【文献】
Nokia,Stage 2 updates for Enhanced CELL_FACH state in FDD,3GPP TSG-RAN WG2#56bis, R2-070393,2007年 1月19日
【文献】
NSN, Nokia,Introduction of HS-DSCH reception in CELL_FACH, URA_PCH and CELL_PCH,3GPP TSG-RAN WG2#58 R2-071693,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_58/Documents/R2-071693.zip>,2007年 5月 7日,39−46、60、61ページ
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)無線ネットワーク一時識別子(U−RNTI)が、DCCH送信のために割り当てられることを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記共通H−RNTIと専用H−RNTIとが別個のMAC−ehsエンティティにおいて構成されている場合、前記MAC−ehsエンティティは、前記共通H−RNTIに対してリセットされ、他のMAC−ehsエンティティは、専用H−RNTIに対してリセットされることを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記MAC−ehsエンティティは、前記セル再選択の結果がインターノードB(inter−Node B)セル変更である場合にリセットされることを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記共通H−RNTIは、CELL UPDATE CONFIRM RRCメッセージの受信に続いて選択されることを特徴とする請求項13に記載のWTRU。
前記コントローラは、HS−DSCH受信変数をTRUEに設定することによりHS−DSCH受信を可能にするようにさらに構成されたことを特徴とする請求項13に記載のWTRU。
ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)無線ネットワーク一時識別子(U−RNTI)が、DCCH送信のために割り当てられることを特徴とする請求項13に記載のWTRU。
前記共通H−RNTIと専用H−RNTIとが別個のMAC−ehsエンティティにおいて構成されている場合、前記MAC−ehsエンティティは、前記共通H−RNTIに対してリセットされ、他のMAC−ehsエンティティは、専用H−RNTIに対してリセットされることを特徴とする請求項13に記載のWTRU。
前記MAC−ehsエンティティは、前記セル再選択の結果がインターノードB(inter−Node B)セル変更である場合にリセットされることを特徴とする請求項13に記載のWTRU。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下で言及する場合、「WTRU」という用語は、限定はしないが、ユーザ装置(UE)、移動局、固定または移動体加入者装置、ページャ、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、コンピュータ、または無線環境で動作できる他のタイプのユーザデバイスを含む。以下で言及する場合、「基地局」という用語は、限定はしないが、ノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、または無線環境で動作できる他のタイプのインターフェース接続デバイスを含む。
【0017】
以下で言及する場合、「MAC−hsエンティティ」という用語は、従来のMAC−hsエンティティだけでなく、「拡張MAC−hs(MAC−ehs)エンティティ」としても知られる、CELL_FACH、CELL_PCHおよびURA_PCH状態のHS−DSCH受信をサポートする高速MACエンティティも含む。
【0018】
図1は、ノードB120a、120bを含む例示的なWTRU110およびUTRANを示す。
図1は、話を簡単にするために、2つのセル122a、122bおよび2つのノードB120a、120bのみを示す。HSDPA送信の場合、WTRU110はUTRANからWTRU識別情報(すなわち、H−RNTI)およびHSDPA構成情報を受信する。Cell_FACH状態のWTRU110にH−RNTIおよびHSDPA構成情報を割り当てる方法を以下で説明する。
【0019】
Cell_DCH状態では、アクティブなHSDPA通信をもつすべてのWTRUは一意の(セル固有の)H−RNTIを割り当てられる。しかしながら、Cell_FACH状態では、これは必ずしも可能ではない。Cell_FACH状態にある間に共通H−RNTIと専用H−RNTIの両方を使用することが提案されてきた。HS−DSCHにマッピングされるCCCH送信は共通H−RNTIを使用し、HS−DSCHにマッピングされるDCCHおよびDTCH送信は専用H−RNTIを使用する。共通H−RNTIは、従来のシステム情報ブロック(SIB)に新しい情報要素を追加するか、または新しいSIBおよび関連するスケジュールを定義することによって、システム情報の一部としてブロードキャストできる。
【0020】
専用H−RNTIに関する情報はRRCメッセージ中で搬送できる。しかしながら、WTRUがCell_FACH状態にある間に、WTRU110は専用H−RNTIをまだもたないが、ダウンリンクRRCメッセージ(たとえば、CELL UPDATE CONFIRM)がHS−DSCHにマッピングされるDCCHを使用して送信される場合、問題が起こる。一実施形態によれば、WTRU識別情報(たとえば、CELL UPDATE CONFIRMメッセージ)を含むRRCメッセージは、共通H−RNTIを使用してHS−DSCH上でCCCHを介して送信でき、専用H−RNTIはRRCメッセージ中に含めることができる。代替として、RRCメッセージ(たとえば、CELL UPDATE CONFIRMメッセージ)はFACH上でDCCHを使用して送信でき、MAC−cヘッダがWTRU識別情報を含む。
【0021】
代替として、WTRU110が専用H−RNTIをもたない場合、確保されたH−RNTI(RH−RNTI)のバンクはHS−DSCHを介して送信されたDCCHメッセージのためだけに使用できる。RH−RNTIのバンクは、システム情報の一部としてブロードキャストでき、インデックス付けできる。WTRU110は、RH−RNTIのインデックスの1つをランダムに選択し、CELL UPDATEメッセージ中でこの情報を送信する。CELL UPDATEメッセージは、RH−RNTIのインデックスを含む新しい情報要素(IE)を含めるために拡大できる。UTRANは、インデックス付きRH−RNTIを使用して、HS−DSCHにマッピングされるDCCHを介してCELL UPDATE CONFIRMメッセージで応答する(すなわち、インデックス付きRH−RNTIは、HS−SCCHでシグナリングされる)。複数のWTRUが同じRH−RNTIを選択する場合、アドレス衝突が起こることがある。UTRANは、複数のWTRUが同じRH−RNTIを選択していないことを確認する。アドレス衝突が起こる場合、UTRANは単にCELL UPDATE CONFIRMメッセージの送信を止め、CELL UPDATEメッセージの再送信を待機することができる。
【0022】
代替として、U−RNTIを割り当てるときに、U−RNTIは、WTRU110がU−RNTIの部分集合(たとえば、最下位の16ビット)を使用することができる方法で、一時的な専用H−RNTIとして割り当てでき、この一時的なH−RNTIは、HS−DSCHを介したDCCH送信(たとえば、CELL UPDATE CONFIRMメッセージの送信)に使用できる。この場合、UTRANがアドレス衝突の防止を受け持つ。
【0023】
HSDPA送信を受信するために、WTRU110はUTRANからのHSDPA構成情報を必要とする。一般に、HSDPA構成情報はRRCメッセージ(RRC CONNECTION SETUPメッセージ、CELL UPDATE CONFIRMメッセージなど)中で与えられる。Cell_FACH状態のWTRU110の場合、これらのRRCメッセージを受信できる前でさえも、HSDPAが構成されなければならない。
【0024】
共通HS−DSCHシステム情報はブロードキャストシステム情報の一部として送信できる。ブロードキャスト情報は、拡張Cell_FACH機能(すなわち、セルが拡張Cell_FACHのWTRUをサポートするという指示)と、共通高速物理ダウンリンク共有チャネル(HS−PDSCH)情報(たとえば、HS−SCCHスクランブリングコードおよびチャネライゼーションコード、チャネル品質インジケータ(CQI)フィードバック情報など)と、共通HARQ情報(たとえば、HARQプロセスの数およびメモリパーティショニングなど)と、随意で、専用H−RNTIが利用可能でない場合、DCCHメッセージの送信に使用されるRH−RNTIとを含むことができる。ブロードキャストシステム情報は1組のデフォルトの共通HSDPA構成を含むことができ、WTRUはそれらの1つを(たとえば、その初期のWTRU識別情報に基づいて)選択することができる。
【0025】
HSDPA構成情報を受信した後、WTRU110はMAC−hsエンティティを構成する。別個のMAC−hsエンティティがRNTIアドレスごとに構成できる。たとえば、拡張Cell_FACH状態のWTRU110が共通H−RNTIおよび専用H−RNTIを用いて構成される場合、2つの別個のMAC−hsエンティティが構成できる(1つは共通H−RNTI用、もう1つは専用H−RNTI用)。
【0026】
代替として、単一のMAC−hsエンティティがWTRUごとに設定でき、トラフィックは論理チャネルに基づいて異なる優先待ち行列に格納することによって分離される。ノードBは、スケジューラによって選択される優先待ち行列に応じて、送信に使用されるH−RNTIを変更することが必要になる。
【0027】
WTRU110は、3GPP技術仕様(TS)25.331で規定されるように、多数の場合において変数HS_DSCH_RECEPTIONを評価する。変数HS_DSCH_RECEPTIONは、「高速共有制御チャネル(HS−SCCH)およびHS−DSCH受信手順が進行中である」ことを示す。変数HS_DSCH_RECEPTIONがFALSEに評価される場合、それはWTRU110に(MAC−hsリセットおよびすべてのHARQリソースのクリアリングを含む)完全なHSDPAリセットの実行を強制する。いくつかの条件が満たされる場合、変数HS_DSCH_RECEPTIONはTRUEに設定されることになる。Cell_FACH状態のHSDPAを動作させるために、以下の3つの条件が満たされる場合、HS_DSCH_RECEPTION変数はTRUEに評価しなければならない。(1)WTRUが拡張Cell_FACH状態であり、(2)ダウンリンク無線リンクがサービス側HS−DSCH無線リンクとして構成され、(3)HS−DSCHにマッピングされる少なくとも1つの無線ベアラがある。変数「HS_DSCH_RECEPTION」はCELL_DCH状態の変数と同じでよく、または新しい変数がCELL_FACH状態で動作しているWTRUに対して定義できることに留意されたい。また、変数「HS_DSCH_RECEPTION」は異なる名前で呼ばれることがあり、または他の変数が同じ機能のために使用できることに留意されたい。
【0028】
以下で、セル更新手順について説明する。
図2は、一実施形態によるセル更新用のプロセス200の流れ図である。この実施例では、WTRU110は、拡張Cell_FACHサポートのあるソースセル122aから拡張Cell_FACHサポートのあるターゲットセル122bへ移動する。拡張Cell_FACH状態のWTRU110がターゲットセル122bを選択する(ステップ202)。WTRU110はソースセル122a上での送信および受信を止め、ソースセル122aで使用されたC−RNTIおよびH−RNTIをクリアする(ステップ204)。WTRU110はターゲットセル122b中のシステム情報を読み取り、ターゲットノードBの機能を判断する(ステップ206)。
【0029】
ターゲットノードB120bが拡張Cell_FACH機能を有する場合、以下のステップが実行される。ターゲットノードB120bが拡張Cell_FACH機能を有しない場合(すなわち、拡張Cell_FACHセルから非拡張Cell_FACHセルへのセル再選択)、
図3のプロセス300が実行される。WTRU110はMAC−hsリセットを実行することができる(ステップ208)。これはソフトバッファをフラッシュし、逆アセンブリプロセスを開始する。MAC−hsリセットは共通H−RNTI待ち行列と専用H−RNTI待ち行列の両方に対して実行が必要な場合がある。
【0030】
WTRU110は共通H−RNTIと専用H−RNTIの両方に対してMAC−hsリセットを常に実行することができる。代替として、WTRU110は、セル再選択がインターノードB(inter−Node B)セル変更、またはMAC−hs保持をサポートしないノードBに対するイントラノードB(intra−node B)セル変更を生じる場合にのみMAC−hsリセットを実行することができる。この場合、ノードBがMAC−hsエンティティを維持することができるならば、イントラノードBセル変更はMAC−hsリセットを生じない。これは、ノードB識別情報および機能についてのWTRU110への何らかの指示を必要とし、その指示は既存のSIBへの新しい情報要素または新しいSIBのいずれかとして、システム情報の一部としてブロードキャストできる。
【0031】
代替として、WTRU110は、並べ替え待ち行列が使用される場合にのみMAC−hsリセットを実行することができる。拡張Cell_FACHのWTRU110が並べ替え待ち行列を(共通H−RNTI上または専用H−RNTI上のいずれかのトラフィックに)使用しない場合、MAC−hsリセットは必要とされない。随意で、WTRU110は、MAC−hsリセットを実行する代わりに、HARQソフトバッファをフラッシュすることを決めることができる。
【0032】
代替として、WTRU110は、並べ替え待ち行列が使用され、セル再選択がインターノードBセル変更、またはMAC−hs保持をサポートしないノードBに対するイントラノードBセル変更を生じる場合にのみMAC−hsリセットを実行することができる。
【0033】
次いで、WTRU110はHSDPA通信ならびにRACH通信を設定し、セル変更を通知するためにUTRANにCELL UPDATEメッセージを送信する(ステップ210)。随意で、WTRU110は、RH−RNTIのインデックスを選択し、CELL UPDATEメッセージ中でこの情報を与えることができる。WTRU110はダウンリンク受信を開始する。WTRU110は、そのH−RNTIをHS−SCCH中で探す。H−RNTIの選択は、上述のようにH−RNTIを割り当てるための規則に依存する。WTRU110は、システム情報中の共通H−RNTIブロードキャスト、CELL UPDATEメッセージ中で要求されたRH−RNTI、またはU−RNTIの部分集合に基づく一時的なH−RNTIを使用することができる。
【0034】
UTRANはCELL UPDATEメッセージを受信し、ソースノードBへのデータの送信を止め、古いMAC−hsエンティティを削除するようにソースノードBに通知し、ターゲットノードBで新しいMAC−hsエンティティを設定する(ステップ212)。UTRANはHSDPA通信用の設定情報とともにターゲットノードBを介してWTRU110にCELL UPDATE CONFIRMメッセージを送信する(ステップ214)。CELL UPDATE CONFIRMメッセージに使用されるH−RNTIは、H−RNTIを割り当てるための規則に依存する。UTRANは、システム情報中の共通H−RNTIブロードキャスト、CELL UPDATEメッセージ中で要求されたRH−RNTI、またはU−RNTIの部分集合に基づく一時的なH−RNTIを使用することができる。代替として、CELL UPDATE CONFIRMメッセージはFACHを介して送信できる。
【0035】
WTRU110は、CELL UPDATE CONFIRMメッセージ中に含まれる構成情報を用いてHSDPAを設定する(ステップ216)。WTRU110はRRCメッセージ(たとえば、物理層パラメータが変化したかどうかに応じて、PHYSICAL CHANNEL RECONFIGURATION COMPLETEまたはUTRAN MOBILITY INFORMATION CONFIRM)で応答する(ステップ218)。
【0036】
さらに、WTRUのMAC−hsリセットの後に、どのPDUが再送信を必要とするかをUTRANが知ることができるようにWTRU110がRLCステータス報告を送信すると、性能を改善することができる。RLCステータス報告は、CELL UPDATEメッセージの送信前、ただしターゲットセル122bの選択後に送信できる。このために、プロセス200は変更される。たとえば、WTRU110はターゲットセル122bの選択後にソースセル122a中での受信を止める。次いで、WTRU110はMAC−hsリセットを実行する。WTRU110は次いで、ソースノードB120aにRLCステータス報告を送信し、受信された最後のPDUのシーケンス番号を与える。次いで、WTRU110はソースセル122aでの送信を止め、ステップ210で継続する。代替として、WTRU110は、CELL UPDATEメッセージ中のIEとしてRLCステータス情報を含むことができる。このステータス情報はWTRU110で受信された最後のシーケンス番号を含む。代替として、WTRU110は、UTRANにRLCステータスを送信するために、CELL UPDATE CONFIRMメッセージを受信するまで待機することができ、最後に受信されたPDUのシーケンス番号の指示を与える。ステータス情報は、PHYSICAL CHANNEL RECONFIGURATION COMPLETEメッセージまたはUTRAN MOBILITY INFORMATION CONFIRMメッセージ中に含めることができる。
【0037】
随意で、MAC−hsリセットを取り除き、代わりに、CELL UPDATE CONFIRMメッセージ中で搬送された、UTRANからのリセット指示を使用することができる。CELL UPDATEメッセージ中で、WTRU110はUTRANに並べ替え待ち行列の使用(およびリセットが必要かどうか)について通知することができる。UTRANは、手順を制御しているので、イントラノードBセル変更(MAC−hs保持あり)がMAC−hsリセットを生じないことを確実にすることができ、再並べ替え待ち行列をもたないWTRU110はMAC−hsリセットを生じないことになる。MAC−hsリセットの代わりに、WTRU110は、そのHARQソフトバッファをフラッシュすることができる。
【0038】
図3は、別の実施形態によるセル更新用のプロセス300の流れ図である。この実施形態では、WTRU110は、拡張Cell_FACHサポートのあるソースセル122aから拡張Cell_FACHサポートのないターゲットセル122bへ移動する。WTRU110はターゲットセル122bを選択する(ステップ302)。WTRU110はソースセル122aでの送信および受信を止め、ソースセル122aで使用されたC−RNTIおよびH−RNTIをクリアする(ステップ304)。WTRU110はターゲットセル122bからシステム情報を読み取り、ターゲットノードBの機能を判断する(ステップ306)。ターゲットノードBが拡張Cell_FACH機能を有しない場合、WTRU110はMAC−hsリセットを実行する(ステップ308)。
【0039】
WTRU110はS−CCPCH通信およびRACH通信を設定し、セル変更を通知するためにUTRANにCELL UPDATEメッセージを送信する(ステップ310)。WTRU110は選択されたS−CCPCH上でダウンリンク受信を開始する。
【0040】
UTRANはCELL UPDATEメッセージを受信し、ソースノードBへのデータの送信を止め、MAC−hsエンティティを削除するようにソースノードBに通知する(ステップ312)。UTRANは、S−CCPCHを使用するFACH上で無線ベアラの再マッピングに関する情報とともにターゲットノードB中にCELL UPDATE CONFIRMを送信する(ステップ314)。WTRU110は、選択されたS−CCPCH上でFACHを使用するために無線ベアラを再構成する(ステップ316)。WTRU110はRRC応答メッセージ(たとえば、RADIO BEARER RECONFIGURATION COMPLETEメッセージ)を送信する(ステップ318)。
【0041】
WTRUが拡張Cell_FACHサポートのあるソースセルから拡張Cell_FACHサポートのあるターゲットセルへ移動する実施形態で述べたように、WTRU110は、UTRANにRLCステータスを送信するための3つのオプションを有する。
【0042】
図4は、さらに別の実施形態によるセル更新用のプロセス400の流れ図である。この実施形態では、WTRU110は、拡張Cell_FACHサポートのないソースセル122aから拡張Cell_FACHサポートのあるターゲットセル122bへ移動する。WTRU110はターゲットセル122bを選択する(ステップ402)。WTRU110はソースセル122aでの送信および受信を止め、ソースセル122aで使用されたC−RNTIをクリアする(ステップ404)。WTRU110はターゲットセル122bからシステム情報を読み取り、ターゲットノードBの機能を判断する(ステップ406)。ターゲットノードBが拡張Cell_FACH機能を有する場合、WTRU110はHSDPA通信ならびにRACH通信を設定する(ステップ408)。ターゲットノードBが拡張Cell_FACH機能を有しない場合、従来のセル再選択手順が実行される。
【0043】
WTRU110は、セル変更を通知するためにUTRANにCELL UPDATEメッセージを送信する(ステップ410)。随意で、WTRU110は、RH−RNTIのインデックスを選択し、CELL UPDATEメッセージ中でこの情報を与える。WTRU110はダウンリンク受信を開始する。WTRU110は、そのH−RNTIをHS−SCCH中で探す。H−RNTIの選択は、H−RNTIを割り当てるための規則に依存する。WTRU110は、システム情報中で見つかったダウンリンク共通H−RNTI、CELL UPDATEメッセージ中で要求されたRH−RNTI、またはU−RNTIの部分集合に基づく一時的なH−RNTIを使用することができる。
【0044】
UTRANはCELL UPDATEメッセージを受信し、ソースノードBへのデータの送信を止める(ステップ412)。UTRANは、HSDPA通信用の設定情報(特に、専用H−RNTI)ならびにFACHからHS−DSCHへの再マッピングに関する情報とともにターゲットノードBを介してWTRUにCELL UPDATE CONFIRMを送信する(ステップ414)。CELL UPDATE CONFIRMメッセージに使用されるH−RNTIは、H−RNTIを割り当てるための規則に依存する。UTRANは、システム情報中のダウンリンク共通H−RNTIブロードキャスト、CELL UPDATEメッセージ中で要求されたRH−RNTI、またはU−RNTIの部分集合に基づく一時的なH−RNTIを使用することができる。
【0045】
WTRU110は、CELL UPDATE CONFIRMメッセージ中に含まれる構成情報を用いてHSDPAを設定する(ステップ416)。WTRU110はRRC応答メッセージ(たとえば、TRANSPORT CHANNEL RECONFIGURATION COMPLETEメッセージ)を送信する(ステップ418)。WTRUが拡張Cell_FACHサポートのあるソースセルから拡張Cell_FACHサポートのあるターゲットセルへ移動する実施形態で述べたように、WTRU110はUTRANにRLCステータス報告を送信することができる。
【0046】
図5は、さらに別の実施形態によるセル更新用のプロセス500の流れ図である。この実施形態では、WTRU110はCell_DCH状態から拡張Cell_FACH状態へ遷移する。WTRU110は、すでにCell_DCH状態にあるので、専用H−RNTIおよび有効なHSDPA構成をすでに有する。WTRU110は、MAC−hsをリセットして、すでに存在するHSPDAリンクを再確立するのではなく、構成されたHSDPA設定を使用し続けることができる。
【0047】
WTRU110は、無線リンク障害またはRLC回復不能エラーを検出すると、セル中での送信および受信を止める(ステップ502)。WTRU110はターゲットセル122bからシステム情報を読み取る(ステップ504)。ターゲットノードBが拡張Cell_FACH機能を有する場合、以下のステップが実行される。ターゲットノードBが拡張Cell_FACH機能を有しない場合、従来のセル再選択手順が実行される。WTRU110はRACH通信を設定する(ステップ506)。WTRU110はUTRANにCELL UPDATEメッセージを送信し、既存の専用H−RNTIを使用して、HS−DSCHを介してCELL UPDATE CONFIRMメッセージを待機する(ステップ508)。UTRANは、CELL UPDATEメッセージを受信し、新しい無線ベアラ構成とともにCELL UPDATE CONFIRMメッセージで応答する(ステップ510)。CELL UPDATE CONFIRMメッセージに使用されるH−RNTIは、Cell_DCH状態で使用されたH−RNTIと同じ専用H−RNTIである。WTRU110は無線ベアラを再構成し、RRC応答メッセージ(たとえば、RADIO BEARER RECONFIGURATION COMPLETEメッセージ)を送信する(ステップ512)。WTRUが拡張Cell_FACHサポートのあるソースセルから拡張Cell_FACHサポートのあるターゲットセルへ移動する実施形態で述べたように、WTRU110はUTRANにRLCステータス報告を送信することができる。
【0048】
代替として、MAC−hsエンティティをリセットすることができ、新しいHSDPA構成が使用できる。
図6は、
図5のプロセス500の代替プロセス600の流れ図であり、ここでWTRUは専用H−RNTIの代わりに共通H−RNTIを使用する。WTRU110はソースセル122a中のCell_DCH状態からターゲットセル122b中の拡張Cell_FACH状態へ遷移する。ソースおよびターゲットセルは同じセルでもよい。WTRU110は、無線リンク障害またはRLC回復不能エラーを検出すると、セル中での送信および受信を止め、MAC−hsリセットを実行する(ステップ602)。WTRU110はターゲットセル122bからシステム情報を読み取る(ステップ604)。ターゲットノードBが拡張Cell_FACH機能を有する場合、以下のステップが実行される。ターゲットノードBが拡張Cell_FACH機能を有しない場合、従来のセル再選択手順が実行される。WTRUはC−RNTIおよびH−RNTIをクリアし、MAC−hsリセットを実行する(ステップ605)。WTRU110はHSDPA通信ならびにRACH通信を設定する(ステップ606)。WTRU110はUTRANにCELL UPDATEメッセージを送信し、共通H−RNTIを使用して、HS−DSCHを介してCELL UPDATE CONFIRMメッセージを待機する(ステップ608)。
【0049】
UTRANはCELL UPDATEメッセージを受信し、ソースセル中でMAC−hsリセットを実行する(ステップ610)。UTRANは新しい無線ベアラ構成とともにCELL UPDATE CONFIRMメッセージで応答する(ステップ612)。CELL UPDATE CONFIRMメッセージに使用されるH−RNTIは、選択された共通H−RNTIである。WTRU110は無線ベアラを再構成し、RRCメッセージ(たとえば、RADIO BEARER RECONFIGURATION COMPLETEメッセージ)で応答する(ステップ614)。WTRUが拡張Cell_FACHサポートのあるソースセルから拡張Cell_FACHサポートのあるターゲットセルへ移動する実施形態で述べたように、WTRU110はUTRANにRLCステータス報告を送信することができる。
【0050】
図7は、例示的な装置700(WTRU110またはノードB120a、120b)のブロック図である。装置700は、トランシーバ702、MAC−hsエンティティ704、およびコントローラ706を含む。トランシーバ702は物理メディアを介して信号を送信および受信する。MAC−hsエンティティ704はHSDPA通信用である。コントローラ706(たとえば、RRCエンティティ)は、セル更新用の手順200〜600を実行するために、およびCell_FACH状態にある間の送信および受信のためにトランシーバ702およびMAC−hsエンティティ704を制御する。コントローラ706は、Cell_FACH状態にある間に、ターゲットセル122bを選択することと、ターゲットセル122bからシステム情報を読み取ることと、ソースセル122a中で受信されたRNTIをクリアすることと、それに応じてHS_DSCH_RECEPTION制御変数を設定することと、システム情報に含まれるHS−DSCH共通システム情報に基づいてHSDPA通信を構成することと、MAC−hsエンティティをリセットすることなどを行うように構成される。
【0051】
実施形態
1.ターゲットセルが拡張Cell_FACHをサポートする場合、Cell_FACH状態にある間にセル再選択を実行するための方法。
【0052】
2.ターゲットセルを選択することを含む実施形態1に記載の方法。
【0053】
3.ターゲットセルからのシステム情報を読み取ることを含み、システム情報はHS−DSCH共通システム情報を含む実施形態2に記載の方法。
【0054】
4.ソースセル中で受信されたRNTIをクリアすることを含む実施形態2〜3のいずれか1つに記載の方法。
【0055】
5.HS−DSCH受信変数をTRUEに設定することによってHS−DSCH受信を可能にすることを含む実施形態2〜4のいずれか1つに記載の方法。
【0056】
6.RACH通信を設定することを含む実施形態2〜5のいずれか1つに記載の方法。
【0057】
7.CELL UPDATEメッセージを送信することを含む実施形態2〜6のいずれか1つに記載の方法。
【0058】
8.HS−DSCH共通システム情報に基づいてMAC−hsエンティティを構成することを含む実施形態3〜7のいずれか1つに記載の方法。
【0059】
9.ターゲットセルでHSDPA送信を受信することを含む実施形態8に記載の方法。
【0060】
10.複数のRH−RNTIの1つに対するインデックスはCELL UPDATEメッセージ中に含まれる実施形態7〜9のいずれか1つに記載の方法。
【0061】
11.HSDPA送信はCELL UPDATEメッセージ中で要求されたRH−RNTIを使用して受信される実施形態10に記載の方法。
【0062】
12.HSDPA送信はU−RNTIの部分集合である一時識別情報を使用して受信される実施形態9に記載の方法。
【0063】
13.MAC−hsエンティティをリセットすることをさらに含む実施形態3〜12のいずれか1つに記載の方法。
【0064】
14.共通H−RNTIおよび専用H−RNTIが別個のMAC−hsエンティティを用いて構成される場合、MAC−hsエンティティは共通H−RNTIと専用H−RNTIの両方に対してリセットされる実施形態13に記載の方法。
【0065】
15.MAC−hsエンティティはセル再選択がインターノードBセル変更を生じる場合にのみリセットされる実施形態13に記載の方法。
【0066】
16.MAC−hsエンティティはセル再選択がMAC−hs保持をサポートしないノードBに対するイントラノードBセル変更を生じる場合にのみリセットされる実施形態13に記載の方法。
【0067】
17.MAC−hsエンティティは再順序付け待ち行列が使用される場合にのみリセットされる実施形態13に記載の方法。
【0068】
18.MAC−hsエンティティは、並べ替え待ち行列が使用され、セル再選択がインターノードBセル変更、またはMAC−hs保持をサポートしないノードBに対するイントラノードBセル変更を生じる場合にのみリセットされる実施形態13に記載の方法。
【0069】
19.ネットワークからの指示に従ってMAC−hsエンティティをリセットすることをさらに含む実施形態3〜12のいずれか1つに記載の方法。
【0070】
20.HARQソフトバッファをフラッシュすることをさらに含む実施形態3〜19のいずれか1つに記載の方法。
【0071】
21.セル再選択時にRLCステータス報告を送信することをさらに含む実施形態2〜20のいずれか1つに記載の方法。
【0072】
22.RLCステータス報告はCELL UPDATEメッセージの送信前かつターゲットセルの選択後に送信される実施形態21に記載の方法。
【0073】
23.RLCステータス報告はCELL UPDATEメッセージ中に含まれる実施形態21に記載の方法。
【0074】
24.RLCステータス報告はCELL UPDATE CONFIRMメッセージの受信後に送信される実施形態21に記載の方法。
【0075】
25.システム情報は拡張Cell_FACH機能の指示を含む実施形態3〜24のいずれか1つに記載の方法。
【0076】
26.HS−DSCH共通システム情報は、HS−SCCHスクランブリングコードおよびチャネライゼーションコードと、CQIフィードバック情報と、HARQプロセスの数と、メモリパーティショニングと、1組の確保されたH−RNTIとのうちの少なくとも1つを含む実施形態3〜25のいずれか1つに記載の方法。
【0077】
27.ソースセルのみが拡張Cell_FACHをサポートする場合、Cell_FACH状態にある間にセル再選択を実行するための方法。
【0078】
28.ターゲットセルを選択することを含む実施形態27に記載の方法。
【0079】
29.ターゲットセルからシステム情報を読み取ることを含む実施形態28に記載の方法。
【0080】
30.ソースセル中で受信されたRNTIをクリアすることを含む実施形態28〜29のいずれか1つに記載の方法。
【0081】
31.MAC−hsエンティティをリセットすることを含む実施形態28〜30のいずれか1つに記載の方法。
【0082】
32.HS−DSCH受信変数をFALSEに設定することによってHS−DSCH受信を防ぐことを含む実施形態28〜31のいずれか1つに記載の方法。
【0083】
33.S−CCPCHおよびRACH通信を設定することを含む実施形態28〜32のいずれか1つに記載の方法。
【0084】
34.CELL UPDATEメッセージを送信することを含む実施形態33に記載の方法。
【0085】
35.S−CCPCH上でダウンリンク送信を受信することを含む実施形態34に記載の方法。
【0086】
36.セル再選択時にRLCステータス報告を送信することをさらに含む実施形態28〜35のいずれか1つに記載の方法。
【0087】
37.RLCステータス報告はCELL UPDATEメッセージの送信前かつターゲットセルの選択後に送信される実施形態36に記載の方法。
【0088】
38.RLCステータス報告はCELL UPDATEメッセージ中に含まれる実施形態36に記載の方法。
【0089】
39.RLCステータス報告はCELL UPDATE CONFIRMメッセージの受信後に送信される実施形態36に記載の方法。
【0090】
40.Cell_FACH状態にある間にセル更新を実行するための方法。
【0091】
41.専用H−RNTIを使用してCell_DCH状態のHSDPA送信を受信しながらセル更新トリガイベントを検出し、セル更新トリガイベントは無線リンク障害およびRLC回復不能エラーの1つである実施形態40に記載の方法。
【0092】
42.ターゲットセル中のシステム情報を読み取ることを含む実施形態40〜41のいずれか1つに記載の方法。
【0093】
43.ソースセル中で受信されたRNTIをクリアすることを含む実施形態41〜42のいずれか1つに記載の方法。
【0094】
44.RACH通信を設定することを含む実施形態41〜43のいずれか1つに記載の方法。
【0095】
45.RACHを介してCELL UPDATEメッセージを送信することを含む実施形態44に記載の方法。
【0096】
46.ターゲットセルが拡張Cell_FACH状態をサポートすることがシステム情報から判断される場合、HS−DSCH受信変数をTRUEに設定することによってHS−DSCH受信を可能にすることを含む実施形態41〜45のいずれか1つに記載の方法。
【0097】
47.専用H−RNTIを使用してHSDPA送信を受信することを含む実施形態46に記載の方法。
【0098】
48.無線リンク障害およびRLC回復不能エラーの1つを検出するとMAC−hsエンティティをリセットすることをさらに含む実施形態41〜47のいずれか1つに記載の方法。
【0099】
49.システム情報中に含まれるHS−DSCH共通システム情報に基づいてHSDPA通信を設定することを含む実施形態48に記載の方法。
【0100】
50.Cell_FACH状態にある間にセル再選択を実行するためのWTRU。
【0101】
51.トランシーバを備える実施形態50のWTRU。
【0102】
52.HSDPA通信用のMAC−hsエンティティを備える実施形態51のWTRU。
【0103】
53.Cell_FACH状態にある間にターゲットセルを選択するように構成されたコントローラを備える実施形態52のWTRU。
【0104】
54.コントローラはターゲットセルからシステム情報を読み取るように構成される実施形態53のWTRU。
【0105】
55.コントローラはソースセル中で受信されたRNTIをクリアするように構成される実施形態53〜54のいずれか1つに記載のWTRU。
【0106】
56.コントローラはHS−DSCH受信変数をTRUEに設定することによってHS−DSCH受信を可能にするように構成される実施形態53〜55のいずれか1つに記載のWTRU。
【0107】
57.コントローラはRACH通信を設定するように構成される実施形態53〜56のいずれか1つに記載のWTRU。
【0108】
58.コントローラはCELL UPDATEメッセージを送信するように構成される実施形態53〜57のいずれか1つに記載のWTRU。
【0109】
59.コントローラはシステム情報中に含まれるHS−DSCH共通システム情報に基づいてHSDPA通信を構成するように構成される実施形態53〜58のいずれか1つに記載のWTRU。
【0110】
60.複数のRH−RNTIの1つに対するインデックスはCELL UPDATEメッセージ中に含まれる実施形態58〜59のいずれか1つに記載のWTRU。
【0111】
61.HSDPA通信はCELL UPDATEメッセージ中で要求されたRH−RNTIを使用して受信される実施形態60に記載のWTRU。
【0112】
62.HSDPA通信はU−RNTIの部分集合である一時識別情報を使用して受信される実施形態59に記載のWTRU。
【0113】
63.コントローラはソースセル中で構成されたMAC−hsエンティティをリセットする実施形態53〜62のいずれか1つに記載のWTRU。
【0114】
64.共通H−RNTIおよび専用H−RNTIが別個のMAC−hsエンティティを用いて構成される場合、MAC−hsエンティティは共通H−RNTIと専用H−RNTIの両方に対してリセットされる実施形態63に記載のWTRU。
【0115】
65.MAC−hsエンティティはセル再選択がインターノードBセル変更を生じる場合にのみリセットされる実施形態63に記載のWTRU。
【0116】
66.MAC−hsエンティティはセル再選択がMAC−hs保持をサポートしないノードBに対するイントラノードBセル変更を生じる場合にのみリセットされる実施形態63に記載のWTRU。
【0117】
67.MAC−hsエンティティは再順序付け待ち行列が使用される場合にのみリセットされる実施形態63に記載のWTRU。
【0118】
68.MAC−hsエンティティは、並べ替え待ち行列が使用され、セル再選択がインターノードBセル変更、またはMAC−hs保持をサポートしないノードBに対するイントラノードBセル変更を生じる場合にのみリセットされる実施形態63に記載のWTRU。
【0119】
69.コントローラはネットワークからの指示に従ってMAC−hsエンティティをリセットする実施形態53〜62のいずれか1つに記載のWTRU。
【0120】
70.コントローラはHARQソフトバッファをフラッシュする実施形態53〜69のいずれか1つに記載のWTRU。
【0121】
71.セル再選択時にRLCステータス報告を送信するように構成されたRLCエンティティをさらに含む実施形態53〜70のいずれか1つに記載のWTRU。
【0122】
72.RLCステータス報告はCELL UPDATEメッセージの送信前かつターゲットセルの選択後に送信される実施形態71に記載のWTRU。
【0123】
73.RLCステータス報告はCELL UPDATEメッセージ中に含まれる実施形態71に記載のWTRU。
【0124】
74.RLCステータス報告はCELL UPDATE CONFIRMメッセージの受信後に送信される実施形態71に記載のWTRU。
【0125】
75.システム情報は拡張Cell_FACH機能の指示を含む実施形態54〜74のいずれか1つに記載のWTRU。
【0126】
76.HS−DSCH共通システム情報は、HS−SCCHスクランブリングコードおよびチャネライゼーションコードと、CQIフィードバック情報と、HARQプロセスの数と、メモリパーティショニングと、1組の確保されたH−RNTIとのうちの少なくとも1つを含む実施形態54〜75のいずれか1つに記載のWTRU。
【0127】
77.ソースセルのみが拡張Cell_FACHをサポートする場合、Cell_FACH状態にある間にセル再選択を実行するためのWTRU。
【0128】
78.トランシーバを備える実施形態77のWTRU。
【0129】
79.HSDPA通信用のMAC−hsエンティティを備える実施形態78のWTRU。
【0130】
80.Cell_FACH状態にある間にターゲットセルを選択するように構成されたコントローラを備える実施形態79のWTRU。
【0131】
81.コントローラはターゲットセルからシステム情報を読み取るように構成される実施形態80のWTRU。
【0132】
82.コントローラはソースセル中で受信されたRNTIをクリアするように構成される実施形態80〜81のいずれか1つに記載のWTRU。
【0133】
83.コントローラはMAC−hsエンティティをリセットするように構成される実施形態80〜82のいずれか1つに記載のWTRU。
【0134】
84.コントローラはHS−DSCH受信変数をFALSEに設定することによってHS−DSCH受信を防ぐように構成される実施形態80〜83のいずれか1つに記載のWTRU。
【0135】
85.コントローラはS−CCPCHおよびRACH通信を設定するように構成される実施形態80〜84のいずれか1つに記載のWTRU。
【0136】
86.コントローラはCELL UPDATEメッセージを送信するように構成される実施形態80〜85のいずれか1つに記載のWTRU。
【0137】
87.コントローラは、S−CCPCH上でダウンリンク送信を受信するようにトランシーバを構成する実施形態80〜86のいずれか1つに記載のWTRU。
【0138】
88.セル再選択時にRLCステータス報告を送信するためのRLCエンティティをさらに含む実施形態80〜87のいずれか1つに記載のWTRU。
【0139】
89.RLCステータス報告はCELL UPDATEメッセージの送信前かつターゲットセルの選択後に送信される実施形態88に記載のWTRU。
【0140】
90.RLCステータス報告はCELL UPDATEメッセージ中に含まれる実施形態88に記載のWTRU。
【0141】
91.RLCステータス報告はCELL UPDATE CONFIRMメッセージの受信後に送信される実施形態88に記載のWTRU。
【0142】
92.Cell_FACH状態にある間にセル更新を実行するためのWTRU。
【0143】
93.トランシーバを備える実施形態92のWTRU。
【0144】
94.HSDPA通信用のMAC−hsエンティティを備える実施形態93のWTRU。
【0145】
95.Cell_FACH状態にある間に、専用H−RNTIを使用してCell_DCH状態のHSDPA送信を受信しながらセル更新トリガイベントを検出するように構成されたコントローラを備え、セル更新トリガイベントは無線リンク障害およびRLC回復不能エラーの1つである実施形態94のWTRU。
【0146】
96.コントローラはターゲットセル中のシステム情報を読み取るように構成される実施形態95のWTRU。
【0147】
97.コントローラはソースセル中で受信されたRNTIをクリアするように構成される実施形態95〜96のいずれか1つに記載のWTRU。
【0148】
98.ターゲットセルが拡張Cell_FACH状態をサポートすることがシステム情報から判断される場合、コントローラはRACH通信を設定するように構成される実施形態95〜97のいずれか1つに記載のWTRU。
【0149】
99.コントローラはRACHを介してCELL UPDATEメッセージを送信するように構成される実施形態95〜98のいずれか1つに記載のWTRU。
【0150】
100.コントローラはHS−DSCH受信変数をTRUEに設定することによってHS−DSCH受信を可能にするように構成される実施形態95〜99のいずれか1つに記載のWTRU。
【0151】
101.コントローラは、ターゲットセル中でHSDPA送信を受信するために、システム情報中に含まれる共通HS−DSCHシステム情報に基づいてMAC−hsエンティティを構成する実施形態95〜100のいずれか1つに記載のWTRU。
【0152】
102.MAC−hsエンティティは、RLC回復不能エラーの1つを検出するとリセットされる実施形態95〜101のいずれか1つに記載のWTRU。
【0153】
実施形態ではフィーチャおよび要素が特定の組合せで記載されているが、各フィーチャまたは要素は実施形態の他のフィーチャおよび要素なしで単独で使用するか、または他のフィーチャおよび要素の有無にかかわらず様々な組合せで使用できる。提供される方法または流れ図は、汎用コンピュータまたはプロセッサによって実行するためのコンピュータ可読記憶媒体中に有形に具備されたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアに実装できる。コンピュータ可読記憶媒体の例には、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリ装置、内蔵ハードディスクや取外し可能ディスクなど磁気媒体、光磁気媒体、およびCD−ROMディスクなど光学式媒体、およびデジタル多用途ディスク(DVD)がある。
【0154】
好適なプロセッサは、例として、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、他の任意のタイプの集積回路(IC)、および/または状態機械を含む。
【0155】
ソフトウェアに関連したプロセッサは、無線送信受信ユニット(WTRU)、ユーザ装置(UE)、端末、基地局、無線ネットワークコントローラ(RNC)、または任意のホストコンピュータ中で使用する無線周波トランシーバを実装するために使用できる。WTRUは、カメラ、ビデオカメラモジュール、テレビ電話、スピーカホン、振動装置、スピーカ、マイクロホン、テレビジョントランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、キーボード、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線装置、液晶ディスプレイ(LCD)表示装置、有機発光ダイオード(OLED)表示装置、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、および/または任意の無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)モジュールなど、ハードウェアおよび/またはソフトウェアに実装されるモジュールとともに使用できる。