特許第5788781号(P5788781)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5788781
(24)【登録日】2015年8月7日
(45)【発行日】2015年10月7日
(54)【発明の名称】撮影対象検索システム
(51)【国際特許分類】
   G06F 17/30 20060101AFI20150917BHJP
【FI】
   G06F17/30 170B
   G06F17/30 210A
   G06F17/30 310Z
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2011-275569(P2011-275569)
(22)【出願日】2011年12月16日
(65)【公開番号】特開2013-125506(P2013-125506A)
(43)【公開日】2013年6月24日
【審査請求日】2014年6月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】000135771
【氏名又は名称】株式会社パスコ
(74)【代理人】
【識別番号】100093986
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 雅男
(74)【代理人】
【識別番号】100128864
【弁理士】
【氏名又は名称】川岡 秀男
(72)【発明者】
【氏名】笹川 正
(72)【発明者】
【氏名】杉本 陽一
【審査官】 野崎 大進
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−108027(JP,A)
【文献】 特開2001−331806(JP,A)
【文献】 特開2008−211409(JP,A)
【文献】 特開平10−254903(JP,A)
【文献】 特開2001−216309(JP,A)
【文献】 特開2009−260800(JP,A)
【文献】 国際公開第2007/130688(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0073500(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 17/30
JSTPlus(JDreamIII)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
検索サーバと、
撮影画像とともに撮影位置を検索サーバに出力する撮影装置とを有し、
前記検索サーバは、
検索対象物の特定情報を該検索対象物が観察可能な地理的分布範囲、および撮影画像から得られる所定の画像属性とともに格納したデータベースと、
撮影画像から焦点合致領域を抽出し、抽出された領域に対して前記データベースの画像属性に定義される画像属性を付与する画像解析手段と、
画像解析手段において付与された画像属性の一致、および撮影位置の地理的分布範囲への帰属を条件として前記データベースを検索して撮影対象を特定する検索手段とを有し、
かつ、前記撮影装置への出力データを生成する出力データ生成手段を有するとともに、
前記出力データには、予め撮影されてデータベースに格納された、検索手段により特定される対象物についての正否確認用の画像が含まれる撮影対象検索システム。
【請求項2】
前記データベースは画像属性として大きさ情報を含むとともに、
画像解析手段は、撮影画像、および撮影画像とともに撮影装置から送信される撮影時カメラ諸元情報に基づいて撮影対象の大きさを演算するサイズ演算部を有する請求項1記載の撮影対象検索システム。
【請求項3】
前記サイズ演算部は、撮影時の対物距離情報と焦点距離情報とから演算される撮像素子の単位画素当たりの実像長に基づいて大きさを演算する請求項2記載の撮影対象検索システム。
【請求項4】
前記撮影装置は利用者により指定されるカテゴリ指定信号を出力可能に形成されるとともに、
検索サーバは、前記カテゴリ指定信号に基づいて一次検索を行う請求項1、2または3記載の撮影対象検索システム。
【請求項5】
前記検索手段は、検索結果に応じて複数の候補を出力する請求項1から4のいずれかに記載の撮影対象検索システム。
【請求項6】
撮影装置との交信手段と、
検索対象物の特定情報を該検索対象物が観察可能な地理的分布範囲、および撮影画像から得られる所定の画像属性とともに格納したデータベースと、
撮影画像から焦点合致領域を抽出し、抽出された領域に対して前記データベースの画像属性に定義される画像属性を付与する画像解析手段と、
画像解析手段において付与された画像属性の一致、および撮影位置の地理的分布範囲への帰属を条件として前記データベースを検索して撮影対象を特定する検索手段とを有し、
かつ、前記撮影装置への出力データを生成する出力データ生成手段を有するとともに、
前記出力データには、予め撮影されてデータベースに格納された、検索手段により特定される対象物についての正否確認用の画像が含まれる撮影対象検索サーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮影対象検索システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
カメラ等により撮影した撮影対象の名称等を検索する検索システムとしては、特許文献1に記載のものが知られている。この従来例において、システムは、カメラを有する携帯端末と、携帯端末から送信される撮影画像から特徴部分を抽出してデータベースから検索し、検索結果を携帯端末に出力するサーバとから構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006-309600号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述した従来例において、画像に示された形状等の特徴部分のみで対象を正確に検索するには、画像の抽出精度等の限界から高い検索精度が望めないという問題がある。
【0005】
本発明は以上の欠点を解消すべくなされたものであって、検索精度を飛躍的に高めることのできる撮影対象検索システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば上記目的は、
検索サーバ1と、
撮影画像2とともに撮影位置を検索サーバ1に出力する撮影装置3とを有し、
前記検索サーバ1は、
検索対象物の特定情報を該検索対象物が観察可能な地理的分布範囲、および撮影画像2から得られる所定の画像属性とともに格納したデータベース4と、
撮影画像2から焦点合致領域を抽出し、抽出された領域に対して前記データベース4の画像属性に定義される画像属性を付与する画像解析手段5と、
画像解析手段5において付与された画像属性の一致、および撮影位置の地理的分布範囲への帰属を条件として前記データベース4を検索して撮影対象を特定する検索手段6とを有し、
かつ、前記撮影装置2への出力データを生成する出力データ生成手段16を有するとともに、
前記出力データには、予め撮影されてデータベース4に格納された、検索手段6により特定される対象物についての正否確認用の画像が含まれる撮影対象検索システムを提供することにより達成される。
【0007】
本発明において、撮影装置3は撮影位置を取得するGPS等の撮影位置取得手段9を備えており、撮影画像2は、該撮影位置取得手段9により取得した撮像位置情報とともに検索サーバ1に出力される。検索サーバ1は、先ず、撮影位置情報が地理的分布範囲に合致する対象をデータベース4から一次検索した後、抽出された対象をさらに撮影画像2の解析により取得した画像属性の一致を条件に絞り込んで最終結果を抽出することができる。
【0008】
撮影装着から出力される撮影位置情報を一次検索条件に使用することのできる本発明において、利用者による格別の検索条件の指定操作を要求することなく、データの絞り込みをできるので、検索効率を高めることが可能になる上に、検索エンジンへの負荷を軽減することが可能になる。
【0009】
また、2次検索は撮影した画像の解析により行われるために、利用者による格別の検索条件の指定操作を要求することなくデータの検索ができるために、使い勝手を低下させることなく検索精度を高めることができる。
【0010】
さらに近時、スマートフォンを初めとするカメラ付き携帯電話等にはGPSが標準装備されるに至っているために、撮影装置3への変更も要することがない。
【0011】
また、前記データベース4は画像属性として大きさ情報を含むとともに、
画像解析手段5は、撮影画像2、および撮影画像2とともに撮影装置3から送信される撮影時カメラ諸元情報に基づいて撮影対象の大きさを演算するサイズ演算部7を有する撮影対象検索システムを構成すると、撮影装置3から出力される情報に基づいて算出される大きさの情報を検索キーとして利用することかできる。
【0012】
さらに、前記撮影装置3は利用者により指定されるカテゴリ指定信号を出力可能に形成されるとともに、
検索サーバ1は、前記カテゴリ指定信号に基づく一次検索が可能な撮影対象検索システムを構成すると、検索精度をより高くすることが可能になる。
【0013】
また、検索サーバ1からの検索結果の出力は最適一致結果のみでなく、複数の候補を出力するように構成することも可能であり、候補の出力には、特定情報の出力に加え、あるいは特定情報に代えて、撮影画像2を使用することが可能であり、この場合、利用者は画像と撮影対象とを比較することによってより正確に撮影対象を特定することができる。
【0014】
また、上記撮影対象検索システムには、
撮影装置3との交信手段8と、
検索対象物の特定情報を該検索対象物が観察可能な地理的分布範囲、および撮影画像2から得られる所定の画像属性とともに格納したデータベース4と、
撮影画像2から焦点合致領域を抽出し、抽出された領域に対して前記データベース4の画像属性に定義される画像属性を付与する画像解析手段5と、
画像解析手段5において付与された画像属性の一致、および撮影位置の地理的分布範囲への帰属を条件として前記データベース4を検索して撮影対象を特定する検索手段6とを有し、
かつ、前記撮影装置2への出力データを生成する出力データ生成手段16を有するとともに、
前記出力データには、予め撮影されてデータベース4に格納された、検索手段6により特定される対象物についての正否確認用の画像が含まれる検索サーバ1を使用することができる。
なお、本発明によれば、
検索サーバ1と、
撮影画像2とともに撮影位置を検索サーバ1に出力する撮影装置3とを有し、
前記検索サーバ1は、
検索対象物の特定情報を該検索対象物が観察可能な地理的分布範囲、および撮影画像2から得られる所定の画像属性とともに格納したデータベース4と、
撮影画像2から焦点合致領域を抽出し、抽出された領域に対して前記データベース4の画像属性に定義される画像属性を付与する画像解析手段5と、
画像解析手段5において付与された画像属性の一致、および撮影位置の地理的分布範囲への帰属を条件として前記データベース4を検索して撮影対象を特定する検索手段6とを有する撮影対象検索システムや、あるいは、
撮影装置3との交信手段8と、
検索対象物の特定情報を該検索対象物が観察可能な地理的分布範囲、および撮影画像2から得られる所定の画像属性とともに格納したデータベース4と、
撮影画像2から焦点合致領域を抽出し、抽出された領域に対して前記データベース4の画像属性に定義される画像属性を付与する画像解析手段5と、
画像解析手段5において付与された画像属性の一致、および撮影位置の地理的分布範囲への帰属を条件として前記データベース4を検索して撮影対象を特定する検索手段6とを有する検索サーバ1を提供することも可能である。


【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、検索精度を飛躍的に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明のブロック図である。
図2】画像解析手段の動作を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1に示すように、撮影対象検索システムは、検索サーバ1と撮影装置3とから構成される。本例において撮影装置3にはカメラ部10に加えて情報処理、および通信機能が組み込まれたカメラ付き携帯電話(スマートフォンを含む)が使用され、撮影装置3の装置筐体には、比較的広いLCD等の表示部11と、情報処理時のメニュー選択等に使用する操作部12とが配置される。
【0018】
操作部12は、検索サーバ1との交信開始時、あるいは適宜のタイミングで検索サーバ1から送信されて表示部11に表示されるカテゴリ情報の選択にも使用される。
【0019】
また、検索結果が複数候補として表示された場合には、これらの中から選択することができる。
【0020】
また、撮影装置3には、上記表示部11、操作部12、カメラ部10に加え、制御部3aにより制御されて撮影時の撮影位置を取得する撮影位置取得手段9(GPS)と、大きさ情報取得手段13と、撮影が接写モードで撮影されたときにセットされる接写フラグ14とが設けられる。後述するように、本例において撮影対象の大きさは、撮影画像2の撮影時のカメラ諸元から求めるように構成されることに対応し、大きさ情報取得手段13は、焦点合致状態におけるカメラ部10の焦点距離を検出する焦点距離検出手段13aと、CCDの大きさ等、カメラの基本仕様を取得するカメラ諸元取得手段13bとからなる。
【0021】
撮影装置3は、撮影画像2とともに、上記撮影位置情報、焦点距離、カメラ諸元、接写フラグ状態、および利用者により選択されたカテゴリ情報を交信手段8、インターネット等のネットワーク15を経由して検索サーバ1に送信する。
【0022】
一方、検索サーバ1は、制御部1aにより制御されて動作するデータベース4、検索手段6、画像解析手段5、および出力データ生成手段16を有し、交信手段1bを介してネットワーク15に接続される。
【0023】
データベース4には、検索対象物の名称、説明等からなる対象物特定情報と、地理的分布範囲、カテゴリ、および画像属性が格納される。対象物特定情報には、予め撮影した対象物の画像を含めることができる。検索対象物の説明には、例えば、当該対象が絶滅種、あるいは絶滅危惧種である等の情報を含めることができる。
【0024】
地理的分布範囲欄には、検索対象物が観察可能な範囲、すなわち、検索対象物が生物の場合には生息範囲、建築物等の地物の場合には、該地物を撮影することのできる範囲が経緯度により格納される。地理的分布範囲には、都市部におけるGPSの精度低下を見越した値を設定しておくことができる。
【0025】
カテゴリ欄には、検索対象物の種別が格納され、本例において検索対象物は、植物、動物、昆虫、鳥、魚、岩石、建築物等に区分され、各々カテゴリとしてこれらのいずれかが振り当てられる。
【0026】
画像属性は、撮影画像2に所定の処理を施して得られる属性が格納され、本例では、大きさ、色彩、および形状が格納される。大きさは、撮影対象を外接する矩形枠に収まるように撮影した場合の横、縦寸法で与えられ、色彩は、全体の色調が表現できるデータ形式、例えば、所定の画素数で対象物を撮影した際の平均RGB階調数、あるいはRGB分布等が使用される。
【0027】
画像解析手段5は、撮影装置3から送信された撮影画像2の解析を行い、画像のコントラスト等を使用して焦点合致領域を抽出する焦点合致領域抽出部5a、抽出された部分画像の画素構成に基づいて上述したデータベース4の色彩の定義に基づく値を演算する色彩分析部5b、焦点合致領域抽出部5aにおいて抽出された部分画像に対する細線化、あるいは輪郭抽出を行って部分画像の輪郭(形状)を求める輪郭抽出部5c、および輪郭抽出部5cにより求めた輪郭から撮影対象の大きさを求めるサイズ演算部7とを有する。
【0028】
図2(c)に示すように、サイズ演算部7は、図2(b)に示す撮影画像2から上記焦点合致領域抽出部5aにより抽出した領域に外接する矩形枠17の縦横寸法y、x、正確には、矩形枠17の縦横方向の画素数(p,p)に1画素当たりの実寸(Rpy,Rpx)を掛け合わせて撮影対象の大きさ(y,x)を求める。
【0029】
図2(a)に示すように、撮影装置3のCCDの縦方向寸法を(V)、縦方向画素数を(p)、撮影装置3のレンズ10aから撮影対象までの距離(対物距離)を(L)、焦点距離を(f)、レンズ10aからCCDまでの距離を(a)とすると、縦方向の撮影範囲(R)は、
=L×V/a
が成立し、上述した縦方向における1画素当たりの撮影対象の実寸(Rpy)および撮影対象の大きさ(y)は、
py=Ry/
(L×(V/p))/a
=(LV)/(ap
y=p×Rpy ・・・(1)
で与えられる。
【0030】
同様に、撮影装置3のCCDの横方向寸法を(H)、横方向画素数を(p)とすると、横方向の撮影範囲(R)は、
=L×H/a
が成立し、上述した横方向における1画素当たりの撮影対象の実寸(Rpx)及び撮影対象の大きさ(x)は、
px=R/p
=(L×(H/p))/a
=(LH)/(ap
x=p×Rpx ・・・(2)
で与えられる。
【0031】
対物距離(L)は、カメラ部10のオートフォーカス操作時に演算が行われる場合には、撮影装置3から出力される演算値をそのまま使用することも可能であるが、撮影画像2から以下の計算により概略値を求めることができる。
【0032】
すなわち、焦点が合っている画像の対物距離(L)と焦点距離(f)との間には、レンズの公式から
1/a+1/L=1/f
L=af/(a-f)・・・(3)
が成立し、
また、図2(a)に示すように、対物距離(L)における焦点合致領域の高さ寸法を(n)とし、かつ、対物距離(m)で焦点が合って高さ寸法(n)が画郭高の全域を占めた場合を仮定すると、
m=af/(a-f)・・・(4)
が成立する。
【0033】
対物距離(L)は画郭の上下または左右方向において比例関係を保持して変化すると仮定することにより求めることができる。例えば、上下方向における比例関係が保持されると仮定すると、
/n=L/m=r・・・(5)
ただし、r=R/nは撮影範囲と焦点合致領域の比
が成立し、Lは(5)式を変形して、
L=mr
=afr/(a-f) ・・・(6)
により求めることができる。
【0034】
なお、以上のサイズ演算部7における演算は、撮影画像2が接写モードにより撮影された場合には、成立しないため、撮影装置3から接写フラグセット信号が送信されている場合には、サイズ演算部7における演算は行われず、さらに、後述する検索手段6における検索キーとして大きさ情報は使用されない。
【0035】
検索手段6は、先ず、撮影装置3から送信される撮影位置情報に基づいて、データベース4の地理的分布範囲に撮影位置情報が含まれるデータを検索する。交信開始時に撮影装置3にカテゴリ情報を送信し、あるいは予め撮影装置3にカテゴリ情報が組み込まれていて利用者によるカテゴリ選択が可能な状態の場合には、カテゴリを一次検索キーとして使用し、抽出したデータデータ群からさらに撮影位置を使用した絞り込みを行うことができる。
【0036】
検索手段6は、以上のようにして適数に絞り込んだデータ群に対してさらに大きさ、色彩、形状等を検索キーとする絞り込みを行って最終検索結果を抽出する。
【0037】
検索手段6における最終検索結果は、必ずしも1個に限られることはなく、複数の候補を抽出することが可能であり、この場合、候補となる条件は、例えば、各検索項目での一致度合いを予め数値化し、合計値が所定の値以上の対象について検索結果として出力することができる。また、複数候補の選択に際し、予め各検索項目に重みを付与して項目間の重要度を設定し,データベース4に記憶しておくこともできる。
【0038】
出力データ生成手段16は、上記検索手段6における最終検索結果を撮影装置3の表示部11に表示するデータ、あるいは撮影装置3との間でカテゴリ選択のための通信を行う場合には、データベース4内のカテゴリ情報を選択情報として表示するデータを生成する。検索結果の表示には、データベース4の名称、説明、等のテキストデータに加えて、あるいはこれらに代えて、撮影画像2が使用でき、これを表示すると、利用者による検索対象物の正否確認が容易になる。
【0039】
また、併せて検索項目での一致度合いを数値化し、その値を表示してもよい。
【符号の説明】
【0040】
1 検索サーバ
2 撮影画像
3 撮影装置
4 データベース
5 画像解析手段
6 検索手段
7 サイズ演算部
8 交信手段
図1
図2