(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
請求項2に記載の方法であって、前記ハンドヘルドコンピュータにより、ワードプロセッシングアプリケーションのマッピング、スプレッドシートアプリケーションのマッピングおよびプレゼンテーションアプリケーションのマッピングに一部基づき前記データ構造を解析するステップをさらに含むことを特徴とする方法。
請求項1に記載の方法であって、前記ハンドヘルドコンピュータにより、タッチスクリーンを用いて制御入力を受け取り、見出しマップ一覧を前記第1のディスプレイ部分に半透明のオーバーレイとして表示するステップをさらに含み、前記半透明のオーバーレイは、複数の前記マップ一覧項目の一部分を含むことを特徴とする方法。
請求項1に記載の方法であって、前記ハンドヘルドコンピュータにより、前記異なるマップ一覧項目の選択に関連付けられた制御入力を受け取り、前記異なるマップ一覧項目に関連付けられた内容の前記プレビューを、前記第1のディスプレイ部分に隣接して配置された前記第2のディスプレイ部分に生成するステップをさらに含むことを特徴とする方法。
請求項1に記載の方法であって、前記ハンドヘルドコンピュータにより、前記第1のディスプレイ部分のサイズが前記第2のディスプレイ部分のサイズとほぼ等しくなるようにディスプレイを位置決めするステップをさらに含むことを特徴とする方法。
請求項1に記載の方法であって、前記ハンドヘルドコンピュータにより、タッチスクリーンを用いてナビゲートするための制御入力を受け取り、見出しマップ一覧を前記第1のディスプレイ部分に半透明のオーバーレイとして表示するステップをさらに含み、前記半透明のオーバーレイは、複数の前記マップ一覧項目の一部分を含むことを特徴とする方法。
請求項7に記載の方法であって、前記ハンドヘルドコンピュータにより、複数の前記マップ一覧項目をナビゲートする一部としてフリック入力を受け取るステップをさらに含むことを特徴とする方法。
請求項8に記載の方法であって、前記ハンドヘルドコンピュータにより、複数の前記マップ一覧項目をナビゲートする一部としてパン入力を受け取るステップをさらに含むことを特徴とする方法。
請求項1に記載の方法であって、前記ハンドヘルドコンピュータにより、複数の前記マップ一覧項目の1つまたは複数とともに、いくつかのコメントに関連付けられた1つまたは複数のコメント記号を前記第1のディスプレイ部分に表示し、コメントの選択の後に前記ファイルのコメントされた部分へとナビゲートするステップをさらに含むことを特徴とする方法。
請求項11に記載のデバイスであって、前記マップジェネレータは、前記第1のデータ構造で動作可能なアプリケーションの前記種類に一部基づいて、前記第1のデータ構造を解析するように動作することを特徴とするデバイス。
請求項13に記載のデバイスであって、前記マップジェネレータは、前記第1のデータ構造を解析し、エクステンシブルマークアップランゲージ(XML)データ構造の要素に対応し、ワードプロセッシングアプリケーション、スプレッドシートアプリケーションおよびプレゼンテーションアプリケーションから選択されたグループのうちの1つの要素に対応する前記一覧項目を供給するように動作することを特徴とするデバイス。
請求項15に記載のデバイスであって、前記コメントマネージャは、前記対話型インターフェイスに対する入力を受け取ると、コメントされた部分にナビゲートするようにさらに動作可能であることを特徴とするデバイス。
請求項17に記載のプログラムであって、該プログラムは、情報を供給するために、前記ハンドヘルドコンピュータに、前記選択情報の前記プレビューを、ナビゲートのために前記リンクされた一覧項目に隣接した前記ハンドヘルドコンピュータのディスプレイの前記第2の領域に提示するステップをさらに実行させることを特徴とするプログラム。
請求項17に記載のプログラムであって、該プログラムは、情報を供給するために、前記ハンドヘルドコンピュータに、リンクされた一覧項目の一部としてコメントを提示するステップをさらに実行させることを特徴とするプログラム。
請求項17に記載のプログラムであって、該プログラムは、情報の提供のために、前記ハンドヘルドコンピュータに、前記リンクされた一覧項目と対話するための前記制御入力としてフリック、タップ及びパン操作を受け取るステップをさらに実行させることを特徴とするプログラム。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1は、例示的な通信環境100のブロック図である。一実施形態では、通信環境100のコンポーネントは、環境100のユーザに通信機能および通信フィーチャを実現するように動作する。図示のように、例示的な通信環境100は、ネットワーク化され関連付けられたコンピューティングデバイス/システム、および関連する通信インフラストラクチャを含む。環境100は、複数の通信ネットワーク、サーバコンポーネント(例えば、ウェブサーバ102、コラボレーションサーバ104、ファイルサーバ106など)、および/または様々な通信機能を有するクライアントデバイス/システム(例えば、スマートフォン108、ラップトップ110、デスクトップ112など)を含むことができる。
【0008】
図1の例によって示すように、スマートフォン108は、通信経路114を介してネットワークに結合され、ラップトップ110は、通信経路116を介してネットワークに結合され、デスクトップ112は、通信経路118を介してネットワークに結合されている。各経路は、エンドユーザに通信機能、および他の機能を実現するように寄与するいくつかの通信リンク、パスウェイ、および/または他のコンポーネントを含み得ることが理解されよう。例示的な通信環境には、セキュリティで保護されたネットワーク、セキュリティで保護されていないネットワーク、ハイブリッドネットワーク、および/または他の何らかのネットワーク、またはネットワークの組合せの使用が含まれ得る。例によって示すものであり、限定するものではないが、環境100は、有線ネットワーク、または直接有線接続などの有線媒体、および/またはアコースティック、無線周波数(RF)、赤外線などの無線媒体、および/または他の有線および/または無線媒体およびコンポーネントを含むことができる。
【0009】
図2は、例示的なコンピューティングデバイス200のブロック図である。
図2に示すように、一実施形態に係るデバイスは、対話型インターフェイス202、マップまたは一覧ジェネレータ204、ディスプレイマネージャ206、コメントマネージャ210、通信コンポーネント212、およびアプリケーション214を含む。例えば、デバイス200は、対話型タッチ式インターフェイス、およびWINDOWS(登録商標) MOBILEアプリケーションフィーチャを含むスマートフォンとして構成することができ、本明細書に記載の様々な機能およびフィーチャを含むように構成することができる2つの例示的なハンドヘルドコンピューティングデバイスには、VERIZON(登録商標) HTC(登録商標) IMAGIOモデル、またはSAMSUNG(登録商標) OMNIAOMNIA IIモデルなどがある。
【0010】
以下で説明するように、対話型インターフェイス202を用いて、対話型制御、通信、および/または他のフィーチャを実現するステップの一部として制御入力を生成することができる。例えば、ユーザは、対話型インターフェイス202(例えば、タップ入力、スタイラス入力など)を用いて、アプリケーションを開く、すなわちスプレッドシートアプリケーション、ワードプロセッシングアプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、または他の何らかのユーザアプリケーションを開くなどして、ファイル、もしくはファイルのある部分と対話操作および/または閲覧することができる。
【0011】
一実施形態では、対話型インターフェイス202に対する入力(例えば、ユーザがタップ、フリック、スワイプするなど)が、呼び出したアプリケーションに、ファイル、または他のデータ構造(例えば、文書、スプレッドシートなど)を開かせる制御入力またはコマンドとなり、それによってマップジェネレータ204が(呼び出されて)、ナビゲート可能なマッピング出力を生成するステップの一部として、基礎となるファイルまたはデータ構成に関連付けられたデータ構造を使用することになる。一実施形態では、マップジェネレータ204は、一覧項目のナビゲート可能なマップ、および/または関連付けられたマッピングを含む第2のデータ構造に対応するナビゲート可能なマッピング出力を生成するように動作することができる。第2のデータ構造は、第1のデータ構造のアスペクトを提示および/またはナビゲートするステップの一部として使用することができる。
【0012】
一実施形態では、マップジェネレータ204は、ナビゲート可能なマップ項目一覧、ならびに基礎となるアプリケーションに対応するXMLデータ構造の要素および/または他の部分へのマッピングを生成するステップとの一部として、拡張マークアップ言語(XML)データ構造を解析するように動作することができる。例えば、スプレッドシートファイル、ワードプロセッシングファイル、プレゼンテーションファイル、および他のファイルを、XMLベースの文書として書式設定することができ、こうした文書を、マッピング済、またはリンク済のデータ構造を生成するステップを含めて、発見可能な(discoverable)属性を識別し、組織するステップの一部として解析することができる。
【0013】
例として、マップジェネレータ204を用いて、文書項目の一覧、および対応する文書部分へのマッピングを含むナビゲート可能な見出しマップ(document map)、スプレッドシート項目の一覧、および対応するスプレッドシート部分へのマッピングを含むナビゲート可能なスプレッドシートマップ、プレゼンテーション項目の一覧、および対応するスライド部分へのマッピングを含むナビゲート可能なプレゼンテーションマップなどを生成することができる。これらの例のそれぞれでは、マップジェネレータ204は、基礎となるアプリケーションの種類、および/またはファイルの種類に一部基づいて、ナビゲート可能なマップ出力、および関連付けられたマッピングを生成するように動作し、この動作について以下でさらに論じる。
【0014】
ディスプレイマネージャ206によって、ナビゲート可能なマッピング出力を用いて、マップ項目一覧の全体、もしくは一部分、および/または一覧の各項目にマッピングされた対応するファイルもしくはデータ構成部分(例えば、文書のコンテンツ、スプレッドシートアプリケーションの一部、スライドのコンテンツなど)のプレビューをデバイスのディスプレイに表示することができる。例えば、ディスプレイマネージャ206は、タッチスクリーンを区分けして、マップ項目一覧の全てまたは一部分をタッチスクリーンの第1の画定された領域に表示し、マップ項目一覧のプレビューを第2の画定された領域に表示するように動作することができる(
図4〜9参照)。
【0015】
一実施形態では、ディスプレイマネージャ206は、アルファブレンドフィーチャを用いて、マップ項目一覧の全てまたは一部分を含む半透明のオーバーレイを生成することができ、このオーバーレイは、対話型インターフェイス202の第1のディスプレイ領域内に移動可能に配置される。ディスプレイマネージャ206は、ユーザが対話型インターフェイス202と対話操作する度に、対話型インターフェイス202を動的に更新する。例えば、ディスプレイマネージャ206は、ユーザがマップ項目一覧の対応する項目をタップした後、タッチスクリーンディスプレイの画定されたプレビュー部分を、異なる文書パーツで動的に更新するように動作することができる。
【0016】
引き続き
図2を参照すると、一実施形態のマップジェネレータ204は、それだけに限られるものではないが、ワードプロセッシングアプリケーション情報、スプレッドシートアプリケーション情報、プレゼンテーションアプリケーション情報、および/または他の情報を解析して、各種のアプリケーションおよび/またはファイル、または他のデータ構造について、ナビゲート可能なマップを生成するように動作する。例示的なワードプロセッシングアプリケーション(例えば、WORDアプリケーション)では、マップジェネレータ204は、ワードプロセッシングデータ構造のコンテンツに関連付けられた見出しマップを生成するステップの一部として、対応するデータ構造を解析するように動作することができる。
【0017】
一実施形態では、マップジェネレータ204は、選択されたワードプロセッシングファイル(例えば、WORD文書)に関連付けられた、コンテンツのテキストのみの表を自動的に生成するステップを含めて、見出しマップを生成するように動作することができる。例えば、マップジェネレータ204は、大見出し、中見出し、小見出しの階層構造を含む、ワードプロセッシング文書用の見出しマップを生成するように動作することができ、上記見出しは、文書の関連付けられた領域またはセクションのプレビューを示すようにアクティブ化することができるリンク、またはハイパーリンクとして構成される。
【0018】
一実施形態のマップジェネレータ204は、以下のように出力を供給する。
【0019】
1)生成された見出しマップの各エントリ(entry)について、最高3単語まで表示される。文書の候補となり得る非表示のテキストは、以下のように扱うことができる。 a)ある単語が非表示の場合、次の非表示でない単語によって置き換えることができる((例えば、XML要素:<hiddenword><nonhiddenword1><nonhiddenword2><nonhiddenword3>の場合、見出しマップのエントリは、<nonhidden1><nonhidden2><nonhidden3>として構築される)(例えば、XML要素:<nonhiddenword1><hiddenword><nonhiddenword2><nonhiddenword3>の場合、見出しマップのエントリは、<nonhiddenword1><nonhiddenword2><nonhiddenword3>として構築される))。
b)非表示の場合、セクション全体をスキップする。かつ/または、
c)非表示の文字をスキップする。
【0020】
2)関連付けられたファイル拡張子(file extension)を有する文書名を、見出しマップツリーのルートエントリとして表示することができる。ユーザがマップの文書名を選択する(例えばタップする、クリックするなど)と、その文書の最上頁にスクロールされる。
【0021】
3)見出しマップ内のエントリは、それらのエントリが文書内で出現するのと同じ順序で表示することができる。
【0022】
4)表内のテキスト以外のテキストだけを、見出しマップの生成用に考慮することができる。
【0023】
一実施形態に係る見出しマップの各エントリは、以下のアスペクト、すなわち、エントリはテキスト形式である、作成者はエントリが閲覧者にとって重要であることを示すことができる、および/または作成者はエントリが文書内のあるセクションの論理上の開始部分であり、特定のレベルに属することを示すことができる、というアスペクトを含み得る。
【0024】
一実施形態に係るマップジェネレータ204は、見出しマップを生成する生成アルゴリズムを以下のように使用する。
【0025】
1)段落の書式設定として、標準の見出しスタイル(例えば、見出し1から見出しn)が文書に使用されている場合、または標準の見出しスタイルに基づいたカスタムスタイルが文書に使用されている場合、関連付けられた文書構成を見出しマップの一部として含める。見出しマップのあるエントリは、対応する文書の直ぐ上のより高いレベルの見出しの子と考えることができる(例えば、見出し1および見出し2は、見出し3にとってより高いレベルの見出しとなる)。直ぐ上のより高いレベルの見出しがない最上レベルのエントリについては、そのエントリが、「文書名」の子になり、すなわちその見出しマップのルートレベルのエントリとなる。
【0026】
2)段落の書式設定として、標準の見出しスタイル、または見出しスタイルに基づいたカスタムスタイルが文書にない場合、以下の代替的生成アルゴリズムを用いて、見出しマップを以下のように生成するように動作するが、下記だけに限られるものではない。
a)改行をセクションの始まりとみなす。
b)改行後の最初の空白以外の文字のフォントサイズ、およびスタイルを用い、以下を含むいくつかのルールを順次適用して、エントリが見出しマップの一部として含まれるかを判定することができるが、下記だけに限られるものではない。
1.フォントサイズが、その文書内で最も頻繁に使用されているフォントサイズよりも小さい場合、そのエントリは無視する。一実施形態では、最も頻繁に使用されるフォントサイズは、改行後の最初の文字のフォントサイズをチェックすることによって判定する。
2.フォントサイズが、その文書内で最も使用されているフォントサイズと同じであり、かつ使用されているフォントスタイルが、太字、斜体、および/または下線である場合、そのエントリを見出しマップに含める可能性のある候補としてマークする。
3.フォントサイズが、その文書内で最も使用されているフォントサイズと同じであり、そのフォントスタイルが標準であり、かつその文書が、最も使用されているフォントサイズよりも大きいフォントサイズを最多で1つ有する場合、そのエントリを見出しマップに含める可能性のある候補としてマークする。かつ/または、
4.フォントサイズが、最も使用されているフォントサイズよりも大きい場合、そのエントリを見出しマップに含める可能性のある候補としてマークする。
c)一実施形態では、生成される見出しマップには、最多で20個のエントリまで表示することができる。エントリの候補数が20個を超える場合、エントリはn番目おきに見出しマップに表示される。nの値は、エントリ候補数を20で除算し、最も近い小さい方の整数に丸めることによって求められる。次いで、エントリの最多数が<word registry keys>\DocMapMaxEntriesのレジストリ内に格納される。レジストリ値は、ファイルを読み込むときに読み取ることができる。かつ/または、
d)見出しマップ内の全てのエントリを、同じレベルに設定することができる。
【0027】
マップジェネレータ204はまた、以下のように動作することもできるが、下記だけに限られるものではない。
【0028】
1)見出しマップに示されるセクションの最初の3単語が、マップ内の対応するエントリとして表示されるように見出しマップを更新する。
【0029】
2)セクションが追加、削除、切り取りされた場合、および/または見出しマップアルゴリズムを修正する動作/要因がある場合、見出しマップを更新しない。
【0030】
3)マップジェネレータ204によって生成された出力を用いて、ディスプレイマネージャ206によって、以下の場合に文書内の正しい位置まで自動的にスクロールすることができるが、下記だけに限られるものではない。
a)見出しマップに表示されたセクションが統合された場合。かつ/または、
b)見出しマップに表示されたセクションの位置が、編集のため文書内の他の場所に移された場合。
【0031】
4)対応するセクションが削除または切り取りされた場合、見出しマップのリンクを削除する。
【0032】
5)見出しマップは保持されず、ユーザが文書を開く度に、見出しマップが生成し直される。かつ/または、
【0033】
6)見出しマップの挙動に影響を及ぼす、文書に対するいかなる編集も元に戻される(undo)場合、見出しマップに対する対応する変更も元に戻される。
【0034】
例示的なスプレッドシートアプリケーション(例えば、EXCEL)では、マップジェネレータ204は、スプレッドシートファイルまたは他のデータ構成に関連付けられたマップ項目一覧を生成するステップの一部として、対応するデータ構造を解析するように動作することができる。一実施形態のマップジェネレータ204は、XMLスプレッドシート文書またはファイルを解析して、シート、表、グラフ、チャート、および他のデータ構成などの関連付けられた属性、コンテンツ、および他の情報を識別するように動作することができる。一意識別子(ID)を用いて、例えばそれぞれのワークシート、関連付けられた属性、および名前など、関連パーツを検出することができる。また、一意識別子を用いて、表および表名、チャートおよびチャート名、範囲およびその名前、グラフィックスおよびその名前など、いかなる埋め込みデータ構造、および関連付けられた名前も検出することができる。
【0035】
例えば、マップジェネレータ204は、XMLベースの文書を解析して、特定の文書構造を表す、XMLベースのあるタグ(例えば、ワークブック名、シート名、チャート名、表名などを定義するタグ)を識別するように動作することができる。こうした解析動作に一部基づいて、マップジェネレータ204は、基礎となるデータ構造に対応するマップ項目一覧を、基礎となるデータ構造と一覧間をナビゲートするように使用されるマッピングまたはリンクとともに生成することができる。
【0036】
例示的なプレゼンテーションアプリケーション(例えば、POWERPOINT)では、マップジェネレータ204は、プレゼンテーションファイルまたは他のデータ構成に関連付けられたマップ項目一覧を生成するステップの一部として、対応するデータ構造を解析するように動作することができる。一実施形態のマップジェネレータ204は、XMLベースのプレゼンテーション文書を解析して、マップ項目一覧を生成し、スライド、セクション、発表者ノート(speaker note)、および/または他のファイル部分など、1つまたは複数のプレゼンテーション部分に関連付けられたマッピングを生成するように動作する。例えば、マップジェネレータ204は、プレゼンテーションファイルを解析して、プレゼンテーションスライドの名前を含むマップ項目一覧を生成することができる。ある個数および種類のコンポーネントについて説明しているが、様々な実施形態によれば、他の個数および種類も含まれ得ることが理解されよう。例えば、所望の実装に従って、コンポーネント機能をさらに分割する、または他のコンポーネント機能と組み合わせることができる。
【0037】
図3は、基礎となるデータ構造に関連付けられたマッピング項目の一覧を生成し、表示する例示的なプロセスを示す流れ図である。例えば、このプロセスは、XMLベースのデータ構造を用いて、表示可能なマップ項目、および基礎となるデータ構造の対応する部分へのマッピングを含む、マッピング済、またはリンク済のデータ構造を生成することができる。一実施形態では、このプロセスは、マップ項目の一部分、およびマップ項目のプレビュー部分を表示するステップの一部として、いくつかのマップ項目を含むマッピング済データ構造を生成するように動作する。300で、文書、スプレッドシート、プレゼンテーション、電子メールなど、基礎となるファイルと対話操作するために使用するアプリケーションの種類に一部基づいて、マッピング済データ構造を生成することができる。例えば、各種のアプリケーションデータ構造(例えば、ワードプロセッシングファイル、スプレッドシートアプリケーションファイルなど)について、異なる解析アルゴリズムまたはルールセットを使用することができる。
【0038】
上記で論じたように、マッピング済データ構造の各項目は、基礎となるデータ構造の対応する部分にマッピングまたはリンクさせることができる。マッピング済データ構造は、表示できる識別可能な項目数を含み、したがってユーザは、特定のマップ項目(例えば、ファイル部分)との関連性を迅速に確認することができ、関連マップ項目に効率良くナビゲートすることができる。例として、ユーザがワードプロセッシング文書を開く際に、その文書用の見出しマップを生成することができ、スプレッドシートが開かれる場合には、スプレッドシートマップを生成することができるといった具合である。代替的実施形態では、関連付けられた何らかのファイルまたはアプリケーションを開く前に、マッピング済データ構造を取り出すことができる。一実施形態では、マッピング済データ構造は、そのマッピングデータ構造に関連付けられた、関連する対話型アプリケーションを閉じる際に保存されない。
【0039】
302で、マッピング済データ構造の全て、もしくは一部分、および/またはマップ項目プレビューを、コンピュータディスプレイに表示することができる。一実施形態では、使用可能なスクリーン空間に一部依存して、マッピング項目一覧の読取り可能な部分をコンピュータディスプレイの第1の領域に表示することができ、デフォルトまたは選択された一覧項目の十分なプレビューをコンピュータディスプレイの第2の領域に表示することができる。例えば、文書パーツの一覧を、タッチスクリーンまたは他のディスプレイインターフェイスの第1の部分に表示することができ、選択されたパーツのプレビューを、タッチスクリーンの第2の部分に表示することができる。一実施形態では、プレビューが、ディスプレイ領域の全面、またはかなりの部分を占めることができ、マップ一覧は、プレビューの一部分に重なるオーバーレイとして含めることができる。
【0040】
304で、コンピュータディスプレイは、ユーザの入力に一部基づいて更新することができる。例えば、ユーザが異なるマップ一覧項目を選択すると、異なる文書パーツのプレビューを表示することができる。一実施形態では、ユーザは、プレビューをタップして、選択した項目またはパーツを、コンピュータディスプレイの全面もしくは大部分、または他のディスプレイを用いて閲覧することができ、一覧をディスプレイに非表示にするステップ、または消すステップが含まれる。
図3の例示的な流れ図では、ある数、およびある順序の動作について説明しているが、所望の実装に従って、他の数および他の順序を使用できることが理解されよう。
【0041】
図4は、例えばWINDOWS(登録商標) MOBILEアプリケーションプログラムを使用しているスマートフォンなどの例示的なハンドヘルドコンピューティングデバイス400のブロック図である。図示のように、一実施形態によれば、ディスプレイインターフェイス404の閲覧可能領域402は、いくつかのディスプレイ部分406〜410に区分けされるが、それだけに限られるものではない。例えば、ディスプレイマネージャまたはウィンドウマネージャを用いて、閲覧可能領域402を、ある情報を含めることができる個別のパーティションに区分けすることができる。
【0042】
図4に示す例では、閲覧可能領域402は、システムトレイを表示する第1の部分406と、コンテンツを表示する第2の部分408と、見出しマップを表示する第3の部分410とに区分けされている。一実施形態では、第2の部分と、第3の部分とに、ほぼ同じ閲覧可能領域が与えられている(例えば、寸法「a」は、寸法「b」にほぼ等しいか、または等しい(例えば、a=b=x/2))。
図4の例に示すように、第2の部分408は、コンテンツの表示専用であり、第3の部分410は、一覧項目の表示専用である。
【0043】
図5A〜5Cは、例示的なハンドヘルドコンピューティングデバイス500の様々なフィーチャを示すブロック図である。例えば、デバイス500は、様々なアプリケーション、通信、および他のユーザフィーチャを含むスマートフォンタイプとして構成することができる。
図5Aに示すように、デバイス500は、ディスプレイ領域502と、いくつかの対話型ツール504〜510と、例示のワードプロセッシング文書のディスプレイ部分とを含む。
【0044】
一実施形態では、マップツール504を操作(例えばタップ、クリックなど)し、リンクされた項目一覧を含む見出しマップを規定するマッピング済データ構造をトグルして、ディスプレイ領域502に選択的に表示し、コメントツール506を操作して、コメントを選択、追加、削除、修正、および/または閲覧し、検索ツール508を操作して、見出しマップ、および/または文書を検索し、編集ツール510を操作して、見出しマップおよび/または文書の一部分を編集する。
【0045】
図5の例では、ユーザは、ワードプロセッシングアプリケーションを起動させ、例示のワードプロセッシング文書の一部分を、ディスプレイ領域502の相当な部分を占めるように表示させている。上述のように、一実施形態によれば、ワードプロセッシングアプリケーションまたは文書を開く前、開いている間、または開いた後に、そのワードプロセッシング文書について見出しマップを生成することができ、この生成には、マップをリモートコンピュータおよび/またはローカルコンピュータの記憶領域に格納するステップ、または格納しないステップが含まれる。一実施形態では、例えばサービングコンポーネントなどのリモートコンポーネントを用いて、見出しマップを生成することができる。
【0046】
図5Bを参照すると、ディスプレイ領域502は更新されて、リンクされたいくつかの一覧項目512〜524と、関連付けられたコメント526〜530とが、ディスプレイ領域502の第1の部分532に表示されている。一実施形態では、各項目は、基礎となるファイル、または異なる何らかのファイル、または構成の一部分へのマッピングもしくはリンクを含むことができる。各コメント記号は、ワードプロセッシング文書および/またはリスト項目の一部分に関連付けられたコメントの数に対応した数字を含むことができる。一実施形態では、マップ一覧項目に関連付けられたコメントを選択すると、その文書のコメントされた部分にナビゲートするように動作する。
【0047】
一実施形態では、アプリケーションまたはファイルを開くと、リンクされた一覧項目512〜524の番号が自動的に表示されるようにすることができる。別の実施形態では、マップツール504を用いて、第1の部分532内のリンクされた一覧項目512〜524の番号の表示またはプレゼンテーションを選択的にトグルすることができる。例えば、トグルをオンにすると、リンクされた一覧項目512〜524の番号、および関連付けられたいかなるコメントも、ブレンド、または半透明のオーバーレイとして第1の部分532に重ねて表示することができる。
【0048】
図示のように、更新されたディスプレイ領域502には、リンクされた一覧項目512に関連付けられたコンテンツ534のプレビューが、ディスプレイ領域502の第2の部分536に含まれている。一実施形態の一覧項目は、アクティブ化すると、基礎となるワードプロセッシング文書の対応する部分にナビゲートするリンクまたはハイパーリンクとして構成される。ディスプレイ領域502には、文書のタイトル、および他の情報(時間、日付など)を表示する第3の部分538が含まれる。
【0049】
図5Cは、リンクされた一覧項目512〜524の番号を表示し続けながら、リンクされた一覧項目520に関連付けられたコンテンツ540のプレビューをディスプレイ領域502の第2の部分536に含む、ディスプレイ領域502の別の例を示す。
図5Dは、リンクされた一覧項目512〜524の番号を閉じた後、プレビュー部分がディスプレイ領域502の全体またはかなりの部分を占めている、ディスプレイ領域502の別の例を示す。一実施形態では、ユーザがプレビューを全画面表示モードでダブルタップまたは選択すると、リンクされた一覧項目512〜524の番号は、自動的に非表示になるか、または消される。
【0050】
コンピューティングデバイスの対話型インターフェイスの種類(例えば、タッチ、音声、キーボードなど)に一部基づいて、ユーザは、リンクされた一覧項目512〜524の番号、関連付けられたいかなるコメント、および/またはプレビュー部分に示された情報とも対話操作することができる。一実施形態では、以下の制御入力は、以下を含むコマンドを生成するように動作するが、下記だけに限られるものではない。
【0051】
1)フリック/パン入力して、リンクされた一覧をナビゲートする。
【0052】
2)一覧項目をタップ入力して、関連部分にフォーカスする。
【0053】
3)一覧ウィンドウ以外をタップ入力して一覧を閉じ、関連部分にフォーカスする。かつ/または、
【0054】
4)コメントアイコンをタップ入力して、コメントナビゲーションモードに入る。
【0055】
表1に、いくつかの例示的な制御入力の一覧を示す。
【0057】
一実施形態では、コメントアイコンを選択(例えば、タップ、クリック)すると、制御入力によって一覧が閉じ、実際の文書が、「コメントダイアログ」(例えば、下部のコメント用部分スクリーン、コメントされるセル横のコメント吹出しなど)を含む「閲覧モード」となり、「次へ」ボタン、および「前へ」ボタンを用いて次のコメント、および前のコメントにナビゲートすることができる。
【0058】
図6は、例示的なハンドヘルドコンピューティングデバイス600のブロック図である。図示のように、一実施形態によれば、ディスプレイインターフェイス604の閲覧可能領域602は、いくつかのディスプレイ部分606〜610に区分けされるが、それだけに限られるものではない。例えば、ディスプレイマネージャを用いて、閲覧可能領域602を、ある情報を含めることができる個別のパーティションに区分けすることができる。
図6に示す例では、閲覧可能領域602は、システムトレイを表示する第1の部分606と、コンテンツを表示する第2の部分608と、マップまたはリンク一覧を表示する第3の部分610とに区分けされている。一実施形態では、第2の部分と、第3の部分とに、ほぼ同じ閲覧可能領域が与えられている。例えば
図6の例示のデバイス600に示すように、第2の部分608は、グリッド情報の表示専用であり、第3の部分610は、一覧項目の表示専用である。
【0059】
図7は、いくつかのリンクされた一覧項目704〜716と、関連付けられたコメント718および720とが、ディスプレイ領域702の第1の部分722に表示されたディスプレイ領域702を含む、例示的なハンドヘルドコンピューティングデバイス700のアスペクトを示すブロック図である。各コメント記号は、スプレッドシートアプリケーションのデータ構造および/または一覧項目の一部分に関連付けられたコメントの数に対応した数字を含むことができる。一実施形態では、コメントを選択すると、コメントされた部分にナビゲートするように動作する。例えば、トグルをオンにすると、リンクされた一覧項目704〜716の番号、および関連付けられたいかなるコメントも、ブレンド、または半透明のオーバーレイとして第1の部分722に重ねて表示することができる。
【0060】
図示のように、ディスプレイ領域702には、リンクされた一覧項目706に関連付けられたコンテンツ724のプレビューが、ディスプレイ領域702の第2の部分726に含まれている。一実施形態の一覧項目は、アクティブ化すると、基礎となるスプレッドシートアプリケーションのデータ構造の対応する部分にナビゲートするリンクまたはハイパーリンクとして構成される。ディスプレイ領域702には、ファイルのタイトル、および他の情報(時間、日付など)を表示する第3の部分728が含まれる。コンピューティングデバイスの対話型インターフェイスの種類(例えば、タッチ、音声、キーボードなど)に一部基づいて、ユーザは、リンクされた一覧項目704〜716の番号、関連付けられたいかなるコメント、および/またはプレビュー部分に示された情報とも対話操作することができる。
【0061】
一実施形態では、以下の制御入力は、以下を含むコマンドを生成するように動作するが、下記だけに限られるものではない。
【0062】
1)フリック/パン入力して、マップ一覧をナビゲートする。
【0063】
2)一覧項目をタップ入力して、関連セクション/部分にフォーカスする。
【0064】
3)一覧項目をダブルタップ入力して、メイングリッドビューにする。
【0065】
4)スクリーンのグリッド部分をタップ入力して、メイングリッドビューに戻る。かつ/または、
【0066】
5)コメントアイコンをタップ入力して、コメントにナビゲートする。
【0067】
表2に、いくつかの例示的な制御入力の一覧を示す。
【0069】
一実施形態では、フォーカスしている現在の項目をクリックすると、グリッドを、呼出しスクリーンの元の100%のズームレベルで表示することができる。フォーカスしているシート領域とは、ユーザが、リンクされた一覧項目をタップして、ウィンドウ枠の固定(freeze pane)が適用されている領域にナビゲートしたときに、フォーカスされるシート領域と同じとすることができる(スクリーンの一部に、リンクされた一覧の全てまたは一部分が重なっている)。一実施形態では、ワークブックは、リンクされた項目としては表示されず、グローバル名の範囲(ワークブックレベルで範囲指定された定義名)を、最後のシートの下の一覧の終わりに、シートレベルでインデントして表示することができる。タップ入力、およびダブルタップ入力を用いて、シートに対する第1のコメントにナビゲートし、リンクされた一覧を消すか、またはそこから出ることができ、コメントアイコンに対する他のジェスチャは、リンクされた一覧に対するジェスチャとして扱うことができる。
【0070】
図8は、例示的なハンドヘルドコンピューティングデバイス800を横長の向きに回転させたブロック図である。図示のように、一実施形態によれば、ディスプレイインターフェイス804の閲覧可能領域802が、いくつかのディスプレイ部分806および808に区分けされているが、それだけに限られるものではない。例えば、ディスプレイマネージャを用いて、閲覧可能領域802を、ある情報を含めることができる個別のパーティションに区分けすることができる。
図8に示す例では、閲覧可能領域802は、画像部分を表示する第1の部分606と、マップ一覧を表示する第2の部分808とに区分けされている。一実施形態では、これらの部分に、ほぼ同じ閲覧可能領域が与えられている(例えば、寸法「a」は、寸法「b」にほぼ等しい)。
【0071】
図9は、いくつかのリンクされた一覧項目904〜916と、関連付けられた発表者ノート918および920とが、ディスプレイ領域902の第1の部分922に表示されたディスプレイ領域902を含む、例示的なハンドヘルドコンピューティングデバイス900のアスペクトを示すブロック図である。一実施形態では、ノートを選択すると、ノートされた部分にナビゲートするように動作する。例えば、トグルをオンにすると、リンクされた一覧項目904〜916の番号、および関連付けられたいかなる発表者ノートも、ブレンド、または半透明のオーバーレイとして第1の部分922に重ねて表示することができる。図示のように、ディスプレイ領域902には、リンクされた一覧項目904に関連付けられたスライド924のプレビューが、ディスプレイ領域902の第2の部分926に含まれている。一実施形態の一覧項目は、アクティブ化すると、基礎となるプレゼンテーションアプリケーションのデータ構造の対応する部分にナビゲートするリンクまたはハイパーリンクとして構成される。
【0072】
コンピューティングデバイスの対話型インターフェイスの種類(例えば、タッチ、音声、キーボードなど)に一部基づいて、ユーザは、リンクされた一覧項目904〜916の番号、関連付けられたいかなるノート、および/またはプレビュー部分に示された情報とも対話操作することができる。一実施形態では、以下の入力は、以下を含む制御入力を生成するように動作するが、下記だけに限られるものではない。
【0073】
1)フリック/パン入力して、スライドタイトル間をナビゲートする。
【0074】
2)あるスライドタイトルをタップ入力して、そのスライドタイトルをトップにし、スライド画像にフォーカスする。
【0075】
3)スライドの選択された一覧項目をタップ入力して、ユーザをスライドショーに案内する。
【0076】
4)スライドプレビューをタップ入力して、ユーザをスライドショーに案内する。
【0077】
5)ノートアイコンをタップ入力して、ユーザを発表者ノートに案内する。
【0078】
表3に、いくつかの例示的な制御入力の一覧を示す。
【0080】
コンピューティングシステム、デバイスなどに加えて、様々な実施形態を、コンピュータプロセス(例えば方法)、コンピュータプログラム製品またはコンピュータ可読媒体、コンピュータ可読記憶媒体などの製造品として、および/または様々な通信アーキテクチャの一部として実施することができる。例示的なコンピュータプログラム製品には、使用可能な制御および/または通信命令/フィーチャを含むコンピュータ記憶媒体が含まれ得る。
【0081】
本明細書に記載の実施形態および例は、限定を意図するものではなく、他の実施形態も使用可能である。さらに、上述のコンポーネントは、ネットワーク環境、分散環境、および/または他のコンピュータ実装環境の一部として実施することができる。これらのコンポーネントは、有線、無線、および/または通信ネットワークの組合せを介して通信することができる。ネットワークコンポーネントおよび/またはコンポーネント間の結合には、いかなる種類、数、および/または組合せのネットワークも含まれ得、対応するネットワークコンポーネントには、それだけに限られるものではないが、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、専用ネットワーク(proprietary network)、バックエンドネットワークなどが含まれる。
【0082】
クライアントコンピューティングデバイス/システム、およびサーバは、プロセッサベースのデバイス/システムの任意の種類および/または組合せのものでよい。さらに、サーバ機能は、多くのコンポーネントを含むことができ、また、他のサーバを含むことができる。単数形で記載しているコンピューティング環境のコンポーネントは、かかるコンポーネントの複数の例も含み得る。一実施形態は、ソフトウェア実装を含むが、それだけに限られるものではなく、ハードウェア、またはハードウェア/ソフトウェアの混合ソリューションも含まれる。他の実施形態、および構成が使用可能である。
【0083】
(例示的な動作環境)
次に、
図10を参照しながら、本発明の実施形態を実施することができる適切なコンピューティング環境を簡単に概説する意図で、以下に論じる。本発明を、パーソナルコンピュータのオペレーティングシステムで実行するプログラムモジュールに関連して実行するプログラムモジュールの一般的な文脈で説明するが、本発明はまた、他の種類のコンピュータシステム、およびプログラムモジュールと組み合わせて実施することもできることが当業者には認識されよう。
【0084】
一般に、プログラムモジュールには、ルーチン、プログラム、コンポーネント、データ構造、および特定のタスクを実施する、または特定の抽象データ型を実装した他の種類の構造が含まれる。さらに、本発明は、ハンドヘルドデバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースまたはプログラム可能なコンシューマエレクトロニクス(consumer electronics)、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータなどを含めた他のコンピュータシステム構成でも実施できることが当業者には理解されよう。本発明はまた、タスクが、通信ネットワークを介してリンクされたリモートプロセッシングデバイスによって実施される分散コンピューティング環境においても実施することができる。分散コンピューティング環境では、プログラムモジュールは、ローカルメモリ記憶デバイス、およびリモートメモリ記憶デバイスのどちらにも配置することができる。
【0085】
次に、
図10を参照しながら、本発明の実施形態の例示的な動作環境について説明する。
図10に示すように、コンピュータ2は、1つまたは複数のアプリケーションプログラムを実行することが可能な汎用デスクトップ、ラップトップ、ハンドヘルド、または他の種類のコンピュータを備える。コンピュータ2は、少なくとも1つの中央処理装置8(「CPU」)と、ランダムアクセスメモリ18(「RAM」)、および読取り専用メモリ(「ROM」)20を含むシステムメモリ12と、メモリをCPU8に結合させるシステムバス10とを含む。スタートアップ中などに、コンピュータ内の要素間での情報転送を助ける基本ルーチンを含む基本入出力システムが、ROM20に格納されている。コンピュータ2は、オペレーティングシステム24、アプリケーションプログラム、および他のプログラムモジュールを格納する大容量記憶装置14をさらに含む。
【0086】
大容量記憶装置14は、バス10に接続された大容量記憶域コントローラ(図示せず)を介してCPU8に接続されている。大容量記憶装置14、およびそれに関連するコンピュータ可読媒体は、コンピュータ2の不揮発性メモリとなる。本明細書に含まれるコンピュータ可読媒体の説明は、ハードディスクまたはCD−ROMドライブなどの大容量記憶装置を指すが、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ2によってアクセスまたは使用することができる、使用可能な任意の媒体でよいことを当業者には理解されたい。
【0087】
例によって示すものであり、限定するものではないが、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体、および通信媒体を備えることができる。コンピュータ記憶媒体には、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータなど、情報を記憶する任意の方法または技術で実施される揮発性、および不揮発性の、取外し可能媒体、および取外し不可媒体が含まれる。コンピュータ記憶媒体には、それだけに限られるものではないが、RAM、ROM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、または他のソリッドステートメモリ技術、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(「DVD」)、または他の光記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置、または他の磁気記憶装置、または所望の情報を記憶するために使用することができ、かつコンピュータ2によってアクセスすることができる他の任意の媒体が含まれる。
【0088】
本発明の様々な実施形態によれば、コンピュータ2は、例えば、ローカルネットワーク、インターネットなどのネットワーク4を介したリモートコンピュータへの論理接続を使用した、ネットワーク化環境で動作することができる。コンピュータ2は、バス10に接続されたネットワークインターフェイスユニット16を介して、ネットワーク4に接続することができる。ネットワークインターフェイスユニット16はまた、他の種類のネットワーク、およびリモートコンピューティングシステムに接続するために利用できることを理解されたい。コンピュータ2はまた、キーボード、マウスなど(図示せず)を含めて、いくつかの他のデバイスからの入力を受け取り、処理する入出力コントローラ22を含むことができる。同様に、入出力コントローラ22は、ディスプレイスクリーン、プリンタ、または他の種類の出力デバイスに出力を供給することができる。
【0089】
上記で簡単に説明したように、いくつかのプログラムモジュール、およびデータファイルは、ネットワーク化されたパーソナルコンピュータの動作を制御するのに適したオペレーティングシステム24、例えば本件特許出願人によるWINDOWS(登録商標)オペレーティングシステムなどを含む、コンピュータ2の大容量記憶装置14、およびRAM18に格納することができる。大容量記憶装置14、およびRAM18はまた、1つまたは複数のプログラムモジュールを格納することができる。特に、大容量記憶装置14、およびRAM18は、ワードプロセッシング、スプレッドシート、描画、電子メール、ならびに他のアプリケーションおよび/またはプログラムモジュールなどのアプリケーションプログラムを格納することができる。
【0090】
本発明の様々な実施形態は、(1)コンピューティングシステムで実行する一連のコンピュータ実施行為またはプログラムモジュールとして、かつ/または(2)コンピューティングシステム内の相互接続された機械論理回路または回路モジュールとして、実施できることを理解されたい。その実装は、本発明を実施するコンピューティングシステムの性能要件に依存する選択事項である。したがって、関連するアルゴリズムを含む論理演算は、動作、構造デバイス、行為、またはモジュールと様々に称することができる。これらの動作、構造デバイス、行為、およびモジュールは、本明細書に記載の特許請求の範囲に示す本発明の趣旨および範囲から逸脱せずに、ソフトウェア、ファームウェア、特殊用途デジタル論理、およびそれらの任意の組合せで実施できることが当業者には認識されよう。
【0091】
本発明を様々な例示的な実施形態に関連して説明してきたが、以下の特許請求の範囲内で数多くの改変を上記実施形態に対して行うことができることが当業者には理解されよう。したがって、本発明の範囲は、上記の説明によっていかなる形にも限定されるものではなく、以下の特許請求の範囲を参照することによって完全に決定されるものである。