【課題を解決するための手段】
【0011】
この目的のために、CO2捕捉のない従来型の発電装置と基本的には同様に設計されている少なくとも1つの従来型の部分と少なくとも1つの追加の化石燃料発電装置部分とに加えて、従来型の装置部分および追加のCO2発電装置部分の煙道ガスからCO2を捕捉するように設計された少なくとも1つのCO2捕捉システムといった、少なくとも2つの部分を備える装置が提案される。発電装置の従来型の部分は、単に従来型の発電部分と称される。追加の発電装置部分は、CO2発電部分と称される。
【0012】
本発明の主要な態様の1つは、CO2捕捉システムを運転するのに必要な蒸気および電力を供給することができるCO2発電部分と、従来型の発電部分およびCO2発電部分の煙道ガス流からCO2を除去するように設計されたCO2捕捉システムとを提供することである。従来型の装置は、全体のCO2捕捉システムを駆動するCO2発電部分の能力により、CO2捕捉システムの要件を無視して最適化され得る。具体的には、蒸気タービンまたは従来型の発電部分の蒸気サイクルの別の部分からの蒸気抽出は不要である。さらに、従来型の発電部分とCO2発電部分の間の機械的インターフェース、電気的インターフェース、および制御インターフェースを最小限に保つことができる。理想的には、機械的インターフェースは、煙道ガス管路に限定される。理論的には、制御インターフェースは、簡単な負荷信号に限定され得る。
【0013】
CO2発電部分は、配電網の要件および許可次第で、CO2捕捉システムの電力要求と一致するように設計するか、または装置全体の送電端出力を増加するために従来型の部分自体のサイズより大きなサイズにすることができる。
【0014】
CO2発電部分自体を、蒸気の大部分またはすべてがCO2捕捉システム向けに抽出されるプロセス向けに最適化することができる。
【0015】
従来型の部分とCO2発電部分を分離することにより、さもなければCO2捕捉を助長するのに必要とされる妥協をすることなく、最適条件下で、CO2捕捉があろうとなかろうと、従来型の発電部分の独立した運転が可能になる。さらに、全体の装置能力に対するCO2捕捉の影響を最小限にすることができる。動作の許可および配電網の要求次第で、CO2捕捉機器が運転状態になる場合またはCO2捕捉機器が既存の装置に追加される場合に、配電網に送出され得る電力は変更されるべきでない。
【0016】
文献から知られているように、CO2捕捉を伴う発電装置では、一旦CO2捕捉機器が運転状態になると、発電装置の能力がかなり低減される。CO2捕捉機器を運転していないときさえ、蒸気サイクルの効率は、起こり得るCO2捕捉の蒸気を抽出する可能性を与えることにより、一般に損なわれる。
【0017】
従来型の発電部分およびCO2発電部分は、化石燃料の蒸気発電装置またはガスタービン・ベースの発電装置であり得る。ガスタービン・ベースの発電装置は、例えば複合サイクル発電装置、簡単なサイクル・ガスタービン発電装置、もしくは熱併給発電を伴うガスタービンまたはこれらの装置タイプの任意の組合せである。適用可能であれば、CO2発電部分は、CO2吸収剤またはCO2吸着剤の再生に必要とされる蒸気を供給するようなサイズにすることができる。その蒸気サイクルは、従来型の部分で妥協することなくCO2吸収剤またはCO2吸着剤を再生するための蒸気を供給するように最適化され得る。CO2発電部分は、少なくともCO2捕捉機器を運転するのに必要とされる全補助電力を供給するサイズにすることができる。さらに、CO2発電部分は、CO2圧縮に必要とされる電力も供給するサイズにすることができる。
【0018】
CO2捕捉機器だけでなく、CO2捕捉システムを有するCO2発電部分も設けることにより、従来型の部分の効率不利点および能力低下といった両方の難点を回避することができる。
【0019】
本発明のさらなる主要な態様の1つに、煙道ガス流の混合物からCO2を捕捉するよりも先に、従来型の部分の煙道ガスをCO2捕捉部分の煙道ガスと混合する装置を提供するものがある。
【0020】
煙道ガス流を混合すると、必要なCO2捕捉部分が1つだけになるので有利である。これによって、装置全体の運転が容易になり、初期投資額ならびに装置の運転コストを低減することができる。さらに、2つの煙道ガス流のCO2濃度、CO2捕捉率および捕捉装置のタイプ次第で、混合煙道ガスからCO2を捕捉するためのエネルギー必要量を、2つの別々の煙道ガス流からCO2を捕捉するためのエネルギー必要量より少なくすることができる。このことは、従来型の発電部分が煙道ガスの第1のCO2濃度を有し、CO2捕捉部分が第1のCO2濃度とは異なる煙道ガスの第2のCO2濃度を有する場合に特に当てはまる。この混合物は、低い方のCO2濃度より高い質量平均された(mass averaged)煙道ガス濃度を有し、システム全体のより優れた捕捉性能をもたらすことができる。
【0021】
一実施形態では、従来型の発電部分は、化石燃料の蒸気発電装置、すなわち少なくとも1つの蒸気タービンを有する少なくとも1つの化石燃料のボイラを備える発電装置であり、CO2発電部分は複合サイクル発電装置を備える。
【0022】
一般に、化石燃料の蒸気発電装置のCO2濃度は約9〜12%(モル)であり、さらに大きな値に達することができる。ガスタービンのタイプおよび動作条件次第で、ガスタービンの煙道ガスのCO2濃度は約2〜5%(モル)である。低負荷では、ガスタービンの煙道ガスのCO2濃度は、1〜2%(モル)とさらに低くなることがある。これらの低いCO2濃度では、煙道ガスからの効率的なCO2除去は不可能である。
【0023】
化石燃料の従来型の発電部分からの煙道ガスをガスタービンからの煙道ガスと混合することにより、全体のCO2濃度が、高除去率で効率的なCO2除去を可能にするのに十分高いレベルであり続ける。
【0024】
煙道ガスのCO2濃度を上昇させるために、ガスタービン煙道ガスの一部分をガスタービンの流入空気の中へ再循環させることが、過去に提案されている。しかし、これには、追加の管路、煙道ガス冷却器および別の機器が必要となり、したがって、装置に必要なスペースがより大きくなり、装置の複雑さが増す。さらに、ガスタービンのタイプおよび用いられる燃料次第で、再循環率は、一般にガスタービンの煙道ガスの約50%未満に限定され、その結果、煙道ガス再循環を用いても、煙道ガスのCO2濃度は、化石燃料の蒸気発電装置のレベル未満にとどまる。
【0025】
したがって、従来型の発電部分が化石燃料の蒸気発電装置であって、CO2発電部分が煙道ガス再循環と組み合わせたサイクル発電装置を備える組合せが提案されている。この実施形態は、付加的な機器、スペース、および再循環によってガスタービンの煙道ガスのCO2濃度を上昇させるための運用上の負担を伴う。また、ガスタービンの煙道ガスが、化石燃料の蒸気発電装置の煙道ガスと混合されて、効率的なCO2除去のための高いCO2濃度をもたらす。
【0026】
従来型の複合サイクル発電装置からのCO2を捕捉するための別の実施形態では、CO2発電部分は化石燃料の蒸気装置に基づくものである。化石燃料のCO2捕捉部分の煙道ガスを複合サイクル発電装置の煙道ガスと混合すると、複合サイクル発電装置と比較して煙道ガスのCO2濃度が増加し、より優れたCO2捕捉効率をもたらす。これは、煙道ガスの再循環があろうとなかろうと、複合サイクル発電装置に対して行なうことができる。
【0027】
さらに、従来型の発電部分およびCO2発電部分は、どちらも複合サイクル発電装置であり得る。この場合、両方の煙道ガス流を混合すると、CO2捕捉装置を1つだけ使用すればよく、したがって、必要とされる機器の数が減少して装置全体の配置が簡単になる。
【0028】
別の実施形態では、従来型の複合サイクル発電装置は、再循環を伴う複合サイクル発電装置に基づくCO2捕捉部分と組み合わせることができる。これにより、従来型の部分向けに既存のガスタービン技術を用いて、CO2捕捉部分側の最新技術と組み合わせることが可能になる。従来型部分の煙道ガスのCO2濃度が、CO2捕捉部分からの煙道ガスと混合することによって増加し、したがってCO2捕捉が容易になる。
【0029】
この組合せは、既存の複合サイクル発電装置への後付け用途に特に適している。煙道ガスの再循環は、既存の従来型の複合サイクル発電装置については、運用上の制約または装置の配置における現地特有の制約のために実現不可能なことがある。しかし、追加のCO2捕捉部分の複合サイクルは、再循環用に設計された新規のガスタービンに基づくものであり得て、装置の配置は、CO2捕捉および再循環に必要なスペースを理解して設計することができる。繰り返しになるが、混合煙道ガスは、再循環のない従来型の複合サイクル発電装置の煙道ガスより高いCO2濃度を有する。
【0030】
さらに別の実施形態では、従来型の発電部分およびCO2発電部分は、どちらも再循環を伴う複合サイクル発電装置を備える。これは、両方の装置部分に対して使用するCO2捕捉システムが1つだけになるという利点を本質的に与える。
【0031】
さらに、2つの別々の再循環率を適用することが可能である。一般に、現在既存のガスタービンの再循環率は、煙道ガスの低い割合に限定され、結果として、煙道ガスのCO2濃度は依然としてあまり高くない。一般に、煙道ガスのCO2濃度は、高い再循環率を可能にするための設計修正なしでは、6%未満にとどまることになる。
【0032】
煙道ガスの再循環用に設計されたガスタービンの再循環率により、煙道ガスのより高い割合での再循環が可能になり、煙道ガスの高いCO2濃度をもたらす。この種のガスタービンは、一般的には、特に後付け用途の場合、CO2発電部分向けに利用することができる。両方の煙道ガス流を混合することにより、全体の煙道ガス流から効率的にCO2を捕捉することができる平均CO2濃度になる。
【0033】
本発明の一実施形態は、CO2捕捉装置の付加または後付けに対応する、炭素ベースの燃料を燃やす発電装置を対象とする。このタイプの装置は、捕捉対応とも称される。この捕捉対応装置の主要な優れた特徴は、装置の配置が、将来のCO2捕捉システムに必要なスペースを設けるように設計されるばかりでなく、完全なCO2捕捉装置、すなわち、将来のCO2捕捉システムに加えてCO2捕捉システムを駆動するための将来のCO2発電部分向けに設計されることである。さらに、従来型の発電部分の煙道ガス流とCO2発電部分の煙道ガス流を混合する煙道ガス・システム用のスペースが設けられる。
【0034】
一実施形態では、捕捉対応の従来型装置の排気筒が、既に、従来型の部分およびCO2発電部分を備える最終装置の最大の煙道ガス流向けに設計されている。さらに、この排気筒が配置されるのは、CO2発電部分を考慮した最終的な位置である。従来型の発電部分と将来のCO2発電部分は、煙道ガス配管を最小限にするために、煙道ガスを放出するように隣同士に配置される。さらに、一旦後付けされた煙道ガス管路には、煙道ガスをCO2捕捉システムへ導くためのフラップ、ダンパまたは分流器が既に備わっていてよい。これによって、CO2発電部分の建造中に、従来型部分の通常運転が可能になる。CO2発電部分は、従来型の発電部分の運転とは無関係に作動させることができ、CO2捕捉システム自体を、CO2発電部分の煙道ガスを用いて、その能力の一部分まで試験し、かつ作動させることができる。従来型の発電部分からCO2捕捉へと変更するには、フラップ、ダンパまたは分流器がその煙道ガスを放出する方向を変更するだけでよい。CO2捕捉装置が一旦フル稼働状態になると、従来型発電部分の、ダンパまたは分流器の下流にある元の煙道ガス管路の一部分が、バイパス管路になる。バイパス排気筒としての将来の使用を可能にするために、後付け対応の従来型発電装置の排気筒は、従来型発電部分の煙道ガスと将来のCO2捕捉システムのまわりの将来のCO2発電部分の煙道ガスの混合煙道ガスをバイパスするのに必要とされる流れ容量を有して設計される。
【0035】
CO2捕捉システムの追加の圧力損失に配慮するように、煙道ガス・ブロワ用のスペースを設けることができる。これにより、煙道ガスを排気筒へと直接導く配管の初期の背圧に対して従来型の発電部分を最適化することができることになる。一実施形態では、煙道ガス・ブロワは、分流器またはダンパの下流に組み込まれることになり、CO2捕捉運転にのみ必要とされる。
【0036】
この単一の機械的インターフェースに加えて、従来型の発電部分、CO2発電部分とCO2捕捉システムとの間の制御インターフェースが必要である。さらに、共通の電気的システムと配電網を接続するのが有利である。
【0037】
提案された装置配置の主要な利点の1つに、CO2捕捉のない既存の化石燃料の従来型発電装置を、大幅に変更することなく、CO2捕捉を有する発電装置へと改造するかまたは改良する可能性がある。本発明の1つの要素に、CO2捕捉のない既存の化石燃料の従来型発電装置を、CO2捕捉を有する発電装置へと改造する方法がある。この方法によれば、CO2発電部分、煙道ガス配管およびCO2捕捉システムが、既存の従来型発電装置に隣接して構築され、煙道ガス配管は、既存の従来型発電部分の煙道ガスとCO2発電部分の煙道ガスを混合するように設計され、CO2捕捉システムは、混合煙道ガスからCO2を捕捉するように設計され、CO2発電部分は、少なくとも混合煙道ガスからCO2を捕捉するのに必要な熱エネルギーおよび/または電気エネルギーを供給するように設計される。
【0038】
この方法の一実施形態によれば、従来型の発電装置の通常運転中に、CO2捕捉システム、煙道ガス配管およびCO2発電部分が構築され、既存の化石燃料の従来型発電装置の運転が中断されるのは、既存の化石燃料の従来型発電装置を、追加または変更された煙道ガス配管に接続して再作動させるときのみである。既存の装置の排気筒次第で、全体の煙道ガス流の変化が、新規の排気筒を必要とすることがある。排気筒または排気筒の変更形態は、煙道ガス配管の一部分であると考えられる。
【0039】
したがって、既存の発電装置の商業運転の中断を最小限にすることができる。煙道ガス管路の再接続または変更に必要な時間は、通常の定期保守の停止に必要とされる時間未満に短縮することができる。CO2発電部分は、既存の装置の商業運転と並行して作動させることができる。さらに、システムがCO2発電部分からの煙道ガスを用いている間、CO2捕捉システムの主要な作動作業を実行することができる。
【0040】
本発明のさらなる課題は、CO2捕捉システムを有する、炭素ベース燃料を燃焼させるための火力発電所を前述のように運転する方法である。
【0041】
前述の発電装置により、最適化の目標次第で、CO2捕捉および別々の運転方法を有する融通性のある運転が可能になる。可能性のある最適化の目標は、例えば最大の電力、最高の効率、および最大のCO2捕捉率である。
【0042】
具体的には、従来型の発電部分、CO2発電部分およびCO2捕捉システムを起動し、有負荷にしたり無負荷にしたりする順序を、装置の運転を最適化するための制御パラメータとして用いることができる。
【0043】
例えば、従来型の発電部分が蒸気発電装置であると、一般に、起動するのに比較的長い時間、すなわち数時間を要する。起動中、煙道ガスの組成および温度は、CO2捕捉向けに最適化されていない。しかし、この期間中に排出される合計のCO2は、一般的な運転期間中に排出されるCO2と比較してわずかである。したがって、従来型の部分に対して大きい部分の負荷または基底負荷がかかった後にのみCO2捕捉が始まることが、たいてい容認される。CO2発電部分が、かなり速く起動して負荷をかけることができるガスタービン・ベースの発電装置であると、この装置は、従来型の発電部分を起動して負荷をかけるまでの時間とCO2発電部分を起動して負荷をかけるまでの時間の間の差に一致した時間遅延で起動される。
【0044】
さらに、CO2捕捉システムは、CO2発電部分が同システムの運転に十分な電力を送出した後に、起動して負荷をかけられることになる。
【0045】
使用されるCO2捕捉システム次第で、CO2捕捉システムの起動は、例えば電動機で駆動されるスワール・ノズルを使用するCO2分離に関して考えられるように、数分で行なうことができる。しかし、例えば、吸収システムまたは吸着システムといったCO2捕捉システムのタイプに関しては、起動するのに1時間または数時間程度のより長い期間を要することがある。装置全体の起動を通じて、CO2捕捉システムの起動時間を考慮する必要がある。必要に応じて、CO2捕捉システムの起動時間を考慮に入れて、CO2発電部分をより早く起動しなければならない。様々な装置の起動時間次第で、CO2発電部分は、CO2捕捉を保証するために、必要に応じて従来型の発電部分よりも先に起動されてよい。
【0046】
配電網または操作係の要求に従って、発電装置に速やかに負荷をかけることができるように、最初に、目標の総電力出力を満たすように従来型の発電部分およびCO2発電部分に負荷をかけ、次いで、CO2捕捉システムを運転して、目標の捕捉率に到達するように捕捉率を増加することにより、装置の総電力出力の変化を達成する方法が提案されている。CO2捕捉システムの立上り中および/またはその捕捉率が増加している間、総電力出力が一定に保たれ、装置の総計の電力出力は、CO2捕捉システムの増加する電力消費量を満たすようにさらに増加される。
【0047】
従来型の発電部分とCO2発電部分の間の制御インターフェースを簡単にするために、2つの別々の電力制御方法を用いることができる。
【0048】
CO2発電部分の負荷は、例えば、CO2捕捉システムの電力需要、混合煙道ガスの合計の流量質量、混合煙道ガス流のCO2含有量、もしくはこれらのパラメータの組合せ、または捕捉システムの動作条件を表す別のパラメータのような、CO2捕捉システムの主要な動作パラメータの関数として制御することができる。
【0049】
従来型発電部分の負荷制御は、発電装置の総電力出力を制御するのに用いられる。一般に、従来型の発電部分とCO2発電部分は、配電網への1つの共通の接続を有する。この配電網接続を介して配電網に送出される合計の電力は、総電力であり、配電網の電力需要を満たすものとする。この実施形態によれば、従来型の発電部分は、配電網の電力需要と、CO2発電部分がCO2捕捉システムを駆動する電力に加えて送出するCO2発電部分の何らかの超過の総電力出力との間の電力差を送出するように制御される。
【0050】
ここで説明された化石燃料の蒸気発電装置は、一般に石炭燃料の蒸気発電装置である。しかし、本発明は、石油燃料の蒸気発電装置またはガス燃料の蒸気発電装置など、任意の他の種類の化石燃料の蒸気発電装置にも適用可能である。
【0051】
本発明、その性質、ならびにその利点が、添付図面を利用して以下でより詳細に説明されることになる。図面を参照する。