【実施例】
【0296】
以下の方法を、本明細書に記載する実施例中で使用した。
【0297】
方法1
ELISAによる大腸菌発現組換えヒトIL-13との結合
mAbdAb分子を、直接結合ELISAにおいて組換え大腸菌発現ヒトIL-13との結合に関して評価した。簡潔には、5μg/mlの組換え大腸菌発現ヒトIL-13(GSKで作製および精製)を96ウェルELISAプレートにコーティングした。ウェルを室温で1時間ブロッキングし、次いでmAbdAb構築物をプレートで滴定した(通常約3倍希釈液中に100nM〜約0.01nM)。結合は抗ヒトκ軽鎖ペルオキシダーゼ結合抗体(カタログ番号A7164、Sigma-Aldrich)の適切な希釈液、または抗ヒトIgGγ鎖特異的ペルオキシダーゼ結合検出抗体(カタログ番号A6029、Sigma-Aldrich)の適切な希釈液を使用して検出した。
【0298】
方法2
ELISAによる大腸菌発現組換えヒトIL-4との結合
mAbdAb構築物を、直接結合ELISAにおいて組換え大腸菌発現ヒトIL-4との結合に関して評価した。簡潔には、5μg/mlの組換え大腸菌発現ヒトIL-4(GSKで作製および精製)を96ウェルELISAプレートにコーティングした。ウェルを室温で1時間ブロッキングし、次いでmAbdAb構築物をプレートで滴定した(通常約3倍希釈液中に100nM〜約0.01nM)。結合はヤギ抗ヒトκ軽鎖ペルオキシダーゼ結合抗体(カタログ番号A7164、Sigma-Aldrich)の適切な希釈液、または抗ヒトIgGγ鎖特異的ペルオキシダーゼ結合検出抗体(カタログ番号A6029、Sigma-Aldrich)の適切な希釈液を使用して検出した。
【0299】
方法3
ELISAによる大腸菌発現組換えヒトIL-18との結合
mAbdAb構築物を、直接結合ELISAにおいて組換え大腸菌発現ヒトIL-18との結合に関して評価した。簡潔には、5μg/mlの組換え大腸菌発現ヒトIL-18(GSKで作製および精製)を96ウェルELISAプレートにコーティングした。ウェルを室温で1時間ブロッキングし、次いでmAbdAb構築物をプレートで滴定した(通常約3倍希釈液中に100nM〜約0.01nM)。結合は抗ヒトκ軽鎖ペルオキシダーゼ結合抗体(カタログ番号A7164、Sigma-Aldrich)の2000倍希釈液、または抗ヒトIgGγ鎖特異的ペルオキシダーゼ結合検出抗体(カタログ番号A6029、Sigma-Aldrich)の2000倍希釈液を使用して検出した。
【0300】
方法4
大腸菌発現組換えヒトIL-13との結合に関するBiacore(商標)の結合親和性評価
組換え大腸菌発現ヒトIL-13に関するmAbdAb構築物の結合親和性を、Biacore(商標)分析によって評価した。分析はプロテインAまたは抗ヒトIgG捕捉を使用して実施した。簡潔には、プロテインAまたは抗ヒトIgGを、製造者の推奨に従い第1級アミンカップリングによってCM5チップ上に結合させた。次いでmAbdAb構築物をこの表面上に捕捉し、ヒトIL-13(GSKで作製および精製)を定義した濃度で与えた。表面は弱酸性溶出条件(100mMリン酸など)を使用して再度プロテインA表面に再生し、これは後のIL-13結合事象に関して抗体を捕捉する能力に有意に影響を与えなかった。抗ヒトIgG表面は、プロテインA表面と同様の条件の使用、または3MのMgCl
2の使用のいずれかによって再生した。作業はBiacore(商標)3000、および/またはT100機器で実施し、データは機器において評価ソフトウェアを使用して分析し、1:1結合モデルに適合させた。Biacore(商標)の作業は25℃または37℃で実施した。
【0301】
方法5
大腸菌発現組換えヒトIL-4との結合に関するBiacore(商標)の結合親和性評価
組換え大腸菌発現ヒトIL-4に関するmAbdAb構築物の結合親和性を、Biacore(商標)分析によって評価した。分析はプロテインAまたは抗ヒトIgG捕捉を使用して実施した。簡潔には、プロテインAまたは抗ヒトIgGを、製造者の推奨に従い第1級アミンカップリングによってCM5チップ上に結合させた。次いでmAbdAb構築物をこの表面上に捕捉し、ヒトIL-4(GSKで作製および精製)を定義した濃度で与えた。表面は弱酸性溶出条件(100mMリン酸など)を使用して再度プロテインA表面に再生し、これは後のIL-4結合事象に関して抗体を捕捉する能力に有意に影響を与えなかった。抗ヒトIgG表面は、プロテインA表面と同様の条件の使用、または3MのMgCl
2の使用のいずれかによって再生した。作業はBiacore(商標)3000、および/またはT100および/またはA100機器で実施し、データは機器において評価ソフトウェアを使用して分析し、1:1結合モデルに適合させた。Biacore(商標)の作業は25℃または37℃で実施した。
【0302】
方法6
大腸菌発現組換えヒトIL-18との結合に関するBiacore(商標)の結合親和性評価
組換え大腸菌発現ヒトIL-18に関するmAbdAb構築物の結合親和性を、Biacore(商標)分析によって評価した。分析はプロテインAまたは抗ヒトIgG捕捉を使用して実施した。簡潔には、プロテインAまたは抗ヒトIgGを、製造者の推奨に従い第1級アミンカップリングによってCM5チップ上に結合させた。次いでmAbdAb構築物をこの表面上に捕捉し、ヒトIL-18(GSKで作製および精製)を定義した濃度で与えた。表面は弱酸性溶出条件(100mMリン酸など)を使用して再度プロテインA表面に再生し、これは後のIL-18結合事象に関して抗体を捕捉する能力に有意に影響を与えなかった。抗ヒトIgG表面は、プロテインA表面と同様の条件の使用、または3MのMgCl
2の使用のいずれかによって再生した。作業はBiacore(商標)3000、および/またはT100および/またはA100機器で実施し、データは機器において評価ソフトウェアを使用して分析し、1:1結合モデルに適合させた。Biacore(商標)の作業は25℃で実施した。
【0303】
方法7
(Biacore(商標)を使用した)IL-13、IL-4またはIL-18に対するmAbdAb二重特異性抗体または三重特異性抗体の化学量論的評価
抗ヒトIgGは、第1級アミンカップリングによってCM5バイオセンサーチップ上に固定化した。mAbdAb構築物をこの表面上に捕捉し、その後、単一濃度のIL-13、IL-4またはIL-18サイトカインを与え、この濃度は結合表面を飽和するのに十分であり、観察した結合シグナルは完全R-maxに達した。次いで化学量論値を以下の式を使用して計算した:
化学量論値=Rmax*Mw(リガンド)/Mw(アナライト)*R(固定化または捕捉されたリガンド)
上式で、化学量論値を同時に2つ以上のアナライト結合に関して計算し、異なるサイトカインを飽和サイトカイン濃度で連続的に与え、化学量論値は前述のように計算した。作業はHBS-EPランニングバッファーを使用して25℃でBiacore3000において実施した。
【0304】
方法8
TF-1細胞増殖バイオアッセイにおける大腸菌発現組換えヒトIL-13の中和
TF-1細胞は、ヒトIL-13を含めたいくつかの異なるサイトカインに応答して増殖する。したがってIL-13に関するこれらの細胞の増殖性応答を使用してIL-13の生物活性を測定することができ、後にアッセイを開発してmAbdAb構築物のIL-13中和効力(IL-13の生物活性の阻害)を決定した。
【0305】
アッセイは滅菌条件下で滅菌96ウェルの組織培養プレートにおいて実施し、すべての試験ウェルは三連で実施した。約14ng/mlの組換え大腸菌発現ヒトIL-13を、50μlの合計体積で、様々な希釈のmAbdAb構築物(通常3倍希釈液で滴定した200nM〜0.02nM)と37℃で1時間プレインキュベートした。次いでこれらのサンプルを、滅菌96ウェルの組織培養プレート中に(1ml当たり細胞2×10
5個の濃度で)50μlのTF-1細胞に加えた。したがって最終100μlのアッセイ体積は、(3倍希釈液で滴定した100nM〜0.01nMの最終濃度で)様々な希釈のmAbdAb構築物、(7ng/mlの最終濃度で)組換え大腸菌発現ヒトIL-13、および(1ml当たり細胞1×10
5個の最終濃度で)TF-1細胞を含有した。アッセイプレートは、加湿CO
2インキュベーターにおいて約3日間37℃でインキュベートした。次いで細胞増殖の量を、製造者の説明書に記載されたのと同様に、Promegaからの「Cell Titre96(登録商標)Non-Radioactive Cell Proliferation Assay」(カタログ番号G4100)を使用して決定した。96ウェルプレート中のサンプルの吸光度は、570nmにおいてプレートリーダーで読み取った。
【0306】
組換え大腸菌発現ヒトIL-13の生物活性を中和するmAbdAb構築物の能力は、定義した量のヒトIL-13(7ng/ml)の生物活性を50%中和するのに必要とされるmAbdAb構築物の濃度(=ND
50)として表した。必要とされるmAbdAb構築物の濃度が低いほど、中和能力はより強くなる。本明細書で与えるND
50データは手作業で、またはマイクロソフトエクセルに固有であるRobosageソフトウェアパッケージを使用することによって計算した。
【0307】
方法9
TF-1細胞増殖バイオアッセイにおける大腸菌発現組換えヒトIL-4の中和
TF-1細胞は、ヒトIL-4を含めたいくつかの異なるサイトカインに応答して増殖する。したがってIL-4に関するこれらの細胞の増殖性応答を使用してIL-4の生物活性を測定することができ、後にアッセイを開発してmAbdAb構築物のIL-4中和効力(IL-4の生物活性の阻害)を決定した。
【0308】
アッセイは滅菌条件下で滅菌96ウェルの組織培養プレートにおいて実施し、すべての試験ウェルは三連で実施した。約2.2ng/mlの組換え大腸菌発現ヒトIL-4を、50μlの合計体積で、様々な希釈のmAbdAb構築物(通常3倍希釈液で滴定した200nM〜0.02nM)と37℃で1時間プレインキュベートした。次いでこれらのサンプルを、滅菌96ウェルの組織培養プレート中に(1ml当たり細胞2×10
5個の濃度で)50μlのTF-1細胞に加えた。したがって最終100μlのアッセイ体積は、(3倍希釈液で滴定した100nM〜0.01nMの最終濃度で)様々な希釈のmAbdAb構築物、(1.1ng/mlの最終濃度で)組換え大腸菌発現ヒトIL-4、および(1ml当たり細胞1×10
5個の最終濃度で)TF-1細胞を含有した。アッセイプレートは、加湿CO
2インキュベーターにおいて約3日間37℃でインキュベートした。次いで細胞増殖の量を、製造者の説明書に記載されたのと同様に、Promegaからの「Cell Titre96(登録商標)Non-Radioactive Cell Proliferation Assay」(カタログ番号G4100)を使用して決定した。96ウェルプレート中のサンプルの吸光度は、570nmにおいてプレートリーダーで読み取った。
【0309】
組換え大腸菌発現ヒトIL-4の生物活性を中和するmAbdAb構築物の能力は、定義した量のヒトIL-4(1.1ng/ml)の生物活性を50%中和するのに必要とされるmAbdAb構築物の濃度(=ND
50)として表した。必要とされるmAbdAb構築物の濃度が低いほど、中和能力はより強くなる。本明細書で与えるND
50データは手作業で、またはマイクロソフトエクセルに固有であるRobosageソフトウェアパッケージを使用することによって計算した。
【0310】
方法10
TF-1細胞増殖バイオアッセイにおける大腸菌発現組換えヒトIL-13と大腸菌発現組換えヒトIL-4の二重中和
TF-1細胞は、ヒトIL-13およびヒトIL-4を含めたいくつかの異なるサイトカインに応答して増殖する。したがってIL-13およびヒトIL-4に関するこれらの細胞の増殖性応答を使用してIL-13およびヒトIL-4の生物活性を同時に測定することができ、後にアッセイを開発してmAbdAb構築物のIL-13およびヒトIL-4二重中和効力(IL-13およびIL-4生物活性の二重阻害)を決定した。
【0311】
アッセイは滅菌条件下で滅菌96ウェルの組織培養プレートにおいて実施し、すべての試験ウェルは三連で実施した。約14ng/mlの組換え大腸菌発現ヒトIL-13および約2.2ng/mlの組換え大腸菌発現ヒトIL-4を、50μlの合計体積で、様々な希釈のmAbdAb構築物(通常3倍希釈液で滴定した200nM〜0.02nM)と37℃で1時間プレインキュベートした。次いでこれらのサンプルを、滅菌96ウェルの組織培養プレート中に(1ml当たり細胞2×10
5個の濃度で)50μlのTF-1細胞に加えた。したがって最終100μlのアッセイ体積は、(3倍希釈液で滴定した100nM〜0.01nMの最終濃度で)様々な希釈のmAbdAb構築物、(7ng/mlの最終濃度で)組換え大腸菌発現ヒトIL-13、(1.1ng/mlの最終濃度で)組換え大腸菌発現ヒトIL-4、および(1ml当たり細胞1×10
5個の最終濃度で)TF-1細胞を含有した。アッセイプレートは、加湿CO
2インキュベーターにおいて約3日間37℃でインキュベートした。次いで細胞増殖の量を、製造者の説明書に記載されたのと同様に、Promegaからの「Cell Titre96(登録商標)Non-Radioactive Cell Proliferation Assay」(カタログ番号G4100)を使用して決定した。96ウェルプレート中のサンプルの吸光度は、570nmにおいてプレートリーダーで読み取った。
【0312】
方法11
Sf21-発現組換えヒトIL-5との結合に関するBiacore(商標)の結合親和性評価
組換えSf21-発現ヒトIL-5に関するmAbdAb分子の結合親和性を、Biacore(商標)分析によって評価した。分析はプロテインAまたは抗ヒトIgG捕捉を使用して実施した。簡潔には、プロテインAまたは抗ヒトIgGを、製造者の推奨に従い第1級アミンカップリングによってCM5チップ上に結合させた。次いでmAbdAb分子をこの表面上に捕捉し、ヒトIL-5(GSKで作製および精製)を定義した濃度で与えた。表面は弱酸性溶出条件(100mMリン酸など)を使用して再度プロテインA表面に再生し、これは後のIL-5結合事象に関して抗体を捕捉する能力に有意に影響を与えなかった。抗ヒトIgG表面は、プロテインA表面と同様の条件の使用、または3MのMgCl
2の使用のいずれかによって再生した。作業はBiacore(商標)3000、T100およびA100機器で実施し、データは機器において評価ソフトウェアを使用して分析し、1:1結合モデルに適合させた。Biacore(商標)の作業は25℃で実施した。
【0313】
方法12
VEGF受容体結合アッセイ
このアッセイはVEGF
165とVEGFR2(VEGF受容体)の結合、およびこの相互作用を阻害する試験分子の能力を測定する。ELISAプレートはVEGF受容体(R&D Systems、カタログ番号357-KD-050)(0.2M炭酸ナトリウム重炭酸ナトリウムpH9.4中に0.5μg/mlの最終濃度)で一晩コーティングし、PBSに溶かした2%BSAで洗浄しブロッキングした。VEGF(R&D Systems、カタログ番号293-VE-050)および(0.1%BSAを溶かした0.05%Tween20(商標)PBSに希釈した)試験分子を、プレートに加える前に(3ng/mlのVEGF最終濃度)1時間プレインキュベートした。VEGFとVEGF受容体の結合は、ビオチン化抗VEGF抗体(0.5μg/mlの最終濃度)(R&D Systems、カタログ番号BAF293)およびペルオキシダーゼ結合抗ビオチン二次抗体(5000倍希釈)(Stratech、カタログ番号200-032-096)を使用して検出し、等体積の1MのHClで反応を停止させた後に発色基質(Sure Blue TMBペルオキシダーゼ基質、KPL)を使用してOD450で可視化した。
【0314】
方法13
EGFRキナーゼアッセイ
EGFとのその相互作用を介してA431細胞の表面で発現されたEGFRの活性化は、受容体のチロシンキナーゼリン酸化をもたらす。EGFRのチロシンキナーゼリン酸化の低下を測定して、試験分子の効力を決定した。A431細胞は96ウェルの組織培養プレートに一晩接着させ、次いで試験分子を加え、1時間放置し、次いでEGF(300ng/mlで)(R&D Systemsカタログ番号236-EG)と共に10分間インキュベートした。細胞を溶解し、溶解調製物は抗EGFR抗体(1ug/mlで)(R&D Systemsカタログ番号AF231)でコーティングしたELISAプレートに移した。溶解細胞溶液中に存在したリン酸化EGFRと非リン酸化EGFRの両方を捕捉した。非結合物質を洗浄除去した後、HRP結合抗ホスホチロシン抗体(2000倍希釈)(Upstate Biotechnology、カタログ番号16-105)を使用してリン酸化EGFRを特異的に検出した。結合は発色基質を使用して可視化した。
【0315】
方法14
MRC-5/TNFアッセイ
ヒトTNFR1とのヒトTNF-aの結合を妨げてIL-8分泌を中和する試験分子の能力を、ヒト肺線維芽細胞MRC-5細胞を使用して決定した。希釈系の試験サンプルはTNF-a(500pg/ml)(Peprotech)と1時間インキュベートした。次いでこれをMRC-5細胞の懸濁液(ATCC、カタログ番号CCL-171)(5×10
3個の細胞/ウェル)で2倍に希釈した。一晩のインキュベーション後、サンプルは10倍に希釈し、IL-8の放出はIL-8 ABI 8200細胞検出アッセイ(FMAT)を使用して決定し、この場合IL-8濃度は抗IL-8(R&D systems、カタログ番号208-IL)コーティングポリスチレンビーズ、ビオチン化抗IL-8(R&D systems、カタログ番号BAF208)およびストレプトアビジンAlexafluor647(Molecular Probes、カタログ番号S32357)を使用して決定した。アッセイの読み出し値は647nmでの局所蛍光発光であり、未知のIL-8濃度はアッセイ中に含まれたIL-8標準曲線を使用して内挿した。
【0316】
方法15
MRC-5/IL-1アッセイ
ヒトIL1-RとのヒトIL-1aの結合を妨げてIL-8分泌を中和する試験分子の能力を、ヒト肺線維芽細胞MRC-5細胞を使用して決定した。MRC-5細胞(ATCC、カタログ番号CCL-171)をトリプシン処理し、次いで懸濁液としての試験サンプルと1時間インキュベートした。IL-1a(200pg/mlの最終濃度)(R&D Systemsカタログ番号200-LA)を次いで加えた。一晩のインキュベーション後、IL-8の放出は抗IL-8コーティングELISAプレート、ビオチン化抗IL-8およびストレプトアビジンHRPを用いてIL-8定量化ELISAキット(R&D Systems)を使用して決定した。アッセイの読み出し値は450nmでの比色吸光度であり、未知のIL-8濃度はアッセイ中に含まれたIL-8標準曲線を使用して内挿した。
【0317】
方法16
全血ホスホ-STAT6バイオアッセイにおける大腸菌発現組換えヒトIL-13またはIL-4の中和効力
全血細胞は組換え大腸菌発現ヒトIL-4(rhIL-14)またはIL-13(rhIL-13)を用いてex-vivoで刺激して、ホスホSTAT6(pSTAT6)を発現させることが可能である。このアッセイはpSTAT6を定量的に測定し、したがってmAbdAb構築物の中和効力(IL-4またはIL-13生物活性の阻害)を決定するために開発した。
【0318】
アッセイは滅菌条件下で滅菌96ウェルの組織培養プレートにおいて実施し、すべての試験ウェルは三連で実施した。12ng/mlのrhIL-13またはrhIL-4を無血清細胞培養培地中で調製し、31.2μLを96ウェルプレートのウェルに加えた。mAbdAb構築物またはアイソタイプ対照の9地点希釈曲線を6×最終アッセイ濃度で調製し、31.2μLのそれぞれの希釈液をrhIL-4またはrhIL-13のいずれかを含有するウェルに加えた。125μLのヘパリン化ヒト全血をすべてのウェルに加え、30秒間攪拌機で混合した。最終アッセイ体積は、2ng/mLの最終濃度でmAbdAb構築物およびrhIL-13またはrhIL-4の様々な希釈液を含有した。アッセイプレートは、60分間37℃、5%CO
2でインキュベートした。
【0319】
次いで細胞を、62.5μLの4×溶解バッファーの添加によって溶解した。溶解バッファーは、最終アッセイ濃度の50mMトリス塩酸塩、300mMの塩化ナトリウム、1%のNP40、0.5%のデオキシコール酸ナトリウム、50mMのフッ化ナトリウム、1mMのオルトバナジウム酸ナトリウム、1mMのEDTA、およびプロテアーゼ阻害剤カクテルを含有した。プレートは30分間氷上に置き、次いでpSTAT6に関してアッセイするまで-80℃に凍結した。
【0320】
全血サンプル中のpSTAT6の測定は、電気化学発光イムノアッセイ(Meso-Scale-Discovery、MSD)を使用して実施した。簡潔には、アビジンコーティング96ウェルMSDプレートを、750rpmで攪拌機において室温で1時間、ウェル当たり150μLの5%MSDブロッカーAでブロッキングした。プレートはウェル当たり150μLのMSDトリス洗浄バッファーで3回洗浄した。ウェル当たり25μLの捕捉抗体(ビオチン化マウス抗ヒトSTAT6モノクローナル抗体)を加え、プレートは4℃で一晩インキュベートした。捕捉抗体は、50mMのトリス、150mMの塩化ナトリウム、0.2%のBSA、0.5%のTween20、1mMのEDTAからなるアッセイバッファー中に4μg/mLに希釈した。プレートはMSDトリス洗浄バッファーで3回洗浄し、次いで攪拌機において室温で1時間、150μLの5%MSDブロッカーAでブロッキングした。プレートは前述のように3回洗浄し、次いで25μLの全血溶解物またはpSTAT6キャリブレーターをウェル当たりに加えた。プレートは攪拌機において室温で3時間インキュベートした。プレートは3回洗浄し、次いで25μLのウサギ抗ヒトpSTAT6抗体(アッセイバッファー中に800倍希釈)を加え、次いで室温で1時間インキュベートした。さらなる洗浄後、ウェル当たり25μLの500倍希釈のMSD TAGヤギ抗ウサギIgG抗体を加え、次いで攪拌機において室温で1時間インキュベートした。ウェル当たり150μLの2×MSDリードバッファーTを加える前にプレートを再度洗浄した。プレートはMSD SECTOR撮像装置ですぐに読み取った。
【0321】
rhIL-13またはrhIL-4の生物活性を中和するmAbdAb構築物の能力は、2ng/mLのヒトIL-4またはヒトIL-13を50%中和するのに必要とされるmAbdAb構築物の濃度(IC
50)として表した。必要とされるmAbdAb構築物の濃度が低いほど、中和能力はより強くなる。
【0322】
方法17
ELISAによる大腸菌発現組換えカニクイザルIL-13との結合
mAbdAb分子を、直接結合ELISAにおいて組換え大腸菌発現カニクイザルIL-13との結合に関して評価した。簡潔には、5μg/mlの組換え大腸菌発現カニクイザルIL-13(GSKで作製および精製)を96ウェルELISAプレートにコーティングした。ウェルを室温で1時間ブロッキングし、次いでmAbdAb分子をプレートで滴定した(通常約3倍希釈液中に100nM〜約0.01nM)。結合は抗ヒトκ軽鎖ペルオキシダーゼ結合抗体(カタログ番号A7164、Sigma-Aldrich)の適切な希釈液、または抗ヒトIgGγ鎖特異的ペルオキシダーゼ結合検出抗体(カタログ番号A6029、Sigma-Aldrich)の適切な希釈液を使用して検出した。
【0323】
方法18
使用せず。
【0324】
方法19
ELISAによるヒトIL4受容体α(IL4Rα)とのヒトIL-4の結合の阻害
特に明記しない限り、すべての試薬は、使用の直前にブロッキング溶液(4%ウシ血清アルブミン、トリス緩衝生理食塩水および0.05%Tween20中)中に必要とされる濃度に希釈した。ELISAプレートは、リン酸緩衝生理食塩水に溶かした5μg/mlの組換えヒトIL4Rα-Fcキメラ(R&D Systems、カタログ番号604-4R)を用いて4℃において一晩コーティングした。すべての後のステップは室温で実施した。プレートは、ブロッキング溶液中で2時間ブロッキングした後に、0.02μg/mlの組換えヒトIL-4(GSKで作製)と事前に混合した50μlの様々な濃度のmAbdAb(または陽性対照mAbsもしくはdAb)を加えた。プレートを1時間インキュベートした後に、洗浄バッファー(トリス緩衝生理食塩水および0.05%Tween20)中で4回洗浄した。ビオチン化抗ヒトIL-4(R&D Systems、カタログ番号BAF204)の0.5μg/ml溶液50μlをそれぞれのウェルに加え、1時間インキュベートした。プレートは洗浄バッファー中で4回洗浄した後に、50μl/ウェルの2000倍希釈のエクストラバジン(Sigma、カタログ番号E2886)を加えた。1時間後、プレートは4回洗浄し、比色シグナルは(Sigmaからの)OPDペルオキシダーゼ基質とのインキュベーションによって検出し、反応は停止溶液(3MのH
2SO
4酸)を用いて停止させ、吸光度データは490nmでのプレートリーダーにおける読み取りによって得た。平均吸光度と標準誤差をGraphPad Prismでプロットし、IC
50値はCambridge Soft BioAssayを使用して計算した。
【0325】
方法20
TF-1細胞増殖バイオアッセイにおける大腸菌発現組換えカニクイザルIL-13の中和
TF-1細胞は、カニクイザルIL-13を含めたいくつかの異なるサイトカインに応答して増殖する。したがってIL-13に関するこれらの細胞の増殖性応答を使用してIL-13の生物活性を測定することができ、後にアッセイを開発してmAbdAb構築物のIL-13中和効力(IL-13の生物活性の阻害)を決定した。
【0326】
アッセイは滅菌条件下で滅菌96ウェルの組織培養プレートにおいて実施し、すべての試験ウェルは三連で実施した。約14ng/mlの組換え大腸菌発現カニクイザルIL-13を、50μlの合計体積で、様々な希釈のmAbdAb構築物(通常3倍希釈液で滴定した1000nMまたは200nM〜1nMまたは0.02nM)と37℃で1時間プレインキュベートした。次いでこれらのサンプルを、滅菌96ウェルの組織培養プレート中に(1ml当たり細胞2×10
5個の濃度で)50μlのTF-1細胞に加えた。したがって最終100μlのアッセイ体積は、(3倍希釈液で滴定した500nMまたは100nM〜0.5nMまたは0.01nMの最終濃度で)様々な希釈のmAbdAb構築物、(7ng/mlの最終濃度で)組換え大腸菌発現カニクイザルIL-13、および(1ml当たり細胞1×10
5個の最終濃度で)TF-1細胞を含有した。アッセイプレートは、加湿CO
2インキュベーターにおいて約3日間37℃でインキュベートした。次いで細胞増殖の量を、製造者の説明書に記載されたのと同様に、Promegaからの「Cell Titre96(登録商標)Non-Radioactive Cell Proliferation Assay」(カタログ番号G4100)を使用して決定した。96ウェルプレート中のサンプルの吸光度は、570nmにおいてプレートリーダーで読み取った。
【0327】
組換え大腸菌発現カニクイザルIL-13の生物活性を中和するmAbdAb構築物の能力は、定義した量のカニクイザルIL-13(7ng/ml)の生物活性を50%中和するのに必要とされるmAbdAb構築物の濃度(=ND
50)として表した。必要とされるmAbdAb構築物の濃度が低いほど、中和能力はより強くなる。本明細書で与えるND
50データは手作業で、またはマイクロソフトエクセルに固有であるRobosageソフトウェアパッケージを使用することによって計算した。
【0328】
方法21
TF-1細胞増殖バイオアッセイにおける大腸菌発現組換えカニクイザルIL-4の中和
TF-1細胞は、カニクイザルIL-4を含めたいくつかの異なるサイトカインに応答して増殖する。したがってIL-4に関するこれらの細胞の増殖性応答を使用してIL-4の生物活性を測定することができ、後にアッセイを開発してmAbdAb構築物のIL-4中和効力(IL-4の生物活性の阻害)を決定した。
【0329】
アッセイは滅菌条件下で滅菌96ウェルの組織培養プレートにおいて実施し、すべての試験ウェルは三連で実施した。約2.2ng/mlの組換え大腸菌発現カニクイザルIL-4を、50μlの合計体積で、様々な希釈のmAbdAb構築物(通常3倍希釈液で滴定した200nM〜0.02nM)と37℃で1時間プレインキュベートした。次いでこれらのサンプルを、滅菌96ウェルの組織培養プレート中に(1ml当たり細胞2×10
5個の濃度で)50μlのTF-1細胞に加えた。したがって最終100μlのアッセイ体積は、(3倍希釈液で滴定した100nM〜0.01nMの最終濃度で)様々な希釈のmAbdAb構築物、(1.1ng/mlの最終濃度で)組換え大腸菌発現カニクイザルIL-4、および(1ml当たり細胞1×10
5個の最終濃度で)TF-1細胞を含有した。アッセイプレートは、加湿CO
2インキュベーターにおいて約3日間37℃でインキュベートした。次いで細胞増殖の量を、製造者の説明書に記載されたのと同様に、Promegaからの「Cell Titre96(登録商標)Non-Radioactive Cell Proliferation Assay」(カタログ番号G4100)を使用して決定した。96ウェルプレート中のサンプルの吸光度は、570nmにおいてプレートリーダーで読み取った。
【0330】
組換え大腸菌発現カニクイザルIL-4の生物活性を中和するmAbdAb構築物の能力は、定義した量のカニクイザルIL-4(1.1ng/ml)の生物活性を50%中和するのに必要とされるmAbdAb構築物の濃度(=ND
50)として表した。必要とされるmAbdAb構築物の濃度が低いほど、中和能力はより強くなる。本明細書で与えるND
50データは手作業で、またはマイクロソフトエクセルに固有であるRobosageソフトウェアパッケージを使用することによって計算した。
【0331】
方法22
ELISAによるヒトIL-13受容体α2(IL13Rα2)とのヒトIL-13の結合の阻害
特に明記しない限り、すべての試薬は、使用の直前にブロッキング溶液(1%ウシ血清アルブミン、トリス緩衝生理食塩水および0.05%Tween20中)中に必要とされる濃度に希釈した。ELISAプレートは、コーティングバッファー(0.05M重炭酸塩pH9.6、Sigma C-3041)の溶液中の5μg/mlのSf21細胞中で発現された組換えヒトIL13Rα2/Fcキメラ(R&D Systems、カタログ番号614-IR)を用いて4℃において一晩コーティングした。プレートは、ブロッキング溶液(1%BSA、TBST中)中で室温において1時間ブロッキングした後に、30ng/mlの組換えヒトIL-13(GSKで作製)と37℃で30分間プレインキュベートした様々な濃度のmAbdAb(または陽性対照mAbsもしくはdAb)を加えた。プレートを1時間インキュベートした後に、洗浄バッファー(トリス緩衝生理食塩水および0.05%Tween20)中で3回洗浄した。ビオチン化抗ヒトIL-13(R&D Systems、カタログ番号BAF213)の0.5μg/ml溶液50μlをそれぞれのウェルに加え、室温で1時間インキュベートした。プレートは洗浄バッファー中で3回洗浄した後に、適切な希釈のエクストラバジン(Sigma、カタログ番号E2886)を加えた。1時間後、プレートを洗浄し、比色シグナルは(Sigmaからの)OPDペルオキシダーゼ基質とのインキュベーションによって検出し、反応は停止溶液(3Mの酸)を用いて停止させ、吸光度データは490nmでのプレートリーダーにおける読み取りによって得た。平均吸光度と標準誤差をエクセルシートでプロットし、IC
50値はマイクロソフトエクセルからRobosageソフトウェアを使用して計算した。
【0332】
方法23
大腸菌発現組換えカニクイザルIL-13との結合に関するBiacore(商標)の結合親和性評価
組換え大腸菌発現カニクイザルIL-13に関するmAbdAb(またはmAb)分子の結合親和性を、Biacore(商標)分析によって評価した。分析はプロテインAまたは抗ヒトIgG捕捉を使用して実施した。簡潔には、プロテインAまたは抗ヒトIgGを、製造者の推奨に従い第1級アミンカップリングによってCM5チップ上に結合させた。次いでmAbdAb(またはmAb)分子をこの表面上に捕捉し、カニクイザルIL-13(GSKで作製および精製)を定義した濃度で与えた。表面は弱酸性溶出条件を使用して再度プロテインA表面に再生し、これは後のIL-13結合事象に関して抗体を捕捉する能力に有意に影響を与えなかった。作業はBIAcore(商標)3000、および/またはT100機器で実施し、データは機器において評価ソフトウェアを使用して分析し、1:1結合モデルに適合させた。BIAcore(商標)の作業は25℃または37℃で実施した。
【0333】
方法24
大腸菌発現組換えカニクイザルIL-4との結合に関するBiacore(商標)の結合親和性評価
組換え大腸菌発現カニクイザルIL-4に関するmAbdAb(またはmAb)分子の結合親和性を、BIAcore(商標)分析によって評価した。分析はプロテインAまたは抗ヒトIgG捕捉を使用して実施した。簡潔には、プロテインAまたは抗ヒトIgGを、製造者の推奨に従い第1級アミンカップリングによってCM5チップ上に結合させた。次いでmAbdAb(またはmAb)分子をこの表面上に捕捉し、カニクイザルIL-4(GSKで作製および精製)を定義した濃度で与えた。表面は弱酸性溶出条件(100mMリン酸など)を使用して再度プロテインA表面に再生し、これは後のIL-4結合事象に関して抗体を捕捉する能力に有意に影響を与えなかった。抗ヒトIgG表面は、プロテインA表面と同様の条件の使用、または3MのMgCl
2の使用のいずれかによって再生した。作業はBIAcore(商標)3000および/またはT100および/またはA100機器で実施し、データは機器において評価ソフトウェアを使用して分析し、1:1結合モデルに適合させた。BIAcore(商標)の作業は25℃または37℃で実施した。
【0334】
方法25
IL-13細胞ベースの中和アッセイ
IL13に対する特異性を有するmAbdAbの効力を、遺伝子操作したレポーター細胞株HEK Blue-STAT6を使用してIL-13細胞アッセイにおいてアッセイした。
【0335】
転写因子STAT6は、重複する生物機能を有する2つのサイトカイン、IL-4RαおよびIL-13Rα1から構成される受容体複合体と結合するIL-4およびIL-13によって主に活性化される。リガンド結合によって、受容体複合体は受容体結合Janusキナーゼ(JAK1およびTyk2)を活性化し、STAT6の動員およびそのリン酸化をもたらす。活性化したSTAT6は核へ移行するホモ二量体を形成し、応答性プロモーターの制御下で遺伝子の転写を誘導する。HEK Blue-STAT6株を遺伝子操作して、このようなプロモーターの制御下で分泌型胎盤性アルカリホスファターゼ(SEAP)を発現させる。
【0336】
細胞は96ウェルプレートに平板培養し、予め平衡状態にしたヒトIL-13および試験分子と20〜24時間インキュベートした。このインキュベーション時間後、IL-13刺激の結果として細胞によって生成されたSEAPの量を、次いでQuanti-blueシステム(Invivogen)を使用して測定した。
【0337】
実施例1
1. 二重標的化mAbdAbの作製
表1〜4に述べる二重標的化mAbdAbは以下の方法で構築した。発現構築物は、発現時にdAbが重鎖または軽鎖のC末端と結合するように、ドメイン抗体をコードする配列をモノクローナル抗体の重鎖または軽鎖(または両方)をコードする配列に移植することによって作製した。いくつかの構築物用に、リンカー配列を使用してドメイン抗体を重鎖CH3または軽鎖Cκに連結した。他の構築物では、ドメイン抗体をリンカー配列なしで重鎖または軽鎖と直接連結する。これらのmAbdAb構築物の一般的な略図は
図8に示す(mAb重鎖は灰色で描き、mAb軽鎖は白色で描き、dAbは黒色で描く)。
【0338】
図8に述べるmAbdAbタイプ1の一例はPascoH-G4S-474である。
図8に述べるmAbdAbタイプ2の一例はPascoL-G4S-474である。
図8に述べるmAbdAbタイプ3の一例はPascoHL-G4S-474である。mAbdAbタイプ1および2は四価構築物であり、mAbdAbタイプ3は六価構築物である。
【0339】
mAbdAb重鎖(上図)またはmAbdAb軽鎖(下図)の構築を示す略図を以下に示す。他に言及しない限り、これらの制限部位を使用して表1〜4に記載するmAbdAbを構築した。
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
【0340】
重鎖に関してここで留意すべきは、用語「V
H」はモノクローナル抗体可変重鎖配列であり、「CH1、CH2およびCH3」はヒトIgG1重鎖定常領域配列であり、「リンカー」は使用した特異的リンカー領域の配列であり、「dAb」はドメイン抗体配列であることである。軽鎖に関しては、用語「V
L」はモノクローナル抗体可変軽鎖配列であり、「Cκ」はヒト軽鎖定常領域配列であり、「リンカー」は使用した特異的リンカー領域の配列であり、「dAb」はドメイン抗体配列である。
【0341】
いくつかのDNA発現構築物をオリゴ構築によってde novoで作製した。さらに他のDNA発現構築物は、制限クローニングまたは部位特異的突然変異誘発によって(前に記載したように作製した)既存の構築物から誘導した。
【0342】
これらの構築物(mAbdAb重鎖または軽鎖)を、標準的な分子生物学の技法を使用して哺乳動物発現ベクター(RIn、RIdまたはpTTベクター系)にクローニングした。(配列番号64に示すような)哺乳動物アミノ酸シグナル配列をこれらの構築物の構築において使用した。
【0343】
dAbがモノクローナル抗体の重鎖のC末端と連結したmAbdAbの発現用に、適切な重鎖mAbdAb発現ベクターを、そのモノクローナル抗体に適した軽鎖発現ベクターと組み合わせた。dAbがモノクローナル抗体の軽鎖のC末端と連結したmAbdAbの発現用に、適切な軽鎖mAbdAb発現ベクターを、そのモノクローナル抗体に適した重鎖発現ベクターと組み合わせた。
【0344】
dAbがモノクローナル抗体の重鎖のC末端と連結し、かつdAbがモノクローナル抗体の軽鎖のC末端と連結したmAbdAbの発現用に、適切な重鎖mAbdAb発現ベクターを、適切な軽鎖mAbdAb発現ベクターと組み合わせた。
【0345】
1.1 使用した命名および略語
モノクローナル抗体(mAb)
複数のモノクローナル抗体(mAbs)
ドメイン抗体(dAb)
複数のドメイン抗体(dAbs)
重鎖(H鎖)
軽鎖(L鎖)
重鎖可変領域(V
H)
軽鎖可変領域(V
L)
ヒトIgG1定常重鎖領域1(CH1)
ヒトIgG1定常重鎖領域2(CH2)
ヒトIgG1定常重鎖領域3(CH3)
ヒトκ軽鎖定常領域(Cκ)。
【0346】
1.2 抗IL13 mAb-抗IL4 dAb
二重特異性抗IL13 mAb-抗IL4 dAbを前に記載したのと同様に構築した。いくつかの異なるリンカーを使用して、抗IL4ドメイン抗体とモノクローナル抗体を連結した。いくつかの構築物はリンカーを有していなかった。
【0347】
ここで留意すべきは、(アミノ酸残基GおよびSをコードする)BamHIクローニング部位を使用して、リンカーおよびdAbをmAb重鎖のCH3またはmAb軽鎖のCκのいずれかにクローニングしたことである。したがって所与のリンカー配列以外に、追加的なGおよびSアミノ酸残基が、重鎖と軽鎖発現構築物の両方に関してリンカー配列とドメイン抗体の間、またはすべてではないがいくつかの重鎖発現構築物中のCH3とリンカー配列の間に存在する。しかしながら、G4SリンカーがmAbdAb形式でmAbとdAbの間に位置したとき、(G4Sリンカー配列内に固有のGおよびSアミノ酸残基のため)BamHIクローニング部位が既に存在し、したがって追加的なGおよびSアミノ酸残基は、このリンカーを使用した構築物中のCH3またはCκとドメイン抗体の間に存在しなかった。mAbdAb形式でmAbとdAbの間にリンカー配列を使用しなかったとき、BamHIクローニング部位(したがってGおよびSアミノ酸残基)がCH3またはCκとドメイン抗体の間に依然存在した。mAbdAb重鎖および軽鎖のアミノ酸配列に関する完全な詳細は表1に述べる。
【0348】
以下の実施例のいくつかは、対照抗体としてIL-4 mAbを使用する。これらの実施例中で使用した対照IL-4 mAbは、配列番号14の重鎖配列および配列番号15の軽鎖配列を有する抗体のいずれかであり、または配列番号166の重鎖配列および配列番号15の軽鎖配列を有する抗体であり得る。これらのIL-4 mAbの両方が同じCDRを共有し、これらの抗体の両方が以下の実施例中で「パスコリツマブ」または「IL-4 mAb」と呼ばれるので、同じ形式で結合すると予想される。
【0349】
以下の実施例のいくつかは、対照抗体としてIL-5 mAbを使用する。これらの実施例中で使用した対照IL-5 mAbは、配列番号65の重鎖配列および配列番号66の軽鎖配列を有する抗体のいずれかであり、または配列番号191の重鎖配列および配列番号66の軽鎖配列を有する抗体であり得る。これらのIL-5抗体の両方が同じCDRを共有し、これらの抗体の両方が以下の実施例中で「メポリズマブ」または「IL-5 mAb」と呼ばれるので、同じ形式で結合すると予想される。
【0350】
表1中に述べるmAbdAbはCHOK1細胞上清中で一時的に発現された。mAbdAbの定量化後、これらのmAbdAbを含有した上清を、IL-13およびIL-4結合ELISAで活性に関して分析した。
【表1】
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【0351】
表2に述べるmAbdAbはCHOK1またはCHOE1a細胞上清の片方または両方中で発現され、複数のIL-13およびIL-4活性アッセイにおいて精製し分析した。
【表2】
[この文献は図面を表示できません]
【0352】
1.3 抗IL4 mAb-抗IL13 dAb
二重特異性抗IL4 mAb-抗IL13 dAbを前に記載したのと同様に構築した。いくつかの異なるリンカーを使用して、抗IL13ドメイン抗体とモノクローナル抗体を連結した。いくつかの構築物はリンカーを有していなかった。
【0353】
ここで留意すべきは、(アミノ酸残基GおよびSをコードする)BamHIクローニング部位を使用して、リンカーおよびdAbをmAb重鎖のCH3またはmAb軽鎖のCκのいずれかにクローニングしたことである。したがって所与のリンカー配列以外に、追加的なGおよびSアミノ酸残基が、重鎖と軽鎖発現構築物の両方に関してリンカー配列とドメイン抗体の間、またはすべてではないがいくつかの重鎖発現構築物中のCH3とリンカー配列の間に存在する。しかしながら、G4SリンカーがmAbdAb形式でmAbとdAbの間に位置したとき、(G4Sリンカー配列内に固有のGおよびSアミノ酸残基のため)BamHIクローニング部位が既に存在し、したがって追加的なGおよびSアミノ酸残基は、このリンカーを使用した構築物中のCH3またはCκとドメイン抗体の間に存在しなかった。mAbdAb形式でmAbとdAbの間にリンカー配列を使用しなかったとき、BamHIクローニング部位(したがってGおよびSアミノ酸残基)がCH3またはCκとドメイン抗体の間に依然存在した。mAbdAb重鎖および軽鎖のアミノ酸配列に関する完全な詳細は表3に述べる。
【0354】
表3に述べるmAbdAbはCHOK1細胞上清中で一時的に発現された。mAbdAbの定量化後、これらのmAbdAbを含有した上清を、IL-13およびIL-4結合ELISAで活性に関して分析した。
【表3】
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【0355】
表4に述べるmAbdAbは、CHOK1、CHOE1aまたはHEK293-6E細胞の1つまたは複数において発現された。
【表4】
[この文献は図面を表示できません]
【0356】
1.4 モノクローナル抗体、ドメイン抗体およびリンカーに関する配列番号
mAbdAbを作製するために使用したモノクローナル抗体(mAb)、ドメイン抗体(dAb)およびリンカーに関する配列番号を以下の表5に示す。
【表5】
[この文献は図面を表示できません]
【0357】
成熟ヒトIL-13アミノ酸配列(シグナル配列なし)は配列番号63として示す。
【0358】
成熟ヒトIL-4アミノ酸配列(シグナル配列なし)は配列番号62として示す。
【0359】
1.5 mAbdAbの発現および精製
実施例1に記載したmAbdAb発現構築物を、1つまたは複数のCHOK1細胞、CHOE1a細胞またはHEK293-6E細胞にトランスフェクトし、小規模(約3ml)または中規模(約50ml〜100ml)または大規模(約1リットル)で発現させ、次いでいくつかの構築物は固定化プロテインAカラムを使用して精製し、280nmで吸光度を読み取ることによって定量化した。
【0360】
1.6 精製mAbdAbのサイズ排除クロマトグラフィー分析
複数のmAbdAbは、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)およびドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS-PAGE)によって分析した。いくつかのこれらの分子(PascoH-G4S-474、PascoL-G4S-474、PascoH-474およびPascoHL-G4S-474)に関する代表的なデータは、それぞれ
図9、10、11および12に示す。除去した「GS」モチーフを有するこれらの分子に関するSECおよびSDS-PAGE分析を示す代表的なデータは
図90〜98に示す。
【0361】
いくつかの場合SECを使用して、これらの分子をさらに精製して凝集体を除去した。
【0362】
実施例2
ELISAによるmAbdAbとヒトIL-13およびヒトIL-4の結合
2.1 抗IL13 mAb-抗IL-4 dAbとIL-13およびIL-4の結合
mAbdAb上清を、(方法1に記載したのと同様に)直接結合ELISAにおいてヒトIL-13との結合に関して試験した。これらのデータは
図13に示す。
【0363】
図13は、すべてのこれらの抗IL13 mAb-抗IL-4 dAbがIL-13と結合したことを示す。さらにこれらのmAbdAbの結合活性は、IL-13結合の陽性対照としてmAbdAbと直接比較するためにこのアッセイ中に含めた、精製抗ヒトIL13 mAb単独とほぼ同等(2倍〜3倍以内)であった。精製抗ヒトIL4 mAb(パスコリツマブ)はIL-13結合の陰性対照として含めた。
【0364】
これらの分子は、(方法2に記載したのと同様に)直接結合ELISAにおいてヒトIL-4との結合に関しても試験した。これらのデータは
図14に示す。
【0365】
図14は、すべてのこれらの抗IL13 mAb-抗IL4 dAbはIL-4と結合したが、IL-4結合活性のいくらかのばらつきが観察された。mAbdAb構築物中に抗IL-4dAbが存在しなかったとき、IL-4との結合は観察されなかった。精製抗ヒトIL13 mAbも、IL-4との結合の陰性対照として含めた。ここで留意すべきは、dAbは二次検出抗体によって検出不能であるので、抗IL-4 dAb単独はこのアッセイでは試験せず、その代わりに、精製抗ヒトIL4 mAb(パスコリツマブ)を陽性対照として使用して、このアッセイ中のIL-4結合を実証したことである。
【0366】
mAbdAbの精製サンプルも、(方法1に記載したのと同様に)直接結合ELISAにおいてヒトIL-13との結合に関して試験した。これらのデータは
図15に示す。これらの精製抗IL13 mAb-抗IL4 dAbはIL-13と結合した。IL-13に関するこれらのmAbdAbの結合活性は、精製抗ヒトIL13 mAb単独のそれと同等であった。(無関係な抗原に対する特異性を有する)アイソタイプ適合mAbも、このアッセイ中のIL-13との結合の陰性対照として含めた。
【0367】
これらの精製mAbdAbは、(方法2に記載したのと同様に)直接結合ELISAにおけるヒトIL-4との結合に関しても試験した。これらのデータは
図16に示す。
【0368】
すべてのこれらの抗IL13 mAb-抗IL4 dAbはIL-4と結合した。ここで留意すべきは、dAbは二次検出抗体によって検出不能であるので、抗IL4 dAb単独はこのアッセイでは試験せず、その代わりに、精製抗ヒトIL4 mAb(パスコリツマブ)を陽性対照として使用して、このアッセイ中のIL-4結合を実証したことである。(無関係な抗原に対する特異性を有する)アイソタイプ適合mAbも、このアッセイ中のIL-4との結合の陰性対照として含めた。
【0369】
2.2 抗IL4 mAb-抗IL13 dAbとIL-13およびIL-4の結合
mAbdAb上清を、(方法2に記載したのと同様に)直接結合ELISAにおけるヒトIL-4との結合に関して試験した。これらのデータは
図17に示す(いくつかのサンプルを調製し、二連で試験し、これはサンプル1およびサンプル2として注記した)。
【0370】
図17は、すべてのこれらのmAbdAbがIL-4と結合したことを示す。精製抗ヒトIL4 mAbのみ(パスコリツマブ)をこのアッセイ中に含めたが、アッセイ中で使用するためにこのmAbを希釈したとき誤差が生じたので、結合曲線は作製しなかった(パスコリツマブをすべての他の後のIL-4結合ELISA中で首尾よく使用した)。精製抗ヒトIL13 mAbを、IL-4結合の陰性対照として含めた。
【0371】
同じmAbdAb上清を、(方法1に記載したのと同様に)直接結合ELISAにおけるヒトIL-13との結合に関しても試験した。これらのデータは
図18に示す(いくつかのサンプルを調製し、二連で試験し、これはサンプル1およびサンプル2として注記した)。
【0372】
図18は、すべてのこれらの抗IL4 mAb-抗IL13 dAbがIL-13と結合したことを示す。精製抗ヒトIL13 mAb単独をこのアッセイ中に含めたが、アッセイ中で使用するためにこのmAbを希釈したとき誤差が生じたので、結合曲線は作製しなかった(精製抗ヒトIL13 mAbをすべての他の後のIL-13結合ELISA中で首尾よく使用した)。精製抗ヒトIL4 mAb(パスコリツマブ)をIL-13との結合の陰性対照として含めた。ここで留意すべきは、このdAbは二次検出抗体によって検出不能であるので、抗IL13 dAb単独(DOM10-53-474)はこのアッセイ中では試験しなかったことである。
【0373】
精製抗IL4 mAb-抗IL13 dAb、「PascoH-G4S-474」、「PascoH-474」、「PascoL-G4S-474」および「PascoHL-G4S-474」は、(方法2に記載したのと同様に)直接結合ELISAにおけるヒトIL-4との結合に関しても試験した。これらのデータは
図19に示す。
【0374】
これらの精製抗IL4 mAb-抗IL13 dAbはIL-4と結合した。これらのmAbdAbの結合活性は、精製抗ヒトIL4 mAb単独(パスコリツマブ)とほぼ同等(2倍以内)であった。(無関係な抗原に対する特異性を有する)アイソタイプ適合mAbも、このアッセイ中のIL-4との結合の陰性対照として含めた。
【0375】
これらの同じ精製抗IL4 mAb-抗IL13 dAb、PascoH-G4S-474、PascoH-474、PascoL-G4S-474およびPascoHL-G4S-474は、(方法1に記載したのと同様に)直接結合ELISAにおけるヒトIL-13との結合に関しても試験した。これらのデータは
図20Aに示す。
【0376】
これらの精製抗IL4 mAb-抗IL13 dAbはIL-13と結合した。(無関係な抗原に対する特異性を有する)アイソタイプ適合mAbも、このアッセイ中のIL-13との結合の陰性対照として含めた。ここで留意すべきは、dAbは二次検出抗体によって検出不能であるので、抗IL13 dAb単独(DOM10-53-474)はこのアッセイでは試験せず、その代わりに、抗ヒトIL13 mAbを陽性対照として使用して、このアッセイ中のIL-13結合を実証したことである。
【0377】
精製PascoH-474、PascoH-TVAAPS-474、PascoH-ASTKG-474およびPascoH-ELQLE-474は、方法17中に記載したのと同様に、直接結合ELISAにおけるカニクイザルIL-13との結合に関しても試験した(PascoH-474 GS除去およびPascoH-TVAAPS-474 GS除去もこのアッセイ中に含め、これらの分子の構築は実施例18に記載する)。代表的なデータを示すグラフは
図20Bに示す。
【0378】
精製PascoH-474、PascoH-TVAAPS-474、PascoH-ASTKG-474およびPascoH-ELQLE-474は、いずれもカニクイザルIL-13と結合した。精製抗ヒトIL4 mAb単独(パスコリツマブ)は、IL-13との結合の陰性対照としてこのアッセイ中に含めた。精製抗ヒトIL13 mAbは、カニクイザルIL-13との結合の陽性対照として含めた。ここで留意すべきは、dAbは二次検出抗体によって検出不能であるので、抗IL-13 dAb単独(DOM10-53-474)はこのアッセイでは試験せず、その代わりに、抗ヒトIL13 mAbを陽性対照として使用して、このアッセイ中のIL-13結合を実証したことである。
【0379】
実施例3
表面プラズモン共鳴(BIAcore(商標))によるmAbdAbとヒトIL-13およびヒトIL-4の結合
3.1 BIAcore(商標)による抗IL13 mAb-抗IL4 dAbとIL-13およびIL-4の結合
mAbdAb(CHO細胞上清中、セクション1.5中に記載したのと同様に調製)を、(方法4に記載したのと同様に)25℃でBIAcore(商標)を使用してヒトIL-13との結合に関して試験した。このデータセット用に、2つのIL-13濃度曲線(100nMおよび1nM)を評価し、(およそ)1000と1300の間の相対的な応答捕捉レベルをそれぞれのmAbdAb構築物に関して得た。使用した限られた数の濃度のIL-13のため、生成したデータは正確な反応速度測定より構築物をランク付けするのにより適している。これらのデータは表6に示す。
【表6】
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【0380】
すべてのこれらの抗IL13 mAb-抗IL4 dAbは、精製抗ヒトIL13 mAb単独の結合親和性とほぼ同等であった、類似した結合親和性でIL-13と結合した。これらのデータは、抗IL13 mAbの重鎖へのリンカーおよび/または抗IL4 dAbの付加は、これらのmAbdAb構築物内のmAb成分のIL-13結合親和性に影響を与えなかったことを示唆した。
【0381】
これらのmAbdAbは、(方法5に記載したのと同様に)25℃でBIAcore(商標)を使用してヒトIL-4との結合に関しても試験した。これらのデータは表7に示す。このデータセット用に、4つのIL-4濃度曲線(512、128、32および8nM)を評価し、試験したそれぞれのmAbdAbに関するおよその相対的な応答捕捉レベルをこの表中に示す。ここで留意すべきは、dAbはプロテインAまたは抗ヒトIgGコーティングCM5チップにおいて捕捉することができないので、抗IL-4dAb単独はこのアッセイでは試験せず、その代わりに、抗ヒトIL4 mAb(パスコリツマブ)をこのアッセイ中のIL-4結合を実証するための陽性対照として使用したことである。
【表7】
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【0382】
前述のデータセットの一部に関して注意すべき点が観察された。いくつかのデータセットに関して乏しい曲線フィッティングを観察し(
*)、これらのデータに関して決定した実際の結合親和性の値は、したがって注意深く処理しなければならない。いくつかの曲線に関して陽性解離が見られ(
**)、これらのデータに関して決定した実際の結合親和性の値は、したがって注意深く処理しなければならない。さらに、これらのmAbdAbとIL-4の非常に強い結合のために、BIAcore(商標)はDOM9-112-210dAbを含有するすべてのmAbdAb構築物に関するオンおよびオフレートを決定することができなかった(すなわち、十分な感度がなかった)。IL-4に対するこれらのmAbdAbの結合反応速度の決定は、観察した陽性解離効果によってさらに妨げられた。これらのデータは
図21に示す。
【0383】
類似したデータを別の実験で得た。これらのデータは
図22に示す。
【0384】
これら2つの独立したデータセットは、すべての抗IL13 mAb-抗IL4 dAbはIL-4と結合したが、抗IL4 dAbと抗IL13 mAb重鎖を連結するために使用したリンカーに応じて結合親和性が変わったことを示した。この実験では、リンカーの存在は、mAbdAb形式で(重鎖上に存在するとき)抗IL4 dAb成分のIL-4に対する結合親和性を高めることが分かった。例えば、TVAAPSまたはELQLEESCAEAQDGELDGリンカーを有する分子は、より強力な結合物質であるようである。mAbdAb構築物中に抗IL4 dAbが存在しなかったとき、IL-4との結合は観察されなかった。これらのmAbdAbのDOM9-112-210成分は非常に強く結合し、したがってオフレートはBIAcore(商標)を使用して決定するのに小さすぎるという事実のため、IL-4に対する586-リンカー-210mAbdAbの結合親和性を測定することはできなかった。
【0385】
精製抗IL13 mAb-抗IL4 dAbは、(方法4および5に記載したのと同様に)25℃でBIAcore(商標)を使用してヒトIL-13およびヒトIL-4との結合に関しても試験した。これらのデータは表8に示す。
【表8】
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【0386】
586H-TVAAPS-25、586H-TVAAPS-154および586H-TVAAPS-210はいずれも類似した結合親和性でIL-13と結合し、これは精製抗ヒトIL13 mAb単独の結合親和性とほぼ同等であった。586H-TVAAPS-25、586H-TVAAPS-154および586H-TVAAPS-210はいずれもIL-4と結合した。このmAbdAbのDOM9-112-210成分は非常に強く結合し、したがってオフレートはBIAcore(商標)を使用して決定するのに小さすぎたという事実のため、IL-4に対する586-TVAAPS-210の結合親和性を測定することはできなかった。ここで留意すべきは、dAbはプロテインAまたは抗ヒトIgGコーティングCM5チップにおいて捕捉することができないので、抗IL-4dAb単独(DOM9-155-25、DOM9-155-154およびDOM9-112-210)はこのアッセイ形式では試験せず、その代わりに、抗ヒトIL4 mAb(パスコリツマブ)をこのアッセイ中のIL-4結合を実証するための陽性対照として使用したことである。
【0387】
3.2 BIAcore(商標)による抗IL4 mAb-抗IL13 dAbとIL-4およびIL-13の結合
mAbdAb(CHO細胞上清中、セクション1.5中に記載したのと同様に調製)を、(方法5に記載したのと同様に)25℃でBIAcore(商標)を使用してヒトIL-4との結合に関して試験した。これらのデータは表9に示す(いくつかのサンプルを二連で調製および試験し、これはサンプル1およびサンプル2として注記した)。このデータセット用に、4つのIL-4濃度曲線(100nM、10nM、1nMおよび0.lnM)を評価し、試験したそれぞれのmAbdAbに関するおよその相対的な応答捕捉レベルをこの表中に示す。(無関係な抗原に対する特異性を有する)アイソタイプ適合mAbも、このアッセイ中のIL-4との結合の陰性対照として含めた。
【表9】
[この文献は図面を表示できません]
【0388】
試験した抗IL4 mAb-抗IL13 dAbのすべてが類似した結合親和性でIL-4と結合し、これは抗ヒトIL4 mAb単独(パスコリツマブ)の結合親和性とほぼ同等であった。PascoL-EPKSC-474は、パスコリツマブより約2倍弱くIL-4と結合した。これらのデータは、パスコリツマブの重鎖または軽鎖のいずれかへのリンカーおよび抗IL13 dAbの付加は、mAbdAb構築物内のmAb成分のIL-4結合親和性に影響を与えなかったことを示唆した。
【0389】
これらのmAbdAbは、(方法4に記載したのと同様に)25℃でBIAcore(商標)を使用してヒトIL-13との結合に関しても試験した。これらのデータは表10に示す(いくつかのサンプルを二連で調製および試験し、これはサンプル1およびサンプル2として注記した)。このデータセット用に、4つのIL-13濃度曲線(128nM、32nM、8nMおよび2nM)を評価し、試験したそれぞれのmAbdAbに関するおよその相対的な応答捕捉レベルをこの表中に示す。
【表10】
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【0390】
実験2で試験した構築物に関する結合親和性データは
図23にも示す。
【0391】
すべての抗IL4 mAb-抗IL13 dAbがIL-13と結合した。大抵の場合、リンカーの存在は、抗IL4 mAbの重鎖上に存在したとき、抗IL13 dAb成分のIL-13に対する結合親和性は高めなかったようである。しかしながら、リンカーの存在は、抗IL4 mAbの軽鎖上に存在したとき、抗IL13 dAb成分のIL-13に対する結合親和性を高めたようである。PascoL-TVAAPS-474は、この実験中で最も強いIL-13結合親和性を有していたようである。
【0392】
ここで留意すべきは、dAbはプロテインAまたは抗ヒトIgGコーティングCM5チップにおいて捕捉することができないので、抗IL-13dAb単独(DOM10-53-474)はこのアッセイでは試験せず、その代わりに、精製ヒト抗IL13 mAbをこのアッセイ中のIL-13結合を実証するための陽性対照として使用したことである。(無関係な抗原に対する特異性を有する)アイソタイプ適合mAbも、このアッセイ中のIL-13との結合の陰性対照として含めた。
【0393】
精製抗IL4 mAb-抗IL13 dAbは、(方法4および5に記載したのと同様に)25℃でBIAcore(商標)を使用してヒトIL-4およびヒトIL-13との結合に関しても試験した。これらのデータは表11に示す。
【表11】
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【0394】
この実験では、PascoH-G4S-474、PascoH-474、PascoL-G4S-474およびPascoHL-G4S-474はいずれも類似した結合親和性でIL-4と結合し、これは抗ヒトIL4 mAb単独(パスコリツマブ)の結合親和性とほぼ同等であった。これらはすべてIL-13とも結合した。ここで留意すべきは、dAbはプロテインAまたは抗ヒトIgGコーティングCM5チップにおいて捕捉することができないので、抗IL-13dAb単独(DOM10-53-474)はこのアッセイでは試験せず、その代わりに、抗ヒトIL13 mAbをこのアッセイ中のIL-13結合を実証するための陽性対照として使用したことである。
【0395】
3.3 BIAcore(商標)を使用したIL-13およびIL-4と抗IL4 mAb-抗IL13 dAbの結合の化学量論値
精製抗IL4 mAb-抗IL13 dAbは、(方法7に記載したのと同様に)BIAcore(商標)を使用してIL-13およびIL-4に関する結合の化学量論値に関して評価した。これらのデータは表12に示す。
【表12】
[この文献は図面を表示できません]
【0396】
PascoH-G4S-474、PascoH-474およびPascoL-G4S-474は、IL-13の約2個の分子およびIL-4の2個の分子と結合することができた。PascoHL-G4S-474は、IL-4の約2個の分子およびIL-13の約4個の分子と結合することができた。これらのデータは、試験した構築物は、予想数のIL-13またはIL-4分子によって完全に占められる可能性があることを示した。
【0397】
実施例4
IL-13およびIL-4バイオアッセイにおけるmAbdAbの中和効力
4.1 抗IL13 mAb-抗IL4 dAb
精製抗IL13 mAb-抗IL4 dAbを、(方法8に記載したのと同様に)TF-1細胞バイオアッセイにおけるヒトIL-13の中和に関して試験した。これらのデータは
図24に示す。
【0398】
精製抗IL13 mAb-抗IL4 dAb、586H-TVAAPS-25、586H-TVAAPS-154および586H-TVAAPS-210は、TF-1細胞バイオアッセイにおいてIL-13の生物活性を完全に中和した。これらのmAbdAbの中和効力は、精製抗ヒトIL-13 mAb単独の2倍以内であった。精製抗ヒトIL-4mAb(パスコリツマブ)および精製抗IL-4dAb(DOM9-155-25、DOM9-155-154またはDOM9-112-210)は、このアッセイ中のIL-13の中和に関する陰性対照として含めた。
【0399】
精製抗IL13 mAb-抗IL4 dAb、586H-TVAAPS-25、586H-TVAAPS-154および586H-TVAAPS-210は、(方法9に記載したのと同様に)TF-1細胞バイオアッセイにおけるヒトIL-4の中和に関しても試験した。これらのデータは
図25に示す。
【0400】
586H-TVAAPS-210は、このTF-1細胞バイオアッセイにおいてIL-4の生物活性を完全に中和した。このmAbdAbの中和効力は、精製抗ヒトIL-4dAb単独(DOM9-112-210)の2倍以内であった。586H-TVAAPS-25および586H-TVAAPS-154はIL-4の生物活性を中和せず、これは精製抗ヒトIL-4dAb単独(DOM9-155-25およびDOM9-155-154)と対照的であった。BIAcore(商標)によって実証したように、精製586H-TVAAPS-25および586H-TVAAPS-154は、IL-4に対して(それぞれ)1.1nMおよび0.49nMの結合親和性を有していた。IL-4はIL-4受容体と非常に強く結合し(約50pMの結合親和性が文献刊行物中で報告されている)、したがって、586H-TVAAPS-25または586H-TVAAPS-154の両方がTF-1細胞バイオアッセイにおいてIL-4の生物活性を効率よく中和することができなかったという観察結果は、IL-4受容体に対するIL-4の効力と比較した、IL-4に対するこれらのmAbdAbの相対的に低い親和性の結果である可能性がある。
【0401】
精製抗ヒトIL-4mAb(パスコリツマブ)は、このバイオアッセイ中のIL-4の中和に関する陽性対照として含めた。精製抗ヒトIL-13 mAbは、このバイオアッセイ中のIL-4の中和に関する陰性対照として含めた。
【0402】
4.2 抗IL4 mAb-抗IL13 dAb
精製抗IL4 mAb-抗IL13 dAb、PascoH-G4S-474、PascoH-474、PascoL-G4S-474およびPascoHL-G4S-474は、(方法9に記載したのと同様に)TF-1細胞バイオアッセイにおけるヒトIL-4の中和に関して試験した。これらのデータは
図26に示す。
【0403】
精製抗IL4 mAb-抗IL13 dAb、PascoH-G4S-474、PascoH-474、PascoL-G4S-474およびPascoHL-G4S-474は、TF-1細胞バイオアッセイにおいてIL-4の生物活性を完全に中和した。これらのmAbdAbの中和効力は、精製抗ヒトIL-4mAb(パスコリツマブ)のそれとほぼ同等であった。精製抗ヒトIL-13 mAb、精製DOM10-53-474dAb、および無関係な抗原に対する特異性を有するdAb(陰性対照dAb)も、このバイオアッセイ中のIL-4の中和に関する陰性対照として含めた。
【0404】
精製抗IL4 mAb-抗IL13 dAb、PascoH-G4S-474、PascoH-474、PascoL-G4S-474およびPascoHL-G4S-474は、(方法8に記載したのと同様に)TF-1細胞バイオアッセイにおけるヒトIL-13の中和に関して試験した。これらのデータは
図27に示す。
【0405】
精製抗IL4 mAb-抗IL13 dAb、PascoH-G4S-474、PascoH-474、PascoL-G4S-474およびPascoHL-G4S-474は、TF-1細胞バイオアッセイにおいてIL-13の生物活性を完全に中和した。これらのmAbdAbの中和効力は、精製抗IL13 dAb単独(DOM10-53-474)の3倍以内であった。精製抗ヒトIL-13 mAbも、このバイオアッセイ中のIL-13の中和に関する陽性対照として含めた。無関係な抗原に対する特異性を有するdAb(陰性対照dAb)および精製抗ヒトIL-4mAb単独(パスコリツマブ)も、このバイオアッセイ中のIL-4の中和に関する陰性対照として含めた。
【0406】
精製抗IL4 mAb-抗IL13 dAb、PascoH-G4S-474、PascoH-474、PascoL-G4S-474およびPascoHL-G4S-474は、(方法10に記載したのと同様に)二重中和TF-1細胞バイオアッセイにおけるヒトIL-4とヒトIL-13の同時中和に関しても試験した。これらのデータは
図28に示す。
【0407】
精製抗IL4 mAb-抗IL13 dAb、PascoH-G4S-474、PascoH-474、Pasco-L-G4S-474およびPascoHL-G4S-474は、二重中和TF-1細胞バイオアッセイにおいてIL-4とIL-13の両方の生物活性を完全に中和した。これらのmAbdAbの中和効力は、精製抗ヒトIL-4mAb(パスコリツマブ)と精製抗IL13 dAb(DOM10-53-474)の組合せのそれとほぼ同等であった。(陰性対照として含めた)精製抗ヒトIL-13 mAb単独、精製抗ヒトIL-4mAb単独(パスコリツマブ)および精製抗IL13 dAb(DOM10-53-474)単独は、この二重IL-4およびIL-13中和バイオアッセイにおいてIL-4とIL-13の両方の生物活性を完全には中和しなかった。
【0408】
実施例5
dAbのSEC-MALLS分析
抗原特異的dAbを、SEC-MALLS(サイズ排除クロマトグラフィー-マルチアングルレーザー光散乱測定)によりそれらの溶液中状態によって特徴付け、結果は表13に示す。DOM10-53-474、dAbは溶液中にモノマーとして存在し、一方すべてのDOM9 dAb(DOM9-112-210、DOM9-155-25、DOM9-155-147およびDOM9-155-154)は安定した二量体(およびいくつかの場合は四量体)を形成することができる。
【0409】
5.1. タンパク質の調製
サンプルを精製し、適切なバッファー、例えばPBSに透析した。透析後にサンプルを濾過し、濃度を決定した(0.43mg/mlのDOM-155-25)、(1.35mg/mlのDOM9-155-147)および1.4mg/mlのDOM9-155-159)。DOM10-53-474およびDOM9-112-210は1mg/mlに調節した。
BSAはSigmaから購入し、さらに精製せず使用した。
【0410】
5.2. サイズ排除クロマトグラフィーおよび検出器設定
オートサンプラー(SIL-20A)およびSPD-20A Prominence UV/Vis検出器を有するShimadzu LC-20AD Prominence HPLCシステムを、Wyatt Mini Dawn Treos(MALLS、マルチアングルレーザー光散乱検出器)およびWyatt Optilab rEX DRI(示差屈折率)検出器に接続した。検出器は以下の順: LS-UV-RIで接続した。RIとLS装置の両方を488nmの波長で操作した。いずれもpH7.4での50mMリン酸バッファー(塩なし)、または1×PBSの移動相を有する、TSK2000(Tosoh corporation))カラムを使用した(シリカ系HPLCカラム)。使用した流速は0.5または1ml/分であり、作業の時間を調節して異なる流速を反映し(45分または23分)、分子の分離に対して有意な影響を有するとは予想しなかった。タンパク質はバッファー中で1mg/mlの濃度に調製し、注入体積は100ulであった。
【0411】
5.3. 検出器キャリブレーション
光散乱検出器を、製造者の説明書に従いトルエンを用いて調整した。
【0412】
5.4. BSAを用いた検出器キャリブレーション
UV検出器アウトプットおよびRI検出器アウトプットを、全3個の検出器からのシグナルをWyatt ASTRAソフトウェアで同時に回収することが可能であるように、光散乱測定装置に接続した。PBSの移動相中へのBSAの数回の注入(1ml/分)は、Tosoh TSK2000カラムならびにWyattソフトウェアによって回収したUV、LSおよびRIシグナルで実施する。次いでASTRAソフトウェアを使用して痕跡を分析し、シグナルは正常アラインメント化し、製造者の説明書に従いバンド拡大を補正する。次いでキャリブレーション定数を平均化し、後のサンプル実験に使用する鋳型にインプットする。
【0413】
5.5. 絶対的モル質量の計算
100ulのそれぞれのサンプルを適切な予め平衡化したカラムに注入した。
【0414】
SECカラム後、サンプルは3つのオンライン検出器-UV、MALLS(マルチアングルレーザー光散乱)およびDRI(示差屈折率)を通過し、絶対的モル質量の決定が可能となる。カラムで行う希釈は約10倍であり、溶液中状態の濃度を必要に応じて決定した。
【0415】
バッチサンプル形式で実施されることが多いASTRA中の計算およびZimmプロット技法の原理は、Zimm[J.Chem.Phys.16、1093〜1099(1948)]からの等式である:
【数1】
[この文献は図面を表示できません]
【0416】
上式で
・cは溶媒中の溶質分子の質量濃度(g/mL)であり、
・Mは重量平均モル質量(g/mol)であり、
・A
2は第2ビリアル係数(mol mL/g
2)であり、
・K
*=4p
2n
02(dn/dc)
2l
0-4N
A-1は光学定数であり、n
0は入射放射線(真空)波長における溶媒の屈折率であり、l
0はナノメートルで表した入射放射線(真空)波長であり、N
Aは6.022×10
23mol
-1に等しいアボガドロ数であり、かつdn/dcはmL/gで表した溶質濃度の変化に対する溶媒-溶質溶液の示差屈折率の増加であり(この因子はdRI検出器を使用して別個に測定しなければならない)、
・P(q)は、
【数2】
[この文献は図面を表示できません]
【0417】
にほぼ等しい理論的に導いた形状因子であり、かつ<r
2>は平均二乗半径である。P(q)は分子のz-平均サイズ、形状、および構造の関数である。
・R
qは過剰なレイリー比(cm
-1)である。
【0418】
この等式は垂直に偏光した入射光を想定し、次数c
2に有効である。
【0419】
R
q/K
*c vs.sin
2(q/2)に適合するZimm適合法で計算を実施するために、本発明者らは等式1の一次数cの逆数を展開する必要がある:
R
q/K
*c vs.sin2(q/2)に適合するZimm適合法で計算を実施するために、本発明者らは等式1の一次数cの逆数を展開する必要がある:
【数3】
[この文献は図面を表示できません]
【0420】
この場合の適切な結果は
【数4】
[この文献は図面を表示できません]
【0421】
および
【数5】
[この文献は図面を表示できません]
【0422】
上式で
【数6】
[この文献は図面を表示できません]
【0423】
である。
【0424】
計算はASTRAソフトウェアによって自動的に実施し、それぞれの部分に関して決定したモル質量とのプロットをもたらす[Astraマニュアル]。
【0425】
クロマトグラムで観察したそれぞれのピークに関するプロットから得たモル質量を、一単位のタンパク質の予想分子質量と比較した。これは、タンパク質の溶液中状態に関する結論を出す根拠を与える。代表的なデータは表13に示す。
【表13】
[この文献は図面を表示できません]
【0426】
DOM10-53-474
溶液中でのモノマー状態を示す約14kDaとして定義した平均モル質量を有する単一ピークを
図29に示す。
【0427】
DOM9-112-210
溶液中での二量体状態を示す30kDaとして定義したモル質量を有する単一ピークを
図30に示す。
【0428】
DOM9-155-25
美しい対称ピーク、ただしバッファーフロントで実施。ピークの中央部分をモル質量の決定に使用した(全3個のシグナルの重複に関しては以下の図参照)。モル質量は二量体dAbを表す28kDaであり、
図31に示す。全3個のシグナルの重ね合わせ(
図32)。
【0429】
DOM9-155-147
主要ピークはピークの右部分において26kDaのモル質量に割り当て、ピークの左部分において53kDaまで急激に増大する。このピークは、迅速平衡中の二量体およびごくわずかな四量体を表す可能性が最も高い。7.6分で溶出したはるかに小さなピークは、51kDaのモル質量を有する四量体タンパク質を表す(
図33)。
【0430】
DOM9-155-159
約28kDaで割り当てた平均モル質量を有する1つの対称ピークとして現れたタンパク質は、溶液中で二量体状態を示す(
図34)。
【0431】
SEC-MALLSによるMW割り当ての対照:BSA
前述のそれぞれの実験に関する各BSAの実施は、予想MW、例えば67および145kDa(モノマーおよび二量体)のモル質量を有する2ピークをもたらした(
図35)。
【0432】
実施例6
三重特異性mAbdAbの作製
アセンブリーPCRによってVHおよびVL配列を作製し次いでそれらを既存のmAbdAb発現ベクターにクローニングすること、または発現時に三重特異性mAbdAbが重鎖と軽鎖の両方のC末端と結合したdAbを有するように、mAb発現ベクターから既存のmAbdAb発現ベクターに既存のVHおよびVL領域をサブクローニングすることのいずれかによって、三重特異性mAb-dAbを構築した。
【0433】
リンカー配列を使用してドメイン抗体を重鎖CH3または軽鎖CKに接合した。三重特異性mAbdAb分子の略図は
図36に示す(mAb重鎖は灰色で描き、mAb軽鎖は白色で描き、dAbは黒色で描く)。
【0434】
三重特異性mAbdAb重鎖(上図)および三重特異性mAbdAb軽鎖(下図)の構築を示す略図を以下に示す。
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
【0435】
重鎖に関して、用語「V
H」はモノクローナル抗体可変重鎖配列であり、「CH1、CH2およびCH3」はヒトIgG1重鎖定常領域配列であり、「リンカー」は使用した特異的リンカー領域の配列であり、「dAb」はドメイン抗体配列である。軽鎖に関しては、用語「V
L」はモノクローナル抗体可変軽鎖配列であり、「Cκ」はヒト軽鎖定常領域配列であり、「リンカー」は使用した特異的リンカー領域の配列であり、「dAb」はドメイン抗体配列である。
【0436】
(配列番号64で示すような)哺乳動物アミノ酸シグナル配列をこれらの構築物の作製において使用した。
【0437】
6.1 三重特異性抗ILI8mAb-抗IL4 dAb-抗IL13 dAb
(IL18 mAb-210-474としても知られる)三重特異性抗IL18 mAb-抗IL4 dAb-抗IL13 dAbを、抗ヒトIL-4ドメイン抗体(DOM9-112-210)をコードする配列を重鎖をコードする配列に、および抗IL13ドメイン抗体(DOM10-53-474)をコードする配列を抗ヒトIL-18ヒト化モノクローナル抗体の軽鎖をコードする配列に移植することによって構築した。G4Sリンカーを使用して抗IL4ドメイン抗体をモノクローナル抗体の重鎖に連結した。G4Sリンカーをさらに使用して、抗IL13ドメイン抗体をモノクローナル抗体の軽鎖に連結した。
【0438】
IL18 mAb-210-474はCHOK1細胞上清中で一時的に発現され、かつ細胞上清のIL18 mAb-210-474の定量化後、複数のIL-18、IL-4およびIL-13結合アッセイにおいて分析した。
【表14】
[この文献は図面を表示できません]
【0439】
6.2 三重特異性抗IL5 mAb-抗IL4 dAb-抗IL13 dAb
(Mepo-210-474としても知られる)三重特異性抗IL5 mAb-抗IL4 dAb-抗IL13 dAbを、抗ヒトIL-4ドメイン抗体DOM9-112-210をコードする配列(配列番号4)を抗ヒトIL-5ヒト化モノクローナル抗体の重鎖をコードする配列(配列番号65)に移植することによって、および抗IL13ドメイン抗体DOM10-53-474をコードする配列(配列番号5)を抗ヒトIL-5ヒト化モノクローナル抗体の軽鎖をコードする配列(配列番号66)に移植することによって構築した。G4Sリンカーを使用して抗IL4ドメイン抗体をモノクローナル抗体の重鎖に連結した。G4Sリンカーをさらに使用して、抗IL13ドメイン抗体をモノクローナル抗体の軽鎖に連結した。
【0440】
このmAbdAbはCHOK1およびHEK293-6E細胞上清中で一時的に発現され、かつ細胞上清における定量化後、複数のIL-4、IL-5およびIL-13結合アッセイにおいて分析した。
【表15】
[この文献は図面を表示できません]
【0441】
6.3 モノクローナル抗体、ドメイン抗体およびリンカーの配列
三重特異性mAbdAbを作製するために使用した(または以下の例証中で対照試薬として使用した)モノクローナル抗体、ドメイン抗体およびリンカーに関する配列を以下の表14に示す。
【表16】
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【0442】
成熟ヒトIL-4アミノ酸配列(シグナル配列なし)は配列番号62として示す。
【0443】
成熟ヒトIL-13アミノ酸配列(シグナル配列なし)は配列番号63として示す。
【0444】
6.4 三重特異性mAbdAbの発現および精製
三重特異性mAbdAb分子をコードするDNA配列を、標準的な分子生物学の技法を使用して哺乳動物発現ベクター(RIn、RIdまたはpTT)にクローニングした。三重特異性mAbdAb発現構築物はCHOK1またはHEK293-6E細胞の一方または両方に一時的にトランスフェクトし、小規模(3mls〜150mls)で発現させた。三重特異性mAbdAbを作製するために使用した発現手順は、モノクローナル抗体を発現させるために通常使用される手順と同じであった。
【0445】
いくつかの構築物は固定化プロテインAカラムを使用して精製し、280nmで吸光度を読み取ることによって定量化した。
【0446】
実施例7
ELISAによる三重特異性mAbdAbとヒトIL-4、ヒトIL-13およびヒトIL-18の結合
7.1 ELISAによるIL-l8 mAb-210-474とIL-4、IL-13およびIL-18の結合
実施例6に記載したのと同様に調製した三重特異性mAbdAbIL18 mAb-210-474(上清)(配列番号69および70)を、(方法1、2および3に記載したのと同様に)直接結合ELISAにおいてヒトIL-18、ヒトIL-13およびヒトIL-4との結合に関して試験し、これらのデータはそれぞれ
図37、38および39に示す(IL18 mAb-210-474を調製し、数回試験し、これはサンプル1、サンプル2、サンプル3などとして図中に注記した)。
【0447】
これらの図は、ELISAによりIL-l8mAb-210-474とIL-4、IL-13およびIL-18が結合したことを示す。精製抗ヒトIL18 mAbは、IL-18結合の陽性対照としてIL-18結合ELISA中に含めた。dAbは二次検出抗体によって検出不能であるので、抗IL-4dAb(DOM9-112-210)はIL-4結合ELISAでは試験せず、その代わりに、精製抗ヒトIL4 mAb(パスコリツマブ)を陽性対照として使用して、このELISA中のIL-4結合を実証した。このdAbは二次検出抗体によって検出不能であるので、抗IL-13dAb(DOM10-53-474)はIL-13結合ELISAでは試験せず、その代わりに、精製抗ヒトIL-13 mAbをこのELISA中のIL-13結合を実証するための陽性対照として含めた。これらの図中に示すように、無関係な抗原に対する陰性対照mAbをそれぞれの結合ELISA中に含めた。
【0448】
それぞれのELISA中で、IL18 mAb-210-474サンプル5の結合曲線は他のIL18 mAb-210-474サンプルの結合曲線と離れている。この理由は分からないが、しかしながら、この特定のIL18 mAb-210-474サンプル5のヒトIgG定量化ELISAにおける定量化の問題に原因がある可能性がある。
【0449】
7.2 ELISAによるMepo-210-474とIL-4およびIL-13の結合
セクション1に記載したのと同様に調製した三重特異性mAbdAbMepo-210-474(上清)(配列番号71および72)を、(それぞれ方法1および2に記載したのと同様に)直接結合ELISAにおいてヒトIL-13およびヒトIL-4との結合に関して試験し、これらのデータはそれぞれ
図40および41に示す(Mepo-210-474を調製し、四連で試験し、これはサンプル1、サンプル2、サンプル3およびサンプル4として図中に注記した)。
【0450】
これらの図は、ELISAによりMepo-210-474とIL-4およびIL-13が結合したことを示す。このdAbは二次検出抗体によって検出不能であるので、抗IL-4dAb(DOM9-112-210)はIL-4結合ELISAでは試験せず、その代わりに、精製抗ヒトIL4 mAb(パスコリツマブ)を陽性対照として使用して、このELISA中のIL-4結合を実証した。このdAbは二次検出抗体によって検出不能であるので、抗IL-13dAb(DOM10-53-474)はこのIL-13結合ELISAでは試験せず、その代わりに、精製抗ヒトIL-13 mAbをこのELISA中のIL-13結合を実証するための陽性対照として含めた。
図40および41に示すように、無関係な抗原に対する陰性対照mAbsをそれぞれの結合ELISA中に含めた。
【0451】
Mepo-210-474サンプル1およびサンプル2を1つの一時的トランスフェクション実験中で調製し、Mepo-210-474サンプル3およびサンプル4は他の別個の一時的トランスフェクション実験中で調製した。全4個のサンプルが、IL-13およびIL-4結合ELISAにおいてIL-13およびIL-4と結合した。しかしながら、サンプル1および2とサンプル3および4の異なる結合プロファイルに関する理由は分からないが、それぞれのトランスフェクション実験中で作製したmAbdAb(上清中)の質の違いを反映する可能性がある。
【0452】
実施例8
表面プラズモン共鳴(BIAcore(商標))による三重特異性mAbdAbとヒトIL-4、ヒトIL-5、ヒトIL-13およびヒトIL-18の結合
8.1 BIAcore(商標)によるIL-18mAb-210-474とIL-4、IL-13およびIL-18の結合
実施例6.1に記載したのと同様に調製した三重特異性mAbdAbIL18Ab-210-474(上清)(配列番号69および70)を、(それぞれ方法4、5および6に記載したのと同様に)25℃でBIAcore(商標)を使用してヒトIL-4、ヒトIL-13およびヒトIL-18との結合に関して試験した。応答捕捉レベルは約400〜850応答単位の範囲内であった。それぞれのアナライトの3種類の濃度を試験した(256、32および4nM)。生成したデータは表15に示す(サンプルを調製し、三連で試験し、これはサンプル1、サンプル2、およびサンプル3として注記した)。
【表17】
[この文献は図面を表示できません]
【0453】
BIAcore(商標)を使用して三重特異性mAbdabはIL-4、IL-13およびIL-18と結合した。IL-18に対するmAbdAbの結合親和性は、IL-18結合の陽性対照としてmAbdabの結合親和性と直接比較するためにこのアッセイ中に含めた、精製抗ヒトIL18 mAb単独のそれとほぼ同等であった。この三重特異性mAbdAbのDOM9-112-210成分はIL-4と非常に強く結合し、したがってオフレートはBIAcore(商標)を使用して決定するのに小さすぎたという事実のため、IL-4に対するmAbdabの絶対的結合親和性を測定することはできなかった。このdAbはプロテインAまたは抗ヒトIgGコーティングCM5チップにおいて捕捉することができないので、抗IL-4 dAb単独(DOM9-112-210)はこのアッセイでは試験せず、その代わりに、抗ヒトIL4 mAb(パスコリツマブ)をこのアッセイ中のIL-4結合を実証するための陽性対照として含めた。このdAbはプロテインAまたは抗ヒトIgGコーティングCM5チップにおいて捕捉することができないので、抗IL-13 dAb単独(DOM10-53-474)はこのアッセイでは試験せず、その代わりに、抗ヒトIL13 mAbをこのアッセイ中のIL-13結合を実証するための陽性対照として含めた。
【0454】
8.2 BIAcore(商標)によるMepo-210-474とIL-4、IL-5およびIL-13の結合
実施例6.2中に記載したのと同様に調製した三重特異性mAbdAbMepo-210-474(上清)(配列番号71および72)を、(それぞれ方法5、11および4に記載したのと同様に)25℃でBIAcore(商標)を使用してヒトIL-4、ヒトIL-5およびヒトIL-13との結合に関して試験した。応答捕捉レベルは約550〜900応答単位の範囲内であった。IL-4およびIL-13結合に関して、各アナライトの5つの濃度を試験した(256、64、16、4および1nM)。IL-5結合に関して、各アナライトの4つの濃度を試験した(64、16、4および1nM)。生成したデータは表16に示す。
【表18】
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【0455】
BIAcore(商標)を使用してMepo-210-474はIL-4、IL-5およびIL-13と結合した。IL-5に対するMepo-210-474の結合親和性は、IL-5結合の陽性対照としてMepo-210-474の結合親和性と直接比較するためにこのアッセイ中に含めた、精製抗ヒトIL5 mAb(メポリズマブ)単独のそれとほぼ同等であった。この三重特異性mAbdAbのDOM9-112-210成分はIL-4と非常に強く結合し、したがってオフレートはBIAcore(商標)を使用して決定するのに小さすぎたという事実のため、IL-4に対するMepo-210-474の絶対的結合親和性を測定することはできなかった。このdAbはプロテインAまたは抗ヒトIgGコーティングCM5チップにおいて捕捉することができないので、抗IL4 dAb単独(DOM9-112-210)はこのアッセイでは試験せず、その代わりに、抗ヒトIL4 mAb(パスコリツマブ)をこのアッセイ中のIL-4結合を実証するための陽性対照として含めた。このdAbはプロテインAまたは抗ヒトIgGコーティングCM5チップにおいて捕捉することができないので、抗IL-13 dAb単独(DOM10-53-474)はこのアッセイでは試験せず、その代わりに、抗ヒトIL13 mAbをこのアッセイ中のIL-13結合を実証するための陽性対照として含めた。
【0456】
実施例9
化学量論
9.1 BIAcore(商標)を使用したIL-4、IL-13およびIL-18とIL-18mAb-210-474の結合の化学量論値
IL18 mAb-210-474(CHO細胞上清中、セクション1に記載したのと同様に調製した)(配列番号69および70)を、(方法7に記載したのと同様に)BIAcore(商標)を使用したIL-4、IL-13およびIL-18の結合の化学量論値に関して評価した。これらのデータは表17に示す(R-maxは飽和結合応答性であり、方法7に与えた式の通り、これは化学量論値を計算するのに必要とされる)。それぞれのサイトカインの濃度は500nMであった。注入部位は、それぞれのサイトカインを加えた順序を指す。
【表19】
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【0457】
化学量論値データは、IL18 mAb-210-474はIL-18の約2個の分子、IL-13の2個の分子およびIL-4の1分子のみと結合したことを示した。抗IL4 dAb単独(DOM9-112-210)は溶液状態で二量体であることが知られており、IL-4の1分子のみと結合することができる。したがって、IL18 mAb-210-474はIL-4の1分子のみと結合すると予想される。これらのデータは、試験した分子は、予想数のIL-18、IL-13およびIL-4分子によって完全に占められる可能性があることを示した。化学量論値データは、サイトカインの捕捉の順序はサイトカインの添加の順序とは無関係であるらしいことも示した。
【0458】
実施例10
10.1 二重標的化抗TNF/抗EGFR mAbdAbの作製
この二重標的化mAbdAbは、mAb重鎖のC末端とdAbの融合によって構築した。抗TNF mAb重鎖および軽鎖発現カセットを事前に構築した。クローニングに使用した制限部位を以下に示す(
図42)。
【0459】
重鎖中のdAb挿入用の制限部位を導入するために、部位特異的突然変異誘発を使用し、鋳型としてmAb重鎖発現ベクターを使用してSalIおよびHindIIIクローニング部位を作製した。次いで、抗EGFR dAb(DOM16-39-542)をコードするDNAをPCRによって(SalIおよびHindIII末端をコードするプライマーを使用して)増幅し、修飾3'コード領域中に挿入し、mAbとdAbの間に「STG」(セリン、スレオニン、グリシン)のリンカーをもたらした。
【0460】
それぞれ軽鎖および重鎖の配列を確認したクローン(配列番号170および169)を選択し、製造者のプロトコルに従いQiagen Mega Prepキットを使用して大規模調製した。軽鎖と重鎖(配列番号73および74)の共トランスフェクションにより一過性トランスフェクション技法を使用して、哺乳動物細胞HEK293-6E細胞中でmAbdAbを発現させた。
【0461】
10.2 二重標的化抗TNF/抗EGFR mAbdAbの精製およびSEC分析
抗TNF/抗EGFR mAbdAbを、確立したプロトコルに従いプロテインA親和性クロマトグラフィーを使用して浄化した発現上清から精製した。精製サンプルの濃度は、280nmでの吸光度の測定からの分光光度法によって決定した。精製サンプルのSDS-PAGE分析(
図43)は約170kDaで実施した非還元サンプルを示し、一方還元サンプルは、それぞれ約25および約60kDaの対応する軽鎖およびdAb融合重鎖で実施した2つのバンドを示す。
【0462】
サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)分析用に、抗TNF/抗EGFR mAbdAbを、事前に平衡化した(Akta Express FPLCシステムと結合した)Superdex-20010/30HRカラムに施し、0.5m/分においてPBS中で実施した。SECプロファイルは、対称ピークとして現れる1種を示す(
図44)。
【0463】
10.3 二重標的化抗TNF/抗EGFR mAbdAbの結合親和性
EGFRおよびTNFに対する結合親和性を、それぞれ方法13および14に記載したのと同様に決定した。アッセイデータはGraphPad Prismを使用して分析した。効力値はS字形用量応答曲線を使用して決定し、データは最適モデルを使用してフィッティングした。このmAbdAbの抗EGFR効力(
図45)は39.1nMであると算出され、一方で対照、抗EGFR mAbは3.4nMのEC50値を得た。抗TNFバイオアッセイ(
図46)において、mAbdAbの効力は3pM(0.0028nM)であり、一方抗TNF対照mAbは104pMのEC50をもたらした。結論として、アッセイデータは、実施例10の構築物、二重標的化抗TNF/抗EGFR mAbdAbは両方の抗原に対して強力であることを示す。
【0464】
10.4 二重標的化抗TNF/抗EGFR mAbdAbのラットPK
この分子をラットでのそのin vivo薬物動態特性に関して試験した。抗TNF/抗EGFR mAbdAbを3匹のラットに静脈内投与し、7日間(168時間)で血清サンプルを回収した。投与後の様々な時点で残存した薬剤の濃度は、TNFとEGFRの両方に対するELISAによって評価した。結果は
図125に示す。
【0465】
PKパラメータによって、非修飾アダリムマブ(125時間)に関して前に観察したのと同じ領域において、この分子が長い半減期を有していたことを確認した。さらなる詳細は表17.1に示す。
【表20】
[この文献は図面を表示できません]
【0466】
実施例11
11.1 二重標的化抗TNF/抗VEGF mAbdAbの作製
抗TNF/抗VEGF mAbdAbを、実施例10に関して記載したのと同様の戦略を利用して生成した。重鎖発現カセットの構築用に、実施例10の重鎖をコードするベクターDNAを出発地点として得た。制限酵素SalIおよびHindIIIを使用して抗EGFR dAbを切除した。DOM15-26-593、抗VEGF dAbは、PCRによって(SalIおよびHindIII末端をコードするプライマーを使用して)増幅し、同じ制限部位を使用して切除した抗EGFR dAbを前に有していたベクター骨格に連結させ、mAbとdAbの間に「STG」(セリン、スレオニン、グリシン)のリンカーをもたらした。
【0467】
配列を確認したクローン(それぞれ軽鎖および重鎖の配列番号169および168)を選択し、大規模なDNA調製物を作製し、軽鎖と重鎖(配列番号73および75)の共トランスフェクションにより一過性トランスフェクション技法を使用して、哺乳動物HEK293-6E細胞中で抗TNF/抗VEGF mAbdAbを発現させた。
【0468】
11.2 二重標的化抗TNF/抗VEGF mAbdAbの精製およびSEC分析
抗TNF/抗VEGF mAbdAb(DMS4000と称する)を、確立したプロトコルに従いプロテインA親和性クロマトグラフィーを使用して浄化した発現上清から精製した。精製サンプルの濃度は、280nmでの吸光度の測定からの分光光度法によって決定した。精製サンプルのSDS-PAGE分析(
図47)は約170kDaで実施した非還元サンプルを示し、一方還元サンプルは、それぞれ約25および約60kDaの対応する軽鎖およびdAb融合重鎖で実施した2つのバンドを示す。
【0469】
サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)分析用に、抗TNF/抗VEGF mAbdAbを、事前に平衡化した(Akta Express FPLCシステムと結合した)Superdex-20010/30HRカラムに供し、0.5m/分においてPBS中で実施した。SECプロファイルは、対称ピークとして現れる1種を示す(
図48)。
【0470】
11.3 二重標的化抗TNF/抗VEGF mAbdAbの結合親和性
VEGFおよびTNFに対する結合親和性を、それぞれ方法12および14に記載したのと同様に決定した。アッセイデータはGraphPad Prismを使用して分析した。効力値はS字形用量応答曲線を使用して決定し、データは最適モデルを使用してフィッティングした。このmAbdAbの抗VEGF効力(
図49)は57pMであると計算し、一方で対照、抗VEGF mAbは366pMのEC50値を得た。抗TNFバイオアッセイ(
図50)において、効力は10pMであり、一方抗TNF対照mAbは22pMのEC50をもたらした。結論として、アッセイデータは、実施例11の分子、二重標的化抗TNF/抗VEGF mAbdAbは両方の抗原に対して強力であることを示す。
【0471】
11.4 二重標的化抗TNF/抗VEGF mAbdAbのラットPK
この分子をラットでのそのin vivo薬物動態特性に関して試験した。抗TNF/抗VEGF mAbdAbを3匹のラットに静脈内投与し、10日間(240時間)で血清サンプルを回収した。投与後の様々な時点で残存した薬剤の濃度は、TNFとEGFRの両方に対するELISAによって評価した。結果は
図126に示す。
【0472】
PKパラメータによって、この分子が、非修飾アダリムマブのそれに匹敵するin vivo薬物動態特性を有していたことを確認した。VEGF成分に関して観察した短いt
1/2βは有意であるとは考えられず、アッセイのアーチファクトであり得る。さらなる詳細は表17.2に示す。
【表21】
[この文献は図面を表示できません]
【0473】
11.5 別の抗TNF/抗VEGF mAbdAbの作製
別の抗TNF/抗VEGF mAbdAbを、STGリンカーを使用して重鎖のC末端上のVEGF dAbと連結した同じ抗TNF mAbを使用して、実施例11.1で前に記載した方法と同様の方法で構築した。この場合使用した抗VEGF dAbはDOM15-10-11であった。軽鎖と重鎖(配列番号73および185)の共トランスフェクションにより一過性トランスフェクション技法を使用して、哺乳動物HEK293-6E細胞中でこの分子を発現させた。この分子を発現させて、実施例11.2に記載したのと同様の発現レベルのmAbdAbを与えたが、しかしながら、実施例11.3に記載したのと同じVEGFアッセイ中で効力に関して試験すると、このアッセイでVEGF受容体とのVEGF結合の検出不能レベルの阻害があったことが分かった。
【0474】
実施例12
12.1 二重標的化抗VEGF/抗IL1R1 dAb伸長IgGの作製
2つの二重標的化dAb伸長IgG分子を、dAbと両鎖の定常領域の間へのダミーVドメインコード領域の挿入の戦略に従い、標準的な分子生物学の技法を使用して構築した。
【0475】
軽鎖のために、抗IL1R1 dAbであるDOM4-130-54をSalIおよびBsiWI部位を有する発現カセットに事前にクローニングして(
図51)、dAb-Ck鎖を生成した。dAb伸長IgG軽鎖を生成するために、ダミーVk領域を、両末端にBsiWIをコードするプライマーを用いてPCRによって増幅した。dAb-Ck発現カセットを含有するプラスミドはBsiWIで消化した。BsiWIで消化したダミーVkドメインをこれに連結させて、2つの可変ドメイン間に「TVAAPS」のリンカーを有するdAb伸長IgG軽鎖を生成した。
【0476】
同一の戦略を続けて、NheI末端を有するPCR増幅ダミーVHドメインをdAb DOM15-26とCH1の間のNheI消化dAb重鎖に連結し(
図51)、2つの可変ドメイン間に「ASTKGPS」のリンカーを有するdAb伸長IgG重鎖を生成した。
【0477】
これはDMS2090と称し、配列番号163(DNA配列番号162)で述べる配列を有する。これを配列番号77(DNA配列番号171)で述べる軽鎖と組み合わせた。
【0478】
第2の重鎖を同じ方法で、ただしdAb DOM15-26-593を使用して構築した。これはDMS2091と称し、配列番号76(DNA配列番号172)で述べる配列を有する。これを配列番号77(DNA配列番号171)で述べる軽鎖と組み合わせた。
【0479】
配列を確認したクローンを選択し、大規模なDNA調製物を製造者のプロトコルに従いQiagen MaxiまたはMega Prepキットを使用して作製した。生成した構築物は、軽鎖および重鎖の共トランスフェクションにより一過性トランスフェクション技法を使用して哺乳動物細胞中で発現させた。
【0480】
12.2 二重標的化抗VEGF/抗IL1R1 mAbdAbの精製およびSEC分析
両方の抗IL1R1/抗VEGF dAb伸長IgG分子を、確立したプロトコルに従いプロテインA親和性クロマトグラフィーを使用して浄化した発現上清から精製した。精製サンプルの濃度は、280nmでの吸光度の測定からの分光光度法によって決定した。DMS2090に関するSDS-PAGE分析は
図52中に示し、DMS2091に関するSDS-PAGE分析は
図53に示す。両方の精製サンプルは190kDaで実施した非還元サンプルを示し、一方還元サンプルは、それぞれdAb伸長軽鎖および重鎖に対応する35および60kDaで実施した2つのバンドを示す。
【0481】
サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)分析用に、抗VEGF/抗IL1R1 dAb伸長IgGを、事前に平衡化した(Akta Express FPLCシステムと結合した)Superdex-20010/30HRカラムに供し、0.5m/分においてPBS中で実施した。DMS2090に関するSECプロファイル(
図54)およびDMS2091に関するSECプロファイル(
図55)はいずれも、対称ピークとして現れる1種を示す。
【0482】
12.3 二重標的化抗VEGF/抗IL1R1 mAbdAbの結合親和性
VEGFおよびIL1R1に対する結合親和性を、それぞれ方法12および15に記載したのと同様に決定した。アッセイデータはGraphPad Prismを使用して分析した。効力値はS字形用量応答曲線を使用して決定し、データは最適モデルを使用してフィッティングした。DMS2090の抗VEGF効力(
図57)は158.4pMであると算出され、一方で対照、抗VEGF mAbは689.2pMのEC50値を得た。DMS2091の抗VEGF効力(
図56)は55pMであると算出され、一方で対照、抗VEGF mAbは766pMのEC50値を得た。
【0483】
抗IL1R1バイオアッセイにおいて、DMS2090の効力(
図58)は32pMであり、一方抗IL1R1対照mAbは35pMのEC50をもたらした。DMS2091の効力(
図59)は17.47pMであり、一方抗IL1-R1対照mAbは35.02pMのEC50をもたらした。
【0484】
結論として、アッセイデータは、実施例12の分子、二重標的化抗IL1R1/抗VEGFdAb伸長IgGは両方の抗原に対して強力であることを示す。
【0485】
12.4 二重標的化抗VEGF/抗IL1R1 mAbdAbのラットPK
この分子をラットでのそのin vivo薬物動態特性に関して試験した。抗IL1R1/抗VEGF dAb伸長IgGAを3匹のラットに静脈内投与し、7日間(168時間)で血清サンプルを回収した。投与後の様々な時点で残存した薬剤の濃度は、IL1R1とVEGFの両方に対するELISAによって評価した。結果は
図127に示す。
【0486】
PKパラメータは表17.3に示す。
【表22】
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【0487】
実施例13
13.1 三重標的化抗TNF/抗VEGF/抗EGFR mAbdAbの作製
三重標的化mAbを、標準的な分子生物学の技法を使用して、dAbと両鎖の定常領域の間のmAb Vドメインコード領域の挿入の戦略に従い構築した。
【0488】
軽鎖用に、抗EGFR dAbであるDOM16-39-542をSalIおよびBsiWI部位を有する発現カセットに事前にクローニングして(
図15)、dAb-Ck鎖を生成した。mAbdAb軽鎖を生成するために、mAbVL領域を、両末端にBsiWIをコードするプライマーを用いてPCRによって増幅した。dAb-Ck発現カセットを含有するプラスミドはBsiWIで消化した。BsiWIで消化したmAbVLドメインをこれに連結させて、mAbdAb軽鎖を生成し、2つの可変ドメイン間に「TVAAPS」のリンカーをもたらした。
【0489】
同一の戦略を続けて、NheI末端を有するPCR増幅mAbVH領域がdAb(DOM15-26)とCH1の間のNheI消化dAb重鎖ベクターに連結したmAbdAb重鎖を生成し(
図60)、2つの可変ドメイン間に「ASTKGPS」のリンカーをもたらした。
【0490】
配列を確認したクローン(それぞれ重鎖および軽鎖のアミノ酸配列番号78および79)を選択し、製造者のプロトコルに従いQiagen Mega Prepキットを使用して大規模なDNA調製物を作製した。軽鎖と重鎖の共トランスフェクションにより一過性トランスフェクション技法を使用して、哺乳動物細胞中でmAbdAbを発現させた。
【0491】
13.2 三重標的化抗TNF/抗VEGF/抗EGFR mAbdAbの精製
抗TNF/抗VEGF/抗EGFR mAbdAbを、確立したプロトコルに従いプロテインA親和性クロマトグラフィーを使用して浄化した発現上清から精製した。精製サンプルの濃度は、280nmでの吸光度の測定からの分光光度法によって決定した。精製サンプルのSDS-PAGE分析(
図61)は190kDaで実施した非還元サンプルを示し、一方還元サンプルは、それぞれdAb伸長軽鎖および重鎖に対応する35および60kDaで実施した2つのバンドを示す。
【0492】
13.3 三重標的化抗TNF/抗VEGF/抗EGFR mAbdAbの結合親和性
VEGF、EGFRおよびTNFに対する結合親和性を、それぞれ方法12、13および14に記載したのと同様に決定した。アッセイデータはGraphPad Prismを使用して分析した。効力値はS字形用量応答曲線を使用して決定し、データは最適モデルを使用してフィッティングした。このmAbdAbの抗VEGF効力(
図62)は1.885mMであると算出され、一方で対照、抗VEGF mAbは0.145nMのEC50値を得た。
【0493】
抗TNFバイオアッセイにおいて(
図63)、効力は87pMであり、一方抗TNF対照mAbは104pMのEC50をもたらした。抗EGFRアッセイ(
図64)では、三重標的化mAbdAbは約300nMで約20%の阻害をもたらした。VEGFおよびTNF結合に関してEC50値を計算したが、EGFR結合に関しては、EC50値を計算するための完全な曲線は生成しなかった。
【0494】
実施例14
IGF-1R/VEGF mAbdAb
14.1 IGF-1R/VEGF mAbdAbの構築
抗IGF-1R可変重鎖および可変軽鎖遺伝子配列を、重複オリゴヌクレオチドのPCRからde novoで最初に構築した。これらの領域を、標準的な分子生物学の技法を使用して哺乳動物発現ベクターにおいてヒトIgG1またはκ定常領域と融合させた。抗VEGFドメイン抗体の遺伝子配列を重複オリゴヌクレオチドを使用したPCRによって同様に構築し、前に記載した抗IGF-1R成分の重鎖または軽鎖のいずれかの遺伝子の3'末端と融合させた。この融合体は、抗体とドメイン抗体成分の間に2つのアミノ酸(GS)リンカーまたは8アミノ酸(TVAAPSGS)リンカーのいずれかを取り込んだ。抗体重鎖および軽鎖もドメイン抗体およびリンカー配列なしで構築した。製造者のプロトコルに従いEndofree Qiagen Maxiprepキットを使用した大規模なDNA調製用に配列を確認したクローンを選択した。
【0495】
配列番号108、109、111および112の配列において、抗体とドメイン抗体の間のリンカー配列の位置に下線を引く。別の変異体は、リンカーを完全に除去することによって、または異なるリンカーを使用することによって構築することができた。他の適切なリンカーの例は配列番号6および8〜11として示す。表18は構築および発現した抗体の一覧を示す。
【表23】
[この文献は図面を表示できません]
【0496】
実施例14.2
IGF-1R/VEGF mAbdAbの発現、精製およびSECプロファイル
重鎖ベクターと軽鎖ベクターの組合せを、HEK293-6Eの一過性トランスフェクションにおいて発現させた。簡潔には、50mlのHEK293-6E細胞を1.5×10
6個細胞/mlで、293fectin試薬(Invitrogen#51-0031)と事前にインキュベートした25μgの重鎖および25μgの軽鎖プラスミドでトランスフェクトした。細胞は振とうインキュベーター、37℃、5%CO
2、および95%相対湿度中に置いた。24時間後、トリプトン供給培地を加え、細胞をはさらに72時間増殖させた。上清を遠心分離、次に0.22μmフィルターを使用した濾過によって回収した。発現したタンパク質はプロテインAセファロースカラムを使用して精製し、PBSに透析した。精製したタンパク質はサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)によって分析し、それは
図65に示す。
【0497】
IGF-1R抗体(H0L0)は以下のアッセイ中で比較の基準として使用した。この分子は配列番号110で述べる重鎖配列、および配列番号113で述べる軽鎖配列を有する。
【0498】
無関係な特異性を有する別のmAbdAbを以下のアッセイ中で比較の基準として使用した。この分子は配列番号87で述べる重鎖配列、および配列番号13で述べる軽鎖配列を有し、BPC1601と称する。
【0499】
実施例14.3
IGF-1R結合ELISA
結合ELISAを実施して、精製抗IGF-1R/VEGF mAbdAbとIGF-1Rの結合を試験した。簡潔には、1μg/mlの抗ポリヒスチジン(AbCam AB9108)でコーティングしブロッキング溶液(4%BSA、トリス緩衝生理食塩水)でブロッキングしたELISAプレートに、PBSに溶かした400ng/mlの組換えヒトIGF-1R-hisタグ(R&D Systems 305-GR)をロードした。プレートは室温で1時間インキュベートした後、TBS+0.05%Tween20(TBST)中で洗浄した。ブロッキング溶液中に希釈した、様々な濃度の精製mAbdAb、および抗IGF-1Rモノクローナル抗体(H0L0)および無関係なmAbdAb(BPC1601)を加えた。プレートは室温で1時間インキュベートした後、TBST中で洗浄した。ブロッキング溶液中に1000倍希釈でのペルオキシダーゼ標識抗ヒトκ軽鎖抗体(SigmaA7164)の添加によって結合を検出した。プレートは室温で1時間インキュベートした後、TBST中で洗浄した。プレートはOPD基質(SigmaP9187)の添加によって発色させ、発色は3MのH
2SO
4の添加によって停止させた。吸光度はプレートリーダーを用いて490nmで測定し、平均吸光度をプロットした。
【0500】
結合ELISAの結果は
図66中に表し、試験したすべてのIGF1R-VEGF mAbdAb変異体(BPC1603〜1606)は、抗IGF-1R抗体H0L0に匹敵するレベルでIGF-1Rとの結合を示すことを確認する。EC50値はCambridgesoft Bioassayソフトウェアを使用して計算し、以下の通りである:H0L0(0.1797μg/ml))、BPC1603(0.1602μg/ml)、BPC1604(0.1160μg/ml)、BPC1605(0.1975μg/ml)、BPC1606(0.1403μg/ml)。無関係な対照二重特異性抗体BPC1601はここでIGF-1Rに対する検出可能な結合を示した。
【0501】
実施例14.4
VEGF結合ELISA
結合ELISAを実施して、精製抗IGF-1R/VEGF二重特異性抗体とVEGFの結合を試験した。ELISAプレートはPBSに溶かした400ng/mlの組換えヒトVEGF(GSK)でコーティングし、次いでブロッキング溶液(4%BSA、TBS中)でブロッキングした。ブロッキング溶液中に希釈した様々な濃度の精製mAbdAbを加え、mAbdAb BPC1601は陰性対照として含めた。プレートは室温で1時間インキュベートした後、TBST中で洗浄した。ブロッキング溶液中に1000倍希釈でのペルオキシダーゼ標識抗ヒトκ軽鎖抗体(SigmaA7164)の添加によって結合を検出した。プレートは室温で40分間インキュベートした後、TBS中で洗浄した。プレートはOPD基質(SigmaP9187)の添加によって発色させ、発色は3MのH
2SO
4の添加によって停止させた。吸光度はプレートリーダーを用いて490nmで測定し、平均吸光度をプロットした。
【0502】
結合ELISAの結果は
図67中に表し、全4個の抗IGF-1R/VEGF mAbdAb(BPC1603〜1606)は、固定化VEGFと結合することができることを確認する。BPC1605およびBPC1606のみかけの低い結合活性は、ドメイン抗体(軽鎖のC末端に位置する)と検出抗体の間の干渉に原因がある可能性がある。EC50値はCambridgesoft Bioassayソフトウェアを使用して計算し、以下の通りである:BPC1603(0.044μg/ml)、BPC1604(0.059μg/ml)、BPC1605(0.571μg/ml)。低い応答値のために、BPC1606に関する正確なEC50値を計算することはできなかった。抗IGF-1R抗体H0L0および無関係な対照mAbdAb BPC1601は、VEGFとの検出可能な結合をここで示した。
【0503】
実施例14.5
VEGFとの結合の反応速度
ヒトIgG(BiacoreBR-1008-39)に対するマウスモノクローナルを、第1級アミンカップリングによってCM5バイオセンサーチップに固定化した。抗体構築物はこの表面を使用して捕捉した。捕捉後、VEGFはその表面を通過させ、それは次いで3MのMgCl
2を使用して再生した。反応速度を生成するために使用したVEGFの濃度は256、64、16、4、1および0.25nMであり、二重参照に使用した捕捉表面にはバッファーのみを注入した。実験は25℃において1×HBS-EPバッファー(BR-1006-69)を使用してBiacoreT100機器で実施した。データはその分析ソフトウェア中で機器に固有の1:1モデルにフィッティングした。表19に示すデータは2つの独立した実験からのデータである。
【表24】
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【0504】
実施例14.6
受容体とのVEGF結合の阻害
mAbdAbの活性を、方法12に記載したのと同様にVEGF受容体結合アッセイを使用して測定した。VEGFR2とのVEGFの結合の阻害に関してこのアッセイ中で得たIC50は以下の通りである:
BPC1603(0.037nM)
BPC1604(0.010nM)
BPC1605(0.167nM)
BPC1606(0.431nM)
これらの結果によって、全4個の抗原結合性構築物が受容体とのリガンド結合を阻害することが確認される。
【0505】
実施例14.7
IGF-1R受容体リン酸化の阻害
3T3/LISN c4細胞を10000個細胞/ウェルの密度で96ウェルプレートにプレートし、完全DMEM(DMEM-Hepes修飾+10%FCS)中で一晩インキュベートした。精製mAbdAbを細胞に加え、1時間インキュベートした。rhIGF-1を処理した細胞に加え50ng/mlの最終濃度を得て、さらに30分間インキュベートして受容体リン酸化を刺激した。培地を吸引し、次いでRIPA溶解バッファー(150mMのNaCl、50mMのTrisHCl、6mMのデオキシコール酸ナトリウム、1%のTween20)およびプロテアーゼ阻害剤カクテル(Roche 11697498001)の添加によって細胞を溶解した。プレートは一晩凍結した。解凍後、それぞれのウェルからの溶解物を、2μg/mlの抗IGF-1R捕捉抗体2B9(GSK)でプレコーティングし4%のBSA/TBSでブロッキングした96ウェルELISAプレートに移した。プレートはTBST(TBS+0.1%Tween20)で洗浄し、4%のBSA/TBS中に2500倍希釈したユーロピウム標識抗ホスホチロシン抗体(PerkinElmer DELFIA Eu-N1 PT66)をそれぞれのウェルに加えた。1時間のインキュベーション後、プレートを洗浄し、DELFIA Enhancement(PerkinElmer1244-105)溶液を加えた。10分間のインキュベーション後、ユーロピウム時間分解蛍光(TRF)を測定するために設定したプレートリーダーを使用して受容体リン酸化のレベルを決定した。
【0506】
実験の結果は
図68および69に表す。これらの結果によって、mAbdAb BPC1603〜1606は、抗IGF-1Rモノクローナル抗体H0L0に匹敵するレベルでIGF-1介在受容体リン酸化を阻害することができることを確認する。無関係な抗体(IgG1として示す、Sigma I5154)はこのアッセイで活性を示さなかった。
【0507】
実施例15
抗CD20/IL-13抗原結合タンパク質
実施例15.1
分子生物学
配列番号117および120で述べる抗CD20 mAbの重鎖および軽鎖配列をコードする哺乳動物発現ベクターを、PCRベースの手法および標準的な分子生物学の技法を使用してde novoで構築した。二重特異性抗CD20 mAb-抗IL13 dAb重鎖および軽鎖は、抗CD20 mAb重鎖および軽鎖可変領域をコードする配列を、抗ヒトIL-13ドメイン抗体(DOM10-53-474)と融合したヒト抗体定常領域を含有する哺乳動物発現ベクターにクローニングすることによって構築した。
【0508】
mAbdAb発現構築物はCHOE1a細胞にトランスフェクトした。上清を採取し、次いで固定化プロテインAを使用して抗体を精製し、280nmで吸光度を読み取ることによって定量化した。構築および試験したmAbdAb(および抗CD20対照mAb)は表20に挙げる。
【表25】
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【0509】
実施例15.2
ヒトIL-13との結合の反応速度
ヒトIL-13に対するmAbdAb構築物の結合親和性をBIAcore(商標)分析によって評価した。分析は抗ヒトIgG捕捉で実施した。簡潔には、抗ヒトIgG(BiacoreBR-1008-39)を、第1級アミンカップリングによってCM5チップに固定化した。次いでMAbdAb構築物をこの表面に捕捉し、ヒトIL-13(GSKで作製および精製)を定義した濃度で通過させた。3MのMgCl
2を使用してその表面を再度抗ヒトIgG表面に再生した。この処理は後のIL-13結合事象に関して抗体を捕捉する能力に有意に影響を与えなかった。この作業はBiacore(商標)T100機器で、HBS-EPバッファーを使用して25℃で実施した。データは機器において評価ソフトウェアを使用して分析し、1:1結合モデルにフィッティングした。分析の結果は表48に表し、すべてのmAbdAb構築物に関して、IL-13との結合の反応速度が比較可能であることを確認する。
【表26】
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【0510】
CD20とmAb-dAbの結合を、CD20陽性細胞株(Wein133)を使用したフローサイトメトリーによって評価した。すべてのmAb-dAb(BPC1401〜BPC1404)および抗CD20対照抗体が、平均蛍光強度(MFI)の用量依存的増大を示した(データ示さず)。
【0511】
実施例15.3
抗CD20/IL-13二重特異性抗体を用いたADCCアッセイ
ADCCアッセイは、Boyd et al.(1995)J.Imm.Meth.184:29-38の公開済みの方法に基づいた。簡潔には、Raji細胞(標的)を以下のようにユーロピウムで標識した。細胞を採取し、計数し15mlのファルコンチューブ中に1×10
7の最終密度に調製し、Hepesバッファー(50mMのHEPES、83mMのNaCl、5mMのKCl、2mMのMgCl
2、H
20、pH7.4)で1回洗浄した。細胞をペレット状にし、1mlの氷冷ユーロピウム標識バッファー(HEPESバッファーおよび600μMのEuCl
3、3mMのDTPAおよび25mg/mlの硫酸デキストラン)をそれぞれのチューブに加えた。細胞懸濁液を標識開始時、および次いで氷上での30分のインキュベーション時間中10分毎に激しく攪拌した。10mlの氷冷した回復バッファー(294mg/mlのCaCl
2.2H
20、1.8g/lのD-グルコース、pH7.4を含有するHepesバッファー)を加え、細胞は氷上でさらに10分間インキュベートした。次いで細胞を遠心分離にかけ、上清をデカントし、回復バッファーで2回、および次いで完全培地で1回洗浄した。次いで標識細胞を計数し、2×10
5個細胞/mlで無血清培地に再懸濁し、氷上に保存した。
【0512】
ヒト精製血中単核細胞(PBMCまたはエフェクター細胞)を以下のように調製した。150mlの全血を2000rpmで10分間遠心分離にかけて、血清を除去した。次いで細胞をPBS(Invitrogen/Gibco、#14190)で元の体積の2倍希釈した。Accuspin密度勾配チューブ(Sigma、#A2055-10EA)は15m1のlymphoprep(Axis shield、#NYC1114547)を加えることによって調製し、1500rpmで1分間遠心分離にかけた。25mlの血液懸濁液を密度勾配チューブに加え、2500rpmで20分間遠心分離にかけ、遠心分離機を止めた。上清の上部10m1は廃棄した。(「淡黄色」層を含む)残りは清浄なチューブに注ぎ、PBSを補給し、1500rpmで5分間遠心分離にかけた。上清を廃棄し、細胞ペレットをプールし、RPMI培地中で1回洗浄し、再度遠心分離にかけ計数した。エフェクター細胞は無血清RPMI培地中に5×10
6個細胞/mlで調製した。
【0513】
アッセイプレートは以下のように96ウェル丸底プレート(Nuns96maxisorbプレート、#735-0199)で設定した。抗体希釈は、約12μg/mlの出発濃度および11段階のさらなる3倍希釈で無血清RPMI培地において実施した。以下のプレートレイアウトを使用して、50μ1の抗体サンプルを適切なウェル(列B-Gのみ)に加え、希釈当たり6個の複製を可能にした。50μ1のRPMI培地を列AおよびH中のすべてのウェルに加えた。50μ1のRPMI培地は、プレート標識培地中のすべてのウェルに加えた。RPMI培地中で4μg/ml(1μg/mlの最終濃度、GSK社内材料)に希釈した50μ1の組換えヒトIL-13を、+IL13標識プレート中のすべてのウェルに加えた。すべてのプレートは4℃で30分間インキュベートした。50μ1のユーロピウム標識標的細胞をすべてのプレートに加えた。20μ1の10×Tritonをすべてのプレート上の列H中のすべてのウェルに加えた。プレートは4℃で少なくとも30分間インキュベートした。50μ1のRPMI培地を、標的のみでラベルした縦列中のすべてのウェルに加えた。50μ1のPBMCをエフェクター:標的でラベルした縦列中のすべてのウェルに加えて25:1の比を得た。プレートは1500rpmで3分間遠心分離にかけ、37℃で3〜4時間インキュベートした。200μ1の増強溶液(Wallac/Perkin Elmer、カタログ番号1244-105)を、nunc免疫吸着ELISAプレート(それぞれのアッセイプレート用に1つのELISAプレート)のそれぞれのウェルに加えた。20μ1の血清をアッセイプレートからELISAプレートに移した。ELISAプレートは少なくとも30分間プレート攪拌機において室温でインキュベートし、4℃で一晩保存した。ユーロピウム放出は時間遅延型蛍光法(Wallac Victorプレートリーダー)を使用して測定する。自然溶解=細胞および培地単独から放出されたユーロピウムの測定。最大溶解=Triton-X100(非イオン性界面活性剤)の添加による標的細胞の非特異的溶解。
【表27】
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【0514】
ADCCアッセイは、2つの異なるドナーPBMCを使用して2回の別時に実施した。1回の代表的なアッセイからの結果を
図70および71に表す。さらに、狭い用量範囲を使用した同様のADCCアッセイを、異なるドナーPBMCを使用して1回の別時に実施した。このアッセイからの結果を
図72および73に表す。
【0515】
実施例15.4
抗CD20/IL-13二重特異性抗体を用いたCDCアッセイ
WEIN細胞(標的)を以下のようにユーロピウムで標識した。簡潔には、細胞を採取し、計数し15mlのファルコンチューブ中に1×10
7の最終密度に調製し、Hepesバッファー(50mMのHEPES、83mMのNaCl、5mMのKCl、2mMのMgCl
2、H
20、pH7.4)で1回洗浄した。細胞をペレット状にし、1mlの氷冷ユーロピウム標識バッファー(HEPESバッファーおよび600μMのEuCl
3、3mMのDTPAおよび25mg/mlの硫酸デキストラン)をそれぞれのチューブに加えた。細胞懸濁液を標識開始時、および次いで氷上での30分のインキュベーション時間中10分毎に激しく攪拌した。10mlの氷冷した回復バッファー(294mg/mlのCaCl
2.2H
20、1.8g/lのD-グルコース、pH7.4を含有するHepesバッファー)を加え、細胞は氷上でさらに10分間インキュベートした。次いで細胞を遠心分離にかけ、上清をデカントし、回復バッファーで2回、および次いで完全培地で1回洗浄した。次いで標識細胞を計数し、2×10
5個細胞/mlで無血清培地に再懸濁し、氷上に保存した。
【0516】
遠心分離によって研究室内用ドナーから回収した全血から血清を除去した。サンプルの半分は30分間56℃での熱処理によって不活性化した。抗体サンプルは、12μg/mlおよび5つのさらなる3倍希釈で始めて無血清RPMI培地において希釈した。50μ1の抗体サンプルは(以下のプレートレイアウトに従い)列B〜Gのみ中の適切なウェルに加えた。50μ1のRPMI培地は縦列1〜6中のすべてのウェルに加えた。示した場合、(RPMI培地中に4μg/mlで)50μ1の組換えヒトIL-13を縦列7〜12中のすべてのウェルに加えた。プレートは4℃で少なくとも30分間インキュベートした。50μ1のユーロピウム標識標的細胞をすべてのプレートに加え、プレートは4℃で少なくとも30分間インキュベートした。50μ1の血清(活性または熱不活性化)を適切なウェルに加えた(以下のプレートレイアウト参照)。プレートは37℃のインキュベーターで2〜3時間インキュベートし、その時間の後プレートは3分間1500rpmで遠心分離にかけた。200μ1の増強溶液(Wallas/Perkin Elmer、カタログ番号1244-105)を、Nunc免疫吸着ELISAプレート(それぞれのアッセイプレート用に1つのELISAプレート)のそれぞれのウェルに加えた。20μ1の血清をアッセイプレートからELISAプレートに移した。ELISAプレートは少なくとも30分間プレート攪拌機において室温でインキュベートし、4℃で一晩保存した。ユーロピウム放出は時間遅延型蛍光法(Wallac Victorプレートリーダー)を使用して測定する。自然溶解=細胞および培地単独から放出されたユーロピウムの測定。最大溶解=Triton-X100(非イオン性界面活性剤)の添加による標的細胞の非特異的溶解。
【表28】
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【0517】
CDCアッセイは、3つの異なるドナー血清を使用して3回の別時に実施した。1回の代表的なアッセイからの結果を
図74および75中に表し、抗体サンプルのCDC活性はIL-13の不在下で比較可能であることを示す。過剰なIL-13の存在下では、抗体サンプルBPC1401およびBPC1402(重鎖と融合したドメイン抗体)のCDC活性は低下し、一方BPC1403およびBPC1404(軽鎖と融合したドメイン抗体)のCDC活性はIL-13の存在によって大部分は影響を受けない。
【0518】
実施例16
16.1 代替足場から構成されるエピトープ結合ドメインを含む抗原結合タンパク質の設計および構築
以下に挙げた5つの代替足場をモノクローナル抗体と組み合わせて、mAb-代替足場二重特異性分子を得た:
・抗VEGF涙液リポカリン(TLPC)
・抗HER2 Affibody(AFFI)
・抗HER2 DARPin(DRPN)
・抗ニワトリ卵白リゾチーム(NARV)
・抗RNaseAラクダVHH。
【0519】
TLPC(さらなる情報に関してはUS2007/0224633を参照)、AFFI(さらなる情報に関してはWO2005003156A1を参照)、DRPN(さらなる情報に関してはZahnd、C.et al.(2007)、J.Mal.Biol.、369、1015-1028を参照)およびNARV(さらなる情報に関してはUS20050043519Aを参照)のタンパク質配列はDNAに逆翻訳しコドン最適化した。N末端におけるBamHI部位およびC末端におけるEcoR1部位を、これら4つの代替足場のそれぞれに含めてクローニングを容易にした。
【0520】
これら4つの最終代替足場DNA配列をコードするDNA断片は、PCRベースの戦略および重複オリゴヌクレオチドを使用してde novoで構築した。TLPC、AFFIおよびDRPNのPCR産物は、H0L0、抗hIGF-1R抗体の重鎖を含有する哺乳動物発現ベクターにクローニングした。生成するDNA配列は、TVAAPSGSリンカーまたはGSリンカーを介して重鎖のC末端と融合した代替足場をコードする。NARVのPCR産物は、パスコリツマブ(抗IL-4抗体)の重鎖をコードするDNAを含有する哺乳動物発現ベクターにクローニングした。生成するDNA配列は、GSリンカーを介して重鎖のC末端と融合したNARVをコードする。
【0521】
抗RNaseAラクダVHHのDNA配列をPCRにより修飾して、5'末端にBamHI部位および3'末端におけるEcoR1部位を含めてクローニングを容易にした。PCR産物は、パスコリツマブ、抗IL-4抗体の重鎖を含有する哺乳動物発現ベクターにクローニングした。生成するDNA配列は、GSリンカーを介して重鎖のC末端と融合したラクダVHHをコードする。
【0522】
以下の表21は、構築した抗原結合タンパク質の要約である。
【表29】
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【0523】
表21中に述べる抗原結合タンパク質の重鎖および軽鎖をコードする発現プラスミドは、293fectin(Invitrogen、12347019)を使用してHEK293-6E細胞に一過的に共トランスフェクトした。トリプトン供給培地を同日または翌日に細胞培養物のそれぞれに加え、上清材料は最初のトランスフェクションから約2〜6日後に回収した。結合アッセイ中で試験する前にプロテインAカラムを使用して、上清から抗原結合タンパク質を精製した。
【0524】
16.2: rhIGF-1R結合ELISA
96ウェル高結合プレートをPBSに溶かした1μg/mlの抗hisタグ抗体(Abcam、ab9108)でコーティングし、4℃において一晩保存した。プレートはトリス緩衝生理食塩水および0.05%のTween-20で2回洗浄した。200μLのブロッキング溶液(5%BSA、DPBSバッファー中)をそれぞれのウェルに加え、プレートは室温で少なくとも1時間インキュベートした。次いでさらなる洗浄ステップを実施した。0.4μg/mlのrhIGF-1R(R&D systems)をウェル当たり50μLでそれぞれのウェルに加えた。プレートは室温で1時間インキュベートし、次いで洗浄した。精製抗原結合タンパク質/抗体は、ブロッキング溶液中プレートで連続希釈した。1時間のインキュベーション後、プレートを洗浄した。ヤギ抗ヒトκ軽鎖特異的ペルオキシダーゼ結合抗体をブロッキング溶液中に1μg/mlに希釈し、50μLをそれぞれのウェルに加えた。プレートは1時間インキュベートした。さらなる洗浄ステップ後、50μ1のOPD(o-フェニレンジアミンジヒドロクロリド)SigmaFast基質溶液をそれぞれのウェルに加え、25μLの3M硫酸の添加によって15分後に反応を停止させた。基本終点プロトコルを使用して、VersaMax Tunableマイクロプレートリーダー(Molecular Devices)を使用して490nmで吸光度を読み取った。
【0525】
図76、78および80はELISAの結果を示し、抗原結合タンパク質BPC1803〜BPC1808は組換えヒトIGF-1Rと結合することを確認する。抗IGF-1Rモノクローナル抗体H0L0も組換えヒトIGF-1Rとの結合を示したが、一方で陰性対照抗体(sigma15154)はIGF-1Rとの結合を示さなかった。
【0526】
16.3: VEGF結合ELISA
96ウェル高結合プレートを0.4μg/mlのhVEGF165(R&D Systems)でコーティングし、4℃において一晩インキュベートした。プレートはトリス緩衝生理食塩水および0.05%のTween-20で2回洗浄した。200μLのブロッキング溶液(5%BSA、DPBSバッファー中)をそれぞれのウェルに加え、プレートは室温で少なくとも1時間インキュベートした。次いでさらなる洗浄ステップを実施した。精製抗原結合タンパク質/抗体は、ブロッキング溶液中プレートで連続希釈した。1時間のインキュベーション後、プレートを洗浄した。ヤギ抗ヒトκ軽鎖特異的ペルオキシダーゼ結合抗体をブロッキング溶液中に1μg/mlに希釈し、50μLをそれぞれのウェルに加えた。プレートは1時間インキュベートした。さらなる洗浄ステップ後、50μ1のOPD(o-フェニレンジアミンジヒドロクロリド)SigmaFast基質溶液をそれぞれのウェルに加え、25μLの3M硫酸の添加によって15分後に反応を停止させた。基本終点プロトコルを使用して、VersaMax Tunableマイクロプレートリーダー(Molecular Devices)を使用して490nmで吸光度を読み取った。
【0527】
図77はVEGF結合ELISAの結果を示し、二重特異性抗体BPC1803およびBPC1804がヒトVEGFと結合することを確認する。抗VEGF二重特異性抗体(BPC1603)はこのアッセイ中では陽性対照として使用し、VEGFとの結合を示した。対照的に、抗IGF-1Rモノクローナル抗体H0L0はヒトVEGFとの結合を示さなかった。
【0528】
16.4: HER2結合ELISA
96ウェル高結合プレートを1μg/mlのHER2(R&D Systems)でコーティングし、4℃において一晩インキュベートした。プレートはトリス緩衝生理食塩水および0.05%のTween-20で2回洗浄した。200μLのブロッキング溶液(5%BSA、DPBSバッファー中)をそれぞれのウェルに加え、プレートは室温で少なくとも1時間インキュベートした。次いでさらなる洗浄ステップを実施した。精製抗原結合タンパク質/抗体は、ブロッキング溶液中プレートで連続希釈した。1時間のインキュベーション後、プレートを洗浄した。ヤギ抗ヒトκ軽鎖特異的ペルオキシダーゼ結合抗体をブロッキング溶液中に1μg/mlに希釈し、50μLをそれぞれのウェルに加えた。プレートは1時間インキュベートした。さらなる洗浄ステップ後、50μ1のOPD(o-フェニレンジアミンジヒドロクロリド)SigmaFast基質溶液をそれぞれのウェルに加え、25μLの3M硫酸の添加によって15分後に反応を停止させた。基本終点プロトコルを使用して、VersaMax Tunableマイクロプレートリーダー(Molecular Devices)を使用して490nmで吸光度を読み取った。
【0529】
図79および81はHER2結合ELISAの結果を示し、抗原結合タンパク質BPC1805、BPC1806、BPC1807およびBPC1808が組換えヒトHER2と結合することを確認する。ハーセプチンをこのアッセイ中では陽性対照として使用し、HER2との結合を示した。対照的に、抗IGF-1Rモノクローナル抗体H0L0はヒトHER2との結合を示さなかった。
【0530】
16.5: IL-4結合ELISA
96ウェル高結合プレートをPBSに溶かした5μg/mlのヒトIL-4でコーティングし、4℃において一晩保存した。プレートはトリス緩衝生理食塩水および0.05%のTween-20で2回洗浄した。200μLのブロッキング溶液(5%BSA、DPBSバッファー中)をそれぞれのウェルに加え、プレートは室温で少なくとも1時間インキュベートした。次いでさらなる洗浄ステップを実施した。精製抗原結合タンパク質/抗体は、ブロッキング溶液中プレートで連続希釈した。1時間のインキュベーション後、プレートを洗浄した。ヤギ抗ヒトκ軽鎖特異的ペルオキシダーゼ結合抗体(Sigma、A7164)をブロッキング溶液中に1μg/mlに希釈し、50μLをそれぞれのウェルに加えた。プレートは1時間インキュベートした。さらなる洗浄ステップ後、50μ1のOPD(o-フェニレンジアミンジヒドロクロリド)SigmaFast基質溶液をそれぞれのウェルに加え、25μLの3M硫酸の添加によって15分後に反応を停止させた。基本終点プロトコルを使用して、VersaMax Tunableマイクロプレートリーダー(Molecular Devices)を使用して490nmで吸光度を読み取った。
【0531】
図82はELISAの結果を示し、抗原結合タンパク質BPC1809が抗IL-4モノクローナル抗体、パスコリツマブに匹敵するレベルでヒトIL-4と結合することを確認する。陰性対照抗体(SigmaI5154)はIL-4との結合を示さなかった。
【0532】
図84はELISAの結果を示し、抗原結合タンパク質BPC1816が抗IL-4モノクローナル抗体、パスコリツマブに匹敵するレベルでヒトIL-4と結合することを確認する。陰性対照抗体(SigmaI5154)はIL-4との結合を示さなかった。
【0533】
16.6: RNAseA結合ELISA
PBSに希釈した1ug/mLのRNAseA(Qiagen、19101)50uLを、96ウェルCostarプレートのそれぞれのウェルに加えた。プレートは室温で2時間インキュベートし、次いでそれぞれのウェルへの200uLの4%BSA/PBSブロックの添加前にPBSTで洗浄した。プレートは1時間インキュベートし、サンプルの添加前に洗浄した。精製抗体および抗原結合タンパク質BPC1809はカラム1のウェル中に2ug/mLの濃度で加え、次いでブロッキング溶液中プレートに2倍に連続希釈した。プレートは1時間インキュベートし、次いで洗浄した。50ul/ウェルのヤギ抗ヒトκ軽鎖特異的ペルオキシダーゼ結合抗体(Sigma、A7164)は1000倍希釈で加えた。プレートは1時間インキュベートし、次いで洗浄した。50uLのOPDをそれぞれのウェルに加え、15〜30分後に3M硫酸を用いて反応を停止させた。基本終点プロトコルを使用して、VersaMax Tunableマイクロプレートリーダー(Molecular Devices)を使用して490nmで吸光度を読み取った。
【0534】
図83はRNAseA結合ELISAの結果を示し、精製ヒトモノクローナル抗体-ラクダVHH二重特異性抗体BPC1809が、RNAseAとの結合を示すことを確認する。対照的に、IL-4モノクローナル抗体パスコリツマブと陰性対照(sigmaI5154)の両方がRNAseAとの結合を示さなかった。
【0535】
16.7: HEL結合ELISA
96ウェル高結合プレートをPBSに溶かした5μg/mlのHEL(ニワトリ卵リゾチーム、Sigma L6876)でコーティングし、4℃において一晩保存した。プレートはトリス緩衝生理食塩水および0.05%のTween-20で2回洗浄した。200μLのブロッキング溶液(5%BSA、DPBSバッファー中)をそれぞれのウェルに加え、プレートは室温で少なくとも1時間インキュベートした。次いでさらなる洗浄ステップを実施した。精製抗体はブロッキング溶液中プレートで連続希釈した。1時間のインキュベーション後、プレートを洗浄した。ヤギ抗ヒトκ軽鎖特異的ペルオキシダーゼ結合抗体(Sigma、A7164)をブロッキング溶液中に1μg/mlに希釈し、50μLをそれぞれのウェルに加えた。プレートは1時間インキュベートした。さらなる洗浄ステップ後、50μ1のOPD(o-フェニレンジアミンジヒドロクロリド)SigmaFast基質溶液をそれぞれのウェルに加え、25μLの3M硫酸の添加によって15分後に反応を停止させた。基本終点プロトコルを使用して、VersaMax Tunableマイクロプレートリーダー(Molecular Devices)を使用して490nmで吸光度を読み取った。
【0536】
図85はHEL結合ELISAの結果を示し、精製ヒトモノクローナル抗体-NARV二重特異性抗体BPC1816がHELと結合することを確認する。対照的に、IL-4モノクローナル抗体パスコリツマブはHELとの結合を示さなかった。
【0537】
実施例17
17.1 アドネクチンから構成されるエピトープ結合ドメインを含む抗原結合タンパク質の設計および構築
CT01アドネクチンは、VEGFR2に特異的である(さらなる情報に関してはWO2005/056764を参照)。CT01アドネクチンのタンパク質配列はDNAに逆翻訳しコドン最適化した。N末端におけるBamHI部位およびC末端におけるEcoR1部位を含めてクローニングを容易にした。
【0538】
最終CT01 DNA配列をコードするDNA断片は、PCRベースの戦略および重複オリゴヌクレオチドを使用してde novoで構築した。PCR産物は、H0L0(抗hIGF-1R抗体)の重鎖を含有する哺乳動物発現ベクターにクローニングし、GSリンカーまたはTVAAPSGSリンカーのいずれかを介して重鎖のC末端にアドネクチンを融合させた。IGF-1R-VEGFR2二重特異性の重鎖および軽鎖のタンパク質配列は配列番号124、113および133として示す。
【0539】
抗TNF-αアドネクチン(さらなる情報に関してはUS20080139791を参照)をコードする別のアドネクチンタンパク質配列はDNAに逆翻訳し、コドン最適化し、前に記載した重複オリゴヌクレオチドPCR法を使用して構築する前に、修飾して末端BamHI部位およびEcoR1部位を含めた。PCR産物は、パスコリツマブ(抗IL-4抗体)の重鎖をコードするDNAを含有する哺乳動物発現ベクターにクローニングし、GSリンカーまたはTVAAPSGSリンカーのいずれかを介して重鎖のC末端に抗TNF-αアドネクチンをコードするDNAを融合させた。IL-4-TNF-α二重特異性の重鎖および軽鎖のタンパク質配列は配列番号146、147および15として示す。
【0540】
TNF-α特異的アドネクチンを使用してIL-13モノクローナル抗体の重鎖のC末端と融合した抗原結合タンパク質も設計した。実施例のタンパク質配列は配列番号134、13および135として示す。さらに、抗EGFR抗体アービタックスおよびIMC-11F8の重鎖または軽鎖のC末端またはN末端のいずれかにおけるCTO1の融合に基づく二重特異性分子を設計した。設計したタンパク質配列の例は配列番号136〜145として示す。
【0541】
これらの実施例の配列の中で、いくつかを構築した。配列番号136(アービタックス重鎖のC末端と融合したCTO1)、配列番号144(アービタックス重鎖のN末端と融合したCTO1)および配列番号138(アービタックス軽鎖のC末端と融合したCTO1)をコードするDNA配列を構築した。PCRベースのクローニング法を使用して全3個の配列を構築し、哺乳動物発現ベクターにクローニングした。以下の表22は、設計および/または構築した抗原結合タンパク質の要約である。
【表30】
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【0542】
BPC1801、BPC1802、BPC1822、BPC1823、BPC1812、BPC1813およびBPC1818の重鎖および軽鎖をコードする発現プラスミドは、293fectin(Invitrogen、12347019)を使用してHEK293-6E細胞に一過的に共トランスフェクトした。トリプトン供給培地を同日または翌日に細胞培養物に加え、上清材料は最初のトランスフェクションから約2〜6日後に回収した。一部の場合、上清材料を結合アッセイ中で被験物質として使用した。他の場合、結合アッセイ中で試験する前にプロテインAカラムを使用して抗原結合タンパク質を精製した。
【0543】
17.2: rhIGF-1R結合ELISA
96ウェル高結合プレートをPBSに溶かした1μg/mlの抗hisタグ抗体(Abcam、ab9108)でコーティングし、4℃において一晩保存した。プレートはトリス緩衝生理食塩水および0.05%のTween-20で2回洗浄した。200μLのブロッキング溶液(5%BSA、DPBSバッファー中)をそれぞれのウェルに加え、プレートは室温で少なくとも1時間インキュベートした。次いでさらなる洗浄ステップを実施した。0.4μg/mlのrhIGF-1R(R&D systems)をウェル当たり50μLでそれぞれのウェルに加えた。プレートは室温で1時間インキュベートし、次いで洗浄した。精製抗原結合タンパク質/抗体は、ブロッキング溶液中プレートで連続希釈した。1時間のインキュベーション後、プレートを洗浄した。ヤギ抗ヒトκ軽鎖特異的ペルオキシダーゼ結合抗体をブロッキング溶液中に1μg/mlに希釈し、50μLをそれぞれのウェルに加えた。プレートは1時間インキュベートした。さらなる洗浄ステップ後、50μ1のOPD(o-フェニレンジアミンジヒドロクロリド)SigmaFast基質溶液をそれぞれのウェルに加え、25μLの3M硫酸の添加によって15分後に反応を停止させた。基本終点プロトコルを使用して、VersaMax Tunableマイクロプレートリーダー(Molecular Devices)を使用して490nmで吸光度を読み取った。
【0544】
図86はIGF-1R結合ELISAの結果を示し、精製ヒトモノクローナル抗体-アドネクチン二重特異性抗体(BPC1801およびBPC1802)が、抗IGF-1Rモノクローナル抗体H0L0に匹敵するレベルで組換えヒトIGF-1Rと結合することを確認する。陰性対照抗体(sigmaI5154)はIGF-1Rとの結合を示さなかった。
【0545】
17.3: VEGFR2結合ELISA
96ウェル高結合プレートを0.4μg/mlのVEGFR2(R&D Systems)でコーティングし、4℃において一晩インキュベートした。プレートはトリス緩衝生理食塩水および0.05%のTween-20で2回洗浄した。200μLのブロッキング溶液(5%BSA、DPBSバッファー中)をそれぞれのウェルに加え、プレートは室温で少なくとも1時間インキュベートした。次いでさらなる洗浄ステップを実施した。上清または精製抗体はブロッキング溶液中プレートで連続希釈した。1時間のインキュベーション後、プレートを洗浄した。ヤギ抗ヒトκ軽鎖特異的ペルオキシダーゼ結合抗体をブロッキング溶液中に1μg/mlに希釈し、50μLをそれぞれのウェルに加えた。プレートは1時間インキュベートした。さらなる洗浄ステップ後、50μ1のOPD(o-フェニレンジアミンジヒドロクロリド)SigmaFast基質溶液をそれぞれのウェルに加え、25μLの3M硫酸の添加によって15分後に反応を停止させた。基本終点プロトコルを使用して、VersaMax Tunableマイクロプレートリーダー(Molecular Devices)を使用して490nmで吸光度を読み取った。
【0546】
図87はVEGFR2結合ELISAの結果を示し、精製ヒトモノクローナル抗体-アドネクチン二重特異性抗体(BPC1801およびBPC1802)が、組換えヒトVEGFR2と結合することを確認する。対照的に、抗IGF-1Rモノクローナル抗体H0L0はヒトVEGFR2との結合を示さなかった。
【0547】
図172はVEGFR2結合ELISAの結果を示し、抗原結合タンパク質BPC1813およびBPC1818が組換えヒトVEGFR2と結合することを確認する。対照的に、アービタックスはヒトVEGFR2との結合を示さなかった。抗原結合タンパク質BPC1813およびBPC1818に関しては、上清中の抗体の量は定量化せず、したがって
図172中に表すデータは非希釈上清材料の希釈係数として表す。アービタックスに関しては、
図172中の1という希釈係数に等しい2μg/mlの出発濃度でアッセイ中に精製物質を使用した。
【0548】
図175はVEGFR2結合ELISAの結果を示し、抗原結合タンパク質BPC1812が組換えヒトVEGFR2と結合することを確認する。対照的に、アービタックスおよび陰性対照Sigma IgG I5154抗体はヒトVEGFR2との結合を示さなかった。抗原結合タンパク質BPC1812に関しては、上清中の抗体の量は定量化せず、したがって
図175中に表すデータは非希釈上清材料の希釈係数として表す。アービタックスおよびSigma IgG I5154に関しては、
図175中の1という希釈係数に等しい2μg/mlの出発濃度アッセイ中に精製物質を使用した。
【0549】
17.4: IL-4結合ELISA
96ウェル高結合プレートを5μg/mlのヒトIL-4でコーティングし、4℃において一晩保存した。プレートはトリス緩衝生理食塩水および0.05%のTween-20で2回洗浄した。200μLのブロッキング溶液(5%BSA、DPBSバッファー中)をそれぞれのウェルに加え、プレートは室温で少なくとも1時間インキュベートした。次いでさらなる洗浄ステップを実施した。上清または精製抗体/抗原結合タンパク質はブロッキング溶液中プレートで連続希釈した。1時間のインキュベーション後、プレートを洗浄した。ヤギ抗ヒトκ軽鎖特異的ペルオキシダーゼ結合抗体(Sigma、A7164)をブロッキング溶液中に1μg/mlに希釈し、50μLをそれぞれのウェルに加えた。プレートは1時間インキュベートした。さらなる洗浄ステップ後、50μ1のOPD(o-フェニレンジアミンジヒドロクロリド)SigmaFast基質溶液をそれぞれのウェルに加え、25μLの3M硫酸の添加によって15分後に反応を停止させた。基本終点プロトコルを使用して、VersaMax Tunableマイクロプレートリーダー(Molecular Devices)を使用して490nmで吸光度を読み取った。
【0550】
図88はIL-4結合ELISAの結果を示し、ヒトモノクローナル抗体-アドネクチン二重特異性抗体(BPC1823およびBPC1822)が、組換えヒトIL-4と結合することを確認する。陽性対照抗IL-4モノクローナル抗体パスコリツマブはIL-4との結合を示し、陰性対照抗体(Sigma I5154)はIL-4との結合を示さなかった。
【0551】
この実験のHEKトランスフェクションを繰り返して、高い抗体濃度を有する上清材料を得た。
図88bは、ELISAにより決定した、ヒトIL-4とのこの高濃度上清ヒトモノクローナル抗体-アドネクチン二重特異性抗体(BPC1823)の結合を示す。
【0552】
抗原結合タンパク質BPC1823およびBPC1822に関しては、上清中の抗体の量は定量化せず、したがって
図88および88b中に表すデータは非希釈上清材料の希釈係数として表す。パスコリツマブおよび陰性対照抗体(Sigma I5154)に関しては、
図88および88b中の1という希釈係数に等しい1μg/mlの出発濃度でアッセイ中に精製物質を使用した。
【0553】
17.5: TNF-α結合ELISA
96ウェル高結合プレートをPBSに溶かした0.4μg/mlの組換えヒトTNF-α(RnD Systems、210-TA-050/CF)でコーティングし、4℃において一晩保存した。プレートはトリス緩衝生理食塩水および0.05%のTween-20で2回洗浄した。200μLのブロッキング溶液(5%BSA、DPBSバッファー中)をそれぞれのウェルに加え、プレートは室温で少なくとも1時間インキュベートした。次いでさらなる洗浄ステップを実施した。上清または精製抗体はブロッキング溶液中プレートで連続希釈した。1時間のインキュベーション後、プレートを洗浄した。ヤギ抗ヒトκ軽鎖特異的ペルオキシダーゼ結合抗体(Sigma、A7164)をブロッキング溶液中に1μg/mLに希釈し、50μLをそれぞれのウェルに加えた。プレートは1時間インキュベートした。さらなる洗浄ステップ後、50μ1のOPD(o-フェニレンジアミンジヒドロクロリド)SigmaFast基質溶液をそれぞれのウェルに加え、25μLの3M硫酸の添加によって15分後に反応を停止させた。基本終点プロトコルを使用して、VersaMax Tunableマイクロプレートリーダー(Molecular Devices)を使用して490nmで吸光度を読み取った。
【0554】
図89はTNF-α結合ELISAの結果を示し、ヒトモノクローナル抗体-アドネクチン二重特異性抗体(BPC1823およびBPC1822)が、組換えヒトTNF-αと結合することを確認する。対照的に、抗IL-4モノクローナル抗体パスコリツマブは組換えヒトTNF-αとの結合を示さなかった。
【0555】
この実験のHEKトランスフェクションを繰り返して、高い抗体濃度を有する上清材料を得た。
図89bは、ELISAにより決定した、組換えヒトTNF-αとのこの高濃度上清ヒトモノクローナル抗体-アドネクチン二重特異性抗体(BPC1823)の結合を示す。IgG対照は組換えヒトTNF-αとの結合を示さなかった。
【0556】
抗原結合タンパク質BPC1822およびBPC1823に関しては、上清中の抗体の量は定量化せず、したがって
図89および89b中に表すデータは非希釈上清材料の希釈係数として表す。パスコリツマブに関しては、
図89および89b中の1という希釈係数に等しい1μg/mlの出発濃度でアッセイ中に精製物質を使用した。
【0557】
17.6: EGFR結合ELISA
96ウェル高結合プレートをPBSに溶かした0.67μg/mlの組換えヒトEGFRタンパク質でコーティングし、4℃において一晩保存した。プレートはトリス緩衝生理食塩水および0.05%のTween-20で2回洗浄した。200μLのブロッキング溶液(5%BSA、DPBSバッファー中)をそれぞれのウェルに加え、プレートは室温で少なくとも1時間インキュベートした。次いでさらなる洗浄ステップを実施した。抗原結合タンパク質/抗体は、ブロッキング溶液中プレートで連続希釈した。1時間のインキュベーション後、プレートを洗浄した。ヤギ抗ヒトκ軽鎖特異的ペルオキシダーゼ結合抗体(Sigma、A7164)をブロッキング溶液中に1μg/mlに希釈し、50μLをそれぞれのウェルに加えた。プレートは1時間インキュベートした。さらなる洗浄ステップ後、50μ1のOPD(o-フェニレンジアミンジヒドロクロリド)SigmaFast基質溶液をそれぞれのウェルに加え、25μLの3M硫酸の添加によって15分後に反応を停止させた。基本終点プロトコルを使用して、VersaMax Tunableマイクロプレートリーダー(Molecular Devices)を使用して490nmで吸光度を読み取った。
【0558】
図171はEGFR結合ELISAの結果を示し、二重特異性抗体BPC1818およびBPC1813は組換えヒトEGFRと結合することを確認する。陽性対照抗体、アービタックスも組換えヒトEGFRとの結合を示した。対照的に、Sigma IgG I5154は組換えヒトEGFRとの結合を示さなかった。二重特異性抗体BPC1813およびBPC1818に関しては、上清中の抗体の量は定量化せず、したがって
図171中に表すデータは非希釈上清材料の希釈係数として表す。アービタックスおよび陰性対照抗体(SigmaI5154)に関しては、
図171中の1という希釈係数に等しいそれぞれ2μg/mlおよび1μg/mlの出発濃度でアッセイ中に精製物質を使用した。
【0559】
図176はEGFR結合ELISAの結果を示し、二重特異性抗体BPC1812は組換えヒトEGFRと結合することを確認する。陽性対照抗体、アービタックスも組換えヒトEGFRとの結合を示した。対照的に、Sigma IgG I5154は組換えヒトEGFRとの結合を示さなかった。二重特異性抗体BPC1812に関しては、上清中の抗体の量は定量化せず、したがって
図176中に表すデータは非希釈上清材料の希釈係数として表す。アービタックスおよび陰性対照抗体(SigmaI5154)に関しては、
図176中の1という希釈係数に等しいそれぞれ2μg/mlおよび1μg/mlの出発濃度でアッセイ中に精製物質を使用した。
【0560】
実施例18
「G」および「S」アミノ酸残基を除去したIL-13/IL-4 mAbdAbの結合活性データ
18.1 mAbdAbの構築
(リンカー配列の隣の)GおよびSアミノ酸残基を除去したmAbdAbを構築した。標準的な分子生物学の技法を使用して発現プラスミドを構築した。これらのmAbdAbは表23中に記載する。それらをクローニングし、次いでHEK293-6E細胞、CHOK1細胞、またはCHOE1a細胞のうち1以上において発現させ、それらを精製し(それぞれ実施例1、1.3および1.5中に記載したのと同様に)、複数のIL-13およびIL-4活性アッセイ中で分析した。
【表31】
[この文献は図面を表示できません]
【0561】
18.2 発現および精製
これらのmAbdAbを精製し、SECおよびSDS-PAGEによって分析した。いくつかの精製調製物を作製し、
図90〜98に示すSECおよびSDS-PAGEのデータはこれらの調製物の代表的なものである。
【0562】
18.3 直接結合ELISAにおけるヒトIL-4との結合
精製PascoH-474 GS除去およびPascoH-TVAAPS-474 GS除去を、方法2に記載したのと同様に直接結合ELISAにおいてヒトIL-4との結合に関して試験した(PascoH-474、PascoH-TVAAPS-474、PascoH-ASTKG-474およびPascoH-ELQLE-474もこのアッセイにおいて結合に関して試験した)。いくつかのELISAアッセイをこれらの分子に関して実施し、
図99に示すデータはこれらのアッセイの代表的なものである。
【0563】
PascoH-474 GS除去およびPascoH-TVAAPS-474 GS除去は、いずれもヒトIL-4と結合した。精製抗ヒトIL4 mAb単独(パスコリツマブ)は、IL-4との結合の陽性対照としてこのアッセイ中に含めた。精製抗ヒトIL13 mAbはIL-4結合の陰性対照として含めた。PascoH-474 GS除去およびPascoH-TVAAPS-474 GS除去の結合活性は、精製抗IL4 mAb単独(パスコリツマブ)、PascoH-474、PascoH-TVAAPS-474、PascoH-ASTKG-474およびPascoH-ELQLE-474と類似していた。
【0564】
18.4 直接結合ELISAにおけるヒトIL-13との結合
精製PascoH-474 GS除去およびPascoH-TVAAPS-474 GS除去を、方法1中に記載したのと同様に直接結合ELISAにおいてヒトIL-13との結合に関しても試験した(PascoH-616およびPascoH-TVAAPS-616もこのアッセイにおいて結合に関して試験し、これらの分子の作製は実施例19中に記載する)。複数のELISAアッセイをこれらの分子に関して実施し、
図100に示すデータは全アッセイの代表的なものである。
【0565】
PascoH-474 GS除去、PascoH-TVAAPS-474 GS除去、PascoH-616およびPascoH-TVAAPS-616は、いずれもヒトIL-13と結合した。精製抗ヒトIL4 mAb単独(パスコリツマブ)は、IL-13との結合の陰性対照としてこのアッセイ中に含めた。精製抗ヒトIL13 mAbはIL-13結合の陽性対照として含めた。ここで留意すべきは、dAbは二次検出抗体によって検出されないので、抗IL-13dAb単独(DOM10-53-474)はこのアッセイでは試験せず、その代わりに、抗ヒトIL13 mAbをこのアッセイ中のIL-13結合を実証するための陽性対照として使用したことである。
【0566】
18.5 直接結合ELISAにおけるカニクイザルIL-13との結合
精製PascoH-474 GS除去、PascoH-TVAAPS-474 GS除去、PascoH-616およびPascoH-TVAAPS-616 mAbdAbは、(方法17に記載したのと同様に)直接結合ELISAにおいてカニクイザルIL-13との結合に関しても試験した。複数のELISAアッセイをこれらの分子に関して実施し、
図101に示すデータは全アッセイの代表的なものである。
【0567】
PascoH-474 GS除去、PascoH-TVAAPS-474 GS除去、PascoH-616およびPascoH-TVAAPS-616は、いずれもカニクイザルIL-13と結合した。精製抗ヒトIL4 mAb単独(パスコリツマブ)は、IL-13との結合の陰性対照としてこのアッセイ中に含めた。精製抗ヒトIL13 mAbはカニクイザルIL-13結合の陽性対照として含めた。ここで留意すべきは、dAbは二次検出抗体によって検出されないので、抗IL-13 dAb単独(DOM10-53-474およびDOM10-53-616)はこのアッセイでは試験せず、その代わりに、抗ヒトIL13 mAbをこのアッセイ中のIL-13結合を実証するための陽性対照として使用したことである。
【0568】
18.6 ヒトIL-4およびヒトIL-13との結合に関するBiacore分析
精製mAbdAbは、(方法4および5に記載したのと同様に)25℃でBIAcore(商標)T100を使用して、ヒトIL-4およびヒトIL-13との結合に関して試験した。これらのデータは表24に示す。
【0569】
実験1では、約600の相対応答単位のmAbdAb捕捉レベルを得て、6個のIL-13およびIL-4濃度曲線(256nM、64nM、16nM、4nM、1nMおよび0.25nM)を評価した。実験1中ではmAbに関してただ1つのIL-13(256nM)およびIL-4(256nM)濃度曲線を評価した。
【0570】
実験2では、約400の相対応答単位のmAbdAb捕捉レベルを得て、6個のIL-4(64nM、16nM、4nM、1nM、0.25nMおよび0.0625nM)および6個のIL-13濃度曲線(256nM、64nM、16nM、4nM、1nMおよび0.25nM)を評価した。実験2中では、ただ1つのIL-13濃度曲線(256nM)を抗IL13 mAbに関して評価し、かつ5個のIL-4濃度曲線(64nM、16nM、4nM、1nMおよび0.25nM)をパスコリツマブに関して評価した。
【0571】
実験3では、約700の相対応答単位のmAbdAbまたはmAb捕捉レベルを得て、6個のIL-4濃度曲線(256nM、64nM、16nM、4nM、1nMおよび0.25nM)を評価し、6個のIL-13濃度曲線(256nM、64nM、16nM、4nM、1nMおよび0.25nM)を評価した。
【表32】
[この文献は図面を表示できません]
【0572】
実験1および2では、PascoH-474 GS除去およびPascoH-TVAAPS-474 GS除去は、いずれも類似した結合親和性でIL-4と結合し、これは抗ヒトIL4 mAb単独(パスコリツマブ)の結合親和性とほぼ等しかった。PascoH-474 GS除去およびPascoH-TVAAPS-474 GS除去は、IL-13とも類似した結合親和性で結合した。ここで留意すべきは、dAbはプロテインAまたは抗ヒトIgGコーティングCM5チップで捕捉することができないので、抗IL-13 dAb単独(DOM10-53-474)はこのアッセイでは試験せず、その代わりに、抗ヒトIL13 mAbをこのアッセイ中のIL-13結合を実証するための陽性対照として使用したことである。
【0573】
実験3では、586H-210 GS除去および586H-TVAAPS-210 GS除去はいずれも類似した結合親和性でIL-13と結合し、これは抗ヒトIL13 mAbの結合親和性とほぼ等しかった。586H-210 GS除去および586H-TVAAPS-210 GS除去はIL-4とも非常に強く結合したが、しかしながらこの方法は、陽性解離効果およびBIAcore(商標)技法の感度レベルのために結合親和性を決定することができなかった(
*)。ここで留意すべきは、dAbはプロテインAまたは抗ヒトIgGコーティングCM5チップで捕捉することができないので、抗IL-4 dAb単独(DOM9-112-210)はこのアッセイでは試験せず、その代わりに、抗ヒトIL4 mAb(パスコリツマブ)をこのアッセイ中のIL-4結合を実証するための陽性対照として使用したことである。
【0574】
18.7 カニクイザルIL-4およびカニクイザルIL-13との結合に関するBiacore分析
精製mAbdAbは、(方法24および23に記載したのと同様に)25℃でBIAcore(商標)T100を使用して、カニクイザルIL-4およびカニクイザルIL-13との結合に関して試験した。これらのデータは表25に示す。約600の相対応答単位のmAbdAb捕捉レベルを得て、6個のIL-13濃度曲線(256、64、16、4、1、0.25nM)および5個のIL-4濃度曲線(64、16、4、1、0.25nM)を評価した。
【表33】
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【0575】
PascoH-474 GS除去、PascoH-TVAAPS-474 GS除去、PascoH-GS-ASTKGPT-474 2
nd GS除去、PascoH-474、PascoH-TVAAPS-474およびPascoH-ASTKG-474は、いずれも類似した結合親和性でカニクイザルIL-4と結合した。PascoH-474 GS除去、PascoH-TVAAPS-474 GS除去、PascoH-GS-ASTKGPT-474 2nd GS除去、PascoH-474、PascoH-TVAAPS-474およびPascoH-ASTKG-474はいずれも、IL-13とも類似した結合親和性で結合した。
【0576】
精製mAbdAbは、(方法24および23に記載したのと同様に)25℃でBIAcore(商標)T100を使用して、カニクイザルIL-4およびカニクイザルIL-13との結合に関しても試験した。これらのデータは表26に示す。約600の相対応答単位のmAbdAb捕捉レベルを得て、6個のIL13および6個のIL-4濃度曲線(256、64、16、4、1、0.25nM)を評価した。
【表34】
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【0577】
586H-210 GS除去および586H-TVAAPS-210 GS除去は、いずれも類似した結合親和性でカニクイザルIL-13と結合した。これらのmAbdAbは抗ヒトIL13 mAbより強くIL-13と結合するようであるが、しかしながらmAbの場合、全濃度範囲評価より本質的に精度が低いただ1つの濃度曲線を実施した。586H-210 GS除去および586H-TVAAPS-210 GS除去は、IL-4とも非常に強く結合したが、しかしながらこの方法は、陽性解離効果およびBIAcore(商標)技法の感度レベルのために結合親和性を決定することができなかった(
*)。ここで留意すべきは、dAbはプロテインAまたは抗ヒトIgGコーティングCM5チップで捕捉することができないので、抗IL-4 dAb単独(DOM9-112-210)はこのアッセイでは試験せず、その代わりに、抗ヒトIL4 mAb(パスコリツマブ)をこのアッセイ中のIL-4結合を実証するための陽性対照として使用したことである。
【0578】
18.8 後のIL-13結合反応速度に対するmAbdAbとのIL-4結合の影響およびその逆、および後のIL-4結合反応速度に対するmAbdAbとのIL-13結合の影響およびその逆のBiacore分析
IL-13およびIL-4 BIAcore(商標)結合アッセイを使用して、後のIL-13結合反応速度に対するPascoH-474 GS除去とのIL-4結合の影響およびその逆、および後のIL-4結合反応速度に対する586H-TVAAPS-210とのIL-13結合の影響およびその逆も調べた。mAbdAb(または陽性対照mAb)の抗ヒトIgG捕捉を使用して、分析は25℃においてBIAcore(商標)T100機器で実施した。簡潔には、製造者の推奨に従い、第1級アミンカップリングによってCM5チップに抗ヒトIgGを結合させた。次いでmAbdAb構築物(または陽性対照mAb)を(約250〜750RUで)この表面に捕捉し、第1アナライト(ヒトIL-13またはヒトIL-4のいずれか)は256nMで4分間通過させた。次いで第2アナライト(それぞれヒトIL-4またはヒトIL-13)を256nM、64nM、16nM、4nM、1nMおよび0.25nMの濃度で通過させ、および二重参照のために、バッファー注入液を捕捉抗体またはmAbdAb表面上に通過させた。機器において評価用ソフトウェアを使用して(1:1結合モデルにフィッティングし)データを分析した。次いで3Mの塩化マグネシウムを使用して表面を再生した。これらの実験からのデータは表27および28に示す。
【表35】
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【0579】
ヒトIL-4がこの分子と結合したかどうかとは無関係に、ヒトIL-13に対するPascoH-474 GS除去の結合親和性は類似していた。さらに、ヒトIL-4がこの分子と結合したかどうかとは無関係に、ヒトIL-13に対する586H-TVAAPS-210の結合親和性は類似しており、それはヒトIL-13に対する抗IL-13 mAbの結合親和性とも類似していた。
【0580】
PascoH-474 GS除去および586H-TVAAPS-210に関して得たIL-4結合のオフレート(kd)は非常に緩慢であり、かつBIAcore(商標)T100の感度範囲外であり、したがって結合親和性の正確な決定値として使用することはできなかった(データ示さず)。しかしながらデータは、試験した構築物のすべてがヒトIL-4と非常に強く結合することを示す。したがって、ヒトIL-4に対するPascoH-474 GS除去の結合親和性は、ヒトIL-13がこの分子と結合したかどうかとは無関係に非常に強かった。さらに、ヒトIL-4に対する586H-TVAAPS-210の結合親和性は、ヒトIL-13がこの分子と結合したかどうかとは無関係に非常に強かった。
【0581】
18.9 mAbdAbの効力
方法19に記載したように、ELISAによりヒトIL-4RαとのヒトIL-4結合の阻害に関してmAbdAbを試験した。表28に示すすべての分子は1つの実験中で試験し、しかしながら、曲線プロット間を区別するためにデータは2つのグラフにプロットした(586H-TVAAPS-210は2回実施し、これはサンプル1およびサンプル2として表25に示す)。これらのデータは
図102および103に示す。
【0582】
PascoH-474 GS除去は、パスコリツマブと同様にヒトIL4RαとのヒトIL-4の結合を阻害した。586H-210 GS除去、586H-TVAAPS-210 GS除去、586HTVAAPS-210、586H-210、586H-G4S-210および586H-ASTKG-210はいずれも、DOM9-112-210と同様にヒトIL4RαとのヒトIL-4の結合を阻害した。パスコリツマブおよびDOM9-112-210は、IL4RαとのIL-4結合の阻害の陽性対照として含めた。DOM10-53-474およびアイソタイプ適合mAb(無関係な抗原に対する特異性を有する)は、IL4RαとのIL-4結合の阻害の陰性対照として含めた。
【0583】
これらのデータを使用してそれぞれの分子に関するIC
50値も決定した。IC
50値は、ヒトIL4RαとのヒトIL-4の結合を50%阻害することができるmAbdAbまたはmAbまたはdAbの濃度である。IC
50値は表28に示す。
【表36】
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【0584】
これらのデータは、PascoH-474 GS除去はパスコリツマブと同様に挙動すること、およびすべての586H-210mAbdAb「ファミリーメンバー」はDOM9-112-210dAbと同様に挙動することを確認する。
【0585】
18.10 mAbdAbによるTF-1細胞バイオアッセイにおけるヒトおよびカニクイザルIL-13の中和
いくつかの精製mAbdAbを、(それぞれ方法8および方法20に記載したのと同様に)TF-1細胞バイオアッセイにおけるヒトおよびカニクイザルIL-13の中和に関して試験した。それぞれの分子はこれらのアッセイ中で1回〜9回試験し、すべてのグラフは示さないが、
図104および105は、それぞれヒトIL-13およびカニクイザルIL-13に関する中和データを示す代表的なグラフである。DOM10-53-474は、バイオアッセイにおけるヒトまたはカニクイザルIL-13の中和の陽性対照として含めた。無関係な抗原に対する特異性を有するdAb(陰性対照dAb)も、バイオアッセイにおけるヒトまたはカニクイザルIL-13の中和に関する陰性対照として含めた。
【0586】
PascoH-474 GS除去、PascoH-TVAAPS-474 GS除去およびPascoH-ASTKGP-474 2
nd GS除去、ならびにPascoH-616、PascoH-TVAAPS-616およびDOM10-53-616(これらは実施例19に記載する)は、TF-1細胞バイオアッセイにおけるヒトとカニクイザル両方のIL-13の生物活性を完全に中和した。
【0587】
18.11 mAbdAbによるTF-1細胞バイオアッセイにおけるヒトおよびカニクイザルIL-4の中和
いくつかの精製mAbdAbを、(それぞれ方法9および方法21に記載したのと同様に)TF-1細胞バイオアッセイにおけるヒトおよびカニクイザルIL-4の中和に関しても試験した。それぞれの分子はこれらのアッセイ中で2回試験し、すべてのグラフは示さないが、
図106および107は、それぞれヒトIL-4およびカニクイザルIL-4に関する中和データを示す(データセットからの)代表的なグラフである。抗IL-13 mAbは陰性対照として含め、パスコリツマブはバイオアッセイにおけるヒトまたはカニクイザルIL-4の中和に関する陽性対照として含めた。さらに、PascoH-474、PascoH-TVAAPS-474、PascoH-ASTKG-474およびPascoH-G4S-474も、これらのバイオアッセイにおいてヒトおよびカニクイザルIL-4の中和に関して試験した。
【0588】
PascoH-474 GS除去およびPascoH-TVAAPS-474 GS除去は、TF-1細胞バイオアッセイにおけるヒトとカニクイザル両方のIL-4の生物活性を完全に中和した。さらに、PascoH-474、PascoH-TVAAPS-474、PascoH-ASTKG-474およびPascoH-G4S-474も、TF-1細胞バイオアッセイにおいてヒトIL-4の生物活性を完全に中和した。
【0589】
ND
50値はいくつかの異なる実験から得たデータに基づいて誘導した。ND
50値は、IL-13またはIL-4の生物活性を50%中和することができるmAbdAbまたはmAbまたはdAbの濃度である。平均ND
50値、標準偏差(SD)および試験回数(n)は表29に示す。
【表37】
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【0590】
PascoH-474 GS除去、PascoH-TVAAPS-474 GS除去、およびPascoH-ASTKGPT-474 2
nd GS除去は、いずれもTF-1細胞バイオアッセイにおけるヒトおよびカニクイザルIL-13の生物活性を完全に中和した。さらに、ヒトIL-13に対する、PascoH-474 GS除去、PascoH-TVAAPS-474 GS除去、およびPascoH-GS-ASTKGPT-474 2
nd GS除去の中和効力(ND
50値)は同様であり、精製抗IL13 dAb単独(DOM10-53-474)に関するND
50値の数倍内であった。
【0591】
PascoH-474 GS除去とPascoH-TVAAPS-474 GS除去は両方共に、TF-1細胞バイオアッセイにおけるヒトおよびカニクイザルIL-4の生物活性を完全に中和した。さらに、ヒトIL-13およびカニクイザルIL-13に対する、PascoH-474 GS除去およびPascoH-TVAAPS-474 GS除去の中和効力(ND
50値)は同様であり、パスコリツマブに関するND
50値の数倍内であった。
【0592】
18.12 ヒトIL-13Rα2とのヒトIL-13結合の結合を阻害するmAbdAbの能力
表30中に挙げた分子は、方法22中に記載したのと同様に、ELISAによるヒトIL-13Rα2とのヒトIL-13結合の阻害に関して試験した。すべての分子は1回の実験で試験した。データは
図108に示す。
【0593】
試験したすべてのmAbdAbは、ヒトIL-13Rα2とのヒトIL-13の結合を阻害した。阻害のレベルはDOM10-53-474、DOM10-53-616および抗IL13 mAbのそれと同様であった。パスコリツマブおよび(無関係な抗原に対する特異性を有する)陰性対照dAbは、IL-13Rα2とのIL-13の結合の阻害に関する陰性対照として含めた。
【0594】
これらのデータを使用してそれぞれの分子に関するIC
50値も決定した。IC
50値は、ヒトIL-13とヒトIL-13Rα2の結合を50%阻害することができるmAbdAbまたはmAbまたはdAbの濃度である。IC
50値は表30に示す。
【表38】
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【0595】
これらのデータは、PascoH-474 GS除去、PascoH-TVAAPS-474 GS除去、PascoH-616およびPascoH-TVAAPS-616は、DOM10-53-474、DOM10-53-616および抗IL13 mAbと同様に挙動することを確認する。
【0596】
実施例19
抗IL13 DOM10-53-616dAbを含有するmAbdAb
19.1 抗IL13 DOM10-53-616dAbを含有するmAbdAbの構築
表31に述べる2つの抗IL4 mAb-抗IL13 dAbを、実施例1に記載したのと同様に部位特異的突然変異誘発によって既存のベクターからクローニングした。
【表39】
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【0597】
19.2 抗IL13 DOM10-53-616dAbを含有するmAbdAbの発現および精製
実施例1.3に記載したのと同様に、HEK293-6E細胞およびCHOE1a細胞中でこれらのmAbdAbを発現させた。
【0598】
これらのmAbdAbを精製し、SECおよびSDS-PAGEによって分析した。PascoH-616およびPascoH-TVAAPS-616 mAbdAbのいくつかの精製調製物を作製し、
図109(PascoH-616に関するSECプロファイル)、
図110(PascoH-TVAAPS_616に関するSECプロファイル)、
図111(PascoH-616に関するSDS-PAGE)および
図112(PascoH-TVAAPS-616に関するSDS-PAGE)に示すSECおよびSDS-PAGEのデータはこれらの調製物の代表的なものである。
【0599】
19.3 直接結合ELISAにおけるヒトIL-13とmAbdAbの結合
PascoH-616およびPascoH-TVAAPS-616精製mAbdAbを、(方法1に記載したのと同様に)直接結合ELISAにおいてヒトIL-13との結合に関して試験した。これらのデータは
図113に示す。
【0600】
精製PascoH-616とPascoH-TVAAPS-616の両方がヒトIL-13と結合した。精製抗ヒトIL4 mAb単独(パスコリツマブ)は、IL-13との結合の陰性対照としてこのアッセイ中に含めた。精製抗ヒトIL13 mAbはIL-13結合の陽性対照として含めた。ここで留意すべきは、dAbは二次検出抗体によって検出されないので、抗IL-13dAb単独(DOM10-53-616)はこのアッセイでは試験せず、その代わりに、抗ヒトIL13 mAbをこのアッセイ中のIL-13結合を実証するための陽性対照として使用したことである。
【0601】
19.4 ヒトIL-4およびヒトIL-13との結合に関するBiacore分析
精製mAbdAbは、(方法4および5に記載したのと同様に)25℃でBIAcore(商標)T100を使用して、ヒトIL-4およびヒトIL-13との結合に関して試験した。これらのデータは表32に示す。
【0602】
実験1では、約600の相対応答単位のmAbdAb捕捉レベルを得て、6個のIL-13およびIL-4濃度曲線(256nM、64nM、16nM、4nM、1nMおよび0.25nM)を評価した。実験1ではmAbに関してただ1つのIL-13(256nM)およびIL-4(256nM)濃度曲線を評価した。
【0603】
実験2では、約400の相対応答単位のmAbdAb捕捉レベルを得て、6個のIL-4(64nM、16nM、4nM、1nM、0.25nMおよび0.0625nM)および6個のIL-13濃度曲線(256nM、64nM、16nM、4nM、1nMおよび0.25nM)を評価した。実験2では、ただ1つのIL-13濃度曲線(256nM)を抗IL13 mAbに関して評価し、かつ5個のIL-4濃度曲線(64nM、16nM、4nM、1nMおよび0.25nM)をパスコリツマブに関して評価した。
【表40】
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【0604】
PascoH-616とPascoH-TVAAPS-616の両方が類似した結合親和性でIL-4と結合し、これは抗ヒトIL4 mAb単独(パスコリツマブ)の結合親和性とほぼ等しかった。PascoH-616とPascoH-TVAAPS-616の両方がIL-13と結合した。ここで留意すべきは、dAbはプロテインAまたは抗ヒトIgGコーティングCM5チップで捕捉することができないので、抗IL-13 dAb単独(DOM10-53-616)はこのアッセイでは試験せず、その代わりに、抗ヒトIL13 mAbをこのアッセイ中のIL-13結合を実証するための陽性対照として使用したことである。
【0605】
19.5 カニクイザルIL-13との結合に関するBiacore分析
精製mAbdAbは、(方法30に記載したのと同様に)25℃でBIAcore(商標)T100を使用して、カニクイザルIL-13との結合に関しても試験した。これらのデータは表33に示す。約400の相対応答単位のmAbdAb捕捉レベルを得て、6個のIL-13濃度曲線(256、64、16、4、1、0.25nM)を評価した。抗IL13 mAbに関するただ1つのIL-13濃度曲線(256nM)が存在した。
【表41】
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【0606】
PascoH-616とPascoH-TVAAPS-616の両方が類似した結合親和性でカニクイザルIL-13と結合した。ここで留意すべきは、dAbはプロテインAまたは抗ヒトIgGコーティングCM5チップで捕捉することができないので、抗IL-13 dAb単独(DOM10-53-616)はこのアッセイでは試験せず、その代わりに、抗ヒトIL13 mAbをこのアッセイ中のIL-13結合を実証するための陽性対照として使用したことである。
【0607】
19.6 mAbdAbによるTF-1細胞バイオアッセイにおけるヒトおよびカニクイザルIL-13の中和
精製mAbdAbを、(それぞれ方法8および方法20中に記載したのと同様に)TF-1細胞バイオアッセイにおけるヒトIL-13およびカニクイザルIL-13の中和に関して試験した。これらの分子はそれぞれのアッセイ中で3回試験し、
図114は、ヒトIL-13に関する中和データを示す代表的なグラフである。
図114aは、カニクイザルIL-13に関する中和データを示す代表的なグラフである。DOM10-53-616は、このバイオアッセイにおけるIL-13の中和に関する陽性対照として含めた。無関係な抗原に対する特異性を有するdAb(陰性対照dAb)も、このバイオアッセイにおけるIL-13の中和に関する陰性対照として含めた。
【0608】
平均ND
50値、標準偏差(SD)および試験回数(n)は表34に示す。
【表42】
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【0609】
PascoH-616とPascoH-TVAAPS-616の両方、および追加的にmAbdAbPascoH-TVAAPS-474 GS除去およびPascoH-474 GS除去が、TF-1細胞バイオアッセイにおけるヒトおよびカニクイザルIL-13の生物活性を完全に中和した。
【0610】
さらに、ヒトIL-13に対するPascoH-616およびPascoH-TVAAPS-616の中和効力(ND
50値)は同様であり、精製抗IL-13dAb単独(DOM10-53-616)に関するND
50値の2倍以内であった。
【0611】
PascoH-616およびPascoHTVAAPS-616は、方法22に記載したのと同様に、ELISAによりヒトIL-13Rα2とのヒトIL-13結合の阻害に関しても試験した。これらのデータは実施例18.12に示す。
【0612】
実施例20
ヒト全血ホスホSTAT6バイオアッセイにおけるヒトIL-13またはIL-4を中和するmAbdAbの能力
ヒト全血ホスホSTAT6バイオアッセイにおけるヒトIL-13またはIL-4を中和するmAbdAbの能力を、方法16に記載したのと同様に実施した。2つのmAbdAb構築物(精製抗IL13 mAb-抗IL4 dAb、586H-TVAAPS-210;および精製抗IL4 mAb-抗IL13 dAb、PascoH-474 GS除去)のIL-4またはIL-13の中和効力(すなわち、IL-4またはIL-13の生物活性の阻害)を決定した。精製抗ヒトIL4 mAb単独(パスコリツマブ)および精製抗IL4 dAb(DOM9-112-210)は、このアッセイにおけるrhIL-4の中和に関する陰性対照として含めた。精製抗ヒトIL-13 mAbおよび精製抗IL13 dAb(DOM10-53-474)は、rhIL-13の中和に関する陰性対照として含めた。(いずれも無関係な抗原に対する特異性を有する)dAbと混合したアイソタイプ適合mAbは、rhIL-4またはrhIL-13の中和に関する陰性対照として含めた。それぞれの分子は、異なるドナー由来の血液を使用して少なくとも2回試験した。
図115〜124は代表的なデータを示すグラフである。
【0613】
精製mAbdAbは、rhIL-13およびrhIL-4の生物活性を完全に中和した。
【0614】
方法16中に記載したのと同様に、rhIL-13またはrhIL-4の生物活性を中和する試験分子の能力は、2ng/mLのヒトIL-4またはヒトIL-13を50%中和するのに必要とされる分子(例えばmAbdAb)の濃度(IC
50)として表した。これらのデータは表35に示す。それぞれの分子に関するすべてのドナーから組み合わせた平均IC
50、および標準偏差を示す。
【表43】
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【0615】
IC
50値の比較は、586-TVAAPS-210が(それぞれIL-13およびIL-4全血アッセイにおいて)抗IL13 mAbおよびDOM9-112-210と同様にIL-13およびIL-4誘導pSTAT-6を阻害したことを示した。IC
50データの比較も、PascoH-474 GS除去が(それぞれIL-13およびIL-4全血アッセイにおいて)DOM10-53-474およびパスコリツマブと同様にIL-13およびIL-4誘導pSTAT-6を阻害したことを示した。対照mAbはすべてのドナーにおいて661nMの最大試験濃度まで阻害を示さず、かつ対照dAbはすべてのドナーにおいて2291nMの最大試験濃度まで中和を示さなかった。
【0616】
実施例21
二重標的化抗IL4/抗IL13 mAbdAbのラットPK試験
PascoH-G4S-474、PascoL-G4S-474、586H-TVAAPS-210および586H-TVAAPS-154を(表35.1に要約したように)ラットPK試験において評価した。簡潔には、オスのSprague-Dawleyラット(体重約200グラム〜220グラム)に、2mg/kgの標的用量レベルでmAbdAbを単回静脈内(i/v)投与した。割り当てた時点(0時間〜312時間)で、100μlの血液サンプルを除去し、血漿に処理した。ラット血漿サンプルは、ヒトIgG検出アッセイ、および/またはIL-13リガンド結合アッセイ、および/またはIL-4リガンド結合アッセイにおいて試験分子の存在に関して評価した。さらに、(ラット中の)パスコリツマブに関する血漿中のPKプロファイルも評価した。この場合ラット血漿サンプルは、ヒトIgG検出アッセイおよびIL-4リガンド結合アッセイにおいてパスコリツマブの存在に関して評価した。
【0617】
第1試験では、パスコリツマブを4匹のラットに与えた。第2試験では、4つの治療群が存在し(2mg/kgのPascoH-G4S-474、2mg/kgのPascoL-G4S-474、2mg/kgの586H-TVAAPS-210および2mg/kgの586H-TVAAPS-154)、それぞれの群中には4匹のラットが存在した。
【0618】
(表35.1に示す)PKパラメータは、血漿濃度-時間プロファイルデータから誘導した(これらは示さない)。ここで留意すべきは、いくつかの血漿サンプルはこれらのアッセイ中では2回以上分析し、表35.1中のPKパラメータはこれらのデータベースの1つのみから誘導したことである。さらにここで留意すべきは、PKパラメータは個々の動物用量に標準化せず、その代わりに2mg/kgの名目上の用量を仮定したことである。ここで留意すべきは、PascoH-G4S-474に関するIgG PKアッセイを用いていくつかの技術的困難に直面したので、したがって濃度は過大評価され得ることである。さらに、IgG血漿濃度-時間プロファイルの分析を、いくつかの場合(表35.1中に注記したように、分析1および分析2で)2回実施した。IL-13およびIL-4リガンド結合PKアッセイから生成した血漿濃度-時間プロファイルデータの分析は、分析2のみで実施した。PascoL-G4S-474および586H-TVAAPS-154に関するIL-13およびIL-4リガンド結合アッセイから生成した血漿濃度-時間プロファイルデータは、これらの分子に関するPKパラメータを誘導するために使用しなかった。
【表44】
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【0619】
PascoH-G4S-474に関するIL-13およびIL-4アッセイにおいて生成した血漿濃度-時間プロファイルデータ(および後に誘導したPKパラメータ)は同程度である傾向があった。これは586H-TVAAPS-210に関するIL-13、IL-4およびIgG PKアッセイにおいて生成した血漿濃度-時間プロファイルデータ(および後に誘導したPKパラメータ)にも当てはまった。これは、試験行程を通じてラット血清中で、これらのmAbdAbは「完全」であったことを示唆する。586H-TVAAPS-154に関して誘導したPKパラメータは、任意の他のmAbdAbよりパスコリツマブに関して誘導したPKパラメータとより類似しているようであった。
【0620】
実施例22
カニクイザルPK試験
PK試験をカニクイザルにおいて実施した。この動物に、1mg/kgの標的用量レベルで単回静脈内投与した。割り当てた時点で、500μlの血液サンプルを採取し血漿に加工した。次いでカニクイザルの血漿サンプルを、IL-13リガンド結合アッセイ、IL-4リガンド結合アッセイおよびIL-13/IL-4架橋アッセイにおいて試験分子の存在に関して評価した。
【0621】
mAbdAb「PascoH-474 GS除去」および「586H-TVAAPS-210」を用いたこれらの試験からの予備データは前に示したラットPKのデータと一致し、これらの分子はmAbより迅速に、ただしdAbよりは遅く体循環から除去されることを示した。
【0622】
実施例23
23.1 二重標的化抗EGFR/抗VEGF mAbdAbの作製
この二重標的化mAbdAbは、mAb重鎖のC末端とdAbの融合によって構築した。抗EGFR mAb重鎖および軽鎖発現カセットを事前に構築した。クローニングに使用した制限部位は、実施例10で述べた制限部位と同じである(SalIおよびHindIII)。
【0623】
抗VEGF dAb(DOM15-26-593)をコードするDNAを次いで(SalIおよびHindIII末端をコードするプライマーを使用して)PCRによって増幅し、修飾3'コード領域中に挿入し、mAbとdAbの間に「STG」(セリン、スレオニン、グリシン)のリンカーをもたらした。
【0624】
それぞれ軽鎖および重鎖の配列を確認したクローン(配列番号164および243)を選択し、製造者のプロトコルに従いQiagen Mega Prepキットを使用して大規模DNA調製物を作製した。軽鎖と重鎖(配列番号165および137)の共トランスフェクションにより一過性トランスフェクション技法を使用して、哺乳動物細胞HEK293-6E細胞中でmAbdAbを発現させた。
【0625】
23.2 二重標的化抗EGFR/抗VEGF mAbdAbの精製およびSEC分析
この二重標的化mAbdAbを、確立したプロトコルに従いプロテインA親和性クロマトグラフィーを使用して浄化した発現上清から精製した。精製サンプルの濃度は、280nmでの吸光度の測定からの分光光度法によって決定した。精製サンプル(DMS4010と称する)のSDS-PAGE分析(
図128)は約170kDaで泳動した非還元サンプルを示し、一方還元サンプルは、それぞれ約25および約60kDaの対応する軽鎖およびdAb融合重鎖で泳動した2つのバンドを示す。
【0626】
サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)分析用に、抗EGFR/抗VEGF mAbdAbを、事前に平衡化した(HPLCシステムと連結した)S-20010/30GLカラムに施し、1ml/分においてPBS中で実施した。SECプロファイルは、対称ピークとして現れる1種を示す(
図129)。
【0627】
23.3 二重標的化抗EGFR/抗VEGF mAbdAbの効力
VEGFおよびEGFRを中和する分子の能力を、それぞれ方法12および13に記載したのと同様に決定した。アッセイデータはGraphPad Prismを使用して分析した。効力値はS字形用量応答曲線を使用して決定し、データは最適モデルを使用してフィッティングした。このmAbdAb(DMS4010と称する)の抗EGFR効力(
図130)は4.784nMであると算出され、一方で対照、抗EGFR mAbは4.214nMのEC50値を得た。抗VEGF受容体結合アッセイ(
図131)において、mAbdAb(DMS4010と称する)のEC50は58pM(0.058nM)であり、一方で抗VEGF対照mAbは214.1pM(0.2141nM)のEC50をもたらした。結論として、アッセイデータは、実施例23の構築物、二重標的化抗EGFR/抗VEGF mAbdAbは両方の抗原に対して強力であることを示す。
【0628】
23.4 二重標的化抗EGFR/抗VEGF mAbdAbのPK
二重標的化抗EGFR/抗VEGF mAbdAb(DMS4010と称する)の薬物動態プロファイルを、カニクイザルへの投与後に決定した。化合物は5mg/kgの用量で静脈内投与し、投与後の多数の時点での血清中の薬剤レベルを、別のELISAアッセイにおいてEGFRとVEGFの両方との結合によって決定した。
図132は、mAbsセツキシマブ(抗EGFR)およびベバシツマブ(抗VEGF)に関して生成した復元データとそのデータを比較した、このアッセイに関する結果を示す。さらなる詳細は表36に示す。
【表45】
[この文献は図面を表示できません]
【0629】
23.5 別の抗EGFR/抗VEGF mAbdAbの作製
別の抗EGFR/抗VEGF mAbdAbを、STGリンカーを使用し重鎖のC末端上のVEGF dAbと連結した同じ抗EGFR mAbを使用して、実施例11.1中で前に記載した方法と類似した方法で構築した。この場合使用した抗VEGF dAbはDOM15-10-11であった。軽鎖と重鎖(配列番号165および186)の共トランスフェクションによる一過性トランスフェクション技法を使用して、この分子をHEK293-6E細胞中で発現させたが、しかしながら、発現の有意に低下したレベルを実施例23.2中に記載した分子の発現と比較して得た。実施例23.3中に記載したのと同様に同じVEGFアッセイにおいて効力に関して試験したとき、このアッセイにおいてVEGF受容体とのVEGF結合の検出不能なレベルの阻害があることが分かった。
【0630】
実施例24
24.1 リンカーを含まない二重標的化抗EGFR/抗VEGF mAbdAbの作製
dAbとmAbのCH3ドメインの間の「STG」リンカーを除去した、実施例23中で前に記載したmAbdAbの誘導体を作製した。SDMを使用して、重鎖をコードするプラスミドからSTGリンカーをコードする残基を欠失させた。それぞれ軽鎖および重鎖の配列を確認したクローン(配列番号243および174)を選択し、製造者のプロトコルに従いQiagen Mega Prepキットを使用して大規模DNA調製物を作製した。軽鎖と重鎖(配列番号175および137)の共トランスフェクションにより一過性トランスフェクション技法を使用して、哺乳動物細胞HEK293-6E細胞中でmAbdAbを発現させた。
【0631】
24.2 リンカーを含まない二重標的化抗EGFR/抗VEGF mAbdAbの精製およびSEC分析
この二重標的化mAbdAbを、確立したプロトコルに従いプロテインA親和性クロマトグラフィーを使用して浄化した発現上清から精製した。精製サンプルの濃度は、280nmでの吸光度の測定からの分光光度法によって決定した。精製サンプル(DMS4011と称する)のSDS-PAGE分析(
図133)は約170kDaで泳動した非還元サンプルを示し、一方還元サンプルは、それぞれ約25および約60kDaの対応する軽鎖およびdAb融合重鎖で泳動した2つのバンドを示す。
【0632】
サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)分析用に、抗EGFR/抗VEGF mAbdAbを、事前に平衡化した(HPLCシステムと連結した)S-20010/30GLカラムに供し、1ml/分においてPBS中で実施した。SECプロファイルは、対称ピークとして現れる1種を示す(
図134)。
【0633】
24.3 リンカーを含まない二重標的化抗EGFR/抗VEGF mAbdAbの効力
VEGFおよびEGFRを中和する分子の能力を、それぞれ方法12および13に記載したのと同様に決定した。アッセイデータはGraphPad Prismを使用して分析した。効力値はS字形用量応答曲線を使用して決定し、データは最適モデルを使用してフィッティングした。このmAbdAb(DMS4011と称する)の抗EGFR効力(
図135)は3.529nMであると計算し、一方で対照、抗EGFR mAbは3.647nMのEC50値を得た。抗VEGF受容体結合アッセイ(
図136)において、mAbdAb(DMS4011と称する)のEC50は342.9pM(0.3429nM)であり、一方で抗VEGF対照mAbは214.1pM(0.2141nM)のEC50をもたらした。結論として、アッセイデータは、実施例24の構築物、リンカーを含まない二重標的化抗EGFR/抗VEGF mAbdAbは両方の抗原に対して強力であることを示す。
【0634】
実施例25
25.1 長いリンカーを有する二重標的化抗EGFR/抗VEGF mAbdAbの作製
dAbとmAbのCH3ドメインの間のリンカーが重鎖をコードするプラスミドへの柔軟性「GGGGS」モチーフの1つまたは2つの反復単位の挿入によって延長した、実施例23中で前に記載したmAbdAbの誘導体を作製した。
【0635】
配列番号175で述べる重鎖配列を有する第1分子はこのモチーフの1つの反復単位を有し、したがって「STGGGGGS」のリンカーを有する。
【0636】
配列番号177で述べる重鎖配列を有する第2分子はこのモチーフの2つの反復単位を有し、したがって「STGGGGGSGGGGS」のリンカーを有する。
【0637】
これらはいずれも、実施例23中で使用したのと同じ軽鎖(配列番号243)と独立に組み合わせた。
【0638】
軽鎖および重鎖の配列を確認したクローンを選択し、製造者のプロトコルに従いQiagen Mega Prepキットを使用して大規模DNA調製物を作製した。軽鎖と重鎖(DMS4023と称する配列番号176および137、ならびにDMS4024と称する配列番号178および137)の共トランスフェクションにより一過性トランスフェクション技法を使用して、哺乳動物細胞HEK293-6E細胞中でmAbdAbを発現させた。
【0639】
25.2 長いリンカーを有する二重標的化抗EGFR/抗VEGF mAbdAbの精製およびSEC分析
これらの二重標的化mAbdAbを、確立したプロトコルに従いプロテインA親和性クロマトグラフィーを使用して浄化した発現上清から精製した。精製サンプルの濃度は、280nmでの吸光度の測定からの分光光度法によって決定した。精製サンプルDMS4023およびDMS4024のSDS-PAGE分析(
図137)は約170kDaで泳動した非還元サンプルを示し、一方還元サンプルは、それぞれ約25および約60kDaの対応する軽鎖およびdAb融合重鎖で泳動した2つのバンドを示す。
【0640】
サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)分析用に、抗EGFR/抗VEGF mAbdAbを、事前に平衡化した(HPLCシステムと連結した)S-20010/30GLカラムに供し、1ml/分においてPBS中で実施した。DMS4023(
図138)とDMS4024(
図139)の両方に関するSECプロファイルは、わずかに垂れ下がるピークを有する1種を示す。
【0641】
25.3 長いリンカーを有する二重標的化抗EGFR/抗VEGF mAbdAbの効力
VEGFおよびEGFRを中和する分子の能力を、それぞれ方法12および13に記載したのと同様に決定した。アッセイデータはGraphPad Prismを使用して分析した。効力値はS字形用量応答曲線を使用して決定し、データは最適モデルを使用してフィッティングした。mAbdAb DMS4023の抗EGFR効力(
図140)は7.066nMであると算出され、mAbdAb DMS4024の効力は6.420nMであると算出され、一方で対照、抗EGFR mAbは7.291nMのEC50値を得た。抗VEGF受容体結合アッセイ(
図141)において、mAbdAb DMS4023のEC50は91.79pM(0.091nM)であり、mAbdAb DMS4024のEC50は90pM(0.0906nM)であり、一方で抗VEGF対照mAbは463.2pM(0.4632nM)のEC50をもたらした。結論として、アッセイデータは、実施例25の構築物、長いリンカーを有する二重標的化抗EGFR/抗VEGF mAbdAbは両方の抗原に対して強力であることを示す。
【0642】
実施例26
26.1 二重標的化抗VEGF/抗EGFR mAbdAbの作製
この二重標的化mAbdAbは、mAb重鎖のC末端とdAbの融合によって構築した。抗VEGF mAb重鎖および軽鎖発現カセットを事前に構築した。クローニングに使用した制限部位は、実施例10中で述べた制限部位と同じである(SalIおよびHindIII)。
【0643】
抗EGFR dAb(DOM16-39-542)をコードするDNAを次いで(SalIおよびHindIII末端をコードするプライマーを使用して)PCRによって増幅し、修飾3'コード領域中に挿入し、mAbとdAbの間に「STG」(セリン、スレオニン、グリシン)のリンカーをもたらした。
【0644】
それぞれ軽鎖および重鎖の配列を確認したクローン(配列番号179および181)を選択し、製造者のプロトコルに従いQiagen Mega Prepキットを使用して大規模DNA調製物を作製した。軽鎖と重鎖(配列番号180および182)の共トランスフェクションにより一過性トランスフェクション技法を使用して、哺乳動物細胞HEK293-6E細胞中でmAbdAbを発現させた。
【0645】
26.2 二重標的化抗VEGF/抗EGFR mAbdAbの精製およびSEC分析
これらの二重標的化mAbdAbを、確立したプロトコルに従いプロテインA親和性クロマトグラフィーを使用して浄化した発現上清から精製した。精製サンプルの濃度は、280nmでの吸光度の測定からの分光光度法によって決定した。精製サンプル(DMS4009と称する)のSDS-PAGE分析(
図142)は約170kDaで泳動した非還元サンプルを示し、一方還元サンプルは、それぞれ約25および約60kDaの対応する軽鎖およびdAb融合重鎖で泳動した2つのバンドを示す。
【0646】
サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)分析用に、抗EGFR/抗VEGF mAbdAbを、事前に平衡化した(HPLCシステムと連結した)S-20010/30GLカラムに供し、1ml/分においてPBS中で実施した。この分子に関するSECプロファイル(
図143)は、対称ピークを有する1種を示す。
【0647】
26.3 二重標的化抗VEGF/抗EGFR mAbdAbの効力
VEGFおよびEGFRを中和する分子の能力を、それぞれ方法12および13に記載したのと同様に決定した。アッセイデータはGraphPad Prismを使用して分析した。効力値はS字形用量応答曲線を使用して決定し、データは最適モデルを使用してフィッティングした。mAbdAb DMS4009の抗EGFR効力(
図144)は132.4nMであると算出され、一方で対照、抗EGFR mAbは6.585nMのEC50値を得た。抗VEGF受容体結合アッセイ(
図145)において、mAbdAbのEC50は539.7pM(0.5397nM)であり、一方で抗VEGF対照mAbは380.5pM(0.3805nM)のEC50をもたらした。結論として、アッセイデータは、実施例26の構築物、二重標的化抗VEGF/抗EGFR mAbdAbは両方の抗原に対して強力であることを示す。
【0648】
実施例27
27.1 二重標的化抗EGFR/抗IL-13 mAbdAbの作製
この二重標的化mAbdAbは、mAb重鎖のC末端とdAbの融合によって構築した。抗EGFR mAb重鎖および軽鎖発現カセットを事前に構築した。クローニングに使用した制限部位は、実施例10で述べた制限部位と同じである(SalIおよびHindIII)。
【0649】
抗IL-13dAb(DOM10-53-474)をコードするDNAを次いで(SalIおよびHindIII末端をコードするプライマーを使用して)PCRによって増幅し、修飾3'コード領域中に挿入し、mAbとdAbの間に「STG」(セリン、スレオニン、グリシン)のリンカーをもたらした。
【0650】
それぞれ軽鎖および重鎖の配列を確認したクローン(配列番号243および183)を選択し、製造者のプロトコルに従いQiagen Mega Prepキットを使用して大規模DNA調製物を作製した。軽鎖と重鎖(配列番号137および184)の共トランスフェクションにより一過性トランスフェクション技法を使用して、哺乳動物細胞HEK293-6E細胞中でmAbdAbを発現させた。
【0651】
27.2 二重標的化抗EGFR/抗IL-13 mAbdAbの精製およびSEC分析
これらの二重標的化mAbdAbを、確立したプロトコルに従いプロテインA親和性クロマトグラフィーを使用して浄化した発現上清から精製した。精製サンプルの濃度は、280nmでの吸光度の測定からの分光光度法によって決定した。精製サンプル(DMS4029と称する)のSDS-PAGE分析(
図146)は約170kDaで泳動した非還元サンプルを示し、一方還元サンプルは、それぞれ約25および約60kDaの対応する軽鎖およびdAb融合重鎖で泳動した2つのバンドを示す。
【0652】
サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)分析用に、抗EGFR/抗IL-13 mAbdAbを、事前に平衡化した(HPLCシステムと連結した)S-20010/30GLカラムに供し、0.5ml/分においてPBS中で実施した。この分子に関するSECプロファイル(
図147)は、対称ピークを有する1種を示す。
【0653】
27.3 二重標的化抗EGFR/抗IL-13 mAbdAbの効力
EGFRおよびIL-13を中和する分子の能力を、それぞれ方法13および25に記載したのと同様に決定した。アッセイデータはGraphPad Prismを使用して分析した。効力値はS字形用量応答曲線を使用して決定し、データは最適モデルを使用してフィッティングした。mAbdAb DMS4029の抗EGFR効力(
図148)は9.033nMであると算出され、一方で対照、抗EGFR mAbは8.874nMのEC50値を得た。IL-13細胞ベースの中和アッセイ(
図149)において、mAbdAbのEC50は1.654nMであり、一方で抗IL-13対照dAbは0.996nMのEC50をもたらした。結論として、アッセイデータは、実施例27の構築物、二重標的化抗EGFR/抗IL-13 mAbdAbは両方の抗原に対して強力であることを示す。
【0654】
実施例28
28.1 dAbが軽鎖上に位置する二重標的化抗EGFR/抗VEGF mAbdAbの作製
二重標的化抗EGFR/抗VEGF mAbdAbを、mAb軽鎖のC末端とdAbの融合によって構築した。抗EGFR mAb重鎖および軽鎖発現カセットを事前に構築した。
【0655】
軽鎖中dAb挿入用の制限部位を導入するために、部位特異的突然変異誘発を使用し、鋳型としてmAb軽鎖発現ベクターを使用してBamHIおよびHindIIIクローニング部位を作製した。抗VEGF dAb(DOM15-26-593)をコードするDNAを次いで(BamHIおよびHindIII末端をコードするプライマーを使用して)PCRによって増幅し、修飾3'コード領域中に挿入し、mAbとdAbの間に「GSTG」または「GSTVAAPS」のいずれかのリンカーをもたらした。
【0656】
配列番号187で述べる軽鎖配列を有する第1分子は「GSTG」のリンカーを有する。
【0657】
配列番号189で述べる軽鎖配列を有する第2分子は「GSTVAAPS」のリンカーを有する。
【0658】
これらはいずれも配列番号245の重鎖と独立に組み合わせた。
【0659】
軽鎖および重鎖の配列を確認したクローンを選択し、製造者のプロトコルに従いQiagen Mega Prepキットを使用して大規模DNA調製物を作製した。軽鎖と重鎖(DMS4013と称する配列番号188および139、ならびにDMS4027と称する配列番号190および139)の共トランスフェクションにより一過性トランスフェクション技法を使用して、哺乳動物HEK293-6E細胞中でmAbdAbを発現させた。
【0660】
28.2 dAbが軽鎖上に位置する二重標的化抗EGFR/抗VEGF mAbdAbの精製およびSEC分析
これらの二重標的化mAbdAbを、確立したプロトコルに従いプロテインA親和性クロマトグラフィーを使用して浄化した発現上清から精製した。精製サンプルの濃度は、280nmでの吸光度の測定からの分光光度法によって決定した。精製サンプルDMS4013およびDMS4027のSDS-PAGE分析(
図150)は約170kDaで泳動した非還元サンプルを示し、一方還元サンプルは、それぞれ約38および約50kDaの対応するdAb融合軽鎖および重鎖で泳動した2つのバンドを示す。
【0661】
サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)分析用に、抗EGFR/抗VEGF mAbdAbを、事前に平衡化した(HPLCシステムと連結した)S-20010/300GLカラムに供し、1ml/分においてPBS中で実施した。DMS4013(
図151)とDMS4027(
図152)の両方に関するSECプロファイルは、対称ピークを有する1種を示す。
【0662】
28.3 dAbが軽鎖上に位置する二重標的化抗EGFR/抗VEGF mAbdAbの効力
VEGFおよびEGFRを中和する分子の能力を、それぞれ方法12および13に記載したのと同様に決定した。アッセイデータはGraphPad Prismを使用して分析した。効力値はS字形用量応答曲線を使用して決定し、データは最適モデルを使用してフィッティングした。mAbdAb DMS4013の抗EGFR効力(
図153)は7.384nMであると算出され、mAbdAb DMS4027の効力は7.554nMであると算出され、一方で対照である抗EGFR mAbは7.093nMのEC50値を得た。抗VEGF受容体結合アッセイ(
図154)において、mAbdAb DMS4013のEC50は1.179nMであり、mAbdAb DMS4027のEC50は0.1731nMであり、抗VEGF対照mAbは0.130nMのEC50をもたらした。結論として、アッセイデータは、実施例28の構築物、dAbが軽鎖上に位置する二重標的化抗EGFR/抗VEGF mAbdAbは両方の抗原に対して強力であることを示す。
【0663】
実施例29
二重標的化抗EGFR/抗VEGFおよび抗TNF/抗VEGF mAbdAbのBiacore分析
実施例11(抗TNF/抗VEGF mAbdAb)および実施例23、24、25および28(抗EGFR/抗VEGF mAbdAb)中に記載したmAbdAbにBIAcore分析を施して、それらの対応する抗原との結合に関する反応速度結合定数および解離定数を決定した。分析はBIAcore(商標)3000機器で実施した。機器の温度は25℃に設定した。HBS-EPバッファーはランニングバッファーとして使用した。実験データは機器に関して最高の考えられる割合で回収した。実験用CM5チップ上の1つのフローセルは、製造者の説明書に従い標準的なアミンカップリング化学法を使用してプロテインAでコーティングし、第2のフローセルを同様に処理したが、プロテインAの代わりにバッファーを使用して参照表面を生成した。次いでプロテインAでコーティングしたフローセルを使用してmAbdAbを捕捉した。表37中に詳述するように、抗原は2倍連続希釈系として注入した。数回の希釈を二連で実施した。リガンドの代わりにバッファーのみの注入は、バックグラウンドサブトラクションに使用した。機器ソフトウェアに固有な反応速度ウィザードを使用して、サンプルはランダムな順序で注入した。10mMグリシン、pH1.5を注入することによって、それぞれのサイクルの最後に表面を再生した。データ処理と反応速度フィッティングの両方をBIA評価ソフトウェア4.1を使用して実施した。(同じ実験からの)二連の結果の平均を示すデータを表37に示す。DMS4010に関して示した多数の値は別時に実施した2回の実験を表す。分析したリガンドの濃度のため、787nMの値はおそらく親和性を過大評価する。
【表46】
[この文献は図面を表示できません]
【0664】
実施例30
二重特異性抗体足場と融合した単鎖ドメイン抗体を含む三重特異性抗体
30.1 構築
IL-18およびIL-12抗原に対して特異性を有する二重特異性抗体分子の可変重鎖および軽鎖ドメインをコードする遺伝子(さらなる情報に関してはWO2007/024715を参照)を適切な制限酵素部位を用いてde novoで構築し、シグナル配列を加えた。標準的な分子生物学の技法を使用して、可変重鎖ドメインを、定常領域のC末端でTVAAPSリンカーを介して抗IL4ドメイン抗体DOM9-112-210(配列番号4)と融合したIgG1重鎖定常領域を含有する発現ベクターにクローニングした。軽鎖可変ドメインを同様に、Ck定常領域配列を含有する発現ベクターにクローニングした。構築および発現した抗体は表38中に挙げる。
【表47】
[この文献は図面を表示できません]
【0665】
30.2 発現および精製
簡潔には、25mlのHEK293細胞を1.5×10
6個細胞/mlで、293fectin試薬(Invitrogen#51-0031)と事前にインキュベートした重鎖および軽鎖発現プラスミドで共トランスフェクトした。細胞は振とうインキュベーター、37℃、5%CO
2、および95%相対湿度中に置いた。24時間後、トリプトン供給培地を加え、細胞はさらに48時間増殖させた。上清は遠心分離によって回収し、IgGレベルはELISAによって定量化した。生成したmAbdAbはBPC1616(配列番号193および194)と称した。
【0666】
30.3 IL-12結合ELISA
トランスフェクションからの細胞上清を組換えヒトIL-12との結合に関して評価した。簡潔には、ELISAプレートを2μg/mlで抗ヒトIL-12(R&D Systems AF219NA)を用いてコーティングし、ブロッキング溶液(4%BSA、トリス緩衝生理食塩水中)でブロッキングした。次いでプレートに、ブロッキング溶液に溶かした25ng/mlの組換えヒトIL-12(PeproTech #200-12)をロードした。TBS+0.05%Tween20(TBST)中で洗浄する前に、プレートは室温で1時間インキュベートした。ブロッキング溶液に希釈した様々な希釈の細胞上清、ならびに無関係な対照抗体(パスコリツマブおよびアイソタイプ適合対照hIgG)を加えた。プレートは室温で1時間インキュベートした後、TBST中で洗浄した。ブロッキング溶液中に1000倍希釈でのペルオキシダーゼ標識抗ヒトκ軽鎖抗体(SigmaA7164)の添加によって結合を検出した。プレートは室温で1時間インキュベートした後、TBST中で洗浄した。プレートはOPD基質(SigmaP9187)の添加によって発色させ、発色は3MのH
2SO
4の添加によって停止させた。吸光度はプレートリーダーを用いて490nmで測定し、平均吸光度をプロットした。
【0667】
結果は
図155に表し、BPC1616は組換えヒトIL-12と結合し、一方2つの対照抗体は結合を示さなかったことを示す。
【0668】
30.4 IL-18結合ELISA
トランスフェクションからの細胞上清を組換えヒトIL-18との結合に関して評価した。簡潔には、ELISAプレートを1μg/mlでヒトIL-18(GSKで作製)を用いてコーティングし、ブロッキング溶液(4%BSA、トリス緩衝生理食塩水中)でブロッキングした。ブロッキング溶液に希釈した様々な希釈の細胞上清、ならびに無関係な抗体(パスコリツマブおよびアイソタイプ適合対照ヒトIgG)を加えた。プレートは室温で1時間インキュベートした後、TBS+0.05%Tween20(TBST)中で洗浄した。ブロッキング溶液中の1000倍希釈のペルオキシダーゼ標識抗ヒトκ軽鎖抗体(SigmaA7164)の添加によって結合を検出した。プレートは室温で1時間インキュベートした後、TBST中で洗浄した。プレートはOPD基質(SigmaP9187)の添加によって発色させ、発色は3MのH
2SO
4の添加によって停止させた。吸光度はプレートリーダーを用いて490nmで測定し、平均吸光度をプロットした。結果は
図156中に表し、BPC1616は組換えヒトIL-18と結合し、一方2つの対照抗体は結合を示さなかったことを示す。
【0669】
30.5 IL-4結合ELISA
トランスフェクションからの細胞上清を組換えヒトIL-4との結合に関して評価した。簡潔には、ELISAプレートを1μg/mlでヒトIL-4(GSKで作製)を用いてコーティングし、ブロッキング溶液(4%BSA、トリス緩衝生理食塩水中)でブロッキングした。ブロッキング溶液に希釈した様々な希釈の細胞上清、ならびに抗IL-4モノクローナル抗体(パスコリツマブ)および無関係な抗体(アイソタイプ適合対照hIgG)を加えた。プレートは室温で1時間インキュベートした後、TBS+0.05%Tween20(TBST)中で洗浄した。ブロッキング溶液中に1000倍希釈でのペルオキシダーゼ標識抗ヒトκ軽鎖抗体(SigmaA7164)の添加によって結合を検出した。プレートは室温で1時間インキュベートした後、TBST中で洗浄した。プレートはOPD基質(SigmaP9187)の添加によって発色させ、発色は3MのH
2SO
4の添加によって停止させた。吸光度はプレートリーダーを用いて490nmで測定し、平均吸光度をプロットした。
【0670】
結果は
図157に表し、BPC1616およびパスコリツマブは組換えヒトIL-4と結合し、一方対照抗体は結合を示さないことを示す。
【0671】
実施例31
モノクローナル抗体のC末端に直列に融合した2つの単鎖ドメイン抗体を含む三重特異性mAbdAb
31.1 構築
2つの単鎖ドメイン抗体がモノクローナル抗体の重鎖のC末端に直列に融合した、3つの三重特異性抗体(mAbdAb-dAb)を構築した。
【0672】
簡潔には、N末端にBglII制限部位およびC末端にBamHI制限部位をPCRにより導入して、ドメイン抗体をコードするDNA配列をDOM10-53-474(配列番号5)、DOM9-155-154(配列番号3)およびDOM9-112-210(配列番号4)と隣接させた。
【0673】
次いでDOM10-53-474ドメイン抗体をコードするDNA断片を、抗IL-4ドメイン抗体DOM9-112-210(配列番号71)と融合した抗IL-5モノクローナル抗体の重鎖をコードする哺乳動物発現ベクターのBamHI部位にクローニングした。DOM9-155-154およびDOM9-112-210ドメイン抗体をコードするDNA断片は両方独立に、抗IL-13ドメイン抗体DOM10-53-474(配列番号116)と融合した抗CD20モノクローナル抗体の重鎖をコードする哺乳動物発現ベクターのBamHI部位にクローニングした。生成した発現ベクターは重鎖をコードし、2つの単鎖ドメイン抗体はC末端に融合する。重鎖のタンパク質配列は、表39に示すように配列番号195、196および197として示す。
【0674】
以下の表39は構築したmAdbAbのまとめである。
【表48】
[この文献は図面を表示できません]
【0675】
31.2 発現および精製
BPC1008、BPC1009およびBPC1010の重鎖および軽鎖をコードする発現プラスミドは、293fectin(Invitrogen、12347019)を使用してHEK2936E細胞に一過的に共トランスフェクトした。トリプトン供給培地を翌日に細胞培養物に加え、上清材料は最初のトランスフェクションから約2〜6日後に採取した。結合アッセイ中で試験する前にプロテインAカラムを使用して、抗体を精製した。
【0676】
31.3: IL-4結合ELISA
96ウェル高結合プレートをコーティングバッファー(0.05M重炭酸塩、pH9.6、Sigma C-3041)
3に溶かした5μg/mlのヒトIL-4(GSK)でコーティングし、4℃において一晩保存した。プレートはトリス緩衝生理食塩水および0.05%のTween-20(TBST)で2回洗浄した。100μLのブロッキング溶液(1%BSA、TBSTバッファー中)をそれぞれのウェルに加え、プレートは室温で少なくとも1時間インキュベートした。精製抗体は、ブロッキング溶液中プレートで連続希釈した。1時間のインキュベーション後、プレートを3回洗浄した。ヤギ抗ヒトκ軽鎖特異的ペルオキシダーゼ結合抗体(SigmaA7164)をブロッキング溶液中に2000倍に希釈し、50μLをそれぞれのウェルに加えた。プレートは1時間インキュベートした。プレートを3回洗浄し、次いでOPD(o-フェニレンジアミンジヒドロクロリド)SigmaFast基質溶液をそれぞれのウェルに加え、25μLの3M硫酸の添加によって5分後に反応を停止させた。基本終点プロトコルを使用して、VersaMax Tunableマイクロプレートリーダー(Molecular Devices)を使用して490nmで吸光度を読み取った。
【0677】
ELISAの結果は
図158に示し、抗体BPC1008、1009およびBPC1010が組換えヒトIL-4と結合することを確認する。陽性対照パスコリツマブも組換えIL-4との結合を示したが、一方で陰性対照抗IL-13 mAbおよびメポリズマブは、IL-4との結合を示さなかった。抗体BPC1009およびBPC1010も別の実験で試験し、
図158に示した結果と同様の結果を得た。
【0678】
31.4: IL-5結合ELISA
96ウェル高結合プレートをコーティングバッファー(0.05M重炭酸塩、pH9.6)に溶かした5.9μg/mlのヒトIL-5(GSK)でコーティングし、4℃において一晩保存した。プレートはトリス緩衝生理食塩水および0.05%のTween-20(TBST)で2回洗浄した。100μLのブロッキング溶液(1%BSA、TBSTバッファー中)をそれぞれのウェルに加え、プレートは室温で少なくとも1時間インキュベートした。精製抗体は、ブロッキング溶液中プレートで連続希釈した。1時間のインキュベーション後、プレートを3回洗浄した。ヤギ抗ヒトκ軽鎖特異的ペルオキシダーゼ結合抗体(Sigma A7164)をブロッキング溶液中に2000倍に希釈し、50μLをそれぞれのウェルに加えた。プレートは1時間インキュベートした。プレートを3回洗浄し、次いでOPD(o-フェニレンジアミンジヒドロクロリド)SigmaFast基質溶液をそれぞれのウェルに加え、25μLの3M硫酸の添加によって5分後に反応を停止させた。基本終点プロトコルを使用して、VersaMax Tunableマイクロプレートリーダー(Molecular Devices)を使用して490nmで吸光度を読み取った。
【0679】
図159はELISAの結果を示し、抗体BPC1008が組換えヒトIL-5と結合することを確認し、一方BPC1009およびBPC1010はIL-5との結合を示さなかった。陽性対照メポリズマブも組換えIL-5との結合を示したが、一方で陰性対照抗IL-13 mAbおよびパスコリツマブはIL-5との結合を示さなかった。
【0680】
IL-13結合ELISA
96ウェル高結合プレートをコーティングバッファー(0.05M重炭酸塩pH9.6、SigmaC-3041)
3に溶かした5μg/mlのヒトIL-13(GSK)でコーティングし、4℃において一晩保存した。プレートはトリス緩衝生理食塩水および0.05%のTween-20(TBST)で2回洗浄した。100μLのブロッキング溶液(1%BSA、TBSTバッファー中)をそれぞれのウェルに加え、プレートは室温で少なくとも1時間インキュベートした。精製抗体は、ブロッキング溶液中プレートで連続希釈した。1時間のインキュベーション後、プレートを3回洗浄した。ヤギ抗ヒトκ軽鎖特異的ペルオキシダーゼ結合抗体(SigmaA7164)をブロッキング溶液中に2000倍に希釈し、50μLをそれぞれのウェルに加えた。プレートは1時間インキュベートした。プレートを3回洗浄し、次いでOPD(o-フェニレンジアミンジヒドロクロリド)SigmaFast基質溶液をそれぞれのウェルに加え、25μLの3M硫酸の添加によって5分後に反応を停止させた。基本終点プロトコルを使用して、VersaMax Tunableマイクロプレートリーダー(Molecular Devices)を使用して490nmで吸光度を読み取った。
【0681】
ELISAの結果は
図160中に示し、抗体BPC1008、1009およびBPC1010が組換えヒトIL-13と結合することを確認する。陽性対照抗IL-13 mAbも組換えIL-13との結合を示したが、一方で陰性対照パスコリツマブおよびメポリズマブは、IL-13との結合を示さなかった。抗体BPC1009およびBPC1010も別の実験中で試験し、
図160中に示した結果と同様の結果を得た。
【0682】
実施例32
一価抗体足場と融合した単鎖ドメイン抗体を含むmAbdAb
32.1 mAbdAbの構築
一価抗体(さらなる情報に関してはWO2006015371およびWO2007059782を参照)とドメイン抗体DOM-15-26-293の融合体を含む二重特異性抗体を以下のように構築した。抗c-Met Knob-into-hole重鎖(配列番号202および203)をコードするDNA配列は、PCRベースの戦略、次に部位特異的突然変異誘発を使用して構築した。抗-c-Met Unibody重鎖(配列番号204)をコードするDNA配列は、PCRベースの戦略、次にPCRベースの手法によるヒンジ領域の除去を使用して構築した。さらに、融合構築物用に、BamHIおよびEcoRI制限部位を重鎖発現カセットのC末端に含めて、既存のベクターからBamHI-EcoRI断片として、抗VEGF-Aドメイン抗体(DOM-15-26-593)(配列番号75のアミノ酸455〜570をコードする)DNA配列の後のクローニングを容易にした。生成する発現ベクターは、GSリンカー(配列番号198、199および201)を介して重鎖のC末端と融合した抗VEGFAドメイン抗体をコードする。抗c-Met軽鎖(配列番号200)をコードするDNA配列は、PCRベースの戦略によって構築した。
【0683】
BPC1604の構築は実施例14に記載する。以下の表40は、一価抗体足場mAbdAbならびに生成および発現した抗体のまとめである。
【表49】
[この文献は図面を表示できません]
【0684】
32.2 発現および精製
BPC1017、BPC1018、BPC1019およびBPC1020の重鎖をコードする発現プラスミドは、293fectin(Invitrogen、12347019)を使用してHEK2936E細胞に共トランスフェクトした。トリプトン供給培地を翌日に細胞培養物に加え、上清材料は最初のトランスフェクションから約2〜6日後に採取した。結合アッセイ中で試験する前にプロテインAカラムを使用して抗体を精製した。
【0685】
32.3 HGF受容体結合ELISA
96ウェル高結合プレートをコーティングバッファー(0.05M重炭酸塩、pH9.6、Sigma C-3041)
3に溶かした5μg/mlの組換えヒトHGFR(c-MET)/Fcキメラ(R&D system、カタログ番号:358-MT/CF)でコーティングし、4℃において一晩保存した。プレートはトリス緩衝生理食塩水および0.05%のTween-20(TBST)で2回洗浄した。100μLのブロッキング溶液(1%BSA、TBSTバッファー中)をそれぞれのウェルに加え、プレートは室温で少なくとも30分間インキュベートした。プレートは3回洗浄した。次いで精製抗体をブロッキング溶液中プレートで連続希釈した。室温で1時間のインキュベーション後、プレートを3回洗浄した。ヤギ抗ヒトκ軽鎖特異的ペルオキシダーゼ結合抗体(Sigma A7164)をブロッキング溶液中に2000倍に希釈し、それぞれのウェルに加えた。プレートは1時間インキュベートした。これを3回洗浄し、次いでOPD(o-フェニレンジアミンジヒドロクロリド)SigmaFast基質溶液をそれぞれのウェルに加え、25μLの3M硫酸の添加によって5分後に反応を停止させた。基本終点プロトコルを使用して、VersaMax Tunableマイクロプレートリーダー(Molecular Devices)を使用して490nmで吸光度を読み取った。
【0686】
ELISAの結果は
図161に示し、mAbdAb BPC1017およびBPC1018が、抗体BPC1019およびBPC1020に匹敵する活性で組換えヒトc-METと結合することを確認する。陰性対照パスコリツマブおよびBPC1604(IGF-1R/VEGF mAbdAb)はc-METとの結合を示さなかった。
【0687】
32.4 VEGF結合ELISA
96ウェル高結合プレートをPBSに溶かした0.4μg/mlのヒトVEGF(GSK)でコーティングし、4℃において一晩インキュベートした。プレートはトリス緩衝生理食塩水および0.05%のTween-20(TBST)で2回洗浄した。100μLのブロッキング溶液(4%BSA、TBSTバッファー中)をそれぞれのウェルに加え、プレートは室温で少なくとも1時間インキュベートした。次いでさらなる洗浄ステップを実施した。次いで精製抗体をブロッキング溶液中プレートで連続希釈した。室温で1時間のインキュベーション後、プレートを洗浄した。ヤギ抗ヒトκ軽鎖特異的ペルオキシダーゼ結合抗体をブロッキング溶液中に2000倍に希釈し、それぞれのウェルに加えた。プレートは室温で1時間インキュベートした。さらなる洗浄ステップの後、OPD(o-フェニレンジアミンジヒドロクロリド)SigmaFast基質溶液をそれぞれのウェルに加え、25μLの3M硫酸の添加によって5分後に反応を停止させた。基本終点プロトコルを使用して、VersaMax Tunableマイクロプレートリーダー(Molecular Devices)を使用して490nmで吸光度を読み取った。
【0688】
図162はELISAの結果を示し、mAbdAb BPC1017およびBPC1018が組換えヒトVEGFと結合することを確認する。陽性対照BPC1604も組換えヒトVEGFとの結合を示し、一方でパスコリツマブ、BPC1019およびBPC1020はVEGFとの結合を示さなかった。
【0689】
実施例33
抗IL13 dAb DOM10-53-546 dAbおよびDOM10-53-567を含有するmAbdAb
33.1 構築、発現および精製
(それぞれ実施例1、1.3および1.5に記載したのと同様に)表41に示す抗IL4 mAb-抗IL13 dAbをクローニングし、HEK2936E細胞中で一時的に発現させ、精製した。
【表50】
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【0690】
精製PascoH-TVAAPS-546およびPascoH-TVAAPS-567 mAbdAbは、還元条件下で、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)およびドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS-PAGE)によって分析した。SECおよびSDS-PAGEデータは
図163、164、165および166に示す。
【0691】
33.2 IL-13およびIL-4との結合のBiacore分析
精製PascoH-TVAAPS-546およびPascoH-TVAAPS-567は、(方法4および5に記載したのと同様に)25℃でBIAcore(商標)T100を使用して、ヒトIL-13およびヒトIL-4との結合に関して試験した。これらのデータは表42に示す。
【表51】
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【0692】
このアッセイで試験したmAbdAbは、いずれも非常に高い親和性(NB、PascoH-TVAAPS-567に関して、これは機器の感度を超えていた)および抗ヒトIL4 mAb単独(パスコリツマブ)のそれと類似した結合親和性でIL-4と結合した。PascoH-TVAAPS-546およびPascoH-TVAAPS-567はいずれもIL-13と結合した。ここで留意すべきは、dAbはプロテインAまたは抗ヒトIgGコーティングCM5チップにおいて捕捉することができないので、抗IL-13 dAb単独(DOM10-53-546およびDOM10-53-567)はこのアッセイでは試験せず、その代わりに、抗ヒトIL13 mAbをこのアッセイ中のIL-13結合を実証するための陽性対照として使用したことである。
【0693】
これらのmAbdAbは、(方法23中に記載したのと同様に)25℃でBIAcore(商標)T100を使用して、カニクイザルIL-13との結合に関しても試験した。これらのデータは表43に示す。500〜750相対応答単位の間のmAbdAb捕捉レベルを得て、6個のIL-13濃度曲線(256、64、16、4、1および0.25nM)をmAbdAbと抗IL13 mAbの両方に関して評価した。
【表52】
[この文献は図面を表示できません]
【0694】
PascoH-TVAAPS-546とPascoH-TVAAPS-567はいずれも、類似した結合親和性でカニクイザルIL-13と結合した。ここで留意すべきは、dAbはプロテインAまたは抗ヒトIgGコーティングCM5チップにおいて捕捉することができないので、抗IL-13 dAb単独(DOM10-53-546およびDOM10-53-567)はこのアッセイでは試験せず、その代わりに、抗ヒトIL13 mAbをこのアッセイ中のIL-13結合を実証するための陽性対照として使用したことである。
【0695】
33.3 TF-1細胞バイオアッセイにおけるヒトIL-13およびカニクイザルIL-13の中和
精製PascoH-TVAAPS-546とPascoH-TVAAPS-567を、(それぞれ方法8および方法20に記載したのと同様に)TF-1細胞バイオアッセイにおけるヒトIL-13およびカニクイザルIL-13の中和に関して試験した。
図167および168は、それぞれ(TF-1細胞バイオアッセイ中の)ヒトIL-13およびカニクイザルIL-13に関する中和データを示す。DOM10-53-616は、これらのバイオアッセイ中のIL-13の中和に関する陽性対照として含めた。無関係な抗原に対する特異性を有するdAb(陰性対照dAb)も、IL-13の中和に関する陰性対照として含めた。さらに、PascoH-616およびPascoH-TVAAPS-616も、これらのバイオアッセイにおいて試験した。
【0696】
PascoH-TVAAPS-546とPascoH-TVAAPS-567の両方が、TF-1細胞バイオアッセイにおけるヒトおよびカニクイザルIL-13の生物活性を完全に中和した。
【0697】
ND
50値はデータセットから計算した。ND
50値は、IL-13の生物活性を50%中和することができるmAbdAbまたはmAbまたはdAbの濃度である。平均ND
50値、標準偏差(SD)および試験回数(n)は表44に示す。
【表53】
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【0698】
実施例34
IgG2、IgG4およびIgG4PE重鎖定常領域を有するmAbdAb
34.1 mAbdAbの構築
ヒト抗体アイソタイプIgG2、IgG4および変異体IgG4(IgG4PE)遺伝子の重鎖定常領域を、PCRによって既存の構築物から増幅し、標準的な分子生物学の技法を使用してPascoH-GS-474重鎖(配列番号48)をコードする発現ベクターにクローニングした。設計および試験したmAbdAb抗体は表45に挙げる。
【表54】
[この文献は図面を表示できません]
【0699】
34.2 発現
表45に述べるmAbdAbを、BPC1000と称するPascoH-GS-474(配列番号48および15)と共に発現させた。簡潔には、750μlのHEK293細胞を1.5×10
6個細胞/mlで、293fectin試薬(Invitrogen#51-0031)と事前にインキュベートした重鎖および軽鎖発現プラスミドで共トランスフェクトした。これらを振とうインキュベーター、37℃、5%CO
2、および95%相対湿度中に置いた。1時間後、トリプトン供給培地を加え、細胞はさらに72時間増殖させた。上清は遠心分離によって回収した。
【0700】
34.3 IL-4結合ELISA
これらのmAbdAbを含有する上清を組換えヒトIL-4との結合に関して評価した。簡潔には、ELISAプレートを1μg/mlでヒトIL-4(GSKで作製)を用いてコーティングし、ブロッキング溶液(4%BSA、トリス緩衝生理食塩水中)でブロッキングした。様々な希釈の細胞上清、抗IL-4モノクローナル抗体(パスコリツマブ)および無関係な特異性の抗体(586抗IL-13)を加えた。すべてのサンプルはブロッキング溶液中に希釈した。プレートは室温で1時間インキュベートした後、TBS+0.05%Tween20(TBST)中で洗浄した。ブロッキング溶液中の1000倍希釈のペルオキシダーゼ標識抗ヒトκ軽鎖抗体(Sigma A7164)の添加によって結合を検出した。プレートは室温で1時間インキュベートした後、TBST中で洗浄した。プレートはOPD基質(SigmaP9187)の添加によって発色させ、発色は3MのH
2SO
4の添加によって停止させた。吸光度はプレートリーダーを用いて490nmで測定し、平均吸光度をプロットした。
【0701】
図169に表す結果は、代わりのアイソタイプを含有するmAbdAbはいずれもヒトIL-4と結合することを示す。mAbdAb BPC1000、BPC1617、BPC1618およびBPC1619に関しては、上清中の抗体の量は定量化せず、したがって
図169中に表すデータは非希釈上清材料の希釈係数として表す。抗IL4およびIL-13対照抗体に関しては、アッセイ中で精製物質を使用し、1μg/mlおよび1μg/mlの出発濃度をそれぞれ使用した(これは
図169中の1という希釈係数に等しい)。
【0702】
34.4 IL-13結合ELISA
これらのmAbdAbを含有する上清を組換えヒトIL-13との結合に関して評価した。簡潔には、ELISAプレートを5μg/mlでヒトIL-13(GSKで作製)を用いてコーティングし、ブロッキング溶液(4%BSA、トリス緩衝生理食塩水中)でブロッキングした。様々な希釈の細胞上清、抗IL-13モノクローナル抗体(586)および無関係な特異性の抗体(パスコリツマブ抗IL-4)を加えた。すべてのサンプルはブロッキング溶液中に希釈した。プレートは室温で1時間インキュベートした後、TBS+0.05%Tween20(TBST)中で洗浄した。ブロッキング溶液中に1000倍希釈でのペルオキシダーゼ標識抗ヒトκ軽鎖抗体(SigmaA7164)の添加によって結合を検出した。プレートは室温で1時間インキュベートした後、TBST中で洗浄した。プレートはOPD基質(SigmaP9187)の添加によって発色させ、発色は3MのH
2SO
4の添加によって停止させた。吸光度はプレートリーダーを用いて490nmで測定し、平均吸光度をプロットした。
【0703】
図170に表す結果は、代わりのアイソタイプを含有する二重特異性抗体はいずれもヒトIL-13と結合することを示す。二重特異性抗体BPC1000、BPC1617、BPC1618およびBPC1619に関しては、上清中の抗体の量は定量化せず、したがって
図170に表すデータは非希釈上清材料の希釈係数として表す。抗IL4およびIL-13対照抗体に関しては、アッセイ中で精製物質を使用し、1μg/mlおよび1μg/mlの出発濃度をそれぞれ使用した(これは
図170中の1という希釈係数に等しい)。
【0704】
実施例35
別の抗IL-13/IL-4 mAbdAb
35.1 別の可変領域配列を有する抗IL-13/IL-4 mAbdAbの構築
標準的な分子生物学の技法を使用して、「C1」および「D1」と称する別の重鎖可変領域抗IL-13 mAbをコードするDNA配列を、既存の構築物から、定常領域のC末端でTVAAPSGSリンカーを介して抗IL-4ドメイン抗体(DOM9-112-210)と融合した、hIgG1定常領域をコードするDNAを含有する発現ベクターに移した。「M0」および「N0」と称するIL-13 mAbの別の軽鎖可変領域をコードするDNA配列をde novoで構築し、ヒトCk定常領域を含有する発現ベクターにクローニングした。これらの別の重鎖および軽鎖抗体可変領域は、配列番号12および13中に記載した抗IL-13抗体と同じCDR領域を、ただし他のヒト化可変フレームワーク領域と共に含む。
【0705】
35.2 抗IL-13 mAb「656」の可変領域を使用したmAbdAbの構築
標準的な分子生物学の技法を使用して、ヒト化抗IL-13 mAb「656」の重鎖可変領域をコードするDNA配列を既存の構築物から移し、定常領域のC末端でTVAAPSリンカーを介して抗IL-4ドメイン抗体(DOM9-112-210)と融合した、hIgG1定常領域をコードするDNAを含有する発現ベクターにクローニングした。可変軽鎖領域をコードするDNA配列は既存の構築物から移し、ヒトCk定常領域を含有する発現ベクターにクローニングした。
【0706】
35.3 mAbdAbの発現
簡潔には、25mlのHEK293細胞を1.5×10
6個細胞/mlで、293fectin試薬(Invitrogen#51-0031)と事前にインキュベートした重鎖および軽鎖発現プラスミドと共トランスフェクトした。これらを振とうインキュベーター、37℃、5%CO
2、および95%相対湿度中に置いた。24時間後、トリプトン供給培地を加え、細胞はさらに72時間増殖させた。上清は遠心分離によって回収し、IgGのレベルはELISAによって定量化した。構築および発現した抗体は表46に挙げる。
【表55】
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【0707】
35.4 IL-13とのmAbdAbの結合
IL-13とのmAbdAbの結合活性をELISAによって評価した。簡潔には、5μg/mlの組換え大腸菌発現ヒトIL-13(GSKで作製および精製)を96ウェルELISAプレートにコーティングした。ウェルを室温で2時間ブロッキングし、次いでmAbdAb構築物をプレートで滴定した。1000倍希釈の抗ヒトκ軽鎖ペルオキシダーゼ結合抗体(カタログ番号A7164、Sigma-Aldrich)を使用して結合を検出した。
【0708】
図177は、試験した分子のすべてがヒトIL-13と結合することができたことを示す。BPC1615はこのELISA中で結合を示したが、この分子の濃度を正確に定量化することはできず、したがってこの分子に関するIL-13結合のELISAデータは
図177にプロットしていない。BPC1615は独立したBiacoreアッセイにおいてIL-13に対して高い結合親和性を有することも示された(表47)。
【0709】
35.5 BIAcore(商標)によるIL-13との抗IL13 mAb-抗IL4 dAbの結合
HEK細胞トランスフェクションからの細胞上清を、(方法4に記載したのと同様に)25℃でBIAcore(商標)を使用して、組換え大腸菌発現ヒトIL-13との結合に関しても試験した。BPC1601は精製タンパク質として試験した。表47に示す結合親和性によって、すべての抗体がヒトIL-13に対して高い親和性結合を示すことを確認する。
【表56】
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【0710】
実施例36
ヒトIL-5およびヒトIL-13に対する特異性を有するmAbdAbの作製
36.1 mAbdAbの構築および発現
配列番号65に示す重鎖および配列番号72に示す軽鎖を有するmAbdAb分子を、HEK2936E細胞中で発現させた。これはメポリズマブL-G4S-474またはBPC1021と称した。
【0711】
36.2 IL-5およびIL-13に対する抗IL5mAb抗IL13 dAbの結合
(細胞上清中の)このmAbdAbを、(方法1に記載したのと同様に)直接結合ELISAにおいてヒトIL-13との結合に関して試験した。これらのデータは
図173に示す。サンプルはトランスフェクトし、二連で試験し、これはサンプルAおよびサンプルBとして注記した。
【0712】
このmAbdAbはIL-13と結合した。精製抗ヒトIL13 mAb単独は、IL-13結合の陽性対照としてこのアッセイ中に含めた。精製抗ヒトIL-4 mAb(パスコリツマブ)および抗ヒトIL-5 mAb(メポリズマブ)は、IL-13結合の陰性対照として含めた。
【0713】
このmAbdAbは、(実施例31.4中に記載したのと同様に)直接結合ELISAにおいてヒトIL-5との結合に関しても試験した。これらのデータは
図174に示す。
【0714】
メポリズマブL-G4S-474はIL-5と結合した。精製抗ヒトIL4 mAb(パスコリツマブ)および精製抗ヒト13 mAbは、IL-5との結合の陰性対照として含めた。精製抗ヒトIL5 mAb(メポリズマブ)は、このアッセイ中のIL-5を実証するための陽性対照として使用した。
【0715】
配列
【表57】
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【0716】
1. ドメイン抗体
配列番号1=DOM9-155-25
【化5】
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【0717】
配列番号2=DOM9-155-147
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
【0718】
配列番号3=DOM9-155-154
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
【0719】
配列番号4=DOM9-112-210
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
【0720】
配列番号5=DOM10-53-474
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
【0721】
配列番号60=DOM9-155-147のDNA配列(タンパク質=配列番号2)
【化10】
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【0722】
配列番号61=DOM9-155-154のDNA配列(タンパク質=配列番号3)
【化11】
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【0723】
2. リンカー
配列番号6=G4Sリンカー
【化12】
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【0724】
配列番号7=リンカー
【化13】
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【0725】
配列番号8=リンカー
【化14】
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【0726】
配列番号9=リンカー
【化15】
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【0727】
配列番号10=リンカー
【化16】
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【0728】
配列番号11=リンカー
【化17】
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【0729】
3. モノクローナル抗体
配列番号12=抗ヒトIL13 mAb (H鎖)
【化18】
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【0730】
配列番号13=抗ヒトIL13 mAb (L鎖)
【化19】
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【0731】
配列番号14=パスコリツマブ(H鎖)
【化20】
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【0732】
配列番号15=パスコリツマブ(L鎖)
【化21】
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【0733】
配列番号65=メポリズマブ(H鎖)
【化22】
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【0734】
配列番号66=メポリズマブ(L鎖)
【化23】
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【0735】
配列番号67=抗ヒトIL-18 mAb (H鎖)
【化24】
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【0736】
配列番号68=抗ヒトIL-18 mAb (L鎖)
【化25】
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【0737】
4. 二重特異的 mAbdAb
注記:「太字」テキスト中の配列の下線部はリンカーに対応する。「GS」アミノ酸残基(そのコード配列をBamHIクローニング部位として用いた)は「太字」テキストに入っていないが、下線を引いてある。
【0738】
配列番号16=586H-25 (H鎖)
【化26】
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【0739】
配列番号17=586H-147 (H鎖)
【化27】
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【0740】
配列番号18=586H-154 (H鎖)
【化28】
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【0741】
配列番号19=586H-210 (H鎖)
【化29】
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【0742】
配列番号20=586H-G4S-25 (H鎖)
【化30】
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【0743】
配列番号21=586H-G4S-147 (H鎖)
【化31】
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【0744】
配列番号22=586H-G4S-154 (H鎖)
【化32】
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【0745】
配列番号23=586H-G4S-210 (H鎖)
【化33】
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【0746】
配列番号24=586H-TVAAPS-25 (H鎖)
【化34】
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【0747】
配列番号25=586H-TVAAPS-147 (H鎖)
【化35】
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【0748】
配列番号26=586H-TVAAPS-154 (H鎖)
【化36】
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【0749】
配列番号27=586H-TVAAPS-210 (H鎖)
【化37】
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【0750】
配列番号28=586H-ASTKG-25 (H鎖)
【化38】
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【0751】
配列番号29=586H-ASTKG-147 (H鎖)
【化39】
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【0752】
配列番号30=586H-ASTKG-154 (H鎖)
【化40】
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【0753】
配列番号31=586H-ASTKG-210 (H鎖)
【化41】
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【0754】
配列番号32=586H-EPKSC-25 (H鎖)
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
【0755】
配列番号33=586H-EPKSC-147 (H鎖)
【化43】
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【0756】
配列番号34=586H-EPKSC-154 (H鎖)
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
【0757】
配列番号35=586H-EPKSC-210 (H鎖)
【化45】
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【0758】
配列番号36=586H-ELQLE-25 (H鎖)
【化46】
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【0759】
配列番号37=586H-ELQLE-147 (H鎖)
【化47】
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【0760】
配列番号38=586H-ELQLE-154 (H鎖)
【化48】
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【0761】
配列番号39=586H-ELQLE-210 (H鎖)
【化49】
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【0762】
配列番号40=586H-GS (H鎖)
【化50】
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【0763】
配列番号41=586H-ASTKG (H鎖)
【化51】
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【0764】
配列番号42=586H-EPKSC (H鎖)
【化52】
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【0765】
配列番号43=586H-ELQLE (H鎖)
【化53】
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【0766】
配列番号44=586L-G4S-25 (L鎖)
【化54】
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【0767】
配列番号45=586L-G4S-147 (L鎖)
【化55】
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【0768】
配列番号46=586L-G4S-154 (L鎖)
【化56】
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【0769】
配列番号47=586L-G4S-210 (L鎖)
【化57】
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【0770】
配列番号48=PascoH-474 (H鎖)
【化58】
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【0771】
配列番号49=PascoH-G4S-474 (H鎖)
【化59】
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【0772】
配列番号50=PascoH-TVAAPS-474 (H鎖)
【化60】
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【0773】
配列番号51=PascoH-ASTKG-474 (H鎖)
【化61】
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【0774】
配列番号52=PascoH-EPKSC-474 (H鎖)
【化62】
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【0775】
配列番号53=PascoH-ELQLE-474 (H鎖)
【化63】
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【0776】
配列番号54=PascoL-474 (L鎖)
【化64】
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【0777】
配列番号55=PascoL-G4S-474 (L鎖)
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【0778】
配列番号56=PascoL-TVAAPS-474 (L鎖)
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
【0779】
配列番号57=PascoL-ASTKG-474 (L鎖)
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0780】
配列番号58=PascoL-EPKSC-474 (L鎖)
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
【0781】
配列番号59=PascoL-ELQLE-474 (L鎖)
【化69】
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【0782】
5. サイトカイン
配列番号62=IL-4 (インターロイキン-4)
【化70】
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【0783】
配列番号63=IL-13 (インターロイキン-13)
【化71】
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【0784】
6. シグナル配列
配列番号64=哺乳動物アミノ酸シグナル配列
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
【0785】
7. IGF-1R結合性CDR
配列番号80=VH CDR3
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0786】
配列番号81=VH CDR2
【化74】
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【0787】
配列番号82=VH CDR1
【化75】
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【0788】
配列番号83=VL CDR1
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0789】
配列番号84=代替VL CDR2
【化77】
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【0790】
配列番号85=VL CDR3
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
【0791】
配列番号86=VL CDR2
【化79】
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【0792】
8. 三重特異的mAbdAb
配列番号69=IL18 mAb-G4S-DOM9-112-210 (H鎖)
【化80】
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【0793】
配列番号70=IL18 mAb-G4S-DOM10-53-474 (L鎖)
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
【0794】
配列番号71=IL-5 mAb-G4S-DOM9-112-210重鎖
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
【0795】
配列番号72=IL-5 mAb-G4S-DOM10-53-474軽鎖
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0796】
9. 二重標的化抗TNF/抗EGFR mAbdAb
配列番号73=抗TNF mAb (L鎖)
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
【0797】
配列番号74=抗TNF mAb-DOM16-39-542 (H鎖)
【化85】
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【0798】
10. 二重標的化抗TNF/抗VEGF mAbdAb
配列番号75=抗TNF mAb-DOM15-26-593 (H鎖)
【化86】
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【0799】
11. 二重標的化抗IL1R1/抗VEGF dAb伸長IgG
配列番号76=DOM15-26-593-VHdUMMY (H鎖)
【化87】
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【0800】
配列番号77=DOM4-130-54-VkdUMMY (L鎖)
【化88】
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【0801】
12. 三重標的化抗TNF/抗EGFR/抗VEGF mAbdAb
配列番号78=DOM 15-26-抗TNF mAb (H鎖)
【化89】
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【0802】
配列番号79=DOM 16-39-542-抗TNF mAb (L鎖)
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
【0803】
配列番号87=586H-210 (H鎖) GS除去
【化91】
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【0804】
配列番号88=586H-TVAAPS-210 (H鎖) GS除去
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
【0805】
配列番号89=586H-ASTKGPT-210 (H鎖) 両GS除去
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
【0806】
配列番号90=586H-ASTKGPS-210 (H鎖) 両GS除去
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
【0807】
配列番号91=PascoH-474 (H鎖) GS除去
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0808】
配列番号92=PascoH-TVAAPS-474 (H鎖) GS除去
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
【0809】
配列番号93=PascoH-ASTKGPT-474 (H鎖) 両GS除去
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
【0810】
配列番号94=PascoH-ASTKGPS-474 (H鎖) 両GS除去
【化98】
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【0811】
配列番号95=PascoH-ASTKGPS-474 (H鎖) 2番目のGS除去
【化99】
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【0812】
配列番号96=PascoH-ASTKGPT-474 (H鎖) 2番目のGS除去
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
【0813】
配列番号97=CDRH1
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
【0814】
配列番号98=CDRH2
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
【0815】
配列番号99=CDRH3
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
【0816】
配列番号100=CDRL1
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
【0817】
配列番号101=CDRL2
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
【0818】
配列番号102=CDRL3
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
【0819】
配列番号103=EGFRエピトープ
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
【0820】
配列番号104=CDRH1
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
【0821】
配列番号105=CDRH2
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【0822】
配列番号106=CDRH3
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
【0823】
配列番号107=CDRH2
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
【0824】
配列番号108=TVAAPSGSリンカーを有してC末端でDOM15-26-593と融合した抗IGF-1R抗体H0L0の重鎖
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
【0825】
配列番号109=GSリンカーを有してC末端でDOM15-26-593と融合した抗IGF-1R抗体H0L0の重鎖
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【0826】
配列番号110=抗IGF-1R抗体H0L0の重鎖
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
【0827】
配列番号111=TVAAPSGSリンカーを有してC末端でDOM15-26-593と融合した抗IGF-1R抗体H0L0の軽鎖
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0828】
配列番号112=GSリンカーを有してC末端でDOM15-26-593と融合した抗IGF-1R抗体H0L0の軽鎖
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
【0829】
配列番号113=抗IGF-1R抗体H0L0の軽鎖
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
【0830】
配列番号114=抗体2B9の可変重鎖ドメイン
【化118】
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【0831】
配列番号115=抗体2B9の可変軽鎖ドメイン
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
【0832】
配列番号116=TVAAPSGSリンカーおよびC末端に融合したDOM10-53-474ドメイン抗体を有する抗CD20 mAb重鎖のタンパク質配列
【化120】
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【0833】
配列番号117=抗CD20 mAb VL-ヒトCκ軽鎖のタンパク質配列
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
【0834】
配列番号118=GSリンカーおよびC末端で融合したDOM10-53-474ドメイン抗体を有する抗CD20 mAb重鎖のタンパク質配列
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
【0835】
配列番号119=TVAAPSGSリンカーおよびC末端で融合したDOM10-53-474ドメイン抗体を有する抗CD20 mAb軽鎖のタンパク質配列
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
【0836】
配列番号120=抗CD20 mAb VH-ヒトIgG1重鎖のタンパク質配列
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
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【0837】
配列番号121=GSリンカーおよびC末端で融合したDOM10-53-474ドメイン抗体を有する抗CD20 mAb軽鎖のタンパク質配列
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
【0838】
配列番号122: 586H-TVAAPS-154重鎖
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
【0839】
配列番号123
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
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【0840】
配列番号124
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
【0841】
配列番号125
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
【0842】
配列番号126
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
【0843】
配列番号127
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
【0844】
配列番号128
【化132】
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【0845】
配列番号129
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
【0846】
配列番号130
【化134】
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【0847】
配列番号131
【化135】
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【0848】
配列番号132: 抗IL-4重鎖-TVAAPSGS-抗TNF-αアドネクチン
【化136】
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【0849】
配列番号133
【化137】
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【0850】
配列番号134
【化138】
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【0851】
配列番号135
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
【0852】
配列番号136
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
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【0853】
配列番号137
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
【0854】
配列番号138
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
【0855】
配列番号139
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
【0856】
配列番号140
【化144】
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【0857】
配列番号141
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【0858】
配列番号142
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
【0859】
配列番号143
【化147】
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【0860】
配列番号144
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
【0861】
配列番号145
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
【0862】
配列番号146
【化150】
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【0863】
配列番号147
【化151】
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【0864】
配列番号148=DOM10-53-616 (dAb)
【化152】
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【0865】
配列番号149=PascoH-616 (H鎖)
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
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【0866】
配列番号150=PascoH-TVAAPS-616 (H鎖)
【化154】
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【0867】
配列番号151=C1-TVAAPSGS-210 (H鎖)
【化155】
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【0868】
配列番号152=D1-TVAAPSGS-210 (H鎖)
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
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【0869】
配列番号153=N0 (L鎖)
【化157】
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【0870】
配列番号154=M0 (L鎖)
【化158】
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【0871】
配列番号155=656H-TVAAPS-210 (H鎖)
【化159】
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【0872】
配列番号156=656 (L鎖)
【化160】
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【0873】
配列番号157=PascoH-TVAAPS-546 (H鎖)
【化161】
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【0874】
配列番号158=PascoH-546 (H鎖)
【化162】
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【0875】
配列番号159=PascoH-TVAAPS-567 (H鎖)
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
【0876】
配列番号160=PascoH-567 (H鎖)
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
【0877】
配列番号161=656 (H鎖)
【化165】
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【0878】
配列番号162
【化166】
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【0879】
配列番号163
【化167】
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【0880】
配列番号164
【化168】
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【0881】
配列番号165
【化169】
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【0882】
配列番号166
【化170】
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【0883】
配列番号167 586H-TVAAPS-210重鎖
【化171】
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【0884】
配列番号168
【化172】
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【0885】
配列番号169
【化173】
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【0886】
配列番号170
【化174】
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【0887】
配列番号171
【化175】
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【0888】
配列番号172
【化176】
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【0889】
配列番号173
【化177】
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【0890】
配列番号174
【化178】
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【0891】
配列番号175
【化179】
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【0892】
配列番号176
【化180】
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【0893】
配列番号177
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
【0894】
配列番号178
【化182】
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【0895】
配列番号179
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【0896】
配列番号180
【化184】
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【0897】
配列番号181
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
【0898】
配列番号182
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【0899】
配列番号183
【化187】
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【0900】
配列番号184
【化188】
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【0901】
配列番号185
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
【0902】
配列番号186
【化190】
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【0903】
配列番号187
【化191】
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【0904】
配列番号188
【化192】
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【0905】
配列番号189
【化193】
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【0906】
配列番号190
【化194】
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【0907】
配列番号191
【化195】
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【0908】
配列番号192: 586H-ASTKG-210重鎖
【化196】
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【0909】
配列番号193
【化197】
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【0910】
配列番号194
【化198】
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【0911】
配列番号195: 抗IL-5重鎖-G4S-dAb474-TVAAPSGS-dAb210
【化199】
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【0912】
配列番号196: 抗CD20重鎖-TVAAPSGS-dAb154-TVAAPSGS-dAb474
【化200】
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【0913】
配列番号197: 抗CD20重鎖-TVAAPSGS-dAb210-TVAAPSGS-dAb474
【化201】
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【0914】
配列番号198: 抗cMET 5D5v2重鎖(全体)-GS-dAb593
【化202】
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【0915】
配列番号199: 抗cMET 5D5v2重鎖(ノブ)-GS-dAb593
【化203】
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【0916】
配列番号200: 抗cMET 5D5v2軽鎖
【化204】
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【0917】
配列番号201: 抗cMET 5D5v2 IgG4重鎖(UNIBODY)-GS-dAb593
【化205】
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【0918】
配列番号202: 抗cMET 5D5v2重鎖(全体)
【化206】
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【0919】
配列番号203: 抗cMET 5D5v2重鎖(ノブ)
【化207】
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【0920】
配列番号204: 抗cMET 5D5v2 IgG4重鎖(UNIBODY)
【化208】
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【0921】
配列番号205: 抗ヒトIL13 mAb重鎖
【化209】
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【0922】
配列番号206: 代替抗ヒトIL13 mAb重鎖
【化210】
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【0923】
配列番号207: PascoH IgG2-GS-474重鎖
【化211】
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【0924】
配列番号208: PascoH IgG4-GS-474重鎖
【化212】
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【0925】
配列番号209: PascoH IgG4 PE-GS-474重鎖
【化213】
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【0926】
配列番号210: 抗ヒトIL13 mAb軽鎖
【化214】
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【0927】
配列番号211: パスコリツマブ重鎖
【化215】
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【0928】
配列番号212: パスコリツマブ軽鎖
【化216】
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【0929】
配列番号213: メポリズマブ重鎖
【化217】
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【0930】
配列番号214: メポリズマブ軽鎖
【化218】
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【0931】
配列番号215: PascoH-474重鎖
【化219】
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【0932】
配列番号216: PascoH-TVAAPS-474重鎖
【化220】
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【0933】
配列番号217: PascoL-474軽鎖
【化221】
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【0934】
配列番号218: PascoL-TVAAPS-474軽鎖
【化222】
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【0935】
配列番号219: IL-5 mAb-G4S-DOM9-112-210重鎖
【化223】
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【0936】
配列番号220: IL-5 mAb-G4S-DOM10-53-474軽鎖
【化224】
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【0937】
配列番号221: 586H-210重鎖(GS除去)
【化225】
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【0938】
配列番号222: 586H-TVAAPS-210重鎖(GS除去)
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
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【0939】
配列番号223: PascoH-474重鎖(GS除去)
【化227】
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【0940】
配列番号224: PascoH-TVAAPS-474重鎖(GS除去)
【化228】
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【0941】
配列番号225: PascoH-ASTKGPT-474重鎖(2番目のGS除去)
【化229】
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【0942】
配列番号226: TVAAPSGSリンカーを有してC末端にDOM15-26-593が融合した抗IGF-1R抗体H0L0の重鎖
【化230】
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【0943】
配列番号227: IGF1R mAb-GS-DOM15-26-593重鎖
【化231】
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【0944】
配列番号228: 抗IGF-1R抗体重鎖
【化232】
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【0945】
配列番号229: TVAAPSGSリンカーを有してC末端にDOM15-26-593が融合した抗IGF-1R抗体H0L0の軽鎖
【化233】
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【0946】
配列番号230: GSリンカーを有してC末端にDOM15-26-593が融合した抗IGF-1R抗体H0L0の軽鎖
【化234】
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【0947】
配列番号231: 抗IGF-1R抗体軽鎖
【化235】
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【0948】
配列番号232: 抗IGF1R重鎖-GS-TLPC
【化236】
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【0949】
配列番号233: 抗IGF1R重鎖-GS-CT01アドネクチン
【化237】
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【0950】
配列番号234: 抗IGF1R重鎖-TVAAPSGS-TLPC
【化238】
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【0951】
配列番号235: 抗IGF1R重鎖-GS-AFFI
【化239】
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【0952】
配列番号236: 抗IGF1R重鎖-TVAAPSGS-AFFI
【化240】
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【0953】
配列番号237: 抗IGF1R重鎖-GS-DRPN
【化241】
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【0954】
配列番号238: 抗IGF1R重鎖-TVAAPSGS-DRPN
【化242】
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【0955】
配列番号239: 抗IL-4重鎖-GS-抗RNAse AラクダVHH
【化243】
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【0956】
配列番号240: 抗IL-4重鎖-GS-NARV
【化244】
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【0957】
配列番号241: 抗IGF1R重鎖-TVAAPSGS-CT01アドネクチン
【化245】
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【0958】
配列番号242: アービタックス重鎖-RS-CT01アドネクチン
【化246】
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【0959】
配列番号243:アービタックス軽鎖
【化247】
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【0960】
配列番号244: アービタックス軽鎖-RS-CT01アドネクチン
【化248】
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【0961】
配列番号245: アービタックス重鎖
【化249】
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【0962】
配列番号246: CT01アドネクチン-GSTG-アービタックス重鎖
【化250】
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【0963】
配列番号247: CT01アドネクチン-STG-アービタックス軽鎖
【化251】
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【0964】
配列番号248: PascoH-616重鎖
【化252】
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【0965】
配列番号249: PascoH-TVAAPS-616重鎖
【化253】
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【0966】
配列番号250: 656H-TVAAPS-210重鎖
【化254】
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【0967】
配列番号251: 656軽鎖
【化255】
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【0968】
配列番号252: PascoH-TVAAPS-546重鎖
【化256】
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【0969】
配列番号253: PascoH-546重鎖
【化257】
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【0970】
配列番号254: PascoH-TVAAPS-567重鎖
【化258】
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【0971】
配列番号255: PascoH-567重鎖
【化259】
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【0972】
配列番号256: 656重鎖
【化260】
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【0973】
配列番号257: 抗IL-5重鎖-G4S-dAb474-TVAAPSGS-dAb210
【化261】
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【0974】
配列番号258: 抗CD-20重鎖-TVAAPSGS-dAb154-TVAAPSGS-dAb474
【化262】
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【0975】
配列番号259: 抗CD-20重鎖-TVAAPSGS-dAb210-TVAAPSGS-dAb474
【化263】
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【0976】
配列番号260: 抗cMET 5D5v2重鎖(全体)-GS-dAb593
【化264】
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【0977】
配列番号261: 抗cMET 5D5v2重鎖(ノブ)-GS-dAb593
【化265】
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【0978】
配列番号262: 抗cMET 5D5v2軽鎖
【化266】
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【0979】
配列番号263:抗cMET 5D5v2 IgG4重鎖(UNIBODY)-GS-dAb593
【化267】
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【0980】
配列番号264: 抗cMET 5D5v2重鎖(全体)
【化268】
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【0981】
配列番号265: 抗cMET 5D5v2重鎖(ノブ)
【化269】
[この文献は図面を表示できません]
【0982】
配列番号266: 抗cMET 5D5v2 IgG4重鎖(UNIBODY)
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
【0983】
配列番号267: PascoH IgG2-GS-474重鎖
【化271】
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【0984】
配列番号268: PascoH IgG4-GS-474重鎖
【化272】
[この文献は図面を表示できません]
【0985】
配列番号269: PascoH IgG PE-GS-474重鎖
【化273】
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【0986】
配列番号270: 抗IL-4重鎖-GS-抗TNF-αアドネクチン
【化274】
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[1] 1以上のエピトープ結合性ドメインに連結されたタンパク質足場を含む抗原結合性構築物であって、そのうちの少なくとも1つがエピトープ結合性ドメインに由来し、そのうちの少なくとも1つが対になったVH/VLドメインに由来する少なくとも2つの抗原結合部位を有する、上記抗原結合性構築物。
[2] 式I:
【化275】
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[式中、
Xは定常重鎖ドメイン2および定常重鎖ドメイン3を含む定常抗体領域を表し、
R
1、R
4、R
7およびR
8は、独立に、エピトープ結合性ドメインから選択されるドメインを表し、
R
2は、定常重鎖1、およびエピトープ結合性ドメインからなる群より選択されるドメインを表し、
R
3は、対になったVHおよびエピトープ結合性ドメインからなる群より選択されるドメインを表し、
R
5は、定常軽鎖、およびエピトープ結合性ドメインからなる群より選択されるドメインを表し、
R
6は、対になったVLおよびエピトープ結合性ドメインからなる群より選択されるドメインを表し、
nは、独立に、0、1、2、3および4より選択される整数を表し、
mは、独立に、0および1より選択される整数を表し、
定常重鎖1ドメインと定常軽鎖ドメインとが結合しており、
少なくとも1つのエピトープ結合性ドメインが存在し、
R
3が対になったVHドメインを表す場合、R
6は対になったVLドメインを表し、それにより該2つのドメインは一緒に抗原に結合することが可能である]
の2つ以上の構造を含む少なくとも1つのホモ二量体を含む、抗原結合性構築物。
[3] R
6が対になったVLを表し、R
3が対になったVHを表す、2に記載の抗原結合性構築物。
[4] R
7およびR
8のいずれか一方または両方がエピトープ結合性ドメインを表す、3に記載の抗原結合性構築物。
[5] R
1およびR
4のいずれか一方または両方がエピトープ結合性ドメインを表す、2〜4のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[6] R
4が存在する、2〜4のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[7] R
1、R
7およびR
8がエピトープ結合性ドメインを表す、2〜6のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[8] R
1、R
7およびR
8、ならびにR
4がエピトープ結合性ドメインを表す、2〜6のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[9] 少なくとも1つのエピトープ結合性ドメインがdAbである、1〜8のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[10] dAbがヒトdAbである、9に記載の抗原結合性構築物。
[11] dAbがラクダdAbである、9に記載の抗原結合性構築物。
[12] dAbがサメdAb(NARV)である、9に記載の抗原結合性構築物。
[13] 少なくとも1つのエピトープ結合性ドメインが、CTLA-4(Evibody);リポカリン;プロテインA由来分子、例えばプロテインAのZドメイン(Affibody、SpA)、Aドメイン(Avimer/Maxibody);熱ショックタンパク質、例えばGroEIおよびGroES、トランスフェリン(trans-body);アンキリンリピートタンパク質(DARPin);ペプチドアプタマー;C型レクチンドメイン(Tetranectin);ヒトγクリスタリンおよびヒトユビキチン(affilins);PDZドメイン;ヒトプロテアーゼインヒビターのスコーピオントキシンクニッツ(scorpion toxinkunitz)型ドメイン;およびフィブロネクチン(アドネクチン)より選択される足場に由来する、1〜8のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[14] エピトープ結合性ドメインが、Affibody、アンキリンリピートタンパク質(DARPin)およびアドネクチンより選択される足場に由来する、13に記載の抗原結合性構築物。
[15] エピトープ結合性ドメインが、dAb、Affibody、アンキリンリピートタンパク質(DARPin)およびアドネクチンより選択される、1〜8のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[16] 2以上の抗原に対する特異性を有する、1〜15のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[17] 第1の結合部位が抗原上の第1のエピトープに対する特異性を有し、第2の結合部位が同じ抗原上の第2のエピトープに対する特異性を有する、1〜16のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[18] IL-13に結合することが可能である、1〜17のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[19] IL-13、IL-5、およびIL-4より選択される2以上の抗原に結合することが可能である、1〜18のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[20] IL-13およびIL-4に同時に結合することが可能である、19に記載の抗原結合性構築物。
[21] VEGF、IGF-1RおよびEGFRより選択される2以上の抗原に結合することが可能である、1〜20のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[22] TNFに結合することが可能である、1〜21のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[23] TNFおよびIL1-Rに結合することが可能である、22に記載の抗原結合性構築物。
[24] タンパク質足場がIg足場である、1または9〜23のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[25] Ig足場がIgG足場である、24に記載の抗原結合性構築物。
[26] IgG足場が、IgG1、IgG2、IgG3およびIgG4より選択される、25に記載の抗原結合性構築物。
[27] タンパク質足場が一価抗体を含む、1または9〜26のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[28] IgG足場が抗体のすべてのドメインを含む、25〜27のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[29] 4つのドメイン抗体を含む、9〜12または15〜28のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[30] ドメイン抗体のうち2つが同じ抗原に対する特異性を有する、29に記載の抗原結合性構築物。
[31] ドメイン抗体のすべてが同じ抗原に対する特異性を有する、29に記載の抗原結合性構築物。
[32] 単鎖可変ドメインのうち少なくとも1つが、1〜150アミノ酸を含むリンカーを用いてIg足場に直接的に連結されている、1〜31のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[33] 単鎖可変ドメインのうち少なくとも1つが、1〜20アミノ酸を含むリンカーを用いてIg足場に直接的に連結されている、32に記載の抗原結合性構築物。
[34] エピトープ結合性ドメインのうち少なくとも1つが、配列番号6〜11のいずれか1つのリンカーもしくは「GS」、またはそれらのいずれかの組み合わせより選択されるリンカーを用いてIg足場に直接的に連結されている、33に記載の抗原結合性構築物。
[35] エピトープ結合性ドメインのうち少なくとも1つがヒト血清アルブミンに結合する、1〜34のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[36] 軽鎖のN末端でIg足場と連結したエピトープ結合性ドメインを含む、21〜33のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[37] 重鎖のN末端でIg足場と連結したエピトープ結合性ドメインを含む、21〜33のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[38] 軽鎖のC末端でIg足場と連結したエピトープ結合性ドメインを含む、21〜33のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[39] 重鎖のC末端でIg足場と連結したエピトープ結合性ドメインを含む、21〜33のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[40] 4つの抗原結合部位を有し、4つの抗原に同時に結合することが可能である、1または2に記載の抗原結合性構築物。
[41] 医療での使用のための、1〜40のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[42] 癌または喘息、関節リウマチもしくは変形性関節炎などの炎症性疾患の治療のための医薬の製造における使用のための、1〜41のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[43] 治療的な量の1〜42のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物を投与するステップを含む、癌または喘息、関節リウマチもしくは変形性関節炎などの炎症性疾患に罹患した患者の治療方法。
[44] 癌または喘息、関節リウマチもしくは変形性関節炎などの炎症性疾患の治療のための、1〜42のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物。
[45] 1〜40のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物の重鎖をコードする、ポリヌクレオチド配列。
[46] 1〜40のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物の軽鎖をコードする、ポリヌクレオチド。
[47] 1〜42および44のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物の重鎖および軽鎖をコードする1以上のポリヌクレオチド配列を含む、形質転換またはトランスフェクトされた組み換え宿主細胞。
[48] 47に記載の宿主細胞を培養するステップ、および抗原結合性構築物を単離するステップを含む、1〜40のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物の製造方法。
[49] 1〜38のいずれか1項に記載の抗原結合性構築物および製薬上許容される担体を含む医薬組成物。