【実施例】
【0051】
略語のリスト、化学
略語および頭字語:
【表1】
【0052】
本発明による化合物の精製
いくつかの場合では、本発明による化合物を分取HPLCにより、例えば、Waters の自動精製機器(UV検出およびエレクトロスプレーイオン化による化合物の検出)を、購入できる予め充填されたHPLCカラム(例えば XBridge カラム(Waters より)、C18, 5 μm, 30 x 100 mm)と組み合わせて使用して、精製できた。使用した溶媒システムは、ギ酸を添加したアセトニトリル/水であった。当業者に知られているさらなる添加剤、例えば、アンモニア、酢酸アンモニウムまたはトリフルオロ酢酸を使用し得る。アセトニトリルの代わりに、例えばメタノールを使用することも可能である。
【0053】
いくつかの場合では、分取的HPLC分離に、以下の方法を使用した:
【表2】
【0054】
HPLC溶媒混合物を除去するために、凍結乾燥または真空遠心分離を使用した。得られた化合物がTFA塩またはギ酸塩として存在するならば、当業者に知られている標準的な実験室の方法により、それらを各々の遊離塩基に変換できる。
【0055】
いくつかの場合では、本発明による化合物を、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製できた。この目的で、例えば、予め充填されたシリカゲルカートリッジ(例えば、Separtis の Isolute
(登録商標) Flash silica gel)を、Flashmaster II クロマトグラフ(Argonaut/Biotage)およびクロマトグラフィー溶媒または溶媒混合物、例えば、ヘキサン、酢酸エチルおよびジクロロメタンおよびメタノールと組み合わせて使用した。
【0056】
本発明による化合物の構造分析:
いくつかの場合では、本発明による化合物をLC−MSにより分析した:
いくつかの場合では、以下の分析方法を使用した:
器具:Waters Acquity UPLC-MS SQD;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.7 50x2.1mm;移動相A:水+0.1体積%ギ酸(99%)、移動相B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B;流速0.8ml/分;温度:60℃;注入:2μl;DADスキャン:210−400nm
【0057】
本発明による化合物のNMRデータでは、以下の記号を使用する:
【表3】
【0058】
本発明による化合物の合成:
中間体1
メチル17−{[(トリフルオロメチル)スルホニル]オキシ}エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボキシレート
【化8】
トリフルオロメタンスルホン酸無水物3.2mlを、ジクロロメタン100ml中のメチル17−オキソエストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−カルボキシレート(Steroids, 1995, 60, 3, 299 - 306)5.00g(16.0mmol)および2,6−ジ−tert−ブチルピリジン5.3mlの混合物に滴下して添加し、混合物を室温で20時間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液250mlに注意深く注ぎ、40分間撹拌し、相を分離し、水相をジクロロメタンで2回抽出し、合わせた有機相を飽和重炭酸ナトリウム溶液および塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。ヘキサンでトリチュレートし、表題化合物4.55gを固体として得た。
1H-NMR (300 MHz, クロロホルム-d): δ [ppm]= 1.01 (s, 3H), 1.37 - 1.74 (m, 5H), 1.81 (td, 1H), 1.88 - 2.02 (m, 2H), 2.05 - 2.19 (m, 1H), 2.27 - 2.55 (m, 3H), 2.83 - 3.11 (m, 2H), 3.90 (s, 3H), 5.63 (dd, 1H), 7.32 (d, 1H), 7.68 - 7.90 (m, 2H).
【0059】
中間体2−a
メチル17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボキシレート
【化9】
メチル17−{[(トリフルオロメチル)スルホニル]オキシ}エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボキシレート8.00g(2.25mmol)および5−フルオロピリジン−3−ボロン酸3.55g(1.4当量)を、まず、トルエン60mlおよびエタノール40mlに加えた。次いで、塩化リチウム1.53g(2.0当量)、2M炭酸ナトリウム水溶液24mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)1.04g(5mol%)を添加し、混合物を100℃で3.5時間加熱した。水を添加し、混合物を酢酸エチルで3回抽出し、抽出物を飽和重炭酸ナトリウム溶液および塩化ナトリウム溶液で洗浄し、濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)により精製し、表題化合物5.5g(理論値の78%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, クロロホルム-d): δ [ppm]= 1.06 (s, 3H), 1.47 - 1.63 (m, 1H), 1.63 - 1.78 (m, 3H), 1.84 (td, 1H), 1.98 - 2.06 (m, 1H), 2.13 - 2.26 (m, 2H), 2.35 - 2.51 (m, 3H), 2.98 (dd, 2H), 3.90 (s, 3H), 6.10 (dd, 1H), 7.32 - 7.44 (m, 2H), 7.76 - 7.86 (m, 2H), 8.36 (br. s., 1H), 8.48 (s, 1H).
【0060】
中間体2−b
メチル17−(5−メトキシピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボキシレート
【化10】
中間体2−aの製造と同様に、2.00g(4.50mmol)の中間体1を、(5−メトキシピリジン−3−イル)ボロン酸0.96g(1.4当量)と、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)260mgの存在下、100℃で一夜反応させ、表題化合物1.4g(理論値の76%)を得た。
1H-NMR (300 MHz, クロロホルム-d): δ [ppm]= 1.05 (s, 3H), 1.43 - 1.60 (m, 1H), 1.62 - 1.89 (m, 4H), 1.95 - 2.08 (m, 1H), 2.10 - 2.25 (m, 2H), 2.30 - 2.53 (m, 3H), 2.98 (dd, 2H), 3.88 (s, 3H), 3.90 (s, 3H), 6.00 - 6.08 (m, 1H), 7.16 - 7.22 (m, 1H), 7.35 (d, 1H), 7.75 - 7.83 (m, 2H), 8.20 (d, 1H), 8.28 (d, 1H).
【0061】
中間体2−c
メチル17−(ピリミジン−5−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボキシレート
【化11】
中間体2−aの製造と同様に、3.00g(6.75mmol)の中間体1を、ピリミジン−5−イルボロン酸1.17g(1.4当量)と、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)390mgの存在下、100℃で一夜反応させ、表題化合物1.70g(理論値の64%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, クロロホルム-d): δ [ppm]= 1.06 (s, 3H), 1.47 - 1.59 (m, 1H), 1.65 - 1.80 (m, 3H), 1.85 (td, 1H), 1.98 - 2.06 (m, 1H), 2.12 - 2.25 (m, 2H), 2.36 - 2.53 (m, 3H), 2.98 (dd, 2H), 3.90 (s, 3H), 6.14 (dd, 1H), 7.35 (d, 1H), 7.76 - 7.85 (m, 2H), 8.76 (s, 2H), 9.09 (s, 1H).
【0062】
中間体2−d
メチル17−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボキシレート
【化12】
中間体2−aの製造と同様に、1.66g(3.74mmol)の中間体1を、[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸1.00g(1.4当量)と、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)216mgの存在下、100℃で一夜反応させ、表題化合物1.20g(理論値の73%)を得た。
1H-NMR (300 MHz, クロロホルム-d): δ [ppm]= 1.08 (s, 3H), 1.49 - 1.89 (m, 6H), 1.97 - 2.09 (m, 1H), 2.09 - 2.28 (m, 2H), 2.35 - 2.54 (m, 3H), 2.98 (dd, 2H), 3.90 (s, 3H), 6.15 (dd, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.77 - 7.85 (m, 2H), 7.88 (s, 1H), 8.83 (s, 2H).
【0063】
中間体2−e
メチル17−(6−メチルピリダジン−4−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボキシレート
【化13】
中間体2−aの製造と同様に、180mg(3.74mmol)の中間体1を、3−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリダジン125mg(1.4当量)と、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロライド14mgの存在下、100℃で反応させた。中間体2−aの製造で記載した水性の後処理により、粗生成物201mgを得、それをさらに精製せずに中間体3−eの製造に使用した。
【0064】
中間体2−f
メチル17−(ピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボキシレート
【化14】
中間体2−aの製造と同様に、500mg(1.13mmol)の中間体1を、ピリジン−3−イルボロン酸194mg(1.4当量)と、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロライド39mgの存在下、100℃で18時間反応させた。水性の後処理により、粗生成物462mgを得、それをさらに精製せずに中間体3−fの製造に使用した。
【0065】
中間体3−a
17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸
【化15】
中間体2−a372mg(0.95mmol)を、まず、THF50mlおよびメタノール3mlに加えた。水3ml中の水酸化リチウム120mgの溶液を添加し、混合物を室温で18時間撹拌した。さらに5当量の水酸化リチウムを添加し、混合物を室温で24時間、40℃で18時間撹拌した。混合物を水で希釈し、10%濃度クエン酸水溶液を使用してpH4に酸性化し、酢酸エチルを添加し、固体を濾過し、固体を酢酸エチルおよび水で洗浄し、乾燥させた後、表題化合物153mg(理論値の43%)を得た。濾液の有機相を分離し、水相を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相を塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、残渣を得、それをジエチルエーテルでトリチュレートした。乾燥させ、さらに143mg(理論値の40%)の表題化合物を得た。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 0.99 (s, 3H), 1.38 - 1.78 (m, 5H), 1.83 - 1.97 (m, 1H), 2.05 - 2.21 (m, 2H), 2.25 - 2.43 (m, 3H), 2.89 (dd, 2H), 6.27 (dd, 1H), 7.36 (d, 1H), 7.58 - 7.72 (m, 3H), 8.43 (d, 1H), 8.49 (t, 1H).
【0066】
中間体3−b
17−(5−メトキシピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸
【化16】
THF30ml中のメチル17−(5−メトキシピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボキシレート1.4g(3.47mmol)の溶液、メタノール4mlおよび2M水酸化ナトリウム水溶液8.7mlを、室温で一夜撹拌し、次いで、40℃で8.5時間温めた。混合物を水で希釈し、10%濃度クエン酸溶液でpH=4に酸性化し、酢酸エチルで3回抽出し、有機相を塩化ナトリウム溶液で洗浄し、濃縮した。粗生成物をエーテルでトリチュレートし、表題化合物1.2g(理論値の89%)を得た。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 0.98 (s, 3H), 1.34 - 1.81 (m, 5H), 1.84 - 1.97 (m, 1H), 2.03 - 2.19 (m, 2H), 2.21 - 2.43 (m, 3H), 2.89 (dd, 2H), 3.81 (s, 3H), 6.12 - 6.20 (m, 1H), 7.20 - 7.29 (m, 1H), 7.36 (d, 1H), 7.59 - 7.70 (m, 2H), 8.15 (d, 1H), 8.20 (d, 1H).
【0067】
中間体3−c
17−(ピリミジン−5−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸
【化17】
メチル17−(ピリミジン−5−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボキシレート1.70g(4.54mmol)、THF40ml、2M水酸化ナトリウム水溶液11.3mlおよびメタノール5mlの混合物を、室温で一夜、次いで40℃で8.5時間、次いで室温で一夜、撹拌した。混合物を水で希釈し、10%濃度クエン酸溶液でpH=4に酸性化し、酢酸エチルを添加した。不溶性固体を濾過し、乾燥させた。これにより、表題化合物1.3g(理論値の79%)を得た。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 0.99 (s, 3H), 1.39 - 1.79 (m, 5H), 1.84 - 1.97 (m, 1H), 2.06 - 2.21 (m, 2H), 2.26 - 2.44 (m, 3H), 2.89 (dd, 2H), 6.28 - 6.33 (m, 1H), 7.36 (d, 1H), 7.59 - 7.69 (m, 2H), 8.83 (s, 2H), 9.04 (s, 1H), 12.7 (br. s., 1H).
【0068】
中間体3−d
17−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸
【化18】
メチル17−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボキシレート1.2gを、まず、THF12mlに加え、水12ml中の水酸化リチウム0.23gの溶液を添加し、混合物を40℃で一夜撹拌した。混合物を水で希釈し、10%濃度クエン酸溶液でpH=4に酸性化し、酢酸エチルで3回抽出した。抽出物を塩化ナトリウム溶液で洗浄し、濃縮し、残渣をジエチルエーテルでトリチュレートした。これにより、表題化合物850mgを固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 1.01 (s, 3H), 1.37 - 1.50 (m, 1H), 1.50 - 1.69 (m, 3H), 1.76 (td, 1H), 1.86 - 1.95 (m, 1H), 2.08 - 2.19 (m, 2H), 2.27 - 2.44 (m, 3H), 2.90 (dd, 2H), 6.36 (dd, 1H), 7.36 (d, 1H), 7.61 - 7.68 (m, 2H), 8.04 (s, 1H), 8.82 - 8.86 (m, 1H), 8.90 (d, 1H), 12.7 (br. s., 1H).
【0069】
中間体3−e
17−(6−メチルピリダジン−4−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸
【化19】
メチル17−(6−メチルピリダジン−4−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボキシレート(粗生成物)201mgを、まず、THF3mlおよびメタノール0.5mlに加え、2M水酸化ナトリウム水溶液1.3mlを添加し、混合物を40℃で一夜撹拌した。混合物を水で希釈し、10%濃度クエン酸溶液でpH=4に酸性化し、酢酸エチルで3回抽出し、抽出物を濃縮した。分取HPLCにより残渣を精製し、表題化合物42mgを粗生成物として得た。
C
24H
26N
2O
2 (374.5). MS-ES+ 質量実測値: 374.20.
【0070】
中間体3−f
17−(ピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸
【化20】
メチル17−(ピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボキシレート(粗生成物)462mgを、THF4mlおよびメタノール1mlに溶解し、2M水酸化ナトリウム水溶液3mlを添加し、混合物を40℃で一夜撹拌した。混合物を水で希釈し、10%濃度クエン酸溶液でpH=4に酸性化し、酢酸エチルを添加した。残った不溶性固体を濾過し、水および酢酸エチルで洗浄し、減圧下で乾燥させた。これにより、表題化合物375mg(理論値の84%)を得た。
C
24H
25NO
2 (359.47). MS-ES+ 質量実測値: 359.00.
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 0.99 (s, 3H), 1.35 - 1.78 (m, 6H), 1.84 - 1.96 (m, 1H), 2.03 - 2.18 (m, 2H), 2.21 - 2.44 (m, 4H), 2.89 (dd, 2H), 6.10 - 6.14 (m, 1H), 7.29 - 7.39 (m, 2H), 7.57 - 7.68 (m, 2H), 7.77 (dt, 1H), 8.42 (dd, 1H), 8.59 (d, 1H).
【0071】
中間体4
17−オキソエストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,11α−ジイルジアセテート
【化21】
室温で、酢酸無水物を、ジクロロメタン100ml中の3,11α−ジヒドロキシエストラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン10.0g(34.9mmol)の溶液に滴下して添加し、反応混合物を5℃に冷却した。次いで、ピリジン14.1mlを滴下して添加し、10分後に、混合物を室温に温まらせ、4時間撹拌した。スパチュラ・チップ(spatula tip)量のDMAPを添加し、混合物を室温で72時間撹拌した。混合物を水500mlに注ぎ、相を分離し、水相をジクロロメタンで抽出し、合わせた有機相を1M塩酸、水および塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。これにより、白色固体12.9g(理論値の99%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 0.81 (s, 3H), 1.29 (t, 1H), 1.43 - 1.72 (m, 4H), 1.79 - 2.00 (m, 2H), 2.00 - 2.06 (m, 3H), 2.06 - 2.19 (m, 2H), 2.19 - 2.25 (m, 3H), 2.42 - 2.57 (m, DMSO シグナルが重なる), 2.76 (t, 2H), 5.26 (td, 1H), 6.82 - 6.89 (m, 2H), 6.97 (d, 1H).
【0072】
中間体5
3−ヒドロキシ−17−オキソエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11α−イルアセテート
【化22】
重炭酸ナトリウム14.6g(5当量)を、メタノール100ml中の17−オキソエストラ−1,3,5(10)−トリエン−3,11α−ジイルジアセテート12.9g(34.7mmol)に添加し、混合物を室温で一夜撹拌した。水100mlおよび1M塩酸1mlを添加し、混合物を30分間撹拌した。混合物を酢酸エチルで4回抽出した。有機相から固体が沈殿し、その固体を吸引濾過し、乾燥させた。これにより、表題化合物3.74g(理論値の33%)を得た。加えて、表題化合物6.39g(理論値の56%)を、有機相を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、残渣を酢酸エチルでトリチュレートし、吸引濾過し、減圧下で乾燥させることにより単離した。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 0.79 (s, 3H), 1.25 (t, 1H), 1.36 - 1.69 (m, 4H), 1.75 - 1.98 (m, 2H), 1.98 - 2.18 (m, 5H), 2.34 - 2.43 (m), 2.68 (t, 2H), 5.16 (td, 1H), 6.43 - 6.55 (m, 2H), 6.76 (d, 1H), 9.07 (s, 1H).
【0073】
中間体6
3−{[(1,1,2,2,3,3,4,4,4−ノナフルオロブチル)スルホニル]オキシ}−17−オキソエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11α−イルアセテート
【化23】
炭酸カリウム12.8g(3当量)および1,1,2,2,3,3,4,4,4−ノナフルオロブタン−1−スルホニルフルオライド6.5ml(1.2当量)を、THF20ml中の3−ヒドロキシ−17−オキソエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11α−イルアセテート10.1g(31mmol)の溶液に添加し、混合物を還流下で4時間加熱し、室温で18時間撹拌した。さらに1mlの1,1,2,2,3,3,4,4,4−ノナフルオロブタン−1−スルホニルフルオライドを添加し、混合物を還流下で3時間加熱した。水および飽和塩化ナトリウム溶液を添加し、混合物を20分間撹拌し、相を分離し、水相を各回50mlの酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相を各回50mlの水で2回、50mlの飽和塩化ナトリウム溶液で2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)により精製し、3−{[(1,1,2,2,3,3,4,4,4−ノナフルオロブチル)スルホニル]オキシ}−17−オキソエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11α−イルアセテート18.1g(理論値の96%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 0.85 (s, 3H), 1.26 - 1.37 (m, 1H), 1.47 - 1.76 (m, 4H), 1.83 - 2.02 (m, 2H), 2.03 - 2.25 (m, 5H, 2.06 ppmにsを含む), 2.41 - 2.47 (m), 2.59 (t, 1H), 2.77 - 2.95 (m, 2H), 5.29 (td, 1H), 7.15 (d, 1H), 7.23 - 7.29 (m, 2H).
【0074】
中間体7
メチル11α−アセトキシ−17−オキソエストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−カルボキシレート
【化24】
アルゴン下、3−{[(1,1,2,2,3,3,4,4,4−ノナフルオロブチル)スルホニル]オキシ}−17−オキソエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11α−イルアセテート10.0g(16.4mmol)、酢酸パラジウム(II)230mg(6mol%)および1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン440mg(6mol%)を、まず、オートクレーブに入れ、メタノール36ml、DMSO54mlおよびトリエチルアミン6mlを添加した。反応混合物を一酸化炭素で3回フラッシュし、室温で、一酸化炭素圧7.5barで、30分間撹拌した。次いで、オートクレーブを換気し、排気し、混合物を70℃で、一酸化炭素圧6.8barで、3.5時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を水および酢酸エチルに取った。相を分離し、水相を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相を1M塩酸および飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)により精製し、表題化合物5.96g(理論値の98%)を固体として得た。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 0.81 (s, 3H), 1.29 (t, 1H), 1.40 - 1.76 (m, 4H), 1.78 - 2.00 (m, 2H), 2.00 - 2.21 (m, 5H, 2.03 ppmにsを含む), 2.37 - 2.52 (m, DMSO シグナルにより不明瞭), 2.59 (t, 1H), 2.72 - 2.93 (m, 2H), 3.79 (s, 3H), 5.29 (td, 1H), 5.23 - 5.38 (m, 1H), 7.08 (d, 1H), 7.68 - 7.75 (m, 2H).
【0075】
中間体8
メチル11α−アセトキシ−17−{[(トリフルオロメチル)スルホニル]オキシ}エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボキシレート
【化25】
中間体1の製造と同様に、メチル11α−アセトキシ−17−オキソエストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−カルボキシレート2.96g(7.99mmol)を、粗生成物(残留した2,6−ジ−tert−ブチルピリジンを含有した)として、表題化合物5.13gに変換した。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 0.93 (s, 3H), 1.41 - 1.71 (m, 3H), 1.71 - 1.87 (m, 1H), 1.87 - 2.16 (m, 5H, 2.03 ppmにsを含む), 2.16 - 2.40 (m, 2H), 2.67 (t, 1H), 2.74 - 2.93 (m, 2H), 3.79 (s, 3H), 5.34 (td, 1H), 5.75 - 5.82 (m, 1H), 7.03 (d, 1H), 7.67 - 7.75 (m, 2H).
【0076】
中間体9
メチル11α−アセトキシ−17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボキシレート
【化26】
中間体2−aと同様に、メチル11α−アセトキシ−17−{[(トリフルオロメチル)スルホニル]オキシ}エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボキシレート2.50g(4.98mmol)を、5−フルオロピリジン−3−ボロン酸981mg(1.4当量)と、[1,3−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾール−2−イリデン](3−クロロピリジル)パラジウム(II)ジクロライド(PEPPSI
(商標)−IPr、CAS905459−27−0)170mg(5mol%)の存在下、還流温度で、5時間にわたり反応させた。これにより、表題化合物2.62gを粗生成物として得た。
【0077】
中間体10
メチル17−(5−フルオロピリジン−3−イル)−11α−ヒドロキシエストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボキシレート
【化27】
炭酸カリウム4.0g(5当量)を、メタノール40ml中のメチル−11α−アセトキシ−17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボキシレート2.62g(5.83mmol)に添加し、混合物を室温で3時間撹拌した。混合物を水および1M塩酸で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相を水および飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)により、表題化合物1.19g(理論値の50%)を得た。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d
6, 選択されたシグナル): δ [ppm]= 0.95 (s, 3H), 1.40 - 1.61 (m, 3H), 2.78 - 2.97 (m, 2H), 3.79 (s, 3H), 4.06 - 4.21 (m, 1H), 4.79 - 4.92 (m, 1H), 6.26 (br. s., 1H), 7.59 - 7.74 (m, 3H), 8.07 (d, 1H), 8.39 - 8.54 (m, 2H).
【0078】
中間体11
メチル11β−フルオロ−17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボキシレート
【化28】
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセ−7−エン0.52ml(1.65当量)および1,1,2,2,3,3,4,4,4−ノナフルオロブタン−1−スルホニルフルオライド0.58ml(1.5当量)を、THF15ml中のメチル17−(5−フルオロピリジン−3−イル)−11α−ヒドロキシエストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボキシレート531mg(3.49mmol)の氷冷溶液に滴下して添加し、混合物を氷浴で冷却しながら3時間撹拌した。混合物を濃縮し、生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)により精製した。これにより、表題化合物747mg(理論値の84%)を粗生成物として得た。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d
6, 選択されたシグナル): δ [ppm]= 2.86 - 2.97 (m, 2H), 5.57 - 5.83 (m, 1H), 6.26 - 6.32 (m, 1H), 7.45 - 7.53 (m, 1H), 7.65 - 7.78 (m, 3H), 8.39 - 8.53 (m, 2H).
【0079】
中間体12
11β−フルオロ−17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸
【化29】
メタノール5mlおよび水5ml中の水酸化リチウム一水和物442mgを、THF10ml中のメチル11β−フルオロ−17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボキシレート862mg(2.11mmol)の混合物に添加し、混合物を室温で一夜撹拌した。水を添加し、反応混合物を10%濃度クエン酸水溶液でpH=4に調節した。得られた沈殿を吸引濾過し、酢酸エチルで洗浄し、乾燥させた。これにより、白色固体498mg(理論値の60%)を得た。
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 1.19 (s, 3H), 1.44 - 1.59 (m, 1H), 1.80 - 1.96 (m, 2H), 1.96 - 2.08 (m, 2H), 2.18 - 2.29 (m, 1H), 2.32 - 2.42 (m, 1H), 2.59 (td, 1H), 2.74 (dd, 1H), 2.77 (br. s., 1H), 2.86 - 3.00 (m, 2H), 5.66 - 5.80 (m, 1H), 6.32 (dd, 1H), 7.48 (d, 1H), 7.65 - 7.78 (m, 3H), 8.47 (d, 1H), 8.54 (t, 1H).
【0080】
実施例1
4−[({[17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}アミノ)メチル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸
【化30】
段階A:17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mg(0.26mmol)を、まず、DMF1mlおよびTHF3mlに加えた。エチル4−(アミノメチル)−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボキシレート塩酸塩119mg(2.0当量)、1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール水和物41mg(2.0当量)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩102mg(2.0当量)およびトリエチルアミン0.11mlを次いで添加し、混合物を室温で一夜撹拌した。
【0081】
段階B:次いで、2M水性水酸化ナトリウム溶液0.66mlおよびメタノール0.50mlを添加し、混合物を室温で一夜撹拌した。水を添加し、次いで、反応混合物を10%濃度クエン酸水溶液でpH3−4に酸性化した。水相を酢酸エチルで3回抽出し、合わせた有機相を濃縮し、残渣を分取HPLC(アセトニトリル/水/ギ酸)により精製した。これにより、固体76mg(理論値の55%)を得た。
C
31H
35FN
2O
4 (518.6). MS-ES+ 質量実測値: 518.26.
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6, 選択されたシグナル) δ ppm 0.99 (s, 3 H), 1.36 - 1.99 (m, 10 H), 2.05 - 2.21 (m, 2 H), 2.25 - 2.44 (m, 3 H), 2.82 - 2.95 (m, 2 H), 3.39 (d, 2 H), 3.67 - 3.76 (m, 2 H), 6.25 - 6.29 (m, 1 H), 7.31 (d, 1 H), 7.49 - 7.60 (m, 2 H), 7.68 (dt, 1 H), 8.27 (t, 1 H), 8.43 (d, 1 H), 8.49 (s, 1 H), 12.5 (br. s).
【0082】
実施例2
N−{[17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}−N−メチル−β−アラニン
【化31】
段階A:1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール水和物1.62g(1.0当量)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(EDC)4.06g(2.0当量)およびトリエチルアミン4.4mlを、THF100mlおよびDMF5ml中の17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸4.00g(10.6mmol)およびtert−ブチルN−メチル−β−アラニナート3.38g(2当量)の混合物に添加し、混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出し、抽出物を塩化ナトリウム溶液で洗浄し、濃縮した。残渣をシリカゲル(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、tert−ブチルN−{[17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}−N−メチル−β−アラニナート5.1g(理論値の93%)を固体として得た。
【0083】
段落B:tert−ブチルN−{[17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}−N−メチル−β−アラニナート1.00g(1.93mmol)を、まず、ジクロロメタン15mlに加え、トリフルオロ酢酸1.5mlを添加し、混合物を40℃で一夜撹拌し、氷水に注ぎ、短時間撹拌し、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、水をはじくフィルターで濾過し、濃縮した。ジエチルエーテルを粗生成物に添加し、混合物を撹拌し、吸引濾過し、生成物をジエチルエーテルで洗浄し、乾燥させた。これにより、N−{[17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}−N−メチル−β−アラニン0.79g(理論値の89%)を得た。
C
28H
31FN
2O
3 (462.6). MS-ES+ 質量実測値: 462.23.
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ [ppm]= 1.00 (s, 3H), 1.33 - 1.79 (m, 5H), 1.82 - 1.99 (m, 1H), 2.08 - 2.21 (m, 2H), 2.21 - 2.43 (m, 3H), 2.50 (s), 2.74 - 2.88 (5H, contains s at 2.88 ppm), 3.36 - 3.71 (m), 6.27 (s., 1H), 6.99 - 7.16 (m, 2H), 7.28 (d, 1H), 7.68 (dt, 1H), 8.43 (d, 1H), 8.49 (s, 1H), 8.48 - 8.56 (m, 1H), 12.28 (br. s.).
【0084】
実施例3
1−[({[17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}アミノ)メチル]−シクロプロパン−1−カルボン酸
【化32】
実施例1と同様に、17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mg(0.26mmol)およびメチル1−(アミノメチル)シクロプロパン−1−カルボキシレート塩酸塩88mg(2.0当量)を表題化合物72mg(理論値の57%)に変換した。
C
29H
31FN
2O
3 (474.6). MS-ES+ 質量実測値: 474.23.
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ [ppm]= 0.82 - 0.90 (m, 2H), 0.95 - 1.06 (m, 5H), 1.33 - 1.81 (m, 5H), 1.56 (d, 3H), 1.84 - 1.97 (m, 1H), 1.84 - 1.97 (m, 1H), 2.05 - 2.44 (m), 2.80 - 2.94 (m, 2H), 3.44 - 3.54 (m, 2H), 6.27 (s., 1H), 7.31 (d, 1H), 7.50 - 7.60 (m, 2H), 7.68 (dt, 1H), 8.18 (t, 1H), 8.43 (d, 1H), 8.49 (s, 1H), 12.3 (s, 1H).
【0085】
実施例4
1−[({[17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}アミノ)メチル]−シクロペンタン−1−カルボン酸
【化33】
実施例1(段階Bを50℃で一夜実施し、さらに5当量の2M水酸化ナトリウム水溶液を添加した後、60℃で一夜撹拌することによる)と同様に、17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mg(0.26mmol)およびメチル1−(アミノメチル)シクロペンタン−1−カルボキシレート塩酸塩103mg(2.0当量)を、表題化合物63mg(理論値の48%)に変換した。
C
31H
35FN
2O
3 (502.6). MS-ES+ 質量実測値: 502.26.
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ [ppm]= 0.99 (s, 3H), 1.36 - 1.66 (m), 1.73 (td, 1H), 1.81 - 1.95 (m, 3H), 2.07 - 2.20 (m, 2H), 2.25 - 2.44 (m), 2.83 - 2.95 (m, 2H), 3.45 (d, 2H), 6.25 - 6.29 (m, 1H), 7.31 (d, 1H), 7.49 - 7.56 (m, 2H), 7.69 (dt, 1H), 8.14 (t, 1H), 8.43 (d, 1H), 8.49 (s, 1H), 12.2 (s).
【0086】
実施例5
3−({[17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}アミノ)−2,2−ジメチルプロパン酸
【化34】
実施例1(段階Bは、50℃で一夜実施し、60℃で一夜撹拌しながらさらに5当量の2M水酸化ナトリウム水溶液を添加した後)と同様に、17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mg(0.26mmol)およびメチル3−アミノ−2,2−ジメチルプロパノエート塩酸塩89mg(2.0当量)を、表題化合物63mg(理論値の50%)に変換した。
C
29H
33FN
2O
3 (476.6). MS-ES+ 質量実測値: 476.25.
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ [ppm]= 0.99 (s, 3H), 1.06 (s, 6H), 1.36 - 1.66 (m, 4H), 1.73 (td, 1H), 1.86 - 1.95 (m, 1H), 2.07 - 2.20 (m, 2H), 2.25 - 2.45 (m, 3H), 2.84 - 2.92 (m, 2H), 3.37 (d, 水シグナルが重なる), 6.25 - 6.29 (m, 1H), 7.31 (d, 1H), 7.50 - 7.57 (m, 2H), 7.69 (dt, 1H), 8.15 (t, 1H), 8.43 (d, 1H), 8.49 (t, 1H), 12.2 (s).
【0087】
実施例6
1−{[17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−カルボン酸
【化35】
実施例1(段階Bを50℃で5時間にわたり実施した)と同様に、17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mg(0.26mmol)およびエチルピペリジン−4−カルボキシレート83mg(2.0当量)を、表題化合物65mg(理論値の50%)に変換した。
C
30H
33FN
2O
3 (488.6). MS-ES+ 質量実測値: 488.25.
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 1.00 (s, 3H), 1.33 - 1.96 (m, 10H), 2.03 - 2.22 (m, 2H), 2.24 - 2.43 (m, 3H), 2.79 - 2.94 (m, 3H), 3.02 (br. s., 1H), 3.57 (br. s., 1H), 4.26 (br. s., 1H), 6.25 - 6.29 (m, 1H), 7.00 - 7.11 (m, 2H), 7.29 (d, 1H), 7.69 (dt, 1H), 8.43 (d, 1H), 8.47 - 8.51 (m, 1H), 12.3 (s).
【0088】
実施例7
N−{[17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}−2−メチルアラニン
【化36】
実施例1(段階Bを、50℃で一夜加熱することにより実施し、さらに5当量の2M水酸化ナトリウム水溶液を添加した後、60℃で一夜撹拌した)と同様に、17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mg(0.26mmol)およびメチル3−アミノ−2,2−ジメチルプロパノエート塩酸塩81mg(2.0当量)を、表題化合物81mg(理論値の66%)に変換した。
C
28H
31FN
2O
3 (462.6). MS-ES+ 質量実測値: 462.23.
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ [ppm]= 0.99 (s, 3H), 1.39 (s, 6H), 1.4 - 1.82 (m), 1.86 - 1.98 (m, 1H), 2.05 - 2.43 (m, 2H), 2.20 - 2.50 (m), 2.83 - 2.94 (m, 2H), 6.27 (s, 1H), 7.31 (d, 1H), 7.52 - 7.61 (m, 2H), 7.65 - 7.72 (m, 1H), 8.29 (s, 1H), 8.43 (d, 1H), 8.46 - 8.53 (m, 1H), 12.1 (s).
【0089】
実施例8
4−({[17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸
【化37】
実施例1と同様に、17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mg(0.26mmol)およびメチル4−アミノブタノエート塩酸塩81mg(2.0当量)を表題化合物58mg(理論値の48%)に変換した。
C
28H
31FN
2O
3 (462.6). MS-ES+ 質量実測値: 462.23.
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ [ppm]= 0.99 (s, 3H), 1.39 - 1.78 (m, 7H), 1.83 - 1.99 (m, 1H), 2.05 - 2.50 (m, DMSOシグナルと重なる), 3.1 - 3.4 (m, 水シグナルと重なる), 2.79 - 2.98 (m, 2H), 6.26 (s., 1H), 7.31 (d, 1H), 7.52 - 7.59 (m, 2H), 7.67 (dt, 1H), 8.32 (t, 1H), 8.43 (d, 1H), 8.49 (s, 1H), 12.0 (s).
【0090】
実施例9
N−{[17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}−β−アラニン
【化38】
実施例1と同様に、17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mg(0.26mmol)およびエチルβ−アラニナート塩酸塩81mg(2.0当量)を、表題化合物59mg(理論値の50%)に変換した。
C
27H
29FN
2O
3 (448.5). MS-ES+ 質量実測値: 448.22.
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ [ppm]= 0.99 (s, 3H), 1.38 - 1.78 (m, 5H), 1.83 - 1.98 (m, 1H), 2.05 - 2.21 (m, 2H), 2.25 - 2.44 (m, DMSOシグナルと重なる), 2.80 - 2.94 (m, 2H), 3.35 - 3.51 (m, 水シグナルと重なる), 6.26 (s., 1H), 7.31 (d, 1H), 7.50 - 7.58 (m, 2H), 7.62 - 7.74 (m, 1H), 8.36 (t, 1H), 8.43 (d, 1H), 8.49 (s, 1H), 12.2 (s).
【0091】
実施例10
N−{[17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}グリシン
【化39】
実施例1と同様に、17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mg(0.26mmol)およびメチルグリシナート塩酸塩67mg(2.0当量)を、表題化合物58mg(理論値の50%)に変換した。
C
26H
27FN
2O
3 (434.5). MS-ES+ 質量実測値: 434.20.
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 1.00 (s, 3H), 1.37 - 1.67 (m, 4H), 1.74 (td, 1H), 1.85 - 1.97 (m, 1H), 2.07 - 2.21 (m, 2H), 2.26 - 2.5 (m, DMSOシグナルと重なる), 2.84 - 2.94 (m, 2H), 3.86 (d, 2H), 6.25 - 6.29 (m, 1H), 7.34 (d, 1H), 7.55 - 7.61 (m, 2H), 7.64 - 7.72 (m, 1H), 8.43 (d, 1H), 8.49 (t, 1H), 8.64 (t, 1H), 12.5 (s).
【0092】
実施例11
(1R
*,2S
*)−2−({[17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}アミノ)−シクロペンタン−1−カルボン酸
【化40】
実施例1と同様に、17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mg(0.26mmol)および(1R
*,2S
*)−エチル2−アミノシクロペンタン−1−カルボキシレート塩酸塩103mg(2.0当量)を、表題化合物63mg(理論値の49%)に変換した。
C
30H
33FN
2O
3 (488.6). MS-ES+ 質量実測値: 488.25.
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 1.00 (s, 3H), 1.39 - 1.66 (m, 5H), 1.68 - 1.96 (m, 7H), 2.02 - 2.21 (m, 2H), 2.24 - 2.41 (m), 2.78 - 2.98 (m, 3H), 4.42 - 4.57 (m, 1H), 6.27 (s., 1H), 7.30 (d, 1H), 7.46 - 7.58 (m, 2H), 7.68 (dt, 1H), 8.03 (d, 1H), 8.43 (d, 1H), 8.46 - 8.52 (m, 1H), 11.9 (s).
【0093】
実施例12
(S)−3−({[17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸
【化41】
実施例1(段階Bにおいて、さらに5当量の2M水酸化ナトリウム水溶液を添加し、混合物を4時間撹拌し、さらに5当量の2M水酸化ナトリウム水溶液を添加し、混合物をマイクロ波オーブン中、110℃/300Wattで30分間撹拌し、10当量の2M水酸化ナトリウム水溶液を添加し、次いで、混合物をマイクロ波オーブン中、120℃/300Wattで60分間、そして、130℃/300Wattで60分間加熱した)と同様に、17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mg(0.26mmol)およびtert−ブチル(S)−3−アミノブチレート84mgを、表題化合物24mg(理論値の20%)に変換した。
C
28H
31FN
2O
3 (462.6). MS-ES+ 質量実測値: 462.23.
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 1.02 (s, 3H), 1.16 (d, 3H), 1.38 - 1.68 (m, 4H), 1.76 (td, 1H), 1.87 - 2.01 (m, 1H), 2.09 - 2.24 (m, 2H), 2.27 - 2.46 (m, 4H), 2.51 - 2.61 (m, 1H), 2.82 - 3.00 (m, 2H), 4.31 (spt, 1H), 6.27 - 6.31 (m, 1H), 7.34 (d, 1H), 7.50 - 7.61 (m, 2H), 7.70 (dt, 1H), 8.16 (d, 1H), 8.46 (d, 1H), 8.50 - 8.54 (m, 1H), 12.2 (br. s., 1H).
【0094】
実施例13
(R)−3−({[17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸
【化42】
実施例1(段階Bにおいて、さらに5当量の2M水酸化ナトリウム水溶液を添加し、混合物を50℃で30時間撹拌した)と同様に、17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mg(0.26mmol)およびtert−ブチル(R)−3−アミノブチレート84mgを、表題化合物34mg(理論値の28%)に変換した。
C
28H
31FN
2O
3 (462.6). MS-ES+ 質量実測値: 462.23.
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 1.02 (s, 3H), 1.16 (d, 3H), 1.39 - 1.69 (m, 4H), 1.76 (td, 1H), 1.88 - 2.00 (m, 1H), 2.09 - 2.23 (m, 2H), 2.27 - 2.47 (m, 4H), 2.51 - 2.61 (m, 1H), 2.82 - 2.98 (m, 2H), 4.32 (spt, 1H), 6.24 - 6.34 (m, 1H), 7.34 (d, 1H), 7.52 - 7.60 (m, 2H), 7.70 (dt, 1H), 8.15 (d, 1H), 8.46 (d, 1H), 8.50 - 8.54 (m, 1H), 12.1 (br. s., 1H).
【0095】
実施例14
3−({[17−(5−メトキシピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}アミノ)−2,2−ジメチルプロパン酸
【化43】
実施例1(段階Bを、50℃で7時間撹拌することにより実施した)と同様に、17−(5−メトキシピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mg(0.26mmol)およびエチル3−アミノ−2,2−ジメチルプロパノエートp75mg(0.51mmol)を、表題化合物12mg(理論値の10%)に変換した。
C
30H
36N
2O
4 (488.63). MS-ES+ 質量実測値: 488.27.
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ [ppm]= 0.98 (s, 3H), 1.06 (s, 6H), 1.31 - 1.82 (m, 5H), 1.84 - 1.97 (m, 1H), 2.00 - 2.19 (m, 2H), 2.20 - 2.40 (m), 2.80 - 2.95 (m, 2H), 3.36 - 3.38 (m, 水シグナルにより部分的に不明瞭), 3.81 (s, 3H), 6.16 (s., 1H), 7.20 - 7.37 (m, 2H), 7.46 - 7.63 (m, 2H), 8.09 - 8.27 (m, 3H).
【0096】
実施例15
N−{[17−(5−メトキシピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}−β−アラニン
【化44】
実施例1(段階Bを、50℃で7時間撹拌することにより実施した)と同様に、17−(5−メトキシピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mg(0.26mmol)およびエチルβ−アラニナート塩酸塩79mg(0.51mmol)を、表題化合物64mg(理論値の54%)に変換した。
C
28H
32N
2O
4 (460.58). MS-ES+ 質量実測値: 460.24.
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 0.98 (s, 3H), 1.38 - 1.78 (m, 5H), 1.85 - 1.96 (m, 1H), 2.04 - 2.18 (m, 2H), 2.21 - 2.41 (m, 3H), 2.76 - 2.98 (m, 2H), 3.34 - 3.50 (m, 2H), 3.81 (s, 3H), 6.14 - 6.18 (m, 1H), 7.23 - 7.28 (m, 1H), 7.31 (d, 1H), 7.46 - 7.63 (m, 2H), 8.16 (d, 1H), 8.20 (d, 1H), 8.38 (t, 1H), 12.2 (br. s., 1H).
【0097】
実施例16
N−{[17−(5−メトキシピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}−N−メチル−β−アラニン
【化45】
1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール水和物39mg(1.0当量)、1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3−エチルカルボジイミド塩酸塩98mg(2.0当量)およびトリエチルアミン0.11mlを、THF3mlおよびDMF1ml中の17−(5−メトキシピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mg(0.26mmol)およびtert−ブチルN−メチル−β−アラニナート82mg(2当量)の混合物に添加し、混合物を室温で72時間撹拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出し、抽出物を濃縮した。ジクロロメタン4mlおよびトリフルオロ酢酸1mlを残渣に添加し、混合物を室温で17時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を分取HPLCで精製した後、表題化合物66mgを得た。
C
29H
34N
2O
4. (474.61). MS-ES+ 質量実測値: 474.25.
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 0.99 (s, 3H), 1.38 - 1.78 (m, 5H), 1.82 - 1.96 (m, 1H), 2.03 - 2.18 (m, 2H), 2.21 - 2.43 (m, 3H), 2.79 - 2.93 (m, 5H), 3.42 (br. s., 1H), 3.57 (br. s., 1H), 3.81 (s, 3H), 6.16 (s, 1H), 6.99 - 7.14 (m, 2H), 7.23 - 7.31 (m, 2H), 8.13 - 8.22 (m, 2H), 12.3 (br. s., 1H).
【0098】
実施例17
N−{[17−(ピリミジン−5−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}−β−アラニン
【化46】
実施例1(段階Bを50℃で18時間撹拌することにより実施した)と同様に、17−(ピリミジン−5−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mg(0.28mmol)およびエチルβ−アラニナート塩酸塩85mg(2.0当量)を、表題化合物63mg(理論値の50%)に変換した。
C
26H
29N
3O
3 (431.5). MS-ES+ 質量実測値: 431.22.
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 0.99 (s, 3H), 1.36 - 1.79 (m, 5H), 1.84 - 1.97 (m, 1H), 2.06 - 2.20 (m, 2H), 2.25 - 2.41 (m, 4H), 2.82 - 2.93 (m, 2H), 3.35 - 3.45 (m, 2H), 6.28 - 6.33 (m, 1H), 7.31 (d, 1H), 7.50 - 7.58 (m, 2H), 8.38 (t, 1H), 8.83 (s, 2H), 9.04 (s, 1H), 12.19 (br. s., 1H).
【0099】
実施例18
4−({[17−(ピリミジン−5−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸
【化47】
実施例1(段階Bを、50℃で18時間撹拌することにより実施した)と同様に、17−(ピリミジン−5−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mg(0.28mmol)およびメチル4−アミノブタノエート塩酸塩85mg(2.0当量)を、表題化合物61mg(理論値の47%)に変換した。
C
27H
31N
3O
3 (445.6). MS-ES+ 質量実測値: 445.24.
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 0.99 (s, 3H), 1.39 - 1.79 (m, 7H), 1.85 - 1.98 (m, 1H), 2.05 - 2.26 (m, 4H), 2.26 - 2.41 (m, 3H), 2.81 - 2.95 (m, 2H), 3.15 - 3.25 (m, 2H), 6.27 - 6.34 (m, 1H), 7.31 (d, 1H), 7.50 - 7.61 (m, 2H), 8.34 (t, 1H), 8.83 (s, 2H), 9.04 (s, 1H), 12.04 (br. s., 1H).
【0100】
実施例19
N−メチル−N−{[17−(ピリミジン−5−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}−β−アラニン
【化48】
1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール水和物42mg(1当量)、1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3−エチルカルボジイミド塩酸塩106mg(2.0当量)およびトリエチルアミン0.12mlを、THF3mlおよびDMF1ml中の17−(ピリミジン−5−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mg(0.26mmol)およびtert−ブチルN−メチル−β−アラニナート88mg(2当量)の混合物に添加し、混合物を室温で72時間撹拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出し、抽出物を濃縮した。ジクロロメタン3mlおよびトリフルオロ酢酸1mlを残渣に添加し、混合物を室温で72時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を分取HPLCにより精製した後、表題化合物56mgを得た。
C
27H
31N
3O
3 (445.6). MS-ES+ 質量実測値: 445.24.
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 1.00 (s, 3H), 1.36 - 1.77 (m, 5H), 1.85 - 1.94 (m, 1H), 2.07 - 2.20 (m, 2H), 2.26 - 2.5 (m, 不明瞭), 2.80 - 2.92 (m, 5H), 3.42 (br. s., 1H), 3.57 (br. s., 1H), 6.27 - 6.33 (m, 1H), 7.02 - 7.11 (m, 2H), 7.29 (d, 1H), 8.83 (s, 2H), 9.04 (s, 1H), 12.3 (br. s, 1H).
【0101】
実施例20
2,2−ジメチル−3−({[17−(ピリミジン−5−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}アミノ)−プロパン酸
【化49】
実施例1(段階Bを、50℃で5時間撹拌することにより実施した)と同様に、17−(ピリミジン−5−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mg(0.28mmol)およびエチル3−アミノ−2,2−ジメチルプロパノエート81mg(0.55mmol)を、表題化合物10mg(理論値の8%)に変換した。
C
28H
33N
3O
3 (459.6). MS-ES+ 質量実測値: 459.25.
1H-NMR (600 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 1.02 (s, 3H), 1.09 (s, 6H), 1.42 - 1.50 (m, 1H), 1.53 - 1.68 (m, 3H), 1.77 (td, 1H), 1.91 - 1.97 (m, 1H), 2.13 - 2.20 (m, 2H), 2.31 - 2.39 (m, 2H), 2.41 - 2.47 (m, 1H), 2.89 - 2.94 (m, 2H), 3.40 (d, 2H), 6.33 (dd, 1H), 7.34 (d, 1H), 7.53 - 7.59 (m, 2H), 8.16 - 8.21 (m., 1H), 8.85 (s, 2H), 9.07 (s, 1H), 12.25 (br. s., 1H).
【0102】
実施例21
N−({17−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル}カルボニル)−β−アラニン
【化50】
実施例1(段階Bを、50℃で18時間撹拌することにより実施した)と同様に、17−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mg(0.23mmol)およびエチルβ−アラニナート塩酸塩72mg(2.0当量)を、表題化合物65mg(理論値の56%)に変換した。
C
28H
29F
3N
2O
3 (498.6). MS-ES+ 質量実測値: 498.21.
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 1.01 (s, 3H), 1.35 - 1.69 (m, 4H), 1.76 (td, 1H), 1.84 - 2.00 (m, 1H), 2.03 - 2.21 (m, 2H), 2.24 - 2.41 (m), 2.78 - 2.96 (m, 2H), 3.35 - 3.53 (m, 2H), 6.33 - 6.38 (m, 1H), 7.31 (d, 1H), 7.47 - 7.62 (m, 2H), 8.03 (s, 1H), 8.35 (t, 1H), 8.78 - 8.86 (m, 1H), 8.86 - 8.97 (m, 1H), 12.2 (br. s., 1H).
【0103】
実施例22
N−メチル−N−({17−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル}カルボニル)−β−アラニン
【化51】
段階A:1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール水和物36mg(1当量)、1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3−エチルカルボジイミド塩酸塩90mg(2.0当量)およびトリエチルアミン98μlを、THF3ml中の17−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mg(0.23mmol)およびtert−ブチルN−メチル−β−アラニナート74mg(2当量)の混合物に添加し、混合物を室温で4時間撹拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出し、抽出物を濃縮した。
【0104】
段階B:ジクロロメタン2mlおよびトリフルオロ酢酸180μlを添加し、混合物を40℃の浴温度で18時間撹拌した。さらに90μlのトリフルオロ酢酸を添加し、混合物を40℃で5時間撹拌した。水を添加し、相を分離し、水相をジクロロメタンで2回抽出した。有機相を濃縮し、残渣をHPLC(アセトニトリル/水/ギ酸)により精製した。これにより、表題化合物83mg(理論値の69%)を得た。
C
29H
31F
3N
2O
3 (512.58). MS-ES+ 質量実測値: 512.23.
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 1.01 (s, 3H), 1.36 - 1.51 (m, 1H), 1.52 - 1.81 (m, 4H), 1.84 - 1.98 (m, 1H), 2.04 - 2.21 (m, 2H), 2.25 - 2.40 (m), 2.79 - 2.96 (m, 5H), 3.42 (br. s.), 3.55 (br. s.), 6.35 (s, 1H), 7.00 - 7.15 (m, 2H), 7.28 (d, 1H), 8.03 (s, 1H), 8.81 - 8.87 (m, 1H), 8.87 - 8.95 (m, 1H), 12.3 (br. s., 1H).
【0105】
実施例23
N−{[17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}−L−プロリン
【化52】
実施例22と同様に、17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mg(0.26mmol)を、tert−ブチルL−プロリネート91mg(2.0当量)と反応させた。分取HPLCにより精製し、表題化合物65mg(理論値の50%)を得た。
C
29H
31FN
2O
3 (474.6). MS-ES+ 質量実測値: 474.23.
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 1.00 (s, 3H), 1.39 - 1.94 (m), 2.05 - 2.43 (m), 2.77 - 2.94 (m, 2H), 3.40 - 3.59 (m, 2H), 4.27 - 4.40 (m, 1H), 6.27 (s., 1H), 7.04 - 7.34 (m, 3H), 7.64 - 7.73 (m, 1H), 8.43 (d, 1H), 8.49 (s, 1H), 12.5 (br. s., 1H).
【0106】
表題化合物を、分析的HPLCにより分析した:
【表4】
【0107】
実施例24
N−{[17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}−D−プロリン
【化53】
実施例22と同様に、17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mg(0.26mmol)を、tert−ブチルD−プロリネート91mg(2.0当量)と反応させた。分取HPLCにより精製し、表題化合物66mg(理論値の52%)を得た。
C
29H
31FN
2O
3 (474.6). MS-ES+ 質量実測値: 474.23.
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 1.00 (s, 3H), 1.34 - 1.97 (m), 2.05 - 2.43 (m), 2.75 - 2.94 (m, 2H), 3.42 - 3.59 (m, 2H), 4.25 - 4.40 (m, 1H), 6.27 (s., 1H), 7.02 - 7.36 (m, 3H), 7.68 (d, 1H), 8.43 (d, 1H), 8.49 (s, 1H), 12.5 (br. s., 1H).
【0108】
表題化合物を、分析的HPLCにより分析した:
【表5】
【0109】
実施例25
4−({[11β−フルオロ−17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}−アミノ)ブタン酸
【化54】
実施例1と同様に、11β−フルオロ−17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mgおよびメチル4−アミノブタノエート塩酸塩78mg(2.0当量)を、表題化合物80mg(理論値の66%)に変換した。
C
28H
30F
2N
2O
3 (480.6). MS-ES+ 質量実測値: 480.22.
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 1.14 (s, 3H), 1.40 - 1.55 (m, 1H), 1.70 (quin, 2H), 1.74 - 2.03 (m, 4H), 2.13 - 2.27 (m, 3H), 2.27 - 2.37 (m, 1H), 2.49 - 2.60 (m, 1H), 2.60 - 2.77 (m, 1H), 2.81 - 2.97 (m, 2H), 3.22 (q, 2H), 5.58 - 5.80 (m, 1H), 6.21 - 6.34 (m, 1H), 7.40 (d, 1H), 7.48 - 7.61 (m, 2H), 7.72 (dt, 1H), 8.36 (t, 1H), 8.45 (d, 1H), 8.50 (s, 1H), 12.0 (br. s., 1H).
【0110】
実施例26
N−{[17−(5−フルオロピリジン−3−イル)−15α−ヒドロキシエストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}−N−メチル−β−アラニン
【化55】
121℃で20分間オートクレーブ滅菌された、トウモロコシ浸漬液1%および大豆粕1%を含む水性栄養液(pH6.2に調節)20mlを含む100mlのエルレンマイヤーフラスコに、菌株カロネクトリア・デコラ(Calonectria decora)(ATCC No. 14767) のDMSO/氷培養物0.2mlを播種し、21℃で、毎分165回転のロータリーシェーカー上、48時間振盪した。前培養について記載したものと同じ最終組成の滅菌培地100mlを加えた500mlのエルレンマイヤーフラスコを、この前培養物8mlで播種した。このフラスコを、21℃で、毎分165回転のロータリーシェーカー上、48時間振盪した。3%グルコース一水和物、1%塩化アンモニウム、0.2%硝酸ナトリウム、0.1%リン酸二水素カリウム、0.2%リン酸水素二カリウム、0.05%塩化カリウム、0.05%硫酸マグネシウム七水和物および0.002%硫酸鉄(II)七水和物を含む滅菌栄養液1lを各々含む、2個の2lのエルレンマイヤーフラスコを、この前培養物50mlで各々播種した。27℃の温度で毎分165回転のロータリーシェーカー上、27℃で6時間の増殖期の後、DMF10ml中のN−{[17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}−N−メチル−β−アラニン50mgの溶液を、2個のフラスコに分け入れた。フラスコをさらに43時間振盪し、次いで後処理した。2つの培養ブロスを合わせ、イソブチルメチルケトン1lにより、毎分40回転で、5lのガラス抽出容器に、19時間抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、乾固するまで濃縮した。残渣をメタノールで洗浄し、シリコン油を除去した。これにより、粗生成物328mgを得た。粗生成物を珪藻土に吸着させ、クロマトグラフィーした:方法:Biotage Isolera、10gSNAPカラム、溶媒:酢酸エチル(氷酢酸1%を添加した)中、メタノール2から20%への勾配。これにより、標的化合物42mgを得た。
HPLC Rt=4.8分
HPLC条件:A:0.05%ギ酸を含む水;B:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル;勾配:0分:60:40A/B;12分:30:70A/B;流速:0.8ml/分;カラム:Luna C18 (2) 5μ 125x4.6;検出波長:244nm
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ [ppm]= 1.08 (s, 3 H), 1.50 - 1.58 (m, 2 H), 1.61 - 1.67 (m, 2 H), 1.76 - 1.85 (m, 1 H), 2.08 - 2.12 (m, 1 H), 2.30 - 2.35 (m, 2 H), 2.40 - 2.45 (m, 1 H), 2.55 (2H DMSOシグナルと重なる), 2.85 - 2.89 (m, 2 H), 2.91 (s, 3 H), 3.45 (br. s, 1 H), 3.62 (br. s, 1 H), 4.62 (d, 1 H), 4.95 (br. s, 1 H), 6.15 (s, 1 H), 7.05 (s, 1 H), 7.11 (d, 1 H), 7.31 (d, 1 H), 7.71 (d, 1 H), 8.49 (d, 1 H), 8.51 (s, 1 H), 12.1 (br. s, 1 H).
【0111】
実施例27
N−{[17−(5−フルオロピリジン−3−イル)−15β−ヒドロキシエストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}−N−メチル−β−アラニン:
【化56】

121℃で20分間オートクレーブ滅菌された、3%グルコース一水和物、1%トウモロコシ浸漬液、0.2%硝酸ナトリウム、0.1%リン酸二水素カリウム、0.2%リン酸水素二カリウム、0.05%塩化カリウム、0.05%硫酸マグネシウム七水和物および0.002%硫酸鉄(II)七水和物を含む水性栄養液(pH6.0に調節)20mlを含む100mlのエルレンマイヤーフラスコに、菌株ムコール・プルムベウス(Mucor plumbeus)(CBS No. 29563)のDMSO/氷培養物0.2mlを播種し、27℃で、毎分165回転のロータリーシェーカー上、65時間振盪した。前培養について記載したものと同じ最終組成の滅菌培地100mlを加えた500mlのエルレンマイヤーフラスコフラスコを、この前培養物8mlで播種した。このフラスコを、27℃で、毎分165回転のロータリーシェーカー上、72時間振盪した。3%グルコース一水和物、1%塩化アンモニウム、0.2%硝酸ナトリウム、0.1%リン酸二水素カリウム、0.2%リン酸水素二カリウム、0.05%塩化カリウム、0.05%硫酸マグネシウム七水和物および0.002%硫酸鉄(II)七水和物を含む1lの滅菌栄養液を各々含む、2個の2lのエルレンマイヤーフラスコを、この前培養物50mlで各々播種した。27℃の温度で毎分165回転のロータリーシェーカー上、27℃で6時間の増殖期の後、DMF10ml中のN−{[17−(5−フルオロピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}−N−メチル−β−アラニン50mgの溶液を、2個のフラスコに分け入れた。フラスコをさらに43時間振盪し、次いで後処理した。2つの培養ブロスを合わせ、イソブチルメチルケトン1lにより、毎分40回転で、5lのガラス抽出容器に、19時間抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、乾固するまで濃縮した。残渣をメタノールで洗浄し、シリコン油を除去した。これにより、粗生成物236mgを褐色油状物として得た。粗生成物を珪藻土に吸着させ、クロマトグラフィーした:装置:Biotage Isolera、10gSNAPカラム、溶媒:酢酸エチル(氷酢酸1%を添加した)中、メタノール2から20%への勾配。これにより、標的化合物35mgを得た。HPLC Rt=5.4分
HPLC条件:A:0.05%ギ酸を含む水;B:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル;勾配:0分:60:40A/B;12分:30:70A/B;流速:0.8ml/分;カラム:Luna C18 (2) 5μ 125x4.6;
検出波長:244nm
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ [ppm]= 1.28 (s, 3 H); 1.38 - 1.60 (m, 4 H); 1.69 - 1.78 (m, 1 H); 2.01 - 2.08 (m, 1 H); 2.20 - 2.28 (m, 1 H); 2.30 - 2.40 (m, 1 H); 2.55 (2H DMSO シグナルが重なる); 2.85 - 2.90 (m, 5 H), 3.10 (s, 1 H); 3.45 (br. s, 1 H); 3.57 (br. s, 1 H); 4.50 (s, 1 H); 4.69 (br. s, 1 H); 6.30 (s, 1 H); 7.05 (s, 1 H); 7.08 (d, 1 H); 7.28 (d, 1 H); 7.71 (d7, 1 H); 8.47 (d, 1 H); 8.52 (s, 1 H); 12.1 (br. s, 1 H).
【0112】
実施例28
N−メチル−N−{[17−(6−メチルピリダジン−4−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}−β−アラニン
【化57】
17−(6−メチルピリダジン−4−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸(純粋でない)42mgおよびtert−ブチルN−メチル−β−アラニナート(2当量)36mgを、THF2.5mlおよびDMF0.5mlに溶解した。1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(EDC)43mg、1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール水和物17mgおよびトリエチルアミン0.047mlを添加し、混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相を濃縮し、ジクロロメタン2mlおよびトリフルオロ酢酸0.5mlを残渣に添加し、混合物を室温で6時間撹拌した。混合物を濃縮し、生成物を分取HPLCにより精製した。これにより、表題化合物18mgを得た。
C
28H
33N
3O
3 (459.59). MS-ES+ 質量実測値: 459.25.
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ [ppm]= 1.02 (s, 3H), 1.35 - 1.77 (m, 5H), 1.84 - 1.95 (m, 1H), 2.07 - 2.42 (m, 6H), 2.58 (s, 3H), 2.78 - 2.95 (m, 5H), 3.41 (br. s), 3.57 (br. s), 6.54 - 6.59 (m, 1H), 7.02 - 7.13 (m, 2H), 7.29 (d, 1 H), 7.49 (d, 1H), 9.10 (d, 1H), 12.3 (br. s, 1H).
【0113】
実施例29
N−メチル−N−{[17−(ピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}−β−アラニン
【化58】
17−(ピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mgおよびtert−ブチルN−メチル−β−アラニナート(2当量)89mgを、THF3mlおよびDMF0.5mlに溶解した。1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(EDC)107mg、1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール水和物43mgおよびトリエチルアミン0.116mlを添加し、混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相を濃縮し、ジクロロメタン3mlおよびトリフルオロ酢酸1mlを残渣に添加し、混合物を室温で20時間撹拌した。混合物を濃縮し、生成物を分取HPLCにより精製した。これにより、表題化合物78mgを得た。
C
28H
32N
2O
3 (444.58). MS-ES+ 質量実測値: 444.24.
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 0.99 (s, 3H), 1.37 - 1.67 (m, 4H), 1.73 (td, 1H), 1.86 - 1.94 (m, 1H), 2.06 - 2.17 (m, 2H), 2.24 - 2.45 (m, 3H), 2.80 - 2.93 (m, 5H), 3.42 (br. s.), 3.57 (br. s.), 6.12 (dd, 1H), 7.02 - 7.11 (m, 2H), 7.26 - 7.35 (m, 2H), 7.77 (dt, 1H), 8.42 (dd, 1H), 8.59 (d, 1H), 12-3 (br. s., 1H).
【0114】
実施例30
4−({[17−(5−メトキシピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸
【化59】
実施例1と同様に、17−(5−メトキシピリジン−3−イル)エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン−3−カルボン酸100mg(0.26mmol)およびメチル4−アミノブタノエート塩酸塩79mgを、表題化合物64mg(理論値の53%)に変換した。
C
29H
34N
2O
4 (474.61). MS-ES+ 質量実測値: 474.25.
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d
6): δ [ppm]= 0.99 (s, 3H), 1.38 - 1.78 (m, 7H), 1.86 - 1.96 (m, 1H), 2.04 - 2.43 (m, 7H), 2.83 - 2.92 (m, 2H), 3.15 - 3.26 (m, 2H), 3.81 (s, 3H), 6.16 (s, 1H), 7.23 - 7.34 (m, 2H), 7.51 - 7.59 (m, 2H), 8.16 (d, 1H), 8.20 (d, 1H), 8.33 (t, 1H), 12.0 (br. s., 1H).
【0115】
本発明による化合物のインビトロでの薬理試験
実施例31(AKR1C3−阻害活性)
本発明の物質のAKR1C3−阻害活性を、下記の段落で説明するAKR1C3アッセイで測定した。
本質的に、酵素活性は、クンベロン(Coumberone)からクンベロール(Coumberol)への定量により測定する(Halim, M., Yee, D.J., and Sames, D., J. AM. CHEM. SOC. 130, 14123-14128 (2008) および Yee, D.J., Balsanek, V., Bauman, D.R., Penning, T.M., and Sames, D., Proc. Natl. Acad. Sci. USA 103, 13304 - 13309 (2006))。この試験では、AKR1C3による非蛍光のクンベロンのNADPH−(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドホスフェート)−依存性還元による強い蛍光のクンベロールの増加を測定できる。
【0116】
使用した酵素は、組み換えヒトAKR1C3(アルド−ケトレダクターゼファミリー1メンバーC3)(GenBank Accession No. NM_003739)であった。これを、大腸菌(E. coli)にGST(グルタチオンSトランスフェラーゼ)融合タンパク質として発現させ、グルタチオンセファロース親和性クロマトグラフィーにより精製した。GSTをトロンビンによる切断および後続のサイズ排除クロマトグラフィーにより除去した(Dufort, I., Rheault, P., Huang, XF., Soucy, P., and Luu-The, V., Endocrinology 140, 568-574 (1999))。
【0117】
アッセイには、100倍に濃縮した試験物質のDMSO溶液50nlを、黒色低容積384−ウェルマイクロタイタープレート(Greiner Bio-one, Frickenhausen, Germany)にピペットで加え、アッセイバッファー[50mMリン酸カリウムバッファーpH7、1mM DTT、0.0022%(w/v)Pluronic F-127、0.01%BSA(w/v)およびプロテアーゼ阻害剤カクテル(Complete、Roche のEDTA不含プロテアーゼ阻害剤カクテル)]中のAKR1C3の溶液2.0μlを添加し、混合物を15分間インキュベートし、酵素反応に先立ち、物質を酵素に予め結合させた。次いで、アッセイバッファー中のNADPH(16.7μM→アッセイ体積5μl中の最終濃度は10μMである)およびクンベロン(0.5μM→アッセイ体積5μl中の最終濃度は0.3μMである)の溶液3μlの添加により、酵素反応を開始し、得られた混合物を、22℃で、90分間の反応時間にわたりインキュベートした。AKR1C3の濃度を各々の酵素調製物の活性に適合させ、アッセイが線形の範囲で実施されるようにした。典型的な濃度は、1nMの領域にあった。阻害剤EM−1404[F. Labrie et al. US Patent 6,541,463, 2003](2μM→アッセイ体積5μl中の最終濃度は1μMである)からなる停止溶液5μlの添加により、反応を停止させた。次いで、適する測定装置(Pherastar from BMG Labtechnologies)を使用して、クンベロールの蛍光を520nm(380nmで励起)で測定した。蛍光の強度を、形成されたクンベロールの量の測定値として、従って、AKR1C3の酵素活性の測定値として、使用した。データを標準化した(阻害剤なしでの酵素反応=0%阻害;すべての他のアッセイ成分、但し、酵素なし=100%阻害)。通常、試験物質を、同じマイクロタイタープレートで、20μMないし96.8pMの範囲の11種の異なる濃度(20μM、5.9μM、1.7μM、0.5μM、0.15μM、44nM、12.9nM、3.8nM、1.1nM、0.3nMおよび96.8pM、アッセイに先立ち、100倍に濃縮した溶液のレベルで、100%DMSOでの連続1:3希釈により希釈系列を調製した)で、各濃度につき二重に試験し、4−パラメーターフィットを使用してIC
50値を算出した。
【0118】
記載した通り、特許請求する薬理物質を、それらのAKR1C3酵素阻害活性について試験した(表1参照)。特許請求する構造の範囲の大部分について、これらの化合物は、インビトロでAKR1C3の強い阻害(IC
50値<50nM)を示し、殆どの場合で、IC
50値<20nMでさえある。
【0119】
表1:本発明による化合物のAKR1C3阻害(化合物の大部分について、2つの実験測定値を記述する)
【表6】
【0120】
実施例32(Cyp17A1阻害)
CYP17A1(同義語17α−ヒドロキシラーゼ/17.20−リアーゼ)は、プレグネノロンおよびプロゲステロンのステロイド性D環の17位にヒドロキシル基を付加し、かくして17α−ヒドロキシプロゲステロンおよび17α−ヒドロキシプレグネノロンを形成する酵素である。その後、デヒドロエピアンドロステロンおよびアンドロステンジオンが形成される。既知のCYP17A1阻害剤であるアビラテロンは、例えば、ドセタキセルをベースとする化学療法の失敗後に、転移した去勢抵抗性前立腺癌の治療に使用される(Urologe 2010, 49, 64-68)。アビラテロンは、アンドロゲン合成およびエストロゲン合成を全身で阻害し、かくして、非組織特異的にホルモン産生を低下させ、望まれない副作用を導く(FDA、米国食品医薬品局の2011年4月28日付けプレスリリース参照)。
【0121】
驚くべきことに、本発明による化合物は、ステロイド骨格の17位に芳香族性窒素含有ヘテロ環を有するが、CYP17A1をするとしても非常に弱くしか阻害しないことが見出された。
【0122】
アッセイの説明:
試験化合物によるCYP17A1の阻害を、組換え酵素を使用して評価した。ヒトCYP17A1を、大腸菌に発現させた(Ehmer, P. B. et al.; J. Steroid Biochem. Mol. Biol., 75, 57-63 (2000))。ミクロソーム画分およびリン酸バッファー140μL(50mMリン酸Na、1mM MgCl
2、0.1mM EDTA、0.1mMジチオスレイトール、pH7.4)を、プロゲステロン(24.95μM)と
3H−プロゲステロン(0.05μM、101.3Ci/mmol)の混合物、50μM NADPH再生システム(リン酸バッファー中、10mM NADP+、100mMグルコース6−ホスフェートおよび2.5Uグルコース6−ホスフェートデヒドロゲナーゼを含む)および適当な試験物質(DMSO5μl中)と、37℃で5分間、別々に予めインキュベートした。酵素の添加により反応を開始し、37℃で30分間のインキュベーション後、1N塩酸50μlの添加により停止させた。
【0123】
ステロイドを酢酸エチルで抽出した。有機相の蒸発後、ステロイドをアセトニトリルに取った。16α−ヒドロキシプロゲステロン、17α−ヒドロキシプロゲステロンおよびプロゲステロンを、アセトニトリル/水(45:55)を移動相として使用して、C18逆相クロマトグラフィーカラム(Nucleodur C18 Gravity, 3 μm, Macherey-Nagel, Dueren, Germany)で、HPLCシステム(Agilent 1100 Series, Agilent Technologies, Waldbronn, Germany)で分離した。ステロイド類の検出および定量は、ラジオフロー検出器(Berthold Technologies, Bad Wildbad, Germany)を使用して実施した。下記の式を使用して阻害を算出した:
【数1】
【0124】
少なくとも3回の独立した実験から、各値を算出した。最終IC
50値は、3または4つの独立したIC
50値の平均として算出した。
【0125】
本発明による化合物は、全く、または、非常に弱くしか、CYP17A1の阻害を示さず(表2)、既知のCYP17A1阻害剤であるアビラテロン(遊離塩基として用いた)と比較して、IC
50値は10μMを超えた。
表2:ヒトCYP17の阻害
【表7】
a200μMの物質濃度での%阻害
【0126】
実施例33(水性バッファーpH6.5中での溶解度):
水性バッファーpH6.5中での熱力学的溶解度の測定(フラスコ振盪法)
フラスコ振盪法[文献:Edward H. Kerns and Li Di (2008) Solubility Methods in: Drug-like Properties: Concepts, Structure Design and Methods, p276-286. Burlington, MA, Academic Press]により、熱力学的溶解度を測定した。
【0127】
ここで、バッファーpH6.5中の活性化合物の飽和溶液を調製し、24時間撹拌し、固体と溶液中の物質との平衡が確実に形成されるようにした。次いで、溶液を遠心分離し、較正線を利用して得られた溶液の濃度を定量した。
【0128】
サンプルについて、固体物質2mgを正確に4mlのガラスビンに量り入れた。1mlのリン酸バッファーpH6.5を添加した。この溶液をスターラーで、室温で、24時間撹拌した。次いで、溶液を遠心分離した。較正用の比較物を調製するために、固体物質2mgを正確に量り、アセトニトリル30mlに溶解した。短い超音波処理の後、溶液を水で50mlに希釈した。
【0129】
サンプルおよび比較物を、UV検出を伴うHPLCで定量した。各サンプルを、注入量(5および50μl)ごとに3回注入した。比較物には、3つの注入量(5μl、10μlおよび20μl)を注入した。
【0130】
以下のクロマトグラフィー条件を選択した:
【表8】
【0131】
サンプルおよび比較物の注入の面積および溶解度(mg/l)の算出は、HPLCソフトウェア(Waters Empower 2 FR)を使用して決定した。
【0132】
本発明の実施例2による化合物について、溶解度354mg/lが測定された;既知のAKR1C3阻害剤EM−1404は、溶解度0.1mg/lを示した。
【0133】
実施例34(子宮内膜症モデル)
実施例2の例示的化合物のインビボでの効力を調べるために、コモンマーモセットの子宮内膜症モデルを使用した。4−8歳のメスのコモンマーモセットを用いた(体重340ないし460g)。これらの動物で、開腹手術中に子宮を穿刺し、子宮細胞が上部の管を介して腹部に入るように滅菌媒体ですすぐことにより、子宮内膜症を誘導した[Einspanier et al., MolHum Reprod 2006]。この手法を3ヵ月後に繰り返す。実際に処置を開始する前に、動物を開腹手術に付し、膀胱、子宮および卵巣の子宮内膜症病変の存在について調べた。6週間後に処置を開始した。一群当たりn=6匹の群のサイズで、2つの処置群を用いた。群1を媒体(イチゴ/バナナ果汁)のみで処置し、群2を媒体中で投与される試験物質で処置した。試験物質30mg/kgを1日1回経口投与した。処置期間は6週間であった。処置終了直後に、2回目の開腹手術を実施し、子宮、卵巣および膀胱の病変の数と大きさを再度測定した。処置の前および後の両方で卵巣には病変が殆ど見られなかったので、病変のタイプとしての卵巣は評価において考慮しなかった。