特許第5791844号(P5791844)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5791844
(24)【登録日】2015年8月14日
(45)【発行日】2015年10月7日
(54)【発明の名称】美容器
(51)【国際特許分類】
   A61H 15/00 20060101AFI20150917BHJP
【FI】
   A61H15/00 320C
【請求項の数】1
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2015-111979(P2015-111979)
(22)【出願日】2015年6月2日
(62)【分割の表示】特願2013-108438(P2013-108438)の分割
【原出願日】2013年5月22日
(65)【公開番号】特開2015-155025(P2015-155025A)
(43)【公開日】2015年8月27日
【審査請求日】2015年6月2日
(31)【優先権主張番号】特願2013-23403(P2013-23403)
(32)【優先日】2013年2月8日
(33)【優先権主張国】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】599083411
【氏名又は名称】株式会社 MTG
(74)【代理人】
【識別番号】110000497
【氏名又は名称】特許業務法人グランダム特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】松下 剛
【審査官】 金丸 治之
(56)【参考文献】
【文献】 特開平04−231957(JP,A)
【文献】 特開2012−183171(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
4本の支持軸と、
これら4本の支持軸の先端部に回転可能に支持されたマッサージ用の4個のローラと、
これらローラを同一水平面上に載置した状態で、上方から見た平面視において、各前記ローラの一部分に重なるように形成されたハンドルと、
を備えており、
4本の前記支持軸は、一方向からの側面投影において、二対が先広がり傾斜状であるとともに、90度異なる他方からの側面投影において他の組み合わせの二対が先広がり傾斜状に延びており、
4個の前記ローラを肌に押し当てて隣接する一対の前記ローラの配列方向と交差する方向に沿って移動させると、先行する隣接状態の一対の前記ローラ間で肌を押圧し、後行する隣接状態の一対の前記ローラ間で肌を摘み上げることを特徴とする美容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、美しい肌を実現するためのマッサージ用のローラが設けられた美容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の美容器としては、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されるような構成が提案されている。
特許文献1に記載の従来構成においては、本体上に3個のステンレス球が等間隔をおいた状態で、ボール支えを介して回転可能に支持されている。そして、これらのステンレス球が肌に押し当てられて移動されることにより、肌がマッサージされる。
【0003】
また、特許文献2に記載の従来構成においては、ハンドルの先端に2個の球体状のローラが、先広がり状の一対の軸線を中心に回転可能に支持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3151598号公報
【特許文献2】意匠登録第1426575号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、これらの従来の美容器においては、次のような問題があった。
特許文献1に記載の従来構成では、各ステンレス球は肌を押圧したり、肌の上を転がったりするだけであるため、有効なマッサージ効果を得ることは難しい。
【0006】
一方、特許文献2に記載の従来構成では、2個の球体状のローラにより特許文献1と同様なマッサージ効果を得ることができる。さらに、特許文献2の構成においては、両ローラが肌に押し当てられた状態で、一方向に回転しながら移動されたときには、両ローラ間において肌を摘まみ上げるようなマッサージ効果を得ることができる。しかしながら、肌の摘み上げはローラが一方向に回転するときにしか得られないため、肌を押圧するマッサージ効果と肌を摘まみ上げるマッサージ効果とを同時に得ようとすると、美容器を小まめに往復動させる必要があって、取り扱いが面倒であった。
【0007】
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、本体を一方向に移動させるのみで、肌を押圧するマッサージ効果と肌を摘まみ上げるマッサージ効果とを同時に得ることができる美容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の美容器は、4本の支持軸と、
これら4本の支持軸の先端部に回転可能に支持されたマッサージ用の4個のローラと、
これらローラを同一水平面上に載置した状態で、上方から見た平面視において、各前記ローラの一部分に重なるように形成されたハンドルと、
を備えており、
4本の前記支持軸は、一方向からの側面投影において、二対が先広がり傾斜状であるとともに、90度異なる他方からの側面投影において他の組み合わせの二対が先広がり傾斜状に延びており、
4個の前記ローラを肌に押し当てて隣接する一対の前記ローラの配列方向と交差する方向に沿って移動させると、先行する隣接状態の一対の前記ローラ間で肌を押圧し、後行する隣接状態の一対の前記ローラ間で肌を摘み上げることを特徴とする。
【0009】
従って、この美容器においては、各ローラを肌に押し当てた状態で、本体を隣接する一対のローラの配列方向と交差する方向に沿って一方向及び他方向に移動させると、各ローラが先広がり傾斜状に延びる軸線の周りで回転される。このとき、先行する隣接状態のローラにおいては、移動方向の前方側に向かって広がるように交差した軸線を中心にして回転されるため、肌を押圧するようなマッサージ効果が得られる。これに対して、後行する隣接状態のローラにおいては、移動方向の後方側に向かって広がるように交差した軸線を中心にして内向きに回転されるため、両ローラ間で肌を摘まみ上げるようなマッサージ効果が得られる。よって、本体を往復動させることなく一方向に移動させるのみの操作で、肌に対する押圧と摘まみ上げとの異なったマッサージ効果を同時に得ることができる。
【発明の効果】
【0010】
前記の美容器によれば、本体を一方向に移動させるのみで、肌を押圧するマッサージ効果と肌を摘まみ上げるマッサージ効果とを同時に得ることができるという効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】一実施形態の美容器を示す斜視図。
図2図1の美容器を底面側から見て示す斜視図。
図3】同美容器の平面図。
図4】(a)及び(b)は同美容器の異なった作用状態を示す正面図。
図5】(a)及び(b)は同美容器の異なった作用状態を示す側面図。
図6図3の6−6線における拡大断面図。
図7図6の7−7線における部分拡大断面図。
図8】ローラの支持構成を示す断面図。
図9】ローラの支持構成の変更例を示す断面図。
図10】ローラの支持構成の別の変更例を示す断面図。
図11】ローラの形状の変更例を示す側面図。
図12】ローラの形状の別の変更例を示す側面図。
図13】ローラの形状のさらに別の変更例を示す側面図。
図14】ローラの形状のさらに別の変更例を示す側面図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、美容器の一実施形態を図面に従って説明する。
図1及び図2に示すように、この実施形態の美容器11は、合成樹脂よりなる本体12を備えている。図2及び図6に示すように、本体12の4箇所の隅角部には、4本の脚部121が突出形成されている。脚部121は長方形の頂点部に位置している。各脚部121には、合計4本の支持軸13,14,15,16が突設されている。図4及び図5に示すように、各支持軸13〜16は、水平面に対して設置された状態で、鉛直線に対して傾斜状に延びて、先広がり傾斜状をなすとともに、長四角形のコーナ部上に位置している。すなわち、図4(a)(b)に示すように、長方形の短辺の両端に位置してその短辺を挟む二対の支持軸13,14及び支持軸15,16は、側面投影において先広がり傾斜状をなし、各対の軸間間隔L1は狭く形成されている。また、図5(a)(b)に示すように、長方形の長辺の両端に位置してその長辺を挟む二対の支持軸13,15及び支持軸14,16は、前記側面投影とは90度異なる側面投影において先広がり傾斜状をなし、各対の軸間間隔L2は前記間隔L1より広く形成されている。従って、4本の各支持軸13,14,15,16は、一方向からの側面投影において二対が先広がり傾斜状であるとともに、90度異なる他方向からの側面投影において他の組み合わせの二対が先広がり傾斜状である。
【0013】
図2及び図8に示すように、前記各支持軸13〜16の先端部には、それぞれマッサージ用のローラ17,18,19,20が軸受40を介して回転可能に支持されている。各ローラ17〜20の回転の中心となる自身の軸線101は、支持軸13〜16の軸線100と一致している。各ローラ17〜20は、合成樹脂により全体としてほぼ球体状となるように形成されている。各ローラ17〜20の外表面には、肌の表面や組織に好適な刺激を与える多数の三角状の小平面171,181,191,201が形成されている。各ローラ17〜20の外表面には、導電材料を構成する導電金属メッキが施されている。
【0014】
図6に示すように、前記本体12の中央部には、ボス部21が形成されている。本体12上には、ハンドル22がその下面中央に突設された支軸23をボス部21に挿通することによって各ローラ17〜20の配置平面内において回転可能に、かつ図6において上下動可能に支持されている。図3に示すように、ハンドル22は、合成樹脂により本体12の上面全体を覆う大きさであって、平面ほぼ分銅形状をなすように形成されている。ハンドル22の両側部には、円弧凹状の把持部221が形成されている。ハンドル22の外表面には、導電材料を構成する導電金属メッキが施されている。ハンドル22の導電金属メッキとローラ17〜20の導電金属メッキとの間は電気絶縁されている。支軸23の下端部に固定されたバネ座24とボス部21の下端縁との間には、ハンドル22を図6の下方に向かって移動付勢するバネ25が介装されている。
【0015】
図6及び図7に示すように、前記ハンドル22の下面中央には、金属製のカラー26が埋設状態で固定されている。カラー26の下面には、一対の半球状の係合突起27が支軸23の軸心を中心とする同一円周上において180度の間隔をおいて形成されている。本体12のボス部21の上面中央には、係合突起27に係合可能な複数対の半球状の係合凹部28,29,30,31が形成されている。各対の係合凹部28〜31は、支軸23の軸心を中心とする同一円周上において45度の間隔をおいて形成されている。そして、本体12に対してハンドル22が時計方向又は反時計方向に回転されたとき、係合突起27が各係合凹部28〜31に係合される。これにより、ハンドル22の回動位置が45度ごとに規制されて、例えば図3に実線及び鎖線で示すように、ハンドル22の向きが45度おきに360度の範囲で任意に調節される。この場合、係合凹部の数や配列ピッチを変更することにより、ハンドル22の調節角度や角度範囲を任意に設定できる。従って、係合突起27及び係合凹部28〜31によってハンドル22を複数の向きにおいて保持する保持機構が構成されている。
【0016】
図1図3及び図6に示すように、前記ハンドル22の上面には、一対の凹部32が形成されている。各凹部32内には、太陽電池パネル33が設置されている。太陽電池パネル33の出力は図示しない給電線を介して前記各ローラ17〜20の導電メッキ及びハンドル22の導電金属メッキに供給される。従って、各導電金属メッキは太陽電池パネル33の出力端子を構成する。このため、太陽電池パネル33で発電された電力が、各ローラ17〜20及びハンドル22の導電金属メッキに供給される。そして、美容器11の使用時に、それらの導電部間に人体を介在させた電路が形成され、ローラ17〜20とハンドル22の間において皮膚を含む身体に微弱電流が流れて、身体への刺激増進により美容的効果が高められる。
【0017】
次に、前記のように構成された美容器11の作用を説明する。
この美容器11を使用して、身体の腕,足,首等の曲率が大きく平面度が低い細い部位をマッサージする場合には、ハンドル22の把持部221を把持して、図4(a)に鎖線で示すように、各ローラ17〜20をマッサージしたい箇所の肌34に押し当てる。そして、狭い間隔で配置されたローラ17,18及びローラ19,20の各配置方向と直交する方向である図2及び図3の矢印P1方向,反矢印P1方向のいずれかに移動させる。
【0018】
このようにすると、美容器11が、図2及び図3において例えば矢印P1方向に移動されると、円弧矢印Q1,Q2で示すように、移動方向において先行する一対のローラ17,18が、移動方向の前方側に向かって広がるとともに交差した軸線を中心にして回転される。これにより、図4(a)に示すように、各ローラ17,18において肌34が押圧されようにマッサージされる。それと同時に、図2及び図3に矢印Q3,Q4で示すように、移動方向において後行する一対のローラ19,20が、その前部側が移動方向の後部側に狭まるとともに交差した軸線を中心にして内向きに回転される。これにより、図4(b)に示すように、両ローラ19,20間において肌34が摘まみ上げられながらマッサージされる。つまり、本体12の一方向への移動によって、肌34に対する押圧と摘まみ上げとの異なった種類のマッサージ効果が同時に得られる。
【0019】
また、ハンドル22により本体12を図2及び図3の矢印P1方向の反対方向に移動させた場合には、前記の場合と逆のローラ17〜20において、押圧と摘まみ上げとのマッサージが行われる。すなわち、先行する一対のローラ19,20において、図4(a)に示すように、肌34が押圧されようにマッサージされる。それと同時に、後行する一対のローラ17,18間において、図4(b)に示すように、肌34が摘まみ上げられながらマッサージされる。よって、本体12を図2及び図3の矢印P1方向及び反対方向に往復移動させれば、双方向移動において肌34に対する押圧及び摘まみ上げのマッサージ効果を連続して得ることができる。
【0020】
ところで、ローラ17,18対及びローラ19,20対を支持する支持軸13,14及び支持軸15,16の軸間間隔L1が小さくなっている。このため、前記のように、身体の腕や足首等の曲率の大きい部位を二対のローラ17,18及びローラ19,20間において、効果的にマッサージすることができる。特に、図4(b)に示すように、肌34を摘まみ上げられるようにマッサージする作用は美容に有効である。
【0021】
次に、身体の腿や腰等の曲率が小さい平面的な部位をマッサージする場合には、ハンドル22の把持部221を把持して、各ローラ17〜20を腿や腰等の肌34に押し当てる。そして、ローラ17,19及びローラ18,20を例えば図3の矢印P2方向に移動させる。すると、先行するローラ17,19において、図5(a)に示すように、肌34が押圧されようにマッサージされる。それと同時に、後行する対間のローラ18,20間において、図5(b)に示すように、肌34が摘まみ上げられるようにマッサージされる。
【0022】
また、本体12を図3の矢印P2と反対方向に移動させた場合には、前記の場合と逆のローラ17〜20において、押圧と摘まみ上げとのマッサージが行われる。すなわち、先行する対間のローラ18,20において、図5(a)に示すように、肌34が押圧されると同時に、後行するローラ17,19間において、図5(b)に示すように、肌34が摘まみ上げられる。よって、前記と同様に本体12の一方向への移動ごとに、肌34に対する押圧と摘まみ上げとの異なったマッサージ効果が同時に得られるとともに、本体12を図3の矢印P2方向及び反対方向に往復移動させることにより、それらのマッサージ効果を連続して得ることができる。
【0023】
そして、これらの場合には、対間のローラ17,19及びローラ18,20を支持する支持軸13,15及び支持軸14,16の軸間間隔L2が大きくなっている。このため、身体の腿や腰等の曲率の小さい部位を対間のローラ17,19及びローラ18,20間において、効果的にマッサージすることができる。
【0024】
また、身体の曲率の大きい部位及び小さい部位のいずれのマッサージの場合においても、ハンドル22の角度を360度の範囲にわたって45度単位で任意に調節できる。このため、マッサージする部位等に応じてハンドル22を適切な角度に選択することにより、ハンドル22を無理なく持つことができる。このため、マッサージを少ない疲労で容易に行なうことができる。
【0025】
従って、この実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) この美容器11においては、本体12に4本の支持軸13〜16が、先広がり傾斜状に延びるように突設されている。各支持軸13〜16上には、マッサージ用のローラ17〜20が回転可能に支持されている。
【0026】
このため、この美容器11においては、先行する隣接状態の一対のローラ17〜20において、肌34を押圧するようなマッサージ効果が得られる。これに対して、後行する隣接状態の一対のローラ17〜20において、両ローラ17〜20間で肌34を摘まみ上げるようなマッサージ効果が得られる。よって、本体12を往復動させることなく一方向に移動させるのみで、肌34及び筋肉に対する押圧と摘まみ上げとの異なった種類のマッサージ効果を同時に得ることができる。
【0027】
(2) この美容器11においては、前記支持軸13〜16が二対4本設けられ、各対の支持軸13,14及び支持軸15,16の軸間間隔L1より他の各対の支持軸13,15及び支持軸14,16の軸間間隔L2が大きくなるように構成されている。このため、腕や足首等の細い部位をマッサージする場合には、軸間間隔L1の小さい二対の支持軸13,14及び支持軸15,16上に支持されたローラ17,18及びローラ19,20を移動方向の前方及び後方にした状態で、本体12を移動させる。このことにより、二対のローラ17〜20において腕等の曲率の大きな細い部位に対する押圧と摘まみ上げとの異なったマッサージ効果を発揮させることができる。これに対して、腿や腰等の曲率の小さい太い部位をマッサージする場合には、軸間間隔L2の大きい二対の支持軸13,15及び支持軸14,16上に支持されたローラ17,19及びローラ18,20を前方及び後方にした状態で、本体12を移動させる。このことにより、二対のローラ17〜20において太い部位に対する押圧と摘まみ上げとの異なったマッサージ効果を発揮させることができる。よって、マッサージする部位に応じてローラ17〜20を適切に使い分けすることができて、身体の希望する部分において良好なマッサージ効果を得ることができる。
【0028】
(3) この美容器11においては、前記本体12にハンドル22が設けられている。このため、ハンドル22を把持して本体12を容易に移動させることができて、マッサージを適切に行なうことができる。
【0029】
(4) この美容器11においては、前記ハンドル22の向きが変更可能に構成されるとともに、所望の角度で保持されるようになっている。このため、例えばマッサージの部位に応じて、ハンドル22の向きを変更することにより、本体12を所望の方向に自由に、かつ無理なく移動させることができて、良好な操作性とマッサージ効果とを得ることができる。
【0030】
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
【0031】
・ ハンドル22の向きを前記の構成とは異なった角度、例えば30度ごとに変更できるように構成すること。
・ ハンドル22として、棒状、ボール状、環状等、前記実施形態と異なる形状にすること。
【0032】
・ ハンドル22を本体12に対して一体にすること。
【0033】
・ ハンドル22を本体12に対して固定にすること。
・ 本体12を合成樹脂以外の材料,例えば、金属や木,あるいは石やセラミック等によって形成すること。
【0034】
・ ハンドル22を合成樹脂以外の材料,例えば、金属や木,あるいは石やセラミック等によって形成すること。
・ 本体12,ハンドル22,ローラ17〜20の導電金属メッキを省略すること。この場合、太陽電池パネル33の例えば埋め込み型の出力端子を本体12,ハンドル22,ローラ17〜20等の表面に設けて、出力端子に使用者の皮膚が接触できるようにする。
【0035】
・ 太陽電池パネル33の数を1または3以上にすること。
・ 太陽電池パネル33を省略すること。
・ 他のローラに対して、径の異なるローラを少なくともひとつ設けること。従って、全てのローラの径が異なるケースも考えられる。
【0036】
図9に示すように、支持軸13〜16の中心軸線100と少なくとも1個のローラ17〜20の中心軸線101とを一致させず、それらを異なる位置に配置して、支持軸13〜16の中心軸線100に対してローラ17〜20の中心軸線101を傾斜させること。この場合、ローラ17〜20の中心軸線101は支持軸13〜16の中心軸線100に対して交差しても交差しなくてもよい。このようにすれば、図9に2点鎖線で示すように、ローラ17〜20はその回転にともなって揺動するため、皮膚への当接圧力に強弱をつけることができる。
【0037】
図10に示すように、支持軸13〜16の中心軸線100に対して少なくとも1個のローラ17〜20の中心軸線101を偏心させること。この場合、ローラ17〜20の中心軸線101は支持軸13〜16の中心軸線100に対して平行である。このようにすれば、図10に2点鎖線で示すように、ローラ17〜20は偏心回転するため、皮膚への当接圧力に強弱をつけることができる。
【0038】
・ 少なくとも1個のローラ17〜20において、支持軸13〜16を本体12に軸受を介して回転可能に支持するとともに、その支持軸13〜16にローラ17〜20を固定すること。従って、この構成においては、支持軸13〜16とローラ17〜20とが一体に回転される。また、この構成において、図示はしないが、少なくとも1個のローラ17〜20において、支持軸13〜16の脚部121に支持される部分と、ローラ17〜20を支持する部分との間において、支持軸13〜16を屈曲または湾曲させること。このようにすれば、支持軸13〜16が全体としてくの字状やクランク状になる。従って、ローラ17〜20が揺動しながら回転されたり、偏心回転されたりするため、皮膚への当接圧力に強弱をつけることができる。
【0039】
図11〜14に示すように、ローラ17〜20の形状を変更すること。図11ではローラ17〜20が球形に形成され、図12では楕円球形あるいはラグビーボール形状に形成され、図13では両端を半球状にした円筒状に形成され、図14では一端側を半球状にしたバルーン形状に形成されている。さらに、例えば、両端を切り落とした平面状にするとともに、外周面が円筒面を有する筒形状、すなわちドラム状あるいは樽状にしたり、多角形の筒形状(10角筒,12角筒等)にしたりすること。なお、前記のようにバルーン形状に形成された場合は、曲率の大きな先端側の部分で肌を摘まみ上げ、曲率の小さな部分で摘まみ上げ状態を保持できるため、摘まみ上げ効果を向上させることができる。
【0040】
・ ローラ17〜20の表面の小平面171,181,191,201の形状を変更すること。例えば、図11のように四角形にしたり、図12のように細長形状にしたり、図14のように円形状にしたりしてもよい。なお、図12では、ローラ17〜20の最大径部に環状のライン103が付されている。図13のローラ17〜20は、表面が平滑で、小平面171,181,191,201は形成されていないが、その表面を梨地状にしたり、多数の小孔を有するディンプル状にしたりしてもよい。
【0041】
・ ローラ17〜20として表面に多数のイボ状の突起を有する形状にすること。
・ 少なくとも1個のローラ17〜20において、ほぼ球状あるいはラグビーボール形状等の各種形状のローラ17〜20の皮膚と接する部分における外周の一部または複数部分を凹ませたり、突出させたりすること。このようにすれば、ローラ17〜20の回転にともない、ローラ17〜20間の間隔が変化するため、皮膚への当接圧力に強弱をつけることができる。
【0042】
・ 長辺上において隣接したり、対角線上において隣接したりするローラ17〜20間に電位差が形成されようにすること。このようにすれば、ローラ17〜20間に交流電流やパルス電流を供給することにより、ローラ17〜20間の皮膚や筋肉に対して電気マッサージを与えることができる。ただし、この場合は、電位差が形成されるローラ17〜20間に電気絶縁構造を設ける必要がある。
【符号の説明】
【0043】
11…美容器、12…本体、13〜16…支持軸、17〜20…ローラ、22…ハンドル、33…太陽電池パネル、100…軸線、101…軸線、L1,L2…軸間間隔
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14