【文献】
小林 亮,ネットショッピングユーザによるユーザレビューの一元管理システムの提案,マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2010)シンポジウム論文集[CD−ROM],日本,社団法人情報処理学会,2010年 6月30日,第2010巻 第1号,pp.420-426
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0016】
本実施の形態においては、電子商取引サービスを利用して商品を販売する販売者が、商品の販促のための商品動画を撮影して投稿する例を説明する。
以下、実施の形態を次の順序で説明する。
【0017】
<1.全体構成>
<2.ハードウエア構成>
<3.商品動画DB>
<4.処理の流れ>
<5.各処理>
[5−1.素材情報取得処理の第1例]
[5−2.重畳表示用情報生成処理の第1例]
[5−3.重畳表示用情報生成処理の第2例]
[5−4.送信処理の第1例]
[5−5.送信処理の第2例]
<6.第2の実施の形態>
[6−1.素材情報取得処理の第2例]
<7.第3の実施の形態>
<8.変形例>
<9.まとめ>
<10.プログラム及び記憶媒体>
【0018】
<1.全体構成>
本実施の形態の商品動画サーバ1を含むネットワークシステム全体の構成を
図1及び
図2を用いて説明する。
図1に示すように、本実施の形態の商品動画サーバ1は、通信ネットワーク2を介して電子商取引サーバ3と販売者端末4,4,4・・・と、ユーザ端末5,5,5・・・と相互に通信可能な状態に接続されている。
【0019】
商品動画サーバ1は、商品動画を管理する情報処理装置であり、撮影された商品動画の投稿を受け付けて保存する処理や、商品動画に関連する素材情報を取得する処理や、商品動画に関連素材情報を重畳させる処理などを実行する。また、必要に応じて商品動画を加工する処理を実行する。
上記した各処理を実行するために、商品動画サーバ1は、商品動画DB50を管理する。商品動画DB50の詳細は後述するが、商品動画と商品を販売するためのウェブページ(以降商品ページと記載)との対応情報などが記憶される。
【0020】
図1の構成において、通信ネットワーク2の構成は特に限定されるものではなく、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN(Local Area Network)、CATV(Community Antenna TeleVision)通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網などが想定される。
また通信ネットワーク2の全部又は一部を構成する伝送媒体についても多様な例が想定される。例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、電話線などの有線でも、IrDA(Infrared Data Association)のような赤外線、ブルートゥース(登録商標)、802.11無線、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網などの無線でも利用可能である。
【0021】
電子商取引サーバ3は、商品の取引に関する各種サービスを提供する情報処理装置である。各種サービスとは、例えば、当該電子商取引で扱っている商品群の中から商品を購入する者(以降ユーザと記載)が所望する商品を検索して提示するサービスや、ユーザ情報の管理サービス、商品を販売する者(以降販売者と記載)の情報を管理するサービス、商品の売買が成立した際の代金のやりとりを仲介する決済処理サービスなどである。
【0022】
電子商取引サーバ3は、上記の各種サービスの提供を実現するために、各種データベースを管理する。例えば、商品の情報を記憶する商品DB51、商品を販売する店舗の情報を記憶する店舗DB52、販売者の情報(販売者IDやパスワードなど)を記憶する販売者DB53、商品を購入するユーザの情報(ユーザIDやパスワードなど)を記憶するユーザDB54などである。
【0023】
図1に示す販売者端末4は、販売者が使用する情報処理装置であり、例えば、通信機能を備えたPC(Personal Computer)やフィーチャーフォンやPDA(Personal Digital Assistants)、或いは、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスなどである。販売者端末4は販売者が販売する商品に係る情報を電子商取引サーバ3に対して送信する処理や、電子商取引サーバ3に登録する販売者情報の入力を受け付ける処理などを実行する。
ユーザ端末5は、ユーザが使用する情報処理装置であり、例えば、通信機能を備えたPCやフィーチャーフォンやPDA、或いは、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスなどである。ユーザ端末5は、商品ページの閲覧のための各種処理や商品購入に係る各種入力の受付処理や、電子商取引サーバ3に登録するユーザ情報の入力の受付処理などを実行する。
【0024】
商品動画サーバ1の機能ブロックを
図2を参照して説明する。
商品動画サーバ1は、
図2に示すように、動画管理部1aと素材情報取得部1bと重畳表示用情報生成部1cと通信処理部1dとを有している。
動画管理部1aは、商品ページが指定されて投稿された商品動画を当該商品ページと紐付けて記憶する動画保存処理を実行する。加えて、商品動画と当該商品ページを紐付けた情報を記憶してもよい。これらの各情報は商品動画DB50に記憶される。
【0025】
素材情報取得部1bは、商品動画の投稿の際に指定された商品ページに関連する素材情報を、商品ページや販売者ページなどから取得する処理を実行する。関連素材情報は、例えば、商品の性能を示すキーワードや文章、或いは、商品の画像などである。
重畳表示用情報生成部1cは、ユーザ端末上で関連素材情報が重畳された商品動画を表示させるための重畳表示用情報生成処理を実行する。重畳表示用情報生成処理については、いくつかの例を後述する。
通信処理部1dは、商品動画サーバ1に対する各種要求を受信する処理や、作成した商品動画や重畳表示用情報などを送信する処理などを実行する。
【0026】
尚、通信処理部1dは動画投稿受付部及び送信処理部として、動画管理部1aは動画保存部及び重畳表示用情報生成部として、それぞれ機能する。
【0027】
<2.ハードウエア構成>
図3は、
図1に示した商品動画サーバ1、電子商取引サーバ3、販売者端末4及びユーザ端末5のハードウエアを例示する図である。それぞれのサーバや端末におけるコンピュータ装置のCPU(Central Processing Unit)101は、ROM(Read Only Memory)102に記憶されているプログラム、または記憶部108からRAM(Random Access Memory)103にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU101、ROM102、およびRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104には、入出力インターフェース105も接続されている。
入出力インターフェース105には、キーボード、マウス、タッチパネルなどよりなる入力装置106、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electroluminescence)パネルなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力装置107、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ装置などより構成される記憶部108、通信ネットワーク2を介しての通信処理や機器間通信を行う通信部109が接続されている。
入出力インターフェース105にはまた、必要に応じてメディアドライブ110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が適宜装着され、リムーバブルメディア111に対する情報の書込や読出が行われる。
【0028】
このようなコンピュータ装置では、通信部109による通信によりデータやプログラムのアップロード、ダウンロードが行われたり、リムーバブルメディア111を介したデータやプログラムの受け渡しが可能である。
CPU101が各種のプログラムに基づいて処理動作を行うことで、商品動画サーバ1、電子商取引サーバ3、販売者端末4及びユーザ端末5のそれぞれにおいて後述する情報処理や通信が実行される。
尚、商品動画サーバ1、電子商取引サーバ3、販売者端末4及びユーザ端末5を構成するそれぞれの情報処理装置は、
図3のようなコンピュータ装置が単一で構成されることに限らず、システム化された複数のコンピュータ装置によって構成されてもよい。複数のコンピュータ装置は、LANなどによりシステム化されていてもよいし、インターネットなどを利用したVPN(Virtual Private Network)などを介して通信可能に遠隔地に配置されたものでもよい。
【0029】
<3.商品動画DB>
商品動画DB50には、商品動画が商品ページに紐付けられて記憶される。更に、商品動画と商品ページの紐付情報も記憶される。
ここでは、商品動画DB50に記憶される紐付情報に関して二つの例を挙げて説明する。一つは、商品動画上に関連素材情報を重ねて表示する際に、動画加工処理を行わない場合である。即ち、例えば、商品動画と関連素材情報が別々のデータとされ重畳表示用情報としてユーザ端末5へ送られ、動画再生時に適宜ユーザ端末5上で商品動画上に関連素材情報が重畳表示される場合である。
この場合の商品動画DB50は、
図4に示すように、商品動画のURL(Uniform Resource Locator)と、商品ページのIDと、動画に重畳させる素材に係る情報とが記憶される。動画に重畳させる素材に係る情報としては、具体的には、関連素材の種別情報と、関連素材(商品動画に重畳表示させる説明文などの文字情報、或いは、重畳表示させる画像のURL)と、重畳表示させる時間情報(重畳開始時間と重畳終了時間)と、重畳表示させる位置情報(例えば、動画の左上を起点としたときのX,Y座標)が紐付けられて記憶される。時間情報と位置情報とは、関連素材の重畳態様を表す情報(重畳態様情報)として機能する。
【0030】
具体的には、
図4に示すように、商品動画のURL情報(http://aaa.bbb.・・・)に対して、一つの商品ページID(Identification)と、複数の関連素材情報の重畳表示用情報が記憶される。関連素材情報の重畳表示用情報は、例えば、素材種別、関連素材情報、開始時間、終了時間、位置情報などである。具体的には、「簡単操作」という文字列が動画再生開始後12秒経過時から16秒経過時までX座標200,Y座標300の位置に表示されることが記憶されている。また、URL情報がhttp://aaa.ccc.・・・とされた画像が動画再生開始後17秒経過時から22秒経過時までX座標200,Y座標300の位置に表示されることが記憶されている。更に、「今なら特典付き」という文字列が動画再生開始後23秒経過時から30秒経過時まで動画の下部に表示されることが記憶されている。
【0031】
商品動画DB50の二つ目の例は、動画加工処理を行った加工動画をユーザ端末5上で再生させる場合である。具体的には後述するが、動画を構成する画像に関連素材情報(文字或いは画像)を焼き付ける画像加工を施した加工動画を作成して、ユーザ端末5上で再生させる。
この場合の商品動画DB50は、
図5に示すように、動画加工処理を施した加工動画としての商品動画のURLと商品ページIDが紐付けられて記憶される。
【0032】
<4.処理の流れ>
続いて、全体の処理の流れについて、
図6を参照して説明する。尚、以下の説明においては、販売者端末4として前述したスマートデバイスを例に挙げる。
先ず、ステップS101において、販売者端末4はソフトウェアの起動処理を実行する。具体的には、販売者によるソフトウェア起動操作を受けて、ソフトウェアを起動する。ソフトウェアは、例えば、商品動画の作成と投稿を行うことができる専用のアプリケーションなどである。
【0033】
次に、販売者端末4はステップS102において、ログイン処理を実行する。具体的には販売者のログイン情報の入力操作を受け付け、商品動画サーバ1に対して暗号化された認証情報を送信する。認証情報は、例えば、販売者IDとパスワードである。
続いて、商品動画サーバ1はステップS201において、受信した認証情報を復号化して認証するか否かを決定する認証処理を実行する。認証情報が正しかった場合、商品動画サーバ1は、販売者端末4に対してログインを許可する情報として、例えば、時間制限を付したトークンを送信する。尚、認証情報が誤っており認証できなかった場合には、商品動画サーバ1は販売者端末4に対してログインを許可しない旨を示す情報を送信する。この場合、販売者端末4はログイン操作をやり直す旨を販売者に通知し、ステップS102のログイン操作を受け付ける処理を再度実行する。
【0034】
ログインが許可された場合、販売者端末4はステップS103において、商品ページ上に表示される二次元バーコードの撮影を行う。本例では、商品ページ上には、商品ページを特定するための情報が埋め込まれた二次元バーコードが表示される。ステップS103では、この二次元バーコードを撮影して解析することにより、例えば、商品ページIDや商品ページのURLなどの商品ページを特定する情報を取得する。
二次元バーコードの撮影に際し、販売者端末4は、販売者に対して二次元バーコードの撮影モードを提供する。これにより、販売者は二次元バーコードの撮影を行うことができる。
【0035】
次に、販売者端末4はステップS104において、商品動画の撮影を行う。具体的には、販売者に対して商品動画を撮影するモードを提供する。これにより、販売者は商品動画を撮影することができる。尚、商品動画を撮影するモードにおいては、後の編集作業を容易にするために(若しくは無くすために)、撮影時間として規定の時間(例えば30秒など)を設定してもよい。そして、商品動画の撮影時間が規定時間を超過した場合には撮影を打ち切るなどの処理を実行してもよい。
【0036】
続いて、販売者端末4はステップS105において動画の投稿処理を実行する。具体的には、販売者による動画投稿ボタンの押下などの操作を受け付けて、商品動画サーバ1に対してステップS104で撮影した商品動画のデータと対応する商品ページの情報とステップS201で商品動画サーバ1から発行されたトークンを送信する処理となる。これにより、商品動画と商品ページと販売者情報が対応付けられた状態で投稿される。
【0037】
商品動画が投稿されると、商品動画サーバ1はステップS202において、動画投稿受付処理としての動画認証処理を実行する。この処理では、受信したトークンに基づいて得られる販売者情報から、投稿された商品動画が資格を有した者によるものであるか否かを確認する。商品ページは、販売者ごとに設けられた商品販売のためのページであるため、販売者(或いは、販売者から許可を受けた者)以外の者に対して商品動画の投稿を許可してしまうのは不適切である。そのため、ステップS202において、そのような不適切な者による商品動画の投稿を防止する。
【0038】
続いて、商品動画サーバ1はステップS203において、動画保存処理を実行する。この処理では、投稿された商品動画を商品ページに紐付けて記憶する処理が行われる。具体的には、
図4や
図5に示すように商品動画DB50へ記憶される。尚、
図4に示すように関連素材情報が商品動画DB50に記憶される場合、この時点では関連素材情報がないため、商品動画URLと商品ページIDのみが記憶される。
【0039】
次に、商品動画サーバ1はステップS204において、素材情報取得処理を実行する。素材情報取得処理では、商品ページや販売者ページなどから素材情報となる情報を関連素材情報として取得する。関連素材情報とは、商品画像や商品の性能を説明するキーワードなどである。素材情報取得処理の詳細は後述する。
続いて、商品動画サーバ1はステップS205において、重畳表示用情報生成処理を実行する。重畳表示用情報とは、ユーザ端末4上で関連素材情報が重畳された商品動画を表示させるための情報である。重畳表示用情報生成処理は、少なくとも、ステップS204で取得した各関連素材情報を商品動画の再生時間における何れのタイミングで表示させるかを決定する処理を実行する。重畳表示用情報生成処理の詳細は後述する。
商品動画サーバ1がステップS201乃至ステップS205までの各処理を実行することにより、ユーザが商品ページを閲覧した際に商品ページ上で商品動画を再生させるための準備が完了する。
【0040】
ユーザがユーザ端末5を利用して電子商取引サーバ3へアクセスし、商品ページを閲覧する操作を行うと、
図6のステップS301に示すように、電子商取引サーバ3はユーザ端末5から商品ページ閲覧要求を受信すると共に、商品動画サーバ1に対して動画送信要求を送信する。
動画送信要求を電子商取引サーバ1から受信した商品動画サーバ1は、ステップS206において、重畳表示用情報(例えば商品動画や関連素材情報など)を送信する処理を実行する。
【0041】
図6に示した一連の処理により、販売者が投稿した商品動画が商品ページに紐付けられて保存され、ユーザが商品ページを閲覧した際に商品ページ上で対応する商品動画が再生される仕組みを実現することができる。
【0042】
<5.各処理>
[5−1.素材情報取得処理の第1例]
図6に示したステップS204の素材情報取得処理について、
図7を参照して説明する。
素材情報取得処理の第1例において、商品動画サーバ1は、先ずステップS401の商品動画に対応する商品ページの情報を取得する処理を実行する。この処理では、例えば、電子商取引サーバ3が管理する商品DB51や店舗DB52から情報を取得する。
続いて、商品動画サーバ1はステップS402において、販売者情報を取得する処理を実行する。ここでは、例えば、電子商取引サーバ3が管理する販売者DB53から情報を取得する。
【0043】
尚、ステップS401やステップS402で取得する各種情報は、ウェブページ上の表示態様に応じて優先度を付して取得してもよい。例えば、ウェブページ上で赤文字で表示される文言に対しては、高い優先度を付して取得する。他にも、太字で表示される文言や大きいフォントで表示される文言に対しても高い優先度を付して取得する。このような文言は、商品のアピールポイントである可能性が高く、商品動画上に表示させる文言として適切である可能性が高いためである。
【0044】
[5−2.重畳表示用情報生成処理の第1例]
続いて、
図6に示したステップS205の重畳表示用情報生成処理について、
図8を参照して説明する。
重畳表示用情報生成処理の第1例では、商品動画サーバ1は、先ずステップS501の素材情報を選定する処理を実行する。この処理は、先の素材情報取得処理で取得した各素材情報から、商品動画に重畳させる素材情報を決定する処理となる。
次に商品動画サーバ1はステップS502において、選定された関連素材情報ごとに重畳表示用情報としての表示位置や表示タイミングを決定する処理を実行する。具体的には、商品動画上の表示位置として、例えば左上のピクセルを(X,Y)=(0,0)としたときの関連素材情報の表示座標を決定する。更に、表示タイミングとして、商品動画の再生開始時を0秒としたときの関連素材情報の表示開始秒数と表示終了秒数(或いは表示させる時間長)を決定する。
尚、販売者が商品動画に重畳させる素材情報を決定してもよい。即ち、何れの素材情報を商品動画に重畳させるかを販売者が選択可能なように各素材情報を販売者に提示し、販売者の選択に基づいて重畳表示用情報を生成してもよい。
【0045】
続いて、商品動画サーバ1はステップS503において、関連素材情報ごとの表示位置や表示タイミングを重畳態様情報として商品動画DB50へ記憶する処理を実行する。本例における重畳表示用情報生成処理においては、動画の加工処理を行わないため、これらの関連素材情報ごとの各情報は、動画保存処理において記憶した加工前動画とは別に記憶される(
図4参照)。
これにより、動画を加工する時間を省くことができ、商品動画サーバ1の処理負担を軽減することができる。
【0046】
[5−3.重畳表示用情報生成処理の第2例]
次に、重畳表示用情報生成処理の第2例を
図9を参照して説明する。
重畳表示用情報生成処理の第2例では、商品動画サーバ1はステップS601において、関連素材情報を選定する処理を実行し、ステップS602において、関連素材情報ごとの表示位置や表示タイミングを決定する処理を実行する。これらの処理は、
図8のステップS501及びステップS502の各処理と同様の処理となる。
尚、表示位置と表示タイミングの情報は、動画加工処理を実行した後に不要となるため、
図5に示すように、位置情報と時間情報として商品動画DB50へ記録しなくてもよい。
【0047】
次に、商品動画サーバ1はステップS603において動画を加工する処理を実行する。具体的には、販売者によって投稿された商品動画を加工前動画として商品動画DB50の情報に基づいて取得する。そして、ステップS602で決定した関連素材情報ごとの表示位置や表示タイミングに基づいて、当該加工前動画を構成する画像一枚一枚の中から、加工対象となる画像を選択し、関連素材情報を焼き付ける処理を実行する。加工対象となる画像とは、例えば、関連素材情報を動画再生開始後10秒経過時から15秒経過時まで表示させる場合、加工前動画における当該時間帯を構成する一枚一枚の画像である。
【0048】
続いて、商品動画サーバ1はステップS604において、ステップS603で作成した加工動画を重畳表示用情報として商品動画DB50へ記憶する。
ステップS601乃至ステップS604の各処理を実行することにより、販売者によって投稿された加工前動画に関連素材情報が焼き付けられて(重畳されて)加工動画が生成され、商品動画DB50(
図5参照)へ記憶される。
【0049】
[5−4.送信処理の第1例]
送信処理の第1例では、
図9で示した重畳表示用情報生成処理によって生成された加工動画をユーザ端末5へ送信する。即ち、ユーザ端末5では、受信した動画をソフトウェアによって再生することにより、関連素材情報が組み込まれた商品動画を閲覧することができる。
【0050】
[5−5.送信処理の第2例]
送信処理の第2例では、
図8で示した重畳表示用情報生成処理によって紐付けられた加工前動画としての商品動画と関連素材情報と重畳態様情報をユーザ端末5へ送信する。即ち、ユーザ端末5は、重畳態様情報に基づき、受信した加工前動画に関連素材情報を重畳して表示する。これにより、ユーザが商品動画を閲覧することができる。このとき、ユーザ端末5で動作するソフトウェアに、関連素材情報を商品動画に重畳表示させるか否かを選択させるボタンなどを実装することにより、ユーザの好みに合わせた関連素材情報を商品動画上に表示するか否かを選択することができる。
【0051】
<6.第2の実施の形態>
第2の実施の形態について
図10を参照して説明する。第2の実施の形態における全体の処理の流れは、
図6に示した全体の処理の流れに対して一部のみが相違している。従って、ここでは、相違点を中心に説明を行う。具体的には、
図10におけるステップS101乃至ステップS105、ステップS201乃至ステップS203及びステップS301は、
図6に同一の符号を付して説明した各処理と同様であるため、説明を省略する。
【0052】
第2の実施の形態における全体の処理では、電子商取引サーバ3からの動画送信要求を受信した後に、当該商品動画の関連素材情報を取得する処理を実行することが特徴である。
商品動画サーバ1は、ステップS203の動画保存処理を実行した後、電子商取引サーバ3による動画送信要求を受信するまで素材情報取得処理を実行しない。電子商取引サーバ3から動画送信要求を受信した後、商品動画サーバ1はステップS207において素材情報取得処理を実行する。この処理は、
図6のステップS204の素材情報取得処理と同様の処理とすることができる。
尚、ステップS207の素材情報取得処理の別例を
図11により後述する。
続いて、商品動画サーバ1はステップS208において、重畳表示用情報生成処理を実行する。この重畳表示用情報生成処理は、
図8に示した重畳表示用情報生成処理の第1例を実行しても、
図9に示した重畳表示用情報生成処理の第2例を実行してもよい。
【0053】
次に、商品動画サーバ1はステップS209において、加工動画としての商品動画(或いは加工前動画としての商品動画と関連素材情報の時間情報と位置情報)を送信する処理を実行する。
尚、
図8に示した重畳表示用情報生成処理を実行することにより、動画送信要求後に動画加工を行うことが回避され、ユーザが商品ページの閲覧を開始してから商品動画の再生が可能となるまでの時間を短縮することができる。
【0054】
[6−1.素材情報取得処理の第2例]
図10に示したステップS207の素材情報取得処理について別例(第2例)を
図11を参照して説明する。
素材情報取得処理の第2例において、商品動画サーバ1は、先ずステップS701のユーザ情報取得処理を実行する。ユーザ情報取得処理では、商品ページの表示要求を行ったユーザ端末5を使用しているユーザのユーザ情報をユーザDB54から取得する。ユーザ情報とは、例えば、ユーザの閲覧履歴や購入履歴、またメールパーミッションの情報などである。これにより、ユーザの趣味嗜好などを把握する。
続いて、商品動画サーバ1はステップS702において、商品動画に対応する商品ページ情報を取得する。ここで取得する商品ページ情報は、ステップS701で取得したユーザ情報を加味したものとなる。即ち、商品ページ情報からユーザの趣味嗜好に合致した情報の優先度が高くされる。具体的には、例えば、性能の高い商品を購入する傾向にあるユーザに対しては、商品の性能情報の優先度が高くされる。また、価格の安い商品を購入する傾向にあるユーザに対しては、商品の価格情報や割引き情報の優先度が高くされる。また、製造国にこだわりがあると推測されるユーザに対しては、製造国やメーカー情報の優先度が高くされる。
【0055】
次に、商品動画サーバ1はステップS703において、商品を販売している販売者の情報を取得する処理を実行する。ここで取得する販売者情報についても、前述のようにユーザ情報を加味して取得する。例えば、商品の発送に関する情報(例えば翌日配送など)に対してユーザの関心が高い場合には、配送に関する情報の優先度が高くされる。これらのユーザの関心は、例えば当該ユーザのコメント内容などから把握することが可能である。
素材情報取得処理の第2例を実行することにより、この後の重畳表示用情報生成処理において、ユーザ情報に応じた重畳表示用情報が生成される。
【0056】
尚、素材情報取得処理の第2例では、商品ページをユーザが閲覧した際に、そのユーザの情報に基づいて関連素材情報が取得される。そのため、
図6に示したように電子商取引サーバ3からの動画送信要求を受信する前に素材情報取得処理を実行するのではなく、動画送信要求受信後に素材情報取得処理を実行する方が望ましい。
【0057】
<7.第3の実施の形態>
第3の実施の形態について
図12を参照して説明する。第3の実施の形態では、商品ページの情報が変更された際に、当該商品ページに関連する商品動画の重畳表示用情報生成処理を実行する。
先ず、電子商取引サーバ3はステップS801において商品ページの変更処理を実行した際に、商品動画サーバ1に対して商品ページに記載した情報を変更した旨を通知する。この通知では、商品ページを特定する情報などが通知される。
商品動画サーバ1はステップS901において、商品ページ変更判定処理を実行する。ここでは、商品ページの変更通知の有無を判定する。
商品ページの変更があったと判定した場合、商品動画サーバ1は続くステップS902において、情報が変更された商品ページに紐付けられた商品動画の関連素材情報を当該商品ページから取得する処理を実行する。
【0058】
次に、商品動画サーバ1はステップS903において、重畳表示用情報生成処理を実行する。この処理は、
図6のステップS205(即ち、
図8または
図9に示した重畳表示用情報生成処理)と同様の処理となる。
商品ページの情報が変更された際に商品動画に重畳する関連素材情報の再取得を行い重畳表示用情報生成処理を行うことで、商品動画に重畳する関連素材情報を最新の情報に基づいたものとすることができる。また、電子商取引サーバ3から動画送信要求を受信する前にこれらの処理を済ませておくことで、重畳表示用情報(加工した商品動画や関連素材情報や重畳態様情報など)の送信処理を迅速に行うことができる。
【0059】
尚、商品ページの情報が変更されるごとに画像加工を施して加工動画を作成する場合、作成ごとに加工前動画が必要となるため、加工動画とは別に加工前動画を商品動画DB50へ保存しておくことが望ましい。
加えて、商品ページの情報が変更された場合であっても、加工動画に使用した関連素材に係る情報が変更されていない場合は、素材情報取得処理を実行しなくてもよい。即ち、商品動画に重畳させる関連素材情報が更新された場合に素材情報取得処理を実行してもよい。具体的には、ステップS901において商品動画サーバ1は、変更通知のあった商品ページにおいて、商品動画に重畳させる関連素材情報を検索し、検索結果が得られなかった場合に、当該関連素材情報が変更されたと判定する。例えば、
図4に示した「今なら特典付き」という文言を商品ページ内で検索する。検索結果が得られた場合は、「今なら特典付き」という関連素材情報に変更はないと判定する。検索結果が得られなかった場合は、「今なら特典付き」という関連素材情報に変更があったと判定する。
上記の処理を実行することにより、商品動画に重畳させる関連素材情報が古くなった場合にのみ素材情報取得処理が実行されて最新の素材情報が取得される。即ち、不要な素材情報取得処理が発生しない。また、特に、関連素材情報を取得するごとに動画加工処理を実行する場合には、過剰な動画加工処理が抑制され、商品動画サーバ1の処理負担を軽減することができる。
【0060】
<8.変形例>
商品動画と商品ページを紐付けるための情報として、商品ページ上に二次元バーコードを提示する際、当該商品ページ上に商品動画を投稿可能な販売者に対してのみ提示してもよい。具体的には、
図6のステップS102で商品動画サーバ1に対して送信された認証情報を元に、当該販売者が販売している商品に係る商品ページにのみ、二次元バーコードを表示する。これにより、商品ページに商品動画を投稿できない閲覧者に対して、不要な情報を提供せずに済む。
【0061】
図6のステップS204で説明した商品動画の関連素材情報の取得処理の際、ウェブページから情報の検索を行う既存の検索サービスを利用してキーワードを取得してもよい。これにより、当該商品に係る関連素材情報候補が増加し、関連素材情報の品質を高めることができる。
【0062】
図4に示す商品動画DB50に記憶される関連素材情報として、商品動画上に表示させる際の文字列の色や大きさ、フォントの種類などを更に記憶してもよい。事前に文字列の色などを決定しておくことにより、ユーザ端末上で商品動画上に関連素材情報を重畳させる際に文字列の多様な表示態様を実現することができる。
【0063】
図6に示したステップS201の認証処理は、電子商取引サーバ3で行ってもよい。また、その場合には、販売者端末4と電子商取引サーバ3の間で認証処理と商品動画の投稿が行われ、商品動画サーバ1は電子商取引サーバ3から投稿された商品動画を受信してもよい。
【0064】
ユーザ端末5上で商品動画を再生する前に、加工動画(或いは関連素材情報を加工前動画に重畳表示させた状態)が適切かどうかを販売者に選択させる処理を実行してもよい。またその場合には、販売者によって加工動画が適切であると認定されるまで、当該加工動画を商品ページ上で再生させないようにしてもよい。
これにより、適切な商品動画のみをユーザに閲覧させることができる。
【0065】
図6に示したステップS207の素材情報取得処理においては、商品ページなどに掲載された商品に関するユーザのコメント(商品のレビューや店舗のレビューなど)から関連素材情報を取得してもよい。また、コメントの投稿頻度が高い場合には、新規のコメントが一定数(例えば10件など)投稿されるごとに素材情報取得処理を実行することにより、商品動画サーバ1の処理負担を軽減してもよい。
【0066】
図6に示したステップS204の素材情報取得処理においては、販売者によって投稿された商品動画に紐付けられた商品ページから関連素材情報を取得するだけでなく、当該商品ページの上位階層のページに含まれる情報を取得してもよい。即ち、商品ページが階層構造で構成された複数のウェブページの一部とされている場合、商品ページの上位階層となるウェブページ(例えば、店舗のトップページ、または、商品ページの上位のジャンルページなど)から関連素材情報を取得してもよい。
【0067】
<9.まとめ>
これまで説明してきたように、商品動画サーバ1が実行する情報処理方法は、商品ページが指定されて投稿された動画を商品動画として受け付ける通信処理部1dが実行する動画投稿受付処理ステップ(
図6のステップS202など)と、商品動画を指定された商品ページと紐付けて記憶する動画管理部1aが実行する動画保存処理ステップ(
図6のステップS203など)と、指定された商品ページに関連する素材情報を関連素材情報として取得する素材情報取得部1bが実行する素材情報取得処理ステップ(
図6のステップS204など)と、ユーザ端末5上で関連素材情報が重畳された商品動画を表示させるための重畳表示用情報を生成する動画管理部1aが実行する重畳表示用情報生成処理ステップ(
図6のステップS205など)と、ユーザ端末からの商品ページの表示要求に応じて、重畳表示用情報(加工動画、または、加工前動画と関連素材情報と重畳態様情報)をユーザ端末5へ送信する通信処理部1dが実行する送信処理ステップ(
図6のステップS206など)と、を実行する。
これにより、商品動画と商品ページを紐付ける作業などが簡易化され、一つ一つの商品動画の作成に掛かる時間的なコストが削減され、商品紹介動画を用いた商品プロモーションを行いやすくすることができる。
【0068】
また、重畳表示用情報生成処理の第2例で説明したように、重畳表示用情報生成処理ステップ(
図6のステップS205など)は重畳表示用情報として商品動画を構成する画像に前記関連素材情報を焼き付ける画像加工を施した加工動画を作成する。
これにより、関連素材情報が焼き付けられた動画が作成されるため、表示要求を受信した際にはユーザ端末5で重畳処理を実行する必要がなく、速やかに動画再生を行うことができる。
【0069】
更に、重畳表示用情報生成処理の第1例や第2の実施の形態で説明したように、動画保存処理ステップ(
図6のステップS203など)は画像加工を施す前の投稿された商品動画を加工前動画として記憶し、重畳表示用情報生成処理ステップ(
図6のステップS205など)は、加工前動画に対する関連素材情報の重畳態様を示す重畳態様情報を生成し、送信処理ステップ(
図6のステップS206など)は、加工前動画と関連素材情報と重畳態様情報とをユーザ端末5に送信する。
これにより、商品動画サーバ1において動画を加工する処理が発生しないため、商品動画サーバ1の処理負担を軽減することができる。
【0070】
更にまた、第3の実施の形態で説明したように、指定された商品ページの情報の変更の有無を判定する商品ページ変更判定処理ステップ(
図12のステップS901)を実行し、商品ページ変更判定処理ステップにおいて商品ページの情報が変更されたと判定した場合に素材情報取得処理ステップ(
図12のステップS902)を実行する。
これにより、商品ページが変更された際には、新しい素材情報から関連素材情報が取得されるため、最新の情報が重畳された重畳表示用情報(加工動画など)を生成することができる。
【0071】
加えて、第3の実施の形態で説明したように、指定された商品ページにおいて商品動画に重畳させる関連素材情報が変更されたか否かを判定する素材情報変更判定処理ステップ(
図12のステップS901)を実行し、素材情報変更判定処理ステップにおいて関連素材情報が変更されたと判定した場合に素材情報取得処理ステップ(
図12のステップS902)を実行する。
これにより、商品動画に重畳させる関連素材情報が古くなった場合にのみ素材情報取得処理が実行されて最新の素材情報が取得される。即ち、不要な素材情報取得処理が発生しない。特に、関連素材情報を取得するごとに動画加工処理を実行する場合には、過剰な動画加工処理が抑制され、商品動画サーバ1の処理負担を軽減することができる。
【0072】
また、変形例で説明したように、商品ページは階層構造で構成された複数のウェブページの一部とされ、素材情報取得処理ステップ(
図6のステップS204など)では、商品ページの上位階層のウェブページに含まれる情報を関連素材情報として取得する。
これにより、例えば、店舗のトップページの情報などが関連素材情報として取得され、商品ページだけでなく、その上位階層などのページの閲覧をユーザに促すことができる。即ち、ウェブページの回遊性を高めることができる。
また、商品動画に店舗情報が含まれるため、店舗ごとに独自の情報が重畳された商品動画を再生することができる。
【0073】
更に、素材情報取得処理の第2例で説明したように、ユーザ情報を取得するユーザ情報取得ステップ(
図11のステップS701)を実行し、素材情報取得処理ステップ(
図6のステップS204など)はユーザ情報に基づいて関連素材情報を取得する。
これにより、ユーザの属性情報に応じた関連素材情報がユーザ端末に送信されるため、ユーザの嗜好に合った訴求力のある商品動画をユーザ端末5上で再生させることができる。
【0074】
<10.プログラム及び記憶媒体>
以上、本発明の商品動画サーバ1を説明してきたが、実施の形態のプログラムは、商品動画サーバ1における処理を演算処理装置(CPUなど)に実行させるプログラムである。
【0075】
実施の形態のプログラムは、商品ページが指定されて投稿された動画を商品動画として受け付ける動画投稿受付手順を演算処理装置に実行させる。
また、商品動画を指定された商品ページと紐付けて記憶する動画保存手順を演算処理装置に実行させる。
更に、指定された商品ページに関連する素材情報を関連素材情報として取得する素材情報取得手順を演算処理装置に実行させる。
更にまた、ユーザ端末上で関連素材情報が重畳された商品動画を表示させるための重畳表示用情報を生成する重畳表示用情報生成手順を演算処理装置に実行させる。
加えて、ユーザ端末からの商品ページの表示要求に応じて、重畳表示用情報をユーザ端末へ送信する送信手順を演算処理装置に実行させる。
即ちこのプログラムは、演算処理装置に対して、
図6に示したステップS201乃至ステップS206の各処理、
図7乃至
図9に示した各処理、
図10に示したステップS201乃至ステップS209の各処理、
図11に示した各処理、
図12に示したステップS901乃至ステップS903の各処理を実行させるプログラムである。
【0076】
このようなプログラムにより、上述した商品動画サーバ1を実現できる。
そしてこのようなプログラムはコンピュータ装置などの機器に内蔵されている記憶媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROMなどに予め記憶しておくことができる。或いはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記憶媒体に、一時的或いは永続的に格納(記憶)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記憶媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記憶媒体からパーソナルコンピュータなどにインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
そのために情報処理装置が実行する情報処理方法として、商品ページが指定されて投稿された動画を商品動画として受け付ける動画投稿受付処理ステップと、商品動画を指定された商品ページと紐付けて記憶する動画保存処理ステップと、指定された商品ページに関連する素材情報を関連素材情報として取得する素材情報取得処理ステップと、ユーザ端末上で関連素材情報が重畳された商品動画を表示させるための重畳表示用情報を生成する重畳表示用情報生成処理ステップと、ユーザ端末からの商品ページの表示要求に応じて、重畳表示用情報をユーザ端末へ送信する送信処理ステップと、を実行する。