 8.90 (s, 1 H) 8.72 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.51 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 7.78 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 6.46 (s, 1 H) 4.71 (br. s., 1 H) 4.51 (tt, J=11.12, 4.04 Hz, 1 H) 4.16 (br. s., 1 H) 3.24 - 3.10 (m, 7 H) 2.70 - 2.55 (m, 2 H) 2.18 - 2.06 (m, 4 H) 2.01 (ddd, J=13.64, 7.07, 4.04 Hz, 4 H) 1.95 - 1.79 (m, 5 H) 1.79 - 1.62 (m, 5 H) 1.62 - 1.49 (m, 2 H)。HR-MS (m/z MH+) 559.31 RT 3.89 min。
【0171】
実施例9
【化79】
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7−シクロペンチル−2−[5−(3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化80】
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3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−6−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(5当量のLiClとの塩形態)(571mg、0.942mmol)を3,6−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−6−カルボン酸tert−ブチル(200mg、0.942mmol)と結合させ、446mgの3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−6−カルボン酸tert−ブチルエステルの80%収率で得た。MS (ESI) m/e (M+H+):588.9。
【0172】
工程2
【化81】
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7−シクロペンチル−2−[5−(3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−6−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−(3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの二塩酸塩(275mg)を72%収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.58 (1 H, br. s.), 9.01 (1 H, s), 8.46 (1 H, br. s.), 8.05 (1 H, br. s.), 7.92 (1 H, br. s.), 6.88 (1H, s.), 4.80 (1 H, quin.), 4.0 (1 H, br. s), 3.57 (4 H, br. s), 3.17 (3 H, br. s.), 3.07 (6 H, s), 2.59 - 2.75 (1 H, m), 2.35-2.45 (2 H, br. m), 1.84 - 2.09 (6 H, m), 1.66-1.70 (2 H, m). MS (ESI) m/e (M+H+):489.9。
【0173】
工程3
ラセミ体7−シクロペンチル−2−[5−(3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドのエナンチオマーの約1:1混合物215mgの分割を次の条件を使用して行った:As−H、4.6×100mm、SFC、4g/分、40C、30%MeOH 0.2%ジエチルアミンにより、約68mgの各エナンチオマー7−シクロペンチル−2−[5−((1S,5S)−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(異性体1)および7−シクロペンチル−2−[5−((1R,5R)−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(異性体2)を得た。
【0174】
実施例10
【化82】
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エナンチオマー1:7−シクロペンチル−2−[5−((1S,5S)−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 10.02 (1 H, s), 8.85 (1 H, s), 8.32 - 8.38 (2 H, m), 7.86 (1 H, br. s.), 6.66 (1 H, s), 4.71 - 4.79 (1 H, quin.), 3.32-3.38 (4 H, br. s.), 3.05 - 3.07 (6 H, d), 2.86 (2 H, br. s.), 2.72 - 2.74 (1 H, d), 2.33 - 2.55 (2 H, m), 1.95 - 2.05 (4 H, br. s.), 1.53 - 1.79 (4 H, m), 1.22 - 1.35 (2 H, m)
MS (ESI) m/e (M+H+):489.1
【0175】
実施例11
【化83】
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エナンチオマー2:7−シクロペンチル−2−[5−((1R,5R)−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 10.03 (1 H, br. s), 8.85 (1 H, s), 8.33-8.36 (2 H, d), 7.85 (1 H, br. s.), 6.66 (1H, s), 4.72 - 4.80 (1 H, quin.), 3.25-3.55 (5 H, br. m), 3.06 (6H, d), 2.77-2.90 (2 H, br. s.), 2.37 - 2.60 (2 H, m), 1.99 (4 H, br. s), 1.66 - 1.79 (4 H, m), 1.24 - 1.37 (2 H, br. s)
MS (ESI) m/e (M+H+):489.0
【0176】
実施例12
【化84】
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7−シクロペンチル−2−{5−[6−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化85】
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7−シクロペンチル−2−{5−[6−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
100ml丸底フラスコで、7−シクロペンチル−2−[5−(3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(165mg、0.294mmol)およびDIPEA(0.128ml、0.735mmol)と結合させ、それをジオキサン(6.00ml)で希釈し、帯黄色不均一溶液を得た。この混合物に炭酸カリウム(406mg、2.94mmol)およびトリフルオロエチルトリフラート(0.106ml、0.735mmol)を添加した。反応物を50℃で18時間加熱した。LCMSは100%変換を示した。混合物をDCMで希釈し、NaHCO飽和水溶液で洗浄し、塩水で洗浄した。有機層を分離し、MgSOで乾燥させ、蒸発させて、帯黄色固体を得た。この固体をEtOAcで摩砕して、98mgの7−シクロペンチル−2−{5−[6−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを58%収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.95 (1 H, s), 8.84 (1 H, s), 8.30 - 8.40 (2 H, m), 7.81-7.83 (1 H, d), 6.65 (1H, s), 4.71 - 4.78 (1H, quin.), 3.23 - 3.42 (7 H, m), 3.06 (7 H, br. s.), 2.30 - 2.45 (2 H, br. s.), 1.99 (4 H, br. s.), 1.55 - 1.75 (4 H, d), 1.24 - 1.35 (2 H, br. s). MS (ESI) m/e (M+H+):570.9
【0177】
実施例13
【化86】
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7−シクロペンチル−2−[5−(6−メチル−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化87】
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7−シクロペンチル−2−[5−(6−メチル−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
50mL丸底フラスコで、7−シクロペンチル−2−[5−(3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(183mg、0.326mmol)およびホルムアルデヒド(37%水溶液)(0.135ml、4.89mmol)と合わせ、MeOH(4.00ml)/DCM(4.00ml)中、帯黄色溶液を得た。1.5時間、室温で撹拌後、ナトリウムトリアセトキシボロハイドライド(90mg、0.424mmol)を添加し、反応物をさらに12時間撹拌した。LCMSは完全な変換を示した。混合物をジクロロメタンで希釈し、NaHCO飽和水溶液、塩水で洗浄した。合わせた有機相をMgSOで乾燥させ、蒸発させて、明黄色固体。酢酸エチル、ジクロロメタンで摩砕し、濾過して、30mgの7−シクロペンチル−2−[5−(6−メチル−3,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを18%収率で得た。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.81 (1 H, s), 8.54 (2 H, d), 8.42 (1 H, s), 7.90 (1 H, d, J=8.53 Hz)、6.66 (1 H, s), 4.91 (3 H, s), 4.77 - 4.87 (1H, quin.), 3.30 (4H, br. s), 3.16 - 3.20 (7 H, m), 2.65 - 2.90 (3 H, br. s.), 2.50 - 2.60 (2 H, m), 1.93 - 2.25 (5 H, m), 1.76 (2 H, br. s). MS (ESI) m/e (M+H+):502.9
【0178】
実施例14
【化88】
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2−[5−(1−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化89】
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{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(550mg、0.907mmol)を(3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(180mg、0.907mmol)と結合させ、それにより260mgの{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステルの50%収率で得た。
MS (ESI) m/e (M+H+):575.4
【0179】
工程2
【化90】
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2−[5−(1−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド二塩酸塩の製造
脱保護法1に従い、{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル(250mg、0.435mmol)を2−[5−(1−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド二塩酸塩(210mg)に変換した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.04 (1 H, s), 8.99 (1 H, s), 8.53 (1 H, s), 8.11 (1 H, d), 7.83 (1 H, br. s.), 6.86 (1 H, s), 4.75 - 4.84 (1 H, quin.), 3.25 - 4.10 (6 H, m), 3.07 (6 H, s), 2.24 - 2.40 (2 H, d), 2.00 - 2.08 (5 H, m), 1.65 - 1.67 (2 H, d), 1.31 (1 H, br. s.), 0.82 (1 H, br. s.); MS (ESI) m/e (M+H+):475.1。
【0180】
工程3
ラセミ体2−[5−(1−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドのエナンチオマーの約1:1混合物200mgの分割を次の条件を使用して行った、CO中、As−H、4.6×100mm、SFC、4g/分、40C、45%MeOH 0.2%DEAにより、約56mgの各エナンチオマー2−[5−((S)−1−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドおよび2−[5−((R)−1−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを得た。
【0181】
実施例15
【化91】
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エナンチオマー1:の製造2−[5−((S)−1−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 10.07 (1H, d), 8.86 (1 H, s), 8.41 (1 H, br. s.), 8.34 - 8.37 (1 H, t), 7.88 (1 H, d), 6.66 (1 H, s), 4.73 - 4.80 (1 H, quin.), 3.50 - 4.09 (2 H, m), 3.20 - 3.45 (4 H, br. s), 3.05 - 3.07 (6 H, d), 2.44 (2 H, br. s.), 2.00 (4 H, br. s.), 1.66 (2 H, br. s.), 1.32 (1 H, br. s.), 1.24 (1 H, m), 0.38 (1 H, br. s.); MS (ESI) m/e (M+H+):475.4
【0182】
実施例16
【化92】
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エナンチオマー2:2−[5−((R)−1−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 10.07 (1H, d), 8.86 (1 H, s), 8.33 - 8.39 (1 H, t), 7.86 - 7.88 (1 H, d), 6.66 (1 H, s), 4.73 - 4.80 (1 H, quin.), 3.40 - 4.20 (2 H, m), 3.25 - 3.37 (4 H, m), 3.05 - 3.07 (6 H, d), 2.44 (2 H, br. s.), 2.00 (4 H, br. s.), 1.66 (2 H, br. s.), 1.24 - 1.37 (2 H, m), 0.38 (1 H, d). MS (ESI) m/e (M+H+):475.3
【0183】
実施例17
【化93】
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7−シクロペンチル−2−[5−(1−ジメチルアミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化94】
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7−シクロペンチル−2−[5−(1−ジメチルアミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
50mL丸底フラスコで、2−[5−(1−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(k)(200mg、0.421mmol)およびホルムアルデヒド(37%水溶液(0.967ml、10.54mmol)のTHF(3.000ml)/メタノール(3.000ml)/DCM(3.000ml)溶液と合わせ、帯黄色懸濁液を得た。2時間、r.t.で撹拌後、ナトリウムトリアセトキシボロハイドライド(223mg、1.054mmol)を添加し、反応物をさらに16時間撹拌した。最後に反応混合物をNaHCOおよび塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、蒸発させて、明褐色固体を得た。この固体をEtOAcで摩砕して、50mgの7−シクロペンチル−2−[5−(1−ジメチルアミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(n)を24%収率および>90%純度で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 10.01 (1H, br. s.), 8.86 (1H, br. s.), 8.45 (1H, d), 8.33 (1 H, t), 7.91 (1 H, br. s.), 6.65 (1 H, s), 4.69 - 4.90 (1 H, quin.), 3.75 - 3.92 (2 H, m), 3.21 - 3.36 (3 H, m), 3.06 (6 H, br. s.), 2.40 (2 H, br. s.), 2.29 - 2.35 (6 H, d), 2.00 (4 H, br. s.), 1.40 - 1.76 (2 H, m), 1.36 - 1.43 (1 H, d), 0.46 (1 H, br. s.); MS (ESI) m/e (M+H+):503.4
【0184】
実施例18
【化95】
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7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化96】
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3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸(400mg、1.01mmol)を3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(250mg、1.18mmol、1.1当量)と結合させ、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを後処理後に得て、さらに精製せずに次工程に直接使用した。
MS m/z 589.7 (M+H)+
【0185】
工程2
【化97】
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7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを白色固体(0.290g、0.594mmol)として59%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.74 (m, 8H), 2.07 (m, 5H), 2.58 (m, 2H), 3.50 (br s, 2H), 3.17 (s, 7H), 4.81 (quin, J = 8.8 Hz, 1H), 6.48 (s, 1H), 7.79 (dd, J = 8.8, 2.3 Hz)、8.30 (s, 1H), 8.39 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 8.56 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 8.77 (s, 1H);
MS m/z 489.6 (M+H)+
【0186】
実施例18の別法。
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの合成。
【化98】
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工程1:6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸の合成。
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸メチル(2.0g、4.9mmol)のTHF(6mL)懸濁液に、1M LiOH(水性)(6mL、1.2当量)を添加し、スラリーを45℃で12時間撹拌した(スラリーは透明になった)。室温に冷却後、THFを蒸発させ、反応混合物をpH=1〜2まで1N HClで処理した。得られた沈殿を濾過し、濾液を20%イソプロパノール/CHCl(3×100mL)で抽出し、合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、濃縮して、黄褐色固体。黄褐色固体をアセトンで摩砕して、所望の生成物を黄褐色固体(1.56g、73%収率)として得て、それをさらに精製せずに使用した。MS:(M+H) = 395.5
【0187】
【化99】
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工程2:3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの合成。
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸(400mg、1.01mmol)のDMF(5mL)溶液にO−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU、580mg、1.53mmol、1.5当量)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.55mL、3.0当量)を添加し、得られた混合物を室温で5分間撹拌した。反応混合物に3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(250mg、1.18mmol、1.1当量)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、0.5M HCl、水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。物質をさらに精製せずに直接次工程に使用した。MS:(M+H) = 589.7
【0188】
工程3:表題化合物の合成。
撹拌中の3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.232g、1.mmol)のCHCl(4mL)溶液に、4M HClのジオキサン溶液(2.54mL、10.14mmol、10当量)を25℃で添加した。4時間、25℃で撹拌後、反応混合物を濾過し、CHCl(5mL)で洗浄した。残留物を回収し、水に溶解し、1M NaOHで塩基性化し、CHCl(2×15mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、黄褐色固体。粗物質をカラムクロマトグラフィー(MeOH/CHCl)で精製して、所望の生成物を白色固体(0.290g、0.594mmol、59%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.77 (s, 1H), 8.56 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 8.39 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.79 (dd, J = 8.8, 2.3 Hz)、6.48 (s, 1H), 4.81 (quin, J = 8.8 Hz, 1H), 3.50 (br s, 2H), 3.17 (s, 7H), 2.58 (m, 2H), 2.07 (m, 5H), 1.74 (m, 8H); MS m/z 489.6 (M+H)+
【0189】
実施例19
【化100】
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7−シクロペンチル−2−[5−((S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化101】
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5−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−(S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸(0.150g、0.380mmol)を(S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(100mg、0.504mmol、1.3当量)と結合させ、5−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−(S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルを得て、次工程に直接使用した。MS m/z 575.7 (M+H)+
【0190】
工程2
【化102】
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7−シクロペンチル−2−[5−((S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、5−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−(S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−((S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを白色固体(55mg、0.110mmol)として29%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.91 - 2.14 (m, 5 H), 2.43 - 2.62 (m, 2 H), 2.99 - 3.07 (m, 1 H), 3.09 (s, 6 H), 3.16 (d, J=10.11 Hz, 1 H), 3.35 (d, J=11.12 Hz, 1 H), 3.51 - 3.76 (m, 2 H), 3.80 (br. s., 1 H), 4.74 (quin, J=8.84 Hz, 1 H), 6.41 (s, 1 H), 7.77 - 7.96 (m, 1 H), 8.41 - 8.56 (m, 2 H), 8.68 - 8.84 (m, 2 H)。MS m/z 475.5 (M+H)+
【0191】
実施例20
【化103】
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7−シクロペンチル−2−[5−(ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化104】
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7−シクロペンチル−2−[5−(ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的アミド形成法2に従い、5当量の塩化リチウム含有6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸(88mg、0.146mmol)をオクタヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン(0.050mL、0.264mmol、1.6当量)と結合させ、それにより精製後7−シクロペンチル−2−[5−(ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを白色固体(40mg、0.077mmol)として29%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD2Cl2) δ ppm 1.30 (br. s., 2 H), 1.49 (s, 1 H), 1.57 - 1.84 (m, 6 H), 1.88 (d, J=10.04 Hz, 2 H), 2.00 - 2.20 (m, 5 H), 2.35 (br. s., 2 H), 2.59 (dd, J=12.05, 9.03 Hz, 2 H), 3.07 - 3.37 (m, 10 H), 4.83 (quin, J=8.84 Hz, 1 H), 6.51 (s, 1 H), 7.83 (dd, J=8.78, 2.26 Hz, 1 H), 8.43 (d, J=2.01 Hz, 2 H), 8.59 (d, J=8.53 Hz, 1 H), 8.82 (s, 1 H)
HRMS 計算値 m/z = 503.2883および実測値 m/z = 503.2894 (M+H)。
【0192】
実施例21
【化105】
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7−シクロペンチル−2−[5−((R)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化106】
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7−シクロペンチル−2−[5−((R)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的アミド形成法2に従い、5当量の塩化リチウム含有6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸(100mg、0.165mmol)を(R)−オクタヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン(40mg、0.317mmol、1.9当量)と結合させ、それにより精製後7−シクロペンチル−2−[5−((R)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを白色固体(60mg、0.113mmol)として69%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.20 - 1.33 (m, 2 H), 1.69 (br. s., 3 H), 1.69 - 1.81 (m, 4 H), 1.81 - 1.95 (m, 2 H), 1.95 - 2.16 (m, 6 H), 2.16 - 2.35 (m, 2 H), 2.48 - 2.68 (m, 2 H), 3.08 - 3.15 (m, 2 H), 3.15 - 3.23 (m, 7 H), 4.80 (quin, J=8.78 Hz, 2 H), 6.48 (s, 1 H), 7.82 (dd, J=8.78, 2.26 Hz, 1 H), 8.24 (s, 1 H), 8.41 (d, J=2.01 Hz, 1 H), 8.56 (d, J=8.53 Hz, 1 H), 8.77 (s, 1 H); HRMS計算値 m/z = 503.2883および実測値 m/z = 503.2898 (M+H)。
【0193】
実施例22
【化107】
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7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化108】
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8−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸ベンジルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸(700mg、1.78mmol)を3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸ベンジルエステル(520mg、2.11mmol、1.2当量)(参照:PCT国際出願2009067108、2009年5月28日)と結合させ、それにより精製後8−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸ベンジルエステルを灰白色固体(550mg、0.839mmol)として47%収率で得た。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.66 - 1.86 (m, 2 H) 1.91 - 2.18 (m, 8 H) 2.41 - 2.65 (m, 2 H) 2.82 (br. s., 2 H) 2.98 (br. s., 2 H) 3.11 - 3.22 (m, 6 H) 4.17 (br. s., 1 H) 4.64 (br. s., 1 H) 4.74 - 4.84 (m, 1 H) 6.65 (s, 1 H) 7.92 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.48 (d, J=2.53 Hz, 1 H) 8.53 (d, J=9.60 Hz, 1 H) 8.82 (s, 1 H); MS m/z 623.5 (M+H)+
【0194】
工程2
【化109】
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7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
8−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸ベンジルエステル(550mg、0.883mmol)および10%Pd/C(100mg、0.1当量)のメタノール(10mL)懸濁液を3回排気し、Nでパージし、バルーン圧下水素で再充填し、16時間撹拌した。反応混合物をセライトパットで濾過し、濾液を濃縮して、無色油状物を得た。油状物に酢酸エチル/ヘプタンを添加し、得られた沈殿を摩砕し、それにより7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを白色固体(260mg、0.532mmol)として60%収率で得た。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.68 - 1.84 (m, 2 H) 1.94 - 2.12 (m, 8 H) 2.12 - 2.18 (m, 1 H) 2.45 - 2.61 (m, 2 H) 2.77 (br. s., 2 H) 2.93 - 3.11 (m, 2 H) 3.16 (s, 6 H) 4.16 (br. s., 1 H) 4.64 (br. s., 1 H) 4.80 (t, J=8.84 Hz, 1 H) 6.64 (s, 1 H) 7.92 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H) 8.47 - 8.57 (m, 2 H) 8.85 (s, 1 H); MS m/z 489.9 (M+H)+
【0195】
実施例23
【化110】
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7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミド。
工程1
【化111】
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3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、2−アミノピリジル−5−カルボン酸(0.651g、4.71mmol)を3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.00g、4.71mmol)と結合させ、それにより精製後3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを白色固体(0.780g、2.35mmol)として50%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.42 - 1.54 (m, 17 H) 1.67 - 1.87 (m, 4 H) 1.94 (br. s., 4 H) 3.10 (br. s., 2 H) 3.18 (br. s., 2 H) 3.82 (d, J=12.63 Hz, 2 H) 3.94 (br. s., 2 H) 4.81 (br. s., 4 H) 6.53 (d, J=8.59 Hz, 2 H) 7.67 (dd, J=8.59, 2.02 Hz, 2 H) 8.28 (s, 2 H); MS m/z 277.4 (M+H)+
【0196】
工程2
【化112】
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3−[6−(7−シクロペンチル−6−メチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミド(WO2010020675参照)(0.150g、0.538mmol)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.188g、0.565mmol、1.05当量)と結合させ、3−[6−(7−シクロペンチル−6−メチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを黄色固体として得て、工程3に直接使用した。MS m/z 575.9 (M+H)+
【0197】
工程3
【化113】
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7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、3−[6−(7−シクロペンチル−6−メチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミド(60mg、0.126mmol)を24%収率で得た。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.68 - 1.87 (m, 3 H) 1.92 - 2.04 (m, 3 H) 2.04 - 2.19 (m, 7 H) 2.53 - 2.71 (m, 2 H) 2.84 (d, J=12.63 Hz, 2 H) 2.94 (s, 3 H) 3.11 (br. s., 3 H) 4.22 (br. s., 1 H) 4.68 (br. s., 1 H) 5.49 (quin, J=9.01, 8.84 Hz, 1 H) 6.87 (s, 1 H) 7.91 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H) 8.46 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.58 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.80 (s, 1 H); MS m/z 475.1 (M+H)+
【0198】
実施例24
【化114】
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7−シクロペンチル−2−[5−((S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミド
工程1
【化115】
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5−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−(S,S)2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、2−アミノピリジル−5−カルボン酸(0.697g、5.04mmol)を(S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.00g、5.04mmol、1.0当量)と結合させ、精製後5−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルを白色固体(350mg、1.01mmol)として20%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.36 - 1.63 (m, 10 H) 1.93 (br. s., 2 H) 3.34 - 3.86 (m, 4 H) 4.35 - 5.07 (m, 3 H) 6.55 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 7.71 (br. s., 1 H) 8.29 (br. s., 1 H); MS m/z 319.4 (M+H)+
【0199】
工程2
【化116】
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(1S,4S)−5−[6−(7−シクロペンチル−6−メチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミド(WO2010020675参照)(0.120g、0.431mmol)を(1S,4S)−5−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.144g、0.452g、1.05当量)と結合させ、(1S,4S)−5−[6−(7−シクロペンチル−6−メチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルを黄色固体として得た。この物質を次の工程3に直接使用した。MS m/z 561.5 (M+H)+
【0200】
工程3
【化117】
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7−シクロペンチル−2−[5−((1S,4S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、(1S,4S)−5−[6−(7−シクロペンチル−6−メチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−((1S,4S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミド(70mg、0.152mmol)に35%収率で得た。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.70 - 1.85 (m, 3 H) 1.90 (s, 3 H) 2.02 - 2.15 (m, 4 H) 2.58 (d, J=9.09 Hz, 2 H) 2.92 (s, 3 H) 3.01 (t, J=9.35 Hz, 1 H) 3.15 (dd, J=13.89, 10.36 Hz, 1 H) 3.39 - 3.50 (m, 1 H) 3.66 (dd, J=11.37, 2.27 Hz, 1 H) 3.71 - 3.80 (m, 1 H) 5.47 (quin, J=8.84 Hz, 1 H) 6.88 (s, 1 H) 7.83 - 8.02 (m, 1 H) 8.42 - 8.60 (m, 2 H) 8.82 (s, 1 H); MS m/z 461.5 (M+H)+
【0201】
実施例25
【化118】
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7−シクロペンチル−2−[5−((3aR,8aS)−オクタヒドロ−ピロロ[2,3−c]アゼピン−7−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1
【化119】
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(3aR,8aS)−7−フェネチル−オクタヒドロ−ピロロ[2,3−c]アゼピン−1−カルボン酸ベンジルエステル。
(3aR,8aS)−7−フェネチル−デカヒドロ−ピロロ[2,3−c]アゼピン(4.0g、16.37mmol)(参照:PCT国際出願2005097791、2005年8月20日)の酢酸エチル(100mL)懸濁液に、炭酸カリウム(6.79g、49.1mmol、3.0当量)の水(100mL)溶液を添加した。二相溶液を0℃に冷却し、クロロギ酸ベンジル(2.80mL、19.64mmol、1.2当量)を滴下した。得られた混合物を3時間、23℃で撹拌した。混合物を分配し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、塩水で洗浄し、有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濾液を濃縮して、オレンジ色油状物を得た。粗物質をシリカゲルクロマトグラフィー(1:2 酢酸エチル/ヘプタンから100%酢酸エチル、続いて12:1 CHCl/メタノール)で精製して、(3aR,8aS)−7−フェネチル−オクタヒドロ−ピロロ[2,3−c]アゼピン−1−カルボン酸ベンジルエステルを得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.31 - 1.52 (m, 1 H) 1.52 - 1.81 (m, 3 H) 1.81 - 2.03 (m, 2 H) 2.25 - 2.53 (m, 3 H) 2.53 - 2.68 (m, 2 H) 2.68 - 2.97 (m, 3 H) 3.21 - 3.40 (m, 1 H) 3.40 - 3.55 (m, 1 H) 3.93 - 4.16 (m, 1 H) 5.05 (d, J=12.05 Hz, 1 H) 5.13 (d, J=4.52 Hz, 1 H) 7.04 (d, J=7.03 Hz, 1 H) 7.12 - 7.30 (m, 6 H) 7.30 - 7.44 (m, 3 H)。
【0202】
工程2
【化120】
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(3aR,8aS)−オクタヒドロ−ピロロ[2,3−c]アゼピン−1−カルボン酸ベンジルエステル。
(3aR,8aS)−7−フェネチル−オクタヒドロ−ピロロ[2,3−c]アゼピン−1−カルボン酸ベンジルエステル(1.0g、2.64mmol)の1,2−ジクロロエタン(20mL)溶液に1−クロロエチルカーボノクロリダート(0.286mL、2.64mmol、1.0当量)を0℃で添加した。反応物を23℃に温めながら1時間撹拌し、3時間還流した。溶媒を真空で除去し、20mL メタノールを添加し、反応混合物を50℃で1時間加熱した。反応物を濃縮し、クロマトグラフィー(1:2 酢酸エチル/ヘプタンから100%酢酸エチル、続いて12:1 CHCl/メタノール)で精製して、(3aR,8aS)−オクタヒドロ−ピロロ[2,3−c]アゼピン−1−カルボン酸ベンジルエステルを得た。
MS m/z 379.3 (M+H)+
【0203】
工程3
【化121】
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7−シクロペンチル−2−[5−((3aR,8aS)−オクタヒドロ−ピロロ[2,3−c]アゼピン−7−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸(5当量の塩化リチウム)(0.088g、0.146mmol)、HBTU(0.086mg、0.226mmol、1.6当量)およびトリエチルアミン(0.100mL、0.717mmol、4.9当量)のDMF(3mL)溶液を23℃で5分間撹拌し、(3aR,8aS)−オクタヒドロ−ピロロ[2,3−c]アゼピン−1−カルボン酸ベンジルエステル(0.040mg、0.146mmol、1.0当量)を添加し、反応物を23℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、混合物を0.5M HCl(水性)、水(3×)、塩水で洗浄し、有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濾液を濃縮した。粗物質をクロマトグラフィー(メタノール/CHCl)で精製して、白色固体を得た。得られた固体(42mg)に、10%Pd/C(15mg)、メタノール(5mL)を添加した。懸濁液をHバルーンで、撹拌しながら6時間覆った。反応物の中身をセライトで濾過し、濾液を濃縮して、白色固体を得て、それを酢酸エチル/ヘプタンでの摩砕、クロマトグラフィー(メタノール/CHCl混合物)により精製して、7−シクロペンチル−2−[5−((3aR,8aS)−オクタヒドロ−ピロロ[2,3−c]アゼピン−7−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。(20mg、0.039mmol、27%)を得た。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.62 - 1.84 (m, 5 H) 1.84 - 1.99 (m, 2 H) 1.99 - 2.20 (m, 4 H) 2.31 (dd, J=13.05, 5.02 Hz, 1 H) 2.47 - 2.62 (m, 2 H) 2.63 - 2.80 (m, 1 H) 3.18 - 3.27 (m, 1 H) 3.38 - 3.61 (m, 2 H) 3.77 (d, J=13.05 Hz, 1 H) 3.84 - 3.98 (m, 1 H) 4.04 (t, J=7.53 Hz, 1 H) 4.06 - 4.19 (m, 1 H) 4.80 (quin, J=9.03, 8.87 Hz, 1 H) 6.67 (s, 1 H) 7.93 (dd, J=8.78, 2.26 Hz, 1 H) 8.45 (d, J=2.01 Hz, 1 H) 8.53 (d, J=8.53 Hz, 1 H) 8.82 (s, 1 H); HRMS計算値 m/z = 517.3039および実測値 m/z = 517.3044 (M+H)+
【0204】
実施例26
【化122】
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7−シクロヘプチル−2−(5−((1R,4R,7R)−7−ヒドロキシ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸を(1R,4R,7R)−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−オールとアミド形成法3に従い結合させ、それにより7−シクロヘプチル−2−(5−((1R,4R,7R)−7−ヒドロキシ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(47mg、78%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 9.75 (br. s., 0.8 H, Rotamer) 9.60 (br. s., 0.2 H, Rotamer) 8.88 (s, 1 H) 8.60 - 8.50 (m, 1 H) 8.61 - 8.41 (m, 1 H) 7.93 - 7.81 (m, 1 H) 6.47 (s, 1 H) 4.86 - 4.71 (m, J=8.97, 8.97, 8.84, 8.59 Hz, 1 H) 4.39 (br. s., 0.2 H, Rotamer) 4.24 (br. s., 0.2 H, Rotamer) 4.19 (br. s., 0.8 H, Rotamer) 4.05 (s, 0.8 H, Rotamer) 3.73 (br. s., 0.8 H, Rotamer) 3.67 (s, 0.2 H, Rotamer) 3.65-3.62 (m, 0.8 H, Rotamer) 3.46 (m, 0.2 H, Rotamer) 3.24-3.21 (d, J=11.62 Hz, 0.8 H, Rotamer) 3.16 (d, J=11.62 Hz, 0.2 H, Rotamer) 3.15 (s, 6 H) 2.66 - 2.6648 (m, 2 H) 2.41 (br. s., 0.8 H, Rotamer) 2.34 (br. s., 0.2 H, Rotamer) 2.15 - 1.93 (m, 6 H) 1.64 - 1.91 (m, 3 H) 1.59 - 1.48 (m, 0.8 H, Rotamer) 1.44 (br. s., 0.2 H, Rotamer); HR-MS (m/z MH+) 490.26 RT 3.21 min
【0205】
実施例27
【化123】
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2−(5−(8−アセチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸を1−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)エタノンとアミド形成法3に従い結合させ、それにより2−(5−(8−アセチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(43mg、62%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.80 (s, 1 H) 8.53 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.39 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 7.86 (dd, J=8.59, 2.02 Hz, 1 H) 6.65 (s, 1 H) 4.80 - 4.73 (m, 1 H) 4.73 - 4.25 (m, 3 H) 3.86 - 3.41 (m, 2 H) 3.16 (s, 7 H) 2.64 - 2.42 (m, 2 H) 2.23 - 1.99 (m, 8 H) 1.91 (br. s., 2 H) 1.83 - 1.61 (m, 3 H); HR-MS (m/z MH+) 531.28 RT 4.27 min
【0206】
実施例28
【化124】
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7−シクロペンチル−2−(5−(8−(2−ヒドロキシエチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸を2−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)エタノールとアミド形成法3に従い結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−(5−(8−(2−ヒドロキシエチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(18mg、59%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 9.00 - 8.87 (m, 1 H) 8.87 - 8.78 (m, 1 H) 8.57 (d, J=8.08 Hz, 1 H) 8.44 (s, 1 H) 7.79 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H) 6.54 - 6.43 (m, 1 H) 4.81 (dq、J=9.09, 8.93 Hz, 1 H) 4.51 (br. s., 1 H) 3.82 - 3.49 (m, 4 H) 3.40 - 2.99 (m, 10 H) 2.69 - 2.44 (m, 4 H) 2.16 - 1.99 (m, 4 H) 1.91 (d, J=5.56 Hz, 2 H) 1.83 - 1.45 (m, 4 H); HR-MS (m/z MH+) 533.30 RT 2.56 min
【0207】
実施例29
【化125】
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7−シクロペンチル−2−(5−(8−イソプロピル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
2−(5−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(42mg、0.086mmol)の6mlのDCM溶液に、アセトン(0.6ml)を添加し、得られた反応混合物を1時間、室温で撹拌した。Na(AcO)BH(55mg、0.26mmol)を添加し、得られた反応混合物を室温で一夜撹拌した。LCMSが反応の完了を示したとき反応混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO(2×)、塩水で洗浄した。合わせた水層をDCMで逆抽出し、合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、カラムクロマトグラフィー(0−20%MeOH/CHCl)で精製し、それにより7−シクロペンチル−2−(5−(8−イソプロピル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(64mg、88%収率)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 9.43 (br. s., 1 H) 8.88 (s, 1 H) 8.57 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.48 (d, J=2.53 Hz, 1 H) 7.77 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 6.47 (s, 1 H) 4.80 (quin, J=8.84 Hz, 1 H) 4.39 (br. s., 1 H) 3.74 - 3.30 (m, 4 H) 3.26 - 3.04 (m, 7 H) 2.68 - 2.49 (m, 3 H) 2.18 - 1.95 (m, 4 H) 1.86 (br. s., 2 H) 1.79 - 1.62 (m, 3 H) 1.53 (br. s., 1 H) 1.07 (d, J=6.06 Hz, 6 H)
HR-MS (m/z MH+) 531.32 RT 2.71 min
【0208】
実施例30
【化126】
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7−シクロペンチル−2−(5−((1S,4S,5S)−5−ヒドロキシ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸を(1S,4S,5S)−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−オールとアミド形成法3に従い結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−(5−((1S,4S,5S)−5−ヒドロキシ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(40mg、63%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 9.84 (br. s., 0.4 H, Rotamer) 9.54 (br. s., 0.6 H, Rotamer) 8.98 - 8.82 (m, 1 H) 8.80 (s, 0.4 H, Rotamer) 8.59 (s, 0.6 H, Rotamer) 8.57 - 8.48 (m, 1 H) 7.97 (d, J=7.07 Hz, 0.4 H, Rotamer) 7.86 (d, J=6.57 Hz, 0.6 H, Rotamer) 6.46 (s, 1 H) 4.78 (m, 1 H) 4.74 (br. s., 0.4 H, Rotamer) 4.46 (br. s., 1 H) 4.17 (br. s., 0.6 H, Rotamer) 4.07 (d, J=9.09 Hz, 0.4 H, Rotamer) 3.91 (d, J=11.62 Hz, 0.6 H, Rotamer) 3.64 - 3.49 (m, 0.6 H, Rotamer) 3.49 - 3.269 (m, 1 H + 0.4 H, Rotamer) 3.15 (s, 6 H) 2.73 (m, 0.6 H, Rotamer) 2.67 (m, 0.4 H, Rotamer) 2.57 (m, 2 H) 2.25 - 1.92 (m, 5 H) 1.81 - 1.42 (m, 5 H)
HR-MS (m/z MH+) 490.26 RT 4.25 min
【0209】
実施例31
【化127】
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7−シクロペンチル−2−(5−((1S,4S,5R)−5−ヒドロキシ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸を(1S,4S,5R)−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−オールとアミド形成法3に従い結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−(5−((1S,4S,5R)−5−ヒドロキシ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(40mg)を60%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 9.51 - 9.43 (m, 0.3 H, Rotamer) 9.43 - 9.35 (m, 0.7 H, Rotamer) 8.87 (s, 1 H) 8.66 - 8.60 (m, 0.3 H, Rotamer) 8.60 - 8.52 (m, 0.7 H, Rotamer + 1 H) 7.94 - 7.84 (m, 1 H) 6.48 (s, 1 H) 4.86 - 4.75 (m, 1 H) 4.75 - 4.71 (m, 0.3 H, Rotamer) 4.32 - 4.25 (m, 0.7 H, Rotamer) 4.21 - 4.13 (m, 0.7 H, Rotamer) 4.08 - 4.02 (m, 0.3 H, Rotamer) 3.61 - 3.50 (m, 1 H) 3.15 (s, 6 H) 3.10 - 3.01 (m, 1 H) 2.93 - 2.83 (m, 0.7 H, Rotamer) 2.78 - 2.67 (m, 0.3 H, Rotamer H) 2.65 - 2.50 (m, 3 H) 2.36 - 2.20 (m, 1 H) 2.15 - 1.99 (m, 4 H) 1.99 - 1.88 (m, 1 H) 1.80 - 1.65 (m, 2 H) 1.59 (none、2 H)。HR-MS (m/z MH+) 490.26 RT 4.34 min
【0210】
実施例32
【化128】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化129】
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5−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)ヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸tert−ブチルの製造
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸をヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸tert−ブチルとアミド形成法3に従い結合させ、それにより5−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)ヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸tert−ブチル(45mg)を63%収率で得た。HR-MS (m/z MH+) 589.33 RT 4.31 min
【0211】
工程2
【化130】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護方法1に従い、5−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)ヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸tert−ブチル(45mg、0.076mmol)を変換して、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(18mg)を48%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 9.18 (br. s., 1 H) 8.86 (s, 1 H) 8.51 - 8.66 (m, 2 H) 7.90 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 6.55 - 6.43 (m, 1 H) 4.81 (quin, J=8.84 Hz, 1 H) 3.88 (br. s., 2 H) 3.57 (br. s., 2 H) 3.24 - 3.05 (m, 8 H) 2.95 - 2.68 (m, 4 H) 2.68 - 2.51 (m, 2 H) 2.44 (br. s., 1 H) 2.18 - 1.96 (m, 4 H) 1.82 - 1.65 (m, 2 H)。HR-MS (m/z MH+) 489.27 RT 3.30 min
【0212】
実施例33
【化131】
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7−シクロペンチル−2−(5−((1R,5S,8r)−8−ヒドロキシ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
【化132】
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7−シクロペンチル−2−(5−((1R,5S,8r)−8−ヒドロキシ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
一般的アミド形成法3に従い、6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸を3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−オール(製造についてはWO2007 040282参照)と結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−(5−((1R,5S,8r)−8−ヒドロキシ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(50mg)を71%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 9.03 (s, 1 H) 8.84 (s, 1 H) 8.56 (d, J=9.60 Hz, 1 H) 8.48 (s, 1 H) 7.80 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 6.48 (s, 1 H) 4.80 (quin, J=8.84 Hz, 1 H) 4.38 (br. s., 1 H) 4.08 (t, J=4.80 Hz, 1 H) 3.87 (br. s., 1 H) 3.55 - 3.38 (m, 2 H) 3.16 (s, 6 H) 2.68 (br. s., 1 H) 2.65 - 2.52 (m, J=11.81, 8.75, 8.75, 8.59 Hz, 2 H) 2.21 - 1.91 (m, 6 H) 1.81 - 1.65 (m, 5 H) 1.49 (br. s., 1 H)。HR-MS (m/z MH+) 504.27 RT 3.55 min
【0213】
実施例34
【化133】
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7−シクロペンチル−2−(5−(8−(ジメチルアミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化134】
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3−ベンジル−N,N−ジメチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミンの製造
3−ベンジル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−オン(107mg、0.50mmol)のDCM(2ml)溶液に、ジメチルアミン(2ml、THF中1M)を添加し、得られた反応混合物を室温で1時間撹拌した。Na(AcO)3BH(316mg、1.49mmol)を添加し、反応混合物を室温で一夜撹拌した。TLCが完了を示したとき反応混合物をDCMで希釈し、水および塩水で洗浄した。合わせた水層をDCMで逆抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製して、それにより3−ベンジル−N,N−ジメチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(80mg)を67%収率で得た。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.47 - 7.23 (m, 5 H) 3.86 (s, 2 H) 2.88 (d, J=11.62 Hz, 2 H) 2.72 (dd, J=12.38, 3.28 Hz, 2 H) 2.52 (s, 7 H) 2.35 (br. s., 2 H) 1.90 - 1.73 (m, 4 H)
【0214】
工程2
【化135】
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N,N−ジメチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミンの製造
3−ベンジル−N,N−ジメチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(80mg、0.45mmol)をMeOH(10ml)に溶解し、雰囲気をN(3×)に置き換えた。10%Pd/C(cat.)を添加し、雰囲気をH(3×)に置き換えた。得られた反応混合物をRTで、バルーン圧下一夜撹拌した。TLCがUV活性スポットを示さなくなったらPd/Cを濾過し(常にMeOHで湿らせたまま)、濾液を濃縮し、それによりN,N−ジメチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(44mg)を87%収率で得た。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.45 (d, J=12.13 Hz, 2 H) 2.88 (dd, J=12.38, 2.78 Hz, 2 H) 2.35 (d, J=2.02 Hz, 2 H) 2.31 - 2.23 (m, 6 H) 2.11 (t, J=4.80 Hz, 1 H) 2.06 - 1.92 (m, 2 H) 1.89 - 1.79 (m, 2 H)
【0215】
【化136】
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7−シクロペンチル−2−(5−(8−(ジメチルアミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸をN,N−ジメチル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミンとアミド形成法3に従い結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−(5−(8−(ジメチルアミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(12mg)を14%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.82 (s, 1 H) 8.76 (s, 1 H) 8.55 (d, J=9.60 Hz, 1 H) 8.44 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 7.78 (dd, J=8.59, 2.02 Hz, 1 H) 6.48 (s, 1 H) 4.87 - 4.73 (m, 1 H) 4.31 (br. s., 1 H) 3.75 (br. s., 1 H) 3.35 (m, 2 H) 3.16 (s, 6 H) 2.68 - 2.51 (m, 2 H) 2.30 (s, 7 H) 2.16 - 1.97 (m, 6 H) 1.86 - 1.66 (m, 6 H)。HR-MS (m/z MH+) 531.32 RT 2.67 min
【0216】
実施例35
【化137】
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7−シクロペンチル−2−(5−(8−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
2−(5−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(105mg、0.22mmol)のジクロロメタン(2ml)溶液に1−ヒドロキシプロパン−2−オン(2ml)を添加し、得られた反応混合物を1時間、室温で撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロハイドライドを添加し、反応混合物を室温で一夜撹拌した。TLC/LCMSが完了を示したとき反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和NaHCO(2×)および塩水で洗浄した。合わせた水層をジクロロメタンで逆抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(0−20%メタノール/ジクロロメタン)で精製して、それにより7−シクロペンチル−2−(5−(8−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(39mg、33%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 9.07 (s, 1 H) 8.85 (s, 1 H) 8.57 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 8.45 (s, 1 H) 7.78 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H) 6.48 (s, 1 H) 4.81 (dq、J=9.09, 8.93 Hz, 1 H) 4.48 (br. s., 1 H) 3.75-3.30 (m, 6 H) 3.23 - 3.00 (m, 7 H) 2.69 - 2.50 (m, 3 H) 2.16 - 1.97 (m, 5 H) 1.97 - 1.66 (m, 6 H) 1.10 (d, J=6.06 Hz, 3 H); HR-MS (m/z MH+) 547.32 RT 2.54 min。
【0217】
実施例36
【化138】
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7−(1R,2R,4S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化139】
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6−(7−exo−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸メチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、7−exo−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(267mg、0.84mmol)を6−アミノニコチン酸メチル(140mg、0.92mmol)と結合させ、精製後6−(7−exo−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸メチルエステル(364mg)を得て、さらに特徴付けせずにそのまま使用した。MS m/z 435.5 (MH+)
【0218】
工程2
【化140】
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6−(7−exo−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸の製造
6−(7−exo−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸メチルエステル(364mg、0.84mmol)のテトラヒドロフラン(25mL)溶液に、5mlの水酸化リチウム水溶液(176mg、4.19mmol)を添加した。混合物を60℃で18時間加熱し、冷却し、6N塩酸でpH4に酸性化した。得られた混合物を水で希釈し、20%2−プロパノールのクロロホルム溶液(3×)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、それにより6−(7−exo−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸を褐色粉末として得て、直接使用した。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.94 (br. s, 1 H), 10.26 (s, 1 H), 8.86 (s, 1 H), 8.82 (s, 1 H), 8.37 (d, J=9.1 Hz, 1 H), 8.22 (dd, J=9.1, 2.5 Hz, 1 H), 6.68(s, 1 H), 4.37 (m, 1 H), 3.05 (s, 6 H), 2.85 (m, 1 H), 2.67 (m, 1 H), 2.36 (m, 1 H) 1.80 (m, 1 H), 1.57 (m, 2 H), 1.23 (m, 4 H)。MS m/z 421.5 (MH+)
【0219】
工程3
【化141】
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3−[6−((1R,2R,4S)−7−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−exo−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(100mg、0.24mmol)を3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(61mg、0.29mmol)と結合させ、それにより3−[6−((1R,2R,4S)−7−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを得て、それを精製またはさらなる特徴付けをせずに直接使用した。
【0220】
工程4
【化142】
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脱保護法2に従い、3−[6−((1R,2R,4S)−7−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−(1R,2R,4S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(40mg)に33%収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.87 (s, 1 H), 8.81 (s, 1 H), 8.28 (m, 2 H), 7.81 (m, 1 H), 6.65 (s, 1 H), 4.35 (m, 1 H), 4.21 (br. s, 1 H), 3.35 (m, 4 H), 3.04 (s, 6 H), 2.88-2.85 (m, 2 H), 2.65 (s, 1 H), 2.35 (m, 1 H) 1.81-1.75 (m, 1 H), 1.61-1.54 (m, 6 H), 1.23 (m, 3 H)。
MS m/z 515.7 (MH+)
【0221】
実施例37
【化143】
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7−(4−tert−ブチル−シクロヘキシル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化144】
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3−{6−[7−(4−tert−ブチル−シクロヘキシル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、trans−7−(4−tert−ブチル−シクロヘキシル)−2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(157mg、0.43mmol)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルと結合させ、後処理により、3−{6−[7−(4−tert−ブチル−シクロヘキシル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを得て、そのまま使用した。
【0222】
工程2
【化145】
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trans−7−(4−tert−ブチル−シクロヘキシル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−{6−[7−(4−tert−ブチル−シクロヘキシル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、trans−7−(4−tert−ブチル−シクロヘキシル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(90mg)に37%収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.06 (s, 1 H), 8.85 (s, 1 H), 8.47-8.43 (m, 2 H), 7.78 (dd, J=8.6, 2.5 Hz 1 H), 6.65 (s, 1 H), 4.45 (m, 1 H), 4.25 (m, 1 H), 4.03 (m, 1 H), 3.08 (s, 3 H), 3.05 (s, 3 H), 2.83 (m, 2 H), 2.61 (m, 4 H), 1.94-1.81 (m, 8 H), 1.15 (m, 3 H), 0.91 (s, 9H)。
MS m/z 559.7 (MH+)
【0223】
実施例38
【化146】
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7−シクロペンチル−2−[6−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリダジン−3−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化147】
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3−(6−アミノ−ピリダジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−アミノ−ピリダジン−3−カルボン酸(212mg、1.0mmol)を3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(139mg、1.0mmol)と結合させ、3−(6−アミノ−ピリダジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを白色固体(169mg、0.51mmol)として51%収率で得た。MS m/z 334.4 (M+H)+
【0224】
工程2
【化148】
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3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリダジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(98mg、0.336mmol)を3−(6−アミノ−ピリダジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(112mg、0.336mmol)と結合させ、それにより3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリダジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(115mg、0.195mmol)を58%収率で得た。MS m/z 590.6 (M+H)+
【0225】
工程3
【化149】
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7−シクロペンチル−2−[6−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリダジン−3−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリダジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(110mg、0.187mmol)を変換して、7−シクロペンチル−2−[6−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリダジン−3−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを白色固体(55mg、0.112mmol)として60%収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO):δ、10.71 (s, 1 H), 8.88 (s, 1 H), 8.60 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.82 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.68 (s, 1 H), 4.81-4.72 (m, 1 H), 4.22 (d, J = 12 Hz, 1 H), 3.53 (d, J = 12 Hz, 1 H), 3.48 (br s, 1 H), 3.29 (br s, 1 H), 3.27 (d, J = 12 Hz, 1 H), 3.06 (s, 3 H), 3.05 (s, 3 H) 2.93 (d, J = 12 Hz, 1 H), 2.42-2.33 (m, 2 H), 2.01-1.96 (m, 4 H), 1.72-1.58 (m, 6 H)。HRMS 計算値 C25H31N9O2.H+ (M+H) + 490.2679、実測値 490.2676 (M+H)+
【0226】
実施例39
【化150】
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7−シクロペンチル−2−(5−(9−ヒドロキシ−1,5,7−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
【0227】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−(5−(9−ヒドロキシ−1,5,7−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸と5当量LiClおよび1,3,5−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−9−オールと結合させ、7−シクロペンチル−2−(5−(9−ヒドロキシ−1,5,7−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(266mg)を68%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.77 (s, 1 H), 8.56 (d, J = 8.6 Hz, 1 H), 8.33 (s, 1 H), 8.17 (br s, 1 H), 7.72 (d, J = 8.6 Hz, 1 H), 6.49 (s, 1 H), 4.81 (m, 2 H), 3.74 (br m, 1 H), 3.26 (s, 1 H), 3.18 (s, 6 H), 3.07 (br m, 1 H), 2.70 - 2.56 (m, 4 H), 2.29 (br m, 3 H), 2.19 (s, 3 H), 2.15 - 2.03 (m, 4 H), 1.89 (m, 1 H), 1.75 (m, 2 H), 1.00 (br s, 3 H), 0.83 (br s 3 H)
HRMS m/z 561.3301 (M+H)+
【0228】
実施例40
【化152】
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2−(5−((1R,5S)−3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化153】
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2−(5−((1R,5S)−3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
一般的アミド形成法2に従い、6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸と5当量LiClおよび3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−7−カルボン酸(1R,5S)−tert−ブチルと結合させ、9−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−7−カルボン酸(1R,5S)−tert−ブチル(115mg)を85%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.78 (s, 1 H), 8.60 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.44 (d, J = 2.02 Hz, 2 H), 7.85 (dd, J1 = 8.59 Hz, J2 = 2.02 Hz, 1 H), 6.49 (s, 1 H), 4.82 (m, 1 H), 4.59-3.75 (m, 6 H), 3.17 (s, 4 H), 3.02 (s, 2 H), 2.95 (s, 2 H), 2.81 (m, 4 H), 2.57 (m, 1 H), 2.09 (m, 4 H), 1.75 (m, 1 H), 1.49 (m, 9 H)LCMS m/z 604.9 (M+H)+
【0229】
工程2
【化154】
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2−(5−((1R,5S)−3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護法2に従い、9−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−7−カルボン酸(1R,5S)−tert−ブチルを2−(5−((1R,5S)−3−オキサ−7,9−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(80mg)に変換し、83%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.82 (s, 1 H), 8.63 (d, J = 8.6 Hz, 1 H), 8.56 (s, 1 H), 8.47 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 7.87 (dd, J1 = 8.78 Hz, J2 = 2.26 Hz, 1 H), 6.51 (s, 1 H), 4.83 (m, 1 H), 4.47 (s, 1 H), 4.09 (m, 4 H), 3.77 (s, 1 H), 3.45-3.21 (m, 4 H), 3.19 (s, 6 H), 2.59 (m, 2 H), 2.11 (m, 5 H), 1.77 (m, 2 H)。HRMS m/z 505.2665 (M+H)+
【0230】
実施例41
【化155】
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2−(5−(2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化156】
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6−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルの製造
アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(199mg、0.5mmol、1.0当量)および2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチル(100mg、0.5mmol、1.0当量)と結合させ、6−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルを白色固体(214mg、0.37mmol)として74%収率で得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.79 (s, 1 H) 8.53 - 8.66 (m, 2 H) 8.08 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 6.53 (s, 1 H) 4.74 - 4.92 (m, 1 H) 4.20 - 4.61 (m, 4 H) 4.07 - 4.16 (m, 4 H) 3.18 (br s, 6 H) 2.47 - 2.65 (m, 2 H) 2.03 - 2.20 (m, 4 H) 1.68 - 1.85 (m, 3 H) 1.46 (s, 9 H)。MS (m/z、MH+):575.6
【0231】
工程2
【化157】
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2−(5−(2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護法2に従い、6−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチル(120mg、0.21mmol、1.0当量)を変換して、2−(5−(2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(35mg、0.076mmol)を36%収率で得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.89 (br. s., 1 H) 8.84 (s, 1 H) 8.66 (s, 1 H) 8.58 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.05 (dd, J=9.09, 2.53 Hz, 1 H) 6.50 (s, 1 H) 4.74 - 4.92 (m, J=9.09, 8.84, 8.72, 8.72 Hz, 1 H) 4.51 (br. s., 2 H) 4.33 (br s, 2 H) 3.83 (d, J=8.08 Hz, 4 H) 3.18 (s, 6 H) 2.51 - 2.69 (m, 2 H) 2.01 - 2.19 (m, 4 H) 1.63 - 1.91 (m, 3 H)。HR-MS (m/z、MH+):475.2584。
【0232】
実施例42
【化158】
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2−[5−((1S,5R,6S)−6−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1:
【化159】
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{(1S,5R,6S)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−6−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(100mg、0.254mmol、1.0当量)を(1S,5R,6S)−(3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−6−イル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(55.3mg、0.279mmol、1.1当量)と結合させ、それにより{(1S,5R,6S)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−6−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステルを油状物(165mg)として得て、精製せずに直接使用した。MS m/z 575.4 (M+H)+
【0233】
工程2:
【化160】
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2−[5−((1S,5R,6S)−6−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、{(1S,5R,6S)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−6−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステルを変換して、2−[5−((1S,5R,6S)−6−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(76mg)を56%収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.47 (br. s., 2 H) 1.66 (br. s., 3 H) 2.00 (br. s., 6 H) 2.34 - 2.48 (m, 2 H) 2.69 (s, 1 H) 3.06 (br. s., 7 H) 3.36 - 3.53 (m, 2 H) 3.75 (d, J=5.56 Hz, 1 H) 3.88 (d, J=12.13 Hz, 1 H) 4.76 (quin, J=8.84 Hz, 1 H) 6.65 (s, 1 H) 7.87 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H) 8.33 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.40 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.85 (s, 1 H) 9.95 (s, 1 H)。MS m/z 475.5 (M+H)+
【0234】
実施例43
【化161】
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7−シクロペンチル−2−[5−((1S,3S,5R)−3−ヒドロキシ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((1S,3S,5R)−3−ヒドロキシ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(120mg、0.304mmol、1.0当量)を(1S,3S,5R)−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−オール(46.4mg、0.365mmol、1.2当量)と結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−[5−((1S,3S,5R)−3−ヒドロキシ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(110mg)を72%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3-d) δ ppm 1.58 - 1.71 (m, 2 H) 1.79 (br. s., 2 H) 1.88 - 2.11 (m, 8 H) 2.22 (d, J=7.58 Hz, 3 H) 2.42 - 2.58 (m, 2 H) 3.08 (s, 6 H) 4.16 (br. s., 2 H) 4.72 (quin, J=8.84 Hz, 2 H) 6.40 (s, 1 H) 7.81 (dd, J=8.59, 2.02 Hz, 1 H) 8.12 (br. s., 1 H) 8.38 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.47 (br. s., 1 H) 8.68 (s, 1 H)。MS m/z 504.6 (M+H)+
【0235】
実施例44
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((1S,3R,5R)−3−ヒドロキシ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((1S,3R,5R)−3−ヒドロキシ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸を(1S,3R,5R)−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−オールと結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−[5−((1S,3R,5R)−3−ヒドロキシ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを得た。
【0236】
実施例45
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(8−メチル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(8−メチル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(100mg、0.254mmol、1.0当量)を8−メチル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(55.5mg、0.279mmol、1.1当量)と結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−[5−(8−メチル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを固体(77mg)として60%収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.56 - 1.76 (m, 4 H) 2.01 (br. s., 6 H) 2.44 (br. s., 4 H) 3.06 (br. s., 8 H) 3.33 (br. s., 4 H) 3.49 (br. s., 4 H) 4.76 (quin, J=8.84 Hz, 1 H) 6.66 (s, 1 H) 7.82 - 7.88 (m, 1 H) 8.33 - 8.41 (m, 2 H) 8.85 (s, 1 H) 10.05 (s, 1 H)
MS m/z 503.6 (M+H)+
【0237】
実施例46
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
2−[5−(7−ベンジル−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
2−[5−(7−ベンジル−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(200mg、0.507mmol、1.0当量)を3−ベンジル−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン(162mg、0.558mmol、1.1当量)(参照:PCT国際出願2006137769、2006年12月2日)と結合させ、それにより2−[5−(7−ベンジル−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを固体(131mg)として39%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.64 - 1.83 (m, 3 H) 2.04 (d, J=7.07 Hz, 2 H) 2.12 (d, J=6.57 Hz, 2 H) 2.58 (br. s., 4 H) 3.18 (s, 6 H) 3.45 (br. s., 3 H) 3.49 - 3.57 (m, 1 H) 3.67 - 3.80 (m, 1 H) 3.84 (br. s., 2 H) 4.02 (br. s., 1 H) 4.66 - 4.88 (m, 2 H) 6.51 (s, 1 H) 7.22 - 7.28 (m, 1 H) 7.31 - 7.37 (m, 5 H) 7.85 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.27 (br. s., 1 H) 8.43 (s, 1 H) 8.51 (br. s., 1 H) 8.78 (s, 1 H)。MS m/z 595.6 (M+H)+
【0238】
実施例47
【化169】
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7−シクロペンチル−2−[5−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化170】
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7−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(266mg、0.438mmol、1.0当量)を9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル(100mg、0.438mmol、1.0当量)と結合させ、それにより7−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステルを明ピンク色粉末(90mg)として34%収率で得た。MS m/z 605.2 (M+H)+
【0239】
工程2:
【化171】
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7−シクロペンチル−2−[5−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、7−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(15mg)を18%収率で得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.75 (d, J=6.06 Hz, 3 H) 2.06 - 2.18 (m, 5 H) 2.49 - 2.66 (m, 2 H) 3.03 - 3.14 (m, 2 H) 3.18 (s, 6 H) 3.42 (dd, J=12.63, 2.02 Hz, 2 H) 3.63 (br. s., 1 H) 3.81 (br. s., 2 H) 4.83 (t, J=8.84 Hz, 1 H) 6.50 (s, 1 H) 7.85 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H) 8.42 (br. s., 1 H) 8.45 - 8.51 (m, 1 H) 8.60 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 8.79 (s, 1 H)
MS m/z 505.1 (M+H)+
【0240】
実施例48
【化172】
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7−シクロペンチル−2−[5−(1,4−ジアザ−ビシクロ[3.2.2]ノナン−4−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
【化173】
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7−シクロペンチル−2−[5−(1,4−ジアザ−ビシクロ[3.2.2]ノナン−4−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(120mg、0.198mmol、1.0当量)を1,4−ジアザ−ビシクロ[3.2.2]ノナン(43.3mg、0.218mmol、1.1当量)と結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−[5−(1,4−ジアザ−ビシクロ[3.2.2]ノナン−4−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(25mg)を23%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3-d) δ ppm 1.64 - 1.81 (m, 2 H) 1.86 (br. s., 2 H) 2.00 - 2.22 (m, 6 H) 2.51 - 2.70 (m, 2 H) 3.03 - 3.16 (m, 5 H) 3.18 (s, 7 H) 3.79 (br. s., 2 H) 4.83 (quin, J=8.84 Hz, 1 H) 6.50 (s, 1 H) 7.81 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.35 - 8.44 (m, 2 H) 8.58 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.79 (s, 1 H)。HRMS m/z、(M+H)+:503.2891
【0241】
実施例49
【化174】
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7−シクロペンチル−2−[5−((R,R)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化175】
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5−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−(R,R)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
アミド形成法1を使用して、(R,R)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.0g、4.26mmol、1.0当量)を6−アミノ−ニコチン酸(588mg、4.26mmol、1.0当量)と結合させ、5−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−(R,R)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(420mg、31%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.35 - 1.40 (m, 3 H) 1.40 - 1.51 (m, 9 H) 1.89 (br. s., 2 H) 3.31 - 3.50 (m, 2 H) 3.55 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 3.67 (dd, J=13.14, 6.57 Hz, 1 H) 4.50 (br. s., 1 H) 4.64 (br. s., 1 H) 4.91 (br. s., 1 H) 6.51 (d, J=6.57 Hz, 1 H) 7.64 (br. s., 1 H) 8.24 (br. s., 1 H); MS m/z 637.0 (M+H)+
【0242】
工程2:
【化176】
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5−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−(R,R)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(200mg、0.683mmol、1.0当量)を5−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−(R,R)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(217mg、0.683mmol、1.0当量)と結合させ、それにより5−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−(R,R)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(100mg)を25%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3-d) δ ppm 1.47 (br. s., 5 H) 1.52 (br. s., 5 H) 1.69 - 1.83 (m, 2 H) 1.83 - 2.00 (m, 2 H) 2.06 - 2.20 (m, 4 H) 2.59 (br. s., 2 H) 3.18 (s, 6 H) 3.38 - 3.58 (m, 2 H) 3.58 - 3.82 (m, 3 H) 4.56 (br. s., 1 H) 4.75 - 4.91 (m, 1 H) 6.50 (s, 1 H) 7.96 (br. s., 1 H) 8.35 (br. s., 1 H) 8.52 (br. s., 1 H) 8.59 (br. s., 1 H) 8.78 (s, 1 H)
HRMS m/z、(M+H)+:575.3109。
【0243】
工程3:
【化177】
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7−シクロペンチル−2−[5−((R,R)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、5−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−(R,R)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−((R,R)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(20mg)を22%収率で得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.65 - 1.85 (m, 4 H) 2.03 (s, 2 H) 2.06 - 2.19 (m, 6 H) 2.59 (br. s., 2 H) 3.18 (s, 7 H) 3.33 (d, J=9.60 Hz, 1 H) 3.52 (br. s., 1 H) 3.78 (br. s., 2 H) 4.72 - 4.94 (m, 1 H) 6.38 - 6.54 (m, 1 H) 7.96 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 8.56 (s, 1 H) 8.61 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.84 (br. s., 1 H); HRMS m/z、(M+H)+:475.2582。
【0244】
実施例50
【化178】
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7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−6−メチル−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化179】
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(3−(6−アミノ−2−メチル−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(279mg、1.31mmol、1.0当量)を6−アミノ−2−メチルニコチン酸(200mg、1.31mmol、1.0当量)と結合させ、それにより3−(6−アミノ−2−メチル−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(400mg)を88%収率で得た。MS m/z 346.6 (M+H)+
【0245】
工程2:
【化180】
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3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチル−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(127mg、0.433mmol、1.0当量)を3−(6−アミノ−2−メチル−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(180mg、0.520mmol、1.2当量)と結合させ、それにより3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチル−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(70mg)を27%収率で得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.51 (s, 10 H) 1.61 (t, J=8.34 Hz, 1 H) 1.68 - 1.81 (m, 2 H) 1.81 - 1.93 (m, 1 H) 1.95 - 2.18 (m, 7 H) 2.48 (br. s., 2 H) 2.56 (d, J=8.59 Hz, 3 H) 2.62 (br. s., 1 H) 3.09 (d, J=7.58 Hz, 1 H) 3.18 (s, 7 H) 3.26 - 3.36 (m, 1 H) 3.40 (br. s., 1 H) 4.17 (br. s., 1 H) 4.37 (br. s., 1 H) 4.58 (d, J=13.14 Hz, 1 H) 4.74 - 4.89 (m, J=9.09, 8.84, 8.72, 8.72 Hz, 1 H) 6.48 (s, 1 H) 7.50 (br. s., 1 H) 8.11 (br. s., 1 H) 8.38 (d, J=8.08 Hz, 1 H) 8.76 (s, 1 H)。HRMS m/z、(M+H)+:603.3417。
【0246】
工程3:
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−6−メチル−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチル−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−6−メチル−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(36mg)を71%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3-d) δ ppm 1.61 - 1.79 (m, 3 H) 1.79 - 1.97 (m, 3 H) 1.97 - 2.18 (m, 5 H) 2.50 (br. s., 3 H) 2.52 - 2.70 (m, 3 H) 3.09 (d, J=12.63 Hz, 1 H) 3.18 (s, 7 H) 3.34 (q、J=11.79 Hz, 2 H) 3.46 (br. s., 1 H) 3.69 (br. s., 1 H) 4.55 (d, J=12.13 Hz, 1 H) 4.81 (quin, J=8.84 Hz, 1 H) 6.48 (s, 1 H) 7.49 (br. s., 1 H) 8.03 (s, 1 H) 8.35 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.76 (s, 1 H)。HRMS m/z、(M+H)+:503.2904。
【0247】
実施例51
【化182】
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7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−4−メチル−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化183】
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3−(6−アミノ−4−メチル−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(279mg、1.31mmol、1.0当量)を6−アミノ−4−メチルニコチン酸(200mg、1.31mmol、1.0当量)と結合させ、3−(6−アミノ−4−メチル−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(251mg)を55%収率で得た。MS m/z 347.0 (M+H)+
【0248】
工程2:
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−4−メチル−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、1,2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(140mg、0.479mmol、1.0当量)を3−(6−アミノ−4−メチル−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(199mg、0.574mmol、1.2当量)と結合させ、それにより3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−4−メチル−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(114mg)を38%収率で得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.51 (s, 10 H) 1.59 (d, J=9.60 Hz, 2 H) 1.67 - 1.80 (m, 2 H) 1.80 - 1.90 (m, 1 H) 1.99 (br. s., 2 H) 2.07 (s, 4 H) 2.42 - 2.66 (m, 5 H) 3.01 - 3.14 (m, 1 H) 3.18 (s, 6 H) 3.26 - 3.36 (m, 1 H) 3.36 - 3.48 (m, 1 H) 4.17 (br. s., 1 H) 4.36 (br. s., 1 H) 4.58 (d, J=12.63 Hz, 1 H) 4.75 - 4.88 (m, J=9.09, 8.84, 8.72, 8.72 Hz, 1 H) 6.49 (s, 1 H) 7.50 (br. s., 1 H) 8.39 (br. s., 1 H) 8.75 (s, 1 H)
HRMS m/z、(M+H)+:603.3405。
【0249】
工程3:
【化185】
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7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−4−メチル−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−4−メチル−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−4−メチル−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(50mg)を57%収率で得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.61 - 1.80 (m, 5 H) 1.80 - 1.98 (m, 4 H) 1.99 - 2.18 (m, 6 H) 2.34 - 2.64 (m, 7 H) 3.08 - 3.23 (m, 10 H) 3.27 - 3.38 (m, 2 H) 3.38 - 3.47 (m, 1 H) 3.50 (br. s., 1 H) 4.57 (d, J=13.64 Hz, 1 H) 4.81 (quin, J=8.84 Hz, 1 H) 6.48 (s, 1 H) 7.48 (br. s., 1 H) 7.99 (s, 1 H) 8.36 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.75 (s, 1 H)
HRMS m/z、(M+H)+:503.2894。
【0250】
実施例52
【化186】
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7−シクロペンチル−2−[5−(3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化187】
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3−ベンジル−3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
3−ベンジル−3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン(755mg、3.49mmol、1.0当量)のCHCl(10mL)溶液に、炭酸ジ−tert−ブチル(990mg、4.54mmol、1.3当量)およびトリエチルアミン(0.730mL、5.24mmol、1.5当量)を添加し、混合物を16時間、23℃で撹拌した。反応混合物をCHClで希釈し、水で洗浄した。有機物を回収し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮して、油状物を得た。粗物質を酢酸エチル/ヘプタン混合物で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、それにより所望の生成物を無色油状物(477mg)として41%収率で得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.48 (s, 9 H) 1.51 - 1.64 (m, 1 H) 1.64 - 1.75 (m, 2 H) 1.75 - 1.93 (m, 2 H) 2.21 - 2.39 (m, 2 H) 2.79 - 2.92 (m, 3 H) 3.40 (s, 2 H) 4.06 (br. s., 1 H) 4.18 (br. s., 1 H) 7.21 - 7.30 (m, 1 H) 7.34 (d, J=4.55 Hz, 4 H)。
【0251】
工程2:
【化188】
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3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
ベンジル−3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(477mg、1.51mmol、1.0当量)および水酸化パラジウム炭素(466mg)をエタノール(10mL)の混合物をバルーン圧下、水素化しながら、水素が取り込まれなくなるまで撹拌した。反応物をセライトで濾過し、減圧下濃縮した。粗物質をクロマトグラフィー(MeOH/酢酸エチル)で精製して、それにより3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(170mg)を47%収率で得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.49 (s, 11 H) 1.57 - 1.70 (m, 1 H) 1.70 - 1.79 (m, 2 H) 1.79 - 2.01 (m, 2 H) 2.43 - 2.58 (m, J=19.14, 12.69, 6.32, 6.32 Hz, 1 H) 2.93 - 3.05 (m, 2 H) 3.05 - 3.18 (m, 2 H) 3.99 (br. s., 1 H) 4.11 (br. s., 1 H)
【0252】
工程3:
【化189】
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3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(170mg、0.751mmol、1.1当量)を6−アミノ−ニコチン酸(94mg、0.683mmol、1.0当量)と結合させ、それにより3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(170mg)を72%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3-d) δ ppm 1.50 (s, 9 H) 1.55 - 1.72 (m, 2 H) 1.74 - 1.98 (m, 4 H) 3.20 (qd, J=7.41, 4.55 Hz, 3 H) 3.65 - 3.82 (m, J=13.20, 6.66, 6.66, 4.29 Hz, 2 H) 4.18 (br. s., 1 H) 4.28 (br. s., 1 H) 4.66 (br. s., 1 H) 4.85 (br. s., 1 H) 6.58 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 7.57 (dd, J=8.59, 2.02 Hz, 1 H) 8.04 (s, 1 H) 8.16 (d, J=2.02 Hz, 1 H)
MS m/z 291.4 (M+H)+
【0253】
工程4:
【化190】
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3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(100mg、0.342mmol、1.0当量)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(130mg、0.376mmol、1.1当量)と結合させ、それにより3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(121mg)を59%収率で得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.51 (s, 10 H) 1.56 - 1.70 (m, 3 H) 1.70 - 1.81 (m, 3 H) 1.88 (br. s., 3 H) 2.05 - 2.24 (m, 6 H) 2.50 - 2.67 (m, 2 H) 3.18 (s, 7 H) 3.55 (br. s., 1 H) 3.91 (br. s., 1 H) 4.25 (br. s., 1 H) 4.78 - 4.90 (m, 1 H) 6.50 (s, 1 H) 7.80 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.28 (br. s., 1 H) 8.41 (s, 1 H) 8.59 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.78 (s, 1 H); MS m/z 603.6 (M+H)+
【0254】
工程5:
【化191】
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脱保護法2に従い、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−(3,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(86mg)を96%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3-d) δ ppm 1.71 - 1.82 (m, 3 H) 2.02 - 2.21 (m, 8 H) 2.60 (dd, J=12.13, 8.59 Hz, 2 H) 3.18 (s, 6 H) 3.36 (br. s., 2 H) 4.83 (quin, J=8.84 Hz, 1 H) 6.50 (s, 1 H) 7.82 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.44 (s, 1 H) 8.47 (s, 1 H) 8.61 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.81 (s, 1 H)
HRMS m/z、(M+H)+:503.2893。
【0255】
実施例53
【化192】
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7−(4−tert−ブチル−フェニル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化193】
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3−{6−[7−(4−tert−ブチル−フェニル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、7−(4−tert−ブチル−フェニル)−2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(100mg、0.280mmol、1.0当量)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(93mg、0.280mmol、1.0当量)と結合させ、それにより3−{6−[7−(4−tert−ブチル−フェニル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(112mg)を58%収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.36 (s, 9 H) 1.43 (s, 9 H) 1.47 - 1.69 (m, 2 H) 1.80 (br. s., 2 H) 2.90 (br. s., 3 H) 3.05 (br. s., 3 H) 4.12 (br. s., 2 H) 6.92 (s, 1 H) 7.41 (m, J=8.59 Hz, 2 H) 7.59 (m, J=8.59 Hz, 2 H) 7.68 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.28 - 8.34 (m, 2 H) 8.95 (s, 1 H) 10.05 (s, 1 H)。MS m/z 653.7 (M+H)+
【0256】
工程2:
【化194】
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7−(4−tert−ブチル−フェニル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−{6−[7−(4−tert−ブチル−フェニル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−(4−tert−ブチル−フェニル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(67mg)を79%で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.32 (s, 9 H) 1.61 (br. s., 3 H) 2.86 (br. s., 3 H) 2.94 (br. s., 3 H) 3.39 (br. s., 2 H) 6.91 (s, 1 H) 7.33 - 7.45 (m, 2 H) 7.45 - 7.57 (m, 2 H) 7.61 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H) 8.27 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.31 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 8.96 (s, 1 H) 10.04 (s, 1 H)。MS m/z 552.9 (M+H)+
【0257】
実施例54
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
7−(3−tert−ブチル−フェニル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1:
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
3−{6−[7−(3−tert−ブチル−フェニル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、7−(3−tert−ブチル−フェニル)−2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(100mg、0.280mmol、1.0当量)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(93mg、0.280mmol、1.0当量)と結合させ、3−{6−[7−(3−tert−ブチル−フェニル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(116mg)を60%収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.32 (s, 9 H) 1.43 (s, 9 H) 1.59 (br. s., 2 H) 1.81 (br. s., 2 H) 2.86 (br. s., 3 H) 2.94 (br. s., 3 H) 4.12 (br. s., 2 H) 6.91 (s, 1 H) 7.37 - 7.43 (m, 2 H) 7.45 - 7.58 (m, 2 H) 7.67 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.32 (dd, J=5.81, 2.78 Hz, 2 H) 8.96 (s, 1 H) 10.05 (s, 1 H)。MS m/z 653.7 (M+H)+
【0258】
工程2:
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
7−(3−tert−ブチル−フェニル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−{6−[7−(3−tert−ブチル−フェニル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−(3−tert−ブチル−フェニル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(75mg)を89%で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.36 (s, 10 H) 1.60 (br. s., 2 H) 1.70 (br. s., 2 H) 2.90 (br. s., 3 H) 3.05 (br. s., 3 H) 3.57 (br. s., 2 H) 6.92 (s, 1 H) 7.41 (m, J=8.59 Hz, 2 H) 7.59 (m, J=8.59 Hz, 2 H) 7.66 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.29 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.31 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.95 (s, 1 H) 10.05 (s, 1 H)。MS m/z 552.9 (M+H)+
【0259】
実施例55
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
7−(3−tert−ブチル−フェニル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−(7−シクロブチル−6−メチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロブチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(200mg、0.718mmol、1.0当量)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(262mg、0.789mmol、1.1当量)と結合させ、3−[6−(7−シクロブチル−6−メチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(218mg、50%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.51 (s, 9 H) 1.62 (br. s., 1 H) 1.67 (br. s., 1 H) 1.77 - 2.07 (m, 6 H) 2.41 - 2.58 (m, 2 H) 3.17 (s, 6 H) 3.19 - 3.29 (m, 2 H) 3.64 (br. s., 1 H) 4.28 (br. s., 2 H) 4.54 (br. s., 1 H) 5.01 (dq、J=8.84, 8.67 Hz, 1 H) 6.50 (s, 1 H) 7.83 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.42 (d, J=2.02 Hz, 2 H) 8.67 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 8.78 (s, 1 H); MS m/z 574.9 (M+H)+
【0260】
工程2:
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロブチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−[6−(7−シクロブチル−6−メチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロブチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(128mg)を74%で得た。H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.78 - 2.08 (m, 10 H) 2.45 - 2.57 (m, 2 H) 3.17 (s, 6 H) 3.20 - 3.31 (m, 3 H) 3.56 (br. s., 3 H) 4.53 (br. s., 1 H) 5.01 (quin, J=8.84 Hz, 1 H) 6.49 (s, 1 H) 7.82 (dd, J=8.59, 2.02 Hz, 1 H) 8.43 (s, 1 H) 8.60 (s, 1 H) 8.67 (d, J=9.60 Hz, 1 H) 8.81 (s, 1 H); MS m/z 474.9 (M+H)+
【0261】
実施例56
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
7−(3−tert−ブチル−フェニル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化202】
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3−{6−[7−(1−シクロプロピル−ピペリジン−4−イル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的ブッフバルト法1を使用して、2−クロロ−7−(1−シクロプロピル−ピペリジン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(95mg、0.273mmol、1.0当量)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(100mg、0.300mmol、1.1当量)と結合させ、3−{6−[7−(1−シクロプロピル−ピペリジン−4−イル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(131mg、71%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 0.46 (br. s., 2 H) 0.54 (br. s., 2 H) 1.52 (s, 10 H) 1.61 (br. s., 2 H) 1.71 (br. s., 2 H) 1.88 (d, J=10.11 Hz, 3 H) 1.96 (d, J=6.06 Hz, 2 H) 2.37 (t, J=11.62 Hz, 2 H) 2.79 - 3.01 (m, 2 H) 3.20 (s, 10 H) 3.63 (br. s., 2 H) 4.27 (br. s., 2 H) 4.41 (br. s., 2 H) 6.50 (s, 1 H) 7.69 (br. s., 1 H) 8.22 (s, 1 H) 8.41 (s, 1 H) 8.63 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.77 (s, 1 H); MS m/z 644.6 (M+H)+
【0262】
工程2:
【化203】
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7−(1−シクロプロピル−ピペリジン−4−イル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−{6−[7−(1−シクロプロピル−ピペリジン−4−イル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−(1−シクロプロピル−ピペリジン−4−イル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(25mg)を27%で得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 0.44 - 0.62 (m, 4 H) 1.28 (d, J=4.55 Hz, 2 H) 1.75 (br. s., 1 H) 1.91 (br. s., 3 H) 2.02 (br. s., 2 H) 2.41 (br. s., 2 H) 2.93 (dd, J=12.38, 3.79 Hz, 2 H) 3.20 (s, 6 H) 3.78 (br. s., 2 H) 4.43 (t, J=12.38 Hz, 1 H) 6.51 (s, 1 H) 7.71 (dd, J=8.59, 2.02 Hz, 1 H) 8.44 (s, 1 H) 8.46 (br. s., 1 H) 8.64 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.79 (s, 1 H); MS m/z 544.6 (M+H)+
【0263】
実施例57
【化204】
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7−(1−tert−ブチル−ピペリジン−4−イル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化205】
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3−{6−[7−(1−tert−ブチル−ピペリジン−4−イル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、1,7−(1−tert−ブチル−ピペリジン−4−イル)−2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(90mg、0.247mmol、1.0当量)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(90mg、0.272mmol、1.1当量)と結合させ、それにより3−{6−[7−(1−tert−ブチル−ピペリジン−4−イル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(80mg)を47%収率で得た。MS m/z 660.3 (M+H)+
【0264】
工程2:
【化206】
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7−(1−tert−ブチル−ピペリジン−4−イル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−{6−[7−(1−tert−ブチル−ピペリジン−4−イル)−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−ピリジン−3−カルボニル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−(1−tert−ブチル−ピペリジン−4−イル)−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(42mg)を59%収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.09 (s, 9 H) 1.55 - 1.66 (m, 2 H) 1.77 - 1.87 (m, 2 H) 2.09 - 2.15 (m, 2 H) 2.70 - 2.84 (m, 2 H) 3.07 (d, J=11.12 Hz, 6 H) 3.16 (d, J=10.61 Hz, 2 H) 4.18 - 4.28 (m, 1 H) 6.66 (s, 1 H) 7.70 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.30 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.59 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.84 (s, 1 H) 9.96 (s, 1 H)。MS m/z 560.6 (M+H)+
【0265】
実施例58
【化207】
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7−tert−ブチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化208】
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3−[6−(7−tert−ブチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、7−tert−ブチル−2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(150mg、0.534mmol、1.0当量)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(178mg、0.534mmol、1.0当量)と結合させ、それにより3−[6−(7−tert−ブチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(189mg)を61%収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.43 (s, 10 H) 1.59 (br. s., 2 H) 1.74 - 1.84 (m, 12 H) 3.00 (d, J=2.53 Hz, 7 H) 4.14 (br. s., 2 H) 6.48 (s, 1 H) 7.85 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.28 - 8.39 (m, 2 H) 8.80 (s, 1 H) 9.89 (s, 1 H)。MS m/z 577.6 (M+H)+
【0266】
工程2:
【化209】
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7−tert−ブチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
脱保護方法1に従い、3−[6−(7−tert−ブチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−tert−ブチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(80mg)を48%収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.46 - 1.69 (m, 4 H) 1.78 (s, 9 H) 3.00 (d, J=2.53 Hz, 6 H) 3.42 (br. s., 4 H) 4.20 (br. s., 1 H) 6.48 (s, 1 H) 7.79 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H) 8.29 - 8.35 (m, 2 H) 8.80 (s, 1 H) 9.86 (s, 1 H)。MS m/z 476.8 (M+H)+
【0267】
実施例59
【化210】
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2−{5−[8−((R)−2−アミノ−4−メチルスルファニル−ブチリル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1:
【化211】
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((R)−1−{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル}−3−メチルスルファニル−プロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(100mg、0.205mmol、1.0当量)をBOC−D−メチオニン(51mg、0.205mmol、1.0当量)と結合させ、それにより((R)−1−{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル}−3−メチルスルファニル−プロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(105mg)を68%収率で得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.39 - 1.56 (m, 14 H) 1.63 (br. s., 2 H) 1.68 - 1.82 (m, 3 H) 1.82 - 1.99 (m, 4 H) 1.99 - 2.18 (m, 10 H) 2.48 - 2.68 (m, 5 H) 3.18 (s, 7 H) 3.73 (dd, J=10.36, 6.82 Hz, 1 H) 4.51 (br. s., 1 H) 4.69 (br. s., 3 H) 4.77 - 4.89 (m, 2 H) 5.28 (t, J=10.11 Hz, 1 H) 6.51 (s, 1 H) 7.80 (d, J=6.57 Hz, 1 H) 8.36 (br. s., 1 H) 8.42 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.59 (br. s., 1 H) 8.80 (s, 1 H)。HRMS m/z、(M+H)+:720.3682。
【0268】
工程2:
【化212】
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2−{5−[8−((R)−2−アミノ−4−メチルスルファニル−ブチリル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、((R)−1−{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル}−3−メチルスルファニル−プロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルを変換して、2−{5−[8−((R)−2−アミノ−4−メチルスルファニル−ブチリル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(60mg、91%)を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.67 - 1.83 (m, 3 H) 1.88 (br. s., 3 H) 1.98 - 2.21 (m, 10 H) 2.53 - 2.67 (m, 3 H) 2.67 - 2.84 (m, 2 H) 3.18 (s, 7 H) 3.84 (br. s., 1 H) 3.95 (br. s., 1 H) 4.45 (br. s., 1 H) 4.83 (dq、J=9.09, 8.93 Hz, 2 H) 6.50 (s, 1 H) 7.83 (d, J=6.57 Hz, 1 H) 8.44 (d, J=11.62 Hz, 1 H) 8.53 - 8.66 (m, 1 H) 8.85 (s, 1 H)。HRMS m/z、(M+H)+:620.3113。
【0269】
実施例60
【化213】
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2−{5−[8−(2−アミノ−アセチル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1:
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
(2−{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル}−2−オキソ−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、1,7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(100mg、0.205mmol、1.0当量)をBOC−グリシン(39.4mg、0.225mmol、1.1当量)と結合させ、それにより(2−{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル}−2−オキソ−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(71mg)を53%収率で得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.39 (s, 9 H) 1.42 - 1.59 (m, 1 H) 1.59 - 1.75 (m, 3 H) 1.85 (d, J=7.58 Hz, 2 H) 2.00 (dd, J=14.65, 7.58 Hz, 5 H) 2.41 - 2.60 (m, 2 H) 3.09 (s, 6 H) 3.89 (br. s., 2 H) 4.12 (br. s., 1 H) 4.53 - 4.81 (m, 2 H) 5.35 (br. s., 1 H) 6.42 (s, 1 H) 7.71 (dd, J=8.84, 2.3 Hz, 1 H) 8.31 (d, J=2.0 Hz, 1 H) 8.48 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.69 (s, 1 H); HRMS m/z、(M+H)+:646.3467。
【0270】
工程2:
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
2−{5−[8−(2−アミノ−アセチル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、(2−{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル}−2−オキソ−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルを変換して、2−{5−[8−(2−アミノ−アセチル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(48mg)を89%収率で得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.06 (s, 3 H) 1.37 (s, 2 H) 1.46 (br. s., 3 H) 1.62 (br. s., 2 H) 1.82 (d, J=17.68 Hz, 5 H) 2.30 (br. s., 3 H) 2.86 - 2.97 (m, 6 H) 3.79 (br. s., 2 H) 3.98 (br. s., 1 H) 4.43 (br. s., 2 H) 4.49 - 4.69 (m, 1 H) 6.27 (s, 1 H) 7.64 (br. s., 1 H) 8.28 (br. s., 4 H) 8.72 (br. s., 1 H)。HRMS m/z、(M+H)+:546.2932。
【0271】
実施例61
【化216】
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7−シクロペンチル−2−{5−[8−(ピロリジン−2−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1:
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
2−{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(100mg、0.205mmol、1.0当量)をBOC−プロリン(48.5mg、0.225mmol、1.1当量)と結合させ、それにより2−{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(95mg)を64%収率で得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.36 - 1.57 (m, 12 H) 1.63 - 1.86 (m, 5 H) 1.91 (br. s., 4 H) 1.99 - 2.29 (m, 10 H) 2.45 - 2.67 (m, 2 H) 3.18 (s, 7 H) 3.43 (d, J=6.57 Hz, 2 H) 3.60 (br. s., 3 H) 4.42 (br. s., 2 H) 4.56 (br. s., 2 H) 4.68 - 4.94 (m, 2 H) 6.53 (s, 1 H) 7.83 (d, J=8.08 Hz, 1 H) 8.41 (br. s., 1 H) 8.58 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.76 - 8.80 (m, 1 H)。HRMS m/z、(M+H)+:686.3769。
【0272】
工程2:
【化218】
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7−シクロペンチル−2−{5−[8−(ピロリジン−2−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
脱保護法2に従い、2−{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−{5−[8−(ピロリジン−2−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(36mg)を65%収率で得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.67 - 1.84 (m, 3 H) 1.90 (dd, J=13.14, 6.57 Hz, 3 H) 1.99 - 2.28 (m, 10 H) 2.45 - 2.69 (m, 3 H) 3.19 (s, 6 H) 3.38 - 3.67 (m, 3 H) 4.31 (br. s., 1 H) 4.71 (br. s., 1 H) 4.76 - 4.89 (m, 2 H) 4.92 (dd, J=8.84, 6.82 Hz, 1 H) 6.51 (s, 1 H) 7.87 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.63 (t, J=8.59 Hz, 1 H) 8.86 (s, 1 H)
HRMS m/z。(M+H)+:586.3278。
【0273】
実施例62
【化219】
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2−{5−[8−((R)−2−アミノ−3−メチル−ブチリル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1:
【化220】
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((R)−1−{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル}−2−メチル−プロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(60mg、0.123mmol、1.0当量)をBOC−D−バリン(26.7mg、0.123mmol、1.0当量)と結合させ、それにより((R)−1−{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル}−2−メチル−プロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(82mg)を92%収率で得た。HRMS m/z、(M+H)+:688.3961。
【0274】
工程2:
【化221】
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2−{5−[8−((R)−2−アミノ−3−メチル−ブチリル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、((R)−1−{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル}−2−メチル−プロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルを変換して、2−{5−[8−((R)−2−アミノ−3−メチル−ブチリル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル]−ピリジン−2−イルアミノ}−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(20mg)を28%収率で得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.05 (d, J=6.06 Hz, 6 H) 1.13 (br. s., 1 H) 1.81 (d, J=6.06 Hz, 4 H) 1.99 (br. s., 4 H) 2.13 (br. s., 6 H) 2.65 (br. s., 3 H) 2.87 (s, 8 H) 3.23 (s, 7 H) 3.68 (br. s., 1 H) 4.39 (br. s., 1 H) 4.76 (br. s., 1 H) 4.81 - 5.07 (m, 2 H) 6.55 (s, 1 H) 7.87 (br. s., 1 H) 8.47 (br. s., 1 H) 8.67 (d, J=8.08 Hz, 1 H) 8.92 (br. s., 1 H)。HRMS m/z、(M+H)+:588.3424。
【0275】
実施例63
【化222】
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7−シクロペンチル−2−[5−(8−メチル−d−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化223】
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7−シクロペンチル−2−[5−(8−メチル−d−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(111mg、0.227mmol、1.0当量)、炭酸カリウム(37.7mg、0.273mmol、1.2当量)のアセトニトリル(1mL)中の混合物にヨードメタン−d(0.021mL、0.341mmol、1.5当量)を添加し、混合物を23℃で5時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル、水で希釈し、有機物を回収し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘプタン)で精製して、それにより所望の生成物(15mg)を12%収率で得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.61 - 1.83 (m, 3 H) 2.02 - 2.18 (m, 7 H) 2.46 - 2.68 (m, 2 H) 3.18 (s, 7 H) 3.35 (br. s., 1 H) 3.42 (br. s., 2 H) 3.60 (d, J=7.58 Hz, 1 H) 3.71 (br. s., 1 H) 3.79 (br. s., 1 H) 4.57 (br. s., 1 H) 4.83 (quin, J=8.84 Hz, 1 H) 6.51 (s, 1 H) 7.83 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 8.50 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.60 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 8.85 (s, 2 H)。HRMS m/z、(M+H)+:506.3029。
【0276】
実施例64
【化224】
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3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸エチルエステル
【化225】
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3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸エチルエステルの製造
7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(100mg、0.205mmol、1.0当量)およびジイソプロピルエチルアミン(0.071mL、0.409mmol、2.0当量)のCHCl(5mL)溶液に、3.0mLのCHClで希釈したクロロギ酸エチル(0.022mL、0.225mmol、1.1当量)を添加した。反応混合物を23℃で1時間撹拌し、水で希釈した。有機物を回収し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗反応物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸エチルエステル(25mg)を21%収率で得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.22 - 1.37 (m, 4 H) 1.60 (br. s., 2 H) 1.69 - 1.82 (m, 3 H) 1.97 (br. s., 3 H) 2.04 - 2.20 (m, 4 H) 2.56 (d, J=8.59 Hz, 2 H) 3.19 (s, 6 H) 3.60 (br. s., 2 H) 4.21 (q、J=7.07 Hz, 2 H) 4.36 (br. s., 2 H) 4.56 (br. s., 1 H) 4.83 (t, J=8.59 Hz, 1 H) 6.52 (s, 1 H) 7.82 (dd, J=8.59, 2.02 Hz, 1 H) 8.39 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.59 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.77 (s, 1 H)。HRMS m/z、(M+H)+:561.2946。
【0277】
実施例65
【化226】
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2−(5−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化227】
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3−(6−(6−(ジメチルカルバモイル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−N,N−ジメチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(80mg、0.26mmole)を3−(6−アミノニコチノイル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチル(82mg、0.26mmole)と結合させ、それにより3−(6−(6−(ジメチルカルバモイル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチル(40mg)を25%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD2Cl2) δ 8.84 (s, 1 H), 8.72 - 8.65 (m, 1 H), 8.42 (m, 1 H), 7.89 - 7.82 (m, 1 H), 6.56 (s, 1 H), 4.63 - 4.52 (m, 1 H), 4.52 - 4.41 (m, 1 H), 4.26 (br, 2 H), 4.08 - 3.96 (m, 2 H), 3.70 - 3.49 (m, 3 H), 3.16 (S, 6 H), 3.23 - 3.02 (m, 1 H), 3.03 - 2.88 (m, 1 H), 2.18 - 2.07 (m, 1 H), 2.02 - 1.57 (m, 7 H), 1.51 (s, 9 H)。HR-MS m/z 605.3201 (M + H)
【0278】
工程2
【化228】
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2−(5−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護方法1に従い、3−(6−(6−(ジメチルカルバモイル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチノイル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチル(35mg、0.058mmole)を変換して、2−(5−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの遊離塩基形態(11mg)を37%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.80 (s, 1 H), 8.60 - 8.55 (m, 1 H), 8.48 - 8.35 (m, 1 H), 7.99 - 7.85 (m, 1 H), 6.93 - 6.71 (m, 1 H), 4.59 - 4.35 (m, 2 H), 4.04 - 3.95 (m, 2 H), 3.63 - 3.50 (m, 3 H), 3.50 - 3.39 (m, 2 H), 3.20 (s, 3 H), 3.17 (s, 3 H), 2.97 - 2.77 (m, 2 H), 2.15 - 1.96 (m, 2 H), 1.93 - 1.74 (m, 5 H), 1.70 - 1.56 (m, 1 H); HR-MS m/z 505.2657 (M + H)+
【0279】
実施例66
【化229】
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7−シクロヘキシル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化230】
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2−クロロ−7−シクロヘキシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的方法Aに従い、2−クロロ−7−シクロヘキシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを合成した(2.4gm、17%の全体的収率)
MS m/z 307.5 (M+H)+
【0280】
工程2
【化231】
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6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸メチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロヘキシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(800mg、2.61mmol)を6−アミノ−ニコチン酸メチルエステル(397mg、2.61mmol)と結合させ、それにより6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸メチルエステル(720mg、1.70mmol)として65%収率で得た。MS m/z 423.6 (M+H)+
【0281】
工程3
【化232】
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6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸の製造
6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸メチルエステル(860mg、2.04mmol)を含む25mL溶液のTHF、水およびMeOH(2:2:1)に固体LiOH(244mg、10.2mmol)を添加した。50℃で90分間撹拌後、反応物を1M HClでpH6に酸性化し、水、イソプロピルアルコールおよびクロロホルムの混合物で2相に分配した。有機層を除去し、濃縮して、6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(805mg、1.97mmol)を97%収率で得た。MS m/z 409.6 (M+H)+
【0282】
工程4
【化233】
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3−[6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
1mL DMF溶液の6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(50mg、0.122mmol)に、DIPEA(32mg、0.043mmol)およびHBTU(49mg、0.129mmol)を添加した。15分間、室温で撹拌後、3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(31.2mg、0.147mmol)を添加し、反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応物を塩水に注いで反応停止させ、EtOAcで抽出した。有機抽出物をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をNP−LC(Analogix、10%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、3−[6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(60mg、0.10mmol)を得た。MS m/z 603.5 (M+H)+
【0283】
工程5
【化234】
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7−シクロヘキシル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−[6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(105mg、0.174mmol)を変換して、7−シクロヘキシル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(78mg、0.155mmol)を89%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 10.10 (s, 1 H), 8.85 (s, 1 H), 8.47 (d, J=9.03 Hz, 1 H), 8.33 (d, J=2.01 Hz, 1 H), 7.80 (dd, J=8.78, 2.26 Hz, 1 H), 6.66 (s, 1 H), 4.28 (m, 1 H), 3.36 (br. s., 10 H), 3.07 (d, J=14.56 Hz, 6 H), 2.56 (m, 1 H), 1.85 (m, 3 H), 1.74 (d, J=9.54 Hz, 1 H), 1.65 (br. s., 4 H), 1.33 (m, 2 H)。MS m/z 503.5 (M+H)+
【0284】
実施例67
【化235】
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7−シクロヘキシル−2−[5−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化236】
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5−[2−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリミジン−5−カルボニル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法1に従い、6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ニコチン酸(50mg、0.122mmol)を2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(29.1mg、0.147mmol)と結合させ、それにより5−[2−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリミジン−5−カルボニル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(60mg、0.102mmol)を84%収率で得た。MS m/z 589.5 (M+H)+
【0285】
工程2
【化237】
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7−シクロヘキシル−2−[5−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、5−[2−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリミジン−5−カルボニル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(110mg、0.187mmol)を変換して、7−シクロヘキシル−2−[5−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(78mg、0.160mmol)を86%収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 10.10 (s, 1 H), 8.85 (s, 1 H), 8.47 (d, J=9.03 Hz, 1 H), 8.33 (d, J=2.01 Hz, 1 H), 7.80 (dd, J=8.78, 2.26 Hz, 1 H), 6.76 (m, 0 H), 6.66 (s, 1 H), 4.27 (m, 2 H), 3.36 (br. s., 8 H), 3.07 (d, J=14.56 Hz, 7 H), 1.85 (m, 5 H), 1.71 (m, 6 H), 1.33 (m, 4 H)。MS m/z 489.5 (M+H)+
【0286】
実施例68
【化238】
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7−[4−(シアノ−ジメチル−メチル)−フェニル]−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化239】
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3−(6−{7−[4−(シアノ−ジメチル−メチル)−フェニル]−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ}−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−[4−(シアノ−ジメチル−メチル)−フェニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(70mg、0.190mmol)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(63.3mg、0.190mmol)と結合させ、それにより3−(6−{7−[4−(シアノ−ジメチル−メチル)−フェニル]−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ}−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(63mg、0.095mmol)を50%収率で得た。MS m/z 664.2 (M+H)+
【0287】
工程2
【化240】
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7−[4−(シアノ−ジメチル−メチル)−フェニル]−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−(6−{7−[4−(シアノ−ジメチル−メチル)−フェニル]−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ}−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(63mg、0.095mmol)を変換して、7−[4−(シアノ−ジメチル−メチル)−フェニル]−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。(48mg、0.085mmol)として89%収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 10.08 (s, 1 H), 8.97 (s, 1 H), 8.28 (m, 2 H), 7.73 (d, J=8.59 Hz, 2 H), 7.68 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H), 7.56 (d, J=8.59 Hz, 2 H), 6.97 (s, 1 H), 3.41 (m, 4 H), 3.01 (m, 8 H), 1.77 (m, 5 H), 1.63 (d, J=4.04 Hz, 4 H), 1.26 (m, 1 H), 0.86 (s, 1 H)。MS m/z 564.5 (M+H)+
【0288】
実施例69
【化241】
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7−シクロペンチル−2−[5−(3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化242】
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3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法3に従い、6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸(0.2g、0.507mmol)を3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.136g、0.6mmol)と結合させ、それにより3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.269g、0.433mmol)として85%収率で得た。MS m/z 602.7 (M+H)+
【0289】
工程2
【化243】
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7−シクロペンチル−2−[5−(3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.24g、0.398mmol)を変換して、7−シクロペンチル−2−[5−(3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(203mg、0.363mmol)を91.4%収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.7 (s, 1 H), 10.18 (s, 1 H), 9.05 (s, 1 H), 8.52 (s, 1 H), 8.13 (d, 1 H), 7.8 (d, 1 H), 6.85 (s, 1 H), 4.8 (m, 2 H), 4.1 (m. broad, 2 H), 3.7 (m. broad, 2 H), 3.06 (s, 3 H), 3.05 (s, 3 H), 2.3 (m. broad, 2 H), 2.25-1.7 (m. broad, 8 H), 1.65 (m. broad, 2 H)。MS m/z 502.7 (M+H)+
【0290】
実施例70
【化244】
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7−シクロペンチル−2−[5−(3−オキサ−7,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−7−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化245】
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7−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3−オキサ−7,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸ベンジルエステルの製造
一般的アミド形成法3に従い、6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸(406mg、1.03mmole)を3−オキサ−7,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸ベンジルエステル(266mg、0.9mmole)と結合させ、それにより7−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3−オキサ−7,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸ベンジルエステル(0.466g、0.723mmol)を80%収率で得た。MS m/z 639.3 (M+H)+
【0291】
工程2
【化246】
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7−シクロペンチル−2−[5−(3−オキサ−7,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−7−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
丸底フラスコで、7−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3−オキサ−7,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−9−カルボン酸ベンジルエステル(0.461g、0.722mmol)、メタノール酢酸エチル(12ml)、THF(3ml)、メタノール(3ml)およびPdC/10%を合わせた。混合物を水素バルーン下に置き、一夜撹拌した。混合物を窒素でパージし、塩化メチレンを添加した。得られた混合物をセライトパットで濾過した。セライトをさらなる塩化メチレンで洗浄した。有機物と合わせ、濃縮して、残留物を得た。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、それにより7−シクロペンチル−2−[5−(3−オキサ−7,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−7−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(338mg、0.67mmol)を93%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.82 (s, 1 H), 8.63 (d, J = 8.6 Hz, 1 H), 8.56 (s, 1 H), 8.47 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 7.87 (dd, J1 = 8.78 Hz, J2 = 2.26 Hz, 1 H), 6.51 (s, 1 H), 4.83 (m, 1 H), 4.47 (s, 1 H), 4.09 (m, 4 H), 3.77 (s, 1 H), 3.45-3.21 (m, 4 H), 3.19 (s, 6 H), 2.59 (m, 2 H), 2.11 (m, 5 H), 1.77 (m, 2 H); HRMS m/z 505.2665 (M+H)+
【0292】
実施例71−72
【化247】
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ラセミ7−シクロペンチル−2−[5−(3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドをSFCクロマトグラフィー、Chiralpak AD-H(Chiral Technologies), 21.2×250mm、5μm、10%メタノール、100mbar CO、75g/分流、Thar SFC Prep-80システムでキラル分割して、実施例71、7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを得て、それは〜2.5分の保持時間を有し、実施例72、7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを得て、それは保持時間〜3.3分を有した。
【0293】
実施例71
【化248】
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7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.7 (s, 1 H), 10.18 (s, 1 H), 9.05 (s, 1 H), 8.52 (s, 1 H), 8.13 (d, 1 H), 7.8 (d, 1 H), 6.85 (s, 1 H), 4.8 (m, 2 H), 4.1 (m. broad, 2 H), 3.7 (m. broad, 2 H), 3.06 (s, 3 H), 3.05 (s, 3 H), 2.3 (m. broad, 2 H), 2.25-1.7 (m. broad, 8 H), 1.65 (m. broad, 2 H)。MS m/z 502.7 (M+H)+
【0294】
実施例72
【化249】
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7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.7 (s, 1 H), 10.18 (s, 1 H), 9.05 (s, 1 H), 8.52 (s, 1 H), 8.13 (d, 1 H), 7.8 (d, 1 H), 6.85 (s, 1 H), 4.8 (m, 2 H), 4.1 (m. broad, 2 H), 3.7 (m. broad, 2 H), 3.06 (s, 3 H), 3.05 (s, 3 H), 2.3 (m. broad, 2 H), 2.25-1.7 (m. broad, 8 H), 1.65 (m. broad, 2 H)。MS m/z 502.7 (M+H)+
【0295】
実施例73
【化250】
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7−シクロペンチル−2−[6−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリダジン−3−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化251】
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3−(6−アミノ−ピリダジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
6−アミノ−ピリダジン−3−カルボン酸(212mg、1.0mmol)のDMF(5mL)溶液に、3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(139mg、1.0mmol)、HATU(456mg、1.2mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.52mL、3.0mmol)を添加した。混合物を室温で一夜撹拌し、EtOAcで希釈し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮し、順相シリカで0−20%MeOH/DCMで精製して、それにより白色固体(169mg、0.51mmol)を得た。MS m/z 334.4 (M+H)+
【0296】
工程2
【化252】
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3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリダジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
4mLマイクロ波バイアルに、2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(98mg、0.336mmol)、3−(6−アミノ−ピリダジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(112mg、0.336mmol)、BINAP(10.5mg、0.017mmol)、CsCO(164mg、0.504mmol)およびPd(OAc)(3.8mg、0.017mmol)を一緒に入れた。チューブを蓋し、Nで3回パージした。ジオキサン(1.68mL)を添加し、蓋をしたチューブを、120℃で20分間、マイクロ波リアクターで加熱した。冷却後、反応混合物をヘプタンで希釈し、粗生成物が析出した。粗生成物を濾過により単離し、水に再懸濁し、激しい撹拌および超音波処理に付した。濾過により再単離後、生成物を順相シリカクロマトグラフィーで、0〜20%MeOH/EtOAc勾配で精製して、それにより明黄褐色固体(115mg、0.195mmol)を得た。MS m/z 590.6 (M+H)+
【0297】
工程3:
【化253】
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7−シクロペンチル−2−[6−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリダジン−3−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリダジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(110mg、0.187mmol)のDCM(1ml)溶液に、−78℃で、TFA(1mL、13.0mmol)を添加した。室温に温め、1時間撹拌し、反応物を減圧下濃縮した。得られた油状残留物を2mL MeOHに溶解し、PL−HCO MP樹脂カートリッジを流してTFAを除去し、HPLCで精製して、それにより白色固体(55mg、0.112mmol)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO):δ、10.71 (s, 1 H), 8.88 (s, 1 H), 8.60 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.82 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.68 (s, 1 H), 4.81-4.72 (m, 1 H), 4.22 (d, J = 12 Hz, 1 H), 3.53 (d, J = 12 Hz, 1 H), 3.48 (br s, 1 H), 3.29 (br s, 1 H), 3.27 (d, J = 12 Hz, 1 H), 3.06 (s, 3 H), 3.05 (s, 3 H) 2.93 (d, J = 12 Hz, 1 H), 2.42-2.33 (m, 2 H), 2.01-1.96 (m, 4 H), 1.72-1.58 (m, 6 H).; HRMS 計算値 C25H31N9O2.H+ (M+H) + 490.2679、実測値 490.2676 (M+H)+
【0298】
実施例74
【化254】
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7−シクロペンチル−2−[5−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化255】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的アミド形成法3に従い、6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸(528mg、1.34mmole)を8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(199mg、1.34mmol)と結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−[5−(8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(213mg、0.435mmol)を32.5%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.74 (m, 8H), 2.07 (m, 5H), 2.58 (m, 2H), 3.17 (s, 7H), 4.81 (dd, 1H), 6.48 (s, 1H), 7.79 (dd, 8.30 (s, 1H), 8.39 (d, 1H), 8.56 (d, 1H), 8.77 (s, 1H)
MS m/z 490.5 (M+H)+
【0299】
実施例75
【化256】
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7−シクロペンチル−2−[5−(8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的アミド形成法3に従い、6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ニコチン酸(385mg、0.97mmole)を8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステル(215mg、0.887mmol)と結合させ、それにより3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステル(323mg、0.522mmol)を59%収率で得た。MS 619.7 (M+H)+
【0300】
工程2
【化258】
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7−シクロペンチル−2−[5−(8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステル(313mg、0.506mmol)を変換して、7−シクロペンチル−2−[5−(8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(187mg、0.35mmol)を69.1%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3-d) δ ppm 1.75 (d, 3 H) 2.06 - 2.18 (m, 5 H) 2.49 - 2.66 (m, 2 H) 3.03 - 3.14 (m, 2 H) 3.18 (s, 6 H) 3.42 (dd, 2.0 Hz, 2 H) 3.63 (br. s., 1 H) 3.81 (br. s., 2 H) 4.83 (t, 1 H) 6.50 (s, 1 H) 7.85 (dd, 1 H) 8.42 (br. s., 1 H) 8.45 - 8.51 (m, 1 H) 8.60 (d, 1 H) 8.79 (s, 1 H)。MS 518.6 (M+H)+
【0301】
実施例76
【化259】
[この文献は図面を表示できません]
7−(1R,2R,4S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化260】
[この文献は図面を表示できません]
ラセミ7−exo−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドをSFCクロマトグラフィー、Chiralpak AD-H(Chiral Technologies), 21.2×250mm、5μm、10%メタノール、100mbar CO、75g/分流、Thar SFC Prep-80システムでキラル分割して、エナンチオマー1:7−(1R,2R,4S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(エナンチオマー1保持時間1.9分)およびエナンチオマー2:7−(1S,2S,4R)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(エナンチオマー2保持時間2.4分)を得た。
【0302】
工程2
【化261】
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3−[6−((1R,2R,4S)−7−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、7−(1R,2R,4S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(90mg、0.28mmol)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(99mg、0.30mmol)と結合させ、それにより3−[6−((1R,2R,4S)−7−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを得て、それをさらに特徴付けせずにそのまま使用した。
【0303】
工程3
【化262】
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7−(1R,2R,4S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−[5−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−[6−((1R,2R,4S)−7−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−(1R,2R,4S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(15mg)を10%の全体的収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.94 (s, 1 H), 8.82 (s, 1 H), 8.39 (s, 1 H), 8.29 (d, J=8.6, 1 H), 7.89 (d, J=8.6, 1 H), 6.65 (s, 1 H), 4.46 (m, 1 H), 4.35 (m, 1 H), 3.96 (m, 1 H), 3.04 (s, 6 H), 2.86 (m, 3 H), 2.62 (m, 3 H), 2.37 (m, 1H), 1.85-1.79 (m, 5 H), 1.55 (m, 2H), 1.22 (m, 3 H)。MS m/z 515.7 (MH+)
【0304】
実施例77
【化263】
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7−(1S,2S,4R)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化264】
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3−[6−((1S,2S,4R)−7−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
実施例76の一般的N−Cカップリング法1に従い、7−(1S,2S,4R)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(90mg、0.28mmol)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−カルボニル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルと結合させ、それにより3−[6−((1S,2S,4R)−7−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを得て、それをさらに特徴付けせずにそのまま使用した。
【0305】
工程2
【化265】
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7−(1S,2S,4R)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−[6−((1S,2S,4R)−7−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−カルボニル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−(1S,2S,4R)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを得て、精製後、表題化合物(5mg)を3%の全体的収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.94 (s, 1 H), 8.82 (s, 1 H), 8.39 (s, 1 H), 8.29 (d, J=8.6, 1 H), 7.89 (d, J=8.6, 1 H), 6.65 (s, 1 H), 4.46 (m, 1 H), 4.35 (m, 1 H), 3.96 (m, 1 H), 3.04 (s, 6 H), 2.86 (m, 3 H), 2.62 (m, 3 H), 2.37 (m, 1H), 1.85-1.79 (m, 5 H), 1.55 (m, 2H), 1.22 (m, 3 H)。
MS m/z 514.8 (MH+)
【0306】
実施例78
【化266】
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2−[5−(1−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化267】
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[3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、5−ブロモ−2−ニトロピリジン(50mg、0.246mmol)を3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−1−イルカルバミン酸tert−ブチル(48.8mg、0.246mmol)と結合させ、75mgの[3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステルの95%収率で得た。MS (ESI) m/e (M+H+):321.3
【0307】
工程2
[3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
[3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル(150mg、0.468mmol)のMeOH−CHCl(3:1)溶液に、Pd/C(24.92mg、0.234mmol)を添加した。得られた混合物をHバルーン(H/真空交換3回)下、r.t.で4時間撹拌した。LCMSは完全な変換を示した。反応混合物をセライトのパッドでDCMを用いて濾過し、濃縮して、黒色沈殿を得た。この沈殿を酢酸エチルで希釈し、濾過した。濾液を蒸発させて、120mgの[3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステルを88%収率で得た。MS (ESI) m/e (M+H+):291.1
【0308】
工程3
【化268】
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{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル(120mg、0.413mmol)を2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(121mg、0.413mmol)と結合させ、それにより200mg {3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステルを89%収率で得た。MS (ESI) m/e (M+H+):547.0
【0309】
工程4
【化269】
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2−[5−(1−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、{3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−1−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル2−[5−(1−アミノ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキシ−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド、20mgを得た。
MS (ESI) m/e (M+H+):447.5; 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.14 (1 H, s), 8.72 (1 H, s), 8.05 (1 H, d), 7.65 (1 H, d), 7.00 (1 H, dd), 6.58 (1 H, s), 4.67 - 4.76 (1 H, quin.), 3.62 (1 H, d), 3.35 (5 H, s), 3.22 (1 H, d), 3.05 (6 H, d), 2.42 (2 H, br. s.), 1.96 - 1.99 (4 H, d), 1.63 (2 H, br. s.), 0.85 (1 H, m), 0.55 (1 H, m)。
【0310】
実施例79
【化270】
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7−シクロペンチル−2−[6−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)ピリダジン−3−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化271】
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2−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(2.93g、10mmol)の50mL ジオキサン懸濁液に、ベンゾフェノンイミン(1.90g、10.5mmol)、Pd(OAc)(0.11g、0.5mmol)、BINAP(0.31g、0.5mmol)およびCsCO(4.89g、15mmol)を添加し、フラスコをNでパージした。チューブを密閉し、混合物を1時間、120℃で加熱した。懸濁液にヘプタンを添加し、濾過した。沈殿をDCMで抽出し、抽出物をSiOカラムクロマトグラフィーで精製して、2−(ベンズヒドリリデン−アミノ)−7−(1−エチル−ブチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(3.5g、8.0mmol、80%収率)を得た。MS m/z 438.5 (M+H)+
【0311】
工程2
【化272】
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2−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
2−(ベンズヒドリリデン−アミノ)−7−(1−エチル−ブチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(3.5g、8.0mmol)の26.7mL THF溶液に、2M HCl水溶液(1.32mL)を添加し、混合物を20分間撹拌した。これに60mL ヘプタン:EtOAc(4:1 v/v)および60mL 0.5N HCl水溶液を添加し、層を分離した。酸性水層を25%NaOH水溶液でpH10に塩基性化し、再びEtOAcで抽出した。有機抽出物を塩水で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濃縮し、SiO2カラムクロマトグラフィー(0−20%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、2−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを白色固体(1.68g、6.15mmol、77%収率)として得た。MS m/z 274.4 (M+H)+
【0312】
工程3
【化273】
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3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリダジン−3−イル]−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの合成
3,6−ジブロモ−ピリダジン(400mg、1.68mmol)の8mL トルエン懸濁液に、乾燥圧チューブ中、4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(323mg、1.345mmol)、Pd(dba)(154mg、0.168mmol)、XantPhos(195mg、0.336mmol)およびNaOt−Bu(242mg、2.52mmol)を添加し、懸濁液をNで3分間バブリングした。チューブを密閉し、混合物を3時間、100℃で加熱した。封を開け、混合物にさらにPd(dba)(41mg、0.045mmol)、XantPhos(52mg、0.091mmol)、NaOt−Bu(65mg、0.680mmol)および2−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(124mg、0.453mmol)を添加した。混合物を再び100℃で16時間加熱し、懸濁液をセライトプラグで濾過し、10%MeOHのDCM溶液で洗浄した。回収した濾液と合わせ、2連続SiOカラムで精製して、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリダジン−3−イル]−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(66mg、0.112mmol、8%収率)を白色固体として得た。MS m/z 590.6 (M+H)+
【0313】
工程4
【化274】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[6−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)ピリダジン−3−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリダジン−3−イル]−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(60mg、0.10mmol)を変換して、7−シクロペンチル−2−[6−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)ピリダジン−3−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(9mg、0.018mmol)を18%収率で得た。1H NMR (400 MHz, ジクロロメタン-d2) δ ppm 8.69 (s, 1 H), 8.63 (d, J=9.6 Hz, 1 H), 8.44 (br. s., 1 H), 7.68 (d, J=9.6 Hz, 1 H), 6.39 (s, 1 H), 4.72 (m, 1 H), 4.36 (dd, J=15.2, 6.6 Hz, 1 H), 3.88 (d, J=15.2 Hz, 1 H), 3.72 (m, 1 H), 3.59 (m, 1 H), 3.02 (s, 6 H), 2.87 (m, 1 H), 2.75 (m, 1 H), 2.42 (m, 2 H), 1.98 (m, 5 H), 1.78 (m, 3 H), 1.65 (m, 2 H); MS m/z 490.5 (M+H)+; HRMS:m/z (M+H) 計算値 C25H31N9O2:490.2679、実測値:490.2693。
【0314】
実施例80
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘプチル−2−[5−(2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化276】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、5−ブロモ−2−ニトロピリジン(110mg、0.542)を2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(135mg、0.596mg)を得て、それをシリカゲルクロマトグラフィー精製後3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(290mg、81%)を得て、さらに特徴付けせず直接使用した。MS m/z 349.0 (MH+)。
【0315】
工程2
【化277】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
ニトロ基還元法1に従い、3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(290mg、0.83mmol)のメタノール(10mL)溶液と窒素、続いて10%パラジウム炭(200mg、過剰)を添加した。水素でパージし、水素雰囲気下、16時間撹拌した。窒素でパージし、セライトパットで濾過し、メタノールで洗浄した。真空で濃縮し、それにより3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(146mg、60%)。さらに精製せずに使用。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.73 (d, J=2.6 Hz, 1 H), 7.21 (dd, J=9.1, 2.6 Hz 1 H), 6.43 (d, J=9.1 Hz, 1 H), 6.01 (s, 2 H), 4.38 (br. s, 1 H), 4.26 (m, 1 H), 3.77 (m, 1 H), 3.30 (m, 1 H), 2.17-2.07 (m, 2 H), 2.02-1.95 (m, 2 H), 1.43 (s, 9 H); MS m/z 319.5 (MH+)。
【0316】
工程3
【化278】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘプチル−2−[5−(2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドtert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(146mg、0.46mmol)を2−クロロ−7−シクロヘプチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(134mg、0.42mmol)と結合させ、後処理後、7−シクロヘプチル−2−[5−(2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドtert−ブチルエステルを得て、さらに特徴付けせずに直接使用した。
【0317】
工程4
【化279】
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7−シクロヘプチル−2−[5−(2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、7−シクロヘプチル−2−[5−(2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドtert−ブチルエステルを変換して、7−シクロヘプチル−2−[5−(2−オキソ−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(100mg)を48%収率で得た。MS m/z 503.6 (MH+); 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.78 (s, 1 H), 8.81 (s, 1 H), 8.46 (d, J=9.1 Hz, 1 H), 8.24 (d, J=2.5 Hz 1 H), 7.70 (dd, J=9.1, 2.5 Hz 1 H), 6.63 (s, 1 H), 4.44 (m, 1 H), 3.76-3.70 (m, 2 H), 3.62 (m, 1 H), 3.16 (s, 1 H), 3.08 (s, 3 H), 3.06 (s, 3 H) 2.54 (m, 3 H), 2.01-1.75 (m, 8 H), 1.74-1.58 (m, 4 H), 1.5-1.43 (m, 2 H)。
【0318】
実施例81
【化280】
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7−シクロヘプチル−2−[5−(1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化281】
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5−(6−ニトロピリジン−3−イル)−4−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸Cis−tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、5−ブロモ−2−ニトロピリジン(4.71g、23.2mmol、1.05当量)を4−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸cis−tert−ブチル(5g、22.1mmol、1.0当量)を結合させ、シリカゲル精製後、5−(6−ニトロピリジン−3−イル)−4−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸Cis−tert−ブチル(6.3g)を81%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.75 (m, 2 H), 8.34 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 4.20 (dd, J1 = 9.85 Hz, J2 = 6.82 Hz, 1 H), 4.02-3.85 (m, 2 H), 3.80 (d, J = 10.11 Hz, 1H), 3.68 (m, 1 H), 1.52-1.43 (m, 3 H)。
【0319】
工程2
5−(6−アミノピリジン−3−イル)−4−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸cis−tert−ブチルの製造
ニトロ基還元法1に従い、5−(6−ニトロピリジン−3−イル)−4−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸Cis−tert−ブチル(1.05g、3.01mmol.)を還元して、5−(6−アミノピリジン−3−イル)−4−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸cis−tert−ブチル(1.0g)を定量的収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.09 (s, 1 H), 7.95 (br s, 1 H), 6.57 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 4.58 (br s, 2H), 4.04 (dd, J1 = 10.11 Hz, J2 = 6.57 Hz, 1 H)。3.93 (dd, J1 = 11.62 Hz, J2 = 2.02 Hz, 1 H) 3.86 (t, 1 H), 3.69-3.55 (m, 2 H), 3.24 (m, 2 H), 3.11 (m, 1 H), 1.48 (s, 9 H); MS m/z 319.4 (M+H)+
【0320】
工程3
【化282】
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5−(6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸cis−tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(50.4mg、0.157mmol)を5−(6−アミノピリジン−3−イル)−4−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸cis−tert−ブチル(50mg、0.157mmol、1.0当量)を結合させ、シリカゲルクロマトグラフィー後、5−(6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸cis−tert−ブチル(90mg)を94%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.76 (s, 1 H), 8.65 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 8.54 (s, 1 H), 8.34 (s, 1 H), 8.18 (s, 1 H), 6.46 (s, 1 H), 4.54 (m, 1 H), 4.13 (dd, J1 = 9.85 Hz, J2 = 6.82 Hz, 1 H), 3.97 (d, J = 10.61 Hz, 1 H), 3.89 (t, J = 9.85 Hz, 1 H), 3.62-3.76 (m, 2 H), 3.06-3.40 (m, 9 H), 2.65 (q、J = 10.95 Hz, 2 H), 2.02 (m, 2 H), 1.89 (m, 2 H), 1.74 (m, 4 H), 1.60 (m, 2 H), 1.49 (m, 9 H)。MS m/z 603.6 (M+H)+
【0321】
工程4
7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護法2に従い、7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを、精製後(64mg)85%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.73 (s, 1 H), 8.62 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 8.42 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 8.26 (dd, J1 = 9.09、J2 =3.03 Hz, 1 H), 8.01 (s, 1 H), 7.28 (s, 1 H), 6.45 (s, 1 H), 4.54 (m, 1 H), 4.17 (m, 1 H), 3.63 (dd, J1 = 9.60、J2 =3.03 Hz, 1 H), 3.53 (m, 1 H), 3.31 - 3.12 (m, 8 H), 3.11 - 2.92 (m, 2 H), 2.64 (m, 2 H), 2.02 (m, 2 H), 1.88 (m, 2 H),1.81- 1.67 (m, 5 H), 1.59 (m, 2H); HRMS m/z 503.2889 (M+H)+
【0322】
工程5
【化283】
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7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(56mg)、cis ラセミ化合物をCHIRALPAK(登録商標)AS−Hキラルカラムで分離した。分離移動相は30%MeOHと0.2%DEAであった。2ピークを回収した。速く移動するエナンチオマーをエナンチオマー−1として回収し(23mg、38%収率)、ゆっくり動くエナンチオマーをエナンチオマー−2として回収した(25mg、43%収率)。
【0323】
実施例82
【化284】
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7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−((3aS,6aR)−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド。エナンチオマー−1
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.73 (s, 1 H), 8.62 (d, J = 9.09Hz, 1 H), 8.42 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 8.26 (dd, J1 = 9.35、J2 =2.78 Hz, 1 H), 8.02 (s, 1 H), 7.28 (s, 1 H), 6.45 (s, 1 H), 4.54 (m, 1 H), 4.17 (m, 1 H), 3.63 (dd, J1 = 9.85、J2 =2.78 Hz, 1 H), 3.53 (m, 1 H), 3.31 - 3.12 (m, 8 H), 3.11 - 2.94 (m, 2 H), 2.64 (m, 2 H), 2.02 (m, 2 H), 1.88 (m, 2 H),1.81- 1.67 (m, 5 H), 1.59 (m, 2H); HRMS m/z 503.2882 (M+H)+
【0324】
実施例83
【化285】
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7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−((3aR,6aS)−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド。エナンチオマー−2
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.73 (s, 1 H), 8.62 (d, J = 9.09Hz, 1 H), 8.42 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 8.26 (dd, J1 = 8.84、J2 =2.78 Hz, 1 H), 8.00 (s, 1 H), 7.28 (s, 1 H), 6.45 (s, 1 H), 4.54 (m, 1 H), 4.17 (m, 1 H), 3.63 (dd, J1 = 9.85、J2 =2.78 Hz, 1 H), 3.53 (m, 1 H), 3.31 - 3.12 (m, 8 H), 3.11 - 2.94 (m, 2 H), 2.64 (m, 2 H), 2.02 (m, 2 H), 1.88 (m, 2 H),1.81- 1.67 (m, 5 H), 1.59 (m, 2H); HRMS m/z 503.2890 (M+H)+
【0325】
実施例84
【化286】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−cis−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化287】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−cis−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドおよび5−(6−アミノピリジン−3−イル)−4−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸cis−tert−ブチルと結合させ、精製後、5−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸cis−tert−ブチル(82mg)を89%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.74 (s, 1 H), 8.52 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.40 (s, 1 H), 8.17 (br s, 1 H), 8.08 (s, 1 H), 6.46 (s, 1 H), 4.81 (m, 1 H), 4.11 (dd, J1 = 10.11 Hz, J2 = 6.57 Hz, 1 H), 3.96 (d, J = 11.62 Hz, 1 H), 3.88 (t, J = 9.60 Hz, 1 H), 3.67 (m, 2 H), 3.28 (m, 2 H), 3.14 (m, 7 H), 2.58 (m, 2 H), 2.08 (m, 4 H), 1.74 (m, 2 H), 1.48 (m, 9 H)。LCMS m/z 575.6 (M+H)+
【0326】
工程2
【化288】
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脱保護法2に従い、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−cis−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(61mg)を90%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.75 (s, 1 H), 8.51 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.44 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 8.23 (dd, J1 = 9.09、J2 =2.53 Hz, 1 H), 8.13 (s, 1 H), 6.47 (s, 1 H), 4.82 (m, 1 H), 4.16 (m, 1 H), 3.62 (dd, J1 = 10.11、J2 =3.03 Hz, 1 H), 3.53 (dd, J1 = 11.12、J2 =2.02 Hz, 1 H), 3.29 - 3.13 (m, 8 H), 3.08 - 2.98 (m, 2 H), 2.59 (m, 2 H), 2.08 (m, 5 H), 1.75 (m, 2H)
HRMS m/z 475.2591 (M+H)+
【0327】
工程3
【化289】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−cis−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(52mg)をCHIRALPAK(登録商標)AS−Hキラルカラムで分離した。分離移動相は35%MeOHと0.2%DEAであった。2ピークを回収した。速く移動するエナンチオマーをエナンチオマー−1として回収し(15mg、29%収率)、ゆっくり動くエナンチオマーをエナンチオマー−2として回収した(18mg、34%収率)。
【0328】
実施例85
【化290】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((3aS,6aR)−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド。エナンチオマー−1
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.75 (s, 1 H), 8.51 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.44 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 8.23 (dd, J = 9.09, 3.03 Hz, 1 H), 8.06 (s, 1 H), 6.47 (s, 1 H), 4.82 (m, 1 H), 4.17 (m, 1 H), 3.64 (dd, J1 = 9.85、J2 = 2.78 Hz, 1 H), 3.55 (d, J = 11.12, 1 H), 3.29 - 3.13 (m, 8 H), 3.08 - 2.98 (m, 2 H), 2.59 (m, 2 H), 2.09 (m, 5 H), 1.75 (m, 2H)
HRMS m/z 475.2568 (M+H)+
【0329】
実施例86
【化291】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((3aR,6aS)−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド。エナンチオマー−2
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.74 (s, 1 H), 8.51 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.42 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 8.24 (dd, J1 = 9.09、J2 = 2.53 Hz, 1 H), 8.01 (s, 1 H), 6.47 (s, 1 H), 4.82 (m, 1 H), 4.17 (m, 1 H), 3.62 (dd, J = 9.85, 2.78 Hz, 1 H), 3.53 (d, J = 11.62, 1 H), 3.29 - 3.13 (m, 8 H), 3.08 - 2.98 (m, 2 H), 2.59 (m, 2 H), 2.09 (m, 5 H), 1.75 (m, 2H)
HRMS m/z 475.2573 (M+H)+
【0330】
実施例87
【化292】
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5−(6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−6−オキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−カルボン酸cis−tert−ブチル
工程1
【化293】
[この文献は図面を表示できません]
5−(6−ニトロピリジン−3−イル)−6−オキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−カルボン酸cis−tert−ブチル
一般的N−Cカップリング法1に従い、5−ブロモ−2−ニトロピリジンおよび6−オキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−カルボン酸cis−tert−ブチルと結合させ、精製後5−(6−ニトロピリジン−3−イル)−6−オキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−カルボン酸cis−tert−ブチル(1.0g)を85%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.58 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 8.28 (d, J = 8.59 Hz, 1 H), 8.07 (dd, J1 = 8.84、J2 =2.27 Hz, 1 H), 4.18-3.61 (m, 4 H), 3.29 (m, 2 H), 2.85 (m, 3 H), 2.55 (m, 1 H), 1.47 (s, 9 H)
LCMS m/z 362.8 (M+H)+
【0331】
工程2
5−(6−アミノピリジン−3−イル)−6−オキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−カルボン酸cis−tert−ブチルの製造
ニトロ基還元法1に従い、5−(6−アミノピリジン−3−イル)−6−オキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−カルボン酸cis−tert−ブチル(300mg)を96%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.93 (d, J = 2.02 Hz, 1 H), 7.45 (dd, J1 = 9.09、J2 =2.53 Hz, 1 H), 6.59 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 4.92 (br s, 2 H), 3.83-3.00 (m, 6 H), 2.91-2.66 (m, 3 H), 2.48 (dd, J1 = 16.42、J2 =5.81 Hz, 1 H)。LCMS m/z 332.8 (M+H)+
【0332】
工程3
【化294】
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7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドおよび5−(6−アミノピリジン−3−イル)−6−オキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−カルボン酸cis−tert−ブチルと結合させ、精製後5−(6−(7−シクロヘプチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−6−オキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−カルボン酸cis−tert−ブチル(85mg)を86%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.77 (s, 1 H), 8.66 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.48 (br s, 1 H), 8.24 (s, 1 H), 7.64 (dd, J1 = 9.09 Hz, J2 = 2.53 Hz, 1 H), 6.45 (s, 1 H), 4.53 (m, 1 H), 3.84 (dd, J1 = 13.14 Hz, J2 = 5.56 Hz, 1 H), 3.70 (m, 3 H), 3.31 (m, 2 H), 3.17 (s, 6 H), 2.82 (m, 3 H), 2.63 (m, 2 H), 2.51 (dd, J1 = 16.42 Hz, J2 = 5.81 Hz, 1 H), 2.01 (m, 2 H), 1.87 (m, 2 H), 1.73 (m, 4 H), 1.58 (m, 2 H), 1.48 (s, 9 H)。LCMS m/z 617.7 (M+H)+
【0333】
工程4
【化295】
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7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護法2に従い、7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(64mg)を89%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.74 (s, 1 H), 8.64 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.24 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 8.19 (s, 1 H), 7.68 (dd, J1 = 8.84、J2 =2.78 Hz, 1 H), 6.46 (s, 1 H), 4.54 (m, 1 H), 3.88 (dd, J1 = 13.14、J2 =4.04 Hz, 1 H), 3.63 (dd, J1 = 13.14、J2 =5.05 Hz, 1 H), 3.29 (m, 2 H), 3.18 (s, 6H), 2.84-2.50 (m, 7 H), 2.02 (m, 2 H), 1.93-1.66 (m, 7 H), 1.58 (m, 2 H)。HRMS m/z 517.3062 (M+H)+
【0334】
工程5
【化296】
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7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(56mg)、cis ラセミ化合物をCHIRALPAK(登録商標)AD−Hキラルカラムで分離した。分離移動相は35%MeOHと0.2%DEAであった。2ピークを回収した。速く移動するエナンチオマーをエナンチオマー−1として回収し(16mg、28%収率)、ゆっくり動くエナンチオマーをエナンチオマー−2として回収した(16mg、28%収率)。絶対立体配置は決定しなかった。
【0335】
実施例88
【化297】
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7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド。エナンチオマー−1
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.78 (s, 1 H), 8.66 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.46 (s, 1 H), 8.29 (d, J = 2.02 Hz, 1 H), 8.19 (s, 1 H), 7.68 (dd, J1 = 8.84、J2 =2.78 Hz, 1 H), 6.46 (s, 1 H), 4.54 (m, 1 H), 3.90 (dd, J1 = 12.63、J2 =4.04 Hz, 1 H), 3.71 (dd, J1 = 13.14、J2 =4.55 Hz, 1 H), 3.37 (m, 2 H), 3.19 (s, 6H), 2.94-2.57 (m, 7 H), 2.02 (m, 2 H), 1.96-1.65 (m, 7 H), 1.58 (m, 2 H)。HRMS m/z 517.3051 (M+H)+
【0336】
実施例89
【化298】
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7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド。エナンチオマー−2。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.75 (s, 1 H), 8.63 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.35 (s, 1 H), 8.25 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 7.66 (dd, J1 = 9.09、J2 =2.53 Hz, 1 H), 6.44 (s, 1 H), 4.53 (m, 1 H), 3.87 (dd, J1 = 13.39、J2 =4.29 Hz, 1 H), 3.64 (dd, J1 = 13.14、J2 =5.56 Hz, 1 H), 3.30 (m, 2 H), 3.17 (s, 6H), 2.87-2.50 (m, 7 H), 2.04 (m, 2 H), 1.86 (m, 2 H), 1.73 (m, 3 H), 1.58 (m, 2 H)。HRMS m/z 517.3044 (M+H)+
【0337】
実施例90
【化299】
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工程1
【化300】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドおよび5−(6−アミノピリジン−3−イル)−6−オキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−カルボン酸cis−tert−ブチルと結合させ、精製後5−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−6−オキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−カルボン酸cis−tert−ブチル(81mg)を86%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.79 (s, 1 H), 8.56 (s, 1 H), 8.53 (s, 1 H), 8.24 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 7.63 (dd, J1 = 9.09 Hz, J2 = 2.53 Hz, 1 H), 6.46 (s, 1 H), 4.81 (m, 1 H), 3.84 (dd, J1 = 13.14 Hz, J2 = 5.56 Hz, 1 H), 3.78-3.63 (m, 3 H), 3.49-3.21 (m, 2 H), 3.16 (s, 6 H), 2.79 (m, 3 H), 2.55 (m, 3 H), 2.07 (m, 4 H), 1.72 (m, 2 H), 1.48 (s, 9 H)。LCMS m/z 589.6 (M+H)+
【0338】
工程2
【化301】
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脱保護法2に従い、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(64mg)を86%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.74 (s, 1 H), 8.52 (d, J = 8.59 Hz, 1 H), 8.22 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 8.09 (s, 1 H), 7.66 (dd, J1 = 8.84 Hz, J2 = 2.78 Hz, 1 H), 6.46 (s, 1 H), 4.81 (m, 1 H), 3.87 (dd, J1 = 12.88 Hz, J2 = 4.29 Hz, 1 H), 3.63 (dd, J1 = 12.88 Hz, J2 = 5.31 Hz, 1 H), 3.30 (m, 2 H), 3.17 (m, 6 H), 2.87-2.49 (m, 7 H), 2.07 (m, 5 H), 1.73 (m, 2 H); HRMS m/z 489.2727 (M+H)+
【0339】
工程3
【化302】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(56mg)、cis ラセミ化合物をCHIRALPAK(登録商標)AD−Hキラルカラムで分割した。分離移動相は40%IPAと0.2%DEAであった。2ピークを回収した。速く移動するエナンチオマーをエナンチオマー−1として回収し(16mg、28%収率)、ゆっくり動くエナンチオマーをエナンチオマー−2として回収した(17mg、30%収率)。絶対立体配置は決定しなかった。
【0340】
実施例91
【化303】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.76 (s, 1 H), 8.53 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.27 (m, 2 H), 7.66 (dd, J1 = 9.09 Hz, J2 = 2.53 Hz, 1 H), 6.47 (s, 1 H), 4.81 (m, 1 H), 3.88 (d, J = 13.64 Hz, 1 H), 3.66 (dd, J1 = 13.14 Hz, J2 = 5.05 Hz, 1 H), 3.34 (m, 2 H), 3.17 (m, 6 H), 2.91-2.53 (m, 7 H), 2.07 (m, 5 H), 1.73 (m, 2 H); HRMS m/z 489.2726 (M+H)+
【0341】
実施例92
【化304】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(cis−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.75 (s, 1 H), 8.52 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.24 (m, 2 H), 7.66 (dd, J1 = 9.09 Hz, J2 = 2.53 Hz, 1 H), 6.46 (s, 1 H), 4.81 (m, 1 H), 3.88 (dd, J1 = 13.14 Hz, J2 = 4.55 Hz, 1 H), 3.65 (dd, J1 = 13.39 Hz, J2 = 4.80 Hz, 1 H), 3.32 (m, 2 H), 3.17 (m, 6 H), 2.89-2.52 (m, 7 H), 2.07 (m, 5 H), 1.74 (m, 2 H); HRMS m/z 489.2726 (M+H)+
【0342】
実施例93
【化305】
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7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−((3aS,7aR)−2−メチル−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−((3aS,7aR)−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(実施例89から、エナンチオマー−2)(66mg、0.128mmol、1当量)のTHF(2.0mL)溶液に、37%ホルムアルデヒド水溶液(0.048mL、0.639mmol、5当量)を添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌した。固体ナトリウムトリアセトキシヒドロボレート(81mg、0.383mmol、3当量を混合物に添加した。反応物をさらに10分間撹拌し、1滴のTFAで反応停止させ、アンモニアのメタノール溶液で中和した。残留物を減圧下濃縮し、カラムクロマトグラフィー(NH3/MeOH/CHCl)で精製して、7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−((3aS,7aR)−2−メチル−6−オキソテトラヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5(6H,7H,7aH)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(67mg)を定量的収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.74 (s, 1 H), 8.63 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.27 (s, 1 H), 8.24 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 7.67 (dd, J1 = 9.09、J2 =2.53 Hz, 1 H), 6.44 (s, 1 H), 4.73 (s, 3 H), 4.52 (m, 1 H), 3.83 (dd, J1 = 13.14、J2 =4.04 Hz, 1 H), 3.65 (dd, J1 = 13.14、J2 =4.04 Hz, 1 H), 3.17 (s, 6H), 2.91-2.51 (m, 7 H), 2.36 (m, 4 H), 2.01 (m, 2 H), 1.87 (m, 2 H), 1.79-1.51 (m, 5 H); HRMS m/z 531.3219 (M+H)+
【0343】
実施例94
【化306】
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7−シクロヘキシル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,3r,5S)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−3’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド。
工程1
【化307】
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3’−(6−(7−シクロヘキシル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−8−カルボン酸(1R,3r,5S)−tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、(1R,3r,5S)−3’−(6−アミノピリジン−3−イル)−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−2’−オン(0.350g、0.935mmol、1.0当量)を2−クロロ−7−シクロヘキシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(0.287g、0.935mmol、1.0当量)と結合させ、それにより3’−(6−(7−シクロヘキシル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−8−カルボン酸(1R,3r,5S)−tert−ブチル(0.454g)を75%収率で得た。H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.26 - 1.45 (m, 3 H) 1.49 (s, 9 H) 1.81 (d, J=11.62 Hz, 1 H) 1.87 - 2.05 (m, 7 H) 2.05 - 2.22 (m, 4 H) 2.22 - 2.32 (m, 2 H) 2.52 - 2.73 (m, 2 H) 3.16 (s, 6 H) 3.72 (s, 2 H) 4.22 - 4.47 (m, 3 H) 6.44 (s, 1 H) 8.06 (dd, J=9.35, 2.78 Hz, 1 H) 8.32 (d, J=2.53 Hz, 1 H) 8.43 (s, 1 H) 8.60 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 8.76 (s, 1 H)。MS m/z 645.7 (M+H)+
【0344】
工程2:
7−シクロヘキシル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,3r,5S)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−3’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護方法1に従い、3’−(6−(7−シクロヘキシル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−8−カルボン酸(1R,3r,5S)−tert−ブチル(0.450g、0.713mmol)を変換して、7−シクロヘキシル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,3r,5S)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−3’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(0.286g、0.517mmol)を73%収率で得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.28 - 1.51 (m, 3 H) 1.62 (br. s., 1 H) 1.71 - 1.87 (m, 3 H) 1.87 - 1.99 (m, 5 H) 2.01 (d, J=3.01 Hz, 1 H) 2.20 (d, J=14.05 Hz, 2 H) 2.25 - 2.37 (m, 2 H) 2.52 - 2.71 (m, 2 H) 3.16 (s, 6 H) 3.65 (br. s., 2 H) 3.71 (s, 2 H) 4.27 - 4.43 (m, 1 H) 6.44 (s, 1 H) 7.91 (s, 1 H) 8.10 (dd, J=9.29, 2.76 Hz, 1 H) 8.22 (d, J=2.51 Hz, 1 H) 8.58 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.70 (s, 1 H); HRMS計算値 m/z = 545.2994および実測値 m/z = 545.2989 (M+H)
【0345】
実施例95
【化308】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((3aR,6aS)−5−メチル−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
一般的還元的アルキル化法1に従い、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((3as,6ar)−5−メチル−1−オキソヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを製造した。
【0346】
実施例96
【化309】
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工程1
【化310】
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4−(6−ニトロピリジン−3−イル)−1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−3−オン
一般的N−Cカップリング法1に従い、5−ブロモ−2−ニトロピリジンおよび1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−3−オンと結合させ、4−(6−ニトロピリジン−3−イル)−1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−3−オン(418mg)を64%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.53 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 8.30 (d, J = 8.59 Hz, 1 H), 7.94 (dd, J1 = 8.59、J2 =2.53 Hz, 1 H), 4.00-3.93 (m, 3 H), 3.19 (m, 4 H), 2.38 (m, 2 H), 2.13 (m, 2 H); LCMS m/z 263.4 (M+H)+
【0347】
工程2
【化311】
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4−(6−アミノピリジン−3−イル)−1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−3−オン
ニトロ基還元法1に従い、4−(6−アミノピリジン−3−イル)−1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−3−オン、(322mg)を88%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.73 (d, J = 2.53 Hz, 1 H), 7.22 (dd, J1 = 8.84、J2 =2.78 Hz, 1 H), 6.44 (d, J = 8.59 Hz, 1 H), 5.98 (br s, 2 H), 3.73 (s, 2 H), 3.62 (m, 1 H), 3.05 (d, J = 7.33 Hz, 4 H) 2.25 (m, 2 H), 1.94 (m, 2 H)
LCMS m/z 233.4 (M+H)+
【0348】
工程3
【化312】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(3−オキソ−1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−4−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
一般的N−Cカップリング法1に従い、4−(6−アミノピリジン−3−イル)−1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−3−オンを2−クロロ−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドと結合させ、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(3−オキソ−1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−4−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド、99mgを86%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.74 (s, 1 H), 8.55 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.16 (d, J = 2.02 Hz, 1 H), 8.09 (s, 1 H), 7.55 (dd, J1 = 9.09 Hz, J2 = 2.53 Hz, 1 H), 6.47 (s, 1 H), 4.81 (m, 1 H), 3.93 (s, 2 H), 3.82 (m, 1 H), 3.19 (m, 10 H), 2.59 (m, 2 H), 2.41 (m, 2 H), 2.07 (m, 6 H), 1.74 (m, 2 H); HRMS m/z 489.2740 (M+H)+
【0349】
実施例97
【化313】
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7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−(3−オキソ−1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−4−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを4−(6−アミノピリジン−3−イル)−1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−3−オンと結合させ、7−シクロヘプチル−N,N−ジメチル−2−(5−(3−オキソ−1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−4−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(103mg)を77%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.73 (s, 1 H), 8.66 (d, J = 9.09 Hz, 1 H), 8.17 (d, J = 2.02 Hz, 1 H), 8.14 (s, 1 H), 7.55 (dd, J1 = 9.09 Hz, J2 = 2.53 Hz, 1 H), 6.45 (s, 1 H), 4.53 (m, 1 H), 3.95 (s, 2 H), 3.83 (m, 1 H), 3.21 (m, 10 H), 2.64 (m, 2 H), 2.42 (m, 2 H), 2.14-1.54 (m, 12 H); HRMS m/z 517.3049 (M+H)+
【0350】
実施例98
【化314】
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7−シクロヘキシル−2−[5−(1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化315】
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2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−オンの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−オン(0.202g、1.44mmol)を5−ブロモ−2−ニトロピリジン(0.293g、1.44mmol、1.0当量)と結合させ、それにより2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−オンを黄褐色固体(0.170g、0.616mmol)として43%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.79 - 2.19 (m, 1 H) 2.31 (br. s., 1 H) 2.77 (br. s., 1 H) 2.98 - 3.16 (m, 1 H) 3.26 (dt, J=12.05, 4.52 Hz, 1 H) 3.47 (br. s., 1 H) 3.80 (br. s., 1 H) 3.95 - 4.23 (m, 1 H) 8.15 (dd, J=8.53, 2.51 Hz, 1 H) 8.32 (d, J=8.53 Hz, 1 H) 8.70 (d, J=2.51 Hz, 1 H)。MS m/z 263.1 (M+H)+
【0351】
工程2:
【化316】
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2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−オン
ニトロ基還元法1に従い、2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−オン(0.170g、0.648mmol)を変換して、2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−オンを得て、黄色固体(0.126g、0.542)として84%収率で得た。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.78 - 2.11 (m, 1 H) 2.16 - 2.35 (m, 1 H) 2.80 (ddd, J=10.04, 8.03, 6.02 Hz, 1 H) 2.97 - 3.11 (m, 1 H) 3.11 - 3.25 (m, 1 H) 3.42 - 3.52 (m, 1 H) 3.59 (ddd, J=12.42, 4.39, 4.27 Hz, 1 H) 3.85 (ddd, J=12.55, 8.53, 4.52 Hz, 1 H) 6.60 (d, J=8.03 Hz, 1 H) 7.39 (dd, J=9.03, 2.51 Hz, 1 H) 7.83 (d, J=2.01 Hz, 1 H)
MS m/z 233.2 (M+H)+
【0352】
工程3:
【化317】
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7−シクロヘキシル−2−[5−(1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−オン(0.050g、0.215mmol)を2−クロロ−7−シクロヘキシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(0.066g、0.215mmol、1.0当量)と結合させ、7−シクロヘキシル−2−[5−(1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドをベージュ色固体(75mg、0.139mmol)として65%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.23 - 1.52 (m, 4 H) 1.72 - 1.90 (m, 2 H) 1.90 - 2.00 (m, 6 H) 2.00 - 2.18 (m, 2 H) 2.21 - 2.39 (m, 1 H) 2.52 - 2.82 (m, 3 H) 2.95 - 3.14 (m, 3 H) 3.15 - 3.27 (m, 8 H) 3.42 (t, J=8.28 Hz, 1 H) 3.66 (dt, J=11.54, 4.02 Hz, 1 H) 3.95 (ddd, J=11.80, 9.29, 4.52 Hz, 1 H) 4.27 - 4.41 (m, 1 H) 6.45 (s, 1 H) 7.69 (dd, J=9.03, 2.51 Hz, 1 H) 8.11 (s, 1 H) 8.25 (d, J=2.51 Hz, 1 H) 8.65 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.73 (s, 1 H); HRMS計算値 m/z = 503.2883および実測値 m/z = 503.2892 (M+H)。
【0353】
実施例99
【化318】
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7−シクロペンチル−2−[5−(1−オキソ−オクタヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化319】
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2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−1−オンの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、ヘキサヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−1−オン(0.300g、1.945mmol)を5−ブロモ−2−ニトロピリジン(0.395g、1.945mmol、1.0当量)と結合させ、2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−1−オン(0.481g、1.567mmol)を81%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.27 - 1.53 (m, 2 H) 1.54 - 1.61 (m, 4 H) 1.66 - 1.81 (m, 1 H) 1.94 (d, J=12.55 Hz, 1 H) 2.22 (td, J=11.80, 3.01 Hz, 1 H) 2.39 (d, J=12.55 Hz, 1 H) 2.68 - 2.83 (m, 2 H) 2.96 - 3.12 (m, 2 H) 3.49 (d, J=3.51 Hz, 1 H) 3.56 (dd, J=10.79, 2.26 Hz, 1 H) 4.16 (td, J=11.29, 4.52 Hz, 1 H) 8.13 (dd, J=8.53, 2.51 Hz, 1 H) 8.29 (d, J=8.53 Hz, 1 H) 8.68 (d, J=2.51 Hz, 1 H); MS m/z 277.2 (M+H)+
【0354】
工程2:
【化320】
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2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−1−オンの製造
ニトロ基還元法1に従い、2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−1−オン(0.200g、0.724mmol)を変換して、2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−1−オン(0.170g、0.690mmol)として95%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.28 - 1.55 (m, 1 H) 1.53 - 1.77 (m, 1 H) 1.91 (d, J=12.05 Hz, 1 H) 2.19 (td, J=11.42, 3.26 Hz, 1 H) 2.33 - 2.48 (m, 1 H) 2.60 - 2.75 (m, 1 H) 2.89 - 3.06 (m, 1 H) 3.39 (dd, J=11.54, 3.01 Hz, 1 H) 3.93 (td, J=11.80, 4.52 Hz, 1 H) 4.46 (br. s., 1 H) 6.51 (d, J=8.53 Hz, 1 H) 7.37 (dd, J=8.53, 2.51 Hz, 1 H) 7.99 (d, J=2.51 Hz, 1 H)
MS m/z 247.2 (M+H)+
【0355】
工程3:
【化321】
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7−シクロペンチル−2−[5−(1−オキソ−オクタヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−1−オン(0.060g、0.244mmol)を2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(0.072g、0.246mmol、1.01当量)と結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−[5−(1−オキソ−オクタヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(0.070g、0.136mmol)を56%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.31 - 1.50 (m, 2 H) 1.66 - 1.82 (m, 4 H) 1.91 (br. s., 1 H) 1.98 - 2.14 (m, 5 H) 2.21 (td, J=11.42, 3.26 Hz, 1 H) 2.40 (br. s., 1 H) 2.58 (dd, J=12.30, 8.78 Hz, 2 H) 2.67 - 2.81 (m, 2 H) 2.93 - 3.07 (m, 2 H) 3.16 (s, 7 H) 3.47 (dd, J=11.29, 3.26 Hz, 1 H) 4.02 (td, J=11.67, 4.77 Hz, 1 H) 4.79 (dq、J=9.03, 8.87 Hz, 1 H) 6.46 (s, 1 H) 7.66 (dd, J=9.03, 2.51 Hz, 1 H) 7.94 (s, 1 H) 8.23 (d, J=2.01 Hz, 1 H) 8.54 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.71 (s, 1 H)
HRMS計算値 m/z = 503.2883および実測値 m/z = 503.2908 (M+H)
【0356】
実施例100
【化322】
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【化323】
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7−シクロヘキシル−2−[5−(1−オキソ−オクタヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−1−オン(0.060g、0.244mmol)を2−クロロ−7−シクロヘキシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(0.075g、0.244mmol、1.0当量)と結合させ、それにより7−シクロヘキシル−2−[5−(1−オキソ−オクタヒドロ−ピリド[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(0.020g、0.039mmol)を16%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.19 - 1.41 (m, 6 H) 1.41 - 1.52 (m, 5 H) 1.61 - 1.75 (m, 4 H) 1.93 (br. s., 9 H) 2.21 (td, J=11.37, 3.54 Hz, 2 H) 2.40 (br. s., 2 H) 2.52 - 2.81 (m, 7 H) 2.93 - 3.05 (m, 4 H) 3.16 (s, 11 H) 3.47 (dd, J=11.37, 2.78 Hz, 2 H) 3.93 - 4.09 (m, 2 H) 4.26 - 4.42 (m, 2 H) 6.44 (s, 2 H) 7.68 (dd, J=8.84, 2.78 Hz, 2 H) 8.00 (s, 2 H) 8.23 (d, J=2.02 Hz, 2 H) 8.63 (d, J=9.09 Hz, 2 H) 8.71 (s, 2 H) HRMS計算値 m/z = 517.3039および実測値 m/z = 517.3046 (M+H)
【0357】
実施例101
【化324】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,3r,5S)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−3’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド。
工程1:
【化325】
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(1R,3r,5S)−3’−(6−ニトロピリジン−3−イル)−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−2’−オンの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、(1R,3r,5S)−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−2’−オン(0.488g、1.728mmol)(参照:ドイツ特許DE10 2005 030051A1(28/12/2006))を5−ブロモ−2−ニトロピリジン(0.351g、1.728、1.0当量)と結合させ、それにより(1R,3r,5S)−3’−(6−ニトロピリジン−3−イル)−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−2’−オン(0.615g、1.521mmol)を88%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.49 (s, 9 H) 1.91 - 2.10 (m, 4 H) 2.10 - 2.33 (m, 6 H) 3.81 (s, 2 H) 4.32 (br. s., 1 H) 4.37 (br. s., 1 H) 8.32 (d, J=8.53 Hz, 1 H) 8.47 - 8.57 (m, 2 H); MS m/z 405.2 (M+H)+
【0358】
工程2:
【化326】
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(1R,3r,5S)−3’−(6−アミノピリジン−3−イル)−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−2’−オンの製造
ニトロ基還元法1に従い、(1R,3R,5S)−3’−(6−ニトロピリジン−3−イル)−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−2’−オン(0.705g、1.743mmol)を変換して、(1R,3r,5S)−3’−(6−アミノピリジン−3−イル)−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−2’−オンを灰白色固体(0.356g、0.951mmol)として55%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.48 (s, 9 H) 1.99 (br. s., 4 H) 2.07 - 2.19 (m, 3 H) 2.23 (d, J=6.02 Hz, 2 H) 3.63 (s, 2 H) 4.27 (br. s., 1 H) 4.35 (br. s., 1 H) 4.43 (br. s., 2 H) 6.55 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 7.27 (s, 1 H) 7.85 - 7.91 (m, 1 H) 7.93 (d, J=2.51 Hz, 1 H)
MS m/z 375.2 (M+H)+
【0359】
工程3:
【化327】
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3’−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−8−カルボン酸(1R,3r,5S)−tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、(1R,3r,5S)−3’−(6−アミノピリジン−3−イル)−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−2’−オンを2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドと結合させ、それにより3’−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−8−カルボン酸(1R,3r,5S)−tert−ブチルを暗色固体(0.458g、0.726mmol)として78%収率で得て、さらに精製せずに次工程に使用した。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.49 (s, 9 H) 1.66 - 1.81 (m, 2 H) 1.98 - 2.27 (m, 12 H) 2.48 - 2.67 (m, 2 H) 3.16 (s, 6 H) 3.72 (s, 2 H) 4.36 (br. s., 2 H) 4.80 (dq、J=9.03, 8.87 Hz, 1 H) 6.46 (s, 1 H) 8.03 - 8.11 (m, 2 H) 8.26 (d, J=3.01 Hz, 1 H) 8.51 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.74 (s, 1 H)。MS m/z 631.4 (M+H)+
【0360】
工程4:
【化328】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,3r,5S)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−3’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護方法1に従い、3’−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−8−カルボン酸(1R,3r,5S)−tert−ブチル(0.450g、0.713mmol)を変換して、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,3r,5S)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−3’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(0.286g、0.517mmol)を73%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.62 (br. s., 1 H) 1.66 - 1.84 (m, 4 H) 1.93 - 2.14 (m, 7 H) 2.20 (d, J=14.56 Hz, 2 H) 2.24 - 2.37 (m, 2 H) 2.47 - 2.68 (m, 2 H) 3.16 (s, 6 H) 3.65 (br. s., 2 H) 3.71 (s, 2 H) 4.80 (quin, J=8.78 Hz, 1 H) 6.46 (s, 1 H) 8.08 (dd, J=9.03, 2.51 Hz, 1 H) 8.19 - 8.32 (m, 2 H) 8.50 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.75 (s, 1 H); HRMS計算値 m/z = 531.2832および実測値 m/z = 531.2858 (M+H)+
【0361】
実施例102
【化329】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,3r,5S)−8−メチル−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−3’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
【化330】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,3r,5S)−8−メチル−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−3’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
一般的還元的アルキル化法1に従い、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,3r,5S)−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−3’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(0.216g、0.407mmol)を変換して、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,3r,5S)−8−メチル−2’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,5’−オキサゾリジン]−3’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを白色固体(0.120g、0.220mmol)として54%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.52 - 1.82 (m, 4 H) 1.93 - 2.11 (m, 7 H) 2.11 - 2.25 (m, 6 H) 2.34 (br. s., 4 H) 2.48 - 2.68 (m, 2 H) 3.16 (s, 6 H) 3.25 (br. s., 2 H) 3.71 (s, 2 H) 4.80 (qd, J=8.95, 8.78 Hz, 1 H) 6.46 (s, 1 H) 7.98 (s, 1 H) 8.07 (dd, J=9.29, 2.76 Hz, 1 H) 8.23 (d, J=2.51 Hz, 1 H) 8.49 (d, J=9.54 Hz, 1 H) 8.72 (s, 1 H)
HRMS計算値 m/z = 545.2989および実測値 m/z = 545.2988 (M+H)+
【0362】
実施例103
【化331】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.6]ウンデカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1:
【化332】
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3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.510g、1.887mmol)(参照:ドイツ特許DE10 2005 030051A1(28/12/2006))を5−ブロモ−2−ニトロピリジン(0.400g、1.971mmol、1.05当量)と結合させ、それにより3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを褐色固体(0.684g、1.743mmol)として92%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.45 (br. s., 9 H) 1.54 - 1.72 (m, 1 H) 1.86 - 2.16 (m, 3 H) 3.30 (d, J=8.03 Hz, 1 H) 3.66 (br. s., 2 H) 3.81 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 3.94 (d, J=7.53 Hz, 1 H) 8.33 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.52 (br. s., 1 H) 8.60 (dd, J=9.03, 3.01 Hz, 1 H)。MS m/z 337.1 (M+H)+
【0363】
工程2:
【化333】
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3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
ニトロ基還元法1に従い、3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−2−オン(0.620g、1.580mmol)を変換して、3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを灰白色固体(0.532g、1.47mmol)として93%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.47 (s, 9 H) 1.80 (dd, J=13.55, 9.54 Hz, 2 H) 1.86 - 2.01 (m, 1 H) 2.06 - 2.24 (m, 3 H) 3.18 - 3.34 (m, 2 H) 3.58 - 3.80 (m, 4 H) 4.40 (br. s., 2 H) 6.54 (d, J=8.53 Hz, 1 H) 7.87 - 7.97 (m, 2 H)。MS m/z 363.2 (M+H)+
【0364】
工程3:
【化334】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.6]ウンデカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−2−オン(0.100g、0.276mmol)を2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(0.081g、0.276mmol、1.0当量)と結合させ、それにより7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.6]ウンデカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを白色固体(0.075g、0.139mmol)として50%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.58 - 1.82 (m, 4 H) 1.97 - 2.27 (m, 14 H) 2.47 - 2.65 (m, 2 H) 2.86 - 3.11 (m, 4 H) 3.16 (s, 7 H) 3.80 - 3.88 (m, 2 H) 4.80 (qd, J=8.95, 8.78 Hz, 1 H) 6.46 (s, 1 H) 8.06 (s, 1 H) 8.13 (dd, J=9.03, 3.01 Hz, 1 H) 8.21 - 8.32 (m, 1 H) 8.50 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.72 (s, 1 H); HRMS計算値 m/z = 531.2832および実測値 m/z = 531.2858 (M+H)+
【0365】
実施例104
【化335】
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7−シクロペンチル−2−[5−(8−メチル−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化336】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(8−メチル−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.6]ウンデカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
一般的還元的アルキル化法1に従い、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.6]ウンデカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを変換して、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(8−メチル−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.6]ウンデカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(0.062g、0.112mmol)を77%収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.52 - 1.79 (m, 5 H) 1.84 - 2.05 (m, 8 H) 2.07 (t, J=5.27 Hz, 2 H) 2.28 (s, 3 H) 3.06 (d, J=10.54 Hz, 7 H) 3.90 (s, 2 H) 4.68 - 4.84 (m, 1 H) 6.63 (s, 1 H) 7.99 (dd, J=9.03, 2.51 Hz, 1 H) 8.33 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.43 (d, J=2.51 Hz, 1 H) 8.80 (s, 1 H) 9.73 (s, 1 H); HRMS計算値 m/z = 533.2989および実測値 m/z = 533.3009 (M+H)+
【0366】
実施例105
【化337】
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7−シクロペンチル−2−[5−((S)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1:
【化338】
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(S)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、(S)−3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドと結合させ、それにより(S)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを白色固体(0.075g、0.115mmol)として35%収率で得た。MS m/z 619.5 (M+H)+
【0367】
工程2:
【化339】
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7−シクロペンチル−2−[5−((S)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、(S)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−((S)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを白色固体(0.040g、0.076mmol)として67%収率で得た。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.67 - 1.86 (m, 3 H) 1.91 - 2.17 (m, 8 H) 2.19 - 2.28 (m, 2 H) 2.49 - 2.65 (m, 2 H) 2.86 - 3.09 (m, 4 H) 3.11 - 3.21 (m, 7 H) 3.95 (s, 2 H) 4.78 (dq、J=9.03, 8.87 Hz, 1 H) 8.05 (dd, J=9.03, 3.01 Hz, 1 H) 8.40 - 8.49 (m, 2 H) 8.75 (s, 1 H); HRMS計算値 m/z = 519.2832および実測値 m/z = 519.2842 (M+H)+
【0368】
実施例106
【化340】
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7−シクロペンチル−2−[5−((R)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化341】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、(R)−3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドと結合させ、それにより(R)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを白色固体(0.175g、0.272mmol)として66%収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.42 (s, 9 H) 1.61 - 1.78 (m, 3 H) 1.79 - 1.96 (m, 3 H) 1.96 - 2.14 (m, 7 H) 2.38 - 2.48 (m, 2 H) 3.06 (d, J=10.54 Hz, 6 H) 3.20 - 3.33 (m, 2 H) 3.36 - 3.63 (m, 2 H) 3.82 - 3.97 (m, 2 H) 4.75 (quin, J=8.78 Hz, 1 H) 6.63 (s, 1 H) 7.98 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.34 (d, J=9.54 Hz, 1 H) 8.44 (s, 1 H) 8.81 (s, 1 H) 9.78 (s, 1 H)。MS m/z 619.5 (M+H)+
【0369】
工程2
【化342】
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7−シクロペンチル−2−[5−((R)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、(R)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−((R)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.6]ウンデク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを白色固体(0.090g、0.167mmol)として70%収率で得た。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.65 - 1.86 (m, 3 H) 1.97 (dd, J=10.79, 4.27 Hz, 1 H) 2.01 - 2.29 (m, 9 H) 2.46 - 2.64 (m, 2 H) 2.88 - 3.11 (m, 4 H) 3.13 - 3.22 (m, 6 H) 3.94 (s, 2 H) 4.77 (dq、J=9.03, 8.87 Hz, 1 H) 6.63 (s, 1 H) 8.04 (dd, J=9.29, 2.76 Hz, 1 H) 8.40 - 8.49 (m, 2 H) 8.76 (s, 1 H)。HRMS計算値 m/z = 519.2832および実測値 m/z = 519.2834 (M+H)+
【0370】
実施例107
【化343】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1:
【化344】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.546g、2.130mmol)(参照:ドイツ特許DE10 2005 030051A1(28/12/2006))を5−ブロモ−2−ニトロピリジン(0.432g、2.130mmol、1.0当量)と結合させ、それにより3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルを褐色固体(0.709g、1.735mmol)として81%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.46 (br. s., 9 H) 1.55 - 1.73 (m, 2 H) 1.89 - 2.17 (m, 3 H) 3.41 (br. s., 2 H) 3.65 (br. s., 2 H) 3.78 - 3.88 (m, 1 H) 3.95 (d, J=8.03 Hz, 1 H) 8.34 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.54 (br. s., 1 H) 8.61 (dd, J=9.03, 3.01 Hz, 1 H)
MS m/z 379.1 (M+H)+
【0371】
工程2:
3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
ニトロ基還元法1に従い、3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.605g、1.599mmol)を変換して、3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.549g、1.45mmol)を92%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.45 (s, 1 H) 1.50 - 1.70 (m, 1 H) 1.79 - 2.08 (m, 1 H) 3.21 (t, J=10.04 Hz, 1 H) 3.31 - 3.47 (m, 1 H) 3.65 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 3.70 - 3.85 (m, 1 H) 4.41 (br. s., 1 H) 6.55 (d, J=8.53 Hz, 1 H) 7.91 (dd, J=8.78, 2.76 Hz, 1 H) 7.96 (d, J=2.51 Hz, 1 H)。MS m/z 349.1 (M+H)+
【0372】
工程3:
【化345】
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3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルを2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(0.084g、0.287mmol、1.0当量)と結合させ、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルを得て、それをBOC脱保護後直接使用した。
【0373】
工程4
【化346】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護方法1に従い、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを白色固体(0.070g、0.135mmol)として47%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.54 - 1.68 (m, 1 H) 1.68 - 1.81 (m, 2 H) 1.81 - 1.98 (m, 4 H) 1.98 - 2.14 (m, 6 H) 2.46 - 2.69 (m, 2 H) 2.77 - 2.91 (m, 2 H) 2.91 - 3.12 (m, 2 H) 3.16 (s, 6 H) 3.75 (d, J=8.53 Hz, 1 H) 3.91 (d, J=8.53 Hz, 1 H) 4.80 (dq、J=9.03, 8.87 Hz, 1 H) 6.46 (s, 1 H) 8.13 (dd, J=9.03, 3.01 Hz, 1 H) 8.33 (br. s., 1 H) 8.36 (d, J=2.51 Hz, 1 H) 8.51 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.76 (s, 1 H)。HRMS計算値 m/z = 505.2676および実測値 m/z = 505.2676 (M+H)+
【0374】
実施例108
【化347】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(7−メチル−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
一般的還元的アルキル化法1に従い、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(0.116mmol)を変換して、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(7−メチル−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを灰白色固体(0.052g、0.098mmol)として85%収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.51 - 1.79 (m, 6 H) 1.85 (br. s., 1 H) 1.99 (s, 5 H) 2.09 (br. s., 1 H) 2.22 (s, 4 H) 2.37 - 2.48 (m, 3 H) 2.68 (d, J=8.03 Hz, 1 H) 3.06 (d, J=11.04 Hz, 7 H) 3.86 - 3.98 (m, 2 H) 4.69 - 4.83 (m, 1 H) 6.63 (s, 1 H) 8.03 (dd, J=9.29, 2.76 Hz, 1 H) 8.34 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.48 (d, J=3.01 Hz, 1 H) 8.81 (s, 1 H) 9.74 (s, 1 H)。HRMS計算値 m/z = 519.2832および実測値 m/z = 519.2834 (M+H)+
【0375】
実施例109
【化348】
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7−シクロペンチル−2−[5−((S)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1:
【化349】
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(S)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、(S)−3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルを2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドと結合させ、それにより(S)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルを白色固体(0.115g、0.190mmol)として43%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.37 - 1.51 (m, 13 H) 1.51 - 1.69 (m, 3 H) 1.69 - 1.84 (m, 2 H) 1.85 - 2.15 (m, 11 H) 2.47 - 2.68 (m, 2 H) 3.10 - 3.19 (m, 6 H) 3.19 - 3.33 (m, 2 H) 3.43 (d, J=14.05 Hz, 1 H) 3.58 - 3.71 (m, 2 H) 3.71 - 3.80 (m, 2 H) 3.85 (d, J=9.03 Hz, 2 H) 4.12 (q、J=7.03 Hz, 1 H) 4.44 (br. s., 1 H) 4.80 (quin, J=8.78 Hz, 1 H) 6.46 (s, 1 H) 7.87 - 7.99 (m, 1 H) 8.11 (dd, J=9.29, 2.76 Hz, 1 H) 8.21 (br. s., 1 H) 8.30 (br. s., 1 H) 8.52 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.75 (s, 1 H)。MS m/z 605.5 (M+H)+
【0376】
工程2:
【化350】
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7−シクロペンチル−2−[5−((S)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、(S)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−((S)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(0.062g、0.123mmol)を71%収率で得た。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.66 (ddd, J=9.66, 6.65, 3.26 Hz, 1 H) 1.70 - 1.81 (m, 2 H) 1.81 - 2.00 (m, 2 H) 2.00 - 2.16 (m, 5 H) 2.47 - 2.64 (m, 2 H) 2.66 - 2.80 (m, 1 H) 2.80 - 2.90 (m, 1 H) 2.90 - 2.99 (m, 1 H) 2.99 - 3.10 (m, 1 H) 3.16 (d, J=4.52 Hz, 7 H) 3.83 - 3.90 (m, 1 H) 3.90 - 3.99 (m, 1 H) 4.78 (dq、J=9.03, 8.87 Hz, 1 H) 8.07 (dd, J=9.29, 2.76 Hz, 1 H) 8.44 (s, 1 H) 8.46 (d, J=5.02 Hz, 1 H) 8.75 (s, 1 H)。HRMS計算値 m/z = 505.2676および実測値 m/z = 505.2683 (M+H)+
【0377】
実施例110
【化351】
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7−シクロペンチル−2−[5−((R)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化352】
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(R)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、(R)−3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルを2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドと結合させ、それにより(R)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルを白色固体(0.175g、0.275mmol)として64%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.47 (s, 9 H) 1.55 - 1.68 (m, 2 H) 1.68 - 1.85 (m, 3 H) 1.88 - 2.18 (m, 8 H) 2.50 - 2.68 (m, 2 H) 3.13 - 3.21 (m, 6 H) 3.21 - 3.32 (m, 1 H) 3.37 - 3.58 (m, 1 H) 3.61 - 3.72 (m, 1 H) 3.75 (d, J=8.53 Hz, 2 H) 3.86 (d, J=8.53 Hz, 2 H) 4.72 - 4.95 (m, J=8.91, 8.91, 8.78, 8.53 Hz, 1 H) 6.48 (s, 1 H) 8.14 (dd, J=9.29, 2.76 Hz, 1 H) 8.31 (br. s., 1 H) 8.53 (d, J=9.54 Hz, 1 H) 8.76 (s, 1 H)。MS m/z 605.5 (M+H)+
【0378】
工程2
【化353】
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7−シクロペンチル−2−[5−((R)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
脱保護方法1に従い、(R)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−((R)−2−オキソ−1−オキサ−3,7−ジアザ−スピロ[4.5]デク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを白色固体(0.120g、0.238mmol)として85%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.66 (ddd, J=9.79, 6.53, 3.26 Hz, 1 H) 1.70 - 1.81 (m, 2 H) 1.81 - 2.01 (m, 2 H) 2.01 - 2.18 (m, 5 H) 2.47 - 2.64 (m, 2 H) 2.69 - 2.82 (m, 1 H) 2.85 (d, J=6.02 Hz, 1 H) 2.91 - 2.99 (m, 1 H) 2.99 - 3.09 (m, 1 H) 3.10 - 3.20 (m, 6 H) 3.82 - 3.90 (m, 1 H) 3.90 - 3.99 (m, 1 H) 4.78 (qd, J=8.95, 8.78 Hz, 1 H) 6.63 (s, 1 H) 8.07 (dd, J=9.54, 2.51 Hz, 1 H) 8.44 (s, 1 H) 8.46 (d, J=5.02 Hz, 1 H) 8.75 (s, 1 H)
HRMS計算値 m/z = 505.2676および実測値 m/z = 505.2676 (M+H)+
【0379】
実施例111
【化354】
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7−シクロペンチル−2−[5−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化355】
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5−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
2−ブロモ−5−ニトロピリジン(4.75g、23.4mmol、1.0当量)および(R,R)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(5.04g、25.4mmol、1.1当量)をDMF(60mL)で合わせ、100℃に加熱した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で数回洗浄し、塩水で洗浄し、有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、有機物を濃縮した。粗物質をMeOH/DCM混合物で溶出するクロマトグラフィーで精製して、所望の生成物(4.3g、57%)を得た。MS m/z 278.4 (M-C4H9)。
【0380】
工程2:
【化356】
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5−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル
5−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.00g、3.12mmol、1.0当量)をparrフラスコ中、50psiで、Pd/C(0.250g)の酢酸エチル(25mL)溶液を使用して、16時間水素化した。反応内容物をセライトで濾過し、MeOHで洗浄し、濾液を濃縮した。粗物質を(MeOH/CHCl)混合物を使用するクロマトグラフィーで精製して、紫色固体(0.648g、68%)を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.44 (d, J=19.71 Hz, 12 H) 1.84 - 2.07 (m, 3 H) 3.11 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 3.29 - 3.51 (m, 3 H) 3.52 - 3.60 (m, 1 H) 4.02 (br. s., 2 H) 4.29 (s, 1 H) 6.46 - 6.55 (m, 1 H) 6.84 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H) 7.50 (br. s., 1 H); MS m/z 291.6 (M+H)+
【0381】
工程3:
【化357】
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4−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的ブッフバルト法1を使用して、2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(200mg、0.683mmol、1.0当量)を5−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(218mg、0.751mmol、1.1当量)と結合させ、4−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(350mg、94%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.32 (s, 6 H) 1.39 (s, 6 H) 1.62 (br. s., 3 H) 1.94 (br. s., 8 H) 2.41 (br. s., 3 H) 2.92 - 3.02 (m, 2 H) 3.05 (br. s., 7 H) 3.26 (d, J=11.12 Hz, 3 H) 3.34 (br. s., 3 H) 3.51 - 3.64 (m, 1 H) 4.39 (s, 1 H) 4.45 (br. s., 1 H) 4.55 (br. s., 1 H) 4.72 (t, J=8.59 Hz, 1 H) 6.58 (s, 1 H) 7.12 (dd, J=9.09, 3.03 Hz, 1 H) 7.74 (d, J=2.53 Hz, 1 H) 8.02 (t, J=8.08 Hz, 1 H) 8.72 (s, 1 H) 9.15 (s, 1 H); MS m/z 547.1 (M+H)+
【0382】
工程4:
【化358】
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7−シクロペンチル−2−[5−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ(yrrolo)[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
4−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルをTFAで、一般的脱保護法2に従い処理してBOC基を除去して、7−シクロペンチル−2−[5−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ(yrrolo)[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(117mg、47%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.65 (br. s., 3 H) 1.79 (s, 1 H) 1.90 (s, 1 H) 1.93 - 2.02 (m, 5 H) 2.43 (br. s., 3 H) 2.82 - 2.91 (m, 3 H) 3.05 (br. s., 6 H) 3.49 - 3.57 (m, 1 H) 3.64 (br. s., 1 H) 4.37 (s, 1 H) 4.67 - 4.79 (m, 1 H) 6.57 (s, 1 H) 7.04 (dd, J=9.09, 3.03 Hz, 1 H) 7.68 (d, J=3.03 Hz, 1 H) 8.03 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 8.71 (s, 1 H) 9.07 (s, 1 H); MS m/z 447.2 (M+H)+
【0383】
実施例112
【化359】
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7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1:
【化360】
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3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
実施例78 工程1に従い、5−ブロモ−2−ニトロピリジン(200mg、0.985mmol、1.0当量)および(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(934mg、4.40mmol、4.5当量)を使用して、3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(242mg、74%)を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.51 (s, 10 H) 1.75 - 1.89 (m, 2 H) 2.01 - 2.12 (m, 2 H) 3.27 (d, J=11.12 Hz, 2 H) 3.59 (d, J=11.62 Hz, 2 H) 4.48 (br. s., 2 H) 7.17 (dd, J=9.09, 3.03 Hz, 1 H) 8.10 (d, J=3.03 Hz, 1 H) 8.19 (d, J=9.09 Hz, 1 H); MS m/z 335.1 (M+H)+
【0384】
工程2:
【化361】
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3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
実施例78 工程2に従い、5−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(240mg、0.718mmol、1.0当量)およびPd/C(76mg)を使用して、3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(205mg、94%)を得た。MS m/z 305.2 (M+H)+
【0385】
工程3:
【化362】
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3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的ブッフバルト法1を使用して、2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(139mg、0.476mmol、1.0当量)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(145mg、0.476mmol、1.0当量)と結合させ、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(143mg、51%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.42 (s, 9 H) 1.57 - 1.70 (m, 2 H) 1.74 - 1.92 (m, 4 H) 1.98 (br. s., 4 H) 2.36 - 2.48 (m, 2 H) 2.78 (d, J=10.11 Hz, 2 H) 3.05 (br. s., 6 H) 3.48 (d, J=10.11 Hz, 2 H) 4.24 (br. s., 2 H) 4.73 (qd, J=8.76, 8.59 Hz, 1 H) 6.59 (s, 1 H) 7.37 (dd, J=9.09, 3.03 Hz, 1 H) 7.94 (d, J=3.03 Hz, 1 H) 8.13 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 8.75 (s, 1 H) 9.24 (s, 1 H); MS m/z 561.3 (M+H)。
【0386】
工程4:
【化363】
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7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルをTFAで一般的脱保護法2を使用して処理して、BOC基を除去して、7−シクロペンチル−2−[5−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(83mg、76%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.54 - 1.72 (m, 2 H) 1.86 - 2.04 (m, 8 H) 2.36 - 2.48 (m, 2 H) 2.93 - 3.11 (m, 8 H) 3.59 (d, J=10.11 Hz, 2 H) 4.06 (br. s., 2 H) 4.74 (qd, J=8.76, 8.59 Hz, 1 H) 6.60 (s, 1 H) 7.41 (dd, J=9.35, 2.78 Hz, 1 H) 7.97 (d, J=2.53 Hz, 1 H) 8.16 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 8.36 (br. s., 1 H) 8.75 (s, 1 H) 9.30 (s, 1 H); MS m/z 461.2 (M+H)
【0387】
実施例113
【化364】
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工程1
【化365】
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6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル1の製造
1,7−ジアザスピロ[4,4]ノナン−6−オンヒドロクロライド(0.98g、5.4mmol)のジクロロメタン溶液に、二炭酸tert−ブチル(1.41g、6.48mmol)およびトリエチルアミン(1.3g、13.5mmol)を添加した。得られた溶液を一夜、室温で撹拌した。溶液を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機相を分離し、乾燥させ、濾過し、濃縮して、6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル生成物を白色粉末(1.3g)として100%収率で得て、さらに精製せずに直接使用した。1H NMR (400 MHz, CD2Cl2) δ 6.13 -5.74 (br, 1 H), 3.59 -3.20 (m, 4 H), 2.75 - 2.49 (m, 1 H), 2.16 - 1.76 (m, 5 H), 1.43 (s, 3 H), 1.42 (s, 6 H)。MS m/z 241.2 (M + H)+
【0388】
工程2
【化366】
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7−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.3g、5.41mmol)を5−ブロモ−2−ニトロピリジン(1.10g、5.41mmol)と結合させ、それにより7−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.55g)を79%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD2Cl2) 8.94 -8.81 (m, 1 H), 8.68 -8.59 (m, 1 H), 8.38 - 8.27 (m, 1 H), 4.17 -3.74 (m 2 H), 3.66 -3.45 (m, 2 H), 2.88 - 2.58 (m, 1 H), 2.26 - 1.87 (m, 5 H), 1.46 9s, 3 H), 1.32 (s, 6 H)。HR-MS m/z 368.1620 (M + H)+
【0389】
工程2
【化367】
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7−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
ニトロ基還元法1に従い、(7−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.55g、4.28mmol)を変換して、7−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1g)を70%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.21 -8.05 (m, 1 H), 7.87 - 7.68 (m, 1 H), 6.68 - 6.57 (m, 1 H), 3.85 - 3.72 (m 2 H), 3.60 -3.40 (m, 2 H), 2.67 - 2.47 (m, 1 H), 2.23 - 1.83 (m, 5 H), 1.46 9s, 3 H), 1.39 (s, 6 H)。HR-MS m/z 333.1933 (M + H)+
【0390】
工程3
【化368】
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7−(6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル−アミノ−ピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、7−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(114mg、0.34mmol)を2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(100mg、0.34mmol)を結合させ、シリカゲルカラムクロマトグラフィー後、7−(6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル−アミノ−ピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(100mg)を49%収率で得た。
MS m/z 589.5 (M + H)+
【0391】
工程4
【化369】
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7−シクロペンチル−2−[5−(6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノン−7−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、7−(6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル−アミノ−ピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(100mg、0.17mmol)を変換して、7−シクロペンチル−2−[5−(6−オキソ−1,7−ジアザ−スピロ[4,4]ノン−7−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(80mg)を96%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.77 (s, 1 H), 8.60 - 8.53 (m, 1 H), 8.50 - 8.42 (m, 1 H), 8.18 - 8.16 (m, 1 H), 6.63 (s, 1 H), 4.83 - 4.67 (m, 1 H), 3.93 - 3.78 (m 2 H), 3.25 -3.11 (m, 1 H), 3.15 (s, 6 H), 3.06 - 2.95 (m, 1 H), 2.65 - 2.46 (m, 2 H), 2.32 - 1.83 (m, 10 H), 1.83 -1.68 (m, 2 H)。HR-MS m/z 489.2727 (M + H)+
【0392】
実施例114
【化370】
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工程1
【化371】
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2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−1−オキソ−2,9−ジアザ−スピロ[5,5]ウンデカン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、1−オキソ−2,9−ジアザ−スピロ[5,5]ウンデカン(undercane)−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(200mg、0.74mmol)のジオキサン溶液を5−ブロモ−2−ニトロピリジン(150mg、0.74mmol)と結合させ、精製後、2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−1−オキソ−2,9−ジアザ−スピロ[5,5]ウンデカン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(100mg)を34%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD2Cl2) 8.56 (d, J=2.51 Hz, 1 H), δ 8.28 (d, J=8.53 Hz, 1 H), 8.03 - 7.98 (m, 1 H), 3.91 -3.75 (m 4 H), 3.29 -3.16 (m, 2 H), 2.23 - 1.94 (m, 6 H), 1.65 - 1.55 (m, 2 H), 1.47(s, 9 H)。MS m/z 391.2 (M + H)+
【0393】
工程2
【化372】
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2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−1−オキソ−2,9−ジアザ−スピロ[5,5]ウンデカン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
ニトロ基還元法1に従い、2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−1−オキソ−2,9−ジアザ−スピロ[5,5]ウンデカン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(100mg、0.26mmol)を変換して、2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−1−オキソ−2,9−ジアザ−スピロ[5,5]ウンデカン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(92mg)を100%収率で得た。H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 7.75 (d, J=2.51 Hz, 1 H), 7.34 - 7.28 (m, 1 H), 6.59 (d, J=9.54 Hz, 1 H), 3.89 -3.74 (m, 3 H), 3.67 -3.54 (m, 3 H), 2.11 - 1.92 (m, 6 H), 1.65 - 1.52 (m, 2 H), 1.45(s, 9 H)。MS m/z 361.5 (M + H)+
【0394】
工程3
【化373】
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2[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−1−オキソ−2,9−ジアザ−スピロ[5,5]ウンデカン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−1−オキソ−2,9−ジアザ−スピロ[5,5]ウンデカン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(98mg、0.27mmol)を2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(80mg、0.27mmol)と結合させ、それにより2[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−1−オキソ−2,9−ジアザ−スピロ[5,5]ウンデカン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(155mg)を92%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD2Cl2) δ 8.92 - 8.70 (m, 1 H), 8.63 - 8.53 (m, 1 H), 8.25 - 8.13 (m, 1 H), 7.75 - 7.36 (m, 1 H), 6.59 - 6.46 (m, 1 H), 4.93 - 4.70 (m, 1 H), 3.93 - 3.78 (m 2 H), 3.74 -3.65 (m, 2 H), 3.28 - 3.18 (m, 2 H), 3.14 (s, 6 H), 2.65 - 2.49 (m, 2 H), 2.24 - 1.88 (m, 9 H), 1.85 -1.71 (m, 2 H), 1.65 - 1.50 (m, 3 H), 1.47 (s, 9 H); HR-MS m/z 617.3583 (M + H)+
【0395】
工程4
【化374】
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7−シクロペンチル−2−[5−(1−オキソ−2,9−ジアザ−スピロ[5,5]ウンデク−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、2[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−1−オキソ−2,9−ジアザ−スピロ[5,5]ウンデカン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(45mg、0.07mmol)を変換して、7−シクロペンチル−2−[5−(1−オキソ−2,9−ジアザ−スピロ[5,5]ウンデク−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(30mg)を80%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.77 (s, 1 H), 8.51 (d, J=9.03 Hz, 1 H), 8.18 - 8.12 (m, 1 H), 7.73 - 7.64 (m, 1 H), 6.64 (s, 1 H), 4.85 - 4.71 (m, 1 H), 3.74 - 3.64 (m 2 H), 3.15 (s, 6 H), 3.08 - 2.96 (m, 2 H), 2.92 - 2.81 (m, 2 H), 2.64 - 2.48 (m, 2 H), 2.21 -1.98 (m, 10 H), 1.81 - 1.69 (m, 2 H), 1.68 - 1.58 (m, 2 H)。HR-MS m/z 517.3040 (M + H)+
【0396】
実施例115
【化375】
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7−シクロペンチル−2[5−(1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化376】
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2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−1オンの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−オンを5−ブロモ−2−ニトロピリジンと結合させ、それにより2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−1オン(250mg)を66%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD2Cl2) δ 8.73 (d, J = 2.51 Hz, 1 H), 8.37 (d, J = 8.53 Hz, 1 H), 8.29 - 8.19 (m, 1 H), 4.17 - 4.15 (m 1 H), 3.86 -3.76 (m, 1 H), 3.65 - 3.56 (m, 1 H), 3.27 - 3.02 (m, 3 H), 2.89 - 2.78 (m, 1 H), 2.34 - 2.20 (m, 1 H), 2.13 -1.79 (m, 3 H)。HR-MS m/z 263.1146 (M + H)+
【0397】
工程2
【化377】
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2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−1オンの製造
ニトロ基還元法1に従い、2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−1オンを変換して、2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−1オン(220mg)を99%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.07 - 7.78 (m, 1 H), 7.65 - 7.33 (m, 1 H), 7.06 - 6.55 (m, 1 H), 3.98 - 3.78 (m 1 H), 3.69 -3.55 (m, 1 H), 3.55 - 3.44 (m, 1 H), 3.23 - 2.96 (m, 3 H), 2.87 - 2.72 (m, 1 H), 2.30 - 2.12 (m, 1 H), 2.07 -1.75 (m, 3 H)。HR-MS m/z 233.1408 (M + H)+
【0398】
工程3
【化378】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2[5−(1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−1−1オンを2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドと結合させ、それにより7−シクロペンチル−2[5−(1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(67mg)を31%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.77 (s, 1 H), 8.52 (d, J = 9.03 Hz, 1 H), 8.24 (d, J = 2.51 Hz, 1 H), 7.76 - 7.64 (m, 1 H), 6.64 (s, 1 H), 4.84 - 4.70 (m, 1 H), 4.01 - 3.92 (m, 1 H), 3.74 - 3.64 (m, 1 H), 3.57 - 3.51 (m, 1 H), 3.16 (s, 6 H), 3.25 - 3.05 (m, 3 H), 2.87 - 2.79 (m, 1 H), 2.62 - 2.50 (m, 2 H), 2.31 - 2.22 (m, 1 H), 2.16 - 1.92 (m, 6 H), 1.91 - 1.82 (m, 1 H), 1.80 - 1.70 (m, 2 H)。HR-MS m/z 489.2734 (M + H)+
【0399】
実施例116
【化379】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−(5−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化380】
[この文献は図面を表示できません]
2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−オクタヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジンの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、5−ブロモ−2−ニトロピリジン(483mg、2.38mmole)をオクタヒドロピロロ[1,2−c]ピリミジン(300mg、2.38mmole)と結合させ、それにより2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−オクタヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン(270mg)を45%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD2Cl2) δ 8.19 - 8.09 (m, 2 H), 7.26 - 7.14 (m, 1 H), 4.05 - 3.96 (m 1 H), 3.92 -3.80 (m, 1 H), 3.25 - 3.08 (m, 3 H), 2.87 - 2.74 (m, 1 H), 2.44 - 2.32 (m, 1 H), 2.28 - 2.08 (m, 2 H), 2.02 - 1.72 (m, 3 H), 1.61 - 1.44 (m, 1 H)
MS m/z 249.2 (M + H)+
【0400】
工程2
【化381】
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5−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ピリジン−2−アミンの製造
ニトロ基還元法1に従い、2−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−オクタヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン(270mg、1.09mmole)を変換して、5−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ピリジン−2−アミン(223mg)を94%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD2Cl2) δ 7.57 (s, 1 H), 7.29 (d, J = 9.03 Hz, 1 H), 6.54 (d, J = 9.02 Hz, 1 H), 3.50 - 3.41 (m 1 H), 3.36 -3.24 (m, 1 H), 3.13 - 3.03 (m, 2 H), 2.81- 2.71 (m, 1 H), 2.48 - 2.34 (m, 2 H), 2.30 - 2.15 (m, 2 H), 1.95 - 1.73 (m, 3 H), 1.52 -1.37 (m, 1 H)
HR-MS m/z 219.1612 (M + H)+
【0401】
工程3
【化382】
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7−シクロペンチル−2−(5−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(100mg、0.34mmole)を5−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ピリジン−2−アミン(74.6mg、0.34mmole)と結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−(5−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(60mg)を37%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.30 (s, 1 H)。8.77 (s, 1 H), 8.18 - 8.12 (m, 1 H), 8.02 - 7.98 (m, 1 H), 7.48 - 7.40 (m, 1 H), 6.59 (s, 1 H), 4.78 - 4.68 (m, 1 H), 3.77 - 3.72 (m, 1 H), 3.62 - 3.55 (m, 1 H), 3.08 (s, 3 H), 3.04 (s, 3 H), 2.77 - 2.63 (m, 2 H), 2.51 - 2.31 (m, 4 H), 2.30 - 2.21 (m, 1 H), 2.13 - 1.91 (m, 6 H), 1.88 - 1.58 (m, 5 H), 1.43 - 1.33 (m, 1 H)
HR-MS m/z 475.2941 (M + H)+
【0402】
実施例117
【化383】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化384】
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2−(6−アミノピリジン−3−イル)−3−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチルの製造
ニトロ基還元法1に従い、2−(6−ニトロピリジン−3−イル)−3−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチル(400mg、1.06mmole)を変換して、2−(6−アミノピリジン−3−イル)−3−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチル(250mg)を67%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.03 (s, 1 H), 7.73 - 7.63 (m, 1 H), 6.64 - 6.56 (m, 1 H), 3.68 (s, 2 H), 3.61 -3.48 (m, 2 H), 3.45 - 3.34 (m, 2 H), 2.51 (s, 2 H), 1.73 - 1.62 (m, 4 H), 1.45 (s, 9 H); HR-MS m/z 347.2092 (M + H)+
【0403】
工程2
【化385】
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2−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(135mg、0.46mmole)を2−(6−アミノピリジン−3−イル)−3−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチル(160mg、0.46mmole)と結合させ、それにより2−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチル(270mg)を97%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD2Cl2) δ 8.70 (s, 1 H), 8.47 - 8.36 (m, 2 H), 8.29 (s, 1 H), 8.02 - 7.94 (m, 1 H), 6.38 (s, 1 H), 4.79 - 4.66 (m, 1 H), 3.58 (s, 2 H), 3.54 -3.45 (m, 2 H), 3.28 - 3.18 (m, 2 H), 3.02 (s, 6 H), 2.55 - 2.40 (m, 2 H), 2.42 (s, 2 H), 2.04 - 1.90 (m, 4 H), 1.73 -1.49 (m, 6 H), 1.36 (s, 9 H); HR-MS m/z 603.3406 (M + H)+
【0404】
工程3
【化386】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護方法1に従い、2−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチル(270mg、0.45mmole)を変換して、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(1−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(86mg)を38%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.76 (s, 1 H), 8.53 - 8.50 (m, 1 H), 8.48 - 8.42 (m, 1 H), 8.11 - 8.05 (m, 1 H), 6.64 (s, 1 H), 4.84 - 4.71 (m, 1 H), 3.79 (s, 2 H), 3.21 - 3.10 (m, 6 H), 2.96 - 2.82 (m, 4 H), 2.62 - 2.50 (m, 4 H), 2.16 - 2.01 (m, 4 H), 1.82 - 1.67 (m, 6 H)。HR-MS m/z 503.2882 (M + H)+
【0405】
実施例118
【化387】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−1’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化388】
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1’−(6−アミノピリジン−3−イル)−5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−8−カルボン酸tert−ブチルの製造
ニトロ基還元法1に従い、1’−(6−ニトロピリジン−3−イル)−5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−8−カルボン酸tert−ブチル(400mg、0.99mmole)を変換して、1’−(6−アミノピリジン−3−イル)−5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−8−カルボン酸tert−ブチル(150mg)を40%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.01 (s, 1 H), 7.69 - 7.62 (m, 1 H), 6.63 - 6.55 (m, 1 H), 4.32 -4.21 (m, 2 H), 3.52 (s, 2 H), 2.81 (s, 2 H), 2.07 - 1.83 (m, 8 H), 1.49 (s, 9 H)
HR-MS m/z 373.2239 (M + H)+
【0406】
工程2
【化389】
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1’−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−8−カルボン酸tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(162mg、0.55mmole)を1’−(6−アミノピリジン−3−イル)−5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−8−カルボン酸tert−ブチル(150mg、0.55mmole)と結合させ、それにより1’−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−8−カルボン酸tert−ブチル(250mg)を86%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD2Cl2) δ 8.76 (s, 1 H), 8.56 - 8.49 (m, 1 H), 8.41 (s, 1 H), 8.08 - 7.99 (m, 2 H), 6.49 (s, 1 H), 4.88 - 4.77 (m, 1 H), 4.31 (s, 2 H), 3.62 -3.49 (m, 2 H), 3.14 (s, 6 H), 2.82 (s, 2 H), 2.65 - 2.51 (m, 2 H), 2.16 -1.53 (m, 14 H), 1.49 (s, 9 H)
HR-MS m/z 629.3568 (M + H)+
【0407】
工程3
【化390】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−1’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
一般的アミド形成法1に従い、1’−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−8−カルボン酸tert−ブチル(250mg、0.47mmole)を変換して、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−1’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(56mg)を22%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.76 (s, 1 H), 8.50 - 8.41 (m, 2 H), 8.06 - 8.00 (m, 1 H), 6.64 (s, 1 H), 4.83 - 4.72 (m, 1 H), 3.73 (br, 2 H), 3.66 (s, 2 H), 3.16 (s, 6 H), 2.82 (s, 2 H), 2.64 - 2.49 (m, 2 H), 2.16 -1.89 (m, 12 H), 1.83 - 1.69 (m, 2 H)。HR-MS m/z 529.3035 (M + H)+
【0408】
実施例119
【化391】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化392】
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3−(6−ニトロピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、5−ブロモ−2−ニトロピリジン(238mg、1.17mmole)を2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチル(300mg、1.17mmole)と結合させ、それにより3−(6−ニトロピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(400mg)を90%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CD2Cl2) δ 8.66 (s, 1 H), 8.51 - 8.44 (m, 1 H), 8.37 - 8.31 (m, 1 H), 4.00 - 3.86 (m, 1 H), 3.74 - 3.65 (m, 1 H), 3.44 - 3.28 (m, 2 H), 3.22 - 3.08 (m, 2 H), 2.08 - 1.99 (m, 2 H), 1.93 - 1.81 (m, 2 H), 1.49 (s, 9 H)。MS m/z 379.1616 (M + H)+
【0409】
工程2
【化393】
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3−(6−アミノピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチルの製造
ニトロ基還元法1に従い、3−(6−ニトロピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(400mg、1.06mmole)を変換して、3−(6−アミノピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチル(370mg)を100%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.00 (s, 1 H), 7.77 (d, J = 9.03 Hz, 1 H), 6.64 (d, J = 9.03 Hz, 1 H), 3.88 - 3.75 (m, 2 H), 3.44 - 3.33 (m, 2 H), 3.31 (s, 2 H), 2.01 - 1.93 (m, 2 H), 1.89 - 1.78 (m, 2 H), 1.46 (s, 9 H)。MS m/z 349.1879 (M + H)+
【0410】
工程3
【化394】
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3−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(133mg、0.45mmole)を3−(6−アミノピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチル(158mg、0.45mmole)と結合させ、それにより3−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチル(170mg)を62%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD2Cl2) δ 8.89 (s, 1 H), 8.76 (s, 1 H), 8.46 (d, J = 9.03 Hz, 1 H), 8.38 (d, J = 2.51 Hz, 1 H), 7.97 - 7.92 (m, 1 H), 6.40 (s, 1 H), 4.78 - 4.68 (m, 1 H), 3.83 - 3.73 (m, 2 H), 3.71 (s, 2 H), 3.33 -3.21 (m, 2 H), 3.02 (s, 6 H), 2.54 - 2.40 (m, 2 H), 2.05 - 1.86 (m, 6 H), 1.78 - 1.58 (m, 4 H), 1.38 (s, 9 H)
HR-MS m/z 605.3221 (M + H)+
【0411】
工程4
【化395】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護法1に従い、3−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸tert−ブチル(150mg、0.25mmole)を変換して、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−(2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(170mg)を62%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.72 (s, 1 H), 8.80 (s, 1 H), 8.49 - 8.43 (m, 1 H), 8.37 - 8.31 (m, 1 H), 8.05 - 8.00 (m, 1 H), 6.40 (s, 1 H), 4.81 - 4.67 (m, 1 H), 3.91 (s, 2 H), 3.35 - 3.30 (m, 1 H), 3.07 (s, 3 H), 3.04 (s, 3 H), 2.91 - 2.79 (m, 2 H), 2.75 - 2.64 (m, 2 H), 2.55 - 2.36 (m, 2 H), 2.09 - 1.90 (m, 4 H), 1.83 - 1.73 (m, 4 H), 1.72 - 1.59 (m, 2 H)
HR-MS m/z 505.2694 (M + H)+
【0412】
実施例120
【化396】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチル−2−(5−(5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−1’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化397】
[この文献は図面を表示できません]
1’−(6−(6−(ジメチルカルバモイル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−8−カルボン酸tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−N,N−ジメチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(70.6mg、0.23mmole)を1’−(6−アミノピリジン−3−イル)−5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−8−カルボン酸tert−ブチル(62mg、0.23mmole)と結合させ、それにより1’−(6−(6−(ジメチルカルバモイル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−8−カルボン酸tert−ブチル(71mg)を57%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD2Cl2) δ 8.77 (s, 1 H), 8.65 - 8.57 (m, 1 H), 8.49 (m, 1 H), 8.15 - 8.08 (m, 1 H), 6.56 (s, 1 H), 4.63 - 4.52 (m, 1 H), 4.30 (br, 2 H), 4.08 - 3.96 (m, 2 H), 3.64 - 3.51 (m, 3 H), 3.18 (S, 6 H), 2.96 - 2.86 (m, 1 H), 2.83 (s, 2 H), 2.16 - 1.99 (m, 3 H), 1.96 - 1.79 (m, 5 H), 1.77 - 1.52 (m, 4 H), 1.51 (s, 9 H)。HR-MS m/z 645.3527 (M + H)+
【0413】
工程2
【化398】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチル−2−(5−(5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−1’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護方法1に従い、1’−(6−(6−(ジメチルカルバモイル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−8−カルボン酸tert−ブチル(68mg、0.125mmole)を変換して、N,N−ジメチル−2−(5−(5’−オキソ−8−アザスピロ[ビシクロ[3.2.1]オクタン−3,3’−ピロリジン]−1’−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(17mg)を25%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.77 (s, 1 H), 8.52 - 8.46 (m, 2 H), 8.08 - 8.03 (m, 1 H), 6.68 (s, 1 H), 4.57 - 4.39 (m, 1 H), 4.04 - 3.96 (m, 2 H), 3.65 (s, 2 H), 3.64 - 3.46 (m, 3 H), 3.20 (s, 3 H), 3.15 (s, 3 H), 2.94 - 2.84 (m, 1 H), 2.83 (s, 2 H), 2.14 - 2.04 (m, 1 H), 1.98 - 1.77 (m, 11 H)。HR-MS m/z 545.2991 (M + H)+
【0414】
実施例121
【化399】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチル−2−(5−(6−オキソ−1,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−7−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化400】
[この文献は図面を表示できません]
7−(6−(6−(ジメチルカルバモイル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−N,N−ジメチル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(76mg、0.246mmole)を7−(6−アミノピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチル(82mg、0.246mmole)と結合させ、それにより7−(6−(6−(ジメチルカルバモイル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチル(107mg)を72%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD2Cl2) δ 8.80 (s, 1 H), 8.69 - 8.57 (m, 2 H), 8.35 - 8.25 (m, 1 H), 6.54 (s, 1 H), 4.63 - 4.52 (m, 1 H), 4.06 - 3.88 (m, 2 H), 3.86 - 3.70 (m, 2 H), 3.64 - 3.46 (m, 2 H), 3.18 (S, 6 H), 3.02 - 2.84 (m, 1 H), 2.84 - 2.59 (m, 1 H), 2.24 - 1.99 (m, 6 H), 1.96 - 1.79 (m, 3 H), 1.77 - 1.52 (m, 1 H), 1.48 (s, 4 H), 1.39 (s, 5 H)。HR-MS m/z 605.3210 (M + H)+
【0415】
工程2
【化401】
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N,N−ジメチル−2−(5−(6−オキソ−1,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−7−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護法1に従い、7−(6−(6−(ジメチルカルバモイル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−6−オキソ−1,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−1−カルボン酸tert−ブチル(100mg、0.165mmole)を変換して、N,N−ジメチル−2−(5−(6−オキソ−1,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−7−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(62mg)を74%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.76 (s, 1 H), 8.58 - 8.56 (m, 1 H), 8.53 (s, 1 H), 8.50 (s, 1 H), 8.20 - 8.14 (m, 1 H), 4.57 - 4.42 (m, 2 H), 4.04 - 3.93 (m, 2 H), 3.90 - 3.83 (m, 2 H), 3.61 - 3.51 (m, 1 H), 3.49 - 3.46 (m, 1 H), 3.21 (S, 3 H), 3.16 (s, 3 H), 3.03 - 2.96 (m, 1 H), 2.93 - 2.84 (m, 1 H), 2.24 - 2.14 (m, 2 H), 2.13 - 1.77 (m, 7 H)。HR-MS m/z 505.2693 (M + H)+
【0416】
実施例122
【化402】
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7−シクロペンチル−2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
工程1
【化403】
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4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
500ml Parrシェーカーボトルに、10.53g(45.7mmoles)のラセミ9−ベンジル−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−4−オン、100mlのメタノールおよび20mlのテトラヒドロフランを仕込んだ。11g(50.4mmoles)の二炭酸ジ−tertブチルを一度に添加した。混合物を窒素下におき、約0.5gの10%パラジウム炭素を添加した。得られた混合物を約50psi 水素と36時間振盪させながら水素化した。混合物をParrシェーカーから取り、約100mlのジクロロメタンおよび25gのセライトを添加し、撹拌した。混合物をセライトパットで濾過し、パッドを過剰のジクロロメタンで洗浄した。有機物と合わせ、濃縮して、濃残留物を得て、それを真空下で固化した。固体をジクロロメタン/ヘプタンから再結晶し、白色固体を真空下乾燥させて、それにより4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル10.63gを98%収率で得た。
MS m/z 241 (M+H)+
【0417】
工程2
【化404】
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3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル、1.86g(7.72mmoles)を5−ブロモ−2−ニトロ−ピリジン、1.51g(7.42mmoles)を結合させ、CHCl−ヘプタンでの再結晶後、3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.59g)を58%収率で得た。TLC Rf 〜0.45(75%酢酸エチル−ヘプタン)
MS m/z 363 (M+H)+
【0418】
工程3
【化405】
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3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
ニトロ基還元法1に従い、3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル1.59g(4.24mmoles)を変換して、3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.41g)を98%収率で得た。
MS m/z 333 (M+H)+
【0419】
工程4
【化406】
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3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的スキーム5に従い、1.023mmole規模で、3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルを2−クロロ−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドと結合させ、SiOゲルクロマトグラフィー(5−8%CHOH−酢酸エチル)後、0.57g(95%収率)の3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルを得た。5%CHOH−酢酸エチル中TLC RF 0.4、MS m/z 589 (M+H)+
【0420】
工程5
【化407】
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7−シクロペンチル−2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド二塩酸塩の製造
0.55g(0.96mmoles)の3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルに、15mlの酢酸エチルを添加した。混合物を室温でN下撹拌し、氷浴温度まで冷却した。この混合物に5ml 4N HClのジオキサン溶液を添加した。得られた混合物をHPLC−MSで検定し、全出発物質が消費されるまで撹拌した。この混合物に酢酸エチル/ジエチルエーテルの50mlの1:1混合物を添加して、固体を沈殿させた。固体を濾過し、過剰の酢酸エチル/ジエチルエーテル1:1混合物で洗浄し、定量になるまで真空下乾燥させて、7−シクロペンチル−2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを二塩酸塩として0.213g(45%収率)で得た。MS m/z 489 (M+H)+1H NMR (400 MHz, D6 DMSO) δ 10.2 (s, 1H, broad), 9.05 (s, 1H, broad), 8.35 (s, 1 H), 8.0 (d, 1 H), 7.7 (d, 1 H), 6.9 (s, 1 H), 4.82 (m, 1H, broad), 4.6 (d, 1H), 4.25 (s, 1H, broad), 4.15 (s, 1H, broad), 3.82 (m, 1H, broad), 3.5 (d, 1H), 3.05 (s, 6H), 2.82 (m, 1H), 2.3 (m, 2H), 2.2-1.95 (m, 10 H, broad), 1.89 (m, 1H), 1.65 (m, 2H)。
【0421】
実施例123
7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
【化408】
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ラセミ7−シクロペンチル−2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(235mg)のキラル分割により、ほぼ当量のプラスおよびマイナスエナンチオマーを得た。
7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。MS m/z 489 (M+H)+
1H NMR (400 MHz, D6 DMSO) δ 10.2 (s, 1H, broad), 9.05 (s, 1H, broad), 8.35 (s, 1 H), 8.0 (d, 1 H), 7.7 (d, 1 H), 6.9 (s, 1 H), 4.82 (m, 1H, broad), 4.6 (d, 1H), 4.25 (s, 1H, broad), 4.15 (s, 1H, broad), 3.82 (m, 1H), 3.5 (d, 1H), 3.05 (s, 6H), 2.82 (m, 1H), 2.3 (m, 2H), 2.2-1.95 (m, 10 H, broad), 1.89 (m, 1H), 1.65 (m, 2H)
【0422】
実施例123
【化409】
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7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化410】
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3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、5−ブロモ−2−ニトロピリジン(1gm、4.93mmol)を4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチル(1.18gm、4.93mmol)と結合させ、それにより3−(6−ニトロピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチル(1.4gm)を78%収率で得た。
【0423】
工程2
1gmのラセミ体3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの次の条件:20x250mm 5μm分取IAカラムで移動相30%MeOH/70%COを使用した分割により、約320mgの(1S,6R)−3−(6−ニトロピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルを得た。MS m/z 363.4 (M+H)
エナンチオマー2、(1R,6S)−3−(6−ニトロピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルおよび(1S,6R)−3−(6−ニトロピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチル(320mg)。MS m/z 363.4 (M+H)
【0424】
工程3
【化411】
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(1R,6S)−3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
ニトロ基還元法1に従い、(1R,6S)−3−(6−ニトロピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチル(360mg、0.96mmol)を変換して、(1R,6S)−3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(293mg)を92%収率で得た。
MS m/z 332.9 (M+H)
【0425】
工程4
【化412】
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3−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸(1R,6S)−tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、(1R,6S)−3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.548gm、1.65mmol)を2−クロロ−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(483mg、1.65mmol)と結合させ、それにより3−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸(1R,6S)−tert−ブチル(858mg)を88%収率で得た。
MS m/z 588.7 (M+H)
【0426】
工程5
【化413】
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7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、3−(6−(7−シクロペンチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸(1R,6S)−tert−ブチル(858mg、1.46mmol)を変換して、7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(700mg)を98%収率で得た。
MS m/z 488.7 (M+H)+
【0427】
実施例124
【化414】
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7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを先に記載の通りの実施例122のラセミ体のキラル分割により、得た。
1H NMR (400 MHz, D6 DMSO) δ 10.2 (s, 1H, broad), 9.05 (s, 1H, broad), 8.35 (s, 1 H), 8.0 (d, 1 H), 7.7 (d, 1 H), 6.9 (s, 1 H), 4.82 (m, 1H, broad), 4.6 (d, 1H), 4.25 (s, 1H, broad), 4.15 (s, 1H, broad), 3.82 (m, 1H), 3.5 (d, 1H), 3.05 (s, 6H), 2.82 (m, 1H), 2.3 (m, 2H), 2.2-1.95 (m, 10 H, broad), 1.89 (m, 1H), 1.65 (m, 2H)
MS m/z 489 (M+H)+
【0428】
実施例125
【化415】
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7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−9−メチル−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミド
工程1
【化416】
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(1R,6S)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−メチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロペンチル−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドを3−(6−アミノピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸(1R,6S)−tert−ブチルと結合させ、それにより(1R,6S)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−メチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(200mg)を78%収率で得た。MS 575.8 m/z (M+H)
【0429】
工程2
【化417】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、(1R,6S)−3−[6−(7−シクロペンチル−6−メチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルを変換して、7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミド(550mg)を52%収率で得た。MS 475.6 m/z (M+H)
【0430】
工程3
【化418】
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7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−9−メチル−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミドの製造
一般的還元的アルキル化法1に従い、7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミドをホルムアルデヒドと結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−[5−((1R,6S)−9−メチル−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸メチルアミド(100mg)を98%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3-d) δ ppm 8.75 (s, 1 H), 8.49 (d, J=9.09 Hz, 1 H), 8.21 (s, 1 H), 8.16 (d, J=2.53 Hz, 1 H), 7.53 (dd, J=8.84, 2.78 Hz, 1 H), 6.66 (s, 1 H), 6.21 (d, J=4.55 Hz, 1 H), 5.48 (t, J=8.84 Hz, 1 H), 4.22 (d, J=14.65 Hz, 1 H), 3.41 (m, 1 H), 3.32 (ddd, J=17.43, 6.57, 6.32 Hz, 2 H), 3.01 (d, J=5.05 Hz, 6 H), 2.76 (dd, J=15.66, 7.07 Hz, 1 H), 2.59 (m, 2 H), 2.45 (s, 3 H), 2.20 (m, 2 H), 2.06 (br. s., 4 H), 1.94 (m, 2 H)
MS 489.1 m/z (M+H)
【0431】
実施例126
【化419】
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7−シクロヘキシル−2−[6−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ピリダジン−3−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化420】
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3−(6−アミノ−ピリダジン−3−イル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
杵と臼で、6−クロロ−ピリダジン−3−イルアミン(100mg、0.772mmol)および3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(180mg、0.849mmol)を一緒に粉砕し、封管に入れ、130℃で16時間加熱した。反応物を室温に冷却し、内容物を最少量のジクロロメタンに溶解した。粗生成物を0−50%酢酸エチルヘプタン勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、それにより3−(6−アミノ−ピリダジン−3−イル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(70.7mg、0.232mmol)を30%収率で得た。
MS m/z 306.1 (M+H)+
【0432】
工程2
【化421】
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3−[6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)− ピリダジン−3−イル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−シクロヘキシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(25.2mg、0.082mmol)を3−(6−アミノ−ピリダジン−3−イル)−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]を結合させ、シリカゲル精製(0−10%メタノ酢酸エチル勾配)後、3−[6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリダジン−3−イル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(25mg、0.043mmol)を得た。MS m/z 576.3 (M+H)+
【0433】
工程3
【化422】
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7−シクロヘキシル−2−[6−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ピリダジン−3−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護法2に従い、3−[6−(7−シクロヘキシル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリダジン−3−イル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(25mg、0.043mmol)を変換して、7−シクロヘキシル−2−[6−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ピリダジン−3−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(18mg、0.038mmol)を88%収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.66 (m, 1 H), 8.74 (s, 1 H), 8.21 (d, J=9.60 Hz, 1 H), 7.21 (d, J=10.11 Hz, 1 H), 6.59 (s, 1 H), 4.23 (m, 1 H), 3.81 (m, 2 H), 3.52 (br. s., 2 H), 3.05 (br. s., 6 H), 2.92 (m, 2 H), 2.42 (m, 2 H), 1.82 (t, J=13.39 Hz, 5 H), 1.67 (m, 5 H), 1.27 (m, 3 H)。
MS m/z 476.2 (M+H)+
【0434】
実施例127
【化423】
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7−(4−(2−シアノプロパン−2−イル)フェニル)−N,N−ジメチル−2−(5−(4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化424】
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3−(6−(7−(4−(2−シアノプロパン−2−イル)フェニル)−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルを2−クロロ−7−[4−(シアノ−ジメチル−メチル)−フェニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドと結合させ、それにより3−(6−(7−(4−(2−シアノプロパン−2−イル)フェニル)−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチル(160mg)を89%収率で得た。MS m/z 664.7
【0435】
工程2
【化425】
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7−(4−(2−シアノプロパン−2−イル)フェニル)−N,N−ジメチル−2−(5−(4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護方法1に従い、3−(6−(7−(4−(2−シアノプロパン−2−イル)フェニル)−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルを変換して、7−(4−(2−シアノプロパン−2−イル)フェニル)−N,N−ジメチル−2−(5−(4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(72mg)を53%収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.91 (br. s., 1 H), 9.63 (br. s., 2 H), 8.94 (s, 1 H), 8.23 (d, J=8.59 Hz, 1 H), 8.16 (br. s., 1 H), 7.72 (d, J=8.59 Hz, 1 H), 7.54 (m, 1 H), 6.95 (s, 1 H), 4.40 (d, J=16.17 Hz, 1 H), 4.16 (m, 2 H), 3.73 (dd, J=16.17, 6.57 Hz, 1 H), 3.31 (m, 3 H), 3.02 (m, 6 H), 2.80 (dd, J=16.67, 7.58 Hz, 1 H), 2.08 (m, 3 H), 1.89 (br. s., 1 H), 1.77 (s, 6 H)。
MS m/z 546.0 (M+H)
【0436】
実施例128
【化426】
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2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−フェニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
3−[6−(6−ジメチルカルバモイル−7−フェニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)− ピリジン−3−イル]−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、2−クロロ−7−フェニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(181mg、0.602mmol)を3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(200mg、0.602mmol)と結合させ、3−[6−(6−ジメチルカルバモイル−7−フェニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(320mg、0.536mmol)を86%収率で得た。
MS m/z 597.6 (M+H)+
【0437】
工程2
【化427】
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2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−フェニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、3−[6−(6−ジメチルカルバモイル−7−フェニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルエステル(320mg、0.536mmol)を変換して、2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−フェニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド塩酸塩(200mg、0.403mmol)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.74 (m, 2 H), 9.02 (s, 1 H), 8.22 (d, J=2.53 Hz, 1 H), 8.05 (d, J=8.08 Hz, 1 H), 7.70 (d, J=7.58 Hz, 1 H), 7.58 (t, J=7.83 Hz, 2 H), 7.48 (m, 3 H), 6.99 (s, 1 H), 4.44 (d, J=16.17 Hz, 1 H), 4.22 (br. s., 2 H), 3.76 (dd, J=16.17, 6.57 Hz, 1 H), 3.57 (s, 0 H), 2.91 (m, 8 H), 2.10 (m, 3 H), 1.90 (m, 1 H)。
MS m/z 496.8 (M+H)+
【0438】
工程3
2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−フェニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドのエナンチオマーをキラルクロマトグラフィー(AD−Hカラム、21×250mmカラム、40%イソプロピルアルコールと0.2%ジエチルアミン/60%CO)と合わせ、それにより次のものを得た。
【0439】
実施例129
【化428】
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2−[5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−フェニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.74 (m, 2 H), 9.02 (s, 1 H), 8.22 (d, J=2.53 Hz, 1 H), 8.05 (d, J=8.08 Hz, 1 H), 7.70 (d, J=7.58 Hz, 1 H), 7.58 (t, J=7.83 Hz, 2 H), 7.48 (m, 3 H), 6.99 (s, 1 H), 4.44 (d, J=16.17 Hz, 1 H), 4.22 (br. s., 2 H), 3.76 (dd, J=16.17, 6.57 Hz, 1 H), 3.57 (s, 0 H), 2.91 (m, 8 H), 2.10 (m, 3 H), 1.90 (m, 1 H)。MS m/z 497 (M+H)+。保持時間1.88
【0440】
実施例130
【化429】
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2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7−フェニル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.74 (m, 2 H), 9.02 (s, 1 H), 8.22 (d, J=2.53 Hz, 1 H), 8.05 (d, J=8.08 Hz, 1 H), 7.70 (d, J=7.58 Hz, 1 H), 7.58 (t, J=7.83 Hz, 2 H), 7.48 (m, 3 H), 6.99 (s, 1 H), 4.44 (d, J=16.17 Hz, 1 H), 4.22 (br. s., 2 H), 3.76 (dd, J=16.17, 6.57 Hz, 1 H), 3.57 (s, 0 H), 2.91 (m, 8 H), 2.10 (m, 3 H), 1.90 (m, 1 H)。MS m/z 497 (M+H)+。保持時間2.61 min。
【0441】
実施例131
【化430】
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7−シクロヘキシル−N,N−ジメチル−2−(5−(4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
工程1
【化431】
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3−(6−(7−シクロヘキシル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、3−(6−アミノピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチル(120mg、0.361mmol)を2−クロロ−7−シクロヘキシル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(111mg、0.361mmol)と結合させ、それにより3−(6−(7−シクロヘキシル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチル(120mg)を55.1%収率で得た。MS m/z 603.6 (M+H)+
【0442】
工程2
【化432】
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7−シクロヘキシル−N,N−ジメチル−2−(5−(4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
脱保護法1に従い、3−(6−(7−シクロヘキシル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチル(120mg、0.199mmol)を変換して、7−シクロヘキシル−N,N−ジメチル−2−(5−(4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド塩酸塩(90mg)を90%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.75 (s, 1 H), 8.63 (d, J=9.03 Hz, 1 H), 8.18 (d, J=2.51 Hz, 2 H), 7.58 (d, J=7.53 Hz, 1 H), 6.47 (s, 1 H), 4.37 (t, J=3.51 Hz, 1 H), 4.13 (d, J=14.56 Hz, 1 H), 3.75 (m, 2 H), 3.62 (dd, J=14.56, 6.53 Hz, 1 H), 3.18 (s, 6 H), 2.97 (m, 2 H), 2.63 (d, J=11.04 Hz, 2 H), 2.03 (m, 7 H), 1.82 (d, J=11.54 Hz, 2 H), 1.40 (m, 4 H)。
MS m/z 502.9 (M+H)+
【0443】
実施例132
【化433】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロヘキシル−2−[5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
エナンチオマーをキラルクロマトグラフィー(AD−Hカラム、21×250mmカラム、40%イソプロピルアルコールと0.2%ジエチルアミン/60%CO)を使用して分離して、エナンチオマー1は1.75分の保持時間を有し
【0444】
実施例133
【化434】
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7−シクロヘキシル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
エナンチオマー2は2.21分の保持時間を有した。
【0445】
実施例134
【化435】
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7−シクロブチル−2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化436】
[この文献は図面を表示できません]
3−(6−(7−シクロブチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、3−(6−アミノピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチル(119mg、0.359mmol)を2−クロロ−7−シクロブチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(100mg、0.359mmol)と結合させ、それにより3−(6−(7−シクロブチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチル(150mg)を73%収率で得た。MS m/z 575.2 (M+H)+
【0446】
工程2
【化437】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロブチル−2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、3−(6−(7−シクロブチル−6−(ジメチルカルバモイル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−9−カルボン酸tert−ブチル(153mg、0.266mmol)を変換して、7−シクロブチル−2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドHCl塩(76mg)を60%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3-d) δ ppm 8.75 (s, 1 H), 8.63 (d, J=9.09 Hz, 1 H), 8.17 (m, 2 H), 7.59 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H), 6.47 (s, 1 H), 5.00 (t, J=8.59 Hz, 1 H), 4.12 (d, J=14.65 Hz, 1 H), 3.75 (m, 2 H), 3.62 (dd, J=14.91, 6.32 Hz, 1 H), 3.24 (dd, 2 H), 3.17 (s, 6 H), 2.94 (m, 2 H), 2.50 (m, 2 H), 1.98 (m, 7 H)。MS m/z 475.4 (M+H)+
【0447】
実施例135
【化438】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロブチル−2−[5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
キラルクロマトグラフィー(IAカラム、21x250mmカラム、40%イソプロピルアルコールと0.2%ジエチルアミン/60%CO)を使用して、7−シクロブチル−2−[5−(4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドのエナンチオマーを分割した。
エナンチオマー1、7−シクロブチル−2−[5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドは1.98分の保持時間を有した。1H NMR (400 MHz, CDCl3-d) δ ppm 8.75 (s, 1 H), 8.63 (d, J=9.09 Hz, 1 H), 8.17 (m, 2 H), 7.59 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H), 6.47 (s, 1 H), 5.00 (t, J=8.59 Hz, 1 H), 4.12 (d, J=14.65 Hz, 1 H), 3.75 (m, 2 H), 3.62 (dd, J=14.91, 6.32 Hz, 1 H), 3.24 (dd, 2 H), 3.17 (s, 6 H), 2.94 (m, 2 H), 2.50 (m, 2 H), 1.98 (m, 7 H)。MS m/z 475.4 (M+H)+
【0448】
実施例136
【化439】
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7−シクロブチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
エナンチオマー2、7−シクロブチル−2−[5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドは2.72分の保持時間を有した。1H NMR (400 MHz, CDCl3-d) δ ppm 8.75 (s, 1 H), 8.63 (d, J=9.09 Hz, 1 H), 8.17 (m, 2 H), 7.59 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H), 6.47 (s, 1 H), 5.00 (t, J=8.59 Hz, 1 H), 4.12 (d, J=14.65 Hz, 1 H), 3.75 (m, 2 H), 3.62 (dd, J=14.91, 6.32 Hz, 1 H), 3.24 (dd, 2 H), 3.17 (s, 6 H), 2.94 (m, 2 H), 2.50 (m, 2 H), 1.98 (m, 7 H)。
MS m/z 475.4 (M+H)+
【0449】
実施例137
【化440】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1S,6R)−9−(メチルスルホニル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
【化441】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1S,6R)−9−(メチルスルホニル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(50mg、0.102mmol)のサンプル、メタンスルホニルクロライド(12.3mg、0.107mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.027ml、0.154mmol)を1ml DCM中、撹拌棒を備えたスクリューキャップバイアルで合わせ、16時間撹拌した。反応物をEtOAcに溶解し、飽和NaCO溶液、塩水で抽出し、有機層をNaSOで乾燥させた。粗生成物を順相クロマトグラフィー(0−75%酢酸エチルのヘプタン溶液)で精製して、それにより7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1S,6R)−9−(メチルスルホニル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(25mg)を44%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.66 (s, 2 H), 8.47 (d, J=9.09 Hz, 2 H), 8.07 (d, J=2.53 Hz, 1 H), 7.46 (m, 1 H), 6.40 (s, 1 H), 4.73 (m, 1 H), 4.42 (m, 1 H), 4.31 (m, 1 H), 4.20 (d, 1 H), 3.64 (s, 2 H), 3.09 (s, 6 H), 3.00 (d, J=4.04 Hz, 1 H), 2.90 (s, 3 H), 2.49 (m, 2 H), 2.00 (m, 4 H), 1.66 (br. s., 4 H)。MS m/z 566.9 (M+H)。
【0450】
実施例138
【化442】
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2−(5−((1S,6R)−9−(2−アセトアミドアセチル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
【化443】
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2−(5−((1S,6R)−9−(2−アセトアミドアセチル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
2−アセトアミド酢酸(12mg、0.102mmol)をジイソプロピルエチルアミン(0.018ml、0.102mmol)およびHBTU(38.8mg、0.102mmol)のDMF(1ml)溶液と15分間合わせた。7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(50mg、0.102mmol)を添加し、反応物を4時間撹拌した。反応物を塩水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。合わせた酢酸エチル抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、それにより2−(5−((1S,6R)−9−(2−アセトアミドアセチル)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(45mg)を77%収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.71 (d, J=8.08 Hz, 2 H), 8.82 (s, 1 H), 8.14 (d, J=2.53 Hz, 1 H), 8.07 (d, J=6.06 Hz, 1 H), 7.61 (d, J=9.09 Hz, 2 H), 6.63 (s, 2 H), 4.76 (m, 2 H), 4.53 (br. s., 1 H), 4.44 (br. s., 0 H), 4.21 (d, J=14.65 Hz, 0 H), 3.95 (m, 2 H), 3.61 (dd, J=14.91, 5.81 Hz, 1 H), 3.04 (m, 6 H), 2.78 (m, 1 H), 2.40 (m, 3 H), 2.00 (m, 6 H), 1.89 (s, 3 H), 1.66 (m, 3 H)。MS m/z 588.6 (M+H)
【0451】
実施例139
【化444】
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2−(5−((1S,6R)−9−アセチル−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
【化445】
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2−(5−((1S,6R)−9−アセチル−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(50mg、0.102mmol)のサンプル、酢酸無水物(0.020ml、0.113mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.014ml、0.154mmol)を1ml DCMと合わせた。混合物を16時間撹拌し、EtOAcに溶解し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、それにより2−(5−((1S,6R)−9−アセチル−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(32mg)を52%収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.70 (d, J=8.08 Hz, 1 H), 8.82 (s, 1 H), 8.33 (dd, J=9.09, 6.06 Hz, 1 H), 8.13 (d, J=2.53 Hz, 1 H), 7.60 (dd, J=9.09, 2.53 Hz, 1 H), 6.63 (s, 1 H), 4.76 (t, J=8.84 Hz, 1 H), 4.70 (br. s., 0 H), 4.55 (m, 0 H), 4.43 (s, 0 H), 4.34 (br. s., 0 H), 4.18 (d, J=14.65 Hz, 0 H), 4.06 (d, J=14.15 Hz, 0 H), 3.59 (m, 1 H), 3.06 (br. s., 6 H), 2.98 (d, J=16.17 Hz, 1 H), 2.87 (d, J=14.65 Hz, 0 H), 2.73 (m, 1 H), 2.44 (br. s., 2 H), 2.19 (m, 1 H), 2.05 (d, J=4.55 Hz, 3 H), 1.98 (m, 6 H), 1.82 (m, 2 H), 1.66 (d, J=5.56 Hz, 3 H), 1.23 (br. s., 1 H)。MS m/z 531.6 (M+H)。
【0452】
実施例140
【化446】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,6S)−9−メチル−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
【化447】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,6S)−9−メチル−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
一般的還元的アルキル化法1に従い、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,6S)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(90mg、0.184mmol)をホルムアルデヒド(37%水溶液、0.041ml、1.474mmol)と結合させ、シリカゲルクロマトグラフィー後、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,6S)−9−メチル−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(90mg)を97%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.69 (s, 1 H), 8.81 (s, 1 H), 8.31 (d, J=9.09 Hz, 1 H), 8.12 (d, J=2.53 Hz, 1 H), 7.58 (dd, J=9.09, 2.53 Hz, 1 H), 6.63 (s, 1 H), 4.76 (m, 1 H), 4.16 (d, J=14.65 Hz, 1 H), 3.35 (m, 1 H), 3.28 (m, 1 H), 3.20 (t, J=6.57 Hz, 1 H), 3.06 (br. s., 6 H), 2.99 (m, 1 H), 2.46 (m, 2 H), 2.34 (s, 3 H), 2.06 (m, 6 H), 1.81 (m, 2 H), 1.67 (m, 3 H)。MS m/z 503.6 (M+H)+
【0453】
実施例141
【化448】
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7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−9−メチル−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化449】
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7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−9−メチル−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的還元的アルキル化法1に従い、7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドをホルムアルデヒド(37%水溶液)と結合させ、精製後、7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−9−メチル−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(41mg)を80%収率で得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.69 (s, 1 H), 8.81 (s, 1 H), 8.31 (d, J=9.09 Hz, 1 H), 8.12 (d, J=2.53 Hz, 1 H), 7.58 (dd, J=9.09, 2.53 Hz, 1 H), 6.63 (s, 1 H), 4.76 (m, 1 H), 4.16 (d, J=14.65 Hz, 1 H), 3.35 (m, 1 H), 3.28 (m, 1 H), 3.20 (t, J=6.57 Hz, 1 H), 3.06 (br. s., 6 H), 2.99 (m, 1 H), 2.46 (m, 2 H), 2.34 (s, 3 H), 2.06 (m, 6 H), 1.81 (m, 2 H), 1.67 (m, 3 H)。
MS m/z 502.9 (M+H)+
【0454】
実施例142
【化450】
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7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−9−イソプロピル−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化451】
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7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−9−イソプロピル−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的還元的アルキル化法1に従い、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(65mg、0.133mmol)をアセトン(0.05mL、0.665mmol)と結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−9−イソプロピル−4−オキソ−3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(61mg)を86%収率で得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.67 (s, 1 H), 8.44 (d, J=8.59 Hz, 1 H), 8.12 (s, 1 H), 8.08 (d, J=2.53 Hz, 1 H), 7.46 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H), 6.38 (s, 1 H), 4.73 (t, J=9.09 Hz, 1 H), 4.24 (d, J=14.65 Hz, 1 H), 3.59 (m, 2 H), 3.21 (br. s., 1 H), 3.08 (m, 7 H), 2.97 (br. s., 1 H), 2.53 (m, 3 H), 1.95 (m, 6 H), 1.66 (m, 3 H), 1.07 (t, J=5.81 Hz, 6 H)。
MS m/z 531.6 (M+H)
【0455】
実施例143
【化452】
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7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−9−トリデューテロメチル−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
【化453】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−9−トリデューテロメチル−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
一般的還元的アルキル化法1に従い、7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(50mg、0.102mmol)をホルムアルデヒド−d(0.015ml、0.015mL)と結合させ、それにより7−シクロペンチル−2−[5−((1S,6R)−9−トリデューテロメチル−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノン−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(43mg)を85%収率で得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.75 (s, 1 H), 8.53 (d, J=9.09 Hz, 1 H), 8.16 (m, 1 H), 7.56 (dd, J=9.09, 2.53 Hz, 1 H), 6.48 (s, 1 H), 4.82 (t, J=8.84 Hz, 1 H), 4.26 (m, 1 H), 3.41 (m, 6 H), 3.16 (m, 2 H), 2.79 (m, 3 H), 2.59 (m, 2 H), 2.24 (br. s., 2 H), 2.08 (m, 6 H), 1.75 (m, 3 H)。MS m/z 506.6 (M+H)
【0456】
実施例144
【化454】
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7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,6S)−4−オキソ−9−(2,2,2−トリフルオロエチル)−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド
【化455】
[この文献は図面を表示できません]
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,6S)−4−オキソ−9−(2,2,2−トリフルオロエチル)−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミドの製造
7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1S,6R)−4−オキソ−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(60mg、0.123mmol)のサンプルを、トリフルオロメタンスルホン酸2,2,2−トリフルオロエチル(0.035ml、0.246mmol)のジメチルホルムアミド(1mL)溶液と合わせ、一夜加熱(80℃)した。反応物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。水性物を酢酸エチルで洗浄した。有機物と合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、それにより粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、それにより7−シクロペンチル−N,N−ジメチル−2−(5−((1R,6S)−4−オキソ−9−(2,2,2−トリフルオロエチル)−3,9−ジアザビシクロ[4.2.1]ノナン−3−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(45mg)を64%収率で得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.74 (s, 1 H), 8.51 (d, J=9.09 Hz, 1 H), 8.22 (s, 1 H), 8.15 (d, J=2.53 Hz, 1 H), 7.52 (dd, J=8.84, 2.78 Hz, 1 H), 6.46 (s, 1 H), 4.80 (t, J=8.59 Hz, 1 H), 4.23 (d, J=13.64 Hz, 1 H), 3.47 (m, 3 H), 3.16 (s, 6 H), 3.06 (m, 3 H), 2.83 (dd, J=15.66, 7.07 Hz, 1 H), 2.57 (dd, J=12.13, 8.59 Hz, 2 H), 2.04 (m, 6 H), 1.70 (m, 4 H)。MS m/z 571.6 (M+H)
【0457】
実施例145
【化456】
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7−シクロペンチル−2−[5−(4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド
工程1
【化457】
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3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.776g、3.03mmol)を5−ブロモ−2−ニトロ−ピリジン(0.676g、3.33mmol)と結合させ、それにより3−(6−ニトロ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステル(o.69g、1.732)を57.2%収率で得た。MS m/z 379.4 (M+H)
【0458】
工程2
【化458】
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3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的ニトロ還元法に従い、3−(6−ニトロ(niro)−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステル(690mg、1.824mmol)を変換して、3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステル(351mg、1.007mmol)を55.2%収率で得た。
MS m/z 349.3 (M+H)
【0459】
工程3
【化459】
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3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
一般的N−Cカップリング法1に従い、3−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステル(350mg、1.047mmol)を2−クロロ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(337mg、1.151mmol)と結合させ、それにより3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステル(476mg、0.787mmol)を75%収率で得た。
MS m/z 604.6 (M+H)
【0460】
工程4
【化460】
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7−シクロペンチル−2−[5−(4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドの製造
脱保護方法1に従い、3−[6−(7−シクロペンチル−6−ジメチルカルバモイル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ピリジン−3−イル]−4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デカン−10−カルボン酸tert−ブチルエステル(470mg、0.777mmol)を変換して、7−シクロペンチル−2−[5−(4−オキソ−8−オキサ−3,10−ジアザ−ビシクロ[4.3.1]デク−3−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(231mg、0.457mmol)を58.8%収率で得た。1H NMR (400 MHz, D6 DMSO) δ 10.2 (s, 1H, broad), 9.05 (s, 1H, broad), 8.35 (s, 1 H), 8.0 (d, 1 H), 7.7 (d, 1 H), 6.9 (s, 1 H), 4.82 (m, 1H, broad), 4.6 (d, 1H), 4.25 (s, 1H, broad), 4.15 (s, 1H, broad), 3.82 (m, 1H, broad), 3.5 (d, 1H), 3.05 (s, 6H), 2.82 (m, 1H), 2.3 (m, 2H), 2.2-1.95 (m, 10 H, broad), 1.89 (m, 1H), 1.65 (m, 2H)
MS m/z 504.6 (M+H)
【0461】
実施例146−147
7−シクロペンチル−2[5−(1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドのサンプルをキラル分割して、(エナンチオマー1)7−シクロヘキシル−2−[5−((S)−1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドおよび(エナンチオマー2)7−シクロヘキシル−2−[5−((R)−1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミドを得た。
【0462】
実施例146
【化461】
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7−シクロヘキシル−2−[5−((S)−1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。
白色固体(4mg) MS m/z 489.3 (M+H)+
【0463】
実施例147
【化462】
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7−シクロヘキシル−2−[5−((R)−1−オキソ−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−ピリジン−2−イルアミノ]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。白色固体(5mg) MS m/z 489.3 (M+H)+
【0464】
生物試験法
CDK4/サイクリンD1酵素活性アッセイ
Ser780部位でpRbのCDK4/サイクリン−D1触媒リン酸化をモニターするための分析を384ウェル形式でTR−FRETを使用して行ない、IC50測定および動態解析に使用した。反応は、アッセイ緩衝液(50mM HEPES−Na、pH7.5; 5mM MgCl、1mM DTT、0.02%Tween−20および0.05%BSA)中、0.3nM CDK4/サイクリンD1、150nM ビオチン−pRb(773−924)、3μM ATPおよび分析緩衝液(50のmM HEPES−Na、pH7.5)中の1.3%のDMSO(またはDMSOの中の化合物))を含む30μL容量で行った。3μM ATPを反応を開始させるために最後に添加した。反応を10μLの240のmM EDTA−Na(pH8.0)を60分間、22℃でのインキュベーション後に添加して停止させた。シグナルは、検出緩衝液(50mM HEPES−Na、pH7.5、60mM EDTA−Na、pH8.0、0.05%BSAおよび0.1%Triton X−100)中、40nM SA−APC、143ng/mLの抗ホスホ−pRb(S780)抗体および1nM Eu−W1024抗ウサギIgG抗体を含む40μL検出溶液の添加により発生させた。暗所で60分間のインキュベーション後、プレートをEnvision(Perkin Elmer 2102-0010)で読んだ。
ヒトCDK4/サイクリンD1を、バキュロウィルス感染によってSf21細胞で発現させた。
CDK6/サイクリンD3酵素活性アッセイは、CDK4/サイクリンD1の酵素の分析で概説した一般的方法を使用して行なうことができる。CDK6/サイクリンD3酵素複合体は販売業者(CarnaBiosciences, Cat. No. 04-107)から購入することができる。
【0465】
CDK1/サイクリンB酵素活性アッセイ
384ウェルマイクロタイターIMAP−FPTM(Molecular Devices Trade Mark Technology)エンドポイント・アッセイをCDK1/サイクリンBキナーゼ活性測定に使用した。同じアッセイを小分子阻害剤のIC50測定に使用した。一般に、キナーゼ反応は、新たに1mM DTTを添加した1x反応緩衝液の中で2μL化合物(20%のDMSO中)、1x反応緩衝液(Molecular Devices, Cat. No. R8139)中8μL CDK1/サイクリンB、Tamraヒストン−H1ペプチドの10μL基質混合物(Molecular Devices, Cat. No. R7384)およびATP(Amersham Pharmacia, Cat. No. 27-2056-01)からなる反応溶液中、20μL量で行なわれた。最終反応混合物は、0.005〜10μMで変わる化合物(阻害剤)、2%DMSO、0.25nM CDK1/サイクリンB、100nM Tamraヒストン−H1ペプチドおよび20μM ATPを含む。
反応はすべて、室温で黒色384ウェル平底部Costarプレート(Corning, Cat. No. 3710)で120分間行い、その後60μL 400倍希釈1xProgressive Binding Buffer A(Molecular Devices, Cat. No. R8139)の添加により停止させた。蛍光偏光シグナルを、室温で2時間のインキュベーション後Evision Multilabel Reader (Perkin Elmer, Envision 2102-0010)で読んだ。注:IC50<0.005nMまたはIC50>10μMは、真のIC50が検出範囲外であることを示す。
【0466】
CDK4の細胞分析
酵素免疫吸着法(ELISA)方法を使用するSer780部位でのpRbのリン酸化レベルを測定する細胞ベースのアッセイ(表6)。JeKo−1(マントル細胞リンパ腫細胞系統)を、その既知の転座およびその後のサイクリンD1の過剰発現によりこの分析で使用するために選択した。[参照:Amin, H. M.; McDonnell, T. J.; Medeiros, L. J.; Rassidakis, G. Z.; Leventaki, V.; O'Connor, S. L.; Keating, M. J.; Lai, R. Characterization of 4 mantle cell lymphoma cell lines - Establishment of an in vitro study model. Arch. Pathol. Lab. Med. 2003, 127, 424(431)。
RPMI1640(Gibco catalog no. 22400-071)、20%FBS(Gibco catalog no. 10082-131)、2mM L−グルタミン(Gibco catalog no. 25030-081)および1%ペニシリン/ストレプトマイシン(Gibco catalog no. 15140-133)から成る完全培地中でpRb発現JeKo−1マントル細胞リンパ腫細胞系統を増殖させた。JeKo−1細胞を、Biocoat Cell Environmentポリ−D−リジン96ウェル組織培養プレート(Becton Dickinson catalog no. 356461)で20,000細胞/ウェルで、100μL最終量の完全培地に播種した。細胞を一夜付着させた。化合物をDMSOの中の10のmM保存溶液として調製し、96ウェル組織培養プレートで完全培地中の110μMの濃縮に希釈し、次に、4倍連続希釈して最終濃度26nMで7ポイントの滴定曲線を可能とした。その後、希釈物の10μLを細胞培養プレートに移し、最終濃度10μM〜2nMとした。インキュベーションは5%COで37℃で行った。全化合物は各濃度でトリプリケートで試験した。化合物のインキュベーションに続いて、培地を除去し、細胞を50mM Tris.Cl、pH7.2、120のmM NaCl、1mM EDTA、6mM EGTA、1%NP−40、完全プロテアーゼインヒビター・カクテル(Roche, catalog no. 11836170001)およびCalbiochem(catalog no. 524525)からのプロテアーゼインヒビター・カクテルから成る溶解緩衝液35μLに溶解した。プレートは細胞を溶解するために5分間、激しく振動させながら4℃で置いた。得られた溶解物は約1μg/μLのタンパク質を含んでいた。
Cell signaling technology (catalog no. 9309)からの4H1総pRb抗体を、50μLダルベッコリン酸緩衝生理食塩水(DPBS)(Gibco catalog no. 14190-144)中、50ng/ウェル濃度で透明MaxiSorpプレート(Nunc catalog no. 442404)に添加した。プレートを揺らしながら4℃で一夜インキュベートした。250μL TBST(Teknova catalog no. T9501)での洗浄およびブロット乾燥後、250μL Superblock(Pierce catalog no. 37535)を各ウェルに添加した。10分間振動後に、Superblockを新鮮なSuperblockに変え、プレートをさらに50分間振盪機でインキュベートした。ブロッキング後、約10μg総タンパク質を含むJeKo−1細胞溶解物の30μLを、トリプリケートでウェルに添加した。10%のSuperblock(Pierce catalog no. 37535)を含む20μL PBS(Gibco catalog no. 10010-023)を、50μLの最終反応容量で各ウェルに添加した。その後、プレートをUnisealプレート・シーラー(Whatman catalog no. 7704-0007)で密閉し、振盪機上、室温で2時間インキュベートした。プレートを3×250μL TBSTで洗浄した。PBS/10%Superblock中のCellSignaling (catalog no. 9307)からの抗ホスホRb Ser780の1:1000稀釈液の50μLを添加し、プレートを室温で1時間振盪機でインキュベートした。すべてのインキュベーション工程については、プレートをUnisealプレート・シーラーで覆った。インキュベーションに続いて、プレートを3×250μL TBSTで洗浄した。次に、PBS/10%Superblockの中のロバ抗ウサギHRP(Promega catalog no. W401B)の1:2500稀釈液の50μLを添加し、プレートを振盪機で室温で30分間でインキュベートした。上述の通りプレートを再び洗浄した。最後に、50μL Ultra TMB ELISA(Pierce catalog no. 34028)を添加し、プレートを、開封せずに、暗所で5−15分間、青色が発色するまでインキュベーションした。インキュベーション後、50μL 2M硫酸をプレートに反応物の上に添加し、吸光度を、450nmで15分以内にSpectraMax(Molecular Devices, Sunnydale, CA)で測定した。すべての洗浄をBio-Tekプレート洗浄機を使用して行なった。
【0467】
総Rb ELISAキット(Invitrogen catalog no. KHO0011)を、pRbの合計のレベルを測定するために使用した。このキットは、捕獲用の専有総pRb抗体で予め覆われたウェルを使用する。記載した試薬はすべて、細胞溶解物以外、キットに含まれていた。捕獲および検出に使用された抗体の性質は専有であるとして記載されていたため、開示しない。細胞溶解物の10μgをウェルに充填し、標準希釈物緩衝液で容積を50μLに調節した。プレートをキットに含まれたフィルムで密閉し、振盪機で室温で2時間培養した。その後、プレートを、250μL洗浄緩衝液で手動で3回洗浄する。50μLの専有一次抗体(ビオチンとプレコンジュゲート)をウェルに添加し、振盪機で室温で1時間培養した。次いで、上述の通りプレートを再び洗浄した。第2の抗体(ストレプトアビジンにプレコンジュゲートしたHRP)を、ストレプトアビジンHRP希釈剤緩衝液で1:100に希釈し、50μLを各ウェルに添加した。その後、プレートを30分間培養した。その後、プレートを上述の通り緩衝液で4回洗浄した。最後に、50μL安定化Chromogenをウェルあたりに添加し、プレートを15分間インキュベートし、その時点で50μLの停止液を添加した。その後、プレートを450nmでSpectramaxで読んだ。
pRbリン酸化(p−pRb)レベルの定量化に際して、%阻害値を試験した各濃度から導き、特定の化合物についての50%阻害濃度(IC50)を決定するために使用した。その後、総pRbレベルを使用してpRbタンパク質自体の欠如によるシグナルの何らかの損失についてp−pRb %阻害値を調節し、調整された%阻害から得られたIC50値は標準化細胞p−pRb IC50を表わす。
【0468】
自動電気生理学研究(Qパッチクランプ・アッセイ)
細胞培養:構成的に機能的hERGチャネルを発現するCHO細胞をAVIVA Biosciences Corp.(San Diego, CA)から購入した。細胞を10%のFBS(Gibco Cat # 10082-142)、1%のペニシリン・ストレプトマイシン(Gibco Cat # 15140-122)および1%のジェネテシン(Gibco Cat # 10131-027)を添加したDMEM/F12(Gibco Cat # 11039-021)中で増殖させた。細胞は、〜70−90%コンフルエンスに達したとき、培養物からの培地を吸引することにより分割し、ダルベッコのPBS(Gibco Cat # 14190-136)で細胞単層をすすいだ。すすぎ緩衝液を除去後に、トリプシン/EDTA(0.05%、Gibco Cat # 25300-054)を添加して細胞単層を覆い、室温で1分間培養した。トリプシン/EDTAを吸引して、さらに1分間細胞を置いた。フラスコを軽打してフラスコから細胞を離した。完全培地を添加し、細胞が分離されるまで、細胞集塊を混合し分離するためにピペットで数回出し入れした。細胞を計数し、細胞を、細胞継代のために37℃、5.0%CO、100%湿度インキュベーターおよび化合物スクリーニングのために30℃、5.0%CO、100%湿度でフラスコに再播種した。QPatchアッセイの前に、培養フラスコから増殖培地を除去し、細胞を12mlのD−PBSで穏やかに1回すすいだ。細胞を10mlトリプシン/EDTA(D−PBSで10×冷凍ストックから新たに調製)に室温で約30秒間浸し、溶液を吸引し、3−4分間37℃でインキュベーションした。インキュベーション終了時、可視的に丸い細胞は、軽打せずともフラスコの底から容易に離れた。QPatch改変記憶媒体(CHO-S-SFM II、25mM HEPESおよび0.04mg/ml大豆トリプシンインヒビター)を添加し、細胞を6〜10回ピペットから出し入れすることにより穏やかに再懸濁した。細胞密度および生存能をBeckman Vicellで決定した。細胞密度は、QPatch改変記憶媒体中、2〜3×10/mlのために調節した。細胞懸濁液をQPatchプラットフォーム上の貯蔵容器に直ちに適用した。
【0469】
溶液および薬剤:細胞を遠心分離し(150g、2分間)、上清を除去し、細胞ペレットを2度洗浄し、最後に下記(mM)を含む細胞外溶液(Na-Ringer)に再懸濁した:145 NaCl、4 KCl、2 CaCl、1 MgCl、pH7.4に調節するための10 HEPES。この懸濁液(3−10 3 106細胞/ml)の一定量(300μl)をチップに移した。細胞内の溶液は下記(mM)から成った:120 KCl、5.374 CaCl、1.75 MgCl、10 KOH/EGTA、10 HEPES、pH7.2に調節するための5 K2−ATP。アミトリプチリン(参照コントロール)はSigmaからだった。化合物はすべて100%のDMSO中10mMで製造した。濃縮はそれぞれ三通中の96のウェルプレートの中で100%のDMSOの中の5倍の連続希釈法によりなされた。その後、各希釈物を96ウェルガラス被覆プレートに移し、細胞外溶液で333倍(試験濃度: 0.2〜30μM)に希釈した。最終のDMSO濃度は、≦0.3%だった。
電気生理学:電気生理学による実験はすべて一チャネルQPatchテスト・バージョン上で行なわれた。Qプレートには16の記録チャンバーがあり、各チャンバーは平行で作動するパッチクランプ増幅器がある。増幅器は、Sophionによるカスタムメイドのデジタルシグナルプロセサ(DSP)ボードによりコントロールされ、それは全セルモードにおける一セルの電圧固定を行なう。hERG分析では、電圧プロトコル実行中の全セル電流の獲得割合は、10kHzだった。この電流シグナルは、3kHz(Besselフィルター、オーダー=4)のカットオフ周波数でディジタルで濾過された。CHO−hERG細胞は、−80mVの静止膜電位で100ミリセカンドおよび−50mVで100ミリセカンド(漏れを減算)保持され、+20mVで4秒間(前置パルス)脱分極化され、−50mVで4秒間(テスト・パルス)再分極化偏りは、もつされ、維持電位、−80mVに戻した。このプロトコルを20秒間毎に繰り返した。各基線および漸増用量適用期間中に、約10ボルトプロトコルを実行した。
【0470】
流体工学:5〜15μl容積の細胞懸濁液、化合物サンプルおよびNa-Ringer(洗浄)を、ピペットでチップに移した。
データ分析:IC50およびヒル係数はヒル方程式による最良適合への実験的用量作用のデータから概算した:
残存電流(%)=MaxI+(MinI−MaxI)(/(1つの+(Conc。/IC50)(^Hill)))のままであること式中、MaxI=100、MinI=0
このフィッティング方法は、2可変パラメーターについての値を返した:IC50値およびヒル傾斜。
本発明のある実施例化合物を、Qパッチクランプアッセイで評価した。
【0471】
生物学データ
CDK4およびCDK1酵素活性アッセイおよびCDK4の細胞のアッセイの結果を表1に示す。
【0472】
【表4】
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【表5】
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【表6】
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【表7】
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【表8】
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【表9】
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