【実施例】
【0040】
【化32】
実施例1−反応1
(3aS,4R,5S,6aR)−ヘキサヒドロ−5−(メトキシメトキシ)−4−((メトキシメトキシ)メチル)シクロペンタ[b]フラン−2−オン(MOM保護されたM1)の調製
Coreyジオール(20g、0.116mol、1.0当量)、p−TSA(28.69g、0.151mol、1.3当量)およびジメトキシメタン(150mL)の攪拌懸濁液が、室温で2時間攪拌された。完了の際に、溶媒が真空を通して濃縮される。次いで、抽出のために水およびジクロロメタンが加えられた。下側の有機層が乾燥するまで濃縮されて、粗油状物を産生した。この油状物はカラムクロマトグラフィーを介して精製され、無色油状物を与えた。収率:12.4g(60%)。
【0041】
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ4.84 (s, 1H), 4.47 (m, 4H), 3.90 (m, 1H), 3.33 (m, 2H), 3.22 (m, 6H), 2.64 (m, 2H), 2.37 (m, 1H), 2.17 (m, 3H).
実施例2−反応1
(3aS,4R,5S,6aR)−5−((ベンジルオキシ)メトキシ)−4−(((ベンジルオキシ)メトキシ)メチル)−ヘキサヒドロシクロペンタフラン−2−オン(BOM保護されたM1)の調製
【0042】
Coreyジオール(20g、0.116mol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(150.0g、1.16mol;10当量)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(34.32g、0.093mol、0.8当量)、およびジクロロメタン(140mL、7部)の撹拌懸濁液が撹拌された。引き続いて、ベンジルクロロメチルエーテル(145.3g、0.928mol、8当量)が20℃よりも下の温度でゆっくりと加えられ、この混合物は室温で撹拌され、完了の3時間後、2N HCl水溶液(150mL)が20℃よりも下の温度でゆっくりと加えられた。次いで、抽出のために酢酸エチル(200mL)が加えられ、水層は酢酸エチルで2回洗浄された。合わせた有機層はブライン/飽和炭酸水素ナトリウム溶液(50mL/50mL)で洗浄され、有機層は水(100mL)で洗浄された。有機層はMgSO
4で乾燥され、乾燥するまで濃縮されて、粗油状物を産生した(68.2g)。
【0043】
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ7.36 (m, 10H), 4.98 (m, 1H), 4.78 (m, 4H), 4.62 (m, 4H), 4.10 (m, 1H), 3.52 (m, 2H), 2.83 (m, 1H), 2.71 (m, 1H), 2.56 (m, 1H), 2.24 (m, 3H).
実施例3−反応1
エチリデン保護されたM1の調製
【0044】
(+)−coreyジオール(19.98kg、1.0当量)、p−トルエンスルホン酸一水和物(0.53kg、0.03当量)、および2−メチル−THF(206.35kg)を窒素下で適切な容器に仕込み、この混合物は35℃より下の温度で撹拌された。次いで、この反応混合物に、窒素下でアセトアルデヒドジエチルアセタール(16.00kg、1.5当量)を仕込み、約1時間の間還流して撹拌した。
【0045】
完了後、約5%NaHCO
3水溶液/20%ブライン(約37.2kg、調製:2.15kg NaHCO
3+11.45kg NaCl+87.4kg SPW)は35℃より下の温度で反応混合物に加えられ、相分離のために静置した。相分離後、有機相が収集され、水層は続けてジクロロメタン(28.1kg)で抽出される。相分離後、ジクロロメタン層は収集され、前の有機層と合わせられる。次いで、濁るまで溶媒を蒸留により減少させる。引き続いて、n−ヘプタン(32.8kg)が約40℃で仕込まれる。得られたスラリーは、−5〜10℃に冷却されており、そして約1時間撹拌される。固形物はろ過され、2−メチルTHF/n−ヘプタン(13.7kg/10.9kg)を含有する冷(−5〜10℃)共溶媒で洗浄された。湿ケーキは真空下、60℃で乾燥されて、結晶性M1を産生した(〜20.0kg)。収率:約90%。
【0046】
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ4.88 (m, 1H), 4.68 (m, 1H), 4.25 (m, 1H), 3.58−3.37 (m, 2H), 2.71−1.64 (m, 6H), 1.33 (s, 3H).
【化33】
実施例4−反応2
(3aS、4R、5S、6aR)−ヘキサヒドロ−5−(メトキシメトキシ)−4−((メトキシメトキシ)メチル)−2H−シクロペンタ[b]フラン−2−オール(MOM保護されたM2)の調製
【0047】
トルエン中のDIBAHの溶液(トルエン中1.2Mの70mL)が、−78℃にて、30分間の間、窒素下でTHF中のM1(12.35g、47.45mmol)の撹拌溶液に加えられた。この混合物は、1時間の間、−70〜−60℃で撹拌され、この反応はメタノール(25mL)の添加によってクエンチされた。0℃にあたためた後、水が滴下して加えられ、この混合物は1.5時間撹拌された。固形物がろ過され、酢酸エチルで洗浄された。合わせた有機層は飽和塩化ナトリウムで洗浄される。有機層が収集され、無水硫酸マグネシウムで乾燥される。溶媒のエバポレーションは粗油状物を与えた。油状物はカラムクロマトグラフィーを介して精製され、無色油状物を産生した(dr=1:1)。収率:12.2g(90%)。
【0048】
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ5.66 (s, 1H), 5.64 (m, 1H), 4.60 (m, 4H), 4.00 (m, 1H), 3.97 (m, 1H), 3.50 (m, 4H), 3.40 (m, 12H), 3.37 (m, OH), 2.60−1.83 (m, 10H).
実施例5−反応2
(3aS,4R,5S,6aR)−5−((ベンジルオキシ)メトキシ)−4−(((ベンジルオキシ)メトキシ)メチル)−ヘキサヒドロ−2H−シクロペンタフラン−2−オール(BOM保護されたM2)の調製
【0049】
THF中のDIBALの溶液(THF中1.0Mの73mL;2当量)が、30分間の間、−55℃より下の温度で、窒素下でTHF(105mL;7部)中のM1の撹拌溶液(15g、36.4mmol)に加えられた。この混合物は−55℃より低い温度で1時間撹拌され、反応はメタノール(45mL;3部)の添加によってクエンチされた。0℃にあたためた後、水(90mL)が滴下して加えられ、この混合物は約2時間撹拌された。固形物がろ過され、酢酸エチル(50mL)で洗浄された。溶媒の約半分の量のろ液が取り出された。相が分離され、水層は酢酸エチル(50mL×2)で洗浄された。合わせた有機層は飽和塩化ナトリウム(100mL)で洗浄される。有機層が収集され、無水硫酸マグネシウムで乾燥される。溶媒のエバポレーションは粗油状物(21g)を与えた。
【0050】
1H NMR(400MHz、CDCl
3) δ7.36(m、10H)、5.68(m、1H)、5.50(m、1H)、4.8−4.5(m、10H)、4.09−4.07(m、2H)、3.56(m、4H)、2.6−2.07(m、12H).
実施例6−反応2
エチリデンを有するM2の調製
【0051】
M1(1.22kg、1.0当量)およびトルエン(10.85kg)を、窒素下で、適切な容器に仕込み、この溶液は−45℃よりも下の温度に冷却される。次いで、DIBAL溶液(9.465kg、トルエン中、1.0M、約1.5−1.6当量)が、−45℃よりも下の温度で、約0.5時間の間、この溶液に仕込まれた。完了後、反応はメタノール(2.3kg)の添加によりクエンチされ、次いで、−45℃よりも下の温度で、約0.5時間の間、撹拌される。引き続いて、水(2.94kg)が35℃より下の温度で滴下して加えられ、この混合物は約5時間撹拌された。固形物はろ過され、MeOH(5.82kg)およびトルエン(2.62kg)で洗浄された。ろ液は収集され、そして適切な体積になるまで蒸留によって溶媒が減少された。引き続いて、この混合物は、曇り点が観察されるまでM2シード(0.002kg)を播種した。この混合物は−5〜10℃に冷却し、固形物はろ過され、冷n−ヘプタン(2.02kg)で洗浄された。湿ケーキは60℃より下の温度で、真空下で乾燥されて、M2(約1.327kg)を産生した。収率:約85−95%。
【0052】
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ5.6 (m, 1H), 4.6 (m, 2H), 4.18 (m, 2H), 3.47 (m, 1H), 3.32 (m, 1H), 2.47−1.54 (m, 5H), 1.30 (m, 3H).
モジュール1:M2〜M4工程
【化34】
実施例7−反応3a
(3aS、4R、5S、6aR)−4、5、6、6a−テトラヒドロ−5−(メトキシメトキシ)−4−((メトキシメトキシ)メチル)−3aH−シクロペンタ[b]フラン(MOM保護されたM3)の調製
【0053】
THF(60mL)中のM2(12.2g、0.075mol、1.0当量)およびEt
3N(28.3g、0.279mol、3.72当量)の撹拌溶液が、−60〜−70℃で30分間撹拌された。次いで、MsCl(10.7g)がこの溶液に加えられ、約1時間、−60〜−70℃で撹拌された。完了の際に、この混合物はあたためられ、約3時間、加熱して還流される。完了後、水および酢酸エチルが、約2回、抽出のために加えられた。有機層は合わされ、乾燥するまで濃縮されて、粗油状物が得られた。この油状物はカラムクロマトグラフィーを介して精製され、無色油状物を産生した。収率:11.4g(90%)。
【0054】
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ6.25 (d, 1H), 5.05 (m, 1H), 4.92 (m, 1H), 4.66 (m, 4H), 3.90 (m, 1H), 3.57 (m, 2H), 3.37 (m, 6H), 3.12 (m, 1H), 2.52 (m, 1H), 2.15 (m, 1H), 1.99 (m, 1H).
実施例8−反応3a
(3aS,4R,5S,6aR)−5−((ベンジルオキシ)メトキシ)−4−(((ベンジルオキシ)メトキシ)メチル)−4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−シクロペンタフラン(BOM保護されたM3)の調製
【0055】
THF(71mL)中のM2(21g、0.05mol、1.0当量)およびトリエチルアミン(17.4g、0.17mol、3.4当量)の撹拌溶液は、−60〜−70℃で30分間撹拌された。次いで、メタンスルホニルクロリド(6.56g、0.057mol、1.1当量)がこの溶液に加えられ、−50℃で約1時間撹拌された。完了の際に、この混合物はあたためられ、約1時間、加熱されて還流される。完了後、水(115mL)および酢酸エチル(40mL×2)が、約2回、抽出のために加えられた。合わせた有機層は、飽和塩化ナトリウム(80mL)で洗浄され、乾燥するまで濃縮されて、粗油状物を産生した。この油状物はカラムクロマトグラフィー(EA/n−ヘプタン=3/7)を介して精製されて、無色油状物を産生した(11.93g)。収率:78%。
【0056】
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ7.36 (m, 10H), 6.27 (d, 1H), 5.05 (d, 1H), 4.93 (m, 1H), 4.9−4.58 (m, 10H), 3.98 (m, 1H), 3.60 (m, 2H), 3.10 (m, 1H), 2.52 (m, 1H), 2.20 (m,1H), 2.05 (m, 1H).
実施例9−反応3b
(1R、2R、3R、4S)−2−(ヒドロキシメチル)−4−(メトキシメトキシ)−3−((メトキシメトキシ)メチル)シクロペンタノール(MOM保護されたM4)の調製
【0057】
フレーム乾燥した500mL三つ口フラスコに、NaHCO
3(1.55g、18.4mmol)、無水MeOH(36mL)、無水CH
2Cl
2(180mL)、およびM3(4.5g、18.4mmol)が連続して仕込まれた。この溶液は−60〜−78℃に冷却され、そして深い青色が発色しかつ持続するまでO
3で処理された(およそ0.5〜2時間)。引き続いて、青色が薄くなるまで、この溶液に10〜15分間O
2を流した。出発物質の完全な消失がTLCによって観察されるまで、固体NaBH
4(2.1g、55.2mmol)が、−78℃で、10分間の時間にわたって少量ずつ加えられた。この反応混合物は0℃まであたためられ、約1時間撹拌された。撹拌後、この混合物は、1N HCl水溶液、飽和NaCl水溶液によってクエンチされ、約2回、酢酸エチルで抽出された。有機層は合わされ、乾燥するまで濃縮され、粗油状物を産生した。この油状物はカラムクロマトグラフィーを介して精製され、無色油状物が得られる。収率:4.56g(約95%)。
【0058】
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ4.50 (m, 4H), 4.40 (m, 1H), 4.10 (m, 3H), 3.63 (m, 2H), 3.40 (m, 6H), 2.32 (m, 1H), 2.13 (m, 1H), 2.10 (m, 2H).; LRMS [MH
+] 計算値 C
11H
22O
6 m/z 250.1, 実測値 250.1。
実施例10−反応3b
(1R,2R,3R,4S)−4−((ベンジルオキシ)メトキシ)−3−(((ベンジルオキシ)メトキシ)メチル)−2−(ヒドロキシメチル)シクロペンタノール(BOM保護されたM4)の調製
【0059】
フレーム乾燥した500mL三つ口フラスコに、NaHCO
3(2.53g、30.11mmol、1.0当量)、CH
2Cl
2(240mL)、MeOH(48mL)、およびM3(11.93g、30.11mmol、1.0当量)が連続して仕込まれた。この溶液は−60〜−78℃に冷却され、そして明るい青色が発色しかつ持続するまでO
3ガスで処理された(およそ0.5〜1時間)。引き続いて、青色が薄くなるまで、この溶液に10〜15分間O
2を流した。出発物質の完全な消失がTLCによって観察されるまで、粉末NaBH
4(3.41g、90.33mmol、3当量)が、−78℃で、10分間の時間にわたって少量ずつ加えられた。この反応混合物は0℃まであたためられ、約2時間撹拌された。次いで、この混合物は、飽和NaCl溶液(30mL)、0.5N HCl水溶液(30mL)によってクエンチされ、そして約2回、CH
2Cl
2(150mL)で抽出された。有機層は合わされ、乾燥するまで濃縮され、粗油状物を産生した。収率:12.6g。
モジュール1:M4〜M5の脱離プロセス
【化35】
実施例11−反応3c
((1R,2R,3S,5R)−5−ヒドロキシ−3−(メトキシメトキシ)−2−((メトキシメトキシ)メチル)シクロペンチル)メチル 4−メチルベンゼンスルホネート(MOM保護されたM5a)の調製
【0060】
CH
2Cl
2(60mL)中のM4(600.0mg、2.4mmol)およびピリジン(246.8mg、3.12mmol)の撹拌溶液は、10〜0℃で30分間撹拌された。次いで、p−TsCl(551.2mg、2.89mmol)がこの溶液に加えられ、あたためられ、室温で約6時間撹拌された。完了後、10%HCl水溶液が反応をクエンチするために加えられ、約2回、抽出のためにCH
2Cl
2が加えられた。有機層は合わされ、乾燥するまで濃縮されて、粗油状物を産生した。この油状物はカラムクロマトグラフィーを介して精製されて、無色油状物を産生した。収率:450mg(約60%)。
【0061】
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ7.78 (d, 2H), 7.32 (d, 2H), 4.59 (m, 4H), 4.32 (m, 1H), 4.22 (m, 2H), 4.06 (m, 1H), 3.54 (m, 2H), 3.33 (m, 6H), 2.43 (s, 3H), 2.02 (m, 3H);
13C NMR (100MHz, CDCl
3) δ144.8 (C), 133.0 (C), 129.8 (2CH), 127.9 (2CH), 96.5 (CH
2), 95.1 (CH
2), 80.3 (CH), 73.2 (CH), 70.2 (CH
2), 68.2 (CH
2), 55.4 (CH
3), 55.3 (CH
3), 47.7 (CH), 46.7 (CH), 40.2 (CH
2), 22.7 (CH
3).; LRMS [MH
+] 計算値 C
18H
28O
8S m/z 404.15, 実測値 404.15。
((1R,2R,3S,5R)−5−アセトキシ−3−(メトキシメトキシ)−2−((メトキシメトキシ)メチル)シクロペンチル)メチル 4−メチルベンゼンスルホネート(MOM保護されたM5b)の調製
【0062】
CH
2Cl
2(10mL)中のM5a(150.0mg、0.37mmol)およびピリジン(0.06mL、0.74mmol)の撹拌溶液は、10〜0℃で30分間撹拌された。次いで、Ac
2O(0.07mL、0.74mmol)がこの溶液に加えられ、あたためられ、約6時間、室温で撹拌された。完了後、反応をクエンチするために水が加えられ、約2回、抽出のためにCH
2Cl
2が加えられた。有機層は合わされ、乾燥するまで濃縮されて粗油状物を産生した。この油状物はカラムクロマトグラフィーを介して精製されて、無色油状物を産生した。収率:100mg(約60%)。
【0063】
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ7.78 (d, 2H), 7.35 (d, 2H), 5.14 (m, 1H), 4.59 (m, 4H), 4.24 (m, 2H), 4.00 (m, 1H), 3.58 (m, 2H), 3.34 (m, 6H), 2.47 (s, 3H), 2.24 (m, 3H), 2.11 (s, 3H), 1.89 (m, 1H);
13C NMR (100MHz, CDCl
3) δ170.3 (C), 144.8 (C), 133.1 (C), 129.8 (2CH), 127.9 (2CH), 96.5 (CH
2), 95.9 (CH
2), 78.1 (CH), 74.0 (CH), 68.1 (CH
2), 66.9 (CH
2), 55.3 (2CH
3), 47.5 (CH), 43.4 (CH), 38.4 (CH
2), 21.6 (CH
3), 21.0 (CH
3).; LRMS [MH+] 計算値 C
20H
30O
9S m/z 404.15, 実測値 446.16。
(1R,3R,4S)−4−(メトキシメトキシ)−3−((メトキシメトキシ)メチル)−2−メチル−エンシクロペンチルアセテート(MOM保護されたM5c)の調製
【0064】
DMAc(4mL)中のM5b(70.0mg、0.157mmol)、LiI(105.1mg、0.785mmol)、およびDBU(239.0mg、1.57mmol)の撹拌溶液は、室温で30分間撹拌された。次いで、得られた混合物は100℃に加熱され、約2時間撹拌された。完了後、反応をクエンチするために10%HClが加えられ、約2回、抽出のために酢酸エチルが加えられた。有機層は合わされ、乾燥するまで濃縮されて粗油状物を産生した。この油状物はカラムクロマトグラフィーを介して精製され、無色油状物を産生した。収率:50mg(約90%)。
【0065】
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ5.50 (m, 1H), 5.28 (m, 2H), 4.69 (m, 4H), 4.64 (m, 2H), 4.05 (m, 1H), 3.64 (m, 2H), 3.38 (m, 6H), 2.89 (m, 1H), 2.58 (m, 1H), 2.11 (m, 3H), 1.80 (m, 1H).
(1R,3R,4S)−4−(メトキシメトキシ)−3−((メトキシメトキシ)メチル)−2−メチル−エンシクロペンタノール(MOM保護されたM5)の調製
【0066】
10%LiOH水溶液(1.0mL)がMeOH(5mL)中のM5c(70.0mg、0.157mmol)の撹拌溶液に仕込まれ、室温で30分間撹拌された。完了後、溶媒は真空によって除去され、反応をクエンチするために10%HClが加えられ、約2回、抽出のために酢酸エチルが加えられた。有機層は合わされ、乾燥するまで濃縮されて、粗油状物を産生した。この油状物はカラムクロマトグラフィーを介して精製されて、無色油状物を産生した。収率:40mg(約94%)。
【0067】
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ5.38 (m, 1H), 5.20 (m, 1H), 5.28 (m, 2H), 4.69 (m, 4H), 4.64 (m, 2H), 4.45 (m, 1H), 4.15 (m, 1H), 3.60 (m, 2H), 3.58 (m, 6H), 2.94 (m, 1H), 2.28 (m, 1H+OH), 1.89 (m, 1H).; LRMS [MH
+] 計算値 C
11H
20O
5 m/z 232.13, 実測値 232.13。
実施例12−反応3c
((1R,2R,3S,5R)−3−((ベンジルオキシ)メトキシ)−2−(((ベンジルオキシ)メトキシ)メチル)−5−ヒドロキシシクロペンチル)メチル 4−メチルベンゼンスルホネート(BOM保護されたM5a)の調製
【0068】
p−トルエンスルホニルクロリド(5.9g、2.89mmol)およびピリジン(33mL)の撹拌溶液は、50℃で30分間撹拌された。次いで、この溶液は0〜10℃に冷却された。CH
2Cl
2(60mL)中のM4(8.23g、2.4mmol)が0〜10℃でこの溶液に加えられ、あたためられて室温で約1時間撹拌された。完了後、反応をクエンチするために、0〜10℃で0.5N HCl(49mL)が加えられ、約2回、抽出のためにCH
2Cl
2(50mL×2)が加えられた。合わせた有機層は10%クエン酸(90mL)および飽和塩化ナトリウム(50mL)で別々に洗浄された。次いで、有機層は収集され、無水硫酸マグネシウムで乾燥された。溶媒のエバポレーションは粗油状物を与えた。この油状物はカラムクロマトグラフィー(EA/n−ヘプタン=3:7)を介して精製され、M5aの無色油状物(7.51g)およびリサイクルされたM4(1.84g)を産生した。収率:66%。
((1R,2R,3S,5R)−3−((ベンジルオキシ)メトキシ)−2−(((ベンジルオキシ)メトキシ)メチル)−5−アセトキシシクロペンチル)メチル 4−メチルベンゼンスルホネート(BOM保護されたM5b)の調製
【0069】
CH
2Cl
2(60mL)中のM5a(7.36g、13.22mmol)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(9.69g、79.33mmol、6当量)の撹拌溶液は、10〜0℃で30分間撹拌された。次いで、無水酢酸(2.5mL、26.44mmol、2当量)がこの溶液に加えられ、あたためられ、室温で約2時間撹拌された。完了後、反応をクエンチするために、水(25mL)および10%クエン酸(30mL)が別々に加えられ、そして約2回、抽出のためにCH
2Cl
2(50mL)が加えられた。合わせた有機層は飽和塩化ナトリウム溶液(50mL)で洗浄された。次いで、有機層は収集され、そして無水硫酸マグネシウムで乾燥された。溶媒のエバポレーションは粗油状物(8.10g)を与えた。
(1R,3R,4S)−4−((ベンジルオキシ)メトキシ)−3−(((ベンジルオキシ)メトキシ)メチル)−2−メチレンシクロペンタノール(BOM保護されたM5)の調製
【0070】
DMAc(80mL)中のM5b(8.10g)およびヨウ化リチウム(8.85g、66.14mmol、5当量)の撹拌溶液は、室温で30分間撹拌された。次いで、得られた混合物は90〜100℃に加熱され、約1時間撹拌された。完了後、この混合物は室温に冷却され、DBU(20.14g、132.29mmol,10当量)が加えられ、そして得られた混合物は90〜100℃に加熱され、約16時間撹拌される。完了後、反応をクエンチするために10%HCl(42mL)が加えられ、約3回、抽出のために酢酸エチル(50mL×3)が加えられた。合わせた有機層は飽和塩化ナトリウム溶液(50mL)で洗浄された。次いで、有機層は収集され、無水硫酸マグネシウムで乾燥された。溶媒のエバポレーションは粗油状物を与えた。油状物はカラムクロマトグラフィー(EA/n−ヘプタン=3/7)を介して精製され、無色油状物(3.53g)を産生した。収率:2工程に対して69%。
【0071】
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ7.39 (m, 10H), 5.40 (d, 1H), 5.21 (d, 1H), 4.8−4.57 (m, 8H), 4.45 (m, 1H), 4.26 (m, 1H), 3.67 (m, 2H), 2.98 (m, 1H), 2.47−1.98 (m, 3H).
モジュール1:M4〜M5の代替脱離工程
【化36】
実施例13−反応3c
(1R,2S,3R,4S)−2−(ヨードメチル)−4−(メトキシメトキシ)−3−((メトキシメトキシ)メチル)シクロペンタノール(MOM保護されたM5I)の調製
【0072】
CH
2Cl
2(10mL)中のM4(100.0mg、0.4mmol)、I
2(253.8mg、1.0mmol)、およびPPh
3(262.3mg、1.0mmol)の撹拌溶液は、室温で30分間撹拌された。次いで、得られた混合物は加熱して還流され、そして約2時間撹拌された。完了後、反応をクエンチするために10%HClが加えられ、約2回、抽出のためにCH
2Cl
2が加えられた。有機層は合わされ、乾燥するまで濃縮されて粗油状物を産生した。この油状物は、カラムクロマトグラフィーを介して精製されて、無色油状物を産生した。収率:100mg(約70%)。
【0073】
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ4.64 (m, 4H), 4.30 (m, 1H), 4.20 (m, 1H), 3.60 (m, 2H), 3.40 (m, 8H), 2.38 (m, OH), 2.11 (m, 2H), 2.01 (m, 2H).
(1R、3R、4S)−4−(メトキシメトキシ)−3−((メトキシメトキシ)メチル)−2−メチル−エンシクロペンタノール(MOM保護されたM5)の調製
【0074】
DMAc(5mL)中のM5I(100.0mg)およびDBU(5mL)の撹拌溶液は、室温で30分間撹拌された。次いで、得られた混合物は100℃に加熱され、そして約2時間撹拌された。完了後、反応をクエンチするために10%HClが加えられ、約2回、抽出のために酢酸エチルが加えられた。有機層は合わされ、乾燥するまで濃縮されて、粗油状物を産生した。この油状物はカラムクロマトグラフィーを介して精製されて、無色油状物を産生した。収率:50mg(約90%)。
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ5.50 (m, 1H), 5.28 (m, 2H), 4.69 (m, 4H), 4.64 (m, 2H), 4.05 (m, 1H), 3.64 (m, 2H), 3.38 (m, 6H), 2.89 (m, 1H), 2.58 (m, 1H), 2.11 (m, 3H), 1.80 (m, 1H).
モジュール2:酸化的切断工程
【化37】
実施例14−反応3d
(1R,3R,4S)−4−((ベンジルオキシ)メトキシ)−3−(((ベンジルオキシ)メトキシ)メチル)−2−メチレンシクロペンタノール(BOM保護されたM5)の調製
【0075】
ベンゼンまたは適切な有機溶媒(50mL)中のM2(0.5g、1.2mmol)、Pb(OAc)
4(0.85g、1.92mmol、1.6当量)、またはPhI(OAc)
2(0.62g、1.92mmol、1.6当量)およびCu(OAc)
2(0.04g、0.216mmol、0.18当量)の撹拌溶液は、室温で約4時間撹拌され、得られた溶液は加熱されて還流された。完了のための4時間後、この混合物は室温に冷却され、Celite(登録商標)のパッドを通してろ過された。真空による溶媒の除去後、ギ酸中間体が緑色油状物として形成された。
【0076】
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ8.16 (s, 1H), 7.37 (m, 10H), 5.69 (m, 1H), 5.39 (d, 1H), 5.32 (d, 1H), 4.86−4.60 (m, 8H), 4.22 (m, 1H), 3.74 (m, 2H), 3.00 (m, 1H), 2.54 (m, 1H), 1.98 (m, 1H).
【0077】
粗油状物は、10%NaOH(3mL)およびメタノール(10mL)を含んだ溶液に加えられ、約1時間、室温で撹拌される。完了後、反応をクエンチするために10%HClが加えられ、約2回、抽出のために酢酸エチルが加えられた。有機層は合わされ、乾燥するまで濃縮されて、粗油状物が産生した。カラムクロマトグラフィーを介する単離後、所望されるM5は、無色油状物125mgとして産生した。収率:2工程に対して30〜60%。
実施例15−反応3d
エチリデン保護されたIM1の調製
【0078】
窒素下で、M2(0.931kg、1.0当量)、Cu(OAc)
2(0.149kg、0.18当量)、ピリジン(0.121kg、0.3当量)、および1,2−ジクロロエタン(13.74kg)を、適切な溶液に仕込む。得られる混合物が50〜80℃に加熱され、次いで、Pb(OAc)
4(3.286kg、1.6当量)がこの混合物に仕込まれた。添加が完了した後、この反応混合物は50〜80℃で約1時間撹拌される。
【0079】
研究手順は以下であり得た。
【0080】
(A)次いで、この混合物は室温に冷却され、Celite(登録商標)のパッドを通してろ過され、そしてジクロロメタン(3.70kg)で洗浄された。このろ液は収集され、水(4.66kg)が20〜35℃で反応混合物に加えられ、そして相分離のために静置される。相分離後、有機相は収集され、水層は連続してジクロロメタン(3.70kg)で抽出される。相分離後、有機層は収集され、ジクロロメタン層は前の有機層と合わされ、次いで、2v/w(M2に基づく)まで、蒸留を実施し、粗IM1溶液が茶色または緑色油状物として得られた。この粗油状物はカラムクロマトグラフィーによって精製され、白色固形物を産生した(350g)。収率:40〜60%。
【0081】
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ8.07 (s, 1H), 5.54 (m, 1H), 5.26 (d, 1H), 4.94 (d, 1H), 4.70 (m, 1H), 4.40 (m, 1H), 3.65 (m, 1H), 3.29 (m, 1H), 2.70−2.53 (m, 2H), 1.82 (m, 1H), 1.36 (m, 3H).
【0082】
(B)この混合物はn−ヘプタンに加えられ、次いで、50−70℃に加熱され、次いで、シリカゲルのパッドを通してろ過される。ろ液は収集され、引き続いて、この溶液はスラリーになるまで蒸留が実施される。固形物がろ過され、真空下で乾燥されて、IM1を白色固形物として産生する。収率:60〜65%。
実施例16−反応3d
エチリデン保護されたM5の調製
【0083】
窒素下で、IM1(0.33kg、1.66mol、1.0当量)およびメタノール(2.6L)を適切な容器に仕込む。次いで、トリエチルアミン(0.087〜0.097kg、0.83〜1.00mol、0.5当量〜0.6当量)が、20〜35℃で約1時間、この溶液に加えられた。得られた混合物は、室温で約1時間撹拌された。完了後、得られた溶液は体積が減少され、MTBE(0.66L)との溶媒交換を介して置き換えられる。この反応混合物はシリカゲルのパッドを通してろ過される。引き続いて、このろ液は収集され、MTBE(1.32L)で洗浄される。得られた溶液は蒸留によって1Lまで体積が減らされ、次いで、n−ヘプタン(9.3L)が50℃よりも下の温度でこの混合物に仕込まれた。この混合物は約50℃に冷却され、曇り点が観察されるまで播種される。この混合物は−10〜0℃に冷却される。固形物がろ過され、n−ヘプタンで洗浄される。湿ケーキは真空下でNMT30℃にて乾燥され、M5(PG=エチリデン、約325g)を産生した。収率:85〜95%。
【0084】
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ5.12 (d, 1H), 4.81 (d, 1H), 4.64 (m, 1H), 4.38−4.30 (m, 2H), 3.56 (m, 1H), 3.17 (m, 1H), 2.53 (m, 3H), 1.62 (m, 1H), 1.30 (m, 3H).
N2−Boc−2−アミノ−6−ヨードプリンの合成
【化38】
実施例17−反応7
2−アミノ−6−ヨードプリンの調製
【0085】
窒素下で、57%ヨウ化水素酸(10.90kg)を適切な容器に仕込み、次いで、この溶液は0〜10℃に冷却された。次いで、2−アミノ−6−クロロプリン(0.8kg)が、約15℃で、この溶液に仕込まれた。完了のための2時間後、水(8kg)が、この反応混合物に室温でゆっくりと仕込まれ、そして約0.5時間撹拌された。黄色沈殿がろ過され、水で洗浄された。湿ケーキは適切な容器に移され、水(2.0kg)および20%NaOH水溶液(0.4kg)がゆっくりと仕込まれ、室温で固形物を溶解した。次いで、THF(2.14kg)がこの溶液に仕込まれ、10%HOAc(4.8kg)が約35℃でこの溶液にゆっくりと仕込まれ、スラリー混合物が観察された。得られたスラリーは撹拌され、ろ過され、アセトン(3.8)で洗浄された。湿ケーキは真空下70℃で乾燥されて、SPT1255C1(1.14kg)を産生した。収率:90〜98%。
【0086】
1H NMR (400MHz, DMSO−d6) 6.65 (s, 2H, NH
2), 8.04 (s, 1H, H
8)
実施例18−反応8
2−アミノ−9−Boc−6−ヨードプリンの調製
【0087】
窒素下で、2−アミノ−6−ヨードプリン(9.528kg、1当量)、4−ジメチルアミノピリジン(0.22kg)、およびDMSO(106.05kg)を適切な容器に仕込み、次いで、この溶液は室温で撹拌された。次いで、ジ−tert−ブチルジカルボネート(8.75kg、1.1当量)が室温でゆっくりと仕込まれ、そして得られた溶液は室温で撹拌された。完了のための1時間後、反応をクエンチするために、この反応混合物に水(47.7kg)が仕込まれ、相分離のためにDCM(163.9kg)が仕込まれた。有機層が収集され、乾燥されて、次の工程のために使用される粗2−アミノ−9−Boc−6−ヨードプリン溶液を産生した。
【0088】
1H NMR (400MHz, DMSO−d6) 8.38 (s, 1H), 7.18 (s, 2H, NH
2), 1.60 (s, 9H).
実施例19−反応9
N2−Boc−2−アミノ−6−ヨードプリンの調製
【0089】
窒素下で2−アミノ−9−Boc−6−ヨードプリン溶液を適切な容器に仕込み、この溶液は0〜10℃に冷却された。次いで、60%水素化ナトリウム(4.7kg、約3.0当量)が、0〜15℃で、少量ずつこの溶液に仕込まれた。完了のための2時間後、20%ブライン(28.6kg)がこの溶液にゆっくりと仕込まれた。相分離後、有機層は、10%NaOH(19.1kg)および20%ブライン(19.1kg)で洗浄された。次いで、有機層が収集され、10% HOAc(21kg)が溶液に仕込まれた。相分離後、有機層が収集され、そしてシリカゲルのパッドで新鮮にろ過され、ろ液は収集され、そして黄色スラリー溶液が観察されるまで約60℃で蒸留を行った(体積は約8v/w)。引き続いて、n−ヘプタン(39.1kg)がこの混合物に仕込まれ、そして約1時間、−5〜10℃まで冷却された。このスラリー溶液はろ過され、そしてn−ヘプタン(13.15kg)で洗浄された。湿ケーキは真空下、70℃で乾燥され、N2−Boc−2−アミノ−6−ヨードプリン(9.662kg、2工程に対して75〜85%)を産生した。
【0090】
1H NMR (400MHz, d
6−DMSO) δ1.46 (s, 9H, 3CH
3), 8.42 (s, 1H, H
8), 10.15 (s, 1H, NH).
【化39】
実施例20−反応4
tert−ブチル 6−ヨード−9−((1S,3R,4S)−4−(メトキシメトキシ)−3−((メトキシメトキシ)メチル)−2−メチレンシクロペンチル)−9H−プリン−2−イルカルバメート(MOM保護されたM6)の調製
【0091】
THF(5mL)中のM5(100.0mg、0.43mmol)、PPh
3(225.6mg、0.86mmol)、およびN2−Boc−2−アミノ−6−ヨードプリン(310.6mg、0.86mmol)の撹拌溶液は、0℃で30分間撹拌された。次いで、DEAD(150.0mg、0.86mmol)が、約0℃で、この溶液にゆっくりと仕込まれる。得られた混合物は室温まであたためられ、約2時間撹拌される。完了後、この溶液は乾燥するまで濃縮されて、粗油状物を産生する。油状物はカラムクロマトグラフィーを介して精製されて、無色油状物を産生した。収率:123mg(約60%)。
【0092】
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ8.15 (s, 1H), 7.63 (s, NH), 5.64 (m, 1H), 5.32 (d, 1H), 4.94 (d, 1H), 4.70 (m, 2H), 4.36 (m, 1H), 3.85 (m, 2H), 3.39 (s, 3H), 3.37 (s, 3H), 2.93 (m, 1H), 2.47 (m, 2H), 1.55 (s, 9H).; LRMS [MH
+] 計算値 C
21H
30IN
5O
6 m/z 575.12, 実測値 575.12。
実施例21
エンテカビルの調製
【0093】
ジオキサン/THF(1:9、5mL)中のM6(PG=MOM、100.0mg、0.173mL)および10%NaOH(過剰)の撹拌溶液は、50〜60℃で約12時間撹拌された。完了後、反応をクエンチするために飽和NH
4Clが加えられ、約2回、抽出のために酢酸エチルが加えられた。有機層は合わされ、乾燥するまで濃縮されて、粗固形物を産生した。この固形物はカラムクロマトグラフィーを介して精製されて無色固形物を産生した。収率:50mg(約80%)。
【0094】
1H NMR (400MHz, DMSO−d6) δ10.72 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 6.57 (s, 2H), 5.32 (m, 1H), 5.17 (d, 1H), 4.65 (m, 5H), 4.20 (m, 1H), 3.64 (m, 2H), 3.27 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 2.84 (m, 1H), 2.35 (m, 2H).
【0095】
次いで、この固形物は、DMSO/THF(1:9、5mL)中の10%HCl水溶液に加えられ、50〜60℃で2時間撹拌された。完了後、この溶液は乾燥するまで濃縮されて、粗固形物を産生した。この固形物はカラムクロマトグラフィーを介して精製され、白色固形物を産生した。収率:エンテカビル塩型について約85%。
【0096】
1H NMR (400MHz, DMSO−d6) δ11.62 (s, 1H), 8.68 (s, 1H), 7.32 (s, 2H), 5.44 (m, 1H), 5.18 (d, 1H), 4.75 (s, 1H), 4.18 (m, 1H), 3.64 (m, 2H), 3.10 (m, 1H), 2.15 (m, 2H).
【0097】
次いで、この塩型は塩基(K
2CO
3)によって中和され、対応する遊離型のエンテカビルを白色固形物として与えた。収率:約95%。
【0098】
1H NMR (400MHz, DMSO−d6) δ10.4 (s, 1H), 7.65 (s, 1H), 6.73 (s, 2H), 5.35 (m, 1H), 5.10 (d, 1H), 4.95 (s, 1H), 4.90 (t, 1H), 4.56 (s, 1H), 4.20 (m, 1H), 3.53 (m, 2H), 3.13 (m, 1H), 2.23 (m, 1H), 2.05 (m, 1H).
実施例22−反応5
エンテカビルの調製
【0099】
M6(PG=MOM、30.0mg)および80%TFA(5mL)の撹拌溶液は、50〜60℃で2時間撹拌された。完了後、この溶液は、NH
4OH水溶液によって中和され、次いで、乾燥するまで濃縮されて、粗固形物を産生した。この固形物は水およびメタノールによって再結晶され、白色固形物を産生した。収率:約85%。
【0100】
1H NMR (400MHz, DMSO−d6) δ10.4 (s, 1H), 7.65 (s, 1H), 6.73 (s, 2H), 5.35 (m, 1H), 5.10 (d, 1H), 4.95 (s, 1H), 4.90 (t, 1H), 4.56 (s, 1H), 4.20 (m, 1H), 3.53 (m, 2H), 3.13 (m, 1H), 2.23 (m, 1H), 2.05 (m, 1H).
実施例23−反応4
tert−ブチル 9−((1S,3R,4S)−4−((ベンジルオキシ)メトキシ)−3−(((ベンジルオキシ)メトキシ)メチル)−2−メチレンシクロペンチル)−6−ヨード−9H−プリン−2−イルカルバメート(BOM保護されたM6)の調製
【0101】
THF(5mL)中のM5(0.768g、2.0mmol、1当量))、PPh
3(1.05g、4.0mmol、2当量)、およびN2−Boc−6−ヨードプリン(1.45g、4.0mmol、2当量)の撹拌溶液は、0℃で30分間撹拌された。次いで、DEAD(0.7g、4.0mmol、2当量)が、この溶液に約0℃でゆっくりと仕込まれる。得られた混合物は室温にあたためられ、そして約2時間撹拌される。完了後、この溶液は乾燥するまで濃縮されて粗油状物を産生する。この油状物はカラムクロマトグラフィーを介して精製され(EA/n−ヘプタン=3/7)、無色油状物を産生する(1.1g)。収率:70%。
実施例24−反応5:エンテカビルの調製
【0102】
方法A:ジオキサン/THF(1:9、5mL)中のM6(PG=BOM、200.0mg、0.173mL)および10%NaOH(過剰)の撹拌溶液は、50〜70℃で約12時間撹拌された。完了後、反応をクエンチするために飽和NH
4Clが加えられ、約2回、抽出のために酢酸エチルが加えられた。有機層は合わされ、乾燥するまで濃縮されて粗固形物を産生する。この固形物は、カラムクロマトグラフィーを介して精製されて無色固形物を産生する。収率:50mg(約40%)。
【0103】
1H NMR (400MHz, DMSO−d6) δ10.72 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.29 (m, 10H), 6.47 (s, 2H), 5.35 (m, 1H), 5.17 (d, 1H), 4.73 (m, 4H), 4.62 (m, 1H), 4.54 (m, 4H), 4.30 (m, 1H), 3.70 (m, 2H), 2.88 (m, 1H), 2.37 (m, 1H), 2.27 (m, 1H).;
1H NMR (100MHz, DMSO−d6) δ157.3 (C), 154.1 (C), 151.9 (C), 150.3 (C), 138.5 (2C), 136.2 (CH), 128.7 (2CH), 128.2 (2CH), 128.1 (2CH), 128.0 (2CH), 127.9 (2CH), 116.8 (C), 110.3 (CH
2), 94.8 (CH
2), 93.0 (CH
2), 76.7 (CH), 69.4 (2CH
2), 69.2 (CH
2), 55.6 (CH), 49.4 (CH), 36.6 (CH
2).
【0104】
DMSO/THF(1:9、5mL)中の固形物および10%HClは、50〜60℃で2時間撹拌された。完了後、pHが6〜8になるまで、この溶液は飽和NaHCO
3によってクエンチされる。次いで、この溶液は乾燥するまで濃縮されて、粗固形物を産生する。この固形物は、カラムクロマトグラフィーを介して精製されて白色固形物を産生する。収率:エンテカビルについて約81%。
【0105】
1H NMR (400MHz, DMSO−d6) δ10.9 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 6.8 (s, 2H), 5.35 (t, 1H), 5.10 (s, 1H), 4.95 (s, 1H), 4.92 (t, 1H), 4.56 (s, 1H), 4.20 (s, 1H), 3.53 (t, 2H), 2.54 (m, 1H), 2.23 (m, 1H), 2.05 (m, 1H).;
13C NMR (100MHz, DMSO−d6) δ157.33 (C), 153.79 (C), 151.93 (C), 151.65 (C), 136.55 (CH), 116.64 (C), 119.82 (CH
2), 70.85 (CH), 63.34 (CH
2), 55.63 (CH), 54.39 (CH), 40.4 (CH
2).
【0106】
方法B:M6(PG=BOM、200.0mg、0.173mL)および80%TFA(5mL)の撹拌溶液は、50〜80℃で2時間撹拌された。完了後、この溶液は、NH
4OH水溶液によって中和され、次いで、乾燥するまで濃縮されて、粗固形物を産生する。この固形物は、水およびメタノールによって再結晶されて、白色固形物を産生する。収率:約85%。
実施例25−反応4
エチリデンを有するM6の調製
【0107】
窒素下で、M5(80g、0.47mol、1.0当量)、N2−Boc−2−アミノ−6−ヨードプリン(220.7g、0.60mol、1.3当量)、PPh
3(185g、1.5当量)およびジクロロメタン(1040mL)を適切な容器に仕込み、次いで、この溶液は−5〜15℃まで冷却された。ジクロロメタン(160mL)中のジイソプロピルアゾジカルボキシレート(123.6g、1.3当量)が15℃より下の温度でゆっくりと仕込まれ、そして得られた溶液は室温で約3時間撹拌された。反応をクエンチするために、2%NaOH水溶液(800mL)がこの反応混合物に仕込まれた。相分離後、有機層は収集され、そして水(800mL)で洗浄された。相分離後、有機層は収集され、次いで、MeOH(1600mL)が少量ずつ加えられ、濁るまで蒸留を実施した。引き続いて、スラリー混合物は20〜35℃まで冷却され、約1時間保持された。この混合物はろ過され、MeOH(240mL)で洗浄された。湿ケーキは真空下、60℃で乾燥され、M6(170g、70%)を産生し、そして純度は99%より高かった。
【0108】
1H NMR (400MHz, CDCl
3) 7.94 (s, 1H, H−8), 7.52 (s, 1H, NH), 5.50 (d, 1H, CH), 5.03 (q, 1H, CH), 4.89 (s, 1H, CH
2), 4.61 (m, 2H, CH
2, CH
2), 4.47 (m, 1H, CH), 3.96 (t, 1H, CH
2), 2.47 (m, 2H, CH
2), 2.36 (m, 1H, CH), 1.55 (s, 9H), 1.44 (d, 3H, CH
3).
実施例26−反応5:エンテカビルの調製
【0109】
80%トリフルオロ酢酸水溶液(553mL)を適切な容器に仕込み、次いで、この溶液は70〜85℃に加熱された。THF(138mL)中のM6(55.3g)のスラリー溶液が、70〜85℃で、上記の溶液に仕込まれ、THF(28mL)ですすがれた。この混合物は70〜85℃で約1.5時間撹拌された。完了後、水(400mL)がこの溶液に仕込まれ、体積が約550mLに到達するまで、溶媒が蒸留によって減らされた。引き続いて、ジクロロメタン(166mL)が加えられ、相分離のために静置された。水層が収集され、ジクロロメタン(166mL)が再度洗浄のために加えられ、そして相分離のために静置された。水層が収集され、pHを調整するために約30%NH
4OH水溶液(55.3mL)が加えられた。次いで、メタノール(55mL 1v/w)がこの混合物に加えられ、得られた混合物は加熱されて再溶解され、次いで、10〜30℃に冷却された。スラリーがろ過され、水(55mL)で洗浄されて、約32.1gの湿ケーキを与えた。収率:80〜90%。
実施例27−反応6:エンテカビル一水和物の調製
【0110】
M6(32.1g)、水(240mL)およびメタノール(144mL)の撹拌溶液は、70〜80℃で撹拌された。溶解後、脱色のために活性炭(0.48g)が加えられた。この混合物はCelite(登録商標)のパッドを通してろ過され、そして水(144mL)ですすがれた。これは、約2時間、曇り点で保持された後、冷却および播種された。スラリーは10〜30℃で約1時間撹拌された。次いで、この混合物はろ過され、メタノール(48mL)で洗浄された。固形物はNMT 50℃で乾燥され、エンテカビル一水和物(22.5g)を産生した。収率:85〜95%。EE:>99.5%、水含量:5〜7%、すべての個別の不純物は0.10%未満、純度は99.5%より高い。
実施例28−反応1:p−メトキシフェニルジフェニルメチル(MMTr)およびTBS保護を有するM1の調製
【0111】
窒素下で、(+)−Coreyジオール(5g、1.0当量)、p−メトキシフェニルジフェニルメチルクロリド(MMTrCl)(9g、1.0当量)、Et3N(10mL、2.5当量)、DMAP(0.18g、0.05当量)およびDCM(150mL)を適切な容器に仕込み、この混合物は、35℃より下の温度で約1時間撹拌された。次いで、窒素下で、TBSCl(10.11g、1.2当量)およびDMF(50mL)をこの反応混合物を仕込み、約24時間撹拌した。
【0112】
完了後、約20%ブライン(200mL)およびDCM(200mL)が、35℃よりも下の温度で、この反応混合物に加えられ、そして相分離のために静置された。相分離後、有機相が収集される。次いで、蒸留によって溶媒を減少し、濁るまでトルエンとの溶媒交換を実施した。引き続いて、n−ヘプタンが約40℃で仕込まれる。得られたスラリーは−5〜10℃に冷却され、約1時間撹拌される。固形物はろ過され、冷(−5〜10℃)トルエンで洗浄された。湿ケーキは真空下、60℃で乾燥され、結晶性M1(14.2g)を産生した。
【0113】
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ7.4−6.8 (m, 14H), 4.91 (m, 1H), 4.14 (m, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.06 (m, 2H), 2.76 (m, 1H), 2.60 (m, 2H), 2.10 (m, 2H), 1.92 (m, 1H), 0.89 (s, 9H), 0.09 (s, 3H), 0.05 (s, 3H).
実施例29−反応2:p−メトキシフェニルジフェニルメチル(MMTr)およびTBS保護を有するM2の調製
【0114】
窒素下で、M1(7.2g、1.0当量)およびトルエン(120mL)を適切な容器に仕込み、この溶液は−45℃より下の温度に冷却される。次いで、DIBAL溶液(19.3mL、トルエン中1.0M、約1.5〜1.6当量)が、−45℃より下の温度で、約0.5時間、この溶液に仕込まれた。完了後、この反応は、メタノールの添加によってクエンチされ、次いで、−45℃より下の温度で約0.5時間撹拌された。引き続いて、35℃よりも下の温度で、水が滴下して加えられ、そしてこの混合物は約5時間撹拌された。固形物はろ過され、そしてMeOHおよびトルエンで洗浄された。ろ液は収集され、そして蒸留によって、適切な体積まで溶媒が減らされた。引き続いて、この混合物は、曇り点が観察されるまで、M2シードが播種される。この混合物は−5〜10℃に冷却され、そして固形物はろ過され、そして冷n−ヘプタンで洗浄される。湿ケーキは、60℃より下の温度で、真空下で乾燥されて、M2(約7.3g)を産生した。
【0115】
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ7.4−6.8 (m, 28H), 5.68 (m, 1H), 5.30 (m, 1H), 5.28 (m, 1H), 4.62 (m, 1H), 4.18 (m, 1H), 3.82 (s, 6H), 3.18−3.0 (m, 4H), 2.76−2.0 (m, 13H), 0.89 (s, 9H), 0.78 (s, 9H), 0.07 (s, 6H), −0.03 (s, 6H).
実施例30−反応3d:p−メトキシフェニルジフェニルメチル(MMTr)およびTBS保護を有するIM1の調製
【0116】
窒素下で、M2(7.3g、1.0当量)、Cu(OAc)
2(0.42g、0.18当量)、ピリジン(1.23g、0.3当量)、および1,2−ジクロロエタン(10mL)を適切な容器に仕込んだ。得られた混合物は50〜80℃に加熱され、次いで、Pb(OAc)
4(9.27g、1.6当量)がこの混合物に仕込まれた。添加が完了した後、この反応混合物は50〜80℃で約1時間撹拌された。作業手順は上記と同様である。IM1(〜2.1g)を提供した。
【0117】
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ7.3−6.8 (m, 14H), 5.27 (d, 1H), 4.99 (m, 1H), 4.27 (m, 2H), 3.7 (s, 3H), 3.05−2.80 (m, 3H), 1.8−1.6 (m, 2H), 0.9 (s, 9H), 0.016−0.009 (m, 6H).
【0118】
上記に提示された好ましい実施形態は、本発明の技術思想および原理に従って、様々な方法で改変されてもよい。例えば、上記に示されるSPTスキーム1の反応1(保護)において、2つのジオール保護基は、環状ケタール、アセタールシラン、および非環式保護基(ベンジル、ベンゾイル、TBS、およびTMSなど)からなる群より独立して選択されてもよい。ジオール系を保護するための他の潜在的に有用な保護基は、Greene’s Handbook“ Protective Groups in Organic Synthesis”において見い出すことができる。
【0119】
上記に示されるSPTスキーム1の反応2(還元)において、還元剤は、ラクトン還元能を有するヒドリド試薬から選択されてもよい。
【0120】
上記に示されるSPTスキーム1の反応3、モジュール1(加水分解またはアルコール分解)において、ギ酸エステル中間体の加水分解は、ヒドリド還元または窒素化合物、アンモニア、有機金属試薬、およびスルフィドを使用する求核切断を含む他の有効な脱プロトン反応で置き換えることができた。好ましい試薬はEt
3N/MeOHおよびNaHCO
3/MeOHである。
【0121】
上記に示されるSPTスキーム1の反応3、モジュール2(酸化的切断)において、酸化的切断は、Pb(OAc)
4/Cu(OAc)
2、PhI(OAc)
2/Cu(OAc)
2、I
2/AIBN、PbI(OAc)
2/I
2/AIBN、Mn(OAc)
3、CAN、Fe(OAc)
3、PhI(OAc)
2、Dess−Martin、IBXなどを使用してもたらされてもよい。一方、Cu(OAc)
2は、CuCl
2、CuBr
2、CuI
2、CuSO
4で置き換えられてもよい。ピリジンは、トリエチルアミン、2−メチルピリジン、DBU、ジイソプロピルエチルアミン、Na
2CO
3およびNaHCO
3などの他の塩基で置き換えられてもよい。上記に使用される1,2−ジクロロエタンに加えて、ベンゼン、トルエン、アニソール、クロロベンゼン、キシレン、ACN、THF、DME、DCM、ピリジン、酢酸、およびシクロヘキサンなどの他の有機溶媒が、この反応において使用されてもよい。
【0122】
上記に示されるSPTスキーム1の反応4(Mitsunobu反応)において、DIADはDEADなどの他の試薬で置き換えられてもよい。PPh
3は、ジフェニル−2−ピリジルホスフィン、4−(ジメチルアミノ)フェニルジフェニルホスフィン、トリアルキルホスフィン(トリエチルホスフィン、トリブチルホスフィン)、トリアリールホスフィン(トリメトキシフェニルホスフィン、およびトリニトロフェニルホスフィンなどの他の三置換ホスフィンで置き換えられてもよい。好ましい溶媒はジクロロメタンであるが、他の有機溶媒が使用されてもよい。好ましい精製溶媒はアルコールである。
【0123】
上記に示されるSPTスキーム1の反応5(加水分解/脱保護)において、トリフルオロ酢酸(TFA)は、他の有機酸または無機酸によって置き換えられてもよい。溶媒は、THF、2−メチルTHF、アセトン、ACN、C1−C8アルコール、DMSO、DMAc、DMF、水、DCM、EA、n−ヘプタン、MTBE、MIBK、およびこれらの組み合わせからなる群より選択されてもよい。好ましい酸は80%TFA水溶液である。
【0124】
上記に示されるSPTスキーム1の反応6(精製)において、EA、n−ヘプタン、アセトン、トルエン、DCM、脱塩水、MTBE、DIPE、C1−C8アルコール、DMSO、DMAc、DM、およびこれらの組み合わせからなる群より選択される溶媒が、エンテカビル一水和物を結晶化するために使用されてもよい。
【0125】
本発明は、単に実施例として提示される上記の実施形態によって限定されるわけではないが、添付の特許請求の範囲によって規定される保護の範囲内にある様々な方法において改変することができる。