【文献】
Samsung,On BSR for REL-10, 3GPP TSG-RAN WG2♯69bis R2-102459,2010年 4月16日
【文献】
MediaTek,Scheduling mechanism for carrier aggregation, 3GPP TSG-RAN WG2♯69bis R2-102109,2010年 4月 2日
【文献】
Nokia Siemens Networks, Nokia Corporation,BSR for Carrier Aggregation, 3GPP TSG-RAN WG2♯69bis R2-102164,2010年 4月16日
【文献】
Alcatel-Lucent Shanghai Bell, Alcatel-Lucent,BSR reporting in Carrier Aggregation, 3GPP TSG-RAN WG2♯70 R2-103277,2010年 5月14日
【文献】
Alcatel-Lucent Shanghai Bell, Alcatel-Lucent,BSR reporting in Carrier Aggregation, 3GPP TSG-RAN WG2♯70 R2-102880,2010年 5月 4日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ステップBが、前記アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージを第1メディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットに配置するステップと、前記パディング・ビットを有する少なくとも1つの他のメディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットのパディング・ビット内の前記アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージのコンテンツの少なくとも一部を繰り返し配置するステップとをさらに備え、
前記ステップCが、前記第1メディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットに対応する第1コンポーネント・キャリアを介して前記基地局に前記アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージを報告するステップと、その間に前記少なくとも1つの他のメディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットに対応する少なくとも1つの他のコンポーネント・キャリアを介して前記基地局に前記アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージの前記コンテンツの前記少なくとも一部を報告するステップとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
前記アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージが異なる優先権を有する論理チャネル・グループのそれぞれのアップリンク・バッファ・ステータス情報を含み、前記ステップII’が、
−前記アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージが、前記パディング・ビットを有する前記少なくとも1つの他のメディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットの前記パディング・ビット内に繰り返す配置される場合、前記論理チャネル・グループの前記優先権によって、前記対応するアップリンク・バッファ・ステータス情報を満たすステップをさらに備える、請求項5に記載の方法。
前記それぞれのコンポーネント・キャリアを介する前記メディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットがシリアルに生成され、前記アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージがコンポーネント・キャリアを介する第2メディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットを介して送信されるようにもともとスケジューリングされていた場合、前記ステップBが、
前記第2メディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットより前にカプセル化されている、少なくとも1つの先行するメディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットのパディング・ビット内の前記アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージの少なくとも一部を含むステップをさらに備え、
前記ステップBの後に、
−前記全体的なアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージ、または前記アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージの一部が、前記少なくとも1つの先行するメディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットの前記パディング・ビット内に含まれるかどうかを決定するステップと、
−前記全体的なアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージが前記少なくとも1つの先行するメディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットの前記パディング・ビット内に含まれる場合、前記アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージを送信するようにもともとスケジューリングされている、前記第2メディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットの一部内のデータ・コンテンツをカプセル化するステップ、または、
前記アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージの前記一部が前記少なくとも1つの先行するメディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットの前記パディング・ビット内に含まれる場合、前記残りのアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージを前記第2メディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットにカプセル化して、予備の部分内のデータ・コンテンツをカプセル化するステップとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
前記生成ユニットが、第1メディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニット内の前記アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージを生成して、前記パディング・ビットを有する少なくとも1つの他のメディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットのパディング・ビット内の前記アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージのコンテンツの少なくとも一部を繰り返し満たすようにさらに構成され、
前記報告デバイスが、前記第1メディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットに対応する第1コンポーネント・キャリアを介して前記基地局に前記アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージを報告して、その間に前記少なくとも1つの他のメディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットに対応する少なくとも1つの他のコンポーネント・キャリアを介して前記基地局に前記アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージの前記コンテンツの前記少なくとも一部を報告するようにさらに構成される、請求項9に記載の装置。
前記それぞれのコンポーネント・キャリアを介する前記メディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットがシリアルに生成され、前記アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージがコンポーネント・キャリアを介する第1メディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットを介して送信されるようにもともとスケジューリングされていた場合、前記生成デバイスが、
前記第2メディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットより前にカプセル化されている、少なくとも1つの先行するメディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットのパディング・ビット内の前記アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージの少なくとも一部を含むようにさらに構成され、
前記装置が、
−前記全体的なアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージ、または前記アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージの一部が、前記少なくとも1つの先行するメディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットの前記パディング・ビット内に含まれるかどうかを決定するように構成された決定デバイスをさらに備え、
前記生成デバイスが、
−前記全体的なアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージが前記少なくとも1つの先行するメディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットの前記パディング・ビット内に含まれる場合、前記アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージを送信するようにもともとスケジューリングされている、前記第2メディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットの一部内のデータ・コンテンツをカプセル化する、または、
前記アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージの前記一部が前記少なくとも1つの先行するメディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットの前記パディング・ビット内に含まれる場合、前記残りのアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージを前記第2メディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットにカプセル化して、予備の部分内のデータ・コンテンツをカプセル化するようにさらに構成される、請求項9に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図面を通じて、同一または同様の参照番号は、同一または同様のコンポーネントを指している。
【0013】
まず、本発明の技術的ソリューションを読んで理解することを容易にするために、この説明ではBSRとトリガ手順の種類の簡単な紹介を行う。
【0014】
基地局でのスケジューリングの基本的な考え方は、無線リソースがUEだけに割り当てられるか、送信または受信が可能なデータがある場合はUEから送信されることにある。ダウンリンクでは、それぞれのUEに送信されるべきデータの量は、基地局のスケジューラに明らかに知られている。しかしアップリンク方向では、スケジューリング決定は基地局で行われ、データ・バッファはUEに配置されるので、全部でいくつのUEのデータが送信されるべきアップリンク・バッファ・エリアに格納されているかの情報を基地局に提供して、基地局がUEからのアップリンク・リソース・バッファ情報によってリソースを割り当ててスケジューリングできるようにして、それによって、普通ならリソースの浪費につながるUEへの無駄なリソース割当てまたはスケジューリングを回避するために、UEがBSRメッセージを基地局に報告する必要がある。
【0015】
定期的なBSRタイマー(定期的BSRタイマー)および標準BSRタイマー(retxBSRタイマー)を含む2つの構成されたタイマー、ならび論理チャネルにごとに任意のシグナリング論理チャネル・グループがあれば、無線リソース制御(RRC)はこの論理チャネルがどの論理チャネル・グループ(LCG)に属しているかを示す。
【0016】
BSRメッセージは、以下の状況が発生するとトリガされうる。
−特定の論理チャネル・グループに属し、RLCまたはPDCPエンティティに存在して送信されるべきアップリンクデータ(たとえば、RLC/PDCP制御情報、サービス・データなど)を有する論理チャネルがある、または特定の論理チャネル・グループに属する任意の論理チャネルよりも高い優先権を有し、送信されるべきデータを有する論理チャネルがある、あるいは特定の論理チャネル・グループに属する論理チャネルのいずれも送信されるべきいかなるデータも有していない(すなわち、バッファ・エリア・サイズが0のBSRが、eNBとUEとの間のバッファ・エリア情報の同期のために送信される可能性がある)。また、これらの状況においてトリガされるBSRは、「標準BSR」と呼ばれる。
−アップリンク・リソースが割り当てられ、パディング・ビットの数が、BSR MAC制御要素プラスそのサブヘッダ以上であり、この時にトリガされるBSRは「パディングBSR」に属する。
−retxBSRタイマーが切れて、特定の論理チャネル・グループに属する任意の論理チャネルが送信されるべきデータを有し、この時にトリガされるBSRは「標準BSR」に属する。および、
−定期的BSRタイマーが切れ、この時にトリガされるBSRは「定期的BSR」に属する。
【0017】
標準および定期的BSRについて、
−複数の論理チャネル・グループ(LCG)が、BSRが送信される現在のTTI内に送信されるべきデータを有する場合、長いBSRが報告される。
−そうでない場合は、短いBSRが報告される。
【0018】
パディングBSRについて、
−パディング・ビットの数が、短いBSR制御要素プラスそのサブヘッダ以上であるが、長いBSR制御要素プラスそのサブヘッダよりも少ない場合は、
−複数の論理チャネル・グループ(LCG)が、BSRが送信される現在のTTI内に送信されるべきデータを有する場合は切り捨てられたBSRが報告され、このBSRは、送信されるべきデータを有する最高優先権論理チャネルが属する論理チャネル・グループを搬送する。
−そうでない場合は、短いBSRが報告される。
−パディング・ビットの数が、長いBSR制御要素プラスそのサブヘッダ以上の場合、長いBSRが報告される。
【0019】
したがって、長いBSRを送信する場合、短いBSRまたは切り捨てられたBSRは、BSRの送信のための有効なアップリンク送信リソースの総数、空ではないバッファのための論理信号の数、および特定のイベントがUEにおいてトリガされるかどうかによって決定される。長いBSRは4つの論理チャネル・グループについてのバッファ・データの量を報告し、短いBSRは1つの論理チャネル・グループについてのアップリンク・バッファ・データの量を報告する。
【0020】
図1は、本発明の実施形態によるネットワーク・トポロジの図を示しており、基地局2はユーザ装置1にサービスしており、ユーザ装置1は基地局2にBSRを報告する。
【0021】
図2は、本発明の実施形態によるシステム方法の流れ図を示している。
【0022】
まず、ステップS20で、ユーザ装置1が少なくとも1つのコンポーネント・キャリアで構成されており、ユーザ装置1は、それぞれのコンポーネント・キャリアに対応するそれぞれのメディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットが生成された後、送信されるべきデータの量を取得する。LTE−Aでは、1つのTTI内で複数のCCが同時に送信され、1つのMAC PDUが1つのCCを介してカプセル化され、CCはMAC PDUに1対1で対応する。したがって、CAシナリオでは、1つのTTI内で複数のMAC PDUが同時に送信されうる。ユーザ装置1から基地局2に送信されたBSRは、基地局2に、送信に適したユーザ装置1のアップリンク・バッファ内のデータの量、特にそれぞれのコンポーネント・キャリアを介するすべてのMAC PDUが作成された後に送信されるべきバッファ内のデータの量を提供するために使用される。
【0023】
さらに、バッファ・ステータス・レポートMAC制御要素は、長いBSRフォーマットと短いBSR/切り捨てられたBSRフォーマットとを含むことができる。
【0024】
次いで、ステップS21で、ユーザ装置1は、送信されるべきデータの量に従ってアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージを生成する。次いで、ステップS22で、ユーザ装置1は、ユーザ装置1にサービスしている基地局2にアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージを報告する。
【0025】
CAシナリオでBSRを生成するステップS21とBSRを報告するステップS22は、それぞれ標準/定期的BSRおよびパディングBSRについて以下で詳細に説明する。
【0026】
標準/定期的BSR
標準/定期的BSRは、CC特定情報の代わりにユーザ特定情報を提供するので、すなわち標準/定期的BSRはCCと無関係なので、1つのTTI内で異なるCCを介して複数のBSRを報告する必要はない。したがって、ステップS21で、たとえ1つのTTI内に異なるCCを介して複数のMAC PDUがあっても、ユーザ装置1は1つのCCのMAC PDU内の1つの標準/定期的BSRだけを単にカプセル化できる。言い換えると、標準/定期的BSRについて、ユーザ装置1は、キャリア・アグリゲーション・シナリオではTTIごとに1つのBSRだけ報告する。
【0027】
ユーザ装置1が、どのMAC PDU内にBSRが含まれるべきかを決定する方法は、以下で実施形態において説明する。
【0028】
当業者は、少なくとも1つの論理チャネルを介するサービス・データが1つのMAC PDUにおいて多重化され、異なる論理チャネルは異なる優先権を有することが理解できるであろう。サービス品質(QoS)を保証するために、まず、アップリンク制御情報(UCI)を搬送する物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介して送信される信号の送信電力を維持しながら、UCIを搬送せずにPUSCHを介して送信される信号の送信電力を低下させることによって電力が調整され、UCIはBSR、電力剰余などを含み、すなわち、UCIを搬送するPUSCHはUCIを搬送しないPUSCHよりも高い優先権を有し、すなわち、MAC制御要素を搬送するPUSCHはより高い優先権を有する。すなわち、BSRはより高い優先権を有する。したがって、BSRは、最高優先権を有するチャネルに属するデータを搬送する同じMAC PDU内に含まれるべきであり、すなわち、ステップS21で、ユーザ装置1は最高優先権を有する論理チャネルからのデータとともに、標準/定期的BSRを同じMAC PDUにカプセル化し、たとえば、ユーザ装置は最高QoS要求を有するデータ、たとえばVoIPサービス・データとともに、標準/定期的BSRを同じMAC PDUにカプセル化して、基地局2にMAC PDUを送信する。次いで、ステップS22で、ユーザ装置1は、標準/定期的BSRがカプセル化されているMAC PDUを基地局2に報告する。
【0029】
パディングBSR
LTE−Aリリース8では、上述のように、短いBSR/切り捨てられたBSR、または長いBSRをサポートするために十分なパディング・ビットがある場合、パディングBSRがトリガされることになる。リリース8では、1つのTTI内で1つのMAC PDUだけが送信されるので、複数のパディング・ビットで構成されるパディングBSRは最大で1つである。キャリア・アグリゲーション・シナリオでは、複数のMAC PDUがあるので、複数のパディングBSRが可能である。
【0030】
現在、CAシナリオにはMAC PDUを作成するための2つの代替ソリューションがあり、すなわち、1つは、対応するデータがそれぞれのMAC PDUにカプセル化されるまで、1つのMAC PDUを生成して、次いで送信されるべき残りのデータの少なくとも一部を次のMAC PDUにカプセル化し、以下同様に行うことによって、MAC PDUを特定の順序で連続的にカプセル化することであり、もう1つは、それぞれのコンポーネント・キャリアを介してパラレルに送信されたMAC PDUをカプセル化することである。したがって、以下にシリアルおよびパラレルなカプセル化のこれらの2つの状況の考察をそれぞれ行い、まずそれぞれのCCを介するMAC PDUのシリアル生成について論じる。
【0031】
(1)異なるCCを介するMAC PDUは、特定の順序でシリアルにカプセル化される。
【0032】
標準/定期的BSRがトリガされると、次いでBSR(長いBSR、または短いBSR)が1つのCCを介して送信され、さらに他のCCの他のMAC PDU内のパディング・ビットがパディングBSRの送信のために許可されうる。これらのパディングBSRの異なる使用ソリューションについて論じる。
【0033】
ソリューションA:パディング・ビット内のBSRが繰り返し送信される。
【0034】
ユーザ装置1は、1つのコンポーネント・キャリアに対応するMAC PDU内のアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージを生成し、ユーザ装置は、パディング・ビットを有する少なくとも1つの他のMAC PDUのパディング・ビット内のアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージのコンテンツの少なくとも一部を繰り返し配置し、すなわちユーザ装置1は全体的な標準/定期的BSRまたはその一部のコピーを、許可されたパディング・ビットに基づいて長いBSRまたは短い/切り捨てられたBSRの形式で送信する。
【0035】
ステップS21は、以下のいくつかのサブステップに分割されうる。
【0036】
まず、サブステップS210で、ユーザ装置1はパディング・ビットのサイズを取得する。
【0037】
次いで、サブステップS211で、ユーザ装置1は、パディング・ビットを有する他の後続のMAC PDUのパディング・ビット内のアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージのすべてのコンテンツを繰り返し配置して、それらは同じTTI内で送信され、パディング・ビットがアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージのすべてのコンテンツを含むために十分である場合、すなわち標準/定期的BSRが長いBSRの場合、長いBSRがパディング・ビット内でサポートされる場合は、パディングBSRは標準/定期的BSRと同じである。
【0038】
あるいは、ユーザ装置1はアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージのコンテンツの一部を、パディング・ビットを有する他の後続のMAC PDUのパディング・ビット内に連続的に配置し、それらは同じTTI内で送信され、パディング・ビットがアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージのコンテンツの一部を含むために十分な場合、すなわちパディングBSRが標準/定期的BSRのバッファ・ステータス情報の一部を含む場合、標準/定期的BSRが長いBSRで、パディングBSRが短い/切り捨てられたBSRの場合は、この部分はより高い優先権を有するLCGに属する。この原則は、標準/定期的BSRがトリガされないときにパディングBSRしかない場合のシナリオにも適用できる。CAシナリオでMAC PDUがシリアルに生成される場合の、標準/定期的BSR、次いでパディングBSRが生成される流れを、
図3、
図4、および
図5を参照して以下で詳細に説明する。
【0039】
たとえば、1つのTTI内に送信されるべき3つのMAC PDUがある。標準/定期的BSRがトリガされると、ユーザ装置1は1つのMAC PDU内で標準/定期的BSRを送信する。好ましい実施形態では、ステップS21で、送信するために標準/定期的BSRが1つのMAC PDUにカプセル化され、たとえば、BSRが最初に生成されるべきシリアル・データ・パケットにカプセル化され、パディングBSRが残りの2つのMAC PDUの両方においてサポートされる。
【0040】
ある実施形態では、4つの論理チャネルグループ(LCG)からバッファ・ステータス情報、すなわちBSRが報告され、
図3に示されるような長いBSRは標準/定期的BSRとして1つのMAC PDU内に含まれる。したがって、ステップS21は以下のサブステップS210、S211、およびS211’にさらに細かく分割されうる。サブステップS210で、ユーザ装置1は、次のシリアルMAC PDUのパディング・ビットのサイズを取得して、次のシリアルMAC PDUのパディング・ビットのサイズが標準/定期的BSRのすべてのコンテンツを含むために十分かどうかを決定する。パディング・ビットが標準/定期的BSRのすべてのコンテンツを含むために十分である場合、サブステップS211で、ユーザ装置1がパディング・ビット内の標準/定期的BSRのすべてのコンテンツを満たし、パディング・ビットが標準/定期的BSRのすべてのコンテンツを含むために十分ではない場合、たとえば、パディング・ビットのサイズが短いBSRだけしかサポートできない場合、サブステップS211’で、ユーザ装置1は、次のシリアルMAC PDUのパディング・ビット内の標準/定期的BSRのコンテンツの一部を満たす。好ましい実施形態によれば、サブステップS211’で、BSRに対応する論理チャネル・グループの優先順序に従って、ユーザ装置1はまず次のシリアルMAC PDUのパディング・ビット内の最高優先権を有する論理チャネル・グループの対応するBSR情報を満たし、次いでさらなるMAC PDUのパディング・ビット内の2番目に高い優先権を有する論理チャネル・グループの対応するBSR情報を満たす。サブステップS211’は、
図3、
図4、および
図5を参照して詳細に説明する。
【0041】
図3で、長いBSRは、標準/定期的BSRとして採用され、それぞれ4つの論理チャネル・グループのバッファ・ステータス情報、すなわち4つの論理チャネル・グループを介して送信されるべき対応するデータの量である、それぞれ論理チャネル・グループ(LCG)#0のアップリンク・バッファ・ステータス情報、論理チャネル・グループ#1のアップリンク・バッファ・ステータス情報、論理チャネル・グループ#2のアップリンク・バッファ・ステータス情報、および論理チャネル・グループ#3のアップリンク・バッファ・ステータス情報を報告する。既存のプロトコル・アーキテクチャでは、それぞれの論理チャネル・グループのアップリンク・バッファ・ステータス情報についてそれぞれ6ビットが占められ、論理チャネル・グループ#0は論理チャネル・グループ#1よりも高い優先権を有し、論理チャネル・グループ#1は論理チャネル・グループ#2よりも高い優先権を有し、論理チャネル・グループ#2は論理チャネル・グループ#3よりも高い優先権を有する。他の2つの後続のMAC PDUにおけるパディングBSRが短いBSRだけをサポートする場合、ユーザ装置1は、
図4に示されるように、標準/定期的BSRとしての長いBSRがカプセル化されているMAC PDUの隣のMAC PDUにおける短いBSRとして、まず第1優先権を有する論理チャネル・グループ、すなわち論理チャネル・グループ#0を満たし、
図5に示されるように、次のMAC PDUの隣のMAC PDUにおける短いBSRとして、第2優先権を有する論理チャネル・グループ、すなわち論理チャネル・グループ#1を満たす。さらに、ステップS22で、ユーザ装置1は、
図4に示されるように第1優先権を有するLCGについての短いBSR、および
図5に示されるように第2優先権を有するLCGについての短いBSRを、それぞれ2つのMAC PDUにおいて送信する。
【0042】
他の実施形態では、あるパディングBSRが長いBSRをサポートでき、他のパディングBSRが短いBSRしかサポートできない場合、
図3に示されるような長いBSRは長いBSRをサポートしている1つのMAC PDUに含まれ、
図4に示されるような第1LCGを有するLCGについての短いBSRは短いBSRをサポートしている他のMAC PDUに含まれる。
【0043】
つまり、全体的な標準/定期的BSRまたはその一部のコピーをパディング・ビット内で送信して、送信の信頼性を向上できる。
【0044】
ソリューションB:ユーザ装置1がMAC PDUをシリアルに連続してカプセル化する場合、標準/定期的BSRはもともと1つのTTI内のn番目のMAC PDUにおいて送信されるようにスケジューリングされており、n≦Nであり、Nは1つのTTI内で送信されるMAC PDUの総数を表し、ある実施形態では、標準/定期的BSRを1つのTTI内でシリアルなMAC PDUにおいて送信されるようにスケジューリングでき、最後にカプセル化される。したがって、ステップS21は、n番目のMAC PDUより前にカプセル化された1つまたは複数のMAC PDUのパディング・ビット内のBSRの少なくとも一部を含むステップをさらに含みうる。
次いで、ユーザ装置1は、全体的な標準/定期的BSRまたはその一部が、n番目のMAC PDUより前にカプセル化された少なくとも1つのMAC PDUのパディング・ビット内に含まれたかどうかを決定する。
【0045】
少なくとも1つの以前カプセル化されたMAC PDUが報告されるべき全体的なBSRを含む場合、たとえば、ユーザ装置1が標準/定期的BSR内のバッファ・ステータス情報を、n番目のMAC PDUより前にカプセル化された1つまたは複数のMAC PDUのパディング・ビット内に含む場合、標準/定期的BSRはn番目のMAC PDUに含まれることはできず、したがって、もともとそこにBSRをロードするようにスケジューリングされていたn番目のMAC PDUのバイトを、データ・コンテンツのカプセル化のために取っておくことができる。
【0046】
以前カプセル化されたMAC PDUにBSRが含まれていない、またはバッファ・ステータス情報の一部しか含まれていない場合、ユーザ装置1は、n番目のカプセル化されたMAC PDUに残りのBSR情報を含む。特に、2つ以上のLCGのBSR情報が以前のMAC PDUに含まれていない場合、ユーザ装置1は、長いBSRにおいてn番目のMAC PDUにおける複数のLCGのバッファ情報を送信し、唯一のLCGのBSR情報が以前のMAC PDUに含まれていない場合、ユーザ装置1は、n番目のMAC PDUに短いBSRを含むべきである。BSRのコンテンツの一部、たとえばLCG#0のバッファ・サイズ情報、LCG#1のバッファ・サイズ情報、およびLCG#2のバッファ・サイズ情報が、n番目のMAC PDUに先行する少なくとも1つのMAC PDUのパディング・ビット内に含まれる場合、ユーザ装置1は、短いBSRまたは切り捨てられたBSR内だけに、n番目のMAC PDUにおけるLCG#3のバッファ・サイズ情報を単に含むことができ、サービス・データは予備ビット内で送信されうることが好ましい。
【0047】
つまり、上述のソリューションAおよびソリューションBは、それぞれ信頼性および効率性の観点からMAC PDUをカプセル化する。ソリューションAは、複数のMAC PDUにおいてBSRを繰り返し送信し、複数の送信のために送信の信頼性を向上できる。ソリューションBは、パディング・ビットをフル活用して、予備ビット内でより多くのデータを送信できるという点で、送信の効率性を向上できる。
【0048】
(2)すべてのMAC PDUが、1つのTTI内にパラレルにカプセル化される。
【0049】
このソリューションでは、すべてのMAC PDUがパラレルにカプセル化され、1つのMAC PDUをカプセル化しているユーザ装置1は、他のMAC PDU内にパディング・ビットがあるかどうかわからないので、MAC PDUのシリアルなカプセル化のために導入されたソリューションAだけがパディング・ビットに適用でき、すなわち、全体的な標準/定期的BSRまたはその一部のコピーをパディングBSRにおいて送信でき、それによって送信の信頼性が向上する。
【0051】
さらに、パディング・ビットは、粗い粒度でBSRマッピング・テーブルについてのインクリメント情報をさらに提供でき、それによってBSRマッピング・テーブルの正確さを向上させる。
【0052】
バッファ・サイズ・テーブル、すなわち表1は、所望の応答時間を乗じたアップリンク・ピーク・レートによって決定された最大バッファ・サイズ・レベルを定義する。しかし、バッファ・テーブルは、キャリア・アグリゲーションおよびアップリンクMIMOの導入によって生じるピーク・レートにおける増加のために、正確なバッファ・ステータス情報レポートをサポートできない場合がある。不変の6ビットバッファ・ステータスを確実にするために、1つのソリューションは、粗い粒度でこの最大値を増加させること、すなわち増加するピーク・レートで増加している全バッファ・サイズを収容するために、隣接してインデックス付けされたバッファ・サイズ間の差が増加していることである。粗い粒度のテーブルでのソリューションのために、本発明は、以下の強化されたソリューションを提案する。パディングBSRと標準/定期的BSRとの両方がともに使用されて、それによってより正確なBSR情報を提供する。この他に、MACサブヘッダ内のR(予約された)ビットを使用して、元のBSR情報とインクリメント情報とを区別できる。
【0053】
たとえば、2つのMAC PDUが1つのTTI内で送信される。標準/定期的BSRがトリガされて、1つのMAC PDUにおいて送信され、パディングBSRは他の残りのMAC PDUにおいてサポートされる。ある実施形態では、唯一のLCGがあり、実際のバッファ量は111148バイトであり、表1によれば、標準/定期的BSRの報告インデックスは61(109439<バッファ・ステータス 111148<=128125)になる。さらに、パディングBSRは、1709(1709=111148−109439)のインデックスを34(1552<バッファ・ステータス 1709<=1817)と報告し、パディングBSRが位置しているMACサブヘッダ内のRビットは、たとえば10709がインクリメントであることを示している1に設定される。したがって、パディングBSRにおいてインクリメント情報が報告されると、より正確なアップリンク・バッファ・サイズ情報が提供されうる。
【0054】
他の実施形態では、マルチレベルのインクリメント方法で、より正確な情報が提供されうる。3つのMAC PDUが1つのTTI内で送信される、標準/定期的BSRがトリガされて1つのMAC PDUにおいて送信される、および唯一のLCGがあり実際のバッファ量が111148バイトである、またパディングBSRが他の2つのMAC PDUの両方においてサポートされる、などの状況を例にとって、説明を行う。当業者は、4つのフィールド、すなわちそれぞれR/R/E/LCIDがMAC PDUのサブヘッダに含まれ、たとえば、最初のRビットを第1レベルのインクリメントの識別子として設定でき、2番目のRビットを第2レベルのインクリメントの識別子として設定できることが理解できよう。次いで、第1のMAC PDUのパディングBSRは61とインデックス付けされ、第2のMAC PDUのパディングBSRは34(1709=111148−109439)とインデックス付けされ、第3のMAC PDUのパディングBSRは19(157=1709−1552)とインデックス付けされる。
【0055】
上述のそれぞれのステップは、送信機、すなわちユーザ装置1の観点から説明されている。以下で、基地局2、すなわち受信機の観点から簡単に説明を行い、基地局2はユーザ装置1からMAC PDUを受信し、次いで基地局2はBSRがカプセル化されているMAC PDUからMAC PDUがカプセル化される方法に従ってBSRメッセージを取り出し、それによってユーザ装置1にアップリンク・リソースを割り当てて、スケジューリングする。
【0056】
図6は、本発明の実施形態による装置のブロック図を示しており、装置10は
図1に示されるユーザ装置内に位置している。装置10は第1取得デバイス100、生成デバイス101、および報告デバイス102を含む。ある実施形態では、ユーザ装置は複数のコンポーネント・キャリアで構成されている。
【0057】
まず、第1取得デバイス100が、それぞれのコンポーネント・キャリアに対応するそれぞれのメディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットが生成された後、送信されるべきデータの量を取得するように構成される。
【0058】
次いで、生成デバイス101が、送信されるべきデータの量に従ってアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージを生成するように構成される。また、
【0059】
次いで、報告デバイス102が、基地局2にアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージを報告するように構成される。
【0060】
ある実施形態では、報告デバイス102は、少なくとも1つのコンポーネント・キャリアのうちの1つを介してユーザ装置にサービスしている基地局にアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージを送信するようにさらに構成される。
【0061】
ある実施形態では、それぞれのメディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットは異なる優先権を有する論理チャネルに対応し、生成デバイス101はアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージおよび最高優先権を有する論理チャネルに対応するデータをメディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットにカプセル化するようにさらに構成され、報告デバイス102は、ユーザ装置1にサービスしている基地局2に、アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージがカプセル化されているメディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットを送信するようにさらに構成される。
【0063】
ある実施形態では、生成ユニット101は、第1メディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニット内にアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージを生成して、パディング・ビットを有する少なくとも1つの他のメディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットのパディング・ビット内のアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージのコンテンツの少なくとも一部を繰り返し満たすようにさらに構成される。
【0064】
次いで、送信デバイス102は、第1コンポーネント・キャリアを介して基地局2にアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージを報告して、その間に少なくとも1つの他のコンポーネント・キャリアを介して基地局2にアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージのコンテンツの少なくとも一部を報告するようにさらに構成される。
【0065】
たとえば、生成デバイス101は以下をさらに含む。
【0066】
パディング・ビットのサイズを取得するように構成された第2取得デバイス。また、
【0067】
生成デバイス101は、パディング・ビットがアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージのすべてのコンテンツを含むために十分である場合、パディング・ビットを有する少なくとも1つの他のメディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットのパディング・ビット内のアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージのすべてのコンテンツを繰り返し満たすようにさらに構成される。
【0068】
あるいは、生成デバイス101は、パディング・ビットを有する少なくとも1つの他のメディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットのパディング・ビット内のアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージのコンテンツの一部を繰り返し満たすようにさらに構成される。
【0069】
他の実施形態では、それぞれのコンポーネント・キャリアを介するメディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットがシリアルに生成され、アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージがコンポーネント・キャリアを介する第1メディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットを介して送信されるようにもともとスケジューリングされている場合、生成デバイス101は、第1メディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットより前にカプセル化された、少なくとも1つの以先行するメディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットのパディング・ビット内のアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージの少なくとも一部を含むようにさらに構成され、したがって、装置10は全体的なアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージまたはアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージの一部が、少なくとも1つの以先行するメディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットのパディング・ビット内に含まれるかどうかを決定するように構成された決定デバイス(図示せず)をさらに含み、生成デバイス101は、
−全体的なアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージが少なくとも1つの第1メディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットのパディング・ビット内に含まれる場合、アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージを送信するようにもともとスケジューリングされている、第1メディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットの一部内のデータ・コンテンツをカプセル化するか、
−アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージの一部が少なくとも1つの第1メディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニットのパディング・ビット内に含まれる場合、第1メディア・アクセス・レイヤ・プロトコル・データ・ユニット内の残りのアップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージをカプセル化して、予備の部分内のデータ・コンテンツをカプセル化するようにさらに構成される。
【0070】
さらに、他の実施形態では、生成デバイス101は、
−送信されるべきデータの量に従って、標準または定期的アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージ、およびパディング・アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージをそれぞれ生成するようにさらに構成され、標準または定期的アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージが、送信されるべきデータの量が位置する第1の値の範囲を表すために使用され、パディング・アップリンク・バッファ・ステータス・レポート・メッセージが、送信されるべきデータの量と第1の値の範囲の下限との間の差が位置する第2の値の範囲を表すために使用される。(請求項8,15)
【0071】
上述の実施形態は例示的なものであり、本発明を限定するものではない点に留意されたい。本発明の趣旨から逸脱しない任意の技術的ソリューションは本発明の範囲内であり、これらは異なる実施形態に現れる異なる技術的特徴の使用、ならびに有利な効果を達成するためのスケジューリング方法の可能な組み合わせを包含する。さらに、特許請求の範囲における任意の参照番号は当該の特許請求の範囲を限定するものと見なされるべきではなく、「備える(comprising)」という用語は他の特許請求または記述にリストアップされた(されない)デバイスまたはステップを排除せず、デバイスに先行する「a/an」は複数のこのようなデバイスの存在を排除せず、装置に含まれる複数のデバイスの1つまたは複数の機能はハードウェアまたはソフトウェア内の同じモジュールによって実行でき、「第1」、「第2」などの用語は単に名称を示すことを意図しており、何らかの特定の順序を表すものではない。