【文献】
表からグラフを作成する,Mac Fan Special13,日本,(株)毎日コミュニケーションズ,2001年 1月29日,p.142-144
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、表中の欄に含まれる文字列及び書式情報に基づいて表の使用領域を一覧で表示する表示プログラム及び情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、上記目的を達成するため、以下の表示プログラム及び情報処理装置を提供する。
【0007】
[1]コンピュータを、
表計算プログラムで表中の各欄に文字列及び書式の設定を入力することで作成される表計算データを受け付ける受付手段と、
前記受付手段が受け付けた前記表計算データにより表示される表中の各欄の文字列及び書式の設定の有無を判定する判定手段と、
前記判定手段が判定した各欄の文字列及び書式の設定の有無
、連続性及び法則性に基づいて、単一又は複数の欄からなる領域を使用領域と決定する決定手段と、
前記決定手段が決定した前記使用領域を一覧で表示する表示手段として機能させるための表示プログラム。
【0008】
[2]前記判定手段は、予め指定された表中の範囲を示す情報の有無を判定し、
前記決定手段は、前記表中の範囲を示す情報に基づいて前記使用領域を決定する前記[1]に記載の表示プログラム。
【0009】
[3]前記判定手段は、前記表計算データにより表示される表中の欄に重畳して表示される画像情報の有無を判定し、
前記決定手段は、前記画像情報の配置に基づいて前記使用領域を決定する前記[1]に記載の表示プログラム。
【0010】
[4]表計算プログラムで表中の各欄に文字列及び書式の設定を入力することで作成される表計算データを受け付ける受付手段と、
前記受付手段が受け付けた前記表計算データにより表示される表中の各欄の文字列及び書式の設定の有無を判定する判定手段と、
前記判定手段が判定した各欄の文字列及び書式の設定の有無
、連続性及び法則性に基づいて、単一又は複数の欄からなる領域を使用領域と決定する決定手段と、
前記決定手段が決定した前記使用領域を一覧で表示する表示手段とを有する情報処理装置。
【発明の効果】
【0011】
請求項1又は4に係る発明によれば、表中の欄に含まれる文字列及び書式情報に基づいて表の使用領域を一覧で表示することができる。
【0012】
請求項2に係る発明によれば、利用者によって予め指定された表中の範囲を使用領域とすることができる。
【0013】
請求項3に係る発明によれば、表中の欄に重畳して表示される画像情報の配置に基づいて使用領域を決定することができる。
【発明を実施するための形態】
【0015】
[実施の形態]
(情報処理装置全体の構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。
【0016】
この情報処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され各部を制御するとともに各種のプログラムを実行する制御部10と、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶媒体から構成され情報を記憶する記憶部11と、キーボードやマウス等から構成される入力部12と、表や文字等を表示するLCD(Liquid Crystal Display)等の表示部13とを備え、利用者の要求に基づいて表計算データを処理して表の使用領域を一覧で表示するものである。
【0017】
ここで、「表計算データ」とは、後述する表計算プログラム110を実行することで作成されたデータであり、縦横に複数の欄を並べてなる表中に文字列データを入力し、書式を設定して作成されるものである。また、「使用領域」とは、少なくとも文字列データの入力及び書式の設定のなされた単一の欄又は複数の欄からなる領域をいい、具体的には後述する表計算データ判定手段101により判定される領域をいう。また、「一覧で表示する」とは、表の使用領域を表示の切り替えやスクロールをせずに表示画面に表示することをいう。
【0018】
制御部10は、後述する使用領域表示プログラム111を実行することで、表計算データ受付手段100、表計算データ判定手段101、使用領域決定手段102、使用領域表示手段103及び利用者設定データ受付手段104等として機能する。
【0019】
表計算データ受付手段100は、入力部12に対する操作内容に基づき後述する表計算プログラム110を実行することによって作成された、又は外部から取り込んだ表計算データ112を受け付ける。
【0020】
表計算データ判定手段101は、表計算データ受付手段100が受け付けた表計算データ112を表計算プログラム110で開くことにより表示される表中の各欄に入力された文字列及び設定された書式の有無を判定する。
【0021】
使用領域決定手段102は、表計算データ判定手段101が判定した各欄の文字列の入力及び書式の設定の有無に基づいて、単一又は複数の欄からなる領域を使用領域と決定する。
【0022】
使用領域表示手段103は、使用領域決定手段102が決定した使用領域を一覧できるように又その詳細を確認できるように表示部13に表示する。
【0023】
利用者設定データ受付手段104は、入力部12に対する利用者の操作内容に基づき指定された表中の範囲を後述する利用者設定データ113として受け付ける。
【0024】
記憶部11は、表計算プログラム110、使用領域表示プログラム111、表計算データ112、利用者設定データ113及び使用領域表示データ114等を格納する。
【0025】
表計算プログラム110は、制御部10で実行されることにより、縦横に複数の欄を並べてなる表に文字の入力、書式の設定等を行い表計算データ112を生成する。
【0026】
使用領域表示プログラム111は、制御部10を上記した各手段100〜104として機能させる。
【0027】
表計算データ112は、表計算プログラム110によって生成され、表中の各欄に入力された文字列や数値等の値情報112aと、表中の各欄に設定された罫線や色の塗りつぶし等の書式情報112bとを有する。
【0028】
利用者設定データ113は、利用者設定データ受付手段104が受け付けた設定内容を格納する。
【0029】
使用領域表示データ114は、表計算データ受付手段100、表計算データ判定手段101及び使用領域決定手段102によって作成され、使用領域表示手段103によって表示される画像情報である。
【0030】
図2は、表計算データ112を表計算プログラム110で開くことによって表示部13に表示した場合の表計算データ表示部130の構成の一例を示す概略図である。
【0031】
表計算データ表示部130は、行番号131と列番号132とが割り振られた複数の欄133からなる表を有し、各欄133は、入力された値134や、罫線135a、135b、塗りつぶし135c等の書式を有する。値134は表計算データ112の値情報112aに対応し、罫線135a、135b及び塗りつぶし135cは書式情報112bに対応する。
【0032】
なお、以下においてx列目、y行目の欄133のことを「(xy)」と記載する。また、「(x1y1)」及び「(x2y2)」の欄をそれぞれ四角形の対角とする領域を「(x1y1,x2y2)」と記載する。例えば、塗りつぶし135cが設定された欄133は、「(B12)」であり、罫線135aで囲まれた領域は「(B2,D8)」である。
【0033】
図3は、利用者設定データ113の構成の一例を示す概略図である。
【0034】
利用者設定データ113は、定義の識別番号を示すユーザー定義欄と、領域が定義される表のシート名を示すシート名欄と、利用者が定義する領域を示す領域欄とを有する。
【0035】
図示する例では、表計算データ112の内容が複数の表からなる場合に各表の名前を示すシート名が「Sheet1」であり、その表の領域(F2,G13)を利用者が定義した領域であるとし、使用領域決定手段102は、この領域に文字列の入力や書式の設定がなくとも表示領域と決定する。
【0036】
(情報処理装置の動作)
次に、本実施の形態の作用を、(1)情報処理装置の基本動作、(2)表計算データ判定動作、(3)使用領域決定動作及び(4)使用領域表示動作に分けて説明する。
【0037】
(1)情報処理装置1の基本動作
まず、利用者は、情報処理装置1の入力部12を操作し、表計算プログラム110を起動する。
【0038】
次に、利用者は、表計算プログラム110の動作に応じて表示部13に表示される画面に従って表計算データ112を作成する。なお、表計算データ112は、外部の情報処理装置で作成したものを読み込んでもよい。
【0039】
また、利用者は、表計算プログラム110の起動時に使用領域表示プログラム111を呼び出し、入力部12を操作して利用者設定データ113を設定する。具体的には、例えば、表中の起点となる欄と終点となる欄とが指定されると、利用者設定データ受付手段104は、これらの欄を対角とする範囲を利用者設定データ113として認識する。
【0040】
(2)表計算データ判定動作
次に、利用者が表計算データ112の一覧表示を要求するため入力部12を操作すると、使用領域表示プログラム111が起動される。
【0041】
次に、表計算データ受付手段100は、表計算データ112を受け付ける。なお、この受付動作は、表計算プログラム110の動作と並行して随時行われてもよいし、表計算プログラム110が起動していない状態で行われてもよい。
【0042】
次に、表計算データ判定手段101は、表計算データ受付手段100が受け付けた表計算データ112を表計算プログラム110で開くことにより表示される表中の各欄の文字列及び書式の設定の有無を判定する。この判定動作の詳細を以下に説明する。
【0043】
図4(a)〜(d)は、表計算データ判定手段101が判定した結果の一例を示す概略図である。
【0044】
まず、表計算データ判定手段101は、例えば、
図2に示す表計算データ112から、
図4(a)に示すように、「値が入力された」又は「書式が設定された」と判定された欄のうち行番号及び列番号が最も大きい欄を特定する。
【0045】
次に、表計算データ判定手段101は、
図4(b)に示すように、「値が入力された」と判定した欄を区別する。また、欄をそれぞれ「文字が入力されているもの」、「数値が入力されているもの」、「文字や数字を問題とせずに値が入力されているもの」に分ける。
【0046】
次に、表計算データ判定手段101は、
図4(c)に示すように、書式が設定されたと判定した欄を区別する。また、欄をそれぞれ設定された書式の種類ごと、例えば、「罫線の種類」や「塗りつぶしの色」に分ける。
【0047】
次に、表計算データ判定手段101は、
図4(d)に示すように、利用者設定データ113を参照し、「利用者によって設定された範囲」と判定する。
【0048】
(3)使用領域決定動作
次に、使用領域決定手段102は、
図4に示す、表計算データ判定手段101が判定した各欄の文字列及び書式の設定の有無に基づいて、単一又は複数の欄からなる領域を使用領域と決定する。この使用領域決定動作の詳細を以下に説明する。
【0049】
図5は、使用領域決定手段102が決定した結果の一例を示す概略図である。
【0050】
まず、使用領域決定手段102は、
図4(c)に示す「(B12)」によって定義される領域が、他の判定結果と独立しているため、これを「使用領域1」として決定する。
【0051】
また、使用領域決定手段102は、
図4(c)に示す上下左右の線で囲まれた領域「(F2,G14)」、
図4(b)に示す値有の領域「(F2,G11)及び(F12,F14)」及び
図4(d)に示す利用者設定データ113による領域「(F2,G11)」において共通する最大の領域「(F2,G11)」を「使用領域2」として決定する。
【0052】
また、使用領域決定手段102は、
図4(c)に示す上の線「(B2,D2)」、下の線「(B8,D8)」、左の線「(B2,B8)」及び右の線「(D2,D8)」で囲まれた領域並びに値有の領域「(B2,C8)」、「(D2)」、「(D4)」、「(D6)」及び「(D8)」から、線で囲まれた領域内に値が入力されていると認識して使用範囲「(B2,D8)」を「使用領域3」として決定する。
【0053】
(4)使用領域表示動作
使用領域表示手段103は、使用領域決定手段102が上記したように決定した使用領域1〜3を以下に示すように表示部13に表示する。
【0054】
図6は、表示部13に表示される表示画面の一例を示す概略図である。
【0055】
表示画面13Aは、表計算データ表示部130と、使用領域表示プログラム表示部136とを有する。
【0056】
表計算データ表示部130は、表計算プログラム110によって表計算データ112の内容が表示される領域であり、表計算プログラム110を操作するためのメニュー130a等を有する。
【0057】
使用領域表示プログラム表示部136は、使用領域表示手段103によって使用領域が表示される領域であり、全体使用領域表示部136a、行使用領域表示部136b、列使用領域表示部136c及び領域詳細表示部136dを有する。各領域136a〜136dの具体的表示内容を以下に詳細に説明する。
【0058】
図7A及び7Bは、使用領域表示プログラム表示部136に表示される表示内容の具体例を示す概略図である。
【0059】
全体使用領域表示部136aは、
図7A(a1)に示すように、使用領域1〜3をそれぞれ異なる色や模様等を用いて領域A1〜A3として表示し、それぞれの配置関係をスクロール等不要に俯瞰できるよう表示する。また、利用者設定の領域を罫線B1、値有の領域を罫線B2及び色有の領域を罫線B3で表示する。
【0060】
各使用領域1〜3に該当する領域A1〜A3の内容及び罫線B1〜B3の内容等は、
図7A(a2)に示すように、領域詳細表示部136dに色や模様等を対応させて表示される。
【0061】
行使用領域表示部136bは、選択している欄の属する行についての使用領域を示す。
図7A(b1)に示す例においては、G列における使用領域を示しており、「(G2,G11)」の範囲に利用者設定がある旨を罫線C1、「(G2,G11)」の範囲に値が入力されている旨を罫線C2及び「(G2,G13)」の範囲に上下左右の罫線がある書式が設定されている旨を罫線C3で示す。
【0062】
また、各罫線C1〜C3の内容等は、
図7A(b2)に示すように、領域詳細表示部136dに色や模様等を対応させて表示される。
【0063】
列使用領域表示部136cは、選択している欄の属する列についての使用領域を示す。
図7B(c1)に示す例においては、2行における使用領域を示しており、「(F2,G2)」の範囲に利用者設定がある旨を罫線D3並びに「(B2,C2)」及び「(F2,G2)」の範囲に値が入力されている旨を罫線D1及びD2で示す。
【0064】
また、各罫線D1〜D3の内容等は、
図7B(c2)に示すように、領域詳細表示部136dに色や模様等を対応させて表示される。
【0065】
(実施の形態の効果)
上記した実施の形態によると、文字が入力されている欄だけでなく、書式が設定されている欄を判定し、判定結果に基づいて使用領域を決定して表示するため、表中の欄に含まれる文字列及び書式情報に基づいて表の使用領域を一覧で表示することができる。
【0066】
[変形例]
表計算データ判定手段101及び使用領域決定手段102は、以下のように判定動作及び決定動作を行っても良い。
【0067】
図8(a)〜(e)は、表計算データの例を示す概略図である。上記実施の形態の表計算データ判定手段101及び使用領域決定手段102の変形例を
図8を参照して説明する。なお、
図8(a)に示す例は、上記実施の形態と同様の例であり、
図8(b)〜(e)との比較のために説明するものである。
【0068】
まず、表計算データ判定手段101は、
図8(a)に示すように値134の入力及び書式135d、135eの設定がされている場合、値が入力された又は書式が設定されたと判定された欄のうち行番号及び列番号が最も大きい欄「(D4)」を特定する。
【0069】
次に、表計算データ判定手段101は、「(B2,B4)」を値134が入力された欄と判定する。また、表計算データ判定手段101は、「(A2,D4)」を書式135d、135eが設定された欄と判定する。また、上下左右の線で囲まれた領域「(B2,D4)」及び塗りつぶされた領域「(A2,A4)」を判定する。
【0070】
以上より、使用領域決定手段102は、「(A2,D4)」を使用領域と決定する。
【0071】
また、表計算データ判定手段101は、
図8(b)に示すように値134の入力及び書式135f
1〜135f
4、135gの設定がされている場合、書式が設定された欄を判定するが、下線135f
4を有する欄「(B1)」、右線135f
3を有する欄「(A2)」、左線135f
2を有する欄「(C2)」及び上線125f
1を有する欄「(B3)」がある場合は、「(B1)」が上下左右の線を有する欄として判定する。また、表計算データ判定手段101は、通常通り書式125gの設定された欄である「(D2)」を上下左右の線で囲まれた欄と判定する。
【0072】
以上より、使用領域決定手段102は、「(B1)」及び「(D2)」を使用領域と決定する。
【0073】
また、表計算データ判定手段101は、
図8(c)に示すように値134の入力及び書式135h、135iの設定がされている場合、値が入力された又は書式が設定されたと判定された欄のうち行番号及び列番号が最も大きい欄「(D35)」を特定する。
【0074】
次に、表計算データ判定手段101は、欄「(B2,B35)」を値134が入力された欄と判定する。また、表計算データ判定手段101は、欄「(A2,D35)」を書式135h、135iが設定された欄と判定する。また、これらのうち上下左右の線で囲まれた領域「(B2,D35)」及び塗りつぶされた領域「(A2,A35)」を判定する。
【0075】
以上より、使用領域決定手段102は通常であれば「(A2,D35)」を使用領域と決定する。ただし、
図8(c)に示す例が2行〜4行の内容を5行以降に10回コピーした結果である場合等、3行ごとに法則性が見出される場合は、使用領域決定手段102は、「(A2,D35)」を使用領域と決定せず、「(A2,D4)」を使用領域と決定する。
【0076】
しかし、
図8(d)に示すように、「(B8)」に値「3」が入力された場合は、上記したような法則性がなくなるため、使用領域決定手段102は通常どおり「(A2,D35)」を使用領域と決定する。
【0077】
また、表計算データ判定手段101は、
図8(e)に示すように値134の入力がされている場合、「(A2)」、「(A6)」、「(A10)」、「(B3)」、「(B5)」、「(B8)」、「(C2)」、「(C6)」、「(C9)」、「(D3)」、「(D5)」、「(D8)」を値134が入力された欄と判定する。
【0078】
以上より、使用領域決定手段102は通常であれば上記した欄をそれぞれ独立した使用領域と決定する。ただし、
図8(e)に示す例のように2行と3行において数字が交互に表示される法則性がある場合は、「(A2,D3)」を使用領域と決定する。また、同様に、5行と6行において平仮名が交互に表示される法則性がある場合は、「(A5,D6)」を使用領域と、8行と10行においてアルファベットが上下に表示される法則性がある場合は、「(A8,D10)」を使用領域と決定する。
【0079】
[他の実施の形態]
なお、本発明は、上記実施の形態及び変形例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々な変形が可能である。例えば、表計算データ判定手段101及び使用領域決定手段102は、さらに表中の欄に重畳して表示されるグラフ等の画像情報の有無を判定し、当該画像情報の配置に基づいて使用領域を決定してもよい。
【0080】
上記実施の形態では制御部10内の各手段100〜104の機能をプログラムで実現したが、各手段100〜104の全て又は一部をASIC等のハードウエアによって実現してもよい。また、上記実施の形態で用いたプログラムをCD−ROM等の記録媒体に記憶して提供することもできる。また、上記実施の形態で説明した上記ステップの入れ替え、削除、追加等は本発明の要旨を変更しない範囲内で可能である。