【文献】
平山 美江,エクセル上達への道,PC MODE,日本,(株)毎日コミュニケーションズ,2006年 5月24日,第11巻 第5号,p.110〜113
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記コンピュータネットワークにおけるクライアントコンピュータ上に格納される電子ドキュメントの発行を開始するステップは、前記クライアントコンピュータから、前記コンピュータネットワークにおける前記第1のサーバコンピュータに対する前記電子ドキュメントの発行を開始するステップを備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記クライアントコンピュータから、前記第1のサーバコンピュータに対する前記電子ドキュメントの発行を開始するステップは、前記第1のサーバコンピュータにて、電子ドキュメントを発行するという要求を受信するステップを備えることを特徴とする請求項2に記載の方法。
前記コンピュータネットワークにおけるクライアントコンピュータ上に格納される電子ドキュメントの発行を開始するステップは、前記電子ドキュメントについての現在の要求が閾値を超えて前記第1のサーバコンピュータのネットワークトラヒック負荷を増加させたことを、前記第1のサーバコンピュータ上で実行しているネットワーク監視アプリケーションを介して判定したら、前記第1のサーバコンピュータに対する前記電子ドキュメントの発行を自動的に開始するステップを備え、前記電子ドキュメントの発行は前記第1のサーバコンピュータのネットワークトラヒック負荷を減少させることを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記コンピュータネットワークにおけるクライアントコンピュータ上に格納される電子ドキュメントの発行を開始するステップは、前記第1のサーバコンピュータに対する、ワードプロセシングアプリケーションのドキュメント、プレゼンテーションアプリケーションのドキュメント、およびスプレッドシートアプリケーションのドキュメントのうち少なくとも1つの発行を開始するステップを備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
第1のサーバコンピュータから、前記第1のサーバコンピュータに対する前記電子ドキュメントのリビジョン後の動的なバージョンの発行を開始するステップであって、前記第1のサーバコンピュータに対する前記電子ドキュメントのリビジョン後の動的なバージョンの発行は、前記クライアントコンピュータにて前記電子ドキュメントになされるリビジョンに応答して自動的に開始される、ステップと、
前記電子ドキュメントの前記リビジョン後の動的なバージョンの静的レンディションを前記第1のサーバコンピュータにて作成するステップと、
前記クライアントコンピュータに対する配信のために、前記電子ドキュメントの前記リビジョン後の動的なバージョンの静的レンディションを第2のサーバコンピュータ上に格納するステップと
をさらに備えたことを特徴とする請求項6に記載の方法。
前記電子ドキュメントの静的レンディションを前記クライアントコンピュータに表示する表示アプリケーションを作成するステップは、前記電子ドキュメントの静的レンディションを、前記電子ドキュメントの動的なバージョンと同一に見えるように表示する表示アプリケーションを作成することを備えることを特徴とする請求項6に記載の方法。
前記電子ドキュメントの静的レンディションを前記クライアントコンピュータに表示する表示アプリケーションを作成するステップは、前記電子ドキュメントの静的レンディションを、前記クライアントコンピュータ上のウェブブラウザにおいて作成されたフルスクリーンウィンドウに表示する表示アプリケーションを作成することを備えることを特徴とする請求項6に記載の方法。
前記コンピュータネットワークにおけるクライアントコンピュータ上に格納される電子ドキュメントの発行を開始するステップは、前記第1のサーバコンピュータにて、前記クライアントコンピュータから前記電子ドキュメントを発行するという要求を受信することを備えることを特徴とする請求項6に記載の方法。
前記コンピュータネットワークにおけるクライアントコンピュータ上に格納される電子ドキュメントの発行を開始するステップは、ネットワークトラヒック負荷が閾値を超えると、前記第1のサーバコンピュータから、前記第1のサーバコンピュータに対する前記電子ドキュメントの発行を自動的に開始することを備えることを特徴とする請求項6に記載の方法。
前記コンピュータネットワークにおけるクライアントコンピュータ上に格納される電子ドキュメントの発行を開始するステップは、前記第1のサーバコンピュータに対するノート作成アプリケーションのドキュメントの発行を開始することを備えることを特徴とする請求項6に記載の方法。
コンピュータによって実行されると、コンピュータネットワークにおける電子ドキュメントの静的レンディションをデプロイするサーバ前処理を利用する方法を、前記コンピュータに実行させるコンピュータ実行可能命令を格納するコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記方法は、
サーバコンピュータにおいて電子ドキュメントの静的レンディションと前記電子ドキュメントの動的なバージョンをクライアントコンピュータから受信するステップと、
ウェブサイトによって設けられたウェブページのオブジェクトとして前記電子ドキュメントの静的レンディションを表示するビューアを埋め込むように表示アプリケーションを構成するステップと、
前記サーバコンピュータにて、前記電子ドキュメントの動的なバージョンのリビジョンを前記クライアントコンピュータから受信するステップと、
前記サーバコンピュータにて、前記クライアントコンピュータから受信されたリビジョン後の電子ドキュメントの動的なバージョンの静的レンディションを作成するステップと
を備え、前記電子ドキュメントの前記静的レンディションは前記クライアントコンピュータにより前記電子ドキュメントを編集不可能なレンディションに変換することによって作成されることを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
サーバコンピュータにおいて電子ドキュメントの静的レンディションと前記電子ドキュメントの動的なバージョンをクライアントコンピュータから受信するステップは、ワードプロセシングアプリケーションのドキュメントの静的レンディションおよび前記ワードプロセシングアプリケーションのドキュメントの編集可能な動的レンディションを受信するステップを備えることを特徴とする請求項13に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
サーバコンピュータにおいて電子ドキュメントの静的レンディションと前記電子ドキュメントの動的なバージョンをクライアントコンピュータから受信するステップは、プレゼンテーションアプリケーションのドキュメントの静的レンディションおよび前記プレゼンテーションアプリケーションのドキュメントの編集可能な動的レンディションを受信するステップを備えることを特徴とする請求項13に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
サーバコンピュータにおいて電子ドキュメントの静的レンディションと前記電子ドキュメントの動的なバージョンをクライアントコンピュータから受信するステップは、スプレッドシートアプリケーションのドキュメントの静的レンディションおよび前記スプレッドシートアプリケーションのドキュメントの編集可能な動的レンディションを受信するステップを備えることを特徴とする請求項13に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
サーバコンピュータにおいて電子ドキュメントの静的レンディションと前記電子ドキュメントの動的なバージョンをクライアントコンピュータから受信するステップは、ノート作成アプリケーションのドキュメントの静的レンディションおよび前記ノート作成アプリケーションのドキュメントの編集可能な動的レンディションを受信するステップを備えることを特徴とする請求項13に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【発明を実施するための形態】
【0008】
コンピュータネットワークにおける電子ドキュメントの静的レンディションを配布するサーバ前処理を利用する実施形態が提供されている。電子ドキュメントは、コンピュータネットワークにおけるクライアントコンピュータから第1のサーバコンピュータまで発行される。発行中に、第1のサーバコンピュータは、電子ドキュメントの静的レンディション及び電子ドキュメントの静的レンディションをクライアントコンピュータ上に表示する表示
アプリケーションを作成する。第1のサーバコンピュータは、クライアントコンピュータに対する配信のために、電子ドキュメントと表示アプリケーションの静的レンディションを第2のサーバコンピュータに記憶する。他の実施形態は、第1のサーバコンピュータにて、電子ドキュメントに対するリビジョンを作成する要求を受信するステップ及び電子ドキュメントに対するリビジョンを作成するために、電子ドキュメントの動的なバージョンを第1のサーバコンピュータからクライアントに送信するステップをも含む。他の実施形態は、電子ドキュメントの静的なレンディションを作成するクライアントコンピュータをさらに含む。さらに、他の実施形態は、コンピュータシステムを含む。当該コンピュータシステムにおいて、電子ドキュメントコンテンツは、静的に表示され、動的に置換される。これら実施形態によれば、電子ドキュメントの静的レンディションは、動的電子ドキュメントデータがバックグラウンドでダウンロードされている間でさえも、高速に
ロードされて、クライアントコンピュータ上に表示するために表示される。
【0009】
以下の詳細な説明において、本明細書の一部を形成して例示として特定の実施形態又は実施例が示されている添付図面を参照する。これら実施形態は、本願発明の趣旨及び範囲から逸脱しないで、組み合わせられるし、他の実施形態が利用されるし、そして、構造的に変更される。したがって、以下の詳細な説明は、限定的な意味では捉えられるべきではないし、本発明の範囲は、添付した特許請求の範囲及びそれら均等物によって画定される。
【0010】
いくつかの図面を通して同様の番号は同様の要素を表している図面を参照すると、本発明の様々な態様が記載されているであろう。
図1は、様々な実施形態に係るコンピュータネットワークにおける電子ドキュメントの静的レンディションを配布するサーバ前処理を利用するクライアント−サーバネットワークアーキテクチャを図示するブロック図である。ネットワークアーキテクチャは、ネットワーク4上で互いに通信するクライアントコンピュータ2、コンバージョンサーバ70、及びコンテンツ配信サーバ90を含む。ネットワーク4は、ローカルネットワーク又は広域ネットワーク(例えば、インターネット)を含む。
【0011】
クライアントコンピュータ2は、様々な生産性アプリケーション30を記憶する。様々な生産性アプリケーション30は、ネットワーク4
を介してユーザが閲覧及び/又は編集するために、電子ドキュメントを作成し、編集し、当該電子ドキュメントをコンバージョンサーバ70へ発行するのに使用される。様々な実施形態によれば、生産性アプリケーション30は、レッドモンドワシントンのマイクロソフト社のWord文書作成ソフトウェア、POWERPOINTプレゼンテーショングラフィックスプログラム、Excelスプレッドシートアプリケーションプログラム、及びONENOTEノート作成プログラムを含む。上記の生産性アプリケーション30は個々のアプリケーションプログラムを含み、又は、マイクロソフト社のOFFICEアプリケーションプログラム等の一連の生産性アプリケーションに組み入れられることが十分理解されるべきである。しかしながら、他のメーカからの他の生産性/アプリケーションプログラムが本明細書に記載され種々の実施形態に応じて利用されることが十分理解されるべきである。
【0012】
上述したように、クライアントコンピュータ2における生産性アプリケーション30は、電子ドキュメントを作成し、編集し、発行するのに使用される。電子ドキュメントは、ワードプロセシングアプリケーションのドキュメント32、プレゼンテーションアプリケーションのドキュメント34及びノート作成アプリケーションのドキュメント36を含む。クライアントコンピュータ2は、ウェブブラウザ38をも記憶する。当該ウェブブラウザ38は、様々な実施形態によれば、前述電子ドキュメントの静的レンディション及び/又は動的レンディションをウェブページとして表示するために利用される。
【0013】
コンバージョンサーバ70は、コンバージョンアプリケーション60を含む。様々な実施形態によれば、コンバージョンアプリケーション60は、サーバ前処理動作の間(すなわち、コンバージョンサーバ70に対して電子ドキュメントの発行中に)、電子ドキュメントを変換して、電子ドキュメントの静的レンディションを作成するように構成される。当該電子ドキュメントの静的レンディションは、静的ワードプロセシングアプリケーションドキュメント62、静的プレゼンテーションアプリケーションドキュメント64、静的スプレッドシートアプリケーションドキュメント65、及び静的ノート作成アプリケーションドキュメント66を含むが、これらに限定されない。上述したように、「静的な」レンディションとは、電子ドキュメントの表示を取り扱う(又は電子ドキュメントの表示を作成する)のに使用されるサーバリソースが少ない場合のものである。特に、表示のために電子ドキュメントを1つ以上のサーバに準備するのに利用される処理が避けられる。これにより、電子ドキュメントの静的レンディションを編集不可能なものにするという効果が得られる。実施形態によれば、生産性アプリケーション30は、電子ドキュメントの静的レンディションを作成することにも利用される。
【0014】
コンバージョンサーバ70は、発行処理の間、電子ドキュメントの静的レンディションをコンテンツ配信サーバ90に送信するようさらに構成される。コンバージョンサーバ70は、ネットワーク4において分散された複数の物理的なサーバコンピュータ又は複数のバーチャルマシンを含む単一の物理的なサーバを含むことが理解されるべきである。
【0015】
様々な実施形態によれば、コンバージョンアプリケーション60は、ハイパーテキストマークアップランゲージ(「HTML」)ページとして表示するために、(静的ワードプロセシングアプリケーションドキュメント62等)の電子ドキュメントをPortable Network Graphics(”PNG”)フォーマットに変換することによって、静的ドキュメントを作成するように構成される。別の実施形態によれば、コンバージョンアプリケーション60は、電子ドキュメントを拡張可能なマーク付け言語(”XML”:extensible markup language)フォーマットのファイルに変換するように構成される。コンバージョンアプリケーション60によって利用される
XMLファイル形式の実施例は、マイクロソフト社によって開発された拡張可能なアプリケーションマーク付け言語(”XAML”:Extensible Application Markup Language)フォーマットである。当業者であれば、XAMLフォーマットされたファイルはブラウザーのプラグインを利用してHTMLページとして表示されることを容易に理解できるであろう。例示的ブラウザーのプラグインは、マイクロソフト社のSIL VERLIGHTブラウザーのプラグインである。様々な実施形態によれば、コンバージョンアプリケーション60は前述のファイル形式に限定されないが、しかし、電子ドキュメントを表示するために他の多数のファイル形式を作成することにも利用されることが理解されるべきである。
【0016】
様々な実施形態によれば、コンバージョンアプリケーション60は、サーバ前処理動作の間(すなわち、コンバージョンサーバ70に対して電子ドキュメントの発行中に)、電子ドキュメントを変換して、動的ノート作成アプリケーションドキュメント68等の電子ドキュメントの動的な(すなわち、編集可能な)レンディションを作成するようにも構成される。コンバージョンアプリケーション60は、サーバ前処理動作の間(すなわち、コンバージョンサーバ70に対して電子ドキュメントの発行中に)、表示アプリケーション74を作成し、かつ、表示アプリケーション74に送信するようにも構成されるので、静的レンディションは、(ウェブブラウザ38等の)ウェブブラウザにおいてHTMLページとして表示される。様々な実施形態によれば、表示アプリケーションは、ウェブブラウザにおいて作成されたフルスクリーンウィンドウのHTMLページとして、電子ドキュメントの静的レンディションを、ウェブブラウザにおいて作成されたフルスクリーンウィンドウのHTMLページとして、標準の又は通常のウェブブラウザウィンドウにおいて(すなわち、フルスクリーンウィンドウより小さい)、又は、ウェブブラウザにおいて表示可能なウェブページにおいて埋め込まれたオブジェクトとして、表示するのに利用される。例えば、表示アプリケーション74は、プレゼンテーションアプリケーションドキュメントを、ニュースウェブサイトによって設けられたウェブページのオブジェクトとして表示するビューアを埋め込むように構成される。表示アプリケーション74はウェブブラウザアプリケーションに限定されず、むしろ、静的リソースを消費することが可能なあらゆるアプリケーションを含むことが理解されるべきである。例えば、表示アプリケーション74は、電子ドキュメントを表示するプレビューウィンドウを作成するアプリケーションを含む。プレビューウィンドウは、電子ドキュメントの静的レンディションを表示するのに利用されるので、その結果、アプリケーションによる表示のために電子ドキュメントをロードする速度が増大せしめる。実施形態によれば、表示アプリケーション74は、静的ワードプロセシングアプリケーションドキュメント62、静的プレゼンテーションアプリケーションドキュメント64、静的スプレッドシートアプリケーションドキュメント65、及び静的ノート作成アプリケーションドキュメント66に対して別々の表示アプリケーションを含むことが十分理解されるべきである。
【0017】
コンテンツ配信サーバ90は、静的ワードプロセシングアプリケーションドキュメント62、静的プレゼンテーションドキュメント64、静的スプレッドシートアプリケーションドキュメント65、静的ノート作成アプリケーションドキュメント66、及び表示アプリケーション74を、それらがコンバージョンアプリケーション60により作成され且つ発行処理中にコンバージョンサーバ70から送信された後に、設けるのに利用される。様々な実施形態によれば、コンテンツ配信サーバ90は、静的電子ドキュメント及びそれらの関連表示アプリケーションをネットワーク4上の要求しているクライアントコンピュータ(クライアントコンピュータ2等)の一つ以上に配信するのに利用される。実施形態によれば、コンテンツ配信サーバ90は、複数のスケーラブルなインターネットサーバを含むネットワークを含むことが理解されるべきである。当該複数のスケーラブルなインターネットサーバは、高トラフィックウェブサイトを設け、かつ、静的ファイルをウェブブラウザに高速に配信するのに利用される。
【0018】
図1のネットワークアーキテクチャとその要素は、他のコンピューティングデバイス、通信装置、及び/又は他のシステムと通信する機能を含み、本明細書に記載された実施形態及び実施例に限定されることを意図されていないことが理解されるべきである。
【0020】
図2を参照すると、以下の説明は、様々な例示的実施形態が実装される好適なコンピューティング環境について簡潔で且つ一般的な説明を提供することを目的としている。種々の実施形態は、コンピューターデバイス上のオペレーティングシステムで駆動するプログラムモジュールと連結して実行するプログラムモジュールに関する一般的な内容で記載されるであろうが、当業者であれば、様々な実施形態が他のタイプのコンピュータシステク及びプログラムモジュールと組み合わせて実装されることを認識するであろう。
【0021】
一般に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行するか又は特定の抽象型データを実装するルーチン、プログラム、要素、データ構造、及び他のタイプの構造を含む。その上、当業者であれば、様々な実施形態が携帯デバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースの家庭用電化製品若しくはプログラム可能な家庭用電化製品、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ等を含む他のコンピュータシステム構成で実施されることを十分理解するだろう。本発明の様々な実施形態は、分散コンピュータ環境においても実行される。当該分散コンピュータ環境において、タスクは通信ネットワークを介してリンクされた遠隔処理デバイスによって実行される。分散コンピュータ環境においては、プログラムモジュールはローカル記憶デバイス及びリモートメモリ記憶デバイスの両方に設けられる。
【0022】
図2は、コンバージョンサーバ70を示している。当該コンバージョンサーバ70は、1つ以上のアプリケーションプログラムを実行することが可能な汎用のデスクトップ、ラップトップ、ハンドヘルド、タブレット、又は他のタイプのコンピュータを含む。コンバージョンサーバ70は、少なくとも1つの中央演算処理装置8(「CPU」)、ランダムアクセスメモリ18(「RAM」)及びリードオンリーメモリ(「ROM」)20を含むシステムメモリ12、及び、メモリをCPU8に連結するシステムバス10を含む。例えば、スタートアップ時に、コンピュータ内の要素間の情報を転送するのに有益な基本的なルーチンを含む基本入出力システムは、ROM20において記憶される。コンバージョンサーバ70は、
図1に関して上述されたオペレーティングシステム72、静的ワードプロセシングアプリケーションドキュメント62、静的プレゼンテーションドキュメント64、静的スプレッドシートアプリケーションドキュメント65、静的ノート作成アプリケーションドキュメント66、動的ノート作成アプリケーションドキュメント68、及び表示アプリケーション74を記憶する大容量記憶装置14をさらに含む。コンバージョンサーバ70は、ネットワークリソースを監視して電子ドキュメントの現在のサーバ負荷(すなわち、要求)を決定するネットワーク監視アプリケーション76をも含む。
【0023】
様々な実施形態によれば、オペレーティングシステム32は、マイクロソフト社のSHAREPOINTサービス技術を組み入れるWINDOWSオペレーティングシステム等ネットワークでつながれたパーソナルコンピュータの動作を制御するのに適切である。当業者に、知られているように、SHAREPOINTサービス技術によって、ユーザは、情報を共有するために、協動的環境を作成し、保持し、提示することが可能となる。当該技術を使用して、ユーザ又は組織は、情報(例えば、ウェブサーバ又はウェブフォルダ上のドキュメント等)をウェブサイトに関連づけられた他のユーザに対して提供しかつ共有するために、1つ以上のウェブサイトを作成することができる。本明細書に記載された実施形態はSHAREPOINTサービス技術に限定されるものとして理解されるべきでないこと、及び、他の開発者及び/又はメーカからの他の協動的サービス技術が利用されることが理解されるべきである。
【0024】
大容量記憶装置14は、バス10に接続された大容量記憶コントローラ(図示せず)を介してCPU8に接続される。大容量記憶装置14及びその関連コンピュータ読取可能媒体は、クライアントコンピュータ2に対して不揮発性記憶を提供する。本明細書に含まれるコンピュータ読取可能媒体に関する説明はハードディスク又はCD−ROMドライブ等の大容量記憶装置を意味しているものの、当業者であれば、コンピュータ読取可能媒体は、コンバージョンサーバ70によってアクセスされ且つ利用される利用可能なあらゆる媒体であることを容易に理解できるであろう。限定ではなく、例として、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含む。
【0025】
コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール又は他のデータ等の情報の記憶のためのあらゆる物理的方法又は技術において実装される揮発性及び不揮発性の脱着可能及び脱着不可能なハードウェア記憶媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ若しくは他の固体メモリ技術、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(「DVD」)若しくは他の光学記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置、又は、所望の情報を記憶するのに使用され且つコンバージョンサーバ70によってアクセスされる他の磁気記憶装置を含むがこれらに限定されない。通信媒体は、伝送波や他の転送機構等のコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール又は他のデータを変調されたデータ信号において通常具体化し、いかなる情報配信媒体をも含む。「変調されたデータ信号」とい用語は、信号の情報をエンコードするような方法で設定され又は変化された特性のうち1つ以上を有する信号を意味している。限定ではなく、例として、通信媒体は、有線ネットワーク又は直接有線接続等の有線媒体と、音響媒体、RF媒体、赤外線媒体及び他の無線媒体等の無線媒体とを含む。上記のあらゆる組み合わせも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。コンピュータ読取可能媒体は、コンピュータプログラム製品としても参照される。
【0026】
様々な実施形態によれば、コンバージョンサーバ70は、例えば、ローカルネットワーク又は広域ネットワーク(例えば、インターネット)を含むネットワーク4を介したリモートコンピュータに対する論理接続を使用してネットワーク化された環境において動作する。コンバージョンサーバ70は、バス10に接続されたネットワークネットワークインタフェースユニット16を介してネットワーク4に接続する。また、ネットワークインタフェースユニット16は、他のタイプのネットワーク及びリモートコンピュータシステムに接続することにも利用されることが十分理解されるべきである。コンバージョンサーバ70は、キーボード、マウス、ペン、スタイラス、指、及び/又は、他の手段を含む多くの入力タイプから入力を受信し且つ処理するための入出力コントローラ22をも含む。同様に、入出力コントローラ22は、ディスプレイデバイス82、プリンタ、又は他のタイプの出力デバイスに出力を提供する。さらに、タッチスクリーンは入力及び出力機構として機能する。
図1に示されたクライアントコンピュータ2及びコンテンツ配信サーバ90は、
図2においてコンバージョンサーバ70に関して示された従来の多くの要素を含むことが十分理解されるべきである。
【0027】
図3は、実施形態に係るコンピュータネットワークにおける電子ドキュメントの静的レンディションを配布するサーバ前処理を利用するルーチン300を示すフロー図である。本明細書に提示されたルーチンに関する説明を読む際に、本願発明の様々な実施形態の論理演算は、(1)コンピュータによって実装される動作若しくはコンピュータシステム上で動作するプログラムモジュールのシーケンスとして、そして/又は、(2)相互接続された機械論理回路若しくはコンピュータシステム内の回路モジュールとして実装されることが十分理解されるべきである。実装は、本発明を実装するコンピュータシステムの性能の要求に依存した選択の問題である。従って、
図3−4において図示され、且つ、本明細書において説明された種々の実施形態を形成する論理演算は、オペレーション、構造デバイス、動作、又はモジュールとして、様々に参照される。当業者であれば、これらオペレーション、構造デバイス、動作、及びモジュールは、添付された特許請求の範囲において画定された本発明の趣旨と範囲から逸脱することなく、ソフトウェア、ファームウェア、専用デジタル論理回路、及びそれらのあらゆる組合せにおいて、実装されることを容易に理解できるであろう。
【0028】
ルーチン300は、動作305にて開始する、動作305において、電子ドキュメント(すなわち、ワードプロセシングアプリケーションドキュメント32、プレゼンテーションアプリケーションドキュメント34、又はスプレッドシートアプリケーションドキュメント35の1つ)の発行は、コンバージョンサーバ70に対して開始される。実施形態によれば、発行は、クライアントコンピュータ2上で実行し、コンテンツ配信サーバ90による最終的なホスティングのために電子ドキュメントをサーバに送ることによって電子ドキュメントを発行することを希望する生産性アプリケーション30のユーザからの要求を受信することによって、マニュアルで開始される。以下でさらに詳細に説明するように、電子ドキュメントの発行は、コンバージョンサーバ70及びコンテンツ配信サーバ90の双方によって、実装される。別の実施形態によれば、電子ドキュメントの発行は、電子ドキュメントに対する現在の需要が閾値を超えてコンバージョンサーバに対するネットワークトラヒックの負荷を増大せしめているコンバージョンサーバ70上で実行するネットワーク監視アプリケーション76による判定に基づいてコンバージョンサーバ70上で実行するコンバージョンアプリケーション60によって自動的に開始される。したがって、ネットワーク監視アプリケーション76が、電子ドキュメントが高負荷の下にあると判定する場合(すなわち、電子ドキュメントに対する需要が大きい場合)、コンバージョンアプリケーション60は、コンバージョンサーバ70上の負荷を低減せしめるために要求を生じせしめているクライアントコンピュータ2上の電子ドキュメントの発行を自動的に開始する。電子ドキュメントの発行を自動的に開始するために、コンバージョンアプリケーション60によって利用されるネットワークトラフィックロードの閾値の利用は、多くの「トリガ」の1つにすぎないことが理解されるべきである。例えば、
図4に関して、さらに詳細に以下に説明するように、電子ドキュメントの発行は、クライアントコンピュータ2で作成されたリビジョンに応じて電子ドキュメントの動的バージョンを発行とき、コンバージョンアプリケーション60によって自動的にも開始される(すなわち、引き起こされる)。
【0029】
動作305から、ルーチン300は動作310に継続する。動作310において、コンバージョンサーバ70上で実行するコンバージョンアプリケーション60は、サーバ前処理動作を実行する。当該サーバ前処理動作は、発行されるべき電子ドキュメントの静的レンディションを作成することによってクライアントコンピュータ2によって(又はコンバージョンサーバ70によって)開始される電子ドキュメントに対する発行プロセスを継続することを含む。特に、コンバージョンアプリケーション60は、ワードプロセシングアプリケーションドキュメント32、プレゼンテーションアプリケーションドキュメント34、又はスプレッドシートアプリケーションドキュメント35の1つを、静的なHTMLファイル(すなわち、静的ワードプロセシングアプリケーションドキュメント62、静的プレゼンテーションアプリケーションドキュメント64、又は静的スプレッドシートアプリケーションドキュメント65)に変換するように構成される。例えば、コンバージョンアプリケーション60は、ワードプロセシングアプリケーションドキュメント32の1つをPNG若しくはXAMLフォーマットされたHTMLページに変換することによって、静的ワードプロセシングアプリケーションドキュメント62を作成するように構成される。
【0030】
動作310から、ルーチン300は動作315に継続する。当該動作315において、コンバージョンサーバ70上で実行するコンバージョンアプリケーション60は、電子ドキュメントに対する発行プロセスを継続することを含むサーバ前処理動作を実行し続ける。当該電子ドキュメントに対する発行プロセスは、クライアントコンピュータ2によって(又はコンバージョンサーバ70によって)開始されて、電子ドキュメントの静的レンディションを、フルスクリーンウェブブラウザにおいて、標準のウェブブラウザウィンドウにおいて、又は埋め込まれたウェブオブジェクトとして表示する表示アプリケーション74を作成する。例えば、表示アプリケーション74は、静的なワードプロセシングアプリケーションドのキュメント62を、クライアントコンピュータ2上のウェブブラウザ38によって作成されたブラウザウィンドウにおけるフルスクリーンドキュメントとして読むためのビューアを含む。あるいは、表示アプリケーション74は、静的プレゼンテーションアプリケーションドキュメント64を、クライアントコンピュータ2上のウェブブラウザ38によってアクセスされる(コンテンツ配信サーバ90によって設けられた)ウェブサイトに表示する埋め込みオブジェクトを含む。
【0031】
動作315から、ルーチン300は動作320に継続する。動作320において、コンバージョンサーバ70上で実行するコンバージョンアプリケーション60は、ウェブブラウザを使用して表示する要求クライアントコンピュータにデプロイされる電子ドキュメントの作成された静的レンディションと作成された表示アプリケーションとをコンテンツ配信サーバ90に記憶することによって、クライアントコンピュータ2によって(又はコンバージョンサーバ70によって)開始されたサーバ前処理動作及び電子ドキュメントの発行処理を終了する。動作320から、ルーチン300は終了する。
【0032】
図4は、別の実施形態に係るコンピュータネットワークにおける電子ドキュメントの静的レンディションを配布するサーバ前処理を利用するルーチン400を示すフロー図である。ルーチン400は、動作405にて開始する。当該動作405において、ノート作成アプリケーションドキュメント36の発行は、コンバージョンサーバ70に対して開始される。実施形態によれば、発行は、クライアントコンピュータ2上で実行して、コンテンツ配信サーバ90による最終的なホスティングのために電子ドキュメントをサーバに送ることによって電子ドキュメントを発行することを希望する生産性アプリケーション30のユーザから要求を受信することによって、マニュアルで開始される。以下でさらに詳細に説明するように、電子ドキュメントの発行は、コンバージョンサーバ70及びコンテンツ配信サーバ90の双方によって、実装される。別の実施形態によれば、電子ドキュメントの発行は、電子ドキュメントに対する現在の需要が閾値を超えてコンバージョンサーバに対するネットワークトラヒックの負荷を増大せしめているコンバージョンサーバ70上で実行するネットワーク監視アプリケーション76による判定に基づいて、コンバージョンサーバ70上で実行するコンバージョンアプリケーション60によって自動的に開始される。したがって、ネットワーク監視アプリケーション76が、電子ドキュメントが高負荷の下にあると判定する場合(すなわち、電子ドキュメントに対する需要が大きい場合)、コンバージョンアプリケーション60は、コンバージョンサーバ70で負荷を低減せしめるために、要求を生じているクライアントコンピュータ2上の電子ドキュメントの発行を自動的に開始する。
【0033】
動作405から、ルーチン400は動作410に継続する。当該動作410において、コンバージョンサーバ70上で実行するコンバージョンアプリケーション60は、サーバ前処理動作を実行する。当該サーバ前処理動作は、発行されるべき電子ドキュメントの静的及び動的(すなわち、編集可能な)レンディションを作成することによってクライアントコンピュータ2によって(又はコンバージョンサーバ70によって)開始される電子ドキュメントに対する発行プロセスを継続することを含む。特に、コンバージョンアプリケーション60は、ノート作成アプリケーションドキュメント36のうちの1つを静的HTMLファイル(すなわち、静的ノート作成アプリケーションドキュメント66)に変換し又はノート作成アプリケーションドキュメント66の編集可能バージョンに変換するように構成される。
【0034】
動作410から、ルーチン400は動作415に継続する。当該動作415において、コンバージョンサーバ70上で実行するコンバージョンアプリケーション60は、サーバ前処理動作を実行することを継続する。当該サーバ前処理動作は、電子ドキュメントに対する発行プロセスを継続することを含む。当該発行プロセスは、クライアントコンピュータ2によって(又はコンバージョンサーバ70によって)開始されて、電子ドキュメントの静的レンディションをフルスクリーンウェブブラウザにて表示する表示アプリケーション74を作成する。例えば、表示アプリケーション74は、クライアントコンピュータ2上のウェブブラウザ38によって作成されたブラウザウィンドウにおけるフルスクリーンドキュメントとして、静的ノート作成アプリケーションドキュメント66を読むビューアを含む。様々な実施形態によれば、静的レンディションが表示アプリケーション74のうちの1つを使用して表示されているとき、電子ドキュメントの静的レンディションは、電子ドキュメントの動的なレンディションと同一であるように現れる。
【0035】
動作415から、ルーチン400は動作420に継続する。当該動作420において、コンバージョンサーバ70上で実行するコンバージョンアプリケーション60は、ウェブブラウザを使用して表示する要求クライアントコンピュータにデプロイされる電子ドキュメントの作成された静的レンディションと作成された表示アプリケーションとをコンテンツ配信サーバ90に記憶することによって、クライアントコンピュータ2上で開始された電子ドキュメントに対するサーバ前処理動作及び発行処理を終了する。
【0036】
動作420から、ルーチン400は動作425に継続する。動作425において、コンバージョンサーバ70上で実行するコンバージョンアプリケーション60は、クライアントコンピュータ2上で実行する生産性アプリケーション30のユーザからの要求を受信して、発行された電子ドキュメントに対して修正をなし得る。動作425から、ルーチン400は動作430に継続する。当該動作430において、コンバージョンサーバ70上で実行するコンバージョンアプリケーション60は、電子ドキュメントの動的なバージョンをクライアントコンピュータ2へ修正のために送信する。実施形態によれば、電子ドキュメントの静的バージョンが表示アプリケーション74において表示されつつ、バックグラウンド処理を利用しながら電子ドキュメントの動的バージョンをコンバージョンサーバ70からのダウンロードを利用して、電子ドキュメントの動的なバージョンが、クライアントコンピュータ2によってクライアントコンピュータ2に送信されることが理解されるべきである。
【0037】
動作430から、ルーチン400は動作435に継続する。当該動作435において、コンバージョンサーバ70上で実行するコンバージョンアプリケーション60は、動作425でクライアントコンピュータ2上の発行された電子ドキュメントにされたリビジョン(すなわち、電子ドキュメントの修正された動的バージョン)に応じて、電子ドキュメントの動的バージョンの発行を開始する。実施形態によれば、電子ドキュメントの動的バージョンの発行は、自動的に開始される。
【0038】
動作435から、ルーチン400は動作440に継続する。当該動作440において、コンバージョンサーバ70上で実行するコンバージョンアプリケーション60は、修正された動的電子ドキュメントの静的レンディションを作成することによって、電子ドキュメントの修正された動的バージョンに対する発行プロセスを継続することを含むサーバ前処理動作を実行する。動作440から、ルーチン400は動作445に継続する。当該動作445において、コンバージョンサーバ70上で実行するコンバージョンアプリケーション60は、ウェブブラウザを使用して表示する要求クライアントコンピュータへデプロイするために、電子ドキュメントの作成された静的レンディションをコンテンツ配信サーバ90に記憶することによって、電子ドキュメントの修正された動的バージョンに対するサーバ前処理動作及び発行処理を終了する。動作445から、ツーチン400は終了する。
【0039】
図5は、別の実施形態に係るコンピュータネットワークにおける電子ドキュメントの静的レンディションを配布するサーバ前処理を利用するルーチン500を示すフロー図である。ルーチン500は動作505にて開始する。当該動作505において、生産性アプリケーション30によって作成される静的レンディションと電子ドキュメントの動的なバージョンは、コンバージョンサーバ70にて受信される。上述したように、生産性アプリケーション30は、電子ドキュメントの静的なレンディションを作成するのに利用される。例えば、クライアントコンピュータ2上で実行する生産性アプリケーション30は、編集可能な文書作成ドキュメント(すなわち、動的バージョン)並びにコンバージョンサーバ70にアップロードされる文書作成ドキュメントのXAMLバージョン(すなわち、静的バージョン)を作成するのに利用される。実施形態によれば、電子ドキュメントの静的バージョンはコンバージョンサーバ70に対してアップロードされる前に、生産性アプリケーション30によって予め作成されることが理解されるべきである。
【0040】
動作505から、ルーチン500は動作510に継続する。動作510において、コンバージョンサーバ70は、
クライアントコンピュータからなされた電子ドキュメントの動的バージョンへのリビジョンを受信する(電子ドキュメントの修正された動的バージョンを作成する)。動作510から、ルーチン500は動作515に継続する。当該動作515において、コンバージョンサーバ70上で実行するコンバージョンアプリケーション60は、クライアントコンピュータ2から受信された電子ドキュメントの修正された動的なバージョンの静的なレンディションを作成する。したがって、前述の実施形態によれば、コンバージョンアプリケーション60は、修正され又は編集された電子ドキュメントから静的ドキュメントを作成することのみによって、コンバージョンサーバ70上のプロセッシングリソースを変換する。動作515から、ルーチン500は終了する。
【0041】
実施形態1:
コンピュータネットワーク(4)における電子ドキュメント(32、34、35)の静的レンディション(62、64、65)をデプロイするサーバ前処理を利用する方法であって、
前記コンピュータネットワーク(4)におけるクライアントコンピュータ(2)に記憶された電子ドキュメント(32、34、35)の発行を開始するステップ(305)と、
前記電子ドキュメント(32、34、35)の発行中に、第1のサーバコンピュータ(70)にて、前記電子ドキュメント(32、34、35)の静的レンディション(62、64、65)及び前記電子ドキュメント(32、34、35)の前記静的レンディション(62、64、65)を前記コンピュータネットワーク(4)上の前記クライアントコンピュータ(2)に表示する表示アプリケーション(74)を作成するステップ(310、315)と、
前記クライアントコンピュータ(2)に対する配信のために、前記電子ドキュメント(32、34、35)の前記静的レンディション(62、64、65)及び前記表示アプリケーション(74)を第2のサーバコンピュータ(90)に記憶するステップ(320)と
を具えたことを特徴とする方法。
【0042】
実施形態2:
前記コンピュータネットワーク(4)におけるクライアントコンピュータ(2)に記憶された電子ドキュメント(32、34、35)の発行を開始する前記ステップ(305)は、前記クライアントコンピュータ(2)から、前記コンピュータネットワーク(4)における前記第1のサーバコンピュータ(70)に対する前記電子ドキュメントの発行を開始するステップを含むことを特徴とする実施形態1記載の方法。
【0043】
実施形態3:
前記電子ドキュメント(32、34、35)の前記静的レンディション(62、64、65)を前記クライアントコンピュータ(2)上に表示する表示アプリケーション(74)を作成する前記ステップ(315)は、前記電子ドキュメント(32、34、35)の前記静的レンディション(62、64、65)を、前記クライアントコンピュータ(2)上のウェブブラウザ(38)及び前記クライアントコンピュータ(2)上のウェブブラウザウィンドウにおいて作成された少なくとも1つのフルスクリーンウィンドウに表示する表示アプリケーション(74)を作成するステップを含むことを特徴とする実施形態1記載の方法。
【0044】
実施形態4:
前記電子ドキュメント(32、34、35)の前記静的レンディション(62、64、65)を前記クライアントコンピュータ(2)に表示する表示アプリケーション(74)を作成する前記ステップ(315)は、前記電子ドキュメント(32、34、35)の前記静的レンディション(62、64、65)を、埋め込みオブジェクトとして、前記クライアントコンピュータ(2)上のウェブブラウザ(38)において表示可能なウェブページに表示する表示アプリケーション(74)を作成するステップを含むことを特徴とする実施形態1記載の方法。
【0045】
実施形態5:
前記電子ドキュメント(32、34、35)の前記静的レンディション(62、64、65)を前記クライアントコンピュータ(2)に表示する表示アプリケーション(74)を作成する前記ステップ(315)は、前記クライアントコンピュータ(2)上のアプリケーションプログラム(30)によって作成された前記電子ドキュメント(32、34、35)の前記静的レンディション(62、64、65)をプレビューウィンドウに表示する表示アプリケーション(74)を作成するステップを含むことを特徴とする実施形態1記載の方法。
【0046】
実施形態6:
前記クライアントコンピュータ(2)から、前記第1のサーバコンピュータ(70)に対する前記電子ドキュメント(32、34、35)の発行を開始する前記ステップ(305)は、前記第1のサーバコンピュータ(70)にて、電子ドキュメント(32、34、35)を発行するという要求を受信するステップを含むことを特徴とする実施形態2記載の方法。
【0047】
実施形態7:
前記コンピュータネットワーク(4)におけるクライアントコンピュータ(2)に記憶された電子ドキュメント(32、34、35)の発行を開始する前記ステップ(305)は、ネットワークトラヒック負荷が閾値を超えると、前記第1のサーバコンピュータ(70)から、前記第1のサーバコンピュータ(70)に対する前記電子ドキュメント(32、34、35)の発行を自動的に開始するステップを含むことを特徴とする実施形態1記載の方法。
【0048】
実施形態8:
前記コンピュータネットワーク(4)におけるクライアントコンピュータ(2)に記憶された電子ドキュメント(32、34、35)の発行を開始する前記ステップ(305)は、ワードプロセシングアプリケーションのドキュメント(32)、プレゼンテーションアプリケーションのドキュメント(34)、及びスプレッドシートアプリケーションのドキュメント(35)のうち少なくとも1つの発行を前記第1のサーバコンピュータ(70)に対して開始するステップを含むことを特徴とする実施形態1記載の方法。
【0049】
実施形態9:
コンピュータネットワーク(4)における電子ドキュメント(66)の静的レンディション(36)をデプロイするサーバ前処理を利用する方法であって、
前記コンピュータネットワーク(4)におけるクライアントコンピュータ(2)に記憶された電子ドキュメント(36)の発行を開始するステップ(405)と、
前記電子ドキュメント(36)の発行中に、第1のサーバコンピュータ(70)にて、前記電子ドキュメント(36)の静的レンディション(66)及び前記電子ドキュメント(36)の前記静的レンディションを前記クライアントコンピュータ(2)上に表示する表示アプリケーション(74)を作成するステップ(410、415)と、
前記クライアントコンピュータ(2)に対する配信のために、前記電子ドキュメント(36)の前記静的レンディション(66)及び前記表示アプリケーション(74)を第2のサーバコンピュータ(90)に記憶するステップ(420)と、
前記第1のサーバコンピュータ(70)にて、前記電子ドキュメント(36)に対してリビジョンをなす要求を前記クライアントコンピュータ(2)から受信するステップ(425)と、
前記電子ドキュメント(36)に対する前記リビジョンをなすために、前記電子ドキュメント(36)の動的バージョン(68)を前記第1のサーバコンピュータ(70)から前記クライアントコンピュータ(2)へ送信するステップ(430)と、を含み、
前記電子ドキュメント(36)の前記静的レンディション(66)が前記クライアントコンピュータ(2)にて表示されている間、前記電子ドキュメント(36)の前記動的バージョン(68)は、バックグラウンド処理として、前記クライアントコンピュータ(2)にてダウンロードされることを特徴とする方法。
【0050】
実施形態10:
第1のサーバコンピュータ(70)から、前記第1のサーバコンピュータ(70)に対する前記電子ドキュメント(68)のリビジョン後の動的バージョンの発行を開始するステップ(435)と、
前記電子ドキュメント(68)の前記リビジョン後の動的バージョンの静的レンディション(66)を前記第1のサーバコンピュータ(70)にて作成するステップ(440)と、
前記クライアントコンピュータ(2)に対する配信のために、前記電子ドキュメント(68)の前記リビジョン後の動的バージョンの前記静的レンディション(66)を第2のサーバコンピュータ(90)に記憶するステップ(445)と
をさらに具えたことを特徴とする実施形態9記載の方法。
【0051】
実施形態11:
前記電子ドキュメント(66)の前記静的レンディションを前記クライアントコンピュータ(2)に表示する表示アプリケーション(74)を作成する前記ステップ(415)は、前記電子ドキュメント(66)の前記静的レンディションを、前記電子ドキュメント(68)の動的なバージョンと同一となるよう見えるように表示する表示アプリケーション(74)を作成するステップを含むことを特徴とする実施形態9記載の方法。
【0052】
実施形態12:
前記電子ドキュメント(66)の前記静的レンディションを前記クライアントコンピュータ(2)に表示する表示アプリケーション(74)を作成する前記ステップ(415)は、前記電子ドキュメント(66)の前記静的レンディションを、前記クライアントコンピュータ(2)上のウェブブラウザ(38)において作成されたフルスクリーンウィンドウに表示する表示アプリケーション(74)を作成するステップを含むことを特徴とする実施形態9記載の方法。
【0053】
実施形態13:
前記コンピュータネットワーク(4)におけるクライアントコンピュータ(2)に記憶された電子ドキュメント(36)の発行を開始する前記ステップ(405)は、前記第1のサーバコンピュータ(70)にて、前記クライアントコンピュータ(2)から前記電子ドキュメント(36)を発行するという要求を受信するステップを含むことを特徴とする実施形態9記載の方法。
【0054】
実施形態14:
前記コンピュータネットワーク(4)におけるクライアントコンピュータ(2)に記憶された電子ドキュメント(36)の発行を開始する前記ステップ(405)は、ネットワークトラヒック負荷が閾値を超えると、前記第1のサーバコンピュータ(70)から、前記第1のサーバコンピュータ(70)に対する前記電子ドキュメント(36)の発行を自動的に開始するステップを含むことを特徴とする実施形態9記載の方法
【0055】
実施形態15:
前記コンピュータネットワーク(4)におけるクライアントコンピュータ(2)に記憶された電子ドキュメント(36)の発行を開始する前記ステップ(405)は、前記第1のサーバコンピュータ(70)に対するノート作成アプリケーションのドキュメント(36)の発行を開始するステップを含むことを特徴とする実施形態9記載の方法。
【0056】
実施形態16:
コンピュータ(2)で実行されると、コンピュータネットワーク(4)における電子ドキュメント(32、34、35)の静的レンディション(62、64、65)をデプロイするサーバ前処理を利用する方法を、前記コンピュータ(2)に実行せしめるコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータ可読記憶媒体(12、14)であって、
前記方法は、
サーバコンピュータ(70)における電子ドキュメント(32、34、35、36)の静的レンディションと前記電子ドキュメント(32、34、35、36)の動的なバージョンをクライアントコンピュータ(2)から受信するステップ(505)と、
ここで、前記受信するステップ(505)において、前記電子ドキュメント(32、34、35、36)の前記静的レンディションは前記クライアントコンピュータ(2)にて作成され、
前記サーバコンピュータ(70)にて、前記電子ドキュメント(32、34、35、36)の前記動的バージョンのリビジョンを前記クライアントコンピュータ(2)から受信するステップ(510)と、
前記サーバコンピュータ(70)にて、前記クライアントコンピュータ(2)から受信された当該リビジョン後の動的電子ドキュメント(32、34、35、36)の静的レンディションを作成するステップ(515)と
を具えたことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体(12、14)。
【0057】
実施形態17:
サーバコンピュータ(70)における電子ドキュメント(32、34、35、36)の静的レンディションと前記電子ドキュメント(32、34、35、36)の動的なバージョンをクライアントコンピュータ(2)から受信する前記ステップ(505)は、ワードプロセシングアプリケーションのドキュメント(32)の静的レンディション及び前記ワードプロセシングアプリケーションのドキュメント(32)の動的レンディションを受信するステップを含むことを特徴とする実施形態16記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【0058】
実施形態18:
サーバコンピュータ(70)における電子ドキュメント(32、34、35、36)の静的レンディションと前記電子ドキュメント(32、34、35、36)の動的バージョンをクライアントコンピュータ(2)から受信する前記ステップ(505)は、プレゼンテーションアプリケーションのドキュメント(34)の静的レンディション及び前記プレゼンテーションアプリケーションのドキュメント(34)の動的レンディションを受信するステップを含むことを特徴とする実施形態16記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【0059】
実施形態19:
サーバコンピュータ(70)における電子ドキュメント(32、34、35、36)の静的レンディションと前記電子ドキュメント(32、34、35、36)の動的バージョンをクライアントコンピュータ(2)から受信する前記ステップ(505)は、スプレッドシートアプリケーションのドキュメント(35)の静的レンディション及び前記スプレッドシートアプリケーションのドキュメント(35)の動的レンディションを受信するステップを含むことを特徴とする実施形態16記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【0060】
実施形態20:
サーバコンピュータ(70)における電子ドキュメント(32、34、35、36)の静的レンディションと前記電子ドキュメント(32、34、35、36)の動的なバージョンをクライアントコンピュータ(2)から受信する前記ステップ(505)は、ノート作成アプリケーションのドキュメント(36)の静的レンディション及び前記ノート作成アプリケーションのドキュメント(36)の動的レンディションを受信するステップを含むことを特徴とする実施形態16記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【0061】
本発明について様々な例示的実施形態を参照して説明してきたものの、当業者であれば、多くの変形例が、以下の特許請求の範囲内においてなされることを理解するであろう。従って、本発明の範囲は、いかなる場合においても、上記明細書によって限定されるべきでなく、代わりに、完全に以下の特許請求の範囲を参照して、決められるべきであることを意図してない。