(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態における回路基板を、添付図面を参照して説明する。
1.第1の実施の形態
第1の実施の形態では、複数の放熱フィンを備えるヒートシンクからなる放熱体を備える回路基板について説明する。
【0012】
(1−1)回路基板の構成
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる回路基板1の断面構造を示す断面図である。
図1に示すように、回路基板1は、プリント基板10と、電子部品21と、ヒートシンク22とを備える。電子部品21およびヒートシンク22は、プリント基板10に熱的に接続される。電子部品21の非電極部21aおよびヒートシンク22とプリント基板10とは、熱伝導性を有する接着層23を介して固着される。これにより、電子部品21と、プリント基板10に挿入された熱伝導部材15と、ヒートシンク22とが、熱伝導性の低い層を介さずに接続され、電子部品21の熱が熱伝導部材15を通じて直接ヒートシンク22に拡散する。
【0013】
図2は、プリント基板10の断面構造を示す断面図である。プリント基板10は、絶縁基板11と、導体パターン層12と、貫通孔13と、第1の金属めっき層であるスルーホールめっき層14と、熱伝導部材15と、第2の金属めっき層である表面めっき層16とを備える。プリント基板10の表面には、回路パターン18と、熱伝導パターン17とが設けられている。回路パターン18は、導体パターン層12と、スルーホールめっき層14と、表面めっき層16とが一体に形成され、かつ熱伝導部材15と熱的に接続されていない層である。熱伝導パターン17は、導体パターン層12と、スルーホールめっき層14と、表面めっき層16とが一体に形成され、熱伝導部材15と熱的に接続された層である。熱伝導パターン17は、プリント基板10の熱伝導部材15挿入部分に形成される。
【0014】
絶縁基板11は、絶縁層のみで構成された単層構造である。導体パターン層12は、絶縁基板11の両面に設けられ、所定のパターン形状を有する。導体パターン層12が設けられた絶縁基板11には、電子部品21の非電極部21aが対向することになる部分に、貫通孔13が設けられている。貫通孔13の内壁には、スルーホールめっき層14が形成される。スルーホールめっき層14は、貫通孔13の内壁と絶縁基板11の両面に形成された導体パターン層12の表面とを被覆して形成される。スルーホールめっき層14が設けられた貫通孔13内には、熱伝導部材15が圧入される。貫通孔13内に熱伝導部材15が挿入された絶縁基板11の両面には、表面めっき層16が形成される。表面めっき層16は、絶縁基板11の表面および裏面のそれぞれにおいて、導体パターン層12と熱伝導部材15の端面とを連続的に被覆するように形成される。
【0015】
そして、
図1に示すように、電子部品21の非電極部21aは、プリント基板10の一方の面において、接着層23を介して熱伝導パターン17と固着される。これにより、電子部品21と熱伝導部材15とが熱的に接続される。また、電子部品21の低電位側電極部21bおよび高電位側電極部21cは、プリント基板10の一方の面において、導電性を有する接着層24を介して回路パターン18と固着される。これにより、電子部品21と回路パターン18とが電気的に接続される。
ヒートシンク22は、プリント基板10の他方の面において、接着層23を介して熱伝導パターン17と固着される。これにより、ヒートシンク22と熱伝導部材15とが熱的に接続される。
【0016】
絶縁基板11は、低導電率であり、難燃性、耐熱性、耐湿性、寸法安定性、耐薬品性等に優れ、スルーホールめっき層14を設けた両面プリント配線板に適した材料からなることが好ましい。このような絶縁基板11としては、FR−4(Flame Retardant Type4)、FR−5(Flame Retardant Type5)、CEM−3(Composite Epoxy Material Grade3)またはBT(Bismaleimide-Triazine)レジン等が挙げられる。
導体パターン層12は、従来用いられる金属材料、例えば銅(Cu)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、タングステン(W)、アルミニウム(Al)、金(Au)、銀(Ag)もしくはチタン(Ti)等、またはこれら金属材料を主体とする合金等により形成される。
【0017】
スルーホールめっき層14は、例えば銅からなり、無電解銅めっきにより形成される。
スルーホールめっき層14は、銅以外の金属材料、例えばコバルト(Co)、ニッケルもしくは銀等、またはこれら金属材料を主体とする合金等であってもよい。スルーホールめっき層14の厚みは、20μm以上40μm以下であることが好ましい。
熱伝導部材15は、熱伝導率が高く、加工性に優れる金属材料で形成されることが好ましい。金属材料同士の接触により熱伝導部材15が抜けにくくなるとともに、熱伝導部材15を介して電子部品の熱がよく拡散されるからである。このような金属材料としては、例えば銅、ニッケルまたはアルミニウム等が挙げられる。
【0018】
熱伝導部材15の直径は、貫通孔13の直径よりもやや小さく、貫通孔13に挿入可能な形状とされる。また、熱伝導部材15の体積は、熱伝導部材15挿入前の貫通孔13の容積に対して101%以上110%以下であることが好ましい。熱伝導部材15の体積が101%未満である場合には、熱伝導部材15がプレス加工により貫通孔13に圧入されても熱伝導部材15がスルーホールめっき層14に十分に密着しないおそれがある。また、熱伝導部材15の体積が110%以上である場合には、プレス加工時の圧力によって絶縁基板11が破損するおそれがある。ここで、上述の貫通孔13の容積は、スルーホールめっき層14形成後の容積とする。
【0019】
表面めっき層16は、例えば無電解めっき、電解めっき、イオンプレーティング、スパッタリングまたは真空蒸着等により形成される。表面めっき層16は、めっき加工性や、表面めっき層16に対して付与したい耐腐食性、強度等の性質に合わせて選択された金属材料からなることが好ましく、特に銅からなることが好ましい。
電子部品21は、従来プリント基板10に実装される発熱する電子部品である。特に、電子部品21が、例えば、高輝度LED(Light Emitting Diode)、パワーMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)等の高出力部品である場合には、回路基板1においてより高い放熱効果が得られる。
【0020】
ヒートシンク22は、主面部22aと、主面部からほぼ垂直に延出された複数の放熱フィン22bを備える。ヒートシンク22は、熱伝導率の高い金属材料、例えば銅(Cu)、アルミニウム(Al)からなることが好ましい。放熱性が向上するためである。
接着層23は、高い熱伝導率を有する材料、例えばはんだ等の金属ペーストを硬化させた層である。
接着層24は、導電性を有する材料、例えばはんだ等の金属ペーストを硬化させた層である。接着層23および接着層24は、高い熱伝導性と導電性の双方を有するはんだ等の材料で形成されることが好ましい。製造工程が容易となるためである。
【0021】
(1−2)回路基板の製造方法
図3(a)〜
図3(g)は、
図1の回路基板1の製造工程を示す断面図である。回路基板1の製造方法を、以下で説明する。
まず、絶縁基板11の両面に、例えば銅箔を貼り付けることにより導体層12aを設ける。導体層12aは、パターン形成前の一様な層である。この後、絶縁基板11および導体層12aを貫通する貫通孔13を形成する(
図3(a))。貫通孔13は、切削ドリル加工や打ち抜き加工等によって形成される。次に、貫通孔13の内壁の表面と絶縁基板11の両面に設けられた導体層12aの表面とに、スルーホールめっき層14を形成する(
図3(b))。
【0022】
貫通孔13から突出する形状の熱伝導部材15を、表面にスルーホールめっき層14が形成された貫通孔13に挿入する(
図3(c))。プレス加工前の熱伝導部材15としては、スルーホールめっき層14形成後の貫通孔13の直径よりもやや小さい直径を有する柱状部材を用いる。貫通孔13への挿入を容易とするためである。貫通孔13に挿入した熱伝導部材15をプレス金型20で熱伝導部材15の軸方向にプレス加工して、熱伝導部材15を塑性変形させ、熱伝導部材15を貫通孔13に圧入する(
図3(d))。これにより、熱伝導部材15は、貫通孔13内でスルーホールめっき層14と密着する。
【0023】
熱伝導部材15の圧入後、表面めっき層16を形成する(
図3(e))。表面めっき層16は、スルーホールめっき層14と熱伝導部材15の端面とを連続的に被覆するように形成される。続いて、積層して形成された導体層12a、スルーホールめっき層14および表面めっき層16の一部をエッチング処理等により除去して、熱伝導パターン17および回路パターン18を形成する(
図3(f))。
図2および
図3(f)において、導体パターン層12は、所定のパターン形状に形成された導体層12aである。
【0024】
熱伝導パターン17および回路パターン18は、例えば、下記の手順により形成される。表面めっき層16の表面に感光性樹脂被膜を形成し、所定のパターン形状に対応する位置の感光性樹脂被膜が残存するように感光性樹脂被膜の一部を感光させる。感光性樹脂被膜の一部をエッチング処理により除去する。残存した感光性樹脂被膜をマスクとして導体層12a、スルーホールめっき層14および表面めっき層16にエッチング処理を施す。これにより、熱伝導パターン17および回路パターン18が形成されたプリント基板10を得る。
なお、以上の
図3(a)〜
図3(f)では、プリント基板10の製造工程を示したが、実際には複数のプリント基板10が連続して形成された集合プリント基板を作製する。また、
図3(f)の工程後、各プリント基板10を切り離す工程を備える。これにより、複数のプリント基板10が同時に形成される。
【0025】
続いて、プリント基板10の一方の面の熱伝導パターン17および回路パターン18に、接着層23および接着層24を介して電子部品21を固着させる。熱伝導パターン17上に熱伝導性接着剤を付着させ、回路パターン18上に導電性接着剤を付着させる。そして、熱伝導性接着剤と電子部品21の非電極部21aとが接触し、導電性接着剤と電子部品21の低電位側電極部21bおよび高電位側電極部21cがそれぞれ接触するように、電子部品21を配置する。熱伝導性接着剤と導電性接着剤とを固化させることにより、接着層23と接着層24とが形成される(
図3(g))。
同様にして、プリント基板10の他方の面の熱伝導パターン17に、接着層23を介してヒートシンク22を固着させる(
図3(g))。これにより、電子部品21と、熱伝導部材15と、ヒートシンク22とが、樹脂層等の熱伝導性の低い層を介することなく熱的に接続される。
【0026】
以上のようにして作製した回路基板1では、熱伝導部材15の熱伝導率が、絶縁基板11を形成する材料の一部である樹脂材料の熱伝導率よりも十分に高くなる。例えば、熱伝導部材15を形成する金属材料の一例である銅の熱伝導率は380[W/mK]程度である。また、絶縁基板11の一例であるFR−4の主要材料であるエポキシ樹脂の熱伝導率は0.3[W/mK]程度である。このため、電子部品の熱は、熱伝導部材15に伝わりやすく、絶縁基板11に伝わりにくい。すなわち、電子部品21の熱は、熱伝導部材15を介してヒートシンク22に効率的に拡散する。また、電子部品21の熱が、熱伝導率の低い絶縁基板11に拡散しにくいため、電子部品21の熱による他の電子部品の損傷が生じにくい。
【0027】
また、金属製の熱伝導部材15の膨張率は、上述の絶縁基板11の膨張率と近い。このため、熱伝導部材15や絶縁基板11の熱膨張によって、プリント基板10、電子部品21等の実装部品、プリント基板10と電子部品21とを接続する接着層23等がクラック等の損傷が生じにくいという効果も奏する。
さらに、熱伝導部材15が貫通孔13内壁に形成されたスルーホールめっき層14と密着し、かつ熱伝導部材15の端面が表面めっき層16により蓋状に覆われる。このため、熱伝導部材15が貫通孔13内でしっかりと保持されて、熱伝導部材15が貫通孔13内で上下することによる電子部品21やヒートシンク22の外れや破損が生じにくい。
【0028】
2.第2の実施の形態
第2の実施の形態では、プリント基板と電子部品とを外装する外装体からなる放熱体を備える回路基板について説明する。
(2−1)回路基板の構成
第2の実施の形態の回路基板は、放熱体として、プリント基板および電子部品を収容する外装体を備える。第2の実施の形態の回路基板は、外装体以外は第1の実施の形態の回路基板と同様である。このため、以下では、外装体についてのみ説明する。
【0029】
図4は、本発明の第2の実施にかかる回路基板31の断面構造を示す断面図である。
図4に示すように、回路基板31は、プリント基板10と、電子部品21と、外装体32とを備える。
図4で示す回路基板31において、第1の実施の形態の回路基板1と共通の部分(外装体32以外の各部)には、
図1と共通の参照符号を付す。
外装体32は、プリント基板と電子部品とを内部に収容する筐体、部品カバー等である。外装体32は、接着層23を介してプリント基板10に熱的に接続される。これにより、電子部品21と熱伝導部材15と外装体32とが、熱伝導性の低い層を介さずに接続され、電子部品21の熱が熱伝導部材を通じて直接外装体32に拡散する。
【0030】
外装体32には、複数の熱伝導部材15が接続される。電子部品21と熱伝導部材15とが熱的にのみ接続されていれば、複数の電子部品21同士が外装体32を介して短絡するおそれがないためである。
外装体32は、例えば、熱伝導率の高い金属材料、熱伝導性の高いセラミック、またはこれら材料から選択される2種以上の材料等で形成される。金属材料としては、銅(Cu)、アルミニウム(Al)等が挙げられる。外装体32が金属材料で形成される場合には、高い放熱性が得られるため好ましい。セラミックとしては、窒化アルミニウム(AlN)、炭化ケイ素(SiC)等が挙げられる。また、外装体32は、セラミック繊維が混合された樹脂材料等で形成されてもよい。
【0031】
(2−2)回路基板の製造方法
プリント基板10は、第1の実施の形態と同様の方法(
図3(a)〜
図3(f))により製造される。また、電子部品21は、第1の実施の形態と同様の方法によりプリント基板10に固着される。
外装体32は、次のようにしてプリント基板と固着される。一方の面に電子部品21を実装したプリント基板10を準備する。プリント基板10の他方の面の熱伝導パターン17上に、熱伝導性接着剤を付着させる。プリント基板10を外装体32内に収容し、熱伝導性接着剤を介して外装体32の内壁とプリント基板10とを密着させる。熱伝導性接着剤を固化させて接着層23を形成することにより、電子部品21を実装したプリント基板10と、外装体32とを固着し、回路基板31を得る。
【0032】
第2の実施の形態の回路基板31は、放熱体として放熱面積の大きい外装体32を備える。このため、電子部品21の熱が、熱伝導部材15を通じて外装体32の全面で放熱される。なお、外装体32は放熱面積が大きいため、金属材料と比較して熱伝導性の低い樹脂材料で形成された場合でも、一定の放熱効果を得ることができる。
【0033】
3.第3の実施の形態
第3の実施の形態では、絶縁基板内部に導体層を有する多層基板を絶縁基板とした回路基板について説明する。
(3−1)回路基板の構成
第3の実施の形態の回路基板は、絶縁基板として導体層と絶縁層とが複数層に積層された多層基板を備える。また、第3の実施の形態の回路基板は、電子部品とプリント基板内層の電源グランド層との電気的接続と、電子部品の放熱とを兼ねる熱伝導部材を備える。
【0034】
図5は、第3の実施の形態にかかる回路基板51の断面構造を示す断面図である。
図6(a)は、回路基板51のプリント基板40の断面構造を示す断面図である。
図6(b)は、プリント基板40の導体層41b部分の断面構造を示す断面図である。
図6(a)は、
図6(b)のプリント基板40のa−a線に沿った断面を示す断面図である。
図6(b)は、
図6(a)のプリント基板40のb−b線に沿った断面を示す断面図である。なお、
図5で示す回路基板51、
図6(a)および
図6(b)で示すプリント基板40の断面図において、第1の実施の形態の回路基板1と共通の部分(多層基板41以外の各部)には、
図1と共通の参照符号を付す。
【0035】
図5に示すように、回路基板51は、プリント基板40と、電子部品21と、ヒートシンク22とを備える。以下、プリント基板40について説明する。
図6(a)に示すように、プリント基板40は、絶縁基板である多層基板41と、導体パターン層12と、貫通孔13と、スルーホールめっき層14と、熱伝導部材15と、表面めっき層16とを備える。貫通孔13は、電子部品21の低電位側電極部21bが対向する多層基板41の一部に設けられる。熱伝導部材15は、貫通孔13内に圧入されている。
【0036】
プリント基板40の一方の表面には、電子部品21の低電位側電極部21bが固着される熱伝導パターン47と、電子部品21の非電極部21aおよび高電位側電極部21cが固着される回路パターン18とが形成される。また、プリント基板40の他方の表面には、ヒートシンク22が固着される熱伝導パターン47が形成される。熱伝導パターン47は、熱伝導パターン17と同様の構成である。電子部品21の低電位側電極部21bは、導電性と熱伝導性を有する、はんだ等からなる接着層43を介して熱伝導パターン47と接続される。
【0037】
多層基板41は、絶縁層41aと、絶縁層41aを介して積層された導体層41bおよび導体層41cとを備える。
絶縁層11aは、例えばFR−4からなる。FR−4は、多層積層構造の形成性に優れ、貫通孔13を形成するための切削ドリル加工や打ち抜き加工に適した性質を有するため好ましい。
【0038】
導体層41bは、
図6(b)に示すように、スルーホールめっき層14を介して熱伝導部材15と接触している。これにより、電子部品21の低電位側電極部21bと導体層41bとが電気的に接続される。
このとき、導体層41bは、熱伝導部材15近傍の周囲のパターンを部分的につなげた形状を有する。これにより、電子部品21と導体層41bとの電気的接続が維持されるとともに、電子部品21の熱が熱伝導部材15を介して導体層41bの全体に拡散することを抑制する。
【0039】
導体層41cは、図示しないスルーホールめっき層等により、プリント基板40表面の回路パターン18と電気的に接続される。導体層41cは、所定のパターン形状を有し、回路基板51における実装密度を向上させる。
導体層41bおよび導体層41cは、従来用いられる金属材料、例えば銅(Cu)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、タングステン(W)、アルミニウム(Al)、金(Au)、銀(Ag)もしくはチタン(Ti)等、またはこれら金属材料を主体とする合金等により形成される。
【0040】
第3の実施の形態の回路基板51は、熱伝導部材15が、電子部品21とヒートシンク22とを熱的に接続するとともに、電子部品21と導体層41bとを電気的に接続する。このように、熱伝導部材15が、プリント基板40裏面へ熱拡散を行う役割とともに、プリント基板40の内層である導体層41bとの電気的接続の役割との双方を有してもよい。