(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5791712
(24)【登録日】2015年8月14日
(45)【発行日】2015年10月7日
(54)【発明の名称】EMIコネクタフェルールおよびそれとのアセンブリ組合せ
(51)【国際特許分類】
H01R 13/658 20110101AFI20150917BHJP
【FI】
H01R13/658
【請求項の数】12
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-515478(P2013-515478)
(86)(22)【出願日】2011年6月15日
(65)【公表番号】特表2013-528922(P2013-528922A)
(43)【公表日】2013年7月11日
(86)【国際出願番号】US2011040514
(87)【国際公開番号】WO2011159793
(87)【国際公開日】20111222
【審査請求日】2014年5月28日
(31)【優先権主張番号】61/355,291
(32)【優先日】2010年6月16日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】503170721
【氏名又は名称】フェデラル−モーグル パワートレイン インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Federal−Mogul Powertrain, Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ハリス,デイビッド・エイ
【審査官】
塚本 英隆
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭59−090184(JP,U)
【文献】
特開平11−074030(JP,A)
【文献】
特開2002−280131(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 13/658
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
布製スリーブを電気コネクタに結合するように構成されるフェルールであって、
細長い電気部材をそれを通して受けるようにサイズ決めされる空洞を設ける内面を有する円筒形の壁を備え、前記円筒形の壁は、布製スリーブの空洞内での取付のために構成される第1の端と、電気コネクタへの取付のために構成される径方向外向きに延在する環状リムを有する第2の端との間に延在し、前記環状リムは前記第2の端に隣接する略C形の環状ポケットを設け、前記略C形の環状ポケット内にあるエラストマーシールをさらに備え、前記円筒形の壁は、前記第1の端に隣接して少なくとも1つの径方向外向きに延在する環状ビードを有し、前記環状ビードは径方向内向きに面する環状ポケットを設け、さらに
前記内面および細長い電気部材との封止された当接のために前記空洞の中に配設される少なくとも1つの封止部材を備える、フェルール。
【請求項2】
前記少なくとも1つの封止部材は前記径方向内向きに面する環状ポケットの中に配設される、請求項1に記載のフェルール。
【請求項3】
前記少なくとも1つの封止部材は前記径方向内向きに面する環状ポケットと前記第2の端との間に延在する、請求項1に記載のフェルール。
【請求項4】
前記円筒形の壁は、環状の凹部によって互いから軸方向に離間された少なくとも2つの前記径方向外向きに延在する環状ビードを有し、前記径方向外向きに延在する環状ビードの各々は異なる前記径方向内向きに面する環状ポケットを設ける、請求項1に記載のフェルール。
【請求項5】
前記少なくとも1つの封止部材は複数の封止部材を含み、前記封止部材の別々の1つは前記径方向内向きに面する環状ポケットの各々の中に配設される、請求項4に記載のフェルール。
【請求項6】
少なくとも1つの前記径方向外向きに延在する環状ビードはハーフビードである、請求項1に記載のフェルール。
【請求項7】
少なくとも1つの前記径方向外向きに延在する環状ビードは、凹状の輪郭を有する前記径方向内向きに面する環状ポケットを形成するフルビードである、請求項1に記載のフェルール。
【請求項8】
導電性布製スリーブ、前記布製スリーブで受けられる細長い電気部材、および導電性電気コネクタとフェルールとの組合わせであって、
前記細長い電気部材をそれを通して受けるようにサイズ決めされる空洞を設ける内面を有する円筒形の壁を備え、前記円筒形の壁は、前記布製スリーブの空洞内での取付のために構成される第1の端と、前記電気コネクタへの取付のために構成される径方向外向きに延在する環状リムを有する第2の端との間に延在し、前記環状リムは前記第2の端に隣接する略C形の環状ポケットを設け、前記略C形の環状ポケット内にあるエラストマーシールをさらに備え、前記円筒形の壁は、前記第1の端に隣接して少なくとも1つの径方向外向きに延在する環状ビードを有し、前記環状ビードは径方向内向きに面する環状ポケットを設け、さらに
前記内面および前記細長い電気部材との封止された当接のために前記空洞の中に配設される少なくとも1つの封止部材を備える、組合せ。
【請求項9】
前記少なくとも1つの封止部材は前記径方向内向きに面する環状ポケットの中に配設される、請求項8に記載の組合せ。
【請求項10】
前記少なくとも1つの封止部材は前記径方向内向きに面する環状ポケットと前記第2の端との間に延在する、請求項8に記載の組合せ。
【請求項11】
前記円筒形の壁は、環状の凹部によって互いから軸方向に離間された少なくとも2つの前記径方向外向きに延在する環状ビードを有し、前記径方向外向きに延在する環状ビードの各々は異なる前記径方向内向きに面する環状ポケットを設ける、請求項8に記載の組合せ。
【請求項12】
前記少なくとも1つの封止部材は複数の封止部材を含み、前記封止部材の別々の1つは前記径方向内向きに面する環状ポケットの各々の中に配設される、請求項11に記載の組合せ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
この出願は、2010年6月16日に出願された米国仮出願連続番号第61/355,291号の利益を主張し、その全体がここに引用により援用される。
【0002】
発明の背景
1.技術分野
この発明は一般的に電気コネクタに関し、より特定的には、保護スリーブを電気コネクタに結合しかつ接地するように構成されるコネクタフェルールに関する。
【背景技術】
【0003】
2.関連技術
細長いワイヤを金属性の保護スリーブで保護して電磁障害(EMI)に対するシールドを設けることが公知である。フェルールを介して上流の金属電気コネクタに保護スリーブを接地することがさらに公知である。残念ながら、スリーブとフェルールとの間の接続部は典型的に電気コネクタ内に位置するために組立て工程が複雑になり、保守の間にまずフェルールを電気コネクタから取外す必要なしにワイヤからスリーブを取外すことができない。さらに、フェルールへの保護スリーブの接続場所の間、および電気コネクタへのフェルールの接続場所の間など、電気アセンブリの電気部品の中へのたとえば水などの流体の浸入に対する耐性を向上させる必要が残っている。またさらに、個別の適用例のために別々のフェルールまたは保護スリーブ構成を有する必要のない、さまざまな保護スリーブ構成に適合することができるフェルールを提供する必要性が残っている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明の概要
発明に従って構築されるフェルールおよびそれとのアセンブリは、布製スリーブと電気コネクタとの間の確実な接地経路も設けつつ、保護布製スリーブと電気コネクタとの間の経済的で組立/分解が容易で耐水性で、かつそれ以外に信頼性の高い接続を与える。
【課題を解決するための手段】
【0005】
発明の1つの局面に従う、布製スリーブを電気コネクタに結合するように構成されるフェルールは、細長い電気部材をそれを通して受けるようにサイズ決めされる空洞を設ける内面を有する円筒形の壁を有する。円筒形の壁は、布製スリーブの空洞内での取付のために構成される第1の端と、電気コネクタへの取付のために構成される径方向外向きに延在する環状リムを有する第2の端との間に延在する。円筒形の壁は、第1の端に隣接して少なくとも1つの径方向外向きに延在する環状ビードを有し、環状ビードは径方向内向きに面する環状ポケットを設ける。さらに、内面および細長い電気部材との封止された当接のために、少なくとも1つの封止部材が空洞の中に配設される。
【0006】
発明の別の局面に従うと、導電性布製スリーブ、布製スリーブで受けられる細長い電気部材、および導電性電気コネクタと組合せたフェルールが提供される。フェルールは、細長い電気部材をそれを通して受けるようにサイズ決めされる空洞を設ける内面を有する円筒形の壁を有する。円筒形の壁は、布製スリーブの内部空洞内での取付のために構成される1つの端と、電気コネクタへの取付のために構成される径方向外向きに延在する環状リムを有する別の端との間に延在する。円筒形の壁は、布製スリーブの内部空洞内での取付のために構成される端に隣接して少なくとも1つの径方向外向きに延在する環状ビードを有し、環状ビードは径方向内向きに面する環状ポケットを設ける。さらに、内面および細長い電気部材との封止された当接のために、少なくとも1つの封止部材が空洞の中に配設される。
【0007】
発明のこれらおよび他の局面、特徴、および利点は、現在好ましい実施形態および最良モードの以下の詳細な説明、添付の請求項、ならびに付随する図面と関連して考慮されるとより容易に認められるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】組立ての初期状態で布製保護スリーブおよび電気コネクタ筺体内で受けられて示される、発明の1つの局面に従って構築されるフェルールの断面側面図である。
【
図1A】完全に組立てられた状態で示される
図1のフェルールの図である。
【
図2】布製保護スリーブを電気コネクタ筺体に結合して示される、発明の別の局面に従って構築されるフェルールの断面側面図である。
【
図3】発明の別の局面に従う、布製保護スリーブを電気コネクタに結合して示される、
図2のフェルールの断面側面図である。
【
図4】布製保護スリーブを電気コネクタ筺体に結合して示される、発明のまた別の局面に従って構築されるフェルールの断面側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
現在好ましい実施形態の詳細な説明
図面をより詳細に参照して、
図1(部分的に組立)および
図1A(完全に組立)は、発明の1つの局面に従って構築されるフェルールアセンブリ10を図示し、フェルールアセンブリ10は、発明の別の局面に従って構築されるフェルール12と、導電性布製スリーブ14と、電気コネクタ16とを少なくとも含む。単一の電気ケーブル、束にされたワイヤハーネス、またはそれ以外である、フェルールを通って延在しかつ任意の好適な直径を有する細長い電気部材18への保護を与える任意の好適な長さを有する布製スリーブ16を設けることができる。さらに、周方向に閉じたまたは開いた、織り、編み、または組みヤーン構造を有する布製スリーブ16を構築することができ、導電性の局面は導電性のヤーン、被覆、膜、箔、またはそれ以外を介して提供することができる。さらに、電気コネクタ16の導電性の局面は別々の導電性内面20を介して与えることができる、または導電性金属筺体を有するコネクタを構築することができる。フェルール12は導電性の布製スリーブ14を電気コネクタ16に結合するように構成され、コネクタ16へのスリーブ14の取付はコネクタ16の外部で行なわれ、これにより、上述の構成要素のうち少なくとも1つの保守の間に必要となり得るような取付および取外しのための容易な機構を設ける。さらに、フェルール12によって確立される接続は、フェルール12とコネクタ16との間およびフェルール12と細長い電気部材18との間に耐水性の封止を確立しかつ維持することを確実にする。
【0010】
フェルール12は円筒形の壁22を有し、その内面24は、それを通して細長い電気部材18を受けるようにサイズ決めされる空洞26を設ける。円筒形の壁22は、布製スリーブ14の空洞30内での取付のために構成される第1の端28と、電気コネクタ16への取付のために構成される径方向外向きに延在する環状リム34を有する第2の端32との間に延在する。円筒形の壁22は、少なくとも1つの径方向外向きに延在する環状ビードを有し、ここでは、一例としておよびこれに限定されることなく、第1の端28に隣接して1対の環状ビード36、38を有するものとして示され、環状ビード36、38は径方向内向きに面する環状の凹状ポケット40、42を設ける。ビード36、38は径方向外向きに面する環状の凹部39によって互いから軸方向に離間されるため、凹部39は直立するビード36、38の間に谷部を形成する。それぞれの封止部材44、46は、内面24および細長い電気部材18との封止された当接のためにポケット40、42の中に配設される。封止部材44、46はOリング型のシールとして示されるが、ビード36、38の外形に依存して、任意の好適な封止構成を用いることができる。
【0011】
リム34は、円筒形の壁22から垂直にまたは実質的に垂直に延在するものとして示される、円筒形の壁22から径方向外向きに延在する環状の脚部分48と、円筒形の壁22から径方向外向きに整列するように円筒形の壁22に対して上に重なる関係で逆に折り返される円筒形の外向き縁部分50とを有する。このように、円筒形の壁22、脚部分48、および第1の端28に対して開いて面する関係の縁部分50によって、第2の端32のほぼC字状の環状ポケット52が形成される。縁部分50の外面54は、電気コネクタ16内でぴったりとした、線間の(line-to-line)、またはわずかな締まり嵌めとなるように寸法決めされ、これによりフェルール12と電気コネクタ16との間に電気的接続が確立される。
【0012】
フェルール12と電気コネクタ16との間の流体密封シールを確立しかつ維持するのを容易にするため、円筒形の壁22の外面とコネクタ16の内面20との間にエラストマー環状シール56が配設される。シール56はポケット52で部分的に受けられて図示される。シール56は、一例としておよびこれに限定されることなく、コネクタ16に対する締まり嵌めとなるように構成される、径方向外向きに延在する環状の縁58として表わされる径方向外向きに延在する封止面と、一例としておよびこれに限定されることなく、円筒形の壁22に対する締まり嵌めとなるように構成される径方向内向きに延在する縁60として表わされる径方向内向きに延在する封止面とを有する。
【0013】
組立の際、布製スリーブ14は、フェルール12が電気コネクタ16内で組立てられる前または後に、第1の端28に隣接して円筒形の壁22の少なくとも部分の上にわたって配設され、フェルール12および封止部材44、46を、細長い電気部材18に対してそれらをそれぞれ封止当接させ、調節可能クランプリング62は布製スリーブ14の上にわたって配設され、ビード36、38の間の凹部39と径方向に整列される。次に、クランプリング62は、
図1に示すようなそのクランプされていない位置から
図1Aに示すその直径が小さくなったすぼまった位置へ、すぼまるように締められる。応じて、クランプリング62の直径の縮小はスリーブ14およびフェルール12を径方向内向きに圧縮して、これにより、それらのそれぞれのビードポケット40、42と細長い電気部材18の外面との間でシール44、46を圧縮する。
【0014】
クランプリング62がビード36、38の間の凹部39内で受けられると、クランプリング62はフェルール12上のそのクランプ位置に確実に維持され、クランプリング62は、ビード36、38によって可能な軸方向の移動を制限される。さらに、クランプリング62が電気コネクタ16から軸方向外向きに容易にアクセス可能な状態で、保守の際は、まずフェルール12をコネクタ16から取外す必要なく、クランプリング62を選択的に容易に取外すことができる。
【0015】
図2に、発明の別の局面に従って構築されるフェルールアセンブリ110を図示し、その中では、100だけずれた、以上で用いたのと同じ参照番号は同様の特徴を同定する。
【0016】
フェルールアセンブリ110は、発明の別の局面に従って構築されるフェルール112と、導電性の布製スリーブ114と、電気コネクタ116とを少なくとも含む。さらに、前の実施形態のように、アセンブリ110は、フェルール112の円筒形の壁122とコネクタ116との間に流体密封シールを確立するシール156を含む。円筒形の壁122は、布製スリーブ114の空洞130内での取付のために構成される第1の端128と、電気コネクタ116への取付のために構成される径方向外向きに延在する環状リム134を有する第2の端132との間に延在する。円筒形の壁122は、第1の端へ延在する、ハーフビード136として示される径方向外向きに延在する環状ビードであって、環状ビード136は径方向内向きに面する環状ポケット140を設けるビードと、さらにハーフビード136とリム134との間に径方向外向きに面する凹部139とを有する。エラストマーシール部材144は、フェルールのハーフビード136の内面124および細長い電気部材118の外面との封止当接のためにポケット140の中に配設される。シール部材144は、断面がほぼ矩形として示されるが、ビード136およびポケット140の外形に依存して、任意の好適な封止構成を用いることができる。環状リム134は、以上で論じたのと同じように構成されるため、さらに論じない。実施形態12、112の間の主な相違は、それぞれのビードの構築の相違である。
【0017】
フェルール112および封止部材144を細長い電気部材118に対してそれぞれ封止当接させるため、調節可能なクランプリング162を凹部139と径方向に整列させて布製スリーブ114の上にわたって配設する。次に、クランプリング162を、すぼめられた、直径を小さくした構成に締める。これに応じて、クランプリング162の直径の縮小は、スリーブ114およびフェルール112の第1の端128を径方向内向きに圧縮し、これによりビードのポケット140の内面と細長い電気部材118の外面との間のシール144を圧縮する。
【0018】
クランプリング162がビード136とシール156との間の凹部139内で受けられると、クランプリング162はフェルール112上のそのクランプ位置で確実に維持され、クランプリング162は軸方向の動きを拘束される。さらに、クランプリング162が電気コネクタ116から軸方向外向きに容易にアクセス可能な状態で、保守の際は、まずフェルール12をコネクタ16から取外す必要なく、クランプリング62を容易に取外すことができ、これにより所望によりスリーブ114を容易に取外すことができる。
【0019】
図3に、発明の別の局面に従って構築されるフェルールアセンブリ210を図示し、その中で、200だけずれた、以上で用いたのと同じ参照番号は同様の特徴を同定する。
【0020】
フェルールアセンブリ210は、以上で論じたフェルール112と同じように構築されたフェルール212を有し、したがってさらに詳細には論じない。注目すべき相違点は、フェルール212の付近でどのようにクランプリング262が位置決めされ締結されるかである。フェルール212およびシール部材244を細長い電気部材218に対してそれぞれクランプ封止当接させるため、径方向に調節可能なクランプリング262をフェルール112のハーフビード236と径方向に整列させて布製スリーブ214の上にわたって配設し、ハーフビード236によって形成される径方向内向きに面するポケット240内にシール244を配設する。次に、クランプリング262を、直径を小さくした位置へ径方向内向きにすぼめる。これに応じて、クランプリング262の直径の縮少は、スリーブ214およびフェルール212を径方向内向きに圧縮し、これによりビードのポケット240と細長い電気部材218との間のシール244を圧縮する。
【0021】
図4に、発明の別の局面に従って構築されるフェルールアセンブリ310を図示し、その中で、300だけずれた、以上で用いたのと同じ参照番号は同様の特徴を同定する。
【0022】
フェルールアセンブリ310は、フェルール312がその第1の端328に隣接して単一の環状ビード336を有する円筒形の壁322を有することを除き、フェルール12について説明され、図示されたのと同様に構築されるフェルール312を有する。したがって、クランプリングが1対の軸方向に離間されたビードの間にクランプされる
図1および
図1Aの実施形態とは異なり、クランプリング362は、単一のビード336に隣接して円筒形の壁322の付近で締結され、クランプリング362はビード336とフェルール312のリム334との間に配設される。リム334は、リム34に関して以上で論じたのと同じように構築されるため、さらに詳細には説明しない。
【0023】
フェルール312と電気コネクタ316との間の流体密封シールを確立しかつ維持することを容易にするため、エラストマー環状シール356が円筒形の壁322の外面とコネクタ316の内面320との間に配設される。シール356は、以上で論じたように、リム334のポケット352で部分的に受けられて図示される。シール356はコネクタ316の第2の端とほぼ同一平面上にあり、クランプリング362はシール356とビード336との間に配設され、これによりビード336は完全に組立てられた際にクランプリング362の軸方向の動きを防止する止め面として働く。前の実施形態のように、クランプリング362は、クランプされるとコネクタ316から軸方向外向きに配設されたままになり、これにより、保守の目的のためのクランプリング362への容易なアクセスが可能になる。フェルール312と細長い電気部材318との間の流体密封シールを確立することをさらに容易にするため、環状のシール344をフェルール312の内面324と細長い電気部材318との間に配設する。シール344はここでは、ビード336とリム334との間に円筒形の内面324に接着されるか、またはそれ以外の方法で貼付けられるなどによって内面324に固定されて表わされる。シール344は、たとえば、材料被覆、めっき面、エッチング面、または同時注入材料として設けることができる。このように、フェルール310と細長い電気部材318との間の封止を完全にするために、別々の離れた構成要素を要件とするよりはむしろ、シール344は、フェルール312の内面324にそれと一体の構成要素として固定される。
【0024】
明らかに、上記教示に照らして本発明の多数の修正例および変形例が可能である。したがって、添付の請求項の範囲内で、具体的に記載された以外の態様で発明を実践してもよいことを理解すべきである。